JP2001517618A - 炎症性および/または自己免疫疾患の治療的処置のための医薬組成物を調製するのに適した6,7−置換2−アミノテトラリンの使用 - Google Patents
炎症性および/または自己免疫疾患の治療的処置のための医薬組成物を調製するのに適した6,7−置換2−アミノテトラリンの使用Info
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Abstract
(57)【要約】
炎症性サイトカインにより誘発される炎症性および/または自己免疫疾患の治療的処置のための医薬組成物の調製のための6,7−置換2−アミノテトラリンの使用が記載されている。
Description
【0001】 本発明は、炎症性サイトカインの原因病理的役割が十分に確立されている、敗
血症性ショックの予防的および治療的処置ならびに以下により詳しく定義される
炎症性および/または自己免疫疾患の処置に適した6,7−置換2−アミノテト ラリンおよびそれらの医薬上許容される塩の使用に関する。
血症性ショックの予防的および治療的処置ならびに以下により詳しく定義される
炎症性および/または自己免疫疾患の処置に適した6,7−置換2−アミノテト ラリンおよびそれらの医薬上許容される塩の使用に関する。
【0002】 敗血症性ショックの処置に有効な6,7−置換2−アミノテトラリンは、よく 知られている。ヨーロッパ特許出願公開EP−A−0730861(出典明示に
より本明細書の一部とする)には、一群のこのような6,7−置換2−アミノテ トラリン、特に、化合物(R,S)−2−アミノ−6−フルオロ−7−メトキシテ トラリン(ST 626)が開示されている。
より本明細書の一部とする)には、一群のこのような6,7−置換2−アミノテ トラリン、特に、化合物(R,S)−2−アミノ−6−フルオロ−7−メトキシテ トラリン(ST 626)が開示されている。
【0003】 本発明に従って用いるための6,7−置換2−アミノテトラリンは、また、全 く異なる治療用途のためであるが、知られている。実際、J Chem Soc (1997), 2
88-93 には、それらの化合物が気管支拡張活性を有することが開示されており;
Tetrahedron let, 22/38, 3707-10, 1981 には、それらの化合物がドーパミン作
動性活性を有する化合物として開示されている。
88-93 には、それらの化合物が気管支拡張活性を有することが開示されており;
Tetrahedron let, 22/38, 3707-10, 1981 には、それらの化合物がドーパミン作
動性活性を有する化合物として開示されている。
【0004】 かかるアミノテトラリンの既知の気管支拡張性およびドーパミン作動性活性と
、炎症性サイトカインの原因病理的役割が十分に確立されている敗血症性ショッ
クおよび炎症性および/または自己免疫疾患におけるそれらの治療活性との間に
関係がないのは明らかである。
、炎症性サイトカインの原因病理的役割が十分に確立されている敗血症性ショッ
クおよび炎症性および/または自己免疫疾患におけるそれらの治療活性との間に
関係がないのは明らかである。
【0005】 本発明の化合物で処置しようとする炎症性および/または自己免疫疾患は、例
えば、慢性関節リウマチ、膵炎、炎症性腸疾患、全身性紅斑性狼瘡、糸球体腎炎
および脳脊髄炎である。
えば、慢性関節リウマチ、膵炎、炎症性腸疾患、全身性紅斑性狼瘡、糸球体腎炎
および脳脊髄炎である。
【0006】 以下、敗血症性ショックについてのみ言及するが、炎症性サイトカインに起因
する他の疾患もまた本発明に従って効果的に処置できることは言うまでもない。
する他の疾患もまた本発明に従って効果的に処置できることは言うまでもない。
【0007】 敗血症性ショックは、主に、グラム陰性もしくはグラム陰性細菌、原生動物ま
たはウイルスにより引き起こされる感染症の結果として発症する非常に重篤な臨
床的症候群であり、白血球増加、発熱、頻拍、低血圧ならびに腎不全、呼吸不全
、心不全および肝不全により特徴付けられる。しかしながら、敗血症ショックの
重篤度は、該症候群を引き起こす微生物のタイプには関係していない(Parrillo
J.E., Pathogenetic mechanisms of septic shock, N Engl J Med, 328:1471-1
477, 1993)が、毒性傷害を引き起こす抗原に対する個々の炎症応答に関係して いるということが強調されている。ここ2、3年の間に行われた抗生物質療法お
よび集中治療室における介入プロトコルにおける重大な改良にもかかわらず、シ
ョックは、なおも入院患者の罹患および死亡の主原因の1つである。アメリカ合
衆国において、約100,000人/年の死亡がこれに起因していると考えられ ている(Glauser M.P., Zanetti G., Baumgartner J.D. and Cohen J., Septic
shock: Pathogenesis, Lancet, 338:732-736, 1991)。
たはウイルスにより引き起こされる感染症の結果として発症する非常に重篤な臨
床的症候群であり、白血球増加、発熱、頻拍、低血圧ならびに腎不全、呼吸不全
、心不全および肝不全により特徴付けられる。しかしながら、敗血症ショックの
重篤度は、該症候群を引き起こす微生物のタイプには関係していない(Parrillo
J.E., Pathogenetic mechanisms of septic shock, N Engl J Med, 328:1471-1
477, 1993)が、毒性傷害を引き起こす抗原に対する個々の炎症応答に関係して いるということが強調されている。ここ2、3年の間に行われた抗生物質療法お
よび集中治療室における介入プロトコルにおける重大な改良にもかかわらず、シ
ョックは、なおも入院患者の罹患および死亡の主原因の1つである。アメリカ合
衆国において、約100,000人/年の死亡がこれに起因していると考えられ ている(Glauser M.P., Zanetti G., Baumgartner J.D. and Cohen J., Septic
shock: Pathogenesis, Lancet, 338:732-736, 1991)。
【0008】 敗血症性ショックの最も決定的かつ特徴的な特性は、溶菌または微生物代謝に
由来する産生物に対する身体の反応である。
由来する産生物に対する身体の反応である。
【0009】 これらの物質のうち最初に同定される物質であって試験的研究に最もよく用い
られる物質は、細菌種によって異なる多糖部分および敗血症対象の血液中にミセ
ルの形態で一定に存在する脂質部分(リピドA)から化学的に構成される、グラ
ム陰性細菌壁の成分であるリポ多糖(LPS)である。動物に投与した場合、L
PSは、ショックにおいて遭遇する心臓循環的および神経学的症状の全てを再現
する能力を有する(Olson C., Salzer W.L., McCall C.E., Biochemical, physi
ological and clinical aspects of endotoxaemia, Molec Aspects Med, 10: 51
1-629, 1988)。したがって、それは、凝固性カスケードの内因的および外因的 経路ならびにTNF、IL−1およびIL−6などの主にマクロファージ単球由
来のサイトカインの分泌の活性化によって該臨床的症状を誘発させる、一連の事
象における原動力として同定可能である。
られる物質は、細菌種によって異なる多糖部分および敗血症対象の血液中にミセ
ルの形態で一定に存在する脂質部分(リピドA)から化学的に構成される、グラ
ム陰性細菌壁の成分であるリポ多糖(LPS)である。動物に投与した場合、L
PSは、ショックにおいて遭遇する心臓循環的および神経学的症状の全てを再現
する能力を有する(Olson C., Salzer W.L., McCall C.E., Biochemical, physi
ological and clinical aspects of endotoxaemia, Molec Aspects Med, 10: 51
1-629, 1988)。したがって、それは、凝固性カスケードの内因的および外因的 経路ならびにTNF、IL−1およびIL−6などの主にマクロファージ単球由
来のサイトカインの分泌の活性化によって該臨床的症状を誘発させる、一連の事
象における原動力として同定可能である。
【0010】 この症候群の重要度がここ2、3年の間に増大してきており、その重篤度およ
び不十分な現行治療手段のために、疾患の進行と効果的に戦う能力を有する治療
薬の迅速な発見が非常に望ましい目的となっている。
び不十分な現行治療手段のために、疾患の進行と効果的に戦う能力を有する治療
薬の迅速な発見が非常に望ましい目的となっている。
【0011】 この度、一連の既知の6,7−置換2−アミノテトラリンが上記疾患の予防お よび治療的処置において強力な活性を示すことを見出した。
【0012】 本発明の6,7−置換2−アミノテトラリンは、一般式(I):
【化3】 で示される遊離塩基および一般式(II):
【化4】 [式中、 Rは、メトキシまたはヒドロキシであり、 X−は、医薬上許容される酸の一価の陰イオンである] で示される医薬上許容される塩として示すことができる。一般式(I)または(
II)で示される6,7−置換2−アミノテトラリンのうち、以下の化合物が特 に好ましい: R=メトキシ:(R,S)−2−アミノ−6,7−ジメトキシテトラリン・塩酸塩(
以下、ST 1213と記す) R=OH:(R,S)−2−アミノ−6,7−ジヒドロキシテトラリン・塩酸塩(以
下、ST 1236と記す)。
II)で示される6,7−置換2−アミノテトラリンのうち、以下の化合物が特 に好ましい: R=メトキシ:(R,S)−2−アミノ−6,7−ジメトキシテトラリン・塩酸塩(
以下、ST 1213と記す) R=OH:(R,S)−2−アミノ−6,7−ジヒドロキシテトラリン・塩酸塩(以
下、ST 1236と記す)。
【0013】 式(I)で示される6,7−置換2−アミノテトラリンの医薬上許容される塩 が意味するものは、好ましくない毒性作用または副作用を起こさない酸とのその
塩である。かかる酸は、薬理学者ならびに調剤術および製薬技術における当業者
によく知られている。
塩である。かかる酸は、薬理学者ならびに調剤術および製薬技術における当業者
によく知られている。
【0014】 かかる塩の非限定的な例は、クロリド、ブロミド、オロテート、酸アスパルテ
ート、酸シトレート、酸ホスフェート、フマレートおよび酸フマレート、ラクテ
ート、マレエートおよび酸マレエート、酸オキサレート、酸スルフェート、グル
コースホスフェート、タルトレートおよび酸タルトレートである。FDA認可の
塩は、Int J Pharm 33 (1986), 201-217 に挙げられている(出典明示により本 明細書の一部とする)。
ート、酸シトレート、酸ホスフェート、フマレートおよび酸フマレート、ラクテ
ート、マレエートおよび酸マレエート、酸オキサレート、酸スルフェート、グル
コースホスフェート、タルトレートおよび酸タルトレートである。FDA認可の
塩は、Int J Pharm 33 (1986), 201-217 に挙げられている(出典明示により本 明細書の一部とする)。
【0015】 前臨床試験において、敗血症性ショックにおける物質の可能な防御効果を評価
するために最も広範囲に用いられる方法論的研究法は、実験動物に直接注射した
かまたは該実験動物に接種した感染細胞により多量に放出された毒性物質(外毒
素または内毒素)による中毒実験モデルを使用することである。
するために最も広範囲に用いられる方法論的研究法は、実験動物に直接注射した
かまたは該実験動物に接種した感染細胞により多量に放出された毒性物質(外毒
素または内毒素)による中毒実験モデルを使用することである。
【0016】 以下に、本発明の(R,S)−2−アミノ−6,7−ジメトキシテトラリン・塩酸
塩(ST 1213)および(R,S)−2−アミノ−6,7−ジヒドロキシテトラ リン・塩酸塩(ST 1236)により得られた結果を、参照化合物(R,S)−2
−アミノ−6−フルオロ−7−メトキシテトラリン・塩酸塩(ST 626)と 比較して示す。上記のとおり、化合物ST 626は、本発明に用いる化合物と 構造的に最も緊密に関係していることが知られている化合物であり、また、同一
の薬理学的活性を有することが知られている。
塩(ST 1213)および(R,S)−2−アミノ−6,7−ジヒドロキシテトラ リン・塩酸塩(ST 1236)により得られた結果を、参照化合物(R,S)−2
−アミノ−6−フルオロ−7−メトキシテトラリン・塩酸塩(ST 626)と 比較して示す。上記のとおり、化合物ST 626は、本発明に用いる化合物と 構造的に最も緊密に関係していることが知られている化合物であり、また、同一
の薬理学的活性を有することが知られている。
【0017】 これらの結果は、本発明の化合物(ST 1213およびST 1236)の予
防的または治療的活性を既知の化合物ST 626と比較して示されており、ま た、該化合物の有利な薬理学的プロフィール[炎症性サイトカインの血中濃度(
TNF、IL−1β、IL−6、IFN−γ濃度)、および血清酸化窒素(NO
x)濃度の激減]を引き起こすことができる作用機序の一に関して示している。
防的または治療的活性を既知の化合物ST 626と比較して示されており、ま た、該化合物の有利な薬理学的プロフィール[炎症性サイトカインの血中濃度(
TNF、IL−1β、IL−6、IFN−γ濃度)、および血清酸化窒素(NO
x)濃度の激減]を引き起こすことができる作用機序の一に関して示している。
【0018】 敗血症性ショックの動物モデルにおけるST 1213およびST 1236の
効果の評価 約6週齢の雄性BALB/cマウス(シー・リバー(C. River))を用いた(
実験群につき動物10匹)。該動物は、恒温22±2℃および相対湿度50±1
5%で明るい所で12時間(午前7時−午後7時)および暗所で12時間(午後
7時−午前7時)カゴに入れられており、自由に食物および飲料水を摂取した。
効果の評価 約6週齢の雄性BALB/cマウス(シー・リバー(C. River))を用いた(
実験群につき動物10匹)。該動物は、恒温22±2℃および相対湿度50±1
5%で明るい所で12時間(午前7時−午後7時)および暗所で12時間(午後
7時−午前7時)カゴに入れられており、自由に食物および飲料水を摂取した。
【0019】 試験化合物は、ST 1213、ST 1236およびST 626(参照化合 物)であった。化合物の溶液のpHは、必要に応じて、0.1N NaOHを用い て(該溶液を冷却したまま、攪拌下)、pH5.5以上に調節した。
【0020】 用いた物質は、LPS(エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)血清型O2
6:B6)、バッチ73570 JB(ディフコ(Difco))、LPS(サルモネ
ラ・ティフォサ(Salmonella typhosa))、バッチ81H4018(シグマ(Si
gma))、SEB(スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)
)、バッチ144H4024(シグマ)、およびD−ガラクトサミン、バッチ0
31EE002485(メルク(Merck))であった。
6:B6)、バッチ73570 JB(ディフコ(Difco))、LPS(サルモネ
ラ・ティフォサ(Salmonella typhosa))、バッチ81H4018(シグマ(Si
gma))、SEB(スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)
)、バッチ144H4024(シグマ)、およびD−ガラクトサミン、バッチ0
31EE002485(メルク(Merck))であった。
【0021】 イー・コリ(E. coli)およびサルモネラ・ティフォサ(S.typhosa)に起因す
る致死率 イー・コリまたはサルモネラ・ティフォサ由来のLPSで動物を処置した。使
用前に、まず内毒素を無菌生理食塩水に溶解し、次いで、ほぼLD80に相当する
投与量10.0−12.5mg/kg(イー・コリ)および23.0−27.0mg
/kg(サルモネラ・ティフォサ)で200μLの容量にて腹腔内(i.p.)注射
した。 試験化合物を、LPSでの処置の30分前および5分後、または内毒素投与の
5分後および30分後に、それぞれのLD50の約1/10に相当する投与量で2
00μLの容量の無菌生理食塩水中にて静脈内(i.v.)投与した。
る致死率 イー・コリまたはサルモネラ・ティフォサ由来のLPSで動物を処置した。使
用前に、まず内毒素を無菌生理食塩水に溶解し、次いで、ほぼLD80に相当する
投与量10.0−12.5mg/kg(イー・コリ)および23.0−27.0mg
/kg(サルモネラ・ティフォサ)で200μLの容量にて腹腔内(i.p.)注射
した。 試験化合物を、LPSでの処置の30分前および5分後、または内毒素投与の
5分後および30分後に、それぞれのLD50の約1/10に相当する投与量で2
00μLの容量の無菌生理食塩水中にて静脈内(i.v.)投与した。
【0022】 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおけるイー・コリLPSに起因する
致死率 動物をD−ガラクトサミン(1000mg/kg i.p.)で感作し、同時に、 イー・コリLPS(0.30mg/kg i.p.)で200μLの合計容量にて処置
した。用いたLPSの投与量は、ほぼ、D−ガラクトサミンで感作された動物に
おける内毒素のLD80に相当していた。 試験化合物を、LPS投与の30分前および5分後または5分後および30分
後に、それぞれのLD50の約1/10に相当する投与量で200μLの容量の無
菌生理食塩水中にて静脈内(i.v.)投与した。
致死率 動物をD−ガラクトサミン(1000mg/kg i.p.)で感作し、同時に、 イー・コリLPS(0.30mg/kg i.p.)で200μLの合計容量にて処置
した。用いたLPSの投与量は、ほぼ、D−ガラクトサミンで感作された動物に
おける内毒素のLD80に相当していた。 試験化合物を、LPS投与の30分前および5分後または5分後および30分
後に、それぞれのLD50の約1/10に相当する投与量で200μLの容量の無
菌生理食塩水中にて静脈内(i.v.)投与した。
【0023】 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおけるSEB(スタフィロコッカス
・アウレウス)に起因する致死率 動物をD−ガラクトサミン(1000−1500mg/kg i.p.)で感作し 、同時に、内毒素SEB(3mg/kg i.p.)で200μLの容量にて処置し た。用いたSEBの投与量は、ほぼLD80に相当し、予備実験において決定され
た。 試験化合物を、SEB投与の30分前および5分後または5分後および30分
後に、それぞれのLD50の約1/10に相当する投与量で200μLの容量の無
菌生理食塩水中にて静脈内(i.v.)投与した。 全試験において10日間動物を観察し、如何なる死亡も毎日記録した。 片側フィッシャー完全検定(one-tailed Fisher's exact test)を用いて試験
化合物の防御効果の統計的有意性を評価した。
・アウレウス)に起因する致死率 動物をD−ガラクトサミン(1000−1500mg/kg i.p.)で感作し 、同時に、内毒素SEB(3mg/kg i.p.)で200μLの容量にて処置し た。用いたSEBの投与量は、ほぼLD80に相当し、予備実験において決定され
た。 試験化合物を、SEB投与の30分前および5分後または5分後および30分
後に、それぞれのLD50の約1/10に相当する投与量で200μLの容量の無
菌生理食塩水中にて静脈内(i.v.)投与した。 全試験において10日間動物を観察し、如何なる死亡も毎日記録した。 片側フィッシャー完全検定(one-tailed Fisher's exact test)を用いて試験
化合物の防御効果の統計的有意性を評価した。
【0024】 結果 イー・コリLPSに起因する致死率 イー・コリLPSによるこのショックの実験モデルで得られた結果を表1(A
およびB)に示す。化合物ST 1213は、LPS投与の30分前および5分 後に投与した場合、LPSに起因する致死率を有意に低下させる(p<0.00 1)(表1A)。かかる防御は、また、抗原投与後処置プロトコルにおいても、
統計的有意性は低下するが(p<0.05)得られる(表1B)。
およびB)に示す。化合物ST 1213は、LPS投与の30分前および5分 後に投与した場合、LPSに起因する致死率を有意に低下させる(p<0.00 1)(表1A)。かかる防御は、また、抗原投与後処置プロトコルにおいても、
統計的有意性は低下するが(p<0.05)得られる(表1B)。
【0025】
【表1】
【0026】 サルモネラ・ティフォサLPSに起因する致死率 このサルモネラ・ティフォサLPSによる内毒素性ショックの実験モデルにお
いて、化合物ST 1213およびST 1236は、抗原投与前および後に投与
した場合、致死率を有意に低下させる(それぞれ、p<0.001およびp<0.
05)(表2)。 ST 1213は、第2の抗原投与後処置プロトコルにおいて投与した場合、 低い程度であるが、その防御効果を保持する(表3)。
いて、化合物ST 1213およびST 1236は、抗原投与前および後に投与
した場合、致死率を有意に低下させる(それぞれ、p<0.001およびp<0.
05)(表2)。 ST 1213は、第2の抗原投与後処置プロトコルにおいて投与した場合、 低い程度であるが、その防御効果を保持する(表3)。
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおけるイー・コリLPSに起因する
致死率 動物をD−ガラクトサミンで感作し、同時に、イー・コリLPSで処置した。
化合物ST 1236は、致死率を有意に低下させた(p<0.001)(表4)
。
致死率 動物をD−ガラクトサミンで感作し、同時に、イー・コリLPSで処置した。
化合物ST 1236は、致死率を有意に低下させた(p<0.001)(表4)
。
【0030】
【表4】
【0031】 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおける内毒素SEB(スタフィロコ
ッカス・アウレウス)に起因する致死率 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおける内毒素SEBによるショック
のこの実験モデルで得られた結果を表5および6に示す。 化合物ST 1213およびST 1236は、抗原投与の30分前および5分
後に投与した場合、対照と比較して致死率を低下させる(それぞれ、生存率の増
加=46%および90%)。抗原投与後処置の後、防御効果は、統計的に有意で
あることが立証されていないが、保持される(表6)。
ッカス・アウレウス)に起因する致死率 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおける内毒素SEBによるショック
のこの実験モデルで得られた結果を表5および6に示す。 化合物ST 1213およびST 1236は、抗原投与の30分前および5分
後に投与した場合、対照と比較して致死率を低下させる(それぞれ、生存率の増
加=46%および90%)。抗原投与後処置の後、防御効果は、統計的に有意で
あることが立証されていないが、保持される(表6)。
【0032】
【表5】
【0033】
【表6】
【0034】 ラット全血培養物におけるLPSに起因する血清TNF(腫瘍壊死因子)濃度
に対するST 1213およびST 1236の効果の評価 近年、多くの制限があるが、グラム陰性細菌のリポ多糖が血流中に放出されて
免疫系細胞と接触するような内毒素血症の生理病理学的条件を模倣する実験モデ
ルとしてLPSにより刺激された全血細胞の培養物が用いられている。実際、こ
の実験モデルは、最近、TNFおよびIL−1の放出の、可能性ある阻害剤の評
価に採用された(GC Riceら, Shock, 4:254-266, 1994、AJH Gearingら, Nature
, 370:555-557, 1994、K Tschaikowsky, Biochim Biophys Acta, 1222:113-121,
1994、A Haziotら, J Immunol, 152:5868-5876, 1994)。 これらの実験には体重175−200gの雄性ウィスター(Wistar)ラット(
シー・リバー)を用いた。 該動物は、恒温22±2℃および相対湿度50±15%で明るい所で12時間
(午前7時−午後7時)カゴに入れられており、自由に食物および飲料水を摂取
した。 試験化合物は、ST 1213およびST 1236であった。 用いた内毒素は、サルモネラ・ティフォサ由来のLPS、バッチ81H401
8(シグマ)であった。
に対するST 1213およびST 1236の効果の評価 近年、多くの制限があるが、グラム陰性細菌のリポ多糖が血流中に放出されて
免疫系細胞と接触するような内毒素血症の生理病理学的条件を模倣する実験モデ
ルとしてLPSにより刺激された全血細胞の培養物が用いられている。実際、こ
の実験モデルは、最近、TNFおよびIL−1の放出の、可能性ある阻害剤の評
価に採用された(GC Riceら, Shock, 4:254-266, 1994、AJH Gearingら, Nature
, 370:555-557, 1994、K Tschaikowsky, Biochim Biophys Acta, 1222:113-121,
1994、A Haziotら, J Immunol, 152:5868-5876, 1994)。 これらの実験には体重175−200gの雄性ウィスター(Wistar)ラット(
シー・リバー)を用いた。 該動物は、恒温22±2℃および相対湿度50±15%で明るい所で12時間
(午前7時−午後7時)カゴに入れられており、自由に食物および飲料水を摂取
した。 試験化合物は、ST 1213およびST 1236であった。 用いた内毒素は、サルモネラ・ティフォサ由来のLPS、バッチ81H401
8(シグマ)であった。
【0035】 断頭により屠殺したウィスター・ラットからヘパリン処理血液試料(0.45 0mL/試験管)を採取した。無菌生理食塩水に溶解した試験化合物(最終濃度
0.050mM)の0.025mLの容量(20x溶液)を、血液試料を入れた試
験管に添加した。5%CO2湿雰囲気下、37℃で1時間インキュベートした該 試験管にサルモネラ・ティフォサ由来のLPS(最終LPS濃度=1μg/mL
)0.025mL(20x溶液)を添加した。試験管を同条件下で4時間インキ ュベートし、次いで、10,000rpmで5分間遠心分離に付し、TNFアッ セイまでの間、上清を−80℃で冷凍保存した。
0.050mM)の0.025mLの容量(20x溶液)を、血液試料を入れた試
験管に添加した。5%CO2湿雰囲気下、37℃で1時間インキュベートした該 試験管にサルモネラ・ティフォサ由来のLPS(最終LPS濃度=1μg/mL
)0.025mL(20x溶液)を添加した。試験管を同条件下で4時間インキ ュベートし、次いで、10,000rpmで5分間遠心分離に付し、TNFアッ セイまでの間、上清を−80℃で冷凍保存した。
【0036】 1%FCSを添加したRPMI培地中でTNF生物活性を測定した。TNFア
ッセイのために、TNFを含有する試料(TNF標準、培養上清、血清、生物学
的流体など)の連続希釈液(50μL)を96ウェル・プライマリア(Primaria
)マイクロタイタープレート中で直接調製した。1%FCSを添加したRPMI
培地中で調製した最終濃度4μg/mLのアクチノマイシンD−マンニトール(
50μL)をウェルに添加した。この阻害剤は、TNFに対する細胞感受性を増
強する。
ッセイのために、TNFを含有する試料(TNF標準、培養上清、血清、生物学
的流体など)の連続希釈液(50μL)を96ウェル・プライマリア(Primaria
)マイクロタイタープレート中で直接調製した。1%FCSを添加したRPMI
培地中で調製した最終濃度4μg/mLのアクチノマイシンD−マンニトール(
50μL)をウェルに添加した。この阻害剤は、TNFに対する細胞感受性を増
強する。
【0037】 L929(TNFの毒性作用に対して感受性のあるネズミ線維肉腫)の細胞4
×105個/mLの標準懸濁液100μLを各ウェルに添加した。適当な対照で あるアクチノマイシンD対照(細胞+アクチノマイシン、ただし、TNFを含ま
ない)および細胞対照(培養培地のみの存在下の細胞)もまた調製した。
×105個/mLの標準懸濁液100μLを各ウェルに添加した。適当な対照で あるアクチノマイシンD対照(細胞+アクチノマイシン、ただし、TNFを含ま
ない)および細胞対照(培養培地のみの存在下の細胞)もまた調製した。
【0038】 さらに、5%CO2で37℃で18時間インキュベートした後、本明細書にお いて以下に記載する方法に従って新しく調製した1mg/mL XTT(3'−[ 1−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−3,4−テトラゾリウム]−ビス(4−メ トキシ−6−ニトロ)ベンゼン-スルホン酸ナトリウム・水和物)および125μ
M PMS(フェナジンメトスルフェート)からなる溶液で細胞を染色した。
M PMS(フェナジンメトスルフェート)からなる溶液で細胞を染色した。
【0039】 PMS母液は、100mMであり(暗所で+4℃で約20日間安定)、PBS
にPMSを溶解し、次いで、簡単な超音波処理によりPMSを完全に溶解するこ
とにより調製される。次いで、100mM PMS溶液をXTTで1:800に 希釈して、XTT 1mg/ml中125μMのPMS最終濃度を得る。XTT −PMS染色混合物は、使用前に濾過しなければならない。
にPMSを溶解し、次いで、簡単な超音波処理によりPMSを完全に溶解するこ
とにより調製される。次いで、100mM PMS溶液をXTTで1:800に 希釈して、XTT 1mg/ml中125μMのPMS最終濃度を得る。XTT −PMS染色混合物は、使用前に濾過しなければならない。
【0040】 18時間のインキュベーション終了後、各ウェルにXTT−PMS染色溶液5
0μLを添加してそれぞれ0.2mg/mLおよび25μMのXTTおよびPM S最終濃度を有する250μLの最終容量を得ることにより細胞を染色した。培
養培地200μL+XTT−PMS染色溶液50μLを含有するウェルからなる
「ブランク」もまた調製した。 該マイクロタイタープレートを5%CO2で37℃で2−2.5時間インキュベ
ートした(合計インキュベーション時間=約20時間)。
0μLを添加してそれぞれ0.2mg/mLおよび25μMのXTTおよびPM S最終濃度を有する250μLの最終容量を得ることにより細胞を染色した。培
養培地200μL+XTT−PMS染色溶液50μLを含有するウェルからなる
「ブランク」もまた調製した。 該マイクロタイタープレートを5%CO2で37℃で2−2.5時間インキュベ
ートした(合計インキュベーション時間=約20時間)。
【0041】 450nm読取り波長および620nm参照波長を用い、マイクロタイタープ
レートリーダーを用いて、各試料の吸光度を測定した(比色マイクロタイタープ
レートリーダーは、試料の吸光度から「ブランク」の吸光度を自動的に差し引く
ようにプログラムされた)。
レートリーダーを用いて、各試料の吸光度を測定した(比色マイクロタイタープ
レートリーダーは、試料の吸光度から「ブランク」の吸光度を自動的に差し引く
ようにプログラムされた)。
【0042】 以下に記載するようにTNF力価を算出した。定義により、生物活性の1単位
は、アクチノマイシン−D吸光度の半最大値(semimaxiaml value)(=50% )により与えられる。 試料の希釈により、直線部分が方程式:y=ax+bで示される吸光度曲線を
得る。a値およびb値(コンピュータ処理した直線回帰分析により得られる)を
挿入し、yをアクチノマイシン−D対照の半最大吸光度(1生物学的単位に相当
する)と置き換えた後、試料希釈の逆数を表すxについて方程式を解く。得られ
た値は、U/mLで表されるTNF力価を提供する。 データを、両側スチューデントt−検定(two-tailed Student's t-test)を 用いて分析した。
は、アクチノマイシン−D吸光度の半最大値(semimaxiaml value)(=50% )により与えられる。 試料の希釈により、直線部分が方程式:y=ax+bで示される吸光度曲線を
得る。a値およびb値(コンピュータ処理した直線回帰分析により得られる)を
挿入し、yをアクチノマイシン−D対照の半最大吸光度(1生物学的単位に相当
する)と置き換えた後、試料希釈の逆数を表すxについて方程式を解く。得られ
た値は、U/mLで表されるTNF力価を提供する。 データを、両側スチューデントt−検定(two-tailed Student's t-test)を 用いて分析した。
【0043】 結果 この実験モデルを用いて得られた表7に示される結果は、程度は様々であるが
、試験化合物がLPSで刺激された血液培養物によるTNF産生を減少させるこ
とを示している。実際、化合物ST 1236およびST 1213は、各々、T
NF濃度を59%および31%減少させている。
、試験化合物がLPSで刺激された血液培養物によるTNF産生を減少させるこ
とを示している。実際、化合物ST 1236およびST 1213は、各々、T
NF濃度を59%および31%減少させている。
【0044】
【表7】
【0045】 マウスにおけるLPSに起因する血清TNF濃度に対するST 1213およ びST 1236の効果の評価 約6週齢の雄性BALB/cマウス(シー・リバー)を用いた(実験群につき
動物10匹)。 該動物は、恒温22±2℃および相対湿度50±15%で明るい所で12時間
(午前7時−午後7時)および暗所で12時間(午後7時−午前7時)カゴに入
れられており、自由に食物および飲料水を摂取した。
動物10匹)。 該動物は、恒温22±2℃および相対湿度50±15%で明るい所で12時間
(午前7時−午後7時)および暗所で12時間(午後7時−午前7時)カゴに入
れられており、自由に食物および飲料水を摂取した。
【0046】 試験化合物は、ST 1213、ST 1236およびST 626(参照化合 物)であった。化合物の溶液のpHは、必要に応じて、0.1N NaOHを用い て(該溶液を冷却したまま、攪拌下)、pH5.5以上に調節した。 用いた物質は、LPS(イー・コリ血清型O26:B6由来)、バッチ735
70 JB(ディフコ)、LPS(サルモネラ・ティフォサ)、バッチ81H4 018(シグマ)、D−ガラクトサミン、バッチ031EE002485(メル
ク)であった。
70 JB(ディフコ)、LPS(サルモネラ・ティフォサ)、バッチ81H4 018(シグマ)、D−ガラクトサミン、バッチ031EE002485(メル
ク)であった。
【0047】 イー・コリおよびサルモネラ・ティフォサLPSに起因する致死率 実験条件は、上記条件と厳密に同一であった。
【0048】 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおけるイー・コリLPSに起因する
致死率 実験条件は、上記条件と厳密に同一であった。 両実験モデルにおいて、血液試料は、抗原投与(TNF血清ピーク濃度)の9
0分後に採取した。 エーテル麻酔したマウスを、眼窩後方空洞の穿刺により放血させた。血液試料
を室温で2時間インキュベートし、得られた血清を3000rpmで20分間遠
心分離に付し、TNFアッセイまでの間、−80℃で冷凍保存した。 1%FCSを含有するRPMI培地中でTNF生物活性を測定した。 TNF含有試料の50μL/ウェル連続希釈液をプライマリア・マイクロタイ
タープレートに直接添加した。用いた実験条件は、上記条件と同一であった。 データを、片側スチューデントt−検定を用いて分析した。
致死率 実験条件は、上記条件と厳密に同一であった。 両実験モデルにおいて、血液試料は、抗原投与(TNF血清ピーク濃度)の9
0分後に採取した。 エーテル麻酔したマウスを、眼窩後方空洞の穿刺により放血させた。血液試料
を室温で2時間インキュベートし、得られた血清を3000rpmで20分間遠
心分離に付し、TNFアッセイまでの間、−80℃で冷凍保存した。 1%FCSを含有するRPMI培地中でTNF生物活性を測定した。 TNF含有試料の50μL/ウェル連続希釈液をプライマリア・マイクロタイ
タープレートに直接添加した。用いた実験条件は、上記条件と同一であった。 データを、片側スチューデントt−検定を用いて分析した。
【0049】 結果 イー・コリおよびサルモネラ・ティフォサLPSに起因する致死率 これらの実験モデルにて得られた結果は、化合物ST 1213が、イー・コ リLPSに起因するTNF濃度を有意に減少させ(p<0.01)(表8)、サ ルモネラ・ティフォサLPSを用いた実験において血清TNF濃度をさらに実質
的に減少させる(p<0.0001)(表9)ことを明らかにする。
的に減少させる(p<0.0001)(表9)ことを明らかにする。
【0050】
【表8】
【0051】
【表9】
【0052】 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおけるイー・コリLPSに起因する
致死率 D−ガラクトサミンで感作された動物におけるイー・コリLPSに起因するT
NF産生のこの実験モデルを用いて得られた結果を表10に示す。 化合物ST 1236は、D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおいてL PSに起因するTNFの放出を有意に減少させる(p<0.0001)。
致死率 D−ガラクトサミンで感作された動物におけるイー・コリLPSに起因するT
NF産生のこの実験モデルを用いて得られた結果を表10に示す。 化合物ST 1236は、D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおいてL PSに起因するTNFの放出を有意に減少させる(p<0.0001)。
【0053】
【表10】
【0054】 マウスにおけるイー・コリまたはSEB内毒素に起因する血清インターメイキ
ン−1β(IL−1β)、インターロイキン−6(IL−6)およびインターフ
ェロン−γ(IFN−γ)濃度に対するST 1213の効果の評価 約6週齢の雄性BALB/cマウス(シー・リバー)を用いた(実験群につき
動物10匹)。該動物を、恒温22±2℃および相対湿度50±15%で明るい
所で12時間(午前7時−午後7時)および暗所で12時間(午後7時−午前7
時)カゴに入れられており、自由に食物および飲料水を摂取した。 試験化合物は、ST 1213であった。 用いた物質は、イー・コリO26:B6由来LPS、バッチ73570 JB (ディフコ)、SEB(スタフィロコッカス・アウレウス)、バッチ144H4
024(シグマ)、およびD−ガラクトサミン、バッチ031EE002485
(メルク)であった。
ン−1β(IL−1β)、インターロイキン−6(IL−6)およびインターフ
ェロン−γ(IFN−γ)濃度に対するST 1213の効果の評価 約6週齢の雄性BALB/cマウス(シー・リバー)を用いた(実験群につき
動物10匹)。該動物を、恒温22±2℃および相対湿度50±15%で明るい
所で12時間(午前7時−午後7時)および暗所で12時間(午後7時−午前7
時)カゴに入れられており、自由に食物および飲料水を摂取した。 試験化合物は、ST 1213であった。 用いた物質は、イー・コリO26:B6由来LPS、バッチ73570 JB (ディフコ)、SEB(スタフィロコッカス・アウレウス)、バッチ144H4
024(シグマ)、およびD−ガラクトサミン、バッチ031EE002485
(メルク)であった。
【0055】 イー・コリLPSに起因する致死率 実験条件は、上記条件と厳密に同一であった。
【0056】 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおけるスタフィロコッカス・アウレ
ウス由来のSEBに起因する致死率 実験条件は、条件と厳密に同一であった。 両モデルにおいて、IL−6については抗原投与の2時間後、IL−1βにつ
いては抗原投与の4時間後、IFN−γについては抗原投与の6時間後に血液試
料を採取した。 エーテル麻酔したマウスを、眼窩後方空洞の穿刺により放血させた。血液試料
を室温で2時間インキュベートし、得られた血清を3000rpmで20分間遠
心分離に付し、アッセイまでの間、−80℃で冷凍保存した。
ウス由来のSEBに起因する致死率 実験条件は、条件と厳密に同一であった。 両モデルにおいて、IL−6については抗原投与の2時間後、IL−1βにつ
いては抗原投与の4時間後、IFN−γについては抗原投与の6時間後に血液試
料を採取した。 エーテル麻酔したマウスを、眼窩後方空洞の穿刺により放血させた。血液試料
を室温で2時間インキュベートし、得られた血清を3000rpmで20分間遠
心分離に付し、アッセイまでの間、−80℃で冷凍保存した。
【0057】 用いたアッセイキットにおいて指示された方法に従って生物学的アッセイを行
った。詳しくは、以下のものを用いた: − マウスIL−1βイムノアッセイ(MLB00、アール・アンド・ディ・
システムズ(R&D Systems))、 − マウスIL−6EIAキット(8−6706、パーセプティブ・ダイアグ
ノスティック(PerSeptive Diagnostics))、 − マウスIFN−γEIAキット(8−6716、パーセプティブ・ダイア
グノスティック)。 データは、片側スチューデントt−検定を用いて分析した。
った。詳しくは、以下のものを用いた: − マウスIL−1βイムノアッセイ(MLB00、アール・アンド・ディ・
システムズ(R&D Systems))、 − マウスIL−6EIAキット(8−6706、パーセプティブ・ダイアグ
ノスティック(PerSeptive Diagnostics))、 − マウスIFN−γEIAキット(8−6716、パーセプティブ・ダイア
グノスティック)。 データは、片側スチューデントt−検定を用いて分析した。
【0058】 結果 イー・コリLPSに起因する致死率 この実験モデルを用いて得られた結果を表11に示す。 化合物ST 1213は、IFN−γの産生を有意に減少させるが(p<0.0
001)、分析した残り2つのサイトカインの濃度は減少しない。
001)、分析した残り2つのサイトカインの濃度は減少しない。
【0059】
【表11】
【0060】 D−ガラクトサミンで感作されたマウスにおけるスタフィロコッカス・アウレ
ウスSEBに起因する致死率 この実験モデルを用いて得られた結果を表12に示す。 化合物ST 1213は、血清IL−1βおよびIL−6濃度を有意に減少さ せるが、血清IFN−ガンマ濃度は減少しない。
ウスSEBに起因する致死率 この実験モデルを用いて得られた結果を表12に示す。 化合物ST 1213は、血清IL−1βおよびIL−6濃度を有意に減少さ せるが、血清IFN−ガンマ濃度は減少しない。
【0061】
【表12】
【0062】 マウスにおけるイー・コリLPSに起因する血清酸化窒素(NOx)に対する
ST 1213の効果の評価 約6−7週齢の雄性BALB/cマウス(シー・リバー)を用いた(実験群に
つき動物6−9匹)。 該動物は、恒温22±2℃および相対湿度50±15%で明るい所で12時間
(午前7時−午後7時)および暗所で12時間(午後7時−午前7時)カゴに入
れられており、自由に食物および飲料水を摂取した。 試験化合物は、ST 1213であった。 用いた内毒素は、予め無菌生理食塩水に溶解したイー・コリO26:B6由来
のLPS、バッチ73570(ディフコ)であり、5mg/kgの用量で腹腔内
注射した。 LPS投与の+5分後および+30分後、化合物ST 1213およびST 6
26(参照化合物)を、LD50の約1/10に相当する6mg/kgの用量でi.
v.投与した。 エーテル麻酔したマウスを、眼窩後方空洞の穿刺により放血させ、LPS投与
の20時間後に血液試料を摂取した時、NOxがマウスにおけるその血清ピーク
濃度に達した。 ヘパリン処理した試験管に入れた血液を2200rpmで10分間遠心分離に
付し、NOxアッセイまでの間、−80℃で冷凍保存した。 試験前、試料を蒸留水で1:3に希釈し、次いで、ウルトラフリー(Ultrafre
e)−MC、10,000NMWLミリポア(Millipore)フィルター(カタログ 番号UFC3LGC00)上で4700gで90分間遠心分離に付した。 試料のNOxについてのアッセイは、最近市販されているカブル(Cabru)製 のアッセイキット(ニトレート/ニトライト(Nitrate/Nitrite)アッセイキッ
ト、カタログ番号780001)を用いて行った。 データは、両側スチューデントt−検定を用いて分析した。
ST 1213の効果の評価 約6−7週齢の雄性BALB/cマウス(シー・リバー)を用いた(実験群に
つき動物6−9匹)。 該動物は、恒温22±2℃および相対湿度50±15%で明るい所で12時間
(午前7時−午後7時)および暗所で12時間(午後7時−午前7時)カゴに入
れられており、自由に食物および飲料水を摂取した。 試験化合物は、ST 1213であった。 用いた内毒素は、予め無菌生理食塩水に溶解したイー・コリO26:B6由来
のLPS、バッチ73570(ディフコ)であり、5mg/kgの用量で腹腔内
注射した。 LPS投与の+5分後および+30分後、化合物ST 1213およびST 6
26(参照化合物)を、LD50の約1/10に相当する6mg/kgの用量でi.
v.投与した。 エーテル麻酔したマウスを、眼窩後方空洞の穿刺により放血させ、LPS投与
の20時間後に血液試料を摂取した時、NOxがマウスにおけるその血清ピーク
濃度に達した。 ヘパリン処理した試験管に入れた血液を2200rpmで10分間遠心分離に
付し、NOxアッセイまでの間、−80℃で冷凍保存した。 試験前、試料を蒸留水で1:3に希釈し、次いで、ウルトラフリー(Ultrafre
e)−MC、10,000NMWLミリポア(Millipore)フィルター(カタログ 番号UFC3LGC00)上で4700gで90分間遠心分離に付した。 試料のNOxについてのアッセイは、最近市販されているカブル(Cabru)製 のアッセイキット(ニトレート/ニトライト(Nitrate/Nitrite)アッセイキッ
ト、カタログ番号780001)を用いて行った。 データは、両側スチューデントt−検定を用いて分析した。
【0063】 結果 この実験モデルで得られた結果を表13に示す。 化合物ST 1213は、抗原投与後に投与した場合、BALB/cマウスに おけるイー・コリLPSに起因するNOx濃度を有意に減少させる(42%減少
)。 同一実験モデルにおいて、参照化合物ST 626は、NOxの血清中濃度を 有意に減少させない(21%減少)。
)。 同一実験モデルにおいて、参照化合物ST 626は、NOxの血清中濃度を 有意に減少させない(21%減少)。
【0064】
【表13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 A61P 43/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ビト・ルッジエロ イタリア、イ−00181ローマ、ビア・ルニ ャーノ・イン・テベリナ32番 Fターム(参考) 4C206 AA01 AA03 FA31 KA04 MA01 MA04 NA14 ZA02 ZA66 ZA81 ZA89 ZB11 ZB15 ZB35
Claims (6)
- 【請求項1】 炎症性サイトカインにより誘発される炎症性および/または
自己免疫疾患の治療的処置のための医薬組成物を調製するのに適した一般式(I
): 【化1】 で示される6,7−置換2−アミノテトラリンまたは一般式(II): 【化2】 [式中、 Rは、メトキシまたはヒドロキシであり、 X-は、医薬上許容される酸の一価の陰イオンである] で示されるその医薬上許容される塩の使用。 - 【請求項2】 医薬組成物が敗血症性ショックの予防的および治療的処置に
適している請求項1記載の使用。 - 【請求項3】 医薬組成物が慢性関節リウマチ、膵炎、炎症性腸疾患、全身
性紅斑性狼瘡、糸球体腎炎および脳脊髄炎の治療的処置に適している請求項1記
載の使用。 - 【請求項4】 医薬上許容される酸の一価の陰イオンがクロリド、ブロミド
、オロテート、酸アスパルテート、酸シトレート、酸ホスフェート、フマレート
および酸フマレート、ラクテート、マレエートおよび酸マレエート、酸オキサレ
ート、酸スルフェート、グルコースホスフェート、タルトレートおよび酸タルト
レートから選択される請求項1ないし3いずれか1項記載の使用。 - 【請求項5】 6,7−置換2−アミノテトラリンが(R,S)−2−アミノ−
6,7−ジメトキシテトラリン・塩酸塩である請求項1ないし3いずれか1項記 載の使用。 - 【請求項6】 6,7−置換2−アミノテトラリンが(R,S)−2−アミノ−
6,7−ジヒドロキシテトラリン・塩酸塩である請求項1ないし3いずれか1項 記載の使用。
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