JP2002143228A - 電動三輪車 - Google Patents

電動三輪車

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電動三輪車を自動車などに積載して容易に持ち
運ぶことができるよう、軽量にすると共に小さく折畳む
ことができ、さらに不使用時の収納場所も極めて小さく
て済むようにすることを課題とする。 【解決手段】 前輪3を軸支するハンドル軸1が車体6
前端に取付けられ、車体6後部上面に座席10が設けら
れ、後部下面の両側に後輪11が軸支されてなる三輪車
の後輪軸に、電磁クラッチ15を介して電動モータ14
が前記後輪11を駆動回転可能に連接されてなり、前記
座席10が車体に着脱自在とされていると共に、前記ハ
ンドル軸1が車体後方側へ折り畳み可能とされてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電動三輪車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】主として、老人や軽度な身体障害者用の
軽便な移動用乗り物として、バッテリー電源と電動モー
タを備え、自走出来るようにした電動三輪車が知られて
いる。
【0003】この従来の電動三輪車は、一般に出発後目
的地を経て帰着するまでの間を、すべて自走できるよう
に設計され製造されているので、容量の大きいバッテリ
ーを搭載したり、長時間の運転走行にも耐え得るよう頑
丈な車体とし、また大馬力の電動モータを搭載している
ので、車重が非常に重く、例えば具体的には40〜50
Kgを越える重量となり、不使用時の持ち運びが困難で
あるといった問題があった。
【0004】例えば目的地まで電動三輪車を乗用車の荷
室などに積載して運び、目的地周辺のみで使用し、再び
積載して戻るといった使い方はかなり困難となる問題が
あった。
【0005】また、電動三輪車を駐車させる場合、下り
坂など自然に走出すのを防止するため、従来では車輪に
特にロック装置を掛けたり、停車姿勢を坂道に対して直
角方向にするなど、扱いが面倒となる問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題を
解消し、停車時のロックが自動的に行え、安全に使用出
来ると共に、電動三輪車を自動車などに積載して容易に
持ち運ぶことができるよう、軽量にすると共に小さく折
畳むことができ、さらに不使用時の収納場所も極めて小
さくて済むようにすることを課題としてなされたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の電動三輪車は、前輪を軸支するハンドル
軸が車体前端に取付けられ、車体上部に座席が設けら
れ、後端両側に後輪が軸支されてなる三輪車の後輪軸
に、電動モータが前記後輪を駆動回転可能に連接されて
なり、該電動モータには通電により回転軸との機械的接
続が絶たれる電磁クラッチが車体側に固定され、さら
に、該電磁クラッチには、非通電時に前記電動モータの
回転軸との機械的接続を強制的に絶つ解除装置が設けら
れてなるものである。
【0008】従って、電動モータの電源を遮断した場
合、電磁クラッチが電動モータの回転軸に機械的に接続
され、電動モータの回転軸を車体側に固定するので、電
動モータの走行スイッチを断とすれば自動的にブレーキ
がかかり、無人で走出したりするのが防止され、安全に
停車させることができる。
【0009】請求項2の電動三輪車は、請求項1の電動
三輪車において、ハンドル軸にブレーキレバーが設けら
れ、該ブレーキレバーには、操作時に電動モータの供給
電力を断とする電源遮断スイッチが併設されてなるもの
である。
【0010】従って、自動走行しているときにブレーキ
を掛けると、電動モータの電源が自動的にカットオフさ
れるので、ブレーキがかかっているにも拘わらずモータ
ーが駆動し続けるといった事態が無くなり、安全に速度
を下げることができる。
【0011】請求項3の電動三輪車は、請求項1または
2の電動三輪車において、電動モータによって回生制動
が行われるようにされたものである。従って、電動モー
タの電源をカットオフした後、惰性で走行した場合、後
輪によって電動モータが逆に回転させられ、これによっ
て発電され、この電力を蓄電池に蓄電すると共に、この
際の駆動抵抗により回生制動が行われる。
【0012】従って、ブレーキの機械的摩擦以外に、回
生制動で速度も弱められるのでより安全な運転が可能と
なる。請求項4の電動三輪車は、請求項1、2または3
の電動三輪車において、車体後端部にほぼ垂直方向へ延
びるバンパが設けられ、また、座席が車体に対し着脱自
在とされていると共に、前記ハンドル軸が車体後端側へ
折り畳み可能とされ、前記ハンドル軸を折畳んだ状態で
車体前端部が上向きになるように前記バンパで直立姿勢
を保持するようにしたものである。
【0013】従って、通常使用時に後進移動したとき他
物と衝突してもバンパにより衝撃が緩和され安全が確保
出来る。また、座席を取り外しハンドル軸を折畳めば、
全体が極めてコンパクトになり、不使用時の収納や、自
動車への積載も容易に行え目的地への移動も容易にでき
る。
【0014】さらにハンドル軸を折畳んだ後、バンパを
支持体として床や地面に直立姿勢で載置できるので、収
納場所に場所をとらず、狭い場所でも容易に保管でき
る。
【0015】
【実施の形態】次に、この発明の実施形態である電動三
輪車を説明する。図1は、実施形態である電動三輪車の
側面図、図2は電動三輪車を後部から見た背面図、図3
はカバーを外して内部構造を示した背面図である。
【0016】図1において、1はハンドル軸を示し、図
示例のハンドル軸1はテレスコープ状の伸縮自在構造と
され、緊締バンド部材1dにより任意伸縮位置で巻き締
め固定可能とされている。
【0017】そして、ハンドル軸1の下端に形成したフ
ォーク部2に前輪3が軸支されている。ハンドル軸1の
上端にはハンドルバー1aが取付けられ、ハンドルバー
1aに沿ってブレーキレバー1bが取付けられている。
【0018】また、ハンドル軸1の上端には、コントロ
ールボックス1kが取付けられ、図示は省略している
が、メインスイッチのキー、前進後進の操作を行う駆動
用スイッチレバー、高速低速の切替えスイッチ、バッテ
リーの残量電圧を示すメータ等が設けられている。
【0019】上記ハンドル軸1はヘッドパイプ5に軸周
囲に回転可能に支持され、このヘッドパイプ5は、ステ
ー8を介して車体6の前端部分にヒンジ部7で折曲回動
可能に取付けられている。
【0020】従って、図示例のハンドル軸1は、図1に
二点鎖線で示すようにヒンジ部7で折畳めるようにされ
ていると共に、矢印方向へ伸縮自在とされている。な
お、図中1rは倒したハンドル軸1を車体6側へ係止す
るロック部材を示す。
【0021】また、このステー8のヒンジ部7には、ハ
ンドル軸1が、立設位置で固定できるラッチ装置9が設
けられている。このラッチ装置9は、図4に拡大して示
すように、車体6表面にステー8を挟むように立設した
一対の係合板9a、9aと、この係合板9a、9aの外
周縁に形成した係合凹部9bに係合する、ステー8に形
成した長孔8aに収納されたピン9c、およびこのピン
9cを前記係合凹部9bから抜け出る方向へ操作するレ
バー9dとから構成されている。
【0022】車体6の上面には座姿勢で乗車できる座席
10が支持棒10aで立設支持されている。この支持棒
10aは、車体1に固定した支持筒10bに挿入され、
外周を締め付けることによって支持棒10aを固定する
緊締部材10cが支持筒10b上端に設けられている。
【0023】また、車体後部には後輪11、11を軸支
する後輪軸12が支持され、両側に後輪11、11が軸
支されている。なお、図中13は後輪11のそれぞれに
必要な動力を伝えるディファレンシャルギヤボックスを
示し、このギヤボックスと一体となったプーリ13aに
タイミングベルト13bを介してプーリ14aから電動
モータ14の動力が伝達されるようにされている。
【0024】電動モータ14の後端には、電動モータ1
4のケーシングなど車体側部位に電動モータ14の回転
軸と機械的に断接可能な電磁クラッチ15が付設され、
前進または後進の指令がなされた時に機械的接続が解除
され、電動モータ14の駆動電源が絶たれたときに機械
的に接続して電動モータ14の回転軸を固定する様にさ
れている。なお、この電磁クラッチ15には、電源遮断
時、電動モータ14の回転軸との機械的接続状態を解除
する解除機構が設けられ、必要時には、電磁クラッチ1
5と電動モータ14との機械的接続状態を強制的に絶
ち、電動三輪車を押せば簡単に移動させる事が出来るよ
うにされている。なお、図示は省略されているが、上記
解除機構には強制的に電磁クラッチ15を解除した場
合、電動モータ14への電源を遮断するスイッチが併設
されている。
【0025】図3において、符号16はバッテリーを示
し、車体後部の床上に載置されている。なお、図示は省
略されているが、車体6のカバー6a内には、電動モー
タ14の駆動ないしは停止、電磁クラッチ15の作動を
制御する制御回路が収納されている。
【0026】上記においてハンドル軸1、車体6、後輪
11などの構成部材はいずれも軽量小型とされ、全体の
重量が極力小さくなるようにされている。次に、上記電
動三輪車の作動を説明する。
【0027】まず、走行する場合、前進または後進の何
れかのスイッチを接にすると、電磁クラッチ15が電動
モータ14の回転軸から離れ、電動モータ14は回転駆
動を始め、それぞれ目的の方向へ走行する。
【0028】次いで、電源を遮断すれば電磁クラッチ1
5が電動モータ14の回転軸に接となり、ブレーキ機能
を発揮し駆動を止める。また、電源を切り停車すれば、
電磁クラッチ15は電動モータ14と接となり固定する
ので、操縦者が電動三輪車から離れても無人で走出すこ
とはない。
【0029】また、折り畳む場合は、走行状態にる電動
三輪車の座席10を矢印方向へ抜き取り、背もたれを座
席側へ倒すなどして折り畳み、ついでハンドル軸1を図
1に二点鎖線で示した状態に倒し、ロック部材1rでハ
ンドル軸1を固定する。
【0030】従って、電動三輪車の車体6は後輪11と
電動モータ14を覆うカバー6aの大きさだけとなり、
全体の高さが著しく低くされる。従って、狭い場所でも
容易に収納でき、乗用車の荷室でも容易に積載可能とな
る。よって、出発から目的地まで、または目的地から帰
着するまでは乗用車に積載して移動することが可能とな
る。
【0031】また、走行する際は、ロック装置1rを解
除しハンドル軸1を立てれば、自動的にハンドル軸1が
ロックされ、座席10を立設すれば直ちに走行可能とな
る。この場合、出発地と目的地との間は乗用車などで運
ぶためその間の自走走行は省略され、しかも、目的地で
の走行範囲は限られ、走行距離はあまり長くならないの
が普通であるから、車体強度もそれほど頑丈とする必要
もなくまた、積載すべき蓄電池の容量もそれほど大きく
なくても問題はない。
【0032】従って、全体の重量も例えば20〜30K
g程度と従来に比べて軽量化でき、小型軽量の軽便な使
用が可能となるのである。なお、上記実施の形態におい
て、ハンドル軸1に設けられるブレーキレバー1bに電
動モータ14の電源を断とする電源遮断スイッチ(図示
せず)を併設しておけば、仮に電動モータ14のメイン
スイッチが接の状態となっていてもブレーキ操作すれば
必ず電源が遮断されるので、ブレーキを掛けているにも
拘わらず駆動力が作用し続けるといった無駄が防止さ
れ、安全運転が保たれる。
【0033】また、上記実施の形態において、回生電力
を直流に整流して蓄電池側へと流す回路を設け、この回
路をブレーキレバー1bに併設される遮断スイッチに連
動して作動するようにし、電動モータ14への電源供給
の遮断と同時に回生起電力の回路をオンにするようにし
ておけば、フレーキを掛ける都度、起電力が蓄電池16
側へと供給されるので、エネルギの有効利用が図れる。
【0034】特に、長い坂道を下る場合などは回生電力
の有効利用が図られる。上記実施の形態において、車体
の後端部にほぼ垂直上方へ延びるバンパ30を取付けて
おけば、後方からの衝突防止となるほか、図5に示すよ
うに折畳んだ状態で収納する場合に、バンパー30で立
てた状態で収納が可能となり、収納場所が著しく狭くで
き、場所をとらない。
【0035】なお、図中30aは、バンパ30の下面に
軸支された、後方転倒防止ローラを示し、バンパ30の
車体後方への移動調節を行う事によって転倒角度が調節
出来るようにされている。
【0036】
【発明の効果】この発明にかかる電動三輪車は以上のよ
うに構成したので、請求項1の構成によれば、電源の遮
断により電磁クラッチが電動モータの回転軸に自動的に
機械的に接続されるので、特にブレーキ操作をすること
なく車体を安全に止めて置くことができる。
【0037】請求項2の電動三輪車は、ブレーキ操作時
に必ず駆動電源が遮断されるので、蓄電力の無駄が省け
ると同時に、ブレーキを掛けているにも拘わらず駆動が
継続されるといった危険な事態が確実に予防され、安全
運転ができる。
【0038】請求項3の構成によれば、ブレーキをかけ
たとき、回生制動によりエネルギの回収が行われるの
で、効率の良い運転ができる。請求項4の構成によれ
ば、座席を取り外し、ハンドル軸を折畳めば小さくなる
ので、乗用車の荷室でも容易に運搬でき、目的地までの
往復が容易にでき、また、目的地での走行範囲も狭いの
で車体や電動モータも小型軽量化でき、非常に軽便な使
用が出来るのである。さらに、ハンドルを折畳んで収納
するとき、バンパをスタンドのようにして車体を立てた
姿勢で収納でき、保管場所が非常に狭くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である電動三輪車の側面図
である。
【図2】この発明の実施形態である電動三輪車の背面図
である。
【図3】図2のカバーを外して内部を示す背面図であ
る。
【図4】この発明の電動三輪車の前輪部の要部拡大斜視
図である。
【図5】折畳んで収納した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ハンドル軸 2 フォーク 3 前輪 5 ヘッドパイプ 6 車体 7 ヒンジ部 8 ステー 10 座席 11 後輪 14 電動モータ 15 電磁クラッチ 16 蓄電池 16 ゲート状ロックアーム16 30 バンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62K 5/04 B62K 5/04 B 15/00 15/00 G05G 1/04 G05G 1/04 A Fターム(参考) 3D011 AA03 AC01 AD05 AD11 AD18 AK11 AL02 AL41 3D012 BA01 BA11 3D035 AA01 AA06 3J070 AA03 BA51 CC22 DA01 5H115 PA08 PC06 PG04 PI16 PI29 PO02 PO06 PO17 PU01 QE06 QE10 QH08 QI04 RB08 SE08 TI02 TO21 TO23 UI24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪を軸支するハンドル軸が車体前端に取
    付けられ、車体上部に座席が設けられ、後端両側に後輪
    が軸支されてなる三輪車の後輪軸に、電動モータが前記
    後輪を駆動回転可能に連接されてなり、該電動モータの
    回転軸には通電により機械的接続が絶たれる電磁クラッ
    チが車体側に固定され、さらに、該電磁クラッチには、
    非通電時に前記電動モータの回転軸との機械的接続を強
    制的に絶つ解除装置が設けられてなる電動三輪車。
  2. 【請求項2】 請求項1の電動三輪車において、ハンド
    ル軸にブレーキレバーが設けられ、該ブレーキレバーに
    は、操作時に電動モータの供給電力を断とする電源遮断
    スイッチが併設されてなる電動三輪車。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の電動三輪車におい
    て、電動モータによって回生制動が行われるようにされ
    た電動三輪車。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3の電動三輪車にお
    いて、車体後端部にほぼ垂直方向へ延びるバンパが設け
    られ、また、座席が車体に対し着脱自在とされていると
    共に、前記ハンドル軸が車体後端側へ折り畳み可能とさ
    れ、前記ハンドル軸を折畳んだ状態で車体前端部が上向
    きになるように前記バンパで直立姿勢を保持するように
    した電動三輪車。
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