JP2002155663A - ヒンジ - Google Patents

ヒンジ

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JP2002155663A JP2000352675A JP2000352675A JP2002155663A JP 2002155663 A JP2002155663 A JP 2002155663A JP 2000352675 A JP2000352675 A JP 2000352675A JP 2000352675 A JP2000352675 A JP 2000352675A JP 2002155663 A JP2002155663 A JP 2002155663A
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昭博 泉谷
Kazuhisa Horikawa
一久 堀川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイプの異なるドア装置のいずれの扉も開閉
自在に支持することができるようにしたヒンジを提供す
ることである。 【解決手段】 一対のヒンジ部材X1 、X2 のそれぞれ
に設けられた軸受部1の軸心上に一対の嵌合孔3を上下
対称に設ける。各ヒンジ部材X1 、X2 の一方の嵌合孔
3に滑り軸受6を嵌合し、一方の滑り軸受6に形成され
た挿入孔8に支点軸9の一端部を取付け、支点軸9の他
端部を他方のヒンジ部材X1 に取付けられた滑り軸受6
の挿入孔8に挿入して、一対のヒンジ部材X1 、X2
相対的に回転自在に支持する。上側のヒンジ部材X1
支点軸9から引き差しする操作と、引き抜き後において
ヒンジ部材X1 の上下を反転する操作と、一対の嵌合孔
3に対する滑り軸受6の差し換えとによって形態の異な
るヒンジが得られるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として、公衆
トイレの扉を開閉自在に支持するヒンジに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、公衆トイレにおける扉装置に
は、図7(I)に示すように、仕切りパネルAに形成さ
れた出入口aを開閉する扉Bの閉鎖状態において、扉B
の表面と仕切りパネルAの表面とがほぼ同一の平面を形
成するスタンダードタイプのものと、図7(II)に示す
ように、扉Bの閉鎖状態において、扉Bの吊元側および
戸先側の端部が仕切りパネルAの出入口aの両側部と前
後で対向するパブリックタイプのものとが存在する。
【0003】上記扉装置における扉の支持には、普通、
円柱状軸受部の外周に接線方向に延びる取付片を設けた
一対のヒンジ部材を支点軸により相対的に回転自在に連
結したヒンジが用いられる。
【0004】この場合、スタンダードタイプの扉装置に
おける扉Bの支持に際し、ヒンジとしては、図8(I)
に示すように、一対のヒンジ部材Y1 、Y2 が上下に配
置され、各ヒンジ部材Y1 、Y2 に設けられた取付片P
1 、P2 が同一平面上において左右に配置されたものが
用いられる。
【0005】一方、パブリックタイプの扉装置における
扉Bの支持に際し、ヒンジとしては、図8(II)に示す
ように、一対のヒンジ部材Y1 、Y2 が上下に配置さ
れ、各ヒンジ部材Y1 、Y2 に設けられた取付片P1
2 が同一平面上において同一側に配置されたものが使
用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来
は、タイプの異なる扉装置の扉の支持に際し、形態の異
なるヒンジを用いるようにしているため、ヒンジメーカ
においては、スタンダードタイプ用とパブリックタイプ
用の2種類のヒンジを製作する必要が生じ、きわめて不
経済であった。
【0007】また、扉の吊下げに際しては、扉の左側を
吊元とする場合と、右側を吊元とする場合とがあり、従
来は左勝手用のヒンジと右勝手用ヒンジの2種類を製造
してそれぞれの扉に対応可能としており、きわめて不経
済であった。
【0008】この発明の課題は、スタンダードタイプの
扉装置における扉およびパブリックタイプの扉装置にお
ける扉の両方を開閉自在に支持することができると共
に、左右両勝手の使用に対応することができるようにし
たヒンジを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、円柱状の軸受部の外周に接
線方向に延びる取付片を設けた一対のヒンジ部材を有
し、各ヒンジ部材における軸受部の軸心上に段付き孔か
ら成る一対の嵌合孔を、その大径孔部が軸受部の両端に
位置するよう上下対称に設け、その嵌合孔の大径孔部に
挿入される大径部と、小径孔部に挿入される小径部を有
する滑り軸受を各ヒンジ部材における一方の嵌合孔に嵌
合し、前記各小径孔部の内周と滑り軸受の小径部の外周
の一方に軸方向に延びる回り止め溝を設け、他方にその
回り止め溝に挿入される突条を形成し、一方の滑り軸受
に形成された挿入孔に支点軸の一端部を挿入し、その支
点軸の他端部を他方の滑り軸受に形成された挿入孔に挿
入して、一対のヒンジ部材を相対的に回転自在に支持し
た構成を採用したのである。
【0010】上記のように構成すれば、上側のヒンジ部
材を支点軸から抜き差しする操作と、引き抜き後にヒン
ジ部材の上下を反転する操作と、一対の嵌合孔に対する
滑り軸受の差し換えを行うことにより、一対の取付片が
同一平面上において左右に配置されるヒンジ、あるいは
一対の取付片が、同一平面上において同一側に配置され
る2種類のヒンジを形成することができ、スタンダード
タイプの扉装置およびパブリックタイプの扉装置の扉の
いずれも開閉自在に支持することができる。
【0011】また、各ヒンジ部材の一対の嵌合孔に対す
る滑り軸受の差し換えを行なう操作と、滑り軸受の引き
抜き後に各ヒンジ部材の上下を反転する操作とを行なう
ことにより、左勝手用ヒンジあるいは右勝手用ヒンジを
形成することができ、1つのヒンジを左右両勝手に使用
することができる。
【0012】ここで、一対の滑り軸受の対向端部に、円
周方向に傾斜するカム面を先端に有するカム筒部を一体
に設けておくと、ヒンジによって支持された扉をカム面
のカム作用によって閉鎖位置又は開放位置に自動的に戻
すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、
ヒンジは、一対のヒンジ部材X1 、X2 を有し、各ヒン
ジ部材X1 、X2 は、円柱状の軸受部1の外周に接線方
向に延びる取付片2を形成し、各取付片2に複数のビス
挿入孔2aを設けている。
【0014】軸受部1には、その軸心上に一対の嵌合孔
3、3が設けられ、その一対の嵌合孔3間に小径の孔4
が形成されている。一対の嵌合孔3、3は、大径孔部3
a、中径孔部3bおよび小径孔部3cを有する段付き孔
から成り、大径孔部3aが軸受部1の両端に位置するよ
う上下対称に設けられ、その中径孔部3bの内周には軸
方向に延びる回り止め溝5が周方向に間隔をおいて形成
されている。
【0015】各ヒンジ部材X1 、X2 における一方の嵌
合孔3には滑り軸受6が嵌合されている。滑り軸受6
は、大径孔部3aに嵌合される大径部6a、中径孔部3
bに嵌合される中径部6bおよび小径孔部3cに嵌合さ
れる小径部6cを有し、上記中径部6bの外周に前記回
り止め溝5に挿入される突条7が設けられ、その突条7
と回り止め溝5の係合によって滑り軸受6が回り止めさ
れている。
【0016】また、滑り軸受6のそれぞれには上下端に
貫通する挿入孔8が形成され、一対の滑り軸受6の挿入
孔8に跨がるようにして挿入された支点軸9によって一
対のヒンジ部材X1 、X2 が相対的に回転自在に支持さ
れている。
【0017】ここで、支点軸9は一端部に大径部9aを
有し、その大径部9aの外周にローレット目9bが形成
され、上記大径部9aが下側ヒンジ部材X2 における滑
り軸受6の挿入孔8に圧入されている。
【0018】上側ヒンジ部材X1 における上側の嵌合孔
3および下側ヒンジ部材X2 における下側の嵌合孔3に
は栓体10が着脱自在に挿入されている。
【0019】実施の形態で示すヒンジは上記の構造から
成り、図1は、一対の取付片2、2が同一平面上におい
て同軸上に配置された軸受部1の左右に配置された状態
を示し、その状態のヒンジを用いることによって、図7
(I)に示すスタンダードタイプの扉装置における扉B
を開閉自在に支持することができる。
【0020】上記ヒンジを用いて、図7(II)に示すパ
ブリックタイプの扉装置における扉Bを開閉自在に支持
するには、上側のヒンジ部材X1 を支点軸9から上方に
引き抜き、滑り軸受6および栓体10を嵌合孔3から抜
き取ったのち、上側のヒンジ部材X1 の上下を反転し、
下側に配置された嵌合孔3に滑り軸受6を嵌合する。そ
して、その滑り軸受6の挿入孔8に支点軸9を挿入し、
上側の嵌合孔3に栓体10を取り付ける。
【0021】上記のように、上側のヒンジ部材X1 の上
下反転と、一対の嵌合孔3に対する滑り軸受6の差し換
えを行って一対のヒンジ部材X1 、X2 の相対的な回転
により、一対の取付片2、2を軸受部1の一側に配置す
ることによって、その一対の取付片2、2は図4に示す
ように同一の平面上において上下で対向配置されること
になる。したがって、そのヒンジを用いることによって
図7(II)に示すパブリックタイプの扉装置における扉
Bを開閉自在に支持することができる。
【0022】図5および図6は、この発明に係るヒンジ
の他の実施の形態を示す。この実施形態においては、一
対の滑り軸受6の対向端部に、径の異なる二つのカム筒
部11a、11bを一体に設け、各カム筒部11a、1
1bの先端に円周方向に傾斜するカム面12a、12b
を180°の位相差をもって形成している。
【0023】上記のように、滑り軸受6にカム筒部11
a、11bを一体に設けると、下側ヒンジ部材X2 に対
して上側ヒンジ部材X2 を回転させた場合に、対向配置
の一対の滑り軸受6はカム面12a、12bに沿って回
動するため、上側ヒンジ部材X1 は回転しつつ上方に移
動する。
【0024】そして、上側のヒンジ部材X1 を所定角度
回動したのち、回転操作力を解除すると、互いに衝合す
るカム面12a、12bの接触部に上側ヒンジ部材X1
の重量が作用するため、上側ヒンジ部材X1 はカム面1
2a、12bに沿って回転しつつ下降する。
【0025】このため、下側のヒンジ部材X2 における
取付片2を、例えば図7(I)に示す仕切りパネルAに
取付け、上側のヒンジ部材X1 における取付片3を扉B
に取り付けることによって、扉Bを自動的に閉鎖位置又
は開放位置に戻すことができる。
【0026】なお、各ヒンジ部材X1 、X2 から滑り軸
受6を抜き取り、その抜き取り後に、各ヒンジ部材
1 、X2 の上下を反転する操作と、各ヒンジ部材
1 、X2 の一対の嵌合孔3に対する滑り軸受6の差し
換えを行なう操作とを行なったのち、支点軸9を上側ヒ
ンジ部材X1 の滑り軸受6内に挿入することにより、左
勝手用ヒンジおよび右勝手用ヒンジを形成することがで
き、左右両勝手用ヒンジとして使用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、支
点軸に対するヒンジ部材の抜き差しと、引き抜き後にお
いてヒンジ部材の上下を反転させる操作と、一対の嵌合
孔に対する滑り軸受の差し換えとを行うことによって、
一対の取付片が同一平面上において上下に対向配置され
る状態と、同一平面上で軸受部の左右に配置される状態
とに変換することができるため、一つのヒンジによっ
て、スタンダードタイプの扉装置の扉およびパブリック
タイプの扉装置の扉のいずれも開閉自在に支持すること
ができ、きわめて経済的である。
【0028】また、各ヒンジ部材の嵌合孔に対する滑り
軸受の差し換えと、滑り軸受の引き抜き後に各ヒンジ部
材の上下を反転させる操作とを行なうことにより、左勝
手用ヒンジあるいは右勝手用ヒンジを形成することがで
き、1つのヒンジを左右両勝手に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るヒンジの実施形態を示す斜視図
【図2】図1の縦断正面図
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図
【図4】図1に示すヒンジをパブリックタイプの扉装置
における扉の支持用に変換した状態の斜視図
【図5】この発明に係るヒンジの他の実施形態を示す縦
断面図
【図6】図5に示すヒンジの軸受部材を示す斜視図
【図7】(I)、(II)は扉装置の各例を示す平面図
【図8】(I)、(II)は従来のヒンジを示す正面図
【符号の説明】
1 、X2 ヒンジ部 1 軸受部 2 取付片 3 嵌合孔 3a 大径孔部 3b 小径孔部 5 回り止め溝 6 滑り軸受 6a 大径部 6b 小径部 7 突条 8 挿入孔 9 支点軸 11a、11b カム筒部 12a、12b カム面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の軸受部の外周に接線方向に延び
    る取付片を設けた一対のヒンジ部材を有し、各ヒンジ部
    材における軸受部の軸心上に段付き孔から成る一対の嵌
    合孔を、その大径孔部が軸受部の両端に位置するよう上
    下対称に設け、その嵌合孔の大径孔部に挿入される大径
    部と、小径孔部に挿入される小径部を有する滑り軸受を
    各ヒンジ部材における一方の嵌合孔に嵌合し、前記各小
    径孔部の内周と滑り軸受の小径部の外周の一方に軸方向
    に延びる回り止め溝を設け、他方にその回り止め溝に挿
    入される突条を形成し、一方の滑り軸受に形成された挿
    入孔に支点軸の一端部を挿入し、その支点軸の他端部を
    他方の滑り軸受に形成された挿入孔に挿入して、一対の
    ヒンジ部材を相対的に回転自在に支持したヒンジ。
  2. 【請求項2】 前記一対の滑り軸受の対向端部に、円周
    方向に傾斜するカム面を先端に有するカム筒部を一体に
    設けた請求項1に記載のヒンジ。
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