JP2001237381A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001237381A
JP2001237381A JP2000175033A JP2000175033A JP2001237381A JP 2001237381 A JP2001237381 A JP 2001237381A JP 2000175033 A JP2000175033 A JP 2000175033A JP 2000175033 A JP2000175033 A JP 2000175033A JP 2001237381 A JP2001237381 A JP 2001237381A
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    • HELECTRICITY
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接地電位と浮遊電位が混在しても、スイッチ
ング素子が誤点弧を起こさないようにすると共に、チッ
プ面積の小さい高耐圧用の制御用ICを提供する。 【解決手段】 A基板2aにはGND基準回路3が形成
され、B基板2bには浮遊基準回路4が形成されてい
る。GND基準回路3と浮遊基準回路4の基準電位レベ
ルを共通化するためのレベルアップ回路は、A基板2a
のGND基準回路3内に形成された高耐圧Nch MOS
FET5と、B基板2bの浮遊基準回路4内に形成され
たレベルシフト抵抗6とによって構成されている。基準
電位レベルを共通化するためのレベルダウン回路は、B
基板2bの浮遊基準回路4内に形成された高耐圧Pch
MOSFET7と、A基板2aのGND基準回路3内に
形成されたレベルシフト抵抗8とによって構成されてい
る。尚、浮遊基準回路4は、HVJT9で周囲を囲ま
れ、B基板2b自体の電位と電気的に絶縁されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーデバイスな
どのスイッチング素子の駆動制御などに用いられる制御
用IC等の半導体装置に関し、特に、接地電位基準の回
路と、パワーデバイスなどのスイッチングによって変動
する浮遊電位を基準とする回路とが混在する高耐圧の半
導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、数百ボルト級の高耐圧IC(以
下、HVIC:High Voltage IntegratedCircuitとい
う)の実用化に伴い、モータ制御用のインバータなどに
使用されるIGBTなどのパワーデバイスを駆動するI
Cとして、このHVICが適用されつつある。 図7
は、モータ制御用インバータの主回路部分の回路構成図
である。同図において、三相モータMoを駆動するたの
インバータ回路は、IGBTQ1〜Q6及び帰還ダイオ
ードD1〜D6のパワーデバイスが三相ブリッジ回路に
接続されて構成されている。尚、IGBTとは絶縁ゲー
ト型バイポーラトランジスタである。三相モータMoの
主電源Vccは、通常、直流100〜1200V程度の
高電圧である。また、三相モータMoの配線U、V、W
の電位は、主電源Vccの高電位側をVcc、低電位側
をGNDとした場合、各相のパワーデバイスのスイッチ
ングに応じて、GND〜Vccの間を変動する電位とな
る。
【0003】したがって、Vccに接続される高電位側
のIGBTQ1、Q2、Q3を駆動するためには、GN
D〜Vccの間を変動する電位を基準電位とする浮遊基
準ゲート駆動回路が必要となる。これをGND基準の信
号で制御するためには、GND基準制御回路と浮遊基準
ゲート駆動回路の間にフォトカプラなどを用いてインシ
ュレート接続するか、あるいは、レベルシフト回路を内
蔵したHVICを用いたりする必要がある。
【0004】図7は、IGBTQ1〜Q6のゲート駆動
用として、レベルシフト回路を内蔵したHVICを用い
た構成を示している。このHVICは、入出力端子I/
O(Input/Output)を介して、通常、図示しないマイク
ロコンピュータに接続されている。また、HVICのゲ
ート駆動回路の出力端子から、各IGBTQ1〜Q6の
ゲートにワイヤ配線などで電気的に接続されている。従
って、マイクロコンピュータによってインバータ全体が
制御される構成となっている。
【0005】図8は、図7で用いられる従来のHVIC
の内部構成を示すブロック図である。尚、同図において
は、HVICに接続されるインバータ回路が1アーム分
のみ簡略化して表示している。同図において、1枚の基
板1に搭載されたHVIC11は、制御回路12と浮遊
基準ゲート駆動回路13とGND基準ゲート駆動回路1
4とレベルアップ回路15とレベルダウン回路16とに
よって構成されている。制御回路12はグランド(以
下、GNDという)を基準電位とする回路であり、入出
力端子I/Oを通してマイクロコンピュータ(図示せ
ず)との間で信号の授受を行ない、各IGBTをON/
OFFさせるための制御信号を生成したり、受信したア
ラーム信号に基づいてIGBTへのゲート信号を停止し
たり、あるいはマイクロコンピュータへアラーム信号を
伝送したりする機能を備えている。
【0006】浮遊基準ゲート駆動回路13は、Vcc側
に接続されている各IGBTのゲートに駆動信号を与え
る回路であり、各IGBTのスイッチングに応じて変動
するモータ(図示せず)ヘの出力電位を基準とする回路
である。すなわち、制御回路12で生成されたIGBT
のON/OFF信号を、レベルアップ回路15を通して
受信し、高電位側のIGBTをON/OFFさせる機能
を備えている。さらに、温度検出や過電流保護や低電圧
保護などの機能を有し、これらの検出情報に基づいてI
GBTをOFFしたり、あるいは、これらの検出情報に
基づくアラーム信号やウォーニング信号を、レベルダウ
ン回路16を通して、制御回路12に送信するなどの機
能を備えている。
【0007】GND基準ゲート駆動回路14は、制御回
路12で生成されたIGBTのON/OFF信号を受信
し、低電位側のIGBTをON/OFFさせる機能を備
えている。さらに、温度検出や過電流保護や低電圧保護
などの機能を有し、これらの検出情報に基づいてIGB
TをOFFしたり、あるいは、これらの検出情報に基づ
くアラーム信号やウォーニング信号を制御回路12に送
信するなどの機能を備えている。
【0008】レベルアップ回路15は、制御回路12か
らのGND基準の信号を、GNDより高電位の浮遊基準
の信号レベルに変換して、浮遊基準ゲート駆動回路13
に伝送するための回路である。図9は、図8のレベルア
ップ回路15の具体的な回路図の一例である。すなわ
ち、高耐圧Nch MOSFET5のドレインD側にレベ
ルシフト抵抗6を接続した構成となっている。高耐圧N
ch MOSFET5のゲートGをソースS電極に対し
て、しきい値以上の正電位にバイアスすると、高耐圧N
ch MOSFET5がON状態となり、レベルシフト抵
抗6に電流が流れて信号電圧が発生し、OUT1より信
号を出力する。ここで、抵抗40は、帰還をかけ高耐圧
Nch MOSFETの低電流性を向上させるための抵抗
であり、省略しても良い。
【0009】図8に戻って、レベルダウン回路16は、
浮遊基準ゲート駆動回路13で発生した浮遊基準の信号
をGND基準の信号電圧に変換し、制御回路12に伝送
するための回路である。図10は、図8のレベルダウン
回路16の具体的な回路図の一例である。すなわち、高
耐圧Pch MOSFET7のドレインD側にレベルシフ
ト抵抗8を接続した構成となっている。高耐圧Pch M
OSFET7のゲートGをソースS電極に対して、しき
い値以下の負電位にバイアスすると、高耐圧Pch MO
SFET7がON状態となり、レベルシフト抵抗8に電
流が流れて信号電圧が発生しOUT2より信号を出力す
る。ここで、抵抗41は、帰還をかけ高耐圧Nch MO
SFETの低電流性を向上させるための低抵抗であり、
省略しても良い。
【0010】図11は、従来のレベルシフト回路を半導
体基板に形成したときの要部を示す概略図である。すな
わち、図9のレベルアップ回路と図10のレベルダウン
回路とを1枚の基板1の上に形成したものである。した
がって、同一基板上にGND基準回路3と浮遊基準回路
4が構成されている。浮遊基準回路4は、耐圧構造部
(HVJT:高耐圧終端接合構造)9に囲まれた構成と
なっている。
【0011】図11において、図9に示されたレベルア
ップ回路は、GND基準回路3内に形成される高耐圧N
ch MOSFET5と浮遊基準回路4内に形成されるレ
ベルシフト抵抗6とによって構成されている。さらに、
GND基準回路3内に構成される高耐圧Nch MOSF
ET5のドレイン部分は、HVJT9と類似の構造のH
VJT10'によって耐圧が確保されている。そして、
この高耐圧Nch MOSFET5のドレインとレベルシ
フト抵抗6がドレイン配線により電気的に接続されてい
る。
【0012】また、図11において、図10に示された
レベルダウン回路は、浮遊基準回路4内に形成される高
耐圧Pch MOSFET7とGND基準回路3内に形成
されるレベルシフト抵抗8とによって構成されている。
この高耐圧Pch MOSFET7のドレインとレベルシ
フト抵抗8が、ドレイン配線により電気的に接続されて
いる。浮遊基準回路4は、GND基準回路3からはHV
JT9を介して電気的に絶縁されている。また、浮遊基
準回路4内に構成される高耐圧Pch MOSFET7の
ドレイン部分も、HVJT9と類似の構造のHVJT1
0によって耐圧が確保されている。
【0013】図12は、従来のレベルダウン回路の具体
的な断面構造図である。すなわち、自己分離構造を用い
た従来のレベルダウン回路の断面構造の一例を示してい
る。この図は、図11のレベルシフト回路をA−A'で
切断した断面構造図であり、等価回路的には図10の高
耐圧Pch MOSFET7を使用したレベルダウン回路
部分の断面構造図である。
【0014】この構造は1個の半導体基板上に、GND
基準回路3の領域と浮遊基準回路4の領域が設けられて
いる。GND基準回路3の領域の表面にはレベルシフト
抵抗8が形成され、浮遊基準回路4の領域には高耐圧P
ch MOSFETが形成されている。さらに、表面の所
定の部分にはアルミ配線あるいはワイヤボンディングが
施されて所定の配線がなされている。また、P-基板3
1の表面にN-帯域32が形成され、PN接合の逆バイ
アスを用いて高耐圧部分を分離し、さらに、P-/N-
合の接合表面部分の電界を緩和するために、N-領域表
面にP-領域33を形成したRESURFの原理に基づくDoubl
e RESURF構造を採用し、P-/N-の平行平板の接合耐圧
近くまで耐圧を向上させるためのHVJT9、10を有
している。
【0015】図11に示した高耐圧Pch MOSFET
7は、GND基準回路3と同一基板1上に形成された浮
遊基準回路4内に形成され、浮遊基準回路4のHVJT
9と、高耐圧Pch MOSFET7自身のHVJT10
とで、2重の耐圧構造を有する構造となっている。ま
た、レベルシフト抵抗8は、高耐圧Pch MOSFET
7のドレインから、アルミ配線あるいはワイヤ配線など
により電気的に接続されている。図12のDouble RESUR
F 構造を有する耐圧構造の場合、600V耐圧クラス
で、およそ100μmの耐圧構造幅が必要となり、12
00V耐圧クラスでほぼ200μm以上の耐圧構造幅が
必要となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述のような高耐圧I
C(HVIC)は、モータ制御用のインバータなどに使
用されるIGBTなどのパワーデバイスを駆動するとき
に、dv/dtなどに起因したノイズによりIGBTが誤動
作しないようにすることが重要である。さらに、チップ
の低コスト化の点から、大きな面額を占めるHVJTの
面積をできるだけ低減することも重要である。ところ
が、従来のHVICでは、dv/dtによってIGBTが誤
点弧を起こしやすかったり、高耐圧化するとHVJTの
占める面積が大きくなりチップが大きくなるなどの不具
合がある。したがって、このような課題を解決する必要
がある。
【0017】先ず、前者のスイッチングによる誤動作に
関する課題について述べる。図8に示した様に、従来の
HVIC11は、制御回路12と浮遊基準ゲート駆動回
路13とGND基準ゲート駆動回路14とレベルアップ
回路15とレベルダウン回路16を同一の基板1上に形
成している。従って、図7でも示したように、HVIC
から、各IGBTに対して長いワイヤ配線で接続する必
要がある。従って、この配線の寄生インダクタンスによ
り次のような問題が生じる。これを図8に示された従来
のHVICとインバータの一部を構成するIGBTとの
接続図を用いて説明する。高電位側IGBT17aと低
電位側IGBT17bが、三相インバータの制御タイミ
ングに従って、交互にON/OFFを繰り返すことによ
り、OUTの電位がGNDとVccとの間で変動し、図
示しないモータヘ三相交流電力が出力される。
【0018】ここで、高電位側IGBT17aのゲート
Gがオンし、OUTの電位がGNDからVccに変動す
る場合、 低電位側IGBT17bのコレクタCの電位
もGNDからVccに変動する。そして、このときの電
位変化によるdv/dtにより、低電位側IGBT17bの
コレクタC−ゲートG間の寄生容量18bを通して、G
ND基準ゲート駆動回路14に、時間関数の変位電流i
(t)が流れる。特に、低電位側IGBT17bに並列接
続された低電位側帰還ダイオード19bが逆回復する時
間帯においては大きな dv/dtが発生し、これに基づい
て大きな変位電流i(t)が流れる。この時、GND基準
ゲート駆動回路14から低電位側IGBT17bまでの
配線の寄生インダクタンスLL20bの両端にLL・di
(t)/dtの逆起電力が生じる。配線が長くなると寄生イ
ンダクタンスLLが大きくなり、逆起電カが低電位側I
GBT17bのゲートGのしきい値電圧を超えると、低
電位側IGBT17bがONする。このとき、当然高電
位側IGBT17aはONしているので、VccとGN
Dが短絡して両IGBT17a、17bを破壊させるお
それがある。
【0019】同様に、低電位側IGBT17bがON
し、OUTの電位がVccからGNDに変動する場合、
高電位側IGBT17aのコレクタCの電位が、ゲート
GおよびエミッタEの電位に対しGNDとVccの電位
差分だけ相対的に高くなり、高電位側IGBT17aの
コレクタC−ゲートG間の寄生容量18aを通して、浮
遊基準ゲート駆動回路13に変位電流i(t)が流れる。
この時、浮遊基準ゲート駆動回路13から高電位側IG
BT17aまでの配線の寄生インダクタンスLH20a
の両瑞にLH・di(t)/dt の逆起電力が生じる。特
に、寄生インダクタンスLH20aが十分大きく、逆起
電力が高電位側IGBT17aのゲートのしきい値電圧
を超えると、高電位側IGBT17aがONしてVcc
とGNDが短絡し、両IGBT17a、17bを破壊さ
せるおそれがある。このように、各IGBTの寄生イン
ダクタンスが大きくなるほど変位電流は大きくなるた
め、一層誤動作を起こしやすくなる。従って、大容量の
IGBTを駆動する制御用ICの実現には、このような
問題を解決することが必須である。
【0020】次に、大きな面額を占めるHVJTの面積
を低減して、素子のチップサイズを縮小化する課題につ
いて述べる。すなわち、図11に示した従来のHVIC
の場合、浮遊基準回路4は、HVJT9で外周部を囲む
必要がある。しかも十分な耐圧を得るためには、HVJ
T9の耐圧構造幅を十分に広くとらねばならない。従っ
て、耐圧の大きさによっては、浮遊基準回路4に占める
HVJT9の面積はかなり大きくなることもある。
【0021】図12に示すようなDouble RESURF 構造の
耐圧構造を採用した場合は、600V耐圧クラスでは、
HVJTは約100μmの耐圧構造幅が必要であり、こ
れは図11の浮遊基準回路4全体の略20〜40%の面
積を占めることになる。また、1200V耐圧クラスで
は、HVJTは約200μmの耐圧構造幅が必要であ
り、これは図11の浮遊基準回路4全体の略30〜60
%の面積を占めることになる。従って、従来の技術にお
いては、HVICの高耐圧化を進める上でチップサイズ
の拡大によるコストアップが大きな課題となっている。
【0022】また、HVICの課題の一つとして、長期
信頼性の問題がある。高耐圧MOSFETを用いたレベ
ルシフタの場合、長時間使用していると、パッケージの
外部や樹脂中のイオンが、印加電圧により高耐圧MOS
FETのゲートに到達することで、ゲート電圧のしきい
値が変動したり、チャネルリークが発生するという問題
が生じることがある。この対策として、パッケージの樹
脂や改質や形状の変更、あるいは、デバイスをイオンが
ゲートに進入し難い構造に変更するなどの方法がある
が、これらの方法には限界がある。本発明は、このよう
な事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、接地
電位と変動電位が混在しても、スイッチング素子が誤点
弧を起こさないようにすると共に、チップ面積を小さく
した高耐圧用の半導体装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、GNDレベルを電位の基準とするGN
D基準回路とGNDレベルより相対的に高い電位を基準
とする浮遊基準回路とを有する半導体装置において、前
記GND基準回路と前記浮遊基準回路とを異なる半導体
基板に形成したことを特徴とするものである。
【0024】このような構成によれば、浮遊基準回路と
GND基準回路とが別個独立した半導体基板上に形成さ
れるため、これらの位置関係を自由に設定することがで
き、ノイズに優れた配線引き回しが行えるなど、回路の
設計が容易となる。たとえば、浮遊基準回路およびGN
D基準回路それぞれから接続されるインバータを構成す
る各パワーデバイス(例えばIGBT)のゲートなどの
ような接続回路までの配線間隔を短くすることもでき、
配線の寄生インダクタンスの低減、コンパクト化を図る
ことが可能となる。
【0025】また、本発明は、前記GND基準回路と前
記浮遊基準回路とがレベルシフト回路を介して接続され
ていることを特徴とするものである。
【0026】このような構成によれば、レベルシフト回
路により、GND基準回路と浮遊基準回路との電位のレ
ベルがシフトされ、それぞれの信号の伝達が容易にな
る。
【0027】また、本発明に係る半導体装置において、
前記レベルシフト回路は、Nch MOSFETと、該Nc
h MOSFETのドレインに接続された第1の抵抗とに
よって構成され、前記Nch MOSFETは前記GND
基準回路と同一の半導体基板に形成され、前記第1の抵
抗は前記浮遊基準回路と同一の半導体基板に形成される
レベルアップ回路を有することを特徴とするものであ
る。
【0028】このようなレベルシフト回路によれば、レ
ベルアップ回路により、GND基準のレベルを、該グラ
ンド基準より相対的に高電位である浮遊基準電位レベル
に変換することができ、GND基準回路と浮遊基準回路
との基板分離を容易に行うことができる。
【0029】また、本発明に係る半導体装置において、
前記レベルシフト回路は、Pch MOSFETと、該Pc
h MOSFETのドレインに接続された第2の抵抗とに
よって構成され、前記Pch MOSFETは、前記浮遊
基準回路と同一の半導体基板に形成され、前記第2の抵
抗は、前記GND基準回路と同一の半導体基板に形成さ
れるレベルダウン回路を有することを特徴とするもので
ある。
【0030】このようなレベルシフト回路によれば、レ
ベルダウン回路により、浮遊基準レベルを、該浮遊基準
より相対的に低電位であるGND基準電位レベルに変換
することができ、GND基準回路と浮遊基準回路との基
板分離を容易に行うことができる。
【0031】また、本発明に係る半導体装置において、
前記レベルシフト回路は、Pch MOSFETと、該Pc
h MOSFETのドレインに接続された第3の抵抗とに
よって構成され、前記Pch MOSFETと前記第3の
抵抗は、共に、前記GND基準回路と同一の半導体基板
に形成されるレベルダウン回路を有することを特徴とす
るものである。
【0032】このような構成によれば、GND基準回路
に形成されるPch MOSFETを耐圧構造にすれば良
く、浮遊基準回路全体及びその中に形成されるPch M
OSFETを高耐圧構造にしてなる二重耐圧構造が不要
となり、チップサイズを小型化できる。
【0033】また、本発明に係る半導体装置において、
前記浮遊基準回路は、電源の高電位側とグランド側との
間に少なくとも2個が直列に接続されているスイッチン
グデバイスのうちの高電位側に接続されているスイッチ
ングデバイスのゲートを駆動するための浮遊基準ゲート
駆動回路であり、前記GND基準回路は前記浮遊基準ゲ
ート駆動回路に信号を与えたり、受けたりするGND基
準の制御回路であり、前記浮遊基準ゲート駆動回路と、
電源の高電位側とグランド側との間に少なくとも2個が
直列に接続されているスイッチングデバイスの内の低電
位側に接続されているスイッチングデバイスのゲートを
駆動するためのGND基準ゲート駆動回路が、前記スイ
ッチングデバイスそれぞれのゲート付近に設置されてい
ることを特徴とするものである。
【0034】このような構成によれば、浮遊基準ゲート
駆動回路及びGND基準ゲート駆動回路それぞれからス
イッチングデバイスのゲートまでの配線距離を短くする
ことができ、配線の寄生インダクタンスを小さくするこ
とができ、それに起因するスイッチング誤動作などを低
減することができる。
【0035】また、本発明に係る半導体装置は、異なる
電位間に少なくとも2個が直列に接続されているスイッ
チングデバイスを制御する半導体装置において、前記ス
イッチングデバイスをオン/オフするゲート駆動回路
と、前記ゲート駆動回路を制御する制御回路とを備え、
前記ゲート駆動回路と前記制御回路をそれぞれ異なる半
導体基板に形成したことを特徴とするものである。
【0036】このような構成によれば、ゲート駆動回路
と制御回路とを分離構造とすることができるので、回路
の配線設計の自由度が高まる。
【0037】また、本発明に係る半導体装置において、
前記レベルシフト回路は、NPNバイポーラトランジス
タと、該NPNバイポーラトランジスタのコレクタに接
続された第4の抵抗とによって構成され、前記NPNバ
イポーラトランジスタは、前記GND基準回路と同一の
半導体基板に形成され、前記第4の抵抗は前記浮遊基準
回路と同一の半導体基板に形成されるレベルアップ回路
を有することを特徴とするものである。
【0038】このようなレベルアップ回路によれば、レ
ベルアップ回路により、GND基準のレベルを、該グラ
ンド基準より相対的に高電位である浮遊基準電位レベル
に変換することができ、GND基準回路と浮遊基準回路
との基板分離を容易に行うことができる他、さらにMO
Sでみられるような、ゲートのしきい値の変動や、それ
に伴うチャネルリークなどの長期信頼性の問題を解消で
きる。
【0039】また、本発明に係る半導体装置において、
前記レベルシフト回路は、PNPバイポーラトランジス
タと、該PNPバイポーラトランジスタに接続された第
5の抵抗とによって構成され、前記PNPバイポーラト
ランジスタは、前記浮遊基準回路と同一の半導体基板に
形成され、前記第4の抵抗は前記GND基準回路と同一
の半導体基板に形成されるレベルダウン回路を有するこ
とを特徴とするものである。
【0040】このようなレベルシフト回路によれば、レ
ベルダウン回路により、浮遊基準レベルを、該浮遊基準
より相対的に低電位であるGND基準電位レベルに変換
することができ、GND基準回路と浮遊基準回路との基
板分離を容易に行うことができる他、さらにMOSでみ
られるような、ゲートのしきい値の変動や、それに伴う
チャネルリークなどの長期信頼性の問題を解消できる。
【0041】また、本発明に係る半導体装置において、
前記レベルシフト回路は、PNPバイポーラトランジス
タと、該PNPバイポーラトランジスタのコレクタに接
続された第6の抵抗とによって構成され、前記PNPバ
イポーラトランジスタと前記第6の抵抗は、共に、前記
GND基準回路と同一の半導体基板に形成されるレベル
ダウン回路を有することを特徴とするものである。
【0042】このような構成によれば、GND基準回路
に形成されるPNPバイポーラトランジスタ耐圧構造に
すればよく、浮遊基準回路全体およびその中に形成され
るPNPバイポーラトランジスタを高耐圧構造にしてな
る2重耐圧構造が不要となり、チップサイズを小型化で
きる他、さらにMOSで見られるような、ゲートのしき
い値の変動や、それに伴うチャネルリークなどの長期信
頼性の問題を解消できる。
【0043】また、本発明に係る半導体装置は、電源の
高電位側とグランド側との間に少なくとも2個が直列に
接続されているスイッチングデバイスの内の高電位側に
接続されているスイッチングデバイスのゲートを駆動す
るための浮遊基準ゲート駆動と、低電位側に接続されて
いるスイッチングデバイスのゲートを駆動するためのG
ND基準ゲート駆動回路と、これらのゲート駆動回路を
制御するためのGND基準制御回路で構成される。この
うち、前記浮遊基準回路は、前記浮遊基準ゲート駆動回
路であり、GND基準回路は前記GND基準制御回路で
あることを特徴とするものである。
【0044】このような構成によれば、前記浮遊基準ゲ
ート駆動回路と前記GND基準ゲート駆動回路を前記G
ND制御回路とそれぞれ異なる半導体基板に形成するこ
とが可能となるため、前記浮遊基準ゲート駆動回路とG
ND基準ゲート駆動回路を、前記スイッチングデバイス
それぞれのゲート付近に設置することが可能となり、浮
遊基準ゲート駆動回路およびGND基準ゲート駆動回路
それぞれからスイッチングデバイスのゲートまでの配線
距離を短くすることができ、配線の寄生インダクタンス
を小さくすることができ、それに起因するスイッチング
誤動作などを低減することができる。
【0045】また、このような構成によれば、浮遊基準
ゲート駆動回路とGND基準ゲート駆動回路とGND基
準制御回路を分離構造とすることができるので、回路の
配線設計の自由度が高まり、各回路の位置構成の最適化
による装置の小型化を実現することが容易となる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。尚、本発明の実施の形態で用
いる図面において、従来技術で用いた図面と同一部分は
同一符号を付している。
【0047】実施の形態1.先ず、本発明の第一の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の第一の実施
の形態におけるレベルシフト回路の要部を示す概略図で
ある。図1における第1の実施の形態が図11の従来技
術と異なる点は、GND基準回路3と浮遊基準回路4と
が異なる基板上に形成されているところである。すなわ
ち、図1において、A基板2aにはGND基準回路3が
形成され、B基板2bには浮遊基準回路4が形成されて
いる。
【0048】図9に示したレベルアップ回路は、図1に
おいては、A基板2aのGND基準回路3内に形成され
た高耐圧Nch MOSFET5と、B基板2bの浮遊基
準回路4内に形成されたレベルシフト抵抗6とによって
構成されている。この高耐圧Nch MOSFET5のド
レインとレベルシフト抵抗6はワイヤボンド等による配
線によって電気的に接続されている。尚、A基板2aの
GND基準回路3に形成された高耐圧Nch MOSFE
T5のドレイン部分はHVJT10'で囲まれ、GND
基準回路3に対して耐圧の保たれた構造となっている。
【0049】一方、図10に示したレベルダウン回路
は、図1においては、B基板2bの浮遊基準回路4内に
形成された高耐圧Pch MOSFET7と、A基板2a
のGND基準回路3内に形成されたレベルシフト抵抗8
とによって構成されている。この高耐圧Pch MOSF
ET7のドレインとレベルシフト抵抗8はワイヤボンド
等の配線により電気的に接続されている。また、浮遊基
準回路4は、HVJT9で周囲を囲まれ、B基板2b自
体の電位と電気的に絶縁されている。さらに、浮遊基準
回路4内に構成された高耐圧Pch MOSFET7のド
レイン部分は、HVJT10を介して、浮遊基準回路4
に対して耐圧の保たれた構造となっている。
【0050】図2は、図1のレベルシフト回路のA―
A'断面の構造図である。すなわち、この図は、第1の
実施の形態における自己分離構造を用いたレベルダウン
回路の具体的な断面構造であり、高耐圧Pch MOSF
ETを使用したレベルダウン回路部分の断面構造を示し
ている。図2では、半導体基板のA基板2aにはGND
基準回路3の領域が形成され、半導体基板のB基板2b
には浮遊基準回路4の領域が形成されている。そして、
GND基準回路3の領域にはレベルシフト抵抗8が形成
されている。また、浮遊基準回路4の領域は、ドレイン
Dの部分がHVJT10で囲まれており、さらに、外周
がHVJT9で囲まれている。そして、浮遊基準回路4
のドレインD、ソースS、ゲートGからアルミ配線が引
き出され、また、GND基準回路3のレベルシフト抵抗
8からもワイヤーボンディングなどによって配線が引き
出され、それぞれ所定の接続が行われている。
【0051】このHVJTの構造は、P-基板21の表
面にN-領域22を形成し、PN接合の逆バイアスを用
いて高耐圧部分を分離し、さらに、P-/N-接合におけ
る接合部の曲率部分の電界を緩和するために、N-領域
22の表面にP-領域23を形成した、いわゆるRESURF
の原理に基づくDouble RESURF 構造を採用し、P-/N-
接合の平行平板の接合耐圧近くまで耐圧を向上させるた
めの耐圧構造HVJT9、10を有している。
【0052】すなわち、レベルダウン回路を形成する高
耐圧Pch MOSFET7は、HVJT9に囲まれた浮
遊基準回路4内に形成され、そのドレインD部分は更に
内部のHVJT10で囲まれている。従って、高耐圧P
ch MOSFET7のドレインD部分は、浮遊基準回路
4のHVJT9と高耐圧Pch MOSFET自身のHV
JT10とによって2重の耐圧構造を有している。ま
た、レベルシフト抵抗8は、GND基準回路3と同一の
基板2a上に形成され、高耐圧Pch MOSFETのド
レインDから、ワイヤ配線などにより電気的に接続され
ている。
【0053】図3は、本発明の第1の実施の形態におけ
るHVICの内部構成を示すブロック図である。尚、同
図においては、簡略化のために、外部に接続される図示
しないインバータ回路は1アーム分のみを表示してい
る。同図において、HVIC11が制御回路12と浮遊
基準ゲート駆動回路13とGND基準ゲート駆動回路1
4とレベルアップ回路15とレベルダウン回路16とに
よって構成されているところは従来と同じである。ま
た、それぞれの動作も従来技術と同じである。
【0054】この実施の形態の特徴は、浮遊基準ゲート
駆動回路13およびGND基準ゲート駆動回路14が制
御回路12と異なる基板上のICとして分離して、それ
ぞれが駆動するIGBTの近くに配置されることであ
る。すなわち、制御回路12はA基板2aに形成され、
浮遊基準ゲート駆動回路13はB基板2bに形成され、
GND基準ゲート駆動回路14はC基板2cに形成され
ている。さらに、レベルアップ回路15は、A基板2a
とB基板2bとに分けて形成されている。すなわち、レ
ベルアップ回路15は、制御回路12と同一のA基板2
aに高耐圧Nch MOSFET5が形成され、浮遊基準
ゲート回路13と同一のB基板2bにレベルシフト抵抗
6が分離して形成され両者が配線接続されている。
【0055】また、レベルダウン回路16も同様に、制
御回路12と同一のA基板2aと浮遊基準ゲート回路1
3と同一のB基板2bに分けて形成されている。すなわ
ち、レベルダウン回路16を構成する高耐圧Pch MO
SFET7が浮遊基準ゲート駆動回路13と同一のB基
板2b上に形成され、レベルシフト抵抗8が制御回路1
2と同一のA基板2a上 に形成され、ワイヤ配線で接
続されている。
【0056】そして、浮遊基準ゲート駆動回路13を形
成するB基板2bは、高電位側IGBT17aの近くに
配置されて、浮遊基準ゲート駆動回路13と高電位側I
GBT17aの距離を小さくし、GND基準ゲート駆動
回路14を形成するC基板2cは、低電位側IGBT1
7bの近くに配置されて、GND基準ゲート駆動回路1
4と低電位側IGBT17bの距離を小さくしているの
で、それぞれの配線による寄生インダクタンスを小さく
することができる。
【0057】これによって、高電位側IGBT17aと
低電位側IGBT17bとの転流時に発生するdv/dtに
よって、各IGBTの寄生容量18a、18bに変異電
流が流れても、各寄生インダクタンス20a、20bが
小さいので、各寄生インダクタンス20a,20bの両
瑞に発生するL・di(t)/dt の逆起電力を小さく抑え
ることができる。すなわち、この逆起電力によってIG
BTのゲートにしきい値以上の電圧が印加される虞はな
くなり、IGBT17aまたはIGBT17bの何れか
が誤点弧して、VccとGNDとの間に接続されている
1アームのIGBT17a、17bが短絡することもな
くなる。
【0058】実施の形態2.次に、本発明の第二の実施
の形態を説明する。図4は、本発明の第二の実施の形態
におけるレベルシフト回路の要部を示す概略図である。
すなわち、図4における第二の実施の形態では、GND
基準回路35と浮遊基準回路34は異なる基板上に形成
されている点は、図1に示す第一の実施の形態と同じで
あるが、浮遊基準回路34に高耐圧Pch MOSFET
7が設けられておらず、浮遊基準回路34を囲むHVJ
Tが設けられていない点が図1と異なる。
【0059】すなわち、A基板32aにはGND基準回
路35が形成され、B基板32bには浮遊基準回路34
が形成されている。そして、図9に示したレベルアップ
回路は、図4においては、A基板32aのGND基準回
路35内に形成される高耐圧Nch MOSFET5と、
B基板32bの浮遊基準回路34内に形成されるレベル
シフト抵抗6とによって構成されている。そして、この
高耐圧Nch MOSFET5のドレインとレベルシフト
抵抗6が配線により電気的に接続されている。
【0060】一方、図10に示したレベルダウン回路
は、図4においては、高耐圧Pch MOSFET7とレ
ベルシフト抵抗8が共に、A基板32aのGND基準回
路35内に形成されている。そして、この高耐圧Pch
MOSFET7のソースとゲートのそれぞれからの配線
を介し、B基板32b上に形成されている浮遊基準回路
34に電気的に接続されている。第二の実施の形態にお
ける構造の場合は、B基板32bの浮遊基準回路34内
に高耐圧Pch MOSFET7を形成していないため、
浮遊基準回路34の基板自体の電位を接地する必要がな
くなる。よって、浮遊基準回路34の周囲をHVJTで
囲む必要がなくなる。従って、浮遊基準回路34の基板
自体の電位を浮遊電位基準とすることが可能となる。こ
のため、耐圧構造部としては、GND基準回路35内に
形成する高耐圧Nch MOSFET5のドレインの周囲
を囲むHVJT10'、および高耐圧Pch MOSFET
7のソースとゲートの周囲のHVJT10のみを形成す
るだけでよい。
【0061】図5は、図4のレベルシフト回路のA−
A'断面の構造図である。すなわち、この図は、具体的
な断面構造として、自己分離構造を用いたレベルダウン
回路の例を示しており、高耐圧Pch MOSFET7を
使用したレベルダウン回路部分の断面構造を表してい
る。尚、図5では、図4のGND基準回路35を形成す
るA基板32aのみを表し、B基板32b上に形成され
る浮遊基準回路34は省略している。また、高耐圧Pch
MOSFET7のソースおよびゲート部分は、HVJ
T10で囲まれており、各HVJTの耐圧構造は前述し
た通りである。
【0062】レベルダウン回路を構成する高耐圧Pch
MOSFET7とレベルシフト抵抗8は、GND基準回
路35と同一のA基板32a上に形成され、高耐圧Pch
MOSFET7はHVJT10で囲まれ、そのソース
SとゲートGの電極は配線を介してB基板32b上に形
成された浮遊基準回路34に電気的に接続されている。
また、レベルシフト抵抗8は、一方の端子がGNDに接
地され、他方の端子が高耐圧Pch MOSFET7のド
レインに電気的に接続されている。また、レベルシフト
抵抗8とドレインDは配線によって接続されている。
【0063】図6は、本発明の第2の実施の形態におけ
るHVICの内部構成を示すブロック図である。尚、同
図は、簡略化のため、外部に接続されるインバータ回路
は1アーム分のみを表示している。同図において、HV
IC11は、制御回路12と浮遊基準ゲート駆動回路1
3とGND基準ゲート駆動回路14とレベルアップ回路
15とレベルダウン回路16とによって構成されている
ところは、図3の第1の実施の形態と同じである。ま
た、それぞれの動作も従来技術と同じである。
【0064】この実施の形態は、第1の実施の形態と同
様に、浮遊基準ゲート駆動回路13およびGND基準ゲ
ート駆動回路14が制御回路12と異なる基板上のIC
として分離して、それぞれが駆動するIGBTの近くに
配置されている。すなわち、制御回路12はA基板32
aに形成され、浮遊基準ゲート駆動回路13はB基板3
2bに形成され、GND基準ゲート駆動回路14はC基
板2cに形成されている。
【0065】さらに、レベルアップ回路15は、A基板
32aとB基板32bとに分けて形成されている。すな
わち、レベルアップ回路15は、制御回路12と同一の
A基板32aに高耐圧Nch MOSFET5が形成さ
れ、浮遊基準ゲート駆動回路13と同一のB基板32b
にレベルシフト抵抗6が分離して形成され、両者が配線
接続されている。一方、レベルダウン回路16は、高耐
圧Pch MOSFET7とレベルシフト抵抗8が共に制
御回路12と同一のA基板32a上に形成され、高耐圧
Pch MOSFET7のソースとドレインから、ワイヤ
配線等により浮遊基準ゲート駆動回路13に電気的に接
続されている。すなわち、A基板32aとB基板32b
とは、レベルアップ回路15を構成する高耐圧Nch M
OSFET5のドレイン配線、およびレベルダウン回路
16を構成する高耐圧Pch MOSFET7のソースと
ゲートの配線を介して接続されている。
【0066】第2の実施の形態の場合は、このような構
成によって、浮遊基準ゲート駆動回路13とGND基準
ゲート駆動回路14をIGBT17a、17bの近傍に
配置することが可能となる。したがって、各IGBT1
7a、17bのゲートと浮遊基準電位との間の配線によ
るインダクタンスの影響を小さくすることができる。さ
らに、耐圧構造を有するHVICの構成は、制御回路1
2とレベルアップ回路15とレベルダウン回路16で構
成されるA基板32aのみでよく、浮遊基準回路34全
体をHVJTで囲む必要がなくなるので、基板全体の面
積を、第1の実施の形態に比べて、さらに縮小化するこ
とができる。
【0067】本実施の形態によれば、浮遊基準回路のチ
ップサイズの縮小比率は、600V耐圧クラスで略20
〜40%程サイズを縮小することができ、1200V耐
圧クラスで略30〜50%程サイズを縮小することがで
きるので、材料費の低減、歩留りの向上などにより、制
御用ICのコストダウンに大きく貢献することができ
る。
【0068】実施の形態3.本発明の第3の実施の形態
について説明する。図13は、本発明の第3の実施の形
態におけるレベルシフト回路の要部を示す概略図であ
る。基本的な構成は、本発明の第1の実施例とほぼ同様
である。図13における第3の実施の形態が図1の第1
の実施例と異なるところは、高耐圧MOSFETの代わ
りに高耐圧バイポーラトランジスタを適用しているとこ
ろである。すなわち、図13においては、レベルアップ
回路として、高耐圧Nch MOSFETの代わりに高
耐圧NPNバイポーラトランジスタを適用し、レベルダ
ウン回路として、高耐圧PchMOSFETの代わりに
高耐圧PNPバイポーラトランジスタを適用していると
ころである。
【0069】図19は、レベルアップ回路の具体的な回
路図の一例である。すなわち、高耐圧NPNバイポーラ
トランジスタのコレクタ側にレベルシフト抵抗を接続し
た構成となっている。高耐圧NPNバイポーラトランジ
スタのベースをエミッタ電極に対して、しきい値以上の
正電位にバイアスすると、高耐圧NPNバイポーラトラ
ンジスタがON状態となり、レベルシフト抵抗に電流が
流れて信号電圧が発生し、OUT1より信号を出力す
る。
【0070】ここで、抵抗42は、ベース電流を制限す
る抵抗であり、省略しても良い。また、抵抗43は、高
耐圧NPNバイポーラトランジスタに帰還をかけ定電流
性を向上させたり、ベース電流を制限したりするための
抵抗であり、省略しても良い。図20は、レベルダウン
回路の具体的な回路の一例である。すなわち、高耐圧P
NPバイポーラトランジスタのコレクタ側にレベルシフ
ト抵抗を接続した構成となっている。高耐圧PNPバイ
ポーラトランジスタのベースをエミッタ電極に対して、
しきい値以上の負電位にバイアスすると、高耐圧PNP
バイポーラトランジスタがON状態となり、レベルシフ
ト抵抗に電流が流れて信号電圧が発生し、OUT1より
信号を出力する。
【0071】ここで、抵抗44は、ベース電流を制限す
る抵抗であり、省略しても良い。また、抵抗45は、高
耐圧PNPバイポーラトランジスタに帰還をかけ定電流
性を向上させたり、ベース電流を制限したりするための
抵抗であり、省略しても良い。図13における第3の実
施の形態が図11の従来技術と異なる点は、GND基準
回路3と浮遊基準回路4とが異なる基板上に形成されて
いるところである。すなわち、図13において、A基板
2aにはGND基準回路3が形成され、B基板2bには
浮遊基準回路4が形成されている。
【0072】図19に示したレベルアップ回路は、図1
3においては、A基板2aのGND基準回路3内に形成
された高耐圧NPNバイポーラトランジスタ5と、B基
板2bの浮遊基準回路4内に形成されたレベルシフト抵
抗6とによって構成されている。この高耐圧NPNバイ
ポーラトランジスタ5のコレクタとレベルシフト抵抗6
はワイヤボンド等による配線によって電気的に接続され
ている。なお、A基板2aのGND基準回路3に形成さ
れた高耐圧NPNバイポーラトランジスタ5のコレクタ
部分は、HVJT10’で囲まれ、GND基準回路3に
対して耐圧の保たれた構造となっている。
【0073】一方、図20に示したレベルダウン回路
は、図13においては、B基板2bの浮遊基準回路4内
に形成された高耐圧PNPバイポーラトランジスタ7
と、A基板2aのGND基準回路3内に形成されたレベ
ルシフト抵抗8とによって構成されている。この高耐圧
PNPバイポーラトランジスタ7のコレクタとレベルシ
フト抵抗8はワイヤボンド等の配線により電気的に接続
されている。また、浮遊基準回路4は、HVJT9で周
囲を囲まれ、B基板2b自体の電位と電気的に絶縁され
ている。さらに、浮遊基準回路4内に構成された高耐圧
PNPバイポーラトランジスタ7のコレクタ部分は、H
VJT10を介して、浮遊基準回路4に対して耐圧の保
たれた構造となっている。
【0074】図14は、図13のレベルシフト回路のA
−A’断面の構造図である。すなわち、この図は、第3
の実施の形態における自己分離構造を用いたレベルダウ
ン回路の具体的な断面構造であり、高耐圧PNPバイポ
ーラトランジスタを使用したレベルダウン回路部分の断
面構造を示している。図14では、半導体基板のA基板
2aにはGND基準回路3の領域が形成され、半導体基
板のB基板2bには浮遊基準回路4の領域が形成されて
いる。そして、GND基準回路3の領域にはレベルシフ
ト抵抗8が形成されている。また、浮遊基準回路4の領
域には、コレクタCの部分がHVJT10で囲まれてお
り、さらに、外周がHVJT9で囲まれている。そし
て、浮遊基準回路4のコレクタC、エミッタE、ベース
Bからアルミ配線が引き出され、また、GND基準回路
3のレベルシフト抵抗8からもワイヤーボンディングな
どによって配線が引き出され、それぞれ所定の接続が行
われている。
【0075】このHVJT構造は、P-基板21の表面
にN-領域22を形成し、PN接合の逆バイアスを用い
て高耐圧部分を分離し、さらに、P-/N-接合における
接合部の曲率部分の電界を緩和するために、N-領域2
2の表面にP-領域23を形成した、いわゆるRESU
RFの原理に基づくDouble RESURF構造を
採用し、P-/N-接合の平行平板の接合耐圧近くまで耐
圧を向上させるための耐圧構造HVJT9、10を有し
ている。
【0076】すなわち、レベルダウン回路を形成する高
耐圧PNPバイポーラトランジスタ7は、HVJT9に
囲まれた浮遊基準回路4内に形成され、そのコレクタC
部分は更に内部のHVJT10で囲まれている。従っ
て、高耐圧PNPバイポーラトランジスタ7のコレクタ
C部分は、浮遊基準回路4のHVJT9と高耐圧PNP
バイポーラトランジスタ自身のHVJT10とによって
2重の耐圧構造を有している。また、レベルシフト抵抗
8は、GND基準回路3と同一の基板2a上に形成さ
れ、高耐圧PNPバイポーラトランジスタのコレクタC
から、ワイヤ配線などにより電気的に接続されている。
【0077】図15は、本発明の第3の実施の形態にお
けるHVICの内部構造を示すブロック図である。尚、
同図においては、簡略化のために、外部に接続される図
示しないインバータ回路は1アーム分のみを表示してい
る。同図において、HVIC11が制御回路12と浮遊
基準ゲート駆動回路13とGND基準ゲート駆動回路1
4とレベルアップ回路15とレベルダウン回路16とに
よって構成されているところは従来と同じである。
【0078】この実施の形態の特徴は、浮遊基準ゲート
駆動回路13およびGND基準ゲート駆動回路14が制
御回路12と異なる基板上のICとして分離して、それ
ぞれが駆動するIGBTの近くに配置されることであ
る。すなわち、制御回路12はA基板2aに形成され、
浮遊基準ゲート駆動回路13はB基板2bに形成され、
GND基準ゲート駆動回路14はC基板2cに形成され
ている。さらに、レベルアップ回路15は、A基板2a
とB基板2bとに分けて形成されている。すなわち、レ
ベルアップ回路15は、制御回路12と同一のA基板2
aに高耐圧NPNバイポーラトランジスタ5が形成さ
れ、浮遊基準ゲート駆動回路13と同一のB基板2bに
レベルシフト6抵抗が分離して形成され両者が配線接続
されている。
【0079】また、レベルダウン回路16も同様に、制
御回路12と同一のA基板2aと浮遊基準ゲート駆動回
路13と同一のB基板2bに分けて形成されている。す
なわち、レベルダウン回路16を構成する高耐圧PNP
バイポーラトランジスタ7が浮遊基準ゲート駆動回路1
3と同一のB基板2b上に形成され、レベルシフト抵抗
8が制御回路12と同一のA基板2a上に形成され、ワ
イヤ配線で接続されている。
【0080】そして、浮遊基準ゲート駆動回路13を形
成するB基板2bは、高電位側IGBT17aの近くに
配置されて、浮遊基準ゲート駆動回路13と高電位側I
GBT17aの距離を小さくし、GND基準ゲート駆動
回路14を形成するC基板2cは、低電位側IGBT1
7bの近くに配置されて、GND基準ゲート駆動回路1
4と低電位側IGBT17bの距離を小さくしているの
で、それぞれの配線による寄生インダクタンスを小さく
することができる。
【0081】これによって、高電位側IGBT17aと
低電位側IGBT17bとの転流時に発生するdv/d
tによって、各IGBTの寄生容量18a、18bに変
異電流が流れても、各寄生インダクタンス20a、20
bが小さいので、各寄生インダクタンス20a、20b
の両端に発生するL・di(t)/dtの逆起電力を小
さく抑えることができる。すなわち、この逆起電力によ
ってIGBTのゲートにしきい値以上の電圧が印加され
る虞はなくなり、IGBT17aまたはIGBT17b
の何れかが誤点弧して、VccとGNDとの間に接続さ
れている1アームのIGBT17a、17bが短絡する
こともなくなる。
【0082】さらに、この実施例の場合、レベルシフタ
に高耐圧MOSFETを使用せず、高耐圧バイポーラト
ランジスタを使用するため、ゲートのしきい値の変動
や、それに伴うチャネルリークなどの長期信頼性の問題
を解消出来る。
【0083】実施の形態4.本発明の第4の実施の形態
について説明する。図16は、本発明の第4の実施の形
態におけるレベルシフト回路の要部を示す概略図であ
る。基本的な構成は、本発明の第2の実施例とほぼ同じ
である。図16における第4の実施の形態が図4におけ
る第2の実施例と異なるところは、高耐圧MOSFET
の代わりに高耐圧バイポーラトランジスタを適用してい
るところである。すなわち、図16においては、レベル
アップ回路として高耐圧Nch MOSFETの代わり
に高耐圧NPNバイポーラトランジスタを適用し、レベ
ルダウン回路として、高耐圧Pch MOSFETの代
わりに高耐圧PNPバイポーラトランジスタを適用して
いるところである。
【0084】すなわち、A基板32aにはGND基準回
路35が形成され、B基板32bには浮遊基準回路34
が形成されている。そして、図19に示したレベルアッ
プ回路は、図16においては、A基板32aのGND基
準回路35内に形成される高耐圧NPNバイポーラトラ
ンジスタ5と、B基板32bの浮遊基準回路34内に形
成されるレベルシフト抵抗6とによって構成されてい
る。そして、この高耐圧NPNバイポーラトランジスタ
5のコレクタとレベルシフト抵抗6が配線により電気的
に接続されている。
【0085】一方、図20に示したレベルダウン回路
は、図16においては、高耐圧PNPバイポーラトラン
ジスタ7とレベルシフト抵抗8が共に、A基板32aの
GND基準回路35内に形成されている。そして、この
高耐圧PNPバイポーラトランジスタ7のエミッタとベ
ースのそれぞれからの配線を介し、B基板32b上に形
成されている浮遊基準回路34に電気的に接続されてい
る。第4の実施の形態における構造の場合は、B基板3
2bの浮遊基準回路34内に高耐圧PNPバイポーラト
ランジスタ7を形成していないため、浮遊基準回路34
の基板自体の電位を接地する必要がなくなる。よって、
浮遊基準回路34の周囲をHVJTで囲む必要がなくな
る。従って、浮遊基準回路34の基板自体の電位を浮遊
電位基準とすることが可能となる。このため、耐圧構造
部としては、GND基準回路35内に形成する高耐圧N
PNバイポーラトランジスタ5のコレクタの周囲を囲む
HVJT10’、および高耐圧PNPバイポーラトラン
ジスタ7のエミッタとベースの周囲のHVJT10のみ
を形成するだけでよい。
【0086】図17は、図16のレベルシフト回路のA
−A’断面の構造図である。すなわち、この図は、具体
的な断面構造として、自己分離構造を用いたレベルダウ
ン回路の例を示しており、高耐圧PNPバイポーラトラ
ンジスタ7を使用したレベルダウン回路部分の断面構造
を表わしている。尚、図17では、図16のGND基準
回路35を形成するA基板32aのみを表わし、B基板
32b上に形成される浮遊基準回路34は省略してい
る。また、高耐圧PNPバイポーラトランジスタ7のエ
ミッタおよびベース部分は、HVJT10で囲まれてお
り、各HVJTの耐圧構造は前述した通りである。
【0087】レベルダウン回路を構成する高耐圧PNP
バイポーラトランジスタ7とレベルシフト抵抗8は、G
ND基準回路35と同一のA基板32a上に形成され、
高耐圧PNPバイポーラトランジスタ7は、HVJT1
0で囲まれ、そのエミッタEとベースBの電極は配線を
介してB基板32b上に形成された浮遊基準回路34に
電気的に接続されている。また、レベルシフト抵抗8
は、一方の端子がGNDに接地され、他方の端子が高耐
圧PNPバイポーラトランジスタ7のコレクタに電気的
に接続されている。また、レベルシフト抵抗8とコレク
タCは配線によって接続されている。
【0088】図18は、本発明の第4の実施の形態にお
けるHVICの内部構造を示すブロック図である。尚、
同図は、簡略化のため、外部に接続されるインバータ回
路は1アーム分のみを表示している。同図において、H
VIC11は、制御回路12と浮遊基準ゲート駆動回路
13とGND基準ゲート駆動回路14とレベルアップ回
路15とレベルダウン回路16とによって構成されてい
るところは、 図15の第3の実施の形態と同じであ
る、また、それぞれの動作も従来技術と同じである。
【0089】この実施の形態は、第3の実施の形態と同
様に、浮遊基準ゲート駆動回路13およびGND基準ゲ
ート駆動回路14が制御回路12と異なる基板上のIC
として分離して、それぞれが駆動するIGBTの近くに
配置されている。すなわち、制御回路12はA基板32
aに形成され、浮遊基準ゲート駆動回路13はB基板3
2bに形成され、GND基準ゲート駆動回路14はC基
板2cに形成されている。
【0090】さらに、レベルアップ回路15は、A基板
32aとB基板32bとに分けて形成されている。すな
わち、レベルアップ回路15は、制御回路12と同一の
A基板32aに高耐圧NPNバイポーラトランジスタ5
が形成され、浮遊基準ゲート駆動回路13と同一のB基
板32bにレベルシフト抵抗6が分離して形成され、両
者が配線接続されている。一方、レベルダウン回路16
は、高耐圧PNPバイポーラトランジスタ7とレベルシ
フト抵抗8が共に制御回路12と同一のA基板32a上
に形成され、高耐圧PNPバイポーラトランジスタ7の
ベースとエミッタから、ワイヤ配線等によりと浮遊基準
ゲート駆動回路13に電気的に接続されている。すなわ
ち、A基板32aとB基板32bとは、レベルアップ回
路15を構成する高耐圧NPNバイポーラトランジスタ
5のコレクタ配線、およびレベルダウン回路16を構成
する高耐圧PNPバイポーラトランジスタ7のエミッタ
とベースの配線を介して接続されている。
【0091】第4の実施の形態の場合は、このような構
成によって、浮遊基準ゲート駆動回路13とGND基準
ゲート駆動回路14をIGBT17a、17bの近傍に
配置することが可能となる。従って、各IGBT17
a、17bのゲートと浮遊基準電位との間の配線による
インダクタンスの影響を小さくすることができる。さら
に、耐圧構造を有するHVICの構成は、制御回路12
とレベルアップ回路15とレベルダウン回路16で構成
されるA基板32aのみでよく、浮遊基準回路34全体
をHVJTで囲む必要がなくなるので、基板全体の面積
を、第1の実施の形態に比べて、さらに縮小化すること
ができる。
【0092】本実施の形態によれば、浮遊基準回路のチ
ップサイズの縮小比率は、600V耐圧クラスで略20
〜40%程サイズを縮小することができ、1200V耐
圧クラスで略30〜50%程サイズを縮小することがで
きるので、材料費の低減、歩留りの向上などにより、制
御用ICのコストダウンに大きく貢献することができ
る。さらに、この実施例の場合、レベルシフタに高耐圧
MOSFETを使用せず、高耐圧バイポーラトランジス
タを使用するため、ゲートのしきい値の変動や、それに
伴うチャネルリークなどの長期信頼性の問題を解消出来
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置としての制御用ICによれば、浮遊基準ゲート駆動回
路およびGND基準ゲート駆動回路をIGBTの近くに
設置することができる。よって各ゲート駆動回路と各I
GBTとを接続するワイヤ配線は、従来技術に比べて短
くすることができ、配線による寄生インダクタンスを小
さくすることができる。従って、2個のIGBTの転流
現象に伴って、IGBTのコレクターゲート間の寄生容
量に変位電流が流れても、この変位電流によって生じる
寄生インダクタンスの逆起電力を小さくすることがで
き、IGBTの誤動作を防止することができる。また、
本発明の半導体装置によれば、浮遊基準回路の周囲を耐
圧構造部(HVJT)で囲む必要がなくなるので、浮遊
基準回路のチップサイズを縮小化することができ、製品
のコストダウンを図ることができる。また、本発明の半
導体装置によれば、レベルシフタに高耐圧MOSFET
を使用せず、高耐圧バイポーラトランジスタを使用する
ため、ゲートのしきい値の変動や、それに伴うチャネル
リークなどの長期信頼性の問題を解消出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるレベルシフ
ト回路の要部の概略図である。
【図2】図1のレベルシフト回路のA−A'断面の構造
図である。
【図3】本発明第1の実施の形態におけるHVICの内
部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるレベルシフ
ト回路の要部の概略図である。
【図5】図4のレベルシフト回路のA−A'断面の構造
図である。
【図6】本発明第2の実施の形態におけるHVICの内
部構成を示すブロック図である。
【図7】モータ制御用インバータの主回路部分の回路構
成図である。
【図8】図7で用いられている従来のHVICの内部構
成を示すブロック図である。
【図9】レベルアップ回路の具体的な回路図の一例であ
る。
【図10】レベルダウン回路の具体的な回路図の一例で
ある。
【図11】従来のレベルシフト回路を半導体基板に形成
したときの要部概略図である。
【図12】図11のレベルシフト回路のA−A'断面の
構造図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態におけるレベルシ
フト回路の要部の概略図である。
【図14】図13のレベルシフト回路のA−A′断面の
構造図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態におけるHVIC
の内部構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態におけるレベルシ
フト回路の要部の概略図である。
【図17】図16のレベルシフト回路のA−A′断面の
構造図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態におけるHVIC
の内部構成を示すブロック図である。
【図19】高耐圧NPNバイポーラトランジスタを用い
たレベルアップ回路の具体的な回路図の一例である。
【図20】高耐圧PNPバイポーラトランジスタを用い
たレベルダウン回路の具体的な回路図の一例である。
【符号の説明】
1 基板 2a、32a A基板 2b、32b B基板 2c C基板 3、33 GND基準回路 4、34 浮遊基準回路 5 高耐圧Nch MOSFET 6、8レベルシフト抵抗 7 高耐圧Pch MOSFET 9、10、10' HVJT(高耐圧終端接合構造) 11 HVIC 12 制御回路 13 浮遊基準ゲート駆動回路 14 GND基準ゲート駆動回路 15 レベルアップ回路 16 レベルダウン回路 17a 高電位側IGBT 17b 低電位側IGBT 18a、18b 寄生容量 19a 高電位側帰還ダイオード 19b 低電位側帰還ダイオード 20a 高電位側寄生インダクタンス 20b 低電位側寄生インダクタンス 21、31 P-基板 22、32 N-領域 23、33 P-領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 BG03 BG09 BH02 BH06 BH07 BH09 BH19 DF17 EZ20 5F040 DB10 EC18 EC19 EF18 EJ03 EK00 EM01 5F048 AA01 AA05 AA07 AB10 AC07 AC10 BB01 BC05 BF02 BH01 BH04 CA01 CA05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GNDレベルを電位の基準とするGND
    基準回路とGNDレベルより相対的に高い電位を基準と
    する浮遊基準回路とを有する半導体装置において、 前記GND基準回路と前記浮遊基準回路とを異なる半導
    体基板に形成したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記GND基準回路と前記浮遊基準回路とがレベルシフ
    ト回路を介して接続されていることを特徴とする半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置において、 前記レベルシフト回路は、Nch MOSFETと、該Nc
    h MOSFETのドレインに接続された第1の抵抗とに
    よって構成され、前記Nch MOSFETは前記GND
    基準回路と同一の半導体基板に形成され、前記第1の抵
    抗は前記浮遊基準回路と同一の半導体基板に形成される
    レベルアップ回路を有することを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体装置において、 前記レベルシフト回路は、Pch MOSFETと、該Pc
    h MOSFETのドレインに接続された第2の抵抗とに
    よって構成され、前記Pch MOSFETは、前記浮遊
    基準回路と同一の半導体基板に形成され、前記第2の抵
    抗は、前記GND基準回路と同一の半導体基板に形成さ
    れるレベルダウン回路を有することを特徴とする半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の半導体装置において、 前記レベルシフト回路は、Pch MOSFETと、該Pc
    h MOSFETのドレインに接続された第3の抵抗とに
    よって構成され、 前記Pch MOSFETと前記第3の抵抗は、共に、前
    記GND基準回路と同一の半導体基板に形成されるレベ
    ルダウン回路を有することを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の半導体装置において、 前記浮遊基準回路は、電源の高電位側とグランド側との
    間に少なくとも2個が直列に接続されているスイッチン
    グデバイスのうちの高電位側に接続されているスイッチ
    ングデバイスのゲートを駆動するための浮遊基準ゲート
    駆動回路であり、前記GND基準回路は前記浮遊基準ゲ
    ート駆動回路に信号を与えたり、受けたりするGND基
    準の制御回路であることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置において、 電源の高電位側とグランド側との間に少なくとも2個が
    直列に接続されているスイッチングデバイスの内の低電
    位側に接続されているスイッチングデバイスのゲートを
    駆動するためのGND基準ゲート駆動回路が、前記GN
    D基準回路とは異なる半導体基板に形成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体装置において、 前記浮遊基準ゲート駆動回路と前記GND基準ゲート駆
    動回路とが、前記スイッチングデバイスそれぞれのゲー
    ト付近に設置されていることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 異なる電位間に少なくとも2個が直列に
    接続されているスイッチングデバイスを制御する半導体
    装置において、 前記スイッチングデバイスをオン/オフするゲート駆動
    回路と、 前記ゲート駆動回路を制御する制御回路とを備え、 前記ゲート駆動回路と前記制御回路をそれぞれ異なる半
    導体基板に形成したことを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載の半導体装置におい
    て、 前記レベルシフト回路は、NPNバイポーラトランジス
    タと、該NPNバイポーラトランジスタのコレクタに接
    続された第4の抵抗とによって構成され、前記NPNバ
    イポーラトランジスタは、前記GND基準回路と同一の
    半導体基板に形成され、前記第4の抵抗は前記浮遊基準
    回路と同一の半導体基板に形成されるレベルアップ回路
    を有することを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載の半導体装置におい
    て、 前記レベルシフト回路は、PNPバイポーラトランジス
    タと、該PNPバイポーラトランジスタに接続された第
    5の抵抗とによって構成され、前記PNPバイポーラト
    ランジスタは、前記浮遊基準回路と同一の半導体基板に
    形成され、前記第4の抵抗は前記GND基準回路と同一
    の半導体基板に形成されるレベルダウン回路を有するこ
    とを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載の半導体装置におい
    て、 前記レベルシフト回路は、PNPバイポーラトランジス
    タと、該PNPバイポーラトランジスタのコレクタに接
    続された第6の抵抗とによって構成され、前記PNPバ
    イポーラトランジスタと前記第6の抵抗は、共に、前記
    GND基準回路と同一の半導体基板に形成されるレベル
    ダウン回路を有することを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至請求項12のいずれか
    に記載の半導体装置において、 前記浮遊基準回路は、電源の高電位側とグランド側との
    間に少なくとも2個が直列に接続されているスイッチン
    グデバイスの内の高電位側に接続されているスイッチン
    グデバイスのゲートを駆動するための浮遊基準ゲート駆
    動回路であり、前記GND基準回路は、前記浮遊基準ゲ
    ート駆動回路に信号を与えたり、受けたりするGND基
    準の制御回路であることを特徴とする半導体装置。
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