JP2002128659A - ハウスダスト処理用スプレー - Google Patents

ハウスダスト処理用スプレー

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JP2002128659A
JP2002128659A JP2000316712A JP2000316712A JP2002128659A JP 2002128659 A JP2002128659 A JP 2002128659A JP 2000316712 A JP2000316712 A JP 2000316712A JP 2000316712 A JP2000316712 A JP 2000316712A JP 2002128659 A JP2002128659 A JP 2002128659A
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spray
spraying
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dispersion
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ひろ子 塚本
Hirohiko Tadenuma
裕彦 蓼沼
Kenji Isobe
賢治 磯部
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空中に舞っているハウスダスト中のアレルゲ
ンを手軽にかつ有効に不活性化させるハウスダスト処理
用スプレーを提供する。 【解決手段】 ハウスダスト中のアレルゲンを不活性化
及び/又は除去するハウスダスト処理剤を含有する溶液
または分散液を噴霧するスプレーであって、かつ該溶液
または分散液のスプレー時、噴射口から噴射方向延長上
に10cm離れた地点での噴射された液滴の平均粒径が
150μm以下であることを特徴とするハウスダスト処
理用スプレー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウスダストによ
って起こるアレルギー、アトピー性疾患、喘息などの予
防技術に関し、特に、室内空間に舞うハウスダスト中に
含まれるアレルゲンを無害化させる、ハウスダスト処理
用スプレーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、喘息、鼻炎、湿疹、蕁麻疹など
いわゆるアレルギー性疾患は、近年増加傾向にあるが、
これらの疾患の大部分が家の中のホコリ、すなわち、ハ
ウスダスト(室内塵)に含まれるアレルゲンによって発
症することがわかってきた。
【0003】ハウスダストは、さまざまな物質の混合物
であり、その中のどの物質がアレルゲンとして重要なの
かは、永らく不明であったが、その主原因がチリダニ科
ヒョウヒダニ属(Dermatophagoides)のダニに由来する
ことが判明し、今日ではハウスダスト中の最重要アレル
ゲンはヒョウヒダニ由来であることは常識となってい
る。
【0004】ハウスダストによるアレルギー性疾患が、
主にヒョウヒダニに起因することが明らかになるにつ
れ、殺ダニ剤やダニの誘引剤、忌避剤、防ダニ寝具、ホ
ットカーペット、蒲団乾燥機などアレルギーの原因とな
るダニを殺したり、近づき難くする製品が市販されてい
る。
【0005】しかしながら、上記商品や技術は、ダニの
増殖抑制には有効であるが、アレルゲンは生きたダニ本
体にはほとんどなく、ダニの死骸や糞に多く含まれてい
るため、単にダニを殺したり、忌避誘引することは、必
ずしも環境中のダニアレルゲンの減少には寄与しないも
のである。ダニアレルゲンを除去するには、掃除機や洗
濯、クリーニングが有効であるが、例えば、掃除機をか
けるにしても面倒な上、通常通りの操作ではアレルゲン
を除去するのは困難である。また、洗濯やクリーニング
には、コストがかかる上、手間も大きい。
【0006】一方、春先の大きな社会現象の一つに花粉
症があるが、これはスギ、ヒノキを代表とする花粉が引
きがねとなるアレルギーで、この花粉もハウスダストに
多く含まれている。これらの花粉や、ダニの糞、死骸が
微細化したもののように、空間に舞っているアレルゲン
を不活性化ないし除去する商品、技術としては、空気清
浄機や一部のエアコンの新機能として知られているが、
いずれも相応の装置を必要とし、手軽にアレルゲンを不
活性化するものではないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、空
中に舞っているハウスダスト中のアレルゲンを手軽にか
つ有効に不活性化させるハウスダスト処理用スプレーを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究した結果、ハウスダスト中の
アレルゲンを不活性化及び/または除去するハウスダス
ト処理剤を含有する溶液または分散液を噴霧するスプレ
ーにおいて、該溶液または分散液のスプレー時、噴射口
から噴射方向延長上に10cm離れた地点での噴射され
た液滴の平均粒径を特定することにより、効果的に空間
に舞っているハウスダスト中のアレルゲンを手軽にかつ
有効に不活性化できることを見い出すことにより、本発
明を完成するに至ったのである。すなわち、本発明のハ
ウスダスト処理用スプレーは、ハウスダスト中のアレル
ゲンを不活性化及び/又は除去するハウスダスト処理剤
を含有する溶液または分散液を噴霧するスプレーであっ
て、かつ該溶液または分散液のスプレー時、噴射口から
噴射方向延長上に10cm離れた地点での噴射された液
滴の平均粒径が150μm以下であることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて詳しく説明する。本発明のハウスダスト処理用スプ
レーは、ハウスダスト中のアレルゲンを不活性化及び/
又は除去するハウスダスト処理剤を含有する溶液または
分散液を噴霧するスプレーであって、かつ該溶液または
分散液のスプレー時、噴射口から噴射方向延長上に10
cm離れた地点での噴射された液滴の平均粒径が150
μm以下であることを特徴とするものである。
【0010】本発明に用いるハウスダスト処理剤として
は、ハウスダスト中のアレルゲンを不活性化する剤及び
/又は除去する剤であれば、特に限定されるものではな
く、例えば、タンニン酸やその類似化合物、ヒドロキシ
安息香酸、重合度が200〜30000のポリビニルア
ルコール(以下、「PVA」と略す)、平均粒子経が1
〜5000nmの水膨潤性粘土鉱物、植物抽出物、カテ
キン類などが好適であり、これらは単独で、又は2種以
上を混合して用いることができる。
【0011】水膨潤性粘土鉱物としては、天然または合
成スメクタイト粘土が好ましく、ベントナイト、モンモ
リロナイト、パイデライト、ノントロナイト、サポナイ
ト、ヘクトライト、ソーコナイト、スチーブンサイトな
どが挙げられる。植物抽出物としては、柿(実、葉、
木)抽出物の他、イチョウ、カシワ、シイ、ヌルデ、カ
シ、ナラ、マツ、モミ、ツバキ、ヒノキ、ヒイラギ、モ
クセイ、ライラック、キリ、レンギョウ、クスノキ、ヒ
バ、竹、くま笹、シダ、アロエ、イラクサ、またたび、
よもぎ、ホップ(葉、実)、南天、クチナシ実、クコ、
茶、コーヒー、シソ、ローズマリー、セージ、オレガ
ノ、タイム、カカオ、クローブ、シナモン、ルイボステ
ィー、グアバ葉、ユーカリ、ペパーミント、小豆、ザク
ロ、クワ(樹皮、枝)、ビワ(葉、実)、ニンジン、キ
ビなどの抽出物などが挙げられる。この柿抽出物として
は、例えば、カキノキDiospyros kaki Thunberg
(Ebenaceae)の果実より得られた柿抽出物で未熟果実
の圧搾汁自体、または該搾汁液から糖分を除去した無糖
搾汁液、またはこれらの脱水濃縮物に酸化防止剤、pH
調整剤、キレート剤などの製剤用補助剤を添加してなる
基剤が挙げられる。
【0012】本発明に用いるハウスダスト処理剤は、溶
液または分散液の形態で用いられるものであるが、その
濃度は、特に限定されないが、好ましくは、0.000
1〜20質量%(以下、単に「%」と表記する)、好ま
しくは、0.001〜10%であれば好適である。濃度
が0.0001%未満である場合、十分な効果が期待で
きず、また、20%を越えると、噴霧後の対象物の風合
いに影響を及ぼすことが懸念される。
【0013】本発明におけるスプレー剤は、ハウスダス
ト中のアレルゲンを不活性化及び/又は除去するハウス
ダスト処理剤を含有する溶液または分散液を微粒子化し
て空間に散布できるものであれば、どのような形態でも
良く、特に、トリガー、ディスペンサー、エアゾールな
どが好ましいが、これに限定されるものではない。
【0014】本発明のハウスダスト処理用スプレーは、
スプレーとして噴霧できるものであれば、その溶液又は
分散液に用いる溶媒はどのようなものでも良いが、通
常、水(精製水)及び/又はアルコール類を用いること
ができる。
【0015】本発明では、空中に散布されるハウスダス
ト処理剤を含有する溶液または分散液は、噴射口から噴
射延長方向に10cm離れた位置での噴射された液滴の
平均粒径が、150μm以下であることが必要であり、
好ましくは、100μm以下であるものが望ましい。噴
射された液滴の平均粒径が150μmを越えると、空中
での滞在時間が短くなり、更に、ハウスダスト処理剤単
位重量あたりの表面積も低下するために、空中に舞って
いるハウスダストとの接触頻度が著しく低下する結果、
ハウスダスト中のアレルゲンを不活性化することが困難
になる。本発明におけるスプレー剤から噴霧される液滴
の粒径は、その分布が広い方が好ましく、具体的には、
粒子の体積分布で10%累積値における粒径が、50μ
m以下であることが好ましい。
【0016】本発明のハウスダスト処理用スプレーに
は、上記有効成分の他に、本発明の効果を損なわない範
囲で、通常製剤に用いられる配合剤、例えば、香料・精
油成分、界面活性剤、油分、アルコール類、保湿剤、増
粘剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、
色素、紫外線吸収・散乱剤、ビタミン類、アミノ酸類、
生薬、植物エキス、消臭剤、抗菌抗カビ剤、除菌剤、洗
浄剤、殺ダニ剤、ダニ忌避剤等の任意成分を配合するこ
とができる。なお、任意成分は、これらに限定されるこ
とがないのはもちろんである。
【0017】本発明のハウスダスト処理剤の対象となる
製品は、雑貨、化粧品、医薬部外品、医薬品のいずれで
もよく、室内、玄関、車などハウスダストが気になる住
環境空間のあらゆる場面で使用することができる。
【0018】このように構成される本発明では、ハウス
ダスト中のアレルゲンを不活性化及び/又は除去するハ
ウスダスト処理剤を含有する溶液または分散液を噴霧す
るスプレー時、噴射口から噴射方向延長上に10cm離
れた地点での噴射された液滴の平均粒径を150μm以
下としたので、空中での滞在時間が長くなり、更に、ハ
ウスダスト処理剤単位重量あたりの表面積も大きくなる
ために、空中に舞っているハウスダストとの接触頻度を
著しく高める結果、ハウスダスト中のアレルゲンを不活
性化することができることとなるので、空中に舞ってい
るハウスダスト中のアレルゲンを手軽に、かつ有効に不
活性化させるハウスダスト処理用スプレーを実現できる
こととなる。
【0019】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0020】〔実施例1〜24及び比較例1〜8〕スプ
レー形態として、噴射方向延長線上に10cm離れた地
点で噴射されたハウスダスト処理剤液滴の平均粒径が2
00μmとなるトリガーA(比較例1〜8)、130μ
mとなるトリガーB(実施例1、2、7、8、13、1
4、19、20)、80μmとなるディスペンサー(実
施例3、4、9、10、15、16、21、22)、6
0μmとなるエアゾール(実施例5、6、11、12、
17、18、23、24)を使用した。下記表1に示す
組成のハウスダスト処理液を、上記スプレー形態で下記
表2に示す所定量をスプレーし、下記評価法により、ハ
ウスダスト中のアレルゲン不活化効果を評価した。これ
らの結果を下記表1及び表2に示す。
【0021】〔ハウスダスト中のアレルゲン不活化効果
の評価法〕家庭の電気掃除機より採取したハウスダスト
(100メッシュパス品)100mgを500×500
×1000(mm)のアクリルボックスに一様に舞わ
せ、実施例1〜24及び比較例1〜8の態様で所定量ス
プレーした。所定量スプレーしてから1分後、ボックス
内のハウスダストを電気掃除機にて吸引し、吸引口にセ
ットしたフィルターに回収されたハウスダストを10m
lのリン酸緩衝液で抽出して、ダニアレルゲンDerIを
選択的に認識するモノクローナル抗体を用いたELIS
A法により抗原量を測定した。ハウスダスト処理用水溶
液をスプレーしなかった場合の回収ハウスダスト中の抗
原(DerI)量は1.5μg/mlであり、この値とハウ
スダスト処理用水溶液スプレー後の抗原量を比較して、
アレルゲン不活化効果を下記の評価基準で評価した。 評価基準: ◎:1/20未満 〇:1/20以上1/5未満 △:1/5以上1/2未満 ×:1/2以上
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】上記表1及び表2の結果から明らかなよう
に、本発明範囲となる実施例1〜24は、本発明の範囲
外となる比較例1〜8に較べて、ハウスダスト不活性化
効果に優れていることが判明した。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、空中に舞っているハウ
スダスト中のアレルゲンを手軽にかつ有効に不活性化さ
せるハウスダスト処理用スプレーが提供される。
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月2日(2000.11.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】00021
【補正方法】変更
【補正内容】
【00021】〔ハウスダスト中のアレルゲン不活化効
果の評価法〕家庭の電気掃除機より採取したハウスダス
ト(100メッシュパス品)100mgを500×50
0×1000(mm)のアクリルボックスに一様に舞わ
せ、実施例1〜24及び比較例1〜8の態様で所定量ス
プレーした。所定量スプレーしてから1分後、ボックス
内のハウスダストを電気掃除機にて吸引し、吸引口にセ
ットしたフィルターに回収されたハウスダストを10m
lのリン酸緩衝液で抽出して、ダニアレルゲンDerIを
選択的に認識するモノクローナル抗体を用いたELIS
A法により抗原量を測定した。ハウスダスト処理用水溶
液をスプレーしなかった場合の回収ハウスダスト中の抗
原量の値とハウスダスト処理用水溶液スプレー後の抗原
量の値を比較して、アレルゲン不活化効果を下記の評価
基準で評価した。 評価基準: ◎:1/20未満 〇:1/20以上1/5未満 △:1/5以上1/2未満 ×:1/2以上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05B 9/04 B05B 9/04 (72)発明者 磯部 賢治 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C076 AA24 CC03 DD28 DD59 EE06 EE58 FF68 4F033 RA02 RB08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウスダスト中のアレルゲンを不活性化
    及び/又は除去するハウスダスト処理剤を含有する溶液
    または分散液を噴霧するスプレーであって、かつ該溶液
    または分散液のスプレー時、噴射口から噴射方向延長上
    に10cm離れた地点での噴射された液滴の平均粒径が
    150μm以下であることを特徴とするハウスダスト処
    理用スプレー。
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