JP2002132123A - 複製ホログラム - Google Patents

複製ホログラム

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JP2002132123A
JP2002132123A JP2001272964A JP2001272964A JP2002132123A JP 2002132123 A JP2002132123 A JP 2002132123A JP 2001272964 A JP2001272964 A JP 2001272964A JP 2001272964 A JP2001272964 A JP 2001272964A JP 2002132123 A JP2002132123 A JP 2002132123A
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hologram
film
photosensitive material
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roller
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JP2001272964A
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Toshiharu Ishikawa
石川俊治
Kenji Ueda
植田健治
Satoshi Hamada
聡 浜田
Sukeyuki Nishimura
西村祐行
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料フィルムをホログラム原版表面に連
続的に確実に密着し、複製後に剥離する方法により複製
されたホログラム。 【構成】 1層以上の接着層又は粘着層52及び1層以
上の感光材料層2からなり、両面を支持体フィルム4、
53で挟んでなる長尺の感光材料フィルムのホログラム
複製領域にゴミ粒子が埋め込まれている複製ホログラ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホログラム複製方法に
より得られた複製ホログラムに関し、特に、感光材料フ
ィルムを原版に連続的に張り付け、複製後に剥離するホ
ログラム複製方法により得られた複製されたホログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホログラム原版と感光材料とを密
着させ、レーザー光を照射して、原版からの回折光と入
射光とを密着された感光材料中で干渉させ、原版のホロ
グラム像を感光材料中に記録することにより、ホログラ
ム原版を複製することが行われている。この場合、感光
材料の裏面反射成分による像の乱れを防止するために、
原版と感光材料間に屈折率がほぼ等しい光学密着液を介
在させ、密着性を良くして裏面反射を防止して、ホログ
ラム像を複製するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホログラム
原版と感光材料との間に介在される光学密着液はドロド
ロした液体であり、その流動性、厚みのむら、振動等に
より均一な厚みにならず、特に、密着液の量が多い場合
には、その流動により良好なホログラムの複製ができな
いという問題があった。また、ホログラムの複製をクリ
ーンルームで行ったとしても、10μm以下のゴミが混
入する場合があり、ゴミが混入したまま複製を行うと、
ゴミ付近を中心として光学密着液の流動やゴミによるフ
ィルムの浮き上がりによって、複製に支障をきたすとい
う問題があった。
【0004】そこで、特願平4−327918号のよう
に、ゴミを埋め込んで複製欠陥の発生を抑制するクッシ
ョン層を用いた複製方法及び装置が考案されたが、耐久
性等の面でなお問題点があった。
【0005】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、感光材料フィル
ムをホログラム原版表面に連続的に確実に密着し、複製
後に剥離する方法により複製されたホログラムを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ホログラムの複製は、図
1(a)に示すように、感光材料フィルム1をホログラ
ム原版5上に屈折率がほぼ等しい光学密着液6を介在さ
せて密着させ、感光材料フィルム1側(又は、後記する
ように、ホログラム原版5側)からレーザー光7を入射
させ、この光7と原版5からの回折光8とを密着された
感光材料フィルム1中で干渉させて行われるが、ホログ
ラム記録用のフォトポリマー等からなる感光材料フィル
ム1は、通常、支持体フィルム3/感光材料2/支持体
フィルム4の3層構成となっており、密着の際、微小な
ゴミ9が混入すると、ゴミ9付近を中心として光学密着
液6の流動やゴミ9によるフィルム1の浮き上がりによ
って、複製欠陥が発生してしまう。
【0007】そこで、原版5側の支持体フィルム3を剥
離して、粘弾性体である感光材料層2を露出させ、図1
(b)に示すように、この感光材料層2を直接原版5の
上に張り合わせることにより、層2中にゴミ粒子9等を
埋め込んで複製欠陥の発生を抑制することができる。
【0008】もちろん、この際、支持体フィルム3、4
上にあったゴミ粒子等は粘着ローラー等により取り除く
ことが望ましく、また、支持体フィルム3剥離時に発生
する静電気によるゴミ粒子等の吸着を抑えるために、静
電気除去装置(イオン風吹き付け、コロナ放電等)を付
加することが望ましい。
【0009】ところで、このように一方の支持体フィル
ム3を剥離した感光材料フィルム1を直接原版ガラス
(通常は、ガラス支持)5上に張り合わせる際、気泡等
のだき込みはそのまま複製欠陥となるので、本発明に基
づいて、ローラーで感光材料フィルム1を上からしごき
ながら順次密着させる。圧着させるローラー径及びフィ
ルムのパスは、図2(a)に示すような系よりも、図2
(b)に示しように、ローラー10の径がより小さく、
フィルム1の巻き込み角θの大きな系の方が望ましい。
すなわち、ローラー10の径は100mmφ以下の小口
径のものが望ましく、好ましくは50mmφ程度のもの
がよい。その際、ローラー10のたわみが生じる場合が
あるので、更にその上から大口径のローラーで圧力を加
えるとよい。また、フィルム1の巻き込み角θも90°
以上が望ましく、ローラー10のプレス圧0.1kgf
/cm2 以上、フィルム1の張力0.1kgf/cm以
上と、ローラー10のプレス圧、フィルム1の張力も大
きい方が望ましい。
【0010】さて、上記のように、支持体フィルム3を
剥離した感光材料フィルム1を原版5上に直接張り合わ
せる際の気泡等のだき込みを防ぐために、ローラー10
で感光材料フィルム1を上からしごきながら順次密着さ
せる場合、図3(a)に示すように、原版5全面上に感
光材料フィルム1を密着させると、原版5の端縁5′に
対応する感光材料フィルム1の位置に力が集中してキズ
が付き、好ましくない。そこで、同図(b)に示すよう
に、原版5上の全面でなく、端縁5′を避けた中央領域
にのみ感光材料フィルム1を上記のようにローラー10
でしごきながら密着させる。そして、同図(b)に示す
ように、ローラー10のしごき方向の両端の密着してい
ない感光材料フィルム1を原版5から持ち上げてその表
面に対して微小な角度αをなすように保持する。このよ
うに感光材料フィルム1と原版5を張り付けると、気泡
等のだき込みがなく、かつ、原版5の端縁5′に対応す
る位置にキズが付かない。なお、上記角度αは、感光材
料フィルム1の感光材料層2の原版5に対する粘着力F
と感光材料フィルム1の張力fとによって、α<sin
-1(f/F)と決まるが、通常、2〜10°の範囲に設
定すると、感光材料フィルム1にキズが付かず、かつ、
原版5複製中に感光材料フィルム1が原版5から剥離す
ることもない。
【0011】また、レーザー光を照射して原版5を複製
するときには、入射光の裏面反射等のノイズを除去する
目的で、無反射コートガラス等を使用とすることが望ま
しい。ホログラム原版5が反射型の場合は、図4(a)
に層構成を示すように、レーザー光7入射側から、無反
射コートガラス11、光学密着液12、支持体フィルム
4、感光材料2、ホログラム原版5、光吸収材料13の
順の層構成で、また、ホログラム原版5が透過型の場合
は、図4(b)に示すように、無反射コートガラス1
1、ホログラム原版5、感光材料2、支持体フィルム4
の順の層構成で光学複製を行うことが望ましい。なお、
反射型の場合は、光吸収材料13の代わりに無反射コー
トガラス11を配置し、原版5透過光を裏面反射しない
ようにしてもよい。
【0012】また、レーザー光7による光学複製に先立
って、紫外光のように感光材料2を感光させる電離放射
線を、感光材料2の複製すべき領域外に照射することに
より、トリミング処理(複製すべき領域外を充分感光さ
せ、レーザー光7による感光性を失わせる。)を行う電
離放射線マスキング装置を付加することが望ましい。具
体的には、図5(a)に示すように、トリミングマスク
14を感光材料フィルム1上に密着させて紫外光15で
露光する密着露光と、図5(b)のように、トリミング
マスク14を感光材料フィルム1から離して、紫外光源
16からの発散光17等により投影する投影露光とがあ
るが、圧着ローラー10(図2)や無反射コートガラス
11(図4)等のためのスペースを感光材料フィルム1
上に用意する都合上、投影露光の方が有利である。
【0013】なお、以上のようなレーザー光7による光
学複製後、原版5から複製フィルム1を剥離する際、複
製フィルム1の粘着性を低下させるための電離放射線露
光照射装置が必要である。これは、前工程の電離放射線
マスキング装置からトリミングマスク14を取り外し
て、紫外光15又は17のみを使用するようにすればよ
い。なお、原版5自身の粘着性も低下させるため、原版
5の複製フィルム1が密着する表面をフッ素系離型剤、
シリコーン系離型剤等で予め離型処理をしておくことが
望ましい。
【0014】ところで、原版5から複製フィルム1を剥
離する方法として、単にその一端を上側へ引き上げたの
では、面内に剥離の速度差が生じ、剥離が止まるか遅い
位置で剥離前線に沿ってスジ等の剥離ムラが発生してし
まい、折角良好になされた複製に欠陥が生じる。すなわ
ち、図6(a)に示すように、複製フィルム1の一端か
ら上側へ引き上げると、最初は図のの位置まで急激に
剥離され、その位置で剥離が一旦止まり、次に、今度は
図のの位置まで急激に剥離される。このような連続的
でない剥離が行われると、この場合、及びの位置の
複製フィルム1にスジが付いてしまう。これを抑えるた
めには、本発明に基づいて、図6(b)に示すように、
圧着時(図2)と同様に、ローラー18で複製フィルム
1を押さえながら順次剥離するのが望ましい。この場合
も、ローラー18の径は細い方が好ましく、圧着時に使
用したローラー10を逆回転で剥離用ローラー18とし
て用いてもよい。
【0015】このようにして剥離した複製フィルム1は
感光材料2面が露出しているので、これを巻き取るに
は、感光材料2面側に保護シートを貼り合わせる必要が
ある。そのためには、図6(b)に示すように、一面に
接着層又は粘着層を有する保護フィルム20をローラー
18と反対に回転するローラー19を経て剥離された複
製フィルム1にその接着層又は粘着層を向けて貼り付け
るようにする。この場合、複製フィルム1に保護フィル
ム20を貼り合わせた後、その接着力を上げるために電
離放射線処理を必要とする場合があり、そのような場合
は、電離放射線照射装置を設ける必要がある。なお、保
護フィルム20を離型性の高いものとすることにより、
複製フィルム1をシールタイプにすることができる。
【0016】ところで、原版5を複製するのに、フィル
ム1としては通常長尺のものを使用し、これを原版5上
に間欠的に1コマの寸法にコマ間距離分加えた長さだけ
送り出しながら、複数の周期的な複製を行う。すなわ
ち、図7に示すように、複製フィルム1には、フィルム
長手方向寸法aのホログラム複製領域Aがコマ間間隔b
を置いて周期的に複製される。このような間欠送りによ
って原版5を複製する場合、露光前後のフィルム1は何
らかのニップローラー(ローラー対)によって搬送され
るのが通常であるが、原版5を複製する際、フィルム1
の送りが停止され、その間、フィルム1のニップローラ
ー停止位置にローラーの圧力が加わり続け、スジ状の凹
みができる。この凹みがホログラム領域Aに対応した位
置にできるとキズになり、好ましくない。
【0017】そこで、図8に示すように、露光前後のニ
ップローラーR、R’の原版5中心線からフィルムパス
に沿う距離x、x’を次の関係を満たすように、露光前
後の全てのニップローラーR、R’の位置を設定すれ
ば、撮影中のフィルム1の送り停止に伴うスジ状の凹み
がホログラム領域A間のコマ間間隔に位置することにな
り、ホログラム領域Aを切り出したときの製品に何ら悪
影響がなくなる。なお、上記コマ間間隔bは、ニップロ
ーラーR、R’のニップ幅(スジ状の凹みの幅)より大
きくなるように選択すべきことは当然である。
【0018】n(a+b)+a/2<x,x’<n(a
+b)+a/2+b ただし、nはゼロ又は正の整数である。
【0019】ところで、図4(a)のように、反射型の
ホログラム原版5を用いる場合、入射光の裏面反射等の
ノイズを除去するために、フィルム1のレーザー光7入
射側に、光学密着液(屈折率整合液)12を介して無反
射コートガラス11を密着させる。この屈折率整合液1
2がフィルム1の長手方向に広がって付着したままフィ
ルム送り方向に進むと、屈折率整合液12としては、通
常、キシレン、アイソパー、カーゲル等の溶媒性のもの
が用いられるため、NBR系材質、IIRゴム系材質等
の材質からなる搬送ローラーに転移して、その形状の変
化、寸法の変化、硬度の変化を生起させ、フィルム1に
ニップ跡が残る等の不具合が生じることになるので、こ
れを防止しなければならない。また、フィルム1の裏面
の感光材料層2にこのような屈折率整合液12が回り込
むと、感光材料2を傷めるので、これも同様に防止しな
ければならない。
【0020】これらを防止するために、図9(a)にフ
ィルム進行方向に沿う断面図、同図(b)にフィルム横
断方向に沿う断面図、同図(c)に平面図を示すよう
に、無反射コートガラス11をフィルム1に押し付ける
前に、まず、原版5の両端近傍で有効複製領域外の原版
5に密着しているフィルム1上に、フィルム進行方向へ
広がる屈折率整合液12を止める障壁部材60、60を
軽く押し付ける。また、フィルム1の密着側の感光材料
層2に屈折率整合液12が回り込むのを防止するため
に、原版5のフィルム進行方向の両側面に沿ってその表
面に溝61、61を設け、原版5の両側面と溝61、6
1の間に土手部62、62を形成しておき、フィルム1
の両側縁が土手部62、62上に位置するようにする。
このようにすると、屈折率整合液供給管63から滴下さ
れた屈折率整合液12が溢れてフィルム1の感光材料層
2に回り込もうとしも、土手部62で阻止され、これを
乗り越えても、溝61に落ち込み、有効複製領域の感光
材料2には達せず、感光材料2を傷めることはなくな
る。
【0021】なお、フィルム進行方向へ屈折率整合液1
2が広がるのを止める障壁部材60、60については、
図3(b)のように、有効複製領域外のフィルム1を上
へ傾斜させる場合は、省くことができる。
【0022】ところで、このような屈折率整合液12の
広がり、回り込み防止策をとったフィルム1上に屈折率
整合液12を滴下するのに、図9(c)に明確に示した
ように、例えば、先端が2本以上に枝分かれしていて複
数の穴から同時に屈折率整合液12を滴下できる屈折率
整合液供給管63を用いると、滴下時間が短く効率良く
均等に屈折率整合液12を滴下できるので、望ましい。
【0023】次に、原版5複製後に、フィルム1から無
反射コートガラス11を取り除き、そのままフィルム1
を巻き取りすると、残った屈折率整合液12が上記と同
様に搬送ローラーを傷め、感光材料2を駄目にし、ま
た、製品としても液体の屈折率整合液12が付着してい
ることは望ましくない。また、フィルム1から上方へ引
き離した無反射コートガラス11に屈折率整合液12が
付着し、これが原版5上に落下したり、フィルム1の不
所望の位置に落下することも防止しなければならない。
そこで、まず、無反射コートガラス11のフィルム1密
着面を予めフッ素系撥水処理剤、シリコーン系撥水処理
剤等で撥水処理をしておく。
【0024】そして、フィルム1上に残った屈折率整合
液12は、図10に示すように、矢印で示すぬぐう方向
に凹状(弓形)の湾曲形状に形成されているスキージ
(ワイパー)64でぬぐい取るようにすることが望まし
い。この代わりに、スポンジを接触させて吸収してもよ
く、また、エアードクターでかき落としてもよい。そし
て、さらに残存する屈折率整合液12を乾燥させること
が望ましい。
【0025】以上の説明から明らかなように、本発明の
複製ホログラムは、1層以上の接着層又は粘着層及び1
層以上の感光材料層からなり、両面を支持体フィルムで
挟んでなる長尺の感光材料フィルムに、フィルム長手方
向寸法が一定のホログラム複製領域が一定のコマ間間隔
を置いて周期的に形成されていることを特徴とするもの
である。
【0026】この場合、ホログラム複製領域に体積位相
型ホログラムが記録されているものとすることができ、
また、ホログラム複製領域以外の領域にホログラムが記
録されていないものとすることができる。
【0027】なお、少なくとも接着層又は粘着層に接す
る支持体フィルムを剥離可能に構成することが望まし
い。
【0028】本発明のもう1つの複製ホログラムは、1
層以上の感光材料層を含む感光材料フィルムのホログラ
ム複製領域にゴミ粒子が埋め込まれていることを特徴と
するものである。
【0029】この場合に、感光材料フィルムが長尺の感
光材料フィルムからなり、その少なくとも片側に支持体
フィルムが密着しているものとすることができる。
【0030】また、感光材料フィルムが長尺の感光材料
フィルムからなり、1層以上の接着層又は粘着層を介し
て両面を支持体フィルムで挟んでなるものとすることが
できる。
【0031】これらにおいて、長尺の感光材料フィルム
に、フィルム長手方向寸法が一定のホログラム複製領域
が一定のコマ間間隔を置いて周期的に形成されているも
のとすることができる。
【0032】また、ホログラム複製領域に体積位相型ホ
ログラムが記録されているものとすることができ、ま
た、ホログラム複製領域以外の領域にホログラムが記録
されていないものとすることができる。
【0033】なお、1層以上の接着層又は粘着層を介し
て両面を支持体フィルムで挟んでなる場合に、少なくと
も接着層又は粘着層に接する支持体フィルムを剥離可能
に構成することが望ましい。
【0034】なお、本発明に基づくホログラム複製方法
は、被複製ホログラム原版に感光材料フィルムを密着し
て、感光材料フィルム側又はその反対側から光を照射し
て被複製ホログラム原版を複製するホログラム複製方法
において、感光材料の両面を支持体フィルムで挟んでな
る感光材料フィルムを供給しながらその一面上の支持フ
ィルムを剥離し、その剥離面を被複製ホログラム原版に
向けてその反対側から感光材料フィルムをローラーでし
ごきながら順次被複製ホログラム原版に張り付け、感光
材料フィルム側又はその反対側から光を照射し、次い
で、被複製ホログラム原版から張り付けられた感光材料
フィルムをローラーで押さえながら一端から順次剥離
し、剥離された感光材料フィルムの剥離面に保護フィル
ムを順次貼り付け、その後、感光材料フィルムを巻き取
ることを特徴とする方法である。
【0035】この場合、被複製ホログラム原版が、順
に、離型剤層/カバーガラス/接着剤層/ホログラム層
/光吸収層/接着剤層/基材/光吸収層の順、又は、離
型剤層/カバーガラス/接着剤層/ホログラム層/接着
剤層/着色ガラスの順で一部もしくは全部が積層されて
なることが望ましい。
【0036】また、被複製ホログラム原版のホログラム
層が、それぞれ異なる回折波長あるいは回折角度を有す
る複数の層からなり、それら層の間及び上下の層との間
にバリア層が設けられているものであってもよい。
【0037】また、一面上の支持フィルムが剥離された
感光材料フィルムを、被複製ホログラム原版のローラー
しごき方向の両端縁を避けた中央領域にのみローラーで
しごきながら順次張り付けることが望ましい。さらに、
その場合、被複製ホログラム原版のローラーしごき方向
の両端縁近傍の原版に密着していない感光材料フィルム
を原版から持ち上げてその表面に対して微小な角度をな
すように保持することが望ましい。
【0038】また、感光材料フィルムとして長尺のもの
を用い、複製位置の前後に少なくとも1つのニップロー
ラーを用いて、原版上に間欠的に1コマの寸法aにコマ
間距離b加えた長さだけ感光材料フィルムを送り出しな
がら、複数の周期的な複製を行い、かつ、ニップローラ
ーの原版中心線からフィルムパスに沿う距離xが次の関
係を満たすように、このニップローラーを配置すること
が望ましい。
【0039】n(a+b)+a/2<x<n(a+b)
+a/2+b ただし、nはゼロ又は正の整数である。
【0040】
【作用】本発明においては、1層以上の接着層又は粘着
層及び1層以上の感光材料層からなり、両面を支持体フ
ィルムで挟んでなる長尺の感光材料フィルムに、フィル
ム長手方向寸法が一定のホログラム複製領域が一定のコ
マ間間隔を置いて周期的に形成されているものであり、
さらには、そのホログラム複製領域にゴミ粒子が埋め込
まれているので、複製の際にゴミ粒子が感光材料フィル
ム中に埋め込まれて複製欠陥の発生が抑制されたホログ
ラムが得られる。
【0041】
【実施例】以下、ホログラム複製方法に基づいて本発明
の複製ホログラムの実施例について説明する。 〔実施例1〕図11に示すような光学系を用いて、リッ
プマンホログラム(反射型ホログラム)原版を撮影す
る。すなわち、Arレーザー21を用い、それから発振
された光はハーフミラー22で2つの光束に分割され、
一方の光はミラー23、レンズ24を経てピンホール2
5に集光され、ピンホール25から出射した発散光は感
光材料26の一方の側から斜めに入射される。また、分
割された他方の光は、ミラー27、28、レンズ29を
経てピンホール30に集光され、ピンホール30から出
射した発散光は感光材料26の他方の側から入射され、
両方の発散光束は感光材料26中で干渉し、その中に記
録される。感光材料26としては、米国デュポン社製O
mnidex−352ホログラフィック記録フィルムを
用いる。露光量は、Arレーザー21からの波長514
nmの光で30mJ/cm2 である。露光後、ホログラ
ムが記録された感光材料26に超高圧水銀灯で100m
J/cm2 の均一露光をし、ガラス板間に光学接着剤
(米国ノーランド社製NOA−61)で封止し、ホログ
ラム原版35とする。そして、このホログラム原版35
の複製用感光材料フィルムが密着される面をフッ素系離
型剤、シリコーン系離型剤等で離型処理をしておく。ま
た、図9(b)に示すように、ホログラム原版35(図
9では、5)の複製用感光材料フィルムが密着される面
のフィルム進行方向の両側面に沿ってその表面に溝6
1、61を設け、原版35(5)の両側面と溝61、6
1の間に土手部62、62を形成しておく。
【0042】次に、図12(a)に示すような複製装置
にこのホログラム原版35を組み込む。この装置におい
て、複製用感光材料フィルム1として、同図(b)に
断面を示すように、支持体フィルム3/感光材料2/支
持体フィルム4の3層構成のOmnidex−352ホ
ログラフィック記録フィルムを用いる。また、保護フィ
ルム50として、同図(b)に断面を示すように、5
0μm厚PET(ポリエチレンテレフタレート)51/
1μm厚光学接着剤(米国ノーランド社製NOA−6
1)52/50μm厚PET53からなる保護フィルム
を用いる。
【0043】この装置の構成を作用と共に説明すると、
まず、複製用感光材料フィルム1がセットされた巻き出
しローラー31から送り出されたフィルム1は、1つの
ニップローラーを構成するクリーナーローラー44を通
ってクリーニングされ、別のニップローラーを構成する
支持体フィルム剥離ローラー32で片面の支持体フィル
ム3を剥離する。剥離された支持体フィルム3は巻き取
りローラー33で巻き取られる。一方、感光材料2面の
露出したフィルム1は、圧着ローラー37を原版35の
図の左端から若干右に寄った位置から図の右の方へ押圧
しながら移動し、その右端の若干手前で左上方へ離すこ
とにより、原版35のガラス板中央領域上にラミネート
される。このとき、感光材料フィルム1の原版35両端
での持ち上げ角度α(図3(b))が2〜10°程度に
なるように、支持体フィルム剥離ローラー32の配置及
び圧着ローラー37の停止位置を設定する。
【0044】次に、フィルム1でラミネートされた原版
35上に、図9に示すような障壁部材60、60を横か
ら原版35上方に差し込んで、原版35(5)の両端近
傍で有効複製領域外に密着しているフィルム1上に軽く
押し付ける。そして、図9(c)に示すような、例えば
先端が2本以上に枝分かれしていて複数の穴から同時に
屈折率整合液(インデックスマッチング液)を滴下でき
る屈折率整合液供給管63を横から原版35上方に差し
込み、屈折率整合液としてキシレンを原版35に張り付
けられたフィルム1上に適量滴下し、その後、屈折率整
合液供給管63を退避させてから、泡を抱き込まないよ
うに注意深く無反射コートガラス34をその上に被せ
る。なお、無反射コートガラス34の屈折率整合液接触
面は予めフッ素系撥水処理剤、シリコーン系撥水処理剤
等で撥水処理されている。
【0045】その後、図示しない超高圧水銀灯からの紫
外光46をクロムトリミングマスク36を通して投影露
光することにより、感光材料2のラミネート領域の中心
部のみを遮光し、それ以外の周囲部分に30mJ/cm
2 の量で露光して感光性を失わせ、トリミング(マスキ
ング)を行う。
【0046】次に、原版撮影時と共役なArレーザー光
47をフィルム1側から原版35に照射し(照射量:3
0mJ/cm2 )て複製を行う。
【0047】上記露光後、無反射コートガラス34をフ
ィルム1から剥離し、その間に、図10に示したよう
に、矢印のぬぐい方向に凹状(弓形)に湾曲しているス
キージ(ワイパー)64を差し込み、フィルム1上に軽
く押し付けて矢印方向に拭うことにより屈折率整合液を
クリーニングし、さらに残存する屈折率整合液を加熱空
気で乾燥させる。
【0048】次に、圧着ローラーを兼ねる複製フィルム
剥離ローラー37を今度は図の左の方へ押圧しながら移
動することにより、複製フィルム1を剥離し、フィルム
1を1コマ分足すコマ間隔分の長さ送り出す。そのと
き、複製フィルム1の感光材料2面側に、接着層52付
き保護フィルム50をさらに別のニップローラーを構成
するラミネートローラー38で貼り合わせる。この際、
巻き出しローラー40から供給される保護フィルム50
のカバーシート51(50μm厚PET)は、剥離ロー
ラー39で剥離され、巻き取りローラー41に巻き取ら
れる。
【0049】保護フィルム50を貼り合わせた複製フィ
ルム1は、搬送用の別のニップローラー54等を経て紫
外線照射器42に入り、図示しない超高圧水銀灯からの
紫外光49を100mJ/cm2 の量露光された後、巻
き取りローラー43に巻き取られる。この紫外光49に
よる露光は、接着層52の接着力を上げるための処理で
ある。なお、剥離ローラー32及び39で発生する静電
気を除去するために、それぞれの位置に帯電防止装置4
5が取り付けられている。
【0050】そして、上記の各ニップローラー44、3
2、38、54の原版35中心線からフィルム1のパス
に沿う距離xは、図8の関係に従って、 n(a+b)+a/2<x<n(a+b)+a/2+b の関係を満たすように設定される。ここで、aは1回の
複製で形成されるホログラム記録領域のフィルム1進行
方向の寸法(1コマの寸法)、bは各ホログラム記録領
域間のフィルム1進行方向の間隔、nはゼロ又は正の整
数である。このような関係を満足させることができるよ
うに、各ニップローラー44、32、38、54は、フ
ィルム1のパスに沿う方向に位置調節可能に構成されて
いる。
【0051】このような装置において、図12(a)の
〜における感光材料フィルム1、保護フィルム50
及びそれらを貼り合わせた状態の層構成は、同図(b)
のようになっている。なお、シートにカットした最終製
品のカバーシート53を剥離することにより、ホログラ
ムシールとして物品に接着することができる。
【0052】以上のような構成のホログラム複製装置を
用いると、ゴミ、気泡等の異物による複製欠陥の発生が
なく、また、剥離ムラのない良好な複製ホログラムを連
続的に効率よく作製することができる。 〔実施例2〕図13に示すような光学系を用いて、フル
カラーリップマンホログラム(反射型ホログラム)原版
を作製する。まず、1mm厚ガラス(原版保護ガラス)
に米国デュポン社製Omnidex−705ホログラフ
ィック記録フィルムをカバーシートを剥離してラミネー
トし、その後、そのホログラフィック記録フィルムのベ
ースシートを剥離して、その面上に5μm厚PVA(ポ
リビニルアルコール)フィルム(無延伸のものが望まし
い。)をラミネートし、その積層体をインデックスマッ
チング液(キシレンが望ましい。)を介して無反射コー
ト処理を施したガラス2枚で挟み込み、撮影乾板(感光
材料)26として、図示の位置にセットする。光学系は
図11の場合とほぼ同様であるが、この場合はフルカラ
ーのホログラムを撮影するため、3つのレーザーを用い
る。すなわち、R用光源としてKrレーザー71(64
7nm)を、G用光源としてArレーザーを励起用レー
ザー74とした色素レーザー72(576nm)を、B
用光源としてArレーザー73(458nm)を用い、
これらからのレーザー光を1つの光路に合成するため
に、全反射ミラー75及びダイクロイックミラー76、
77を用いる。図示の配置の場合、ダイクロイックミラ
ー76は裏面に無反射コートを施した赤色狭帯域ミラー
であり、ダイクロイックミラー77は裏面に無反射コー
トを施した波長500nm以上の光のみを選択的に反射
するミラーであるが、レーザー71〜73の配置は図示
のものに限定されず変更可能であり、その場合、全反射
ミラー75、ダイクロイックミラー76、77の配置及
び反射帯域は変更する必要がある。
【0053】このような配置で、まずKrレーザー光
(647nm)のみを使用してホログラムを記録する。
露光エネルギーは30mJ/cm2 で、露光後、超高圧
水銀灯で100mJ/cm2 の均一露光をする。次に、
無反射コートガラス2枚を取り外し、インデックスマッ
チング液を乾燥させた後、PVA膜面上に、前記と同様
の方法でOmnidex−705、PVA層を順次積層
し、再度無反射ガラス2枚で挟み込み、撮影乾板26と
する。
【0054】レーザー光を色素レーザー光(576n
m)に切り換え、同様に30mJ/cm2 均一露光し、
超高圧水銀灯の均一露光をする。さらに、同様の工程を
繰り返し、レーザー光をArレーザー光(458nm)
に切り換え、3回目の露光を行う。均一露光後、無反射
ガラスを外し、インデックスマッチング液を乾燥後、そ
の面に10mm厚の原版基板ガラスを光学接着剤(米国
ノーランド社製NOA−61)を介して接着する。
【0055】さらに、原版基板ガラスの表面を黒スプレ
ー(SSPスプレー黒、アトム化学塗料(株)製)を均
一に塗布、乾燥し、ハレーション防止層とする。また、
原版保護ガラス表面は、シリコーン系離型剤(KE42
TS’、信越シリコーン(株)製)を塗布し離型層とす
る。これを被複製原版35とする。
【0056】そして、図9(b)に示すように、ホログ
ラム原版35(図9では、5)の複製用感光材料フィル
ムが密着される面のフィルム進行方向の両側面に沿って
その表面に溝61、61を設け、原版35(5)の両側
面と溝61、61の間に土手部62、62を形成してお
く。
【0057】次に、図12(a)に示すような複製装置
にこのホログラム原版35を組み込む。この装置におい
て、複製用感光材料フィルム1として、同図(b)に
断面を示すように、支持体フィルム3/感光材料2/支
持体フィルム4の3層構成のOmnidex−705ホ
ログラフィック記録フィルムを用いる。また、保護フィ
ルム50として、同図(b)に断面を示すように、5
0μm厚PET(ポリエチレンテレフタレート)51/
1μm厚光学接着剤(米国ノーランド社製NOA−6
1)52/50μm厚PET53からなる保護フィルム
を用いる。
【0058】この装置の構成を作用と共に説明すると、
まず、複製用感光材料フィルム1がセットされた巻き出
しローラー31から送り出されたフィルム1は、1つの
ニップローラーを構成するクリーナーローラー44を通
ってクリーニングされ、別のニップローラーを構成する
支持体フィルム剥離ローラー32で片面の支持体フィル
ム3を剥離する。剥離された支持体フィルム3は巻き取
りローラー33で巻き取られる。一方、感光材料2面の
露出したフィルム1は、圧着ローラー37を原版35の
図の左端から若干右に寄った位置から図の右の方へ押圧
しながら移動し、その右端の若干手前で左上方へ離すこ
とにより、原版35のガラス板中央領域上にラミネート
される。このとき、感光材料フィルム1の原版35両端
での持ち上げ角度α(図3(b))が2〜10°程度に
なるように、支持体フィルム剥離ローラー32の配置及
び圧着ローラー37の停止位置を設定する。
【0059】次に、フィルム1でラミネートされた原版
35上に、図9に示すような障壁部材60、60を横か
ら原版35上方に差し込んで、原版35(5)の両端近
傍で有効複製領域外に密着しているフィルム1上に軽く
押し付ける。そして、図9(c)に示すような、例えば
先端が2本以上に枝分かれしていて複数の穴から同時に
屈折率整合液(インデックスマッチング液)を滴下でき
る屈折率整合液供給管63を横から原版35上方に差し
込み、屈折率整合液としてキシレンを原版35に張り付
けられたフィルム1上に適量滴下し、その後、屈折率整
合液供給管63を退避させてから、泡を抱き込まないよ
うに注意深く無反射コートガラス34をその上に被せ
る。なお、無反射コートガラス34の屈折率整合液接触
面は予めフッ素系撥水処理剤、シリコーン系撥水処理剤
等で撥水処理されている。
【0060】その後、図示しない超高圧水銀灯からの紫
外光46をクロムトリミングマスク36を通して投影露
光することにより、感光材料2のラミネート領域の中心
部のみを遮光し、それ以外の周囲部分に30mJ/cm
2 の量で露光して感光性を失わせ、トリミング(マスキ
ング)を行う。
【0061】次に、原版撮影時と共役なArレーザー
光、Krレーザー光、色素レーザー光47をフィルム1
側から原版35に順に照射し(照射量:30mJ/cm
2 )て複製を行う。
【0062】上記露光後、無反射コートガラス34をフ
ィルム1から剥離し、その間に、図10に示したよう
に、矢印のぬぐい方向に凹状(弓形)に湾曲しているス
キージ(ワイパー)64を差し込み、フィルム1上に軽
く押し付けて矢印方向に拭うことにより屈折率整合液を
クリーニングし、さらに残存する屈折率整合液を加熱空
気で乾燥させる。
【0063】次に、圧着ローラーを兼ねる複製フィルム
剥離ローラー37を今度は図の左の方へ押圧しながら移
動することにより、複製フィルム1を剥離し、フィルム
1を1コマ分足すコマ間隔分の長さ送り出す。そのと
き、複製フィルム1の感光材料2面側に、接着層52付
き保護フィルム50をさらに別のニップローラーを構成
するラミネートローラー38で貼り合わせる。この際、
巻き出しローラー40から供給される保護フィルム50
のカバーシート51(50μm厚PET)は、剥離ロー
ラー39で剥離され、巻き取りローラー41に巻き取ら
れる。
【0064】保護フィルム50を貼り合わせた複製フィ
ルム1は、搬送用の別のニップローラー54等を経て紫
外線照射器42に入り、図示しない超高圧水銀灯からの
紫外光49を100mJ/cm2 の量露光された後、巻
き取りローラー43に巻き取られる。この紫外光49に
よる露光は、接着層52の接着力を上げるための処理で
ある。なお、剥離ローラー32及び39で発生する静電
気を除去するために、それぞれの位置に帯電防止装置4
5が取り付けられている。
【0065】そして、上記の各ニップローラー44、3
2、38、54の原版35中心線からフィルム1のパス
に沿う距離xは、図8の関係に従って、 n(a+b)+a/2<x<n(a+b)+a/2+b の関係を満たすように設定される。ここで、aは1回の
複製で形成されるホログラム記録領域のフィルム1進行
方向の寸法(1コマの寸法)、bは各ホログラム記録領
域間のフィルム1進行方向の間隔、nはゼロ又は正の整
数である。このような関係を満足させることができるよ
うに、各ニップローラー44、32、38、54は、フ
ィルム1のパスに沿う方向に位置調節可能に構成されて
いる。
【0066】このような装置において、図12(a)の
〜における感光材料フィルム1、保護フィルム50
及びそれらを貼り合わせた状態の層構成は、同図(b)
のようになっている。なお、シートにカットした最終製
品のカバーシート53を剥離することにより、ホログラ
ムシールとして物品に接着することができる。
【0067】以上、本発明のホログラム複製方法及び複
製ホログラムの実施例について説明してきたが、本発明
はこの実施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の複製ホログラムにおいては、1層以上の接着層又は粘
着層及び1層以上の感光材料層からなり、両面を支持体
フィルムで挟んでなる長尺の感光材料フィルムに、フィ
ルム長手方向寸法が一定のホログラム複製領域が一定の
コマ間間隔を置いて周期的に形成されているものであ
り、さらには、そのホログラム複製領域にゴミ粒子が埋
め込まれているので、複製の際にゴミ粒子が感光材料フ
ィルム中に埋め込まれて複製欠陥の発生が抑制されたホ
ログラムが得られる。
【0069】なお、このような複製ホログラムが得られ
るホログラム複製方法においては、感光材料の両面を支
持体フィルムで挟んでなる感光材料フィルムを供給しな
がらその一面上の支持フィルムを剥離し、その剥離面を
被複製ホログラム原版に向けてその反対側から感光材料
フィルムをローラーでしごきながら順次被複製ホログラ
ム原版に張り付け、感光材料フィルム側又はその反対側
から光を照射し、次いで、被複製ホログラム原版から張
り付けられた感光材料フィルムをローラーで押さえなが
ら一端から順次剥離し、剥離された感光材料フィルムの
剥離面に保護フィルムを順次貼り付け、その後、感光材
料フィルムを巻き取るので、原版へフィルムをラミネー
トするとき気泡等のだき込みがなく、また、原版からフ
ィルムを剥離するとき、スジ等の剥離ムラが発生しな
い。このようにして、高品質の本発明の複製ホログラム
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくホログラム複製方法を説明する
ための図である。
【図2】本発明に基づくフィルムラミネート方法を説明
するための図である。
【図3】ラミネートされたフィルムにホログラム原版端
縁でキズが付く様子及びそれを防ぐ方法を説明するため
の図である。
【図4】ホログラム複製の際の層構成を示す図である。
【図5】ホログラム複製におけるトリミング処理方法を
説明するための図である。
【図6】本発明に基づくフィルム剥離方法を説明するた
めの図である。
【図7】本発明によって複製されたフィルムのホログラ
ム複製領域の配置を示す図である。
【図8】本発明に基づく露光前後のニップローラーの配
置位置を説明するための図である。
【図9】フィルム上に屈折率整合液を滴下するための構
成と屈折率整合液が広がり裏面へ回り込むのを防止する
構成を説明するための図である。
【図10】屈折率整合液をぬぐい取るための構成を説明
するための図である。
【図11】本発明の1実施例におけるホログラム原版撮
影光学系の構成を示す図である。
【図12】本発明の1実施例のホログラム複製方法を実
施する装置の構成を示す図である。
【図13】本発明の別の実施例におけるホログラム原版
撮影光学系の構成を示す図である。
【符号の説明】
A…ホログラム複製領域 R、R’…ニップローラー 1…感光材料フィルム 2…感光材料 3、4…支持体フィルム 5…ホログラム原版 5′…原版の端縁 6…光学密着液 7…レーザー光 8…回折光 9…ゴミ 10…圧着ローラー 11…無反射コートガラス 12…光学密着液(屈折率整合液) 13…光吸収材料 14…トリミングマスク 15…紫外光 16…紫外光源 17…発散光 18…剥離用ローラー 19…ローラー 20…保護フィルム 21…Arレーザー 22…ハーフミラー 23、27、28…ミラー 24、29…レンズ 25、30…ピンホール 26…感光材料 31…巻き出しローラー 32…支持体フィルム剥離ローラー 33…巻き取りローラー 34…無反射コートガラス 35…ホログラム原版 36…クロムトリミングマスク 37…圧着・剥離ローラー 38…ラミネートローラー 39…剥離ローラー 40…巻き出しローラー 41…巻き取りローラー 42…紫外線照射器 43…巻き取りローラー 44…クリーナーローラー 45…帯電防止装置 46…紫外光 47…Arレーザー光 49…紫外光 50…保護フィルム 51、53…カバーシート 52…光学接着剤 54…ニップローラー 60…障壁部材 61…溝 62…土手部 63…屈折率整合液供給管 64…スキージ(ワイパー) 71…Krレーザー 72…色素レーザー 73…Arレーザー 74…励起用レーザー 75…全反射ミラー 76、77…ダイクロイックミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 聡 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 西村祐行 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2K008 AA15 DD02 DD11 GG01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1層以上の接着層又は粘着層及び1層以
    上の感光材料層からなり、両面を支持体フィルムで挟ん
    でなる長尺の感光材料フィルムに、フィルム長手方向寸
    法が一定のホログラム複製領域が一定のコマ間間隔を置
    いて周期的に形成されていることを特徴とする複製ホロ
    グラム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ホログラム複製
    領域に体積位相型ホログラムが記録されていることを特
    徴とする複製ホログラム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ホログラム複製
    領域以外の領域にホログラムが記録されていないことを
    特徴とする複製ホログラム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、少なくとも接着層又
    は粘着層に接する支持体フィルムは剥離可能であること
    を特徴とする複製ホログラム。
  5. 【請求項5】 1層以上の感光材料層を含む感光材料フ
    ィルムのホログラム複製領域にゴミ粒子が埋め込まれて
    いることを特徴とする複製ホログラム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記感光材料フィル
    ムが長尺の感光材料フィルムからなり、その少なくとも
    片側に支持体フィルムが密着していることを特徴とする
    複製ホログラム。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記感光材料フィル
    ムが長尺の感光材料フィルムからなり、1層以上の接着
    層又は粘着層を介して両面を支持体フィルムで挟んでな
    ることを特徴とする複製ホログラム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において、前記長尺の感
    光材料フィルムに、フィルム長手方向寸法が一定の前記
    ホログラム複製領域が一定のコマ間間隔を置いて周期的
    に形成されていることを特徴とする複製ホログラム。
  9. 【請求項9】 請求項5において、前記ホログラム複製
    領域に体積位相型ホログラムが記録されていることを特
    徴とする複製ホログラム。
  10. 【請求項10】 請求項5において、前記ホログラム複
    製領域以外の領域にホログラムが記録されていないこと
    を特徴とする複製ホログラム。
  11. 【請求項11】 請求項7において、少なくとも接着層
    又は粘着層に接する支持体フィルムは剥離可能であるこ
    とを特徴とする複製ホログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008251089A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Lintec Corp 多層光記録媒体製造用シート、光記録媒体用多層構造体および多層光記録媒体

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