JP2001237106A - チップ型抵抗素子及びその製造方法 - Google Patents

チップ型抵抗素子及びその製造方法

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JP2001237106A
JP2001237106A JP2000042671A JP2000042671A JP2001237106A JP 2001237106 A JP2001237106 A JP 2001237106A JP 2000042671 A JP2000042671 A JP 2000042671A JP 2000042671 A JP2000042671 A JP 2000042671A JP 2001237106 A JP2001237106 A JP 2001237106A
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internal electrodes
thermistor
resistor
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Mitsuaki Fujimoto
光章 藤本
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度実装を実現することができ、様々な抵
抗値を実現でき、特に低抵抗化を容易に図ることができ
るチップ型抵抗素子を提供する。 【解決手段】 抵抗素体としてのサーミスタ素体2の上
面2a及び下面の少なくとも1つの面に第1,第2の端
子電極3,4が形成されており、他の外表面には端子電
極が形成されておらず、サーミスタ素体2内に、第1,
第2の内部電極5a〜5d,6a〜6dが形成されてい
る、チップ型抵抗素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ型の抵抗素
子に関し、より詳細には、抵抗素体の上面及び/または
下面に一対の端子電極が形成されているチップ型抵抗素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温度補償や温度検出にPTC(正
特性)サーミスタやNTC(負特性)サーミスタが広く
用いられている。また、他の電子部品と同様に、プリン
ト回路基板などに表面実装可能とするために、チップ型
のサーミスタが種々提案されている。
【0003】図6は、従来のチップ型サーミスタの一例
を示す断面図である。チップ型サーミスタ101では、
半導体セラミックスよりなるサーミスタ素体102が用
いられている。サーミスタ素体102内には、内部電極
103,104が、互いの先端が対向するように配置さ
れている。内部電極103,104は、サーミスタ素体
102の端面102a,102bにそれぞれ引き出され
ている。端面102a,102bを覆うように端子電極
105,106が形成されている。端子電極105,1
06は、サーミスタ素体102の端面102a,102
bだけでなく、上面、下面、及び一対の側面を覆うよう
に形成されている。すなわち、端子電極105,106
は、サーミスタ素体102の5面を覆うように形成され
ている。
【0004】従って、チップ型サーミスタ101をプリ
ント回路基板などに実装した場合、サーミスタ素体10
2の側面にも端子電極105,106が存在するため、
隣接する部品との間の寸法を小さくすることができなか
った。すなわち、端子電極105,106が隣接する部
品の電極と接触するおそれがあるため、高密度実装が困
難であった。
【0005】他方、特開平10−261507号公報に
は、図7(a)及び(b)に示すサーミスタ111が開
示されている。このサーミスタ111では、サーミスタ
素体112の一方主面112a上に、第1,第2の端子
電極113,114が形成されている。端子電極11
3,114は、サーミスタ素体112にオーミック接触
されており、かつ薄膜形成法により形成されたコンタク
ト層113a,114aと、コンタクト層113a,1
14a上に形成された外部電極層113b,114bと
を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記サーミスタ111
では、コンタクト層113a,114a上に外部電極層
113b,114bが形成されており、外部電極層11
3b,114bがAgやSnなどから構成されているの
で、バンプ接合に好適に用いることができるとされてい
る。また、ここでは、端子電極113,114が、サー
ミスタ素体112の一方主面においてのみ形成されてい
るので、プリント回路基板などに実装した場合、実装密
度を高めることができる。
【0007】しかしながら、端子電極113,114間
で抵抗値が取り出される構造であるため、低抵抗化を図
ることが困難であった。さらに、サーミスタ111で
は、サーミスタ素体112の一面にのみ端子電極11
3,114が形成されているので、実装に際し、端子電
極113,114が形成されている方向を揃える必要が
ある。通常、パーツフィーダで方向を揃えた場合、サー
ミスタ111では、1/4の確率でしか方向が揃わな
い。従って、実装に際しての効率が悪くなるという問題
もあった。加えて、サーミスタ111は、バンプ接合に
用いられるものであるため、端子電極113,114が
必ず下方を向くように供給されねばならなかった。
【0008】本発明の目的は、高密度実装に適してお
り、かつ低抵抗化にも容易に対応し得るチップ型抵抗素
子及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るチップ型抵
抗素子は、上面、下面、対向し合う一対の側面及び対向
し合う第1,第2の端面を有する抵抗素体と、抵抗素体
の上面及び下面の少なくとも1つの面において、第1,
第2の端面を結ぶ方向において所定の距離を隔てて対向
されている第1,第2の端子電極と、前記抵抗素体内に
おいて、第1,第2の端面を結ぶ方向において所定の距
離を隔てて対向された第1,第2の内部電極とを備え、
前記第1,第2の端子電極は、上面及び/または下面に
のみ形成されており、他の外表面に至らないように形成
されていることを特徴とする。好ましくは、第1,第2
の端子電極は、抵抗素体の上面及び下面のいずれにも形
成されている。
【0010】本発明の特定の局面では、第1,第2の内
部電極は、抵抗素体内において同一高さ位置の平面上に
形成されている。もっとも、第1,第2の内部電極は、
同一平面上に形成されている必要は必ずしもなく、異な
る高さ位置に形成されていてもよい。
【0011】本発明の特定の局面では、第1,第2の内
部電極が複数設けられる。また、好ましくは、第1,第
2の端子電極と、該第1,第2の端子電極に最も近い内
部電極との前記抵抗素体の厚み方向に沿う距離が、第
1,第2の端子電極の対向距離よりも短くされている。
【0012】また、本発明のさらに他の局面では、同一
平面内で対向されている第1,第2の内部電極間の対向
距離が、第1,第2の端子電極の対向距離よりも短くさ
れている。
【0013】本発明において、第1,第2の内部電極
は、それぞれ、抵抗素体の第1,第2の端面に引き出さ
れていてもよく、あるいは第1,第2の内部電極の外縁
が抵抗素体の外表面に露出しないように、第1,第2の
内部電極は抵抗素体内に埋設されていてもよい。
【0014】本発明に係るチップ型抵抗素子では、第1
及び第2の内部電極の少なくとも一方に対して抵抗素体
層を介して重なり合うように配置された第3の内部電極
がさらに備えられていてもよい。本発明の特定の局面で
は、上記抵抗素体がサーミスタ素体であり、それによっ
てチップ型サーミスタが構成される。
【0015】本発明に係るチップ型抵抗素子の製造方法
は、内部電極が形成されている複数枚の矩形のセラミッ
クグリーンシートを積層し、最上部に、第1,第2の端
辺を結ぶ方向において所定距離を隔てて対向された第
1,第2の電極膜が形成されているセラミックグリーン
シートを積層し、積層体を得る工程と、前記積層体を焼
成して抵抗素体を得る工程と、前記抵抗素体の第1,第
2の電極膜上にメッキを施し、第1,第2の電極膜とメ
ッキ膜とが積層された第1,第2の端子電極を形成する
工程とを備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
のチップ型抵抗素子及びその製造方法の具体的な実施例
を説明する。
【0017】図1(a)及び(b)は、本発明の第1の
実施例に係るチップ型サーミスタを示す正面断面図及び
平面図である。本実施例のチップ型サーミスタ1は、負
の抵抗温度特性を有する半導体セラミックスからなるサ
ーミスタ素体2を有する。サーミスタ素体2は、矩形板
状の形状を有する。
【0018】サーミスタ素体2の上面2a上には、第
1,第2の端子電極3,4が形成されている。本実施例
では、端子電極3,4は、端面2c,2dと上面2aと
のなす端縁に沿うように形成されている。もっとも、端
子電極3,4は、端面2c,2dと上面2aとのなす端
縁よりも内側に形成されていてもよい。すなわち、端子
電極3,4は、上面2a上において、第1,第2の端面
2c,2dを結ぶ方向において所定の距離を隔てて対向
されておればよい。
【0019】また、端子電極3,4は、サーミスタ素体
2の上面2a上において、全幅に至るように形成されて
いる。もっとも、端子電極3,4は、全幅に至るように
形成されておらずともよい。
【0020】端子電極3,4は、サーミスタ素体2とオ
ーミック接触する材料からなる第1,第2の電極膜3
a,4aと、第1,第2の電極膜3a,4a上に形成さ
れたメッキ膜3b,4bとを有する。
【0021】上記第1,第2の電極膜3a,4aは、例
えば、Ag、Au、Cuなどのサーミスタ素体2にオー
ミック接触し得る適宜の導電性材料により形成すること
ができる。また、メッキ膜3b,4bは、第1,第2の
電極膜3a,4aの半田喰われを防止すると共に、外部
との電気的接続の信頼性を高めるために形成されてい
る。メッキ膜3b,4bは、このような条件を満たす適
宜の金属材料をメッキすることにより形成される。
【0022】また、メッキ膜3b,4bは、複数のメッ
キ膜を積層形成したものであってもよい。例えば、半田
喰われを防止するための第1のメッキ膜上に、半田付け
性に優れた第2のメッキ膜を積層した構造としてもよ
い。このような第1のメッキ膜を構成する材料として
は、例えば、Niを例示することができ、第2のメッキ
膜を構成する材料としては、Snメッキ膜などを例示す
ることができる。
【0023】サーミスタ素体2の上面2a上には、電極
としては、上記端子電極3,4のみが形成されており、
他の電極は形成されていない。また、端子電極3,4
は、上面2a上にのみ形成されており、端面2c,2d
及び側面2e,2f上には形成されていない。従って、
本実施例のチップ型サーミスタ1は、プリント回路基板
などに高密度実装することができる。
【0024】サーミスタ素体2内には、第1,第2の内
部電極5a〜5d,6a〜6dが形成されている。内部
電極5a〜5dは、端面2cに露出しており、内部電極
6a〜6dは端面2dに露出している。
【0025】また、内部電極5a〜5d,6a〜6d
は、サーミスタ素体2の側面2e,2fには露出してい
ない。すなわち、矩形の平面形状を有する内部電極5a
〜5d,6a〜6dは、サーミスタ素体2の全幅には至
らないように形成されている。
【0026】内部電極5a〜5d,6a〜6dを構成す
る導電性材料についても特に限定されず、Ag、Cuあ
るいはこれらの合金などを用いることができる。内部電
極5a〜5d,6a〜6dは、互いの内側端が所定距離
を隔てて対向されている。また、内部電極5a〜5d
と、対応する内部電極6a〜6dは、サーミスタ素体2
内において同一高さ位置にある平面内に形成されてい
る。言い換えれば、本実施例では、同一高さ位置にある
第1,第2の内部電極を一対の内部電極対とすると、4
対の内部電極対が異なる高さ位置に形成されている。
【0027】本実施例のチップ型サーミスタ1では、上
記のように、サーミスタ素体2内に、内部電極5a〜5
d,6a〜6dが形成されているので、端子電極3,4
間で取り出される抵抗値を効果的に低めることができ
る。
【0028】また、チップ型サーミスタ1の抵抗値は、
サーミスタ素体2の比抵抗、サーミスタ素体2の形状、
端子電極3,4の対向距離、端子電極3と内部電極5
a,6aとのサーミスタ素体2の厚み方向に沿う距離、
内部電極5a〜5dと内部電極6a〜6dとの対向距
離、内部電極積層数などにより決定することができる。
従って、上記のように、これらの条件を種々変更するこ
とにより、様々な抵抗値のチップ型サーミスタ1を容易
に提供することができる。
【0029】また、第1,第2の端子電極3,4間の対
向距離Lは、内部電極5a〜5dと、内部電極6a〜6
dの各対向距離Aよりも大きくされている。従って、端
子電極3,4間の対向距離Lを大きくし得るので、端子
電極3,4間のマイグレーションや半田ブリッジなどの
所望でない現象を確実に防止することができる。
【0030】さらに、チップ型サーミスタ1では、端子
電極3,4は、内部電極5a〜5d,6a〜6dと直接
接続されていないが、端子電極103,104間の距離
を短くした従来のサーミスタ101と同等の抵抗値を得
ることもできる。すなわち、端子電極3,4と、該端子
電極3,4と最も近い内部電極5a,6aとのサーミス
タ素体2の厚み方向に沿う寸法が小さくなればなる程、
抵抗値を低めることができるので低抵抗のチップ型サー
ミスタ1を容易に提供することができる。従って、低抵
抗化を図る場合には、端子電極3,4と、該端子電極
3,4と最も近い内部電極5a,6aとのサーミスタ素
体2の厚み方向に沿う寸法が端子電極3,4間の対向距
離Lよりも短くされる。
【0031】次に、第1の実施例に係るチップ型サーミ
スタ1の製造方法の一例を説明する。本実施例のチップ
型サーミスタ1は、周知のセラミックス一体焼成技術を
用いて容易に製造することができる。
【0032】まず、Mn、Ni及びCoなどの酸化物か
らなる原料セラミック粉末に、有機バインダ、分散剤、
消泡剤及び水を加えて混練してなるセラミックスラリー
を用意する。次に、上記セラミックスラリーを、シート
成形し、40〜50μm程度の厚みのセラミックグリー
ンシートを得る。しかる後、セラミックグリーンシート
を矩形の形状に切断する。
【0033】矩形形状のセラミックグリーンシートの上
面に、内部電極5a〜5d,6a〜6dに応じて導電ペ
ーストを印刷する。内部電極パターンが印刷された複数
枚のセラミックグリーンシートを積層し、さらに必要に
応じて上下に無地の矩形のセラミックグリーンシートを
積層し、さらに最上部に第1,第2の電極膜3a,4a
が印刷された矩形のセラミックグリーンシートを積層す
る。なお、第1,第2の電極膜は、セラミックグリーン
シートの第1,第2の端辺を結ぶ方向において互いの内
側端が対向するように形成される。ここで、第1,第2
の端辺とは、最終的に得られるサーミスタ素体2の第
1,第2の端面2c,2dと上面2aとのなす端縁をい
う。このようにして得られた積層体を厚み方向に加圧
し、しかる後焼成することによりサーミスタ素体2が得
られる。
【0034】さらに、サーミスタ素体2の上面2a上に
おいて、第1,第2の電極膜3a,4a上に湿式メッキ
法により、Niメッキ膜及びSnメッキ膜を形成し、積
層メッキ膜からなるメッキ膜3b,4bを形成する。こ
のようにして、チップ型サーミスタ1が得られる。
【0035】なお、上記積層体を得る工程までは、マザ
ーの状態で行ってもよく、その場合には、マザーの積層
体を厚み方向に切断し、個々のサーミスタ素体2単位の
積層体を得ればよい。
【0036】本発明に係るチップ型抵抗素子は、第1の
実施例のチップ型サーミスタ1に限定されるものではな
い。図2〜図5を参照して、本発明に係るチップ型サー
ミスタの他の実施例を説明する。
【0037】図2(a)及び(b)に示す第2の実施例
のチップ型サーミスタ11では、第1,第2の内部電極
15a〜15d,16a〜16dが、サーミスタ素体2
内に完全に埋設されており、端面2c,2dに露出され
ていない。チップ型サーミスタ11は、その他の点にお
いては、チップ型サーミスタ1と同様に構成されてい
る。
【0038】チップ型サーミスタ11で示されているよ
うに、本発明に係るチップ型サーミスタにおいて、内部
電極の外縁はサーミスタ素体の外表面に露出しておらず
ともよく、その場合、チップ型サーミスタの耐湿性が高
められる。また、焼成に際してのデラミネーションと称
されている層間剥離現象も生じ難い。
【0039】図3(a)及び(b)に示す第3の実施例
に係るチップ型サーミスタ21では、第1,第2の内部
電極25a〜25c,26a〜26cに加えて、第3の
内部電極27a,27bがサーミスタ素体2内に埋設さ
れている。本実施例においても、第1,第2の内部電極
25a〜25c,26a〜26cは、第2の実施例のチ
ップ型サーミスタ11の場合と同様に、サーミスタ素体
2の外表面に露出しておらず、サーミスタ素体2内に完
全に埋設されている。
【0040】また、第3の内部電極27a,27bは、
サーミスタ素体層を介して第1,第2の内部電極25
a,25b,26a,26bまたは内部電極25b,2
5c,26b,26cに重なり合うように配置されてい
る。このように、第3の内部電極27a,27bを設け
ることにより、より一層の低抵抗化を図り得る。
【0041】また、第3の内部電極を形成する場合、図
3に示したように、第1,第2の内部電極の双方にサー
ミスタ素体を介して重なり合うように第3の内部電極を
形成する必要は必ずしもない。
【0042】図4に示す第4の実施例に係るチップ型サ
ーミスタ31では、第1の内部電極35a〜35dと第
2の内部電極36a〜36dとがサーミスタ素体2内に
埋設されている。本実施例においても、内部電極35a
〜35d,36a〜36dは、サーミスタ素体2の外表
面に露出していない。
【0043】また、本実施例では、厚み方向において交
互に、第1,第2の内部電極の長さ寸法及び幅寸法が異
ならされている。例えば、内部電極35aは、第1,第
2の端面2c,2dを結ぶ方向の長さ寸法が小さく、第
2の内部電極36aは該長さ寸法が長くされている。そ
して、次の高さ位置に設けられている第1の内部電極3
5bは、上記長さ寸法が長く、かつ幅が内部電極35a
よりも短くされており、第2の内部電極36bはその長
さ寸法が短くされており、かつ幅は第1の内部電極35
bと同じとされている。このように、第1,第2の内部
電極35a〜35d,36a〜36dの平面形状は、目
的とする抵抗値に応じて適宜変形され得る。
【0044】図5(a)及び(b)に示す第5の実施例
に係るチップ型サーミスタ41では、サーミスタ素体2
の下面にも第1,第2の端子電極3,4が形成されてい
ることを除いては、第1の実施例のチップ型サーミスタ
1と同様に構成されている。このように、サーミスタ素
体2の上面2aだけでなく下面2b上にも第1,第2の
端子電極3,4を形成することにより、チップ型サーミ
スタ41では、実装に際しての方向選別を容易に行うこ
とができる。
【0045】なお、上述した各実施例では、NTCサー
ミスタに適用した例を示したが、本発明は、NTCサー
ミスタだけでなく、PTCサーミスタ、バリスタあるい
は固定抵抗素子にも適用することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係るチップ型抵抗素子では、抵
抗素体の上面及び下面の少なくとも1つの面において第
1,第2の端子電極が形成されており、端子電極が残り
の面に至っていないので、プリント回路基板などに高密
度実装することができる。
【0047】また、第1,第2の端子電極に加えて、抵
抗素体内に第1,第2の端面を結ぶ方向において所定の
距離を隔てて対向するように第1,第2の内部電極が形
成されているので、サーミスタ素体を構成する材料だけ
でなく、第1,第2の内部電極の形状、積層数、第1,
第2の内部電極間の対向距離、第1,第2の端子電極と
第1,第2の内部電極との抵抗素体の厚み方向に沿う寸
法などを調整することにより、様々な抵抗値のチップ型
抵抗素子を容易に提供することができ、特により低抵抗
のチップ型抵抗素子を容易に提供することができる。
【0048】第1,第2の端子電極が抵抗素体の上面及
び下面のいずれにも形成されている場合には、チップ型
抵抗素子の実装に際しての方向選別作業を容易に行うこ
とができる。
【0049】第1,第2の内部電極が、抵抗素体内にお
いて同一高さ位置の平面上に形成されている場合には、
セラミック一体焼成技術を用いて抵抗素体を得るにあた
り、同じセラミックグリーンシート上に第1,第2の内
部電極を印刷すればよいため、チップ型抵抗素子の製造
を容易に行うことができる。
【0050】第1,第2の内部電極が複数設けられてい
る場合には、第1,第2の内部電極の数を調整すること
により、抵抗値をより細かくかつ容易に調整することが
できる。
【0051】第1,第2の端子電極と、第1,第2の端
子電極に最も近い内部電極との抵抗素体の厚み方向に沿
う距離が、第1,第2の端子電極間の対向距離よりも短
い場合には、第1,第2の端子電極間の距離を大きくし
得るので、マイグレーションや半田ブリッジなどの所望
でない現象を確実に防止することができる。
【0052】同一平面内で対向されている第1,第2の
内部電極の対向距離が、第1,第2の端子電極間の対向
距離よりも短い場合においても、第1,第2の端子電極
間の距離を大きくし得るので、第1,第2の端子電極間
のマイグレーションや半田ブリッジなどの所望でない現
象を確実に防止することができ、かつ低抵抗のチップ型
抵抗素子を提供することができる。
【0053】第1,第2の内部電極の外縁がサーミスタ
素体の外表面に露出しないように、第1,第2の内部電
極が抵抗素体内に埋設されている場合には、抵抗素体の
耐湿性を高めることができると共に、セラミック一体焼
成技術を用いて抵抗素体を得る場合には、デラミネーシ
ョンなどの所望でない現象を確実に防止することができ
る。
【0054】第1及び第2の内部電極の少なくとも一方
に対して抵抗素体層を介して重なり合うように第3の内
部電極が配置されている場合には、より一層抵抗値を細
やかに調整することができると共に、低抵抗のチップ型
抵抗素子を提供することができる。
【0055】抵抗素体としてサーミスタ素体を用いた場
合には、上記のように高密度実装可能であり、抵抗値を
広い範囲にわたり調整することができ、かつより低抵抗
のチップ型サーミスタを提供することが可能となる。
【0056】本発明に係るチップ型抵抗素子の製造方法
では、内部電極が形成されている矩形のセラミックグリ
ーンシートを積層し、最上部に、第1,第2の端辺を結
ぶ方向において所定距離を隔てて対向された第1,第2
の電極膜が形成されているセラミックグリーンシートを
積層し、積層体を得、該積層体を焼成することにより抵
抗素体が得られる。従って、従来より周知のセラミック
ス一体焼成技術を用いて、容易に抵抗素体を得ることが
できる。
【0057】また、上記抵抗素体の第1,第2の電極膜
上にメッキを施し、第1,第2の電極膜とメッキ膜とを
積層することにより第1,第2の端子電極が形成され
る。従って、半田喰われを防止するためのメッキ膜や半
田付け性に優れたメッキ膜を積層することにより、ある
いはこれらの双方を積層することにより、信頼性及び電
気的接続の確実性に優れた、さらに本発明に従って抵抗
値の調整及び低抵抗化が容易なチップ型抵抗素子を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本発明の第1の実施例に
係るチップ型サーミスタを示す正面断面図及び平面図。
【図2】(a)及び(b)は、本発明の第2の実施例に
係るチップ型サーミスタを示す正面断面図及び平面図。
【図3】(a)及び(b)は、本発明の第3の実施例に
係るチップ型サーミスタを示す正面断面図及び平面図。
【図4】(a)及び(b)は、本発明の第4の実施例に
係るチップ型サーミスタを示す正面断面図及び平面図。
【図5】(a)及び(b)は、本発明の第5の実施例に
係るチップ型サーミスタを示す正面断面図及び平面図。
【図6】従来のチップ型サーミスタの一例を示す正面断
面図。
【図7】(a)及び(b)は、従来のチップ型サーミス
タの他の例を示す正面図及び底面図。
【符号の説明】
1…チップ型サーミスタ 2…サーミスタ素体 2a…上面 2b…下面 2c,2d…第1,第2の端面 2e,2f…側面 3,4…第1,第2の端子電極 3a,4a…第1,第2の電極膜 3b,4b…メッキ膜 5a〜5d,6a〜6d…第1,第2の内部電極 11…チップ型サーミスタ 15a〜15d,16a〜16d…第1,第2の内部電
極 21…チップ型サーミスタ 25a〜25c,26a〜26c…第1,第2の内部電
極 27a,27b…第3の内部電極 31…チップ型サーミスタ 36a〜36d,37a〜37d…第1,第2の内部電
極 41…チップ型サーミスタ
フロントページの続き Fターム(参考) 5E028 AA10 BA23 BB09 BB10 CA02 DA04 JC02 JC03 JC06 JC11 JC12 5E032 AB10 BA23 BB09 BB10 CA02 CC06 CC14 5E033 AA42 BC01 BD11 BF05 BG03 BG08 BH01 5E034 AA09 AB01 BA09 BB01 DA07 DC01 DC03 DE07 DE14 DE16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面、下面、対向し合う一対の側面及び
    対向し合う第1,第2の端面を有する抵抗素体と、 前記抵抗素体の上面及び下面の少なくとも1つの面にお
    いて、第1,第2の端面を結ぶ方向において所定の距離
    を隔てて対向されている第1,第2の端子電極と、 前記抵抗素体内において、第1,第2の端面を結ぶ方向
    において所定の距離を隔てて対向された第1,第2の内
    部電極とを備え、 前記第1,第2の端子電極は、上面及び/または下面に
    のみ形成されており、他の外表面に至らないように形成
    されている、チップ型抵抗素子。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2の端子電極が、抵抗素体
    の上面及び下面のいずれにも形成されている、請求項1
    に記載のチップ型抵抗素子。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2の内部電極が、抵抗素体
    内において、同一高さ位置の平面上に形成されている、
    請求項1まはた2に記載のチップ型抵抗素子。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2の内部電極が複数設けら
    れている、請求項1〜3のいずれかに記載のチップ型抵
    抗素子。
  5. 【請求項5】 第1,第2の端子電極と、該第1,第2
    の端子電極に最も近い内部電極との前記抵抗素体の厚み
    方向に沿う距離が、第1,第2の端子電極の対向距離よ
    りも短くされている、請求項1〜4のいずれかに記載の
    チップ型抵抗素子。
  6. 【請求項6】 同一平面内で対向されている第1,第2
    の内部電極間の対向距離が、第1,第2の端子電極の対
    向距離よりも短くされている、請求項1〜5のいずれか
    に記載のチップ型抵抗素子。
  7. 【請求項7】 第1,第2の内部電極が、それぞれ、抵
    抗素体の第1,第2の端面に引き出されている、請求項
    1〜6のいずれかに記載のチップ型抵抗素子。
  8. 【請求項8】 第1,第2の内部電極の外縁が抵抗素体
    の外表面に露出しないように、第1,第2の内部電極が
    抵抗素体内に埋設されている、請求項1〜6のいずれか
    に記載のチップ型抵抗素子。
  9. 【請求項9】 第1及び第2の内部電極の少なくとも一
    方に対して抵抗素体層を介して重なり合うように配置さ
    れた第3の内部電極をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1〜8のいずれかに記載のチップ型抵抗素子。
  10. 【請求項10】 前記抵抗素体がサーミスタ素体であ
    り、それによってチップ型サーミスタが構成されてい
    る、請求項1〜9のいずれかに記載のチップ型抵抗素
    子。
  11. 【請求項11】 内部電極が形成されている複数枚の矩
    形のセラミックグリーンシートを積層し、最上部に、第
    1,第2の端辺を結ぶ方向において所定距離を隔てて対
    向された第1,第2の電極膜が形成されているセラミッ
    クグリーンシートを積層し、積層体を得る工程と、 前記積層体を焼成して抵抗素体を得る工程と、 前記抵抗素体の第1,第2の電極膜上にメッキを施し、
    第1,第2の電極膜とメッキ膜とが積層された第1,第
    2の端子電極を形成する工程とを備えることを特徴とす
    る、チップ型抵抗素子の製造方法。
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