JP2001228107A - ウイスカー検出装置およびその検出方法 - Google Patents

ウイスカー検出装置およびその検出方法

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JP2001228107A
JP2001228107A JP2000041918A JP2000041918A JP2001228107A JP 2001228107 A JP2001228107 A JP 2001228107A JP 2000041918 A JP2000041918 A JP 2000041918A JP 2000041918 A JP2000041918 A JP 2000041918A JP 2001228107 A JP2001228107 A JP 2001228107A
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whisker
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resistance
contact needle
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JP2000041918A
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Yuuji Kuri
裕二 久里
Seiji Chiba
誠司 千葉
Yoshiaki Hasegawa
良明 長谷川
Mitsuo Motoki
光夫 元木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既納品のデジタル保護リレーに使用される制
御電源ユニット表面に処理された黒色亜鉛めっきに生じ
たウイスカーの状態を容易に把握可能なウイスカー検出
装置およびその検出方法を提供する。 【解決手段】 ウイスカー検出装置は、測定対象部分に
接触させる一対の接触針1と、この接触針1に電圧を印
加する電源2、および測定対象部分の抵抗値を測定する
リミッタ付き抵抗測定器3により構成される。リミッタ
付き抵抗測定器3には、短絡等の発生の恐れがあるウイ
スカー状態に対応する設定抵抗値R1が設定される。リ
ミッタ付き抵抗測定器3には、一対のスイッチ4,5、
一対のランプ(発光素子)6,7、および一対の抵抗
8,9を有する表示回路10が接続される。測定された
抵抗値R2が抵抗設定値R1よりも低い場合には、青色
ランプ6が点灯して正常状態表示を行う。測定された抵
抗値R2が抵抗設定値R1以上に達した場合には、赤色
ランプ7が点灯して警告表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既納品のデジタル
保護リレーに使用される制御電源ユニット表面に処理さ
れた黒色亜鉛めっきに生じたウイスカーの検出装置およ
びその検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気部品における短絡の原因の
一つにウイスカーがある。ウイスカーは、温湿度環境、
めっきや材料中の残留応力、表面の酸化度合いなどによ
って経年的に発生し、そのウイスカーの成長により電気
的な導通部の一部がウイスカーと接触した場合に、短絡
が生じ、製品機能が損なわれる恐れがある。そのため、
ウイスカーの発生・成長の程度に応じて、製品の寿命
は、本来持っている寿命と異なったものになってくる。
【0003】ウイスカーの発生・成長は、製品の使用条
件や環境により変化し、高温で湿度が高く、めっきや材
料の残留応力が高いと加速される。このように、ウイス
カーの発生・成長は製品の使用条件や環境により変化す
るため、ウイスカーの発生や成長を予め予測することは
非常に困難である。さらに、そのようなウイスカーは、
製品の使用時には検出できず、短絡の不具合が生じて初
めてわかるものである。特に、めっきにおけるウイスカ
ーは、めっき厚さや内部の残留応力の大小によっても成
長速度に違いがあり、さらに予測を困難にしている。
【0004】一方、現在、デジタル保護リレーに使用さ
れている電源ユニットは、リレー制御用電源として、出
力過電圧、不足電圧、電源異常時等の電源部分の監視を
自動で行うシステムである。そして、このようなデジタ
ル保護リレー用の電源ユニットは、収納ラック内に基板
が収められて構成されており、そのラック表面に黒色亜
鉛めっき処理されている。この黒色亜鉛めっきの色は、
有色クロメート等と比較すると色が純粋な黒色を呈して
いるため、外観が良く、客先のデザイン要求にも合うた
め、近年広く使用されている。
【0005】しかし、この亜鉛めっき処理した電源ユニ
ットを制御盤に組込んで使用していると、その表面にウ
イスカーが生成する場合がある。その際、外観の観察で
は光の反射が少ないため、ウイスカーと判断することは
非常に難しくなっている。特に、暗い部分に設置された
装置で発生しているウイスカーの発生や成長長さを確認
することは非常に困難になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ウイス
カーの発生・成長は、製品の使用条件や環境により変化
するため、ウイスカーの発生や成長を予め予測すること
は非常に困難である。しかも、めっきにおけるウイスカ
ーは、めっき厚さや内部の残留応力の大小によっても成
長速度に違いがあり、さらに予測を困難にしている。ま
た、黒色亜鉛めっきは色が黒色であるため、暗い部分に
設置された装置で発生しているウイスカーの発生や成長
長さを確認することは非常に困難になっている。
【0007】以上のように、予測や目視確認が困難であ
ることから、既納後の製品においてウイスカーを容易に
検出することは困難であるため、清掃や定期点検時やメ
ンテナンス時期には、製品を分解調査し、専門家により
発生の有無を確認しているのが現状である。すなわち、
既納品のウイスカーの発生状況を確認するためには、現
在機能している設備を停止させ、検査するために、製造
業者や保守業者側が後日引き取り、分解・調査した上で
専門知識を持った専門家が発生・成長の程度を判断して
いる。また、製造業者や保守業者は引き取り品の代わり
に新たな製品を調整し、納品しなければならない。
【0008】本発明は、以上のような従来の事情に対処
してなされたものであり、その目的は、特に、既納品の
デジタル保護リレーに使用される制御電源ユニット表面
に処理された黒色亜鉛めっきに生じたウイスカーの状態
を容易に把握可能なウイスカー検出装置およびその検出
方法を提供することである。本発明の別の目的は、ウイ
スカーの状態に加えて、短絡等の危険の有無についても
容易に把握可能なより実用性の高いウイスカー検出装置
およびその検出方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1〜5記載の発明は、接触針を用いて抵抗測
定可能な電気回路構成を基本とするウイスカー検出装置
を示すものである。請求項1記載のウイスカー検出装置
は、測定対象部分に接触させる接触針と、この接触針に
電圧を印加する電源と、接触針を測定対象部分に接触さ
せた状態で測定対象部分の抵抗値を測定する抵抗測定器
を有することを特徴とするものである。請求項2記載の
ウイスカー検出装置は、請求項1記載のウイスカー検出
装置において、抵抗測定器が、ウイスカー状態を検出す
るために設定された設定抵抗値を用いるリミッタ付き抵
抗測定器であることを特徴とするものである。
【0010】これらの装置によれば、デジタル保護リレ
ー表面に処理した黒色亜鉛めっき等の測定対象部分に発
生したウイスカーに接触針を接触させることで、ウイス
カーと接触針との間に回路を形成し、ウイスカーの抵抗
値を測定することができる。特に、請求項2のように、
リミッタ付き抵抗測定器を使用した場合には、測定され
た抵抗値が設定抵抗値に達したか否かをリミッタ付き抵
抗測定器によって自動的に判定できるため、その判定結
果からウイスカーの状態を容易に把握することができ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のウイスカー検出装置において、接触針が金属製で
あることを特徴とするものである。請求項4記載の発明
は、請求項1〜3のいずれか一つに記載のウイスカー検
出装置において、接触針が、貴金属製および貴金属めっ
き仕上げのいずれかであることを特徴とするものであ
る。
【0012】これらの装置によれば、次のような作用が
得られる。まず、接触針としては、導電性を有する材料
を適宜選択可能であるが、一般的には、請求項3のよう
に金属製とすることが望ましい。特に、請求項4のよう
に、接触針として導電性の良いAuやPtなどの貴金属
を使用することにより、接触針の抵抗値を低くすること
ができるため、測定精度を向上することができる。この
場合、接触針を貴金属製とするだけでなく、導電性の良
いCu等の他の金属に貴金属めっきを施すことによって
も接触針の抵抗値を低くすることができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか一つに記載のウイスカー検出装置において、接触
針の接触部を含む少なくとも一部が嵌合式の着脱可能な
独立部材であることを特徴とするものである。この装置
によれば、接触針が万一壊れた場合でも、壊れた独立部
材を取り外して新しい独立部材と交換するだけで、直ち
に測定を再開することができる。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載のウイスカー検出装置において、接触針およびその
嵌合部の中から選択された部分に貴金属めっきが施さ
れ、この貴金属めっきの厚さが少なくとも0.1μm以
上であることを特徴とするものである。この装置によれ
ば、貴金属めっきの厚さを適切に設定したことにより、
ウイスカーと接触針が接触した際の接触抵抗を安定させ
ることができるため、測定精度を向上することができ
る。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか一つに記載のウイスカー検出装置において、リミ
ッタ付き抵抗測定器に、スイッチおよび発光素子を有す
る表示回路が接続されたことを特徴とするものである。
この装置によれば、ウイスカーの抵抗値が、短絡等が発
生する恐れがあるレベル、すなわち、設定抵抗値に達し
たか否かに応じて、リミッタ付き抵抗測定器によりスイ
ッチを開閉させて、発光素子を点灯あるいは消灯させる
ことができる。そして、このような発光素子の点灯ある
いは消灯により、短絡等が発生する恐れのあるウイスカ
ーがあることを視覚的に明確に表示することができる。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項7記載のウ
イスカー検出装置において、発光素子が、発光色の異な
る2種類以上の発光素子であることを特徴とするもので
ある。請求項9記載の発明は、請求項8記載のウイスカ
ー検出装置において、表示回路が、2種類以上の発光素
子のうち、リミッタ付き抵抗測定器によって測定された
抵抗値が設定抵抗値より低い場合に少なくとも一つの発
光素子が常時点灯し、測定された抵抗値が設定抵抗値以
上の場合にのみ少なくとも一つの他の発光素子が点灯す
るように構成されたことを特徴とするものである。
【0017】これらの装置によれば、ウイスカーの状態
を発光色の差異を用いてより明確に表示することができ
る。例えば、短絡等が発生する恐れのない場合、すなわ
ち、測定された抵抗値が設定抵抗値より低い場合と、測
定された抵抗値が短絡等の発生の恐れのあるレベルに達
した場合とで、異なる発光色の発光素子をそれぞれ点灯
させることにより、短絡等が発生する恐れがあるウイス
カーの存在を視覚的により明確に表示することができ
る。
【0018】請求項10記載のウイスカー検出方法は、
請求項1〜9に記載のウイスカー検出装置の中から選択
されたウイスカー検出装置を用いてウイスカーを検出す
る方法であり、以下のステップを有することを特徴とす
るものである。すなわち、この方法は、リミッタ付き抵
抗測定器を使用している場合に、その設定抵抗値を設定
するステップと、検出対象表面に接触針を接触させて接
触状態とするステップと、接触状態において、電源によ
って接触針に電圧を印加し、リミッタ付き抵抗測定器に
よって抵抗値を測定するステップを有する。この方法に
よれば、使用する装置に応じて、前述した請求項1〜7
記載の各装置について述べたのと同様な作用を得ること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下には、本発明に係るウイスカ
ー検出装置およびその検出方法を適用した一つの実施の
形態を、図1に基づいて説明する。 (装置構成)図1は、ウイスカー検出装置の構成を示す
回路図であり、この装置は、測定対象部分に接触させる
一対の接触針1と、この接触針1に電圧を印加する電源
2、および接触針1を測定対象部分に接触させた状態で
測定対象部分の抵抗値を測定するリミッタ付き抵抗測定
器3により構成されている。リミッタ付き抵抗測定器3
にはウイスカー状態を検出するための抵抗値として、短
絡等の発生の恐れがあるウイスカー状態に対応する抵抗
値(設定抵抗値)R1を設定しておく。
【0020】さらに、リミッタ付き抵抗測定器3には、
一対のスイッチ4,5、一対のランプ(発光素子)6,
7、および一対の抵抗8,9を有する表示回路10が接
続されている。ここで、一対のランプ6,7は、正常状
態表示用の青色ランプ6と警告表示用の赤色ランプ7で
あり、対応する各スイッチ4,5のON/OFFによっ
て個別に点灯・消灯されるようになっている。なお、一
対の抵抗8,9は、各ランプ6,7に過電流が流れるこ
とを防止するために各スイッチ4,5の回路にそれぞれ
組み込まれており、適当な抵抗値を持っている。
【0021】より詳細には、第1のスイッチ4は、リミ
ッタ付き抵抗測定器3によって測定される抵抗値R2が
設定抵抗値R1より低い場合は常時ONとなり、青色ラ
ンプ6を点灯させて正常状態表示を行い、測定される抵
抗値R2が設定抵抗値R1以上に達した場合にOFFと
なり、青色ランプ6を消灯させるようになっている。逆
に、第2のスイッチ5は、測定される抵抗値R2が設定
抵抗値R1より低い場合は常時OFFとなり、赤色ラン
プ7を消灯させ、測定される抵抗値R2が設定抵抗値R
1以上に達した場合にONとなり、赤色ランプ7を点灯
させて警告表示を行うようになっている。
【0022】また、接触針1の接触部を含む少なくとも
一部は、嵌合式の着脱可能な独立部材とされており、図
2に示すように、凸側コネクタ12と凹側コネクタ13
からなるコネクタ嵌合部11で挿抜可能な構造となって
いる。ここで、図2は、接触針1のコネクタ嵌合部11
の構造を示す模式図である。なお、材質的には、接触針
1は、接触部やコネクタ嵌合部11の本体をCuで形成
し、このCu表面に厚さ1μmのAuめっきを施して構
成されている。
【0023】(黒色亜鉛めっき上のウイスカー状態の検
出)例えば、デジタル保護リレーの制御電源ユニット表
面に処理された黒色亜鉛めっき上にウイスカーが発生
し、その長さが5mmに達すると製品に短絡の恐れがあ
る場合には、ウイスカーの抵抗値は、おおよそ90Ω前
後となる。そのため、この場合には、リミッタ付き抵抗
測定器3の設定抵抗値R1を90Ωにセットする。そし
て、接触針1を測定対象部分であるウイスカーWに接触
させ、この接触状態において、電源3によって接触針1
に電圧を印加することにより、ウイスカーWと接触針1
との間に回路を形成し、ウイスカーWの抵抗値を測定す
る。
【0024】測定された抵抗値R2が抵抗設定値R1
(90Ω)よりも低い場合には、第1のスイッチ4がO
Nとなり、青色ランプ6が点灯して正常状態表示を行
う。そして、測定された抵抗値R2が抵抗設定値R1
(90Ω)以上に達した場合には、第1のスイッチ4が
OFFとなって青色ランプ6が消灯すると同時に、第2
のスイッチ5がONとなり、赤色ランプ7が点灯して警
告表示を行う。
【0025】(作用)以上のような本実施の形態におけ
るウイスカー検出装置およびその検出方法によれば、次
のような作用が得られる。まず、黒色亜鉛めっき等の測
定対象部分に発生したウイスカーWに接触針1を接触さ
せることで、ウイスカーWと接触針1との間に回路を形
成し、ウイスカーWの抵抗値を測定することができる。
また、測定された抵抗値R2が設定抵抗値R1に達した
か否かをリミッタ付き抵抗測定器3によって自動的に判
定できるため、装置の使用者は、その判定結果からウイ
スカーの状態を容易に把握することができる。
【0026】この場合、リミッタ付き抵抗測定器3に接
続した表示回路10によって、装置の使用者に、短絡等
の危険の有無について、ランプ6,7の点灯によって視
覚的に明確に表示することができる。特に、本実施の形
態の装置においては、正常状態表示用の青色ランプ6と
警告表示用の赤色ランプ7を使用しているため、短絡等
の危険の有無を、青色と赤色という発光色の差異を用い
てより明確に表示することができる。
【0027】また、本実施の形態においては、接触針1
として導電性の良いCu表面に厚さ1μmのAuめっき
を施していることから、接触針1の抵抗値を低くするこ
とができるため、測定精度を向上することができる。す
なわち、接触針1として卑金属のSn、はんだ等を使用
すると、その金属が持っている抵抗が高いため、接触針
1をウイスカーWに接触させて抵抗値を測定した際に、
測定値が接触針1の抵抗を含んでしまい、ウイスカーW
の持つ抵抗よりも高い値を示してしまうことになる。そ
のため、できるだけ接触抵抗値の低い金属を使うことが
重要であり、本実施の形態では、そのような金属とし
て、Auめっきという貴金属めっきを使用することによ
り、測定精度を向上することができる。
【0028】さらに、本実施の形態では、接触針1のA
uめっきの厚さを1μmと適切に設定したことにより、
ウイスカーWと接触針1が接触した際の接触抵抗を安定
させることができるため、ウイスカーWの抵抗値の測定
精度を向上することができる。すなわち、Cu等の金属
にAu等の貴金属めっきを施して接触針1を作製する場
合、めっき厚さが薄すぎると、ウイスカーWと接触針1
が接触した際に接触抵抗が安定せず、正確な値が得られ
ない恐れがある。これに対し、貴金属めっきの厚さを
0.1μm以上とすることにより、接触抵抗を安定させ
ることができるため、正確な値を得ることができる。
【0029】(Auめっき厚さの検証)なお、適切なA
uめっき厚さを検証するために、0.1μm、0.3μ
m、0.76μmの3種類のAuめっき厚さを有するコ
ネクタを製作し、温度試験、混合ガス試験を実施して、
それぞれの接触抵抗値を測定した。その結果、0.1μ
mのAuめっき厚さのコネクタと、それより厚い0.3
μm、0.76μmのコネクタとの間に大差がないこと
が確認された。このことから、めっき厚さは0.1μm
以上であれば使用上特に問題ないものと思われる。より
具体的に、この検証試験のうち、混合ガス試験は、硫化
水素濃度3±1ppm,温度40℃±2℃、湿度85%
±5%、放置時間7日間、嵌合・非嵌合、という条件で
実施した。いずれの接触抵抗値も3mΩ以下であり、非
常に低い値で安定していた。
【0030】(効果)以上のように、本実施の形態の装
置においては、リミッタ付き抵抗測定器3にスイッチ
4,5と発光色の異なるランプ6,7を含む表示回路1
0を接続していることから、接触針1をウイスカーWに
接触させることにより、装置の使用者は、ウイスカーW
の状態だけでなく、短絡等の危険の有無についても視覚
的に容易に把握することができる。また、接触針1とし
て導電性の良いCu表面に厚さ1μmのAuめっきを施
していることから、測定精度を向上することができる。
したがって、本実施の形態の装置を使用することによ
り、製品の不具合に至るような成長したウイスカーを事
前に高精度に検出することができ、信頼性の高い製品を
提供できる。
【0031】さらに、本実施の形態の装置においては、
接触針1の接触部を含む少なくとも一部をコネクタ嵌合
部11にて着脱可能な独立部材としているため、接触針
が万一壊れた場合でも、壊れた独立部材を取り外して新
しい独立部材と交換するだけで、直ちに測定を再開する
ことができる。したがって、単一の装置のみを使用し
て、多数の製品を対象として連続的に短時間でウイスカ
ーの状態を検出することができる。
【0032】(他の実施の形態)なお、本発明は、前記
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内
で他にも多種多様な変形例が実施可能である。例えば、
接触針は、導電性の良いCu等の他の金属に、Pt等の
他の貴金属めっきを施して構成してもよく、この場合に
も、前記実施の形態と同様に、接触針の抵抗値を低くす
ることができる。さらに、めっきでなく、接触針本体を
AuやPtなどの貴金属製とすることによっても接触針
の抵抗値を低くすることができる。また、前記実施の形
態においては、表示回路を構成するランプとして、青色
と赤色の2種類のランプを使用したが、発光素子の数や
具体的な発光色の組み合わせは自由に選択可能である。
例えば、2種類の設定抵抗値と、青色、黄色、赤色の発
光色を有する種類の発光素子とを組み合わせて、正常な
状態と、要注意状態、警告状態、といった3段階の表示
を行うことなどが考えられる。
【0033】さらに、本発明は、前述したように、黒色
亜鉛めっき上のウイスカーの検出に好適であるが、本発
明の対象は黒色亜鉛めっき上のウイスカーに限らず、導
電性のあるウイスカーの検出には同様の効果が期待でき
る。例えば、Snめっき等の製品に生成したウイスカー
の検出にも同様の効果が期待できる。そしてまた、本発
明は、デジタル保護リレーの制御電源ユニット表面にお
けるウイスカーの検出に限らず、ウイスカーの発生可能
性のある各種のめっき製品上のウイスカーの検出に適用
可能であり、同様の効果が期待できるものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既納品のデジタル保護リレーに使用される制御電源ユニ
ット表面に処理された黒色亜鉛めっきに生じたウイスカ
ーの状態を容易に把握可能であり、これに加えて、短絡
等の危険の有無についても容易に把握可能なより実用性
の高いウイスカー検出装置およびその検出方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態に係るウイスカー
検出装置の構成を示す回路図である。
【図2】図1のウイスカー検出装置を構成する接触針の
コネクタ嵌合部の構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1…接触針 2…電源 3…リミッタ付き抵抗測定器 4,5…スイッチ 6…青色ランプ 7…赤色ランプ 8,9…抵抗 10…表示回路 11…コネクタ嵌合部 12…凸側コネクタ 13…凹側コネクタ W…ウイスカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 良明 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 元木 光夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 2G014 AA03 AB29 AC15 2G028 AA02 BE02 CG02 DH03 HN09 LR04 2G060 AA08 AA20 AE28 AE40 AF07 AG03 AG15 HC07 HC10 HC15 HC22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象部分に接触させる接触針と、 前記接触針に電圧を印加する電源と、 前記接触針を前記測定対象部分に接触させた状態で測定
    対象部分の抵抗値を測定する抵抗測定器を有することを
    特徴とするウイスカー検出装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗測定器は、ウイスカー状態を検
    出するために設定された設定抵抗値を用いるリミッタ付
    き抵抗測定器であることを特徴とする請求項1記載のウ
    イスカー検出装置。
  3. 【請求項3】 前記接触針は金属製であることを特徴と
    する請求項1または2記載のウイスカー検出装置。
  4. 【請求項4】 前記接触針は、貴金属製および貴金属め
    っき仕上げのいずれかであることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一つに記載のウイスカー検出装置。
  5. 【請求項5】 前記接触針の接触部を含む少なくとも一
    部は嵌合式の着脱可能な独立部材であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか一つに記載のウイスカー検出
    装置。
  6. 【請求項6】 前記接触針およびその嵌合部の中から選
    択された部分に貴金属めっきが施され、この貴金属めっ
    きの厚さは少なくとも0.1μm以上であることを特徴
    とする請求項4または5記載のウイスカー検出装置。
  7. 【請求項7】 前記リミッタ付き抵抗測定器に、スイッ
    チおよび発光素子を有する表示回路が接続されたことを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のウイス
    カー検出装置。
  8. 【請求項8】 前記発光素子は、発光色の異なる2種類
    以上の発光素子であることを特徴とする請求項7記載の
    ウイスカー検出装置。
  9. 【請求項9】 前記表示回路は、前記2種類以上の発光
    素子のうち、前記リミッタ付き抵抗測定器によって測定
    された抵抗値が前記設定抵抗値より低い場合に少なくと
    も一つの発光素子が常時点灯し、測定された抵抗値が設
    定抵抗値以上の場合にのみ少なくとも一つの他の発光素
    子が点灯するように構成されたことを特徴とする請求項
    8記載のウイスカー検出装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1〜9に記載のウイスカー
    検出装置の中から選択されたウイスカー検出装置を用い
    てウイスカーを検出する方法において、 前記リミッタ付き抵抗測定器を使用している場合に、そ
    の前記設定抵抗値を設定するステップと、 前記検出対象表面に前記接触針を接触させて接触状態と
    するステップと、 前記接触状態において、前記電源によって接触針に電圧
    を印加し、前記リミッタ付き抵抗測定器によって抵抗値
    を測定するステップを有することを特徴とするウイスカ
    ー検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7262603B1 (en) * 2006-06-28 2007-08-28 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd System and method for sensing the formation of tin whiskers
JP2010151760A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Fujitsu Ltd 電子部品の信頼性評価方法

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