JP2002154663A - 船槽用荷揚げ装置 - Google Patents

船槽用荷揚げ装置

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JP2002154663A
JP2002154663A JP2000350589A JP2000350589A JP2002154663A JP 2002154663 A JP2002154663 A JP 2002154663A JP 2000350589 A JP2000350589 A JP 2000350589A JP 2000350589 A JP2000350589 A JP 2000350589A JP 2002154663 A JP2002154663 A JP 2002154663A
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Japan
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hopper
hull
conveyor
garter
traveling
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JP2000350589A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Hoshino
均 星野
Toshihisa Naruse
俊久 成瀬
Toshiyuki Sawano
利幸 沢野
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単位時間当たりの荷揚げ量の変動をなくし、搬
送設備の効率的な活用が実現される船槽の荷揚げ装置を
提供する。 【解決手段】船槽(10)の左右両側に跨って船槽(10)の前
後方向に走行可能に設けたガータ(26)と、該ガータ(26)
の内部を前後方向に走行可能で、且つ船槽(10)の幅方向
に走行するフィーダコンベアが付設されたホッパ(40)
と、前記ガータ(26)の上部に設けられ、船槽(10)の内部
と上限位置との間を昇降するグラブバケット(32)とを備
えている。船槽(10)の左右舷側の甲板(12)のいずれかに
前後方向に走行可能な縦送りコンベア(21)が設けられて
おり、ガータ(26)及びホッパ(40)の前後方向の走行に対
する縦送りコンベアの相対速度の変化に基づく搬出量の
変動を吸収すべく、フィーダコンベア(39)の走行速度を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船の船槽(開放型
カーゴホールド)から砂・砂利・鉱石・石炭などのばら
積みの粉体、粒体、小塊体の荷物を揚陸又は他船へと移
載する船槽用荷揚げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の船槽に近接した位置に旋回ブーム
式のグラブバケットを設置し、オペレータが旋回ブーム
式のグラブバケットを操縦して船槽内の荷物を揚陸する
船槽の荷揚げ装置に代わって、例えば特開平5−331
875号公報、特公2000−211577号公報など
にも開示されている船槽の荷揚げ装置が開発されてい
る。
【0003】この船槽の荷揚げ装置は、船槽の左右両側
を跨いで門型のフレーム構造体からなるガータが前後方
向に走行可能に設置されている。このガータの上部にグ
ラブバケットが昇降可能に垂設されており、前記ガータ
の内部にはホッパが前後方向に走行可能に設置されてい
る。また、このホッパの下方には船槽を横切る方向にフ
ィーダコンベアが設けられ、ホッパと共にグラブバケッ
トの下方の第1位置とグラブバケットから離間する第2
位置との間を走行可能にされている。前記フィーダコン
ベアの端部を、船槽の一側部のデッキ上に延設された搬
送用ベルトコンベア上に臨ませている。
【0004】この荷揚げ装置によれば、ガータを前後方
向に走行させて船槽内の荷物の存在を確認し、次回の搬
出位置を決めて停止する。ここで、グラブバケットを開
いたまま下降させて、船槽内の荷物に突入させ、グラブ
バケットを閉じて荷物を掴む。グラブバケットが荷物を
掴むと、同バケットは上限位置まで上昇する。次に、ホ
ッパがグラブバケットの直下位置である第1位置に向け
て走行する。ホッパが第1位置に達すると、グラブバケ
ットを開き、同バケットにより掴まれた荷物をホッパに
投入する。
【0005】荷がホッパ内に投入されると、同ホッパは
グラブバケットの直下である第1位置を離れて第2位置
へと移動する。ホッパ内に投入された荷はフィーダコン
ベアによって搬送されて縦送りコンコンベア上に落下
し、同縦送りコンベアまたは図に記載しない別コンベア
を介して目的の移載位置まで移送される。これらの動作
は、予め設定されたシーケンスに従って自動的に、或い
はオペレータの操作によりなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種の荷揚げ装置は、船槽からホッパ内に搬入された荷
を、一定速度で駆動するフィーダコンベア及び縦送りコ
ンベア等によって揚陸・搬送している。縦送りコンベア
が一方向に走行するのに対して、フィーダコンベアはガ
ータの前後方向の移動及びホッパの第1位置と第2位置
との間の移動による影響を受けて、時間当たりの荷揚げ
量は大きく変動することになる。
【0007】つまり、従来の船槽の荷揚げ装置における
搬送用の各種コンベアは、それぞれ予め設定された一定
の作動速度で走行し、またホッパからの搬出量も格別に
制御されていないため、荷揚げ装置の各搬送設備の移動
によって時間当たりの荷揚げ量が頻繁に且つ大きく変動
する。その結果、荷揚げ効率の低下を招いている。
【0008】また、搬送設備の能力が不足する場合に
は、荷こぼれや作動停止といった不具合が発生し、これ
を防ぐために搬送能力を変動する搬出量のうち最大搬出
量に合わせようとすると、設備としては無駄の多い使い
方になってしまう。
【0009】本発明は、こうした従来の課題を解決すべ
く開発されたものであり、具体的には単位時間当たりの
荷揚げ量の変動をなくし、搬送設備の効率的な活用が実
現される船槽の荷揚げ装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、本請求項
1〜3に係る発明により効果的に達成される。本請求項
1に係る発明は、船槽の左右の一側に船槽の前後方向に
向けて設けた縦送りコンベアと、船槽の左右両側に跨っ
て船槽の前後方向に走行可能に設けたガータと、該ガー
タの上部に取り付けられ、船槽とガータの上部との間を
昇降可能なグラブバケットと、ガータ内にあって船槽の
左右方向に延設されたフィーダコンベアを有するホッパ
とを備えてなる船槽の荷揚げ装置において、ガータの前
後方向の動きに応じてフィーダコンベアの速度を制御
し、時間当たりの荷揚げ量を一定に維持することを特徴
としている。
【0011】最も荷揚げ量の変動をもたらす要因は、ガ
ータの前後方向への移動にある。すなわち、ガータの移
動方向と縦送りコンベアの走行方向が同じ場合には縦送
りコンベアとの間の相対速度は遅くなり縦送りコンベア
により搬送される荷の搬送量は増加する。一方、ガータ
の移動方向と縦送りコンベアの走行方向が反対の場合に
は縦送りコンベアとの間の相対速度が速くなり縦送りコ
ンベアにより搬送される荷の搬送量は減少する。
【0012】そこで、本発明ではガータと縦送りコンベ
アとの相対速度の変動に応じて、フィーダコンベアの走
行速度を制御して、フィーダコンベアから縦送りコンベ
アへの搬出量を変動させて、単位時間当たりの荷揚げ量
を一定に維持するものである。
【0013】いま、仮に縦送りコンベアの走行速度をV
(一定)、フィーダコンベアの走行速度をv(変化)、
ガータの移動速度をS(一定)としたとき、次式を満足
するようにガータの移動方向と縦コンベアの走行方向が
同じ時にはフィーダコンベアの走行速度v、反対の時に
は走行速度v’となるように加減速する。
【0014】 v/(V−S)=v′/(V+S)=α(一定) ここで、αはガータの移動停止時における単位時間当た
りの縦送りコンベアにより搬出される予め設定された一
定の荷揚げ量により決まる。
【0015】請求項2に係る発明は、前記ホッパがガー
タ内において移動可能であり、ガータの動きに加えホッ
パの動きも加味して、フィーダコンベアの速度を制御
し、時間当たりの荷揚げ量を一定に維持することを特徴
としている。
【0016】既述したとおり、通常、ガータの移動中に
もホッパがガータ内を第1位置から第2位置へ、或いは
第2位置から第1位置へと移動する。そのため、ホッパ
に付設されたフィーダコンベアと縦送りコンベアとの相
対速度も複合的に変動することになる。
【0017】そこで、この発明ではガータの前後方向へ
の移動とホッパの前後方向への移動とが同時に行われる
ときには、フィーダコンベアの走行速度をガータの動き
に合わせて制御するだけでなく、ホッパの動きをも合わ
せて考慮して制御し、時間当たりの荷揚げ量を常時一定
に維持するようにする。
【0018】フィーダコンベアの走行速度を加減速する
方法としては、例えば、 (1) 予めガータとホッパの動きに応じたフィーダコンベ
アの走行速度を設定しておき、全体の動作を制御してい
るソフト又はシーケンサの動作指令に合わせ、フィーダ
コンベアの走行速度を選定・指令する。或いは (2) ガータとホッパに速度検出器を取り付け、それぞれ
の移動速度と移動方向とを速度検出器により検出してフ
ィードバックさせ、フィーダコンベアの走行速度を変更
する。
【0019】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明にあって、更にホッパの排出口に、排出量を可
変にする開閉ゲートを設け、該ホッパ内又はフィーダコ
ンベア上の荷の量に応じてホッパの前記開閉ゲートの開
閉量を変更し、ホッパからのフイーダコンベアに対する
荷の搬出量を制御することを特徴としている。
【0020】ロードセルを使用したコンベアスケール等
の重量計をフィーダコンベアに取付け、同コンベアで搬
送されている荷の実重量を計測し、その信号に応じてホ
ッパの開閉ゲートの開閉量を変更し、同時にフィーダコ
ンベアの走行速度を増減させる。また、移動するホッパ
に、同じく重量計や光電式の検出器などを取り付け、ホ
ッパ内の荷の重量又は容量を検出し、同様にホッパの開
閉ゲートの開閉量とフィーダコンベアの走行速度を変更
させる。なお、フィーダコンベア及びホッパの双方に重
量計又は容量計を設置して、その検出量に応じてホッパ
の開閉ゲートの開閉量とフィーダコンベアの走行速度を
変更させてもよい。
【0021】
【発明の実施形態】図1及び図2は、本発明の船槽用荷
揚げ装置を装備した船の正面図及び平面図である。
【0022】門型のフレーム構造体からなるガータ26
が、船槽10の左右を跨いで船槽10の前後方向に走行
可能に設置されている。ガータ26の上部には船槽10
の左右方向に走行可能な台車5が設けられており、該台
車5にグラブバケット32が昇降自在の取り付けられて
いる。また、グラブバケット32はガータ26の上部に
直接設ける場合もある。船槽10外の前後甲板部には、
それぞれに1台のガータ26を収納可能な待機エリア3
が設けられている。
【0023】該ガータ26の内部には、前記グラブバケ
ット32の直下位置である第1位置とグラブバケット3
2から離間した第2位置との間を船槽10の前後方向に
走行可能にホッパ40が設置されており、該ホッパ40
には船槽10を幅方向である左右に横断する方向に走行
するフィーダコンベア39が付設されている。
【0024】ホッパ40の長さは、ほぼ船槽幅に等しい
場合とグラブバケット32の長さにほぼ等しい場合があ
る。後者の場合はホッパ40の上にグラブバケット32
が移動して荷を投入できるように、台車5が船槽幅の方
向に移動する。
【0025】待機エリア3は船槽10の外の前後甲板部
に設けられ、通常は単一の荷揚げ装置が搭載されてお
り、万一、荷揚げ装置が故障した場合、その荷揚げ装置
を待機エリア3に移動させて、他の手段による荷揚げ作
業が円滑に行われるようにする。なお、待機エリヤ3を
設けない場合もある。
【0026】また、複数荷揚げ装置を搭載することもで
き、その場合には作業中の荷揚げ装置以外の荷揚げ装置
を待機エリア3に待機させておき、作業中の荷揚げ装置
が故障した場合でも、これを待機中の荷揚げ装置と交代
させることにより、荷揚げ作業に支障をきたすことがな
いようにできる。荷物11は船自身を接岸させるか、或
いは他の船に接舷して、荷揚げ装置を使って船外に移送
する。
【0027】船槽10は前後方向に長く左右方向に短
く、その船槽10の左右両側の甲板12に、前後方向に
延びる走行レール20を設置する。また、甲板12に設
けた走行レール20の外側に縦送りコンベア21が走行
レール20に平行に設置されている。ガータ26の下部
の前後端部には、前記走行レール20に案内されて走行
する走行装置23がそれぞれ取り付けられ、ガータ26
は走行装置23により船槽10を跨いだ状態で前後方向
に移動可能な構造となる。
【0028】図3は上記荷揚げ装置の構造を具体的に示
している。ガータ26の上部の前後端部には船槽10の
左右方向に台車用レール60が設置されており、走行装
置61を取り付けた台車5がレール60に沿って走行す
る。レール60はガータ26の全幅にわたって設置さ
れ、台車5がレール60に案内されて走行するため、荷
揚げ作業を船槽10の幅方向全域にわたってカバーでき
る。このとき、グラブバケット32の横方向の両端をオ
ーバーハングさせることにより、船槽10の左右端の積
み荷を容易に荷揚げできるようになる。なお、台車5を
設けずにガータ26上部にフレームを設けて直接グラブ
バケット32を昇降可能に設ける場合もある。
【0029】ガータ26の上部において走行可能に設け
られた台車5には、減速装置付の昇降用電動モータ27
により駆動される左右一対のバケット昇降用ドラム28
と、減速装置付きの開閉用電動モータ29により駆動さ
れる左右一対のバケット開閉用ドラム30とがそれぞれ
設けられており、バケット昇降用ドラム28に巻掛けた
昇降用索条31が、上部横フレーム25の縦穴よりグラ
ブバケット32の吊下げ用横部材33に連結され、バケ
ット開閉用ドラム30に巻き掛けた開閉用索条35でグ
ラブバケット32の一対のバケット34を開閉するよう
にしている。
【0030】前記グラブバケット32は昇降用索条31
を巻き取り、繰り出すことによって、グラブバケット3
2を船槽10の上方の上限位置と船槽10内とを昇降さ
せるとともに、開閉用索条35を巻き取り、繰り出すこ
とにより、一対のバケット32a,32bが開閉される
ようになっている。
【0031】前記ガータ26の内部には前後方向に延び
る軌道36が設置されている。ホッパ支持フレーム37
は、走行装置38を介して前記軌道36に案内されて前
後方向に走行可能に配されている。前記支持フレーム3
7は左右方向に延びるフィーダコンベア39と、このフ
ィーダコンベア39より上方に位置するホッパ40とを
支持しており、そのフィーダコンベア39の端部には上
記縦送りベルトコンベア21の上方に排出端を位置させ
たシュート41が臨設されている。
【0032】前記ホッパ40とフィーダコンベア39
は、図3に仮想線で示すグラブバケット32の直下の第
1位置と、図3に実線で示すグラブバケット32より離
間した第2位置との間を前後方向に走行可能であり、ホ
ッパ40の走行位置検出システムを備えている。このホ
ッパの走行位置検出システムとしては、支持フレーム3
7に光電センサ用反射板42を取り付け、ガータ26に
第1・第2光電センサ用発受信器43,44を取り付け
ると共に、ホッパ40が第1位置或いは第2位置に走行
したことを検出する光電センサ用受信器等の走行位置検
出装置を備えている。
【0033】また、前記グラブバケット32には船槽1
0内の荷物11の位置を検知するセンサ45が設けられ
ている。この位置センサ45はグラブバケット32と直
下にある荷物11との間の距離を測定する光線式、超音
波式などの測距離センサが使われる。前記走行装置2
3,38は図示せぬブレーキ内蔵型の走行用電動モータ
を備え、停止時は常時制動状態にしてあり、各走行装置
23,38は独立駆動方式としている。
【0034】図4(a)は、以上の構成を備えた荷揚げ
装置による通常の荷揚げ作業時における各設備の動作タ
イミングのパターンの一例を示しており、同図(b)は
図4(a)に対応する時間の経過と共に発生する従来の
荷揚げ量の変動パターンの一例、同図(c)は従来の荷
揚げ量の変動を打ち消して、一定の荷揚げ量を維持する
ためのフィーダコンベアの速度制御パターンの一例を示
している。これらのパターンについて、図1〜図3を参
照しながら各機器の動作を作業手順に従って具体的に説
明する。
【0035】いま、 図4(a)のに示すように、バ
ケット昇降用ドラム28及びバケット開閉用ドラム30
が巻き取り回転して、一対のバケット32a,32bを
閉じた状態で、荷物11を掴んでグラブバケット32を
上昇させ、上限位置に達すると、図示せぬ回転センサが
検出して昇降用電動モータ27及び開閉用電動モータ2
9を制動停止させる。
【0036】これと同時に、ホッパ走行用電動モータを
駆動し、同図のに示すようにホッパ40をグラブバケ
ット32の直下である第1位置へと向けて走行させる。
同図に示すように、ホッパ40が第1位置に達すると、
第1光電センサ用発受信器43の光を支持フレーム37
に設けた光電センサ用反射板46が反射して受光し、そ
れによってホッパ走行用電動モータが停止する。
【0037】一方、グラブバケット32が上限位置に達
すると同時に、次の掴み位置まで図4(a)のに示す
ように、走行用電動モータを駆動してガータ26を走行
させる。
【0038】また、ホッパ40が第1位置に達し、ホッ
パ走行用電動モータが停止すると同時に、開閉用電動モ
ータ29が開駆動され、開閉用ドラム30を繰出し回転
して開閉用索条35を繰り出し、図4(a)のに示す
ように、一対のバケット32a,32bを開放する。こ
れにより、グラブバケット32内の荷がホッパ40に投
入され、ホッパ40内に投入された荷はフィーダコンベ
ア39によって搬送されて、シュート41から一方向に
走行する縦送りコンベア21上に落下し、その縦送りコ
ンベア21によって搬送される。更に荷は縦送りコンベ
ア21からブームコンベア2へと搬送される。
【0039】一対のバケット32a,32bが開き切る
か、或いは開き切る直前の開閉用電動モータ29又は開
閉用ドラム30の回転数を図示せぬ回転センサにより検
知し、開閉用電動モータ29を停止させると同時に、図
示せぬホッパ走行用電動モータを駆動して、図4(a)
のに示すように、ホッパ40を第2位置に向けて走行
させる。このとき、フィーダコンベア39はホッパ40
内の荷の搬送を続ける。
【0040】第2光電センサ用発受光器44が検知作動
して走行位置検出装置により、ホッパ40が第2位置に
達したことが検出されると、ホッパ走行用電動モータを
制動停止させるとともに、昇降用電動モータ27に繰り
出し信号を出力して、昇降用ドラム28を繰出し回転さ
せ、昇降用索条31を繰り出して、図4(a)のに示
すように、グラブバケット32を下降させる。
【0041】グラブバケット32のバケット32a,3
2bが船槽10内の荷の近くまで来ると、昇降用電動モ
ータ27の回転を減少させ、グラブバケット32を静か
に荷の上に着地させる。グラブバケット32が荷に達す
ると、バケット開閉用電動モータ29を駆動して開閉用
ドラム30を繰出し回転させ、開閉用索条35を巻き取
り、図4(a)のに示すように、一対のバケット34
を閉じて荷を掴む。
【0042】一対のバケット32a,32bが閉じ終わ
ると図示せぬ回転センサの信号により、開閉用電動モー
タ29と昇降用電動モータ27に巻き取り信号を出力
し、バケット昇降用ドラム28及び開閉用ドラム30を
巻取り回転して昇降用索条31及び開閉用索条35を巻
き取ってグラブバケット32が上限位置まで上昇する。
【0043】グラブバケット32が上限位置に達すると
同時に、予め決められたシーケンスに従い、走行装置6
1を駆動して台車5を横移動させるか、図示せぬ走行用
電動モータを駆動してガータ26を走行させる。以上の
各動作を連続して行なう。
【0044】いま、ホッパ40には十分な荷が投入され
ており、フィーダコンベア39が一定速度で駆動されて
いるとすると、フィーダコンベア39を介して搬出され
る荷量は一定である。一方、縦送りコンベア21は一定
速度で一方向に走行している。もし、ホッパ40が走行
せず且つガータ26の移動もなければ、縦送りコンベア
21に搬出される荷量は一定となる。
【0045】しかるに、ホッパ40は縦送りコンベア2
1の走行方向と一致する方向への走行と逆方向への走行
とを必ず繰り返す。すなわち、上述のごとく、ホッパ4
0はガータ26の内部で第1位置と第2位置との間を往
復動する。また、ガータ26も船槽10上で、縦送りコ
ンベア21の走行方向と一致する方向に同時に又は一方
が走行し、或いは逆方向への走行する。従って、ホッパ
40及びガータ26が、縦送りコンベア21の走行方向
と同方向に走行するときは、ホッパ40及びガータ26
に対する縦送りコンベア21の相対速度は各走行速度の
差となり、縦送りコンベア21の速度は相対的に遅くな
ったことになり、荷の搬出量は増加する。
【0046】反対に、ホッパ40及びガータ26が同時
に又は一方が縦送りコンベア21の走行方向と逆方向に
走行するときは、ホッパ40及びガータ26に対する縦
送りコンベア21の相対速度は各走行速度の和となり、
縦送りコンベア21の速度は相対的に速くなったことに
なり、単位時間当たりの荷の搬出量は減少することにな
る。このように、ガータ26とホッパ40の走行時にお
ける縦送りコンベア21による荷の搬出量は大きく変動
することになり、特に不定期に走行するガータ26によ
る単位時間当たりの搬出量の変動は揚荷効率に大きな影
響を与える。ガータ26の移動が終わり、次のグラブバ
ケット32の上昇動作の終了までは、基本的に荷の搬出
量に変動はない。
【0047】図4(b)は、ガータ26が縦送りベルト
コンベア21の走行方向と同一方向に走行する場合の搬
出量の変動を示している。同図から理解できるように、
グラブバケット32が上限位置に達する前の制動が開始
されると、ホッパ40が縦送りコンベア21の走行方向
とは逆方向である第1位置に移動を開始し、グラブバケ
ット32の上昇が停止すると同時にガータ26が縦送り
コンベア21の走行方向と同じ方向に向けて移動を開始
する。従って、このとき縦送りコンベア21のホッパ4
0及びガータ26に対する相対搬送速度は、縦送りコン
ベア21の実走行速度とホッパ40の実走行速度との差
にガータの実走行速度を加算した速度となる。そのた
め、ホッパ40及びガータ26が停止した状態にあると
きの縦送りコンベア21による基準搬出量に対して、こ
のときの搬出量は、同図にAで示すように、減少する。
【0048】図示例によれば、ホッパ40の走行速度は
ガータ26の走行速度よりも高く設定されており、しか
もホッパ40が第1位置に達しても、ガータの走行は続
いている。ホッパ40及びガータ26の走行方向が逆で
あるため、ホッパ40が第1位置に停止したのちは、ガ
ータ26(ホッパ40)に対する縦送りコンベア21の
相対搬送速度は実走行速度よりも低くなり、図4(b)
のBに示すように、荷の排出量が上記基準排出量よりも
増加する。
【0049】ガータ26の走行中にホッパ40にグラブ
バケット32からの荷の投入が終了するとほぼ同時に、
ホッパ40が第1位置から縦送りコンベア21の走行方
向と同じ方向である第2位置へと走行を開始する。この
ホッパ40が走行を開始した直後にガータ26が停止す
る。従って、この場合にもホッパ40とガータ26とが
同時に走行する時間が存在することになる(同図のC参
照)。ただし、ホッパ40及びガータ26の走行方向
は、両者共に縦送りコンベア21の走行方向と一致して
いる。従って、この場合のホッパ40及びガータ26に
対する縦送りコンベア21の相対搬出速度は一時的に遅
くなり、同図のCに示すように、荷の搬出量が急激に増
加する。
【0050】ガータ26が停止しても、ホッパ40は単
独でガータ内を第2位置に向けて走行を続ける。この間
は、ホッパ40に対する縦送りコンベア21の相対搬出
速度は、縦送りコンベア21の実走行速度からホッパ4
0の実走行速度を差し引いた値となるため遅くなり、同
図のDに示すように、その搬出量は基準搬出量よりもホ
ッパによる走行速度の影響分だけ増加することになる。
ホッパ40が第2位置に達すると、それ以降はグラブバ
ケット32が荷を掴み上昇してホッパ40が第1位置へ
と走行を開始するまでは、他の要因がないかぎり基準搬
出量が維持される。
【0051】図5は、前述と同じ構成を備えた荷揚げ装
置による荷揚げ作業時における各設備の動作タイミング
のパターンの一例、荷揚げ量の変動パターンの一例、及
び一定の荷揚げ量を維持するためのフィーダコンベアの
速度制御パターンの一例を示している。ここで、図4に
示す実施形態と異なる点はガータ26の走行方向が縦送
りコンベア21の走行方向と逆である点であり、各設備
の始動・停止タイミングは上記実施形態と同じである。
その結果、荷の搬出量の変動は、同図(c)にA’〜
D’で示すようになる。
【0052】荷の搬出量の変動は、図5(b)に示すご
とく、ガータ26が上記実施形態とは逆に縦送りコンベ
ア21の走行方向とは反対の方向に走行するため、ガー
タ26の走行中は、縦送りコンベア21とガータ26と
の走行速度の和が縦送りコンベア21の相対速度にな
り、上記実施形態よりも相対速度が速くなる。その結
果、領域A’及びB’におけるフィーダコンベア39か
ら縦送りコンベア21へと排出される荷の量が大幅に減
少し、揚荷量も減少する。
【0053】図4(c)及び図5(c)は、上述のよう
な荷の搬出量の変動を吸収させるためのフィーダコンベ
ア39の速度制御パターンの一例を示している。すなわ
ち、荷の搬出量が変動するA〜Dの領域と、A’〜D’
の領域における荷の搬出量の変動曲線に対して、基準搬
出量に関して対称なパターンでフィーダコンベア39の
からの排出量を制御すべく、フィーダコンベア39の走
行速度を変動させる。
【0054】これらのフィーダコンベア39の走行速度
制御は、制御装置50にシーケンス曲線として予め収納
し、そのシーケンスに従って制御することができるが、
縦送りコンベア21、ガータ26及びホッパ40にそれ
ぞれ速度検出装置を配すると共に、フィーダコンベア3
9の駆動モータとしてサーボモータを採用し、フィーダ
コンベア39の走行速度を各設備の走行速度に対応して
追従制御することもできる。
【0055】図6は、前述のフィーダコンベア39の走
行速度を他の設備の走行速度の変化に伴って追従制御す
る場合のフローチャートを示している。この図によれ
ば、ガータ26の走行状態と走行方向を確認すると共
に、ホッパ40の走行状態と走行方向を確認しながら、
逐次フィーダコンベア39の走行速度を増減させるよう
にしている。
【0056】また、これら荷揚げ装置による荷揚げ作業
にあっては、通常、ホッパ40からフィダコンベア39
に投入される荷の量は一定に維持されているが、例えば
ホッパ内の荷量によってホッパ40からの排出量が変動
することがあり、また前述のフィーダコンベア39の走
行速度を制御すると、ホッパ内の荷量が大きく変動する
ことがあり、フィーダコンベア39への排出量を一定に
維持できなるなることがある。
【0057】そこで本発明では、図3に示すように、ホ
ッパ40に荷の排出量を変更できる開閉ゲート42を設
けておくと共に、縦送りコンベア21及びホッパ40に
図示せぬ重量計や容量計を取り付けておき、縦送りコン
ベア21上及びホッパ40内の荷の量を計測しながら、
前記ホッパ40の開閉ゲート42の開閉量を制御して、
荷の搬出量を一定に維持する場合もある。
【0058】図7は、前述のフィーダコンベア39の走
行速度を他の設備の走行速度の変化に伴って追従制御さ
せることに加えて、同時にホッパ40の開閉ゲート42
の開閉量を制御する場合のフローチャートを示してい
る。この図によれば、図6と同様にガータ26及びホッ
パ40の走行状態と走行方向を確認すしながら、ホッパ
40の排出量を制御している。
【0059】以上の説明は、本発明の典型的な実施形態
を示しているに過ぎず、本発明は特許請求の範囲に記載
した技術的事項の範囲内において多様な変更か可能であ
り、また図示の速度パターンも代表的な一例を示したも
のであり、それらのパターンも様々に変更し得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の船槽用荷揚げ装置を取り付けた船の側
面図である。
【図2】本発明の船槽用荷揚げ装置を取り付けた船の平
面図である。
【図3】本発明の代表的な実施形態を示す船槽用荷揚げ
装置の拡大側面図である。
【図4】本発明の代表的な実施形態である船槽用荷揚げ
装置の各設備における始動・停止のタイミングの一例
と、それらの速度変更に伴う荷の搬出量変動と、搬出量
を一定にするための制御曲線とを示す説明図である。
【図5】同じく船槽用荷揚げ装置の各設備における始動
・停止のタイミングの他の例と、それらの速度変更に伴
う荷の搬出量変動と、搬出量を一定にするための制御曲
線とを示す説明図である。
【図6】図4及び図5に示すフィーダ速度制御の手順の
一例を示すフローチャートである。
【図7】図4及び図5に示すゲート開口量制御の手順の
一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 船 3 待機エリア 5 台車 10 船槽 12 甲板 20 走行レール 21 縦送りコンベア 23 走行装置 25 上部横フレーム 26 ガータ 27 昇降用電動モータ 28 バケット昇降用ドラム 29 開閉用電動モータ 30 バケット開閉用ドラム 31 昇降用索条 32 グラブバケット 32a,32bバケット 33 吊下げ用横部材 35 開閉用索条 36 軌道 37 支持フレーム 38 走行装置 39 フィーダコンベア 40 ホッパ 41 シュート 42 開閉ゲート 43,44 第1・第2光電センサ用発受信器 45 位置センサ 46 光電センサ用反射板 50 制御装置 60 レール 61 走行装置
フロントページの続き (72)発明者 沢野 利幸 東京都港区赤坂2−3−6 株式会社小松 製作所内 Fターム(参考) 3F077 AA04 BA02 BA05 BA09 BB09 EA02 EA11 EA15 EA19 EA21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船槽(10)の左右の一側にあって、船
    槽(10)の前後方向に向けて延設された縦送りコンベ
    ア(21)と、船槽(10)の左右両側に跨って船槽
    (10)の前後方向に走行可能に設置されたガータ(2
    6)と、ガータ(26)の上部に取り付けられ、船槽
    (10)内とガータ(26)の上部との間を昇降可能な
    グラブバケット(32)と、ガータ(26)内にあっ
    て、船槽(10)の左右方向に延設されたフィーダコン
    ベア(39)を付設したホッパ(40)とを備えてなる
    船槽の荷揚げ装置において、 ガータ(26)の前後方向の動きに応じてフィーダコン
    ベア(39)の速度を制御し、時間当たりの荷揚げ量を
    一定に維持することを特徴とする船槽の荷揚げ装置。
  2. 【請求項2】 前記ホッパ(40)がガータ(26)内
    において移動可能であり、ガータ(26)の動きとホッ
    パ(40)の動きに応じて、フィーダコンベア(39)
    の速度を制御し、時間当たりの荷揚げ量を一定に維持す
    ることを特徴とする請求項1記載の荷揚げ装置。
  3. 【請求項3】 ホッパ(40)の排出口に、排出量を可
    変にする開閉ゲートが設けられ、該ホッパ内又はフィー
    ダコンベア上の荷の量に応じてホッパ(40)の前記開
    閉ゲートの開閉量を制御し、ホッパ(40)のフイーダ
    コンベア(39)からの荷の搬出量を制御することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の荷揚げ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110979553A (zh) * 2019-10-25 2020-04-10 上海船舶研究设计院(中国船舶工业集团公司第六0四研究院) 焊接型槽形舱壁的封槽板与卸货板连接处结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110979553A (zh) * 2019-10-25 2020-04-10 上海船舶研究设计院(中国船舶工业集团公司第六0四研究院) 焊接型槽形舱壁的封槽板与卸货板连接处结构

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