JP2002152162A - 送信装置、受信装置およびデータ伝送方法 - Google Patents

送信装置、受信装置およびデータ伝送方法

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JP2002152162A
JP2002152162A JP2000343328A JP2000343328A JP2002152162A JP 2002152162 A JP2002152162 A JP 2002152162A JP 2000343328 A JP2000343328 A JP 2000343328A JP 2000343328 A JP2000343328 A JP 2000343328A JP 2002152162 A JP2002152162 A JP 2002152162A
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Osamu Matsunaga
修 松永
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データストリームの送受信において、割り当
てられた伝送帯域が変動した場合にも、元のデータスト
リームの有する情報を削除することなく、復号結果との
間の同期制御を容易に確保する。 【解決手段】 送信装置11において、データストリー
ムは送信用メモリ11aに一時的に蓄積された後、出力
手段11bによって出力されるが、この際に、時間情報
付加手段11dによって、時間情報としてデータストリ
ームの送信用メモリ11aにおける蓄積時間または蓄積
開始時刻が、データストリームに付加されて送信され
る。受信装置12では、読み出し制御手段12dによっ
て、この時間情報と、送信用メモリ11aにおけるデー
タストリームの蓄積開始時から、受信用メモリ12aに
蓄積されたデータストリームに対する復号処理手段12
bによる復号処理の開始時までの伝送遅延時間の設定値
とに基づいて、復号処理を開始するタイミングが制御さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データストリーム
を送受信する送信装置、受信装置およびデータ伝送方法
に関し、特に、データストリームの伝送遅延を補正可能
にする送信装置、受信装置およびデータ伝送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地上波や通信・放送衛星を利用し
たデジタル放送や、インターネット、LAN(Local Ar
ea Network)等のネットワークを通じて、動画像や音声
等のデータストリームを伝送することが考えられてい
る。このようなデータ伝送では、パケット化されて多重
伝送されたデータストリームを、受信装置においてリア
ルタイムに再生出力するために、伝送路の帯域変動が生
じた際にも、データの復号・再生処理の同期を確保する
ように制御することが重要である。
【0003】ここで、図5に従来のデータ伝送システム
の概要を示す。データ伝送システム50は、データスト
リームを伝送し、リアルタイムに再生出力するためのシ
ステムであり、送信するデータストリームを生成する符
号化装置51と、受信したデータストリームを復号する
復号装置52とが、伝送路53を介して通信を行う構成
となっている。符号化装置51は、伝送するデータを所
定の符号化方式によって符号化する符号化処理部51a
と、生成されたデータストリームを一時的に蓄積し、伝
送路53上に出力するデータ速度の調整を行う送信バッ
ファ51bを具備する。また、復号装置52は、伝送路
53を介して受信されたデータストリームを一時的に蓄
積する受信バッファ52aと、受信バッファ52aの出
力データに対して所定の復号方式によって復号処理を行
う復号処理部52bによって構成される。
【0004】伝送路53は、通信・放送衛星、地上波等
を利用した放送によるデータ伝送路、あるいは、インタ
ーネット、LAN等の通信ネットワーク等である。例え
ば、データ伝送システム50を通信衛星を用いたデジタ
ル放送システムとした場合、伝送路53は、送信バッフ
ァ51bの出力データをパケット化して時分割多重化す
る時分割多重処理部や、さらに周波数多重化する周波数
多重処理部、このデータを変調する変調処理部、送信ア
ンテナ等を具備する各種放送送信装置、送信された放送
波を中継する通信衛星、さらにこの放送波を受信する受
信アンテナや、所望の伝送チャンネルを選択するチュー
ナ、チューナの出力信号を復調する復調処理部等を具備
する各種放送受信装置等によって構成される。また、伝
送されるデータストリームとしては、例えば、MPEG
(Motion Pictures Expert Group)2方式にしたがって
符号化処理されたビデオデータおよびオーディオデータ
等が挙げられる。
【0005】このようなデータ伝送システム50におい
て、送信バッファ51bおよび受信バッファ52aは、
符号化装置51と復号装置52との間に生じるデータス
トリームの伝送遅延を調整するために十分な、比較的小
さなメモリ容量に設定されている。また、デジタル放送
システムの場合、符号化装置51によって生成されたデ
ータストリームはパケット化され、各パケットには送信
バッファ51bの状態等を記述した制御情報が付加され
て、伝送路53に出力される。例えば、MPEG2に準
拠した伝送方式では、プログラム時刻基準参照値(PC
R:Program Clock Reference)、復号時刻情報(DT
S:Decoding Time Stamp)、表示時刻情報(PTS:P
resentation Time Stamp)等を付加して伝送するように
定めている。復号装置52では、受信したデータストリ
ームに付加された制御情報を基準にして、復号処理部5
2bによる復号結果の出力のタイミングを制御すること
によって、符号化装置51に入力されたビデオデータ等
の入力データと、復号装置52による復号結果であるビ
デオデータ等の出力データとの間で、同期を確保するよ
うになされている。これによって、伝送されたデータス
トリームのリアルタイムでの再生出力処理が可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のデー
タ伝送システム50において、データストリームの伝送
レートは、符号化装置51より出力されるデータストリ
ームの伝送レートと等しく、また、1伝送チャンネル内
に伝送される複数のデータストリームの伝送レートの合
計値が、あらかじめ定められた伝送チャンネルの伝送帯
域内に収まる場合は、データストリームの同期再生動作
に何ら問題は発生しない。また、固定レート伝送の場合
は、送信バッファ51bと受信バッファ52aとの伝送
遅延量、すなわち、送信バッファ51bにおけるデータ
ストリームの蓄積開始時間と、受信バッファ52aにお
けるデータストリームの読み出し時間との差である伝送
遅延時間t2が一定値に維持される。
【0007】しかし、伝送チャンネルにおける伝送帯域
が変化した場合、特に、符号化装置51の出力レートが
可変となるデータストリームを含む複数のデータストリ
ームを多重伝送している場合は、出力レートの合計があ
らかじめ定められて伝送帯域内に収まっているかどうか
の判定が困難となることが想定される。このような場合
に、輻輳を起こさずに、かつデータストリームの再生処
理における同期を確保して伝送が行われることは、容易
ではない。
【0008】この問題を解決する1つの方法として、各
データストリームの伝送レートの合計値が伝送チャンネ
ルに割り当てられた伝送帯域内に収まるように、レート
制御技術を用いて符号化装置51による発生符号量を制
御する方法が考えられる。しかし、この方法の場合、レ
ート制御に必要な情報を多重処理部からリアルタイムに
符号化装置51に提供して、発生符号量を切り換えるこ
とが必要になるため、装置構成が煩雑になる。また例え
ば、記録媒体等を介してすでに符号化済みのデータスト
リームの供給を受ける場合は、このような処理自体が実
行できない。
【0009】これに対して、各データストリームの伝送
レートの合計値が既定の伝送帯域内に収まるように、デ
ータストリームを構成するデータを削減する方法も考え
られる。しかし、この方法の場合は、元のデータストリ
ームの有する情報の一部を廃棄してしまうことになる。
【0010】また、送信時に伝送遅延時間を測定し、こ
の結果に基づいて伝送レートを制御する方法も考えられ
る。このようなデータの伝送遅延調整方式は、特開平4
−72837号公報に開示されている。この内容によれ
ば、送信装置はデータ伝送システムの初期設定時に測定
信号を送信し、これに対する受信装置からの応答信号に
基づいて伝送遅延時間の測定を行い、伝送遅延時間を一
定に制御することを可能にしている。しかし、この方法
では、受信装置から送信装置への信号の伝送が必要なた
め、処理が煩雑になり、また放送等の一方向の通信媒体
には利用することができない。
【0011】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、データストリームに割り当てられた伝送帯
域が変動した場合にも、元のデータストリームの有する
情報を削除することなく、復号結果との間の同期制御を
容易に確保することが可能な送信装置および受信装置を
提供することを目的とする。
【0012】また、本発明の他の目的は、データストリ
ームに割り当てられた伝送帯域が変動した場合にも、元
のデータストリームの有する情報を削除することなく、
復号結果との間の同期制御を容易に確保することが可能
なデータ伝送方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、データストリームを送信する送信装置に
おいて、前記データストリームを一時的に蓄積する送信
用メモリと、前記送信用メモリからの出力データをパケ
ット化して伝送路に出力する出力手段と、受信装置にお
いて前記データストリームを復号処理手段に供給するタ
イミングを調整するための時間情報を生成する時間情報
生成手段と、前記出力手段による出力データに前記時間
情報を付加する時間情報付加手段と、を有することを特
徴とする送信装置が提供される。
【0014】このような送信装置では、符号化されたデ
ータストリームを送信用メモリに一時的に蓄積し、出力
手段は送信用メモリからの出力データをパケット化し、
データストリームの有するデータを漏れなく伝送路に出
力する。この際に、時間情報付加手段は、時間情報生成
手段によって生成された時間情報をデータストリームに
付加する。この時間情報は、伝送帯域の変化が生じた場
合に、受信装置において伝送に要した時間を補正するた
めの情報であり、データストリームの送信用メモリにお
ける蓄積時間、あるいは、送信用メモリにおける蓄積開
始時刻とされる。受信装置では、この時間情報と、送信
用メモリにおけるデータストリームの蓄積開始時から、
受信装置におけるデータストリームに対する復号処理の
開始時までの伝送遅延時間の設定値とに基づいて、デー
タストリームの復号処理を開始するタイミングを制御す
ることによって、伝送帯域の変化が生じた場合にも復号
結果の同期を確保することが可能となる。
【0015】また、本発明では、データストリームを受
信する受信装置において、受信したデータストリームを
一時的に蓄積する受信用メモリと、前記受信用メモリか
らの出力データを復号処理する復号処理手段と、前記受
信用メモリに蓄積された前記データストリームが読み出
されて前記復号処理手段に供給されるタイミングを調整
するための時間情報を、受信した前記データストリーム
から分離する時間情報分離手段と、前記タイミングを前
記時間情報に基づいて制御する読み出し制御手段と、を
有することを特徴とする受信装置が提供される。
【0016】このような受信装置では、受信したデータ
ストリームを受信用メモリに一時的に蓄積し、復号処理
手段は受信用メモリからの出力データを復号処理する。
時間情報分離手段は、受信したデータストリームに付加
された時間情報を分離する。この時間情報は、伝送帯域
の変化が生じた場合に伝送に要した時間を補正可能とす
るために、送信装置において付加された情報であり、デ
ータストリームの送信用メモリにおける蓄積時間、ある
いは、送信用メモリにおける蓄積開始時刻となってい
る。読み出し制御手段は、分離された時間情報と、送信
用メモリにおけるデータストリームの蓄積開始時から、
データストリームが復号処理手段に供給される時点まで
の伝送遅延時間の設定値とに基づいて、受信用メモリに
蓄積されたデータストリームが復号処理手段へ供給され
るタイミングを制御する。これによって、伝送帯域の変
化が生じた場合にも、元のデータストリームが削除され
ることなく復号処理が行われ、復号結果の同期が確保さ
れる。
【0017】さらに、本発明では、データストリームを
伝送するデータ伝送方法において、前記データストリー
ムを送信用メモリに一時的に蓄積し、前記送信用メモリ
からの出力データをパケット化し、受信装置において前
記データストリームに対する復号処理を開始するタイミ
ングを調整するための時間情報を前記データストリーム
に付加して送信し、受信した前記データストリームを一
時的に蓄積し、前記データストリームより前記時間情報
を分離し、前記受信用メモリから前記データストリーム
が供給されるタイミングを前記時間情報に基づいて制御
して復号処理する、ことを特徴とするデータ伝送方法が
提供される。
【0018】このようなデータ伝送方法では、データス
トリームは送信される際に送信用メモリに一時的に蓄積
された後、伝送帯域の変化が生じた場合に伝送に要した
時間を補正可能とするための時間情報が付加されて送信
される。この時間情報は、データストリームの送信用メ
モリにおける蓄積時間、あるいは、送信用メモリにおけ
る蓄積開始時刻とされる。受信装置では、この時間情報
と、送信用メモリにおけるデータストリームの蓄積開始
時から、受信装置の受信用メモリに蓄積されたデータス
トリームに対する復号処理の開始時までの伝送遅延時間
の設定値とに基づいて、復号処理を開始するタイミング
が制御される。これによって、伝送帯域の変化が生じた
場合にも、元のデータストリームが削除されることなく
復号処理が行われ、復号結果の同期が確保される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に、本発明の受信装置および
送信装置を含むデータ伝送システムの概略構成を示す。
【0020】データ伝送システム10は、動画像データ
や音声データ等のデータストリームを伝送し、リアルタ
イムに再生出力するためのシステムであり、データスト
リームを送信する送信装置11と、受信する受信装置1
2と、これらの装置間でデータストリームが伝送される
伝送路13によって構成される。送信装置11は、生成
されたデータストリームを一時的に蓄積する送信用メモ
リ11aと、送信用メモリ11aからの出力データをパ
ケット化して伝送路13に出力する出力手段11bと、
受信装置12に対して伝送する時間情報を生成する時間
情報生成手段11cと、出力手段11bからの出力デー
タに時間情報を付加する時間情報付加手段11dによっ
て構成される。また、受信装置12は、伝送路13を介
して受信したデータストリームを一時的に蓄積する受信
用メモリ12aと、受信用メモリ12aからの出力デー
タを復号処理する復号処理手段12bと、受信されたデ
ータストリームに付加されている時間情報を分離する時
間情報分離手段12cと、受信用メモリ12aからのデ
ータストリームの読み出しタイミングを制御する読み出
し制御手段12dによって構成される。なお、送信装置
11および受信装置12には、送信装置11から伝送さ
れる時間情報の基準となる時刻を発生する基準時計11
eおよび12eがそれぞれ設けられてもよい。また、こ
れらの基準時計11eおよび12eは、外部に設けられ
た基準時刻生成手段14より受信した基準時刻情報に基
づいて、時刻を発生してもよい。
【0021】伝送路13は、通信・放送衛星、地上波等
を利用した放送によるデータ伝送路、あるいは、インタ
ーネット、LAN等の通信ネットワーク等として実現さ
れる。例えば、データ伝送システム10を放送衛星を用
いたデジタル放送システムとした場合、伝送路13は、
送信装置11からの出力データを時分割多重化する時分
割多重処理部や、さらに周波数多重化する周波数多重処
理部、このデータを変調する変調処理部、および送信ア
ンテナ等を具備する各種放送送信装置、送信された放送
波を中継する放送衛星、さらにこの放送波を受信する受
信アンテナや、所望の伝送チャンネルを選択するチュー
ナ、およびチューナの出力信号を復調する復調処理部等
を具備する各種放送受信装置等によって構成される。ま
た、データストリームとしては、例えば、MPEG2方
式にしたがって符号化処理されたビデオデータおよびオ
ーディオデータ等が伝送される。
【0022】送信装置11には、図示しない符号化手段
によって、所定の符号化方式で符号化されたデータスト
リームが供給される。このデータストリームは、ハード
ディスク等の記憶媒体を介して供給されてもよい。供給
されたデータストリームは、送信用メモリ11aに一時
的に蓄積され、出力手段11bに供給されて伝送路13
に出力される。受信装置12では、受信されたデータス
トリームが受信用メモリ12aに一時的に蓄積され、復
号処理手段12bに供給されて復号処理がなされ、図示
しないモニタやスピーカ等の出力手段によって、このデ
ータストリームによるコンテンツが出力される。
【0023】このようなデータストリームの伝送におい
ては、符号化手段によって生成されたデータストリーム
が、受信装置12の復号処理手段12bに供給されるま
での伝送遅延時間が一定となるように担保されているこ
と、すなわち、復号処理手段12bによる復号処理に対
応するようにデータストリームが供給されることを前提
として、符号化手段の入力データと復号処理手段12b
による出力データとの間で同期が図られる。
【0024】これに対して、送信装置11の出力手段1
1bは、送信用メモリ11aからのデータの読み出しお
よび出力の際に、符号化手段またはデータストリームの
記憶媒体からの出力レートとは異なる伝送レートを設定
することが可能となっている。すなわち、伝送路13に
おいては、例えば他のデータストリーム等の複数のデー
タが多重化等の方法によって伝送されているが、送信装
置11と受信装置12との間のデータ伝送では、伝送チ
ャンネルに割り当てられた伝送帯域内に収めることを優
先した伝送制御を行うことによって、伝送帯域の割り当
てが伝送パケットの出力のたびに更新され、結果とし
て、伝送されるデータストリームの伝送レートが変更さ
れる。このような伝送レートの変動によって、データス
トリームが送信用メモリ11aに供給されてから、復号
処理手段12bに供給されるまでの、伝送に要する時間
が変化することになる。
【0025】データ伝送システム10では、送信装置1
1における送信用メモリ11aの蓄積状態を時間情報と
して検知して、この時間情報をデータストリームに付加
して受信装置12に伝送し、受信装置12では、この時
間情報に基づいて復号処理手段12bによる復号処理の
開始タイミングを制御することによって、伝送レートの
変化によって生じる送信装置11と受信装置12との間
の伝送遅延時間を一定値に保ち、復号されたデータスト
リームの同期を確保する。このような制御によって、送
信用メモリ11aへの本来の出力レートよりも、伝送路
13における伝送レートが低く抑えられた状態では、送
信用メモリ11aのデータ蓄積量が増加し、受信用メモ
リ12aのデータ蓄積量が減少していき、逆に伝送レー
トの方が高くされた状態では、送信用メモリ11aのデ
ータ蓄積量が減少し、受信用メモリ12aのデータ蓄積
量が増加していく。送信用メモリ11aおよび受信用メ
モリ12aは、送信用メモリ11aがデータストリーム
の供給を受けてから、受信装置12の受信用メモリ12
aから読み出されて復号処理が開始される時点までの伝
送遅延時間内において、供給されるデータストリームを
蓄積するのに十分であるだけの比較的大きな記憶容量を
有している。以下、データストリームを構成するあるデ
ータの、送信用メモリ11aにおける蓄積開始時点か
ら、復号処理手段12bによる受信用メモリ12aから
の読み出し時点までの伝送遅延時間の設定値をt1とす
る。
【0026】送信装置11では、時間情報生成手段11
cによって、送信用メモリ11aにおけるデータストリ
ームの蓄積時間t2、または送信用メモリ11aにおけ
る蓄積開始時刻Tが測定あるいは検知され、時間情報と
して生成される。この時間情報は、送信用メモリ11a
から読み出されて出力手段11bによって出力されたデ
ータストリームに、時間情報付加手段11dによって付
加される。例えば、伝送されるデータストリームが、M
PEG方式等の可変レートによって符号化処理される方
式に準拠したビデオデータである場合、時間情報は、ビ
デオデータのフレームまたはフィールドの開始時点のデ
ータを含む伝送パケットの先頭部に記述することができ
る。このように、時間情報は従来の規定による伝送デー
タ内において容易に記述し、伝送することが可能であ
る。
【0027】受信装置12では、このようなデータスト
リームが受信されると、受信用メモリ12aに一時蓄積
されるとともに、時間情報分離手段12cによって時間
情報が分離される。読み出し制御手段12dは、この時
間情報と、あらかじめ設定された伝送遅延時間t1よ
り、受信用メモリ12aからデータを読み出して復号処
理手段12bに供給するタイミングを制御する。このと
き、時間情報として送信用メモリ11aにおける蓄積時
間t2が伝送された場合は、読み出しのタイミングが、
受信用メモリ12aでの蓄積開始から(t1−t2)だ
け後となるように制御する。また、時間情報として送信
用メモリ11aにおける蓄積開始時刻Tが伝送された場
合は、読み出しのタイミングが時刻(T+t1)となる
ように制御する。このように、送信用メモリ11aでの
蓄積時間t1または蓄積開始時刻Tを基準として用いる
ことによって、復号処理手段12bへのデータストリー
ムの供給タイミングを伝送レートの変動に応じてシフト
することが可能となり、送信用メモリ11aへのデータ
ストリームの供給時点からの伝送遅延時間t1が一定に
保たれ、この伝送遅延時間t1の範囲内における復号結
果のデータストリームの同期が保証される。
【0028】以上のように、本発明の送信装置11およ
び受信装置12を含むデータ伝送システム10では、復
号処理手段12bへのデータストリームの供給タイミン
グを制御するための時間情報を付加してデータストリー
ムを伝送し、この時間情報に基づいてデータストリーム
の復号処理を行うことによって、データストリームに割
り当てられる伝送帯域が変動する場合でも、元のデータ
ストリームの有する情報を削除することなく、復号結果
との間で同期を確保することが可能となる。また、送信
用メモリ11aでの蓄積時間t1または蓄積開始時刻T
を時間情報とすることで、簡易な構成により伝送に際す
る遅延時間を確実に検出することができ、従来の規定に
よるデータ伝送方式を利用して、この時間情報を容易に
伝送することができる。
【0029】なお、伝送遅延時間t1は、送信装置11
と受信装置12との間であらかじめ設定しておかずに、
時間情報付加手段11dによって、時間情報に含めてデ
ータストリームに付加して伝送するようにしてもよい。
この場合、受信装置12の読み出し制御手段12dは、
時間情報分離手段12cによって分離された時間情報か
ら、蓄積時間t2または蓄積開始時刻Tとともに、伝送
遅延時間t1を得る。これによって、伝送遅延時間t1
は、送信装置11側によって任意に設定し、データスト
リームの伝送のたびに更新することが可能となる。
【0030】また、時間情報として、送信用メモリ11
aにおけるデータストリームの蓄積開始時刻Tに、設定
された伝送遅延時間t1を加算した時刻(T+t1)の
値を伝送してもよい。この場合、受信装置12では、読
み出し制御手段12dによって、復号処理手段12bに
よる受信用メモリからの読み出しタイミングが、時刻
(T+t1)となるように制御される。
【0031】さらに、送信装置11の時間情報生成手段
11cによって、時間情報として蓄積開始時刻Tが生成
される場合、この時刻をより正確に認識し、復号の同期
を確保するために、送信装置11および受信装置12に
基準となる時刻を発生する手段が設けられてもよい。こ
のためには、送信装置11および受信装置12に基準時
計11eおよび12eをそれぞれ設け、これらの発生す
る時刻が一致するような仕組みを設けることが必要であ
る。その第1の方法としては、送信装置11において、
時間情報生成手段11cは、基準時計11eの発生する
時刻に基づいて蓄積開始時刻Tを検出し、時間情報付加
手段11dは、この蓄積開始時刻Tとともに、基準時計
11eの発生する時刻を基準時刻情報として、時間情報
に含めてデータストリームに付加し、受信装置12に伝
送する。受信装置12では、受信したデータストリーム
から取得した基準時刻情報に基づいて基準時計12eの
時刻が修正され、この基準時計12eの発生する時刻に
基づいて、読み出し制御手段12dが受信用メモリから
の読み出しのタイミングを制御することによって、送信
装置11と正確に一致した時刻を用いて復号処理を行う
ことが可能となる。なお、基準時刻情報は、データスト
リームとは別の伝送パケットを用いて伝送されてもよ
い。
【0032】また、第2の方法としては、基準時刻情報
を生成する基準時刻生成手段14を外部に設け、出力さ
れる基準時刻情報を基準時計11eおよび12eに供給
して、それぞれ発生する時刻を一致させる。このような
基準時刻生成手段14としては、インターネットを用い
た基準時刻配信サービスや、GPS(Global Positioni
ng System)から送信される基準時刻情報の受信等が適
用可能である。
【0033】次に、図2に、本発明の第1の実施例であ
るデジタル放送システムの概略構成を示す。なお図2で
は、デジタル放送の例として、放送衛星(BS:Broadc
asting Satellite)を用いたBSデジタル放送に適用さ
れるデジタル放送システムを挙げているが、これに限っ
たことではない。
【0034】デジタル放送システム20は、デジタル放
送サービスを提供し、放送電波を送信する送信局21
と、この放送電波を受信する受信機22と、送信局21
からの送信波を中継する放送衛星23によって構成され
る。送信局21は、ビデオデータおよびオーディオデー
タよりなる複数の番組用のコンテンツデータを、それぞ
れ符号化してデータストリームを生成する符号化装置2
11a、211bおよび212cと、生成されたそれぞ
れのデータストリームを時分割多重化する多重装置21
2と、多重化されたデータストリームに対して変調等の
処理を施し、放送電波として送信する放送送信装置21
3によって構成される。また、多重装置212は、符号
化装置211a、211bおよび211cより出力され
たデータストリームをそれぞれ一時的に蓄積する送信用
メモリ212a、212bおよび212cと、これらか
らの出力データをパケット化して時間軸多重化する多重
化処理部212dと、送信用メモリ212a、212b
および212cにおける各データストリームの蓄積時間
を測定する蓄積時間測定部212eと、多重化処理部2
12dにおける各データストリームに対する伝送帯域の
割り当てを制御する多重化制御部212fと、多重化処
理部212dによる出力データに、蓄積時間測定部21
2eによって測定された蓄積時間情報を付加する蓄積時
間情報付加部212gによって構成される。
【0035】一方、受信機22は、放送衛星23からの
放送電波を受信し、復調等の処理を行う放送受信装置2
21と、この出力信号から所定のデータストリームを分
離する分離装置222と、分離されたデータストリーム
を復号処理する復号装置223と、復号された画像信号
および音声信号を出力する出力装置224によって構成
される。分離装置222は、放送受信装置221からの
出力信号から所定のデータストリームを分離し、さらに
時間情報等の制御情報等を分離する分離処理部222a
と、分離されたデータストリームを一時的に蓄積する受
信用メモリ222bと、受信用メモリ222bからのデ
ータの読み出しを制御する分離制御部222cによって
構成される。
【0036】このようなデジタル放送システム20にお
いて、送信局21では、各符号化装置211a、211
bおよび211cにおいてMPEG2方式によって符号
化処理されて生成された、ビデオデータおよびオーディ
オデータによるデータストリームは、送信用メモリ21
2a、212bおよび212cに一時的に蓄積され、続
く多重化処理部212dによる処理に対応するように順
次時間軸圧縮されて出力される。多重化処理部212d
は、多重化制御部212fの制御により、送信用メモリ
212a、212bおよび212cからの各出力データ
をパケット化して多重化処理を行い、送信データストリ
ームを出力する。多重化制御部212fは、MPEG2
による可変レート方式を用いて符号化され、送信用メモ
リ212a、212bおよび212cに供給される各デ
ータストリームのデータ量に応じて、各データストリー
ムに割り当てる伝送帯域を設定し、この伝送帯域によっ
て多重化処理がなされるように、多重化処理部212d
の動作を制御する。送信用メモリ212a、212bお
よび212は、このように各データストリームに割り当
てられる伝送帯域の変動に対して十分な容量となるよう
に、比較的大きな記憶容量を有している。これにより多
重装置212では、各データストリームに割り当て可能
な伝送帯域が変化する場合であっても、元のデータスト
リームの有する情報を削除することなく伝送するように
なされている。
【0037】一方、蓄積時間測定部212eは、各送信
用メモリ212a、212bおよび212cにおいて、
各データストリームに含まれるビデオデータのフレーム
の先頭部の書き込みが開始された時間と、読み出された
時間との時間差、すなわち送信用メモリ212a、21
2bおよび212cにおける蓄積時間t2を測定する。
このとき、蓄積時間測定部212eでは、各データスト
リームについて、MPEG2によるフォーマットにした
がって一定のコードを監視することによって、データス
トリームに含まれるビデオデータの各フレームの先頭部
を検出する。なお、この検出は、フレームの代わりにフ
ィールドについて行われてもよい。このように測定され
た蓄積時間t2を示す情報は、蓄積時間情報付加部21
2gによって、多重化処理部212dから出力された送
信データストリームに付加される。
【0038】ここで、図3に、送信データストリームへ
の蓄積時間情報の付加方法を示す。図3(a)はビデオ
データストリームの構成を示し、(b)は送信データス
トリームの構成を示す。
【0039】図3(a)は、符号化装置211a、21
1bおよび211cによって符号化されたデータストリ
ームにおける、1フレーム分のビデオデータストリーム
30aの構成を示している。このように、ビデオデータ
ストリーム30aにおいては、1フレーム分のビデオデ
ータ31が記述される領域の先頭部に、各種の制御情報
が記述されるフレームヘッダ部32が設けられている。
このビデオデータストリーム30aを構成するデータ
は、多重化処理部212dによってパケット化され、生
成された送信データストリーム30bにおいて、図3
(b)に示すようにビデオパケット33、34および3
5として細かく分割されて記述される。また、各ビデオ
パケット33、34および35の先頭部には、パケット
ヘッダ36、37および38が設けられている。蓄積時
間情報付加部212gは、このような送信データストリ
ーム30bから、フレームヘッダ部32を含むパケット
を検出し、このパケットのパケットヘッダ36に、測定
された蓄積時間t2を示す情報を付加して出力する。こ
れにより、受信機22の復号装置223では、1フレー
ムの画像ごとに復号処理を行うタイミングが調整される
ことになる。
【0040】図2に戻り、放送送信装置213は、生成
された送信データストリームに対する周波数多重処理部
や変調処理部、および送信アンテナ等を具備し、上述し
たように多重化処理部212dより出力され、蓄積時間
を示す情報が付加された送信データストリームを、放送
電波として放送衛星23に送信する。
【0041】受信機22では、放送衛星23によって中
継された放送電波を、放送受信装置221で受信する。
放送受信装置221は、放送電波を受信するアンテナ装
置や、受信された信号から所望の伝送チャンネルを選択
するチューナ、チューナの出力信号を復調して送信デー
タストリームを生成する復調処理部等を具備する。この
送信データストリームは分離装置222に入力され、分
離処理部222aは各パケットに付加された識別コード
に基づいて、送信データストリームから所望のデータス
トリームのパケットを分離し、受信用メモリ222bに
供給する。また、このデータストリームよりフレームヘ
ッダを含むパケットを検出し、このパケットヘッダに記
述された蓄積時間t2を示す情報を分離して、分離制御
部222cに出力する。受信用メモリ222bは、供給
されたデータストリームを一時的に蓄積し、分離制御部
222cによる制御に基づいて復号装置223に出力す
る。なお、以下の説明では、分離処理部222aにより
分離され、受信用メモリ222bに蓄積されたデータス
トリームが、符号化装置211aによって出力されたも
のであるとする。
【0042】ここで、受信用メモリ222bにおいて蓄
積されたデータストリームにおいては、送信局21の送
信用メモリ212aにおける蓄積開始時から、受信用メ
モリ222bからの読み出し時までの伝送遅延時間t1
が、伝送レートが変動した場合にも一定に保たれるよう
に制御されることによって、復号装置223による出力
データの同期が確保される。このために、分離制御部2
22cは、受信用メモリ222bにおけるデータストリ
ームの蓄積開始から読み出しまでの時間を、あらかじめ
設定された伝送遅延時間t1から、分離処理部222a
において取得された蓄積時間t2を減算した値(t1−
t2)とするように、受信用メモリ222bからの読み
出しタイミングを制御する。すなわち、伝送レートに変
動により生じた伝送遅延が、受信用メモリ222bにお
ける蓄積時間の調整により補正される。このために、受
信用メモリ222bは、データストリームに割り当てら
れる伝送レートの変動に対して十分な容量となるよう
に、比較的大きな記憶容量を有している。
【0043】このような分離制御部222cによる読み
出しタイミングの制御にしたがって復号装置223に供
給されたデータストリームは、MPEG2方式に基づく
復号処理が施されてビデオデータおよびオーディオデー
タに変換され、モニタやスピーカ、アンプ等で構成され
る出力装置224によって出力される。
【0044】以上のデジタル放送システム20では、送
信用メモリ212a、212bおよび212cにおける
蓄積時間t1を示す情報を、データストリームに付加し
て伝送し、この蓄積時間t1に基づいて復号装置223
へのデータストリームの供給タイミングを制御して、デ
ータストリームの符号化処理から復号処理までの伝送遅
延時間t1を一定に保つことによって、データストリー
ムに割り当てられる伝送レートが変動する場合でも、元
のデータストリームの有する情報を削除することなく、
復号結果との間での同期が保証される。また、この蓄積
時間t1の正確な検出は容易に行うことができ、従来か
らのMPEG2方式によって規定された送信データスト
リームを用いて、この蓄積時間t1を示す情報を容易に
伝送することができる。
【0045】なお、伝送遅延時間t1は、あらかじめ設
定せずに、データストリームの伝送のたびに送信局21
側で任意に設定可能なようにしてもよい。この場合は、
蓄積時間情報付加部212gにおいて、設定した伝送遅
延時間t1を蓄積時間t2とともにデータストリームに
付加して伝送する。受信機22側では、受信したデータ
ストリームから、この伝送遅延時間t1および蓄積時間
t2を取得し、これらに基づいて分離制御部222cに
より受信用メモリ222bからの読み出し制御が行われ
る。
【0046】次に、図4に、本発明の第2の実施例であ
るデジタル放送システムの概略構成を示す。なお図4で
は、図2に示したデジタル放送システム20と同様に、
BSデジタル放送に適用されるデジタル放送システムに
ついて例示する。また、図4では図2と同一の構成につ
いては同一の符号を付して示し、重複した説明は省略す
る。
【0047】図4に示すデジタル放送システム40で
は、送信局41は、符号化装置211a、211bおよ
び211cから出力され、送信用メモリ212a、21
2bおよび212cにおいて蓄積された各データストリ
ームの蓄積開始時刻Tを、蓄積開始時刻検出部412e
により検出し、この蓄積開始時刻Tを示す情報を、蓄積
開始時刻付加部412gにより送信データストリームに
付加して、受信機42に対して送信する。蓄積開始時刻
付加部412gは、データストリームごとに検出された
蓄積開始時刻Tを、対応するデータストリームによるパ
ケットのうち、フレーム先頭のデータを含むパケットの
パケットヘッダ内に記述する。
【0048】これに対応して、受信機42は、受信した
データストリームから、分離装置422の分離処理部2
22aにより蓄積開始時刻Tを記述した情報を分離し
て、分離制御部222cに供給する。分離制御部222
cは、取得した蓄積開始時刻Tに、あらかじめ設定され
た伝送遅延時間t1を加算した時刻(T+t1)におい
て、データストリームを受信用メモリ222bより読み
出し、復号装置223に供給するように制御する。この
ように、受信したデータストリームにおける受信用メモ
リ222bにおける蓄積時間を調整することによって、
符号化処理によってデータストリームが生成された時点
から、復号処理が開始されるまでの伝送遅延時間t1が
一定に保たれ、データストリームに割り当てられる伝送
レートが変動する場合でも、元のデータストリームの有
する情報を削除することなく、復号結果との間での同期
を確保することが可能となる。
【0049】なお、このデジタル放送システム40にお
いて、伝送遅延時間t1は、あらかじめ設定せずに、デ
ータストリームの伝送のたびに送信局41側で任意に設
定可能なようにしてもよい。この場合は、蓄積開始時刻
付加部412gにおいて、設定した伝送遅延時間t1を
蓄積時間t2とともにデータストリームに付加して伝送
し、受信機42側では、受信したデータストリームから
伝送遅延時間t1および蓄積時間t2を取得し、これら
に基づいて分離制御部222cにより受信用メモリ22
2bからの読み出し制御が行われる。また、送信局41
より、設定された伝送遅延時間t1を蓄積開始時刻Tに
加算した時刻(T+t1)の値を送信するようにしても
よい。この場合、受信機42では、分離制御部222c
によって、受信用メモリ222bからのデータストリー
ムの読み出しタイミングが、時刻(T+t1)となるよ
うに制御される。
【0050】ところで、デジタル放送システム40で
は、送信局41の蓄積開始時刻検出部412eによって
蓄積開始時刻Tが生成されるが、この時刻をより正確に
認識し、復号の同期を確保するためには、送信局41お
よび受信機42において基準となる時刻を発生する手段
が必要となる。デジタル放送システム40では、送信局
41および受信機42において、基準時計412hおよ
び422dをそれぞれ設けているが、これらの発生する
時刻を一致させるために、送信局41における蓄積開始
時刻検出部412eの検出基準となる基準時刻情報を、
受信機42に対して送信し、この基準時刻情報を用いて
受信機42側の基準時計422dの発生する時刻を合わ
せるようにしてもよい。この場合、送信局41におい
て、蓄積開始時刻検出部412eは基準時計412hの
発生する時刻に基づいて蓄積開始時刻Tを検出し、蓄積
開始時刻付加部412gは、この蓄積開始時刻Tととも
に、基準時計412hの発生する時刻を基準時刻情報と
してデータストリームに付加し、受信機42に伝送す
る。受信機42では、受信したデータストリームから取
得した基準時刻情報に基づいて基準時計422dの時刻
が修正され、この基準時計422dの発生する時刻に基
づいて、分離制御部222cが受信用メモリ222bか
らの読み出しのタイミングを制御することによって、送
信局41と正確に一致した時刻を用いて復号処理を行う
ことが可能となる。なお、基準時刻情報は、データスト
リームとは別の伝送パケットを用いて伝送されてもよ
い。
【0051】また、基準時計412hおよび422dに
対する基準時刻情報を生成するための基準時刻生成手段
を、送信局41および受信機42とは別に外部に設け
て、これより出力される基準時刻情報を各基準時計41
2hおよび422dに供給して、発生する時刻を一致さ
せてもよい。このような基準時刻生成手段としては、イ
ンターネットを用いた基準時刻配信サービスや、GPS
から送信される基準時刻情報の受信等が適用可能であ
る。この場合は、送信局41および受信機42にインタ
ーネットの受信装置、あるいはGPSレシーバを設け
て、これらより基準時刻情報を受信する。
【0052】なお、上記では本発明の実施例としてデジ
タル放送システム20および40を示したが、これに限
ったことではなく、例えばインターネットやLAN等の
ネットワークを介してデータストリームを伝送し、リア
ルタイムに再生出力するシステムに対しても適用可能で
ある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の送信装置
では、受信装置の復号手段へのデータストリームの供給
タイミングを制御するための時間情報を、送信するデー
タストリームに付加することによって、符号化されたデ
ータストリームを構成するデータを漏れなく伝送するこ
とができ、受信装置において、この時間情報に基づいて
データストリームを復号処理することにより、伝送帯域
の変化が生じた場合にも、復号結果の同期を容易に確保
することが可能となる。
【0054】また、本発明の受信装置では、受信したデ
ータストリームに付加された時間情報に基づいて、受信
用メモリに一時的に蓄積されたデータストリームを復号
手段に供給するタイミングを制御することによって、伝
送帯域の変化が生じた場合にも、元のデータストリーム
を構成するデータを削除することなく、復号結果の同期
を容易に確保することが可能となる。
【0055】さらに、本発明のデータ伝送方法では、デ
ータストリームに付加されて伝送された時間情報に基づ
いて、データストリームに対する復号処理を開始するタ
イミングを制御することによって、伝送帯域の変化が生
じた場合にも、元のデータストリームを構成するデータ
を削除することなく、復号結果の同期を容易に確保する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信装置および送信装置を含むデータ
伝送システムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例であるデジタル放送シス
テムの概略構成を示す図である。
【図3】送信データストリームへの蓄積時間情報の付加
方法を示す図であり、(a)はビデオデータストリーム
の構成を示し、(b)は送信データストリームの構成を
示す。
【図4】本発明の第2の実施例であるデジタル放送シス
テムの概略構成を示す図である。
【図5】従来のデータ伝送システムの概要を示す図であ
る。
【符号の説明】
10……データ伝送システム、11……送信装置、11
a……送信用メモリ、11b……出力手段、11c……
時間情報生成手段、11d……時間情報付加手段、11
e……基準時計、12……受信装置、12a……受信用
メモリ、12b……復号処理手段、12c……時間情報
分離手段、12d……読み出し制御手段、12e……基
準時計、13……伝送路、14……基準時刻生成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 Fターム(参考) 5C025 AA28 BA25 BA27 BA30 DA01 DA04 5C059 KK34 MA00 RB01 RB14 RC02 RC04 RC12 RE01 SS02 TA71 TB04 TC00 TC21 UA02 UA05 UA32 5C063 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10 CA11 CA14 CA23 5K028 AA14 EE03 KK32 MM16 NN01 SS24 5K034 AA05 CC02 HH42 QQ04

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データストリームを送信する送信装置に
    おいて、 前記データストリームを一時的に蓄積する送信用メモリ
    と、 前記送信用メモリからの出力データをパケット化して伝
    送路に出力する出力手段と、 受信装置において前記データストリームを復号処理手段
    に供給するタイミングを調整するための時間情報を生成
    する時間情報生成手段と、 前記出力手段による出力データに前記時間情報を付加す
    る時間情報付加手段と、 を有することを特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 前記時間情報生成手段は、前記データス
    トリームの前記送信用メモリにおける蓄積時間を測定
    し、前記時間情報として生成することを特徴とする請求
    項1記載の送信装置。
  3. 【請求項3】 前記時間情報生成手段は、前記データス
    トリームの前記送信用メモリでの蓄積開始時から前記復
    号処理手段への供給時までの伝送遅延時間の設定値と、
    前記蓄積時間とを、前記時間情報として生成することを
    特徴とする請求項2記載の送信装置。
  4. 【請求項4】 前記時間情報生成手段は、前記データス
    トリームの前記送信用メモリでの蓄積開始時刻を検出
    し、前記時間情報として生成することを特徴とする請求
    項1記載の送信装置。
  5. 【請求項5】 前記時間情報生成手段は、前記データス
    トリームの前記送信用メモリでの蓄積開始時から前記復
    号処理手段への供給時までの伝送遅延時間の設定値と、
    前記蓄積開始時刻とを、前記時間情報として生成するこ
    とを特徴とする請求項4記載の送信装置。
  6. 【請求項6】 前記時間情報生成手段は、前記送信用メ
    モリでの蓄積開始時刻を検出し、前記データストリーム
    の前記送信用メモリでの蓄積開始時から前記復号処理手
    段への供給時までの伝送遅延時間の設定値を、前記蓄積
    開始時刻に加算した復号処理開始時刻を、前記時間情報
    として生成することを特徴とする請求項4記載の送信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記蓄積開始時刻の検出基準となる時刻
    を発生する基準時計を具備し、前記時間情報付加手段
    は、前記基準時計の発生する時刻を基準時刻情報とし
    て、前記時間情報に含めて付加することを特徴とする請
    求項4記載の送信装置。
  8. 【請求項8】 外部に設けられた基準時刻生成手段から
    出力される、前記受信装置と共通の基準時刻情報に基づ
    いて、前記蓄積開始時刻の検出基準となる時刻を発生す
    る基準時計を具備することを特徴とする請求項4記載の
    送信装置。
  9. 【請求項9】 前記データストリームは可変レート方式
    により符号化処理されたビデオデータを含み、前記時間
    情報生成手段は、前記ビデオデータのフレームまたはフ
    ィールドの開始時点を基準にして前記時間情報を生成す
    ることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  10. 【請求項10】 前記時間情報付加手段は、前記出力デ
    ータにおける前記ビデオデータの各フレームまたは各フ
    ィールドに対応するデータ群の先頭に、前記時間情報を
    付加することを特徴とする請求項9記載の送信装置。
  11. 【請求項11】 データストリームを受信する受信装置
    において、 受信したデータストリームを一時的に蓄積する受信用メ
    モリと、 前記受信用メモリからの出力データを復号処理する復号
    処理手段と、 前記受信用メモリに蓄積された前記データストリームが
    読み出されて前記復号処理手段に供給されるタイミング
    を調整するための時間情報を、受信した前記データスト
    リームから分離する時間情報分離手段と、 前記タイミングを前記時間情報に基づいて制御する読み
    出し制御手段と、 を有することを特徴とする受信装置。
  12. 【請求項12】 前記時間情報は、送信装置において送
    信前に一時的に蓄積する送信用メモリにおける前記デー
    タストリームの蓄積時間を含み、前記読み出し制御手段
    は、前記データストリームの前記送信用メモリでの蓄積
    開始時から前記復号処理手段への供給時までの伝送遅延
    時間の設定値から、前記蓄積時間を減算した時間に基づ
    いて、前記タイミングを制御することを特徴とする請求
    項11記載の受信装置。
  13. 【請求項13】 前記時間情報は、送信装置において送
    信前に一時的に蓄積する送信用メモリにおける前記デー
    タストリームの蓄積時間と、前記データストリームの前
    記送信用メモリでの蓄積開始時から前記復号処理手段へ
    の供給時までの伝送遅延時間の設定値とを含み、前記読
    み出し制御手段は、前記伝送遅延時間の設定値から前記
    蓄積時間を減算した時間に基づいて、前記タイミングを
    制御することを特徴とする請求項11記載の受信装置。
  14. 【請求項14】 前記時間情報は、送信装置において送
    信前に一時的に蓄積する送信用メモリでの前記データス
    トリームの蓄積開始時刻を含み、前記読み出し制御手段
    は、前記データストリームの前記送信用メモリでの蓄積
    開始時から前記復号処理手段への供給時までの伝送遅延
    時間の設定値に、前記蓄積開始時刻を加算した時刻を前
    記タイミングとすることを特徴とする請求項11記載の
    受信装置。
  15. 【請求項15】 前記時間情報は、送信装置において送
    信前に一時的に蓄積する送信用メモリでの前記データス
    トリームの蓄積開始時刻と、前記データストリームの前
    記送信用メモリでの蓄積開始時から前記復号処理手段へ
    の供給時までの伝送遅延時間の設定値とを含み、前記読
    み出し制御手段は、前記伝送遅延時間の設定値に前記蓄
    積開始時刻を加算した時刻を前記タイミングとすること
    を特徴とする請求項11記載の受信装置。
  16. 【請求項16】 前記時間情報は、送信装置において送
    信前に一時的に蓄積する送信用メモリでの前記データス
    トリームの蓄積開始時刻に、前記データストリームの前
    記送信用メモリでの蓄積開始時から前記復号処理手段へ
    の供給時までの伝送遅延時間の設定値が加算された復号
    処理開始時刻を含み、前記読み出し制御手段は、前記復
    号開始時刻を前記タイミングとすることを特徴とする請
    求項11記載の受信装置。
  17. 【請求項17】 前記時間情報に含められて送信された
    前記蓄積開始時刻の検出基準となる基準時刻情報に基づ
    いて時刻を発生する基準時計を具備し、前記読み出し制
    御手段は、前記基準時計の発生する時刻に基づいて前記
    タイミングとなる時刻を検出することを特徴とする請求
    項14〜16のいずれかに記載の受信装置。
  18. 【請求項18】 外部に設けられた基準時刻生成手段か
    ら出力される、前記送信装置と共通の基準時刻情報に基
    づいて時刻を発生する基準時計を具備し、前記読み出し
    制御手段は、前記基準時計の発生する時刻に基づいて前
    記タイミングとなる時刻を検出することを特徴とする請
    求項14〜16のいずれかに記載の受信装置。
  19. 【請求項19】 前記データストリームは可変レート方
    式により符号化処理されたビデオデータを含み、前記時
    間情報は、前記ビデオデータのフレームまたはフィール
    ドの開始時点を基準にして生成されることを特徴とする
    請求項11記載の送信装置。
  20. 【請求項20】 前記時間情報は、前記データストリー
    ムにおける前記ビデオデータの各フレームまたは各フィ
    ールドに対応するデータ群の先頭より取得することを特
    徴とする請求項19記載の送信装置。
  21. 【請求項21】 データストリームを伝送するデータ伝
    送方法において、 前記データストリームを送信用メモリに一時的に蓄積
    し、 前記送信用メモリからの出力データをパケット化し、受
    信装置において前記データストリームに対する復号処理
    を開始するタイミングを調整するための時間情報を前記
    データストリームに付加して送信し、 受信した前記データストリームを一時的に蓄積し、 前記データストリームより前記時間情報を分離し、 前記受信用メモリから前記データストリームが供給され
    るタイミングを前記時間情報に基づいて制御して復号処
    理する、 ことを特徴とするデータ伝送方法。
  22. 【請求項22】 前記時間情報は、前記データストリー
    ムの前記送信用メモリにおける蓄積時間を含み、前記デ
    ータストリームの前記送信用メモリでの蓄積開始時から
    前記復号処理の開始時までの伝送遅延時間の設定値か
    ら、前記蓄積時間を減算した時間に基づいて、前記タイ
    ミングを制御することを特徴とする請求項21記載のデ
    ータ伝送方法。
  23. 【請求項23】 前記時間情報は、前記データストリー
    ムの前記送信用メモリでの蓄積開始時刻を含み、前記デ
    ータストリームの前記送信用メモリでの蓄積開始時から
    前記復号処理の開始時までの伝送遅延時間の設定値に、
    前記蓄積開始時刻を加算した時刻を前記タイミングとす
    ることを特徴とする請求項21記載のデータ伝送方法。
JP2000343328A 2000-11-10 2000-11-10 送信装置、受信装置およびデータ伝送方法 Pending JP2002152162A (ja)

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