JP2002113100A - 医療用一方弁 - Google Patents

医療用一方弁

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JP2002113100A
JP2002113100A JP2000345856A JP2000345856A JP2002113100A JP 2002113100 A JP2002113100 A JP 2002113100A JP 2000345856 A JP2000345856 A JP 2000345856A JP 2000345856 A JP2000345856 A JP 2000345856A JP 2002113100 A JP2002113100 A JP 2002113100A
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medical
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valve
annular elastic
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Yukihiro Kinoshita
幸大 木下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目的−低圧から高圧までシールでき、簡単な構
造で安価に作成できる医療用一方弁を提供する。 【解決手段】ルアー内を摺動する弁本体10はその下部
に組み込まれたスプリング段発部40で付勢され、弁本
体当接面12は、雌ルアー部材に組み込まれ環状弾性部
20の当接面22と密着シールする構造とすることで、
従来のゴム弾性オーリング等のシール部材に比較し接触
面を大きくすることができるため、確実なシールを確保
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用一方弁さら
に詳しくは医療用使い捨てタイプの一方弁の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば患者に薬液や造影剤を注入するな
どの場合、シリンジで加圧注入が繰り返される。この場
合注入液が逆流し洩れてこないようにその注入部には一
方弁が組み込まれて使用される。この他にも医療上の種
々のところで一方弁は使用されている。従来の一方弁の
構造は、ルアー内部に設けられた係合部にルアー内を摺
動する弁本体が係止することでシールする構造である。
シールを確実にするために、例えば弁本体が硬質の場
合、弁本体にオー(O)リングなどの弾性部材を組み合
わせて係合部とのシール性を持たせる工夫をしている。
あるいは弁本体そのものを柔らかい弾性のある部材で作
成し、その柔らかい弾性を利用して弁本体が係合部との
シール性を確保する工夫がされている。つまり硬い材質
で作られたルアー内部の係合部に密接に係止させるため
に弁本体の構造そのものにシール性を向上させる工夫を
することで弁としてのシールを確保し、逆流を防止する
構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、医療用一方
弁のシール(封止)性の問題点を解決するためになされ
たものである。従来の一方弁は、例えば弁本体が硬質の
場合、弁本体にオー(O)リングなどの弾性部材を組み
合わせて弁本体と係合部とのシール性を確保する工夫を
しており、弁本体そのものを弾性のある部材で作成した
場合は弁自身の弾性を利用して係合部とのシール性を確
保する工夫がされている。つまり硬い材質で作られたル
アー内部の係合部に弁本体を係止させるために弁本体の
構造そのものにシール性を向上させる工夫をすることに
よりシール性を確保し、逆流を防止する構造である。従
来の医療用一方弁は、例えば弁本体にオーリングを用い
た一方弁ではシールする係合接触面が小さいため、薬液
注入時に高圧が加わった状態ではシールが確実とはいえ
ない。弁本体が弾性のある部材で作成された一方弁では
薬液注入時に強い圧が加わった時に弁本体が変形するこ
とがあり、シールが確保されないことがあった。以上の
ように、従来の使い捨ての一方弁は主に低圧シールに限
定されてしまうため、その用途が限られている。
【0004】また使い捨てでなく高圧に耐えられる構造
のものは金属で作成されるため今度は低圧のシールが不
完全になるという問題があり、使い捨てタイプで低圧か
ら高圧までシールできる医療用一方弁は存在しなかっ
た。またシール性を高める工夫をすると部品点数が多く
なり作業時間が長くなるために製造コストが高くなるな
どの問題があった。
【0005】本発明は、医療用一方弁のシール性の問題
点を解決するためになされたものであり、薬液注入時に
発生する低圧から高圧まで完全に逆流を防止する一方弁
である。さらに弁本体に工夫を加えることで部品点数の
少ない安価な使い捨てタイプの医療用一方弁を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一方弁のシール
構造に関し、弁本体10が摺動し係合する環状弾性部2
0を設け、スプリング弾発部40が弁本体10を環状段
発部20に付勢し弁本体当接面12と環状弾性部当接面
22が密着することでシールを確保するように構成され
た構造である。なお段発部にはスプリング以外にゴム弾
性を有する中空の弾性体を用いてもよい。
【0007】本発明の一方弁のシール構造に関し、環状
弾性部20はシリコーンやエラストマーなどの柔らかい
材料で作成する。環状弾性部20はシールを確保するこ
とがその目的であるが、柔らかく且つ弾性のある材料で
成型することでクッションとしても機能するため弁本体
10との密着性が向上し、高いシール性能を得ることが
できる。さらに弁本体10と接触する環状弾性部20の
密着する面積はできるだけ大きくなるように設計されて
いる。弁本体10は縮径や変形をしにくいプラスティッ
クで成型され、若干の縮径や変形が起きた場合でも弁本
体10が環状弾性部20を通過しない大きさ形状に設計
されている。環状弾性部20が柔らかく弾性があるため
弁本体10との相互の当接面12、22がより密着し且
つ密着面積が大きくなるためにシール性が高まるととも
に、薬液注入時に生じる注入圧が高圧になればなるほど
環状弾性部20と弁本体10がより密着する構造とな
る。
【0008】さらに弁本体40下部にスプリング段発部
40を組込む。このスプリングの段発力が弁本体10を
環状弾性部20に付勢するため、弁本体10と環状弾性
部20の相互の当接面12,22が密着される。つまり
↑矢印60方向の圧力がゼロの状態でも確実に逆支弁機
能を確保できる一方弁の構造となる。
【0009】本発明の一方弁のシール構造に関する第二
は、弁本体をプラスティッククやエラストマーなどの材
料で作成した弁本体10aを用いた一方弁である。弁本
体10aの下部を蛇腹状の中空構造に成型し、弁本体1
0aの下部を薄肉軟質化することにより弾発機能を保持
させる。こうして蛇腹状弾発部15と一体となった弁本
体10aを作成する。こうすることで弁本体10aを環
状弾性部20に付勢させる蛇腹状弾発部15を一体にす
ることができ、スプリング弾発部40を用いた場合同様
のシール性を確保できる。また構成部品が少なくなるた
めコストを抑えることができ、かつ組立作業時間が短縮
されるため、安価な医療用一方弁を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面で
説明する。図1は本発明の医療用一方弁の構成を示す断
面図であり、図2は薬液注入時における本発明の装置の
動作を示す断面図であり、図3は弁本体下部が蛇腹状中
空に成型され弾性機能としての段発部が一体となった弁
本体10aを使用した場合の断面図である。
【0011】図1を用いて説明する。雌ルアー部30と
ベース部32は例えばポリカーボネート(PC)で成型
され、弁本体10はプラスティック例えばポリエチレン
(PE)、環状弾性部20はゴム弾性のあるエラストマ
ーやシリコーン(Si)で成型された部材で構成された
例を示す。環状弾性部20は雌ルアー部30とベース部
32の間に嵌入され、雌ルアー部30とベース部32は
接着剤あるいは高周波などにより接着面37で接合され
る。弁本体10はスプリング弾発部40により環状弾性
部20方向に付勢され、弁本体当接面12が環状弾性部
20の環状弾性部当接面22に密着させられてシール
(封止)がおこなわれる。弁本体10と接触する環状弾
性部20の密着する面積はできるだけ大きくなるように
設計されている構造であるため、弁本体10と環状弾性
部20の相互の当接接触面積が大きく、かつスプリング
弾発部40が弁本体10を環状弾性部20に付勢するこ
とでシールが確実に行われるため、低い圧でも逆流は起
こらない。上向き矢印60方向にさらに強い逆流する圧
が生じた場合、弁本体10は縮径や変形をしにくいプラ
スティックで成型され、若干の縮径や変形が起きた場合
でも弁本体10が環状弾性部20を通過しない大きさ形
状に設計されているため、逆流する圧が強くなればなる
ほど弁本体10はゴム弾性でクッション性がある環状弾
性部20に押し込まれて密着するため、確実に逆流を防
止できる構造をえることができる。
【0013】図2を説明する。メスルアー部に注射筒な
どのルアーサイズの挿入体50が押し込まれると、スプ
リング弾発部40の付勢に抗して弁本体10が押し下げ
られるため、環状弾性部20と弁本体10周囲の隙間か
ら薬液を注入することができる。
【0013】図3を説明する。弁本体10aはその下部
を蛇腹状の中空構造に成型されている。こうして弁本体
下部を蛇腹状中空構造に成型し薄肉軟質化して弾発機能
を弁本体10aの下部を保持させる。こうして蛇腹状弾
発部15と一体となった弁本体10aを作成する。こう
することで弁本体10aを環状弾性部20に付勢させる
蛇腹状弾発部15を一体で成型でき、蛇腹状弾発部15
はスプリング40を用いた場合同様の付勢作用をするた
め、低圧でも確実なシール性を確保できる構造となる。
また構成部品が少なくなるためコストを抑えることがで
き、かつ組立作業時間が短縮されるため、安価な医療用
一方弁を提供できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ルアーサ
イズの医療器具に使用される一方弁において、弁本体1
0が摺動し係合する環状弾性部20と弁本体10を環状
弾性部20に付勢するスプリング弾発部40を設けるこ
とにより、弁本体当接面12と環状弾性部当接面22に
密着させる構造となり、低圧から高圧までシールが可能
な使い捨てタイプの医療用一方弁が得られる効果があ
る。また弁本体の下部が蛇腹状中空とした弁本体10a
を作成して用いることもできる。こうすると弁本体10
aを環状弾性部20に付勢させる蛇腹状弾発部15を一
体で成型できる。この弁本体10aを用いるとスプリン
グ弾発部40を用いた場合と同様のシール性を確保で
き、構成部品が少なくなるためコストを抑えることがで
きかつ組立作業時間が短縮されるため、安価で低圧から
高圧までシールが可能な医療用一方弁を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療用一方弁の構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の医療用一方弁の薬液注入時の動作を説
明するための断面図である。
【図3】本発明の医療用一方弁の弁本体下部を蛇腹状中
空構造とした場合の断面図である。
【符号の説明】
10 弁本体 10a蛇腹状弾発部を有する弁本体 15 蛇腹状弾発部 20 環状弾性部 30 メスルアー部 32 ベース部 40 スプリング弾発部 50 挿入体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医療用器具に使用される一方弁において、
    弁本体と、弁本体が係合し係止する環状弾性部と、弁本
    体を環状弾性部に付勢する弾発部から構成されているこ
    とを特徴とする医療用一方弁。
  2. 【請求項2】請求項1の一方弁において、弁本体の下部
    を蛇腹状中空構造に成型し、弁本体の下部を肉薄軟質化
    した弁本体が組み込まれていることを特徴とする医療用
    一方弁。
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