JP2002012166A - トラックフレーム - Google Patents

トラックフレーム

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JP2002012166A
JP2002012166A JP2000194830A JP2000194830A JP2002012166A JP 2002012166 A JP2002012166 A JP 2002012166A JP 2000194830 A JP2000194830 A JP 2000194830A JP 2000194830 A JP2000194830 A JP 2000194830A JP 2002012166 A JP2002012166 A JP 2002012166A
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truck frame
bracket
track frame
driver
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JP2000194830A
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Satoshi Nozaki
敏 野崎
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦穴掘削機用の連結部とジャッキシリンダ用
の連結部とを併設しても無理なく併設でき連結部の周辺
強度を向上できるトラックフレームを提供する。 【解決手段】 クローラによる走行体5を着脱可能に取
り付けることができクレーン等の建設作業機や運転席を
搭載できるトラックフレーム本体1を備え、ケーシング
ドライバ4の回転反力を受けるのに使用できるように構
成されたトラックフレームにおいて、トラックフレーム
本体1を走行体5に代わって支持することができるジャ
ッキシリンダ3を付設するとともに、前記回転反力を受
ける際にケーシングドライバ4をジョイント6を介して
ピン6aで連結するケーシングドライバ用の連結部2a
とジャッキシリンダをアーム3aを介してピン3bで回
動可能に連結するジャッキシリンダ用の連結部2bとを
一体的に形成した複合ブラケット2をトラックフレーム
本体1の前後の端部に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシングドライ
バ等の縦穴掘削機の回転反力を受けるのに使用できるよ
う構成された自走式建設機械のトラックフレームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】オールケーシング工法は、鋼管等のケー
シングを回転させながら最先端のケーシングで地盤を掘
削して地中に押し込むことにより、鋼管杭や場所打ち杭
等の地中構造物を構築する工法である。このオールケー
シング工法でケーシングを地中に押し込むには、ケーシ
ングを回転させながら押し込むことにより縦穴を掘削す
るケーシングドライバ等の縦穴掘削機を使用する。こう
した縦穴掘削機で縦穴を掘削する場合、縦穴掘削機の回
転部を一方向に回転させたり、正逆小回転を繰り返すこ
とにより揺動させたりして掘削するが、その場合、縦穴
掘削機には、その回転方向と反対方向に回転させられる
ような力すなわち回転反力が作用する。
【0003】こうしたオールケーシング工法に用いる縦
穴掘削機の回転反力はきわめて大きいことから、地中の
掘削時には、回転反力により縦穴掘削機が回転させられ
ないように回転反力を反力受け体で受ける必要がある。
回転反力を反力受け体で受ける場合、クレーン等の建設
作業機や運転席を搭載してクローラ等の走行体で自走す
る大重量の自走式建設機械を反力受け体に利用する手法
が従来から採用されている。こうした手法により縦穴掘
削機の回転反力を受ける技術は、例えば特開平10ー1
83620号公報や実願昭61ー84737号(実開昭
61ー84737号公報)のマイクロフィルムに開示さ
れている。
【0004】出願人は、これまで、ケーシングドライバ
と協働して基礎工事等の建設作業を行う大型の自走式建
設機械を反力受け体に利用する技術について開発を進め
てきた。こうした大型の自走式建設機械を作業現場に輸
送する場合、重量制限から、クレーン等の建設作業機や
運転席とこれらを搭載するためのトラックフレームと走
行体とを互いに分離した状態でトレーラに積み込んで輸
送した後、作業現場でこれらの要素を組み立てる必要が
ある。出願人がこれまで開発を進めた技術では、こうし
た方法で自走式建設機械の輸送及び組立を行う場合にト
ラックフレームの積込や積降し等を容易に行えるように
するため、トラックフレームに特にジャッキアップ装置
を設けている。本発明は、こうしたジャッキアップ装置
を設けたタイプのトラックフレームについて、ケーシン
グドライバの回転反力を受ける機能を無理なく付与でき
るように改良しようとするものである。
【0005】そこで、これまで出願人が開発した技術を
従来の技術として位置付け、その概要を図5に基づいて
説明する。図5は、従来の技術に係るトラックフレーム
を備えた建設機械によりケーシングドライバの掘削反力
を受けるときの状態を概略的に示す平面図である。
【0006】図5において、1はクレーン等の建設作業
機や運転席を搭載できるトラックフレーム本体、3はこ
のトラックフレーム本体1を後記走行体5に代わって支
持することができるジャッキシリンダ、3aはこのジャ
ッキシリンダ3を後記ブラケット8に連結して支持する
ためのアーム、4はケーシングを地中に圧入するための
縦穴掘削機としてのケーシングドライバ、4aはこのケ
ーシングドライバ4に固着されケーシングドライバ4を
後記ブラケット9に連結するジョイント、5は自走式建
設機械を走行可能にするためのクローラによる走行体、
8はトラックフレーム本体1に設けられジャッキシリン
ダ3を連結するジャッキシリンダ用のブラケット、9は
トラックフレーム本体1に設けられケーシングドライバ
4の回転反力を受ける際にケーシングドライバ4を連結
するケーシングドライバ用のブラケット、10はこのブ
ラケット9にジョイント4aを上下方向に回動できるよ
うに枢着するピン、11aはトラックフレーム本体1に
正逆両方向に回転駆動可能に設けられその上部に設置さ
れる上部旋回体11(図2及び図4参照)を旋回させる
旋回装置である。
【0007】ジャッキシリンダ3は、トラックフレーム
本体1の下側にトレーラの荷台が入り込める高さ(通常
700mm〜800mm)ほど、トラックフレーム本体
1を持ち上げるように伸長するものを用いる。トラック
フレーム本体1の前後に設けた一対のジャッキシリンダ
用のブラケット8には、こうしたジャッキシリンダ3を
それぞれアーム3aを介して取り付けることにより、ジ
ャッキアップ装置を構成している。ケーシングドライバ
4は、ジョイント4aのピン挿通部をケーシングドライ
バ用のブラケット9にピン10で枢着することによりト
ラックフレーム本体1に連結することができ、その回転
駆動時において、回転反力をブラケット9を介してトラ
ックフレーム本体1に伝達できるようにしている。ま
た、必要に応じてピン10を抜くことにより、ケーシン
グドライバ4をトラックフレーム本体1から分離できる
ようにしている。
【0008】このケーシングドライバ4は、ケーシング
をケーシング掴み用バンド等の把持装置で把持し油圧モ
ータ等の回転駆動装置で回転駆動しながらスラストシリ
ンダ等の押し込み装置で押し込み力を付与して地中に圧
入できるように構成されている。ケーシングドライバ
は、種々のタイプのものがあるが、従来周知の装置であ
るので、ここでは詳述しない。
【0009】クローラによる走行体5は、図2に示すよ
うに、スプロケットとしての前側のホイール5aとアイ
ドラとしての後側のホイール5bとこれらのホイール5
a,5bに掛け回されたエンドレスチェーン状のクロー
ラベルト5cとからなる。そして、前側のホイール5a
を減速機付きの油圧モータで回転駆動すると、クローラ
ベルト5cを前側のホイール5aで駆動し、後側のホイ
ール5bで案内しながら回して、走行体5を走行させる
ことができるようになっており、こうした構造について
は、図5の従来の技術に係る走行体5も変わらない。
【0010】本トラックフレームは、以上述べた、トラ
ックフレーム本体1と、前後各一対のジャッキシリンダ
3、アーム3a及びジャッキシリンダ用のブラケット8
で構成したジャッキアップ装置と、ケーシングドライバ
用のブラケット9とにより構成される。トラックフレー
ムは、種々の建設作業機を据え付けて自走式建設機械を
組み立てるための基台となるものである。本発明との関
連上ここで留意すべきことは、本トラックフレームは、
通常のトラックフレームが具備しないジャッキアップ装
置を備えているという点である。
【0011】トラックフレームをベースにして自走式建
設機械を組み立てる場合、トラックフレーム本体1の左
右両側に走行体5を取り付けるとともに上部に旋回装置
11aを取り付ける。そして、この旋回装置11aの上
部には、旋回フレームを設置し、この旋回フレームの上
部に運転席その他必要な機器を設置して、旋回フレーム
や運転席等からなる図2や図4に示す上部旋回体11を
構成する。また、旋回フレームの上部には、クレーン等
の所望の建設作業機も搭載する。トラックフレーム本体
1に搭載する建設作業機としては、オールケーシング工
法に不可欠の装置であるクレーンのほか、回転するバケ
ットで穴を掘削するアースドリルや螺旋形の錐で穴を掘
削するアースオーガのようにケーシング内の土砂を排土
する装置を挙げることができるが、その種類は限定され
ない。
【0012】トラックフレームを作業現場に輸送する場
合、トラックフレームが小型のときには、走行体5や旋
回装置11aをトラックフレームに取り付けた状態のま
まトレーラに積み込んで輸送することもあるが、ある程
度大型化すると、重量の大きい走行体5は、取り外した
状態で輸送する必要がある。この出願人の開発した従来
型のトラックフレームでは、特に、走行体5を取り外し
たトラックフレームをトレーラに積み込むときの便のた
め、トラックフレーム本体1を走行体5に代わって支持
できるジャッキシリンダ3を付設している。
【0013】そのため、トラックフレーム本体1をジャ
ッキシリンダ3で地上に支持して、ジャッキシリンダ3
を伸長することにより持ち上げると、トラックフレーム
本体1の下方に、トレーラの荷台が入り込める空間を形
成することができる。したがって、トレーラをトラック
フレーム本体1の側方からその空間に向けてバックさせ
ると、トレーラの荷台をトラックフレーム本体1の下方
の空間内に入れ込むことができ、しかる後、ジャッキシ
リンダ3を縮めることにより、トラックフレームをトレ
ーラの荷台に容易に横積みすることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来型のトラックフレームは、こうした利点がある反面、
ジャッキシリンダ3を連結するためのジャッキシリンダ
用のブラケット8を設けなければならないため、次のよ
うな問題があった。
【0015】1)トラックフレーム本体1の端部の限ら
れた幅内に一対のジャッキシリンダ用のブラケット8と
ケーシングドライバ用のブラケット9の双方を配置しな
ければならないため、ブラケットの配置空間が不足す
る。そのため、これらのブラケット8,9を無理なく配
置しようとすると、ケーシングドライバ用のブラケット
9の幅を狭めることを余儀なくされ、ケーシングドライ
バの大きな回転反力を受けるブラケット9の強度が不十
分になる。
【0016】2)こうした問題をなくすため、ケーシン
グドライバ用のブラケット9の幅を通常の寸法にする
と、図5に示すように、ブラケット8,9の間に断面形
状が急激に変化する断面急変箇所Pができて、強度上好
ましくない形状が生じることとなる。そのため、ケーシ
ングドライバ用のブラケット9にケーシングドライバの
回転反力が作用すると、その断面急変箇所Pに応力集中
が発生して強度低下もたらし、同箇所Pが破損しやすく
なる。
【0017】本発明は、従来の技術にみられるこうした
問題を解消するために創作されたものであって、その技
術課題は、トラックフレーム本体の前後所望の端部に、
縦穴掘削機の回転反力を受けるための縦穴掘削機用の連
結部とジャッキシリンダ用の連結部とを併設しても、従
来の技術に比べて、無理なく併設することができ、縦穴
掘削機用の連結部の周辺の強度を向上させることができ
るトラックフレームを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のこうした技術課
題は、クローラ等の走行体を着脱可能に取り付けること
ができクレーン等の建設作業機や運転席を搭載できるト
ラックフレーム本体を備え、ケーシングドライバ等の縦
穴掘削機の回転反力を受けるのに使用できるように構成
されたトラックフレームにおいて、トラックフレーム本
体を走行体に代わって支持することができるジャッキシ
リンダを付設するとともに、縦穴掘削機の回転反力を受
ける際に縦穴掘削機を連結する縦穴掘削機用の連結部と
ジャッキシリンダを連結するジャッキシリンダ用の連結
部とを一体的に形成した複合ブラケットをトラックフレ
ーム本体に取り付けて構成したこと、により達成され
る。
【0019】本発明のトラックフレームは、ジャッキシ
リンダを備えているので、トラックフレーム本体を地上
に支持して昇降させることにより、トラックフレーム本
体の下方にトレーラの荷台を入れ込む空間を形成してト
ラックフレームをトレーラに積み込む作業を、ジャッキ
シリンダの操作により容易に行うことができる。こうし
た優れた効果を発揮することに加え、ジャッキシリンダ
の付設により生じる従来の技術にみられる前述の問題も
解消される。
【0020】すなわち、ジャッキシリンダを付設するに
当たって、縦穴掘削機用の連結部とジャッキシリンダ用
の連結部とを一体的に形成した複合ブラケットを設けて
いるので、トラックフレーム本体の前後所望の端部に縦
穴掘削機用の連結部とジャッキシリンダ用の連結部とを
併設しても、縦穴掘削機の回転反力が加わるブラケット
の幅を従来の技術よりも広くすることができるととも
に、従来の技術のように両連結部間に断面急変箇所を設
けることは必要でなくなる。したがって、トラックフレ
ーム本体の前後所望の端部に縦穴掘削機用の連結部とジ
ャッキシリンダ用の連結部とを併設しても、従来の技術
に比べて、無理なく併設することができ、縦穴掘削機用
の連結部の周辺の強度を向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明が実際上どのように
具体化されるのかを示す具体化例を図1乃至図4に基づ
いて説明することにより、本発明の実施の形態を明らか
にする。図1は、本発明の第1具体化例のトラックフレ
ームを備えた建設機械によりケーシングドライバの掘削
反力を受けるときの状態を概略的に示す平面図、図2
は、図1の側面断面図、図3は、本発明の第2具体化例
のトラックフレームを備えた建設機械によりケーシング
ドライバの掘削反力を受けるときの状態を概略的に示す
平面図、図4は、図3の側面断面図である。なお、説明
の便のため、上部旋回体11については、図1及び図3
には図示せず、図2及び図4にだけ図示している。図1
乃至図4において図5と同一符号を付けた部分は、同図
と同等の部分を表わすので、詳述しない。
【0022】本発明の第1具体化例及び第2具体化例の
トラックフレームは、何れも、すでに述べた図5のトラ
ックフレームと同様、クローラによる走行体5を左右両
側に着脱可能に取り付けることができ、クレーン等の建
設作業機や運転席を旋回フレーム11等を介して搭載で
きるトラックフレーム本体1を備えているとともに、走
行体5と分離したトラックフレームをトレーラに積み込
むときの便のため、トラックフレーム本体1を走行体5
に代わって支持することができる一対のジャッキシリン
ダ3を付設している。また、トラックフレーム本体1に
ブラケットを設け、ケーシングドライバ4をそのブラケ
ットに連結することにより、ケーシングドライバ4の回
転反力を受けるのに使用できるように構成されており、
基本的な構造は、図5のトラックフレームと変わらな
い。
【0023】まず、図1及び図2に基づき本発明の第1
具体化例のトラックフレームについて説明する。
【0024】2は、ケーシングドライバ4の回転反力を
受ける際にケーシングドライバ4を連結するケーシング
ドライバ用の連結部2a及びジャッキシリンダ3を連結
するジャッキシリンダ用の連結部2bがそれぞれ中央及
び左右に一体的に形成された複合ブラケットである。ジ
ャッキシリンダ用の連結部2bは、複合ブラケット2の
前部の左右の端に設けるため、ここに示す例では、複合
ブラケット2の前部をその後方側よりも若干幅広に形成
している。ここに示す例では、ケーシングドライバ用の
連結部2aをトラックフレーム本体1の前後に設けるよ
うに設計しているため、こうした複合ブラケット2をト
ラックフレーム本体1の前端部及び後端部に溶接により
取り付けているが、トラックフレーム本体1の前端部及
び後端部の何れか一方にだけ取り付けるようにしてもよ
く、その取付手段も、後に詳述するピンで取り付ける手
段等、適宜の手段を選択することができる。
【0025】6は、ケーシングドライバ4を複合ブラケ
ット2に連結するためのジョイントである。このジョイ
ント6は、前端部がケーシングドライバ4に設けたジョ
イント枢着用のブラケット4bにピン6bで回動可能に
かつ着脱可能に取り付けられるとともに、後端部が複合
ブラケット2の中央の連結部2aにピン6aで回動可能
にかつ着脱可能に取り付けられる。そのため、ケーシン
グドライバ4は、回転反力が発生したときにピン6bを
中心に傾動することができるとともに、ジョイント6も
ピン6aを中心に傾動することができる。また、ジョイ
ント6は、ピン6aにより複合ブラケット2に着脱可能
に取り付けられているので、トラックフレームを走行体
5と分離してトレーラに積み込むときには、ピン6aを
抜くことにより複合ブラケット2から取り外すことがで
きる。こうしたジョイント6は、トラックフレームにア
タッチメントとして備え付けておく。
【0026】以上述べた複合ブラケット2、ジョイント
枢着用のブラケット4b及びジョイント6は、図2に示
すように、何れも、上下に間隔を置いて平行に配置した
一対の鋼板で構成されている。7は、ケーシングドライ
バ4と走行体5の間に設置されケーシングドライバ4の
回転反力を走行体5に伝達するスペーサである。ケーシ
ングドライバ4を設置する場合、その回転中心を施工予
定の地中構造物の中心位置に合わせさえすればよいた
め、ケーシングドライバ4の向きは施工のたびに若干変
化し、これに伴ってケーシングドライバ4と走行体5の
間の距離も変化する。スペーサ7は、こうした事態が生
じても、長さを調節して走行体5に当接させる得るよう
にするため、伸縮する油圧シリンダで構成されている。
また、シリンダ側をケーシングドライバ4に着脱可能に
取り付け得るように構成し、ロッド側に、走行体5の端
部に当接させるための当接部材7aを設けている。
【0027】したがって、ケーシングドライバ4に回転
反力が発生すると、ケーシングドライバ4及びジョイン
ト6がそれぞれピン6b及びピン6aを中心に傾動する
ことにより、スペーサ7が走行体5に密接するため、回
転反力は、スペーサ7を介して走行体5に良好に伝達さ
れて、強度のきわめて大きい走行体5で受けることがで
きる。そのとき、複合ブラケット2にも若干の回転反力
が作用するが、専ら引っ張り力が作用し、曲げ応力は作
用しない。
【0028】ここでは、こうしたスペーサ7をケーシン
グドライバ4の左右に取り付け得るように一対設けてい
るが、ケーシングを一方向に回転させて圧入する通常タ
イプのケーシングドライバ4では、掘削反力は左右の走
行体5の一方にしか作用しないので、スペーサ7は、最
低一個設ければよい。また、スペーサ7として、こうし
た長さの調節できる油圧シリンダを用いる代わりに、長
さの異なる複数種類のシム等のスペーサを用意してケー
シングドライバ4と走行体5間の距離に応じて適当な長
さのものを選択使用するようにしてもよい。
【0029】ジャッキシリンダ3は、ジャッキシリンダ
用の連結部2bにアーム3aを介して連結するが、この
アーム3aは、ピン3bによりジャッキシリンダ用の連
結部2bに回動可能に取り付けられている。前後の一対
の各アーム3aは、何れもこうした構造により取り付け
られている。なお、ケーシングドライバ用の連結部2a
をトラックフレーム本体1の前後の一方の側だけにしか
設けない場合、他方の側のアーム3aは、専用のブラケ
ットを設けて回動可能に取り付けるようにすればよい。
【0030】以上の構造を備えたトラックフレームの作
用効果について説明する。本トラックフレームは、ジャ
ッキシリンダ3を備えているので、走行体5を取り外し
たトラックフレームを作業現場に輸送する場合、ジャッ
キシリンダ3を図1の状態に設置してトラックフレーム
本体1を地上に支持した後、トラックフレーム本体1を
ジャッキシリンダ3で上昇させることにより、トラック
フレーム本体1の下方に、トレーラの荷台が入り込める
空間を形成する。次いで、トレーラをトラックフレーム
本体1の側方からバックさせることによりトレーラの荷
台をトラックフレーム本体1の下方の空間内に入れ込ん
で、ジャッキシリンダ3を縮めることによりトラックフ
レームをトレーラの荷台に容易に横積みすることができ
る。
【0031】こうしてトラックフレームをトレーラの荷
台に積み込んだ後は、各アーム3aを図1の状態から横
方向に回動させることにより、各アーム3aをトレーラ
の荷台の側方から大きくはみ出さないようにする。その
結果、各アーム3aは、規定の幅内に余裕をもって納め
ることができて自動車輸送の障害になる恐れはない。本
トラックフレームは、ジャッキシリンダ3をこうしたア
ーム3aを介してトラックフレーム本体1に付設したこ
とにより、以上のような優れた効果を発揮することに加
え、以下に述べるように、ジャッキシリンダ3の付設に
起因する従来の技術にみられる問題も解消することがで
きる。
【0032】すなわち、ジャッキシリンダ3を付設する
に当たって、ケーシングドライバ用の連結部2aとジャ
ッキシリンダ用の連結部2bとを一体的に形成した複合
ブラケット2を設けるようにしたので、トラックフレー
ム本体1の前後所望の端部にケーシングドライバ用の連
結部2aとジャッキシリンダ用の連結部2bとを併設し
ても、ケーシングドライバ4の回転反力が加わるブラケ
ットの幅を従来の技術よりも広くすることができるとと
もに、従来の技術のように両連結部2a,2b間に断面
急変箇所Pを設けることは必要でなくなる。したがっ
て、トラックフレーム本体1の前後所望の端部にケーシ
ングドライバ用の連結部2aとジャッキシリンダ用の連
結部2bとを併設しても、従来の技術に比べて、無理な
く併設することができ、ケーシングドライバ用の連結部
2aの周辺の強度を向上させることができる。
【0033】しかも、ここに示す例では、ケーシングド
ライバ4を特に左右方向に傾動できるようにしているの
で、ケーシングドライバ4の回転反力を強度のきわめて
大きい走行体5で受けることができる。そして、複合ブ
ラケット2及び走行体5は、回転反力に基づく応力を受
けるにしても、実質上は引っ張り力と圧縮力による単純
な応力だけを受け、複雑な曲げ応力を受けることはな
い。こうしたことから、特に複合ブラケット2には、破
損をもたらすような応力が加わることはなく、複合ブラ
ケット2の耐久性を向上させることができる。また、複
合ブラケット2をトラックフレーム本体1の前後に設け
ているので、作業現場の状況に応じて前後所望の複合ブ
ラケット2を選択使用することができて使い勝手がよ
く、かつ、全ジャッキシリンダ3をその複合ブラケット
2を利用して設置することができる。
【0034】次に、図3及び図4に基づき本発明の第2
具体化例のトラックフレームについて説明する。
【0035】本トラックフレームがすでに述べた図1及
び図2のトラックフレームと相違する点は、複合ブラケ
ット2をトラックフレーム本体1に取り付ける場合に、
図1及び図2のものにおいては溶接により取り付けてい
るのに対し、本トラックフレームではピン12により着
脱可能に取り付けるようにしている点であり、その他の
点で両者の構造に基本的な差はない。
【0036】本トラックフレームの特徴的な構造につい
て述べると、前後の各複合ブラケット2をトラックフレ
ーム本体1にピン12で取り付けるに当たり、トラック
フレーム本体1側には、複合ブラケット2をピン12で
支持する支持用のブラケット1aを設けるとともに、複
合ブラケット2側には、同ブラケット1aを挟持するよ
うに配置した一対の挟持片からなる挟持用のブラケット
2cを設ける。両ブラケット1a,2cは、一つの複合
ブラケット2を取り付けるに当たってトラックフレーム
本体1の端部に左右一対設ける。
【0037】図4から窺えるように、支持用のブラケッ
ト1a及び挟持用のブラケット2cには、支持用のブラ
ケット1aを挟持用のブラケット2cで挟持した状態で
ピン12を嵌挿できるように上下一対のピン孔が穿設さ
れている。各複合ブラケット2は、これら両ブラケット
1a,2cの上下のピン孔にそれぞれピン12を挿通す
ることにより、トラックフレーム本体1に取り付けられ
る。したがって、各複合ブラケット2は、トラックフレ
ーム本体1に対して回動不能に固定的に取り付けられ
る。その場合、各ピン12を両ブラケット1a,2cの
ピン孔に着脱可能に挿通するようにしているので、各複
合ブラケット2は、ピン12を抜くことにより自由に取
り外すことができる。したがって、トラックフレームを
反力受け体として利用する必要がないときには、ケーシ
ングドライバ4は、ピン6a,6bを抜くことによるだ
けではなくピン12を抜くことによっても、トラックフ
レーム本体1から自由に分離させることができる。
【0038】複合ブラケット2をトラックフレーム本体
1に着脱可能に取り付けるようにした点の効果について
説明する。複合ブラケット2を溶接により取り付ける図
1のようなトラックフレーム本体1を工作機械で機械加
工する場合、旋回装置11aの取付部付近等を正確に加
工するために複合ブラケット2をトラックフレーム本体
1に溶接した後に機械加工する必要がある。その場合、
工作機械は、トラックフレーム本体1だけでなく複合ブ
ラケット2も完全に載置できる大きさのテーブルをもつ
ものを使用しなければならず、大型の工作機械を配備す
る必要がある。本トラックフレームでは、トラックフレ
ーム本体1に、小型のブラケット1aは溶接で固着する
ものの、大型の複合ブラケット2は、着脱可能に取り付
けるようにしているので、その大型の複合ブラケット2
については、トラックフレーム本体1に取り付けない状
態で機械加工することができる。そのため、トラックフ
レーム本体1の機械加工には、トラックフレーム本体1
と小型のブラケット1aとを載置できる大きさのテーブ
ルをもつ工作機械を使用すればよく、複合ブラケット2
を溶接で取り付けたものに比べて大型の工作機械を必要
としない。
【0039】また、このように複合ブラケット2をトラ
ックフレーム本体1に着脱可能に取り付けると、トラッ
クフレームをトレーラで輸送する際に複合ブラケット2
が邪魔になるときには、これをトラックフレーム本体1
から取り外すことができるため、複合ブラケット2がト
ラックフレーム本体1の端部から大きく張り出すように
設計しても、自動車輸送の障害とはならない。したがっ
て、複合ブラケット2をトラックフレーム本体1の端部
から設計上所望の量だけ張出すように設けることができ
て、ケーシングドライバ4の回転反力伝達機構やジャッ
キシリンダ3の水平方向の取付位置を望ましい態様で設
計することができる。
【0040】本トラックフレームでは、複合ブラケット
2をトラックフレーム本体1に着脱可能に取り付けるに
際し、トラックフレーム本体1側に設けた支持用のブラ
ケット1aを介して取り付けているので、そのブラケッ
ト1aのピン孔の位置を図4に示すようにトラックフレ
ーム本体1に対して適宜ずらすことにより、複合ブラケ
ット2を溶接で取り付ける場合とは異なり、複合ブラケ
ット2の上下方向の位置を任意に調節することができ
る。したがって、複合ブラケット2の上下方向の位置を
支持用のブラケット1aの形状やピン孔の位置により適
宜調節して、ジャッキシリンダ3の高さ方向の取付位置
を最適な位置に選択することができる。
【0041】ところで、自走式建設機械には、トラック
フレーム本体1に対して左右の各走行体5を油圧シリン
ダで横方向に移動して走行体5間の幅を調節できるよう
にした自走式建設機械がある。この横幅調節型の自走式
建設機械は、例えば、クレーン作業時に左右の走行体5
間の幅を拡大して転倒支点を大きくし、走行時には走行
体5間の幅を縮小して走行しやすくする等、使用目的に
応じて走行体5間の幅を適宜変えることができる。しか
るに、従来の技術は、トラックフレーム本体1の端部の
限られた幅内に一対のジャッキシリンダ用のブラケット
8とケーシングドライバ用のブラケット9の双方を配置
しなければならないため、各走行体5を横方向に移動で
きるようにするためのスペースを確保することが困難で
あり、こうした横幅調節型の自走式建設機械に適用する
ことができない。これに対し、本発明は、走行体5を横
方向に移動するスペースを十分確保することができるた
め、こうした自走式建設機械に無理なく適用することが
できる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、「課題を解決するための手段」の項に示した手段を
採用しているので、本発明によれば、トラックフレーム
本体の前後所望の端部に、縦穴掘削機の回転反力を受け
るための縦穴掘削機用の連結部とジャッキシリンダ用の
連結部とを併設しても、従来の技術に比べて、無理なく
併設することができ、縦穴掘削機用の連結部の周辺の強
度を向上させることができるトラックフレームが得られ
る。このトラックフレームは、トラックフレーム本体を
走行体に代わって支持できるジャッキシリンダを付設し
ているため、トラックフレーム本体を走行体と分離した
状態で地上に支持して昇降させる操作をジャッキシリン
ダで行うことにより、トレーラの荷台をトラックフレー
ムの下方空間内に入れ込んでトレーラの荷台にトラック
フレームを横積みする作業を容易に行うことができる。
【0043】本発明を具体化する場合、特に、特許請求
の範囲の請求項2に記載のように具体化すれば、こうし
た効果を奏することに加えて以下の効果を奏する。第1
に、トラックフレーム本体を機械加工する場合、複合ブ
ラケットをトラックフレーム本体に溶接により取り付け
るときとは異なり、トラックフレーム本体を、複合ブラ
ケットを取り付けない状態で工作機械のテーブルに載置
して機械加工することができるため、複合ブラケットを
溶接で取り付けたときに比べてトラックフレーム本体の
機械加工に大型の工作機械を必要としない。第2に、ト
ラックフレームを輸送する際に複合ブラケットを必要に
応じて輸送の邪魔にならないようトラックフレーム本体
から取り外すことができるため、トラックフレーム本体
の端部からの複合ブラケットの張出し量を設計上所望の
量だけ大きくすることができて、縦穴掘削機の回転反力
伝達機構やジャッキシリンダの水平方向の取付位置を望
ましい態様で設計することができる。
【0044】本発明を具体化する場合、特に、特許請求
の範囲の請求項3に記載のように具体化すれば、前記し
たようにトラックフレームをトレーラの荷台に横積みす
る作業をジャッキシリンダの操作で容易に行えることに
加え、トラックフレームをトレーラの荷台に積み込んだ
後は、アームを横方向に回動させることにより、アーム
をトレーラの荷台側方から大きくはみ出さないようにす
ることができるため、アームを規定の幅内に余裕をもっ
て納めることができて、トラックフレームの自動車輸送
を支障なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1具体化例のトラックフレームを備
えた建設機械によりケーシングドライバの掘削反力を受
けるときの状態を概略的に示す平面図である。
【図2】図1の側面断面図である。
【図3】本発明の第2具体化例のトラックフレームを備
えた建設機械によりケーシングドライバの掘削反力を受
けるときの状態を概略的に示す平面図である。
【図4】図3の側面断面図である。
【図5】従来の技術に係るトラックフレームを備えた建
設機械によりケーシングドライバの掘削反力を受けると
きの状態を概略的に示す平面図である。
【符号の説明】
1 トラックレーム本体 1a 支持用のブラケット 2 複合ブラケット 2c 挟持用のブラケット 2a ケーシングドライバ用の連結部 2b ジャッキシリンダ用の連結部 3 ジャッキシリンダ 3a アーム 3b ピン 4 ケーシングドライバ 4b ジョイント枢着用のブラケット 5 走行体 6 ジョイント 6a,6b ピン 7 スペーサ 11a 旋回装置 12 ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ等の走行体を着脱可能に取り付
    けることができクレーン等の建設作業機や運転席を搭載
    できるトラックフレーム本体を備え、ケーシングドライ
    バ等の縦穴掘削機の回転反力を受けるのに使用できるよ
    うに構成されたトラックフレームにおいて、トラックフ
    レーム本体を走行体に代わって支持することができるジ
    ャッキシリンダを付設するとともに、縦穴掘削機の回転
    反力を受ける際に縦穴掘削機を連結する縦穴掘削機用の
    連結部とジャッキシリンダを連結するジャッキシリンダ
    用の連結部とを一体的に形成した複合ブラケットをトラ
    ックフレーム本体に取り付けて構成したこと特徴とする
    トラックフレーム。
  2. 【請求項2】 複合ブラケットをトラックフレーム本体
    に取り付ける場合に着脱可能に取り付けるようにしたこ
    と特徴とする請求項1に記載のトラックフレーム。
  3. 【請求項3】 ジャッキシリンダをジャッキシリンダ用
    の連結部に連結する場合に、ジャッキシリンダを支持し
    て複合ブラケットに取り付けるためのアームを設けて、
    このアームをジャッキシリンダ用の連結部に回動可能に
    取り付けるようにしたこと特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載のトラックフレーム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019093769A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 コベルコ建機株式会社 建設機械のカーボディ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019093769A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 コベルコ建機株式会社 建設機械のカーボディ

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