JP2002107143A - 対地角検出器及び角度検出装置 - Google Patents

対地角検出器及び角度検出装置

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JP2002107143A
JP2002107143A JP2000302367A JP2000302367A JP2002107143A JP 2002107143 A JP2002107143 A JP 2002107143A JP 2000302367 A JP2000302367 A JP 2000302367A JP 2000302367 A JP2000302367 A JP 2000302367A JP 2002107143 A JP2002107143 A JP 2002107143A
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angle detector
angle
ground
potentiometer
ground angle
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JP2000302367A
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Junichi Narisawa
順市 成澤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振り子の質量や等価長さを増加させずに、角
度検出に伴って発生するヒステリシス、及び回転トルク
を小さくすることができる対地角検出器の提供。 【解決手段】 外殻を形成する筐体21内に設けたポテ
ンショメータ22、及びポテンショメータ22の軸23
に装着される振り子24を備え、水平面に対する角度で
ある対地角を検出するものにおいて、筐体21内に振動
モータ25を設けた構成にし、角度検出時に振動モータ
25を作動させて、ポテンショメータ22の各摺動接触
部を動摩擦とすることにより、ヒステリシス及び回転ト
ルクを静摩擦時の、すなわち従来の数分の1にすること
ができる。これによりポテンショメータ22を多数製作
した際の歩留まり、つまり対地角検出器の構成部品とし
て採用できる割合が従来に比べて著しく向上し、ポテン
ショメータ22の単価が安くなり、この対地角検出器の
製作コストを従来に比べて安くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンや油圧シ
ョベル等の各種の作業機械に備えられ、振り子を介して
水平面に対する角度である対地角を検出する対地角検出
器、及びこの対地角検出器を含む角度検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は対地角検出器が備えられる作業機
械の一例として挙げたタワークレーンを示す側面図であ
る。
【0003】はじめに、この図4に基づいて対地角検出
器の活用の一例について説明する。
【0004】図4に示すタワークレーンは、走行体を含
む本体1と、この本体1に回動可能に設けられるタワー
ブーム2と、このタワーブーム2の上端に回動可能に設
けられるタワージブ3と、このタワージブ3の先端に吊
り下げられる巻上ロープ5と、この巻上ロープ5の下端
に設けられ荷の吊り上げ下げに用いられるフック4とを
備えている。
【0005】また、タワーブーム2の下端付近には、水
平面に対する対地角を検出する対地角検出器、すなわち
タワーブーム角度検出器6が設けられ、タワージブ3の
下端付近には、同じく対地角検出器であるタワージブ角
度検出器7が設けられている。タワーブーム2の起伏ロ
ープ(不図示)の端部にはフック4で吊り上げ下げされ
る荷の重量を検出する荷重検出器8が設けられている。
さらに本体1内にはタワーブーム角度検出器6、タワー
ジブ角度検出器7、及び荷重検出器8から出力される信
号に基づいて、このタワークレーンの転倒を防止する演
算処理を実行する過負荷防止装置を構成する制御装置9
が備えられている。
【0006】この図4に示すタワークレーンの制御装置
9は、タワーブーム2の回動に伴ってタワーブーム角度
検出器6から出力される角度信号と、タワージブ3の回
動に伴ってタワージブ角度検出器7から出力される角度
信号とに基づいてこのタワークレーンの作業半径を演算
し、その作業半径で許容される限界荷重、すなわち転倒
防止の限界値である限界荷重を演算する。そして、荷重
検出器8から出力される荷重信号により現実にフック4
にかかっている荷重を求め、この実際の荷重と前述の限
界荷重とを比較する。この比較の結果、例えば実際の荷
重が限界荷重を超えようとするときは、警報器を作動さ
せる警報信号を出力したり、作業半径がそれ以上大きく
ならないように自動的に制御する処理を実施する。
【0007】図5は本願の対象としている従来の対地角
検出器の一例を示す図で、(a)は側断面図、(b)は
(a)のA−A矢視に相当する断面図である。この図5
には、前述した図4のタワークレーンに備えられるタワ
ーブーム角度検出器6を示してあるが、タワージブ角度
検出器7も同様の構成になっている。なお、この種の対
地角検出器は、例えば特開平5−141909号公報に
記載されている。
【0008】図5の(a)(b)に示すタワーブーム角
度検出器6は、外殻を形成する筐体6aと、この筐体6
a内に設けたポテンショメータあるいはエンコーダから
成る回転センサ10と、この回転センサ10の軸11に
装着される振り子12とを備えている。振り子12は、
重り13,14,15を有している。
【0009】このタワーブーム角度検出器6は、前述し
た図4に示すタワーブーム2の回動に伴って一体的に筐
体6aが回動したとき、重り13〜15を有する振り子
12が重力方向すなわち鉛直方向を維持するように回動
し、これに伴って回転センサ10の軸11が回転し、タ
ワーブーム2の水平面に対する角度である対地角が検出
され、その角度信号が図4に示す本体1に備えられる制
御装置9に出力されるようになっている。
【0010】前述した図4に示すタワーブーム角度検出
器7も同様であり、タワージブ3の水平面に対する角度
である対地角を検出し、その角度信号を制御装置9に出
力する。
【0011】以下にあっては、対地角検出器の一例とし
てタワーブーム角度検出器6を取り上げその問題点など
について述べるが、タワージブ角度検出器7のように振
り子を備えた回転センサを有する他の対地角検出器等に
おいても同様の問題点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したタワーブーム
角度検出器6のポテンショメータあるいはエンコーダか
ら成る回転センサ10は、他の磁気抵抗素子を有する非
接触タイプの回転センサに比べると、温度の変化に伴う
出力電圧の変動、すなわち温度特性を考慮しなくて済む
とともに、回転角度に対する出力電圧の偏差の程度、す
なわち直線性に優れている。したがって、温度変化の大
きい環境で作業をおこなったり、ブームやアームの角度
を高精度に検出することが要望されているクレーンや油
圧ショベル等の作業機械に設けるのに好適である。
【0013】しかしながら、図5に示すポテンショメー
タあるいはエンコーダから成る回転センサ10は、角度
検出に際しその構造に起因する静摩擦を生じる。これに
伴って、回転トルクをできるだけ低トルクとしたい場合
に制約を受けている。比較的精度の高い低トルクを実現
している回転センサ10、すなわちポテンショメータや
エンコーダから成る回転センサ10では、回転トルク
が、数g・cm〜10g・cmであり、前述した非接触
タイプの回転センサで実現し得る回転トルク(0.数g
・cm程度)に比べて大きな値となっている。
【0014】図6は対地角検出器であるタワーブーム角
度検出器6における角度検出に際して生じるヒステリシ
スを説明する図である。
【0015】同図6中、Oは回転センサ10の軸11の
中心、Fは重り13〜15を含む振り子12の重力、R
は軸11の中心Oから振り子12の重心までの距離、す
なわち等価長さ、Tは回転センサ10の回転トルクであ
る。
【0016】また、Δθは、タワーブーム2の一方向の
回動に伴って筐体6aが一方向に回動した際、ポテンシ
ョメータ等の回転センサ10特有の静摩擦に伴って振り
子12が一旦筐体6aと同じ一方向に回転し、その後振
り子12が自重により鉛直方向に戻るべく回動を始めよ
うとする位置と、タワーブーム2の前述した一方向と反
対方向である他方向の回動に伴って筐体6aが他方向に
回動した際、静摩擦に伴って振り子12が一旦筐体6a
と同じ他方向に回転し、その後振り子12が自重により
鉛直方向に戻るべく回動を始めようとする位置とのなす
角度であり、ヒステリシスと呼ばれている。このヒステ
リシスは検出角度の誤差に相応する。したがって、でき
るだけ小さい方が望ましい。
【0017】上述した静摩擦は、ポテンショメータ等の
回転センサ10の軸11と、この軸11を支持する図示
しない軸受との間の接触抵抗とか、摺動子の接触抵抗等
に基づく摩擦である。
【0018】上述した振り子12の重力F、等価長さ
R、ポテンショメータ等の回転センサ10の回転トルク
T、ヒステリシスΔθとの間には、 T=F・R・sin(Δθ/2) ∴Δθ=2・sin−1{T/(F・R)} の関係がある。
【0019】現在市販されている高精度なポテンショメ
ータ等の回転センサ10の回転トルクTが例えば0.0
01N・m(約10g・cm)であるものとし、振り子
12の重力Fが2.0N(約200g)、等価長さRが
0.004m(4cm)であったとすると、上述の式か
らヒステリシスΔθは、ほぼ1.4°となる。
【0020】この値は、タワーブーム2の長さが50
m、タワーブーム角度が水平面に対して80°の角度で
あったとすると、1.2mの作業半径誤差を生じること
になる。
【0021】このような作業半径誤差を極力小さなもの
とするために、従来、ポテンショメータ等の回転センサ
10をタワーブーム角度検出器6に採用する場合に、例
えば回転トルクが0.001N・m以下となるような回
転センサ10等を多数製作し、その中から例えば回転ト
ルクが0.0008N・m以下(約8g・cm以下)の
ものを合格品として選別することがおこなわれている。
【0022】このため従来では、回転センサ10の製作
に際して所望の基準に至らない回転センサ(回転トルク
が0.0008N・mを超えたもの)も多く存在し、歩
留まりが悪く、回転センサ10の単価が高くなりがちで
ある。これに伴って、このタワーブーム角度検出器6の
製作コストが高くなってしまう問題がある。
【0023】なお、上述した振り子12の質量を増加さ
せたり、等価長さRを増加させれば、ヒステリシスΔθ
を小さくすることができ、これにより上述した作業半径
誤差を小さくすることができる。しかし、このように構
成するとタワーブーム角度検出器6の全体形状が大きく
なり、タワーブーム2への装着等に支障を生じてしまう
ことになる。したがって、このように構成することは実
用的でない。
【0024】本発明は、上述した従来技術における実状
からなされたもので、その目的は、振り子の質量や等価
長さを増加させることなく、角度検出に伴って発生する
ヒステリシス、及び回転トルクを小さくすることができ
る対地角検出器及び角度検出装置を提供することにあ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に係る発明は、外殻を形成する筐体
と、この筐体内に設けた回転センサ、及び回転センサの
軸に装着される振り子とを備え、水平面に対する角度で
ある対地角を検出する対地角検出器において、上記回転
センサに与える振動を発生させる振動発生手段を設けた
構成にしてある。
【0026】このように構成した本願の請求項1に係る
発明にあっては、角度検出時に振動発生手段を作動させ
ることにより、回転センサの軸とその軸受との間などに
形成される接触抵抗、すなわち摩擦が静摩擦の数分の1
である動摩擦となる。したがって、角度検出に際して筐
体が回動したときの振り子の振れ幅であるヒステリシス
を、振り子の質量や等価長さを増加させることなく、静
摩擦におけるヒステリシスの数分の1にすることができ
る。
【0027】上述した振動発生手段を、筐体内に設ける
と都合が良い。
【0028】また、上述した振動発生手段は、例えば振
動モータであってもよく、またリニアソレノイドであっ
てもよい。
【0029】上述した回転センサは、例えばポテンショ
メータによって構成することができる。
【0030】上述のような対地角検出器は、作業半径の
演算のための角度検出等を実施する各種の作業機械に設
けると都合がよい。
【0031】また、上記目的を達成するために、本願の
請求項7に係る角度検出装置は、外殻を形成する筐体内
に設けられ、回転センサ、及びこの回転センサの軸に装
着される振り子と、振動発生手段とを含み、水平面に対
する角度である対地角を検出する対地角検出器と、この
対地角検出器から出力される信号に基づいて所定の演算
をおこなうマイクロコントローラ、及び上記振動発生手
段を駆動する駆動信号を出力する駆動手段を含む制御装
置とを備えた構成にしてある。
【0032】このように構成した請求項7に係る発明に
あっては、例えば角度検出の開始に際し、制御装置の駆
動手段を作動させ振動発生手段を駆動させると、対地角
検出器の回転センサの軸とその軸受との間などの摺動接
触部分に振動が与えられ、角度検出時の筐体の回動に際
し、各摺動接触部分は動摩擦で作動する。
【0033】対地角検出器では、筐体の回動に伴って、
振り子が相対的に鉛直方向に動き、これによって対地角
が検出され、その角度信号が制御装置のマイクロコント
ローラに入力される。マイクロコントローラでは、その
角度信号に応じて所定の演算をおこなう。この間、対地
角検出器のヒステリシス、回転トルクは、振り子の質量
や等価長さを増加させることなく、静摩擦におけるヒス
テリシス、回転トルクの数分の1にすることができる。
【0034】上述した角度検出装置において、制御装置
が、対地角検出器から出力されるアナログ信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換器を含み、マイクロコン
トローラが、振動発生手段の駆動中はA/D変換器の作
動を停止させ、振動発生手段を停止させた状態において
A/D変換器を作動させる制御をおこなう処理制御手段
を含む構成にしてもよい。
【0035】このように構成したものでは、対地角検出
器から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器の作動時に、振動発生手段の駆動に際
して懸念されるノイズの影響を防ぐことができるので、
精度の高いA/D変換を実現できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下,本発明の対地角検出器及び
角度検出装置の実施形態を図に基づいて説明する。
【0037】図1は本発明の対地角検出器の一実施形態
を示す図で、(a)は前側部分を取り除いた状態を示す
正面図、(b)は側断面図である。
【0038】この図1に示す対地角検出器は、例えば前
述した図4に示す作業機械、すなわちタワークレーンに
備えられ、タワーブーム2の対地角を検出するタワーブ
ーム角度検出器20であり、外殻を形成する筐体21
と、この筐体21内に設けた回転センサ、例えばポテン
ショメータ22と、このポテンショメータ22の軸23
に装着される振り子24とを備えるとともに、ポテンシ
ョメータ22に与える振動を発生させる振動発生手段、
例えば振動モータ25を備えている。この振動モータ2
5は、例えば筐体21の内壁に設けてある。
【0039】このタワーブーム角度検出器20は、前述
した図4に示すタワーブーム2の回動に伴って一体的に
筐体21が回動したとき、振り子24が重力方向すなわ
ち鉛直方向を維持するように回動し、これに伴ってポテ
ンショメータ22の軸23が回転し、タワーブーム2の
水平面に対する角度である対地角を検出する。
【0040】特にこの角度検出に際して振動モータ25
を駆動させると、ポテンショメータ22の軸23とその
軸受との間の接触抵抗とか、摺動子の接触抵抗など、す
なわち摩擦が振動モータ25を駆動しない状態における
摩擦である静摩擦の数分の1である動摩擦となる。
【0041】したがって、角度検出に際して筐体21が
回動したときの振り子24の振れ幅であるヒステリシス
を、振り子24の質量や等価長さを増加させることな
く、静摩擦におけるヒステリシスの数分の1にすること
ができる。
【0042】このときのヒステリシスをΔθ1、数分の
1を例えば1/4、回転トルクをT1とし、静摩擦時の
ヒステリシス、回転トルクを前述したΔθ,Tとし、振
り子24の重力、等価長さを前述したF,Rとすると、 T1=F・R・sin(Δθ1/2) の関係となる。ここで、 Δθ1=Δθ/4 である。したがって、 T1=F・R・sin{Δθ/(2×4)} ≒{F・R・sin(Δθ/2)}/4 =T/4 となる。すなわち、振動モータ25の駆動によって筐体
21内に発生させた振動によってポテンショメータ22
の各摺動接触部を動摩擦とし、これによって回転トルク
T1を静摩擦時の回転トルクTの例えば1/4とするこ
とができる。
【0043】具体的な一例を挙げると、ポテンショメー
タ22の回転トルクが、静摩擦時において例えば10g
・cm以下に製作されているものとすると、本実施形態
によれば、動摩擦とすることによりその1/4、すなわ
ち2.5g・cm以下の低トルクの回転トルクT1を実
現できる。
【0044】また、このように回転トルクT1が2.5
g・cmすなわち0.00025N・m、例えば振り子
24の重力Fが2.0N(約200g)、等価長さRが
0.004m(4cm)であったとすると、本実施形態
のヒステリシスΔθ1は、ほぼ前述した図5に示すタワ
ーブーム角度検出器6におけるヒステリシス1.4°の
1/4、すなわち、0.35°となる。これにより、こ
の種の作業機械における精度の高い角度検出を実現でき
る。
【0045】また、今仮に、タワーブーム2の長さが5
0m、タワーブーム角度が水平面に対して80°の角度
であったとすると、作業半径誤差は、前述した図5に示
すタワーブーム角度検出器6を備えた場合の作業半径誤
差1.2mの1/4、すなわち0.3mとすることがで
きる。これにより、作業の安全性を向上させることがで
き、また、精度の高い作業を実施することができる。
【0046】さらに、回転トルクが0.001N・m
(10g・cm)以下となるようなポテンショメータが
多数製作された場合、振動モータ25を駆動させること
により、全てのものが例えば0.00025N・m
(2.5g・cm)前後の低トルクを有するものと、み
なすことができる。つまり、ほぼ全てのポテンショメー
タを合格品として、タワーブーム角度検出器6の部品に
採用可能となり、歩留まりを著しく向上させることがで
きる。これによりポテンショメータ22の単価を安くす
ることができ、このタワーブーム角度検出器20の製作
コストを安くすることができる。
【0047】図2は図1に示す対地角検出器を含む角度
検出装置の一実施形態を示すブロック図、図3は図2に
示す制御装置に含まれるマイクロコントローラ等で実施
される処理手順を示すフローチャートである。
【0048】図2に示す角度検出装置の一実施形態は、
ポテンショメータ22及び振動モータ25を含む対地角
検出器、すなわち前述した図1(a)(b)に示すタワ
ーブーム角度検出器20を、図4に例示するタワークレ
ーンのタワーブーム2に設けてある。
【0049】また、ポテンショメータ22の電源31
と、ポテンショメータ22から出力された角度信号、す
なわちアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D
変換器32と、振動モータ25を駆動する振動モータ駆
動手段33と、A/D変換器32から入力される信号に
応じて、所定の演算をおこなうとともに、適宜、振動モ
ータ駆動手段33を作動させる制御信号、あるいは振動
モータ駆動手段33を停止させる制御信号を出力するマ
イクロコントローラ34とを含む制御装置30を、図4
に例示するタワークレーンの本体1に配置してある。
【0050】この角度検出装置の一実施形態の動作につ
いて、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0051】はじめに、手順S1に示すように、マイク
ロコントローラ34から振動モータ駆動手段33に、こ
の振動モータ駆動手段33を作動させる制御信号が出力
される。これにより振動モータ駆動手段33が作動し、
タワーブーム角度検出器20に備えられる振動モータ2
5にモータ駆動信号が出力される。これに応じて振動モ
ータ25が駆動し、筐体21を介してポテンショメータ
22の各摺動接触部に振動が与えられる。この振動によ
り、前述したようにポテンショメータ22の各摺動接触
部が動摩擦となり、ヒステリシス及び回転トルクを静摩
擦時の例えば1/4にすることができる。
【0052】次に手順S2に示すように、マイクロコン
トローラ34で、例えば所定の単位時間ごとに、マイク
ロコントローラ34から振動モータ駆動手段33に、こ
の振動モータ駆動手段33の作動を停止させる制御信号
が出力される。これにより振動モータ駆動手段33が作
動を停止し、これに応じて振動モータ25が停止する。
次いで手順S3に移る。
【0053】手順S3では、そのときのポテンショメー
タ22から出力された角度信号、すなわちアナログ信号
がA/D変換器32でディジタル信号に変換される。な
お、A/D変換器32におけるA/D変換時間は、例え
ば数ミリ秒以下である。
【0054】この手順S3の処理の後は、手順S4に移
る。この手順S4は前述した手順S1と同様に、マイク
ロコントローラ34から振動モータ駆動手段33に制御
信号が出力され、振動モータ駆動手段33が作動し、振
動モータ25が駆動する。手順S4の後は手順S5に移
り、その他の処理が実施される。例えば、マイクロコン
トローラ34では、その角度信号に応じて、所定の演
算、例えば図4に示すタワークレーンの転倒を防止する
過負荷防止のための演算等をおこなう処理がなされる。
【0055】手順S5の後は、手順S2に戻り上述と同
様の処理がなされる。
【0056】このように構成した角度検出装置の一実施
形態にあっても、タワーブーム角度検出器20は振動モ
ータ25を備えているので、前述した図1に示す振り子
24の質量や等価長さを増加させることなく、ポテンシ
ョメータ22のヒステリシス及び回転トルクを静摩擦時
の例えば1/4とすることができ、精度の高い角度検出
を実現でき、タワークレーンの作業半径誤差を少なく
し、作業の安全性を向上させることができ、精度の高い
作業を実施できる。
【0057】また、比較的精度の高い低トルクのポテン
ショメータ22が多数製作された場合に、ほぼ全てのも
のを合格品としタワーブーム角度検出器20として、す
なわち対地角検出器として採用可能となり、したがっ
て、歩留まりを向上させ、ポテンショメータ22の単価
を安くすることができ、このタワーブーム角度検出器2
0の製作コストを安くすることができる。
【0058】さらに、A/D変換器の駆動時には、振動
モータ25を停止させるようにしてあることから、振動
モータ25の駆動に際して懸念されるノイズの影響を防
ぐことができ、精度の高いA/D変換を実現でき、精度
の高い角度検出をおこなうことができる。また、上述の
ようにノイズの影響を防ぐことができるので、ポテンシ
ョメータ22と制御装置30とを接続する信号線と、振
動モータ25と制御装置30とを接続する信号線とを同
一の配線ケーブル内に収納させることができ、配線構造
をコンパクトにすることができる。
【0059】なお、上述した対地角検出器、角度検出装
置の各実施形態にあっては、振動発生手段として振動モ
ータ25を設けてあるが、本発明は、このように構成す
ることには限られず、振動モータ25に代えてリニアソ
レノイドを設けるようにしてもよい。この場合、リニア
ソレノイドの可動部が筐体21の壁面に間欠的に当るよ
うに配置して振動を発生させるようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】本願の各請求項に係る発明によれば、振
り子の質量や等価長さを増加させることなく、角度検出
に伴って発生するヒステリシス、及び回転トルクを小さ
くすることができ、対地角検出器が備えられる作業機械
における精度の高い角度検出を実現でき、この作業機械
による作業の安全性を向上させることができ、精度の高
い作業を実現できる。また、対地角検出器の筐体内に設
けられる回転センサの歩留まりを従来よりも向上させる
ことができ、これにより回転センサの単価を安くするこ
とができ、この回転センサが設けられる対地角検出器の
製作コストを従来に比べて安くすることができる。
【0061】特に、請求項8に係る発明によれば、振動
モータの駆動に伴うノイズの影響を防ぐことができるの
で精度の高いA/D変換を実現でき、この観点から精度
の高い角度検出をおこなうことができる。また、上述し
たノイズの影響を防ぐことができるので、回転センサと
制御装置とを接続する信号線と、振動発生手段と制御装
置とを接続する信号線とを同一の配線ケーブル内に収納
させることができ、配線構造をコンパクトにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対地角検出器の一実施形態を示す図
で、(a)は前側部分を取り除いた状態を示す正面図、
(b)は側断面図である。
【図2】図1に示す対地角検出器を含む角度検出装置の
一実施形態を示すブロック図である。
【図3】図2に示す制御装置に含まれるマイクロコント
ローラ等で実施される処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】対地角検出器が備えられる作業機械の一例とし
て挙げたタワークレーンを示す側面図である。
【図5】従来の対地角検出器の一例を示す図で、(a)
は側断面図、(b)は(a)のA−A矢視に相当する断
面図である。
【図6】対地角検出器における角度検出に際して生じる
ヒステリシスを説明する図である。
【符号の説明】
20 タワーブーム角度検出器(対地角検出器)〔角度
検出装置〕 21 筐体 22 ポテンショメータ(回転センサ) 23 軸 24 振り子 25 振動モータ(振動発生手段) 30 制御装置〔角度検出装置〕 31 電源 32 A/D変換器 33 振動モータ駆動手段 34 マイクロコントローラ 35 操作検出手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01C 9/12 G01C 9/12 P Fターム(参考) 2D015 HA03 HB04 2F063 AA35 AA37 BA17 BA30 BC03 BD16 CA06 CA34 CB06 CC08 DB01 DB07 DC10 DD03 EA03 EA20 FA01 KA01 KA03 KA04 KA05 LA19 2F069 AA83 AA93 BB40 CC04 DD27 DD30 GG04 GG06 GG63 HH15 HH30 JJ17 JJ25 LL07 NN08 3F205 AA07 BA01 CA02 HA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外殻を形成する筐体と、この筐体内に設
    けた回転センサ、及び回転センサの軸に装着される振り
    子とを備え、水平面に対する角度である対地角を検出す
    る対地角検出器において、 上記回転センサに与える振動を発生させる振動発生手段
    を設けたことを特徴とする対地角検出器。
  2. 【請求項2】 上記振動発生手段を上記筐体内に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の対地角検出器。
  3. 【請求項3】 上記振動発生手段が振動モータであるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の対地角検出器。
  4. 【請求項4】 上記振動発生手段がリニアソレノイドで
    あることを特徴とする請求項1または2記載の対地角検
    出器。
  5. 【請求項5】 上記回転センサがポテンショメータであ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の対
    地角検出器。
  6. 【請求項6】 作業機械に設置することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の対地角検出器。
  7. 【請求項7】 外殻を形成する筐体内に設けられ、回転
    センサ、及びこの回転センサの軸に装着される振り子
    と、振動発生手段とを含み、水平面に対する角度である
    対地角を検出する対地角検出器と、 この対地角検出器から出力される信号に基づいて所定の
    演算をおこなうマイクロコントローラ、及び上記振動発
    生手段を駆動する駆動信号を出力する駆動手段を含む制
    御装置とを備えたことを特徴とする角度検出装置。
  8. 【請求項8】 上記制御装置が、上記対地角検出器から
    出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するA
    /D変換器を含み、 上記マイクロコントローラが、上記振動発生手段の駆動
    中は上記A/D変換器の作動を停止させ、上記振動発生
    手段を停止させた状態においてA/D変換器を作動させ
    る制御をおこなう処理制御手段を含むことを特徴とする
    請求項7記載の角度検出装置。
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