JP2002052425A - 部品の組付け補助装置 - Google Patents
部品の組付け補助装置Info
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- window glass
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- component holder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば、自動車ボディのウインド開口部にウ
インドガラスを精度よく組み付ける作業において、従来
の組付け補助装置は、ロードセルにより検知したウイン
ドガラスの重量に合わせて昇降モータのトルクを制御す
る構成であったため、機械的構造および昇降モータの制
御が複雑になってコストが嵩む問題があった。本発明
は、簡易な構成かつ低コストで同様の機能を得ることが
できる部品の組付け補助装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 車両ボディBと同期して上方を移動する
移動台車と、移動台車に取り付けた吊り下げ装置20
と、吊り下げ装置20により吊り下げ状態でウインドガ
ラスGを吸着保持する部品保持具30を備え、吊り下げ
装置20の引き上げ力FによりウインドガラスGと部品
保持具30をほぼ無重量状態で吊り下げて、作業者が小
さな力でウインドガラスGを任意の方向に移動させるこ
とができる構成とする。
インドガラスを精度よく組み付ける作業において、従来
の組付け補助装置は、ロードセルにより検知したウイン
ドガラスの重量に合わせて昇降モータのトルクを制御す
る構成であったため、機械的構造および昇降モータの制
御が複雑になってコストが嵩む問題があった。本発明
は、簡易な構成かつ低コストで同様の機能を得ることが
できる部品の組付け補助装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 車両ボディBと同期して上方を移動する
移動台車と、移動台車に取り付けた吊り下げ装置20
と、吊り下げ装置20により吊り下げ状態でウインドガ
ラスGを吸着保持する部品保持具30を備え、吊り下げ
装置20の引き上げ力FによりウインドガラスGと部品
保持具30をほぼ無重量状態で吊り下げて、作業者が小
さな力でウインドガラスGを任意の方向に移動させるこ
とができる構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
組立て作業において、ウインドガラスを車両ボディのウ
インド開口部に組み付ける作業を行う際に好適な部品の
組付け補助装置に関する。
組立て作業において、ウインドガラスを車両ボディのウ
インド開口部に組み付ける作業を行う際に好適な部品の
組付け補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば上記のように車両ボディ
のウインド開口部にウインドガラスを取り付ける作業で
は、ウインドガラスを所定の保管位置から車両ボディの
ウインド開口部にまで搬送し、然る後このウインドガラ
スをウインド開口部に対して位置合わせしながら接着す
る作業が行われるのであるが、この作業を人手のみによ
って行うことはウインドガラスの大きさおよび重量を考
慮すれば作業者にとって大きな労力を強いることにな
る。一方、ウインドガラスをウインド開口部に対して精
確に位置決めしつつ接着する作業を、機械装置にて自動
化しようとするとその周辺装置も含めて構成が複雑かつ
コスト高となる割には高い信頼性を得ることが困難であ
る問題があった。このため、従来より人手によるウイン
ドガラスの搬送、接着作業を補助するための装置が提供
されている。
のウインド開口部にウインドガラスを取り付ける作業で
は、ウインドガラスを所定の保管位置から車両ボディの
ウインド開口部にまで搬送し、然る後このウインドガラ
スをウインド開口部に対して位置合わせしながら接着す
る作業が行われるのであるが、この作業を人手のみによ
って行うことはウインドガラスの大きさおよび重量を考
慮すれば作業者にとって大きな労力を強いることにな
る。一方、ウインドガラスをウインド開口部に対して精
確に位置決めしつつ接着する作業を、機械装置にて自動
化しようとするとその周辺装置も含めて構成が複雑かつ
コスト高となる割には高い信頼性を得ることが困難であ
る問題があった。このため、従来より人手によるウイン
ドガラスの搬送、接着作業を補助するための装置が提供
されている。
【0003】このウインドガラス組付け補助装置とし
て、従来例えば特開平7−137675号公報に開示さ
れたものがあった。この従来のウインドガラス組付け補
助装置は、昇降モータを駆動源とする昇降装置と、該昇
降装置により昇降動する昇降ベースと、該昇降ベースに
設けられ、ウインドガラスを吸着保持してあらゆる方向
に位置調整可能に支持する真空吸着パッドを備え、ロー
ドセル(荷重センサ)により検知するウインドガラスの
重量に基づいて昇降モータに必要なトルクを発揮させ、
これによりウインドガラスの重量を支持する上向きの力
を与える構成としたもので、この補助装置によれば作業
者は僅かな力でウインドガラスの搬送および位置調整を
行うことができた。
て、従来例えば特開平7−137675号公報に開示さ
れたものがあった。この従来のウインドガラス組付け補
助装置は、昇降モータを駆動源とする昇降装置と、該昇
降装置により昇降動する昇降ベースと、該昇降ベースに
設けられ、ウインドガラスを吸着保持してあらゆる方向
に位置調整可能に支持する真空吸着パッドを備え、ロー
ドセル(荷重センサ)により検知するウインドガラスの
重量に基づいて昇降モータに必要なトルクを発揮させ、
これによりウインドガラスの重量を支持する上向きの力
を与える構成としたもので、この補助装置によれば作業
者は僅かな力でウインドガラスの搬送および位置調整を
行うことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のウインドガラス組付け補助装置は、ロードセルによ
り検知したウインドガラスの重量に合わせて昇降モータ
のトルクを制御する構成であったため、機械的構造およ
び昇降モータの制御が複雑になってコストが嵩む問題が
あった。本発明は、簡易な構成かつ低コストで同様の機
能を得ることができる部品の組付け補助装置を提供する
ことを目的とする。
来のウインドガラス組付け補助装置は、ロードセルによ
り検知したウインドガラスの重量に合わせて昇降モータ
のトルクを制御する構成であったため、機械的構造およ
び昇降モータの制御が複雑になってコストが嵩む問題が
あった。本発明は、簡易な構成かつ低コストで同様の機
能を得ることができる部品の組付け補助装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は前記
各請求項に記載した構成の組付け補助装置とした。請求
項1記載の組付け補助装置によれば、吊り下げ装置の引
き上げ力を第1引き上げ力に高めると、該第1引き上げ
力によって部品を保持した状態の部品保持具が上方に引
き上げられて押し下げ装置に保持される(組付け待機状
態)。第1引き上げ力は、部品保持具と部品の合計重量
Wt(=Wj+Wp)よりも大きな力に設定されている
ので、この組付け待機状態において、部品を保持した部
品保持具は押し下げ装置に強固に保持される。本明細書
において、第1引き上げ力が、部品保持具と部品の合計
重量Wtよりも「大きい」との記載は、部品を保持した
部品保持具に対して組付け作業者が下方へ移動させるた
めの操作力を加えても該部品保持具を押し下げ装置から
離脱させることができない程度に大きいことを意味して
いる。すなわち、「(合計重量Wt+組付け作業者の操
作力)<第1引き上げ力」であることを意味している。
各請求項に記載した構成の組付け補助装置とした。請求
項1記載の組付け補助装置によれば、吊り下げ装置の引
き上げ力を第1引き上げ力に高めると、該第1引き上げ
力によって部品を保持した状態の部品保持具が上方に引
き上げられて押し下げ装置に保持される(組付け待機状
態)。第1引き上げ力は、部品保持具と部品の合計重量
Wt(=Wj+Wp)よりも大きな力に設定されている
ので、この組付け待機状態において、部品を保持した部
品保持具は押し下げ装置に強固に保持される。本明細書
において、第1引き上げ力が、部品保持具と部品の合計
重量Wtよりも「大きい」との記載は、部品を保持した
部品保持具に対して組付け作業者が下方へ移動させるた
めの操作力を加えても該部品保持具を押し下げ装置から
離脱させることができない程度に大きいことを意味して
いる。すなわち、「(合計重量Wt+組付け作業者の操
作力)<第1引き上げ力」であることを意味している。
【0006】次に、この組付け待機状態から吊り下げ装
置の引き上げ力を第2引き上げ力に低下させると、部品
を保持した部品保持具をほぼ無重量状態とすることがで
き、これにより組付け作業者はこれらをきわめて小さな
操作力で押し下げ装置から離脱させて下方の組付け対象
物に向けて移動させることができる。本明細書におい
て、第2引き上げ力が、部品保持具と部品の合計重量W
tと「ほぼ等しい」との記載は、数値的に等しい厳密な
無重量状態の場合(第2引き上げ力=Wt)のみなら
ず、第2引き上げ力>Wtであってもその差が僅かであ
るために組付け作業者の操作力により部品保持具を下方
へ楽に移動させることができる場合、逆に第2引き上げ
力<Wtであってもその差が僅かであるために組付け作
業者の操作力により部品保持具を落下しないよう楽に位
置保持できる場合を含み、無重量状態に極めて近い状態
をいうものとする。
置の引き上げ力を第2引き上げ力に低下させると、部品
を保持した部品保持具をほぼ無重量状態とすることがで
き、これにより組付け作業者はこれらをきわめて小さな
操作力で押し下げ装置から離脱させて下方の組付け対象
物に向けて移動させることができる。本明細書におい
て、第2引き上げ力が、部品保持具と部品の合計重量W
tと「ほぼ等しい」との記載は、数値的に等しい厳密な
無重量状態の場合(第2引き上げ力=Wt)のみなら
ず、第2引き上げ力>Wtであってもその差が僅かであ
るために組付け作業者の操作力により部品保持具を下方
へ楽に移動させることができる場合、逆に第2引き上げ
力<Wtであってもその差が僅かであるために組付け作
業者の操作力により部品保持具を落下しないよう楽に位
置保持できる場合を含み、無重量状態に極めて近い状態
をいうものとする。
【0007】また、本明細書において、吊り下げ装置の
引き上げ力とは、吊り下げ装置に吊り下げられた部品保
持具および部品を上方へ持ち上げるための力をいう。こ
の請求項1記載の構成を例えば車両用ウインドガラスを
車両ボディ開口部に組み付ける際の補助装置として適用
する場合、組付け作業者はウインドガラスおよびこれを
保持する部品保持具を実際の合計重量Wtよりも軽い力
で移動操作することができるので、組付け作業者は僅か
な操作力で楽にウインドガラスの組付け作業を行うこと
ができる。このようにロードセルを用いて昇降モータの
出力トルクを調整する従来構成とは異なり、吊り下げ装
置の引き上げ力を利用して部品に対して重力方向上向き
の力を与える構成であるので、より簡易な構成で同等の
作用効果を得ることができる。また、請求項1記載の組
付け補助装置によれば、押し下げ装置を下方へ移動させ
ることにより部品および部品保持具を組付け作業者の操
作によることなく組付け対象物に接近させることができ
る。押し下げ装置を下方へ移動させて部品を組み付け対
象物の近傍にまで移動させた後、吊り下げ装置の引き上
げ力を第2引き上げ力に切り換えることにより、組付け
作業者の操作により部品保持具を移動させて部品を組付
け対象物に組み付けることができ、これにより組付け作
業者による部品および部品保持具の移動距離を極力少な
くして該組付け作業者の労力をさらに低減させることが
できる。請求項2記載の組付け補助装置によれば、上記
作用効果に加えて、部品保持具から部品を離脱させて該
部品保持具を単独で無重量状態で吊り下げることがで
き、これにより組付け作業者は該部品保持具を極めて小
さな操作力で移動させることができる。
引き上げ力とは、吊り下げ装置に吊り下げられた部品保
持具および部品を上方へ持ち上げるための力をいう。こ
の請求項1記載の構成を例えば車両用ウインドガラスを
車両ボディ開口部に組み付ける際の補助装置として適用
する場合、組付け作業者はウインドガラスおよびこれを
保持する部品保持具を実際の合計重量Wtよりも軽い力
で移動操作することができるので、組付け作業者は僅か
な操作力で楽にウインドガラスの組付け作業を行うこと
ができる。このようにロードセルを用いて昇降モータの
出力トルクを調整する従来構成とは異なり、吊り下げ装
置の引き上げ力を利用して部品に対して重力方向上向き
の力を与える構成であるので、より簡易な構成で同等の
作用効果を得ることができる。また、請求項1記載の組
付け補助装置によれば、押し下げ装置を下方へ移動させ
ることにより部品および部品保持具を組付け作業者の操
作によることなく組付け対象物に接近させることができ
る。押し下げ装置を下方へ移動させて部品を組み付け対
象物の近傍にまで移動させた後、吊り下げ装置の引き上
げ力を第2引き上げ力に切り換えることにより、組付け
作業者の操作により部品保持具を移動させて部品を組付
け対象物に組み付けることができ、これにより組付け作
業者による部品および部品保持具の移動距離を極力少な
くして該組付け作業者の労力をさらに低減させることが
できる。請求項2記載の組付け補助装置によれば、上記
作用効果に加えて、部品保持具から部品を離脱させて該
部品保持具を単独で無重量状態で吊り下げることがで
き、これにより組付け作業者は該部品保持具を極めて小
さな操作力で移動させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図5に基づいて説明する。図1は、本実施形態の組付け
補助装置1を示している。本実施形態では、この組付け
補助装置1により組み付けられる部品の一例として、自
動車のウインドガラスG(重量Wp)を例示する。本実
施形態の組付け補助装置1は、組立てライン上を移動す
る車両ボディBに同期して該車両ボディBの上方を移動
する移動台車10と、該移動台車10に取り付けた2基
の吊り下げ装置20,20と、該吊り下げ装置20,2
0により巻き上げられるケーブル21,21を介して吊
り下げられ、該吊り下げ状態で前記ウインドガラスGを
保持する部品保持具30(重量Wj)を備えている。
図5に基づいて説明する。図1は、本実施形態の組付け
補助装置1を示している。本実施形態では、この組付け
補助装置1により組み付けられる部品の一例として、自
動車のウインドガラスG(重量Wp)を例示する。本実
施形態の組付け補助装置1は、組立てライン上を移動す
る車両ボディBに同期して該車両ボディBの上方を移動
する移動台車10と、該移動台車10に取り付けた2基
の吊り下げ装置20,20と、該吊り下げ装置20,2
0により巻き上げられるケーブル21,21を介して吊
り下げられ、該吊り下げ状態で前記ウインドガラスGを
保持する部品保持具30(重量Wj)を備えている。
【0009】車両ボディBの組立てラインの上方には、
2本のレール11,11が相互に平行に取り付けられて
おり、このレール11,11を介して移動台車10が組
立てラインの上方に沿って移動可能に支持されている。
この移動台車10は、レール11,11に沿って移動す
るための駆動装置12を備えている。組立てラインに沿
って車両ボディBが一定の位置に至ると、この駆動装置
12が起動して当該組付け補助装置1が車両ボディBに
同期して移動する。また、車両ボディBに対するウイン
ドガラスGの組付けが完了すると、駆動装置12が逆方
向に作動して当該組付け補助装置1が原位置に戻され
る。移動台車10の下面側にはフレーム13を介して2
基の吊り下げ装置20,20が取り付けられている。本
実施形態では、この吊り下げ装置20に従来公知の圧縮
エア式のバランスホイスト装置が用いられている。以
下、その構成および機能について簡単に説明する。この
従来公知の吊り下げ装置20の概略の構成を図5に示し
た。この吊り下げ装置20はケーシング50と、該ケー
シング50に内装したねじ軸51と、該ケーシング50
に内装され、圧縮エアによりねじ軸51に沿って移動す
るピストン52と、該ピストン52と一体で移動し、移
動することによりねじ軸51に対して回転するナット5
3と、該ナット53と一体に設けたリール54と、該リ
ール54の回転により上方へ巻き取り、また吊り下げた
物体(本発明の場合、部品保持具および部品)の重量に
より下方へ繰り出されるケーブル21を備えている。
2本のレール11,11が相互に平行に取り付けられて
おり、このレール11,11を介して移動台車10が組
立てラインの上方に沿って移動可能に支持されている。
この移動台車10は、レール11,11に沿って移動す
るための駆動装置12を備えている。組立てラインに沿
って車両ボディBが一定の位置に至ると、この駆動装置
12が起動して当該組付け補助装置1が車両ボディBに
同期して移動する。また、車両ボディBに対するウイン
ドガラスGの組付けが完了すると、駆動装置12が逆方
向に作動して当該組付け補助装置1が原位置に戻され
る。移動台車10の下面側にはフレーム13を介して2
基の吊り下げ装置20,20が取り付けられている。本
実施形態では、この吊り下げ装置20に従来公知の圧縮
エア式のバランスホイスト装置が用いられている。以
下、その構成および機能について簡単に説明する。この
従来公知の吊り下げ装置20の概略の構成を図5に示し
た。この吊り下げ装置20はケーシング50と、該ケー
シング50に内装したねじ軸51と、該ケーシング50
に内装され、圧縮エアによりねじ軸51に沿って移動す
るピストン52と、該ピストン52と一体で移動し、移
動することによりねじ軸51に対して回転するナット5
3と、該ナット53と一体に設けたリール54と、該リ
ール54の回転により上方へ巻き取り、また吊り下げた
物体(本発明の場合、部品保持具および部品)の重量に
より下方へ繰り出されるケーブル21を備えている。
【0010】係る構成によれば、ケーシング50のエア
供給口55を経てピストン52の上室56に圧縮エアを
供給すると、ピストン52がねじ軸51に沿って移動す
るためナット53がねじ軸51に対して回転し、これに
よりリール54が一定のトルクで回転してケーブル21
が巻き上げられる。リール54の回転トルクすなわちケ
ーブル21の引き上げ力Fは、図示省略した供給圧制御
回路を経て供給する圧縮エアの圧力Pを変化させること
によって任意に調整することができる。本実施形態で
は、後述するように、第1〜第3吊り下げ力F1,F
2,F3の3段階に切り換えられる。なお、当該吊り下
げ装置20,20に圧縮エアを供給し、また供給する圧
縮エアの圧力Pを3段階に切り換えるための供給圧制御
回路については、従来公知の空圧回路を適宜用いれば足
りるのでその説明を省略する。
供給口55を経てピストン52の上室56に圧縮エアを
供給すると、ピストン52がねじ軸51に沿って移動す
るためナット53がねじ軸51に対して回転し、これに
よりリール54が一定のトルクで回転してケーブル21
が巻き上げられる。リール54の回転トルクすなわちケ
ーブル21の引き上げ力Fは、図示省略した供給圧制御
回路を経て供給する圧縮エアの圧力Pを変化させること
によって任意に調整することができる。本実施形態で
は、後述するように、第1〜第3吊り下げ力F1,F
2,F3の3段階に切り換えられる。なお、当該吊り下
げ装置20,20に圧縮エアを供給し、また供給する圧
縮エアの圧力Pを3段階に切り換えるための供給圧制御
回路については、従来公知の空圧回路を適宜用いれば足
りるのでその説明を省略する。
【0011】2台の吊り下げ装置20,20のそれぞれ
から下方へ引き出される2本のケーブル21,21の先
端側は、1台の部品保持具30の両端部(左右対称の2
位置)に連結されている。この部品保持具30の下面側
には複数の真空吸着パッド31〜31が取り付けられて
いる。図示省略した真空装置を作動させることによりこ
の真空吸着パッド31〜31を介してウインドガラスG
を部品保持具30の下面側に吸着保持することができ
る。また、この部品保持具30の両側部には、組付け作
業者Mが当該部品保持具30を移動操作する際に把持す
るハンドル部32〜32が設けられている。上記吊り下
げ装置20,20の合計引き上げ力Fに関して第1引き
上げ力F1は、部品保持具30の重量Wjとウインドガ
ラスGの重量Wpの合計重量Wt(=Wj+Wp)より
も大きく設定され(F1>Wt)、第2引き上げ力F2
は合計重量Wtにほぼ等しい力に設定されている。これ
により、吊り下げ装置20,20に供給する圧縮エアの
圧力を最大に切り換えてケーブル21,21の合計引き
上げ力Fを第1引き上げ力F1に切り換えた状態では、
部品保持具30はウインドガラスGを保持した状態でケ
ーブル21,21の巻き上げにより上方へ変位する。こ
の吊り下げ装置20,20の切り換え操作は、移動台車
10から下方に吊り下げられたリモート操作用の操作盤
43によりなされる。この操作盤43は配線ケーブル4
3bを介して組付け作業者Mが楽に手の届く高さに吊り
下げられている。
から下方へ引き出される2本のケーブル21,21の先
端側は、1台の部品保持具30の両端部(左右対称の2
位置)に連結されている。この部品保持具30の下面側
には複数の真空吸着パッド31〜31が取り付けられて
いる。図示省略した真空装置を作動させることによりこ
の真空吸着パッド31〜31を介してウインドガラスG
を部品保持具30の下面側に吸着保持することができ
る。また、この部品保持具30の両側部には、組付け作
業者Mが当該部品保持具30を移動操作する際に把持す
るハンドル部32〜32が設けられている。上記吊り下
げ装置20,20の合計引き上げ力Fに関して第1引き
上げ力F1は、部品保持具30の重量Wjとウインドガ
ラスGの重量Wpの合計重量Wt(=Wj+Wp)より
も大きく設定され(F1>Wt)、第2引き上げ力F2
は合計重量Wtにほぼ等しい力に設定されている。これ
により、吊り下げ装置20,20に供給する圧縮エアの
圧力を最大に切り換えてケーブル21,21の合計引き
上げ力Fを第1引き上げ力F1に切り換えた状態では、
部品保持具30はウインドガラスGを保持した状態でケ
ーブル21,21の巻き上げにより上方へ変位する。こ
の吊り下げ装置20,20の切り換え操作は、移動台車
10から下方に吊り下げられたリモート操作用の操作盤
43によりなされる。この操作盤43は配線ケーブル4
3bを介して組付け作業者Mが楽に手の届く高さに吊り
下げられている。
【0012】一方、移動台車10の下面側には、スイン
グアーム形式の押し下げ装置40が支持部41を中心に
して上下に傾動可能に設けられている。この押し下げ装
置40は移動台車10に取り付けたスイングシリンダ4
2を駆動源として上下に一定の角度範囲(ほぼ水平の位
置と車両ボディBの前面に沿った位置)で傾動する。こ
の押し下げ装置40は、スイングシリンダ42が突き出
し方向に作動すると下方へ傾動し、引き込み方向に作動
すると上方へ傾動する。また、図示は省略したが移動台
車10には、上記スイングシリンダ42に圧縮エアを供
給または排気させるための電磁バルブおよびこれを作動
するためのトグル形式のスイッチ(スイングスイッチ)
が配置されている。このスイングスイッチにはオンオフ
操作用の操作紐43aが連結されている。この操作紐4
3aは、前記したリモート操作用の操作盤43から下方
に垂れ下げられており、組付け作業者Mが楽に手が届く
位置に至っている。組付け作業者Mがこの操作紐43a
を引き操作するとスイングスイッチがオンして電磁バル
ブが作動し、これによりスイングシリンダ42が突き出
し方向に作動して、押し下げ装置40が車両ボディBの
前面BFにほぼ沿った位置(作業位置)まで傾動する。
操作紐43aをもう一度引き操作すると、スイングスイ
ッチがオフして電磁バルブが反対側に作動し、これによ
りスイングシリンダ42が引き込み方向に作動して押し
下げ装置40下方の作業位置から上動してほぼ水平の待
機位置に戻される。なお、スイングシリンダ42の突き
出し側および引き込み側のストローク端は、図示省略し
たストッパにより規制されている。スイングシリンダ4
2がストローク端はセンサにより検知され、これに基づ
いて上記電磁バルブがロック位置に切り換わり、これに
よりスイングシリンダ42ひいては押し下げ装置40の
位置が作業位置または待機位置にロックされる。
グアーム形式の押し下げ装置40が支持部41を中心に
して上下に傾動可能に設けられている。この押し下げ装
置40は移動台車10に取り付けたスイングシリンダ4
2を駆動源として上下に一定の角度範囲(ほぼ水平の位
置と車両ボディBの前面に沿った位置)で傾動する。こ
の押し下げ装置40は、スイングシリンダ42が突き出
し方向に作動すると下方へ傾動し、引き込み方向に作動
すると上方へ傾動する。また、図示は省略したが移動台
車10には、上記スイングシリンダ42に圧縮エアを供
給または排気させるための電磁バルブおよびこれを作動
するためのトグル形式のスイッチ(スイングスイッチ)
が配置されている。このスイングスイッチにはオンオフ
操作用の操作紐43aが連結されている。この操作紐4
3aは、前記したリモート操作用の操作盤43から下方
に垂れ下げられており、組付け作業者Mが楽に手が届く
位置に至っている。組付け作業者Mがこの操作紐43a
を引き操作するとスイングスイッチがオンして電磁バル
ブが作動し、これによりスイングシリンダ42が突き出
し方向に作動して、押し下げ装置40が車両ボディBの
前面BFにほぼ沿った位置(作業位置)まで傾動する。
操作紐43aをもう一度引き操作すると、スイングスイ
ッチがオフして電磁バルブが反対側に作動し、これによ
りスイングシリンダ42が引き込み方向に作動して押し
下げ装置40下方の作業位置から上動してほぼ水平の待
機位置に戻される。なお、スイングシリンダ42の突き
出し側および引き込み側のストローク端は、図示省略し
たストッパにより規制されている。スイングシリンダ4
2がストローク端はセンサにより検知され、これに基づ
いて上記電磁バルブがロック位置に切り換わり、これに
よりスイングシリンダ42ひいては押し下げ装置40の
位置が作業位置または待機位置にロックされる。
【0013】次に、押し下げ装置40の先端下面側に
は、上記部品保持具30を位置決めするための位置決め
ブロック44〜44が設けられている。この押し下げ装
置40の先端側は部品保持具30の上方に位置してい
る。このため、上記したように吊り下げ装置20,20
のケーブル21,21が巻き上げられて部品保持具30
が上方に変位すると、この部品保持具30は押し下げ装
置40の先端下面側に当接して、それ以上の上方への変
位が阻止される。部品保持具30は、押し下げ装置40
の先端下面側に当接すると、位置決めブロック44〜4
4により位置決めされた状態で当該押し下げ装置40の
先端下面側に固定される。なお、部品保持具30が押し
下げ装置40の先端下面側に固定された状態において、
両吊り下げ装置20,20の第1引き上げ力F1が押し
下げ装置40に作用しているが、この第1引き上げ力F
1に対してスイングシリンダ42の推力が勝っているた
め、押し下げ装置40が両吊り下げ装置20,20の第
1引き上げ力F1によって上方へ傾動することはない。
また、部品保持具30を押し下げ装置40の先端下面側
に固定した状態では、ケーブル21,21の第1引き上
げ力F1が部品保持具30に対して常時上向きの力とし
て作用する。このため、スイングシリンダ42が引き込
み方向に作動して押し下げ装置40が上方へ傾動する
と、部品保持具30も押し下げ装置40の先端下面に位
置保持された状態で一体となって上方へ変位する。
は、上記部品保持具30を位置決めするための位置決め
ブロック44〜44が設けられている。この押し下げ装
置40の先端側は部品保持具30の上方に位置してい
る。このため、上記したように吊り下げ装置20,20
のケーブル21,21が巻き上げられて部品保持具30
が上方に変位すると、この部品保持具30は押し下げ装
置40の先端下面側に当接して、それ以上の上方への変
位が阻止される。部品保持具30は、押し下げ装置40
の先端下面側に当接すると、位置決めブロック44〜4
4により位置決めされた状態で当該押し下げ装置40の
先端下面側に固定される。なお、部品保持具30が押し
下げ装置40の先端下面側に固定された状態において、
両吊り下げ装置20,20の第1引き上げ力F1が押し
下げ装置40に作用しているが、この第1引き上げ力F
1に対してスイングシリンダ42の推力が勝っているた
め、押し下げ装置40が両吊り下げ装置20,20の第
1引き上げ力F1によって上方へ傾動することはない。
また、部品保持具30を押し下げ装置40の先端下面側
に固定した状態では、ケーブル21,21の第1引き上
げ力F1が部品保持具30に対して常時上向きの力とし
て作用する。このため、スイングシリンダ42が引き込
み方向に作動して押し下げ装置40が上方へ傾動する
と、部品保持具30も押し下げ装置40の先端下面に位
置保持された状態で一体となって上方へ変位する。
【0014】以上のように構成した本実施形態の組付け
補助装置1によれば、車両ボディBに対して1枚のウイ
ンドガラスGが組み付けられる。先ず、当該組付け補助
装置1は、車両ボディB〜Bが搬送される搬送ラインの
上方の待機位置に位置している。この待機状態では、両
吊り下げ装置20,20の巻き上げ力が第1巻き上げ力
F1,F1に切り換わっている。このため、部品保持具
30は押し下げ装置40の先端下面側に固定されてい
る。また、スイングシリンダ42は引き込み方向に作動
して押し下げ装置40はほぼ水平の位置に保持されてい
る。さらに、部品保持具30には、その複数の真空吸着
パッド31〜31により1枚のウインドガラスGがほぼ
水平状態(押し下げ装置40に平行な状態)で吸着保持
されている。
補助装置1によれば、車両ボディBに対して1枚のウイ
ンドガラスGが組み付けられる。先ず、当該組付け補助
装置1は、車両ボディB〜Bが搬送される搬送ラインの
上方の待機位置に位置している。この待機状態では、両
吊り下げ装置20,20の巻き上げ力が第1巻き上げ力
F1,F1に切り換わっている。このため、部品保持具
30は押し下げ装置40の先端下面側に固定されてい
る。また、スイングシリンダ42は引き込み方向に作動
して押し下げ装置40はほぼ水平の位置に保持されてい
る。さらに、部品保持具30には、その複数の真空吸着
パッド31〜31により1枚のウインドガラスGがほぼ
水平状態(押し下げ装置40に平行な状態)で吸着保持
されている。
【0015】このような状態で待機している当該組付け
補助装置1の下方に、ウインドガラスGを組み付ける対
象の車両ボディBが進行してくると、駆動装置12が起
動し、これにより当該組付け補助装置1が車両ボディB
に同期して移動を開始する。こうして、当該組付け補助
装置1が車両ボディBに同期して移動する過程におい
て、組付け作業者Mが操作紐43aを引き操作すると、
スイングシリンダ42が突き出し方向に作動され、これ
により押し下げ装置40が下方へ傾動を開始する。
補助装置1の下方に、ウインドガラスGを組み付ける対
象の車両ボディBが進行してくると、駆動装置12が起
動し、これにより当該組付け補助装置1が車両ボディB
に同期して移動を開始する。こうして、当該組付け補助
装置1が車両ボディBに同期して移動する過程におい
て、組付け作業者Mが操作紐43aを引き操作すると、
スイングシリンダ42が突き出し方向に作動され、これ
により押し下げ装置40が下方へ傾動を開始する。
【0016】押し下げ装置40が上記作業位置まで傾動
すると、吊り下げ装置20,20に供給される圧縮エア
の圧力Pが低圧側に切り換えられて該吊り下げ装置2
0,20の合計引き上げ力Fが第2引き上げ力F2に切
り換えられる。前記したように第2引き上げ力F2は、
部品保持具30の重量WjとウインドガラスGの重量W
pの合計重量Wt(=Wj+Wp)にほぼ等しい力に設
定されている。なお、押し下げ装置40が作業位置に至
るまでの間は、吊り下げ装置20,20による引き上げ
力Fは、第1吊り下げ力F1に大きく設定されている。
このため、吊り下げ装置20,20に供給される圧縮エ
アの圧力が高圧側から低圧側に切り換えられると、部品
保持具30とこれに吸着保持されたウインドガラスGは
ほぼ無重量状態となって、これらを上方および下方へ移
動させるための力が相互に打ち消し合ってほぼゼロの状
態となる。このため、組付け作業者Mは、部品保持具3
0およびウインドガラスGを極めて少ない力であらゆる
方向に移動させることができる状態となる。
すると、吊り下げ装置20,20に供給される圧縮エア
の圧力Pが低圧側に切り換えられて該吊り下げ装置2
0,20の合計引き上げ力Fが第2引き上げ力F2に切
り換えられる。前記したように第2引き上げ力F2は、
部品保持具30の重量WjとウインドガラスGの重量W
pの合計重量Wt(=Wj+Wp)にほぼ等しい力に設
定されている。なお、押し下げ装置40が作業位置に至
るまでの間は、吊り下げ装置20,20による引き上げ
力Fは、第1吊り下げ力F1に大きく設定されている。
このため、吊り下げ装置20,20に供給される圧縮エ
アの圧力が高圧側から低圧側に切り換えられると、部品
保持具30とこれに吸着保持されたウインドガラスGは
ほぼ無重量状態となって、これらを上方および下方へ移
動させるための力が相互に打ち消し合ってほぼゼロの状
態となる。このため、組付け作業者Mは、部品保持具3
0およびウインドガラスGを極めて少ない力であらゆる
方向に移動させることができる状態となる。
【0017】従って、ケーブル21,21の巻き上げ力
を第2巻き上げ力F2に切り換えた後、組付け作業者
M,Mは部品保持具30のハンドル部32,32を把持
してウインドガラスGを部品保持具30ごと移動させ、
これによりウインドガラスGを車両ボディBのウインド
開口部に対して位置決めする。この位置決め作業は、上
記したように部品保持具30およびウインドガラスGが
ほぼ無重量状態であることから極めて小さな操作力で楽
に行うことができ、従ってウインド開口部に対してウイ
ンドガラスGを精度よく位置決めすることができる。図
4には、二人の組付け作業者M,Mが部品保持具30の
ハンドル部32〜32を把持して、ウインドガラスGを
車両ボディBのウインド開口部にセットする様子が示さ
れている。車両ボディBのウインド開口部に対してウイ
ンドガラスGを位置決めした後、真空装置を大気開放側
に切り換えて各真空吸着パッド31〜31による吸着保
持を解除する。これによりウインドガラスGは部品保持
具30から分離される。この段階で、吊り下げ装置2
0,20に供給される圧縮エアのエア圧をさらに低圧側
に切り換え、これによりケーブル21,21の合計引き
上げ力Fを第3引き上げ力F3に切り換える。前記した
ように第3引き上げ力F3は、部品保持具30の重量W
jにほぼ等しい力に設定されている。このため、この段
階で、ウインドガラスGを分離した部品保持具30が単
独で無重量状態(落下方向の力および持ち上がる方向の
力が相互に打ち消し合った状態)になり、従って組付け
作業者M,Mは部品保持具30を極めて小さな操作力で
押し下げ装置40の先端側に戻すことができる。
を第2巻き上げ力F2に切り換えた後、組付け作業者
M,Mは部品保持具30のハンドル部32,32を把持
してウインドガラスGを部品保持具30ごと移動させ、
これによりウインドガラスGを車両ボディBのウインド
開口部に対して位置決めする。この位置決め作業は、上
記したように部品保持具30およびウインドガラスGが
ほぼ無重量状態であることから極めて小さな操作力で楽
に行うことができ、従ってウインド開口部に対してウイ
ンドガラスGを精度よく位置決めすることができる。図
4には、二人の組付け作業者M,Mが部品保持具30の
ハンドル部32〜32を把持して、ウインドガラスGを
車両ボディBのウインド開口部にセットする様子が示さ
れている。車両ボディBのウインド開口部に対してウイ
ンドガラスGを位置決めした後、真空装置を大気開放側
に切り換えて各真空吸着パッド31〜31による吸着保
持を解除する。これによりウインドガラスGは部品保持
具30から分離される。この段階で、吊り下げ装置2
0,20に供給される圧縮エアのエア圧をさらに低圧側
に切り換え、これによりケーブル21,21の合計引き
上げ力Fを第3引き上げ力F3に切り換える。前記した
ように第3引き上げ力F3は、部品保持具30の重量W
jにほぼ等しい力に設定されている。このため、この段
階で、ウインドガラスGを分離した部品保持具30が単
独で無重量状態(落下方向の力および持ち上がる方向の
力が相互に打ち消し合った状態)になり、従って組付け
作業者M,Mは部品保持具30を極めて小さな操作力で
押し下げ装置40の先端側に戻すことができる。
【0018】こうして部品保持具30を押し下げ装置4
0の先端側に戻し、かつ位置決めブロック44〜44に
より位置決めした後、吊り下げ装置20,20に供給す
る圧縮エアのエア圧を高圧側に切り換えてケーブル2
1,21の合計引き上げ力Fを第1引き上げ力F1に戻
す。これにより部品保持具30にはさらに大きな上向き
の引き上げ力F(第1引き上げ力F1)が作用するの
で、部品保持具30は押し下げ装置40の先端下面側の
一定位置に強固に固定される。次に、操作紐43aを再
度下方へ引き操作してスイングシリンダ42を引き込み
方向に作動させ、これにより押し下げ装置40をほぼ水
平の待機位置にまで戻す。こうして押し下げ装置40が
待機位置に戻されると、駆動装置12が後退側に起動し
て移動台車10が後退して待機位置に戻される。この待
機位置では、次のウインドガラスGが供給されれ、これ
も真空吸着パッド31〜31によりほぼ水平姿勢で部品
保持具30に保持される。以上の操作を繰り返すことに
より後続の車両ボディB〜Bのウインド開口部に対して
ウインドガラスGが一枚づつ組み付けられていく。
0の先端側に戻し、かつ位置決めブロック44〜44に
より位置決めした後、吊り下げ装置20,20に供給す
る圧縮エアのエア圧を高圧側に切り換えてケーブル2
1,21の合計引き上げ力Fを第1引き上げ力F1に戻
す。これにより部品保持具30にはさらに大きな上向き
の引き上げ力F(第1引き上げ力F1)が作用するの
で、部品保持具30は押し下げ装置40の先端下面側の
一定位置に強固に固定される。次に、操作紐43aを再
度下方へ引き操作してスイングシリンダ42を引き込み
方向に作動させ、これにより押し下げ装置40をほぼ水
平の待機位置にまで戻す。こうして押し下げ装置40が
待機位置に戻されると、駆動装置12が後退側に起動し
て移動台車10が後退して待機位置に戻される。この待
機位置では、次のウインドガラスGが供給されれ、これ
も真空吸着パッド31〜31によりほぼ水平姿勢で部品
保持具30に保持される。以上の操作を繰り返すことに
より後続の車両ボディB〜Bのウインド開口部に対して
ウインドガラスGが一枚づつ組み付けられていく。
【0019】以上のように構成した本実施形態の組付け
補助装置1によれば、吊り下げ装置20,20により部
品保持具30およびこれに保持したウインドガラスGを
ケーブル21,21により吊り下げ、この時の吊り下げ
装置20,20の合計引き上げ力Fを第2引き上げ力F
2に切り換えることにより、これらをほぼ無重量状態に
吊り下げることができるので、組付け作業者M,Mはウ
インドガラスGおよびこれを保持する部品保持具30を
実際の合計重量Wt(Wp+Wj)よりも極めて軽い力
で任意の方向に移動操作することができ、これにより組
付け作業者M,Mは僅かな操作力で楽にウインドガラス
の組付け作業を精度よく行うことができる。また、従来
のようにロードセルを用いて昇降モータの出力トルクを
調整する構成ではなく、吊り下げ装置20,20の引き
上げ力F(F1,F2,F3)を利用して部品保持具3
0およびウインドガラスG(部品)に対して重力方向上
向きの力を与える構成であるので、より簡易な構成で従
来と同等の機能を得ることができる。
補助装置1によれば、吊り下げ装置20,20により部
品保持具30およびこれに保持したウインドガラスGを
ケーブル21,21により吊り下げ、この時の吊り下げ
装置20,20の合計引き上げ力Fを第2引き上げ力F
2に切り換えることにより、これらをほぼ無重量状態に
吊り下げることができるので、組付け作業者M,Mはウ
インドガラスGおよびこれを保持する部品保持具30を
実際の合計重量Wt(Wp+Wj)よりも極めて軽い力
で任意の方向に移動操作することができ、これにより組
付け作業者M,Mは僅かな操作力で楽にウインドガラス
の組付け作業を精度よく行うことができる。また、従来
のようにロードセルを用いて昇降モータの出力トルクを
調整する構成ではなく、吊り下げ装置20,20の引き
上げ力F(F1,F2,F3)を利用して部品保持具3
0およびウインドガラスG(部品)に対して重力方向上
向きの力を与える構成であるので、より簡易な構成で従
来と同等の機能を得ることができる。
【0020】以上説明した実施形態には種々変更を加え
ることができる。例えば、例示した実施形態では、吊り
下げ装置の一例として圧縮エアにより作動する吊り下げ
装置20を用いる構成を例示したが、これに代えて固定
滑車に掛けたケーブルの一方に部品保持具を取り付け、
他方に該部品保持具およびこれに保持したウインドガラ
スGの合計重量Wt(Wp+Wj)とほぼ同じ重量を有
するバランサ(重り)を取り付けることにより、部品保
持具およびこれに保持したウインドガラスGに対して上
向きの力(引き上げ力F)を作用させてこれらをほぼ無
重量状態に吊り下げる構成としてもよい。この場合、重
りをさらに追加することにより、部品保持具およびこれ
に保持したウインドガラスGに上向きの力(第1引き上
げ力F1)を作用させて、これらを押し下げ装置40の
先端に位置保持することができる。
ることができる。例えば、例示した実施形態では、吊り
下げ装置の一例として圧縮エアにより作動する吊り下げ
装置20を用いる構成を例示したが、これに代えて固定
滑車に掛けたケーブルの一方に部品保持具を取り付け、
他方に該部品保持具およびこれに保持したウインドガラ
スGの合計重量Wt(Wp+Wj)とほぼ同じ重量を有
するバランサ(重り)を取り付けることにより、部品保
持具およびこれに保持したウインドガラスGに対して上
向きの力(引き上げ力F)を作用させてこれらをほぼ無
重量状態に吊り下げる構成としてもよい。この場合、重
りをさらに追加することにより、部品保持具およびこれ
に保持したウインドガラスGに上向きの力(第1引き上
げ力F1)を作用させて、これらを押し下げ装置40の
先端に位置保持することができる。
【0021】また、ウインドガラスGを部品保持具30
から分離した時点で、ケーブル21,21の巻き上げ力
Fを第3巻き上げ力F3に切り換える構成を例示した
が、この切り換え操作を省略して第2巻き上げ力F2の
まま、部品保持具30を押し下げ装置40側に戻す構成
としてもよい。また、真空吸着パッド31〜31により
ウインドガラスGを部品保持具30に保持する構成を例
示したが、これに代えて機械的なクランプ装置を用いる
構成としてもよい。さらに、組み付ける部品として車両
ボディBの前面BFに組み付けるウインドガラスGを例
示したが、本発明に係る組付け補助装置はリヤウインド
用のウインドガラスを組み付ける場合、またウインドガ
ラスに限らず、ボディパネルあるいはその他各種艤装品
を組み付ける場合、さらには車両の部品に限らず、家電
製品、各種機械装置等の組付け対象物に対して様々な部
品を組み付ける際に広く適用することができる。
から分離した時点で、ケーブル21,21の巻き上げ力
Fを第3巻き上げ力F3に切り換える構成を例示した
が、この切り換え操作を省略して第2巻き上げ力F2の
まま、部品保持具30を押し下げ装置40側に戻す構成
としてもよい。また、真空吸着パッド31〜31により
ウインドガラスGを部品保持具30に保持する構成を例
示したが、これに代えて機械的なクランプ装置を用いる
構成としてもよい。さらに、組み付ける部品として車両
ボディBの前面BFに組み付けるウインドガラスGを例
示したが、本発明に係る組付け補助装置はリヤウインド
用のウインドガラスを組み付ける場合、またウインドガ
ラスに限らず、ボディパネルあるいはその他各種艤装品
を組み付ける場合、さらには車両の部品に限らず、家電
製品、各種機械装置等の組付け対象物に対して様々な部
品を組み付ける際に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る組付け補助装置の側面
図である。本図は、待機位置に位置する段階を示してい
る。
図である。本図は、待機位置に位置する段階を示してい
る。
【図2】同じく、組付け補助装置の側面図である。本図
は、押し下げ装置を作業位置まで傾動させた段階を示し
ている。
は、押し下げ装置を作業位置まで傾動させた段階を示し
ている。
【図3】同じく、組付け補助装置の側面図である。本図
は、押し下げ装置から部品保持具を離脱させた段階を示
している。
は、押し下げ装置から部品保持具を離脱させた段階を示
している。
【図4】二人の組付け作業者により部品保持具を移動操
作して、ウインドガラスをボディ開口部に位置決めする
作業の様子を示した斜視図である。
作して、ウインドガラスをボディ開口部に位置決めする
作業の様子を示した斜視図である。
【図5】例示した実施形態に用いた吊り下げ装置であっ
て、従来公知の吊り下げ装置の内部構造を示す側面図で
ある。
て、従来公知の吊り下げ装置の内部構造を示す側面図で
ある。
1…組付け補助装置 10…移動台車 12…駆動装置 20…吊り下げ装置 21…ケーブル 30…部品保持具 31…真空吸着パッド 40…押し下げ装置 42…スイングシリンダ 43…操作盤 43a…操作紐 44…位置決めブロック B…車両ボディ BF…車両ボディの前面 F…ケーブルの引き上げ力 F1…第1引き上げ力 F2…第2引き上げ力 F3…第3引き上げ力 G…ウインドガラス Wj…部品保持具の重量 Wp…ウインドガラスの重量 Wt…部品保持具とウインドガラスの合計重量(Wj+
Wp)
Wp)
Claims (2)
- 【請求項1】 部品の組付け対象物と同期して該組付け
対象物の上方を移動する移動台車と、 前記部品を保持可能な部品保持具と、 該移動台車に設けられ、前記部品保持具を昇降可能に吊
り下げるとともに、前記部品保持具に常時引き上げ力を
付与し、かつ該引き上げ力を、前記部品および前記部品
保持具の合計重量より大きい第1引き上げ力と、前記部
品と前記部品保持具の合計重量とほぼ等しい第2引き上
げ力とに切り換え可能な吊り下げ装置と、 前記移動台車に上下動可能に設けられるとともに、前記
部品保持具に分離可能に係合し、前記部品保持具を前記
吊り下げ装置の引き上げ力に抗して所定位置まで押し下
げる押し下げ装置と、 を備える部品の組付け補助装置。 - 【請求項2】 前記吊り下げ装置の引き上げ力を、前記
部品保持具の重量とほぼ等しい第3引き上げ力に切り換
え可能とした部品の組付け補助装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000245179A JP2002052425A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 部品の組付け補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000245179A JP2002052425A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 部品の組付け補助装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002052425A true JP2002052425A (ja) | 2002-02-19 |
Family
ID=18735750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000245179A Pending JP2002052425A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 部品の組付け補助装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002052425A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016132428A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | トヨタ車体株式会社 | 部品搭載補助装置 |
-
2000
- 2000-08-11 JP JP2000245179A patent/JP2002052425A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016132428A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | トヨタ車体株式会社 | 部品搭載補助装置 |
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