JP2002048024A - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置Info
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Abstract
料圧力を加えて弁部材のリフト量を可変するものがあっ
たが、低リフト時に弁部材の規制位置が確実には定まら
ず、例えば温度等によりリフト量がばらついてしまう不
具合があった。 【解決手段】 弁部材6の同軸上に、軸方向へスライド
可能なリフト規制ピストン12を配置し、このリフト規
制ピストン12のスライド位置を、燃料圧力によって機
械的に切り替える。弁部材6がリフトした際、リフト規
制ピストン12のスライド位置によって、弁部材6のリ
フト量が高リフトと低リフトに切り替えられる。このよ
うに、リフト量を切り替えるリフト規制ピストン12
が、燃料圧力によって機械的に切り替えられるため、高
リフトと低リフトを確実に得ることができる。つまり、
例えば温度等によりリフト量がばらついてしまう不具合
がなく、燃料噴射率の切替制御を安定して行うことがで
きる。
Description
エンジンという)の燃料噴射装置に関するものである。
て、低排出物(NOx、HC、黒煙)および高出力、低
燃費を両立させるために、エンジンの運転条件に応じて
燃料の噴射率を可変することが要求される。この要求を
実現するために、従来技術として、弁部材を付勢するよ
うに2個のバネを用いた2段開弁圧のノズルが公知とな
っている。しかし、この技術では、燃料噴射ポンプから
圧送される燃料圧力は、エンジン運転状態によって変動
するので、エンジンが要求する噴射率を全運転条件に応
じて実現するのは困難である。
公報に開示される従来の燃料噴射弁には、弁部材を噴孔
閉塞方向に燃料圧力を加える圧力室を設けたものがあ
る。これは、ノズル燃料溜りに導入される燃料圧力によ
り噴孔を開放方向へ向ける力と、圧力室の燃料圧力によ
り噴孔を閉塞方向へ向ける力との大小関係により、弁部
材のリフト量を可変するものである。圧力室の圧力は、
圧力室内の高圧燃料を低圧通路へ排出するためのパイロ
ットバルブステムを開閉制御させることで変化するもの
であり、パイロットバルブステムにより圧力室の圧力を
変化させることで、弁部材を段階的にリフトさせるもの
である。
開平8−326619号公報)に開示される従来の燃料
噴射弁では、パイロットバルブステムによって圧力室の
燃料圧力を変化させて、弁部材を段階的にリフトさせる
ものであった。従って、弁部材のリフトを規制した低リ
フトの状態で燃料噴射を行う時、その規制位置が確実に
は定まらず、例えば温度等によりリフト量がばらついて
しまい、要求される燃料噴射量が得られなくなるという
不具合があった。
のであり、その目的は、弁部材のリフトの規制位置を機
械的に決定し、エンジンの全運転状態に応じて要求され
る燃料の噴射率を安定して得ることのできる弁部材のリ
フト量を段階的に制御可能な燃料噴射装置の提供にあ
る。
圧力室の内圧変化によって噴孔の開閉を行う弁部材の動
きが機械的に制御されるとともに、第2圧力室の内圧変
化によってリフト量を決定するリフト規制ピストンの動
きが機械的に制御されるものである。つまり、リフト停
止(閉弁)、低リフト時、高リフト時のぞれぞれにおい
て、弁部材の位置が機械的に決定されるものである。こ
のため、温度等によりリフト量がばらつく不具合がな
く、要求される燃料噴射率を安定して得ることができ
る。
圧力室を順次に変化させて、弁部材とリフト規制ピスト
ンを順次リフトさせる構成を採用しても良い。請求項3
の手段として、弁部材が弁座に着座する閉弁状態の時、
リフト規制ピストンの位置が弁部材を高リフトさせる位
置にあるような構成を採用しても良い。
ンの位置が弁部材を高リフトさせる位置にある時、弁部
材のみが移動して噴孔の開閉を行うことができる構成を
採用しても良い。請求項5の手段として、制御弁が第
1、第2圧力室内の圧力を制御することによって、弁部
材による閉弁、低リフトでの開弁、高リフトでの開弁の
3つの状態を択一的に選択するように設けても良い。
照して説明する。 〔第1実施形態〕図1に示す燃料噴射装置1は、図示し
ないエンジンのエンジンヘッドに挿入搭載され、エンジ
ンの各気筒に燃料を直接噴射するように構成されてい
る。図示しない燃料噴射ポンプから吐出された高圧燃料
は、図示しない蓄圧管の蓄圧室で所定圧に蓄圧されて、
燃料噴射装置1に供給される。燃料噴射ポンプは、エン
ジンの回転数、負荷、吸入燃料圧力、吸入空気量、冷却
水の温度等に従って燃料吐出圧を調節するものである。
ボディ3とは、チップパッキン4をはさみ、リテーニン
グナット5で締結されている。弁部材6は、噴孔7側か
ら、ニードル8、ロッド9、駆動ピストン10から構成
されるものであり、そのスライド量は、噴孔7側の弁座
11と、反噴孔7側に配置されたリフト規制ピストン1
2とによって規制される。ニードル8は、弁ボディ3に
往復自在に支持されるものであり、第1スプリング13
によりロッド9を介して弁ボディ3に形成された弁座1
1に付勢されている。
部材6の駆動ピストン10に当接して、ニードル8のリ
フト位置を低リフトと高リフトの2段階に規制するもの
である。このリフト規制ピストン12は、第2スプリン
グ14により、ニードル8の着座方向に付勢されるもの
であり、この下側に押し付けられた下死点の状態から、
後述する高圧燃料によって、図1に示すように第2スプ
リング14を撓めた上死点までリフトできる。
点までのリフト量、つまり上死点時においてリフト規制
ピストン12の下端面にできる隙間h2 が、リフト規制
ピストン12の最大リフトである。また、リフト規制ピ
ストン12が上死点にあって、ニードル8が弁座11に
押し付けられた状態における駆動ピストン10とリフト
規制ピストン12の間の隙間h1 が、ニードル8の最大
リフト(高リフト)となる。そして、リフト規制ピスト
ン12が下死点にあって、ニードル8が弁座11に押し
付けられた状態では、駆動ピストン10とリフト規制ピ
ストン12の間は隙間(h1 −h2 )となり、これがニ
ードル8の中間規制リフト(低リフト)となる。
弁座11に着座(噴孔7閉塞)し、第1圧力室15が低
圧の時にリフト(噴射)するものである。リフト規制ピ
ストン12は、第2圧力室16が高圧の時にリフトして
弁部材6を高リフト可能な状態にし、第2圧力室16が
低圧の時に着座して弁部材6を低リフト可能な状態にす
るものである。
高圧燃料が供給されるように設けられている。また、第
1圧力室15は、第1燃料通路18、制御弁19を介し
て、燃料排出用の低圧通路20に連通されている。そし
て、制御弁19が第1燃料通路18と低圧通路20とを
遮断することにより、第1圧力室15が高圧燃料によっ
て高圧になり、制御弁19が第1燃料通路18と低圧通
路20とを連通することにより、第1圧力室15の高圧
燃料が排出されて低圧になる。
高圧燃料が供給されるように設けられている。また、第
2圧力室16も、第2燃料通路21、制御弁19を介し
て、燃料排出用の低圧通路20に連通されている。そし
て、制御弁19が第2燃料通路21と低圧通路20とを
遮断することにより、第2圧力室16が高圧燃料によっ
て高圧になり、制御弁19が第2燃料通路21と低圧通
路20とを連通することにより、第2圧力室16の高圧
燃料が排出されて低圧になる。
力室16は、制御弁19によって圧力が制御される。制
御弁19は、図1に示すように、低圧通路20を閉塞し
て、第1圧力室15および第2圧力室16を共に高圧に
する「閉弁モード」と、図2に示すように、第1燃料通
路18、第2燃料通路21および低圧通路20を連通さ
せて、第1圧力室15および第2圧力室16を共に低圧
にする「低リフトモード」と、図3に示すように、第2
燃料通路21のみを閉塞して、第1燃料通路18と低圧
通路20を連通させて、第1圧力室15を低圧にすると
ともに、第2圧力室16を高圧にする「高リフトモー
ド」とを切り替えるものである。
着される電磁弁22の構成部品であり、この電磁弁22
は、ハウジング2の上部とナット23によって締結され
ている。この電磁弁22は、制御弁19の他に、アーマ
チュア24、ボディ25、コイル26、第1コイルバネ
27、第2コイルバネ28等で構成されている。
力によってハウジング2に着座して低圧通路20を閉塞
可能なものであり、低圧通路20が閉塞されることによ
り上述した「閉弁モード」の設定となる。制御弁19の
上部に設けられた円盤状のコア29は、コイル26が通
電されることにより発生する励磁吸引力により上方にリ
フトし、ピン30の下端30aに当接してH1 リフトす
る。この状態の制御弁19は、第1燃料通路18、第2
燃料通路21および低圧通路20を連通させるものであ
り、上述した「低リフトモード」の設定となる。
26に供給される電流値が更に大きい場合では、制御弁
19のコア29に作用する励磁吸引力が大きくなり、制
御弁19とピン30とが上昇して、制御弁19の上シー
ト部19aがボディ25の着座部25aに当接し、制御
弁19がH2 リフトする。この状態の制御弁19は、第
2燃料通路21のみを閉塞して、第1燃料通路18と低
圧通路20を連通させるものであり、上述した「高リフ
トモード」の設定となる。なお、低リフトモードから高
リフトモードへの制御弁19のリフトは、H2 −H1 で
ある。
の開閉動作を制御する第1圧力室15への高圧燃料の供
給は、燃料入口31、高圧通路17、第1入口絞り32
へと順に経由して導入される。高圧状態の第1圧力室1
5を低圧状態(噴孔7開弁)に変化させるためには、制
御弁19をリフトさせてハウジング2に形成された低圧
通路20を開く。すると、第1圧力室15に供給された
高圧燃料は、第1燃料通路18、バルブ燃料室33、低
圧通路20へと順に排出されて燃料タンク34へ至る。
ここで、低圧通路20の出口絞り35の流路面積は、第
1入口絞り32の流路面積よりも大きく設けられてい
る。
ニードル8のリフト量を制御する第2圧力室16への高
圧燃料の供給は、燃料入口31、高圧通路17、第2入
口絞り36を経て第2圧力室16に供給される。ニード
ル8と共同する駆動ピストン10がリフトをする前で
は、高圧通路17内の高圧燃料が第2入口絞り36を経
由して第2圧力室16に供給され、その力によってリフ
ト規制ピストン12は第2スプリング14を撓めて上死
点に到達している。
低圧状態(低リフト)に変化させるためには、図2に示
すように、制御弁19を中間位置、即ち制御弁19のコ
ア29がピン30の下端30aに当接してH1 リフトし
た状態で停止させる。この状態では、第2燃料通路21
と低圧通路20が連通し、第2圧力室16に供給された
高圧燃料が、第2燃料通路21、バルブ燃料室33、低
圧通路20へと順に排出されて燃料タンク34へ至る。
ここで、低圧通路20の出口絞り35の流路面積は、第
2入口絞り36の流路面積よりも大きく設けられてい
る。この実施形態の構成では、第2圧力室16を低圧状
態に変化させる時は、制御弁19を中間位置にするの
で、第1燃料通路18と低圧通路20が連通して第1圧
力室15も低圧状態に変化する。このため、リフト規制
ピストン12を作動させるタイミングは、駆動ピストン
10の作動に同期して行うものである。
力室16の内部燃料圧力を変化させることで駆動ピスト
ン10とリフト規制ピストン12をそれぞれリフトさせ
て、ニードル8のリフトおよびリフト量の規制を行って
いる。そして、このニードル8を弁座11に着座するこ
とにより複数個の噴孔7を閉塞している。そして、低リ
フトで開口する噴孔7と、高リフトで開口する噴孔7を
備えることにより、噴射率を可変可能な構成としてい
る。
置1の作動を図1〜図3を用いて説明する。まず、図示
しない燃料噴射ポンプから燃料が吐出され、図示しない
蓄圧管に送出される。蓄圧管の蓄圧室で所定の燃料圧に
蓄圧された高圧燃料は、燃料噴射装置1の燃料入口31
に供給される。また、図示しないエンジン制御装置(E
CU)により、エンジンの運転条件に応じた制御弁19
の駆動電流が生成され、コイル26に供給される。駆動
電流値が低い場合は、小さい励磁吸引力により制御弁1
9が第1コイルバネ27を撓めて上方にH1 リフトす
る。また、駆動電流値が高い場合は、大きい励磁吸引力
により制御弁19が第1、第2コイルバネ27、28を
撓めてH2 リフトする。
イル26に高い電流が流れ、コイル26の励磁吸引力が
大きく、図3に示すように、制御弁19がH2 リフトし
て制御弁19の上シート部19aがボディ25の着座部
25aに当接する。この状態では、第2燃料通路21が
閉塞して、第1燃料通路18と低圧通路20が連通す
る。
18と出口絞り35を介して低圧通路20に連通する。
第1入口絞り32より出口絞り35の流路面積が大きく
設定されているため、流入燃料よりも流出燃料が多く、
第1圧力室15の燃料圧力は低下し始める。第1圧力室
15の燃料圧力が低下し、第1スプリング13の設定荷
重と第1圧力室15の燃料圧力から受ける力との合力で
ある噴孔7閉塞方向の力が、ニードル8を押し上げる力
より小さくなると、ニードル8がリフトを開始する。
御弁19の上シート部19aがボディ25の着座部25
aに当接して第2燃料通路21を閉塞した状態であり、
高圧状態が維持され、リフト規制ピストン12は上死点
に停止している(h2 リフト状態)。従って、ニードル
8は、上死点に停止しているリフト規制ピストン12に
当接するまでリフトし、h1 リフトして停止する(高リ
フト)。
26への駆動電流の供給が停止され、制御弁19が閉弁
し、低圧通路20を閉塞する(図1の状態)。すると、
第1入口絞り32からの高圧燃料により第1圧力室15
が高圧状態に移り、ニードル8と協動する駆動ピストン
10が閉弁方向に移動する。この時も、第2圧力室16
が高圧状態が保たれるため、リフト規制ピストン12は
上死点で停止したままである。
イル26に低い電流が流れ、コイル26の励磁吸引力が
小さく、図2に示すように、制御弁19が第1リフト量
H1の位置までリフトし、制御弁19のコア29がピン
30の下端30aに当接して停止する。この状態では、
第1燃料通路18および第2燃料通路21が、低圧通路
20に連通する。
すると、第1圧力室15の燃料圧力が低下し、第1スプ
リング13の設定荷重と第1圧力室15の燃料圧力から
受ける力とを合せた力が低下することにより、高圧通路
17から供給される燃料圧力によりニードル8が第1ス
プリング13に抗して押し上げられ、ロッド9を介して
駆動ピストン10が持ち上げられ、ニードル8がリフト
を開始する。
21と出口絞り35を介して低圧通路20に連通する。
第2入口絞り36より出口絞り35の流路面積が大きく
設定されているため、流入燃料よりも流出燃料が多く、
第1圧力室15とともに第2圧力室16の燃料圧力も低
下する。第2スプリング14の荷重より、第2圧力室1
6および第1圧力室15による荷重が小さくなると、リ
フト規制ピストン12は下方へリフトし、下死点で着座
する。ここで、第2スプリング14の荷重で停止状態を
維持する。この時のリフト規制ピストン12の移動量は
h2 である。このため、ニードル8は、下死点で停止し
ているリフト規制ピストン12に当接するまでリフト
し、h1 −h2 リフトして停止する(低リフト)。
26への駆動電流の供給が停止され、制御弁19が閉弁
し、低圧通路20を閉塞する(図1の状態)。すると、
第1入口絞り32からの高圧燃料により第1圧力室15
が高圧状態に移り、ニードル8と協動する駆動ピストン
10が閉弁方向に移動する。また、第2入口絞り36か
らの高圧燃料により第2圧力室16も高圧状態に移り、
リフト規制ピストン12が上死点に移動する。そして、
第1圧力室15が高圧状態となることにより、駆動ピス
トン10が押し下げられ、ニードル8が弁座11に着座
し、噴孔7を完全に閉塞する。
作動させるにあたり、前述の第1、第2の噴射作動形態
の切り替えとともに、低リフトで開口する噴孔7と、高
リフトで開口する噴孔7とを設けることにより、噴射率
を変更可能な構成とすることができる。つまり、例え
ば、エンジンの高速高負荷運転時には、第1の噴射作動
形態によって噴射率を大きくし、低速低負荷運転時に
は、第2の噴射作動形態によって噴射率を小さくする。
この噴射形態の切替制御は、エンジンの制御装置(EC
U)による駆動電流値を、高い電流値と低い電流値とで
切り替えることで実施できる。
は、上述したように、機械的に切替設定されるリフト規
制ピストン12の位置により、高リフトと低リフトの切
替を実施できる。つまり、高リフトと低リフトを確実に
得ることができ、燃料噴射率の切替制御を安定して行う
ことができるため、高い信頼性を得ることができる。
態では、第1の噴射形態を採用する。このため、制御弁
19がフルリフト状態(図3の状態)となり、開口流路
面積が大きく、且つ弁部材6だけが作動して、リフト規
制ピストン12は停止したままであるため、高い応答性
でニードル8をリフトでき、高い性能を得ることができ
る。
いて説明する。図4は、第2実施形態による燃料噴射装
置1の断面図である。なお、第1実施形態と同一機能物
は同一符号を付して説明を省略する。第2実施形態の燃
料噴射装置1は、第1実施形態に対し、駆動ピストン1
0およびリフト規制ピストン12にそれぞれ面する第1
圧力室15および第2圧力室16の燃料圧力を電磁弁2
2により制御し、ニードル8のリフト量を変化させて、
噴射率を自由に設定可能とした点は同じであるが、第1
圧力室15への高圧燃料のとり回しが異なるものであ
る。
圧通路17で分岐し、第1、第2圧力室15、16のそ
れぞれに並列に導入され、そのまま並列で制御弁19ま
で燃料通路が設けられていたが、この第2実施形態で
は、高圧通路17、第2圧力室16、バルブ燃料室3
3、第1圧力室15と直列に繋がれており、第1圧力室
15への高圧燃料の導入が第2圧力室16を介して行わ
れるものである。それ以外の構成および作動は第1実施
形態と同じであるので説明は省略する。
1、第2圧力室15、16への高圧燃料の供給が直列で
あるため、応答性の面では第1実施形態より劣るが、第
1実施形態で示した第1入口絞り32が不要であるた
め、製造および調節に要するコストを抑えることができ
る。
いて説明する。図5は、第3実施形態による燃料噴射装
置1の断面図である。なお、上記実施形態と同一機能物
は同一符号を付して説明を省略する。第3実施形態の燃
料噴射装置1は、第1実施形態に対し、駆動ピストン1
0およびリフト規制ピストン12にそれぞれ面する第1
圧力室15および第2圧力室16の燃料圧力を電磁弁2
2により制御し、ニードル8のリフト量を変化させて、
噴射率を自由に設定可能とした点は同じであるが、リフ
ト規制ピストン12に面する第2圧力室16の位置、お
よび第2スプリング14の位置が異なるものである。
8の閉弁状態においてリフト規制ピストン12が上死点
にあることは同じであるが、その位置を定めるのに、第
1実施形態では第2圧力室16がリフト規制ピストン1
2のニードル8側にあって、その反対側に第2スプリン
グ14が配置されていたのに対し、この第3実施形態で
は、第2圧力室16がリフト規制ピストン12の反ニー
ドル8側に配置され、第2スプリング14がニードル8
側に配置されている。従って、ニードル8の閉弁状態で
は、第2圧力室16の圧力は低圧状態にされており、リ
フト規制ピストン12は第2スプリング14の荷重によ
り上死点に押圧されている。
第2圧力室16の高圧・低圧状態が第1実施形態と逆に
なる。制御弁19の周りの通路の配置は、上記第2圧力
室16の圧力状態の変化に従って、電磁弁22の停止時
に制御弁19が閉じる通路が第1実施形態では低圧通路
20であったものが、この第3実施形態では第1圧力室
15に通じる第1燃料通路18とし、低圧通路20は常
時開放状態で、バルブ燃料室33に連通する構成を採用
するものである。
御弁19は第1燃料通路18の出口を閉じるため、第1
入口絞り32からの高圧燃料によって第1圧力室15は
高圧状態となる。この時、制御弁19の上シート部19
aがボディ25の着座部25aと離れた状態にあるた
め、第2燃料通路21が低圧通路20と連通して、第2
圧力室16は低圧状態となる。この状態では、第2圧力
室16による下方への荷重よりも、第2スプリング14
による上方への荷重が大きく、リフト規制ピストン12
は上方へリフトされる。
6に小さい電流が与えられ、制御弁19が第1リフト量
H1 の位置までリフトした状態では、第1燃料通路18
の出口が開弁し、第1圧力室15が低圧状態に変化す
る。第2圧力室16は、低圧状態のままで、リフト規制
ピストン12は上死点に停止しているので、駆動ピスト
ン10は、上死点で停止しているリフト規制ピストン1
2に当接するまでリフトして停止する(高リフト)。
への駆動電流の供給が停止され、制御弁19が閉弁して
第1燃料通路18を再び閉塞すると、第1入口絞り32
からの高圧燃料により第1圧力室15が高圧状態に移
り、駆動ピストン10が閉弁方向に移動してニードル8
が弁座11に着座して噴孔7を閉塞する。
6に大きい電流が与えられ、制御弁19が第2リフト量
H2 の位置までリフトすると、第1燃料通路18の出口
が開弁し、第1圧力室15が低圧状態に変化して、駆動
ピストン10が開弁方向に移動を開始し、ニードル8の
リフトが開始する。この時、第2燃料通路21の出口が
制御弁19によって閉じられるため、第2入口絞り36
からの高圧燃料により第2圧力室16が高圧状態に移
り、リフト規制ピストン12が第2スプリング14の荷
重に打ち勝って下方へ移動して下死点に着座する。従っ
て、上昇する駆動ピストン10は、下死点に着座するリ
フト規制ピストン12に当接して上昇が停止するため、
ニードル8のリフト量はh1 −h2 の規制リフト状態と
なる(低リフト)。
への駆動電流の供給が停止され、制御弁19が閉弁して
第1燃料通路18を再び閉じ、第2燃料通路21を再び
低圧通路20と連通させることにより、第1入口絞り3
2からの高圧燃料により第1圧力室15が高圧状態に移
り、駆動ピストン10が閉弁方向に移動してニードル8
が弁座11に着座して噴孔7を閉塞するとともに、第2
圧力室16が低圧状態に移り、リフト規制ピストン12
が第2スプリング14の付勢力によって上方へ移動して
上死点で停止する。
では、閉弁状態において常時、第2入口絞り36、第2
圧力室16、第2燃料通路21、バルブ燃料室33、低
圧通路20を通る燃料の流れが存在するので、噴射圧力
が比較的低いエンジン向きであるが、駆動ピストン10
のリフト規制を油圧による荷重で行うため、確実な規制
が可能になるとともに、応答性も向上する。
いて説明する。図6は、第4実施形態による燃料噴射装
置1の要部断面図である。なお、上記実施形態と同一機
能物は同一符号を付して説明を省略する。
12の形状以外、上記第3実施形態と同じであり、説明
は省略する。この実施例では、第3実施形態と同様、リ
フト規制ピストン12の上側に第2圧力室16があるた
め、第1圧力室15とリフト規制ピストン12の下側を
区切る必要がない。そこで、第3実施形態では2つあっ
たリフト規制ピストン12の円柱状摺動部のうち、下側
の小径摺動部を廃止したものである。なお、作動は第3
実施形態と同じであり説明は省略する。この第4実施形
態では、リフト規制ピストン12の形状が単純化するた
め、製造コストを安価に抑えることができる。
電磁弁22を用いて制御弁19を駆動する例を示した
が、電磁弁22に代えて電歪型のアクチェータを用いる
など、他のアクチェータを用いて制御弁19を駆動して
も良い。また、各燃料通路のとり回しや、第1スプリン
グ13、第2スプリング14の配置状態等も、実施形態
の例に限定されるものでなく、適宜変更可能なものであ
る。
態)。
ある(第1実施形態)。
(第1実施形態)。
態)。
態)。
態)。
Claims (5)
- 【請求項1】(a)噴孔を開閉する弁部材と、 (b)前記噴孔の燃料上流側に弁座を有するものであ
り、前記弁部材が前記弁座に着座することにより前記噴
孔を閉塞し、前記弁部材が前記弁座から離座することに
より前記噴孔を開放する弁ボディと、 (c)前記弁部材が前記弁座から離座してリフトした際
に、そのリフトした弁部材に当接することにより、前記
弁部材のリフト位置を、リフト量の少ない低リフトとリ
フト量の多い高リフトとに切り替えるリフト規制ピスト
ンと、 (d)高圧燃料の給排によって前記弁部材の駆動を制御
する第1圧力室と、 (e)高圧燃料の給排によって前記リフト規制ピストン
の駆動を制御する第2圧力室と、 (f)前記第1圧力室内の圧力および前記第2圧力室内
の圧力を切り替えることにより、前記弁部材および前記
リフト規制ピストンの動きを制御する制御弁と、を備え
る燃料噴射装置。 - 【請求項2】請求項1の燃料噴射装置において、 前記制御弁は、前記第1圧力室と前記第2圧力室を順次
に変化させて前記弁部材と前記リフト規制ピストンを順
次リフトさせる構成であることを特徴とする燃料噴射装
置。 - 【請求項3】請求項1または請求項2の燃料噴射装置に
おいて、 前記弁部材が前記弁座に着座する閉弁状態の時、前記リ
フト規制ピストンの位置は、前記弁部材を高リフトさせ
る位置にあることを特徴とする燃料噴射装置。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの燃料
噴射装置において、 前記リフト規制ピストンの位置が、前記弁部材を高リフ
トさせる位置にある時、前記弁部材のみが移動して前記
噴孔の開閉を行うことを特徴とする燃料噴射装置。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかの燃料
噴射装置において、 前記制御弁は、前記第1、第2圧力室内の圧力を制御す
ることによって、前記弁部材による閉弁、低リフトでの
開弁、高リフトでの開弁の3つの状態を択一的に選択す
ることを特徴とする燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000232798A JP4154839B2 (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | 燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000232798A JP4154839B2 (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | 燃料噴射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002048024A true JP2002048024A (ja) | 2002-02-15 |
| JP4154839B2 JP4154839B2 (ja) | 2008-09-24 |
Family
ID=18725419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000232798A Expired - Fee Related JP4154839B2 (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | 燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4154839B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101328757B1 (ko) * | 2009-10-28 | 2013-11-13 | 현대중공업 주식회사 | 디젤 엔진용 2단 연료 분사밸브 |
| KR101638815B1 (ko) * | 2016-01-07 | 2016-07-25 | 한빛정공(주) | 4 행정용 인젝션 밸브 |
| CN115450811A (zh) * | 2022-09-01 | 2022-12-09 | 哈尔滨工程大学 | 基于针阀升程调节的可变喷油规律电控喷油器 |
-
2000
- 2000-08-01 JP JP2000232798A patent/JP4154839B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101328757B1 (ko) * | 2009-10-28 | 2013-11-13 | 현대중공업 주식회사 | 디젤 엔진용 2단 연료 분사밸브 |
| KR101638815B1 (ko) * | 2016-01-07 | 2016-07-25 | 한빛정공(주) | 4 행정용 인젝션 밸브 |
| CN115450811A (zh) * | 2022-09-01 | 2022-12-09 | 哈尔滨工程大学 | 基于针阀升程调节的可变喷油规律电控喷油器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4154839B2 (ja) | 2008-09-24 |
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| JPH0461189B2 (ja) |
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