JP2001192549A - ポリウレタン樹脂系スラッシュ成形用材料 - Google Patents
ポリウレタン樹脂系スラッシュ成形用材料Info
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Abstract
熱老化性、耐光老化性等に優れたポリウレタン樹脂系ス
ラッシュ成形用材料を提供する。 【解決手段】 数平均分子量が200以上の高分子モノ
オール(a2)で末端が封止されてなり、数平均分子量
が10,000〜60,000で、熱軟化開始温度が1
20〜200℃の熱可塑性ポリウレタンエラストマー
(A)、可塑剤(B)、ラジカル重合性不飽和基を分子
中に2個以上含有する化合物(C)、および必要により
添加剤からなることを特徴とする。
Description
料に関する。さらに詳しくは、紫外線照射下および高温
下での長期耐久性を有する成形体を与えるポリウレタン
樹脂系スラッシュ成形用材料に関する。
ダーカット、深絞り等)の製品が容易に成形できるこ
と、肉厚が均一にできること、材料の歩留まり率が良い
ことから、近年、自動車の内装材等の用途に広く利用さ
れており、主に軟質のポリ塩化ビニル(以下PVCとい
う)系粉末がこのような用途に使用されている(例えば
特開平5−279485号公報)。しかし、軟質化され
たPVCは低分子量の可塑剤を多量に含有するため、可
塑剤の凝固点以下ではソフト感が消失してしまう問題が
あった。また、長期間の使用において、可塑剤の揮発に
より車両のフロントガラス等に油膜を形成(フォギン
グ)したり、成形物表面への可塑剤の移行による艶消し
効果やソフト感の消失、さらにはPVCの経時的劣化に
よる黄変の問題があった。上記問題点を解決し、多量の
低分子量可塑剤を用いずにソフト感を与えるものとし
て、柔軟性のある熱可塑性ポリウレタン樹脂を使用した
ものが提案されている(例えば特開平08−27734
1号各公報)。しかしながら、この方法においても、主
体樹脂の熱可塑性ポリウレタン樹脂の分子量分布が広い
ため樹脂自身に低分子量物を含有し、このため紫外線照
射下および高温下での長期耐久性試験時に、樹脂表面が
軟化し変形するという問題があった。
点が改善された、紫外線照射下および高温下での長期耐
久性を有した自動車インストルメントパネル等の成形体
を得ることのできるスラッシュ成形用材料を提供するこ
とを目的とする。
解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すな
わち本発明は、数平均分子量が200以上の高分子モノ
オール(a2)で末端が封止されてなり、数平均分子量
が10,000〜60,000で、熱軟化開始温度が1
20〜200℃の熱可塑性ポリウレタンエラストマー
(A)、可塑剤(B)、ラジカル重合性不飽和基を分子
中に2個以上含有する化合物(C)、および必要により
添加剤からなるスラッシュ成形用材料である。
ストマー(A)としては、過剰の脂肪族系ジイソシアネ
ート(a1)と、分子量200以上の高分子モノオール
(a2)、数平均分子量500〜10,000の高分子
ジオール(a3)および必要により低分子ジオール(a
4)とから誘導されるイソシアネート基末端ウレタンプ
レポリマー(a)に、脂肪族系ジアミン(b)を反応さ
せることにより得られるものが挙げられる。
ネート(a1)としては、炭素数(NCO基中の炭素
を除く、以下同様)2〜18の脂肪族ジイソシアネート
[エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,4−
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジ
イソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロ
エート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、
ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート、2−イ
ソシアナトエチル−2,6−ジイソシアナトヘキサノエ
ート等];炭素数4〜15の脂環族ジイソシアート
[イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロ
ヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(水添M
DI)、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシ
クロヘキシレンジイソシアネート(水添TDI)、ビス
(2−イソシアナトエチル)−4−シクロへキセン
等];炭素数8〜15の芳香脂肪族ジイソシアネート
[m−および/またはp−キシリレンジイソシアネート
(XDI)、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリ
レンジイソシアネート(TMXDI)等];これらの
ジイソシアネートの変性物(カーボジイミド基、ウレト
ジオン基、ウレトイミン基、ウレア基等を有するジイソ
シアネート変性物);およびこれらの2種以上の混合物
が挙げられる。これらのうち好ましいものは脂環族ジイ
ソシアネートであり、特に好ましいものはIPDIおよ
び水添MDIである。
ポリエステルモノオール、ポリエーテルモノオール、ポ
リエーテルエステルモノオールおよびこれら2種以上の
混合物が挙げられる。
えば低分子ジオールおよび低分子モノオールとジカル
ボン酸もしくはそのエステル形成性誘導体との縮合重合
によるもの;低分子ジオールとジカルボン酸もしくは
そのエステル形成性誘導体および炭素数2〜6のモノカ
ルボン酸[脂肪族モノカルボン酸、芳香族モノカルボン
酸等]との縮合重合によるもの;低分子モノオールを
開始剤としてラクトンモノマーを開環重合したもの;
低分子モノオールを開始剤としてジカルボン酸無水物お
よびアルキレンオキサイドを反応させたもの;およびこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。
としては炭素数2〜8の脂肪族ジオール類[直鎖ジオー
ル(エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,
3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,
5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールな
ど)、分岐鎖を有するジオール(プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペ
ンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパン
ジオール、1,2−、1,3−もしくは2,3−ブタン
ジオールなど)など];環状基を有するジオール類[炭
素数6〜15の脂環基含有ジオール〔1,4−ビス(ヒ
ドロキシメチル)シクロヘキサン、水添ビスフェノール
Aなど〕、炭素数8〜20の芳香環含有ジオール(m−
もしくはp−キシリレングリコールなど)、ビスフェノ
ール類(ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフ
ェノールFなど)のオキシアルキレンエーテル、多核フ
ェノール類(ジヒドロキシナフタレンなど)のオキシア
ルキレンエーテル、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレ
フタレートなど];これらのアルキレンオキサイド付加
物(分子量500未満)およびこれらの2種以上の混合
物が挙げられる。
サイドとしては、エチレンオキサイド(EO)、プロピ
レンオキサイド(PO)、1,2−、1,3−、1,4
−もしくは2,3−ブチレンオキサイド、スチレンオキ
サイド、炭素数5〜10またはそれ以上のα−オレフン
オキサイド、エピクロルヒドリンおよびこれらの2種以
上の併用系(ブロックまたはランダム付加)が挙げられ
る。
族ジオールおよび脂環基含有ジオールである。
具体例としては、炭素数1〜8の脂肪族モノオール類
[直鎖モノオール(メタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、オク
タノールなど)、分岐鎖を有するモノオール(イソプロ
ピルアルコール、ネオペンチルアルコール、3−メチル
−ペンタノール)など];炭素数6〜10の環状基を有
するモノオール類[脂環基含有モノオール(シクロヘキ
サノールなど)、芳香環含有モノオール(ベンジルアル
コールなど)など]およびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。これらのうち好ましいものは脂肪族モノオ
ールである。
のエステル形成性誘導体の具体例としては、炭素数4〜
15の脂肪族ジカルボン酸[コハク酸、アジピン酸、セ
バシン酸、グルタル酸、アゼライン酸、マレイン酸、フ
マル酸など]、炭素数8〜12の芳香族ジカルボン酸
[テレフタル酸、イソフタル酸など]、これらのエステ
ル形成性誘導体[酸無水物、低級アルキルエステル(ジ
メチルエステル、ジエチルエステルなど)、酸ハライド
(酸クロライド等)など]およびこれらの2種以上の混
合物が挙げられる。
2〜8の脂肪族モノカルボン酸類[酢酸、プロピオン
酸、酪酸など]、炭素数7〜10の芳香族モノカルボン
酸類[安息香酸など]およびこれらの2種以上の混合物
が挙げられる。
4〜12のラクトン、たとえばγ−ブチロラクトン、γ
−バレロラクトン、ε−カプロラクトンおよびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。
ール[たとえば前記低分子モノオール、炭素数6〜60
またはそれ以上の1価フェノール類〔フェノール、クレ
ゾール、キシレノール、モノ−またはジアルキル(炭素
数2〜12)フェノール、スチレン化(1〜5モル)フ
ェノールなど〕など]にアルキレンオキサイドが付加し
た構造の化合物があげられる。
オールにアルキレンオキサイドが付加したものである。
しては、上記ポリエステルモノオールにおいて原料の低
分子モノオールに代えて上記ポリエーテルモノオールま
たは前記低分子モノオールもしくは1価フェノール類の
アルキレンオキサイド低モル付加物(分子量200未
満)を用いて得られるもの;前記ポリエステルモノオー
ルにアルキレンオキサイドを付加して得られるものが挙
げられる。
好ましいものはポリエステルモノオールであり、さらに
好ましいものは低分子モノオールおよび低分子ジオール
とジカルボン酸との重縮合物である。
上、好ましくは500〜3,000、さらに好ましくは
1,000〜2,000である。数平均分子量が200
未満では耐久性が不十分となる。上記および以下におい
て数平均分子量(以下Mn)は、ゲルパーミネーション
クロマトグラフィー(GPC)を用い、ポリスチレンな
どの分子量標準サンプルから得た検量線を基に算出され
る値である。
としては、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオー
ル、ポリエーテルエステルジオールおよびこれら2種以
上の混合物が挙げられる。
低分子ジオールとジカルボン酸もしくはそのエステル形
成性誘導体[酸無水物、低級アルキル(炭素数1〜4)
エステル、酸ハライド等]またはジアルキルカーボネー
ト(アルキル基の炭素数1〜4)との縮合重合によるも
の;低分子ジオールを開始剤としてラクトンモノマー
を開環重合したもの;低分子ジオールを開始剤として
ジカルボン酸無水物およびアルキレンオキサイドを反応
させたもの;およびこれらの2種以上の混合物が挙げら
れる。
ては前記(a2)の原料として例示したものが挙げられ
る。これらのうち好ましいものは脂肪族ジオールおよび
脂環基含有ジオールである。
ル形成性誘導体の具体例としては、前記(a2)の原料
として例示したものが挙げられる。
(a2)の原料として例示したものが挙げられる。
酸基含有化合物(たとえば前記低分子ジオール、2価の
フェノール類など)にアルキレンオキサイドが付加した
構造の化合物があげられる。
ノール類[ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビス
フェノールSなど]、単環フェノール類[カテコール、
ハイドロキノンなど]などが挙げられる。
ール類にアルキレンオキサイドが付加したものであり、
さらに好ましいものは2価フェノール類にEOが付加し
たものである。
ては、前記ポリエステルジオールにおいて原料の低分子
ジオールに代えて上記ポリエーテルジオールを用いたも
の、例えば上記ポリエーテルジオールの1種以上と前記
ポリエステルジオールの原料として例示したジカルボン
酸もしくはそのエステル形成性誘導体の1種以上とを縮
重合させて得られるものが挙げられる。
ましいものはポリエステルジオールであり、更に好まし
いものは低分子ジオールとジカルボン酸との重縮合物で
ある。
00、好ましくは800〜5,000、さらに好ましく
は1,000〜3,000である。数平均分子量が50
0未満では十分なソフト感が得られず、10,000を
越えると所望の強度が発現しない。
ては特に限定はされず、(a2)と(a3)を別々に合
成してもよいし、(a2)と(a3)を同時に合成して
もよい。好ましいのは(a2)と(a3)を同時に合成
する方法[(a3)を製造する際に低分子モノオールま
たはモノカルボン酸を共存させて(a2)と(a3)の
混合物を製造する方法]である。
2)と(a3)のモル比は通常1:(4〜140)、好
ましくは1:(5〜70)、さらに好ましくは1:(6
〜30)である。この範囲内とすることで低分子量物含
量が少なく耐久性に優れる(A)が得られる。
り使用される低分子ジオール(a4)としては、前記ポ
エステルジオールの出発物質として例示した低分子ジオ
ールが使用できる。該(a4)として好ましいものは脂
肪族ジオールである。また該(a4)の使用量は(a
3)の重量に基づいて通常20重量%以下、好ましくは
10重量%以下である。
ー(a)を形成する際の(a1)、(a2)、(a3)
および(a4)のモル比は、(a1)1モルに対し、
(a2)は通常0.01〜0.5モル、好ましくは0.
03〜0.2モル、(a3)は通常0.2〜0.7モ
ル、好ましくは0.3〜0.6モル、(a4)は通常0
〜0.2モル、好ましくは0.05〜0.15モルであ
る。また、(a1)と[(a2)+(a3)+(a
4)]のモル比は、通常1:(0.2〜0.8)、好ま
しくは1:(0.3〜0.7)である。該(a)の遊離
イソシアネート基含量は通常1〜10重量%、好ましく
は3〜6重量%である。
際の反応温度は、ウレタン化を行う際に通常採用される
温度と同じでよく、溶剤を使用する場合は通常20℃〜
100℃であり、溶剤を使用しない場合は通常20℃〜
220℃、好ましくは80℃〜200℃である。
促進するために必要によりポリウレタンに通常用いられ
る触媒を使用することができる。該触媒としては、例え
ばアミン系触媒[トリエチルアミン、N−エチルモルホ
リン、トリエチレンジアミンなど]、錫系触媒[トリメ
チルチンラウレート、ジブチルチンジラウレート、ジブ
チルチンマレートなど]などが挙げられる。
ン(b)としては、炭素数6〜18の脂環族ジアミン
[4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘ
キシルメタン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメ
タン、ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン
等];炭素数2〜12の脂肪族ジアミン[エチレンジア
ミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン
等];炭素数8〜15の芳香脂肪族ジアミン[キシリレ
ンジアミン、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリ
レンジアミン等]およびこれらの2種以上の混合物が挙
げられる。これらのうち好ましいものは脂環族ジアミン
および脂肪族ジアミンであり、特に好ましいものはイソ
ホロンジアミンおよびヘキサメチレンジアミンである。
プレポリマー(a)のイソシアネート基1当量に対する
(b)の当量比は、通常0.7〜1.2当量、好ましく
は0.8〜1.1当量、さらに好ましくは0.9〜1.
05当量である。
応させて得られるものが好ましいが、それ以外にも
(a)をジオール(例えば前記低分子ジオール)で伸長
したもの;(a1)、(a2)および必要により(a
3)をNCO/OH当量比が0.7〜1.2の範囲で一
括して反応(ワンショット)させたものなども使用でき
る。
エラストマ−(A)の粉体の製造方法としては特に限定
されないが、たとえば以下の方法が例示できる。 ブロック状またはペレット状の(A)を冷凍粉砕法、
氷結粉砕法等の方法で粉砕し、(A)の粉体を得る方
法。 (A)を溶解しない有機溶剤(例えばn−ヘキサン、
シクロヘキサン、n−ヘプタンなど)中で(A)の非水
分散体を形成させ、該非水分散体から(A)を分離乾燥
し、(A)の粉体を得る方法(例えば特開平04−25
5755号公報明細書に記載の方法)。 分散剤(例えばポリビニルアルコール、スチレン−メ
チルメタクリレート−マレイン酸共重合体のNa塩、ジ
イソブチレン−マレイン酸交互共重合体のNa塩など)
を含有した水中で(A)の水分散体を形成させ、該水分
散体から(A)を分離乾燥し、(A)の粉体を得る方法
(例えば特開平07−133423号および特開平08
−120041号各公報明細書に記載の方法)。 これらのうちでは、多量の有機溶剤を使用せずしかも所
望の粒度の粉体が容易に得られる点での方法が好まし
い。
0,000、好ましくは15,000〜55,000で
ある。Mnが10,000未満では所望の破断強度のス
ラッシュ成形体を得ることができず、60,000を越
えると熱溶融時の溶融粘度が上昇し成形が困難になる場
合がある。該(A)の重量平均分子量(以下Mw)は通
常50,000〜200,000、好ましくは60,0
00〜100,000である。該(A)の分子量分布を
示すMw/Mnは、耐熱性の点から通常2.4以下、と
くに2以下が好ましい。上記および以下においてMwは
Mnと同様にゲルパーミネーションクロマトグラフィ
(GPC)を用い、ポリスチレンなどの分子量標準サン
プルから得た検量線を基に算出される値である。
200℃、好ましくは130〜150℃である。熱軟化
開始温度が120℃未満では樹脂粉末同士のブロッキン
グが発生し易く、200℃を超えると平滑な表面を有す
る成形物を得ることが困難になる場合がある。該熱軟化
開始温度はたとえば熱機械分析(TMA)により測定す
ることができる。
しては、フタル酸エステル類[フタル酸ジブチル、フタ
ル酸ジオクチル、フタル酸ジブチルベンジル、フタル酸
ジイソデシル等];脂肪族2塩基酸エステル類[アジピ
ン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸−2−エチル
ヘキシル等];トリメリット酸エステル類[トリメリッ
ト酸トリ−2−エチルヘキシル、トリメリット酸トリオ
クチル等];脂肪酸エステル[オレイン酸ブチル等];
安息香酸エステル類[ポリエチレングリコール(重合度
2〜10)のジ安息香酸エステル、ポリプロピレングリ
コール(重合度2〜10)のジ安息香酸エステル等];
脂肪族リン酸エステル類[トリメチルホスフェート、ト
リエチルホスフェート、トリブチルフォスフェート、ト
リ−2−エチルヘキシルホスフェート、トリブトキシホ
スフェート等];芳香族リン酸エステル類[トリフェニ
ルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシ
レニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェー
ト、キシレニルジフェニルホスフェート、2−エチルヘ
キシルジフェニルホスフェート、トリス(2,6−ジメ
チルフェニル)ホスフェート等];ハロゲン脂肪族リン
酸エステル類[トリス(クロロエチル)ホスフェート、
トリス(βークロロプロピル)ホスフェート、トリス
(ジクロロプロピル)ホスフェート、トリス(トリブロ
モネオペンチル)ホスフェート等];およびこれらの2
種以上の混合物が挙げられる。これらのうち好ましいも
のは安息香酸エステル類であり、特に好ましいものはポ
リエチレングリコールのジ安息香酸エステルである。
(A)に対する該(B)の配合割合は、成型時の溶融粘
度が適度で成形が容易である点および成型表皮の表面に
(B)が経時的にブリードしない点から、(A)100
重量部当たり2〜80重量部、とくに5〜50重量部が
好ましい。
基を分子中に2個以上含有する化合物(C)としては、
(メタ)アクリル酸と多価アルコール類(2〜10価ま
たはそれ以上の多価アルコール。以下同様)とのエステ
ル[例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト等];(メタ)アリルアルコールと2〜6価またはそ
れ以上の多価カルボン酸類とのエステル[例えばジアリ
ルフタレート、トリメリット酸トリアリルエステル
等];多価アルコール類のポリ(メタ)アリルエーテル
[例えばペンタエリスリトールトリ(メタ)アリルエー
テル等];多価アルコール類のポリビニルエーテル[例
えばエチレングリコールジビニルエーテル等];多価ア
ルコール類のポリプロペニルエーテル[例えばエチレン
グリコールジプロペニルエーテル等];ポリビニルベン
ゼン類[例えばジビニルベンゼン等]およびこれらの2
種以上の混合物が挙げられる。これらのうち好ましいも
のは、ラジカル重合速度の点で、(メタ)アクリル酸と
多価アルコール類とのエステル、アリルアルコールと多
価カルボン酸類とのエステルおよび多価アルコール類の
ポリアリルエーテルであり、特に好ましいものはトリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラ(メタ)アクリレートおよびジペン
タエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートである。
該(C)1分子中の不飽和基(非共役二重結合)数は通
常2〜10、好ましくは3〜6である。官能基数が2未
満では耐久性向上効果が不十分であり、10を越えると
化合物(C)が高分子量となるため粘度が高くなり取り
扱いが困難となる。該(C)は、ポリウレタンエラスト
マー(A)が光(紫外線)や熱により劣化する際に生じ
るラジカルを捕捉して(C)自体が重合し、その結果ス
ラッシュ成形体に優れた耐光老化性および耐熱老化性等
の長期耐久性を付与する作用を有する。
耐久性に優れるスラッシュ成形体を得る点で(A)10
0重量部当たり、0.1〜10重量部、とくに0.5〜
8重量部が好ましい。
により安定剤、顔料およびその他の添加剤を任意に含有
させることができる。
化防止剤および/または紫外線吸収剤を使用することが
でき、その量は(A)100重量部あたり、通常5重量
部以下、好ましくは3重量部以下である。酸化防止剤と
しては、フェノール系[たとえば2,6−ジ−t−ブチ
ル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール
等];ビスフェノール系[たとえば2,2’−メチレン
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)等];
リン系[たとえばトリフェニルフォスファイト、ジフェ
ニルイソデシルフォスファイト等]が挙げられる。紫外
線吸収剤としては、ベンゾフェノン系[たとえば2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン等];ベンゾトリアゾール系
[たとえば2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール等];サリチル酸系[たとえ
ばフェニルサリシレートなど];ヒンダードアミン系
[たとえばビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)セバケート等]が挙げられる。
顔料および/または無機顔料を使用することができ、
(A)100重量部あたり、通常5重量部以下、好まし
くは0.01〜3重量部配合される。有機顔料として
は、例えば不溶性もしくは溶性アゾ顔料、銅フタロシア
ニン系顔料、キナクリドン系顔料等が挙げられ、無機系
顔料としては、例えばクロム酸塩、フェロシアン化合
物、金属酸化物(酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化
アルミニウム等)、金属塩類[硫酸塩(硫酸バリウム
等)、珪酸塩(珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム
等)、炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム
等)、燐酸塩(燐酸カルシウム、燐酸マグネシウム等)
等]、金属粉末(アルミ粉末、鉄粉末、ニッケル粉末、
銅粉末等)、カーボンブラック等が挙げられる。顔料の
平均粒径についてはとくに限定はないが、通常0.5〜
1μmである。
止剤、離型剤、架橋剤、難燃剤等が挙げられる。該その
他の添加剤の量は(A)100重量部あたり、通常5重
量部以下、好ましくは3重量部以下である。
は特に限定されないが、たとえば下記の方法が例示でき
る。 (A)の粉体、(B)、(C)および必要により添加
剤を一括して混合装置で混合する方法。 あらかじめ(B)、(C)および必要により添加剤を
混合しておき、これを(A)の粉体と混合する方法。 (A)の粉体を製造する任意の段階であらかじめ
(B)、(C)および必要により添加剤の一部または全
部を含有させておく方法。 これらうちでは製造工程の簡略化の点からの方法が好
ましい。
は特に限定されず、公知の粉体混合装置を使用すること
ができる。該粉体混合装置としては、高速剪断混合装置
〔例えばへンシェルミキサー(商品名)等〕、低速混合
装置〔例えばナウタミキサー、プラネタリーミキサー
等〕等が挙げられる。
は100〜400μm、好ましくは1120〜300μ
m、特に好ましくは130〜200μmである。平均粒
径が50μm未満では粉体の流動性が悪くなり、スラッ
シュ成形時に金型の細部まで粉が入り込まず成形が困難
になり、400μmを越えると成形した表皮にピンホー
ルが発生しやすくなる。また、100μm未満の粒子の
割合は通常20重量%以下、好ましくは10重量%以下
である。20重量%を越えると粉塵が発生し作業環境が
悪化するとともに粉体の流動性が悪くなり、スラッシュ
成形時に金型の細部まで粉が入り込まず成形が困難とな
ることがある。なお、ここでいう平均粒径は[「TUB
TEC」、レーゼンテック社製]などの粒度分布測定機
で測定した篩い下50重量%の粒子径の値である。
は33゜以下であり、スパチュラ角は通常50゜以下、
好ましくは40゜以下である。安息角およびスパチュラ
角が上記範囲外であると粉体の流動性が悪くなり、スラ
ッシュ成形時に金型の細部まで粉体が入り込まず成形が
困難となることがある。ここでいう安息角およびスパチ
ュラ角の測定方法は、R.L.Caar;Chem.E
ng.,vol.72,Jan.18,p163(19
65)および同Feb.1,p69(1965)に記載
の方法による。安息角およびスパチュラ角は、例えばホ
ソカワミクロン(株)製「パウダーテスター」を用いて
測定することができる。
自動車の内装材(たとえばインストルメントパネル、グ
ラブドアカバー、コンソール、ドアトリムなど)の製造
に好適に用いられる。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以
下の記載において「部」は重量部、「%」は重量%を示
す。
nが1,000(ヒドロキシル価56.1)のポリブチ
レンアジペートモノオール50部とMnが2,000
(ヒドロシキル価56)のポリブチレンアジペートジオ
ール730部からなる混合物780部(モル比1:7.
3)を投入し3mmHgの減圧下で110℃に加熱して
1時間脱水を行った。続いてIPDI230部、1,4
−ブタンジオール36部および耐光安定剤[「イルガノ
ックスB75」、チバスペシャリティケミカル製]1部
を投入し、110℃で10時間反応を行い末端にイソシ
アネート基を有するウレタンプレポリマーを得た。該ウ
レタンプレポリマーの遊離イソシアネート含量は5.8
%であった。これを[プレポリマー1]とする。ビーカ
ー内に該[プレポリマー1]222部を投入した後に、
ポリビニルアルコール[「PVA−235」、(株)ク
ラレ製]3部を溶解した分散液726部を添加し、ウル
トラディスパーザー(ヤマト科学製)を使用して回転数
9,000rpmで1分間混合した。この混合液を撹拌
棒および温度計をセットした4つ口フラスコに移し、攪
拌しながらイソホロンジアミン(IPDA)25部を投
入し、50℃で10時間反応を行った。次いで濾別、乾
燥を行い樹脂粉体(G1)を調製した。該(G1)のM
nは50,000、Mw/Mnは1.9であり、熱軟化
開始温度は170℃であった。上記(G1)100部、
ポリエチレングリコール(重合度8)ジ安息香酸エステ
ル25部、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート
10部および酸化チタン[「タイペークR−820」、
石原産業(株)製]1部をへンシェルミキサー内に投入
し200rpmで1分間混合した。混合後、100℃で
1時間熟成した後40℃まで冷却し、ブロッキング防止
剤(シリカ)[「サイリシア310」、富士デヴィソン
化学(株)製]1部を添加して、本発明のスラッシュ成
形用材料(S1)を得た。
nが500(ヒドロキシル価112.2)のポリヘキサ
メチレンイソフタレートモノオール25部とMnが1,
000(ヒドロシキル価112.2)のポリヘキサメチ
レンイソフタレートジオール668部からなる混合物6
93部(モル比1:13.36)を投入し、3mmHg
の減圧下で110℃に加熱して1時間脱水を行った。続
いて水添MDI332部および耐光安定剤[「イルガノ
ックスB75」、チバスペシャリティケミカル製]1部
を投入し、100℃で5時間反応を行い末端にイソシア
ネート基を有するウレタンプレポリマーを得た。該ウレ
タンプレポリマーの遊離イソシアネート含量は5.1%
であった。これを[プレポリマー2]とする。ビーカー
内に該[プレポリマー2]220部を投入して、ポリビ
ニルアルコール[「PVA−235」、(株)クラレ
製]3部を溶解した分散液750部を添加し、ウルトラ
ディスパーザー(ヤマト科学製)を使用して回転数9,
000rpmで1分間混合した。この混合液を撹拌棒お
よび温度計をセットした4つ口フラスコに移し、攪拌し
ながらIPDA22部を投入し、50℃で10時間反応
を行った。次いで濾別、乾燥を行い樹脂粉体(G2)を
調製した。該(G2)のMnは55,000、Mw/M
nは1.8であり、熱軟化開始温度は190℃であっ
た。上記(G2)100部、ポリエチレングリコール
(重合度8)ジ安息香酸エステル25部、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート8部および酸化チタン
[「タイペークR−820」、石原産業(株)製]1部
をへンシェルミキサー内に投入し200rpmで1分間
混合した。混合後、100℃で1時間熟成した後40℃
まで冷却し、ブロッキング防止剤としてシクロヘキシル
マレイミド樹脂粉末1部を添加して、本発明のスラッシ
ュ成形用材料(S2)を得た。
nが2,000(ヒドロシキル価56.1)のポリブチ
レンアジペートジオール730部を投入し、3mmHg
の減圧下で110℃に加熱して1時間脱水を行った。続
いてIPDI230部、1,4−ブタンジオール36部
および耐光安定剤[「イルガノックスB75」、チバス
ペシャリティケミカル製]1.0部を投入し、110℃
で10時間反応を行い末端にイソシアネート基を有する
ウレタンプレポリマーを得た。該ウレタンプレポリマー
の遊離イソシアネート含量は5.8%であった。これを
[プレポリマー3]とする。ビーカー内に該[プレポリ
マー3]222部を投入した後に、ポリビニルアルコー
ル[「PVA−235」、(株)クラレ製]3部を溶解
した分散液726部を添加し、ウルトラディスパーザー
(ヤマト科学製)を使用して回転数9,000rpmで
1分間混合した。この混合液を撹拌棒および温度計をセ
ットした4つ口フラスコに移し、攪拌しながらIPDA
25部およびジブチルアミン1.1部を投入し、50℃
で10時間反応を行った。次いで濾別、乾燥を行い樹脂
粉体(G3)を調製した。該(G3)のMnは47,0
00、Mw/Mnは2.6であり、熱軟化開始温度は1
70℃であった。上記(G3)100部、ポリエチレン
グリコールジ安息香酸エステル25部、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート10部および酸化チタン
「タイペークR−820」、石原産業(株)製]1部を
へンシェルミキサー内に投入し200rpmで1分間混
合した。混合後、100℃で1時間熟成した後40℃ま
で冷却し、ブロッキング防止剤(シリカ)[「サイリシ
ア310」、富士デヴィソン化学製]1部を添加して比
較のスラッシュ成形用材料(S3)を得た。
をそれぞれ220℃に加熱した金型に10秒間接触させ
熱溶融後未溶融の粉末を除去し、室温中で1分間放置し
た後、水冷して成形シートを作成した。得られた成形シ
ートについて下記試験方法により性能試験を行った。そ
の結果を表1に示す。破断強度および伸び率(25
℃)、低温破断強度および伸び率(−35℃)、 硬度:JIS−K6301に準じて測定した。 外観:シート表面の色ムラを下記評価基準で目視判定し
た。 ○;均一、△;僅かに色ムラが確認できる、×;色ムラ
有り
成形シートをモールド内にセットした状態でその上にウ
レタンフォーム形成成分[EOチップドポリプロピレン
トリオール(数平均分子量5,000)95部、トリエ
タノールアミン5部、水2.5部、トリエチルアミン1
部およびポリメリックMDI61.5部からなる]を添
加し発泡密着させ、(S1)〜(S5)の各表皮層を有
するウレタンフォーム成形体を得た。これらの成形体を
120℃の循風乾燥器内で500時間熱処理した後、該
成形体からウレタンフォームをとり除き、各成形シート
(表皮層)について下記試験方法により性能試験を行っ
た。その結果を表2に示す。 伸び率(25℃、−35℃):JIS−K6301に準
じて測定した。 外観:下記評価基準で目視判定した。 ○;変化無し、×;変化有り
するウレタンフォーム成形体をそれぞれブラックパネル
温度83℃のカーボンアークフェードメーター内で40
0時間処理した。処理後成形体からウレタンフォームを
とり除き、各成形シート(表皮層)について下記試験方
法により性能試験を行った。その結果を表3に示す。 伸び率(25℃、−35℃):JIS−K6301に準
じて測定した。 外観:下記評価基準で目視判定した。 ○;変化無し、×;変化有り
成形用材料は下記の効果を有する。 1.とくに耐光老化性および耐熱老化性等の耐久性に優
れる成形体を得ることができる。 2.適度な硬度を有し、低温での柔軟性(ソフト感)に
優れる成形体を得ることができる。 上記効果を奏することから本発明のスラッシュ成形用材
料から得られる成型体は、インストルメントパネルをは
じめ各種自動車内装材として特に有用である。また、表
皮付きソファー等のインテリア家具など他の成形品への
応用も可能である。
Claims (6)
- 【請求項1】 数平均分子量が200以上の高分子モノ
オール(a2)で末端が封止されてなり、数平均分子量
が10,000〜60,000で、熱軟化開始温度が1
20〜200℃の熱可塑性ポリウレタンエラストマー
(A)、可塑剤(B)、ラジカル重合性不飽和基を分子
中に2個以上含有する化合物(C)、および必要により
添加剤からなるポリウレタン樹脂系スラッシュ成形用材
料。 - 【請求項2】 (A)が過剰の脂肪族系ジイソシアネー
ト(a1)と該高分子モノオール(a2)、数平均分子
量500〜10,000の高分子ジオール(a3)およ
び必要により低分子ジオール(a4)とから誘導される
イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(a)と、
脂肪族系ジアミン(b)とを反応させて得られる熱可塑
性ウレタンエラストマーである請求項1記載のスラッシ
ュ成形用材料。 - 【請求項3】 (a2)がポリエステルモノオール、
(a3)がポリエステルジオールである請求項2記載の
スラッシュ成形用材料。 - 【請求項4】 (a2)と(a3)のモル比が1:(4
〜140)である請求項2または3記載のスラッシュ成
形用材料。 - 【請求項5】 (A)の分子量分布(Mw/Mn)が
2.4以下である請求項1〜4いずれか記載のスラッシ
ュ成形用材料。 - 【請求項6】 平均粒径が100〜400μmの粉体で
あり、かつ100μm未満の粒子の含有量が20重量%
以下である請求項1〜5いずれか記載のスラッシュ成形
用材料。
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| JP2000001329A JP3595482B2 (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | ポリウレタン樹脂系スラッシュ成形用材料 |
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-
2000
- 2000-01-07 JP JP2000001329A patent/JP3595482B2/ja not_active Expired - Fee Related
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