JP2001286691A - ミシンにおける運動伝達機構 - Google Patents
ミシンにおける運動伝達機構Info
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- JP2001286691A JP2001286691A JP2000105954A JP2000105954A JP2001286691A JP 2001286691 A JP2001286691 A JP 2001286691A JP 2000105954 A JP2000105954 A JP 2000105954A JP 2000105954 A JP2000105954 A JP 2000105954A JP 2001286691 A JP2001286691 A JP 2001286691A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転する駆動軸の回転を駆動軸に直交する連
動軸に搖動運動を伝達する機構において、精度の高い加
工技術を必要とせず、組み付けが容易でコストが低減さ
れ経済性に優れるとともに、耐久性に優れかつ高速性に
も優れる機構を提供する。 【解決手段】 リンク(10)の一端を連結するクラン
クを球クランク(3)で構成し、揺動腕(4)他端を連
結手段(15)に対し駆動軸(1)に略平行な軸線を中
心に回動可能に連結すると共にリンク(10)他端を連
結手段(15)に対し揺動軸(5)に略平行な軸線を中
心に回動可能に連結するようにした。
動軸に搖動運動を伝達する機構において、精度の高い加
工技術を必要とせず、組み付けが容易でコストが低減さ
れ経済性に優れるとともに、耐久性に優れかつ高速性に
も優れる機構を提供する。 【解決手段】 リンク(10)の一端を連結するクラン
クを球クランク(3)で構成し、揺動腕(4)他端を連
結手段(15)に対し駆動軸(1)に略平行な軸線を中
心に回動可能に連結すると共にリンク(10)他端を連
結手段(15)に対し揺動軸(5)に略平行な軸線を中
心に回動可能に連結するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球クランクを持ち
回転する駆動軸の回転運動を、駆動軸に直交する揺動軸
に搖動運動を伝達するミシンの運動伝達機構に関するも
のである。
回転する駆動軸の回転運動を、駆動軸に直交する揺動軸
に搖動運動を伝達するミシンの運動伝達機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の運動伝達機構一つとして、図1
5、図16に示す実公昭53−52504号の技術が開
示されている。
5、図16に示す実公昭53−52504号の技術が開
示されている。
【0003】1は駆動軸であり、不図示のミシンフレー
ムに回転自在に支持され、球クランク3を持ち不図示の
モーター等の駆動源により回転する。4は揺動腕であ
り、基部が駆動軸1に直交する方向の軸線を持ちミシン
フレームに搖動自在に支持された揺動軸5にねじ6によ
り固定され、先端に軸部8が設けられている。またこの
軸部8には、球接手30が設けられている。
ムに回転自在に支持され、球クランク3を持ち不図示の
モーター等の駆動源により回転する。4は揺動腕であ
り、基部が駆動軸1に直交する方向の軸線を持ちミシン
フレームに搖動自在に支持された揺動軸5にねじ6によ
り固定され、先端に軸部8が設けられている。またこの
軸部8には、球接手30が設けられている。
【0004】10はリンクであり、上端に前記駆動軸1
の球クランク3に遊嵌する球面軸受け31が形成され、
下端には前記球接手30に遊嵌する球面軸受け32が形
成されている。33はL字状の案内体であり、先端に揺
動腕4の軸部8を遊嵌する二又34が形成され、基部を
リンク10下端の球面軸受け32の下面にねじ35によ
り固定されている。36はルーパー腕であり、先端にル
ーパー37が支持され基部が揺動軸5に固定されてい
る。
の球クランク3に遊嵌する球面軸受け31が形成され、
下端には前記球接手30に遊嵌する球面軸受け32が形
成されている。33はL字状の案内体であり、先端に揺
動腕4の軸部8を遊嵌する二又34が形成され、基部を
リンク10下端の球面軸受け32の下面にねじ35によ
り固定されている。36はルーパー腕であり、先端にル
ーパー37が支持され基部が揺動軸5に固定されてい
る。
【0005】この機構において、駆動軸1が回転する
と、球クランク3が駆動軸1の中心軸線を中心に回転
し、これによりリンク10が上下に搖動する。このリン
ク10の上下方向の搖動は、リンク10下端の球面軸受
け32から球接手30を介して揺動腕4の軸部8に伝達
され、揺動軸5はその軸心を中心に搖動し、ルーパー3
7が搖動される。上記のリンク10が上下に搖動する
時、リンク10は駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して
交叉する方向の振れが発生するが、この振れは図16に
示す案内体33の二又34が揺動腕4の軸部8の外周に
当接して防止される。
と、球クランク3が駆動軸1の中心軸線を中心に回転
し、これによりリンク10が上下に搖動する。このリン
ク10の上下方向の搖動は、リンク10下端の球面軸受
け32から球接手30を介して揺動腕4の軸部8に伝達
され、揺動軸5はその軸心を中心に搖動し、ルーパー3
7が搖動される。上記のリンク10が上下に搖動する
時、リンク10は駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して
交叉する方向の振れが発生するが、この振れは図16に
示す案内体33の二又34が揺動腕4の軸部8の外周に
当接して防止される。
【0006】この種運動伝達機構の他の従来機構とし
て、図17、図18示す実公昭51−18047号が開
示されている。
て、図17、図18示す実公昭51−18047号が開
示されている。
【0007】1は駆動軸であり、不図示のミシンフレー
ムに回転自在に支持され、軸状のクランク軸40を持ち
不図示のモーター等の駆動源により回転する。4は揺動
腕であり、基部が駆動軸1に直交する方向の軸線を持ち
ミシンフレームに搖動自在に支持された揺動軸5にねじ
6により固定され、先端に軸部8が設けられている。1
0はリンクであり、上端に二又部41が形成され、下端
にも二又部42が形成されている。上端の二又部41に
は、図17に示すようにクランク軸40を両側から挟む
ように配置した一対のリング43が、それぞれ軸44を
介して回動自在に支持されている。45はリンクであ
り、このリンク45は、図18に示すようにその下端が
駆動軸1に直交する方向の軸線を持つピン46を介し
て、下端の二又部42に回動自在に支持され、上端は揺
動腕4の軸部8に回動自在に連結されている。
ムに回転自在に支持され、軸状のクランク軸40を持ち
不図示のモーター等の駆動源により回転する。4は揺動
腕であり、基部が駆動軸1に直交する方向の軸線を持ち
ミシンフレームに搖動自在に支持された揺動軸5にねじ
6により固定され、先端に軸部8が設けられている。1
0はリンクであり、上端に二又部41が形成され、下端
にも二又部42が形成されている。上端の二又部41に
は、図17に示すようにクランク軸40を両側から挟む
ように配置した一対のリング43が、それぞれ軸44を
介して回動自在に支持されている。45はリンクであ
り、このリンク45は、図18に示すようにその下端が
駆動軸1に直交する方向の軸線を持つピン46を介し
て、下端の二又部42に回動自在に支持され、上端は揺
動腕4の軸部8に回動自在に連結されている。
【0008】この機構において、駆動軸1が回転する
と、クランク軸40が駆動軸1の中心軸線を中心に回転
し、これにより一対のリング43、43と軸44、44
とを介してリンク10が上下に搖動する。このリンク1
0の上下方向の搖動は、リンク10下端のピン46から
リンク45を介して揺動腕4の軸部8に伝達され、揺動
軸5はその軸心を中心に搖動される。上記のリンク10
が上下に搖動する時、リンク10とリング43、43に
は、駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して交叉する方向
の振れが発生するが、この振れは駆動軸1のクランク軸
40外周と、ピン46の外周とにより防止される。
と、クランク軸40が駆動軸1の中心軸線を中心に回転
し、これにより一対のリング43、43と軸44、44
とを介してリンク10が上下に搖動する。このリンク1
0の上下方向の搖動は、リンク10下端のピン46から
リンク45を介して揺動腕4の軸部8に伝達され、揺動
軸5はその軸心を中心に搖動される。上記のリンク10
が上下に搖動する時、リンク10とリング43、43に
は、駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して交叉する方向
の振れが発生するが、この振れは駆動軸1のクランク軸
40外周と、ピン46の外周とにより防止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
二つの従来技術には以下のような問題がある。
二つの従来技術には以下のような問題がある。
【0010】まず図15、図16の従来技術において
は、リンク10に作用する、駆動軸1の軸線に垂直な平
面に対して交叉する方向の振れは、図16に示す案内体
33の二又34の内側面が揺動腕4の軸部8の円弧状の
外周に当接して防止される、すなわち線接触により防止
される。このためそれらの当接部が摩耗し易く、長期間
の使用に耐えられない問題があり、摩耗による当接部か
らの騒音が発生する問題がある。
は、リンク10に作用する、駆動軸1の軸線に垂直な平
面に対して交叉する方向の振れは、図16に示す案内体
33の二又34の内側面が揺動腕4の軸部8の円弧状の
外周に当接して防止される、すなわち線接触により防止
される。このためそれらの当接部が摩耗し易く、長期間
の使用に耐えられない問題があり、摩耗による当接部か
らの騒音が発生する問題がある。
【0011】また、リンク10の上端と下端との両方に
球面軸受け31と32とを形成しなければならないの
で、それらの部分には精度の高い加工技術と高度な組み
付け技術とが要求され、加工と組み付けとのコストが上
昇してしまう問題がある。
球面軸受け31と32とを形成しなければならないの
で、それらの部分には精度の高い加工技術と高度な組み
付け技術とが要求され、加工と組み付けとのコストが上
昇してしまう問題がある。
【0012】さらに、案内体33がリンク10に固定さ
れているためリンク10の質量が増し、高速駆動には適
さない等の問題がある。
れているためリンク10の質量が増し、高速駆動には適
さない等の問題がある。
【0013】また、図17、図18の従来技術において
は、リンク10に作用する、駆動軸1の軸線に垂直な平
面に対して交叉する方向の振れは、駆動軸1のクランク
軸40外周と、ピン46の外周との面接触により防止さ
れる。
は、リンク10に作用する、駆動軸1の軸線に垂直な平
面に対して交叉する方向の振れは、駆動軸1のクランク
軸40外周と、ピン46の外周との面接触により防止さ
れる。
【0014】しかしこの機構においては、駆動軸1の軸
状のクランク軸40の回転が、リンク10を介してクラ
ンク軸10と直交するピン46の部分に伝達されるの
で、リンク10の駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して
交叉する方向への自由度は、クランク軸40とピン46
との直角度及び、リンク10上端のクランク軸40を遊
嵌するリング43の穴と下端のピン46を遊嵌する穴と
の直角度との精度により制限される。
状のクランク軸40の回転が、リンク10を介してクラ
ンク軸10と直交するピン46の部分に伝達されるの
で、リンク10の駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して
交叉する方向への自由度は、クランク軸40とピン46
との直角度及び、リンク10上端のクランク軸40を遊
嵌するリング43の穴と下端のピン46を遊嵌する穴と
の直角度との精度により制限される。
【0015】換言すると、上記の各部分の直角度が高精
度でないと面接触とはならず、接触面が偏って部分当た
りとなるため、これを防ぐにはそれらの部分の加工に精
度の高い加工技術と高度な組み付け技術とが要求され、
加工と組み付けとのコストが上昇してしまう問題があ
る。
度でないと面接触とはならず、接触面が偏って部分当た
りとなるため、これを防ぐにはそれらの部分の加工に精
度の高い加工技術と高度な組み付け技術とが要求され、
加工と組み付けとのコストが上昇してしまう問題があ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、互いに直交して配置される駆動
軸及び揺動軸と、前記駆動軸に設けられ偏心回転するク
ランクと、一端が前記クランクに連結し駆動軸の回転運
動を往復運動に変換するリンクと、一端が前記揺動軸に
固定される揺動腕と、前記リンクの他端と前記揺動腕の
他端を連結し、前記リンクの往復運動を前記揺動腕へと
伝達して揺動軸を揺動させる連結手段とを備えるミシン
における運動伝達機構において、前記リンクの一端を連
結するクランクを球クランクで構成し、前記揺動腕他端
を連結手段に対し駆動軸に略平行な軸線を中心に回動可
能に連結すると共に前記リンク他端を連結手段に対し揺
動軸に略平行な軸線を中心に回動可能に連結するように
構成とした。
請求項1記載の発明は、互いに直交して配置される駆動
軸及び揺動軸と、前記駆動軸に設けられ偏心回転するク
ランクと、一端が前記クランクに連結し駆動軸の回転運
動を往復運動に変換するリンクと、一端が前記揺動軸に
固定される揺動腕と、前記リンクの他端と前記揺動腕の
他端を連結し、前記リンクの往復運動を前記揺動腕へと
伝達して揺動軸を揺動させる連結手段とを備えるミシン
における運動伝達機構において、前記リンクの一端を連
結するクランクを球クランクで構成し、前記揺動腕他端
を連結手段に対し駆動軸に略平行な軸線を中心に回動可
能に連結すると共に前記リンク他端を連結手段に対し揺
動軸に略平行な軸線を中心に回動可能に連結するように
構成とした。
【0017】これにより、リンクは連結手段に、平軸受
け構造をなして揺動腕に連結されるので、駆動軸の軸線
方向に対する揺動運動が規制される。従って、特定の部
分に応力が集中せず摩耗がすくなく、長期間の使用に耐
えられる。
け構造をなして揺動腕に連結されるので、駆動軸の軸線
方向に対する揺動運動が規制される。従って、特定の部
分に応力が集中せず摩耗がすくなく、長期間の使用に耐
えられる。
【0018】また、リンクと駆動軸との連結が球クラン
クを適用した球軸受け構造であるため、連結腕、連結手
段及びリンクの加工精度及び組み付け精度とが要求され
ず、加工と組み付けとのコストが低減され経済的に優れ
る効果がある。
クを適用した球軸受け構造であるため、連結腕、連結手
段及びリンクの加工精度及び組み付け精度とが要求され
ず、加工と組み付けとのコストが低減され経済的に優れ
る効果がある。
【0019】
【発明の実施形態】図1〜図7により本発明の第一の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0020】1は駆動軸であり、ミシンフレーム2に回
転自在に支持され、球クランク3を持ち不図示のモータ
ー等の駆動源により回転する。
転自在に支持され、球クランク3を持ち不図示のモータ
ー等の駆動源により回転する。
【0021】4は揺動腕であり、基部が駆動軸1に直交
する方向の軸線を持ちミシンフレームに搖動自在に支持
された揺動軸5にねじ6により固定され、先端に規制手
段の一方としての軸部8が設けられ、この軸部8の先端
面に雌ねじ9が形成されている。この軸部8は駆動軸1
に略平行な方向に延設されている。
する方向の軸線を持ちミシンフレームに搖動自在に支持
された揺動軸5にねじ6により固定され、先端に規制手
段の一方としての軸部8が設けられ、この軸部8の先端
面に雌ねじ9が形成されている。この軸部8は駆動軸1
に略平行な方向に延設されている。
【0022】10はリンクであり、上端に前記駆動軸1
の球クランク3に遊嵌する球面穴11が形成され、この
球面穴11は上方の蓋12がねじ13によりリンク10
の上端に固定されることによって形成される。リンク1
0の下端は二又状に形成され、そこに駆動軸1に直交す
る方向の円筒穴14が形成されている。
の球クランク3に遊嵌する球面穴11が形成され、この
球面穴11は上方の蓋12がねじ13によりリンク10
の上端に固定されることによって形成される。リンク1
0の下端は二又状に形成され、そこに駆動軸1に直交す
る方向の円筒穴14が形成されている。
【0023】15は連結手段としての第一のコロ軸であ
り、図4、図7に示すように前記リンク10の円筒穴1
4に回動自在に遊嵌されるとともに、その中心部に穴1
6が形成されている。これにより、リンク10は、平軸
受け構造にて、連結手段15に対し揺動軸5に略平行な
軸線を中心に回動可能とされる。また、このコロ軸15
には、コロ軸15の軸線に直交する方向の穴17と、こ
の穴17が開口する両端に前記揺動腕4の軸部8の直径
よりも僅かに幅の広い溝18、18とが形成されてい
る。
り、図4、図7に示すように前記リンク10の円筒穴1
4に回動自在に遊嵌されるとともに、その中心部に穴1
6が形成されている。これにより、リンク10は、平軸
受け構造にて、連結手段15に対し揺動軸5に略平行な
軸線を中心に回動可能とされる。また、このコロ軸15
には、コロ軸15の軸線に直交する方向の穴17と、こ
の穴17が開口する両端に前記揺動腕4の軸部8の直径
よりも僅かに幅の広い溝18、18とが形成されてい
る。
【0024】19は第二のコロ軸であり、このコロ軸1
9は前記コロ軸15の穴17に回動自在に遊嵌されると
ともに、その中心部に穴20が形成されている。これに
より、揺動腕4は、平軸受け構造にて、連結手段15に
対し駆動軸1に略平行な軸線を中心に回動可能とされ
る。21は固定手段としてのねじであり、このねじ21
は図5、図6、図7に示すように、座金22を挿入した
後に、コロ軸15の穴17に遊嵌されたコロ軸B19の
穴20を貫通させてその先端を揺動腕9の軸部8先端面
の雌ねじ9にねじ込んで、コロ軸19を揺動腕4の先端
面に固定する。
9は前記コロ軸15の穴17に回動自在に遊嵌されると
ともに、その中心部に穴20が形成されている。これに
より、揺動腕4は、平軸受け構造にて、連結手段15に
対し駆動軸1に略平行な軸線を中心に回動可能とされ
る。21は固定手段としてのねじであり、このねじ21
は図5、図6、図7に示すように、座金22を挿入した
後に、コロ軸15の穴17に遊嵌されたコロ軸B19の
穴20を貫通させてその先端を揺動腕9の軸部8先端面
の雌ねじ9にねじ込んで、コロ軸19を揺動腕4の先端
面に固定する。
【0025】本発明の第一の実施形態は以上の構成であ
り、つぎに作用を説明する。
り、つぎに作用を説明する。
【0026】図1の状態から駆動軸1が回転すると、球
クランク3が駆動軸1の中心軸線を中心に回転し、これ
によりリンク10が上下に搖動する。このリンク10の
上下方向の搖動は、リンク10下端の二又部に遊嵌され
た第一のコロ軸15に図8、図9のYのように伝達さ
れ、さらに第二のコロ軸19を介して揺動腕4に伝達さ
れて、揺動軸5は図8のXのように搖動する。
クランク3が駆動軸1の中心軸線を中心に回転し、これ
によりリンク10が上下に搖動する。このリンク10の
上下方向の搖動は、リンク10下端の二又部に遊嵌され
た第一のコロ軸15に図8、図9のYのように伝達さ
れ、さらに第二のコロ軸19を介して揺動腕4に伝達さ
れて、揺動軸5は図8のXのように搖動する。
【0027】上記の運動伝達時において、リンク10か
ら揺動腕4に運動が伝達される時、まず図8に示すよう
にリンク10にはθ1度の傾きが発生するが、この傾き
はリンク10の円筒穴14が第一のコロ軸15に対して
回動することによって吸収される。
ら揺動腕4に運動が伝達される時、まず図8に示すよう
にリンク10にはθ1度の傾きが発生するが、この傾き
はリンク10の円筒穴14が第一のコロ軸15に対して
回動することによって吸収される。
【0028】また、図9に示すように、リンク10の球
面穴11が球クランク3によって回転される時、リンク
10にはθ2度の傾きが発生するが、この傾きは第一の
コロ軸15の穴17が、第二のコロ軸19の外周に沿っ
て回動することによって吸収される。さらに、上記の運
動伝達時に、リンク10には図2、図7に示すZ方向の
往復振動、すなわちリンク10に駆動軸1の軸線に垂直
な平面に対して交叉する方向への振れが発生する。しか
しこのZ方向の振れは、図7に示すように、リンク10
の下端の二又部に遊嵌された第一のコロ軸15が、駆動
腕4に固定された第二のコロ軸19に支持されているの
で、リンク10の円筒穴14の内周面と第一のコロ軸1
5の外周面との面接触及び第二のコロ軸19の外周面と
第一のコロ軸15の穴との面接触によって規制される。
面穴11が球クランク3によって回転される時、リンク
10にはθ2度の傾きが発生するが、この傾きは第一の
コロ軸15の穴17が、第二のコロ軸19の外周に沿っ
て回動することによって吸収される。さらに、上記の運
動伝達時に、リンク10には図2、図7に示すZ方向の
往復振動、すなわちリンク10に駆動軸1の軸線に垂直
な平面に対して交叉する方向への振れが発生する。しか
しこのZ方向の振れは、図7に示すように、リンク10
の下端の二又部に遊嵌された第一のコロ軸15が、駆動
腕4に固定された第二のコロ軸19に支持されているの
で、リンク10の円筒穴14の内周面と第一のコロ軸1
5の外周面との面接触及び第二のコロ軸19の外周面と
第一のコロ軸15の穴との面接触によって規制される。
【0029】さらにまた、上記の運動伝達時において、
図4、図7に示すように、リンク10の下端にはW方向
へ移動させようとする力が作用するが、この作用力は図
7に示すようにリンク10の二又部の中に揺動腕4の軸
部8が遊嵌されているので、二又部の内側端面と軸部8
の外周とが線接触して、リンク10の下端のW方向への
移動が規制される。
図4、図7に示すように、リンク10の下端にはW方向
へ移動させようとする力が作用するが、この作用力は図
7に示すようにリンク10の二又部の中に揺動腕4の軸
部8が遊嵌されているので、二又部の内側端面と軸部8
の外周とが線接触して、リンク10の下端のW方向への
移動が規制される。
【0030】図10、図11は本発明の第二の実施形態
であり、第一の実施形態の構成と同じ部分については同
じ部品番号を使用すると共にその細部の説明を省略し、
異なる構成部分のみについて説明する。
であり、第一の実施形態の構成と同じ部分については同
じ部品番号を使用すると共にその細部の説明を省略し、
異なる構成部分のみについて説明する。
【0031】4は揺動腕であり、この揺動腕4には二又
部50を形成しその先端には揺動軸5に平行な軸線を持
つ穴51が形成されている。52は角駒体であり、揺動
軸5と平行する穴59を形成しており、前記揺動腕4の
二又部50の内側に遊嵌し、揺動軸5に略平行な軸線も
持つピン55を穴59を通すように穴51に差し込んで
回動自在に連結する。また、角駒体52は駆動軸1に略
平行な軸線を持つ軸53が形成され、その軸53の先端
面にはねじ孔54が形成されている。
部50を形成しその先端には揺動軸5に平行な軸線を持
つ穴51が形成されている。52は角駒体であり、揺動
軸5と平行する穴59を形成しており、前記揺動腕4の
二又部50の内側に遊嵌し、揺動軸5に略平行な軸線も
持つピン55を穴59を通すように穴51に差し込んで
回動自在に連結する。また、角駒体52は駆動軸1に略
平行な軸線を持つ軸53が形成され、その軸53の先端
面にはねじ孔54が形成されている。
【0032】10はリンクであり、上端に前記実施形態
と同様に球面穴11が形成され、下端には駆動軸1の軸
線と平行で前記角駒体52の軸53を回動自在に遊嵌す
る穴56が形成されている。57は座金であり、図11
に示すように角駒体52の軸53を遊嵌したリンク10
が軸線方向に抜け出さないようにねじ58により軸53
の先端面に固定される。
と同様に球面穴11が形成され、下端には駆動軸1の軸
線と平行で前記角駒体52の軸53を回動自在に遊嵌す
る穴56が形成されている。57は座金であり、図11
に示すように角駒体52の軸53を遊嵌したリンク10
が軸線方向に抜け出さないようにねじ58により軸53
の先端面に固定される。
【0033】本発明の第二の実施形態は以上の構成であ
り、つぎに作用を説明する。
り、つぎに作用を説明する。
【0034】前述のように駆動軸1が回転すると、球ク
ランク3が駆動軸1の中心軸線を中心に回転し、これに
よりリンク10が上下に搖動する。このリンク10の上
下方向の搖動は、リンク10下端の穴56に遊嵌された
軸53を介して角駒体52を上下に搖動し、ピン55は
図8、図9のYのように搖動され、さらにこのピン55
を介して揺動腕4に伝達されて、揺動軸5は図8のXの
ように搖動する。
ランク3が駆動軸1の中心軸線を中心に回転し、これに
よりリンク10が上下に搖動する。このリンク10の上
下方向の搖動は、リンク10下端の穴56に遊嵌された
軸53を介して角駒体52を上下に搖動し、ピン55は
図8、図9のYのように搖動され、さらにこのピン55
を介して揺動腕4に伝達されて、揺動軸5は図8のXの
ように搖動する。
【0035】上記の運動伝達時において、リンク10か
ら揺動腕4に運動が伝達される時、まず図8に示すよう
にリンク10にはθ1度の傾きが発生するが、この傾き
は角駒体52がピン55を中心に回動することによって
吸収される。
ら揺動腕4に運動が伝達される時、まず図8に示すよう
にリンク10にはθ1度の傾きが発生するが、この傾き
は角駒体52がピン55を中心に回動することによって
吸収される。
【0036】また、図9に示すように、リンク10の球
面穴11が球クランク3によって回転される時、リンク
10にはθ2度の傾きが発生するが、この傾きはリンク
10の下端が軸53を中心に回動することによって吸収
される。さらに、上記の運動伝達時に、リンク10には
図2、図7に示すZ方向の往復振動、すなわちリンク1
0に駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して交叉する方向
への振れが発生する。しかしこのZ方向の振れは、リン
ク10の下端の穴56と角駒体52の軸53との面接触
及び角駒体52の穴59とピン55との面接触により規
制される。
面穴11が球クランク3によって回転される時、リンク
10にはθ2度の傾きが発生するが、この傾きはリンク
10の下端が軸53を中心に回動することによって吸収
される。さらに、上記の運動伝達時に、リンク10には
図2、図7に示すZ方向の往復振動、すなわちリンク1
0に駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して交叉する方向
への振れが発生する。しかしこのZ方向の振れは、リン
ク10の下端の穴56と角駒体52の軸53との面接触
及び角駒体52の穴59とピン55との面接触により規
制される。
【0037】図12〜図15は前述した第一の実施形態
の規制手段(軸部8及びリンク10下端の二又部の内側
端面)の第二の実施態様である。
の規制手段(軸部8及びリンク10下端の二又部の内側
端面)の第二の実施態様である。
【0038】この実施態様は規制手段の構成部分を除く
他の基本的な構成は、前述した第一の実施例と同様なの
で、第一の実施例の構成と異なる部分についてのみ説明
し、他の構成の説明は省略する。
他の基本的な構成は、前述した第一の実施例と同様なの
で、第一の実施例の構成と異なる部分についてのみ説明
し、他の構成の説明は省略する。
【0039】図12に示す23は中央部に穴24が形成
された規制手段の一方としての角駒であり、この角駒2
3は図13に示すようにその穴24を揺動腕4の軸部8
に遊嵌するとともに、図14に示すようにその両側が、
リンク10の二又部の内側と第一のコロ軸15の溝18
とに遊嵌されている。
された規制手段の一方としての角駒であり、この角駒2
3は図13に示すようにその穴24を揺動腕4の軸部8
に遊嵌するとともに、図14に示すようにその両側が、
リンク10の二又部の内側と第一のコロ軸15の溝18
とに遊嵌されている。
【0040】これによりこの角駒23は、その両側端面
とリンク10の二又部の内側とが面接触して、図14の
Wに示すリンク10のW方向への移動が規制される。
とリンク10の二又部の内側とが面接触して、図14の
Wに示すリンク10のW方向への移動が規制される。
【0041】また、図9に示すように、リンク10の球
面穴11が球クランク3によって回転される時、リンク
10にはθ2度の傾きが発生するが、この傾きは第一の
コロ軸15の穴17に対して第二のコロ軸19が回動す
る時、角駒23も軸部8の周囲を回動して吸収される。
面穴11が球クランク3によって回転される時、リンク
10にはθ2度の傾きが発生するが、この傾きは第一の
コロ軸15の穴17に対して第二のコロ軸19が回動す
る時、角駒23も軸部8の周囲を回動して吸収される。
【0042】このように、規制手段が面接触するため、
長期間の使用に耐え、長期間安定して確実に作動するこ
とができるという効果がある。
長期間の使用に耐え、長期間安定して確実に作動するこ
とができるという効果がある。
【0043】
【発明の効果】以上のように発明によれば、リンクに作
用する、駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して交叉する
方向の振れは、第一の実施形態においては、リンク10
の下端の二又部に遊嵌された第一のコロ軸15が、駆動
腕4に固定された第二のコロ軸19に支持されているの
で、リンク10の円筒穴14の内周面と第一のコロ軸1
5の外周面との面接触及び第二のコロ軸19の外周面と
第一のコロ軸15の穴との面接触によって確実に規制さ
れ、第二の実施形態においては、リンク10の下端の穴
56と角駒体52の軸53との面接触及び角駒体52の
穴59とピン55との面接触により規制される。
用する、駆動軸1の軸線に垂直な平面に対して交叉する
方向の振れは、第一の実施形態においては、リンク10
の下端の二又部に遊嵌された第一のコロ軸15が、駆動
腕4に固定された第二のコロ軸19に支持されているの
で、リンク10の円筒穴14の内周面と第一のコロ軸1
5の外周面との面接触及び第二のコロ軸19の外周面と
第一のコロ軸15の穴との面接触によって確実に規制さ
れ、第二の実施形態においては、リンク10の下端の穴
56と角駒体52の軸53との面接触及び角駒体52の
穴59とピン55との面接触により規制される。
【0044】したがって、これらのリンク10下端の穴
や軸等は精度の高い加工技術を必要としないとともに、
組み付けが容易となり、加工と組み付けとのコストが低
減され経済的に優れるとともに、耐久性にも優れる効果
がある。
や軸等は精度の高い加工技術を必要としないとともに、
組み付けが容易となり、加工と組み付けとのコストが低
減され経済的に優れるとともに、耐久性にも優れる効果
がある。
【0045】また、機構全体の質量が小さくなって高速
駆動に適し、縫製作業能率が向上する効果がある。
駆動に適し、縫製作業能率が向上する効果がある。
【図1】本発明の第一実施形態の運動伝達機構の側面図
である。
である。
【図2】本発明の第一実施形態の運動伝達機構の平面図
である。
である。
【図3】本発明の第一実施形態の運動伝達機構の分解斜
視図である。
視図である。
【図4】図1A−Aの部分断面図である。
【図5】図2B−Bの部分断面図である。
【図6】本発明の第一実施形態のリンク10下端の拡大
断面図である。
断面図である。
【図7】図6C−Cの断面図である。
【図8】本発明の作用を説明する作用線図である。
【図9】本発明の作用を説明する作用線図である。
【図10】本発明の第二実施形態の分解斜視図である。
【図11】本発明の第二実施形態の縦断面図である。
【図12】本発明の規制手段の第二実施形態の分解斜視
図である。
図である。
【図13】図12に示すリンク10下端の拡大断面図で
ある。
ある。
【図14】図13のD−D断面図である。
【図15】第一従来例の側面図である。
【図16】図15の右側面図である。
【図17】第二従来例の側面図である。
【図18】図17のE−E断面図である。
1 駆動軸 3 球クランク 4 揺動腕 5 揺動軸 8 軸部(規制手段) 10 リンク 15 第一のコロ軸(連結手段) 18 溝 18A 溝 19 第二のコロ軸 21 ねじ 23 角駒(規制手段) 50 二又部 52 角駒体(連結手段) 53 軸 55 ピン
Claims (3)
- 【請求項1】互いに直交して配置される駆動軸及び揺動
軸と、 前記駆動軸に設けられ偏心回転するクランクと、 一端が前記クランクに連結し駆動軸の回転運動を往復運
動に変換するリンクと、 一端が前記揺動軸に固定される揺動腕と、 前記リンクの他端と前記揺動腕の他端を連結し、前記リ
ンクの往復運動を前記揺動腕へと伝達して揺動軸を揺動
させる連結手段とを備えるミシンにおける運動伝達機構
において、 前記リンクの一端を連結するクランクを球クランクで構
成し、 前記揺動腕他端を連結手段に対し駆動軸に略平行な軸線
を中心に回動可能に連結すると共に前記リンク他端を連
結手段に対し揺動軸に略平行な軸線を中心に回動可能に
連結することを特徴とするミシンにおける運動伝達機
構。 - 【請求項2】前記揺動腕の他端に揺動軸に直交する方向
の軸部を形成し、 前記連結手段が前記軸部に揺動軸に直交する軸線を中心
に回動自在に連結し、 前記リンクの他端が前記揺動軸の軸線方向に離間した二
又状とされそこに連結手段を揺動軸に平行な軸線を中心
に回動自在に連結することを特徴とする請求項2記載の
ミシンにおける運動伝達機構。 - 【請求項3】互いに直交して配置される駆動軸及び揺動
軸と、 前記駆動軸に設けられ偏心回転するクランクと、 一端が前記クランクに連結し駆動軸の回転運動を往復運
動に変換するリンクと、 一端が前記揺動軸に固定される揺動腕と、 前記リンクの他端と前記揺動腕の他端を連結し、前記リ
ンクの往復運動を前記揺動腕へと伝達して揺動軸を揺動
させる連結手段とを備えるミシンにおける運動伝達機構
において、 前記リンクの一端を連結するクランクを球クランクで構
成し、 前記揺動腕他端を連結手段に対し揺動軸に略平行な軸線
を中心に回動可能に連結すると共に前記リンク他端を連
結手段に対し駆動軸に略平行な軸線を中心に回動可能に
連結することを特徴とするミシンにおける運動伝達機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000105954A JP2001286691A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | ミシンにおける運動伝達機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000105954A JP2001286691A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | ミシンにおける運動伝達機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001286691A true JP2001286691A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18619203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000105954A Pending JP2001286691A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | ミシンにおける運動伝達機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001286691A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116288972A (zh) * | 2023-05-11 | 2023-06-23 | 东莞市德凯缝制设备有限公司 | 曲柄旋转钩针摆动机构及立柱式双链线缝纫机 |
-
2000
- 2000-04-07 JP JP2000105954A patent/JP2001286691A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116288972A (zh) * | 2023-05-11 | 2023-06-23 | 东莞市德凯缝制设备有限公司 | 曲柄旋转钩针摆动机构及立柱式双链线缝纫机 |
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