JP2002252520A - 平面アンテナ - Google Patents
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- JP2002252520A JP2002252520A JP2001046918A JP2001046918A JP2002252520A JP 2002252520 A JP2002252520 A JP 2002252520A JP 2001046918 A JP2001046918 A JP 2001046918A JP 2001046918 A JP2001046918 A JP 2001046918A JP 2002252520 A JP2002252520 A JP 2002252520A
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- antenna
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/36—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
- H01Q1/38—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q13/00—Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
- H01Q13/10—Resonant slot antennas
Landscapes
- Waveguide Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】取り付け位置の制限される場所にも、送受信効
率および指向性特性を低下させずに好適に取り付けるこ
とのできるコンパクトな平面アンテナを提供する。 【解決手段】平面アンテナ10は、ガラス板12と、こ
のガラス板12の面側に形成される、パッチ状の放射導
体14aとこの放射導体14aから突出したストリップ
状の突出部14bとを有し、電波の波長をλ、ガラス板
12の短縮率をk、突出部14bの突出長さをLb とし
た場合、Lb ≦k・λ/2を満たす島状導体14と、こ
の島状導体14と同一の面上に形成され、島状導体14
の周囲を離間して囲む接地導体16とを有する。
率および指向性特性を低下させずに好適に取り付けるこ
とのできるコンパクトな平面アンテナを提供する。 【解決手段】平面アンテナ10は、ガラス板12と、こ
のガラス板12の面側に形成される、パッチ状の放射導
体14aとこの放射導体14aから突出したストリップ
状の突出部14bとを有し、電波の波長をλ、ガラス板
12の短縮率をk、突出部14bの突出長さをLb とし
た場合、Lb ≦k・λ/2を満たす島状導体14と、こ
の島状導体14と同一の面上に形成され、島状導体14
の周囲を離間して囲む接地導体16とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面アンテナに関
するものであり、特に、マイクロ波通信やミリ波通信に
好適な高周波用平面アンテナに関するものである。より
具体的には、車両と車両外部の送信機器および/または
受信機器との間の、特にGHz帯の範囲の周波数におけ
る無線通信を目的とした平面アンテナ、例えば、車両の
窓ガラスに形成されて用いられる平面アンテナに関する
ものである。
するものであり、特に、マイクロ波通信やミリ波通信に
好適な高周波用平面アンテナに関するものである。より
具体的には、車両と車両外部の送信機器および/または
受信機器との間の、特にGHz帯の範囲の周波数におけ
る無線通信を目的とした平面アンテナ、例えば、車両の
窓ガラスに形成されて用いられる平面アンテナに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】今日、高速、大容量通信への要求から、
マイクロ波やミリ波を用いて電波を送受信する高周波の
通信が急速に拡がっている。電波を送受信するアンテナ
として、例えば、円形若しくは方形のパッチ状の放射導
体を持つマイクロストリップアンテナ(以下、マイクロ
ストリップアンテナをMSAとする)が好適に用いられ
ている。また、このMSAは、パッチアンテナとも呼ば
れている。このMSAはプリント基板で作製でき、平面
構造であるので小型薄型アンテナとして広く普及してい
る。
マイクロ波やミリ波を用いて電波を送受信する高周波の
通信が急速に拡がっている。電波を送受信するアンテナ
として、例えば、円形若しくは方形のパッチ状の放射導
体を持つマイクロストリップアンテナ(以下、マイクロ
ストリップアンテナをMSAとする)が好適に用いられ
ている。また、このMSAは、パッチアンテナとも呼ば
れている。このMSAはプリント基板で作製でき、平面
構造であるので小型薄型アンテナとして広く普及してい
る。
【0003】このMSAは、一般に、誘電体基板の両面
に導体薄膜等の導体板を形成し、一方の側の導体板を接
地導体(グランド板あるいは地板とも呼ぶ)とし、他方
の側の導体板をエッチング処理を施すことによって円形
または方形の放射導体を形成したものである。このMS
Aの給電は、例えば同軸ケーブルの中心導体を放射導体
の所定の位置に接続し、同軸ケーブルの外部導体をMS
Aの放射導体と反対側の面の接地導体に接続することに
よって行われる。このようにMSAは、誘電体基板の両
面に導体板があるため、MSAの両面の導体板への接続
が給電のために必要となっている。
に導体薄膜等の導体板を形成し、一方の側の導体板を接
地導体(グランド板あるいは地板とも呼ぶ)とし、他方
の側の導体板をエッチング処理を施すことによって円形
または方形の放射導体を形成したものである。このMS
Aの給電は、例えば同軸ケーブルの中心導体を放射導体
の所定の位置に接続し、同軸ケーブルの外部導体をMS
Aの放射導体と反対側の面の接地導体に接続することに
よって行われる。このようにMSAは、誘電体基板の両
面に導体板があるため、MSAの両面の導体板への接続
が給電のために必要となっている。
【0004】一方において、US特許4063246号
では、”COPLANAR STRIPLINE AN
TENNA”が開示されている。すなわち、誘電体基板
の片側の面に接地導体を設け、この反対の側の面にパッ
チ状の放射導体とこの放射導体の周囲に所定の間隔(ギ
ャップとも言う)を成して形成した接地導体とを設ける
ことを開示している。これによれば、誘電体基板の片側
の面に、放射導体と接地導体が形成され、例えば同軸ケ
ーブルの中心導体を放射導体と所定の位置で接続し、同
軸ケーブルの外部導体を放射導体と同一の面に形成され
た接地導体と接続するので、給電を誘電体基板の片側の
面で行うことができる。
では、”COPLANAR STRIPLINE AN
TENNA”が開示されている。すなわち、誘電体基板
の片側の面に接地導体を設け、この反対の側の面にパッ
チ状の放射導体とこの放射導体の周囲に所定の間隔(ギ
ャップとも言う)を成して形成した接地導体とを設ける
ことを開示している。これによれば、誘電体基板の片側
の面に、放射導体と接地導体が形成され、例えば同軸ケ
ーブルの中心導体を放射導体と所定の位置で接続し、同
軸ケーブルの外部導体を放射導体と同一の面に形成され
た接地導体と接続するので、給電を誘電体基板の片側の
面で行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、高速
道路や有料道路において、5.8GHzの周波数帯を用
いた無線通信を行うことで、料金徴収を自動的に行う自
動料金収受システム(ETC:Electric Toll Collecti
on System )が提案されている。このシステムは料金所
に設けられた路側機と車両に設置された車載機の間で無
線データ通信を行うものである。このシステムの車載機
側で用いられるアンテナとしては、上述のMSAや積層
タイプの面実装用アンテナが用いられることが多く、車
載機に搭載されるか、若しくはアンテナを別の筐体に収
め、それらを車両のダッシュボード上に置いて用いられ
る。しかし、ダッシュボード上に設置されるMSA等の
アンテナは、車内や車外からみてデザイン上好ましくな
く、また、ドライバーの視野の妨げになる。また、取り
付け位置や方向などによって、アンテナの特性が一定し
ないといった指向性特性の問題もある。
道路や有料道路において、5.8GHzの周波数帯を用
いた無線通信を行うことで、料金徴収を自動的に行う自
動料金収受システム(ETC:Electric Toll Collecti
on System )が提案されている。このシステムは料金所
に設けられた路側機と車両に設置された車載機の間で無
線データ通信を行うものである。このシステムの車載機
側で用いられるアンテナとしては、上述のMSAや積層
タイプの面実装用アンテナが用いられることが多く、車
載機に搭載されるか、若しくはアンテナを別の筐体に収
め、それらを車両のダッシュボード上に置いて用いられ
る。しかし、ダッシュボード上に設置されるMSA等の
アンテナは、車内や車外からみてデザイン上好ましくな
く、また、ドライバーの視野の妨げになる。また、取り
付け位置や方向などによって、アンテナの特性が一定し
ないといった指向性特性の問題もある。
【0006】さらに、上述のMSAは誘電体基板の両面
に導体板を必要とするため、車両の窓ガラスに用いる場
合、車外側となるガラス面にも導体が露出するため、M
SAの耐久性が低くなるといった問題があった。さら
に、ガラス板の両面に導体を形成することは、製造工程
が煩雑になることを意味し、コストも高くなる。さら
に、ガラス板を誘電体基板として構成したMSAの放射
体と接地導体とに給電するために、ガラス板を穿孔する
煩雑な孔開け加工を必要とする。そのため、ガラス板の
面上にMSAを形成することは困難であった。また、上
述のUS特許4063246号の開示するアンテナにお
いても、接地導体を車室内側となるガラス面に設ける
他、放射導体を車外側となるガラス面に設けて車外に露
出するのでアンテナの耐久性が低くなるという問題があ
った。このように、アンテナの取り付け位置とドライバ
ーの視野との両方を満足させるアンテナ、さらには、従
来取り付け位置の制限された場所にも、送受信効率を低
下させず、さらに、指向性特性を低下させずに好適に取
り付けることのできる耐久性の良いコンパクトなアンテ
ナは今日得られていないのが現状である。
に導体板を必要とするため、車両の窓ガラスに用いる場
合、車外側となるガラス面にも導体が露出するため、M
SAの耐久性が低くなるといった問題があった。さら
に、ガラス板の両面に導体を形成することは、製造工程
が煩雑になることを意味し、コストも高くなる。さら
に、ガラス板を誘電体基板として構成したMSAの放射
体と接地導体とに給電するために、ガラス板を穿孔する
煩雑な孔開け加工を必要とする。そのため、ガラス板の
面上にMSAを形成することは困難であった。また、上
述のUS特許4063246号の開示するアンテナにお
いても、接地導体を車室内側となるガラス面に設ける
他、放射導体を車外側となるガラス面に設けて車外に露
出するのでアンテナの耐久性が低くなるという問題があ
った。このように、アンテナの取り付け位置とドライバ
ーの視野との両方を満足させるアンテナ、さらには、従
来取り付け位置の制限された場所にも、送受信効率を低
下させず、さらに、指向性特性を低下させずに好適に取
り付けることのできる耐久性の良いコンパクトなアンテ
ナは今日得られていないのが現状である。
【0007】そこで、本発明は、電波を送信し、あるい
は電波を受信する平面アンテナであって、例えば、車両
の運転席の前方のように、取り付け位置の制限される場
所にも、送受信効率および指向性特性を低下させずに好
適に取り付けることのできる耐久性の良いコンパクトな
アンテナを提供することを目的とする。
は電波を受信する平面アンテナであって、例えば、車両
の運転席の前方のように、取り付け位置の制限される場
所にも、送受信効率および指向性特性を低下させずに好
適に取り付けることのできる耐久性の良いコンパクトな
アンテナを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、誘電体基板に島状導体と接地導体とが設
けられている平面アンテナであって、前記島状導体は突
出するストリップ状の突出部を有し、前記島状導体の一
部又は全部が離間して前記接地導体により囲まれてお
り、送信または受信に用いる電波の波長をλ、この電波
の前記誘電体基板における短縮率をk、および前記突出
部の突出長さをLb とした場合、Lb ≦k・λ/2を満
たすことを特徴とする平面アンテナを提供するものであ
る。
に、本発明は、誘電体基板に島状導体と接地導体とが設
けられている平面アンテナであって、前記島状導体は突
出するストリップ状の突出部を有し、前記島状導体の一
部又は全部が離間して前記接地導体により囲まれてお
り、送信または受信に用いる電波の波長をλ、この電波
の前記誘電体基板における短縮率をk、および前記突出
部の突出長さをLb とした場合、Lb ≦k・λ/2を満
たすことを特徴とする平面アンテナを提供するものであ
る。
【0009】ここで、前記誘電体基板の比誘電率をεr
とした時、前記短縮率kは、k=ε r (-1/2)であるのが
好ましい。
とした時、前記短縮率kは、k=ε r (-1/2)であるのが
好ましい。
【0010】前記島状導体は、円形状または方形形状に
前記突出部が形成されているのが好ましい。ここで、前
記島状導体の前記突出部と前記接地導体とによって、コ
ブレナーウェーブガイドが形成されるのが好ましく、こ
のコブレナーウェーブガイドの端部に、給電部が設けら
れるのが好ましい。また、前記島状導体には、前記突出
部と接続する部分に、前記突出部の縁が前記島状導体の
内部に延長されるように切り込みが設けられてもよい。
前記突出部が形成されているのが好ましい。ここで、前
記島状導体の前記突出部と前記接地導体とによって、コ
ブレナーウェーブガイドが形成されるのが好ましく、こ
のコブレナーウェーブガイドの端部に、給電部が設けら
れるのが好ましい。また、前記島状導体には、前記突出
部と接続する部分に、前記突出部の縁が前記島状導体の
内部に延長されるように切り込みが設けられてもよい。
【0011】ここで、前記島状導体および前記接地導体
は、銀ペーストを焼成して成る厚膜または導体層であ
り、前記誘電体基板の基板面の表層には、黒色セラミッ
ク膜が形成されてもよい。
は、銀ペーストを焼成して成る厚膜または導体層であ
り、前記誘電体基板の基板面の表層には、黒色セラミッ
ク膜が形成されてもよい。
【0012】前記誘電体基板は、ガラス板であるのが好
ましく、さらに、このガラス板は、車両用ガラス板であ
るのが好ましい。さらに、この車両用ガラス板は、車両
用フロントガラスであるのが好ましく、前記平面アンテ
ナは、この車両用フロントガラス板の車室内側に形成さ
れるのが好ましい。また、前記車両用ガラス板は、合わ
せガラス板であって、前記平面アンテナは、合わせガラ
スを構成するガラス基板に形成されてもよい。さらに、
前記平面アンテナは、車両用フロントガラスの縁から1
00mm以内の範囲に形成されるのが好ましく、さら
に、車両用フロントガラスを車両に装着する際の左右方
向の中心線を中心とする左右100mm以内の範囲に形
成されるのが好ましい。
ましく、さらに、このガラス板は、車両用ガラス板であ
るのが好ましい。さらに、この車両用ガラス板は、車両
用フロントガラスであるのが好ましく、前記平面アンテ
ナは、この車両用フロントガラス板の車室内側に形成さ
れるのが好ましい。また、前記車両用ガラス板は、合わ
せガラス板であって、前記平面アンテナは、合わせガラ
スを構成するガラス基板に形成されてもよい。さらに、
前記平面アンテナは、車両用フロントガラスの縁から1
00mm以内の範囲に形成されるのが好ましく、さら
に、車両用フロントガラスを車両に装着する際の左右方
向の中心線を中心とする左右100mm以内の範囲に形
成されるのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の平面アンテナにつ
いて、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説
明する。
いて、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説
明する。
【0014】図1(a)および(b)には、本発明の平
面アンテナの一実施形態である平面アンテナ10が示さ
れている。図1(a)は、平面アンテナ10の平面図で
あり、図1(b)は図1(a)に示すA−A’線で切断
した平面アンテナ10の断面図である。
面アンテナの一実施形態である平面アンテナ10が示さ
れている。図1(a)は、平面アンテナ10の平面図で
あり、図1(b)は図1(a)に示すA−A’線で切断
した平面アンテナ10の断面図である。
【0015】平面アンテナ10は、図1(a)および
(b)に示すように、誘電体基板であるガラス板12の
少なくとも一方の面側に形成される平面アンテナであっ
て、ガラス板12と、ガラス板12の面上に形成され
る、正方形状の本体部14aとこの本体部14aから突
出したストリップ状の突出部14bとを有する島状導体
14と、島状導体14と同一の面上に形成され、この島
状導体14の全部を一定の距離離間して囲む導体16と
を主に有して構成される。
(b)に示すように、誘電体基板であるガラス板12の
少なくとも一方の面側に形成される平面アンテナであっ
て、ガラス板12と、ガラス板12の面上に形成され
る、正方形状の本体部14aとこの本体部14aから突
出したストリップ状の突出部14bとを有する島状導体
14と、島状導体14と同一の面上に形成され、この島
状導体14の全部を一定の距離離間して囲む導体16と
を主に有して構成される。
【0016】突出部14bの端部には、給電部18が設
けられ、図示されない表面実装型コネクタを介して、島
状導体14と同一の面側で同軸ケーブルの中心導体と接
続される。また、導体16は、アース接続された同軸ケ
ーブルの外部導体と接続されて、常時アース接続されて
いる。従って、平面アンテナ10においては、本体部1
4aは電波を放射する放射導体として、この放射導体を
取り囲む導体16は接地導体として機能する。また、突
出部14bは、接地導体である導体16とともに、スト
リップ状の中心導体の両側に一定の距離を隔てて接地導
体が形成される公知の伝送線路であるコブレナーウェー
ブガイド(CPW)を形成し、突出部14bはコブレナ
ーウェーブガイドのストリップ状の中心導体として機能
する。以降では、本体部14aを放射導体14aとい
い、突出部14bを伝送線中心導体14bといい、導体
16を接地導体16という。
けられ、図示されない表面実装型コネクタを介して、島
状導体14と同一の面側で同軸ケーブルの中心導体と接
続される。また、導体16は、アース接続された同軸ケ
ーブルの外部導体と接続されて、常時アース接続されて
いる。従って、平面アンテナ10においては、本体部1
4aは電波を放射する放射導体として、この放射導体を
取り囲む導体16は接地導体として機能する。また、突
出部14bは、接地導体である導体16とともに、スト
リップ状の中心導体の両側に一定の距離を隔てて接地導
体が形成される公知の伝送線路であるコブレナーウェー
ブガイド(CPW)を形成し、突出部14bはコブレナ
ーウェーブガイドのストリップ状の中心導体として機能
する。以降では、本体部14aを放射導体14aとい
い、突出部14bを伝送線中心導体14bといい、導体
16を接地導体16という。
【0017】ここで、放射導体14aの幅Wおよび長さ
La は、平面アンテナ10で送受信する電波の波長によ
って電波が共振するように設定される。平面アンテナ1
0の導体長さLa は、送受信を行う所望の周波数帯の中
心周波数の波長をλM とした場合、アンテナの送受信効
率を向上させるために、k・(λM /4)〜k・λ
M(kはガラス板12における短縮率)の範囲にあるこ
とが好ましい。この範囲に導体長さLa を設定すること
で、この範囲外に設定する場合に比べて、数dBの利得
が向上する。また、放射導体14aの幅Wは、送受信を
行う所望の周波数帯の最高周波数の波長をλH とし、送
受信を行う所望の周波数帯の最低周波数の波長をλL と
するとき、k・(λH /4)〜k・λL の範囲にあるこ
とが好ましい。
La は、平面アンテナ10で送受信する電波の波長によ
って電波が共振するように設定される。平面アンテナ1
0の導体長さLa は、送受信を行う所望の周波数帯の中
心周波数の波長をλM とした場合、アンテナの送受信効
率を向上させるために、k・(λM /4)〜k・λ
M(kはガラス板12における短縮率)の範囲にあるこ
とが好ましい。この範囲に導体長さLa を設定すること
で、この範囲外に設定する場合に比べて、数dBの利得
が向上する。また、放射導体14aの幅Wは、送受信を
行う所望の周波数帯の最高周波数の波長をλH とし、送
受信を行う所望の周波数帯の最低周波数の波長をλL と
するとき、k・(λH /4)〜k・λL の範囲にあるこ
とが好ましい。
【0018】一方、伝送線中心導体14bの放射導体1
4aから突出する突出部の線路長L b は、平面アンテナ
10で送受信する電波の波長、例えば中心周波数の波長
をλ M とし、ガラス板12における短縮率をkとした場
合、k・λM /2以下とする。このように、伝送線中心
導体14bの線路長Lb の上限をk・λM /2と規定す
ることで、アンテナの送受信効率を確保でき、しかもコ
ンパクトな平面アンテナを形成することができる。
4aから突出する突出部の線路長L b は、平面アンテナ
10で送受信する電波の波長、例えば中心周波数の波長
をλ M とし、ガラス板12における短縮率をkとした場
合、k・λM /2以下とする。このように、伝送線中心
導体14bの線路長Lb の上限をk・λM /2と規定す
ることで、アンテナの送受信効率を確保でき、しかもコ
ンパクトな平面アンテナを形成することができる。
【0019】ここで、短縮率kとは、誘電体基板上を伝
搬する電波の伝搬速度に関係するもので、所望の電波の
周波数で、アンテナの入力インピーダンスのリアクタン
ス成分が0となるように、すなわちアンテナが共振する
ように、誘電体基板を用いることによって作製されるア
ンテナの寸法を、誘電体基板体のない場合に考えられる
アンテナ寸法に比べて小さくする比率をいう。ここで、
短縮率kは、誘電体基板の比誘電率をεr とすると、k
=εr (-1/2)で表すことができる。
搬する電波の伝搬速度に関係するもので、所望の電波の
周波数で、アンテナの入力インピーダンスのリアクタン
ス成分が0となるように、すなわちアンテナが共振する
ように、誘電体基板を用いることによって作製されるア
ンテナの寸法を、誘電体基板体のない場合に考えられる
アンテナ寸法に比べて小さくする比率をいう。ここで、
短縮率kは、誘電体基板の比誘電率をεr とすると、k
=εr (-1/2)で表すことができる。
【0020】接地導体16は、ガラス板12上の一定の
領域に所定以上の面積を持つように形成される。すなわ
ち、平面アンテナ10は、指向性特性が良好となるよう
に、接地導体16の面積が調整されている。このように
して、指向性特性を良好にすることができるのは、誘電
体基板と空気界面での反射やガラス板を伝搬する表面波
の、指向性特性への影響が低減するためと考えられる。
領域に所定以上の面積を持つように形成される。すなわ
ち、平面アンテナ10は、指向性特性が良好となるよう
に、接地導体16の面積が調整されている。このように
して、指向性特性を良好にすることができるのは、誘電
体基板と空気界面での反射やガラス板を伝搬する表面波
の、指向性特性への影響が低減するためと考えられる。
【0021】また、接地導体16は、島状導体14の周
囲を一定の距離離間して囲む。すなわち、接地導体16
は、放射導体14aの縁より一定の間隔gapp 離れ、伝
送線中心導体14bの縁より一定の間隔gapf 離れて設
けられる。間隔gapp は、平面アンテナ10の入力イン
ピーダンス特性が良好となるように設定され、ほぼガラ
ス板12の厚さ近傍が好ましい。一方、間隔gapf は、
伝送線中心導体14bの線路幅との比によって設定さ
れ、この間隔gapf と線路幅の比は、伝送線中心導体1
4bと接地導体16によって形成されるCPWにおける
特性インピーダンスが所定の値、通常、高周波伝送線路
で用いられる特性インピーダンス50Ωとなるように、
ガラス板の比誘電率と放射体や接地導体の導伝率および
厚さとを考慮して設定される。このCPWについて
は、"Microstrip Lines and Slotines" (Artech House
出版社、著者 K.C.Gupta他) に詳述されている。なお、
本実施例では、接地導体16は、放射導体14aの縁よ
り一定の間隔g app 離れ、伝送線中心導体14bの縁よ
り一定の間隔gapf 離れているが、本発明では、後述す
るように、円偏波の電波を送受信する場合には、接地導
体16は、放射導体14aと左右で異なる一定の間隔g
app1、gapp2で離れてもよいし、また、接地導体16と
放射導体14aとの間隔がアンテナ10の長さ方向に沿
って変化するものであってもよい。
囲を一定の距離離間して囲む。すなわち、接地導体16
は、放射導体14aの縁より一定の間隔gapp 離れ、伝
送線中心導体14bの縁より一定の間隔gapf 離れて設
けられる。間隔gapp は、平面アンテナ10の入力イン
ピーダンス特性が良好となるように設定され、ほぼガラ
ス板12の厚さ近傍が好ましい。一方、間隔gapf は、
伝送線中心導体14bの線路幅との比によって設定さ
れ、この間隔gapf と線路幅の比は、伝送線中心導体1
4bと接地導体16によって形成されるCPWにおける
特性インピーダンスが所定の値、通常、高周波伝送線路
で用いられる特性インピーダンス50Ωとなるように、
ガラス板の比誘電率と放射体や接地導体の導伝率および
厚さとを考慮して設定される。このCPWについて
は、"Microstrip Lines and Slotines" (Artech House
出版社、著者 K.C.Gupta他) に詳述されている。なお、
本実施例では、接地導体16は、放射導体14aの縁よ
り一定の間隔g app 離れ、伝送線中心導体14bの縁よ
り一定の間隔gapf 離れているが、本発明では、後述す
るように、円偏波の電波を送受信する場合には、接地導
体16は、放射導体14aと左右で異なる一定の間隔g
app1、gapp2で離れてもよいし、また、接地導体16と
放射導体14aとの間隔がアンテナ10の長さ方向に沿
って変化するものであってもよい。
【0022】このような島状導体14と接地導体16
は、銀ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを
ガラス板12にプリントし、焼付けて形成される。な
お、本発明においては、この形成方法に限定されず、銅
等の導電性物質からなる、線状又は箔状の薄膜を、ガラ
ス板12の面上に形成してもよい。このようにガラス板
12上に銀ペーストを焼成したものを導体として形成す
るのでガラス板12と放射導体14aや伝送線中心導体
14bや接地導体16との間に空隙を生じることが無
く、空隙によるそれぞれの界面で反射が生じ、共振した
りして、平面アンテナ10の送受信の特性が低下するこ
とがない。
は、銀ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを
ガラス板12にプリントし、焼付けて形成される。な
お、本発明においては、この形成方法に限定されず、銅
等の導電性物質からなる、線状又は箔状の薄膜を、ガラ
ス板12の面上に形成してもよい。このようにガラス板
12上に銀ペーストを焼成したものを導体として形成す
るのでガラス板12と放射導体14aや伝送線中心導体
14bや接地導体16との間に空隙を生じることが無
く、空隙によるそれぞれの界面で反射が生じ、共振した
りして、平面アンテナ10の送受信の特性が低下するこ
とがない。
【0023】なお、平面アンテナ10は、一枚のガラス
板12上に形成されるが、本発明においては、合わせガ
ラス板や複層ガラス板であってもよく、この場合、合わ
せガラス板や複層ガラス板を構成するガラス板のどの面
側に形成してもよい。例えば、合わせガラス板の合わせ
面側に形成してもよいが、この場合、ガラス板を横断し
てアンテナに給電するための給電手段が必要とされる。
また、本発明においては、誘電体基板は、ガラス板に限
定されず、セラミックやポリイミド樹脂やサファイア、
さらにはプリント配線基板等いずれであってもよい。そ
の際、誘電体基板の比誘電率や導体の導電率および厚さ
を考慮し、送受信する周波数によって放射導体14aの
大きさやCPWの幅、例えば、伝送線中心導体14bの
幅や間隔gapf を変更することが必要である。また、ア
ンテナの送受信の効率を向上させるには低誘電損失の誘
電体基板を用いるのが好ましい。また、誘電体基板は、
表層に着色したプリント膜、例えば黒色プリント膜を形
成したものを用いてもよい。
板12上に形成されるが、本発明においては、合わせガ
ラス板や複層ガラス板であってもよく、この場合、合わ
せガラス板や複層ガラス板を構成するガラス板のどの面
側に形成してもよい。例えば、合わせガラス板の合わせ
面側に形成してもよいが、この場合、ガラス板を横断し
てアンテナに給電するための給電手段が必要とされる。
また、本発明においては、誘電体基板は、ガラス板に限
定されず、セラミックやポリイミド樹脂やサファイア、
さらにはプリント配線基板等いずれであってもよい。そ
の際、誘電体基板の比誘電率や導体の導電率および厚さ
を考慮し、送受信する周波数によって放射導体14aの
大きさやCPWの幅、例えば、伝送線中心導体14bの
幅や間隔gapf を変更することが必要である。また、ア
ンテナの送受信の効率を向上させるには低誘電損失の誘
電体基板を用いるのが好ましい。また、誘電体基板は、
表層に着色したプリント膜、例えば黒色プリント膜を形
成したものを用いてもよい。
【0024】このような平面アンテナ10は、例えば、
車両用フロントガラス板の面に形成してETCにおける
アンテナとして利用される。すなわち、車両用フロント
ガラスをガラス板12として用いる。このような平面ア
ンテナ10は、狭域通信(DSRC:Dedicated Short Rang
e Communication )制御回路等とともに一体化してガラ
ス板12上に設けられてもよい。また、上記平面アンテ
ナ10は、放射導体14aと中心伝送線中心導体14b
の全部が接地導体16によって囲まれるものであるが、
本発明においては、放射導体14aと中心伝送線中心導
体14bの一部が接地導体16によって囲まれた平面ア
ンテナであってもよい。以上のように平面アンテナ10
は構成される。
車両用フロントガラス板の面に形成してETCにおける
アンテナとして利用される。すなわち、車両用フロント
ガラスをガラス板12として用いる。このような平面ア
ンテナ10は、狭域通信(DSRC:Dedicated Short Rang
e Communication )制御回路等とともに一体化してガラ
ス板12上に設けられてもよい。また、上記平面アンテ
ナ10は、放射導体14aと中心伝送線中心導体14b
の全部が接地導体16によって囲まれるものであるが、
本発明においては、放射導体14aと中心伝送線中心導
体14bの一部が接地導体16によって囲まれた平面ア
ンテナであってもよい。以上のように平面アンテナ10
は構成される。
【0025】次に、平面アンテナ10の動作について、
説明する。まず、電波の送信は、伝送線中心導体14b
の端部に設けられた給電部18から給電され、CPWを
伝搬して、放射導体14aを励振する。このとき放射導
体14aの共振周波数で励振すれば、放射導体14aよ
り電波を放射する。上述したMSAは、放射導体と地導
体との間の電界から、放射導体端部で磁流を生じ、その
磁流を波源として電波を放射するアンテナであるが、平
面アンテナ10は、放射導体14aとその周囲に間隔を
おいて同一面に配された接地導体16との間の電界から
放射導体14aの端部で磁流を生じ、その磁流を波源と
して、電波を放射すると考えられる。平面アンテナ10
における共振周波数は、平面アンテナ10の長さを半波
長とする電波の周波数近傍に位置するが、この共振周波
数は、放射導体14aの端部の影響、放射導体14aと
接地導体16との間隔gapp 等を用いて細かく設定する
ことができる。
説明する。まず、電波の送信は、伝送線中心導体14b
の端部に設けられた給電部18から給電され、CPWを
伝搬して、放射導体14aを励振する。このとき放射導
体14aの共振周波数で励振すれば、放射導体14aよ
り電波を放射する。上述したMSAは、放射導体と地導
体との間の電界から、放射導体端部で磁流を生じ、その
磁流を波源として電波を放射するアンテナであるが、平
面アンテナ10は、放射導体14aとその周囲に間隔を
おいて同一面に配された接地導体16との間の電界から
放射導体14aの端部で磁流を生じ、その磁流を波源と
して、電波を放射すると考えられる。平面アンテナ10
における共振周波数は、平面アンテナ10の長さを半波
長とする電波の周波数近傍に位置するが、この共振周波
数は、放射導体14aの端部の影響、放射導体14aと
接地導体16との間隔gapp 等を用いて細かく設定する
ことができる。
【0026】電波の受信は、アンテナの送信と受信の可
逆性により、上記説明と逆の動作となる。このように、
平面アンテナ10は、放射導体14a、接地導体16お
よび伝送線中心導体14bが形成された誘電体基板12
面の反対の面に導体は形成されておらず、誘電体基板1
2の一方の面にのみ、放射導体14a、接地導体16お
よび伝送線中心導体14bが形成された、同一面または
共平面(コプレーナ)構造のアンテナとなるので、平面
アンテナ10を一方の誘電体基板12の面側に形成する
ことができ、誘電体基板の両側に配置しなければならな
いMSAに比べて、耐久性が向上する。さらに、給電部
18も放射導体14a等と同一の面側に設けられるの
で、給電も容易になり、コンパクトな構成を実現する。
逆性により、上記説明と逆の動作となる。このように、
平面アンテナ10は、放射導体14a、接地導体16お
よび伝送線中心導体14bが形成された誘電体基板12
面の反対の面に導体は形成されておらず、誘電体基板1
2の一方の面にのみ、放射導体14a、接地導体16お
よび伝送線中心導体14bが形成された、同一面または
共平面(コプレーナ)構造のアンテナとなるので、平面
アンテナ10を一方の誘電体基板12の面側に形成する
ことができ、誘電体基板の両側に配置しなければならな
いMSAに比べて、耐久性が向上する。さらに、給電部
18も放射導体14a等と同一の面側に設けられるの
で、給電も容易になり、コンパクトな構成を実現する。
【0027】平面アンテナ10は、放射導体14aの形
状を図1に示すよう正方形状とするが、矩形形状等の方
形形状であってもよく、さらには、図2(a)に示すよ
うに円形状でもよい。さらには、ETCのように円偏波
の電波を送受信する場合には、図2(b)〜図2(e)
に示すように放射導体14aの一部に切り欠き部20や
突起部21などを設け、縮退素子または摂動素子を用い
て、円偏波に対応するようにしてもよい。この他、放射
導体14aを正方形状として、この正方形状の中央部に
スロットを設けてもよく、通常のMSAにおける円偏波
技術と同様の手法を用いることができる。さらに、図2
(f)に示すように、放射導体14aを正方形状とし
て、放射導体14aと接地導体16との間隔を間隔g
app1、gapp2のように左右で異なるものとしたり、図2
(g)に示すように、放射導体14aと接地導体16と
の間隔をアンテナの長さ方向において変化させること
で、放射導体14aと接地導体16との間隔による容量
の変化を生じさせ、上記縮退素子または摂動素子と同様
の効果を得て、円偏波に対応するようにしてもよい。
状を図1に示すよう正方形状とするが、矩形形状等の方
形形状であってもよく、さらには、図2(a)に示すよ
うに円形状でもよい。さらには、ETCのように円偏波
の電波を送受信する場合には、図2(b)〜図2(e)
に示すように放射導体14aの一部に切り欠き部20や
突起部21などを設け、縮退素子または摂動素子を用い
て、円偏波に対応するようにしてもよい。この他、放射
導体14aを正方形状として、この正方形状の中央部に
スロットを設けてもよく、通常のMSAにおける円偏波
技術と同様の手法を用いることができる。さらに、図2
(f)に示すように、放射導体14aを正方形状とし
て、放射導体14aと接地導体16との間隔を間隔g
app1、gapp2のように左右で異なるものとしたり、図2
(g)に示すように、放射導体14aと接地導体16と
の間隔をアンテナの長さ方向において変化させること
で、放射導体14aと接地導体16との間隔による容量
の変化を生じさせ、上記縮退素子または摂動素子と同様
の効果を得て、円偏波に対応するようにしてもよい。
【0028】また、図2(h)に示すように、伝送線中
心導体14bと放射導体14aとのインピーダンスの整
合を行うために、放射導体14aと周囲の接地導体16
との間隔gapp による影響を考慮して、放射導体14a
は、伝送線中心導体14bと接続する部分に、伝送線中
心導体14bの縁が放射導体14a内部に延長されるよ
うに、切り込み22を設けてもよい。この場合、上述し
た放射導体14aの一部に切り欠き部20や突起部21
などを設けてもよい。
心導体14bと放射導体14aとのインピーダンスの整
合を行うために、放射導体14aと周囲の接地導体16
との間隔gapp による影響を考慮して、放射導体14a
は、伝送線中心導体14bと接続する部分に、伝送線中
心導体14bの縁が放射導体14a内部に延長されるよ
うに、切り込み22を設けてもよい。この場合、上述し
た放射導体14aの一部に切り欠き部20や突起部21
などを設けてもよい。
【0029】また、接地導体16の大きさ、形状は実施
例にとらわれず、指向性特性に影響を与えない範囲であ
れば種々の変更が可能であり、接地導体16の外周部を
ドット形状にしてデザイン性を向上することも可能であ
る。さらには、室内側に金属もしくは導電性を有する板
を設置するようにして、反射板を設け、アンテナの送受
信の効率を向上させることもできる。
例にとらわれず、指向性特性に影響を与えない範囲であ
れば種々の変更が可能であり、接地導体16の外周部を
ドット形状にしてデザイン性を向上することも可能であ
る。さらには、室内側に金属もしくは導電性を有する板
を設置するようにして、反射板を設け、アンテナの送受
信の効率を向上させることもできる。
【0030】なお、本発明の平面アンテナは、上述した
5.8GHzの周波数帯を用いた無線通信を行うETC
において好適に用いられるが、ETCに限定されず、同
様の周波数帯を用いる種々データ通信にも使用可能であ
る。例えば、自動車電話用の800MHz帯(810〜
960MHz)、自動車電話用の1.5GHz帯(1.
429〜1.501GHz)、UHF帯(300MHz
〜3GHz)、GPS人工衛星のGPS信号1575.
42MHz等の電波の送受信に用いることもできる。勿
論、上記帯域以外にもマイクロ波の周波数の電波(1G
Hz〜3THz)やミリ波帯の電波(30GHz〜30
0GHz)の送受信にも用いることができる。
5.8GHzの周波数帯を用いた無線通信を行うETC
において好適に用いられるが、ETCに限定されず、同
様の周波数帯を用いる種々データ通信にも使用可能であ
る。例えば、自動車電話用の800MHz帯(810〜
960MHz)、自動車電話用の1.5GHz帯(1.
429〜1.501GHz)、UHF帯(300MHz
〜3GHz)、GPS人工衛星のGPS信号1575.
42MHz等の電波の送受信に用いることもできる。勿
論、上記帯域以外にもマイクロ波の周波数の電波(1G
Hz〜3THz)やミリ波帯の電波(30GHz〜30
0GHz)の送受信にも用いることができる。
【0031】このような平面アンテナ10として、以下
のような平面アンテナを作製した。
のような平面アンテナを作製した。
【0032】(実施例1)誘電体基板として厚さ3.5
mmのガラス板上に銀ペーストを焼成してなる、図1
(a)に示す形状の放射導体14a、伝送線中心導体1
4bおよび接地導体16を形成した。このとき放射導体
14aの形状は中心周波数5.8GHzで送受信可能な
平面アンテナとなるように、大きさ(幅W×長さLa )
が、7.9mm×7.9mmとなる正方形状とし、間隔
gapp を2mmとした(あるいは、図2(f)における
間隔gapp1および間隔gapp2を共に2mmとした)。そ
して、CPWを構成する伝送線中心導体14bの幅を1
mmとし、間隔gapf を0.3mmとした。この伝送線
中心導体14bによって作られるCPWは誘電体基板1
の比誘電率、導体の導電率および厚さを考慮し、5.8
GHzで特性インピーダンスがほぼ50Ωとなるように
構成した。接地導体16の大きさは、図1(a)に示す
xplを70mm、yplを100mmとした。また、
伝送線中心導体14bの長さ、すなわち、伝送線中心導
体14bの線路長Lb を、略k・λM /4に相当する
6.45mmとし、k・λM /2以下とした。
mmのガラス板上に銀ペーストを焼成してなる、図1
(a)に示す形状の放射導体14a、伝送線中心導体1
4bおよび接地導体16を形成した。このとき放射導体
14aの形状は中心周波数5.8GHzで送受信可能な
平面アンテナとなるように、大きさ(幅W×長さLa )
が、7.9mm×7.9mmとなる正方形状とし、間隔
gapp を2mmとした(あるいは、図2(f)における
間隔gapp1および間隔gapp2を共に2mmとした)。そ
して、CPWを構成する伝送線中心導体14bの幅を1
mmとし、間隔gapf を0.3mmとした。この伝送線
中心導体14bによって作られるCPWは誘電体基板1
の比誘電率、導体の導電率および厚さを考慮し、5.8
GHzで特性インピーダンスがほぼ50Ωとなるように
構成した。接地導体16の大きさは、図1(a)に示す
xplを70mm、yplを100mmとした。また、
伝送線中心導体14bの長さ、すなわち、伝送線中心導
体14bの線路長Lb を、略k・λM /4に相当する
6.45mmとし、k・λM /2以下とした。
【0033】このときの入力インピーダンス特性は図3
に示すような特性であった。すなわち、周波数5.8G
Hzにおいて、リアクタンス成分が0近傍の値となって
共振を起こすことが示されている。また、周波数5.8
GHz時の垂直偏波における指向性特性は図4に示すよ
うな良好な特性であった。図3および図4より、作製し
た平面アンテナは所望の周波数で共振を起こし、接地導
体16は良好な指向性特性を得る程度の面積を有して良
好なアンテナとして機能することが判った。なお、図4
における横軸の0度は、ガラス板面12に対して垂直な
方向を示す。
に示すような特性であった。すなわち、周波数5.8G
Hzにおいて、リアクタンス成分が0近傍の値となって
共振を起こすことが示されている。また、周波数5.8
GHz時の垂直偏波における指向性特性は図4に示すよ
うな良好な特性であった。図3および図4より、作製し
た平面アンテナは所望の周波数で共振を起こし、接地導
体16は良好な指向性特性を得る程度の面積を有して良
好なアンテナとして機能することが判った。なお、図4
における横軸の0度は、ガラス板面12に対して垂直な
方向を示す。
【0034】(実施例2)次に、実施例1の構成に付加
して、図5に示すように、誘電体基板であるガラス板1
2と放射導体14aおよび接地導体16との間に黒色セ
ラミックス膜24を形成した。入力インピーダンス特性
は図3に示す実施例1の場合に比べ、60MHz程度低
周波側に共振する周波数がシフトし、垂直偏波における
指向性特性は図4に示す指向特性より約0.5dB低下
したが、良好なアンテナとして機能した。なお、この黒
色セラミックス膜24の電気的影響を考慮して、放射導
体14aのサイズを微調整(この場合は共振周波数が低
周波側にシフトしているので、放射導体14aを小さ
く)すれば、さらに良い特性が得られると考えられる。
して、図5に示すように、誘電体基板であるガラス板1
2と放射導体14aおよび接地導体16との間に黒色セ
ラミックス膜24を形成した。入力インピーダンス特性
は図3に示す実施例1の場合に比べ、60MHz程度低
周波側に共振する周波数がシフトし、垂直偏波における
指向性特性は図4に示す指向特性より約0.5dB低下
したが、良好なアンテナとして機能した。なお、この黒
色セラミックス膜24の電気的影響を考慮して、放射導
体14aのサイズを微調整(この場合は共振周波数が低
周波側にシフトしているので、放射導体14aを小さ
く)すれば、さらに良い特性が得られると考えられる。
【0035】実施例2は、平面アンテナ10は、ガラス
板12と放射導体14aおよび接地導体16との間に黒
色プリント膜を有する例であるが、黒色プリント膜に限
定されず、プリント膜の色はどのようなものであっても
よい。この平面アンテナ10を車両用窓ガラス板、例え
ば車両用フロントガラスに用いる場合、平面アンテナ1
0は、車両用フロントガラスの車室内側に形成されるの
が、給電部18を介した給電のし易さや耐久性の点から
好ましく、上記黒色プリント膜によって室外側から平面
アンテナ10の放射導体14aや伝送線中心導体14b
や接地導体16を光学的に(視覚的に)遮蔽することが
でき、車外側から見た見栄えを向上することができる。
また、放射導体14aの上に更に黒色プリント膜を形成
して車室内側からも光学的(視覚的に)遮蔽することで
車室内側から見た見栄えも向上することが可能である。
板12と放射導体14aおよび接地導体16との間に黒
色プリント膜を有する例であるが、黒色プリント膜に限
定されず、プリント膜の色はどのようなものであっても
よい。この平面アンテナ10を車両用窓ガラス板、例え
ば車両用フロントガラスに用いる場合、平面アンテナ1
0は、車両用フロントガラスの車室内側に形成されるの
が、給電部18を介した給電のし易さや耐久性の点から
好ましく、上記黒色プリント膜によって室外側から平面
アンテナ10の放射導体14aや伝送線中心導体14b
や接地導体16を光学的に(視覚的に)遮蔽することが
でき、車外側から見た見栄えを向上することができる。
また、放射導体14aの上に更に黒色プリント膜を形成
して車室内側からも光学的(視覚的に)遮蔽することで
車室内側から見た見栄えも向上することが可能である。
【0036】また、車両用フロントガラスは、合わせガ
ラスが用いられるので、車両の室内側に平面アンテナを
形成するとともに、デザイン上の点から、合わせガラス
板の合わせ面に着色した中間膜を挟んで平面アンテナ1
0を光学的に(視覚的に)遮蔽してもよい。中間膜の色
も黒色に限定されない。その際、平面アンテナ10は、
視野の妨げにならないように、車両用フロントガラスの
縁から100mm以内の範囲内に形成されるのが好まし
く、さらに、車両用フロントガラスを車両に装着する際
の左右方向の中心線を中心とする左右100mm以内の
範囲に形成されるのが好ましい。例えば、運転者の視点
から見て、ルームミラーの裏側となる位置が、視野の妨
げにならない点およびデザイン上の点から特に好まし
い。
ラスが用いられるので、車両の室内側に平面アンテナを
形成するとともに、デザイン上の点から、合わせガラス
板の合わせ面に着色した中間膜を挟んで平面アンテナ1
0を光学的に(視覚的に)遮蔽してもよい。中間膜の色
も黒色に限定されない。その際、平面アンテナ10は、
視野の妨げにならないように、車両用フロントガラスの
縁から100mm以内の範囲内に形成されるのが好まし
く、さらに、車両用フロントガラスを車両に装着する際
の左右方向の中心線を中心とする左右100mm以内の
範囲に形成されるのが好ましい。例えば、運転者の視点
から見て、ルームミラーの裏側となる位置が、視野の妨
げにならない点およびデザイン上の点から特に好まし
い。
【0037】以上、本発明の平面アンテナについて詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
平面アンテナによれば、例えば、車両のフロントガラス
等のような車両等の移動体のガラスに、送受信効率や指
向性特性を低下させず、高周波用アンテナを好適に取り
付けることができる。しかも、耐久性が良くコンパクト
である。例えば、GPS(Grobal Positioning Sysyte
m )、VICS(Vehicle information and communicat
ion Sysytem)やETC等の専用狭域通信(DSRC) シ
ステムに好適なアンテナとなる。さらには、電話などの
通信システムや移動体のガラス板等に本発明の平面アン
テナを形成するのみならず、他の誘電体基板上にも形成
することもでき、種々の用途の高周波用平面アンテナと
して使用することができる。
平面アンテナによれば、例えば、車両のフロントガラス
等のような車両等の移動体のガラスに、送受信効率や指
向性特性を低下させず、高周波用アンテナを好適に取り
付けることができる。しかも、耐久性が良くコンパクト
である。例えば、GPS(Grobal Positioning Sysyte
m )、VICS(Vehicle information and communicat
ion Sysytem)やETC等の専用狭域通信(DSRC) シ
ステムに好適なアンテナとなる。さらには、電話などの
通信システムや移動体のガラス板等に本発明の平面アン
テナを形成するのみならず、他の誘電体基板上にも形成
することもでき、種々の用途の高周波用平面アンテナと
して使用することができる。
【図1】 (a)は、本発明の平面アンテナの一例の形
状を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すA−
A’線における平面アンテナの断面図である。
状を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すA−
A’線における平面アンテナの断面図である。
【図2】 (a)〜(h)は、本発明の平面アンテナの
他の例の形状を示す平面図である。
他の例の形状を示す平面図である。
【図3】 本発明の平面アンテナの入力インピーダンス
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図4】 本発明の平面アンテナの指向性特性を示す図
である。
である。
【図5】 本発明の平面アンテナの他の例の断面を示す
断面図である。
断面図である。
10 平面アンテナ 12 ガラス板 14 島状導体 14a 本体部(放射導体) 14b 突出部(伝送線中心導体) 16 導体(接地導体) 18 給電部 20 切り欠き部 21 突起部 22 切り込み 24 黒色セラミック膜
Claims (2)
- 【請求項1】誘電体基板に島状導体と接地導体とが設け
られている平面アンテナであって、 前記島状導体は突出するストリップ状の突出部を有し、 前記島状導体の一部又は全部が離間して前記接地導体に
より囲まれており、 送信または受信に用いる電波の波長をλ、この電波の前
記誘電体基板における短縮率をk、および前記突出部の
突出長さをLb とした場合、Lb ≦k・λ/2を満たす
ことを特徴とする平面アンテナ。 - 【請求項2】前記誘電体基板の比誘電率をεr としたと
き、前記短縮率kは、k=εr (-1/ 2)である請求項1に
記載の平面アンテナ。
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| JP2001046918A JP2002252520A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 平面アンテナ |
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