JP2002188097A - ドライクリーニング用洗浄剤組成物及び洗浄方法 - Google Patents

ドライクリーニング用洗浄剤組成物及び洗浄方法

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JP2002188097A
JP2002188097A JP2000386793A JP2000386793A JP2002188097A JP 2002188097 A JP2002188097 A JP 2002188097A JP 2000386793 A JP2000386793 A JP 2000386793A JP 2000386793 A JP2000386793 A JP 2000386793A JP 2002188097 A JP2002188097 A JP 2002188097A
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cleaning
amino
silicone
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JP2000386793A
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Shiro Kondo
志郎 近藤
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Nicca Chemical Co Ltd
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Nicca Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 洗浄性などの性能を損なうことなく再汚染防
止性、平滑性、柔軟性などに優れ、シリコーン系溶剤に
添加して使用できるドライクリーニング用洗浄剤組成物
及び洗浄方法を提供する。 【解決手段】 アミノ変性シリコーン又はその塩から選
ばれる1種以上を2〜50重量%と、シリコーン系溶剤
又は溶解助剤から選ばれる1種以上を50〜98重量%
とを含有するドライクリーニング用洗浄剤組成物で、特
にアミノ変性シリコーンが一般式1のものであるドライ
クリーニング用洗浄剤組成物。 (Z1は−CH3、−OCH3、−NH2又は−OH、Z2
は−CH3、−OCH3、−R1NHR2NH2、−R3NH
2又は 1〜R4はC1〜5のアルキレン基、x+yが100〜
2,000、アミン当量250〜40,000である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライクリーニン
グ用洗浄剤組成物、及び洗浄方法に関する。さらに詳し
くは、本発明は優れた洗浄性と再汚染防止性を与え、被
洗物に平滑性と柔軟性に富んだ優れた風合いを与えるこ
とができるドライクリーニング用洗浄剤組成物及び洗浄
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衣類などの洗濯には、水を用いて中性で
洗濯するウエットクリーニング、アルカリ性で洗濯する
ランドリーの他に、溶剤として石油系溶剤、パークロロ
エチレン、CFC−113、1,1,1−トリクロロエタ
ン、HCFC−225やHCFC−141bなどの代替
フロン、メチルパーフロロブチルエーテルやエチルパー
フロロブチルエーテルなどのハイドロフルオロエーテル
を用いるドライクリーニングが行われている。しかしな
がら、ドライクリーニングに用いられるこれらの溶剤
は、沸点が低いため乾燥は容易で速く、衣類に対する乾
燥時の機械的損傷は比較的小さいものの、1,1,1−ト
リクロロエタンやHCFC−113は1995年末に先
進国では生産中止となっており、塩素系溶剤のパークロ
ロエチレンは排出規制が厳しく、石油系溶剤は消防法の
第4石油類に属し危険物であると共に沸点が高いため残
留しやすく、溶剤による化学やけどを起こす場合があ
る。又、代替フロンのHCFC−225、HCFC−1
41bなどはオゾン層を破壊することもあり、使用でき
る期間が限定されており、オゾン破壊係数がゼロで、地
球温暖化係数が小さいハイドロフルオロエーテル系の溶
剤も提案されているが、高価であり普及していないのが
実情である。
【0003】従来のドライクリーニング用に使用されて
いる洗浄剤組成物は、一般にカチオン系界面活性剤、ア
ニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤を主成分と
しており、洗浄性と共に再汚染防止性、抱水性、柔軟
性、帯電防止性などの性能を有する。またこれらの界面
活性剤はその大部分が炭化水素を親油基としているこ
と、及びドライクリーニングに使用されている上記の溶
剤は、有機化合物の溶解力が一般に高いので、特に新た
な界面活性剤を使用する必要はなかった。
【0004】近年、実質的に排出規制がなく、皮膚に接
触しても化学やけどを起こしにくいドライクリーニング
用の溶剤が要望されている現状において、化粧品のスキ
ンケア製品やメークアップ製品に配合され安全性の高い
シリコーン系溶剤が注目され、一部クリーニング施設で
使用されている。しかしながら、シリコーン系溶剤は有
機化合物の溶解力に乏しく、洗浄剤組成物として主に使
用されてきた上記の炭化水素系界面活性剤は、その殆ど
が溶解せず使用することが不可能であり、一部シリコー
ン系溶剤に溶解する特定の界面活性剤は、洗浄剤組成物
として具備すべき洗浄力や再汚染防止力などの基本性能
を発揮できないものであった。
【0005】そこで、洗浄性と再汚染防止性に優れ、し
かも被洗物に平滑性や柔軟性を与えることができ、かつ
シリコーン系溶剤に添加して使用することができるドラ
イクリーニング用洗浄剤組成物が要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ドライクリ
ーニング用洗浄剤に要求される洗浄性などの性能を損な
うことなく、再汚染防止性、平滑性及び柔軟性などに優
れ、シリコーン系溶剤に添加して使用することができる
ドライクリーニング用洗浄剤組成物及び洗浄方法を提供
することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】ドライクリーニング用洗
浄剤組成物 本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、洗浄成分としてアミノ変性シリコーンやアミノ変
性シリコーンの塩、さらにシリコーン系溶剤を含有する
ドライクリーニング用洗浄剤組成物が、優れた洗浄性、
再汚染防止性、平滑性、柔軟性などを発揮することを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完成させたもので
ある。すなわち、本発明にかかるドライクリーニング用
洗浄剤組成物は、アミノ変性シリコーン及びアミノ変性
シリコーンの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種
を含有することを特徴とするものである。
【0008】また、本発明にかかるドライクリーニング
用洗浄剤組成物は、前記アミノ変性シリコーン及びアミ
ノ変性シリコーンの塩からなる群より選ばれる少なくと
も1種を2〜50重量%と、シリコーン系溶剤及び溶解
助剤からなる群より選ばれる少なくとも1種を50〜9
8重量%含有すること特徴とするものである。
【0009】さらには本発明にかかるドライクリーニン
グ用洗浄剤組成物は、前記アミノ変性シリコーンが下記
一般式(1)で表される構造を有することを特徴とする
ものである。
【化4】 (式中、Z1はそれぞれ−CH3、−OCH3、−NH2
は−OHを表し、Z2は−CH3、−OCH3、−R1NH
2NH2、−R3NH2又は
【化5】 を表し、R1、R2、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜5の
アルキレン基を表し、x+yが100〜2,000、ア
ミン当量が250〜40,000である。)
【0010】さらに、本発明にかかるドライクリーニン
グ用洗浄剤組成物は、前記アミノ変性シリコーンの塩
が、アミノ変性シリコーンと、下記一般式(2)で表さ
れるカルボン酸、一般式(3)で表されるスルホン酸、
一般式(4)で表される硫酸エステル又は一般式(5)
で表されるリン酸エステルとから誘導されるアミノ変性
シリコーンの塩の群より選ばれる少なくとも1種である
ことを特徴とするものである。 R5−COOH (2) (式中、R5は水素原子、炭素数1〜18のアルキル
基、炭素数2〜18のアルケニル基又はフェニル基を表
す。) R6−SO3H (3) (式中、R6は炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2
〜18のアルケニル基、フェニル基又は炭素数7〜18
のアルキルフェニル基を表す。) R7O(R8O)m−SO3H (4) (式中、R7は炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2
〜18のアルケニル基、フェニル基又は炭素数7〜16
のアルキルフェニル基を表し、R8は炭素数2〜4のア
ルキレン基を表し、mは0〜10である。) [R9O(R10O)a]3-bP(O)(OH)b (5) (式中、R9は水素原子、炭素数1〜18のアルキル
基、炭素数2〜18のアルケニル基、フェニル基又は炭
素数7〜16のアルキルフェニル基を表し、R10は炭素
数2〜4のアルキレン基を表し、aは0〜10、bは1
又は2である。)
【0011】また、本発明にかかるドライクリーニング
用洗浄剤組成物は、前記シリコーン系溶剤が、下記一般
式(6)で表される化合物であることを特徴とするもの
である。
【化6】 (式中、nは4〜6である。) さらには本発明にかかるドライクリーニング洗浄方法
は、アミノ変性シリコーン及びアミノ変性シリコーンの
塩からなる群より選ばれる少なくとも1種を洗浄成分と
して用いることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明にかかるドライクリーニング
洗浄方法は、前記洗浄溶剤として環状シリコーン系溶剤
を用いることを特徴とするものである。以下本発明を発
明の実施の形態に即して詳しく説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤組成物に用いるこ
とができるアミノ変性シリコーン及びアミノ変性シリコ
ーンの塩(以下、「アミノシリコーン類」と略す)の構
造には特に制限はなく、分子中にアミノ基又はイミノ基
を有するシリコーンで有ればよく、直鎖状のものも分岐
鎖を有するものも使用することができる。アミノ基又は
イミノ基としては、アミノプロピル基、N−(β−アミ
ノエチル)イミノプロピル基、N−ヘキシル−イミノプ
ロピル基などを挙げることができる。このようなアミノ
変性シリコーンは、有機合成化学協会誌第40巻第6号
575頁(1982)などに記載の方法で合成すること
ができ、アミノプロピル基、N−(β−アミノエチル)
イミノプロピル基、N−ヘキシル−イミノプロピル基を
ポリジメチルシロキサンの側鎖または末端に有するもの
である。また、このようなアミノ変性シリコーンは、市
販品を使用することも可能であり、市販品としては、例
えば、信越化学工業(株)製のKF393(アミン当量=
360)、KF857(アミン当量=830)、KF8
62(アミン当量=1900)、KF864(アミン当
量=3800)、KF865(アミン当量=440
0)、KF867(アミン当量=1700)、KF86
9(アミン当量=3800)、KF880(アミン当量
=1900);東芝シリコーン(株)製のTSF4700
(アミン当量=3000)、TSF4701(アミン当
量=2500)、TSF4702(アミン当量=160
0);東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSF
8417(アミン当量=1800)、BY16−828
(アミン当量=1800)、BY16−849(アミン
当量=600)、BY16−850(アミン当量=40
00)、BY16−853(アミン当量=650)、B
Y16−897(アミン当量=2900)、BY16−
898(アミン当量=2000);ワッカーケミカルズ
イーストアジア(株)製のWR−1300(アミン当量=
3300)などが挙げられる。特に本発明では、下記一
般式(1)で表されるアミノ変性シリコーンの使用が好
ましく、アミン当量が500〜4,000であることが
より好ましい。
【0014】
【化7】 (式中、Z1はそれぞれ−CH3、−OCH3、−NH2
は−OHを表し、Z2は−CH3、−OCH3、−R1NH
2NH2、−R3NH2又は
【化8】 を表し、R1、R2、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜5の
アルキレン基を表し、x+yが100〜2,000、ア
ミン当量が250〜40,000である。)
【0015】また、本発明の洗浄剤組成物においては、
上記一般式(1)で表されるアミノ変性シリコーンの塩
であることが特に好ましく、上記一般式(1)で表され
るアミノ変性シリコーンを酸で中和して得られる。中和
に使用する酸は特に制限されないが、下記に示す一般式
(2)〜(5)で表される酸であることが好ましい。 R5−COOH (2) (式中、R5は水素原子、炭素数1〜18のアルキル
基、炭素数2〜18のアルケニル基又はフェニル基を表
す。) 特に、上記一般式(2)において、R5に炭素数4〜1
4のアルキル基を有するカルボン酸であることが好まし
い。
【0016】R6−SO3H (3) (式中、R6は炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2
〜18のアルケニル基、フェニル基又は炭素数7〜18
のアルキルフェニル基を表す。) 特に、上記一般式(3)において、R6に炭素数14〜
18のアルキルフェニル基を有するスルホン酸であるこ
とが好ましい。
【0017】 R7O(R8O)m−SO3H (4) (式中、R7は炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2
〜18のアルケニル基、フェニル基又は炭素数7〜16
のアルキルフェニル基を表し、R8は炭素数2〜4のア
ルキレン基を表し、mは0〜10である。) 特に、上記一般式(4)において、R7に炭素数4〜1
4のアルキル基を有し、R8がエチレン基で、mが2〜
5である硫酸エステルであることが好ましい。
【0018】 [R9O(R10O)a]3-bP(O)(OH)b (5) (式中、R9は水素原子、炭素数1〜18のアルキル
基、炭素数2〜18のアルケニル基、フェニル基又は炭
素数7〜16のアルキルフェニル基を表し、R10は炭素
数2〜4のアルキレン基を表し、aは0〜10、bは1
又は2である。) 特に、上記一般式(5)において、R9に炭素数4〜1
4のアルキル基を有し、aが0であるリン酸エステル、
或いは、R9に炭素数4〜14のアルキル基を有し、R
10がエチレン基で、aが1〜5であるリン酸エステルで
あることが好ましい。
【0019】本発明のアミノシリコーン類からなるドラ
イクリーニング用洗浄剤組成物は、その取り扱いを容易
にする目的から、シリコーン系溶剤や溶解助剤に溶解し
ておくことが好ましい。ここで用いられるシリコーン系
溶剤には特に制限はなく、従来よりドライクリーニング
において用いられているシリコーン系溶剤で有れば用い
ることができるが、特に下記一般式(6)で表される環
状のシリコーン系溶剤であることが好ましい。
【0020】
【化9】 (式中、nは4〜6である。)
【0021】これら環状のシリコーン系溶剤としては、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシク
ロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキ
サンが挙げられ、特にデカメチルシクロペンタシロキサ
ンが好ましい。
【0022】また、本発明のドライクリーニング用洗浄
剤組成物では、その取り扱いの容易性から、上記シリコ
ーン系溶剤に変えて、或いは加えて溶解助剤を用いるこ
とが好ましい。この時用いられる溶解助剤としては、従
来よりドライクリーニングにおいて用いられている溶解
助剤を用いることができ、例えば、炭素数10〜20の
高級アルコール;ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル;ラウリン酸メチルエステルやオレイン酸オレイルエ
ステルなどの高級アルコール脂肪酸エステル;ジメチル
ポリシロキサン、エポキシ変性シリコーン、アルキルア
ラルキル変性シリコーン、フエノール変性シリコーン、
アルキル変性シリコーンなどのシリコーン系化合物;石
油系溶剤、アルコール系溶剤などが挙げられる。
【0023】本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成
物は、アミノシリコーン類を2〜50重量%、シリコー
ン系溶剤及び/又は溶解助剤を50〜98重量%含有す
ることが好ましく、アミノシリコーン類を5〜40重量
%、シリコーン系溶剤及び/又は溶解助剤を60〜95
重量%を含有するが特に好ましい。
【0024】本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成
物において、アミノシリコーン類の含有量が2重量%未
満であると、洗浄力、柔軟性などが十分発現しない恐れ
がある。また、アミノシリコーン類の含有量が50重量
%を超えるとドライクリーニング用洗浄剤組成物の粘
性、安定性、使い易さが損なわれる恐れがある。本発明
のドライクリーニング用洗浄剤組成物には、洗浄性以外
に他の機能を付与する薬剤、例えば、防錆剤などを適宜
配合することもできる。
【0025】ドライクリーニング洗浄方法 本発明のドライクリーニング洗浄方法は、上で説明した
アミノ変性シリコーン及びアミノ変性シリコーンの塩か
らなる群より選ばれる少なくとも1種を洗浄成分として
用いることを特徴とする。また、洗浄溶剤として上で説
明した環状シリコーン系溶剤を用いることを特徴とす
る。
【0026】すなわち、前記一般式(1)で表されるア
ミノ変性シリコーン、又はこのアミノ変性シリコーン
と、前記一般式(2)〜(5)で表されるカルボン酸、
スルホン酸、硫酸エステル又はリン酸エステルとの反応
により得られる塩の1種又は2種以上を洗浄剤として用
いることにより、洗浄性、再汚染防止性を高め、洗濯物
に平滑性、柔軟性に富んだ風合いを与えることが可能と
なる。
【0027】特にドライクリーニング用溶剤として、環
状シリコーンを用いる方法で有効であり、この時用いら
れる環状シリコーンとしては、下記一般式(6)の化合
が好ましく、特に一般式(6)n=5の化合物デカメチ
ルシクロペンタシロキサンであることが好ましい。
【0028】
【化10】 (式中、nは4〜6である。)
【0029】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明品をさらに詳
細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら
限定されるものではない。実施例及び比較例の評価は下
記の方法にて行った。
【0030】(1) 安定性 配合洗浄剤組成物の室温における静置外観を観察し評価
する。 ○:透明状 △:濁均一状 ×:分離 (2) 希釈安定性(1容量%) 配合洗浄剤組成物1mLをオクタメチルシクロテトラシロ
キサン又はデカメチルシクロペンタシロキサン100mL
に添加し、攪拌後の溶解状態で評価した。 ○:透明均一に溶解する △:濁るも均一状である ×:分離する
【0031】(3) 洗浄率及び再汚染率 容量500mLのステンポットを用いて、デカメチルシク
ロペンタシロキサン100mLに、配合洗浄剤組成物を
0.3容量%添加、溶解して、洗浄液を調製する。ラウ
ンダ・オ・メーター[大栄科学精器製作所(株)、L−2
0型]を用いて、40番綿ブロード、ウールモスリン、
アクリルメリヤス及びポリエステルジャージそれぞれの
4cm×8cmの大きさの白布並びに日本油化学協会法に準
じて作製した4cm×8cmの大きさの汚染布を、上記洗浄
液中で20℃×10分間洗浄する。その後、遠心脱水機
[栄光産業(株)、H−120A型]を用いて、1分間脱
液した後、60分間風乾する。この洗浄前後の白布及び
汚染布について、色彩計[(株)村上色彩技術研究所、ク
リーンマスターCM−53D型]を用いて、550nmに
おける反射率を測定し、次式に従って洗浄率と再汚染率
を算出する。 洗浄率(%)={(洗浄布反射率−汚染布反射率)/(白布反
射率−汚染布反射率)}×100 再汚染率(%)={(白布反射率−洗浄布反射率)/白布反
射率}×100
【0032】(4) 柔軟性 容量500mLのステンポットを用いて、デカメチルシク
ロペンタシロキサン200mLに、配合洗浄剤組成物を1
容量%添加溶解して処理液を調製する。ラウンダ・オ・
メーター[大栄科学精器製作所(株)、L−20型]を用
いて、綿メリヤス、アクリルメリヤスの20cm×20cm
の大きさの試験布を、処理液中で20℃×10分間浸漬
処理する。その後、遠心脱水機[栄光産業(株)、H−1
20A型]を用いて、1分間脱液し、60℃に保った熱
風循環式乾燥機で20分間乾燥する。その後、室内に2
時間放置した後、触感法により次の5段階で柔軟性を評
価する。 1:粗硬 2:やや硬い 3:柔らかい 4:かなり柔らかい 5:非常に柔らかい 柔らかい程皺の発生も少なく、仕上げ性が良好で、着用
感にも優れる。
【0033】(5) シワの発生 ドライクリーニング用の前処理剤であるソイレージUP
(日華化学(株)製)1gを綿メリヤス又はウールサージ
の20cm×20cmの大きさの試験布中央部にスプレー処
理する。この試験布を、上記(4)の条件で処理し、6
0℃で20分間乾燥する。その後室内で放置し、前処理
剤を処理した部分のシワ発生度合を目視で判定する。
【0034】化合物1 アミノ変性シリコーンBY16−849(東レ・ダウコ
ーニング・シリコーン(株)製、アミン当量=600)を
そのまま使用した。 化合物2 アミノ変性シリコーンBY16−853(東レ・ダウコ
ーニング・シリコーン(株)製、アミン当量=650)の
アミン1当量とヘキサン酸1モルとを30℃で混合し、
アミノ変性シリコーンの塩を得た。 化合物3 アミノ変性シリコーンBY16−898(東レ・ダウコ
ーニング・シリコーン(株)製、アミン当量=2000)
のアミン1当量とジヘキシルリン酸エステル1モルとを
30℃で混合し、アミノ変性シリコーンの塩を得た。 化合物4 アミノ変性シリコーンWR−1300(ワッカーケミカ
ルズイーストアジア(株)製、アミン当量=3300)の
アミン1当量とドデシルベンゼンスルホン酸1モルとを
30℃で混合し、アミノ変性シリコーンの塩を得た。 化合物5 アミノ変性シリコーンBY16−897(東レ・ダウコ
ーニング・シリコーン(株)製、アミン当量=2900)
のアミン1当量とラウリルアルコールエチレンオキサイ
ド3モル付加物の硫酸エステル1モルとを30℃で混合
し、アミノ変性シリコーンの塩を得た。
【0035】比較化合物6 炭化水素系界面活性剤 C1225O(C24O)3H 比較化合物7 ドデシルベンゼンスルホン酸1モルとラウリルジエタノ
ールアミン1モルを30℃で混合して、塩を得た。 比較化合物8 SF−8428(カルビノール変性シリコーン、東レ・
ダウコーニング・シリコーン(株)製) 比較化合物9 SH−203(アルキルアラルキル変性シリコーン、東
レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製) 比較化合物10 炭化水素系界面活性剤 C1835O(C24O)3H 比較化合物11 X−22−162C(カルボキシル変性シリコーン、信
越シリコーン(株)製)比較化合物12 SH−200(ジメチルポリシロキサン、10,000c
St、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)
【0036】評価1 希釈安定性(1容量%)を評価した結果を表1に示し
た。
【表1】
【0037】評価2 さらに、洗浄率及び再汚染率を評価した結果を表2に示
した。
【表2】
【0038】第2表の結果を、同一繊維素材について比
較すると、洗浄率は、本発明のドライクリーニング用洗
浄剤組成物を用いた実施例の方が、従来のドライクリー
ニング用洗浄剤組成物を用いた炭化水素系の界面活性剤
やイオン性を有しない変性シリコーン系化合物の比較例
よりも全体的に高い値を示し、特にウールでは5%以上
高く、本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物が、
優れた洗浄性を有することが分かる。また、再汚染率は
本発明のドライクリーニング用洗浄剤を用いた実施例の
方が、比較例よりも全体的に低く、本発明のドライクリ
ーニング用洗浄剤組成物が、優れた再汚染防止性を有す
ることがわかる。また、配合組成物の1容量%の希釈溶
液の状態は、本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成
物は均一溶解するが、比較例1、2は評価試験の1容量
%が濁状であったため、白布の再汚染状態が不均一であ
った(濁った界面活性剤が汚れと一緒に白布に付着し
た)。
【0039】評価3 柔軟性とシワ発生度を評価した結果を表3に示した。
【表3】 表3の結果から、実施例が比較例より柔軟性が優れ、前
処理部のシワ発生量も少な目であることがわかる。
【0040】
【発明の効果】本発明のドライクリーニング用洗浄剤組
成物は、特定のアミノ変性シリコーン及びアミノ変性シ
リコーンの塩、さらにはシリコーン系溶剤及び溶解助剤
をも含むものである。従って、かかるドライクリーニン
グ用洗浄剤組成物を用いたドライクリーニング方法は、
巣触れた洗浄性と再汚染防止性を示し、洗濯物に平滑性
と柔軟性に富んだ風合いを付与することができる。さら
に安全性が非常に高い環状シリコーン系溶剤といわれる
デカメチルシクロペンタシロキサンなどをクリーニング
用溶剤として用いた場合にも容易に添加して洗濯するこ
とが可能である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ変性シリコーン及びアミノ変性シ
    リコーンの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種を
    含有するドライクリーニング用洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記アミノ変性シリコーン及びアミノ変
    性シリコーンの塩からなる群より選ばれる少なくとも1
    種を2〜50重量%と、シリコーン系溶剤及び溶解助剤
    からなる群より選ばれる少なくとも1種を50〜98重
    量%とを含有することを特徴とする、請求項1記載のド
    ライクリーニング用洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記アミノ変性シリコーンが、下記一般
    式(1)で表されることを特徴とする、請求項1又は2
    に記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物。 【化1】 (式中、Z1はそれぞれ−CH3、−OCH3、−NH2
    は−OHを表し、Z2は−CH3、−OCH3、−R1NH
    2NH2、−R3NH2又は 【化2】 を表し、R1、R2、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜5の
    アルキレン基を表し、x+yが100〜2,000、ア
    ミン当量が250〜40,000である。)
  4. 【請求項4】 前記アミノ変性シリコーンの塩が、アミ
    ノ変性シリコーンと、下記一般式(2)で表されるカル
    ボン酸、一般式(3)で表されるスルホン酸、一般式
    (4)で表される硫酸エステル又は一般式(5)で表さ
    れるリン酸エステルとから誘導されるアミノ変性シリコ
    ーンの塩の群より選ばれる少なくとも1種であることを
    特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のドライク
    リーニング用洗浄剤組成物。 R5−COOH (2) (式中、R5は水素原子、炭素数1〜18のアルキル
    基、炭素数2〜18のアルケニル基又はフェニル基を表
    す。) R6−SO3H (3) (式中、R6は炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2
    〜18のアルケニル基、フェニル基又は炭素数7〜18
    のアルキルフェニル基を表す。) R7O(R8O)m−SO3H (4) (式中、R7は炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2
    〜18のアルケニル基、フェニル基又は炭素数7〜16
    のアルキルフェニル基を表し、R8は炭素数2〜4のア
    ルキレン基を表し、mは0〜10である。) [R9O(R10O)a]3-bP(O)(OH)b (5) (式中、R9は水素原子、炭素数1〜18のアルキル
    基、炭素数2〜18のアルケニル基、フェニル基又は炭
    素数7〜16のアルキルフェニル基を表し、R10は炭素
    数2〜4のアルキレン基を表し、aは0〜10、bは1
    又は2である。)
  5. 【請求項5】 前記シリコーン系溶剤が、下記一般式
    (6)で表される化合物であることを特徴とする、請求
    項2〜4のいずれかに記載のドライクリーニング用洗浄
    剤組成物。 【化3】 (式中、nは4〜6である。)
  6. 【請求項6】 アミノ変性シリコーン及びアミノ変性シ
    リコーンの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種を
    洗浄成分として用いることを特徴とするドライクリーニ
    ング洗浄方法。
  7. 【請求項7】 さらに洗浄溶剤として環状シリコーン系
    溶剤を用いることを特徴とする、請求項6記載のドライ
    クリーニング洗浄方法。
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JP2005206731A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Nicca Chemical Co Ltd ドライクリーニング用洗浄剤組成物
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