JP2002013404A - 内燃機関のカム駆動制御装置 - Google Patents

内燃機関のカム駆動制御装置

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JP2002013404A JP2000197556A JP2000197556A JP2002013404A JP 2002013404 A JP2002013404 A JP 2002013404A JP 2000197556 A JP2000197556 A JP 2000197556A JP 2000197556 A JP2000197556 A JP 2000197556A JP 2002013404 A JP2002013404 A JP 2002013404A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムノーズ部が最大に進出した状態における
カムシャフトに対する可動カムの両支持面間に、ガタ付
きが発生して打音が発生すると共に、片当りによる偏摩
耗が発生して、耐久性が低下している。 【解決手段】 カムシャフト13の回転力により吸気弁
12を開作動させる可動カム17を、前記カムシャフト
に対して摺動用長孔26を介して径方向に移動可能に設
けて、カムノーズ部24をバルブリフター16に対して
進退動自在に形成した。前記カムシャフトの取付部位2
0の一端部外周面20cを、円弧面に形成する一方、該
外周面に支持される可動カムの一端部内周面26aも円
弧面に形成した。また、機関運転状態に応じて前記カム
シャフトに可動カムを連結固定あるいは連結固定を解除
する連結解除機構19を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用内
燃機関の機関弁である吸気弁や排気弁を、バルブスプリ
ングのばね力に抗して開作動させるカム、とりわけカム
シャフトに対して径方向へ摺動可能な可動カムのカム駆
動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関のカム駆動制御装置とし
ては、1気筒当り2つの吸気弁を備えた例えば実開平1
−157211号公報等に記載されているものが知られ
ている。
【0003】図17に基づいて概略を説明すれば、クラ
ンク軸と同期回転するカムシャフト1と、該カムシャフ
ト1の外周に設けられて、一方の吸気弁や排気弁をバル
ブリフター3を介して開作動させる雨滴状の可動カム2
とを備え、前記カムシャフト1は、可動カム2の取付部
位1aが横断面が矩形状に形成されている。一方、可動
カム2は、中央部にカムシャフト1の取付部位1aに対
応して横断面長方形状の摺動用孔4が貫通形成されて、
この摺動用孔4を介してカムシャフト1に対して径方向
へ摺動自在に支持されており、この摺動に伴ってカムノ
ーズ部2aがバルブリフター3方向へ進退自在になって
いる。
【0004】また、前記可動カム2のカムノーズ部2a
には、該カムノーズ部2aを側部の固定カム5を介して
カムシャフト1に支持させる支持機構6が設けられてい
る。さらに、前記取付部位1aの一端部と摺動用孔4の
カムノーズ部2a側の端部との間に、カムノーズ部2a
を進出する方向に押出す押圧機構7が設けられていると
共に、取付部位位1aの他端部と摺動用孔4のベースサ
ークル2b側の端部との間に、カムノーズ部2aを後退
動させる付勢機構8が設けられている。
【0005】そして、機関低回転低負荷時には、前記押
圧機構7、支持機構6は作動しておらず可動カム2はカ
ムシャフト1との回転に伴い同期回転しつつカムノーズ
部2aがバルブリフター3の上面に対して後退動して、
吸気弁を固定カム5と共に、バルブリフトを低リフトに
制御する。
【0006】一方、機関高回転高負荷域に移行した場合
は、押圧機構7及び支持機構6によって可動カム2がカ
ムノーズ部2aの最大進出位置でカムシャフトに固定さ
れる。このため、吸気弁のバルブリフトが高リフト制御
されて、吸気の充填効率が向上して機関の高出力化が図
れるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
カム駆動制御装置にあっては、可動カム2が、カムシャ
フト1の取付部位1aの両側2面1b,1cと摺動用孔
4の対向する両側面4a,4bとの摺接を得ながら進退
動するようになっているが、各面は直線状になっている
ため、それぞれの面加工精度を高くすることが困難であ
り、この結果、カムシャフト取付部位1aの両側2面1
b,1c間の巾寸法を摺動用孔4の対向する両側面4
a,4bとの巾寸法に対してある程度小さくせざるを得
ず、カムシャフト取付部位1aと摺動用孔4との間で回
転方向のガタ付きが発生し易くなり、打音が発生し易く
なる。
【0008】また、特に、カムノーズ部2aの最大進出
状態で、可動カム2が図中位置からさらに時計方向へ回
転してバルブリフター3上面を押し下げながら回転する
と、図外のバルブスプリングの反力によって摺動用孔4
の一方側面4aの先端部と、該面4aと対向する取付部
位1aの一方側面1bの先端部とか、あるいは他方側側
面4bの後端部付近と取付部位1aの他方側面1cの後
端部付近とが所謂片当りして、経時的に摩耗が発生し易
くなり、この結果、耐久性が低下するといった技術的課
題を招いている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来装置
の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1記載
の発明は、カムシャフトの回転力によって機関弁を開作
動させる可動カムに摺動用長孔を形成すると共に、該可
動カムのカムノーズ部が前記摺動用長孔を介して機関弁
方向へ進退動するように前記可動カムをカムシャフトに
対して径方向へ移動可能に設け、かつ前記可動カムを機
関運転状態に応じて進出位置に保持され、あるいは進退
可能な位置に切り換えて機関弁のバルブリフト制御する
内燃機関のカム駆動制御装置において、前記カムノーズ
部が進出位置に保持された位置においてカムシャフトに
嵌合支持される前記摺動用長孔の一端側内周面を、カム
シャフトの円弧状外周面形状に沿って円弧状に形成する
と共に、前記カムノーズ部の最大進出位置で可動カムを
カムシャフトに連結あるいは解除する連結解除機構を設
けると共に、前記カムノーズ部を進出方向へ付勢する付
勢手段を設けたことを特徴としている。
【0010】この発明によれば、摺動用孔の一端部内周
面とこれに対向するカムシャフトの外周面が、高い加工
精度が可能な円弧面としたため、可動カムのカムノーズ
部が最大に進出した位置で連結解除機構によりカムシャ
フトと連結された状態では、可動カムの回転中において
摺動用孔の一端部内周面とカムシャフトの外周面が互い
に円弧面同士の接触によってカムシャフトに対する可動
カムの自由な相対回転を規制することができる。したが
って、従来例のような矩形直線状の面によるガタ付きの
発生あるいは片当り現象を抑制することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、前記カムシャフト
の外周面と可動カムの摺動用長孔との間に、可動カムの
カムノーズ部が機関弁の上端部を押圧した際に、該可動
カムをカムシャフト回転方向と逆方向へ該カムシャフト
に対して所定量回動を許容する隙間部を形成したことを
特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、前記可動カムのカ
ムシャフト回転方向への該カムシャフトに対する所定以
上の回動を規制する規制手段を設けたことを特徴として
いる。
【0013】請求項4記載の発明は、前記摺動用長孔の
カムノーズ部側の端部に、前記付勢手段のプランジャを
介して可動カムをカムシャフトの回転方向へ付勢する傾
斜面を形成し、該傾斜面と前記規制手段とによって可動
カムのカムシャフト回転方向への回転位置を位置決めす
ることを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明は、前記可動カムが規
制手段によって規制された位置で、前記連結解除機構に
より可動カムをカムシャフトに連結可能にしたことを特
徴としている。
【0015】請求項6記載の発明は、前記可動カムのカ
ムシャフト軸方向の側部に、該可動カムの最大カムリフ
トよりも小さなリフト部を有する固定カムを設けたこと
を特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明に係る内燃機
関のカム駆動制御装置の第1の実施形態を示し、図2に
示すように、シリンダヘッド10に1気筒あたり2つの
吸気弁11、12を備えた内燃機関に適用され、一方の
吸気弁11は、カムシャフト13に固定された通常の固
定カム14によってバルブリフター15を介して開作動
されているのに対して、他方の吸気弁12側は、カム駆
動制御装置により開作動されるようになっている。
【0017】具体的に説明すれば、このカム駆動制御装
置は、シリンダヘッド10の上部に機関前後方向に沿っ
て配設され、クランク軸から伝達された回転力によって
回転駆動するカムシャフト13と、該カムシャフト13
の外周にほぼカムシャフト径方向へ移動可能に設けられ
て、有蓋円筒状の直動型バルブリフター16を介して前
記吸気弁12をバルブスプリング12aと共働して開閉
作動させる可動カム17と、前記カムシャフト13の外
周に設けられて、可動カム17を軸方向に支持する支持
機構18と、機関運転状態に応じてカムシャフト13に
対して可動カム17を連結固定あるいは連結固定を解除
する連結解除機構19と、前記可動カム17をカムノー
ズ部24が進出する方向に付勢する付勢手段27とを備
えている。
【0018】前記カムシャフト13は、シリンダヘッド
10の上端部に設けられた軸受50によって図1中、時
計方向(矢印方向)へ回転自在に支持されていると共
に、内部軸心方向に後述する油圧回路から油圧が供給さ
れる油通路21が形成されている。また、カムシャフト
13は、可動カム17が位置する取付部位20が横断面
ほぼU字形状に形成されて、一端部20aの外周面20
cが円弧状に形成されている。一方、他端部20b側の
回転方向前方の一側面20dが一端部外周面20cの後
述するプランジャ軸線Y方向の接線よりも内方に折曲し
た傾斜面に形成されていると共に、回転方向後方の他側
面20eが円弧状外周面20cのプランジャ軸線Y方向
の接線を延長したほぼ直線状に形成されている。
【0019】前記可動カム17は、プロフィールが雨滴
状に形成されて、ほぼ円形状のベースサークル部23
と、該ベースサークル部23の反対側に山形状に突設さ
れたカムノーズ部24と、該ベースサークル部23とカ
ムノーズ部24との間に形成されたフランク部25とか
ら構成されて、これらがバルブリフター16の上面を回
転摺接するようになっている。また、このカムプロフィ
ール全体の特性は図12に示すようになっている。さら
に、可動カム17の中央内部には、前記カムシャフト1
3の取付部位20に係合する摺動用長孔26が貫通形成
されている。
【0020】この摺動用長孔26は、図1に示すよう
に、カムシャフト13の径方向、つまり取付部位20の
U字形状に沿ってほぼ長円状に形成されて、ベースサー
クル部23側の一端部内周面26aが前記カムシャフト
取付部位20の円弧状の一端部外周面20cに沿ったほ
ぼ円弧状に形成されていると共に、前記カムノーズ部2
4の先端部側に位置する他端部内周面26bの可動カム
17の回転方向前方位置からカムノーズ部24先端側に
亙って下り傾斜状に形成された傾斜面26eになってい
る。また、前記両端部の各内周面26a,26bの間の
両側面26c、26dは、平行なほぼ直線状に形成され
ている。
【0021】また、可動カム17は、傾斜面26eより
プランジャ29からの付勢力をうけ、カムシャフト13
回転方向へ回動している。
【0022】したがって、回転方向の一側面26cと前
記取付部位20の傾斜状の一側面20dとの間に、β角
の三角形隙間部Cが形成されており、この隙間部Cによ
って可動カム17が取付部位20に対してカムシャフト
13の回転方向と反対方向への回転が許容されていると
共に、この回転量は前記一側面20dに摺動用穴26の
前記一側面26cに当接した時点でそれ以上の回転が規
制されるようになっている。また、前記取付部位20の
他側面20eと摺動用穴26の他側面26dとによっ
て、可動カム17のカムシャフト13の回転方向と同方
向の所定以上の回転を規制する規制手段が構成されてい
る。
【0023】また、この可動カム17は、前記摺動用長
孔26を介して付勢手段27によりカムノーズ部24側
が突出(進出)方向に移動可能に設けられている。すな
わち、前記付勢手段27は、図1に示すように、カムシ
ャフト取付部位20の他端部20b中央から一端部20
a方向に沿って穿設されたプランジャ穴28と、該プラ
ンジャ穴28内に摺動自在に設けられたプランジャ29
と、該プランジャ29を前記摺動用長孔26の他端部内
周面26b方向へ付勢するリターンスプリング30とか
ら構成されている。
【0024】前記プランジャ29は、有蓋円筒状に形成
され、前記プランジャ穴28を進退動自在に摺動して、
先端部29aの球面状先端面が摺動用長孔26の前記他
端部側の傾斜面26eに当接している。また、リターン
スプリング30は、一端部が前記プランジャ穴28の底
部に弾持されていると共に、他端部がプランジャ29の
内部空洞底面に弾持されている。
【0025】前記支持機構18は、図3、図4に示すよ
うに、可動カム17の両側面17a,17a側に配置さ
れた一対の第1、第2フランジ部32、33と、該各フ
ランジ部32、33の内部直径方向及びカムシャフト1
3の直径方向に貫通して各フランジ部32、33をカム
シャフト13に固定する固定用ピン31とによって構成
されている。
【0026】前記両フランジ部32、33は、ほぼ円環
状に形成されて中央に前記カムシャフト13に嵌装する
嵌合孔32c,33cが形成されていると共に、外径が
可動カム17のベースサークル部23の外径とほぼ同一
に設定されている。また、対向する各内側面32a,3
3aが可動カム17の両側面に摺接している。さらに、
両フランジ部32,33の外周面は、可動カム17のカ
ムノーズ部24が後退動した際に、可動カム17を挟ん
でバルブリフター16の上面両側に微小なクリアランス
をもって対向している。
【0027】前記連結解除機構19は、図1及び図3に
示すように前記第1フランジ部32の外端面に向かって
内端面32aから内部軸方向に穿設された有底状の収容
穴35と、該収容穴35内から内端面側に摺動自在に設
けられた連結ピストン36と、可動カム17のベースサ
ークル部23の中心からカムノーズ部24の先端中心を
結ぶ中心線X上のベースサークル部23側に軸方向に貫
通形成されて、可動カム17のベースサークル部23側
で前記収容穴35と対向合致する連結穴37と、該連結
穴37内に摺動自在に設けられて一端面が前記連結ピス
トン36の一端面と適宜対接する押圧ピストン38と、
第2フランジ部33の外端部に向かって前記収容穴35
とほぼ対象位置に形成された有底状の保持穴39と、こ
の内部からスプリング部材40のばね力で前記押圧ピス
トン38を介して連結ピストン36を後退動させる付勢
ピストン41と、前記収容穴35の底部に対して油圧を
選択的に給排する油圧回路43とから構成されている。
【0028】なお、前記保持穴39の底壁には付勢ピス
トン41の自由な摺動を確保するための小径な空気抜き
孔44が穿設されている。
【0029】また、前記連結ピストン36や押圧ピスト
ン38の軸方向の長さは、対応する収容穴35や連結穴
37の軸方向長さとほぼ同一に設定されているが、前記
付勢ピストン41の軸方向の長さは、保持穴39の軸方
向の長さよりも短く設定されている。さらに、前記連結
穴37の形成位置を、前記カムノーズ部24が最大に後
退動した際にも、前記押圧ピストン38の前後端部が前
記両フランジ部32、33の対向内側面32a,33a
に対向する位置となるように構成した。
【0030】前記油圧回路43は、図3に示すように、
カムシャフト13の内部径方向に穿設されて、前記収容
穴35底部と油通路21とを連通する油孔45と、一端
部が前記油通路21に連通し他端部がオイルポンプ46
と連通する油圧給排通路47と、前記オイルポンプ46
と油圧給排通路47との間に設けられた2方向型の電磁
切換弁48と、該電磁切換弁48をバイパスしたバイパ
ス通路49に設けられたオリフィス50とから構成され
ている。
【0031】また、前記電磁切換弁48は、ドレン通路
51にも接続されていると共に、コンピュータを内蔵し
たコントローラ52によって前記給排通路47とオイル
ポンプあるいはドレン通路51とに接続切換え作動する
ようになっている。前記コントローラ52は、図外のク
ランク角センサやエアーフローメータ、水温センサ、ス
ロットルバルブ開度センサなどの各種センサによって検
出した機関運転状態に応じて前記電磁切換弁48に制御
信号を出力するようになっている。
【0032】以下、本実施形態の作用について説明すれ
ば、まず、例えば機関低回転低負荷時には、コントロー
ラ52からの制御信号によって電磁切換弁48が油圧給
排通路47の上流側を遮断すると共に、該油圧給排通路
47とドレン通路51とを連通し、したがって、前記収
容穴35にオイルポンプ油圧は直接供給されず、オリフ
ィス50で減圧された油圧がバイパス通路49から僅か
に供給されるだけで、ほとんど油圧は発生しない。
【0033】このため、連結ピストン36や押圧ピスト
ン38及び付勢ピストン41は、図3に示すように、可
動カム17のベースサークル部23の領域では、各収容
穴35と連結穴37及び保持穴39が互いに合致はする
ものの、それぞれの収容穴35や連結穴37及び保持穴
39内にそれぞれ収容保持された状態になり、カムシャ
フト13と可動カム17との連結が解除された状態にな
っている。
【0034】ここで、前述のように、ベースサークル部
23の領域で前記各穴35、37、39が合致する理由
は、前記プランジャ29の摺動用穴26に対する当接方
向が、図1に示すようにプランジャ29軸線Yに対し
て、角度αoだけカムシャフト13の回転方向に傾いて
いるため、可動カム17が、プランジャ29によってカ
ムシャフト13の回転方向にモーメントを受ける。この
結果、前記規制手段である摺動用穴26の他側面26d
が、取付部位20の他側面20eに当接してカムシャフ
ト13回転方向の回転が規制され、この位置で各穴3
5、37、39が合致するように予め設定されているか
らである。
【0035】しかし、可動カム17は、摺動用穴26が
取付部位20に係合していることから、図1と図5〜図
8に示すようにカムシャフト13と時計方向へ同期回転
している。
【0036】そして、時計方向へ回転した可動カム17
の外周面がバルブリフター16の上面を摺接して、ベー
スサークル部23を経てフランク部25がバルブリフタ
ー16上面に達して、当接位置eがバルブリフター16
の中心位置0から、図5に示すようにe1に移動する
と、カムノーズ部24にバルブスプリング12aのばね
力(F)が作用し、これによって、可動カム17にはカ
ムシャフト13の回転方向と反対方向のモーメントM1
(=F×e)が作用する。これによって、可動カム17
は、カムシャフト(位相θ1)に対し相対的にカムシャ
フト回転方向と反対方向に回転し始める。
【0037】また、このモーメントM1によってプラン
ジャ29の先端部29aに荷重f(=M1/l)が作用
する。このとき、プランジャ29軸方向Yと荷重f方向
(当接方向)は比較的小さな角度α1しかずれていない
ため、プランジャ29を容易に押し戻すことができる
が、荷重fの絶対値が小さいため、この押し戻し速度は
小さい。
【0038】結果的に、主として可動カム17のカムシ
ャフト13回転方向と反対方向の相対回転により、可動
カム17のリフトが吸収されて、バルブリフター16及
び吸気弁12は零リフトを維持しつつ、可動カム17や
プランジャ29の円滑な作動が得られるのである。
【0039】その後、カムシャフト13がさらに回転す
ると(位相θ2)、図6に示すように、可動カム17
は、カムノーズ部24で接するようになり、バルブリフ
ター16からの押圧反力によって隙間部Cの隙間がなく
なる状態、すなわち摺動用穴26の一側面26cが取付
部位20の一側面20dに当接して規制されるまで反転
する。これによって、可動カム17は、カムシャフト1
3に対してほぼβ角度分だけカムシャフト13に対して
回転方向の位相が遅れるとともに、連結穴37も収容穴
35に対してほぼβ角度分だけ回転方向位相が遅れる。
【0040】また、このとき可動カム17は、摺動用穴
26を介して△分だけ僅かに押し戻されており、カムノ
ーズ部24のバルブリフター16上面に対する当接位置
も先端部側に移動してe2の比較的大きな値になってい
る。したがって、可動カム17に作用するモーメントM
2が比較的大きくなるが、そのモーメントM2は、両一
側面20d,26cの当接規制によって受け止められ
て、プランジャ29には比較的大きな荷重fが作用す
る。そして、プランジャ29の軸方向Yと荷重fの方向
はさらに小さな角度α2になっていることと、荷重fの
値が大きいことにより、プランジャ29はリターンスプ
リング30のばね力に抗して円滑にかつ速い速度で押し
戻される。
【0041】この結果、可動カム17のリフトがプラン
ジャ29の良好な押し戻し作用によって効果的に吸収さ
れるため、吸気弁12のバルブリフトは零に維持され
る。
【0042】また、カムシャフト13がさらに回転する
と(位相θ3)、図7に示すようにプランジャ29の押
し戻しに伴い、可動カム17が各一側面20d,26c
の規制面によって押し戻される。このとき、プランジャ
29の軸方向Yと荷重fの方向(当接)は小さな角度
(α3)になっているため、プランジャ29は円滑かつ
高速度で押し戻される。また、可動カム17は、摺動用
穴26を介して大きなSの分だけ押し戻され、図7に示
す位置においても可動カム17のリフトが吸収されてバ
ルブリフトは零に維持される。
【0043】なお、このように可動カム17が大きく押
し戻された場合でも、収容穴35,保持穴39は、図7
Zに示すように、その一部が可動カム17の対向側面に
位置しているため、連結ピストン36や付勢ピストン4
1が抜け出すおそれはない。
【0044】また、カムシャフト13がさらに回転して
(位相θ4)、図8に示すように可動カム17のカムノ
ーズ部24の先端部がバルブリフター16上面を超える
と、該可動カム17は、カムノーズ部24の反対側の側
面でバルブリフター16上面に当接するようになり、可
動カム17のリフトはフランク区間へと移動する。ここ
で、可動カム17とバルブリフター16の間に、クリッ
ク現象によってクリアランスが発生してプランジャ29
が突出しようとするが、この際、可動カム17のバルブ
リフター16との接点がバルブリフター16の中心に対
して逆方向e4のポイントに移動していることにより、
可動カム17は時計方向、つまりカムシャフト13の回
転方向に位相がずらされて、両一側面20d,26c間
にδ角の隙間部Cが生じ始める。
【0045】そして、さらに可動カム17が回転してい
くと、可動カム17のリフト区間を終了して、ベースサ
ークル区間に移行し、最終的には図1の状態に戻るが、
プランジャ29の当接方向αoは、プランジャ29軸方
向Yに対してカムシャフト13の回転方向にずれている
ため、可動カム17は取付部位20の他側面20eに摺
動用穴26の他側面26dが安定的に当接して規制さ
れ、各ピストン36、38、41の軸心が合致する。
【0046】このように、かかる機関運転領域では、可
動カム17は、カムシャフト13と同期回転している
が、常時両フランジ部32、33と共に零リフト状態で
バルブリフター16の上面に摺接して、他方の吸気弁1
2に対するリフト作用を行なわない。したがって、一方
の吸気弁11のみが固定カム14によりリフトされて開
閉作動され、他方の吸気弁12は、バルブスプリング1
2aのばね力による閉弁状態になり、いわゆる弁停止状
態になる。
【0047】この結果、気筒内に流入する吸気に強いス
ワールを生成して燃焼を促進させて、燃費の向上を図る
ことが可能になる。
【0048】一方、例えば、機関高回転高負荷域になる
と、今度はコントローラ52から出力された制御信号に
基づいて電磁切換弁48が切換え作動して、ドレン通路
51を遮断すると共に、油圧給排通路47の上下流を連
通する。このため、オイルポンプ46から吐出された高
油圧は、該油圧給排通路47を通って油通路21及び油
孔45からピストン収容穴35に供給される。
【0049】このため、連結ピストン36は、可動カム
17が回転して、前述のように、ベースサークル部23
がバルブリフター16上面に対向した時点において、図
9に示すように収容穴35と連結穴37及び保持穴39
の三者が合致するため、連結ピストン36の先端部が収
容穴35内の高油圧によりスプリング部材40のばね力
に抗して進出して押圧ピストン38と付勢ピストン41
とを押し戻しながら連結穴37内に係入すると共に、押
圧ピストン38の他端部も保持穴39内に係入する。よ
って、可動カム17は、カムノーズ部24が最大に進出
した状態で両フランジ部32、33に連結固定されて、
カムシャフト13と一体的に連結されることになる。な
お、前述の高油圧は、プランジャ29に押圧力を付加
し、可動カム17が慣性力であばれるのを防止し、前述
の収容穴35と連結穴37及び保持穴39の三者が合致
するのをより安定なものとしている。
【0050】したがって、可動カム17は、固定カム1
4と同様にカムシャフト13の回転に伴いカムリフト機
能を発揮させて他方の吸気弁12を図12に示すような
高バルブリフト(リフトL1)させることが可能にな
る。
【0051】この結果、両方の吸気弁11、12の開閉
作動によって吸気の充填効率が向上して、機関の出力を
増大させることが可能になる。
【0052】そして、かかる可動カム17が、カムシャ
フト13に連結された状態では、取付部位一端部20a
の円弧状外周面20cに摺動用穴26の円弧状一端部内
周面26aが当接支持されるため、両面間のガタ付きの
発生が抑制される。すなわち、この時点での可動カム1
7の回転方向の規制は、加工精度を高くできる円弧状の
内外周面20c,26aの接触によって行われるため、
両者間でのガタの発生を十分に抑制でき、打音の発生を
抑制できると共に、両者間での片当りの発生も抑制でき
る。
【0053】ここで、かかる可動カム17に対する支持
作用を、図10に基づいてさらに具体的に説明すると、
前記円弧状の内外周面20c,26aの当接点P1は可
動カム17の時計方向の回転を規制し、当接点P2は可
動カム17の反時計方向の回転を規制している。そし
て、カムシャフト13の軸心をOとし、連結ピストン3
6の軸心をJとしたとき、O−P1−Jの成す角度と、
O−P2−Jの成す角度はそれぞれほぼ90°になって
いる。したがって、カムシャフト13が回転すると、可
動カム17はカムシャフト13に固定されているので、
図11に示すように可動カム17のもつ高リフトL1で
バルブリフター16及び吸気弁12がリフトする。その
際、前述のように可動カム17の回転方向の規制は、精
度の高い円弧状の内外周面20c,26a同士の接触で
あるため、両者間のガタの発生を低減でき該接触面間で
の打音の発生を抑制できると共に、片当りの発生も抑制
できる。この結果、局部面圧が高くなるのを防止し、接
触面の耐久性を向上させ偏摩耗等の発生を防止すること
が可能になる。
【0054】また、ここで、連結ピストン36の軸心J
が、摺動用穴26の長手方向の投影範囲中に位置してい
るため、可動カム17の時計方向の回転と反時計方向の
回転の両方を前記両内外周面20c,26aで有効に規
制することができる。軸心Jが可動カム17の側部側に
配置されている場合に較べ両方の回転方向に対する規制
が有効に行われるのである。
【0055】また、前述のように、取付部位20の他側
面20eに対して摺動用穴26の他側面26dが当接し
て可動カム17の時計方向の回転を規制した位置で、各
穴35、37、39を合致させるようにしたため、カム
シャフト13に対する可動カム17の速やかかつ確実な
連結解除作用が得られる。
【0056】しかも、連結解除手段19の連結作動、つ
まり連結ピストン36及び押圧ピストン38の各連結穴
37や保持穴39への係入作動を、前述のカムシャフト
13と可動カム17の相対回転中に行なうだけではな
く、該可動カム17のベースサークル域、すなわち相対
回転のない状態において行なうようにしたため、連結可
能時間を十分に確保できるので、高回転時においても安
定かつより確実な連結作用が得られる。
【0057】また、この実施形態によれば、付勢手段2
7を可動カム17のカムノーズ部24が進出する方向に
設けたため、該カムノーズ部24がバルブスプリング1
2aのばね力によって押圧された際に、該カムノーズ部
24を介して可動カム17全体を後退動させることが容
易になる。
【0058】図13は第2の実施形態を示し、可動カム
17の両側あるいは片側に配置されたフランジ部32を
低速用のカムとして利用したものである。つまり、可動
カム17のカムノーズ部24の高さ(L1)をさらに高
く形成してカムプロフィールを高速用に設定する一方、
フランジ部32の外周に、前記第1のカムノーズ部24
よりも低い第2のカムノーズ部64を形成してカムプロ
フィールを低速用に設定したものである。
【0059】したがって、機関低回転低負荷時には、可
動カム17が自由に揺動しているため、第1カムノーズ
部24はバルブリフター16上面に達すると、フランジ
部32の第2カムノーズ部64と同一の高さまで後退動
する。したがって、この運転領域では、他方の吸気弁1
2は、弁停止されることなく、第2カムノーズ部64の
リフト特性にしたがって開閉作動し、つまり図14の一
点鎖線で示すようなリフト量L2の低バルブリフト特性
になる。これによって、弁停止状態による燃費の向上は
得られないが、気筒内でのある程度のスワールの生成に
よる燃焼改善と機関回転の安定化及び低回転域における
高トルクを得ることができる。一方、高回転高負荷域に
移行すると、連結解除手段19によって今度はカムシャ
フト13と可動カム17が一体的に連結されることか
ら、吸気弁12は第1のカムノーズ部24のリフト特性
にしたがって開閉作動し、図14の実線で示すようなリ
フト量L1の高バルブリフト特性になり、機関の高出力
化が図れる。
【0060】図15は第3の実施形態を示し、可動カム
17のカムシャフト13回転方向の規制手段を、プラン
ジャ29と摺動用穴26とによって構成したものであ
る。
【0061】すなわち、取付部位20の他側面20eを
一側面20dと同じく内方へ傾斜状に形成すると共に、
摺動用穴26の他側面26dをほぼ中央側から先端側に
亙って前記他側面20eと所定の間隙を維持しつつ内方
へ傾斜状に形成した。
【0062】したがって、図示のようにカムノーズ部2
4が上方に位置している際に、可動カム17が時計方向
へ回転しようとしてしても、付勢されたプランジャ29
の先端部29a端縁に、傾斜状の他側面26dのほぼ上
側縁が当接して回転を規制するため、各穴35、37、
39を精度良く合致させることが可能になることは勿論
のこと、取付部位20に規制面を形成する必要がなくな
るため、カムシャフト13の加工が容易になる。
【0063】図16は第4の実施形態を示し、規制手段
としてプランジャ29と摺動用穴26の他端部26b側
とによって構成したもので、他端部26bの可動カム1
7中心線Xからカムシャフト13の回転方向と反対側の
面を、中心線X方向へ上り傾斜状に形成して規制面26
fとし、この規制面26fがプランジャ29の先端部2
9aの端縁に当接して可動カム17のカムシャフト13
回転方向の回転を規制するようになっている。そして、
この規制角度αo′は、反対側の規制角度αoにほぼ等
しく設定されている。
【0064】したがって、この実施形態によれば、プラ
ンジャ29のサイドフォースが相殺されて、該プランジ
ャ29の倒れが減少するため、可動カム17の位置決め
精度が向上すると共に、連結解除機構19の切り換え作
動性が良好になる。
【0065】本発明は、前記各実施形態の構成に限定さ
れるものではなく、例えば可動カム17のバルブリフト
下り側のカムノーズ部24あるいはフランク部25の形
状をさらに変更して可動カム17のリフト終了直後にお
けるバルブリフター16との衝突を低減することも可能
である。また、本装置を両方の吸気弁に適用して、気筒
停止制御なども行なうことができる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る内燃機関のカム駆動制御装置によれば、可動カムの
カムノーズ部が最大に進出した位置で連結解除機構によ
りカムシャフトと連結された状態において、可動カム
は、摺動用孔の一端部内周面がカムシャフトの外周面に
互いに円弧面同士の接触によって自由な相対回転が規制
される、つまり、両内外周面が加工精度を高くできる互
いの円弧面の接触によって回転を規制できるため、両内
外周面間のガタの発生が抑制されて、打音の発生も防止
できる。
【0067】さらに、両内外周面間の片当りも抑制され
て偏摩耗の発生も防止されるため、耐久性の向上が図れ
る。
【0068】請求項2記載の発明によれば、可動カムの
カムノーズ部が進退自在な状態において、可動カムのリ
フト初期に該可動カムが隙間部によってカムシャフトの
回転方向と反対方向へ位相を変化させてリフトを吸収で
きるため、可動カムの円滑な後退動が得られると共に、
カムノーズ部による機関弁の不用意なバルブリフトを防
止できる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、可動カムの
進退自在な状態において、該可動カムのカムシャフト回
転方向への過度な回転を規制することができるため、連
結解除機構による連結作動時におけるカムシャフトと可
動カムとの正確な位置決めが可能になり、この結果、連
結解除機構による連結、解除作動を安定的に行なうこと
ができる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、可動カムの
進退自在な状態において、可動カムのベースサークル領
域で傾斜面と規制手段との共働作用によって可動カムの
カムシャフトに対する位置決めが安定し、この結果、前
記連結解除機構による連結、解除作動をさらに安定的に
行なうことができる。
【0071】請求項5記載の発明によれば、規制手段に
よる可動カムの位置規制によって、前記連結解除機構に
よる連結、解除作動を速やかにかつ確実に行うことがで
きる。
【0072】請求項6記載に発明によれば、1つの機関
弁に対して、低リフトの固定カムと高リフトの可動カム
を任意に切り換えて可変リフトさせることができるた
め、機関の低回転領域から高回転域までの燃費や出力ト
ルクなどの機関性能を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図2のA−A線
断面図。
【図2】本実施形態の側面図。
【図3】本実施形態の要部断面図。
【図4】図2のB矢示図。
【図5】本実施形態における可動カムの進退動自在な状
態の作用説明図。
【図6】本実施形態における可動カムの作用説明図。
【図7】本実施形態における可動カムの作用説明図。
【図8】本実施形態における可動カムの作用説明図。
【図9】本実施形態の連結解除手段による連結状態を示
す作用説明図。
【図10】連結された可動カムの支持状態を示す説明
図。
【図11】可動カムのリフト状態を示す説明図。
【図12】本実施形態の可動カムによるバルブリフト特
性図。
【図13】本発明の第2の実施形態を示す断面図。
【図14】第2の実施形態におけるバルブリフト特性
図。
【図15】本発明の第3の実施形態を示す断面図。
【図16】本発明の第4の実施形態を示す断面図。
【図17】従来のカム駆動制御装置を示す断面図。
【符号の説明】
10…シリンダヘッド 11、12…吸気弁 13…カムシャフト 17…可動カム 18…支持機構 19…連結解除機構 20…取付部位 20d…一側面(規制面) 20e…他側面(規制手段) 23…ベースサークル部 24…カムノーズ部 26…摺動用長孔 26a,26b…端部内周面 26d…他側面(規制手段) 27…付勢手段 29…プランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G018 AB07 BA03 CA01 DA01 DA05 DA18 DA85 EA03 EA04 EA13 EA14 EA35 FA06 FA07 FA11 FA25 GA27 GA32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムシャフトの回転力によって機関弁を
    開作動させる可動カムに摺動用長孔を形成すると共に、
    該可動カムのカムノーズ部が前記摺動用長孔を介して機
    関弁方向へ進退動するように前記可動カムをカムシャフ
    トに対して径方向へ移動可能に設け、かつ前記可動カム
    を機関運転状態に応じて進出位置に保持され、あるいは
    進退可能な位置に切り換えて機関弁のバルブリフト制御
    する内燃機関のカム駆動制御装置において、 前記カムノーズ部が進出位置に保持された位置において
    カムシャフトに嵌合支持される前記摺動用長孔の一端側
    内周面を、カムシャフトの円弧状外周面形状に沿って円
    弧状に形成すると共に、前記カムノーズ部の最大進出位
    置で可動カムをカムシャフトに連結あるいは解除する連
    結解除機構を設けると共に、前記カムノーズ部を進出方
    向へ付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする内燃機
    関のカム駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記カムシャフトの外周面と可動カムの
    摺動用長孔との間に、可動カムのカムノーズ部が機関弁
    の上端部を押圧した際に、該可動カムをカムシャフト回
    転方向と逆方向へ該カムシャフトに対して所定量回動を
    許容する隙間部を形成したことを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関のカム駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記可動カムのカムシャフト回転方向へ
    の該カムシャフトに対する所定以上の自由回転を規制す
    る規制手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の内燃機関のカム駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記摺動用長孔のカムノーズ部側の端部
    に、前記付勢手段のプランジャを介して可動カムをカム
    シャフトの回転方向へ付勢する傾斜面を形成し、該傾斜
    面と前記規制手段とによって可動カムのカムシャフト回
    転方向への回転位置を位置決めすることを特徴とする請
    求項3に記載の内燃機関のカム駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記可動カムが規制手段によって規制さ
    れた位置で、前記連結解除機構により可動カムをカムシ
    ャフトに連結可能にしたことを特徴とする請求項3〜4
    のいずれかに記載の内燃機関のカム駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記可動カムのカムシャフト軸方向の側
    部に、該可動カムの最大カムリフトよりも小さなリフト
    部を有する固定カムを設けたことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の内燃機関のカム駆動制御装置。
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