JP2002103155A - 工具折れ検探知方法とその装置 - Google Patents

工具折れ検探知方法とその装置

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JP2002103155A
JP2002103155A JP2000303331A JP2000303331A JP2002103155A JP 2002103155 A JP2002103155 A JP 2002103155A JP 2000303331 A JP2000303331 A JP 2000303331A JP 2000303331 A JP2000303331 A JP 2000303331A JP 2002103155 A JP2002103155 A JP 2002103155A
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tool
detection
optical sensor
magazine
sensor means
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JP2000303331A
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English (en)
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Masayuki Maejima
前島正幸
Yoshihisa Furuki
古木良尚
Jun Takabayashi
準 高林
Hitoyasu Yano
矢野仁康
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Enshu Ltd
Original Assignee
Enshu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具マガジン内の工具交換位置に有る交換工
具を、この工具交換動作に関連して光センサにより検知
する新規な工具折れ検探知方法とその装置を提供する。 【解決手段】 工具マガジンTM内の工具交換位置(A)
に、光センサ手段10を配置するとともに、加工後に工
具マガジンに回収される工具T1の刃先位置Taに対応
するよう上記光センサ手段の検知位置(A1)を予め調節
制御させ、工具マガジン内の工具交換位置へ戻される使
用済み工具の工具マガジン内での搬入途上にて工具刃先
の有無を高速探知する工具折れ検探知方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械において
使用される工具の折れ検探知方法とその装置に係り、特
に、工具マガジン内の工具交換位置にワーク加工後に戻
る工具を、この工具交換動作に関連して探知出来るよう
にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械の工具折れ検探知装置
は、(1)主軸に装着された工具を工具折れ検位置まで
移動し、この工具折れ検位置にて、磁気式センサにより
検知するもの(特開2000−141169号公報)が
ある。(2)また、旋回アームに接触スイッチを備え、
この接触スイッチの先端に接触子を取付け、この接触子
を検出すべき工具刃先位置へ旋回移動して工具の有無を
検出するもの(特開平5ー146953号公報)があ
る。(3)更に、予め工具交換アームの移動軌跡上にタ
ッチセンサを配置し、工具交換装置の交換動作により移
動する工具交換アームに把持された工具先端を、上記タ
ッチセンサにより計測検知する工具交換連動の工具折れ
検装置としたもの(特開平11−90786号)があ
る。
【0003】上記(1)(2)の方式においては、交換
すべき工具を折れ検探知位置へ移動させた後、折れ検動
作させるものであるから、余分な折れ検探知時間が必要
になる。また、上記(3)の方式においては、工具交換
アームに把持された工具先端を上記タッチセンサにより
計測検知する工具交換連動の工具折れ検装置であるか
ら、余分な折れ検探知時間が必要にならない利点があ
る。しかし、工具交換アームの「前後ストローク量+工
具長の変化量」だけタッチセンサの位置移動を行なわな
ければならず、工具交換装置の近傍にコンパクトに設置
できないばかりか、工具折れ検探知装置の大型化を余儀
なくされると言う問題点がある。
【0004】更に、上記センサにおいて、磁気式センサ
を使用したものでは、磁性体である工具刃先の接近・離
反状態を大雑把に感知する性能でしかないから、精密な
折れ検探知ができない。また、タッチ式センサを使用し
たものでは、接触スイッチの先端に接触子を取付けた形
式であるから、この接触子が刃先との高速移動検知によ
る衝撃的接触や外力作用で折り曲げられたりする。この
ため、このタッチ式センサは、極めて容易に接触子が折
れ曲がったり破損し易く、高速検知性能に劣るととも
に、耐久性に劣り高精度検知ができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来の工具折れ検探知装置が持つ問題点に鑑みてなされ
たもので、工具マガジン内の工具交換位置に有る交換工
具を、この工具交換動作に関連して光センサ手段によ
り、検知する新規な工具折れ検探知方法とその装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、請求項1の工具折れ検探知
方法は、工具マガジン内の工具交換位置又はこの工具交
換位置付近に、光センサ手段を位置調節可能に配置し、
上記光センサ手段の検知位置は加工後に工具マガジンに
回収される工具の刃先位置に対応するよう予め工具番号
に基づき調節制御されており、工具マガジンの工具交換
位置へ戻される使用済み工具の搬入途上となる上記光セ
ンサ手段の検知位置にて、刃先の有無を高速探知するこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2の工具折れ検探知装置は、工具マ
ガジン内の工具交換位置又はこの工具交換位置付近に配
置した光センサ手段と、上記光センサ手段をワーク加工
後に工具マガジン内に回収される工具の刃先位置に対応
する検知位置に、予め工具番号に基づき調節制御する直
線移動位置決め手段と、工具マガジン内に戻される工具
の工具番号に基づき上記直線移動位置決め手段を運転制
御させるプログラム制御手段と、を備えてなることを特
徴とする。
【0008】請求項3の工具折れ検探知装置は、工具マ
ガジン内の工具交換位置又はこの工具交換位置付近に配
置した光センサ手段と、上記光センサ手段をワーク加工
後に工具マガジン内に回収される工具の刃先位置に対応
する検知位置に、予め工具番号に基づき調節制御する円
弧移動位置決め手段と、工具マガジン内に戻される工具
の工具番号に基づき上記円弧移動位置決め手段を運転制
御させるプログラム制御手段と、を備えてなることを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1によると、先ず、工具マガジ
ン内の工具交換位置又はこの工具交換位置付近には、光
センサ手段を配置している。この光センサ手段は、投光
器と受光器とからなる透過式で、工具マガジン内の工具
交換位置へ戻る工具の工具刃先を感知できる機能を持っ
ている。従って、加工後に工具マガジン内へ回収される
工具の刃先位置に対応するように、予め登録されている
工具番号に対応してNC制御装置のプログラムが働き、
上記光センサ手段の検知位置を予め調節制御する。これ
で、工具マガジン内の工具交換位置へ戻される使用済み
工具は、工具マガジン内の工具交換位置又はこの工具交
換位置付近における搬入途上にて、工具刃先の有無を光
センサ手段により高速探知される。
【0010】上記工具折れ検探知方法によると、工具マ
ガジン内の工具交換位置へ戻される使用済み工具は、工
具マガジン内の工具交換位置又はこの工具交換位置付近
にて、工具刃先の有無を光センサ手段により高速探知さ
れるから、折れ検のためのタイムロスがなく、ワーク加
工のサイクルタイムを犠牲にしない。更に、光センサ手
段は、工具マガジン内の工具交換位置又はこの工具交換
位置付近に配置されているから、切粉やクーラントの悪
影響を受けず感知性能を低下させないし、省スペースの
もとに設置できる。
【0011】本発明の請求項2の工具折れ検探知装置に
よると、光センサ手段は工具マガジン内の工具交換位置
又はこの工具交換位置付近に配置されている。この光セ
ンサ手段は、直線移動位置決め手段により、ワーク加工
後に工具マガジン内に回収される工具の刃先位置に対応
する検知位置に予め調節制御される。この調節制御は、
使用済み工具ごとの工具番号を識別するプログラム制御
手段が直線移動位置決め手段を運転して上記光センサ手
段を工具刃先位置に対応する検知位置に位置調節する。
【0012】これにより、工具マガジン内の工具交換位
置へ戻される使用済み工具は、工具マガジン内での搬入
途上にて工具刃先の有無を光センサ手段により高速探知
される。このため、折れ検のためのタイムロスがなく、
ワーク加工のサイクルタイムを犠牲にしない。更に、光
センサ手段は、工具マガジン内の工具交換位置又は工具
交換位置付近に直線移動位置決め手段を介して配置され
ているから、切粉やクーラントの悪影響を受けず感知性
能を低下させないし、省スペースのもとに設置できる。
【0013】本発明の請求項3の工具折れ検探知装置に
よると、光センサ手段は工具マガジン内の工具交換位置
又はこの工具交換位置付近に配置されている。この光セ
ンサ手段は、円弧移動位置決め手段により、ワーク加工
後に工具マガジン内に回収される工具の刃先位置に対応
する検知位置に予め調節制御される。この調節制御は、
使用済み工具ごとの工具番号を識別するプログラム制御
手段が円弧移動位置決め手段を運転して上記光センサ手
段を工具刃先位置に対応する検知位置に位置調節する。
【0014】これにより、工具マガジン内の工具交換位
置へ戻される使用済み工具は、工具マガジン内での搬入
途上にて工具刃先の有無を光センサ手段により高速探知
される。このため、折れ検のためのタイムロスがなく、
ワーク加工のサイクルタイムを犠牲にしない。更に、光
センサ手段は、工具マガジン内の工具交換位置又は工具
交換位置付近に円弧移動位置決め手段を介して配置され
ているから、切粉やクーラントの悪影響を受けず感知性
能を低下させないし、極めて省スペースのもとに設置で
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を工具マガジン内に
備えた工具折れ検探知方法とこれを実施する探知装置の
実施形態について、その構成を図面に基づいて説明す
る。
【0016】図1〜図4は、本発明に使用される工具折
れ検探知装置の代表的な第1実施形態を示している。こ
の工具折れ検探知装置100は、マシニングセンタMC
において、ドラム式の工具マガジンTM(又はチェン式
の工具マガジン)を備えたものと、主軸1との間で工具
交換を行なう工具交換プログラムをNC制御装置内に記
憶させたものと、工具交換アームの有無に関係なく工具
交換できるものと、からなる工作機械を対象とする。
【0017】上記マシニングセンタMCにおいて、工具
マガジンTMは、図2に示すように、円板2の外周に工
具杷持器3を多数備えている。この工具杷持器3には、
各々異なる工具T1,T2,T3,が吊下げられてい
る。上記工具マガジンTM内の工具交換位置(A)に
は、この一寸手前の検知位置(A1))に光センサ手段1
0を配置している。上記光センサ手段10は、投光器1
1と受光器12とからなる透過式で、工具マガジンTM
内の工具交換位置(A)へ向かって検知位置(A1)を通
過する工具T1(その他の工具T2,T3)の刃先Ta
(その他の先Tb,Tc)を感知できるように、予め位置
決め投光器11と受光器12間の光軸(X)が刃先Taに
調節される。上記調節は、光センサ手段10の投光器1
1と受光器12を直線移動位置決め手段20に取付け、
この上下移動による位置決め制御に委ねている。
【0018】続いて、上記光センサ手段10について、
ワーク加工後に工具マガジンTM内に回収される工具T
1,T2,T3,…の刃先位置(A2)に対応する検知位
置(A1)に、光センサ手段10を予め調節制御する直線
移動位置決め手段20と、この直線移動位置決め手段を
運転するプログラム制御手段30との実施形態を説明す
る。
【0019】上記光センサ手段10と、この直線移動位
置決め手段20から説明する。光センサ手段10におけ
る投光器11と受光器12とは、図3に示すように、1
つの水平支持体13上の右寄り左右に、スライド片1
4,15と締付ボルト16,17によって遠近調節可能
に配置されている。この投光器11と受光器12との距
離は、ワーク加工に使用される最大工具径D0よりやや
広い間隔に調節固定されている。
【0020】上記光センサ手段10は、その支持体13
をマシニングセンタMCにおける工具マガジンTMの前
部左隅(図示において)に配置した直線移動位置決め手段
20の昇降体26に連結されている。この直線移動位置
決め手段20は、回転軸22を垂直上方に向けたサーボ
モータSMを機体Bの固定体Fに固着されている。上記
回転軸22には、ボールネジ23が垂直姿勢にして連結
され、これが機体Bの内壁に取付けた承持体25にサポ
ートされている。このボールネジ23には、昇降体26
となるナット体が螺合されており、昇降のみ可能に承持
体25内に係合している。しかして、上記光センサ手段
10は、サーボモータSMの正逆転駆動により、ワーク
加工後に工具マガジンTM内に回収される工具T1(T
2,T3,…)の刃先位置に対応する検知位置(A1)
に、待機位置(B)から調節制御されて直線移動位置決め
される。
【0021】上記直線移動位置決め手段20を運転する
プログラム制御手段30は、主軸1との間で工具交換を
行なう工具交換プログラムPCと、各工具番号T1,T
2,T3,…とを照合させる。これにより、上記直線移
動位置決め手段20をプログラム制御手段30が駆動制
御されて、予め工具刃先が通過する検知位置(A1)に上
記光センサ手段10の光軸(X)を一致させることで、各
特定工具についてその折れ検すべき刃先位置が確定され
る。
【0022】本発明の第1実施形態となる工具折れ検探
知装置100は、上記のように構成され、下記のように
工具折れ検方法が実行される。先ず、工具マガジンTM
内の工具交換位置(A)には、この上部に空となっている
工具杷持器3の1つが巡回可能に待機している。上記工
具交換位置(A)には、主軸1に装着された工具T1が加
工を終えて、その工具T1(その他の工具T2,T3,)
の刃先Ta(その他の先Tb,Tc)を感知できるよう
に、検知位置(A1)に予め位置決め投光器11と受光器
12間の光軸(X)が刃先Taに調節制御される。上記調
節制御は、光センサ手段10の投光器11と受光器12
を取付け直線移動位置決め手段20の上下移動による位
置決め制御に委ねている。
【0023】その上記直線移動位置決め手段20を運転
するプログラム制御手段30は、主軸1との間で工具交
換を行なう工具交換プログラムPCと、各工具番号T1
(T2,T3,)とを照合させる。これにより、上記直線
移動位置決め手段20をプログラム制御手段30により
駆動制御し、予め工具刃先が通過する検知位置(A1)に
上記光センサ手段10の光軸(X)を一致させる。これ
で、各特定工具についてその折れ検すべき刃先位置が確
定される。
【0024】従って、加工後に工具マガジンTMに回収
される工具T1の刃先位置に対応するように、予め登録
されている工具番号に対応してNC制御装置のプログラ
ムが働き、上記光センサ手段の検出位置を予め調節制御
する。これで、工具マガジン内の工具交換位置へ戻され
る使用済み工具は、工具マガジン内での搬入途上にて工
具刃先の有無を光センサ手段により高速探知される。
【0025】上記第1実施形態による工具折れ検方法
を、図4に示すフローチャート図を中心にして説明す
る。先ず、マシニングセンタMCの運転開始で、「スタ
ート」させる。ここで、NC制御装置から「工具交換」
の指令が出されて「新しい工具を主軸に装着」させる。
これに続いて、図2に示すように、主軸1を加工領域K
まで移動させて「ワーク加工」を行わせ、「ワーク加工
を終了」させるとともに、次の新しいワーク加工に対す
る「工具交換指令」がNC制御装置から出力される。一
方、上記ワーク加工の時間内において、プログラム制御
手段30は、NC制御装置からの「工具交換」指令を読
み取って「工具NOの確認」を行い、予め登録されてい
るその工具長から直線移動位置決め手段20を作動させ
て「光センサを検知位置」へ移動させ、「光センサの位
置決め」を予め行う。上記光センサ手段10の動作は、
図1に示すように、待機位置(B)にある光センサ手段1
0を加工済み工具T1の刃先Taが通過する検知位置
(A1)へと上昇移動させて行う。
【0026】上記工具折れ検探知条件が整った後、図2
に示すように、主軸1について「加工済み工具が折れ検
探知位置(A1)を通過」させる。この時、図3に示すよ
うに、加工済み工具T1の刃先Taが、上記光センサ手
段10の光軸(X)と交叉して遮断通過すると、受光器1
2での受光が一瞬なくなる。上記受光遮断で「折れ検探
知」は、「工具折れ無し」YESとなり、上記受光され
ずで「折れ検探知」は、「工具折れ有り」NOと判断さ
れる。
【0027】しかして、「工具折れ無し」YESと判断
されれば、光センサ手段10は直ちに待機位置(B)に戻
される。続いて、加工済み工具T1と次に使用する工具
とが工具マガジンと主軸間で「工具交換動作」され、
「次の加工工程」に移行する。この加工後に行われる
「折れ検探知」も、上記と同様に、光センサ手段10を
加工済み工具の刃先が通過する新たな検知位置(A1)に
予め位置決め調節した状態にて実行される。他方、「工
具折れ有り」NOと判断されると、直ちに「折れ検探知
アラーム」を発信して運転を停止する。ここで、「折れ
た工具の取り外し」と、新たな工具との交換登録のため
の「セットアップ」を行う。
【0028】上記第1実施形態による工具折れ検探知方
法によると、工具マガジン内の工具交換位置へ戻される
使用済み工具は、工具マガジン内での搬入途上にて工具
刃先の有無を光センサ手段により高速探知されるから、
折れ検のためのタイムロスがなく、ワーク加工のサイク
ルタイムを犠牲にしない。
【0029】更に、上記第1実施形態による工具折れ検
装置によると光センサ手段は、工具マガジン内の工具交
換位置における手前位置の検知位置に配置されているか
ら、切粉やクーラントの悪影響を受けないから感知性能
を低下させないし、省スペースのもとに設置できる。
【0030】上記工具折れ検探知装置100は、本発明
の実施形態についての1つの具体例を図示したものであ
り、本発明はこの第1実施形態に限定されない。例え
ば、図5〜図9に示す第2実施形態の工具折れ検探知装
置200としても良い。この工具折れ検探知装置200
は、光センサ手段10を円弧運動する円弧移動位置決め
手段50に配置したもので、使用済み工具T1,T2,
T3ごとに工具マガジンTM内の工具交換位置(A)へ戻
される工具の搬入途上に、円弧移動の軌跡(E)で位置決
め出来るようにしたものである。
【0031】上記工具折れ検探知装置200は、工具マ
ガジンTM内の工具交換位置(A)に配置した光センサ手
段10と、上記光センサ手段10をワーク加工後に工具
マガジンTM内に回収される各工具T1,T2,T3の
刃先位置Ta,Tb、Tcに対応する検知位置(A1)に
待機位置(B)から予め調節制御する円弧移動位置決め手
段50と、使用済み工具T1,T2,T3ごとに工具マ
ガジン内の工具交換位置(A)へ戻される工具の搬入途上
又はこの工具交換位置(A)に、検知位置(A1)として上
記光センサ手段10を位置決めする円弧移動位置決め手
段50を運転するプログラム制御手段30と、を備えて
いる。
【0032】上記円弧移動位置決め手段50は、図5と
図6に示すように、コ型の揺動体51が揺動可能な支持
棒53に連結さけており、この支持棒53の上端がサー
ボモータSMの回転軸55に取付けられている。上記サ
ーボモータSMは、工具マガジンTMの工具交換位置
(A)における上方フレームFに固着されている。上記揺
動体51の先端部には、光センサ手段10となる投光器
11と受光器12とが対向する形態で取付けられてい
る。しかして、上記光センサ手段10は、サーボモータ
SMの正逆転駆動により、ワーク加工後に工具マガジン
TM内における工具交換位置(A)に回収される工具T1
(T2,T3)の各刃先位置に対応する検知位置(A1)に
待機位置(B)から、コ型の揺動体51を円弧移動させな
がら調節制御されて位置決めされる。
【0033】上記円弧移動位置決め手段50を運転する
プログラム制御手段30は、主軸1との間で工具交換を
行なう工具交換プログラムPCと、各工具番号T1,T
2,T3,…とを照合させる。これにより、上記円弧移
動位置決め手段50をプログラム制御手段30が駆動制
御されて、予め工具刃先が通過する検知位置(A1)に上
記光センサ手段10の光軸(X)を一致させることで、各
特定工具についてその折れ検すべき刃先位置が確定され
る。
【0034】本発明の第2実施形態となる工具折れ検探
知装置200は、上記のように構成され、下記のように
工具折れ検方法が実行される。先ず、工具マガジンTM
内の工具交換位置(A)には、この上部に空となっている
工具杷持器3の1つが巡回可能に待機している。上記工
具交換位置(A)には、主軸1に装着された工具T1が加
工を終えて、その工具T1(その他の工具T2,T3,)
の刃先Ta(その他の先Tb,Tc)を感知できるよう
に、検知位置(A1)に予め位置決め投光器11と受光器
12間の光軸(X)が刃先Taに調節制御される。上記調
節制御は、光センサ手段10の投光器11と受光器12
を取付け円弧移動位置決め手段50の前後方向への円弧
移動による位置決め制御に委ねている。
【0035】上記円弧移動位置決め手段50を運転する
プログラム制御手段30は、主軸1との間で工具交換を
行なう工具交換プログラムPCと、各工具番号T1(T
2,T3,)とを照合させる。これにより、上記円弧移
動位置決め手段をプログラム制御手段30により駆動制
御し、予め工具刃先が通過する検知位置(A1)に上記光
センサ手段10の光軸(X)を一致させる。これで、各特
定工具についてその折れ検すべき刃先位置が確定され
る。
【0036】従って、図7に示すように、加工後に工具
マガジンTMに回収される工具T1の刃先位置Taに対
応するように、予め登録されている工具番号に対応して
NC制御装置のプログラムが働き、上記光センサ手段1
0を待機位置(B)から検出位置(A1)に予め調節制御す
る。これで、工具マガジン内の工具交換位置(A)へ戻さ
れる使用済み工具T1は、工具マガジン内での搬入途上
にて工具刃先の有無を光センサ手段により高速探知され
る。
【0037】上記第2実施形態による工具折れ検探知方
法は、上記第1実施形態と同様に、図4に示すフローチ
ャート図を中心にして説明できる。先ず、マシニングセ
ンタMCの運転開始で「スタート」させる。ここで、N
C制御装置から「工具交換」の指令が出されて「新しい
工具を主軸に装着」させる。これに続いて、図5に示す
ように、主軸1を加工領域Kまで移動させて「ワーク加
工」を行わせ、「ワーク加工を終了」させるとともに、
次の新しいワーク加工に対する「工具交換指令」がNC
制御装置から出力される。一方、上記ワーク加工の時間
内において、プログラム制御手段30は、NC制御装置
からの「工具交換」指令を読み取って「工具NOの確
認」を行い、予め登録されているその工具長から円弧移
動位置決め手段50を作動させて「光センサを検知位
置」へ移動させ、「光センサの位置決め」を予め行う。
上記光センサ手段10の動作は、図7に示すように、待
機位置(B)にある光センサ手段10を加工済み工具(長
い工具の場合)T1の刃先Taが通過する検知位置(A
1)へと円弧移動させて行う。
【0038】上記工具折れ検探知条件が整った後、図7
に示すように、主軸1について「加工済み工具が折れ検
探知位置(A1)を通過」させる。この時、図6に示すよ
うに、加工済み工具T1の刃先Taが、上記光センサ手
段10の光軸(X)と交叉して遮断通過すると、受光器1
2での受光が一瞬なくなる。上記受光遮断で「折れ検探
知」は、「工具折れ無し」YESとなり、上記受光され
ずで「折れ検探知」は、「工具折れ有り」NOと判断さ
れる。
【0039】しかして、「工具折れ無し」YESと判断
されれば、光センサ手段10は直ちに待機位置(B)に戻
される。続いて、加工済み工具T1と次に使用する工具
とが工具マガジンと主軸間で「工具交換動作」され、
「次の加工工程」に移行する。この加工後に行われる
「折れ検探知」も、上記と同様に、光センサ手段10を
加工済み工具の刃先が通過する新たな検知位置(A1)に
予め位置決め調節した状態にて実行される。他方、「工
具折れ有り」NOと判断されると、直ちに「折れ検探知
アラーム」を発信して運転を停止する。ここで、「折れ
た工具の取り外し」と、新たな工具との交換登録のため
の「セットアップ」を行う。
【0040】上記第2実施形態による工具折れ検探知方
法において、図8に示すように、中程度の長さを持つ工
具T2にあっては、光センサ手段10を加工済み工具の
刃先Tbが通過する新たな検知位置(A2)に予め位置決
め調節した状態にて実行される。また、図9に示すよう
に、短い長さを持つ工具T3にあっては、光センサ手段
10を加工済み工具の刃先Tcが通過する新たな検知位
置(A3)に予め位置決め調節した状態にて実行される。
【0041】上記第2実施形態による工具折れ検探知方
法によると、工具マガジン内の工具交換位置へ戻される
使用済み工具は、工具マガジン内での搬入途上にて工具
刃先の有無を光センサ手段により高速探知されるから、
折れ検のためのタイムロスがなく、ワーク加工のサイク
ルタイムを犠牲にしない。
【0042】更に、上記第2実施形態による工具折れ検
装置による光センサ手段は、工具マガジン内の工具交換
位置における下方の検知位置に配置されているから、工
具マガジン内の工具交換位置へ戻される使用済み工具
は、工具マガジン内での搬入途上にて工具刃先の有無を
光センサ手段により高速探知され、折れ検のためのタイ
ムロスがなく、ワーク加工のサイクルタイムを犠牲にし
ない。そして、光センサ手段は、工具マガジン内の工具
交換位置に円弧移動位置決め手段を介して配置されてい
るから、この円弧移動位置決め手段がコンパクトに構成
されるとともに、切粉やクーラントの悪影響を受けず感
知性能を低下させないし、省スペースのもとに設置でき
る。
【0043】本発明は、上記実施形態に限定されない。
例えば、設計変更例として、(1)投光器11及び受光器
12の各面に清掃用のエアノズルを設け、エアを吹き付
けるようにする。これにより、各面が清掃されて、検出
性能が長期間にわたり維持されるとともに、検出不良に
よる誤動作が解消される。そして、(2)感度向上のため
に、受光器12の受光面前にスリット(微少隙間)を設け
る。これにより、細径工具においても、確実に工具刃先
の存在を検知でき、検出能力を向上・維持できる。
【0044】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、工具マガジ
ン内の工具交換位置へ戻される使用済み工具は、工具マ
ガジン内での搬入途上にて工具刃先の有無を光センサ手
段により高速探知されるから、折れ検のためのタイムロ
スがなく、ワーク加工のサイクルタイムを犠牲にしな
い。更に、光センサ手段は、工具マガジン内の工具交換
位置又はこの付近に配置されているから、切粉やクーラ
ントの悪影響を受けず感知性能を低下させない上に、省
スペースのもとに設置できる。
【0045】請求項2によると、工具マガジン内の工具
交換位置へ戻される使用済み工具は、工具マガジン内で
の搬入途上にて工具刃先の有無を光センサ手段により高
速探知されて、折れ検のためのタイムロスがなく、ワー
ク加工のサイクルタイムを犠牲にしない。更に、光セン
サ手段は、工具マガジン内の工具交換位置に直線移動位
置決め手段を介して配置されているから、切粉やクーラ
ントの悪影響を受けず感知性能を低下させない上に、省
スペースのもとに設置できる。
【0046】請求項3によると、工具マガジン内の工具
交換位置へ戻される使用済み工具は、工具マガジン内で
の搬入途上にて工具刃先の有無を光センサ手段により高
速探知されて、折れ検のためのタイムロスがなく、ワー
ク加工のサイクルタイムを犠牲にしない。更に、光セン
サ手段は、工具マガジン内の工具交換位置に円弧移動位
置決め手段を介して配置されているから、コンパクトに
構成できるとともに、切粉やクーラントの悪影響を受け
ず感知性能を低下させない上に、省スペースのもとに設
置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、工具マガジン前
部に配置した工具折れ検探知装置の正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、工具マガジン前
部に配置した工具折れ検探知装置の平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、光センサ手段の
正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、折れ検探知のフ
ローチャート図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、工具マガジン下
に配置した工具折れ検探知装置の平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示し、光センサ手段の
斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示し、長い工具に対す
る光センサ手段の作用図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示し、中程度の工具に
対する光センサ手段の作用図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示し、短い工具に対す
る光センサ手段の作用図である。
【符号の説明】
1 主軸 3 工具把持器 10 光センサ手段 11 投光器 12 受光器 20 直線移動位置決め手段 22 回転軸 23 ボールネジ 25 承持体 26 昇降体 30 プログラム制御手段 50 円弧移動位置決め手段 100 工具折れ検装置 200 工具折れ検装置 A 工具交換位置 A1 検知位置 A2 検知位置 A3 検知位置 B 待機位置 E 円弧移動の軌跡 MC マシニングセンタ PC 工具交換プログラム X 光軸 TM 工具マガジン T1,T2,T3 工具 Ta,Tb,Tc 刃先
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野仁康 静岡県浜松市高塚町4888番地 エンシュウ 株式会社内 Fターム(参考) 3C002 HH08 3C029 DD04 DD20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具マガジン内の工具交換位置又はこの
    工具交換位置付近に、光センサ手段を位置調節可能に配
    置し、上記光センサ手段の検知位置は加工後に工具マガ
    ジンに回収される工具の刃先位置に対応するよう予め工
    具番号に基づき調節制御されており、工具マガジンの工
    具交換位置へ戻される使用済み工具の搬入途上となる上
    記光センサ手段の検知位置にて、刃先の有無を高速探知
    することを特徴とする工具折れ検探知方法。
  2. 【請求項2】 工具マガジン内の工具交換位置又はこの
    工具交換位置付近に配置した光センサ手段と、上記光セ
    ンサ手段をワーク加工後に工具マガジン内に回収される
    工具の刃先位置に対応する検知位置に、予め工具番号に
    基づき調節制御する直線移動位置決め手段と、工具マガ
    ジン内に戻される工具の工具番号に基づき上記直線移動
    位置決め手段を運転制御させるプログラム制御手段と、
    を備えてなることを特徴とする工具折れ検探知装置。
  3. 【請求項3】 工具マガジン内の工具交換位置又はこの
    工具交換位置付近に配置した光センサ手段と、上記光セ
    ンサ手段をワーク加工後に工具マガジン内に回収される
    工具の刃先位置に対応する検知位置に、予め工具番号に
    基づき調節制御する円弧移動位置決め手段と、工具マガ
    ジン内に戻される工具の工具番号に基づき上記円弧移動
    位置決め手段を運転制御させるプログラム制御手段と、
    を備えてなることを特徴とする工具折れ検探知装置。
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