JP2002166076A - 1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造及びその形成方法 - Google Patents
1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造及びその形成方法Info
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- JP2002166076A JP2002166076A JP2000369501A JP2000369501A JP2002166076A JP 2002166076 A JP2002166076 A JP 2002166076A JP 2000369501 A JP2000369501 A JP 2000369501A JP 2000369501 A JP2000369501 A JP 2000369501A JP 2002166076 A JP2002166076 A JP 2002166076A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】2重環縫と縁かがり縫との機能を兼ね備えた縫
目を、一台のミシンによって一回で形成できるようにす
る。 【解決手段】針に刺し通された上糸1と2重環ルーパに
刺し通された下糸2で形成される2重環縫部6と、かが
り上ルーパ、かがり下ルーパにそれぞれ刺し通された上
ルーパ糸3、下ルーパ糸4で形成される縁かがり縫部7
とから成り、2重環縫部は上糸で布5の上面5aに形成
され上面に平行な縫目1aと、上糸により布を貫通して
形成される上糸環1bを下糸で形成される下糸環2aと
交錯し、かつインターループすることで布の下面5bに
形成され下面に平行な縫目2bとから成り、縁かがり縫
部は上下ルーパ糸を布の縁部5cでインターループする
と共に上ルーパ糸を布の上面で上面に平行な縫目とイン
ターループし、下ルーパ糸を布の下面で上糸環とインタ
ーループすることにより2重環縫部と連結している。
目を、一台のミシンによって一回で形成できるようにす
る。 【解決手段】針に刺し通された上糸1と2重環ルーパに
刺し通された下糸2で形成される2重環縫部6と、かが
り上ルーパ、かがり下ルーパにそれぞれ刺し通された上
ルーパ糸3、下ルーパ糸4で形成される縁かがり縫部7
とから成り、2重環縫部は上糸で布5の上面5aに形成
され上面に平行な縫目1aと、上糸により布を貫通して
形成される上糸環1bを下糸で形成される下糸環2aと
交錯し、かつインターループすることで布の下面5bに
形成され下面に平行な縫目2bとから成り、縁かがり縫
部は上下ルーパ糸を布の縁部5cでインターループする
と共に上ルーパ糸を布の上面で上面に平行な縫目とイン
ターループし、下ルーパ糸を布の下面で上糸環とインタ
ーループすることにより2重環縫部と連結している。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衣料品、布製品等に
形成された縫目構造及びその形成方法に係り、特に2重
環縫と縁かがり縫とを一体化した1本針3本ルーパ縁か
がり縫目構造及びその形成方法に関する。
形成された縫目構造及びその形成方法に係り、特に2重
環縫と縁かがり縫とを一体化した1本針3本ルーパ縁か
がり縫目構造及びその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の布地等を縫い合わせる
縫目としてミシンで形成される最も基本的な縫目に本縫
がある。本縫は図5に示すように、針に通された上糸A
を針の上下運動によって布を貫通させた時に、下糸Bを
収納する釜の剣先ですくうことにより、上糸Aと下糸B
をクロスさせて形成するもので複数の布地を縫目に沿っ
てしっかり継ぎ合わせることができる。
縫目としてミシンで形成される最も基本的な縫目に本縫
がある。本縫は図5に示すように、針に通された上糸A
を針の上下運動によって布を貫通させた時に、下糸Bを
収納する釜の剣先ですくうことにより、上糸Aと下糸B
をクロスさせて形成するもので複数の布地を縫目に沿っ
てしっかり継ぎ合わせることができる。
【0003】一方、ほつれやすい布地等の縁部のほつれ
を防止するためにオ−バロックといわれる縁かがり縫が
ある。縁かがり縫はその縫目を形成するための糸の本数
及び布面に対し略垂直運動する針の本数によって、1本
針2本糸オ−バロック(米国縫目規格 Stitch type 50
3)や図6の1本針3本糸オ−バロック(米国縫目規格S
titch type 504)、更に2本針4本糸オ−バロック(米
国縫目規格 Stitch type 512)などがある。
を防止するためにオ−バロックといわれる縁かがり縫が
ある。縁かがり縫はその縫目を形成するための糸の本数
及び布面に対し略垂直運動する針の本数によって、1本
針2本糸オ−バロック(米国縫目規格 Stitch type 50
3)や図6の1本針3本糸オ−バロック(米国縫目規格S
titch type 504)、更に2本針4本糸オ−バロック(米
国縫目規格 Stitch type 512)などがある。
【0004】しかし、このような縁かがり縫においては
例えば図6の縫目の場合針糸Aをル−パと呼ばれる鉤状
の針で横からすくい、また水平に移動するル−パ糸を針
がすくって縫目を形成するため、針糸Aに対しル−パ糸
B、Cは布面に対し垂直な方向でクロスしていないの
で、本縫のように布と布をしっかり継ぎ合わせることは
できない。すなわち縁かがり縫で継ぎ合わせた2枚の布
は開いた時に縫糸がむき出しになるいわゆる「笑う」と
いう現象が起こる。そのため、複数の布を合わせて縁か
がりを行う時は併せて本縫を行ない、図7のような縫目
(米国縫目規格 Stitch type 517)を形成しなければな
らない。
例えば図6の縫目の場合針糸Aをル−パと呼ばれる鉤状
の針で横からすくい、また水平に移動するル−パ糸を針
がすくって縫目を形成するため、針糸Aに対しル−パ糸
B、Cは布面に対し垂直な方向でクロスしていないの
で、本縫のように布と布をしっかり継ぎ合わせることは
できない。すなわち縁かがり縫で継ぎ合わせた2枚の布
は開いた時に縫糸がむき出しになるいわゆる「笑う」と
いう現象が起こる。そのため、複数の布を合わせて縁か
がりを行う時は併せて本縫を行ない、図7のような縫目
(米国縫目規格 Stitch type 517)を形成しなければな
らない。
【0005】このような縫目(Stitch type 517)は本
縫部分と縁かがり部分ができるだけ近接していることが
望ましいが、本縫は上下運動する針の下方に下糸を収納
する釜部を必要とし、一方、縁かがり縫は本縫とは別に
設けた針の上下運動の軌跡に対しクロスするように運動
するル−パを必要とするため、両方の位置には自ずと限
界があり、本縫と縁かがり縫両用のミシン(特公昭56-1
5268号、特公昭60-25145号、特公昭61-25396号公報等)
はあるが、それらはいずれも一方の機能を選択して用い
るミシンであり、本縫と縁かがり縫とを近接した状態で
一挙に行うことはミシンの機構上無理であった。
縫部分と縁かがり部分ができるだけ近接していることが
望ましいが、本縫は上下運動する針の下方に下糸を収納
する釜部を必要とし、一方、縁かがり縫は本縫とは別に
設けた針の上下運動の軌跡に対しクロスするように運動
するル−パを必要とするため、両方の位置には自ずと限
界があり、本縫と縁かがり縫両用のミシン(特公昭56-1
5268号、特公昭60-25145号、特公昭61-25396号公報等)
はあるが、それらはいずれも一方の機能を選択して用い
るミシンであり、本縫と縁かがり縫とを近接した状態で
一挙に行うことはミシンの機構上無理であった。
【0006】このため本縫と縁かがり縫との機能を兼ね
備え、しかもミシンによって一回で形成することのでき
る1本針4本糸本縫縁かがり縫目構造が本願出願人によ
って提案されている(特許第2672097号公報)。
備え、しかもミシンによって一回で形成することのでき
る1本針4本糸本縫縁かがり縫目構造が本願出願人によ
って提案されている(特許第2672097号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この1本針4本糸本縫
縁かがり縫目構造では本縫と縁かがり縫とを一回で形成
できるが、例えばニット生地などの伸縮性の大きな布地
の合わせ縫では、図8に示すような2重環縫と縁かがり
縫とを同時に行うと共に伸縮性を向上させる複合縫目で
あるインターロック縫目(米国縫目規格 Stitch type 5
16)によって縫製することが実行されている(特公昭55
-43797号公報、特公昭55-43798号公報)。このような縫
製方法では、オーバーロック縫針とは別に2重環縫針も
設けなければならないので、針留部材が複雑になると共
に針の取付精度を得るのが難しくなり、また、2重環縫
目とオーバーロック縫目とが離れているので、縫目の縫
幅が広くなり送り歯や押え金の形状が大きく複雑になっ
てしまう難点がある。これにより、小回り縫が難しくな
る、直進性が悪くなるなど縫製上の不具合が生じると共
に、縫糸が余計に必要となるので不経済であり、また、
ミシンのコストアップを招くことになる。
縁かがり縫目構造では本縫と縁かがり縫とを一回で形成
できるが、例えばニット生地などの伸縮性の大きな布地
の合わせ縫では、図8に示すような2重環縫と縁かがり
縫とを同時に行うと共に伸縮性を向上させる複合縫目で
あるインターロック縫目(米国縫目規格 Stitch type 5
16)によって縫製することが実行されている(特公昭55
-43797号公報、特公昭55-43798号公報)。このような縫
製方法では、オーバーロック縫針とは別に2重環縫針も
設けなければならないので、針留部材が複雑になると共
に針の取付精度を得るのが難しくなり、また、2重環縫
目とオーバーロック縫目とが離れているので、縫目の縫
幅が広くなり送り歯や押え金の形状が大きく複雑になっ
てしまう難点がある。これにより、小回り縫が難しくな
る、直進性が悪くなるなど縫製上の不具合が生じると共
に、縫糸が余計に必要となるので不経済であり、また、
ミシンのコストアップを招くことになる。
【0008】本発明は、このような従来の難点を解消す
るためになされたもので、2重環縫と縁かがり縫との機
能を兼ね備え、而も一台のミシンによって一回で形成す
ることのできる1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造及び
その形成方法を提供することを目的とする。
るためになされたもので、2重環縫と縁かがり縫との機
能を兼ね備え、而も一台のミシンによって一回で形成す
ることのできる1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造及び
その形成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造は、針に刺し通
された上糸と2重環ルーパに刺し通された下糸とによっ
て形成される2重環縫部と、かがり上ルーパ、かがり下
ルーパにそれぞれ刺し通された上ルーパ糸、下ルーパ糸
によって形成される縁かがり部とから成り、2重環縫部
は、上糸によって平面状の被縫製体の上面に形成され上
面に平行な縫目と、上糸によって被縫製体を貫通して形
成される上糸環を下糸によって形成される下糸環と交錯
し、かつインターループすることにより被縫製体の下面
に形成され下面に平行な縫目とから成り、縁かがり部
は、上ルーパ糸、下ルーパ糸を被縫製体の縁部でインタ
ーループすると共に上ルーパ糸を被縫製体の上面で上面
に平行な縫目とインターループし、下ルーパ糸を被縫製
体の下面で上糸環とインターループすることによって2
重環縫部と連結しているものである。
明の1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造は、針に刺し通
された上糸と2重環ルーパに刺し通された下糸とによっ
て形成される2重環縫部と、かがり上ルーパ、かがり下
ルーパにそれぞれ刺し通された上ルーパ糸、下ルーパ糸
によって形成される縁かがり部とから成り、2重環縫部
は、上糸によって平面状の被縫製体の上面に形成され上
面に平行な縫目と、上糸によって被縫製体を貫通して形
成される上糸環を下糸によって形成される下糸環と交錯
し、かつインターループすることにより被縫製体の下面
に形成され下面に平行な縫目とから成り、縁かがり部
は、上ルーパ糸、下ルーパ糸を被縫製体の縁部でインタ
ーループすると共に上ルーパ糸を被縫製体の上面で上面
に平行な縫目とインターループし、下ルーパ糸を被縫製
体の下面で上糸環とインターループすることによって2
重環縫部と連結しているものである。
【0010】また、本発明の1本針3本ルーパ縁かがり
縫目の形成方法は、被縫製体の一送り毎に被縫製体を貫
通して往復運動する針に刺し通した上糸によって被縫製
体の上面に形成されこの上面に平行な縫目と、針が下死
点から上昇する際に上糸によって形成される糸輪を下糸
を刺し通し且つ往復運動する2重環ルーパの剣先で掬
い、かつ針が上死点から下降する際に下糸によって形成
される糸輪を針が掬って上糸によって被縫製体を貫通し
て形成される上糸環を下糸によって形成される下糸環と
交錯し、かつインターループすることにより被縫製体の
下面に形成され下面に平行な縫目とから成る2重環縫部
を構成し、上死点と下死点間で往復運動するかがり上ル
ーパに刺し通した上ルーパ糸をかがり上ルーパが上死点
から下降する際に上死点から下降する針で掬い、一端と
他端問で往復運動するかがり下ルーパに刺し通された下
ルーパ糸をかがり下ルーパが一端から他端へ移動する際
に、下降する針で掬い、かがり下ルーパが他端へ移動す
る際に下ルーパ糸を下死点から上昇するかがり上ルーパ
が掬って上ルーパ糸、下ルーパ糸を被縫製体の縁部でイ
ンターループすると共に上ルーパ糸を被縫製体の上面で
この上面に平行な縫目とインターループし、下ルーパ糸
を被縫製体の下面で上糸環とインターループして成る縁
かがり部を構成するものである。
縫目の形成方法は、被縫製体の一送り毎に被縫製体を貫
通して往復運動する針に刺し通した上糸によって被縫製
体の上面に形成されこの上面に平行な縫目と、針が下死
点から上昇する際に上糸によって形成される糸輪を下糸
を刺し通し且つ往復運動する2重環ルーパの剣先で掬
い、かつ針が上死点から下降する際に下糸によって形成
される糸輪を針が掬って上糸によって被縫製体を貫通し
て形成される上糸環を下糸によって形成される下糸環と
交錯し、かつインターループすることにより被縫製体の
下面に形成され下面に平行な縫目とから成る2重環縫部
を構成し、上死点と下死点間で往復運動するかがり上ル
ーパに刺し通した上ルーパ糸をかがり上ルーパが上死点
から下降する際に上死点から下降する針で掬い、一端と
他端問で往復運動するかがり下ルーパに刺し通された下
ルーパ糸をかがり下ルーパが一端から他端へ移動する際
に、下降する針で掬い、かがり下ルーパが他端へ移動す
る際に下ルーパ糸を下死点から上昇するかがり上ルーパ
が掬って上ルーパ糸、下ルーパ糸を被縫製体の縁部でイ
ンターループすると共に上ルーパ糸を被縫製体の上面で
この上面に平行な縫目とインターループし、下ルーパ糸
を被縫製体の下面で上糸環とインターループして成る縁
かがり部を構成するものである。
【0011】このような1本針3本ルーパ縁かがり縫目
構造及びその形成方法によれば、1本の針糸である上糸
と、ルーパ糸である下糸と、2本のルーパ糸で構成さ
れ、上糸と下糸で形成される2重環縫部に対し、2本の
ルーパ糸で形成される縁かがり縫部が布の両面で交叉し
て2重環縫と縁かがり縫の双方が連結し合っているの
で、従来になかった全く新規な縫目を構成できる。
構造及びその形成方法によれば、1本の針糸である上糸
と、ルーパ糸である下糸と、2本のルーパ糸で構成さ
れ、上糸と下糸で形成される2重環縫部に対し、2本の
ルーパ糸で形成される縁かがり縫部が布の両面で交叉し
て2重環縫と縁かがり縫の双方が連結し合っているの
で、従来になかった全く新規な縫目を構成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1本針3本ルーパ
縁かがり縫目構造及びその形成方法における好ましい実
施の形態例について図面を参照して説明する。
縁かがり縫目構造及びその形成方法における好ましい実
施の形態例について図面を参照して説明する。
【0013】図1、図2に示す縫目、2重環縫縁かがり
縫は、上糸1及び下糸2から成る2重環縫部6と、2本
のル−パ糸である上ル−パ糸3、下ル−パ糸4から成る
縁かがり縫部7とを有し、2重環縫部6と縁かがり縫部
7とが互いに交叉することにより形成される。すなわち
上糸1と下糸2はそれぞれ被縫製体、例えば二枚重ねの
布5の上面5aに布面に平行な縫目1aを形成し、上糸
1によって布5を貫通して形成される上糸環1bを下糸
2によって形成される下糸環2aと交叉し、かつインタ
ーループ(糸環同士をからげること。)することにより
布5の下面5bに布面に平行な縫目2bを形成して2重
環縫部6を形成する。
縫は、上糸1及び下糸2から成る2重環縫部6と、2本
のル−パ糸である上ル−パ糸3、下ル−パ糸4から成る
縁かがり縫部7とを有し、2重環縫部6と縁かがり縫部
7とが互いに交叉することにより形成される。すなわち
上糸1と下糸2はそれぞれ被縫製体、例えば二枚重ねの
布5の上面5aに布面に平行な縫目1aを形成し、上糸
1によって布5を貫通して形成される上糸環1bを下糸
2によって形成される下糸環2aと交叉し、かつインタ
ーループ(糸環同士をからげること。)することにより
布5の下面5bに布面に平行な縫目2bを形成して2重
環縫部6を形成する。
【0014】一方、上ル−パ糸3及び下ル−パ糸4は、
布5の縁部5cのほつれを防止する縁かがり部7を形成
するもので、上ル−パ糸3及び下ル−パ糸4を布5の縁
部5cでインターループすると共に、上ル−パ糸3を布
5の上面5aで上面5aに平行な縫目1aとインタール
ープし、下ル−パ糸4を布5の下面5bで上糸環1bと
インターループすることによって2重環縫部6と連結し
ている。
布5の縁部5cのほつれを防止する縁かがり部7を形成
するもので、上ル−パ糸3及び下ル−パ糸4を布5の縁
部5cでインターループすると共に、上ル−パ糸3を布
5の上面5aで上面5aに平行な縫目1aとインタール
ープし、下ル−パ糸4を布5の下面5bで上糸環1bと
インターループすることによって2重環縫部6と連結し
ている。
【0015】このように本発明の縫目構造は1本の針糸
である上糸1と、ルーパ糸である下糸2と、2本のル−
パ糸3、4で構成され、上糸1と下糸2で形成される2
重環縫部6に対し、ル−パ糸3、4で形成される縁かが
り部7が布の両面で交叉して2重環縫と縁かがり縫の双
方が連結し合っており、従来にはなかった全く新規な縫
目を構成している。
である上糸1と、ルーパ糸である下糸2と、2本のル−
パ糸3、4で構成され、上糸1と下糸2で形成される2
重環縫部6に対し、ル−パ糸3、4で形成される縁かが
り部7が布の両面で交叉して2重環縫と縁かがり縫の双
方が連結し合っており、従来にはなかった全く新規な縫
目を構成している。
【0016】次に本発明の縫目の形成方法について説明
する。
する。
【0017】本発明の縫目の形成方法は、上糸1は針1
0、下糸2は2重環ルーパ20、上ル−パ糸3はかがり
上ル−パ30、下ル−パ糸4はかがり上ル−パ40にそ
れぞれ刺し通される。このような状態において、図3に
示すように、上糸1を刺し通した針10は針板8に対し
垂直方向に軌跡L10を描いて上下運動する。下糸2を刺
し通した2重環ルーパ20は、針10の上下運動と同サ
イクルで軌跡L20を描く往復運動をし、針板8の下方で
針10の軌跡L10と交叉し、剣先によって上糸1を掬
う。また、上ル−パ糸3を刺し通したかがり上ル−パ3
0は針板8の上下を楕円の弧を描くように軌跡L30の往
復運動をし、針板8の上方で針10の軌跡L10と交叉
し、また針板8の下方で下ル−パ40の軌跡L40と交叉
する。下ル−パ糸4を刺し通したかがり下ル−パ40
は、針板8の下方で円弧状の軌跡L40を描き、針10の
軌跡L10及び上ル−パ30の軌跡L30とそれぞれ交叉す
る。
0、下糸2は2重環ルーパ20、上ル−パ糸3はかがり
上ル−パ30、下ル−パ糸4はかがり上ル−パ40にそ
れぞれ刺し通される。このような状態において、図3に
示すように、上糸1を刺し通した針10は針板8に対し
垂直方向に軌跡L10を描いて上下運動する。下糸2を刺
し通した2重環ルーパ20は、針10の上下運動と同サ
イクルで軌跡L20を描く往復運動をし、針板8の下方で
針10の軌跡L10と交叉し、剣先によって上糸1を掬
う。また、上ル−パ糸3を刺し通したかがり上ル−パ3
0は針板8の上下を楕円の弧を描くように軌跡L30の往
復運動をし、針板8の上方で針10の軌跡L10と交叉
し、また針板8の下方で下ル−パ40の軌跡L40と交叉
する。下ル−パ糸4を刺し通したかがり下ル−パ40
は、針板8の下方で円弧状の軌跡L40を描き、針10の
軌跡L10及び上ル−パ30の軌跡L30とそれぞれ交叉す
る。
【0018】そして、まず2重環縫部6は従来の2重環
縫と同様、針10に刺し通された上糸1が針10の上下
運動に追従して布5を貫通した後、針10が下死点から
上昇し始めた時に上糸1によって形成される糸輪をR点
で下糸2を刺し通し且つ往復運動する2重環ルーパ20
の剣先で掬い、更に針10が上死点から下降して下糸2
によって形成される糸輪を掬って上糸1によって布5を
貫通して形成される上糸環1bを、下糸2によって形成
される下糸環2aと交叉し、かつインターループするこ
とによって形成され、一回の布送り毎に上記動作が繰り
返されることにより連続した2重環縫部6(図4(a))が
形成される。
縫と同様、針10に刺し通された上糸1が針10の上下
運動に追従して布5を貫通した後、針10が下死点から
上昇し始めた時に上糸1によって形成される糸輪をR点
で下糸2を刺し通し且つ往復運動する2重環ルーパ20
の剣先で掬い、更に針10が上死点から下降して下糸2
によって形成される糸輪を掬って上糸1によって布5を
貫通して形成される上糸環1bを、下糸2によって形成
される下糸環2aと交叉し、かつインターループするこ
とによって形成され、一回の布送り毎に上記動作が繰り
返されることにより連続した2重環縫部6(図4(a))が
形成される。
【0019】一方、縁かがり縫部7は上死点にいたかが
り上ル−パ30が下降してくる途中P点で針10によっ
て上ル−パ糸3が掬われることにより、まず2重環縫部
6の上端と上ル−パ糸3が布上面で交叉する。
り上ル−パ30が下降してくる途中P点で針10によっ
て上ル−パ糸3が掬われることにより、まず2重環縫部
6の上端と上ル−パ糸3が布上面で交叉する。
【0020】次に、図3において最左点(一端)から右
方(他端)に移動するかがり下ル−パ40の下ル−パ糸
4がQ点において上死点から下降してくる針10によっ
て掬われることにより、2重環縫部6の下端と下ル−パ
糸4が布下面で交叉する。更に、右方に後退するかがり
下ル−パ40の下ル−パ糸4が、S点において下死点か
ら上昇してくるかがり上ル−パ30によって掬われるこ
とにより、上ルーパ糸3、下ルーパ糸4を布5の縁部5
cでインターループすると共に上ルーパ糸3を布5の上
面5aで上面5aに平行な縫目1aとインターループ
し、下ルーパ糸4を布の下面5bで上糸環1bとインタ
ーループする。これにより、縁かがり縫部7が形成され
る。この縁かがり縫部7も又、一回の布送りを一周期と
して繰り返されることにより、図4(a)に示すよう
な、各2重環縫の一目毎に縁かがり縫部7が交叉した縫
目が得られる。
方(他端)に移動するかがり下ル−パ40の下ル−パ糸
4がQ点において上死点から下降してくる針10によっ
て掬われることにより、2重環縫部6の下端と下ル−パ
糸4が布下面で交叉する。更に、右方に後退するかがり
下ル−パ40の下ル−パ糸4が、S点において下死点か
ら上昇してくるかがり上ル−パ30によって掬われるこ
とにより、上ルーパ糸3、下ルーパ糸4を布5の縁部5
cでインターループすると共に上ルーパ糸3を布5の上
面5aで上面5aに平行な縫目1aとインターループ
し、下ルーパ糸4を布の下面5bで上糸環1bとインタ
ーループする。これにより、縁かがり縫部7が形成され
る。この縁かがり縫部7も又、一回の布送りを一周期と
して繰り返されることにより、図4(a)に示すよう
な、各2重環縫の一目毎に縁かがり縫部7が交叉した縫
目が得られる。
【0021】上記実施例では、上ル−パ糸3及び下ル−
パ糸4はそれぞれ隣接するすべての2重環縫部6と交叉
しているが、図4(b)に示すように2重環縫部6の一
つおきに、あるいは二つおきに縁かがり縫部7が交叉し
ていてもよい。この場合、針10及び2重環ルーパ20
の2周期の運動のうち一周期だけかがり上ル−パ30及
びかがり下ル−パ40は一周期分運動するようにすれば
よい。
パ糸4はそれぞれ隣接するすべての2重環縫部6と交叉
しているが、図4(b)に示すように2重環縫部6の一
つおきに、あるいは二つおきに縁かがり縫部7が交叉し
ていてもよい。この場合、針10及び2重環ルーパ20
の2周期の運動のうち一周期だけかがり上ル−パ30及
びかがり下ル−パ40は一周期分運動するようにすれば
よい。
【0022】また上記実施例において上糸1と下糸2の
縫目1a、2bはそれぞれ直線状であるが、一つの縫目
ごとにジクザク状であっても、あるいは複数の縫目ごと
に折線状であってもよい。
縫目1a、2bはそれぞれ直線状であるが、一つの縫目
ごとにジクザク状であっても、あるいは複数の縫目ごと
に折線状であってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の1本針
3本ルーパ縁かがり縫目構造によれば、上糸と下糸で形
成される2重環縫部に対し、2本のルーパ糸で形成され
る縁かがり縫部が布の両面で交叉して2重環縫と縁かが
り縫の双方が連結し合っているので、従来になかった全
く新規な縫目を構成できる。また、2重環縫目自体に伸
縮性があるので、ニット生地などの伸縮性の大きな布地
の縫製には好適である。また、本縫目を形成する場合に
は下糸をボビンに巻き替える必要があるが、2重環縫目
を形成する場合には、直接、糸巻きから糸通しできるの
で、下糸ボビンの巻き替え交換が不要となる。これによ
り、長距離縫いが可能となるので、自動縫製には好適で
ある。また、インターロック縫目に比べて針糸量が半分
で済むことから、縫目幅も狭くなり、布の消費量も少な
くなるので、量産ミシンの縫目には好適である。さら
に、2重環縫部で複数の布地をしっかり縫い合わせると
同時に、それらの布の縁部を縁かがり縫することができ
るので、2重環縫と縁かがり縫を別個にする手間と時間
を省くことができる。
3本ルーパ縁かがり縫目構造によれば、上糸と下糸で形
成される2重環縫部に対し、2本のルーパ糸で形成され
る縁かがり縫部が布の両面で交叉して2重環縫と縁かが
り縫の双方が連結し合っているので、従来になかった全
く新規な縫目を構成できる。また、2重環縫目自体に伸
縮性があるので、ニット生地などの伸縮性の大きな布地
の縫製には好適である。また、本縫目を形成する場合に
は下糸をボビンに巻き替える必要があるが、2重環縫目
を形成する場合には、直接、糸巻きから糸通しできるの
で、下糸ボビンの巻き替え交換が不要となる。これによ
り、長距離縫いが可能となるので、自動縫製には好適で
ある。また、インターロック縫目に比べて針糸量が半分
で済むことから、縫目幅も狭くなり、布の消費量も少な
くなるので、量産ミシンの縫目には好適である。さら
に、2重環縫部で複数の布地をしっかり縫い合わせると
同時に、それらの布の縁部を縁かがり縫することができ
るので、2重環縫と縁かがり縫を別個にする手間と時間
を省くことができる。
【0024】また、本発明の1本針3本ルーパ縁かがり
縫目の形成方法によれば、1本の針と3本のル−パによ
って形成できるので、一台のミシンで容易に本発明の縫
目を実現することができ、而もその場合、わずかな変更
だけで他の縫目を形成することができる。したがって、
インターロック縫目を形成するためのミシンのように送
り歯や押え金の形状を大きくする必要がなくなり、ま
た、小回り縫が可能となると共に直進性がよくなる。
縫目の形成方法によれば、1本の針と3本のル−パによ
って形成できるので、一台のミシンで容易に本発明の縫
目を実現することができ、而もその場合、わずかな変更
だけで他の縫目を形成することができる。したがって、
インターロック縫目を形成するためのミシンのように送
り歯や押え金の形状を大きくする必要がなくなり、ま
た、小回り縫が可能となると共に直進性がよくなる。
【図1】本発明の1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造よ
る好ましい実施の形態例を示す詳細な説明図。
る好ましい実施の形態例を示す詳細な説明図。
【図2】本発明の1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造よ
る好ましい実施の形態例を示す説明図。
る好ましい実施の形態例を示す説明図。
【図3】本発明の1本針3本ルーパ縁かがり縫目の形成
方法を示す説明図。
方法を示す説明図。
【図4】(a)及び(b)は、それぞれ図1の実施例及
び他の実施例を示す説明図。
び他の実施例を示す説明図。
【図5】本縫の縫目を示す説明図。
【図6】縁かがり縫の縫目を示す説明図。
【図7】本縫とオーバーロック縫とを組み合わせた縫目
を示す説明図。
を示す説明図。
【図8】インターロック縫の縫目を示す説明図。
1・・・・・上糸 1a・・・・・布の上面に平行な縫目 1b・・・・・上糸環 2・・・・・下糸 2a・・・・・下糸環 2b・・・・・布の下面に平行な縫目 3・・・・・上ル−パ糸 4・・・・・下ル−パ糸 5・・・・・布(被縫製体) 5a・・・・・布の上面 5b・・・・・布の下面 5c・・・・・布の端部 6・・・・・2重環縫部 7・・・・・縁かがり縫部 10・・・・・針 20・・・・・2重環ルーパ 30・・・・・かがり上ル−パ 40・・・・・かがり下ル−パ
Claims (2)
- 【請求項1】針(10)に刺し通された上糸(1)と2
重環ルーパ(20)に刺し通された下糸(2)とによっ
て形成される2重環縫部(6)と、かがり上ルーパ(3
0)、かがり下ルーパ(40)にそれぞれ刺し通された
上ルーパ糸(3)、下ルーパ糸(4)によって形成され
る縁かがり部(7)とから成り、 前記2重環縫部は、前記上糸によって平面状の被縫製体
(5)の上面(5a)に形成され前記上面に平行な縫目
(1a)と、前記上糸によって前記被縫製体を貫通して
形成される上糸環(1b)を前記下糸によって形成され
る下糸環(2a)と交錯し、かつインターループするこ
とにより前記被縫製体の下面(5b)に形成され前記下
面に平行な縫目(2b)とから成り、 前記縁かがり部は、前記上ルーパ糸、前記下ルーパ糸を
前記被縫製体の縁部(5c)でインターループすると共
に前記上ルーパ糸を前記被縫製体の上面で前記上面に平
行な縫目とインターループし、前記下ルーパ糸を前記被
縫製体の下面で前記上糸環とインターループすることに
よって前記2重環縫部と連結していることを特徴とする
1本針3本ルーパ緑かがり縫目構造。 - 【請求項2】被縫製体(5)の一送り毎に前記被縫製体
を貫通して往復運動する針(10)に刺し通した上糸
(1)によって前記被縫製体の上面(5a)に形成され
前記上面に平行な縫目(1a)と、前記針が下死点から
上昇する際に前記上糸によって形成される糸輪を下糸
(2)を刺し通し且つ往復運動する2重環ルーパ(2
0)の剣先で掬い、かつ前記針が上死点から下降する際
に前記下糸によって形成される糸輪を前記針が掬って前
記上糸によって前記被縫製体を貫通して形成される上糸
環(1b)を前記下糸によって形成される下糸環(2
a)と交錯し、かつインターループすることにより前記
被縫製体の下面(5b)に形成され前記下面に平行な縫
目(2b)とから成る2重環縫部(6)を構成し、 上死点と下死点間で往復運動するかがり上ルーパ(3
0)に刺し通した上ルーパ糸(3)を前記かがり上ルー
パが上死点から下降する際に上死点から下降する前記針
で掬い、一端と他端問で往復運動するかがり下ルーパ
(40)に刺し通された下ルーパ糸(4)を前記かがり
下ルーパが一端から他端へ移動する際に、下降する前記
針で掬い、前記かがり下ルーパが前記他端へ移動する際
に前記下ルーパ糸を下死点から上昇する前記かがり上ル
ーパが掬って前記上ルーパ糸、前記下ルーパ糸を前記被
縫製体の縁部(5c)でインターループすると共に前記
上ルーパ糸を前記被縫製体の上面で前記上面に平行な縫
目とインターループし、前記下ルーパ糸を前記被縫製体
の下面で前記上糸環とインターループして成る縁かがり
部(7)を構成することを特徴とする1本針3本ルーパ
縁かがり縫目の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000369501A JP2002166076A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造及びその形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000369501A JP2002166076A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造及びその形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002166076A true JP2002166076A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18839526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000369501A Withdrawn JP2002166076A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 1本針3本ルーパ縁かがり縫目構造及びその形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002166076A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009119023A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Hogi Kenkyusho:Kk | 縫い目及び縫い目形成装置並びに縫い目の形成方法 |
-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000369501A patent/JP2002166076A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009119023A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Hogi Kenkyusho:Kk | 縫い目及び縫い目形成装置並びに縫い目の形成方法 |
| TWI398561B (zh) * | 2007-11-14 | 2013-06-11 | Midori Anzen Hougi Co Ltd | A suture and a suture forming device, and a method of forming a suture |
| KR101502646B1 (ko) * | 2007-11-14 | 2015-03-13 | 가부시키가이샤 미도리안젠 호기켄큐죠 | 시임 및 시임 형성 장치 및 시임의 형성 방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |