JP2002276830A - ボールバルブのシール構造およびそれが設けられたボールバルブ - Google Patents

ボールバルブのシール構造およびそれが設けられたボールバルブ

Info

Publication number
JP2002276830A
JP2002276830A JP2001074146A JP2001074146A JP2002276830A JP 2002276830 A JP2002276830 A JP 2002276830A JP 2001074146 A JP2001074146 A JP 2001074146A JP 2001074146 A JP2001074146 A JP 2001074146A JP 2002276830 A JP2002276830 A JP 2002276830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
sealing
sealing means
flow path
ball valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001074146A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hatakeyama
隆志 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
Priority to JP2001074146A priority Critical patent/JP2002276830A/ja
Publication of JP2002276830A publication Critical patent/JP2002276830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Taps Or Cocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のシール手段および第2のシール手段の
自封性を高めてボールバルブにおけるシール性を向上さ
せる。 【解決手段】 ボールシート17を保持して流路13の
軸方向に変位可能なシートリテーナ20と、シートリテ
ーナ20のボールシート17と反対側に配置されて流路
13の軸方向に変位可能なスプリングリテーナ22と、
シートリテーナ20とスプリングリテーナ22とハウジ
ング12との間をシールする第1のシール手段24と、
第1のシール手段24よりも径方向内側に配置されてシ
ートリテーナ20とスプリングリテーナ22との間をシ
ールする第2のシール手段25と、シートリテーナ20
とスプリングリテーナ22とに囲まれるとともに第1の
シール手段24および第2のシール手段25により流路
13に対してシールされた背圧空間18と、シートリテ
ーナ20に形成され、ボディーキャビティー16と背圧
空間18とを連通する連通孔23とを備えたシール構造
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールバルブのシ
ール構造およびそれが設けられたボールバルブに関し、
特に、ボールバルブを低温下や高温下で使用した場合に
おけるシール性の向上に適用して有効な技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】昨今、LNGなどのようなクリーンなエ
ネルギー開発が世界的に活発化し、それらのプラント配
管を制御するために種々のバルブが使用されている。そ
して、バルブを自動制御する場合には、90度開閉型の
ボールバルブが操作性やコスト面から適している。
【0003】ここで、従来のボールバルブのシール構造
について説明する。
【0004】図5は従来のボールバルブにおけるシール
構造の一例を示す要部断面図、図6は従来のボールバル
ブにおけるシール構造の他の一例を示す要部断面図であ
る。
【0005】図5に示すボールバルブは、貫通孔(図示
せず)の形成されたボール114をハウジング112内
に形成された流路113上に回動自在に配置し、このボ
ール114を回動して貫通孔と流路113とを連通した
り遮断したりすることにより流路113を開閉するもの
で、ボール114の外周面に接触して環状のボールシー
ト117が設けられている。そして、ボールシート11
7を保持する環状のシートリテーナ120が、スプリン
グ121によりボール114側に付勢されて流路113
の軸方向に変位可能に配置されている。
【0006】シートリテーナ120の外周には環状溝1
20aが形成されており、環状溝120aには、シート
リテーナ120とハウジング112との間をシールする
Oリング128が装着されている。そして、このOリン
グ128によりボディーキャビティー116内に流体が
浸入するのを防止している。
【0007】ここで、Oリング128は、一般に弾力性
を有するゴムでできており、所定の潰し代が与えられた
状態でシールすべき場所に配置することにより、別途の
押圧力を加えることなくシール性を発揮する自封性のシ
ール部材である。
【0008】Oリング128は微圧から高圧までシール
することができるが、使用可能な温度範囲は−55〜3
00℃程度である。そこで、この温度範囲外の低温域や
高温域での用途に用いられるボールバルブには、Oリン
グ128ではなく、膨張黒鉛製のシール部材123(図
6)が用いられている。
【0009】この膨張黒鉛製のシール部材123は、押
圧力を与え続けなければ所定のシール性能を発揮しない
非自封性のシール部材なので、スプリング121により
押圧力を与えている。
【0010】すなわち、図6において、シートリテーナ
120のボール114と反対側には、スプリング121
によりシートリテーナ120側に付勢されたスプリング
リテーナ122が配置されている。そして、スプリング
リテーナ122によりシートリテーナ120に押圧され
て、ハウジング112とシートリテーナ120との間を
シールする前述の膨張黒鉛製のシール部材123が装着
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、膨張黒
鉛製のシール部材の場合には、スプリングによる押圧力
が弱いと、流体が高圧(たとえば5MPa以上)になれ
ばなるほど漏れが激しくなってしまう。
【0012】この対策として、スプリングを大きくして
押圧力を上げることが考えられる。しかしながら、スプ
リングはボールバルブの内部という限られたスペースに
配置しなければならない部品であるため、スプリングサ
イズの大型化による押圧力の向上には限界がある。ま
た、スプリングの押圧力を大きくするとボールに対する
ボールシートの押圧力が大きくなって操作トルクが増大
する。すると、ボールを回動させるステムを強化しなけ
ればならなくなったり、自動化の際に用いられるアクチ
ュエータには大きな出力トルクが得られる大型のものが
必要になる。
【0013】そこで、本発明は、通常のバルブのスペー
スの範囲内でシール性を向上させることのできるボール
バルブのシール構造およびそれが設けられたボールバル
ブを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るボールバルブのシール構造は、ハウジ
ング内に形成された流路上に配置されたボールを回動す
ることにより当該ボールに形成された貫通孔を介して流
路を開閉するボールバルブに設けられたシール構造であ
って、ボールの外周面に接触する環状のボールシートを
保持するとともに流路の軸方向に変位可能に設けられた
環状の保持部材と、保持部材のボールシートと反対側に
配置され、流路の軸方向に変位可能に設けられた環状の
押圧部材と、保持部材と押圧部材とハウジングとの間を
シールする環状の第1のシール手段と、第1のシール手
段よりも径方向内側に配置され、保持部材と押圧部材と
の間をシールする環状の第2のシール手段と、保持部材
と押圧部材とに囲まれるとともに第1のシール手段およ
び第2のシール手段により流路に対してシールされた背
圧空間と、保持部材に形成され、ハウジングとボールと
に囲まれて流路と区画して形成されたボディーキャビテ
ィーと背圧空間とを連通する連通孔とを有することを特
徴とする。
【0015】このような発明によれば、連通孔を介して
ボディーキャビティーと背圧空間とが連通されているの
で、第1のシール手段および第2のシール手段は押圧手
段により確実に圧縮されて自封性が高められ、ボールバ
ルブにおけるシール性を向上させることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付
図面において同一の部材には同一の符号を付しており、
また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実
施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態として
のものであり、本発明がその実施の形態に限定されるも
のではない。
【0017】図1は本発明の一実施の形態であるシール
構造が設けられたボールバルブを示す断面図、図2は図
1のボールバルブにおける一次側の要部を示す断面図、
図3は図1のボールバルブにおける二次側の要部を示す
断面図、図4は本発明の他の実施の形態であるシール構
造が設けられたボールバルブの要部を示す断面図であ
る。
【0018】図1および図2に示す本実施の形態のボー
ルバルブにおいて、ハウジング12はボディー12aと
ボディーキャップ12bとで構成されており、内部に円
筒状の流路13が形成されたサイドエントリ形の構造と
なっている。但し、トップエントリ形など、他の構造で
あってもよい。
【0019】ハウジング12の内部には、流路13と連
通する円筒状の貫通孔14aが形成されたボール14が
流路13上に配置されている。このボール14は流路1
3と直交する方向に配置された一対のステム15a,1
5bに支持されており、ステム15a,15bを回動支
点として貫通孔14aにより流路13を開閉する方向に
回動自在に装着されている。ここで、ボール14は金属
製または樹脂製であり、金属製の場合には、たとえばス
テンレス鋼、炭素鋼、ダクタイル、鋳鉄、青銅、黄銅、
ステライトなどが、樹脂製の場合には、たとえばフッ素
樹脂やナイロン樹脂などが用いられる。
【0020】なお、ステム15a,15bの周辺には、
ハウジング12とボール14とで囲まれて流路13と区
画された空間であるボディーキャビティー16が形成さ
れている。
【0021】図2および図3に詳しく示すように、流路
13とボディーキャビティー16との間をシールして、
流体が流路13からボディーキャビティー16へ漏出す
るのを防止するため、環状のボールシート17が、ボー
ル14の外周面に接触してボール14における流体の流
入側と流出側とに設けられている。したがって、ボール
14はこのボールシート17と摺動しながら回動する。
なお、ボールシート17は、フッ素樹脂などの樹脂製、
または合成ゴムなどのゴム製の材料で成形されている
が、金属製であってもよい。
【0022】ボールシート17は環状のシートリテーナ
(保持部材)20に保持されている。このシートリテー
ナ20は流路13の軸方向に変位可能に設けられてお
り、シートリテーナ20のボールシート17と反対側に
は、スプリング(弾性部材)21を保持するとともにこ
のスプリング21によりシートリテーナ20側に付勢さ
れたスプリングリテーナ(押圧部材)22が、流路13
の軸方向に変位可能に設けられている。スプリング21
はコイルばねを用いているが、板ばねや皿ばね等を用い
てもよい。なお、本実施の形態においては、スプリング
21を保持しているスプリングリテーナ22が押圧部材
とされているが、スプリング21を保持することなく流
路13の軸方向に変位可能に設けられた部材を押圧部材
としてもよい。
【0023】スプリングリテーナ22によりシートリテ
ーナ20に押圧されて、シートリテーナ20とスプリン
グリテーナ22とハウジング12との間をシールする環
状の第1のシール手段24、およびこのシール部位より
も径が小さく、シートリテーナ20とスプリングリテー
ナ22との間をシールする環状の第2のシール手段25
が装着されている。なお、本実施の形態において、第1
のシール手段24および第2のシール手段25は各2個
設けられているが、各1個、あるいは各3個以上であっ
てもよい。また、第1のシール手段24と第2のシール
手段25の個数が相互に異なっていてもよい。
【0024】図示するように、第1のシール手段24と
第2のシール手段25とは相互に同軸上に位置してお
り、第2のシール手段25は第1のシール手段24より
も径方向内側に配置されている。
【0025】但し、第2のシール手段25が第1のシー
ル手段24よりも径方向内側に配置されていればよく、
必ずしも第1のシール手段24と第2のシール手段25
とが相互に同軸上にはなくてもよい。また、第1のシー
ル手段24と第2のシール手段25とは相互に径方向の
同一位置になくてもよく、ずれていてもよい。さらに、
第2のシール手段25はシートリテーナ20に形成され
た環状突起20aによりシートリテーナ20とスプリン
グリテーナ22との間をシールしているが、環状突起2
0aを別体に形成してシートリテーナ20とスプリング
リテーナ22との間をシールする構造であってもよい。
【0026】ここで、第1のシール手段24と第2のシ
ール手段25とは、押圧力が加わると潰れ変形してシー
ル性を発揮するシール部材、つまり非自封性を有するシ
ール部材となっている。このような非自封性を有するシ
ール部材の材料としては、たとえば、膨張黒鉛、炭素繊
維、フッ素樹脂繊維、アラミド繊維、アスベストなどが
ある。但し、ここに列挙した以外の材料により非自封性
を有するシール部材を形成してもよい。なお、第1のシ
ール手段24と第2のシール手段25には、押圧力を加
えることなく潰れてシール性を発揮するシール部材、つ
まり自封性を有するシール部材を用いてもよい。自封性
を有するシール部材には、たとえばゴムや各種樹脂など
がある。
【0027】このような第1のシール手段24および第
2のシール手段25により流路13に対してシールされ
るとともにシートリテーナ20とスプリングリテーナ2
2とに囲まれて、背圧空間18が形成されている。そし
て、シートリテーナ20には、ボディーキャビティー1
6と背圧空間18とを連通する連通孔23が形成されて
いる。したがって、背圧空間18の圧力はボディーキャ
ビティー16の圧力と同じになっている。
【0028】次に、このような構造を有するボールバル
ブの動作について説明する。なお、説明の便宜上、流体
の流入側である一次側を図1における図面左側および図
2、流体の流出側である二次側を図1における図面右側
および図3とする。
【0029】但し、ボールバルブにおいて、前述したボ
ールバルブのシール構造はこのように一次側および二次
側の双方に設けてもよいが、一次側のみに設けて二次側
はこれとは異なる構造としてもよく、逆に二次側のみに
設けて一次側はこれとは異なる構造としてもよい。つま
り、当該シール構造は、一次側および二次側の少なくと
も何れかの側に設けられていればよい。
【0030】ボール14の貫通孔14aと流路13とが
連通していないバルブ閉位置において流体圧を受ける
と、一次側では、図2において、径D および径D
で囲まれたリング状の領域S (=(D
)π/4)に流体圧P を受ける。したがっ
て、流体圧P により領域S に作用する力をF
とすると、F =P ×S となり、この力F
第1のシール手段24および第2のシール手段25を押
圧する。
【0031】一方、前述のようにスプリングリテーナ2
2とシートリテーナ20との囲まれた背圧空間18は連
通孔23によりボディーキャビティー16と同圧となっ
ている。そして、ボディーキャビティー16のキャビテ
ィー圧はキャビティーの体積と後述する二次側における
リリーフ動作(圧力解放動作)により低圧で安定的に保
持される。
【0032】したがって、背圧空間18では、径D
および径D で囲まれたリング状の領域S (=(D
−D )π/4)にキャビティー圧P を受け
る。よって、キャビティー圧P により領域S に作
用する力をF とすると、F =P ×S とな
り、この力F がスプリングリテーナ22を力F
抗して押し戻す力として作用する。
【0033】ここで、背圧空間18はボディーキャビテ
ィー16に連通されていることから確実にP >P
となる。
【0034】したがって、スプリング21によりスプリ
ングリテーナ22がボール14の方向に押圧される力で
あるスプリング力をF とすると、スプリングリテー
ナ22はF +F −F の力を受けてボール14
の方向に移動することになり、第1のシール手段24お
よび第2のシール手段25はこのF +F −F
力で圧縮されて自封性が高められる。これにより、一次
側とボディーキャビティー16とは第1のシール手段2
4および第2のシール手段25とボールシート17によ
り確実に封止される。
【0035】なお、この場合においてボールシート17
は、スプリングリテーナ22に作用するF +F
の力には関係なく、f=(D −D )π/
4×(P −P )+F の力でボール14に押圧
される。したがって、スプリングリテーナ22に作用す
る力がボール14へのボールシート17の押圧力、すな
わちボール14の回転トルクを上昇させてステム15
a,15bの操作力を増大させることにはならない。
【0036】次に、二次側では、図3において、背圧空
間18は連通孔23によりボディーキャビティー16と
同圧となっているので、この背圧空間18では、径D
および径D で囲まれたリング状の領域S (=
(D −D )π/4)にキャビティー圧P
受ける。よって、キャビティー圧P により領域S
に作用する力をF とすると、F =P ×S
なり、この力F がスプリングリテーナ22を押し戻
す力として作用する。一方、スプリングリテーナ22は
スプリング力F でボール14側に付勢されている。
【0037】したがって、キャビティー圧がリリーフさ
れていない状態ではF >F となるようにスプリン
グ力F を設定しておけば、スプリングリテーナ22
はF −F の力を受けてボール14の方向に移動す
ることになる。これにより、第1のシール手段24およ
び第2のシール手段25はF −F の力で圧縮され
る。ここで、キャビティー圧P による力F がスプ
リング力F を上回った場合には、つまりF <F
となった場合には、スプリングリテーナ22はF
の力を受けてボール14とは反対の方向に移動す
る。すると、スプリングリテーナ22による第1のシー
ル手段24および第2のシール手段25の圧縮が解かれ
て封止性が失われ、キャビティー圧P はスプリング
リテーナ22とシートリテーナ20との間から二次側の
流路13にリリーフされる。
【0038】このようなリリーフ動作により、キャビテ
ィー圧P はある一定レベルの圧力以下に保持される
ことになる。よって、スプリング力F および径D
と径D のサイズを所定の設定にすることで、キャビ
ティー圧P を一次側よりも十分に低く保持すること
ができる。なお、本実施の形態においては、ピークの流
体圧が100kgf/cm の場合には、キャビティ
ー圧P が15kgf/cm 以上になると二次側の
流路へリリーフされるようにスプリング力F が設定
されている。
【0039】そして、以上の説明から、当該シール機構
は、一次側においては、流体圧を利用して第1のシール
手段24および第2のシール手段25を圧縮し、流路1
3とキャビティー12とのシール性を確保するために機
能する。また、二次側においては、キャビティー圧を解
放するために機能する。
【0040】なお、第1のシール手段24と第2のシー
ル手段25のように、相互に径の異なる2つのシール部
材を用いて押圧力を得る技術は、たとえば特開平7−1
90212号公報、特開平7−180777号公報、実
用新案登録3050961号公報などに開示されてい
る。該技術では、環状の外周溝と内周溝とにシール部材
をそれぞれ装着している。
【0041】しかしながら、非自封性を有するシール部
材はOリングなど自封性を有するシール部材のように伸
び縮みのしない不断リングであるので、環状の溝にはシ
ール部材を装着することができない。また、仮に装着す
ることができたとしても、押圧力が加わらないので、所
定のシール性を得ることができない。
【0042】したがって、特開平7−190212号公
報などに開示された技術に非自封性を有するシール部材
を適用しても、本願のような作用効果を得ることはでき
ない。本シール構造を採用したボールバルブでクラス6
00、サイズ4Bを供試品としてシート漏れの測定を、
キャビティー漏れおよび通過漏れについて行った。測定
条件は、温度を室温(約10℃)および低温(−100
℃)とし、最大圧力を10MPaとした。
【0043】ここで、キャビティー漏れ測定とは、ボデ
ィー12a側またはボディーキャップ12b側から加圧
し、ボディーキャビティー16のドレンプラグ16aか
らの漏れを測定するものである。ここでの測定時間は各
圧力で1分間とした。
【0044】また、通過漏れ測定とは、ボディー12a
側から加圧してボディーキャップ12b側で漏れを測定
し、逆にボディーキャップ12b側から加圧してボディ
ー12a側で漏れを測定するものである。この通過漏れ
測定において、1回の測定では2〜4段階の圧力条件に
分け、各圧力で5分間、合計で10〜20分間の連続測
定を行った。
【0045】ボディー加圧によるキャビティー漏れの測
定結果を表1に、キャップ加圧によるキャビティー漏れ
の測定結果を表2にそれぞれ示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】表1および表2から分かるように、何れの
試験圧力においても、また室温および低温の何れにおい
ても、キャビティー漏れは発生していない。
【0049】次に、ボディー加圧による通過漏れの測定
結果を表3に、キャップ加圧による通過漏れの測定結果
を表4にそれぞれ示す。
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】表3および表4から分かるように、何れの
試験圧力においても、また室温および低温の何れにおい
ても、通過漏れは発生していない。
【0053】これらの試験結果から、本シール構造をボ
ールバルブに適用することにより、極めて優れたシール
性が得られることが明らかになった。
【0054】さて、図4に示すように、連通孔23には
流体を一方向にのみ流す弁部材26を設けることができ
る。この弁部材26は先端部が背圧空間18側に向けら
れるとともに流体の流通方向に変位可能とされ、背圧空
間18からボディーキャビティー16へ流体が流れると
きには流路を開放して流体の移動を許容し、逆にボディ
ーキャビティー16から背圧空間18へ流体が流れると
きには流路を閉鎖しての流体の移動を阻止するものであ
る。
【0055】このようにすれば、キャビティー圧のリリ
ーフ時においてキャビティー圧が二次側の背圧空間18
には流入しなくなることから、シートリテーナ20とス
プリングリテーナ22とが一体となってボール14とは
反対方向に移動する。すると、キャビティー圧はボール
14とボールシート17との間から流路13へリリーフ
されることが可能になる。
【0056】なお、本実施の形態における弁部材26は
円錐形状であるが、これに限定されるものではない。す
なわち、弁部材は背圧空間18からボディーキャビティ
ー16の方向へのみ流体を流すことができるようになっ
ていればよく、たとえば屈撓性を有する舌片状のものな
ど、種々の弁部材を採用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下の効果を奏することができる。
【0058】(1).第1のシール手段および第2のシール
手段は押圧手段により確実に圧縮されて自封性が高めら
れるので、ボールバルブにおけるシール性を向上させる
ことが可能になる。
【0059】(2).すなわち、流体の流入側においては、
流体圧により第1のシール手段および第2のシール手段
が圧縮され、流路とキャビティーとのシール性を確保す
ることが可能になる。
【0060】(3).また、流体の流出側においては、キャ
ビティー圧が所定以上になった場合にはこのキャビティ
ー圧がリリーフされてキャビティー圧を解放することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるシール構造が設け
られたボールバルブを示す断面図である。
【図2】図1のボールバルブにおける一次側の要部を示
す断面図である。
【図3】図1のボールバルブにおける二次側の要部を示
す断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態であるシール構造が設
けられたボールバルブの要部を示す断面図である。
【図5】従来のボールバルブにおけるシール構造の一例
を示す要部断面図である。
【図6】従来のボールバルブにおけるシール構造の他の
一例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
12 ハウジング 12a ボディー 12b ボディーキャップ 13 流路 14 ボール 14a 貫通孔 15a,15b ステム 16 ボディーキャビティー 17 ボールシート 18 背圧空間 18a 押圧部 20 シートリテーナ(保持部材) 20a 環状突起 21 スプリング(弾性部材) 22 スプリングリテーナ(押圧部材) 23 連通孔 24 第1のシール手段 25 第2のシール手段 26 弁部材 112 ハウジング 113 流路 114 ボール 116 ボディーキャビティー 117 ボールシート 120 シートリテーナ 120a 環状溝 121 スプリング 122 スプリングリテーナ 123 シール部材 128 Oリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に形成された流路上に配置
    されたボールを回動することにより当該ボールに形成さ
    れた貫通孔を介して流路を開閉するボールバルブに設け
    られたシール構造であって、 前記ボールの外周面に接触する環状のボールシートを保
    持するとともに前記流路の軸方向に変位可能に設けられ
    た環状の保持部材と、 前記保持部材の前記ボールシートと反対側に配置され、
    前記流路の軸方向に変位可能に設けられた環状の押圧部
    材と、 前記保持部材と前記押圧部材と前記ハウジングとの間を
    シールする環状の第1のシール手段と、 前記第1のシール手段よりも径方向内側に配置され、前
    記保持部材と前記押圧部材との間をシールする環状の第
    2のシール手段とを有することを特徴とするボールバル
    ブのシール構造。
  2. 【請求項2】 ハウジング内に形成された流路上に配置
    されたボールを回動することにより当該ボールに形成さ
    れた貫通孔を介して流路を開閉するボールバルブに設け
    られたシール構造であって、 前記ボールの外周面に接触する環状のボールシートを保
    持するとともに前記流路の軸方向に変位可能に設けられ
    た環状の保持部材と、 前記保持部材の前記ボールシートと反対側に配置され、
    前記流路の軸方向に変位可能に設けられた環状の押圧部
    材と、 前記保持部材と前記押圧部材と前記ハウジングとの間を
    シールする環状の第1のシール手段と、 前記第1のシール手段よりも径方向内側に配置され、前
    記保持部材と前記押圧部材との間をシールする環状の第
    2のシール手段と、 前記保持部材と前記押圧部材とに囲まれるとともに前記
    第1のシール手段および前記第2のシール手段により前
    記流路に対してシールされた背圧空間と、 前記保持部材に形成され、前記ハウジングと前記ボール
    とに囲まれて前記流路と区画して形成されたボディーキ
    ャビティーと前記背圧空間とを連通する連通孔とを有す
    ることを特徴とするボールバルブのシール構造。
  3. 【請求項3】 前記第1のシール手段および前記第2の
    シール手段は非自封性を有することを特徴とする請求項
    1または2記載のボールバルブのシール構造。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材は、この押圧部材を前記保
    持部材側に付勢する弾性部材を保持していることを特徴
    とする請求項1〜3の何れか一項に記載のボールバルブ
    のシール構造。
  5. 【請求項5】 前記連通孔には、前記背圧空間から前記
    ボディーキャビティーへの流体の移動を許容するととも
    に前記ボディーキャビティーから前記背圧空間への流体
    の移動を阻止する弁部材が設けられていることを特徴と
    する請求項2〜4の何れか一項に記載のボールバルブの
    シール構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一項に記載のボー
    ルバルブのシール構造が流体の流入側および流体の流出
    側の少なくとも何れかの側に設けられていることを特徴
    とするボールバルブ。
  7. 【請求項7】 流体の流出側に設けられた請求項4また
    は5記載のボールバルブのシール構造は、所定以上のキ
    ャビティー圧になると前記押圧部材が前記弾性部材の付
    勢力に抗して前記ボールとは反対方向に移動するように
    前記弾性部材の付勢力が設定されていることを特徴とす
    る請求項6記載のボールバルブ。
JP2001074146A 2001-03-15 2001-03-15 ボールバルブのシール構造およびそれが設けられたボールバルブ Pending JP2002276830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074146A JP2002276830A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 ボールバルブのシール構造およびそれが設けられたボールバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074146A JP2002276830A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 ボールバルブのシール構造およびそれが設けられたボールバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002276830A true JP2002276830A (ja) 2002-09-25

Family

ID=18931464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001074146A Pending JP2002276830A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 ボールバルブのシール構造およびそれが設けられたボールバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002276830A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006161908A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Hidesaburo Ishii 管継手装置における開閉バルブ装置
CN103711929A (zh) * 2013-12-13 2014-04-09 苏州纽威阀门股份有限公司 一种球阀
KR101436292B1 (ko) * 2014-02-04 2014-09-03 강석근 볼 밸브 기밀 구조
JPWO2016182066A1 (ja) * 2015-05-13 2018-03-01 株式会社キッツ トラニオン型ボールバルブ並びにバルブのシール構造とバルブ用パッキン
WO2019140855A1 (zh) * 2018-01-18 2019-07-25 贺增华 一种固定球阀
CN110440022A (zh) * 2019-08-23 2019-11-12 江苏神通阀门股份有限公司 一种双重密封高温高压弹性球阀阀座结构
CN110805716A (zh) * 2019-11-29 2020-02-18 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 带背压卸载结构的球阀
JP2020026835A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 日本ボールバルブ株式会社 分岐ボールバルブ
KR20200051335A (ko) * 2018-11-05 2020-05-13 대우조선해양 주식회사 홀딩 시트를 갖는 볼 밸브 실링 구조
CN115614498A (zh) * 2022-11-10 2023-01-17 上海瑞控阀门有限公司 一种密封可靠的低温电控球阀

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006161908A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Hidesaburo Ishii 管継手装置における開閉バルブ装置
CN103711929A (zh) * 2013-12-13 2014-04-09 苏州纽威阀门股份有限公司 一种球阀
CN103711929B (zh) * 2013-12-13 2015-12-23 苏州纽威阀门股份有限公司 一种球阀
KR101436292B1 (ko) * 2014-02-04 2014-09-03 강석근 볼 밸브 기밀 구조
WO2015119334A1 (ko) * 2014-02-04 2015-08-13 강석근 볼 밸브 기밀 구조
JPWO2016182066A1 (ja) * 2015-05-13 2018-03-01 株式会社キッツ トラニオン型ボールバルブ並びにバルブのシール構造とバルブ用パッキン
WO2019140855A1 (zh) * 2018-01-18 2019-07-25 贺增华 一种固定球阀
JP2020026835A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 日本ボールバルブ株式会社 分岐ボールバルブ
JP7145005B2 (ja) 2018-08-10 2022-09-30 日本ボールバルブ株式会社 分岐ボールバルブ
KR20200051335A (ko) * 2018-11-05 2020-05-13 대우조선해양 주식회사 홀딩 시트를 갖는 볼 밸브 실링 구조
KR102625072B1 (ko) * 2018-11-05 2024-01-16 한화오션 주식회사 홀딩 시트를 갖는 볼 밸브 실링 구조
CN110440022A (zh) * 2019-08-23 2019-11-12 江苏神通阀门股份有限公司 一种双重密封高温高压弹性球阀阀座结构
CN110805716A (zh) * 2019-11-29 2020-02-18 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 带背压卸载结构的球阀
CN110805716B (zh) * 2019-11-29 2024-05-28 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 带背压卸载结构的球阀
CN115614498A (zh) * 2022-11-10 2023-01-17 上海瑞控阀门有限公司 一种密封可靠的低温电控球阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101270822B (zh)
US3664634A (en) Valve seal for coupling device
JP5404645B2 (ja) バルブ
KR930011371B1 (ko) 로타리 밸브 어셈블리
US4289296A (en) Bidirectional axially pliant pressure assisted seat for a valve
US20080315144A1 (en) Dynamic Ball Valve Sealing Device For Three-Way Valves
JP2002276830A (ja) ボールバルブのシール構造およびそれが設けられたボールバルブ
US3608861A (en) Butterfly valve seat
US6161569A (en) Valve
US5205536A (en) Top entry, trunnion-type ball valve
JP3332861B2 (ja) バタフライ弁
JP2002257246A (ja) ボールバルブおよび機械装置の組み立て方法
US4659061A (en) Seal ring shutoff stem tip
JP3815669B2 (ja) ボールバルブ
JP2012013141A (ja) トラニオン型ボール弁
KR100599410B1 (ko) 가압형 금속시트를 갖는 버터플라이밸브
JPH10325472A (ja) バルブ用シートリング及びそれを用いたバルブ
JP3649613B2 (ja) 圧縮天然ガス用レギュレータ
JP2000161505A (ja) 偏芯回転弁
US11480251B2 (en) Centred butterfly valve
KR20030086952A (ko) 볼 밸브
JPH11304014A (ja) ボールコック
JPH1113901A (ja) 超低温用ボールバルブ
CN218440774U (zh) S-Zorb装置用程控阀
WO1992019894A1 (en) Valves having a turnable valve member