JP2002178697A - 石材の工作方法及び石材工作キット - Google Patents

石材の工作方法及び石材工作キット

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JP2002178697A
JP2002178697A JP2000380765A JP2000380765A JP2002178697A JP 2002178697 A JP2002178697 A JP 2002178697A JP 2000380765 A JP2000380765 A JP 2000380765A JP 2000380765 A JP2000380765 A JP 2000380765A JP 2002178697 A JP2002178697 A JP 2002178697A
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JP
Japan
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stone
rubber sheet
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work
cut
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JP2000380765A
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Satoshi Ihara
聡志 井原
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SEINO GRANITE KK
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SEINO GRANITE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に思いどおりのデザイン模様が施された
石材工芸品を工作することができる石材工作キット及び
石材の工作方法を提供することにある。 【解決手段】 石材工作キットは石材としての石板12
と被覆材としての軟質性のゴムシートとから構成されて
いる。石板12の表面にゴムシートを貼り付け、当該ゴ
ムシート15に描かれたデザイン模様に対応した区画線
に沿って彫刻刀により切り込みを入れることで切抜片を
切抜除去する。そして、その切り抜き部分から露出した
石材12の表面部位に凹部13を切削形成した後、その
凹部13の底面に装飾部を着色形成する。その後、前記
ゴムシートを石材12の表面から剥がせば色彩配分が豊
富になされた石材工芸品が完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、美術教材
として用いられる石材工作キット及び同キットを使用し
た石材の工作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、石材(天然石、人造石、及び
タイル材等の陶製素材からなるものを含む。)の特性を
利用した石材工芸品の美術教材として、例えば、タイル
材の表面にエッチング加工等によりデザイン模様を施す
ようにしたものが知られている。即ち、図7に示すよう
に、この美術教材におけるタイル材51は、基層をなす
白地層部分51aと、薄い表層をなすカラー地層部分5
1bとからなる二層構造になっている。
【0003】そして、このタイル材51の表面にカラー
地と白地との色彩バランスを考えたデザイン模様を表現
したい場合には、まず、前記タイル材51のカラー地層
部分51bにデザインしたい模様がエッチング加工によ
り描かれた後、その模様に対応した形状の凹部51cが
図示しない電動彫刻機等を用いて切削形成される。する
と、前記電動彫刻機によって切削形成された凹部51c
の底面に白地層部分51aが露出し、タイル材51の表
面にはカラー地層部分51bと前記凹部51c内底面の
白地層部分51aとの色彩配分により所定のデザイン模
様が表現される。なお、前記凹部51cの底面に露出し
た白地層部分51aに着色料52等を充填することによ
り着色すれば、デザイン模様の色調をさらに変化させ得
るようにもなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の美術教材にあっては、焼成されてなるタイル材51
の表層、即ち、カラー地層51bが堅くて、所望するデ
ザイン模様をエッチング加工により描く作業が大変であ
り、作業時間がかかるうえにミスも多くなるという問題
があった。その結果、思いどおりのデザイン模様が描け
ず、前記電動彫刻機により凹部51cを切削形成した後
の完成品についても、その出来映えが良くないという問
題があった。
【0005】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、簡単に思いどおりのデザイ
ン模様が施された石材工芸品を工作することができる石
材工作キット及び同キットを使用した石材の工作方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、石材の表面に被覆材を
取外可能に被せる被覆工程と、前記被覆材から所定のデ
ザイン模様に対応した形状の切抜片を切り抜く切抜工程
と、前記切抜工程後において前記被覆材が被せられた状
態の石材における露出表面部位に対して所定の表面加工
を施す表面加工工程とを備えたことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記切抜工程の前に、前記被覆材の表
面に対して所定のデザイン模様を形成する模様形成工程
を備えたことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記表面加工工程におい
て前記石材における露出表面部位には前記切抜片と対応
した形状の凹部が切削加工されることを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
うち何れか一項に記載の発明において、前記表面加工工
程の後に、その表面加工された部位に対して装飾部を形
成する装飾工程を備えたことを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
うち何れか一項に記載の石材の工作方法に用いられる石
材工作キットであって、少なくとも一面が一様平面の工
作面とされた石材と、当該石材における前記工作面の表
面に取外可能に被せられる軟質性の被覆材とを備えたこ
とを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した石材工
作キット及び石材の工作方法の一実施形態を図1〜図6
に従って説明する。
【0012】図1は、本実施形態において工作される壁
掛け10の完成図を示したものであり、同図に示すよう
に、略四角形状をなす額縁11には表面に所定のデザイ
ン模様が施された石材としての石板12がはめ込まれて
いる。この石板12は、天然石から切り出し加工された
略四角形状をなす板状部材であり、図2に示すように、
その上面(表面)12aには前記デザイン模様の線図を
区画形成するように複数の凹部13が切削形成されてい
る。なお、前記石板12の上面12aは前記凹部13が
切削形成される前段階では一様平面の工作面とされてい
る。そして、前記凹部13の底面には絵の具の塗布によ
り着色を施した装飾部14が形成されている。
【0013】次に、本実施形態に係る石材の工作方法に
ついて、図3〜図6に基づき説明する。なお、本実施形
態の工作方法において使用される石材工作キットは、前
記石板12と被覆材としてのゴムシート15とから構成
されている。このゴムシート15は軟質性ゴムからなる
厚さの薄い(本実施形態では、0.7mm)シート体で
あり、その裏面には剥離性を有する粘着層が形成されて
おり、同粘着層は図示しない剥離紙により覆われてい
る。
【0014】さて、以上のように構成された石材工作キ
ットを用いた工作方法において、まず被覆工程では、図
3に示すように、前記石板12の表面(上面12a)に
対して剥離紙を剥がしたゴムシート15が貼り付けられ
る。なお、このゴムシート15裏面の前記粘着層は剥離
性を有しているので、一旦貼り付けられたゴムシート1
5であっても、前記石板12の上面12aから後の工程
において剥離(取外)可能とされている。
【0015】そして、その状態において、次の模様形成
工程では、前記ゴムシート15の表面に、例えば鉛筆等
でデザイン模様の線図に対応した区画線16が描かれ
る。そして次の切抜工程では、図4に示すように、その
区画線16に沿ってゴムシート15には彫刻刀を用いて
切り込みが入れられ、その切り込みを入れたことにより
切抜可能とされた切抜片15aがゴムシート15から切
抜除去される。すると、前記切抜片15aが除去された
ことにより、ゴムシート15には図5に示すように切抜
穴15bが開口形成され、その切抜穴15bを介して石
板12の上面12aの一部が露出する。
【0016】そして、その状態において、次の表面加工
工程では、前記切抜穴15bを介して露出した石板12
の露出表面部位に対して、図5に示すように、凹部13
が切削形成される。なお、この凹部13の切削形成作業
にあっては、図示しないブラストガンを用いて研磨剤が
吹き付けられ、同研磨剤により石板12表面が研削され
る。なお、前記石板12の露出していない表面部位、即
ち、前記ゴムシート15で覆われた部分は、ブラストガ
ンで吹き付けられる研磨剤をゴムシート15により跳ね
返すので前記凹部13等が切削形成されることはない。
【0017】そして、前記凹部13が形成された後、次
の装飾工程では、前記石板12の上面12aからゴムシ
ート15が剥がされ、図6に示すように、前記凹部13
の底面、即ち、前記表面加工工程における表面加工部位
に絵の具等の着色材が塗布されて装飾部14が形成され
る。すると、図2に示すように、表面に所定のデザイン
模様が施された石材工芸品としての石板12が完成す
る。その後、その石板12を前記額縁11に嵌め込め
ば、図1に示す壁掛け10が完成する。
【0018】従って、本実施形態によれば、以下に示す
効果を得ることができる。 (1) 石板12の工作面たる上面(表面)12aにエ
ッチング加工などにより切り込みを入れてデザイン模様
を形成するのではなく、その上面12aに貼り付けられ
た軟質性ゴムシート15に彫刻刀で切り込みをいれるこ
とによりデザイン模様を形成する構成であるため、簡単
に思い通りのデザイン模様を形成することができる。
【0019】(2)しかも、切り込みを入れる前段階
で、前記ゴムシート15の表面にはデザイン模様の線図
に対応した区画線16が鉛筆等により予め描かれてお
り、その区画線16に沿って切り込み作業を行えばよい
だけなので、デザイン形成作業におけるミスをほとんど
なくすことができる。
【0020】(3)加えて、例えば、カッター等のよう
に引き切りする刃物の場合と異なり、彫刻刀の場合は引
き切りのみならず押し切りによってもゴムシート15に
切り込みを入れることができるので、加工がしやすく、
版画を作る要領で行うことができる。また、ゴムシート
15の厚さが薄いので、わずかな力で切り込みを入れる
ことができる。
【0021】(4)さらに、ゴムシート15へ切り込み
を入れるのにカッターを使用した場合はゴムシート15
へ確実に切り込みが入っているか確認し難いのに対し、
本実施形態では彫刻刀を使用しているので、切り込み時
に石板12の表面が露出し、ゴムシート15に切り込み
が入っているかの確認が容易にできる。
【0022】(5)また、表面加工工程において、ゴム
シート15により覆われた石板12の表面部位には、研
磨材が吹き付けられることもないので、完成時において
凹部13と同凹部以外の平面部との明瞭な肌合いの違い
を確保することができる。
【0023】(6)さらに、前記凹部13の底面には絵
の具等の着色により装飾部14が形成されるので、石材
工芸品として出来上がった石板12の表面デザイン態様
に豊富な色彩配分を施すことができる。
【0024】なお、前記実施形態は、以下のように変更
して具体化してもよい。 ・ 前記実施形態では、被覆材としてゴムシート15を
使用していたが、軟質性のシート体ならば、合成樹脂製
のシートを使用してもよい。また、ゴムシート15は
0.7mmのシート体であったが、厚さが薄いものなら
ば、例えば、2〜3mmのシート体としてもよい。
【0025】・ 前記実施形態では、天然石から略四角
板形状に切り出し加工した石板12を使用していたが、
天然石そのものの一面に工作面を形成したものを石材に
使用してもよい。また、天然石以外の人造石やタイル材
などの陶製素材からなるものを前記石材12の代用にし
てもよい。
【0026】・ 前記実施形態では、石板12からゴム
シート15を剥がした後に、凹部13の底面に装飾部1
4を着色形成していたが、装飾部14の着色形成は石板
12からゴムシート15を剥がさない状態で行ってもよ
い。このような工作方法にすることにより、絵の具等の
着色材が凹部13以外の石板12表面に塗布される心配
がなく、切込形状どおりのデザインを着色形成できる。
さらに、油性顔料(絵の具を含む)を着色材として使用
した場合でも、露出した凹部13以外の石板12表面に
前記着色剤が染み込むといった心配がなくなる。
【0027】・ 前記実施形態では、石板12の凹部1
3に絵の具等の着色剤を塗布することで装飾部14を形
成していたが、前記凹部13に着色ガラス等を接着固定
して装飾部を形成するようにしてもよい。
【0028】・ 前記実施形態では、石板12にゴムシ
ート15を被せた(貼り付けた)後に当該ゴムシート1
5の表面へデザイン模様を描いていたが、予めゴムシー
ト15にデザイン模様を描いた後、そのゴムシート15
を石材12の表面へ貼り付けるようにしてもよい。ま
た、所定のデザイン模様が印刷されたデザインシートを
石材12の表面に貼り付けることでデザイン模様を形成
するようにしてもよい。
【0029】・ 前記実施形態では、凹部13の底面に
着色を施して装飾部14を形成する装飾工程があった
が、この装飾工程は必ずしもなくてよい。 ・ 前記実施形態では、デザイン模様の線図に対応した
区画線16を描いてからゴムシート15に切り込みを入
れていたが、そのような区画線16を描くことなく直接
的にゴムシート15へ切り込みを入れてもよい。
【0030】・ 前記実施形態では、ゴムシート15の
切抜工程において、彫刻刀を使用していたが、カッター
を使用してゴムシート15に切り込みを入れるようにし
てもよい。
【0031】・ 前記実施形態では、表面加工工程にお
いて、ブラストガンを用いて石板12表面を加工してい
たが、例えば、石を削るための彫刻刀のような刃の部分
が鋭利なもので石板12表面を打ち、打痕傷をつけなが
ら剥離させ、石板12表面を加工するようにしてもよ
い。また、石板12表面に打痕傷をつける際に、入れ墨
の要領で色を入れていくようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
簡単に思いどおりのデザイン模様が施された石材工芸品
を工作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における壁掛けの完成状態を示す正
面図。
【図2】同じく、石板の完成状態を示す斜視図。
【図3】本実施形態における被覆工程の説明図。
【図4】同じく、切抜工程の説明図。
【図5】同じく、表面加工工程の説明図。
【図6】同じく、装飾工程の説明図。
【図7】従来のタイル材の完成状態を示す側面図。
【符号の説明】
12…石材としての石板、13…表面加工部位としての
凹部、14…装飾部、15…被覆材としてのゴムシー
ト、16…区画線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石材の表面に被覆材を取外可能に被せる
    被覆工程と、前記被覆材から所定のデザイン模様に対応
    した形状の切抜片を切り抜く切抜工程と、前記切抜工程
    後において前記被覆材が被せられた状態の石材における
    露出表面部位に対して所定の表面加工を施す表面加工工
    程とを備えた石材の工作方法。
  2. 【請求項2】 前記切抜工程の前に、前記被覆材の表面
    に対して所定のデザイン模様を形成する模様形成工程を
    備えた請求項1に記載の石材の工作方法。
  3. 【請求項3】 前記表面加工工程において前記石材にお
    ける露出表面部位には前記切抜片と対応した形状の凹部
    が切削加工される請求項1又は請求項2に記載の石材の
    工作方法。
  4. 【請求項4】 前記表面加工工程の後に、その表面加工
    された部位に対して装飾部を形成する装飾工程を備えた
    請求項1〜3のうち何れか一項に記載の石材の工作方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうち何れか一項に記載の
    石材の工作方法に用いられる石材工作キットであって、
    少なくとも一面が一様平面の工作面とされた石材と、当
    該石材における前記工作面の表面に取外可能に被せられ
    る軟質性の被覆材とを備えた石材工作キット。
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