JP2002303003A - フィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造 - Google Patents
フィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造Info
- Publication number
- JP2002303003A JP2002303003A JP2001107605A JP2001107605A JP2002303003A JP 2002303003 A JP2002303003 A JP 2002303003A JP 2001107605 A JP2001107605 A JP 2001107605A JP 2001107605 A JP2001107605 A JP 2001107605A JP 2002303003 A JP2002303003 A JP 2002303003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- filler plate
- base material
- filler
- friction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 突き合わせた母材間に設計上許容される大き
さ以上のはだすきがあり、はだすきを解消することを目
的としたフィラープレートを使用する高力ボルト摩擦接
合構造において、摩擦面処理法の如何を関わらず、所定
の接合力を達成できる高力ボルト摩擦接合構造を提供す
る。 【解決手段】 添板3a,4aとフィラープレート6a
の母材側摩擦面の表面粗さが母材表層の表面粗さよりも
大であるか、もしくは添板3a,4aとフィラープレー
ト6aの母材側摩擦面に高さ0.2〜1.0mmの突起を
設けた高力ボルト摩擦接合構造において、添板3a,4
aとフィラープレート6aとの摩擦面に、相互に噛み合
って係止する凹凸を形成し、相互の凸部の剪断耐力によ
り母材に作用する応力をフィラープレート6aを介して
添板3a,4aに伝達させるようにしたことを特徴とす
る。
さ以上のはだすきがあり、はだすきを解消することを目
的としたフィラープレートを使用する高力ボルト摩擦接
合構造において、摩擦面処理法の如何を関わらず、所定
の接合力を達成できる高力ボルト摩擦接合構造を提供す
る。 【解決手段】 添板3a,4aとフィラープレート6a
の母材側摩擦面の表面粗さが母材表層の表面粗さよりも
大であるか、もしくは添板3a,4aとフィラープレー
ト6aの母材側摩擦面に高さ0.2〜1.0mmの突起を
設けた高力ボルト摩擦接合構造において、添板3a,4
aとフィラープレート6aとの摩擦面に、相互に噛み合
って係止する凹凸を形成し、相互の凸部の剪断耐力によ
り母材に作用する応力をフィラープレート6aを介して
添板3a,4aに伝達させるようにしたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物、橋梁等の
鋼構造物の高力ボルト摩擦接合構造に関するものであ
り、特に、被接合材間にはだすきがあり、添板とフィラ
ープレートが用いられる場合に適用される高力ボルト摩
擦接合構造に関するものである。
鋼構造物の高力ボルト摩擦接合構造に関するものであ
り、特に、被接合材間にはだすきがあり、添板とフィラ
ープレートが用いられる場合に適用される高力ボルト摩
擦接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物や橋梁等の鋼構造物を建造するに
当たり、鋼構造物の柱や梁などの部材と部材とを接合す
る方法として、高力ボルトによる摩擦接合がよく用いら
れる。高力ボルトによる摩擦接合は、例えば、図11に
示すように、厚みの同じ母材1と母材2を間隙eを設け
て突き合わせるように配置し、母材1と母材2に跨がり
両側から挟み込むように配置した添板3、4を介して母
材1と母材2を高力ボルト5で締め付けて接合するもの
である。この場合の接合力は、高力ボルト5の軸部の剪
断力に頼らず、高力ボルトに強い締め付け力を与え、母
材1、母材2と添板3、4間の接触面に高い摩擦力を生
じさせることによって得られる。
当たり、鋼構造物の柱や梁などの部材と部材とを接合す
る方法として、高力ボルトによる摩擦接合がよく用いら
れる。高力ボルトによる摩擦接合は、例えば、図11に
示すように、厚みの同じ母材1と母材2を間隙eを設け
て突き合わせるように配置し、母材1と母材2に跨がり
両側から挟み込むように配置した添板3、4を介して母
材1と母材2を高力ボルト5で締め付けて接合するもの
である。この場合の接合力は、高力ボルト5の軸部の剪
断力に頼らず、高力ボルトに強い締め付け力を与え、母
材1、母材2と添板3、4間の接触面に高い摩擦力を生
じさせることによって得られる。
【0003】この摩擦接合方法は、母材1、母材2と添
板3、4との摩擦力によって接合力を得るものであるた
め、摩擦面で高い摩擦係数を得るために、母材1、母材
2、添板3、4の表面に、赤錆を発生させたり、ショッ
トブラスト処理などによって、例えば添板3、4の表面
には微小凹凸が形成されるようになってきている。これ
らの摩擦面処理によって得られる微小凹凸ksでは、す
べり係数(鋼構造技術の分野では一般にいう摩擦係数に
相当するものをこのようにいう)は0.45〜0.7程
度で、現在建築の分野では0.45、橋梁の分野では
0.4が設計の規準になっている。このような、添板を
用いた高力ボルト接合方法において、期待通りの接合力
を得るためには、母材1、2、添板3、4それぞれの摩
擦面の管理が重要な上、母材1、2と添板3、4を密着
させることが必須である。
板3、4との摩擦力によって接合力を得るものであるた
め、摩擦面で高い摩擦係数を得るために、母材1、母材
2、添板3、4の表面に、赤錆を発生させたり、ショッ
トブラスト処理などによって、例えば添板3、4の表面
には微小凹凸が形成されるようになってきている。これ
らの摩擦面処理によって得られる微小凹凸ksでは、す
べり係数(鋼構造技術の分野では一般にいう摩擦係数に
相当するものをこのようにいう)は0.45〜0.7程
度で、現在建築の分野では0.45、橋梁の分野では
0.4が設計の規準になっている。このような、添板を
用いた高力ボルト接合方法において、期待通りの接合力
を得るためには、母材1、2、添板3、4それぞれの摩
擦面の管理が重要な上、母材1、2と添板3、4を密着
させることが必須である。
【0004】一方、図12に示すように、板厚の異なる
母材1と母材2を接合対象とする場合、あるいは母材の
製造上の公差、設計上の問題等により、間隙eを設けて
突き合わされた母材1、2間に、「はだすき」aを生じ
ることがある。この「はだすき」aが大きいときは、板
厚の薄い側の母材2と添板3を密着させることが困難で
期待通りの接合力が得られない。従来、「はだすき」が
設計上許容される「はだすき」を超えるときは、「はだ
すき」を生じる側の母材2と添板3との間に、鋼板の両
面に摩擦面処理を施して母材2との摩擦面と添板3との
摩擦面に微小凹凸を形成したフィラープレート6を挿入
し、母材1、2と添板3、4とをフィラープレート6を
介して密着させることにより摩擦力を得るという方法も
採用されている。ここでいう「設計上許容されるはだす
き」とは、接合力の低下を無視できる程度の「はだす
き」の大きさであり、日本建築学会JASS6では1mm
と規定されている。
母材1と母材2を接合対象とする場合、あるいは母材の
製造上の公差、設計上の問題等により、間隙eを設けて
突き合わされた母材1、2間に、「はだすき」aを生じ
ることがある。この「はだすき」aが大きいときは、板
厚の薄い側の母材2と添板3を密着させることが困難で
期待通りの接合力が得られない。従来、「はだすき」が
設計上許容される「はだすき」を超えるときは、「はだ
すき」を生じる側の母材2と添板3との間に、鋼板の両
面に摩擦面処理を施して母材2との摩擦面と添板3との
摩擦面に微小凹凸を形成したフィラープレート6を挿入
し、母材1、2と添板3、4とをフィラープレート6を
介して密着させることにより摩擦力を得るという方法も
採用されている。ここでいう「設計上許容されるはだす
き」とは、接合力の低下を無視できる程度の「はだす
き」の大きさであり、日本建築学会JASS6では1mm
と規定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】設計上の「すべり係
数」を高くとることは、接合部のボルト本数の削減、添
板重量の低減を可能とするため、接合部の加工、施工コ
ストの低減につながる。そこで、本発明者等は、高力ボ
ルトにより締め付けられて摩擦接合される添板の摩擦面
側の表面硬さと表面粗さを、母材の摩擦面側の表面硬さ
と表面粗さよりも大きくすることにより、0.6以上の
「すべり係数」が比較的容易に確保できる高力ボルト接
合構造を開発し、先に特開平6−146427号に係る
発明(以下、単に「A発明」という)を出願している。
数」を高くとることは、接合部のボルト本数の削減、添
板重量の低減を可能とするため、接合部の加工、施工コ
ストの低減につながる。そこで、本発明者等は、高力ボ
ルトにより締め付けられて摩擦接合される添板の摩擦面
側の表面硬さと表面粗さを、母材の摩擦面側の表面硬さ
と表面粗さよりも大きくすることにより、0.6以上の
「すべり係数」が比較的容易に確保できる高力ボルト接
合構造を開発し、先に特開平6−146427号に係る
発明(以下、単に「A発明」という)を出願している。
【0006】また、高力ボルト摩擦接合部の添板におけ
る摩擦面の表層硬さと母材における表層部硬さの比が
2.5以上であって、表層部の硬さの大きい層の深さを
0.2mm以上とし、さらに、添板の表面に沿って三角形
の波形状あるいは角錐状の複数の突起を設け、かつ、該
突起の高さを0.2〜1.0mmとし、また、母材の表面
の最大表面粗さを該突起の高さよりも十分に小さくする
ことにより、0.9以上の「すべり係数」を安定して確
保できる高力ボルト摩擦接合構造を開発し、先に特開平
8−209809号にかかる発明(以下、単に「B発
明」という)を出願している。
る摩擦面の表層硬さと母材における表層部硬さの比が
2.5以上であって、表層部の硬さの大きい層の深さを
0.2mm以上とし、さらに、添板の表面に沿って三角形
の波形状あるいは角錐状の複数の突起を設け、かつ、該
突起の高さを0.2〜1.0mmとし、また、母材の表面
の最大表面粗さを該突起の高さよりも十分に小さくする
ことにより、0.9以上の「すべり係数」を安定して確
保できる高力ボルト摩擦接合構造を開発し、先に特開平
8−209809号にかかる発明(以下、単に「B発
明」という)を出願している。
【0007】ところが、A発明やB発明のような特殊な
摩擦面処理した接合部での「はだすき」が設計上許容さ
れる「はだすき」を超えた場合、一般に使用されるフィ
ラープレートを挿入しても、フィラープレートと母材の
摩擦面の摩擦抵抗が小さいため、期待する接合力を得る
ことができないのが現状である。そこで、本発明では、
A発明やB発明のように添板に特殊な摩擦面処理を行
い、かつ、フィラープレートを挿入する高力ボルト摩擦
接合構造において、上記問題を解決するために、摩擦面
処理法の如何に拘らず、所定の接合力を達成できるフィ
ラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造を提供す
ることを目的とするものである。
摩擦面処理した接合部での「はだすき」が設計上許容さ
れる「はだすき」を超えた場合、一般に使用されるフィ
ラープレートを挿入しても、フィラープレートと母材の
摩擦面の摩擦抵抗が小さいため、期待する接合力を得る
ことができないのが現状である。そこで、本発明では、
A発明やB発明のように添板に特殊な摩擦面処理を行
い、かつ、フィラープレートを挿入する高力ボルト摩擦
接合構造において、上記問題を解決するために、摩擦面
処理法の如何に拘らず、所定の接合力を達成できるフィ
ラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、以下の(1)〜(4)を要旨とするも
のである。 (1).突き合わせた母材間に設計上許容される大きさ
以上の「はだすき」があり、「はだすき」を解消するこ
とを目的としたフィラープレートを使用し、添板とフィ
ラープレートの母材と接する表層面の表面粗さが母材表
層の表面粗さよりも大であるか、もしくは添板とフィラ
ープレートの母材と接する表層面に高さ0.2〜1.0
mmの突起を設けた高力ボルト摩擦接合構造において、添
板とフィラープレートとの摩擦面に、相互に噛み合って
係止する凹凸を形成し、相互の凸部の剪断耐力により母
材に作用する応力をフィラープレートを介して添板に伝
達させるようにしたことを特徴とするフィラープレート
を用いる高力ボルト摩擦接合構造。 (2).(1)において、添板とフィラープレートとの
摩擦面に形成され相互に係止する凹凸の少なくとも一方
が、垂直線に対して60度以下の傾斜面を有し相互に係
止した状態で添板とフィラープレート間に微小間隙が形
成されるように相互の凹凸が形成されたことを特徴とす
るフィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造。 (3).(1)または(2)において、添板とフィラー
プレートとの摩擦面に形成され相互に係止する凹凸の凸
部の高さが0.2mm以上であることを特徴とするフィラ
ープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造。 (4).(1)〜(3)のいずれかにおいて、「はだす
き」が生じる側の添板の母材側摩擦面およびフィラープ
レートの母材側摩擦面と「はだすき」が生じない側の添
え板の摩擦面の仕様が異なることを特徴とするフィラー
プレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造。
達成するために、以下の(1)〜(4)を要旨とするも
のである。 (1).突き合わせた母材間に設計上許容される大きさ
以上の「はだすき」があり、「はだすき」を解消するこ
とを目的としたフィラープレートを使用し、添板とフィ
ラープレートの母材と接する表層面の表面粗さが母材表
層の表面粗さよりも大であるか、もしくは添板とフィラ
ープレートの母材と接する表層面に高さ0.2〜1.0
mmの突起を設けた高力ボルト摩擦接合構造において、添
板とフィラープレートとの摩擦面に、相互に噛み合って
係止する凹凸を形成し、相互の凸部の剪断耐力により母
材に作用する応力をフィラープレートを介して添板に伝
達させるようにしたことを特徴とするフィラープレート
を用いる高力ボルト摩擦接合構造。 (2).(1)において、添板とフィラープレートとの
摩擦面に形成され相互に係止する凹凸の少なくとも一方
が、垂直線に対して60度以下の傾斜面を有し相互に係
止した状態で添板とフィラープレート間に微小間隙が形
成されるように相互の凹凸が形成されたことを特徴とす
るフィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造。 (3).(1)または(2)において、添板とフィラー
プレートとの摩擦面に形成され相互に係止する凹凸の凸
部の高さが0.2mm以上であることを特徴とするフィラ
ープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造。 (4).(1)〜(3)のいずれかにおいて、「はだす
き」が生じる側の添板の母材側摩擦面およびフィラープ
レートの母材側摩擦面と「はだすき」が生じない側の添
え板の摩擦面の仕様が異なることを特徴とするフィラー
プレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、接合される母材間に設
計上許容される大きさ以上の「はだすき」があり、「は
だすき」を解消することを目的としたフィラープレート
を使用する高力ボルト摩擦接合構造において、添板とフ
ィラープレートの母材との摩擦面の粗さが母材表面の粗
さより大きいか、もしくは添板とフィラープレートの母
材との摩擦面に高さhが0.2mm以上の突起(凸部)を
設けた場合に適用されるものであって、添板とフィラー
プレートとの摩擦面に、相互に噛み合わせて係止する凹
凸を形成し、相互の凸部の剪断耐力により母材に作用す
る応力をフィラープレートを介して添板に伝達するよう
にしたことを特徴とするものである。
計上許容される大きさ以上の「はだすき」があり、「は
だすき」を解消することを目的としたフィラープレート
を使用する高力ボルト摩擦接合構造において、添板とフ
ィラープレートの母材との摩擦面の粗さが母材表面の粗
さより大きいか、もしくは添板とフィラープレートの母
材との摩擦面に高さhが0.2mm以上の突起(凸部)を
設けた場合に適用されるものであって、添板とフィラー
プレートとの摩擦面に、相互に噛み合わせて係止する凹
凸を形成し、相互の凸部の剪断耐力により母材に作用す
る応力をフィラープレートを介して添板に伝達するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0010】本発明では、基本的には、図1に示すよう
に、添板3aとフィラープレート6aの摩擦面に形成し
た凹凸を相互に噛み合わせて係止させた状態で高力ボル
トを締め付けるようにした接合構造であり、例えばフィ
ラープレート6aには凸部7を形成し結果的に凸部間に
凹部8を形成し、添板3aには凹部9を形成することに
より結果的に凸部10も形成するものである。添板3a
とフィラープレート6aの凹凸を係止させた状態では、
添板3aとフィラープレート6aの凹凸の好ましい係止
状態を得るため、および摩擦面の管理を容易または不要
にするために、少なくとも係止する相互の凹凸のいずれ
か一方が、傾斜角αまたはβの傾斜面を有し相互に噛み
合わせて係止した状態で、係止開始点で係止したフィラ
ープレート6aの凸部7と添板3aの凹部9間に間隙c
が形成され、添板3aの凸部10とフィラープレート6
aの凹部8間および添板3aの下面とフィラープレート
6aの上面間に間隙bが形成されるようにすることが好
ましい。また、一般的には、高力ボルト接合部の組み立
て後に錆止め塗装を行うことから、確実な塗装を行うた
めにも、間隙bおよび間隙cは1mm以下とすることが好
ましい。
に、添板3aとフィラープレート6aの摩擦面に形成し
た凹凸を相互に噛み合わせて係止させた状態で高力ボル
トを締め付けるようにした接合構造であり、例えばフィ
ラープレート6aには凸部7を形成し結果的に凸部間に
凹部8を形成し、添板3aには凹部9を形成することに
より結果的に凸部10も形成するものである。添板3a
とフィラープレート6aの凹凸を係止させた状態では、
添板3aとフィラープレート6aの凹凸の好ましい係止
状態を得るため、および摩擦面の管理を容易または不要
にするために、少なくとも係止する相互の凹凸のいずれ
か一方が、傾斜角αまたはβの傾斜面を有し相互に噛み
合わせて係止した状態で、係止開始点で係止したフィラ
ープレート6aの凸部7と添板3aの凹部9間に間隙c
が形成され、添板3aの凸部10とフィラープレート6
aの凹部8間および添板3aの下面とフィラープレート
6aの上面間に間隙bが形成されるようにすることが好
ましい。また、一般的には、高力ボルト接合部の組み立
て後に錆止め塗装を行うことから、確実な塗装を行うた
めにも、間隙bおよび間隙cは1mm以下とすることが好
ましい。
【0011】凸部の形状は、荷重に対して、十分な剪断
耐力を得る形状、例えば円錐台状、角錐台状、角柱状な
どの独立した凸部、あるいは荷重方向と直角方向から見
た形状が台形、角形などで荷重方向と直角方向から見た
形状が台形、角形などで荷重方向と直角方向に連続する
形状、例えば平行波形の凸部であってもよい。凸部と係
止する凹部の形状は、基本的には、凸部との係止面が凸
部と係止を開始した時に凸部と面接触または線接触させ
る形状にすることは、剛性を確保する上で好ましい。傾
斜角の小さい凸部先端の平坦面の幅iを係止する凹部谷
部の幅jより大きくするか、傾斜角の大きい凸部底辺の
幅kが係止する凹部開口面の幅lよりも大きくすること
で、凸部と係止する凹部での面接触または線接触が得ら
れる。また、凸部と係止する凹部での面接触または線接
触が得られれば、凸部の先端および凹部の谷部は、平坦
面である必要はない。凹凸の係止面の傾斜角度α、β
は、垂直線に対して大きければ大きい程施工が容易とな
るが、傾斜角度α、βが60度を上回ると母材に応力が
作用した場合に添板が傾斜面に沿って浮き上がろうとす
るため、十分な接合力が得られないことがある。
耐力を得る形状、例えば円錐台状、角錐台状、角柱状な
どの独立した凸部、あるいは荷重方向と直角方向から見
た形状が台形、角形などで荷重方向と直角方向から見た
形状が台形、角形などで荷重方向と直角方向に連続する
形状、例えば平行波形の凸部であってもよい。凸部と係
止する凹部の形状は、基本的には、凸部との係止面が凸
部と係止を開始した時に凸部と面接触または線接触させ
る形状にすることは、剛性を確保する上で好ましい。傾
斜角の小さい凸部先端の平坦面の幅iを係止する凹部谷
部の幅jより大きくするか、傾斜角の大きい凸部底辺の
幅kが係止する凹部開口面の幅lよりも大きくすること
で、凸部と係止する凹部での面接触または線接触が得ら
れる。また、凸部と係止する凹部での面接触または線接
触が得られれば、凸部の先端および凹部の谷部は、平坦
面である必要はない。凹凸の係止面の傾斜角度α、β
は、垂直線に対して大きければ大きい程施工が容易とな
るが、傾斜角度α、βが60度を上回ると母材に応力が
作用した場合に添板が傾斜面に沿って浮き上がろうとす
るため、十分な接合力が得られないことがある。
【0012】例えば、凹凸の係止面の傾斜角度α、β
は、垂直線に対して60度以下の範囲で選択し(ただ
し、0度は含まない)、凹凸の係止面間の角度差(αと
βの差)は、接合耐力を安定確保する上では、小さいほ
ど好ましいが、製造上αとβを同一角度にすることが困
難な場合、20度以下であることが好ましい。係止領域
での係止面間の角度差が20度を上回ると十分な剪断耐
力が得られないため、十分な接合力を得ることができな
い。凸部の高さhは、0.2mm以上とすることが好まし
い。0.2mm以下では、十分な剪断耐力が確保できず十
分な接合力が得られない。上限は、母材の厚みに対応し
た添板およびフィラープレートの厚み条件等に応じて、
強度低下が無視できる範囲内で選定する。
は、垂直線に対して60度以下の範囲で選択し(ただ
し、0度は含まない)、凹凸の係止面間の角度差(αと
βの差)は、接合耐力を安定確保する上では、小さいほ
ど好ましいが、製造上αとβを同一角度にすることが困
難な場合、20度以下であることが好ましい。係止領域
での係止面間の角度差が20度を上回ると十分な剪断耐
力が得られないため、十分な接合力を得ることができな
い。凸部の高さhは、0.2mm以上とすることが好まし
い。0.2mm以下では、十分な剪断耐力が確保できず十
分な接合力が得られない。上限は、母材の厚みに対応し
た添板およびフィラープレートの厚み条件等に応じて、
強度低下が無視できる範囲内で選定する。
【0013】なお、凹凸を係止した場合に各凹凸におけ
る係止位置を容易に一致させ、均一な剪断耐力を確保す
るためには、上記の各凹凸形成条件は同じであることが
好ましい。図1の例では、フィラープレート6aの凸部
7の先端縁部を、添板3aの凹部9の傾斜面9tに係止
させるようにしているが、添板3aの凸部(平坦面)1
0の先端縁部を、フィラープレート6aの凸部7の傾斜
面6tに係止させるようにしてもよい。また、フィラー
プレート6aを、接合部を組み立てる前の段階で、予め
添板に接着剤等で固定しておくようにすれば、現場での
施工性を大幅に向上させるだけでなく、添板3aとフィ
ラープレート6aの係止面の運搬時の管理を不要にする
ことができる。
る係止位置を容易に一致させ、均一な剪断耐力を確保す
るためには、上記の各凹凸形成条件は同じであることが
好ましい。図1の例では、フィラープレート6aの凸部
7の先端縁部を、添板3aの凹部9の傾斜面9tに係止
させるようにしているが、添板3aの凸部(平坦面)1
0の先端縁部を、フィラープレート6aの凸部7の傾斜
面6tに係止させるようにしてもよい。また、フィラー
プレート6aを、接合部を組み立てる前の段階で、予め
添板に接着剤等で固定しておくようにすれば、現場での
施工性を大幅に向上させるだけでなく、添板3aとフィ
ラープレート6aの係止面の運搬時の管理を不要にする
ことができる。
【0014】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例1を図2〜図4
に基づいて説明する。この実施例1は、図2に示すよう
に、板厚の厚い母材1と板厚の薄い母材2間に生じる
「はだすき」aが大きく、板厚の薄い母材2と添板4a
を密着させることが困難なため、「はだすき」aを生じ
る側の母材2と添板4aとの間にフィラープレート6a
を挿入し、母材1、2と添板3a、4aをフィラープレ
ート6aを介して密着させ、高力ボルト5で締め付ける
ことにより摩擦力を得る構造において本発明を適用した
ものであり、添板3aとフィラープレート6aの摩擦面
に、図1で示したような傾斜面を有する凹凸を形成して
相互に噛合せて係止し、相互の凸部の剪断耐力により母
材2に作用する応力をフィラープレート6aを介して添
板3aに伝達するようにしたものである。
に基づいて説明する。この実施例1は、図2に示すよう
に、板厚の厚い母材1と板厚の薄い母材2間に生じる
「はだすき」aが大きく、板厚の薄い母材2と添板4a
を密着させることが困難なため、「はだすき」aを生じ
る側の母材2と添板4aとの間にフィラープレート6a
を挿入し、母材1、2と添板3a、4aをフィラープレ
ート6aを介して密着させ、高力ボルト5で締め付ける
ことにより摩擦力を得る構造において本発明を適用した
ものであり、添板3aとフィラープレート6aの摩擦面
に、図1で示したような傾斜面を有する凹凸を形成して
相互に噛合せて係止し、相互の凸部の剪断耐力により母
材2に作用する応力をフィラープレート6aを介して添
板3aに伝達するようにしたものである。
【0015】この実施例1でのフィラープレート6a
は、母材2との摩擦面に図3(a)に示すようなB発明
によるすべり係数0.9以上の三角波形状凹凸kp(以
下「B発明による三角波形状凹凸kp」という)を形成
し、添板3aとの摩擦面に図3(b)に示すような2条
の平行波形状の傾斜面7tを有する高さhが1.0mmの
凸部7と凹部(平坦面)8を形成したものであり、高力
ボルト5の挿入孔11を有するものである。一方、添板
3aは、図4(a)に示すように母材1との摩擦面にフ
ィラープレート6aの母材側摩擦面と同一形状の凹凸k
pを形成し、フィラープレート6aとの摩擦面に、フィ
ラープレート6aの平行波形の凸部7と同数の平行波形
の傾斜面9tを有する高さ(深さ)hが1.0mmの凹部
9と平坦面(凸部相当)10を図4(b)に示すように
形成したもので、複数の高力ボルト5の挿入孔12を有
するものである。また、添板4aは、図4(b)に示す
ように母材1と母材2との摩擦面にフィラープレート6
aの母材2との摩擦面と同一形状の凹凸kpを形成した
ものである。
は、母材2との摩擦面に図3(a)に示すようなB発明
によるすべり係数0.9以上の三角波形状凹凸kp(以
下「B発明による三角波形状凹凸kp」という)を形成
し、添板3aとの摩擦面に図3(b)に示すような2条
の平行波形状の傾斜面7tを有する高さhが1.0mmの
凸部7と凹部(平坦面)8を形成したものであり、高力
ボルト5の挿入孔11を有するものである。一方、添板
3aは、図4(a)に示すように母材1との摩擦面にフ
ィラープレート6aの母材側摩擦面と同一形状の凹凸k
pを形成し、フィラープレート6aとの摩擦面に、フィ
ラープレート6aの平行波形の凸部7と同数の平行波形
の傾斜面9tを有する高さ(深さ)hが1.0mmの凹部
9と平坦面(凸部相当)10を図4(b)に示すように
形成したもので、複数の高力ボルト5の挿入孔12を有
するものである。また、添板4aは、図4(b)に示す
ように母材1と母材2との摩擦面にフィラープレート6
aの母材2との摩擦面と同一形状の凹凸kpを形成した
ものである。
【0016】母材1と母材2を高力ボルト接合する場合
には、図2に示すように、母材1と母材2を間隙eを設
けて突き合わせるように配置し、添板3aと添板4a
を、母材1と母材2を跨ぐように配置するとともに、板
厚の薄い母材2下面と添板3aの上面間に、「はだす
き」aを解消するフィラープレート6aを挿入して、図
1に示すように添板3aの凹部9の傾斜面9tとフィラ
ープレート6aの凸部7の先端縁部を噛み合わせて係止
した状態にして、添板3aと添板4aで挟み込んで高力
ボルト5で締め付け、係止した添板3aとフィラープレ
ート6aの凹凸を圧入し、主として凹凸間で接合力を得
るようにしたものである。
には、図2に示すように、母材1と母材2を間隙eを設
けて突き合わせるように配置し、添板3aと添板4a
を、母材1と母材2を跨ぐように配置するとともに、板
厚の薄い母材2下面と添板3aの上面間に、「はだす
き」aを解消するフィラープレート6aを挿入して、図
1に示すように添板3aの凹部9の傾斜面9tとフィラ
ープレート6aの凸部7の先端縁部を噛み合わせて係止
した状態にして、添板3aと添板4aで挟み込んで高力
ボルト5で締め付け、係止した添板3aとフィラープレ
ート6aの凹凸を圧入し、主として凹凸間で接合力を得
るようにしたものである。
【0017】図2の状態は、高力ボルト5で軽く締め付
けて、図1に示したように、フィラープレート6aの凸
部7先端縁部が添板3aの凹部9の傾斜面9tに確実に
係止して、添板3aの平坦な下面(凸部10の先端面)
とフィラープレート6aの平坦な上面間に均一な間隙b
が形成され、また、フィラープレート6aの凸部7の先
端面と添板3aの凹部9の上面間に間隙bと同じまたは
間隙b以上の間隙cが形成された状態を示している。こ
の状態から、さらに高力ボルト5を締め付け所定のボル
ト張力に達する過程で、フィラープレート6aの凸部7
が添板3aの凹部9に圧入されることになり、締め付け
が完了したときには、フィラープレート6aの凸部7の
傾斜面7tと添板3aの凹部9の傾斜面9tの密着性が
増し強固な接合状態になる。このようにして、フィラー
プレート6aの凸部7の剪断耐力により母材2に作用す
る応力をフィラープレート6aを介して添板3aに伝達
することにより、接合耐力、剛性ともに従来に比べ飛躍
的に増大させることが可能で、母材と添板の摩擦面処理
の如何に拘らず、容易に適用可能であり、また、現場で
の添板とフィラープレートとの接触面における摩擦面管
理が不要になる。
けて、図1に示したように、フィラープレート6aの凸
部7先端縁部が添板3aの凹部9の傾斜面9tに確実に
係止して、添板3aの平坦な下面(凸部10の先端面)
とフィラープレート6aの平坦な上面間に均一な間隙b
が形成され、また、フィラープレート6aの凸部7の先
端面と添板3aの凹部9の上面間に間隙bと同じまたは
間隙b以上の間隙cが形成された状態を示している。こ
の状態から、さらに高力ボルト5を締め付け所定のボル
ト張力に達する過程で、フィラープレート6aの凸部7
が添板3aの凹部9に圧入されることになり、締め付け
が完了したときには、フィラープレート6aの凸部7の
傾斜面7tと添板3aの凹部9の傾斜面9tの密着性が
増し強固な接合状態になる。このようにして、フィラー
プレート6aの凸部7の剪断耐力により母材2に作用す
る応力をフィラープレート6aを介して添板3aに伝達
することにより、接合耐力、剛性ともに従来に比べ飛躍
的に増大させることが可能で、母材と添板の摩擦面処理
の如何に拘らず、容易に適用可能であり、また、現場で
の添板とフィラープレートとの接触面における摩擦面管
理が不要になる。
【0018】(実施例2)本発明の実施例2を図5〜図
7に基づいて説明する。この実施例2は、図5に示すよ
うに、実施例1と同様、板厚の厚い母材1と板厚の薄い
母材2間に生じる「はだすき」aが大きく、板厚の薄い
母材2と添板4aを密着させることが困難なため、「は
だすき」aを生じる側の母材2と添板4aとの間にフィ
ラープレート6aを挿入し、母材1、2と添板3a、4
aをフィラープレート6aを介して密着させ、高力ボル
ト5で締め付けることにより摩擦力を得る構造において
適用されたものであり、添板3aとフィラープレート6
aの摩擦面に、図1で示したような傾斜面を有する三角
波形状の連続凹凸を形成して相互に噛合せて係止し、相
互の凸部の剪断耐力により母材2に作用する応力をフィ
ラープレート6aを介して添板3aに伝達するようにし
たものである。
7に基づいて説明する。この実施例2は、図5に示すよ
うに、実施例1と同様、板厚の厚い母材1と板厚の薄い
母材2間に生じる「はだすき」aが大きく、板厚の薄い
母材2と添板4aを密着させることが困難なため、「は
だすき」aを生じる側の母材2と添板4aとの間にフィ
ラープレート6aを挿入し、母材1、2と添板3a、4
aをフィラープレート6aを介して密着させ、高力ボル
ト5で締め付けることにより摩擦力を得る構造において
適用されたものであり、添板3aとフィラープレート6
aの摩擦面に、図1で示したような傾斜面を有する三角
波形状の連続凹凸を形成して相互に噛合せて係止し、相
互の凸部の剪断耐力により母材2に作用する応力をフィ
ラープレート6aを介して添板3aに伝達するようにし
たものである。
【0019】この実施例2でのフィラープレート6a
は、母材2との摩擦面に、平面が図6(a)に示すよう
な、B発明による三角波形状凹凸kpを形成し、添板3
aとの摩擦面に断面が図1、平面が図6(b)に示すよ
うな、三角波形状の高さhが0.2mm以上の連続凹凸k
f(凸部7、凹部8)を形成したものであり、高力ボル
ト5の挿入孔11を有するものである。一方、添板3a
は、母材1との摩擦面に図7(a)に示すようなB発明
による三角波形状凹凸kpを形成し、フィラープレート
6aとの摩擦面に、断面が図1、平面が図7(a)に示
すような、フィラープレート6aの三角波形状の凹凸k
f(凸部7、凹部8)と噛合い係止する三角波形状の高
さ(深さ)hが0.2mm以上の連続凹凸kf(凹部9、
凸部10)を形成したもので、高力ボルト5の挿入孔1
2を有するものである。また、添板4aは、図7(b)
に示すように母材1と母材2との摩擦面にフィラープレ
ート6aの母材2との摩擦面の凹凸と同一形状の凹凸k
pを形成したものである。
は、母材2との摩擦面に、平面が図6(a)に示すよう
な、B発明による三角波形状凹凸kpを形成し、添板3
aとの摩擦面に断面が図1、平面が図6(b)に示すよ
うな、三角波形状の高さhが0.2mm以上の連続凹凸k
f(凸部7、凹部8)を形成したものであり、高力ボル
ト5の挿入孔11を有するものである。一方、添板3a
は、母材1との摩擦面に図7(a)に示すようなB発明
による三角波形状凹凸kpを形成し、フィラープレート
6aとの摩擦面に、断面が図1、平面が図7(a)に示
すような、フィラープレート6aの三角波形状の凹凸k
f(凸部7、凹部8)と噛合い係止する三角波形状の高
さ(深さ)hが0.2mm以上の連続凹凸kf(凹部9、
凸部10)を形成したもので、高力ボルト5の挿入孔1
2を有するものである。また、添板4aは、図7(b)
に示すように母材1と母材2との摩擦面にフィラープレ
ート6aの母材2との摩擦面の凹凸と同一形状の凹凸k
pを形成したものである。
【0020】母材1と母材2を高力ボルト接合する場合
には、実施例1の場合とはフィラープレート6aの三角
波形状の連続凹凸kf(凸部7、凹部8)、添板3aの
三角波形状の連続凹凸kf(凹部9、凸部10)の配置
が同じではないが、実施例1の場合と概ね同様の方法を
採用するので、ここでは詳細説明を省略する。このよう
にして、フィラープレート6aの三角波形状の連続凹凸
kfの凸部(凸部7)の剪断耐力により母材2に作用す
る応力をフィラープレート6aを介して添板3aに伝達
することにより、接合耐力、剛性ともに従来に比べ飛躍
的に増大させることが可能である。また、添板3a、4
aの母材1、母材2との摩擦面の凹凸とフィラープレー
ト6aの母材2との摩擦面の凹凸を同一形状にし、ま
た、添板3aのフィラープレート6aとの摩擦面の凹凸
kfとフィラープレート6aの添板3aとの摩擦面の凹
凸を同一形状にしており、これらの凹凸はいずれも三角
波形状であるので、共通の設備で容易に形成可能であ
り、実施例1の場合に比べて加工コストの低減が可能で
ある。
には、実施例1の場合とはフィラープレート6aの三角
波形状の連続凹凸kf(凸部7、凹部8)、添板3aの
三角波形状の連続凹凸kf(凹部9、凸部10)の配置
が同じではないが、実施例1の場合と概ね同様の方法を
採用するので、ここでは詳細説明を省略する。このよう
にして、フィラープレート6aの三角波形状の連続凹凸
kfの凸部(凸部7)の剪断耐力により母材2に作用す
る応力をフィラープレート6aを介して添板3aに伝達
することにより、接合耐力、剛性ともに従来に比べ飛躍
的に増大させることが可能である。また、添板3a、4
aの母材1、母材2との摩擦面の凹凸とフィラープレー
ト6aの母材2との摩擦面の凹凸を同一形状にし、ま
た、添板3aのフィラープレート6aとの摩擦面の凹凸
kfとフィラープレート6aの添板3aとの摩擦面の凹
凸を同一形状にしており、これらの凹凸はいずれも三角
波形状であるので、共通の設備で容易に形成可能であ
り、実施例1の場合に比べて加工コストの低減が可能で
ある。
【0021】(実施例3)本発明の実施例3を図8〜図
10に基づいて説明する。この実施例2は、実施例1と
同様、板厚の厚い母材1と板厚の薄い母材2間に生じる
「はだすき」aが大きく、板厚の薄い母材2と添板4a
を密着させることが困難なため、「はだすき」aを生じ
る側の母材2と添板4aとの間にフィラープレート6a
を挿入し、母材1、2と添板3a、4aをフィラープレ
ート6aを介して密着させ、高力ボルト5で締め付ける
ことにより摩擦力を得る構造において適用されたもので
あり、添板3aとフィラープレート6aの摩擦面に、図
1で示したような傾斜面を有する凹凸を形成して相互に
噛合せて係止し、相互の凸部の剪断耐力により母材2に
作用する応力をフィラープレート6aを介して添板3a
に伝達するようにしたものである。この実施例3は、添
板3aの母材1との摩擦面の凹凸、フィラープレート6
aの母材2との摩擦面の凹凸、添板4aの母材1、2と
の摩擦面の凹凸の仕様を変えた点で実施例1と異なるも
のである。
10に基づいて説明する。この実施例2は、実施例1と
同様、板厚の厚い母材1と板厚の薄い母材2間に生じる
「はだすき」aが大きく、板厚の薄い母材2と添板4a
を密着させることが困難なため、「はだすき」aを生じ
る側の母材2と添板4aとの間にフィラープレート6a
を挿入し、母材1、2と添板3a、4aをフィラープレ
ート6aを介して密着させ、高力ボルト5で締め付ける
ことにより摩擦力を得る構造において適用されたもので
あり、添板3aとフィラープレート6aの摩擦面に、図
1で示したような傾斜面を有する凹凸を形成して相互に
噛合せて係止し、相互の凸部の剪断耐力により母材2に
作用する応力をフィラープレート6aを介して添板3a
に伝達するようにしたものである。この実施例3は、添
板3aの母材1との摩擦面の凹凸、フィラープレート6
aの母材2との摩擦面の凹凸、添板4aの母材1、2と
の摩擦面の凹凸の仕様を変えた点で実施例1と異なるも
のである。
【0022】この実施例3の母材1、2は、添板3aと
の摩擦面およびフィラープレート6aとの摩擦面の表面
をショットブラスト処理して、十点平均粗さRz(DI
N)が50〜60程度にしたものである。また、フィラ
ープレート6aは、母材2との摩擦面全面に図9(a)
に示すような、A発明におけるRz(DIN)130程
度の微小凹凸kをグリッドブラストにより形成し、添板
3aとの摩擦面に図9(b)に示すような、実施例1の
場合と同様の平行波形状の傾斜面7tを有する高さが
1.0mmの2条の凸部7と凹部8(平坦面)を形成した
もので、高力ボルト5の挿入孔11を有するものであ
る。
の摩擦面およびフィラープレート6aとの摩擦面の表面
をショットブラスト処理して、十点平均粗さRz(DI
N)が50〜60程度にしたものである。また、フィラ
ープレート6aは、母材2との摩擦面全面に図9(a)
に示すような、A発明におけるRz(DIN)130程
度の微小凹凸kをグリッドブラストにより形成し、添板
3aとの摩擦面に図9(b)に示すような、実施例1の
場合と同様の平行波形状の傾斜面7tを有する高さが
1.0mmの2条の凸部7と凹部8(平坦面)を形成した
もので、高力ボルト5の挿入孔11を有するものであ
る。
【0023】一方、添板3aは、図10(a)に示すよ
うに母材1との摩擦面に、フィラープレート6aの母材
との摩擦面と同一の形状の微小凹凸kを形成し、フィラ
ープレート6aとの摩擦面に、図10(b)に示すよう
に、フィラープレート6aの平行波形状の凸部7と同数
(2条)の平行波形状の傾斜面9tを有する高さ(深
さ)hが1.0mmの凹部9と平坦面(凸部相当)10を
形成したもので、高力ボルト5の挿入孔12を有するも
のである。また、添板4aは、図10(b)に示すよう
に、母材1、2との摩擦面にB発明による三角波形状凹
凸kpを形成したものであり、ボルト挿入孔12を有す
るものである。母材1と母材2を高力ボルト接合する場
合には、実施例1の場合とは、フィラープレート6aの
母材2との摩擦面および添板3aの母材2との摩擦面の
凹凸の仕様が同じではないが、実施例1の場合と概ね同
様の方法を採用するので、ここでは詳細説明を省略す
る。
うに母材1との摩擦面に、フィラープレート6aの母材
との摩擦面と同一の形状の微小凹凸kを形成し、フィラ
ープレート6aとの摩擦面に、図10(b)に示すよう
に、フィラープレート6aの平行波形状の凸部7と同数
(2条)の平行波形状の傾斜面9tを有する高さ(深
さ)hが1.0mmの凹部9と平坦面(凸部相当)10を
形成したもので、高力ボルト5の挿入孔12を有するも
のである。また、添板4aは、図10(b)に示すよう
に、母材1、2との摩擦面にB発明による三角波形状凹
凸kpを形成したものであり、ボルト挿入孔12を有す
るものである。母材1と母材2を高力ボルト接合する場
合には、実施例1の場合とは、フィラープレート6aの
母材2との摩擦面および添板3aの母材2との摩擦面の
凹凸の仕様が同じではないが、実施例1の場合と概ね同
様の方法を採用するので、ここでは詳細説明を省略す
る。
【0024】上記の実施例1、2、3において、フィラ
ープレート6aは、いずれも1枚としているが、必ずし
も1枚である必要はなく、加工設備の制約上などから小
型のフィラープレート6aとして得ることが有利である
場合があり、その場合には2枚以上に分割することも考
慮する。本発明は、上記の各実施例1、2、3に限定さ
れるものではない、例えば、接合対象とする母材は板状
体で示しているが、H形鋼のフランジおよびウエブや角
形鋼管、溝形鋼などを対象としても適用可能である。ま
た、フィラープレートおよび添板における凹凸の形成条
件(含む配置)、ボルト孔の数、配置などは、接合対象
条件、高力ボルト条件、荷重条件、要求される摩擦接合
強度などに応じて、上記本発明の請求項を満足する範囲
内で変更のあるものである。
ープレート6aは、いずれも1枚としているが、必ずし
も1枚である必要はなく、加工設備の制約上などから小
型のフィラープレート6aとして得ることが有利である
場合があり、その場合には2枚以上に分割することも考
慮する。本発明は、上記の各実施例1、2、3に限定さ
れるものではない、例えば、接合対象とする母材は板状
体で示しているが、H形鋼のフランジおよびウエブや角
形鋼管、溝形鋼などを対象としても適用可能である。ま
た、フィラープレートおよび添板における凹凸の形成条
件(含む配置)、ボルト孔の数、配置などは、接合対象
条件、高力ボルト条件、荷重条件、要求される摩擦接合
強度などに応じて、上記本発明の請求項を満足する範囲
内で変更のあるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明は、添板とフィラープレートの摩
擦面での応力伝達を凹凸の剪断力で行うため、接合耐
力、剛性とも従来に比べ飛躍的な増大が可能で、母材と
添板の摩擦面に特殊処理を行った高力ボルト接合部に容
易に適用可能であり、また、現場での添板とフィラープ
レートとの接触面における摩擦面管理が不要になるなど
の効果を奏するものである。
擦面での応力伝達を凹凸の剪断力で行うため、接合耐
力、剛性とも従来に比べ飛躍的な増大が可能で、母材と
添板の摩擦面に特殊処理を行った高力ボルト接合部に容
易に適用可能であり、また、現場での添板とフィラープ
レートとの接触面における摩擦面管理が不要になるなど
の効果を奏するものである。
【図1】(a)図は、本発明の高力ボルト摩擦接合構造
での添板とフィラープレート間の凹凸形成例と凹凸噛み
合わせ係止状態例を示す部分側断面説明図。
での添板とフィラープレート間の凹凸形成例と凹凸噛み
合わせ係止状態例を示す部分側断面説明図。
【図2】本発明の実施例1の高力ボルト摩擦接合構造を
示す側面説明図。
示す側面説明図。
【図3】(a)図は、実施例1で用いたフィラープレー
トの母材側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)図
は、添板側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
トの母材側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)図
は、添板側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
【図4】(a)図は、実施例1で用いた添板のフィラー
プレート側の摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)
図は、実施例1で用いた反フィラープレート側添板の母
材側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
プレート側の摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)
図は、実施例1で用いた反フィラープレート側添板の母
材側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
【図5】本発明の実施例2の高力ボルト摩擦接合構造を
示す側面説明図。
示す側面説明図。
【図6】(a)図は、実施例2で用いたフィラープレー
トの母材側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)図
は、添板側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
トの母材側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)図
は、添板側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
【図7】(a)図は、実施例2で用いた添板のフィラー
プレート側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)図
は、実施例2で用いた反フィラープレート側の添板の母
材側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
プレート側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)図
は、実施例2で用いた反フィラープレート側の添板の母
材側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
【図8】本発明の実施例3の高力ボルト摩擦接合構造を
示す側面説明図。
示す側面説明図。
【図9】(a)図は、実施例3で用いたフィラープレー
トの母材側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)図
は、添板側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
トの母材側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)図
は、添板側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
【図10】(a)図は、実施例3で用いた添板のフィラ
ープレート側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)
図は、実施例3で用いた反フィラープレート側の添板の
母材側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
ープレート側摩擦面(上面)を示す平面説明図、(b)
図は、実施例3で用いた反フィラープレート側の添板の
母材側摩擦面(下面)を示す平面説明図。
【図11】従来の厚みの同じ母材の添板を用いた高力ボ
ルト摩擦接合構造例を示す側面説明図。
ルト摩擦接合構造例を示す側面説明図。
【図12】従来の厚み異なる母材の添板とフィラープレ
ートを用いた高力ボルト摩擦接合構造例を示す側面説明
図。
ートを用いた高力ボルト摩擦接合構造例を示す側面説明
図。
1、2 母材 3、3a 下面側の添板 4、4a 上面側の添板 5 高力ボルト 6 フィラープレート 6a 凸部を有するフィラープレート 7 フィラープレートの凸部 7t 凸部の傾斜面 8 フィラープレートの凹部(平坦面) 9 添板の凹部 9t 凹部の傾斜面 10 添板の凸部(平坦面) 11、12 ボルト挿入孔 kp 三角波形状凹凸 kf 三角波形状の連続凹凸 k 微小凹凸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 暢芳 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 Fターム(参考) 2E125 AA52 AA56 AE13 AG06 AG12 BA55 BB02 BB22 BD01 BE03 BE08 BF04 CA05 CA71 DA01
Claims (4)
- 【請求項1】 突き合わせた母材間に設計上許容される
大きさ以上の「はだすき」があり、「はだすき」を解消
することを目的としたフィラープレートを使用し、添板
とフィラープレートの母材と接する表層面の表面粗さが
母材表層の表面粗さよりも大であるか、もしくは添板と
フィラープレートの母材と接する表層面に高さ0.2〜
1.0mmの突起を設けた高力ボルト摩擦接合構造におい
て、添板とフィラープレートとの摩擦面に、相互に噛み
合って係止する凹凸を形成し、相互の凸部の剪断耐力に
より母材に作用する応力をフィラープレートを介して添
板に伝達させるようにしたことを特徴とするフィラープ
レートを用いる高力ボルト摩擦接合構造。 - 【請求項2】 添板とフィラープレートとの摩擦面に形
成され相互に係止する凹凸の少なくとも一方が、垂直線
に対して60度以下の傾斜面を有し相互に係止した状態
で添板とフィラープレート間に微小間隙が形成されるよ
うに相互の凹凸が形成されたことを特徴とする請求項1
に記載の高力ボルト摩擦接合構造。 - 【請求項3】 添板とフィラープレートとの摩擦面に形
成され相互に係止する凹凸の凸部の高さが0.2mm以上
であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
のフィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造。 - 【請求項4】 「はだすき」が生じる側の添板の母材側
摩擦面およびフィラープレートの母材側摩擦面と、「は
だすき」が生じない側の添板の摩擦面の仕様が異なるこ
とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
フィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001107605A JP2002303003A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | フィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001107605A JP2002303003A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | フィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002303003A true JP2002303003A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18959901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001107605A Withdrawn JP2002303003A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | フィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002303003A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007303250A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Okabe Co Ltd | 木造建築物における柱梁接合構造及びその柱梁接合構造に使用される柱梁接合用金具 |
| JP2011058203A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Pica Corp | 梯子の連結材及び該連結材を用いた連結梯子 |
-
2001
- 2001-04-05 JP JP2001107605A patent/JP2002303003A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007303250A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Okabe Co Ltd | 木造建築物における柱梁接合構造及びその柱梁接合構造に使用される柱梁接合用金具 |
| JP2011058203A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Pica Corp | 梯子の連結材及び該連結材を用いた連結梯子 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI329168B (en) | Friction-joining steel plate and friction-joining structure | |
| JPH0783211A (ja) | 摩擦板及び摩擦接合方法 | |
| WO1996024730A1 (en) | Friction welding structure of high-strength bolt and steel material therefor | |
| JP2002303003A (ja) | フィラープレートを用いる高力ボルト摩擦接合構造 | |
| JP5683935B2 (ja) | 鋼材の接合構造 | |
| JP4170647B2 (ja) | すべり抵抗部材およびボルト摩擦接合構造 | |
| JP7244268B2 (ja) | 鋼材どうしの接合構造 | |
| JPH11350646A (ja) | 床構造 | |
| JP4038015B2 (ja) | 高力ボルトによる鋼材の摩擦接合構造 | |
| JPH11166206A (ja) | 橋梁用波形鋼板の接合構造 | |
| JP2000087946A (ja) | 高摩擦ウオッシャー | |
| JP3753160B2 (ja) | 鋼管フランジを有する鈑桁およびその製造方法 | |
| JP2010007722A (ja) | 高力ボルト摩擦接合構造 | |
| JP2002332609A (ja) | 波形鋼板ウェブpc橋における波形鋼板とコンクリート床版の接合部構造 | |
| JP7733457B2 (ja) | 溝付接合板及び鋼材接合構造 | |
| JP7733456B2 (ja) | 鋼材接合構造 | |
| JP2736744B2 (ja) | 高力ボルトによる接合構造 | |
| JP4614208B2 (ja) | 接合補助部材及び接合構造 | |
| JP4697869B2 (ja) | 接合補助部材 | |
| JP7520694B2 (ja) | 圧入鋼板の機械式継手構造 | |
| JP2962954B2 (ja) | 高力ボルトによる鋼材摩擦接合構造 | |
| JP7713812B2 (ja) | 鋼コンクリート合成構造に用いられる鋼材の接合構造 | |
| JPH06330566A (ja) | 高力ボルトによる摩擦接合部構造 | |
| JP3079337B2 (ja) | 高力ボルト接合部用継手金具 | |
| JPH1018423A (ja) | 中間補助材を用いた高力ボルト摩擦接合構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |