JP2002171102A - 誘電体導波管共振器およびフィルタ - Google Patents
誘電体導波管共振器およびフィルタInfo
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Abstract
な誘電体導波管共振器およびフィルタを提供する。 【解決手段】誘電体基板内に形成され、H面が導体層1
a、1bからなり、E面が信号波長の1/2未満の間隔
で配置された導体ビア1c群、あるいは導体ビア1c群
と導体帯1dからなる誘電体導波管1の一部にカットオ
フ導波路dを形成し、カットオフ導波路d内に、誘電体
導波管を形成する誘電体よりも高い誘電率を有する誘電
体からなる誘電体ビア5を複数形成する。
Description
びミリ波用として用いられ、特に誘電体多層基板内に内
蔵可能な誘電体導波管共振器およびフィルタに関する。
す。31は導波管、32は入力ポート、33は出力ポー
ト、35、36及び37は共振器である。この導波管フ
ィルタは、導波管の一部にくびれ部34を設け、その間
に導波管共振器35、36、37を設けることにより3
段のフィルタを形成したものである。各共振器35、3
6、37の特性および共振器の段数を調整することによ
り全体のフィルタとしての特性を制御する。
の導波管壁がすべて金属板からなる導波管では非常に作
りにくい構造となっている。そこで、USP53829
31では、この構造を誘電体シートを積層して形成した
誘電体導波管内に設けることが提案されている。そこに
挙げられた一つに、図9に示すように、誘電体基板内
に、導体ビア38を信号波長の1/2未満の間隔で配置
してこれをE面とし、導体ビアの配列によって共振器3
9を形成して全体としてフィルタ構造を形成したものが
示されている。この構造は従来の積層技術を応用して製
造できる点で有利である。
図9に示した誘電体導波管フィルタには以下の問題点が
ある。まず、第1に、製造上、導体ビア径とそのピッチ
には制限がある。例えば、ビア径φ0.2mmの場合、
ビアピッチは0.5mm以上とすることが望まれる。こ
れはビアピッチがあまり狭くなると、ビア間にクラック
が入る恐れがあり信頼性が劣るためである。
面を形成するものであるため、原理的に、最大でも信号
波長の1/2未満の間隔に設定しなければならない。そ
のために、図9(a)に示すように、利用する周波数が
低いとき、すなわち信号波長が長いときは、共振器39
のサイズが大きいため、ビアピッチを0.5mm以上と
しても、十分な数のビアで共振器39および誘電体導波
管を形成できるので問題はない。しかし、図9(b)に
示すように、利用する周波数が高くなると、共振器39
の長さが短くなるため、共振器39を囲む辺に配置でき
る導体ビア38は数個となってしまう。場合によって
は、上記のビアピッチの制限内では配置できない。ま
た、このような導体ビア38による誘電体導波管は、ビ
アピッチによって等価導波管サイズが変化するので非常
に設計しにくいものとなる。
わらず、設計および製造が容易な共振器、またはフィル
タを提供することを目的とするものである。
対して検討を重ねた結果、図9に示されるように、導体
ビアにより周波数に整合したサイズで囲むことによって
共振器を形成するのではなく、導体ビアを所定幅をもっ
て2列に同一間隔で配置し、その2列に配列した導体ビ
ア列の間に、誘電体基板の誘電率よりも高い誘電体を多
数埋め込んだ誘電体ビア群を形成することにより共振器
を形成し、これを連ねることにより、誘電体導波管フィ
ルタを形成できることを見出し、本発明に至った。
電体基板内に形成され、H面が導体層からなり、E面が
信号波長の1/2未満の間隔で配置された導体ビア群か
らなる誘電体導波管の一部にカットオフ導波路を形成
し、該カットオフ導波路内に、前記誘電体導波管を形成
する誘電体よりも高い誘電率を有する誘電体からなる誘
電体ビアを形成したを特徴とするものである。
て、前記導体ビア群からなるE面内に、隣接する導体ビ
ア同士を電気的に接続する導体帯を形成することによっ
て、誘電体導波管を数層で形成でき厚くすることができ
るので、損失を小さくすることができる。
って、共振周波数を調整することができ、それらの配置
を変えることによって共振特性を調整することが可能と
なる。特に、誘電体ビアは、カットオフ導波路の中心軸
上、および/または複数個の誘電体ビアを中心軸上に対
して対照となる位置に配列すると、実効誘電率をより大
きくする効果を有する。
が、低温焼成磁器であり、導体ビアが銅、アルミニウ
ム、銀などの低抵抗金属からなることによって、導体損
などの発生を低減することができる。
導波管における誘電体よりも2倍以上高いことによって
共振器としての性能を高めることができる。
に複数配列することによって、フィルタを形成すること
ができる。
タによれば、一定の幅を持つカットオフ導波路内に誘電
体導波管を形成する誘電体材料の誘電率よりも高い誘電
率の誘電体ビアを形成することによって共振器を形成す
ることができるので、信号周波数が高い場合でも、共振
器を形成する誘電体導波管の幅を一定のままで形成で
き、また誘電体導波管の側壁を形成する導体ビアは一定
のピッチで形成することができ、設計が容易であり、製
造も容易である。
1乃至図3をもとに説明する。図1は、本発明における
誘電体導波管の詳細な構造を説明するための斜視図であ
り、図2、図3は、本発明の誘電体導波管共振器および
フィルタの一実施形態を示す概略斜視図である。なお、
図面では、いずれも誘電体を除いた透過図で示し、図2
では、導波管のE面における導体ビアは、疑似導体壁を
形成しているものとして省略した。図中、1は誘電体導
波管、2は入力ポート、3は出力ポート、4は共振器で
ある。
示すように、所定の誘電体の上下に一対の導体層1a、
1bが所定の間隔tにて平行に配置されてH面を形成し
ており、その導体層1a、1bを電気的に接続するよう
に、導体層1a、1bに対して垂直にE面、即ち側壁を
形成すべく、所定の間隔xで導体ビア1cが幅zで2列
に配設されている。この導体ビア1c同士の間隔xは、
信号波長の1/2未満の間隔に設定される。また、導波
管の幅w1は、通常、信号波長の0.65倍〜0.95
倍に設定される。また、導体層1a、1b間の間隔t
は、w1/2に設定される。この導体ビア1c同士の間
隔xは、信号の漏れを側壁からのもれを防止する上で重
要である。
ア1c群に対して、各列ごとに、隣接する導体ビア1c
同士を電気的に接続する導体帯1dを導体層1a、1b
と平行に形成することによって、誘電体導波管1の側壁
を導体ビア1cと導体帯1dによる導体からなる格子に
よって形成できるために、この側壁(E面)からの信号
の漏れを防止することができる。
ば、図1の誘電体導波管を基本構造とするものであり、
誘電体導波管1の一方の端部に入力ポート2が、また他
方の端部に出力ポート3が設けられている。そして、入
力ポート2と出力ポート3との間には、導波管の幅w1
よりも狭いw2で形成された部分が形成されている。こ
のように信号が伝送可能な導波管幅w1よりも狭くす
る、具体的には、信号波長の1/2未満に設定すると、
この部分で信号は伝搬できなくなる。このような部分を
カットオフ導波路dと言う。
領域内に、誘電体導波管1の上下に形成された導体層1
a、1bとを接続するように、誘電体を貫通してビアが
形成されており、そのビア内に誘電体導波管における誘
電体の誘電率εrよりも高い誘電率εdを有する誘電体
を充填してなる誘電体ビア5が形成されている。また、
図2の誘電体導波管共振器によれば、3つの誘電体ビア
5が導波管の中心軸に沿って中心間距離aをもって一列
に配置されている。このように、カットオフ導波路d内
に、上記の誘電体ビア5を形成することによって、カッ
トオフ導波路d内の一部の実効誘電率を高くすることに
よって、共振器4が形成される。
よいが、一部の実効誘電率を高くする上では、複数個形
成することが望ましい。また、複数の誘電体ビア5は、
カットオフ導波路d内において、図2のように一列に配
置することができる他、図3のように、2列に配置して
もよい。このように2列に配置すると、図2のような一
列の場合に比較して、共振器の長さを短くすることがで
きるというメリットがある。
ア5内に充填される誘電体の誘電率εdやその数、又は
導波管の幅方向の位置によって調整することができる。
特に充填される誘電体の誘電率εdは、誘電体導波管に
おける誘電体の誘電率εrに対して、2倍以上であるこ
とが望ましい。
特性を考慮して定められるが、加工の観点からは、誘電
体導波管を形成する誘電体シートの厚みの2倍以下であ
ることが望ましい。
示す概略斜視図である。この図4の誘電体導波管共振器
は、カットオフ導波路d内に、3つの共振器4a、4
b、4cを形成したものである。この場合、カットオフ
導波路d内においては、各共振器において、誘電体ビア
5a、5b、5cがそれぞれ中心間距離a1、a2、a3
をもって配置されている。そして、共振器4a、4b、
4cは、e1、e2の間隔で互いに離間して形成されてい
る。
a、4b、4cの共振器の特性、即ち、誘電体ビア5
a、5b、5cの各配置やカットオフ導波路の長さdL
を調整することにより、中心周波数から外れた帯域で、
減衰量を調整することができる。
5の比誘電率を調整することによっても調整できる。ま
た、上記図2、図3、図4の3つの実施例の形態では、
誘電体ビア5は導体層1aから導体層1bまで誘電体導
波管を貫通したものになっているが、誘電体ビア5は必
ずしも導体層1aと導体層1b内の誘電体を貫通する必
要はなく、例えば、誘電体導波管自体を多層の誘電体層
の積層体によって形成する場合、導体層1aと導体層1
bとの間の特定の誘電体層にのみ誘電体ビアを形成する
ことができる。
誘電体材料は、低温で焼成可能なセラミック材料である
ことが望ましい。これは、本発明に基づき、誘電体ビア
5には誘電体導波管における誘電体材料とは異なる誘電
体材料を埋め込む必要があるが、その場合、焼成時に誘
電体材料と誘電体ビアの材料との反応を極力避けるため
である。特に、1050℃以下の温度で焼成可能な材料
を用いると、E面を形成してなる導体ビア1cや導体帯
1dを銅、銀、アルミニウムの群から選ばれる少なくと
も1種の低抵抗金属とともに形成することができる。低
温焼成可能なセラミック材料としては、例えば、ホウ珪
酸系ガラス粉末、あるいはガラス粉末10〜90体積%
と、アルミナ、シリカ、ムライト、窒化アルミニウムの
群から選ばれる少なくとも1種を10〜90体積%の割
合で配合し、800〜1050℃の温度で焼成すること
ができる。
は、例えば、複数のセラミックグリーンシートにそれぞ
れ導体層1a、1b、導体ビア1c、導体帯1dを導体
ペーストを印刷塗布する、あるいは金属箔などを用いて
パターニングする。それと同時に所定のビア内に誘電体
ペーストを充填する。このようにして作成した各グリー
ンシートを位置合わせして積層一体化した後に所定の温
度で焼成することによって作製することができる。
る誘電体導波管共振器を組み合わせることによって形成
することができる。
てフィルタを作製してその共振器特性を図5に示した。
このフィルタにおけるパラメータはつぎのようにした。
基本の誘電体導波管は、比誘電率εr=4.9、導波管
幅W1=1.6mm、導波管厚みt=0.48mmと
し、共振器4は、カットオフ導波路の幅W 2=0.8m
m、カットオフ導波路長さdL=2.6mm、誘電体ビ
ア内の誘電体の比誘電率εd=20.0、誘電体ビア径
b=φ0.2mm、誘電体ビアピッチ(中心間距離)a
=0.5mmとした。また、誘電体ビア5はカットオフ
導波路dの中心軸上に一列に配置した。
73.2GHz、周波数帯域は0.5GHzの特性が得
られており、このような構造が共振器として機能してい
ることがわかる。
タを作製してその共振器特性を図6に示した。図6のフ
ィルタにおけるパラメータは次のようにした。基本の誘
電体導波管は実施例1と同じに設定した。共振器4は、
カットオフ導波路幅W2=0.8mm、カットオフ導波
路長さdL=2.0mm、誘電体ビアの比誘電率εd=
20.0、誘電体ビア径b=φ0.2mm、誘電体ビア
ピッチa=0.4mmとした。また、誘電体ビア群はカ
ットオフ導波路の中央に配置した。
周波数帯域は0.9GHzの特性が得られており、共振
器として機能していることがわかる。実施例1による図
5と比較してわかるように、誘電体ビアの配置やカット
オフ導波路長さを調整することにより、共振特性を調整
できることがわかる。
タを作製してその共振器特性を図7に示した。図4のフ
ィルタにおけるパラメータは次のようにした。基本の誘
電体導波管は実施例1と同じ、共振器4は、カットオフ
導波路幅W2=0.8mm、カットオフ導波路長さdL
=7.2mm、誘電体ビア5a、5b、5cの比誘電率
εd=20.0、誘電体ビア径b=φ0.2mm、誘電
体ビアピッチ(a1、a2、a3)=0.5mm、誘電体
ビア群の距離(e1=1.57mm、e2=1.57mm
とした。また、共振器4a、4bおよび4cの誘電体ビ
ア群はカットオフ導波路の中央に一列に配置した。また
共振器4の誘電体ビア群はカットオフ導波路の中央部か
ら0.03mmずらした位置に配置した。
周波数帯域は0.7GHzの特性が得られており、中心
周波数の両側±1GHzでは−20dB以下の減衰があ
るフィルタとして機能していることがわかる。
管共振器およびフィルタによれば、信号周波数の高低に
係わらず、側壁が導体ビアまたは導体ビアと導体層から
形成れる誘電体導波管を容易に形成することができるた
めに、共振器やフィルタの設計が容易となる。さらに、
従来の多層基板の製造方法に従い、種々の多層基板内に
容易に共振器やフィルタを内蔵させることができる。
ための概略斜視図である。
す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
形態を示す概略斜視図である。
器特性を示す。
器特性を示す。
器特性を示す。
概略斜視図である。
明するための概略平面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】誘電体基板内に形成され、H面が導体層か
らなり、E面が信号波長の1/2未満の間隔で配置され
た導体ビア群からなる誘電体導波管の一部にカットオフ
導波路を形成し、 該カットオフ導波路内に、前記誘電体導波管を形成する
誘電体よりも高い誘電率を有する誘電体からなる誘電体
ビアを形成してなることを特徴とする誘電体導波管共振
器。 - 【請求項2】前記導体ビア群からなるE面内に、隣接す
る導体ビア同士を電気的に接続する導体帯を形成したこ
とを特徴とする請求項1の誘電体導波管共振器。 - 【請求項3】複数の誘電体ビアからなることを特徴とす
る、請求項1または2の誘電体導波管共振器。 - 【請求項4】複数の誘電体ビアの配置を変えて共振特性
を調整したことを特徴とする、請求項3記載の誘電体導
波管共振器。 - 【請求項5】前記誘電体ビアが、前記カットオフ導波路
の中心軸上、または複数の誘電体ビアが中心軸上に対し
て対照となる位置に配列されてなることを特徴とする請
求項1乃至請求項4のいずれか記載の誘電体導波管共振
器。 - 【請求項6】前記誘電体導波管を形成する誘電体が、低
温焼成磁器であることを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれか記載の誘電体導波管共振器。 - 【請求項7】前記誘電体ビアの誘電率が、誘電体導波管
における誘電体よりも2倍以上高いことを特徴とする請
求項1乃至請求項6のいずれか記載の誘電体導波管共振
器。 - 【請求項8】請求項1乃至請求項7のいずれか記載の誘
電体導波管共振器を直列に複数配列してなること特徴と
するフィルタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000363695A JP2002171102A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 誘電体導波管共振器およびフィルタ |
| US09/997,210 US6927653B2 (en) | 2000-11-29 | 2001-11-28 | Dielectric waveguide type filter and branching filter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000363695A JP2002171102A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 誘電体導波管共振器およびフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002171102A true JP2002171102A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18834762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000363695A Pending JP2002171102A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 誘電体導波管共振器およびフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002171102A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7876180B2 (en) | 2006-03-09 | 2011-01-25 | Kyocera Corporation | Waveguide forming apparatus, dielectric waveguide forming apparatus, pin structure, and high frequency circuit |
| US8130063B2 (en) | 2008-03-27 | 2012-03-06 | Her Majesty the Queen in right of Canada, as represented by The Secretary of State for Industry, Through the Communications Research Centre Canada | Waveguide filter |
-
2000
- 2000-11-29 JP JP2000363695A patent/JP2002171102A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7876180B2 (en) | 2006-03-09 | 2011-01-25 | Kyocera Corporation | Waveguide forming apparatus, dielectric waveguide forming apparatus, pin structure, and high frequency circuit |
| US8130063B2 (en) | 2008-03-27 | 2012-03-06 | Her Majesty the Queen in right of Canada, as represented by The Secretary of State for Industry, Through the Communications Research Centre Canada | Waveguide filter |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060725 |