JP2002107452A - 2次元走査型光レーダセンサ - Google Patents
2次元走査型光レーダセンサInfo
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Abstract
走査型光レーダセンサを提供する 【解決手段】走査ミラー13を駆動回路14,15によ
り軸13a,13b回りに揺動駆動して発光素子11か
らの光ビームを、監視領域Bを含む走査領域Aの範囲を
2次元に走査する。駆動回路14,15からの走査情報
と受光素子16及び受光回路17を介して得られる受光
出力R1とに基づいて検査用反射体m1〜m4からの反
射光が受光されているか否かを正常動作確認手段19で
確認する。受光出力R1に基づき監視領域B内の物体の
有無を判定する不存在判定手段18で判定する。不存在
判定手段18から物体不存在を示すS=1が発生し、正
常動作確認手段19から正常動作を示すN=1が発生し
た時、ANDゲート20から安全を示すZ=1が発生す
る。
Description
な領域で行える2次元走査型光レーダセンサに関し、特
に、センサ正常を確認しつつ物体監視が行える2次元走
査型光レーダセンサに関する。
格では、進路上の物体を監視するための光レーダセンサ
は、進路上に横たわる人の発見等を配慮して、床面から
所定高以下の位置で無人搬送車に取り付けるべきと規定
されている。しかし、光ビームを2次元で走査して立体
空間を監視する2次元走査型光レーダセンサを利用すれ
ば、設置高が規定値以上であっても走査ビームを床面方
向へも向けることができるので、実質的に上記規格の要
件を満たすことができ、光レーダセンサの取付け自由度
を高められる。
えば信学技法Vol.99,No.516「2次元スキ
ャニングレーダの開発」や、特開平11−306485
号公報等で開示されたもの等がある。前者の2次元走査
型光レーダセンサは、レーザダイオードから発せられた
光ビームをポリゴンミラーで反射して空間へ放射し、走
査ビームの光軸上に物体が存在すれば、物体からの反射
光の受光で物体有りが通報される。そして、ポリゴンミ
ラーは角錐台形状で各反射面の傾斜角を異ならせている
ので、ポリゴンミラーで反射して空間に放射される光ビ
ームの走査が2次元になる。これにより、走査ビームの
放射領域が光ビーム反射点を頂点とした立体となり、物
体を立体的な領域で監視できる。
光部からの光ビームを、ガルバノミラーで反射して所定
領域内へ投光し、所定領域内に物体があれば、その反射
光が受光手段で受光されて物体有りと判定される。ガル
バノミラーは、特開平7−175005号公報、特開平
7−218857号公報等で公知のもので、互いに直交
する回動軸でそれぞれ軸支された2つの可動部を駆動手
段でそれぞれ独立に揺動駆動してミラーを傾動する。こ
れにより、光ビームの走査が2次元となり走査ビームの
放射領域が立体になる。
全規格では、無人搬送車と人との衝突事故の重大性に鑑
み、搭載する光レーダセンサは故障時に危険側に誤らな
いことが要求され、この場合、センサが正常であること
の確認機能が必要である。しかし、上述したいずれの2
次元走査型光レーダセンサも、センサの正常動作確認機
能については示されていない。
は、正常動作確認機能を備えたものが、例えば特開平1
1−144161号公報等で公知である。この1次元走
査型光レーダセンサは、レーザダイオードから発せられ
た光ビームを回動軸が1つであるガルバノミラーで1次
元に走査し、走査ビームの光軸上に物体が存在すれば、
その反射光の受光により物体有りが通報される。そし
て、この1次元走査型光レーダセンサでは、物体監視領
域の端部近傍に正常動作確認用の検査用反射体を備え、
この検査用反射体からの反射光に基づいて正常動作確認
手段によりセンサの正常動作を確認する構成である。
による光ビームの放射方位が検査用反射体の存在する方
位である時に、反射光の受光があれば正常、受光がなけ
れば異常と判定する。そして、正常動作確認手段からセ
ンサ正常の確認出力(論理値1)が発生している時に、
不存在判定手段から物体無しの判定出力(論理値1)が
発生すれば、物体無しの通報出力(論理値1)が生成さ
れる。これにより、センサ正常を確認しつつ物体の有無
を監視している。
サの正常動作確認手法を、上述の2次元走査型光レーダ
センサに適用する場合、光ビームの鉛直方向と水平方向
の各走査が構造的に不可分であるポリゴンミラーを走査
ミラーとして用いる光レーダセンサには適用可能である
が、ガルバノミラーのように2つの方向の走査が独立に
行われる走査ミラーを用いる光レーダセンサに、そのま
ま適用したのではセンサの正常確認ができない虞れがあ
る。
述の1次元走査型光レーダセンサの正常動作確認手法に
基づいて、光ビームの走査領域A(点線で囲まれた領
域)内の監視領域B(実線で囲まれた領域)端部近傍
に、反射体1,2を設け、これら反射体1,2からの反
射光が周期的に受光されることで正常確認するとする。
この場合、例えば一方の走査駆動機構の故障で光ビーム
の走査が、図の走査領域A′で示すように1次元になっ
ても、走査ビームは監視領域B端部近傍の反射体1,2
に周期的に照射されるので、このような故障モードで
は、反射体1,2からの反射光が正常時と同様に周期的
に受光されて異常を通報できない。
ので、正常動作を確認しつつ物体監視ができる2次元走
査型光レーダセンサを提供することを目的とする。ま
た、2方向の光ビーム走査が独立に行われる走査方式で
あっても、正常動作を確認しつつ物体監視ができる2次
元走査型光レーダセンサを提供することを目的とする。
明の2次元走査型光レーダセンサは、光ビーム発生手段
と、前記光ビーム発生手段からの光ビームを物体の監視
領域を含んで2次元に走査可能な光ビーム走査手段と、
該光ビーム走査手段から放射される走査ビームの走査空
間からの反射光を受光する受光手段と、少なくとも前記
受光手段の出力に基づき前記監視領域内の物体不在を判
定する不存在判定手段と、少なくとも前記光ビーム発生
手段、光ビーム走査手段及び受光手段の正常動作を確認
する正常動作確認手段と、前記不存在判定手段の出力と
前記正常動作確認手段の出力との論理積結果に基づいて
安全情報を出力するゲート手段とを備えて構成した。
生した光ビームを光ビーム走査手段により、物体の監視
領域を含んで2次元に走査する。これにより、走査ビー
ムは立体的な空間に放射され物体監視空間が立体的とな
る。不存在判定手段は、予め定めた監視領域内からの反
射光に基づく受光手段の受光出力の有無により物体の不
存在を判定する。正常動作確認手段は、少なくとも前記
光ビーム発生手段、光ビーム走査手段及び受光手段の正
常動作を確認する。不存在判定手段から物体不存在を示
す判定出力が発生し、正常動作確認手段から動作正常を
示す判定出力が発生した時にゲート手段から安全情報が
出力される。
に、前記走査ビームの走査領域内に配置した検査用反射
体からの反射光による前記受光手段の受光出力に基づい
て正常動作の確認を行う構成とした。かかる構成では、
正常動作確認手段は、走査領域内の所定位置に予め検査
用反射体を配置し、検査用反射体からの反射光が受光手
段で受光されていることを確認して正常動作の確認を行
う。
センサ動作状態から得られる走査ビーム放射情報と前記
受光手段の受光出力結果との対応関係が、想定される異
常動作時と正常動作時とで異なるように配置するとよ
い。かかる構成によれば、走査ビームの各方向の走査が
独立に行われるような光ビーム走査手段を利用する場合
にも、想定される異常動作時の走査ビーム放射情報と前
記受光手段の受光出力結果との対応関係が正常動作時と
異なるようになるので、正常動作の確認ができる。
に、前記走査ビーム情報が前記検査用反射体位置を示す
情報である時の前記受光手段の受光出力結果に基づいて
正常動作の確認を行う構成とした。かかる構成では、検
査用反射体からの反射光が受光されるべき時に受光出力
があれば、走査ビームが正常に走査されており動作正常
を確認する。
に、前記走査ビーム情報が前記検査用反射体位置を示す
情報である時の前記受光手段の受光出力結果と、前記走
査ビーム情報が前記検査用反射体位置以外を示す情報で
ある時の前記受光手段の受光出力結果とに基づいて正常
動作の確認を行う構成とするとよい。かかる構成によれ
ば、検査用反射体からの反射光が受光されるべき時に受
光されこと及び検査用反射体からの反射光が受光される
べきでない時に受光されないことの両方の判断結果から
正常動作の確認を行うので、より一層正常動作確認の信
頼性が向上する。
項6のように、センサから見た検査用反射体の存在方位
とセンサから検査用反射体までの距離を含むとよい。か
かる構成では、監視領域の範囲を規定して物体監視を実
行できるようになる。請求項7のように、前記検査用反
射体を、前記走査領域の隅部近傍に配置する構成とすれ
ば、検査用反射体からの反射光が受光されることで、監
視領域全体を走査ビームが走査されていることを確認で
きる。また、走査領域内に複数の監視領域がある場合
に、監視領域毎に検査用反射体を配置する必要がない。
前記監視領域外で当該監視領域の隅部近傍に配置する構
成としてもよい。請求項9のように、前記検査用反射体
を、前記監視領域外縁に対する走査ビームの上下最大角
及び左右最大角で示される方位近傍に配置する構成とす
れば、監視領域が例えば球形状の場合でも好適である。
査型光レーダセンサを搭載した場合において、前記移動
体が予め定められた範囲内で移動する時に、前記検査用
反射体を、前記監視領域内に少なくとも1つ以上存在す
るよう配置する構成とした。かかる構成では、走査ビー
ムが監視すべき領域に放射されていることを確認しつつ
移動体が移動できるようになる。
を、前記移動体の移動方向に沿って連続して存在するよ
う配置する構成とすれば、移動体の移動中でも正常動作
の確認が常時同一の走査ビーム放射範囲で実行できるよ
うになる。前記不存在判定手段は、請求項12のよう
に、前記受光手段の受光出力から前記監視領域内の前記
検査用反射体からの反射光による受光出力を除外して物
体の有無を判定する構成とした。
入射する走査ビームの光強度周波数を変調する構成とし
てもよく、また、請求項14のように入射する走査ビー
ムの波長を変調する構成としてもよい。かかる構成によ
れば、検査用反射体からの反射光と物体からの反射光の
識別が容易になる。
情報表示手段に用いる構成とすれば、検査用反射体によ
り表示情報を伝達できるようになる。
基づいて説明する。図1に、本発明に係る2次元走査型
光レーダセンサの第1実施形態のブロック構成図を示
す。図1において、発光素子11は、発光素子駆動回路
12により駆動されて光ビームを発生する。走査ミラー
13は、発光素子11からの光ビームを反射し走査ビー
ムとして物体監視空間に放射する。走査ミラー13は、
例えば後述する半導体ガルバノミラーであり、第1駆動
回路14により回動軸13aを中心に周期的に揺動駆動
され、第2駆動回路15により前記回動軸13aと直交
する回動軸13bを中心に周期的に揺動される。走査ビ
ームは、走査ミラー13の揺動に伴って図中の左右及び
上下方向に、監視領域B(図の実線で囲まれた領域)を
含む走査領域A(図の点線で囲まれた領域)を2次元に
走査する。これにより、走査ビームは、走査ミラー13
の光ビーム反射点を頂点とした図中2点鎖線で示す角錐
状の立体空間に放射され、立体的な空間で物体監視がで
きる。前記監視領域B外で走査領域A内の監視領域四隅
近傍に、正常動作確認用の検査用反射体m1〜m4を設
ける。前記角錐状の走査ビーム放射空間内からの反射光
は、受光素子16で受光され、電気信号に変換されて受
光回路17で増幅・検波等の処理後、受光出力R1とし
て不存在判定手段18及び正常動作確認手段19へ入力
される。ゲート手段としてのANDゲート20は、不存
在判定手段18及び正常動作確認手段19の各出力S、
Nを論理積演算して演算結果を出力Zとして出力する。
ここで、前記発光素子11と発光素子駆動回路12で光
ビーム発生手段を構成し、前記走査ミラー13、第1及
び第2駆動回路14,15で光ビーム走査手段を構成
し、受光素子16及び受光回路17で受光手段を構成す
る。
ルバノミラーを図2に示す。半導体ガルバノミラーは、
特開平7−175005号公報、特開平7−21885
7号公報等で公知であり、その構成及び動作原理につい
てここでは簡単に説明する。図2は、特開平7−175
005号公報に記載の構成例である。中央部の可動板3
1表面に蒸着金属膜等で形成したミラー32を有する。
前記可動板31を第1のトーションバー33Aで可動枠
34内に支持し、可動枠34を更に第2のトーションバ
ー33Bで固定枠35内に支持する。可動板31及び可
動枠34にはそれぞれ駆動コイル36A及び36Bが設
けられ、これら駆動コイル36A,36B両端の1対の
電極端子37A,37Bに駆動電流を供給する。駆動コ
イル36A,36Bに、図示しない永久磁石等の静磁界
発生手段により静磁界を作用させている。
部の平面に沿って各駆動コイル36A,36Bを横切る
方向に静磁界を作用させた状態で、駆動コイル36A,
36Bに電流を流すと、可動板31及び可動枠34の両
端部に、フレミングの左手の法則に従った方向に電磁力
が作用し、可動板31及び可動枠34が回動する。可動
板31及び可動枠34が回動すると各トーションバー3
3A,33B(図1の回動軸13a,13bに相当す
る)が捩じられ、発生するトーションバー33A,33
Bの各ばね反力と可動板31及び可動枠34に作用する
各電磁力とが釣り合う位置まで可動板31及び可動枠3
4が回動する。前記電磁力は各駆動コイル36A,36
Bに流れる電流に比例するので、可動板31及び可動枠
34のそれぞれの変位角は各駆動コイル36A,36B
に流れる電流に比例する。従って、各駆動コイル36
A,36Bに流す電流を制御することで、可動板31及
び可動枠34、即ちミラー32の変位角を2次元で制御
できる。予め駆動コイル36A,36Bの電流量と可動
板31及び可動枠34の変位角との関係を求めておけ
ば、前記電流量からミラー32の変位角の情報を得るこ
とができる。
36A、36Bにそれぞれ駆動電流を供給する各駆動回
路14,15から、駆動電流に基づいたミラーの変位
角、即ち、走査ビームの放射方位を示す情報信号p1,
p2を、不存在判定手段18及び正常動作確認手段19
に入力している。尚、特開平7−218857号公報で
示されるように、可動板の変位検出用の検出コイルを設
ければ、この検出コイルでミラー変位角を検出できるの
で、変位検出用コイルの出力を図1の情報信号p1,p
2の代わりに用いれば、変位検出コイルの出力からミラ
ーの走査状態が正常か否かを直接監視できるようにな
る。
対応する走査ビーム方位を記憶しており、両駆動回路1
4,15の信号p1,p2の示す走査ビーム方位が記憶
情報に一致する時に、受光回路17の受光出力R1の有
無を判定することで監視領域Bに対応する監視空間内に
おける物体の存在/不在を判定し、物体不在の時にS=
1、物体存在の時にS=0を出力する。
反射体m1〜m4が存在する方位を記憶しており、後述
するように両駆動回路14,15の信号p1,p2の示
す走査ビーム放射方位が記憶情報に一致する時に、受光
出力の有無を判定し、センサの正常動作を確認して正常
と判定した時にN=1、異常と判定した時N=0を出力
する。
9の回路構成を示す。図3において、本実施形態の正常
動作確認手段19は、角度検出回路19A、反射有無確
認回路19B、期間確認回路19C、及びANDゲート
19Dを備える。前記角度検出回路19Aは、予め配置
された検査用反射体m1〜m4のそれぞれの方位
(θ1,ψ1)〜(θ4,ψ4)を記憶しており、入力する
信号p1,p2が示す走査ビーム方位(θ,ψ)情報が
記憶方位情報と一致した時に、受光の有無を判定すべき
時であることを指示する指示情報として受光有無指示信
号Sr=1を出力する。前記方位(θ1,ψ1)〜
(θ4,ψ4)以外では受光有無指示信号Sr=0とす
る。
信号Sr=1の期間で受光出力R1の有無を確認し、受
光出力R1が入力すれば出力NS=1を継続し、受光出
力R1が入力しなければNS=0とする。期間確認回路
19Cは、信号Sr=1の発生周期、即ち、走査ビーム
の走査速度を確認し、信号Sr=1の発生周期が所定周
期であれば走査速度正常として出力NT=1を継続し、
所定周期でなければ走査速度異常としてNT=0とす
る。
T=1が共に入力する時にセンサが正常であることを示
す出力N=1を発生する。尚、前記走査ビーム方位
(θ,ψ)は、図4で示すように、監視領域Bの中心O
(走査領域Aの中心でもある)を原点とした、それぞれ
左右方向(x方向)、上下方向(y方向)の光ビーム方
位とする。
ミラーのように各方向の走査が独立に行われる走査ミラ
ーを用いた場合でも、2次元走査型光レーダセンサの正
常動作確認ができる検査用反射体の配置原理について説
明する。正常動作確認手段19は、走査ビームの走査領
域A内に予め配置される検査用反射体の方位情報(反射
体存在範囲)を記憶し、更に、走査ビームの走査領域A
内の検査用反射体の存在しない領域の方位情報(空隙範
囲)を記憶し、それらの方位情報と入力する受光出力の
有無をつきあわせて正常か否かを判定する。即ち、正常
動作確認手段19に、走査領域Aにおける方位(走査ビ
ーム方位)と受光回路17の出力論理値(受光ありで論
理値1、受光なしで論理値0)の関係を予め記憶させ、
ビーム走査時に実際に得られた方位−論理値の結果が、
記憶情報と一致している時を正常動作と判定し、不一致
の時を異常と判定する。
い範囲であって、物体不在時に受光なしとなる範囲であ
ればよく、監視領域Bを含んでも構わない。ただし、監
視領域Bを含めた場合、監視領域B内に物体が存在する
と、物体からの反射光が受光されるので、物体不存在判
定手段18が物体を検出するだけでなく、正常動作確認
手段19が方位−論理値の結果が記憶情報と不一致にな
り異常判定してしまう。従って、空隙範囲は、走査領域
A内であって且つ監視領域B外の範囲とすることが望ま
しい。
(受光あり)となるべき時に論理値0(受光なし)に誤
るように検査用反射体を構成できるならば、正常動作確
認手段19は、走査ビームの走査領域A内の検査用反射
体の方位情報(反射体存在範囲)のみを記憶し、その方
位情報の時の受光出力の論理値のみ確認する構成でよ
い。
部の故障等で走査ビームの走査が前述の図24の走査領
域A′のような1次元になる異常状態が想定される。こ
の場合、駆動回路の出力状態とミラー可動部の実際の動
きが異なる。このため、図24のように監視領域B端部
近傍に単に棒状の検査用反射体1,2を配置する構成で
は、走査が1次元(走査領域A′)となる走査異常時で
も監視領域B端部近傍で常に反射光が得られるため、こ
の異常時に得られる方位−論理値の結果と正常時に得ら
れる方位−論理値の結果とが同じとなり、異常を検出で
きない。従って、2次元走査型光レーダセンサの正常動
作を確実に確認するには、想定される走査異常時に得ら
れる方位−論理値の結果が、正常時に実際に得られる方
位−論理値の結果と必ず異なるように検査用反射体を構
成する必要がある。
示し、2次元走査型光レーダセンサの正常動作確認原理
を説明する。図5において、検査用反射体1を、反射体
1aと反射体1bとに分割し、両反射体1aと1bとの
間に空隙3を設け、正常時には、受光出力が論理値1と
なる区間(反射体存在範囲)と論理値0となる区間(空
隙範囲)が存在するように構成する。
1次元となる走査異常時は、監視領域B端部近傍で常に
反射光が得られ走査ビームの方位情報p1,p2が空隙
範囲(正常時に論理値0になる区間)を示す時でも受光
出力が論理値1となるので、走査異常時に得られる方位
−論理値の結果が正常時と異なり、異常が検出できるの
で、2次元走査型光レーダセンサの場合でも正常動作確
認が可能となる。また、発光素子11等の故障で走査ビ
ームが投光されない異常では、方位情報p1,p2が反
射体存在範囲(正常時に論理値1になる区間)を示す時
でも受光出力が論理値0となるので、走査異常時に得ら
れる方位−論理値の結果が正常時と異なり、異常が検出
できる。
1m〜4mの配置構成は、図5の構成原理に基づいたも
のである。図1のように、監視領域Bの四隅近傍に検査
用反射体1m〜4mを配置する構成では、想定される図
24のような異常時には、走査ビームの方位情報p1,
p2が検査用反射体1m〜4mの存在方位を示す時(受
光出力R1が論理値1となるべき時)に受光出力R1は
論理値0となるので、走査ビームの方位情報p1,p2
が検査用反射体1m〜4mの存在方位を示す時の受光出
力R1の有無を検出すれば正常確認を行える。
の反射光が得られれば、少なくとも監視領域B全面を走
査していることを確認できるので、検査用反射体1m〜
4mは図1の監視領域Bの上端及び下端から突出するよ
う配置することが望ましい。次に、第1実施形態の正常
確認動作について、図6のタイムチャートを参照しなが
ら説明する。
14,15から、走査ビームの方位(θ,ψ)を示す情
報信号p1,p2が正常動作確認手段19内の角度検出
回路19Aに入力する。角度検出回路19Aは、検査用
反射体m1〜m4のそれぞれの方位(θ1,ψ1)〜(θ
4,ψ4)を記憶している。角度検出回路19Aは、入力
する情報信号p1,p2の示す方位が記憶情報と一致し
ているか否かを判定し、一致する方位情報(検査用反射
体存在方位情報)が入力する毎に、図6に示すように受
光の有無確認期間であることを示す情報をSr=1とし
て反射有無確認回路19B及び期間確認回路19Cへ出
力する。反射有無確認回路19Bは、Sr=1が入力し
ている期間で受光出力R1が入力したか否かを判定し、
受光出力R1=1が入力するとNS=1を発生する。図
6のようにSr=1の時にR1=1が入力する関係が維
持されていれば、反射有無確認回路19BからNS=1
が継続する。また、期間確認回路19Cは、走査ミラー
13の走査速度が正常で、信号Sr=1が所定間隔で発
生していればNT=1を継続する。従って、検査用反射
体m1〜m4の存在方位(θ1,ψ1)〜(θ4,ψ4)に
走査ビームが放射された時に反射光が受光され(NS=
1)、且つ、走査ミラー13の走査速度が正常(NT=
1)であれば、正常動作確認手段19からセンサ正常を
示すN=1が継続して出力される。一方、例えば、図6
中、点線f1で示すように、Sr=1の時に受光出力R
1=0であれば、NS=0となり正常動作確認手段19
の出力はN=0となる。
期間中で自身が記憶している監視領域の方位情報が入力
する時に受光出力R1=0であれば、物体なしとして出
力S=1を継続して発生する。一方、例えば、図6中、
点線f2で示すように、監視領域に相当するビーム方位
で受光出力R1=1になった場合は、物体からの反射と
判断し不存在判定手段18の出力は物体ありを示すS=
0となる。
段18からS=1が発生し、正常動作確認手段19から
N=1が発生した時のみZ=1の出力を発生し、安全を
通報する。以上のように、第1実施形態によれば、走査
が1次元となるような想定される異常状態では、走査ミ
ラー13の駆動系から得られる走査ビーム方位情報が検
査用反射体存在方位である時に反射光が受光されず、正
常時に得られるべき論理値と実際に得られた論理値が異
なって異常を検出できる。また、光レーダセンサの取り
付け不良等により本来放射すべき領域に光ビームが放射
されていない場合も、検査用反射体m1〜m4の反射光
が存在すべき放射方位において少なくとも一部の反射光
は受光されなくなるので、異常が通報される。
を除いた全ての走査領域について、方位−論理値の関係
を記憶させ、方位情報p1,p2に基づいて、走査ビー
ム方位が論理値1(受光あり)となるべき方位(反射体
存在範囲)であること及び走査ビーム方位が論理値0
(受光なし)となるべき方位(空隙範囲)であること
を、信号Srにより反射有無確認回路19Bへ指示し、
反射有無確認回路19Bで監視領域Bを除いた走査領域
全てについて受光の有無を確認する構成とすれば、例え
ば、故障等で光ビームが検査用反射体m1とm2の間を
往復する状況になった場合でも、受光出力がR1=0と
なるべき時にR1=1となったことを検出してNS=0
を出力することができ、異常を検出できるので、正常動
作確認機能の信頼性をより一層向上できる。
の検査用反射体m1〜m4以外の全ての領域を領域B′
として監視領域Bに含めれば、領域B′から反射光があ
った場合には不存在判定手段18側が物体からの反射光
と見なして出力S=0となるので、角度検出回路19A
及び反射有無確認回路19Bが、検査用反射体m1〜m
4の存在方位についてだけ方位−論理値の関係を監視す
る構成でも危険を通報できるので、上述と同様にセンサ
の信頼性をより一層向上できる。
値を設け、受光強度が閾値以上の時に受光有りと判定す
る構成とすると共に、検査用反射体m1〜m4の反射率
をその反射光受光強度が前記閾値を少し超える程度に調
整しておけば、発光素子11の劣化等による光ビーム強
度の低下や、受光素子16の劣化による光−電気変換効
率低下等による反射光受光強度の低下等の不具合を早期
に検出できる利点がある。検査用反射体m1〜m4の反
射率は、反射面の材質や色等によって調節可能である。
及び正常動作確認手段19へ入力されている信号p1,
p2を、不存在判定手段18及び正常動作確認手段19
のいずれか一方へ入力し、他方へは信号p1,p2が入
力される手段を介して同等の情報信号を伝える構成とし
てもよい。例えば、受光出力R1を不存在判定手段18
へ入力し、不存在判定手段18を介して受光出力R1と
同等の情報信号を正常動作確認手段19へ伝達する構成
とすれば、少なくとも不存在判定手段18が出力R1を
受信していることが確認でき、更に、不存在判定手段1
8の出力R1の処理動作が正常か否かの確認も可能であ
る。
ダセンサが測距機能を有する場合について説明する。本
実施形態では、図1の点線で示すように、発光素子駆動
回路12から発光パルスと同期して出力される発光状態
を示す信号Kを、それぞれ不存在判定手段18及び正常
動作確認手段19に入力する。正常動作確認手段19
は、図3の構成に加えて図8のディレー回路19Eを備
え、該ディレー回路19Eに、前記信号Kを入力する構
成である。物体までの距離は、光ビームの発光と反射光
の受光の時間差や発光ビームと受光ビームの位相差等に
より算出できることは公知であり、ここでは距離算出方
法の詳細は省略する。光レーダセンサから検査用反射体
m1〜m4までの距離はそれぞれ既知であるので、信号
Kが入力してから各検査用反射体m1〜m4からの反射
光が受光されるまでの各時間ΔTは予め算出できる。前
記ΔTは、各検査用反射体m1〜m4までの距離に応じ
て異なる。各検査用反射体m1〜m4毎の時間ΔTの情
報はディレー回路19Eに記憶されている。また、本実
施形態では、角度検出回路19Aからの信号Srは、各
検査用反射体m1〜m4に対応する走査ビーム方位の識
別情報を含んでいるものとする。
すように、角度検出回路19Aから出力された信号Sr
が受光有無の確認期間であることを示す時(Sr=1の
時)、信号Srに含まれた方位情報に基づいて対応する
検査用反射体についてのディレー時間ΔTを選択し、信
号Kの入力から選択ディレー時間ΔT遅延させて信号S
r′=1を出力する。
1の時にR1=1が入力すれば、反射有無確認回路19
Bは、検査用反射体m1〜m4による受光出力R1と判
断してNS=1を継続する。一方、例えば、図9中、点
線f1で示すように、Sr′=1の時に受光出力R1=
0であれば、NS=0となる。また、Sr′=0の期間
における監視領域Bの走査範囲において受光出力R1=
0であれば、不存在判定手段18は物体なしとして出力
S=1を継続して発生するが、図9中、点線f2で示す
ように、受光出力R1=1になった場合は、不存在判定
手段18の出力は物体ありを示すS=0となる。
果に加えて、受光素子16や受光回路17の動作遅れが
増大した場合、信号Sr′と受光出力R1の発生時期に
時間軸上のずれが生じるので、センサ異常として通報で
きる利点がある。また、光レーダセンサからの監視距離
を規定して監視領域Bを設定できるので、所望の空間領
域を設定して物体監視が可能となる。
2実施形態に適用可能な検査用反射体の別の配置例につ
いて説明する。図1と同様に監視領域Bの四隅近傍に配
置する場合、図10のように配置してもよい。また、図
11のように、監視領域B外縁において、第1駆動回路
14による回動軸13a回りの方位角θ(走査ビームの
方位角)について、最大角θmax、最小角θminを
同定し、第2駆動回路15による回動軸13b回りの方
位角ψについて、最大角ψmax、最小角ψminを同
定し、方位角(θmax、ψmax)、(θmin、ψ
max)、(θmax、ψmin)、(θmin、ψm
in)方向近傍にそれぞれ検査用反射体m1〜m4を配
置してもよい。かかる配置方法は、特に監視領域Bが例
えば球形等の場合に好適である。
反射体mを床面に配置してもよい。この場合、検査用反
射体mとしては、例えば床面に貼り付けた点字マット等
が考えられる。尚、検査用反射体の床面等への配置につ
いては、本出願人による特開2000−162306号
公報等で詳述されている。図2のガルバノミラーのよう
に、回動軸13aと13bの回動動作が独立している場
合、一部の検査用反射体を省略することが可能である。
a回りの方位角θについて、最大角θmaxの反射体m
3と最小角θminの反射体m4を選択し、回動軸13
b回りの方位角ψについて、最大角ψmaxの反射体m
2(m1でもよい)と最小角ψminの反射体m3を選
ぶ。この時に選ばれなかった反射体を省くことができ
る。図13では、検査用反射体m1(又はm2)を省く
ことができる。
0の場合、どちらか一方の対角線の検査用反射体、即
ち、検査用反射体m1とm4或いはm2とm3を省くこ
とができる。また、図2のようなガルバノミラーは、構
造上、揺動角が上下及び左右のどちらも対称と考えられ
るので、方位角±θについて絶対値│θ│が最大の検査
用反射体と、方位角±ψについて絶対値│ψ│が最大の
検査用反射体を選び、他を省略することができる。図1
や図10の配置構成に適用すると、検査用反射体m1〜
m4のいずれか1つ設ければよい。
いた場合、光ビームの走査正常確認は回転動作の正常確
認に置き換えられるので、検査用反射体はいずれか1つ
あればよい。また、走査領域A四隅近傍に配置すれば、
走査領域Aを走査していることが確認されるので、走査
領域A内の監視領域Bを走査していることも同時に確認
できる。しかも、走査領域A内に複数の監視領域Bがあ
っても各監視領域B毎に検査用反射体を配置する必要が
なくなる利点がある。
体に搭載した場合について説明する。光レーダセンサを
移動体に搭載した場合、センサの正常動作確認と共に、
監視すべき領域に走査ビームが放射されていることの確
認を行う必要がある。正常動作の確認は、前述した正常
動作確認用の検査用反射体をセンサに固定すれば、走査
ミラーと反射体との相対位置は一定であり、前述と同様
にして移動体の移動に関係なく正常動作の確認を行える
(移動体の走行範囲にセンサに起因する制限はない)。
更に、走査ビームが監視すべき領域に放射されているこ
との確認を行う場合、監視領域内に放射領域確認用の検
査用反射体を配置し、この検査用反射体からの反射光の
有無を確認すればよい。尚、放射領域確認用検査用反射
体は、移動体の走行により危険状態の発生が想定される
領域外縁部(センサが監視すべき監視領域に相当する領
域)の付近に配置することが好ましい。
した場合の検査用反射体の配置例を示す。(A)は上面
図、(B)は側面図である。図14において、移動体1
00に取付けた2次元走査型光レーダセンサ101に
は、走査ミラー(図示せず)の前方に例えば図1と同様
の配置で正常動作確認用の検査用反射体EaU,Eb
U,EaL,EbLが取付けられている。光レーダセン
サ101は、これら反射体EaU,EbU,EaL,E
bLの反射光に基づいて、前述と同様にして正常動作確
認手段19でセンサ101の正常動作の確認を行う。
四隅に、図示のように走行路102に沿って一定の間隔
を設けて放射領域確認用の検査用反射体a1U〜a4
U,a1L〜a4U,b1U〜b4U,b1L〜b4L
が配置してある。尚、上記の各検査用反射体は、再帰反
射性を有するものとする。放射領域確認用の検査用反射
体a1U〜a4U,a1L〜a4U,b1U〜b4U,
b1L〜b4Lの同定は、信号p1,p2と受光出力R
1から得られる画像内での反射体位置パターンや反射体
の方位(及び距離)情報を、移動体の現在位置と予め記
憶されている反射体位置から導出される反射体の予想位
置パターンや予想方位(及び距離)データと比較して行
えばよい。
図14中の矢印方向に移動した場合の光レーダセンサ1
01の放射方位情報及び受光出力R1に基づく画像の変
化を示している。点線で囲まれた領域が走査ビームの走
査領域Aを示す。図15(A)は、図14の位置での画
像を示し、検査用反射体a2U、a2L、b2U、b2
Lとa3U、a3L、b3U、b3Lが検出されてい
る。検査用反射体a4U、a4L、b4U、b4Lは遠
方であるので検出されていない。移動体100の移動に
従って、図15(B)のように、検査用反射体a2U、
a2L、b2U、b2Lが走査領域外となって画像から
消え、検査用反射体a3U、a3L、b3U、b3Lの
みが検出されるようになる。更に移動すると、図15
(C)のように検査用反射体a4U、a4L、b4U、
b4Lが検出され始める。このように、移動体100が
走行路102を移動する際に、検査用反射体a1U〜a
4U,a1L〜a4U,b1U〜b4U,b1L〜b4
Lを検出したことで、走査ビームが本来の監視すべき領
域に放射されていることを確認できる。
体EaU,EbU,EaL,EbLを省くことが可能で
ある。この場合、走査ビームの走査の確認は、最外縁に
検出される放射領域確認用の検査用反射体で囲まれる範
囲に限られる。即ち、図15(A)や(C)では、検査
用反射体a2U、a2L、b2U、b2Lや検査用反射
体a3U、a3L、b3U、b3Lで囲まれる範囲で走
査ビームの走査確認が行われ、図15(B)では検査用
反射体a3U、a3L、b3U、b3Lで囲まれる範囲
で行われる。
U,EbU,EaL,EbLを省いた場合、これら検査
用反射体EaU,EbU,EaL,EbLを用いた場合
と略同等の走査範囲で正常動作確認ができるのは、放射
領域確認用の各検査用反射体a1U〜a4U,a1L〜
a4L,b1U〜b4U,b1L〜b4Lがフレームア
ウトする直前、即ち、図15の画像の四隅に各検査用反
射体a1U〜a4U,a1L〜a4U,b1U〜b4
U,b1L〜b4Lが位置した時点であり、連続的では
なく移動体の移動に伴って周期的となる。
U,EaL,EbLを省いて、検査用反射体EaU,E
bU,EaL,EbLを用いた場合と略同等の走査範囲
で連続的に正常動作確認を行うには、放射領域確認用の
各検査用反射体a1U〜a4U,a1L〜a4L,b1
U〜b4U,b1L〜b4Lを、例えば図16のように
構成すればよい。
射体aU,aL,bU,bLを、移動体100の移動空
間の外縁近傍四隅に走行路102に沿って連続的に配置
する。かかる構成とすれば、図17(A)〜(C)で示
すように、移動体100が移動しても検査用反射体a
U,aL,bU,bLで囲まれる範囲が変化せず、検査
用反射体EaU,EbU,EaL,EbLを設けた場合
と同等の走査範囲で、連続的に正常動作確認が行える。
図17中のh2,h3,h4は、図16の位置h2,h
3,h4と対応している。
る移動体としては、図示した走行車両に限らずロボット
アーム等でもよい。また、走査ミラーにガルバノミラー
のように互いの走査方向のミラー回動動作が独立したも
のを採用した場合は、図13で説明したようにして検査
用反射体の一部を省くことが可能である。図14、図1
6の場合、監視領域B内に放射領域確認用検査用反射体
が含まれるので、不存在判定手段18は、前記検査用反
射体からの受光出力R1を除いて物体の有無を判定する
必要がある。このため、不存在判定手段18に、前述し
た正常動作確認手段19内の角度検出回路19Aと同様
の回路を備え、信号Srと同様の指示信号を用い、この
信号Sr=1が入力した時の受光出力を除いて物体の有
無を判定するようにする。
域を監視領域から除く場合において、光レーダセンサが
測距機能を有さない場合と有する場合の違いを示す。図
18は測距機能を有さない場合、図19は測距機能を有
する場合である。両図の(A)は上面図、(B)は側面
図を示す。図中の点線は走査ビームの走査領域Aであ
る。
監視領域C(検査用反射体からの反射光が受光される領
域)は図示のようになり、図のように物体105が検査
用反射体方位に存在すると、物体105の反射光と検査
用反射体の反射光を識別できない虞れがあるが、測距機
能を有する場合は、図19ように非監視領域Cが検査用
反射体周囲に限定されるので、物体105からの反射光
とその後方の検査用反射体からの反射光を識別すること
が可能である。尚、上述の領域区分けの方法は、これま
で述べてきた各実施形態においても同様に適用できるこ
とは言うまでもない。
1に示す構成の検査用反射体とすれば、検査用反射体か
らの反射光と物体からの反射光を識別可能である。図2
0(A)、(B)は、反射光の光強度周波数を変調する
構成の可動型検査用反射体の構成例である。図20
(A)の検査用反射体200は、図示しない駆動手段に
より回動する軸201にミラー202を取付ける構成で
ある。ミラー202が再帰反射性は低いものとすれば、
入射光ビームは、検査用反射体200の回動角に応じた
方位に反射される。従って、検査用反射体200からの
反射光は、検査用反射体200の回動周波数で変調され
て光レーダセンサの受光素子で受光される。その変調情
報は受光出力R1に含まれて正常動作確認手段19の反
射有無確認回路19Bへ入力される。反射有無確認回路
19Bは、前記変調された受光出力R1が入力する時
に、検査用反射体200からの反射光と見なすことがで
き、物体からの反射光と識別できる。例えば、受光信号
が特定の周波数で変調されていることを、その周波数を
通過させる帯域通過フィルタを設けることで検出でき
る。
は、軸211回りに揺動可能にミラー212を軸支する
と共に、ミラー212にバネ213を連結し、ミラー2
12に外部から振動エネルギーを供給して揺動させる構
成である。特に、揺動周波数を検査用反射体210の質
量とバネ定数で定まる共振周波数とすると、大きく揺動
させることができる。かかる構成では、例えば光レーダ
センサに音波発生手段を設け、センサからの音波により
検査用反射体210に振動エネルギーを供給すれば、検
査用反射体210は、自身に駆動手段を持つ必要がなく
無電源化できる利点がある。
波長変換型検査用反射体の例である。図21の波長変換
型検査用反射体220は、ミラー221の前面に波長変
換層222を設ける構成で、入射光ビームを異なる波長
の反射光に変換する。本実施形態では、例えば青色の入
射光ビームを赤色の光ビームに変換して反射する。この
ような波長変換技術は、間宮他:自動制御学会ヒューマ
ン・インターフェース部会第13回ヒューマン・インタ
ーフェース・シンポジウム論文集、1996、p.49
3−500等で公知である。
合、例えば赤色光ビームのみを透過し青色光ビームを遮
光する特性の光学フィルタを備えた受光素子と、該受光
素子からの出力により受光出力を発生する受光回路と
を、図1の構成の光レーダセンサに、別途設けるように
する。これにより、検査用反射体220で波長変換され
た赤色光ビームの反射光は光学フィルタ付き受光素子の
みで受光され、受光回路からは検査用反射体220の反
射光が存在する時のみ受光出力が発生する。従って、こ
の受光出力は検査用反射体の反射光の存在を示す情報と
なり、この受光出力が発生した時に正常動作確認手段1
9の受光有無確認回路19Bで、受光出力R1の有無を
判定することで正常動作の確認が可能である。
体を用いれば、検査用反射体の反射光と物体の反射光の
識別を容易にでき、図18のような状態でも測距機能を
設けることなく両者の識別が可能となる。また、検査用
反射体の方位を示す信号p1,p2を省くことが可能と
なる。放射領域確認用検査用反射体を、情報表示手段と
して用いることも可能である。図22にその例を示す。
図22は、例えば移動体100の走行情報を表示させる
例を示し、(A)は上面図、(B)は側面図である。
尚、図14と同一の構成要素には同一符号を付す。
例えば、走行路102上に設置し、移動体100に搭載
した光レーダセンサ101の光ビームの放射領域確認用
と同時に情報表示用に用いる。情報は、無情報である基
本形の反射体形状(反射特性)を情報に対応して予め定
めた形状(反射特性)に変更することで表示する。例え
ば、本実施形態では、検査用反射体cを基本形として無
情報とし、基本形をバーコード状に変形して情報を表示
するようにしている。検査用反射体a〜cの形状(反射
特性)は、信号R1に基づいて抽出され、予め記憶され
ている反射持性−情報の対応関係に基づき、前記信号R
1の出力状態から情報を解読する。
図22中の矢印方向に移動した場合の光レーダセンサ1
01の受光出力に基づく画像の変化を示している。
(A)の画像は、既に検査用反射体aの表示情報の解読
・実行が完了し、検査用反射体bに近づいている状態を
示す。この画像において、検査用反射体bは点線で囲ま
れており、これは光ビームの放射領域確認用の検査用反
射体として認識されていることを表し、検査用反射体b
により監視領域に光ビームが放射されていることが確認
される。検査用反射体bが例えば「走行速度」情報を表
示しているとし、検査用反射体bの表示情報は、(B)
のように画像上の横線Iに検査用反射体bが重なった時
に解読され実行され、検査用反射体bの示す「走行速
度」情報に基づき移動体100は走行する。(C)で
は、無情報の検査用反射体cが確認され、監視領域に光
ビームが放射されていることだけの確認が行われる。
用した場合に、検査用反射体を例えば枕木上に配置し、
検査用反射体により情報を車両に提供することが可能と
なる。提供する情報としては、例えば、「制限速度」、
「線路勾配」、「踏切までの距離」等の固定情報の他
に、上述のバーコード形状を可変にできる構成とすれ
ば、「前方の信号現示」、「ポイント開通方向」等の可
変情報も表示可能となる。また、停止位置情報を表示す
れば、定点停止制御に用いることも可能になる。
りは、本実施形態のような画像による方法に限定される
ものではなく、上述のように方位・距離情報等によって
も可能である。また、検査用反射体の配置位置は走行路
上に限られないことは言うまでもない。更に、複数の検
査用反射体の組み合わせで情報を表示しても構わない。
によれば、走査ビームを2次元的に走査して物体監視を
立体的空間で行える2次元走査型光レーダセンサで、正
常動作の確認を行いつつ物体監視が行えるので、無人搬
送車等への光レーダセンサ取付けの自由度を高められ
る。
加えてガルバノミラーのような走査ビームの各方向の走
査が独立に行われる光ビーム走査手段を利用する場合に
も、正常動作の確認を確実にできる。請求項5の発明に
よれば、正常動作の確認機能の信頼性を高められる。請
求項6の発明によれば、検査用反射体の存在位置が方位
だけでなくセンサからの距離でも定められるので、検査
用反射体と物体とが重なるような場合でも両者の識別が
可能になり、物体監視機能の信頼性を高められる。
数の監視領域がある場合に、監視領域毎に検査用反射体
を配置する必要がなくなる。請求項9の発明によれば、
監視領域が例えば球形状の場合でも好適である。請求項
10、11の発明によれば、走査ビームが監視すべき領
域に放射されていることを確認しつつ移動体が移動でき
る。
の物体監視機能の信頼性を高められる。請求項13、1
4の発明によれば、検査用反射体からの反射光と物体か
らの反射光の識別が容易となるので、正常動作確認機能
及び物体監視機能の信頼性をより一層高められる。
を正常動作確認用としてだけでなく、情報の伝達にも利
用できる。
1実施形態の概略構成図
の要部構成図
配置原理の説明図
するタイムチャート
動作確認手段の要部構成図
するタイムチャート
し、(A)は上面図、(B)は側面図
面の変化状態を示す図
示し、(A)は上面図、(B)は側面図
面の変化状態を示す図
査用反射体位置を除く説明図で、(A)は上面図、
(B)は側面図
査用反射体位置を除く説明図で、(A)は上面図、
(B)は側面図
検査用反射体の構成例を示す図
射体の構成例を示す図
を示す図で、(A)は上面図、(B)は側面図
面の変化状態を示す図
手法を2次元走査型光レーダセンサに適用した場合の問
題点を説明する図
1L〜b4L 検査用反射体 a,b,c 検査用反射体 200,210,220 検査用反射体、 A 走査領域 B 監視領域
Claims (15)
- 【請求項1】光ビーム発生手段と、 前記光ビーム発生手段からの光ビームを物体の監視領域
を含んで2次元に走査可能な光ビーム走査手段と、 該光ビーム走査手段から放射される走査ビームの走査空
間からの反射光を受光する受光手段と、 少なくとも前記受光手段の出力に基づき前記監視領域内
の物体不在を判定する不存在判定手段と、 少なくとも前記光ビーム発生手段、光ビーム走査手段及
び受光手段の正常動作を確認する正常動作確認手段と、 前記不存在判定手段の出力と前記正常動作確認手段の出
力との論理積結果に基づいて安全情報を出力するゲート
手段と、 を備えたことを特徴とする2次元走査型光レーダセン
サ。 - 【請求項2】前記正常動作確認手段は、前記走査ビーム
の走査領域内に配置した検査用反射体からの反射光によ
る前記受光手段の受光出力に基づいて正常動作の確認を
行う構成である請求項1に記載の2次元走査型光レーダ
センサ。 - 【請求項3】前記検査用反射体は、センサ動作状態から
得られる走査ビーム放射情報と前記受光手段の受光出力
結果との対応関係が、想定される異常動作時と正常動作
時とで異なるように配置する請求項2に記載の2次元走
査型光レーダセンサ。 - 【請求項4】前記正常動作確認手段は、前記走査ビーム
情報が前記検査用反射体位置を示す情報である時の前記
受光手段の受光出力結果に基づいて正常動作の確認を行
う構成である請求項3に記載の2次元走査型光レーダセ
ンサ。 - 【請求項5】前記正常動作確認手段は、前記走査ビーム
情報が前記検査用反射体位置を示す情報である時の前記
受光手段の受光出力結果と、前記走査ビーム情報が前記
検査用反射体位置以外を示す情報である時の前記受光手
段の受光出力結果とに基づいて正常動作の確認を行う構
成である請求項3に記載の2次元走査型光レーダセン
サ。 - 【請求項6】前記検査用反射体位置を示す情報は、セン
サから見た検査用反射体の存在方位とセンサから検査用
反射体までの距離を含む請求項4又は5に記載の2次元
走査型光レーダセンサ。 - 【請求項7】前記検査用反射体は、前記走査領域の隅部
近傍に配置する構成とした請求項2〜6のいずれか1つ
に記載の2次元走査型光レーダセンサ。 - 【請求項8】前記検査用反射体は、前記監視領域外で当
該監視領域の隅部近傍に配置する構成とした請求項2〜
6のいずれか1つに記載の2次元走査型光レーダセン
サ。 - 【請求項9】前記検査用反射体は、前記監視領域外縁に
対する走査ビームの上下最大角及び左右最大角で示され
る方位近傍に配置する構成とした請求項2〜6のいずれ
か1つに記載の2次元走査型光レーダセンサ。 - 【請求項10】移動体に2次元走査型光レーダセンサを
搭載した場合において、前記移動体が予め定められた範
囲内で移動する時に、前記検査用反射体を、前記監視領
域内に少なくとも1つ以上存在するよう配置する請求項
2〜6のいずれか1つに記載の2次元走査型光レーダセ
ンサ。 - 【請求項11】前記検査用反射体は、前記移動体の移動
方向に沿って連続して存在するよう配置する構成である
請求項10に記載の2次元走査型光レーダセンサ。 - 【請求項12】前記不存在判定手段は、前記受光手段の
受光出力から前記監視領域内の前記検査用反射体からの
反射光による受光出力を除外して物体の有無を判定する
構成である請求項10又は11に記載の2次元走査型光
レーダセンサ。 - 【請求項13】前記検査用反射体は、入射する走査ビー
ムの光強度周波数を変調する構成である請求項2〜12
のいずれか1つに記載の2次元走査型光レーダセンサ。 - 【請求項14】前記検査用反射体は、入射する走査ビー
ムの波長を変調する構成である請求項2〜12のいずれ
か1つに記載の2次元走査型光レーダセンサ。 - 【請求項15】前記検査用反射体を情報表示手段に用い
る請求項2〜14のいずれか1つに記載の2次元走査型
光レーダセンーサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000302760A JP4953502B2 (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 2次元走査型光レーダセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000302760A JP4953502B2 (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 2次元走査型光レーダセンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002107452A true JP2002107452A (ja) | 2002-04-10 |
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