JP2002120531A - 軌道用作業機 - Google Patents

軌道用作業機

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JP2002120531A
JP2002120531A JP2000309553A JP2000309553A JP2002120531A JP 2002120531 A JP2002120531 A JP 2002120531A JP 2000309553 A JP2000309553 A JP 2000309553A JP 2000309553 A JP2000309553 A JP 2000309553A JP 2002120531 A JP2002120531 A JP 2002120531A
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恒次郎 田中
Toshibumi Kusakabe
俊文 日下部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌道用作業機が軌道上にあるときにブームが
架線に接触することを確実に防止することのできる軌道
用作業機を提供する。 【解決手段】 陸上走行用の車輪(またはクローラ)及
び軌道輪を備えた下部走行体と、伸縮ブームを備えた上
部旋回体と、軌道走行時には軌道輪を軌道に載せて軌道
走行体勢に切り換える軌道走行切換装置17,2g,2jとを備
えた軌道用作業機において、軌道走行体勢に切り換えら
れる前に伸縮ブームが軌道走行体勢において架線に接触
するかどうかを判断するブーム姿勢判断部32aと、伸縮
ブームが架線に接触しないと判断したときは軌道走行切
換装置による軌道走行側切り換え動作を実行させ、架線
に接触すると判断したときは軌道走行側切り換え動作を
禁止する走行切換制御部32bとを備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉄道線路や
その付帯設備の補修作業等に使用される軌道用作業機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自走式クレーンをベースとして軌
道走行用の車輪を付加し、陸上と軌道上を走行できるよ
うにした軌道用作業機が知られている。
【0003】この種の軌道用作業機を用いて例えば鉄道
線路の補修作業を行なう場合、まず陸上を走行して作業
現場の最寄りの踏切から線路内に入り、下部走行機体の
前後に配置されている軌道走行用車輪(以下軌道輪と呼
ぶ)を軌道に載せる一方、陸上走行用のクローラ(また
は車輪)を浮上させることにより、軌道走行が可能にな
る。
【0004】このとき、ブームが起きてクレーン作業姿
勢のままであると、軌道輪を下げてクローラを浮上させ
る際にブームが高圧架線に接触する危険性がある。軌道
から架線までの距離は通常4.5m程度あり、軌道用作
業機の全高は約3mであるが、軌道走行するときの軌道
用作業機の全高は約3.5mに増加する。従ってブーム
が機体高さを超えない場合は架線との間に約1.0mの
余裕があるが、機体高さを超えてブームが起こされてい
る場合には架線に触れる虞れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、オペレータ
は、軌道用作業機を軌道走行体勢にするときには機体高
さが増加したときのブーム姿勢を想像しながら、ブーム
が架線に触れないように注意を払わなければならない。
しかしながら、オペレータの判断に頼るだけでは架線接
触事故を完全に防止することができないため、万一、操
作ミスを起こした場合であってもブームが架線に接触し
ないような安全対策が望まれている。
【0006】また、この種の軌道用作業機では、クレー
ン作業をしつつ近距離を移動するような場合に軌道に跨
がった状態で枕木上をクローラで走行することがある。
ところが軌道に沿ってその近傍には信号ケーブル等が敷
設されているため、上記した架線に限らず、信号ケーブ
ル等の地上設備についても破損することのないように安
全対策が要求されている。
【0007】本発明は以上のような従来の軌道用作業機
における課題を考慮してなされたものであり、第一の目
的は、軌道走行を行うときにブームが架線に接触するこ
とを確実に防止することができる軌道用作業機を提供す
ることにあり、第二の目的は、陸上走行を行うときに軌
道に沿って敷設されている地上設備を破損することがな
い軌道用作業機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る軌道用作業
機は、(a)軌道走行体勢にするときに作業装置が架線
に接触する虞れのある場合は軌道輪の降下を禁止するも
の(請求項1に対応する)と、(b)軌道輪を降下させ
た場合には作業装置を非作動にするもの(請求項2に対
応する)と、(c)作業姿勢で軌道輪降下操作を行った
場合に軌道上に軌道輪を載せ、軌道をガイドとして陸上
走行できるようにするもの(請求項6に対応する)があ
る。
【0009】請求項1の本発明は、陸上走行用の車輪ま
たはクローラと軌道走行用の軌道輪とを備えた下部走行
体と、作業装置が取り付けられた上部旋回体と、軌道走
行時には上記軌道輪を軌道に載せる一方、車輪またはク
ローラを地上から浮かすことにより軌道走行体勢に切り
換える軌道走行切換装置とを備えた軌道用作業機におい
て、軌道走行体勢に切り換えられる前に作業装置が軌道
走行体勢において架線に接触するかどうかを判断する判
断手段と、その判断手段が架線に接触しないと判断した
ときは軌道走行切換装置による軌道走行側切り換え動作
を実行させ、架線に接触すると判断したときは軌道走行
切換装置による軌道走行側切り換え動作を禁止する走行
切換制御手段と、を備えたことを要旨とする。
【0010】請求項2の本発明は、上記構成を有する軌
道用作業機において、軌道走行切換装置が軌道走行側に
切り換えられたことを検知する軌道走行検知手段と、そ
の軌道走行検知手段によって軌道走行側切り換え動作が
検知されたときに、上記作業装置を非作動にする作業装
置ロック手段と、を備えたことを要旨とする。
【0011】上記各発明において、上記作業装置は、起
伏自在且つ伸縮自在なブームで構成されたクレーン装置
からなることを要旨とする。
【0012】また、上記判断手段はブーム角度センサ及
びブーム長さ計から得られるブーム角度及びブーム長さ
に基づいてブーム姿勢を求め、架線に接触するか否かを
判断するように構成することができる。
【0013】また、上記判断手段は、ブーム姿勢を求め
るとともにフック格納状態検出手段によって検知される
フックの格納状態に基づいて架線に接触するか否かを判
断するように構成することもできる。
【0014】請求項6の本発明は、陸上走行用の車輪ま
たはクローラと軌道走行用の軌道輪とを備えた下部走行
体と、作業装置が取り付けられた上部旋回体と、軌道走
行時には上記軌道輪を軌道に載せる一方、上記車輪また
はクローラを地上から浮かすことにより軌道走行体勢に
切り換える軌道走行切換装置とを備えた軌道用作業機に
おいて、軌道輪を軌道上に降下させるシリンダと、軌道
走行姿勢でないときに信号を出力する信号出力手段と、
軌道輪降下操作が行われたときに、上記信号の出力に基
づいて軌道輪を軌道に降ろすがその軌道輪の降下によっ
て軌道用作業機が持ち上がらないように上記シリンダを
制御するシリンダ制御手段とを備えてなることを要旨と
する。
【0015】請求項6の本発明において、信号出力手段
は信号を手動で出力させる操作体で構成してもよく、ま
た、ブーム角度センサ及びブーム長さ計から得られるブ
ーム角度及びブーム長さに基づき、軌道走行姿勢でない
ことを自動的に判別するように構成してもよい。
【0016】また、上記シリンダ制御手段の一具体例と
しては、上記シリンダのヘッド側油室に供給する供給圧
を低下させる圧力制御弁が示される。
【0017】上述した請求項1の本発明に従えば、軌道
走行体勢に切り換えられる前に、作業装置が架線に接触
するかどうかを判断手段が判断し、架線に接触しないと
判断した場合は、軌道走行切換装置による軌道走行側切
り換え動作を許し、架線に接触すると判断した場合は軌
道走行側切り換え動作を禁止する。
【0018】請求項2の本発明に従えば、軌道走行切換
装置が軌道走行側に切り換えられたことが軌道走行検知
手段によって検知されると、作業装置ロック手段が作業
装置を非作動の状態にロックするため、軌道輪を軌道に
載せた後は作業装置の操作が禁止される。
【0019】上記作業装置が伸縮式ブームで構成された
クレーン装置である場合には、例えば伸縮式ブームが最
縮に縮小されていないことによって架線に接触するとい
う事故を防止することができる。
【0020】上記判断手段は、クレーンに既存のブーム
角度センサ及びブーム長さ計から求められるブーム角度
及びブーム長さに基づいてブーム姿勢を求め、求められ
たブーム姿勢と架線との位置関係に基づいて架線に接触
するかどうかを判断することができ、クレーンに既存の
センサ等を用いて架線への接触有無を判断することがで
きる。また、フック格納状態検出手段によってフックが
格納されているかどうかを判断すれば、クレーン作業が
行なわれていないことをより正確に確認することができ
る。
【0021】請求項6の本発明に従えば、軌道を跨がっ
て軌道用作業機の車輪またはクローラが接地している状
態で軌道輪を降下させると、軌道輪は軌道上に載せられ
るが、軌道用作業機を持ち上げることはできないように
シリンダが制御される。この状態で軌道輪の内側フラン
ジは軌道に係合されているため、陸上走行を行う場合に
軌道をガイドとして回転する。それにより、軌道用作業
機は、軌道から逸れることなく軌道に沿って走行するこ
とができる。その結果、軌道近傍に敷設された信号ケー
ブル等の設備を破損することなく、安全に移動すること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。なお、図1〜図4は
第一の実施形態を示し、図1及び図5は第二の実施形態
を示し、図6及び図7は第三の実施形態を示している。
【0023】図1は、本発明の軌道用作業機の全体構成
を示したものであり、(a)は軌道用作業機を前方から
見た正面図であり、(b)はその右側面図である。
【0024】両図において、軌道用作業機1は、クロー
ラ2aを装着した下部走行機体2とその下部走行機体2
に対して旋回自在に搭載された上部旋回機体3とからな
り、上部旋回機体3の前部左側にはキャビン3aが備え
られ、その後部にメインエンジンMを格納したエンジン
ルーム3bが形成されている。
【0025】上部旋回機体3の前部であってキャビン3
aの横側には多段伸縮式の伸縮ブーム(作業装置)4が
装備されている。この伸縮ブーム4は、最外筒4a内に
複数段の内筒4b〜4dが入れ子式に格納されており、
最内筒4dの先端にブームヘッド4eが設けられ、その
ブームヘッド4eにフック4fが装着されている。な
お、4gは伸縮ブーム4を起伏させるための起伏シリン
ダである。
【0026】また、下部走行機体2のクローラ2aは、
陸上走行用の走行油圧モータによって駆動する駆動スプ
ロケット2b及びアイドラ2c間を周回するようになっ
ている。
【0027】この下部走行機体2の前部には上下方向に
揺動する平行アーム2e,2eが備えられ、この平行ア
ーム2e,2eの先端部にそれぞれ軌道走行用前車輪
(以下、前軌道輪と呼ぶ)2f,2fが備えられてい
る。この構成において、アーム昇降シリンダ2gを伸長
させると、走行フレームの前端部を支点として平行アー
ム2e,2eが下向きに回転し、前軌道輪2f,2fを
軌道に載せることができる。
【0028】一方、下部走行機体2の後部にも同様に平
行アーム2h,2h、後軌道輪2i,2i及びアーム昇
降シリンダ2jが備えられている。
【0029】従って、前軌道輪2f及び後軌道輪2iが
軌道6に沿うようにして軌道用作業機1を位置決めし、
アーム昇降シリンダ2g及び2jをそれぞれ伸長させる
と、前軌道輪2f,2f及び後軌道輪2i,2iがそれ
ぞれ下降して軌道6,6に載せられる。さらに各シリン
ダ2g及び2jの伸長動作を継続させると、陸上走行用
のゴムクローラ2aが地上から浮上し、この状態で軌道
用作業機1は軌道6,6上を移動することができる(図
中二点鎖線で示す前軌道輪及び後軌道輪位置参照)。
【0030】上記平行アーム2h,2h、アーム昇降シ
リンダ2g及び2jは軌道走行切換装置として機能す
る。なお、前軌道輪2f及び後軌道輪2iは、平行アー
ム2e及び2hに取り付けられた軌道走行用油圧モータ
2m及び2nを駆動源とし、ベルトを介して駆動するよ
うになっている。
【0031】図2は上記軌道用作業機1に搭載される油
圧回路を示したものである。
【0032】同図において、第一油圧ポンプ10、可変
容量型の第二油圧ポンプ11及びパイロットポンプ12
はエンジン13によって駆動し、第一油圧ポンプ10か
ら吐出される作動油は旋回モータ用制御弁14を介して
旋回モータ15に供給される。
【0033】第二油圧ポンプ11から吐出される作動油
の一部は軌道/陸上走行切換弁16に供給される。軌道
/陸上走行切換弁16は軌道走行側及び陸上走行側切換
位置ア,イを有し、軌道/陸上走行切換スイッチ16a
を閉じると軌道走行側アに切り換えられ、軌道輪昇降制
御弁17を介し、軌道輪2f,2iを軌道6に載せるた
めのアーム昇降シリンダ2g及び2jを伸縮させること
ができる。また、軌道輪昇降制御弁17の下流側に設け
られた軌道走行モータ用制御弁18を介して軌道走行モ
ータ2m,2nを駆動させることができる。
【0034】一方、軌道/陸上走行切換スイッチ16a
が開かれると陸上走行側イに切り換えられ、走行モータ
用制御弁19を介して陸上右走行モータ20を、走行モ
ータ用制御弁21を介して陸上左走行モータ22をそれ
ぞれ駆動させることができる。
【0035】なお、第二油圧ポンプ11から軌道/陸上
切換電磁弁16に通じる油路23から分岐された油路2
4は、ウインチモータ25用の制御弁26、ブーム起伏
シリンダ4g用の制御弁27及びブーム伸縮シリンダ2
8用の制御弁29の各センターバイパスに通じている。
【0036】上記した各制御弁14,26,27,29
のパイロットポートには操作レバーの第一リモコン弁3
0及び第二リモコン弁31から導出されるリモコン圧が
与えられるようになっており、各リモコン弁30,31
の各出力ポート〜は、各制御弁のパイロットポート
〜にそれぞれ接続される。
【0037】なお、軌道走行時には、ブーム起伏シリン
ダ4gを始めすべての作業装置は動作させないため、こ
れら各制御弁14,26,27,29はすべてセンター
バイパス位置にある。従って第二油圧ポンプ11から吐
出される作動油は全量、軌道輪昇降制御弁17に与えら
れることになる。
【0038】上記軌道/地上走行切換スイッチ16aは
コントローラ32に接続されている。コントローラ32
は判断手段としてのブーム姿勢判断部32aと走行切換
制御手段としての走行切換制御部32bとを有し、ブー
ム姿勢判断部32aにはブーム角度センサ33、ブーム
長さ計34、フック格納状態検出手段としての過巻セン
サ35がそれぞれ接続されている。
【0039】次に上記コントローラ32の制御動作を図
3及び図4に示すフローチャートに従って説明する。
【0040】図3において、コントローラ32のブーム
姿勢判断部32aは、ブーム角度センサ33から出力さ
れるブーム角度信号とブーム長さ計34から出力される
ブーム長さ信号を受け、軌道走行を行なう場合に現在の
伸縮ブーム4の姿勢が架線に接触するかどうかを判断す
る。
【0041】具体的には、まずブーム長さ信号に基づい
て伸縮ブーム4が最縮状態、すなわち、多段式伸縮ブー
ム4の各内筒が外筒に完全に格納されているかどうかを
判断し(ステップS1)、YESであればブーム角度が水
平以下であるかどうかを判断する(ステップS2)。こ
こでYESであれば伸縮ブーム4が最縮状態であり且つ先
下がりであるため軌道走行時に架線に接触しないと判断
し、判断結果を走行切換制御部32bに与える。走行切
換制御部32bは、判断結果が架線に接触しないもので
ある場合に切換信号Siを出力する(ステップS3)。
【0042】この切換信号Siは軌道/陸上走行切換ス
イッチ16aに与えられており、従って軌道/陸上走行
切換スイッチ16aを閉じると、切換信号Siが軌道/
陸上走行切換弁16のソレノイドに流れア位置に切り換
わる。それにより、軌道輪昇降制御弁17を介しアーム
昇降シリンダ2g及び2jを伸縮させることができるよ
うになり、軌道輪2f,2iを軌道6,6に載せて軌道
走行を行なうことができる。
【0043】一方、ステップS1或いはステップS2に
おいてNOであれば、ブーム姿勢判断部32aは伸縮ブー
ム4が軌道走行できる姿勢でないと判断し、その結果を
走行切換制御部32bに与える。走行切換制御部32b
は判断結果が架線に接触するものである場合に切換信号
Siを出力しない。この場合、軌道/陸上走行切換スイ
ッチ16aを閉じても軌道/陸上走行切換弁16に切換
信号が流れず(ステップS4)。従って軌道輪2f,2
iを降下させる動作が禁止される。
【0044】上記軌道走行できる姿勢でないときとは、
具体的には伸縮ブーム4が先上がりに傾斜してブーム角
度が水平位置である0°を上回るときであり、この姿勢
を架線に接触する虞れがあるブーム姿勢とみなしてい
る。
【0045】図4は伸縮ブーム4の姿勢が架線に接触す
るか否かの判断を行なう別の例を示したものである。
【0046】上記ステップS1と同様に、ブーム姿勢判
断部32aは伸縮ブーム4が最縮状態であるかどうかを
判断し(ステップS5)、YESであればブーム角度が所
定角度θ°以下であるかどうかを判断する(ステップS
6)。ただし、上記所定角度θ°とは、軌道輪2f,2
iを軌道に載せ、地上走行用のクローラを浮かせても伸
縮ブーム4が架線に接触しないブーム角度をいう。
【0047】詳しくは、伸縮ブーム4の垂直方向最大高
さは、伸縮ブーム4が最縮状態にあるときそのブーム角
度によって求めることができる。また、軌道輪を下げて
地上走行用のクローラを浮かせるときに上昇する機体高
さの変化分については予め求められる。従ってこれらの
情報から現在の伸縮ブーム4の姿勢における垂直方向最
大高さHmaxを求め、そのHmaxを車両最大高さ寸法Tma
xと比較し、Hmax=Tmaxとなるときのブーム角度を所
定角度θ°としている。
【0048】上記車両最大高さ寸法Tmaxは、軌道上を
走行する車両に規制される最大外形寸法のうち高さ方向
の寸法を示しており、伸縮ブーム4の垂直方向最大高さ
がそのTmaxを超えないようにブーム角度を制限すれ
ば、安全率を持たせて伸縮ブーム4が架線に接触するこ
とを防止することができる。
【0049】ただし、この場合の伸縮ブーム4の姿勢は
図3の処理に示した伸縮ブーム4の姿勢に比べ伸縮ブー
ム4が起きているため、クレーン吊り作業を行なうこと
ができる姿勢になっている。そこで、ステップS7にお
いて、フック4fが格納されているかどうかを判断し、
吊り作業が行なわれていないことを確認するようにして
いる。
【0050】なお、フック4fの格納状態は、ブームヘ
ッド4eに取り付けられている例えばリミットスイッチ
からなる過巻センサ35を用いて判断することができ
る。具体的には、フック4fが垂下された状態から図1
(b)に示す状態に変位すると過巻センサ35が動作し
て過巻き信号が出力される。従ってこの過巻き信号の有
無によってフック4fが格納されているかどうかを判断
することができる。
【0051】ステップS7においてYESであれば走行切
換制御部32bは切換信号Siを出力する(ステップS
8)。また、ステップS5,6,7においてNOであれば
切換信号Siを出力しない(ステップS9)。この処理
によっても、軌道走行前において伸縮ブーム4が架線に
接触するかどうかを判断し、判断結果に応じて軌道輪の
降下を制御することができる。
【0052】図5は、第二の実施形態を示したものであ
る。なお、同図においては説明を簡単にするため、軌道
輪2f,2iを昇降させる油圧回路と伸縮ブーム4を操
作する油圧回路を図示している。また、以下の説明にお
いて図2と同じ構成要素については同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0053】同図において、軌道輪昇降切換弁17から
アーム昇降シリンダ2g,2iのヘッド側油室に通じる
油路17aには軌道走行検知手段としての圧力スイッチ
36が設けられている。また、パイロットポンプ12か
らリモコン弁30,31に通じる油路12aから分岐す
る分岐油路12bにはクレーン作動を禁止するためのア
ンロード弁37が設けられている。このアンロード弁3
7は切換位置としてア及びイ位置を有し、通常はア位置
にありパイロットポンプ12から吐出される制御圧がリ
モコン弁30,31に供給されている。
【0054】また、上記圧力スイッチ36は作業装置ロ
ック手段としてのアンロード弁37のソレノイドに接続
されており、軌道輪昇降切換弁17がウ位置に切り換え
られアーム昇降シリンダ2g,2iの伸長するときに油
路17aの圧力が所定圧を超えると、圧力スイッチ36
が閉じ、ブーム操作禁止信号S1が出力される。
【0055】このブーム操作禁止信号S1を受けてアン
ロード弁37はイ位置に切り換わり、パイロットポンプ
12からの制御圧はタンクにリリーフされる。従ってリ
モコン弁30,31に制御圧が供給されず操作がロック
される。
【0056】このように構成した場合、一旦、軌道輪2
f,2iを軌道6上に載せるとクレーン作業を行なうこ
とが規制されるため、伸縮ブーム4を起こすこと或いは
伸縮ブーム4を伸長させることによる架線接触事故を防
止することができる。
【0057】なお、本発明の軌道走行検知手段は上記実
施形態では圧力スイッチ36で構成したが、これに限ら
ず、例えばアーム昇降シリンダ2g,2iの変位を検出
する位置センサで構成することもできる。
【0058】図6は、第三の実施形態を示したものであ
り、軌道走行姿勢にない場合であっても軌道輪を軌道に
降下させることができるようにしたものである。
【0059】クレーン作業を行いつつ、軌道を跨がった
状態で近距離をクローラで移動する場合、軌道に沿って
忠実に移動することが要求される。なぜなら、軌道近傍
には信号ケーブル等の地上設備が敷設されているため、
軌道から大きく逸脱するとそれらの設備をクローラで破
損してしまう虞れがあるからである。そこで、第三の発
明では軌道用作業機械を軌道に沿わせて走行させるべ
く、軌道輪を軌道に降ろして係合させ、軌道をガイドと
して利用することができるようにしている。ただし、軌
道輪を下降させても軌道用作業機の機体は持ち上がらな
いようにしている。
【0060】図6に示す構成では、第一油圧ポンプ10
は、走行モータ用制御弁19を介し切換位置カ及びキを
有する軌道/陸上走行切換弁40に接続されている。切
換位置カの下流側には陸上右走行モータ20が接続さ
れ、切換位置キの下流側には軌道走行モータ2m及び2
nが並列に接続されている。
【0061】第二油圧ポンプ11は、走行モータ用制御
弁21を介し切換位置ク及びケを有する軌道/陸上走行
切換弁41に接続されている。切換位置クの下流側に陸
上左走行モータ22が接続され、切換位置ケの下流側に
は軌道輪2f,2iを支持するアームを昇降させるため
のアーム昇降シリンダ(シリンダ)2g,2jが接続さ
れている。
【0062】なお、走行モータ用制御弁21のセンター
バイパスには旋回モータ用制御弁14を介して旋回モー
タ15が接続されている。
【0063】上記軌道/陸上走行切換弁40及び41の
各ソレノイド40a,41aはそれぞれ軌道走行スイッ
チ42に接続されている。この軌道走行スイッチ42は
通常開動作しており陸上右走行モータ20及び陸上左走
行モータ22に圧油が供給されているが、閉じられたと
き、すなわち、軌道輪降下指示がなされたときに、軌道
/陸上走行切換弁40をキ位置に、軌道/陸上走行切換
弁41をケ位置にそれぞれ切り換える。それにより、軌
道走行モータ2m,2n及びアーム昇降シリンダ2g,
2jに圧油が供給される。
【0064】また、走行モータ用制御弁21から軌道/
陸上走行切換弁40に通じる圧油供給路(アーム昇降シ
リンダ2g,2jのヘッド側油室に通じる)43には分
岐油路43aが設けられ、この分岐油路43aに電磁切
換弁44が接続されている。
【0065】この電磁切換弁44は遮断位置サと連通位
置シを有し、ブーム姿勢判断部45から信号Snが出力
されたときに連通位置シに切り換えられ、圧油がリリー
フ弁(圧力制御弁)46を通じてタンクTに流れるよう
になっている。なお、上記電磁切換弁44及びリリーフ
弁46はシリンダ制御手段として機能する。
【0066】電磁切換弁44がシ位置に切り換えられる
と、アーム昇降シリンダ2g,2jに通じる圧油供給路
43の回路圧は、リリーフ弁46の設定圧に設定される
ことになる。
【0067】従って上記設定圧を、軌道6に降ろされた
軌道輪2f,2jが軌道用作業機1の機体を浮上させる
ことができない圧力に設定しておけば、軌道走行スイッ
チ42を閉じてもアーム昇降シリンダ2g,2jのヘッ
ド側油室に通じる回路圧が低下するため、軌道輪2f,
2jを軌道6に降下させることはできても機体を持ち上
げることはない。それにより、軌道輪2f,2jの内側
リブを軌道に係合させることができる。
【0068】上記ブーム姿勢判断部45には、ブーム角
度センサ33、ブーム長さ計34及び過巻センサ35が
接続されており、伸縮ブーム4が最縮状態でなく、ブー
ム角度がθ°以下でなく、そしてフック4fが格納され
ていない場合に信号Snを出力する。このブーム姿勢判
断部45は、軌道輪降下操作がなされたときにクレーン
作業中かどうかを判断しており、クレーン作業中であれ
ば軌道走行でないと判断して信号Snを出力する。な
お、フック4fの格納状態を検出すればクレーン作業で
あるかどうかをより正確に判断することができるが、少
なくともブーム角度とブーム長さとに基づいて判断すれ
ばよい。
【0069】なお、上記信号Snは、図示しないスイッ
チ(操作体)を閉じることにより手動で出力させるもの
であってもよい。
【0070】また、図中、47は走行用右リモコン弁で
あり、48は走行用左リモコン弁である。この走行用右
リモコン弁47の出力ポートT1,T2は走行モータ用制
御弁19の各パイロットポートT1,T2に接続され、走
行用左リモコン弁48の出力ポートT3,T4は走行モー
タ用制御弁21の各パイロットポートT3,T4に接続さ
れている。
【0071】次に、上記構成を有する油圧回路の動作に
ついて説明する。
【0072】(a)軌道走行を行う場合 図1(b)に示すようにブーム4が最縮状態にあり、ブ
ーム角度はθ°以下であり、フック4fが格納状態にあ
ることを前提とする。
【0073】軌道走行スイッチ42を閉じると、軌道/
陸上走行切換弁40がキ位置に,軌道/陸上走行切換弁
41がケ位置にそれぞれ切り換えられる。
【0074】軌道/陸上走行切換弁40を通じて軌道走
行モータ2m,2nに圧油が供給されると、両軌道走行
モータ2m,2nが駆動する。一方、軌道/陸上走行切
換弁41を通じてアーム昇降シリンダ2g,2jに圧油
が供給されると、アーム2e,2hが下向きに回転し、
軌道輪2f,2iが降下する。
【0075】このとき、ブーム姿勢判断部45は各セン
サ33〜35から出力される検知信号に基づいて伸縮ブ
ーム4が架線に接触しない姿勢であると判断するため、
信号Snは出力されず、電磁切換弁44はサ位置に維持
される。
【0076】従って第二油圧ポンプ11から吐出される
圧油は、走行モータ用制御弁21を介し直接、軌道/陸
上走行切換弁41に流れ、アーム昇降シリンダ2g,2
jのヘッド側油室に導入される。それにより、軌道6に
軌道輪2f,2iが下降した後、アーム昇降シリンダ2
g,2jの伸長動作は継続され、軌道用作業機1のクロ
ーラ2aが浮上し、軌道走行が可能になる。
【0077】(b)軌道輪2f,2jを軌道6に接触さ
せ、軌道6をガイドとしてクローラ走行する場合 軌道輪2f,2iは上昇してクローラ2aが接地してお
り、伸縮ブーム4を用いてクレーン吊り作業が行われて
いることを前提とする。
【0078】軌道走行スイッチ42を閉じると、軌道/
陸上走行切換弁40がキ位置に,軌道/陸上走行切換弁
41がケ位置にそれぞれ切り換えられる。
【0079】軌道/陸上走行切換弁40を通じて軌道走
行モータ2m,2nに圧油が供給されると、両軌道走行
モータ2m,2nが駆動する。一方、軌道/陸上走行切
換弁41を通じてアーム昇降シリンダ2g,2jに圧油
が供給されると、アーム2e,2hが下向きに回転し、
軌道輪2f,2iが降下する。ここまでは上記(a)の
場合と同様である。
【0080】このとき、ブーム姿勢判断部45は各セン
サ33〜35から出力される検知信号に基づいて伸縮ブ
ーム4が架線に接触する姿勢、すなわち、軌道走行姿勢
でないと判断して信号Snを出力するため、電磁切換弁
44はシ位置に切り換えられる。
【0081】電磁切換弁44がシ位置に切り換えられる
と、分岐油路43aがリリーフ弁46を通じてタンクT
に通じるようになる。それにより、圧油供給路43の回
路圧はリリーフ弁46の設定圧に設定されることにな
る。
【0082】この設定圧は上述したように、軌道6に降
ろされた軌道輪2f,2jが軌道用作業機1の機体を浮
上させることができない値に設定されているため、第二
油圧ポンプ11から吐出される圧油の供給圧は、走行モ
ータ用制御弁21を流れた後、リリーフ弁46で上記設
定圧に低下し、軌道/陸上走行切換弁41に送られ、ア
ーム昇降シリンダ2g,2jのヘッド側油室に導入され
ることになる。
【0083】それにより、軌道6に軌道輪2f,2iを
下降させることはできてもアーム昇降シリンダ2g,2
jのヘッド圧が立たないため、クローラ2aを浮上させ
ずに軌道6との係合状態を維持する。
【0084】なお、軌道輪2f,2iを軌道6上に降ろ
した後、左右の走行リモコン弁48を操作してアーム昇
降シリンダ2g,2jを若干縮小させることにより、軌
道輪2f,2iをわずかに持ち上げて軌道6と軌道輪2
f,2iとの間に隙間を確保することが好ましい。そう
すれば、凹凸面をクローラ走行する時に発生する機体の
上下動を吸収することができるようになる。
【0085】軌道輪2f,2iが軌道6に係合している
状態で、軌道輪2f,2iの内側リブは軌道6によって
ガイドされる。従って、クローラで走行する場合に走行
方向が軌道幅方向に逸れることが防止される(図7参
照)。
【0086】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の本発明によれば、軌道走行体勢に切り換えら
れる前に、作業装置が架線に接触するかどうかを判断手
段が判断し、架線に接触しないと判断した場合は、軌道
走行切換装置による軌道走行側切り換え動作を許し、架
線に接触すると判断した場合は軌道走行側切り換え動作
を禁止する。従って、軌道走行を行なうときに作業装置
が架線に接触するという事故を防止することができる。
【0087】請求項2の本発明によれば、軌道走行切換
装置が軌道走行側に切り換えられたことが軌道走行検知
手段によって検知されると、作業装置ロック手段が作業
装置を非作動の状態にロックするため、軌道輪を軌道に
載せた後は作業装置の操作が禁止される。それにより、
誤動作によって作動装置が架線に接触する事故も防止す
ることができる。
【0088】請求項3の本発明によれば、作業装置が伸
縮式ブームで構成されている場合に、例えば伸縮式ブー
ムが最縮に縮小されていないことによって架線に接触す
るという事故を防止することができる。
【0089】請求項4の本発明によれば、クレーンに既
存のブーム角度センサ及びブーム長さ計から求められる
ブーム角度及びブーム長さに基づいてブーム姿勢を求
め、求められたブーム姿勢と架線との位置関係に基づい
て架線に接触するかどうかを判断することができ、クレ
ーンに既存のセンサ等を用いて架線への接触有無を判断
することができる。
【0090】請求項5の本発明によれば、フック格納状
態検出手段によってフックが格納されているかどうかを
判断することによりクレーン作業が行なわれていないこ
とを確認することができる。
【0091】請求項6の本発明によれば、軌道を跨がっ
て軌道用作業機の車輪またはクローラが接地している状
態で軌道輪を降下させると、軌道輪は軌道上に載せられ
るが、軌道用作業機を持ち上げることはできないように
シリンダが制御される。この状態で軌道輪の内側フラン
ジは軌道に係合されているため、車輪またはクローラを
駆動させて陸上を走行する場合に、軌道をガイドとして
軌道用作業機を移動させることができる。それにより、
軌道近傍に敷設された信号ケーブル等の設備を破損する
ことなく、安全且つ移動することができる。
【0092】請求項7の本発明によれば、手動操作によ
る簡単な構成でシリンダ制御手段を動作させることがで
きる。
【0093】請求項8の本発明によれば、軌道走行姿勢
でないことを判断する判断手段を設けたため、軌道輪を
降下操作するだけで軌道用作業機の姿勢に応じ軌道走行
に、また、軌道をガイドとする陸上走行にそれぞれ自動
的に切り換えることができる。
【0094】請求項9の本発明によれば、シリンダのヘ
ッド側油室に供給する供給圧を圧力制御弁で低下させる
ようにしたため、シリンダ制御手段を簡単な構成で実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る軌道用作業機の正面図、
(b)はその右側面図である。
【図2】第一実施形態に係る油圧回路図である。
【図3】図2に示すコントローラ32の制御動作を示す
フローチャートである。
【図4】図2に示すコントローラ32の別の制御動作を
示すフローチャートである。
【図5】第二実施形態に係る要部油圧回路図である。
【図6】第三実施形態に係る油圧回路図である。
【図7】第三実施形態による走行姿勢を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 軌道用作業機 2 下部走行機体 3 上部旋回機体 4 伸縮ブーム 10 第一油圧ポンプ 11 第二油圧ポンプ 12 パイロットポンプ 16 軌道/陸上走行切換弁 16a 軌道/陸上走行切換スイッチ 17 軌道走行モータ用制御弁 18 軌道走行モータ用制御弁 32 コントローラ 32a ブーム姿勢判断部 32b 走行切換制御部 33 ブーム角度センサ 34 ブーム長さ計 35 過巻センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B66C 23/88 B66C 23/88 D E01B 29/00 E01B 29/00 (72)発明者 日下部 俊文 広島市安佐南区祇園3丁目12番4号 コベ ルコ建機株式会社広島本社内 Fターム(参考) 2D057 BA00 3F205 AA09 CA03 CB02 DA04 KA10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陸上走行用の車輪またはクローラと軌道
    走行用の軌道輪とを備えた下部走行体と、作業装置が取
    り付けられた上部旋回体と、軌道走行時には上記軌道輪
    を軌道に載せる一方、上記車輪またはクローラを地上か
    ら浮かすことにより軌道走行体勢に切り換える軌道走行
    切換装置とを備えた軌道用作業機において、 軌道走行体勢に切り換えられる前に上記作業装置が軌道
    走行体勢において架線に接触するかどうかを判断する判
    断手段と、その判断手段が架線に接触しないと判断した
    ときは上記軌道走行切換装置による軌道走行側切り換え
    動作を実行させ、架線に接触すると判断したときは上記
    軌道走行切換装置による軌道走行側切り換え動作を禁止
    する走行切換制御手段と、を備えたことを特徴とする軌
    道用作業機。
  2. 【請求項2】 陸上走行用の車輪またはクローラと軌道
    走行用の軌道輪とを備えた下部走行体と、作業装置が取
    り付けられた上部旋回体と、軌道走行時には上記軌道輪
    を軌道に載せる一方、上記車輪またはクローラを地上か
    ら浮かすことにより軌道走行体勢に切り換える軌道走行
    切換装置とを備えた軌道用作業機において、 上記軌道走行切換装置が軌道走行側に切り換えられたこ
    とを検知する軌道走行検知手段と、その軌道走行検知手
    段によって軌道走行側切り換え動作が検知されたとき
    に、上記作業装置を非作動にする作業装置ロック手段
    と、を備えたことを特徴とする軌道用作業機。
  3. 【請求項3】 上記作業装置が、起伏自在且つ伸縮自在
    なブームで構成されたクレーン装置からなる請求項1ま
    たは2に記載の軌道用作業機。
  4. 【請求項4】 上記判断手段は、ブーム角度センサ及び
    ブーム長さ計から得られるブーム角度及びブーム長さに
    基づいてブーム姿勢を求め、上記架線に接触するか否か
    を判断するように構成されている請求項3記載の軌道用
    作業機。
  5. 【請求項5】 上記判断手段は、ブーム姿勢を求めると
    ともにフック格納状態検出手段によって検知されるフッ
    クの格納状態に基づいて架線に接触するか否かを判断す
    るように構成されている請求項3または4に記載の軌道
    用作業機。
  6. 【請求項6】 陸上走行用の車輪またはクローラと軌道
    走行用の軌道輪とを備えた下部走行体と、作業装置が取
    り付けられた上部旋回体と、軌道走行時には上記軌道輪
    を軌道に載せる一方、上記車輪またはクローラを地上か
    ら浮かすことにより軌道走行体勢に切り換える軌道走行
    切換装置とを備えた軌道用作業機において、 軌道輪を軌道上に降下させるシリンダと、軌道走行姿勢
    でないときに信号を出力する信号出力手段と、軌道輪降
    下操作が行われたときに、上記信号の出力に基づいて軌
    道輪を軌道に降ろすがその軌道輪の降下によって軌道用
    作業機が持ち上がらないように上記シリンダを制御する
    シリンダ制御手段とを備えてなることを特徴とする軌道
    用作業機。
  7. 【請求項7】 上記信号出力手段が、信号を手動で出力
    させる操作体からなる請求項6記載の軌道用作業機。
  8. 【請求項8】 上記信号出力手段が、ブーム角度センサ
    及びブーム長さ計から得られるブーム角度及びブーム長
    さに基づいて軌道走行姿勢でないことを判別するように
    構成されている請求項6記載の軌道用作業機。
  9. 【請求項9】 上記シリンダ制御手段が、上記シリンダ
    のヘッド側油室に供給する供給圧を低下させる圧力制御
    弁を有する請求項6〜8のいずれかに記載の軌道用作業
    機。
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