JP2002246751A - 回路形成基板および回路形成基板の製造方法 - Google Patents
回路形成基板および回路形成基板の製造方法Info
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Abstract
定化し、層間接続の高信頼化を図る。 【解決手段】 積層工程の前に金属箔あるいは回路に段
差を形成する構成あるいは、金属箔あるいは回路に凹部
あるいは島状抜きパターンあるいは溝状抜きパターンを
形成する構成としたものであり、段差の作用により回路
の面積差を吸収し積層工程でBステージ状態の樹脂等が
流動および圧縮される際にその厚みを安定化できるもの
である。
Description
用される回路形成基板および回路形成基板の製造方法に
関するものである。
って、電子部品を搭載する回路形成基板も従来の片面基
板から両面、多層基板の採用が進み、より多くの回路を
基板上に集積可能で、層間の回路を相互に接続する層間
接続手段に導電性ペーストを用いて層間接続部のレイア
ウトの自由度を高めていわゆるビアオンビア構成を可能
にしたり、高密度化に対応するために寸法安定性に優れ
たリジット基板を接着層を介して積層したり、低コスト
化の要求より積層工程を一括で実施できる高密度回路形
成基板の開発が行われている(たとえば、エレクトロニ
クス実装学会誌Vol.3 No.7 P544〜551)。
説明する。
を接着したガラスエポキシ基材2である。ガラスエポキ
シ基材2は、回路形成基板に一般的に用いられるガラス
繊維織布に熱硬化性のエポキシ樹脂を含浸し硬化させた
ものであり、プリプレグ状態のガラスエポキシ基材2を
銅箔1と重ねて熱プレスし硬化させることで図示するよ
うな材料が得られる。
キシ基材2にビア穴3を形成した後に導電性ペースト4
を充填して図5(b)に示す構成を得る。導電性ペース
ト4を充填する前に樹脂フィルムをガラスエポキシ基材
2の銅箔1の無い方の面に粘着剤等を用いて張り付けて
おき、充填後に剥離することで図5(b)に示すような
導電性ペースト4が突出した形状が得られる。ビア穴3
内に電解めっき等の方法を用いて銅を成長させビア穴3
を全てあるいは途中まで埋めた後に導電性ペースト4を
その先端に塗布するような方法を用いることも可能であ
る。
層5を塗布する。Bステージ層5は、未硬化の熱硬化エ
ポキシ樹脂を硬化剤とともに溶剤等で希釈し低粘度にし
たものを、カーテンコート法等で塗布した後に、温風に
て乾燥してBステージ化して形成した。
ッチング等の方法を用いて回路形成する。この状態を以
降中間材8と呼ぶ。なお、回路形成は導電性ペースト4
を充填する前に実施しても良い。
路形成していない中間材と回路形成した中間材をそれぞ
れの回路605,606とビア穴3の位置が合致するよ
うに位置合わせし、熱プレス装置(図示せず)を用いて
加熱加圧することで一体成型し、Bステージ層5を熱硬
化させ、図5(f)に示すような積層物を得た後に表面
の銅箔1を回路形成して、図5(g)に示すような4層
回路形成基板を得た。
説明する。
120μmの厚みの未硬化エポキシ樹脂フィルムであ
り、硬化剤を含有している。
用いてビア穴3を加工した後に導電性ペースト405,
406を充填する。ビア穴3を加工する前に樹脂フィル
ムをラミネート等の方法を用いてBステージフィルム9
の両面に張り付けておき、充填後に剥離することで図6
(b)に示すような、導電性ペースト405,406が
突出した形状を得る。
ジフィルム9に回路6を転写する。転写方法の例として
は離形性フィルムに銅箔を張り合わせたものをエッチン
グ等の方法で銅箔を所望の形状に回路形成し、Bステー
ジフィルム9に圧着した後に離形性フィルムを剥離する
等の方法がある。図6(c)の構成の基板材料を中間材
とする。この状態ではBステージフィルム9は硬化前の
Bステージ状態を保っている。
路6を転写した中間材2枚の間に両面に回路6を転写し
た中間材1枚を、相互に位置合わせして積層し、熱プレ
ス装置等を用いて加熱加圧して、図6(e)に示すよう
な回路形成基板を得た。この状態では、各層のBステー
ジフィルム9は硬化し、導電性ペースト405,40
6,407,408によって各層の回路6の電気的接続
が得られている。
る。
備する。両面基板は、ガラスエポキシ等の基板材料の両
面に銅箔によって回路607,608が形成されてお
り、さらにめっきが施された貫通穴によって両面の回路
607,608が電気的に接続されているものである。
0の両側にプリプレグ125,126および銅箔1を重
ねて、熱プレス装置等を用いて一体成型を行い図7
(c)に示すような積層物を得た。
等により貫通穴加工を行い、めっき層13を基板表面お
よび穴内に形成した。この状態で表裏および層間の電気
的接続が得られている。
ッチング等の方法で回路形成し、図7(e)に示すよう
な4層の回路形成基板を得た。
路形成基板においては回路のデザインは使用するアプリ
ケーションの要求によって様々なものが必要となるため
に回路形成基板の製造について以下のような課題が生じ
る。
は、回路形成した中間材の回路の形状は回路形成基板の
用途により様々であり、図5(g)におけるガラスエポ
キシ基材201とガラスエポキシ基材202の間に充填
されるべき樹脂の体積や、ガラスエポキシ基材203と
ガラスエポキシ基材204の間に充填されるべき樹脂の
体積は当然のことながら回路の形状をはじめとする回路
形成基板の設計によって異なるものである。
の面積が小さい回路605側ではBステージ層5で埋め
込むことができなくなり空隙15が発生してしまい、回
路の面積が大きい回路606側ではBステージ層5が過
剰な体積を持つことになり、導電性ペースト4が回路6
06に十分接触できなくなり接触不良部16が発生して
しまう。
に電子部品を実装するために半田付けを行い加熱される
際に、空隙15をきっかけとして層間剥離等の重大な問
題が発生する場合がある。また、接触不良部16が発生
した場合には当然のことながら層間の電気的接続の信頼
性は低下する。
テージ層5の厚みを過剰なものとした場合には、加熱加
圧した際のBステージ層5の流動が大きく導電性ペース
ト4が横方向に押し流されて層間の電気的接続に問題を
生じる場合がある。
性ペースト406,407,408は基板厚み方向に同
じ位置にあり強固に圧縮され層間の電気的接続は十分に
形成できるが、導電性ペースト405は上下に銅箔1お
よび導電性ペースト4が無く、Bステージフィルム9の
みであるために十分に圧縮されずに圧縮不足ビア17と
なってしまう。圧縮不足ビア17は当然のことながら、
導電性ペースト4中の導電粒子の銅箔1への接触が不十
分であり、その信頼性は低いものとなってしまう。
07はその面積が大きいためにプリプレグ125の成型
後の厚みは大きくなり、圧縮不足層19となり、回路6
08はその面積が小さいためにプリプレグ126の成型
後の厚みは薄くなり、過圧縮層20となる。
回路6の特性インピーダンス等の高周波特性を重要視す
る回路形成基板では管理されるべき項目であり、前述の
過圧縮層20や圧縮不足層19は層単位のほかに回路6
07,608の基板面内での面積差により層内でも厚み
の差が発生する場合があり大きな問題となる。
製造方法においては、積層工程の前に金属箔あるいは回
路に段差を形成する構成あるいは、金属箔あるいは回路
に凹部あるいは島状抜きパターンあるいは溝状抜きパタ
ーンを形成する構成としたものである。
路の面積差を吸収し積層工程でBステージ状態の樹脂等
が流動および圧縮される際にその厚みを安定化できるも
のである。
おいては、金属箔もしくは基板材料が少なくともCステ
ージ材料を1種以上含む構成としたものである。
置に関係なく、各々のビアにおいて導電性ペースト等の
圧縮が十分に行われるものである。
いた層間の電気的接続の信頼性が大幅に向上する、ある
いは層間の絶縁層の厚みの安定化により高周波特性等に
優れた回路形成基板を提供できるものである。
は、(1)金属箔、もしくは支持体に張り付けられた金
属箔、もしくは支持体に張り付けられ回路パターンを形
成された金属箔 (2)層間接続手段を設けたBステージ状態基板材料 (3)回路もしくは金属箔と層間接続手段を備えたBス
テージ状態基板材料 (4)回路もしくは金属箔を備えたCステージ状態基板
材料もしくは回路もしくは金属箔と層間接続手段を備え
たCステージ状態基板材料 のうち2種以上の金属箔もしくは基板材料を積層する積
層工程を含み、前記積層工程の前に前記金属箔あるいは
回路に段差を形成したことを特徴とする回路形成基板の
製造方法としたものであり、段差の作用によりBステー
ジ材料によって回路が完全に埋め込まれボイドの発生が
無くなるとともに層間接続手段による層間接続の信頼性
が向上する等の効果を有する。
ージ状態基板材料の全てあるいは一部がCステージ状態
基板材料の片面もしくは両面にBステージ状態基板材料
を配置したことを特徴とする請求項1に記載の回路形成
基板の製造方法としたものであり、Cステージ基材の寸
法安定性を持つとともに、Cステージ状態の両面あるい
は片面に配置したBステージ状態基板材料の量が少ない
場合にも、回路の埋め込み性が十分である等の効果を有
する。
続手段に対応する位置にある金属箔あるいは回路が高く
なるよう段差を形成したことを特徴とする請求項1に記
載の回路形成基板の製造方法としたものであり、層間接
続手段に導電性ペーストあるいは金属同士の圧接接続等
の圧縮により電気的接続の確実性が増すような手段を用
いた場合に段差の作用により、圧縮性が増し層間接続手
段による接続が高信頼性にできる等の効果を有する。
分の面積が、層間接続手段の面積より小さいことを特徴
とする請求項1に記載の回路形成基板の製造方法とした
ものであり、層間接続手段に導電性ペーストあるいは金
属同士の圧接接続等の圧縮により電気的接続の確実性が
増すような手段を用いた場合に段差を層間接続手段内に
没入させることができ、より強固な圧縮が得られる等の
効果を有する。
るいは回路としてパターン形成する前の金属箔に対し
て、部分エッチングにより段差を形成したことを特徴と
する請求項1に記載の回路形成基板の製造方法としたも
のであり、段差として高くなる部分をマスキングしてエ
ッチングを施し、その後に本来の回路パターンをマスキ
ングしてエッチングし回路を形成するという順序で実施
した際に本来の回路パターンを回路形成する場合に金属
箔の厚みが減少しているので、微細な形状の回路をエッ
チングすることが容易になる等の効果を有する。また、
本来の回路パターンを形成した後に、段差として高くな
る部分をマスキングしてエッチングを施して段差を形成
した場合には、回路パターンを形成する際に金属箔が平
坦なのでドライフィルム等によるエッチングレジストの
密着性が容易に得られる利点がある。
るいは回路としてパターン形成する前の金属箔に対し
て、めっきあるいは蒸着あるいはワイヤーボンディング
により段差を形成したことを特徴とする請求項1に記載
の回路形成基板の製造方法としたものであり、部分エッ
チング等の方法を採らなくても段差が形成できるととも
に、金属箔と異なる材料を用いて段差を形成することも
でき、さらにはワイヤーボンディング等の方法では基板
上の任意の位置に段差が容易に形成でき、形成位置が変
更された場合においてもボンディング位置のデータを変
更するだけで簡便に対応できる等の効果を得ることがで
きる。
の回路もしくは金属箔において、前記同一層の基板材料
の面積に対する回路の面積の割合によって、前記回路の
中で段差を形成する面積を変化させることを特徴とする
請求項1に記載の回路形成基板の製造方法としたもので
あり、回路の面積によって変化する埋め込みが必要な体
積とBステージ樹脂の体積をほぼ合致させ、本発明の効
果を最大値に発揮できる等の効果を有する。
金属箔、もしくは支持体に張り付けられた金属箔、もし
くは支持体に張り付けられ回路パターンを形成された金
属箔 (2)層間接続手段を設けたBステージ状態基板材料 (3)回路もしくは金属箔と層間接続手段を備えたBス
テージ状態基板材料 (4)回路もしくは金属箔を備えたCステージ状態基板
材料もしくは回路もしくは金属箔と層間接続手段を備え
たCステージ状態基板材料 のうち2種以上の金属箔もしくは基板材料を積層する積
層工程を含み、前記金属箔あるいは回路にBステージ状
態基板材料が積層工程において流入するための凹部ある
いは島状抜きパターンあるいは溝状抜きパターン、ある
いはBステージ状態基板材料を押し出すためのダミーパ
ターンを形成したことを特徴とする回路形成基板の製造
方法としたものであり、凹部あるいは島状抜きパターン
あるいは溝状抜きパターンにBステージ樹脂が流入する
ことで、成型後の層間の絶縁層厚みを制御でき、各層の
絶縁層厚みを安定化あるいはほぼ一致させることができ
る等の効果を有する。
金属箔、もしくは支持体に張り付けられた金属箔、もし
くは支持体に張り付けられ回路パターンを形成された金
属箔 (2)層間接続手段を設けたBステージ状態基板材料 (3)回路もしくは金属箔と層間接続手段を備えたBス
テージ状態基板材料 (4)回路もしくは金属箔を備えたCステージ状態基板
材料もしくは回路もしくは金属箔と層間接続手段を備え
たCステージ状態基板材料 のうち2種以上の金属箔もしくは基板材料を積層する積
層工程を含み、Bステージ状態基板材料中の前記積層工
程中で流動する流動成分の量もしくは流動性を、前記B
ステージ状態基板材料に形成された回路もしくは前記積
層工程中で前記Bステージ状態基板材料と対面する金属
箔あるいは回路の形状もしくは面積に応じて変化させた
ことを特徴とする回路形成基板の製造方法としたもので
あり、回路の形状によって最適な流動成分量が異なるこ
とに対応でき、積層工程において空隙や層間接続手段の
形成が不十分になることを防止できる効果等を有する。
(1)金属箔、もしくは支持体に張り付けられた金属
箔、もしくは支持体に張り付けられ回路パターンを形成
された金属箔 (2)層間接続手段を設けたBステージ状態基板材料 (3)回路もしくは金属箔と層間接続手段を備えたBス
テージ状態基板材料 (4)回路もしくは金属箔を備えたCステージ状態基板
材料もしくは回路金属箔と層間接続手段を備えたCステ
ージ状態基板材料 のうち2種以上の金属箔もしくは基板材料を積層する積
層工程を含み、前記2種以上の金属箔もしくは基板材料
が少なくとも前記(4)の材料を1種以上含む構成であ
ることを特徴とする回路形成基板の製造方法としたもの
であり、積層工程でBステージ材料にかかる圧力が十分
なものとなり、各層の絶縁層厚みが安定化するととも
に、層間接続手段に導電性ペーストあるいは金属同士の
圧接接続等の圧縮により電気的接続の確実性が増すよう
な手段を用いた場合に、層間接続手段による電気的接続
が高信頼性化できる等の効果を有する。
形成基板の製造において、積層工程が1回のみであるこ
とを特徴とする請求項9記載の回路形成基板の製造方法
としたものであり、あらかじめCステージ化した基板材
料を用いるので加圧が有効に作用するとともに、積層工
程が1回で済むので回路形成基板の製造を低コストに行
える等の効果を有する。
接続手段を備える多層構成の回路形成基板であって、表
面あるいは内層の回路に段差が形成されていることを特
徴とする回路形成基板としたものであり、段差の作用に
より層間の絶縁層厚みが安定し高周波信号を用いるよう
な回路形成基板や、回路のインピーダンスマッチングが
必要な回路形成基板において特性が向上し、層間接続手
段による接続も高品質なものになる等の効果を有する。
接続手段が設置されている個所に段差を設けたことを特
徴とする請求項12の回路形成基板としたものであり、
段差の作用により層間接続手段が効率的に圧縮されてい
るので、層間の電気的接続の品質が向上する等の効果を
有する。
から図4を用いて説明する。
発明の第1の実施の形態における回路形成基板の製造方
法および回路形成基板を示す工程断面図である。
mの銅箔1を張り合わせた厚み100μmのガラスエポ
キシ基材2を準備する。この構成はガラスエポキシプリ
プレグを2枚の銅箔に挟み込んで熱プレスした後に片側
の銅箔をエッチング等で除去しても良いし、銅箔1枚と
離形性シートの間にガラスエポキシプリプレグを挟んで
熱プレスした後に離形性シートを剥離して作成すること
もできる。
キシ基材2に炭酸ガスレーザを用いてビア穴3を加工
し、湿式デスミア等の方法でビア穴3内の炭化物等を除
去し、ビア穴3に導電性ペースト4を充填した。加工し
た穴径は約150μmで、導電性ペースト4は熱硬化性
樹脂と硬化剤および銅粉を混練しペースト化したもので
ある。充填前にガラスエポキシ基材2に粘着性シートを
張り付け、充填後に剥がすことで図1(b)に示すよう
な、導電性ペースト4がガラスエポキシ基材2から突出
した形状を得た。ビア穴3内に電解めっき等の方法を用
いて銅を成長させビア穴3を全てあるいは途中まで埋め
た後に導電性ペースト4をその先端に塗布するような方
法を用いることも可能である。
層5を塗布する。Bステージ層5は、未硬化の熱硬化エ
ポキシ樹脂を硬化剤とともに溶剤等で希釈し低粘度にし
たものを、カーテンコート法等で塗布した後に、温風に
て乾燥してBステージ化して約15μmの厚みのBステ
ージ層5を形成した。
厚の銅箔1の上に、図1(c)の構成物を重ねて、熱プ
レス装置を用いて加熱加圧し、Bステージ層5を硬化さ
せた。この際に、導電性ペースト4は圧縮され、上下の
銅箔1に圧接し電気的接続を形成する。
て回路601,602を形成し図1(e)のような両面
回路形成基板を得た。
りマスキングして回路601,602を約半分の9μm
程度の厚みまでハーフエッチングし図1(f)に示す中
間材802を得た。
1,803の間に図1(f)に示す構成の中間材802
を、相互に位置合わせして重ね、熱プレス装置を用いて
加熱加圧して図1(h)に示す積層物を得た。回路60
1,602はハーフエッチングされて厚みが薄くなって
いるので、従来例で発生した空隙は発生しない。さら
に、段差701,702は突起形状であるために加圧力
が有効に段差部に作用し、導電性ペースト4に有効に圧
接されている。特に回路601の段差701は約100
μmの直径の円形に形成したのでビア穴3内に没入し、
強固に導電性ペースト4に圧接されている。さらに表面
の銅箔1をパターンニングして図1(i)に示す4層の
回路形成基板を得た。
5μmとして積層後に従来例で発生していた空隙や接触
不良部が発生しないようにするためには回路601の段
差上面を基準にした時の凹部体積とBステージ層501
の体積を略同一にできるよう段差部の形状および段差の
高さを設定すれば良い。ただし、通常はBステージ層5
01は積層時に加圧加熱され基板の外側にわずかに流れ
出ることと、若干の揮発分があることを考慮しBステー
ジ層501の体積を前記凹部体積より大きめに設定する
ことが好ましい。Bステージ層502と回路602の関
係も同様である。
いう選択的なエッチング法ではなく、回路6を一様にエ
ッチングした場合は空隙の発生は改善されるが、接触不
良部の発生を防止することはできない。
薄いものを使用するか、上述したように一様にエッチン
グして薄くしておき導電性ペーストに接触する部分に部
分めっきもしくは部分蒸着を施す、あるいはワイヤーボ
ンディング等のバンプ形成法により突起を形成して、本
実施形態と同様の効果を得ることができる。
なる材料、例えば金等の接触抵抗が低く、延性に富むよ
うな材料を突起に用いることで導電性ペーストとの圧接
をより確実にすることもできる。
性ペーストを用いた層間接続手段部分に実施した例を説
明したが、回路の電気抵抗を低減する、あるいはインピ
ーダンスマッチングをとる、あるいは回路形成基板の剛
性を確保するなどの観点から層間接続手段以外の部分に
ついても段差を部分的に形成することも、回路形成基板
の要求特性に合わせて実施することが可能である。
せずに、回路601と回路602の面積の比に応じてB
ステージ層501とBステージ層502の形成厚みを変
化させることも有効な手段である。具体的には、Bステ
ージ層501を15μmの厚みで形成し、Bステージ層
502については回路602の面積が少ないことを考慮
して20μmの厚みとした。図示していないが、熱プレ
ス時に外部に流れ出すBステージ層の量は熱プレスの圧
力、温度およびそれらのプロファイルによって異なるの
で、それも考慮してBステージ層の最適厚みも調整する
必要がある。ただし、Bステージ層の厚みを各層で最適
化しているのでBステージ層501とBステージ層50
2のそれぞれから基板材料の外側に流れ出す量は概略等
しくなる。すなわち、単一の熱プレス条件で異なる回路
の面積を持つ複数層に対して最適な結果を得ることが可
能になるのである。この効果はBステージ層501とB
ステージ層502の流動性、すなわちBステージ化の度
合いを変化させることでも得られる。具体例として温風
等でBステージ化する際の条件を変化させたり、Bステ
ージ層に微細なフィラーを添加する方法等が採用でき、
本実施の形態ではBステージ層501のBステージ化の
条件を弱めて流動性を上げた場合に良好な結果を得た。
させたり流動性を変化させることは同一の層内で実施す
ることは困難であり、同一層内で回路の面積あるいは形
状がばらつきを持っている場合には適用しにくい場合が
ある。
発明の第2の実施の形態における回路形成基板の製造方
法および回路形成基板を示す工程断面図である。
120μmの厚みの未硬化エポキシ樹脂フィルムであ
り、硬化剤を含有している。
用いてビア穴3を加工した後に導電性ペースト4を充填
する。ビア穴3を加工する前に樹脂フィルムをラミネー
ト等の方法を用いてBステージフィルム9の両面に張り
付けておき、充填後に剥離することで図6(b)に示す
ような、導電性ペースト4が突出した形状を得る。
ジフィルム9に回路6を転写する。転写方法の例として
は離形性フィルムに銅箔を張り合わせたものをエッチン
グ等の方法で銅箔を所望の形状に回路形成し、Bステー
ジフィルム9に圧着した後に離形性フィルムを剥離する
等の方法がある。
装置を用いて加圧加熱することで、回路6をBステージ
フィルム9に没入させ導電性ペースト401によって表
裏の電気的接続を得て両面基板とする。同時にBステー
ジフィルム9は硬化して、Cステージ化する。
路を転写したBステージフィルム9を2枚と上記したC
ステージ化した両面基板を位置合わせし、熱プレス装置
にて加圧加熱し、図2(f)に示す4層の回路形成基板
を得る。
により十分に圧縮されており、その電気的接続の信頼性
は十分なものである。
にCステージ材料を挟み込んだが、Cステージ材料の間
にBステージ材料を挟み込むことでも同様の効果が得ら
れる。
両面基板10を準備する。両面基板は、ガラスエポキシ
等の基板材料の両面に銅箔によって回路603,604
が形成されており、さらにめっきが施された貫通穴によ
って両面の回路が電気的に接続されているものである。
本来は図7(a)に示す両面基板と同じ構成であった
が、本実施形態では回路603の形成時に抜きパターン
11を形成した。通常の回路形成基板では、回路の形状
で比較的大きな面積となっている部分は電源あるいはア
ースパターンであり、その形状は回路の特性に影響せず
に変更可能な場合も多い。抜きパターン11はそのよう
な変更可能な部分に形成することが回路形成基板の特性
面からも好ましい。
約40%薄くなるよう加工し、図3(b)に示すように
両面基板10の両側にプリプレグ121,122および
銅箔1を重ねて、熱プレス装置等を用いて一体成型を行
い図3(c)に示すような積層物を得た。
工等により貫通穴加工を行い、めっき層13を基板表面
および穴内に形成した。この状態で表裏および層間の電
気的接続が得られている。
ッチング等の方法で回路形成し、図3(e)に示すよう
な4層の回路形成基板を得た。
板の構成で、回路607と回路608の面積を比較し
て、前者が約50%広かったので抜きパターン11の形
成と回路603を薄くする片面エッチング加工を行い、
回路603と回路604の体積が概略等しくなるように
設計を実施した。
の一体成型後の厚みはほぼ等しくなり、回路形成基板と
して安定した高周波特性が得られた。
片面エッチングの両方の手段を実施したが、回路形成基
板の設計に合わせてどちらか一方の手段とすることもも
ちろん可能である。
略楕円形、略長方形等様々なものが考えられるが、回路
形成基板の特性を重視すると共に、隣接する回路パター
ン設計の妨げにならないような形状を採用すれば良く、
さらに回路の面積内で独立したパターンで無くとも、た
とえば上方より見た際に回路外周に対して凹形状にした
抜きパターン11の採用も可能である。
ターンではなくダミーパターンを配置することも効果が
ある。つまり、従来例で説明した空隙15ができやすい
箇所の近傍に、ダミーの回路を配置するのである。その
結果、ダミーの回路によって基板材料を流動させ空隙1
5が埋められるような現象が起こり、空隙15の発生を
防止することができる。通常の回路形成基板の製造にお
いては比較的大きな基板サイズで製造を行い、最終的に
大きな基板サイズからユーザが要望する回路形成基板を
切り出したり打ち抜くことが多い。その際に大きな基板
サイズでは最終製品に関係の無い枠や切りしろ部分等が
あるので、そこにダミー回路を配置することが可能であ
る。
発明の第4の実施の形態における回路形成基板の製造方
法および回路形成基板を示す工程断面図である。
リプレグ123,124を用いた他は第3の実施形態と
同様の構成であるが、抜きパターンの代わりに溝状抜き
パターン14を形成している。図4では断面を示してい
るが上方から見ると溝状抜きパターン14は回路形成基
板の内部から略外周方向に溝状に形成されたものであ
る。熱プレス装置によって加圧加熱される際に、プリプ
レグ123,124に含まれる含浸樹脂は回路形成基板
の中心から外側に向かって流動するので、溝状抜きパタ
ーン14を形成した部分は含浸樹脂の流動量が多くな
り、成型後のプリプレグ123と124の厚みを均一化
する効果を発揮する。
間の圧縮性の差を均一化する内容を説明したが、単一の
層においても同様の手段は有効なものである。たとえ
ば、図3(a)に示す回路603が面積の大きい部分と
小さい部分が、同じ層に設計されていた場合に、面積の
大きい部分に対して、部分エッチング、抜きパターンの
形成、溝状抜きパターンの形成を実施して、同一面内で
の絶縁層厚みを均一化することができる。
グとして説明した材料の例としては、通常のガラス繊維
織布あるいは不織布に熱硬化性樹脂を含浸しBステージ
化したものを用いることが可能でガラス繊維の代わりに
アラミド等の有機繊維を採用することもできる。またB
ステージフィルムに代えてプリプレグの使用も可能であ
る。
と記述した部分の熱硬化性樹脂の例としては、エポキシ
系樹脂、エポキシ・メラミン系樹脂、不飽和ポリエステ
ル系樹脂、フェノール系樹脂ポリイミド系樹脂、シアネ
ート系樹脂、シアン酸エステル系樹脂、ナフタレン系樹
脂、ユリア系樹脂、アミノ系樹脂、アルキド系樹脂、ケ
イ素系樹脂、フラン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アミ
ノアルキド系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ポ
リフェニレンエーテル系樹脂、シアネートエステル系樹
脂等の単独、あるいは2種以上混合した熱硬化性樹脂組
成物あるいは熱可塑樹脂で変性された熱硬化性樹脂組成
物を用いることができ、必要に応じて難燃剤や無機充填
剤の添加も可能である。
積を均一化する等の手段は、設計手法として設計者自ら
が計算を実施せずとも、現在の回路パターン設計作業は
コンピュータ支援設計が通常であるので、そのプログラ
ムに本発明の考え方を導入することで容易に実現が可能
である。
の製造方法および回路形成基板においては、積層工程の
前に金属箔あるいは回路に段差を形成する構成あるい
は、金属箔あるいは回路に凹部あるいは島状抜きパター
ンあるいは溝状抜きパターンを形成する工程としたもの
であり、段差の作用により回路の面積差を吸収し積層工
程でBステージ状態の樹脂等が流動および圧縮される際
にその厚みを安定化できるものである。
よび回路形成基板においては、金属箔もしくは基板材料
が少なくともCステージ材料を1種以上含む構成とした
ものであり、回路およびビアの配置に関係なく、各々の
ビアにおいて導電性ペースト等の圧縮が十分に行われる
ものである。
いた層間の電気的接続の信頼性が大幅に向上する、ある
いは層間の絶縁層の厚みの安定化により高周波特性等に
優れた回路形成基板を提供できるものである。
造方法を示す工程断面図
造方法を示す工程断面図
造方法を示す工程断面図
造方法を示す工程断面図
を示す工程断面図
を示す工程断面図
を示す工程断面図
基材 3 ビア穴 4,401,402,403,404,405,40
6,407,408 導電性ペースト 5,501,502 Bステージ層 6,601,602,603,604,605,606
回路 701,702 段差 8,801,802,803 中間材 9 Bステージフィルム 10 両面基板 11 抜きパターン 121,122,123,124,125,126 プ
リプレグ 13 めっき層 14 溝状抜きパターン 15 空隙 16 接触不良部 17 圧縮不足ビア 18 正常圧縮層 19 圧縮不足層 20 過圧縮層
Claims (13)
- 【請求項1】 (1)金属箔、もしくは支持体に張り付
けられた金属箔、もしくは支持体に張り付けられ回路パ
ターンを形成された金属箔 (2)層間接続手段を設けたBステージ状態基板材料 (3)回路もしくは金属箔と層間接続手段を備えたBス
テージ状態基板材料 (4)回路もしくは金属箔を備えたCステージ状態基板
材料もしくは回路もしくは金属箔と層間接続手段を備え
たCステージ状態基板材料 のうち2種以上の金属箔もしくは基板材料を積層する積
層工程を含み、前記積層工程の前に前記金属箔あるいは
回路に段差を形成したことを特徴とする回路形成基板の
製造方法。 - 【請求項2】 Bステージ状態基板材料の全てあるいは
一部がCステージ状態基板材料の片面もしくは両面にB
ステージ状態基板材料を配置したことを特徴とする請求
項1に記載の回路形成基板の製造方法。 - 【請求項3】 層間接続手段に対応する位置にある金属
箔あるいは回路が高くなるよう段差を形成したことを特
徴とする請求項1に記載の回路形成基板の製造方法。 - 【請求項4】 段差部分の面積が、層間接続手段の面積
より小さいことを特徴とする請求項1に記載の回路形成
基板の製造方法。 - 【請求項5】 回路あるいは回路としてパターン形成す
る前の金属箔に対して、部分エッチングにより段差を形
成したことを特徴とする請求項1に記載の回路形成基板
の製造方法。 - 【請求項6】 回路あるいは回路としてパターン形成す
る前の金属箔に対して、めっきあるいは蒸着あるいはワ
イヤーボンディングにより段差を形成したことを特徴と
する請求項1に記載の回路形成基板の製造方法。 - 【請求項7】 同一層の回路もしくは金属箔において、
前記同一層の基板材料の面積に対する回路の面積の割合
によって、前記回路の中で段差を形成する面積を変化さ
せることを特徴とする請求項1に記載の回路形成基板の
製造方法。 - 【請求項8】 (1)金属箔、もしくは支持体に張り付
けられた金属箔、もしくは支持体に張り付けられ回路パ
ターンを形成された金属箔 (2)層間接続手段を設けたBステージ状態基板材料 (3)回路もしくは金属箔と層間接続手段を備えたBス
テージ状態基板材料 (4)回路もしくは金属箔を備えたCステージ状態基板
材料もしくは回路もしくは金属箔と層間接続手段を備え
たCステージ状態基板材料 のうち2種以上の金属箔もしくは基板材料を積層する積
層工程を含み、前記金属箔あるいは回路にBステージ状
態基板材料が積層工程において流入するための凹部ある
いは島状抜きパターンあるいは溝状抜きパターン、ある
いはBステージ状態基板材料を押し出すためのダミーパ
ターンを形成したことを特徴とする回路形成基板の製造
方法。 - 【請求項9】 (1)金属箔、もしくは支持体に張り付
けられた金属箔、もしくは支持体に張り付けられ回路パ
ターンを形成された金属箔 (2)層間接続手段を設けたBステージ状態基板材料 (3)回路もしくは金属箔と層間接続手段を備えたBス
テージ状態基板材料 (4)回路もしくは金属箔を備えたCステージ状態基板
材料もしくは回路もしくは金属箔と層間接続手段を備え
たCステージ状態基板材料 のうち2種以上の金属箔もしくは基板材料を積層する積
層工程を含み、Bステージ状態基板材料中の前記積層工
程中で流動する流動成分の量もしくは流動性を、前記B
ステージ状態基板材料に形成された回路もしくは前記積
層工程中で前記Bステージ状態基板材料と対面する金属
箔あるいは回路の形状もしくは面積に応じて変化させた
ことを特徴とする回路形成基板の製造方法。 - 【請求項10】 (1)金属箔、もしくは支持体に張り
付けられた金属箔、もしくは支持体に張り付けられ回路
パターンを形成された金属箔 (2)層間接続手段を設けたBステージ状態基板材料 (3)回路もしくは金属箔と層間接続手段を備えたBス
テージ状態基板材料 (4)回路もしくは金属箔を備えたCステージ状態基板
材料もしくは回路もしくは金属箔と層間接続手段を備え
たCステージ状態基板材料 のうち2種以上の金属箔もしくは基板材料を積層する積
層工程を含み、前記2種以上の金属箔もしくは基板材料
が少なくとも前記(4)の材料を1種以上含む構成であ
ることを特徴とする回路形成基板の製造方法。 - 【請求項11】 回路形成基板の製造において、積層工
程が1回のみであることを特徴とする請求項10に記載
の回路形成基板の製造方法。 - 【請求項12】 層間接続手段を備える多層構成の回路
形成基板であって、表面あるいは内層の回路に段差が形
成されていることを特徴とする回路形成基板。 - 【請求項13】 層間接続手段が設置されている個所に
段差を設けたことを特徴とする請求項12に記載の回路
形成基板。
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|---|---|---|---|
| JP2001041334A JP4774606B2 (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 回路形成基板の製造方法 |
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2001
- 2001-02-19 JP JP2001041334A patent/JP4774606B2/ja not_active Expired - Fee Related
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