JP2002017009A - 静止誘導電気機器 - Google Patents

静止誘導電気機器

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JP2002017009A
JP2002017009A JP2000199300A JP2000199300A JP2002017009A JP 2002017009 A JP2002017009 A JP 2002017009A JP 2000199300 A JP2000199300 A JP 2000199300A JP 2000199300 A JP2000199300 A JP 2000199300A JP 2002017009 A JP2002017009 A JP 2002017009A
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stationary induction
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insulating
gas
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Shin Yamada
慎 山田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス絶縁機器との接続部の寸法を縮小し、コ
ストの低減を図った静止誘導電気機器を提供する。 【解決手段】 ガス絶縁開閉装置の導体である分岐母線
10を分岐母線容器11内に収納し、この分岐母線容器
11と接続部容器7の間に、ガス/液体区分絶縁スペー
サ6aを配設する。また、静止誘導電気機器への接続導
体13を接続導体容器16内に収納し、この接続導体容
器16と接続部容器7との間に、ガス/液体区分絶縁ス
ペーサ6aと同一寸法、同一形状の液体/液体区分絶縁
スペーサ6bを配設する。分岐母線容器11内には絶縁
ガスを充填し、接続部容器7及び接続導体容器16内に
は、静止誘導電気機器に用いられているのと同一の液体
絶縁媒体を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統において
用いられるガス絶縁開閉装置等のガス絶縁機器に接続さ
れる静止誘導電気機器に係り、特に、ガス絶縁機器との
接続部の構成に改良を施した静止誘導電気機器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図15はガス絶縁開閉装置とそれに接続
された静止誘導電気機器の断面図を示したものである。
この図において、1は主母線、2は断路器、3は遮断
器、4は変流器、5は分岐母線、40は液体絶縁媒体/
ガス区分用ブッシング(以下、液体/ガス区分用ブッシ
ングという)、12は静止誘導電気機器のブッシングポ
ケット、8は静止誘導電気機器である。
【0003】また、図16はガス絶縁開閉装置と静止誘
導電気機器の接続部の構成を示す断面図であり、11は
分岐母線容器、12は静止誘導電気機器のブッシングポ
ケット、10はガス絶縁開閉装置の接続導体である分岐
母線、13は静止誘導電気機器の接続導体、40は液体
/ガス区分用ブッシング、40aは液体/ガス区分用ブ
ッシングのガス中碍子、40bは液体絶縁媒体中碍子で
ある。また、14は前記ガス中碍子40aと分岐母線1
0の接続部分を覆い、15は液体絶縁媒体中碍子40b
と接続導体13の接続部分を覆って、それぞれの接続部
の電界を緩和するブッシングシールドである。さらに、
ガス絶縁開閉装置の分岐母線容器11中には、SF6等
の絶縁ガスが充填され、静止誘導電気機器のブッシング
ポケット12中には、液体絶縁媒体が充填されている。
【0004】このような静止誘導電気機器8内の圧力は
ほぼ大気圧であるのに対し、ガス絶縁開閉装置中のガス
圧力は大気圧よりも高く、例えば0.5MPa程度であ
り、両者の接続は液体/ガス区分用ブッシング40を用
いて行っているので、ガス絶縁開閉装置から絶縁ガスが
漏れることがあっても、この絶縁ガスが静止誘導電気機
器8の液体絶縁媒体中へは流入しない構成となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような接続部の構成を有する静止誘導電気機器を用い
た場合には、ガス絶縁開閉装置と静止誘導電気機器全体
の寸法(L1)が大きくなり、コストが高くなってい
た。すなわち、構造の複雑な液体/ガス区分用ブッシン
グ40を用いているのでコストが高く、また、図16に
示すように、ガス絶縁開閉装置と静止誘導電気機器の接
続部の寸法(L2)が長くなるため、ガス絶縁開閉装置
と静止誘導電気機器の全長(L1)も長くなり、さらに
変電所の必要面積が大きくなって、変電所全体のコスト
が高くなるという問題があった。
【0006】本発明は、上述したような従来技術の問題
点を解決するために提案されたものであり、その目的
は、ガス絶縁機器との接続部の寸法を縮小し、コストの
低減を図った静止誘導電気機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、内部に絶縁ガスが封入さ
れたガス絶縁機器に接続され、内部に液体絶縁媒体が封
入された静止誘導電気機器において、前記ガス絶縁機器
との接続部に、接続部導体を備え、所定の絶縁媒体を封
入して成る接続部容器が配設され、この接続部容器と前
記ガス絶縁機器との間に、前記絶縁媒体相互を区分する
第1の区分絶縁スペーサが取り付けられ、前記接続部容
器と静止誘導電気機器との間に、前記絶縁媒体相互を区
分する第2の区分絶縁スペーサが取り付けられ、前記接
続部容器には、静止誘導電気機器に封入された液体絶縁
媒体と同一の絶縁媒体が封入されていることを特徴とす
るものである。
【0008】上記の構成を有する請求項1に記載の発明
によれば、ガス絶縁機器の内部で事故が発生してガス圧
力が増大し、第1の区分絶縁スペーサが破壊されたとし
ても、ガス絶縁機器と静止誘導電気機器との間に接続部
容器が配設されているので、ガス絶縁機器の内部で発生
した事故が、静止誘導電気機器へ波及するのを防止でき
る。また、絶縁ガスと液体絶縁媒体との区分を、同一形
状の2つの区分絶縁スペーサで行っているので、取付寸
法が縮小され、機器コストが低減される。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
静止誘導電気機器において、前記第1の区分絶縁スペー
サ及び第2の区分絶縁スペーサの絶縁部が、静止誘導電
気機器側に円錐形状を有して形成されていることを特徴
とするものである。上記の構成を有する請求項2に記載
の発明によれば、静止誘導電気機器のガス絶縁機器との
接続部の輸送寸法を短くすることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の静止誘導電気機器において、前記第1の区
分絶縁スペーサ及び第2の区分絶縁スペーサに、電界緩
和用のシールド電極が内蔵されていることを特徴とする
ものである。上記の構成を有する請求項3に記載の発明
によれば、高電界部分が緩和されるため、絶縁上の問題
が生じず、区分絶縁スペーサの絶縁信頼性が大幅に向上
する。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれか一に記載の静止誘導電気機器におい
て、前記第1の区分絶縁スペーサを貫通する導体又は第
2の区分絶縁スペーサを貫通する導体の少なくともいず
れかに、静電容量形成用の電極が配設されていることを
特徴とするものである。上記の構成を有する請求項4に
記載の発明によれば、ガス絶縁機器側より急峻なサージ
電圧が印加された場合であっても、サージ電圧は吸収さ
れて低減されるため、静止誘導電気機器側にサージ電圧
が印加されることはなく、絶縁信頼性が向上する。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれか一に記載の静止誘導電気機器におい
て、前記第1の区分絶縁スペーサを貫通する導体又は第
2の区分絶縁スペーサを貫通する導体の少なくともいず
れかに、電位測定用の電極が配設されていることを特徴
とするものである。上記の構成を有する請求項5に記載
の発明によれば、ガス絶縁機器側より急峻なサージ電圧
が印加された場合であっても、サージ電圧の検知が可能
になるので、迅速に対処することができ、絶縁信頼性が
向上する。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれか一に記載の静止誘導電気機器におい
て、前記接続部容器に、絶縁ガス分析装置が接続されて
いることを特徴とするものである。上記の構成を有する
請求項6に記載の発明によれば、絶縁ガス分析装置によ
って液体絶縁媒体中のガス量を検知することによって、
絶縁耐力の低下を直ちに知ることができるので、迅速な
対処が可能となるため、ガス絶縁機器及び静止誘導電気
機器の信頼性が大幅に向上する。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれか一に記載の静止誘導電気機器におい
て、前記第1の区分絶縁スペーサ及び第2の区分絶縁ス
ペーサを垂直に配置し、かつ垂直な接続部容器を備えた
ことを特徴とするものである。請求項8に記載の発明
は、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の静止誘
導電気機器において、前記第1の区分絶縁スペーサを垂
直に配置し、前記第2の区分絶縁スペーサを水平に配置
したことを特徴とするものである。請求項9に記載の発
明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の静止
誘導電気機器において、前記第1の区分絶縁スペーサを
水平に配置し、前記第2の区分絶縁スペーサを垂直に配
置したことを特徴とするものである。上記の構成を有す
る請求項7,請求項8又は請求項9に記載の発明によれ
ば、ガス絶縁開閉機器と静止誘導電気機器の接続部分の
寸法を縮小できるため、静止誘導電気機器の輸送時の寸
法を縮小することができ、さらに、ガス絶縁開閉機器と
静止誘導電気機器全体の据付寸法を縮小することができ
る。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
請求項3のいずれか一に記載の静止誘導電気機器におい
て、前記接続部導体にフェライトコアを配設したことを
特徴とするものである。上記の構成を有する請求項10
に記載の発明によれば、ガス絶縁機器側より急峻なサー
ジ電圧が印加された場合であっても、接続部導体に取り
付けられたフェライトコアによってサージ電圧が吸収さ
れて低減されるため、静止誘導電気機器側にサージ電圧
が印加されることはなく、絶縁信頼性が向上する。
【0016】請求項11に記載の発明は、請求項1乃至
請求項3のいずれか一に記載の静止誘導電気機器におい
て、前記接続部導体又は静止誘導電気機器の導体に、避
雷器を接続したことを特徴とするものである。上記の構
成を有する請求項11に記載の発明によれば、ガス絶縁
機器側より急峻なサージ電圧が印加された場合であって
も、このサージ電圧は、接続部導体又は静止誘導電気機
器の導体に取り付けられた避雷器によって吸収されて低
減するため、静止誘導電気機器側にサージ電圧が印加さ
れることはなく、絶縁信頼性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る静止誘導電気
機器の実施の形態(以下、実施形態という)について、
図1乃至図14を参照して具体的に説明する。なお、図
15及び図16に示した従来型と同一の部材には同一の
符号を付して、説明は省略する。
【0018】(1)第1実施形態 [1−1.構成]図1は、ガス絶縁開閉装置とそれに接
続される静止誘導電気機器とを示す断面図であり、1は
主母線、2は断路器、3は遮断器、4は変流器、5は分
岐母線、6は区分絶縁スペーサ、7はガス絶縁開閉装置
と静止誘導電気機器の接続部を収納する接続部容器、8
は静止誘導電気機器である。
【0019】また、図2はガス絶縁開閉装置と静止誘導
電気機器の接続部の構成を示す断面図であり、ガス絶縁
開閉装置の導体である分岐母線10は、分岐母線容器1
1内に収納され、この分岐母線容器11と前記接続部容
器7の間には、ガス/液体絶縁媒体区分絶縁スペーサ
(以下、ガス/液体区分絶縁スペーサという)6aが配
設されている。また、静止誘導電気機器(図示せず)へ
の接続導体13は、接続導体容器16内に収納され、こ
の接続導体容器16と前記接続部容器7との間には、液
体絶縁媒体/液体絶縁媒体区分絶縁スペーサ(以下、液
体/液体区分絶縁スペーサという)6bが配設されてい
る。
【0020】なお、前記区分絶縁スペーサ6は、注形エ
ポキシ樹脂やレジン樹脂等の合成樹脂製の絶縁部と、こ
の絶縁部を貫通する中心導体15とから構成され、この
中心導体15と分岐母線10の接続部、中心導体15と
接続部導体17の接続部、及び中心導体15と接続導体
13の接続部には、それぞれ電界緩和用のシールド18
が設けられている。
【0021】また、前記接続部導体17を収納した接続
部容器7は、一方の端部がガス/液体区分絶縁スペーサ
6aを介して分岐母線10に接続されると共に、他方の
端部が液体/液体区分絶縁スペーサ6bを介して、静止
誘導電気機器への接続導体13に接続されている。そし
て、分岐母線容器11内には絶縁ガスが充填され、接続
部容器7及び接続導体容器16内には、静止誘導電気機
器8に用いられているのと同一の液体絶縁媒体が充填さ
れている。なお、上記ガス/液体区分絶縁スペーサ6a
及び液体/液体区分絶縁スペーサ6bは同一寸法、同一
形状に構成され、分岐母線容器11と接続部容器7の直
径は同一に構成されている。
【0022】[1−2.作用・効果]上記のような構成
を有する本実施形態の静止誘導電気機器は、以下に述べ
るように作用する。すなわち、本実施形態においては、
ガス絶縁開閉装置の内部で事故が発生して、ガス/液体
区分絶縁スペーサ6aにガスリークが発生した場合に、
ガス絶縁開閉装置内の絶縁ガスが直接静止誘導電気機器
8内に流入するのを防ぐため、内部に液体絶縁媒体を充
填した接続部容器7が設けられている。そのため、ガス
絶縁開閉装置の内部で事故が発生してガス圧力が増大
し、ガス/液体区分絶縁スペーサ6aが破壊されたとし
ても、ガス絶縁開閉装置と静止誘導電気機器との間に接
続部容器7が配設されていることにより、ガス絶縁開閉
装置の内部で発生した事故は、静止誘導電気機器8へ波
及しない。
【0023】また、図16に示したような従来の液体/
ガス区分用ブッシング40により接続部を構成した場合
の寸法L2と比較して、本実施形態のように接続部を区
分絶縁スペーサを用いて構成した場合の寸法L3の方が
短いので、ガス絶縁開閉装置と静止誘導電気機器とを組
み合わせた寸法L4は、従来の寸法L1と比較して短く
なる。その結果、ガス絶縁開閉装置と静止誘導電気機器
とを接続した場合の全長を縮小することができ、変電所
の必要スペースも縮小化される。
【0024】このように、本実施形態によれば、絶縁ガ
スと液体絶縁媒体との区分を同一形状の2つの区分絶縁
スペーサ6a、6bで行っているので、取付寸法が縮小
され、機器コストが低減される。また、2つの区分絶縁
スペーサ6a、6bによって、ガス絶縁開閉機器と静止
誘導電気機器との間に、静止誘導電気機器で使用してい
る液体絶縁媒体と同一の液体絶縁媒体を封入した接続部
容器7を配置したので、ガス絶縁開閉装置側で発生した
絶縁破壊の影響が静止誘導電気機器側に波及することを
防止できる。
【0025】(2)第2実施形態 [2−1.構成]図2に示したように、2つの区分絶縁
スペーサ6a,6bは、その形状が静止誘導電気機器8
側に凸状に(円錐形状を有するように)構成されてい
る。
【0026】[2−2.作用・効果]上記のような構成
を有する本実施形態の静止誘導電気機器は、以下に述べ
るように作用する。すなわち、静止誘導電気機器の輸送
に際して、分岐母線容器11と分岐母線10とを取り外
して輸送する輸送形態を考慮した場合、ガス/液体区分
絶縁スペーサ6aの形状が静止誘導電気機器8側に凸に
(円錐形状を有するように)構成されているので、静止
誘導電気機器のガス絶縁開閉装置との接続部の輸送寸法
L3は、図16に示した従来の輸送寸法L2と比較して
短かくなる。また、液体/液体区分絶縁スペーサ6bの
位置で接続部を取り外して輸送する場合であっても、液
体/液体区分絶縁スペーサ6bが静止誘導電気機器8側
に凸に(円錐形状を有するように)構成されているの
で、同様に輸送寸法が短くなる。
【0027】このように、静止誘導電気機器の輸送寸法
が短くなると、分解せずに輸送可能となる範囲が拡大
し、分解、輸送、組立の費用が低減すると共に、これら
の作業による信頼性低下を防止することができるので、
品質向上を図ることができる。
【0028】(3)第3実施形態 [3−1.構成]図3は、本発明の第3実施形態におけ
るガス絶縁開閉装置とそれに接続される静止誘導電気機
器の接続部分を示す断面図であり、ガス/液体区分絶縁
スペーサ6a及び液体/液体区分絶縁スペーサ6bの内
部に、それぞれ電界緩和用シールド20が設けられてい
る。その他の構成は上記第1実施形態と同一であるの
で、説明を省略する。
【0029】[3−2.作用・効果]上記のような構成
を有する本実施形態の静止誘導電気機器は、以下に述べ
るように作用する。すなわち、区分絶縁スペーサ6の絶
縁部は、絶縁ガスや液体絶縁媒体よりも誘電率が高いた
め、ガス/液体区分絶縁スペーサ6a又は液体/液体区
分絶縁スペーサ6bと、接続部容器7、分岐母線容器1
1又は接続導体容器16との接触部、また、分岐母線1
0、接続部導体17又は接続導体13との接触部の電界
が高くなり、絶縁的に弱点となる。
【0030】しかしながら、本実施形態においては、ガ
ス/液体区分絶縁スペーサ6a及び液体/液体区分絶縁
スペーサ6bの内部に電界緩和用シールド20を設ける
ことにより、高電界部分が緩和されるため、絶縁上の問
題が生じず、区分絶縁スペーサの絶縁信頼性が大幅に向
上する。
【0031】なお、電界緩和用シールド20は、区分絶
縁スペーサ6の外周側の容器側のみに取り付けても良い
し、中心側の接続導体側のみに取り付けても良く、ま
た、両方に取り付けても良い。また、電界緩和用シール
ド20の材質は、例えば、金属でも導電性の高分子でも
よく、電界緩和用シールドとして機能するものであれ
ば、その材質は特定されない。
【0032】(4)第4実施形態 [4−1.構成]図4及び図5は、本発明の第4実施形
態におけるガス絶縁開閉装置とそれに接続される静止誘
導電気機器の接続部分を示す断面図であり、図4は、接
続部容器7内の接続部導体17に静電容量形成用の電極
22を設けたものである。また、図5は、接続導体容器
16内の接続導体13に静電容量形成用の電極22を設
けたものである。その他の構成は上記第1実施形態と同
一であるので、説明を省略する。
【0033】[4−2.作用・効果]上記のような構成
を有する本実施形態の静止誘導電気機器は、以下に述べ
るように作用する。すなわち、従来型においては、図1
5に示したように、ガス絶縁開閉装置と静止誘導電気機
器の接続部に液体/ガス区分用ブッシング40が用いら
れていたため、ガス絶縁開閉装置側において急峻なサー
ジ電圧が侵入した場合には、前記液体/ガス区分用ブッ
シング40にて構成された対地静電容量によってサージ
波形の立ち上がり峻度が緩やかになり減衰することによ
り、静止誘導電気機器に侵入しても絶縁上の影響が少な
かった。
【0034】これに対して、ガス絶縁開閉装置と静止誘
導電気機器の接続部をガス/液体区分絶縁スペーサ6a
及び液体/液体区分絶縁スペーサ6bによって構成した
場合、これらの区分絶縁スペーサ部分での対地静電容量
が小さく、ガス絶縁開閉装置側からの急峻なサージ電圧
がほとんど減衰することなく静止誘導電気機器側に侵入
するため、絶縁的に弱くなる。
【0035】このような問題を解決するために、本実施
形態においては、接続部容器7内の接続部導体17又は
接続導体容器16内の接続導体13に、対地静電容量形
成のための電極22を設けた構成としたものである。
【0036】なお、対地静電容量形成のための電極22
は、図4に示すように、導体接続部の電界緩和用のシー
ルドの形状を大きくして、ガス絶縁開閉装置や接続部容
器、静止誘導電気機器の接続部との間隙を小さくするこ
とにより静電容量を構成してもよく、シールド電極は通
常の形状とし、対向する接地電位の容器をシールド電極
に近づけることによって静電容量を形成してもよい。
【0037】また、接続部電界緩和用シールドとは独立
して、接続導体に静電容量形成用の電極を設けてもよ
い。静電容量形成用の電極を設ける部位は、ガス絶縁開
閉装置側、接続部容器内、静止誘導電気機器側の少なく
とも1箇所であればよく、またその電極の個数は特に限
定されない。
【0038】このように構成することにより、ガス絶縁
開閉装置側より急峻なサージ電圧が印加された場合であ
っても、接続部導体17あるいは接続導体13に対地静
電容量形成用の電極22を取り付けることにより、サー
ジ電圧は吸収されて低減するため、静止誘導電気機器8
側にサージ電圧が印加されることはなく、絶縁信頼性が
向上する。
【0039】(5)第5実施形態 [5−1.構成]図6及び図7は、本発明の第5実施形
態におけるガス絶縁開閉装置とそれに接続される静止誘
導電気機器の接続部分を示す断面図であり、図6は、接
続部容器7内の接続部導体17に電位測定用の電極21
を設けたものである。また、図7は、接続導体容器16
内の接続導体13に電位測定用の電極21を設けたもの
である。その他の構成は上記第1実施形態と同一である
ので、説明を省略する。
【0040】[5−2.作用・効果]上記のような構成
を有する本実施形態の静止誘導電気機器は、以下に述べ
るように作用する。すなわち、上記第4実施形態で説明
したように、ガス絶縁開閉装置と静止誘導電気機器の接
続部をガス/液体区分絶縁スペーサ6a及び液体/液体
区分絶縁スペーサ6bによって構成した場合、これらの
区分絶縁スペーサ部分での対地静電容量が小さく、ガス
絶縁開閉装置側からの急峻なサージ電圧がほとんど減衰
することなく静止誘導電気機器側に侵入するため、絶縁
的に弱くなる。
【0041】このような問題を解決するために、本実施
形態においては、ガス絶縁開閉装置側の接続導体である
分岐母線10や静止誘導電気機器側の接続導体13、ま
たは両者を接続する接続部導体17に、電位測定用の電
極21を設けた構成としたものである。
【0042】なお、電位測定用の電極21は、ガス絶縁
開閉装置側に設けても、静止誘導電気機器側に設けても
よく、また両者の接続部に設けてもよく、少なくとも1
箇所に設ければよい。また、電位測定用の電極は、図6
に示すように、接続部容器7内の電界緩和用シールドに
対向して設けてもよく、また接続部導体に対向して設け
てもよい。また、接続導体とは独立して電位測定用の電
極を設けてもよい。さらに、電極はガス絶縁開閉装置容
器、接続部容器、静止誘導電気機器の接続容器の周方向
全体に設けてもよく、周方向の一部分に取り付けてもよ
い。また、上記第3実施形態において説明したように、
ガス/液体区分絶縁スペーサ6a、液体/液体区分絶縁
スペーサ6b内部に設けた電界緩和用シールド20を、
電位測定用電極として用いてもよい。
【0043】このように構成することにより、ガス絶縁
開閉装置側より急峻なサージ電圧が印加された場合であ
っても、接続部導体17あるいは接続導体13に電位測
定用の電極21を取り付けることにより、ガス絶縁開閉
装置側から静止誘導電気機器側に印加されるサージ電圧
の検知が可能になるので、迅速に対処することができ、
絶縁信頼性が向上する。
【0044】(6)第6実施形態 [6−1.構成]図8は、本発明の第6実施形態におけ
るガス絶縁開閉装置とそれに接続される静止誘導電気機
器の接続部分を示す断面図であり、接続部容器7にガス
分析装置25を接続したものである。
【0045】[6−2.作用・効果]上記のような構成
を有する本実施形態の静止誘導電気機器は、以下に述べ
るように作用する。すなわち、ガス絶縁開閉装置側から
接続部容器側の液体絶縁媒体中に絶縁ガスが洩れだした
場合には、静止誘導電気機器中の液体絶縁媒体の絶縁耐
力が低下する可能性があるが、ガス分析装置25によっ
て液体絶縁媒体中のガス量を検知することによって、絶
縁耐力の低下を直ちに知ることができるので、迅速な対
処が可能となるため、ガス絶縁開閉装置及び静止誘導電
気機器の信頼性が大幅に向上する。
【0046】(7)第7実施形態 図9,図10及び図11は、本発明の第7実施形態にお
けるガス絶縁開閉装置とそれに接続される静止誘導電気
機器の接続部分を示す断面図であり、図9は、ガス/液
体区分絶縁スペーサ6a及び液体/液体区分絶縁スペー
サ6bの両方を垂直に配置し、接続部容器7をかぎ型に
構成したものである。また、図10は、ガス/液体区分
絶縁スペーサ6aを垂直に配置し、液体/液体区分絶縁
スペーサ6bを水平に配置し、接続部容器7をL字型に
構成したものである。さらに、図11は、ガス/液体区
分絶縁スペーサ6aを水平に配置し、液体/液体区分絶
縁スペーサ6bを垂直に配置し、接続部容器7をL字型
に構成したものである。
【0047】このように構成することにより、ガス絶縁
開閉機器と静止誘導電気機器の接続部分の寸法を縮小で
きるため、静止誘導電気機器の輸送時の寸法を縮小する
ことができ、さらに、ガス絶縁開閉機器と静止誘導電気
機器全体の据付寸法を縮小することができる。
【0048】(8)第8実施形態 図12は、本発明の第8実施形態におけるガス絶縁開閉
装置とそれに接続される静止誘導電気機器の接続部分を
示す断面図であり、接続部容器7内の接続部導体17
に、サージ吸収用のフェライトコア26を取り付けたも
のである。このように構成することにより、ガス絶縁開
閉装置側より急峻なサージ電圧が印加された場合であっ
ても、接続部導体17に取り付けられたフェライトコア
26によってサージ電圧が吸収されて低減されるため、
静止誘導電気機器8側にサージ電圧が印加されることは
なく、絶縁信頼性が向上する。
【0049】(9)第9実施形態 図13及び図14は、本発明の第9実施形態におけるガ
ス絶縁開閉装置とそれに接続される静止誘導電気機器の
接続部分を示す断面図であり、図13は、接続部容器7
内の接続部導体17に避雷器30を接続したものであ
り、図14は、接続導体容器16内の接続導体13に避
雷器30を接続したものである。なお、避雷器30は接
続部容器7内の接続部導体17のみに取り付けてもよ
く、また、接続導体容器16内の接続導体13のみに取
り付けてもよく、少なくともいずれか一方に取り付けて
あればよい。
【0050】このように構成することにより、ガス絶縁
開閉装置側より急峻なサージ電圧が印加された場合であ
っても、このサージ電圧は、接続部導体17または接続
導体13に取り付けられた避雷器30によって吸収され
て低減するため、静止誘導電気機器8側にサージ電圧が
印加されることはなく、絶縁信頼性が向上する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガス絶縁機器との接続部の寸法を縮小し、コストの低減
を図った静止誘導電気機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるガス絶縁開閉装
置とそれに接続される静止誘導電気機器とを示す断面図
【図2】本発明の第1実施形態及び第2実施形態におけ
るガス絶縁開閉装置と静止誘導電気機器の接続部の構成
を示す断面図
【図3】本発明の第3実施形態におけるガス絶縁開閉装
置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図4】本発明の第4実施形態におけるガス絶縁開閉装
置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図5】本発明の第4実施形態におけるガス絶縁開閉装
置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図6】本発明の第5実施形態におけるガス絶縁開閉装
置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図7】本発明の第5実施形態におけるガス絶縁開閉装
置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図8】本発明の第6実施形態におけるガス絶縁開閉装
置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図9】本発明の第7実施形態におけるガス絶縁開閉装
置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図10】本発明の第7実施形態におけるガス絶縁開閉
装置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図11】本発明の第7実施形態におけるガス絶縁開閉
装置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図12】本発明の第8実施形態におけるガス絶縁開閉
装置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図13】本発明の第9実施形態におけるガス絶縁開閉
装置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図14】本発明の第9実施形態におけるガス絶縁開閉
装置と静止誘導電気機器の接続部の構成を示す断面図
【図15】従来のガス絶縁開閉装置とそれに接続される
静止誘導電気機器とを示す断面図
【図16】従来のガス絶縁開閉装置と静止誘導電気機器
の接続部の構成を示す断面図
【符号の説明】
1…主母線 2…断路器 3…遮断器 4…変流器 5…分岐母線 6…区分絶縁スペーサ 6a…ガス/液体区分絶縁スペーサ 6b…液体/液体区分絶縁スペーサ 7…接続部容器 8…静止誘導電気機器 10…分岐母線 11…分岐母線容器 12…ブッシングポケット 13…静止誘導電気機器への接続導体 14…ブッシングシールド 15…中心導体 16…接続導体容器 17…接続部導体 18…電界緩和用シールド 20…電界緩和用シールド 21…電位測定用の電極 22…静電容量形成用の電極 25…ガス分析装置 26…フェライトコア 30…避雷器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に絶縁ガスが封入されたガス絶縁機
    器に接続され、内部に液体絶縁媒体が封入された静止誘
    導電気機器において、 前記ガス絶縁機器との接続部に、接続部導体を備え、所
    定の絶縁媒体を封入して成る接続部容器が配設され、こ
    の接続部容器と前記ガス絶縁機器との間に、前記絶縁媒
    体相互を区分する第1の区分絶縁スペーサが取り付けら
    れ、前記接続部容器と静止誘導電気機器との間に、前記
    絶縁媒体相互を区分する第2の区分絶縁スペーサが取り
    付けられ、前記接続部容器には、静止誘導電気機器に封
    入された液体絶縁媒体と同一の絶縁媒体が封入されてい
    ることを特徴とする静止誘導電気機器。
  2. 【請求項2】 前記第1の区分絶縁スペーサ及び第2の
    区分絶縁スペーサの絶縁部が、静止誘導電気機器側に円
    錐形状を有して形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の静止誘導電気機器。
  3. 【請求項3】 前記第1の区分絶縁スペーサ及び第2の
    区分絶縁スペーサに、電界緩和用のシールド電極が内蔵
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の静止誘導電気機器。
  4. 【請求項4】 前記第1の区分絶縁スペーサを貫通する
    導体又は第2の区分絶縁スペーサを貫通する導体の少な
    くともいずれかに、静電容量形成用の電極が配設されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    一に記載の静止誘導電気機器。
  5. 【請求項5】 前記第1の区分絶縁スペーサを貫通する
    導体又は第2の区分絶縁スペーサを貫通する導体の少な
    くともいずれかに、電位測定用の電極が配設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に
    記載の静止誘導電気機器。
  6. 【請求項6】 前記接続部容器に、絶縁ガス分析装置が
    接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか一に記載の静止誘導電気機器。
  7. 【請求項7】 前記第1の区分絶縁スペーサ及び第2の
    区分絶縁スペーサを垂直に配置し、かつ垂直な接続部容
    器を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか一に記載の静止誘導電気機器。
  8. 【請求項8】 前記第1の区分絶縁スペーサを垂直に配
    置し、前記第2の区分絶縁スペーサを水平に配置したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
    載の静止誘導電気機器。
  9. 【請求項9】 前記第1の区分絶縁スペーサを水平に配
    置し、前記第2の区分絶縁スペーサを垂直に配置したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
    載の静止誘導電気機器。
  10. 【請求項10】 前記接続部導体にフェライトコアを配
    設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か一に記載の静止誘導電気機器。
  11. 【請求項11】 前記接続部導体又は静止誘導電気機器
    の導体に、避雷器を接続したことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか一に記載の静止誘導電気機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029005A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Japan Ae Power Systems Corp 電気機器のガス−油直結三相一括型絶縁区分装置

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