JP2002000552A - 内視鏡用可撓管 - Google Patents
内視鏡用可撓管Info
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Abstract
定することにより、挿入の操作性に優れた内視鏡用可撓
管を提供すること。 【解決手段】挿入部可撓管1は、その両端からそれぞれ
125mm内側に位置する先端側基準点13と基端側基
準点14との間の長さをLmmとし、W(X)およびW
(Y)を、それぞれ、先端側基準点13から基端方向に
Xmm、Ymmの距離にある位置を測定箇所としてスパ
ン200mmの2つのナイフエッジで測定箇所がスパン
の中心となるように挿入部可撓管1を支持し、測定箇所
を押圧して測定箇所が押圧方向に50mmだけ変位する
ときの押圧力の大きさとしたとき、可撓性変化率B
{X,Y}={W(X)−W(Y)}/W(Y)が、
0.2≦B{L/3,0}≦1.5、0≦B{2L/
3,L/3}≦0.4、および、0≦B{L,2L/
3}≦0.5なる関係を満足する。
Description
関する。
部材の内部に、例えば、光ファイバー、電線ケーブル、
ケーブル、またはチューブ類等が配置、挿通された構成
となっている。この管状部材の全長の大部分は、可撓性
(弾力性)を有する内視鏡用可撓管で構成され、その先
端に、最先端部分として湾曲部が接続されている。湾曲
部は、操作部から内視鏡用可撓管の内部に配設されたワ
イヤを介して湾曲方向を操作できるようになっている。
ば、胃、十二指腸、小腸あるいは大腸といった体腔の深
部まで挿入する。この際に、内視鏡用可撓管は、曲がっ
た体腔に沿って挿入されるため、この挿入の操作性の良
否は、内視鏡用可撓管の可撓性に大きく依存する。
から基端までを、先端部、中間部および手元部と大きく
3つに分けた場合、先端部は、体内の深部の湾曲が急な
管腔に追従して円滑に前進できるように、十分に柔らか
いものであるものが挿入の操作性が良い。また、手元部
は、押し込み力や捩じり(回転)を加えやすいように、
剛性が比較的高いのが好ましい。そして、中間部は、手
元部で加えられた押し込み力や回転が先端部に確実に伝
達されるようにするとともに、患者に苦痛を感じさせな
いようにするため、先端部と手元部との中間の適度な剛
性とするのが好ましい。
の向上を目的として、内視鏡用可撓管の長手方向に沿っ
て可撓性が変化するように構成した内視鏡用可撓管があ
った。このような内視鏡用可撓管には、先端から基端に
向かって、階段状に剛性が増すような構成のものや、先
端から基端に向かってほぼ一定の比率(割合)で連続的
に剛性が増すような構成のものがあった。
方向に沿った可撓性の変化の仕方は、挿入の操作性の観
点から最適化されたものとはなっていなかった。このた
め、例えば、先端部の柔軟性が高いものは、中間部が柔
らかくなり過ぎて、手元部からの押し込み力や捩じりが
先端まで確実に伝わらない(押し込み性、トルク伝達性
が良くない)ものとなっていた。また、この反対に、中
間部に十分な剛性があるものは、先端部の剛性が強過ぎ
て、先端部が湾曲した管腔に沿って十分小さな曲率半径
に曲がることができないものとなっていた。
部の可撓性のバランスが取れていないものであったた
め、総合的な挿入の操作性が満足のいくものとなってい
なかった。このため、挿入の操作に手間取るために検査
時間が長引くということのみならず、患者の負担・苦痛
が大きくなるという弊害もあった。
沿った可撓性の変化の度合いを規定したものであり、そ
の目的は、挿入の操作性に優れた内視鏡用可撓管を提供
することにある。
(1)〜(10)の本発明により達成される。
鏡用可撓管の先端から基端方向に125mmの距離にあ
る位置を先端側基準点とし、前記内視鏡用可撓管の基端
から先端方向に125mmの距離にある位置を基端側基
準点とし、前記先端側基準点と前記基端側基準点との間
の長さをLmmとしたとき、下記式(I)により定めら
れる可撓性変化率B{X,Y}が、 B{X,Y}={W(X)−W(Y)}/W(Y) ・・・(I) (式中、W(X)およびW(Y)は、それぞれ、前記先
端側基準点から基端方向にXmm、Ymmの距離にある
位置を測定箇所とし、スパン200mmの2つのナイフ
エッジで前記測定箇所が前記スパンの中心となるように
前記内視鏡用可撓管を支持し、前記測定箇所を押圧し
て、前記測定箇所が押圧方向に50mmだけ変位すると
きの押圧力の大きさを表す。) 0.2≦B{L/3,0}≦1.5、 0≦B{2L/3,L/3}≦0.4、および、0≦B
{L,2L/3}≦0.5 なる関係を満足することを特徴とする内視鏡用可撓管。
これにより、挿入の操作性に優れた内視鏡用可撓管を提
供することができる。
は、 B{L/3,0}>B{L,2L/3}>B{2L/
3,L/3} なる関係を満足する上記(1)に記載の内視鏡用可撓
管。これにより、挿入の操作性がより向上する。
は、1〜4の整数であるmのすべてに対して、 0.2≦(5/m)・B{mL/15,0}≦1.5、 0≦(5/m)・B{(m+5)・L/15,L/3}
≦0.4、および、0≦(5/m)・B{(m+10)
・L/15,2L/3}≦0.5 なる関係を満足する上記(1)または(2)に記載の内
視鏡用可撓管。これにより、挿入の操作性がより向上す
る。
は、0〜14の整数であるnのすべてに対して、 B{(nL/15+L/15),(nL/15)}≧0 なる関係を満足する上記(1)ないし(3)のいずれか
に記載の内視鏡用可撓管。これにより、挿入の操作性が
より向上する。
た前記押圧力の大きさW(0)が、1.0〜9Nである
上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の内視鏡用可
撓管。
が向上し、挿入の操作性がより向上する。
覆された単層または多層積層構造の外皮とを有する上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載の内視鏡用可撓
管。これにより、十分な機械的強度を確保することがで
きる。
なくとも1層の厚さおよび/または構成材料を長手方向
に沿って変えることにより、可撓性を長手方向に沿って
変化させたものである上記(6)に記載の内視鏡用可撓
管。これにより、好適な可撓性変化率が容易に得られ
る。
れらの間に位置する少なくとも1層の中間層とを有する
積層体で構成された部分を有するものである上記(6)
または(7)に記載の内視鏡用可撓管。
各種の性能を優れたものとするとともに、好適な可撓性
変化率が得られる。
芯材の外周に被覆されたものである上記(6)ないし
(8)のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。これによ
り、内視鏡用可撓管を生産性良く、好適に製造すること
ができる。
巻回して形成された螺旋管と、該螺旋管の外周に被覆さ
れ、細線を編組して形成された編組体とを有する上記
(6)ないし(9)のいずれかに記載の内視鏡用可撓
管。これにより、十分な機械的強度を確保することがで
きる。
好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に
説明する。
た挿入部可撓管を有する電子内視鏡(電子スコープ)を
示す全体図である。以下、図1中、上側を「基端」、下
側を「先端」として説明する。
力性を有する長尺物の挿入部可撓管1と、挿入部可撓管
1の先端11に接続された湾曲部5と、挿入部可撓管1
の基端12に設けられ、術者が把持して電子内視鏡10
全体を操作する操作部6と、操作部6に接続された接続
部可撓管7と、接続部可撓管7の先端側に設けられた光
源差込部8とで構成されている。
て使用される。また、操作部6には、その側面に操作ノ
ブ61、62が設置されている。この操作ノブ61、6
2を操作すると、挿入部可撓管1内に配設されたワイヤ
ー(図示せず)が牽引されて、挿入部可撓管1の先端1
1に接続された湾曲部5が4方向に湾曲し、その湾曲方
向を自由に変えることができる。
被写体像を撮像する図示しない撮像素子(CCD)が設
けられ、また、光源差込部8の先端部に、画像信号用コ
ネクタ82が設けられている。この画像信号用コネクタ
82は、光源プロセッサ装置(図示せず)に接続され、
さらに、光源プロセッサ装置は、ケーブルを介してモニ
タ装置(図示せず)に接続されている。
タ81が設置され、この光源用コネクタ81が光源プロ
セッサ装置に接続されている。光源プロセッサ装置内の
光源から発せられた光は、光源用コネクタ81、およ
び、光源差込部8内、接続部可撓管7内、操作部6内、
挿入部可撓管1内および湾曲部5内に連続して配設され
た光ファイバー束によるライトガイド(図示せず)を通
り、湾曲部5の先端部より観察部位に照射され、照明す
る。
の反射光(被写体像)は、撮像素子で撮像される。撮像
素子で撮像された被写体像に応じた画像信号は、バッフ
ァ(図示せず)を介して出力される。
管1内、操作部6内および接続部可撓管7内に連続して
配設され、撮像素子と画像信号用コネクタ82とを接続
する画像信号ケーブル(図示せず)を介して、光源差込
部8に伝達される。
ッサ装置内で所定の処理(例えば、信号処理、画像処理
等)がなされ、その後、モニタ装置に入力される。モニ
タ装置では、撮像素子で撮像された画像(電子画像)、
すなわち動画の内視鏡モニタ画像が表示される。
挿入部可撓管1を有する電子内視鏡10の全体構成につ
いて説明したが、本発明の内視鏡用可撓管は、ファイバ
ー内視鏡の可撓管にも適用することができることは、言
うまでもない。
た挿入部可撓管の全体の外観を示す図、図3は、内視鏡
用可撓管の可撓性を測定する方法を示す図である。な
お、以下の説明では、図2中の左側(挿入部可撓管1の
先端11側)を「前」、図2中の右側(挿入部可撓管1
の基端12側)を「後」と言う。
(弾力性)が長手方向に沿って変化するものとなってい
る。ここで言う可撓性とは、内視鏡として組み立てられ
た状態において挿入部可撓管1内に挿通される光ファイ
バー、ケーブルおよびチューブ類等を含まない、挿入部
可撓管1単体の可撓性を言う。
に示すような方法により測定することができる。この可
撓性の測定方法について、次に説明する。
状態(自然状態)として真っ直ぐに伸ばし、一定の距離
(図3中のSで示す長さ)のスパンの2つのナイフエッ
ジ90(支点)で支持する。このとき、可撓性の測定箇
所がスパンの中心(中央)に位置するようにする。次
に、ナイフエッジ90が接している側と反対の側から、
測定箇所を長手方向と垂直な方向に押圧する(図3中の
矢印W)。そして、この押圧力により、挿入部可撓管1
が撓み、測定箇所が押圧力の作用する方向(押圧方向)
に一定の距離(図3中のTで示す長さ)変位するときの
押圧力Wの大きさを測定する。
に必要な押圧力Wの大きさが大きければ、その箇所の可
撓性は小さく(剛性が高く)、逆に、押圧力Wが小さけ
れば、その箇所の可撓性は大きい(弾力性が高い)と言
うことができる。
00mmとし、測定箇所が50mmだけ変位するときの
押圧力Wの大きさにより、可撓性を測定することとす
る。このような条件で測定したときの押圧力Wの大きさ
を、以下、その測定箇所の「曲げ剛性」と言う。
可撓管1とは固定しない。このため、測定箇所を押圧し
て、挿入部可撓管1が撓んだ状態では、スパンの間に位
置する部分の挿入部可撓管1の長さは、200mmより
長くなる場合がある。
される曲げ剛性が、長手方向に沿って変化するものとな
っている。その変化の様子について以下に説明する。
入部可撓管1の両端付近の可撓性を測定することができ
ない。このため、以下、可撓性を測定できない両端付近
の部分を除くため、挿入部可撓管1の両端からそれぞれ
所定距離内側に位置する基準点13、14なる概念を導
入し、これら2つの基準点の間の可撓性の変化について
説明する。
11から基端12の方向に125mmの距離にある位置
を先端側基準点13とし、基端12から先端11の方向
に125mmの距離にある位置を基端側基準点14とす
る。先端側基準点13と基端側基準点14との間におい
ては、任意の箇所で前述した方法により挿入部可撓管1
の可撓性(曲げ剛性)を測定することができる。
4との間の長さをLmmとする。すなわち、挿入部可撓
管1の全長は、(L+250)mmとなる。以下、先端
側基準点13から基端12の方向にXmmの距離にある
位置を「Xmmの位置」と言う。これによれば、例え
ば、先端側基準点13は、「0mmの位置」となり、基
端側基準点14は、「Lmmの位置」となる。
の変化を、下記式(I)により定められる可撓性変化率
B{X,Y}を用いて表す。 B{X,Y}={W(X)−W(Y)}/W(Y) ・・・(I)
それぞれ、Xmmの位置およびYmmの位置を測定箇所
として、前述した方法により可撓性を測定した場合の押
圧力Wの大きさを表す。すなわち、W(X)およびW
(Y)は、それぞれ、Xmmの位置およびYmmの位置
の曲げ剛性を表す。
mの位置の曲げ剛性に対するXmmの位置の曲げ剛性の
増大割合が表される。例えば、B{X,Y}=0であれ
ば、Xmmの位置の曲げ剛性は、Ymmの位置の曲げ剛
性と同じであり、B{X,Y}=1であれば、Xmmの
位置の曲げ剛性は、Ymmの位置の曲げ剛性の2倍にな
っている。
部16、手元部17に分け、これらの各部の可撓性の長
手方向に沿った変化を、可撓性変化率B{X,Y}を用
いて説明する。ここで、先端部15は、先端11から
(L/3)mmの位置までの部分とし、中間部16は、
(L/3)mmの位置から(2L/3)mmの位置まで
の部分とし、手元部17は、(2L/3)mmの位置か
ら基端12までの部分とする。
化の比率(割合)は、可撓性変化率B{L/3,0}で
表される。挿入部可撓管1は、可撓性変化率B{L/
3,0}の値が、0.2以上1.5以下となっている。
これは、0mmの位置、すなわち先端側基準点13の曲
げ剛性に対して、(L/3)mmの位置の曲げ剛性が2
0〜150%増大する(1.2〜2.5倍になる)もの
となっていることを意味する。また、B{L/3,0}
の値は、0.3以上1.4以下であるのがより好まし
い。
変化の比率(曲げ剛性の変化の比率)が比較的大きいも
のとなっている。したがって、先端部15では、(L/
3)mmの位置から先端11に向かうに従い、十分に曲
げ剛性が小さくなる。したがって、先端部15は、柔軟
性が十分に高いものとなる。これにより、先端部15
は、体内の深部の湾曲が急な管腔に沿って、十分小さな
曲率半径に曲がることができる。このため、先端部15
が体腔の奥へ前進する際の追従性が良く、特に、大腸の
ような最も深い部位にまで挿入を行う際の操作性が優れ
る。また、先端部15の柔軟性が高いことにより、体内
を傷つけにくく、安全性にも優れる。
W(0)は、特に限定されないが、医療用内視鏡の場
合、1.0〜9Nであるのが好ましく、2〜8Nである
のがより好ましい。これにより、先端部15の体腔に対
する追従性が向上し、挿入の操作性および安全性がより
優れたものとなる。
2より小さいと、先端部15の柔軟性と、押し込み性お
よびトルク伝達性とを両立することができない。
が1.5より大きいと、(L/3)mmの位置の曲げ剛
性が高くなり過ぎ、管腔に対する追従性が悪化する。さ
らに、患者の負担・苦痛も増大する。
化の比率(割合)は、可撓性変化率B{2L/3,L/
3}で表される。挿入部可撓管1は、可撓性変化率B
{2L/3,L/3}の値が、0以上0.4以下となっ
ている。これは、(L/3)mmの位置の曲げ剛性に対
して、(2L/3)mmの位置の曲げ剛性が0〜40%
増大する(1〜1.4倍になる)ものとなっていること
を意味する。また、B{2L/3,L/3}の値は、
0.05以上0.3以下であるのがより好ましい。
変化の比率(曲げ剛性の変化の比率)が比較的小さいも
のとなっている。また、先端部15の可撓性変化率が比
較的大きいので、先端部15は、前述したように全体と
しては柔軟であるが、(L/3)mmの位置の曲げ剛性
は、中程度のものとなっている。したがって、中間部1
6は、その曲げ剛性の変化の比率(割合)が比較的緩や
かであり、全長に渡って、中程度の大きさの適度な曲げ
剛性を有している。
元部17に加えられた押し込み力や捩じり(回転)を確
実に先端部15に伝達するために十分な曲げ剛性を、そ
の全長に渡って、備えるものとなっている。これによ
り、挿入部可撓管1が押し込み性、トルク伝達性に優れ
たものとなる。
適度な大きさになっているために、体腔の壁を強く圧迫
することがないので、患者の負担・苦痛を軽減すること
ができる。
率(割合)が比較的小さいので、手元部17から加えた
押し込み力や捩じり等の操作力が先端部15に自然な形
で伝達される。したがって、先端部15が術者の予想に
反した動きをすることがなく、術者が思い通りに先端部
15を操作することができ、優れた操作感が得られる。
さらに、手元部17に近い部分でも曲げ剛性が高くなり
過ぎることがないので、患者の負担・苦痛が増大するこ
とはない。
が0より小さいと、中間部16に曲げ剛性の小さ過ぎる
箇所が生じる。これにより、中間部16が体腔の湾曲に
沿うために必要な程度の曲率半径よりもさらに小さく曲
がって(ループの形成)、手元部17からの押し込み力
が先端部15に伝わりにくい状態(座屈状態)になりや
すい。
3}の値が0.4より大きいと、特に手元部17に近い
部分において曲げ剛性が高くなり過ぎて、可撓性が極端
に小さくなり、患者の負担・苦痛が増大するので、実際
上、内視鏡用可撓管として使用することが困難となる。
化の比率(割合)は、可撓性変化率B{L,2L/3}
で表される。挿入部可撓管1は、可撓性変化率B{L,
2L/3}の値が、0以上0.5以下となっている。こ
れは、(2L/3)mmの位置の曲げ剛性に対して、L
mmの位置、すなわち基端側基準点14の曲げ剛性が0
〜50%増大する(1〜1.5倍になる)ものとなって
いることを意味する。また、B{L,2L/3}の値
は、0.1以上0.4以下であるのがより好ましい。
変化の比率(曲げ剛性の変化の比率)が中程度の大きさ
となっている。これにより、中間部16と手元部17と
の境界である(2L/3)mmの位置の中程度の曲げ剛
性から、基端12に向かって、曲げ剛性が適度な割合で
増加する。したがって、手元部17は、特にその後半部
分において比較的高い十分な剛性を有しているので、押
し込み力や捩じり等の操作力を加え易い。また、手元部
17に加えられた押し込み力や捩じりを効率よく中間部
16に伝達することができる。
より小さいと、手元部17の特に後半部分の曲げ剛性が
不足し、操作力を加えにくい。
値が0.5より大きいと、手元部17の曲げ剛性が大き
くなり過ぎて、可撓性が極端に小さくなり、実際上、内
視鏡用可撓管として使用することが困難となる。
部16および手元部17のそれぞれの全体的な可撓性変
化の比率(割合)は、 B{L/3,0}>B{L,2L/3}>B{2L/
3,L/3} なる関係を満足するのが好ましい。これは、挿入部可撓
管1の各部での大まかな可撓性変化の比率(割合)が、
先端部15で最も大きく、次いで手元部16で大きく、
中間部16で最も小さいことを意味する。これにより、
先端部15、中間部16および手元部17のそれぞれの
間のバランスがより優れたものとなり、前述した効果が
より大きく発揮される。
B{X,Y}は、 0.2≦5・B{L/15,0}≦1.5、 0.2≦(5/2)・B{2L/15,0}≦1.5、 0.2≦(5/3)・B{L/5,0}≦1.5、およ
び、0.2≦(5/4)・B{4L/15,0}≦1.
5、 なる関係を満足するのが好ましい。
1〜4の整数であるmのすべてに対して、 0.2≦(5/m)・B{mL/15,0}≦1.5 なる関係を満足するのが好ましい。
/3)mmの位置との間を5等分する各点、すなわち、
(L/15)mmの位置、(2L/15)mmの位置、
(L/5)mmの位置および(4L/15)mmの位置
と、先端側基準点13との間の可撓性変化の比率(割
合)が、それぞれ、先端部15全体の可撓性変化の比率
(割合)と同程度になることを意味する。これにより、
先端部15の可撓性の変化が滑らかなものとなり、前述
した効果がより大きく発揮される。
化率B{X,Y}が、 0≦5・B{2L/5,L/3}≦0.4、 0≦(5/2)・B{7L/15,L/3}≦0.4、 0≦(5/3)・B{8L/15,L/3}≦0.4、
および、0≦(5/4)・B{3L/5,L/3}≦
0.4、 なる関係を満足するのが好ましい。
1〜4の整数であるmのすべてに対して、 0≦(5/m)・B{(m+5)・L/15,L/3}
≦0.4 なる関係を満足するのが好ましい。
各点、すなわち、(2L/5)mmの位置、(7L/1
5)mmの位置、(8L/15)mmの位置および(3
L/5)mmの位置と、(L/3)mmの位置との間の
可撓性変化の比率(割合)が、それぞれ、中間部16全
体の可撓性変化の比率(割合)と同程度になることを意
味する。これにより、中間部16の可撓性の変化が滑ら
かなものとなり、前述した効果がより大きく発揮され
る。
撓性変化率B{X,Y}が、 0≦5・B{11L/15,2L/3}≦0.5、 0≦(5/2)・B{4L/5,2L/3}≦0.5、 0≦(5/3)・B{13L/15,2L/3}≦0.
5、および、0≦(5/4)・B{14L/15,2L
/3}≦0.5、 なる関係を満足するのが好ましい。
1〜4の整数であるmのすべてに対して、 0≦(5/m)・B{(m+10)・L/15,2L/
3}≦0.5 なる関係を満足するのが好ましい。
と基端側基準点14との間を5等分する各点、すなわ
ち、(11L/15)mmの位置、(4L/5)mmの
位置、(13L/15)mmの位置および(14L/1
5)mmの位置と、(2L/3)mmの位置との間の可
撓性変化の比率(割合)が、それぞれ、手元部17全体
の可撓性変化の比率(割合)と同程度になることを意味
する。これにより、手元部17の可撓性の変化が滑らか
なものとなり、前述した効果がより大きく発揮される。
端12に近づくに従って、曲げ剛性が高くなるもの(た
だし、曲げ剛性が一定の部分があっても良い。)である
のが好ましい。このような曲げ剛性の変化は、先端側基
準点13から基端側基準点14までの間を15等分する
各点の曲げ剛性が、 W(0)≦W(L/15)≦W(2L/15)≦W(L
/5)≦…………≦W(4L/5)≦W(13L/1
5)≦W(14L/15)≦W(L) なる関係を満足することにより、実質上、得ることがで
きる。
すと、0〜14の整数であるnのすべてに対して、 B{(nL/15+L/15),(nL/15)}≧0 なる関係を満足するのが好ましい。
性がより優れたものとなる。また、先端部15、中間部
16および手元部17のそれぞれの間のバランスがより
優れたものとなる。
変化率を満足するものであれば、いかなる構成によるも
のであってもよいが、例えば、以下に説明するような構
成により以上述べたような可撓性変化率が得られる。
縦断面図である。図4中、右側が基端12側(手元
側)、左側が先端11側である。
材2と、その外周を被覆する外皮3とを有している。ま
た、挿入部可撓管1には、内部に、例えば、光ファイ
バ、電線ケーブル、ケーブルまたはチューブ類等の器具
等(図示せず)を配置、挿通することができる空間23
が設けられている。
周を被覆する網状管(編組体)22とで構成され、全体
としてチューブ状の長尺物として形成されている。この
芯材2は、挿入部可撓管1を補強する効果を有する。特
に、螺旋管21と網状管22を組合わせたことにより、
挿入部可撓管1は、十分な機械的強度を確保できる。ま
た、図示を省略するが、芯材2は、螺旋管21を2重、
あるいは3重に設けることにより、さらに高い機械的強
度が得られる。
に間隔をあけて巻いて形成されたものである。帯状材を
構成する材料としては、例えば、ステンレス鋼、銅合金
等が好ましく用いられる。
線を複数並べたものを編組して形成されている。細線を
構成する材料としては、例えば、ステンレス鋼、銅合金
等が好ましく用いられる。
る。外皮3は、内層31と、外層32と、中間層33と
を有する積層体で構成されている。
成されており、芯材2と密着している。
の高い材料で構成されているのが好ましい。これによ
り、芯材2に対し外皮3が確実に固定される。このた
め、挿入部可撓管1の曲がりに合わせて外皮3が十分に
大きく伸縮するので、挿入部可撓管1の弾力性が高い。
したがって、挿入部可撓管1が座屈しにくいものとな
り、挿入の操作性により優れたものとなる。また、繰り
返し使用しても、外皮3が芯材2と剥離しにくいので、
耐久性に優れたものとなる。
一定になっている。内層31の平均厚さは、特に限定さ
れないが、通常は、0.05〜0.8mmであるのが好
ましく、0.05〜0.4mmであるのがより好まし
い。
が、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフ
ィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、
ポリウレタン、ポリスチレン樹脂、ポリテトラフルオロ
エチレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体
等のフッ素系樹脂、ポリイミド等の各種可撓性を有する
樹脂や、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系
エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリア
ミド系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、フ
ッ素系エラストマー、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ラ
テックスゴム等の各種エラストマーのうちの、1種また
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
トマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル
系エラストマーは、芯材2との密着性に優れるため、好
ましい。
成されている。外層32の硬度は、比較的高く設定され
ており、内層31および中間層33の硬度より高いもの
となっている。これにより、繰り返し使用しても外皮3
の表面に傷が付きにくく、亀裂等の原因になりにくい。
を考慮して外層32の硬度を比較的高いものとした場合
には、挿入部可撓管1の弾力性(柔軟性)が低下するお
それがある。これに対し、挿入部可撓管1にあっては、
後述するように柔軟な中間層33を設けたことにより、
そのようなおそれがない。
に向かって連続的に漸増している。外層32の平均厚さ
は、特に限定されないが、通常は、0.05〜0.8m
mであるのが好ましく、0.05〜0.4mmであるの
がより好ましい。
されているのが好ましい。これにより、繰り返し洗浄お
よび消毒を行っても外皮3の劣化が少なく、外皮3が硬
化して可撓性が低下したり、亀裂等が生じて外皮3が網
状管22から剥離したりしにくい。
が、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフ
ィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、
ポリウレタン、ポリスチレン樹脂、ポリテトラフルオロ
エチレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体
等のフッ素系樹脂、ポリイミド等の各種可撓性を有する
樹脂や、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系
エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリア
ミド系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、フ
ッ素系エラストマー、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ラ
テックスゴム等の各種エラストマーのうちの、1種また
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
共重合体等のポリオレフィン、ポリテトラフルオロエチ
レン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体等の
フッ素系樹脂、ポリエステル系エラストマー、ポリオレ
フィン系エラストマー、フッ素系エラストマー、シリコ
ーンゴム、フッ素ゴムは、耐薬品性に優れるため、好ま
しい。
に形成されている。中間層33は、外層32および内層
31より柔軟な(弾力性に優れた)層とされている。
端11から基端12に向かって連続的に漸減している。
そして、外層32と中間層33との合計厚さは、長手方
向に沿ってほぼ一定になっている。
体の厚さが長手方向に沿ってほぼ一定であるが、硬度が
高い外層32の厚さの比率が大きい部分(すなわち、比
較的柔軟な中間層33の厚さの比率が小さい部分)ほ
ど、引張り・曲げに対する剛性が大きい。したがって、
外皮3は、基端12に近い部分ほど、剛性が高いものと
なっている。
た変化により、挿入部可撓管1は、その可撓性(曲げ剛
性)が長手方向に沿って変化するものとなっている。そ
して、外層32と中間層33との厚さの比率を変えるこ
とにより、挿入部可撓管1の曲げ剛性を自由に調節する
ことができる。したがって、挿入部可撓管1では、外層
32と中間層33との厚さの比率を長手方向に沿って適
宜変化させることにより、前述のような可撓性変化率が
得られる。
2よりも柔軟な層となっていることにより、中間層33
が内層31と外層32との間のクッション機能を発揮す
る。このため、挿入部可撓管1の弾力性が向上し、挿入
の操作性がより優れたものとなる。
詳しく説明する。挿入部可撓管1が湾曲したとき、中間
層33の弾力性が優れていることにより、変形した中間
層33の復元力は強く発揮される。そして、中間層33
が比較的硬度の高い内層31と外層32との間に挟まれ
ているので、中間層33の復元力は、内層31と外層3
2とに効率良く伝わる。このため、中間層33の復元力
のほぼすべてが挿入部可撓管1の曲げを復元させる力に
生かされる。したがって、このような構成とすることに
より、挿入部可撓管1は、弾力性に優れる。
ぼ一定としたことにより、挿入部可撓管1の全体の外径
をほぼ一定としている。このため、基端12に近い曲げ
剛性の大きい部分でも大径化することがないので、患者
の負担・苦痛をより軽減することができる。
いが、通常は、0.05〜0.8mmであるのが好まし
く、0.05〜0.4mmであるのがより好ましい。
いが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレ
フィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリスチレン樹脂、ポリテトラフル
オロエチレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体等のフッ素系樹脂、ポリイミド等の各種可撓性を有
する樹脂や、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステ
ル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポ
リアミド系エラストマー、ポリスチレン系エラストマ
ー、フッ素系エラストマー、シリコーンゴム、フッ素ゴ
ム、ラテックスゴム等の各種エラストマーのうちの、1
種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポ
リエステル系エラストマーは、柔軟性(弾力性)に優れ
るため、好ましい。
になっているが、中間層33を2層以上形成した構成と
してもよい。
ず、通常は、0.15〜0.9mmであるのが好まし
く、0.3〜0.8mmであるのがより好ましい。
ば、その外皮3を構成する積層体の全長に渡って、内層
31、外層32および中間層33を有している。また、
これらの各層を構成する材料の組成を長手方向に沿って
変化させる必要がない。したがって、前記積層体の各層
の特性は、前記積層体の各部分で差異がなく、前記積層
体の全長に渡って備わっている。このため、内層31の
芯材2との密着性、外層32の耐薬品性、中間層33の
柔軟性をそれぞれ前記積層体の全長に渡って優れたもの
にすることができる。これにより、内視鏡用可撓管の耐
久性、耐薬品性、弾力性を前記積層体の全長に渡って優
れたものとすることができる。このように、挿入部可撓
管1によれば、各種の優れた特性を前記積層体の全長に
渡って維持しつつ、長手方向に沿った可撓性(曲げ剛
性)の変化が得られる。
れないが、外皮3を芯材2に押出成形によって被覆する
ことにより、連続的に製造することができる。複数の押
出口を備えた押出成形機によれば内層31、外層32お
よび中間層33を同時に押出し、その積層体を芯材2に
被覆することができる。
供給量(単位時間当たりの供給量)や芯材2の移動速度
を調整することにより、各層の厚さを自由に調節するこ
とができる。
されないが、例えば、130〜220℃程度であるのが
好ましく、165〜205℃程度であるのがより好まし
い。押出成形時の材料温度が、かかる温度範囲の場合、
材料は、外皮3への成形加工性に優れる。このため、外
皮3の厚さは、その均一度が向上する。
明したが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。
るためには、以上説明したような構成によらず、例え
ば、以下のような構成としても良い。
の層の構成材料(組成)を長手方向に沿って変化させ
る。 ・外皮を積層体で構成する場合において、その少なくと
も1層において、その層の構成材料(組成)を長手方向
に沿って変える。 ・外皮を積層体で構成する場合において、その層数を長
手方向に沿って変更する。例えば、先端部を単層、中間
部を2層、手元部を3層とする。 ・外皮を物性の異なる2つ以上のチューブを接続して構
成する。 ・螺旋管の肉厚あるいは螺旋ピッチを長手方向に沿って
変化させる。 ・以上のような構成、あるいは、これら以外の構成を複
数組み合わせたものとする。
さらに詳細に説明する。
巻回して、外径φ9.9mm、内径φ9.6mmの螺旋
管21を作製した。次に、直径φ0.1mmステンレス
製の細線を10本ずつ並べたものを編組みした網状管2
2を作製した。この網状管22で螺旋管21を被覆し、
芯材2を得た。
内層31と外層32と中間層33との3層からなる外皮
3を被覆して、長さ1.6mの内視鏡用可撓管を作製し
た。したがって、先端側基準点13と基端側基準点14
との間の長さ(Lmm)は、1350mmとなる。すな
わち、L=1350である。
に渡って0.1mmとした。外層32の厚さは、先端1
1において0.05mm、(L/3)mmの位置(45
0mmの位置)において0.25mm、(2L/3)m
mの位置(900mmの位置)において0.28mm、
基端12において0.4mmとし、それら各点の間では
厚さが先端11から基端12に向かう方向に一定の割合
で漸増するものとした。
0.35mm、(L/3)mmの位置(450mmの位
置)において0.16mm、(2L/3)mmの位置
(900mmの位置)において0.15mm、基端12
において0.05mmとし、それら各点の間では厚さが
先端11から基端12に向かう方向に一定の割合で漸減
するものとした。実施例1の内視鏡用可撓管における外
皮3の各層の構成材料を表1に示す。
層33の厚さを次のように変更した以外は、実施例1と
同様にして、内視鏡用可撓管を作製した。
08mm、(L/3)mmの位置(450mmの位置)
において0.28mm、(2L/3)mmの位置(90
0mmの位置)において0.33mm、基端12におい
て0.45mmとし、それら各点の間では厚さが先端1
1から基端12に向かう方向に一定の割合で漸増するも
のとした。
0.47mm、(L/3)mmの位置(450mmの位
置)において0.27mm、(2L/3)mmの位置
(900mmの位置)において0.22mm、基端12
において0.1mmとし、それら各点の間では厚さが先
端11から基端12に向かう方向に一定の割合で漸減す
るものとした。実施例2の内視鏡用可撓管における外皮
3の各層の構成材料を表1に示す。
周に、押出成形により、内層31と外層32との2層か
らなる外皮を被覆して、長さ1.6mの内視鏡用可撓管
を作製した。
5mm、基端12において0.35mmとし、先端11
から基端12に向かって厚さが一定の割合で漸減するも
のとした。
05mm、基端12において0.2mmとし、先端11
から基端12に向かって厚さが一定の割合で漸増するも
のとした。比較例1の内視鏡用可撓管における外皮3の
各層の構成材料を表1に示す。
周に、押出成形により、内層31と外層32との2層か
らなる外皮を被覆して、長さ1.6mの内視鏡用可撓管
を作製した。
37mm、(L/3)mmの位置(450mmの位置)
において0.35mm、(2L/3)mmの位置(90
0mmの位置)において0.26mm、基端12におい
て0.03mmとし、それら各点の間では厚さが先端1
1から基端12に向かう方向に一定の割合で漸減するも
のとした。
03mm、(L/3)mmの位置(450mmの位置)
において0.2mm、(2L/3)mmの位置(900
mmの位置)において0.34mm、基端12において
0.59mmとし、それら各点の間では厚さが先端11
から基端12に向かう方向に一定の割合で漸増するもの
とした。比較例2の内視鏡用可撓管における外皮3の各
層の構成材料を表1に示す。
K 7311による硬度 A 80°) 材料B:低硬度ポリウレタン系エラストマー(JIS
K 7311による硬度 A 65°) 材料C:高硬度ポリエステル系エラストマー(JIS
K 7311による硬度 A 91°) 材料D:中硬度ポリウレタン系エラストマー(JIS
K 7311による硬度 A 75°) 材料E:高硬度ポリオレフィン系エラストマー(JIS
K 7311による硬度 A 95°)
率を測定した。まず、前述した方法により、先端側基準
点13(0mmの位置)、基端側基準点14(Lmmの
位置)、および、先端側基準点13と基端側基準点14
との間を15等分する各点の曲げ剛性を、それぞれ、測
定した。
および各比較例の内視鏡用可撓管について、それぞれ、
表2に示す。
の曲げ剛性を1としたときの、先端部15に属する前記
各点(0mmの位置、(L/15)mmの位置、(2L
/15)mmの位置、(L/5)mmの位置、(4L/
15)mmの位置および(L/3)mmの位置)の曲げ
剛性の大きさ(割合)を、各実施例および各比較例の内
視鏡用可撓管について、それぞれ、表2に示す。
たときの、中間部16に属する前記各点((L/3)m
mの位置、(2L/5)mmの位置、(7L/15)m
mの位置、(8L/15)mmの位置、(3L/5)m
mの位置および(2L/3)mmの位置)の曲げ剛性の
大きさ(割合)を、各実施例および各比較例の内視鏡用
可撓管について、それぞれ、表3に示す。
したときの、手元部17に属する前記各点((2L/
3)mmの位置、(11L/15)mmの位置、(4L
/5)mmの位置、(13L/15)mmの位置、(1
4L/15)mmの位置およびLmmの位置)の曲げ剛
性の大きさ(割合)を、各実施例および各比較例の内視
鏡用可撓管について、それぞれ、表4に示す。
値から、先端部15の可撓性変化率、5・B{L/1
5,0}、(5/2)・B{2L/15,0}、(5/
3)・B{L/5,0}、(5/4)・B{4L/1
5,0}およびB{L/3,0}が求められる。これら
の値を、各実施例および各比較例の内視鏡用可撓管につ
いて、それぞれ、表5に示す。
値から、中間部16の可撓性変化率、5・B{2L/
5,L/3}、(5/2)・B{7L/15,L/
3}、(5/3)・B{8L/15,L/3}、(5/
4)・B{3L/5,L/3}およびB{2L/3,L
/3}が求められる。これらの値を、各実施例および各
比較例の内視鏡用可撓管について、それぞれ、表6に示
す。
値から、手元部17の可撓性変化率、5・B{11L/
15,2L/3}、(5/2)・B{4L/5,2L/
3}、(5/3)・B{13L/15,2L/3}、
(5/4)・B{14L/15,2L/3}およびB
{L,2L/3}が求められる。これらの値を、各実施
例および各比較例の内視鏡用可撓管について、それぞ
れ、表7に示す。
ついて、挿入の操作性の評価を行った。
いて、図1に示す電子内視鏡10を製造した。製造した
各電子内視鏡10の挿入部を人体の体腔を模造した生体
モデルに挿入し、生体モデルの大腸相当部分を挿入部の
先端(湾曲部5の先端)が通過するまで挿入した。
の操作性を、押し込み性(手元部17から加えた押し込
み力が先端11まで確実に伝達されること)とトルク伝
達性(手元部17に加えた捩じりに先端11が確実に追
従して回転すること)とについて、それぞれ、以下の4
段階の基準に従って評価した。
挿入操作が円滑に行うことができる。 ○:押し込み性(またはトルク伝達性)が良好で、挿入
操作がほぼ支障なく行うことができる。 △:押し込み性(またはトルク伝達性)がやや悪く、挿
入に手間取って、迅速に挿入することができない。 ×:押し込み性(またはトルク伝達性)が劣悪で、合理
的な時間内に挿入できない。 挿入の操作性の評価結果を表8に示す。
例1および実施例2の内視鏡用可撓管を用いて製造した
電子内視鏡10では、押し込み性、トルク伝達性ともに
優れていた。また、管腔に対する追従性にも優れてい
た。このため、迅速(5分以内)に目的部位まで挿入す
ることができた。
用いて製造した電子内視鏡10では、曲げ剛性の乏しい
部分が生じ、押し込み性、トルク伝達性ともに劣ってい
た。このため、10分以内に目的部位まで挿入すること
ができなかった。
製造した電子内視鏡10では、挿入部可撓管の途中から
曲げ剛性が大きすぎてほとんど可撓性のないものとなっ
ていたため、湾曲した管腔に対する当該部分の追従性が
著しく悪かった。このため、挿入部の先端(湾曲部5の
先端)を目的部位まで到達することができなかった。し
たがって、挿入の操作性を評価できるものではなかっ
た。
視鏡用可撓管の長手方向に沿った可撓性の変化率の最適
化が図られることにより、押し込み性およびトルク伝達
性が向上し、よって、優れた挿入の操作性が得られる。
化により、体腔に対する優れた追従性が得られる。
管を有する電子内視鏡を示す全体図である。
管の全体の外観を示す縦断面図である。
面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 内視鏡用可撓管であって、 該内視鏡用可撓管の先端から基端方向に125mmの距
離にある位置を先端側基準点とし、前記内視鏡用可撓管
の基端から先端方向に125mmの距離にある位置を基
端側基準点とし、前記先端側基準点と前記基端側基準点
との間の長さをLmmとしたとき、下記式(I)により
定められる可撓性変化率B{X,Y}が、 B{X,Y}={W(X)−W(Y)}/W(Y) ・・・(I) (式中、W(X)およびW(Y)は、それぞれ、前記先
端側基準点から基端方向にXmm、Ymmの距離にある
位置を測定箇所とし、スパン200mmの2つのナイフ
エッジで前記測定箇所が前記スパンの中心となるように
前記内視鏡用可撓管を支持し、前記測定箇所を押圧し
て、前記測定箇所が押圧方向に50mmだけ変位すると
きの押圧力の大きさを表す。) 0.2≦B{L/3,0}≦1.5、 0≦B{2L/3,L/3}≦0.4、および、0≦B
{L,2L/3}≦0.5 なる関係を満足することを特徴とする内視鏡用可撓管。 - 【請求項2】 前記可撓性変化率B{X,Y}は、 B{L/3,0}>B{L,2L/3}>B{2L/
3,L/3} なる関係を満足する請求項1に記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項3】 前記可撓性変化率B{X,Y}は、1〜
4の整数であるmのすべてに対して、 0.2≦(5/m)・B{mL/15,0}≦1.5、 0≦(5/m)・B{(m+5)・L/15,L/3}
≦0.4、および、0≦(5/m)・B{(m+10)
・L/15,2L/3}≦0.5 なる関係を満足する請求項1または2に記載の内視鏡用
可撓管。 - 【請求項4】 前記可撓性変化率B{X,Y}は、0〜
14の整数であるnのすべてに対して、 B{(nL/15+L/15),(nL/15)}≧0 なる関係を満足する請求項1ないし3のいずれかに記載
の内視鏡用可撓管。 - 【請求項5】 前記先端側基準点を測定箇所とした前記
押圧力の大きさW(0)が、1.0〜9Nである請求項
1ないし4のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項6】 管状の芯材と、該芯材の外周に被覆され
た単層または多層積層構造の外皮とを有する請求項1な
いし5のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項7】 前記外皮を構成する層のうちの少なくと
も1層の厚さおよび/または構成材料を長手方向に沿っ
て変えることにより、可撓性を長手方向に沿って変化さ
せたものである請求項6に記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項8】 前記外皮は、内層と、外層と、それらの
間に位置する少なくとも1層の中間層とを有する積層体
で構成された部分を有するものである請求項6または7
に記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項9】 前記外皮は、押出成形により前記芯材の
外周に被覆されたものである請求項6ないし8のいずれ
かに記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項10】 前記芯材は、帯状材を螺旋状に巻回し
て形成された螺旋管と、 該螺旋管の外周に被覆され、細線を編組して形成された
編組体とを有する請求項6ないし9のいずれかに記載の
内視鏡用可撓管。
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