JP2002036632A - 画像記録装置、その印字出力濃度ムラ補正方法および記憶媒体 - Google Patents

画像記録装置、その印字出力濃度ムラ補正方法および記憶媒体

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JP2002036632A
JP2002036632A JP2000220524A JP2000220524A JP2002036632A JP 2002036632 A JP2002036632 A JP 2002036632A JP 2000220524 A JP2000220524 A JP 2000220524A JP 2000220524 A JP2000220524 A JP 2000220524A JP 2002036632 A JP2002036632 A JP 2002036632A
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Seita Masano
清太 正能
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像記録装置の階調特性が変化した場合でも
全印字出力濃度域において印字出力濃度ムラを補正し、
ひいては記録画像の品位を向上することができる画像記
録装置、その印字出力濃度ムラ補正方法および記憶媒体
を提供する。 【解決手段】 画像記録装置により印字した紙の画像を
読取って印字ヘッドの印字領域を判定し、読取られた画
像情報の該印字領域から記録素子毎の印字出力濃度補正
値を演算し、読み取られた画像情報から印字ヘッドの階
調特性を判定し、判定された階調特性および前記演算さ
れた印字出力濃度補正値に基づいて所定の補正テーブル
を選択し、選択された所定の補正テーブルに基づいて記
録素子毎に印字出力濃度特性を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置、そ
の印字出力濃度ムラ補正方法および記憶媒体に関し、詳
しくは、画像読取りユニットによる読取り結果に基づい
て、複数の記録素子における記録特性の不均一性に起因
した記録画像の印字出力濃度ムラを補正する画像記録装
置、その印字出力濃度ムラ補正方法および記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像読取りユニットによる読取り結果に
基づいて、複数の記録素子における記録特性の不均一性
に起因した記録画像の印字出力濃度ムラを補正する画像
記録装置、例えば熱転写方式やインクジェット方式の記
録素子を複数備えた複写装置が一般的に知られている。
またLED等の発光素子を用いた電子写真方式の複写装
置も一般的に知られている。
【0003】上記複写装置は、原稿走査用のCCD等の
光電変換素子を内蔵する読取りユニット、および記録素
子が複数個配列された印字ヘッドを備えている。原稿上
の画像を複写する際は、原稿に対して該読取りユニット
を走査させることにより原稿上の画像を電気信号に変換
し、さらに該電気信号を該記録素子毎の電気信号に変換
し、そのデータに基づいて該記録素子が記録を行うこと
で、原稿画像を記録紙等の被記録媒体上に再生する。
【0004】上記記録方式における複数の記録素子間の
記録特性には、しばしば、ばらつきが生じる。例えば印
字ヘッドとしてLEDヘッドを用いる電子写真方式の場
合、印字ヘッドの製造上の精度や印字ヘッドの使用条件
等のばらつきがあるため、各発光素子の発光特性を均一
にすることは難しく、又、その特性は時間経過や環境変
動によって変化する。このように複数の記録素子間の記
録特性がばらついている場合には、これらばらつきによ
って記録画像上に印字出力濃度にムラが生じることがあ
る。
【0005】上述した印字出力濃度ムラの補正を行うた
め、所定の記録パターンに対して得られた記録画像に基
づいて、個々の記録素子の記録特性を補正する種々の提
案がなされている。又、原稿読取りユニットを備えない
一般的な画像記録装置においても、例えば所定の記録パ
ターンを読取るための読取りユニットを特に設け、印字
出力濃度ムラの発生を防止するための装置も提案されて
いる。
【0006】従来は、この補正方法として、ある印字出
力信号に対する記録素子の印字出力濃度を読取り、印字
出力信号が指示した印字出力濃度より濃く出力する記録
素子には、印字出力濃度が薄くなるように印字出力信号
を補正するテーブルを選択し、印字出力信号が指示した
印字出力濃度より薄く出力する記録素子には、印字出力
濃度が濃くなるように印字出力信号を補正するテーブル
を割り当てる方法が採られていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
補正方法では、所定のパターンに基づいて実際に読取っ
たもの以外の印字出力濃度は、複写装置の階調特性から
推定して印字出力濃度補正を行っているため、該複写装
置の階調特性自体が変わった場合に対応することができ
ない。
【0008】例えば、LEDヘッドを用いた電子写真方
式において、LEDの光を感光ドラム上に結像させるた
めにセルフォックレンズアレイ(以下、「SLA」とい
う。)等を用いる場合、感光ドラムとSLAの距離が変
わってしまうと、階調特性も異なってくる。具体的に
は、SLAの被写界深度は狭いため、感光ドラムとSL
A間の距離がベストピントの位置からずれると、ドラム
上に結像する画像はぼけてしまう。さらに電子写真の特
性が加わると、ドットの再現性が変化し、ひいては印字
自体の階調特性も異なってくる。
【0009】本発明の目的は、画像記録装置の階調特性
が変化した場合でも全印字出力濃度域において印字出力
濃度ムラを補正し、ひいては記録画像の品位を向上する
ことができる画像記録装置、その印字出力濃度ムラ補正
方法および記憶媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の画像記録装置は、印字出力
濃度特性が異なる複数の記録素子により、前記複数の記
録素子の各々に対応して被記録媒体に画像を記録する印
字ヘッドと、前記複数の記録素子によって記録された画
像を読取る読取り手段とを備える画像記録装置におい
て、前記読取られた画像情報に基づいて前記印字ヘッド
の印字領域を判定する判定手段と、前記判定された印字
領域における前記読取られた画像情報から前記記録素子
毎の印字出力濃度補正値を演算する演算手段と、前記読
取られた画像情報に基づいて印字ヘッドの階調特性を判
定する階調判定手段と、前記判定された階調特性および
前記演算された印字出力濃度補正値に基づいて所定の補
正テーブルを選択する選択手段と、前記選択された所定
の補正テーブルに基づいて前記記録素子毎に印字出力濃
度特性を補正する補正手段とを備えることを特徴とす
る。
【0011】請求項2記載の画像記録装置は、請求項1
記載の画像記録装置において、前記選択手段は、前記判
定された階調特性に基づいて前記所定の補正テーブルを
含む補正テーブル群を選択する第1の選択手段と、前記
演算された印字出力濃度補正値に基づいて前記選択され
た補正テーブル群から前記所定の補正テーブルを選択す
る第2の選択手段とから成ることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の画像記録装置は、請求項1
又は2記載の画像記録装置において、前記記録データ
は、前記記録ヘッド主査方向に対して最大可能出力幅分
の長さを持つ均一な印字出力濃度で構成されたムラ検出
パターンデータと、ハイライト部分の印字出力濃度の異
なる複数のパッチで構成された階調特性検出パターンデ
ータとから成り、前記読取り手段は、前記ムラ検出パタ
ーンデータおよび前記階調特性検出パターンデータを読
取り、前記判定手段は、前記読取られたムラ検出パター
ンデータに基づいて前記印字領域を判定し、前記演算手
段は、前記判定された印字領域における前記読取られた
ムラ検出パターンデータに基づいて前記記録素子毎の印
字出力濃度補正値を演算し、前記階調判定手段は、前記
読取られた階調特性検出パターンデータに基づいて前記
階調特性を判定することを特徴とする。
【0013】請求項4記載の画像記録装置は、請求項1
乃至3のいずれか1項に記載の画像記録装置において、
前記読取り手段は、固定式のラインセンサであることを
特徴とする。
【0014】請求項5記載の画像記録装置は、請求項1
乃至3のいずれか1項に記載の画像記録装置において、
前記読取り手段は、副査方向に移動する単眼のセンサで
あることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の画像記録装置は、請求項1
乃至5のいずれか1項に記載の画像記録装置において、
前記複数の記録素子によって前記被記録媒体に記録され
た画像情報を読取る外部読取り装置に接続された画像記
録装置であって、前記外部読取り装置によって読取られ
た画像情報を受信する受信手段を備えることを特徴とす
る。
【0016】請求項7記載の画像記録装置は、請求項1
乃至5のいずれか1項に記載の画像記録装置において、
印字出力濃度特性が異なる複数の他の記録素子により、
前記複数の他の記録素子の各々に対応して被記録媒体に
画像を記録する他の印字ヘッドと、前記複数の他の記録
素子によって記録された画像を読取る他の読取り手段と
を備える外部機器にネットワークを介して接続された画
像記録装置であって、前記他の読取り手段によって読取
られた画像情報を受信する他の受信手段を備えることを
特徴とする。
【0017】上記目的を達成するために、本発明の請求
項8記載の印字出力濃度ムラ補正方法は、印字出力濃度
特性が異なる複数の記録素子により、前記複数の記録素
子の各々に対応して被記録媒体に画像を記録する印字ヘ
ッドと、前記複数の記録素子によって記録された画像を
読取る読取り手段とを備える画像記録装置の印字出力濃
度ムラ補正方法において、前記読取られた画像情報に基
づいて前記印字ヘッドの印字領域を判定する判定工程
と、前記判定された印字領域における前記読取られた画
像情報から前記記録素子毎の印字出力濃度補正値を演算
する演算工程と、前記読取られた画像情報に基づいて印
字ヘッドの階調特性を判定する階調判定工程と、前記判
定された階調特性および前記演算された印字出力濃度補
正値に基づいて所定の補正テーブルを選択する選択工程
と、前記選択された所定の補正テーブルに基づいて前記
記録素子毎に印字出力濃度特性を補正する補正工程とを
有することを特徴とする。
【0018】請求項9記載の印字出力濃度ムラ補正方法
は、請求項8記載の印字出力濃度ムラ補正方法におい
て、前記選択工程は、前記判定された階調特性に基づい
て前記所定の補正テーブルを含む補正テーブル群を選択
する第1の選択工程と、前記演算された印字出力濃度補
正値に基づいて前記選択された補正テーブル群から前記
所定の補正テーブルを選択する第2の選択工程とから成
ることを特徴とする。
【0019】請求項10記載の印字出力濃度ムラ補正方
法は、請求項8又は9記載の印字出力濃度ムラ補正方法
において、前記記録データは、前記記録ヘッド主査方向
に対して最大可能出力幅分の長さを持つ均一な印字出力
濃度で構成されたムラ検出パターンデータと、ハイライ
ト部分の印字出力濃度の異なる複数のパッチで構成され
た階調特性検出パターンデータとから成り、前記読取り
手段により、前記ムラ検出パターンデータおよび前記階
調特性検出パターンデータを読取り、前記判定工程で、
前記読取られたムラ検出パターンデータに基づいて前記
印字領域を判定し、前記演算工程で、前記判定された印
字領域における前記読取られたムラ検出パターンデータ
に基づいて前記記録素子毎の印字出力濃度補正値を演算
することを特徴とする。
【0020】請求項11記載の印字出力濃度ムラ補正方
法は、請求項8乃至10のいずれか1項に記載の印字出
力濃度ムラ補正方法において、前記複数の記録素子によ
って前記被記録媒体に記録された画像情報を読取る外部
読取り装置に接続された画像記録装置の印字出力濃度ム
ラ補正方法であって、前記外部読取り装置によって読取
られた画像情報を受信する受信工程を有することを特徴
とする。
【0021】請求項12記載の印字出力濃度ムラ補正方
法は、請求項8乃至10のいずれか1項に記載の印字出
力濃度ムラ補正方法において、印字出力濃度特性が異な
る複数の他の記録素子により、前記複数の他の記録素子
の各々に対応して被記録媒体に画像を記録する他の印字
ヘッドと、前記複数の他の記録素子によって記録された
画像情報を読取る他の読取り手段とを備える外部機器に
ネットワークを介して接続された画像記録装置の印字出
力濃度ムラ補正方法であって、前記他の読取り手段によ
って読取られた画像情報を受信する他の受信工程を有す
ることを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するために、本発明の請求
項13記載の記憶媒体は、印字出力濃度特性が異なる複
数の記録素子により、前記複数の記録素子の各々に対応
して被記録媒体に画像を記録する印字ヘッドと、前記複
数の記録素子によって記録された画像を読取る読取り手
段とを備える画像記録装置の印字出力濃度ムラ補正方法
を実行するプログラムを格納した記憶媒体であって、前
記プログラムは、前記読取られた画像情報に基づいて前
記印字ヘッドの印字領域を判定する判定モジュールと、
前記判定された印字領域における前記読取られた画像情
報から前記記録素子毎の印字出力濃度補正値を演算する
演算モジュールと、前記読取られた画像情報に基づいて
印字ヘッドの階調特性を判定する階調判定モジュール
と、前記判定された階調特性および前記演算された印字
出力濃度補正値に基づいて所定の補正テーブルを選択す
る選択モジュールと、前記選択された所定の補正テーブ
ルに基づいて前記記録素子毎に印字出力濃度特性を補正
する補正モジュールとを備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
画像記録装置を図面を用いて詳説する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像記録装置の概略構成を示す図である。
【0025】図1において、画像記録装置100は原稿
読取り装置300とプリンタ200からなる。
【0026】原稿読取り装置300は、原稿圧板30
1、原稿台ガラス302、読取りユニット303、ミラ
ーユニット307、レンズ310、およびCCD311
を備える。読取りユニット303は、拡散板304、ミ
ラー305、および照明ランプ306を備え、ミラーユ
ニット307は、ミラー308,309を備える。
【0027】原稿圧板301によって原稿台ガラス30
2上に押しつけられた原稿を、照明ランプ306からの
光、および拡散板304で拡散された光により照明し、
その反射光を、ミラー305,308,309、および
レンズ310を介してCCD311上に結像させ、光電
変換して画像信号を得る。さらに、前記原稿上の画像デ
ータの全体を読取るため、読取りユニット303は、不
図示のレール上を図1の矢印X方向に移動し、ミラーユ
ニット307もそれに同期して移動する。
【0028】CCD311は、R(レッド)、G(グリ
ーン)、B(ブルー)の3列のラインセンサを有する。
これらのラインセンサの各々は、矢印X方向に垂直かつ
水平な方向に一列に並んだ7200個のセンサからな
る。各ラインセンサが読取ったRGB画像信号は、後述
するLOG変換回路104および黒抽出回路105によ
り画像処理が施され、CMYKの4色に分けられて、プ
リンタ200に送られる。
【0029】プリンタ200は、カセット201、ピッ
クアップローラ202、第1レジストローラ203、ガ
イド板204、第2レジストローラ205、搬送ベルト
206、プラテン207、定着器208、排紙ガイド2
09、排紙ローラ210、排紙トレイ211、LEDア
レイ212a、現像器213a、およびドラム214a
を備える。尚、LEDアレイ212aは、矢印X方向に
一列に並んだ7000個の記録素子を備え、後述する印
字ヘッド109に設けられている。
【0030】ピックアップローラ202は、カセット2
01に収納されている被記録材としての紙を引き出し、
引き出された紙は、順に第1レジストローラ203、ガ
イド板204、および第2レジストローラ205を通っ
て、搬送ベルト206上に吸着される。
【0031】プリンタ200に送られたCMYK画像デ
ータは以下に述べる周知の画像転写プロセスによって紙
に記録される。下記説明は、前記4色の画像データのう
ちC(シアン)信号の場合を例として行う。
【0032】C(シアン)信号は、LEDアレイ212
aによって光信号に変換され、ドラム214a上に潜像
として記録される。さらに、現像器213aは、該記録
されたドラム214a上の潜像にシアンのトナーを付着
させて画像を現像する。この現像された画像のトナー
は、プラテン207上で搬送ベルト206上に吸着され
た紙に転写を行う。上記C(シアン)の画像転写プロセ
スと同様にM(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラ
ック)の画像転写プロセスも行うため、プリンタ200
は、各色毎に専用のLEDアレイ、ドラム、現像器のセ
ットを備える。
【0033】紙に転写されたトナーは定着器208によ
り定着され、トナーが定着した紙は、排紙ガイド209
・排紙ローラ210を経て排紙トレイ211に排出され
る。
【0034】図2は、図1の画像記録装置100の制御
回路構成を示すブロック図である。
【0035】図2において、画像記録装置100は、入
力センサ部101、入力補正回路102、セレクタ10
3、LOG変換回路104、黒抽出回路105、マスキ
ング回路106、補正回路107、2値化回路108、
印字ヘッド109、パターン発生回路110、画像メモ
リ111、領域判定回路112、補正値算出回路11
3,ムラ補正データバックアップRAM114、γ特性
判定回路115、およびγ特性バックアップRAM11
6を備える。また、画像記録装置100は、後述するプ
ログラムモジュールを格納する図示しないROMを有す
る。
【0036】パターン発生回路110は、図3に示すテ
ストパターンデータを発生する。
【0037】図3は、図2におけるパターン発生回路1
10が発生する印字出力濃度ムラを補正するためのテス
トパターンデータの説明図であり、(a)は、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の画像信号の補正する為のテストパターンの全体
を示し、(b)は、ブラック(K)のテストパターンの
みを示す。
【0038】印字出力濃度ムラ補正を行う場合、パター
ン発生回路110は図3(a)に示すCMYK画像デー
タから成るテストパターンデータを発生する。これらの
テストパターンデータの各々は、図3(b)のブラック
(K)のテストパターンに示すように、4%の印字出力
濃度のパッチ1、8%の印字出力濃度のパッチ2、12
%の印字出力濃度のパッチ3から構成される階調特性検
出部と、印刷ヘッド109のヘッド幅分の均一な50%
の印字出力濃度から構成されるムラ検出部とからなる。
【0039】セレクタ103は、パターン発生回路11
0が発生する図3(a)のテストパターンデータと、後
述する入力補正回路102により補正された入力画像デ
ータのいずれか一方を選択して、LOG変換回路104
に送る。この場合は、セレクタ103は図3のテストパ
ターンデータを選択する。
【0040】図2に戻り、LOG変換回路104、黒抽
出回路105、マスキング回路106および補正回路1
07は、セレクタ103で選択されたテストパターンデ
ータに対して何の処理も行わずに、2値化回路108へ
送信する。
【0041】2値化回路108は、補正回路107によ
り送信された多値のCMYK画像データを誤差拡散法等
の局所的な画像の印字出力濃度を保存する2値化手法に
よって2値化データに量子化し、印字ヘッド109は、
量子化された2値化データによりドットをON/OFF
制御し、該2値化データを紙に印字する。以上のよう
に、印字ヘッド109により2値化データが印字された
紙は、排紙ローラ210により排紙トレイ211に排紙
される。
【0042】印字出力濃度ムラ補正を行う場合、さら
に、入力センサ部101(読取り手段)は、排紙トレイ
211に排紙されると共に、図3のテストパターンが印
字された紙の画像データを読取る。
【0043】入力センサ部101は、CCD311およ
びこれを走査する駆動装置により構成され、RGB画像
データとして原稿の読取り走査を行い、読取られたRG
B画像データを入力補正回路102に逐次送信する。入
力補正回路102は、逐次送信された各RGB画像デー
タをデジタルデータに量子化し、CCD311の各セン
サの感度ムラや照明光源による照度ムラを補正するため
のシェーディング補正等をデジタル演算処理で行う。
【0044】入力補正が行われたRGB画像データは、
画像メモリ111に蓄えられる。
【0045】画像メモリ111に蓄えられたRGB画像
データの図3(a)に示すテストパターンのムラ検出部
に該当する部分は画像領域判定回路112へ、同テスト
パターンの階調特性検出部に該当する部分はγ特性判定
回路115へ入力される。
【0046】γ特性判定回路115(階調判定手段)
は、以下に示す階調特性判定方法により、印字ヘッド1
09の階調特性を判定する選択信号を出力する。
【0047】γ特性判定回路115は、図3(a)のテ
ストパターンの階調特性検出部を構成するパッチ1,
2,3の印字出力濃度を検出し、予め定められた閾値D
hと比較した結果に基づき選択信号を出力する。具体的
には、検出されたパッチ1,2,3の印字出力濃度をそ
れぞれD1,D2,D3とすると、以下のような選択信
号を出力する。
【0048】 Dh>D1 ならば 0 D1≧Dh≧D2 ならば 1 D2≧Dh≧D3 ならば 2 D3≧Dh ならば 3 最も薄いパッチ3において、印字出力濃度が閾値Dh以
上の印字出力であれば(選択信号3のケース)、階調特
性が良好であると判定し、逆に、最も濃いパッチ1にお
いて、印字出力濃度が閾値Dh以下の印字出力であれば
(選択信号0のケース)、階調特性が不良であると判定
する。
【0049】上記比較を行った後、γ特性バックアップ
RAM116は、γ特性判定回路115によって出力さ
れた選択信号を記憶する。
【0050】画像領域判定回路112(判定手段)は、
後述する画像領域判定方法により、各色毎に実際に記録
素子が印字する部分に該当する領域を判定し、さらに補
正値算出回路113(演算手段)は、画像領域判定回路
112により判定された領域の読取り画像から、印字ヘ
ッド109の各記録素子の印字出力濃度を均一にするた
めのムラ補正データを算出し、ムラ補正データバックア
ップRAM114は、補正値算出回路113により算出
された印字出力濃度ムラ補正データを記憶する。
【0051】さらに、補正回路107(選択手段)は、
γ特性バックアップRAM116に記憶されている選択
信号に基づいて、図4の印字出力濃度ムラ補正を行うテ
ーブル群を決定する。
【0052】図4は、図2における補正回路107によ
って用いられる印字出力濃度ムラ補正を行うテーブル群
をグラフ化した図であり、(a)は選択信号0の場合を
示し、(b)は選択信号3の場合を示す。図4(a)お
よび図4(b)の各々において、代表的なテーブル−1
5,±0,+15の3つのテーブルがグラフ化され、横
軸は、補正回路107へ入力する印字出力信号のレベル
(入力信号値)を示し、縦軸は補正回路107から出力
する印字出力信号のレベル(出力信号値)を示す。
【0053】この印字出力濃度ムラ補正用のテーブル
は、印字出力信号により実際に印字出力した時の印字出
力濃度特性を示すテーブルであり、各テーブルの番号
は、基準印字出力濃度にするために実際の印字出力濃度
をどれくらい補正する必要があるかを示す番号である。
基準印字出力濃度とは、テストパターンのうちムラ検出
部(50%の印字出力濃度)の印字出力信号を平均的な
記録素子が出力するときの印字出力濃度である。例え
ば、+15テーブルとは、基準印字出力濃度よりも15
%薄く出力される記録素子の印字出力特性を示すテーブ
ルであり、+15%印字出力濃度を濃くするように印字
出力信号を補正する必要があることを示すテーブルであ
る。選択信号に対応したテーブル群の各々は、前述した
−15〜+15までの31個のテーブルを格納してい
る。
【0054】最も階調特性が良好であると判定された場
合(選択信号3)のテーブル群の示す印字出力濃度の補
正は、印字出力信号の指示する全印字出力濃度域におい
て均等にする必要がある(図4(b))のに対し、最も
階調特性が悪いと判定された場合(選択信号0)のテー
ブル群の示す印字出力濃度の補正は、印字出力信号の指
示する印字出力濃度のうち図示されているハイライト側
は弱くする必要がある(図4(a))。例えば、図に示
す20%印字部分において、選択信号0の−15テーブ
ルの示す印字出力濃度の補正は、選択信号3の−15テ
ーブルの示す印字出力濃度の補正より弱くする必要があ
る。この違いは印字ヘッド109の階調特性の違いによ
る。
【0055】上記のように、印字ヘッド109の階調特
性の違いによる影響が最も顕著に現れるのがハイライト
側なので、本実施例では、ハイライト側のパッチの印字
出力濃度から、色毎にいずれのテーブル群を選択するか
を決める。
【0056】次に、画像領域判定回路112によって実
行される画像領域判定方法と補正値算出回路113によ
って実行される印字出力濃度ムラ補正データの算出方法
について以下に説明する。
【0057】尚、以下の処理はRGB画像データから、
CMYK画像データを補正する印字出力濃度ムラ補正デ
ータを算出する。具体的には、C信号により印字した部
分の画像の処理はR信号を使い、M信号により印字した
部分の画像の処理はG信号を使い、Y信号により印字し
た部分の画像の処理はB信号を使い、K信号により印字
した部分の画像の処理はG信号を使う。
【0058】画像メモリ111に記憶されたムラ検出部
の画像データは256×7200個の画素データf
(i,j)から成る。
【0059】画素データf(i,j)は輝度データであ
るため、次式に従って作られたテーブルにより印字出力
濃度データg(i,j)に変換される。
【0060】g(i,j)=−(255/α)log
(f(i,j)/255) (α=最高印字出力濃度) 次にg(i,j)は、印字時の副走査方向に相当するi
について加算平均が行われ、各記録素子の印字出力濃度
特性を反映した印字出力濃度データh(j)に変換され
る。
【0061】h(j)=(1/256)Σg(i,j) この印字出力濃度データh(j)から、あらかじめ決め
られたスライスレベルDthにあたる画像データの前端お
よび後端を求める。具体的には、画像の前端からみて、
Dthを初めて越えた画素の位置をDstartとし、画像の
後端からみてDthを初めて越えた画素の位置をDendと
する。
【0062】この2つのDstart、Dendから読取りデー
タの印字領域の長さである判定画素サイズDsizeを計算
する。
【0063】Dsize=Dend−Dstart このDsizeと実際に印字した画像の幅Dwidthを比較
し、その結果に基づき次のスキャンの倍率(副走査速
度、つまり読取りユニット303の移動速度)を決定す
る。
【0064】今、Dwidth=7000とすると、スキャ
ンの倍率は、判定画素サイズに応じて以下のように判定
される。
【0065】 判定画素サイズ(Dsize) 倍率 〜6982 エラー表示 6983〜6989 100.2% 6990〜6996 100.1% 6997〜7003 現在のデータを計算に使う 7004〜7010 99.9% 7011〜7017 99.8% 7018〜 エラー表示 Dsizeが6997〜7003の中に入っていれば、現在
のデータを印字出力濃度ムラ補正データの算出を行う際
にそのまま使うが、それ以外のときは倍率を変えて再度
スキャンを行う。
【0066】第1回めのスキャン若しくは再度スキャン
して得られたDsizeが6997〜7003の中に入った
場合は、次のステップである印字出力濃度ムラ補正デー
タの算出に進む。
【0067】印字出力濃度ムラ補正データの算出にあた
り、まずDstartとDendから中心位置Dcenterを求め
る。
【0068】Dcenter=(Dstart+Dend)/2 この中心位置Dcenterを基準として各記録素子の画像デ
ータ上における位置の特定を行うのであるが、その前に
データのスムージング(移動平均)を施す。
【0069】p(j)=(h(j−1)+h(j)+h
(j+1))/3 このスムージングは、読取りにおける位置の誤差の軽減
・2値化時の信号応答性に対応する等のために行われ
る。
【0070】ここで、各記録素子に対応した印字出力濃
度データの切り出しを行う。
【0071】q(k)=p(Dcenter−3500+k) 尚、kは各記録素子の位置を表す。
【0072】全記録素子の数が7000であればDcent
erの位置は3500番目となる。
【0073】この各記録素子の印字出力濃度に対応する
データq(k)より、印字出力濃度ムラ補正用のテーブ
ルの番号を示す印字出力濃度ムラ補正データr(k)を
算出する。すなわち r(k)=100−(100×q(k)/T)+s
(k) つまり、所定の値Tに対する印字出力濃度の増減を百分
率で表わし、その割合だけ印字出力濃度ムラ補正データ
r(k)の値を増減させる。
【0074】上式において、Tは、印字出力信号が50
%の印字出力濃度を指示する場合、該印字出力信号に対
して平均的な記録素子が出力したときの印字出力濃度を
示す。
【0075】s(k)はテストパターン印字の際に印字
出力濃度ムラ補正データバックアップRAM114にセ
ットされていた値である。s(k)は前回印字出力濃度
ムラ補正を行った時の印字出力濃度ムラ補正データか、
若しくは均一なデータをセットするか、選択により決め
られる。
【0076】そして、通常の画像複写の際、入力センサ
部101は原稿の画像をRGB画像データとして読取り
後逐次送信し、入力補正回路102は逐次送信された画
像データへ前述の補正処理を行う。この場合、セレクタ
103は、入力補正回路102により補正されたRGB
画像データを選択する。
【0077】次いで、LOG変換回路104は、所定の
ルックアップテーブルによりセレクタ103が選択した
RGB画像データをCMYデータに変換し、さらに、黒
抽出回路105は、前記選択したRGB画像データの黒
抽出を行う。次に、マスキング回路106は、黒抽出回
路105より送信されたRGB画像データに、CMYK
の各印字トナー(もしくはインク)の発色特性に対応し
たマスキング処理を行う。補正回路107(補正手段)
は、γ特性バックアップRAM116に記憶されている
前述の選択信号によって各色毎にテーブル群を選択し、
さらにバックアップRAM114に記憶されている印字
出力濃度ムラ補正データによって、各記録素子に対して
該選択されたテーブル群のなかから1つのテーブルを割
り付けることで印字出力信号を補正する。
【0078】このように、補正回路107により補正さ
れた印字出力信号を、2値化回路108で2値化するこ
とにより、各記録素子毎に印字ドットの数を増減させ
て、各記録素子間の印字出力のばらつきを補正すること
ができる。
【0079】上記第1の実施の形態によれば、パターン
発生回路110が発生するムラ検出部および階調特性検
出部からなるテストパターンデータに基づいて印字され
た印字出力を画像データとして読取り、読取った画像デ
ータの階調特性検出部により、γ特性判定回路115が
判定した各色毎の階調特性を検出する選択信号に従っ
て、補正回路107は各色毎に階調特性を補正するテー
ブル群を選択し、同様に読取った画像データのムラ検出
部により、画像領域判定回路112が実際に印字する部
分に該当すると検出した領域において、補正値算出回路
113が算出した各記録素子の印字出力濃度ムラ補正値
に基づいて、補正回路107は、選択したテーブル群の
中から各記録素子毎にテーブルを選択し、該選択したテ
ーブルに従って印字出力信号を補正するので、画像記録
装置の階調特性が変化した場合でも全印字出力濃度域に
おいて印字出力濃度ムラを補正し、ひいては記録画像の
品位を向上することができる。
【0080】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
画像記録装置の概略構成を示す図である。
【0081】本発明の第2の実施の形態に係る画像記録
装置500は、その概略構成が図1の画像記録装置10
0と基本的に同じであり、図5において、画像記録装置
500の構成要素のうち、図1の構成要素と同様のもの
には同一の参照符号を付して重複した説明は省略する。
【0082】画像記録装置500は、定着器208の下
流側に読取りユニット515を有している。読取りユニ
ット515は、光源516、光電変換素子517、およ
びレンズ518から構成されており、不図示のレールの
上を矢印X方向に垂直かつ水平な方向に移動できるよう
になっている。
【0083】この光電変換素子517は、センサ内の各
素子毎の印字出力濃度のばらつきが発生する複眼のライ
ンセンサではなく、一点の光量を測定する単眼のものが
用いられている。
【0084】第1の実施の形態で述べた方法でテストパ
ターンが印字された紙は、搬送ベルト206により読取
りユニット515の下に搬送され、読取りユニット51
5は、紙の上に印字されたテストパターンを読取る。こ
こで、光源516が点灯し、印字されたテストパターン
からの反射光はレンズ518を介して光電変換素子51
7に受光される。読取りユニット515が矢印Xの示す
方向に垂直かつ水平な方向に移動することで、光電変換
素子517は受光光量に応じた画像信号を出力する。
【0085】この画像信号の階調特性判定、画像領域判
定、および印字出力濃度ムラ補正データの算出は、第1
の実施の形態と同様に行われる。
【0086】上記第2の実施の形態によれば、画像記録
装置500は、紙に印字されたテストパターンを読取る
読取りユニット515を有するので、テストパターンが
印字された紙を原稿台ガラス302に載せるという作業
を行うことなく、各記録素子の印字出力濃度のばらつき
による印字出力濃度ムラ補正を行えると同時に、原稿読
取り装置300等の複写機能を持たない画像記録装置に
対しても、各記録素子の印字出力濃度のばらつきによる
印字出力濃度ムラ補正が行うことができる。
【0087】図6は、本発明の第3の実施の形態に係る
画像記録装置の制御回路構成を示すブロック図である。
【0088】本発明の第3の実施の形態に係る画像記録
装置600は、その概略構成が図1の画像記録装置10
0と同じであり、その制御回路の構成は、図2の制御回
路構成と基本的に同じである。また、図6において、画
像記録装置600の制御回路構成のうち、図2の制御回
路構成と同様のものには同一の参照符号を付して重複し
た説明は省略する。
【0089】画像記録装置600は、図2における画像
メモリ111に代えて外部I/F611を有する。外部
I/F611は、接続ケーブル618を介して、例えば
市販のスキャナ等の外部読取り装置617に接続するこ
とができる。
【0090】外部読取り装置617により、画像記録装
置600により紙に印字されたテストパターンを読取っ
てこのテストパターンデータを接続ケーブル618およ
び外部I/F611を介して画像記録装置600に送信
するので、外部読取り装置617から送信されたテスト
パターンデータに基づいて、第1の実施の形態と同様
に、各記録素子の印字出力濃度のばらつきによる印字出
力濃度ムラ補正を行うことができる。
【0091】上記第3の実施の形態によれば、テストパ
ターンデータを外部読取り装置617から受信するの
で、原稿読取り装置300等の複写機能を持たない画像
記録装置に対しても、各記録素子の印字出力濃度のばら
つきによる印字出力濃度ムラ補正を行うことができる。
【0092】図7は、本発明の第4の実施の形態に係る
画像記録装置の制御回路構成を示すブロック図である。
【0093】本発明の第4の実施の形態に係る画像記録
装置700は、その概略構成が図1の画像記録装置10
0と同じであり、その制御回路の構成は、図2の制御回
路構成と基本的に同じである。また、図7において、画
像記録装置700の制御回路構成のうち、図2の制御回
路構成と同様のものには同一の参照符号を付して重複し
た説明は省略する。
【0094】画像記録装置700は、図2における画像
メモリ111に代えてネットワークI/F711を有す
る。ネットワークI/F711は、パターン発生回路1
10に接続されており、また、ネットワークケーブル7
18を介して、スキャナ内蔵のMFP717に接続する
ことができる。画像記録装置700の原稿読取り装置3
00で読み込んで2値化された画像データをネットワー
クI/F711によりMFP717に送信し、ネットワ
ークプリンティングをする場合を考える。
【0095】まず、印字する前に以下の補正動作を行
う。
【0096】はじめに、パターン発生回路110が発生
した図3(a)のテストパターンデータを、ネットワー
クI/F711がネットワークケーブル718を介して
MFP717へ送信し、MFP717は、ネットワーク
I/F711により送信されたテストパターンデータに
基づいて内蔵する各記録素子によりテストパターンを出
力し、内蔵するスキャナにより該出力されたテストパタ
ーンを読取り、内蔵するスキャナにより読取ったテスト
パターンデータをネットワークケーブル718を介して
ネットワークI/F711に送信し、MFP717の各
記録素子の印字出力濃度のばらつきによる印字出力濃度
ムラ補正を行うためのテーブルを選択する。
【0097】上記補正動作が終了した後に、MFP71
7によるネットワークプリンティングをする。
【0098】MFP717は、内蔵するスキャナにより
複写したい原稿のRGB画像データを読取り、内蔵する
スキャナにより読取ったRGB画像データをネットワー
クケーブル718を介してネットワークI/F711に
送信し、セレクタ103は、ネットワークI/F711
に送信されたRGB画像データを選択する。
【0099】LOG変換回路104、黒抽出回路10
5、およびマスキング回路106は前述と同様の処理に
より、該RGB画像データを、マスキング処理されたC
MYK画像データにし、補正回路107は、該CMYK
画像データを、前述の補正動作により記録素子毎に選択
されたテーブルに基づいて補正する。
【0100】2値化回路108は、補正回路107によ
り補正されたCMYK画像データを2値化し、ネットワ
ークI/Fは、該2値化データを、ネットワークケーブ
ル718を介してMFP717に送信する。
【0101】MFP717は、ネットワークI/Fによ
り送信された2値化データにより、印字出力濃度ムラの
ない高品質な印刷を行う。
【0102】上記第4の実施の形態によれば、印字出力
濃度ムラ補正後は、MFP717の各記録素子の印字出
力のばらつきによる印字出力濃度ムラ補正する信号をネ
ットワークの負荷の少ない2値化された画像信号で生成
するので、ネットワークプリンティングを速やかに行う
ことができる。
【0103】また、本発明は、前述した実施の形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムモジュールを記
憶した記憶媒体を、システムあるいは装置にプログラム
を供給することによって達成される場合にも適用できる
ことはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出
されたプログラムモジュール自体が本発明の新規な機能
を実現することになり、そのプログラムを記憶した記憶
媒体は本発明を構成することになる。
【0104】上記実施形態では、プログラムモジュール
は画像記録装置内のROMに格納されているが、プログ
ラムモジュールを供給する記憶媒体としては、例えばフ
ロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、D
VD、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用い
ることができる。
【0105】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の画
像記録装置、請求項8記載の印字出力濃度ムラ補正方
法、および請求項13記載の記憶媒体によれば、印字出
力濃度特性が異なる複数の記録素子によって記録された
画像を読取った画像情報に基づいて印字ヘッドの印字領
域を判定し、印字ヘッドの印字領域における画像情報か
ら記録素子毎の印字出力濃度補正値を演算し、読取った
画像情報に基づいて印字ヘッドの階調特性を判定し、印
字ヘッドの階調特性および記録素子毎の印字出力濃度補
正値に基づいて所定の補正テーブルを選択し、この所定
の補正テーブルに基づいて記録素子毎に印字出力濃度特
性を補正するので、画像記録装置の階調特性が変化した
場合でも全印字出力濃度域において印字出力濃度ムラを
補正し、ひいては記録画像の品位を向上することができ
る。
【0106】請求項2記載の画像記録装置および請求項
9記載の印字出力濃度ムラ補正方法によれば、印字ヘッ
ドの階調特性に基づいて前記所定の補正テーブルを含む
補正テーブル群を選択し、各記録素子毎の印字出力濃度
補正値に基づいてこの補正テーブル群から所定の補正テ
ーブルを選択するので、請求項1の作用効果を効率的に
奏することができる。
【0107】請求項3記載の画像記録装置および請求項
10記載の印字出力濃度ムラ補正方法によれば、ムラ検
出パターンデータと階調特性検出パターンデータからな
る画像を記録し、この記録したムラ検出パターンデータ
を読取って印字ヘッドの印字領域を判定し、この印字ヘ
ッドの印字領域におけるムラ検出パターンデータに基づ
いて記録素子毎の印字出力濃度補正値を演算し、この階
調特性検出パターンデータを読取って記録素子毎の階調
特性を判定するので、ムラ検出パターンデータと階調特
性検出パターンデータからなる画像が印字された紙の画
像を画像読取り装置により読取る作業を行うことなく、
各記録素子の印字出力濃度のばらつきによる印字出力濃
度ムラ補正を行えると同時に、原稿読取り装置等の複写
機能を持たない画像記録装置に対しても、各記録素子の
印字出力濃度のばらつきによる印字出力濃度ムラ補正が
行うことができる。
【0108】請求項6記載の画像記録装置および請求項
11記載の印字出力濃度ムラ補正方法によれば、画像記
録装置が複数の記録素子によって被記録媒体に記録され
た画像情報を読取る外部読取り装置によって読取られた
画像情報を受信するので、画像記録装置の階調特性が変
化した場合でも全印字出力濃度域において印字出力濃度
ムラを補正し、ひいては記録画像の品位を確実に向上す
ることができる。
【0109】請求項7記載の画像記録装置および請求項
12記載の印字出力濃度ムラ補正方法によれば、画像記
録装置にネットワークを介して接続された外部機器によ
って読取られた画像情報を受信するので、原稿読取り装
置等の複写機能を持たない画像記録装置に対しても、各
記録素子の印字出力濃度のばらつきによる印字出力濃度
ムラ補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像記録装置
の概略構成を示す図である。
【図2】図1の画像記録装置100の制御回路構成を示
すブロック図である。
【図3】図2におけるパターン発生回路110が発生す
る印字出力濃度ムラを補正するためのテストパターンデ
ータの説明図であり、(a)は、シアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の画像信号
の補正する為のテストパターンの全体を示し、(b)
は、ブラック(K)のテストパターンのみを示す。
【図4】図2における補正回路107によって用いられ
る印字出力濃度ムラ補正を行うテーブル群をグラフ化し
た図であり、(a)は選択信号0の場合を示し、(b)
は選択信号3の場合を示す。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る画像記録装置
の概略構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る画像記録装置
の制御回路構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る画像記録装置
の制御回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 画像記録装置 101 入力センサ部 107 補正回路 109 印字ヘッド 112 領域判定回路 113 補正値算出回路 115 γ特性判定回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字出力濃度特性が異なる複数の記録素
    子により、前記複数の記録素子の各々に対応して被記録
    媒体に画像を記録する印字ヘッドと、前記複数の記録素
    子によって記録された画像を読取る読取り手段とを備え
    る画像記録装置において、 前記読取られた画像情報に基づいて前記印字ヘッドの印
    字領域を判定する判定手段と、 前記判定された印字領域における前記読取られた画像情
    報から前記記録素子毎の印字出力濃度補正値を演算する
    演算手段と、 前記読取られた画像情報に基づいて印字ヘッドの階調特
    性を判定する階調判定手段と、 前記判定された階調特性および前記演算された印字出力
    濃度補正値に基づいて所定の補正テーブルを選択する選
    択手段と、 前記選択された所定の補正テーブルに基づいて前記記録
    素子毎に印字出力濃度特性を補正する補正手段とを備え
    ることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記判定された階調特
    性に基づいて前記所定の補正テーブルを含む補正テーブ
    ル群を選択する第1の選択手段と、前記演算された印字
    出力濃度補正値に基づいて前記選択された補正テーブル
    群から前記所定の補正テーブルを選択する第2の選択手
    段とから成ることを特徴とする請求項1記載の画像記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記記録データは、前記記録ヘッド主査
    方向に対して最大可能出力幅分の長さを持つ均一な印字
    出力濃度で構成されたムラ検出パターンデータと、ハイ
    ライト部分の印字出力濃度の異なる複数のパッチで構成
    された階調特性検出パターンデータとから成り、前記読
    取り手段は、前記ムラ検出パターンデータおよび前記階
    調特性検出パターンデータを読取り、前記判定手段は、
    前記読取られたムラ検出パターンデータに基づいて前記
    印字領域を判定し、前記演算手段は、前記判定された印
    字領域における前記読取られたムラ検出パターンデータ
    に基づいて前記記録素子毎の印字出力濃度補正値を演算
    し、前記階調判定手段は、前記読取られた階調特性検出
    パターンデータに基づいて前記階調特性を判定すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記読取り手段は、固定式のラインセン
    サであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記読取り手段は、副査方向に移動する
    単眼のセンサであることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の記録素子によって前記被記録
    媒体に記録された画像情報を読取る外部読取り装置に接
    続された画像記録装置であって、 前記外部読取り装置によって読取られた画像情報を受信
    する受信手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 印字出力濃度特性が異なる複数の他の記
    録素子により、前記複数の他の記録素子の各々に対応し
    て被記録媒体に画像を記録する他の印字ヘッドと、前記
    複数の他の記録素子によって記録された画像を読取る他
    の読取り手段とを備える外部機器にネットワークを介し
    て接続された画像記録装置であって、 前記他の読取り手段によって読取られた画像情報を受信
    する他の受信手段を備えることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 印字出力濃度特性が異なる複数の記録素
    子により、前記複数の記録素子の各々に対応して被記録
    媒体に画像を記録する印字ヘッドと、前記複数の記録素
    子によって記録された画像を読取る読取り手段とを備え
    る画像記録装置の印字出力濃度ムラ補正方法において、 前記読取られた画像情報に基づいて前記印字ヘッドの印
    字領域を判定する判定工程と、 前記判定された印字領域における前記読取られた画像情
    報から前記記録素子毎の印字出力濃度補正値を演算する
    演算工程と、 前記読取られた画像情報に基づいて印字ヘッドの階調特
    性を判定する階調判定工程と、 前記判定された階調特性および前記演算された印字出力
    濃度補正値に基づいて所定の補正テーブルを選択する選
    択工程と、 前記選択された所定の補正テーブルに基づいて前記記録
    素子毎に印字出力濃度特性を補正する補正工程とを有す
    ることを特徴とする印字出力濃度ムラ補正方法。
  9. 【請求項9】 前記選択工程は、前記判定された階調特
    性に基づいて前記所定の補正テーブルを含む補正テーブ
    ル群を選択する第1の選択工程と、前記演算された印字
    出力濃度補正値に基づいて前記選択された補正テーブル
    群から前記所定の補正テーブルを選択する第2の選択工
    程とから成ることを特徴とする請求項8記載の画像記録
    装置の印字出力濃度ムラ補正方法。
  10. 【請求項10】 前記記録データは、前記記録ヘッド主
    査方向に対して最大可能出力幅分の長さを持つ均一な印
    字出力濃度で構成されたムラ検出パターンデータと、ハ
    イライト部分の印字出力濃度の異なる複数のパッチで構
    成された階調特性検出パターンデータとから成り、前記
    読取り手段により、前記ムラ検出パターンデータおよび
    前記階調特性検出パターンデータを読取り、前記判定工
    程で、前記読取られたムラ検出パターンデータに基づい
    て前記印字領域を判定し、前記演算工程で、前記判定さ
    れた印字領域における前記読取られたムラ検出パターン
    データに基づいて前記記録素子毎の印字出力濃度補正値
    を演算することを特徴とする請求項8又は9記載の画像
    記録装置の印字出力濃度ムラ補正方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の記録素子によって前記被記
    録媒体に記録された画像情報を読取る外部読取り装置に
    接続された画像記録装置の印字出力濃度ムラ補正方法で
    あって、 前記外部読取り装置によって読取られた画像情報を受信
    する受信工程を有することを特徴とする請求項8乃至1
    0のいずれか1項に記載の印字出力濃度ムラ補正方法。
  12. 【請求項12】 印字出力濃度特性が異なる複数の他の
    記録素子により、前記複数の他の記録素子の各々に対応
    して被記録媒体に画像を記録する他の印字ヘッドと、前
    記複数の他の記録素子によって記録された画像情報を読
    取る他の読取り手段とを備える外部機器にネットワーク
    を介して接続された画像記録装置の印字出力濃度ムラ補
    正方法であって、 前記他の読取り手段によって読取られた画像情報を受信
    する他の受信工程を有することを特徴とする請求項8乃
    至10のいずれか1項に記載の印字出力濃度ムラ補正方
    法。
  13. 【請求項13】 印字出力濃度特性が異なる複数の記録
    素子により、前記複数の記録素子の各々に対応して被記
    録媒体に画像を記録する印字ヘッドと、前記複数の記録
    素子によって記録された画像を読取る読取り手段とを備
    える画像記録装置の印字出力濃度ムラ補正方法を実行す
    るプログラムを格納した記憶媒体であって、前記プログ
    ラムは、 前記読取られた画像情報に基づいて前記印字ヘッドの印
    字領域を判定する判定モジュールと、 前記判定された印字領域における前記読取られた画像情
    報から前記記録素子毎の印字出力濃度補正値を演算する
    演算モジュールと、 前記読取られた画像情報に基づいて印字ヘッドの階調特
    性を判定する階調判定モジュールと、 前記判定された階調特性および前記演算された印字出力
    濃度補正値に基づいて所定の補正テーブルを選択する選
    択モジュールと、 前記選択された所定の補正テーブルに基づいて前記記録
    素子毎に印字出力濃度特性を補正する補正モジュールと
    を備えたことを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008244814A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成装置の階調調整方法

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