JP2002307431A - 粒状成形材料および成形体 - Google Patents
粒状成形材料および成形体Info
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- JP2002307431A JP2002307431A JP2001145644A JP2001145644A JP2002307431A JP 2002307431 A JP2002307431 A JP 2002307431A JP 2001145644 A JP2001145644 A JP 2001145644A JP 2001145644 A JP2001145644 A JP 2001145644A JP 2002307431 A JP2002307431 A JP 2002307431A
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】使用後の処理にあたっては再資源化性、易処理
性を与えるとともに、成形性に優れ、経時的な緩衝性能
の安定性にも優れた成形材料、及び成形体を提供。 【解決手段】パルプと中空微粒子と結合剤成分とからな
る粒状物の表面の全面もしくは部分的に熱可塑性樹脂層
を設けた粒状成形材料を用いて、成形体を得るようにし
た。中空微粒子はパルプ繊維間に分散しており、軽量の
粒状物を形成させる働きを有する。中空微粒子を配合す
ることにより、軽量でかつ緩衝性に優れた成形材料を得
ることができる。
性を与えるとともに、成形性に優れ、経時的な緩衝性能
の安定性にも優れた成形材料、及び成形体を提供。 【解決手段】パルプと中空微粒子と結合剤成分とからな
る粒状物の表面の全面もしくは部分的に熱可塑性樹脂層
を設けた粒状成形材料を用いて、成形体を得るようにし
た。中空微粒子はパルプ繊維間に分散しており、軽量の
粒状物を形成させる働きを有する。中空微粒子を配合す
ることにより、軽量でかつ緩衝性に優れた成形材料を得
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルプと、中空微
粒子と、結合剤とから粒状物を形成し、この粒状物の表
面に熱可塑性樹脂層を設けることにより得た粒状成形材
料を使用することにより、再資源化性や易処理性に優
れ、緩衝性にもすぐれた成形体を提供しようとする成形
材料技術分野に関するものである。
粒子と、結合剤とから粒状物を形成し、この粒状物の表
面に熱可塑性樹脂層を設けることにより得た粒状成形材
料を使用することにより、再資源化性や易処理性に優
れ、緩衝性にもすぐれた成形体を提供しようとする成形
材料技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気製品、光学機器などの精密機器等に
おいて、輸送時に加わる振動、衝撃より商品を破損、傷
つきより保護する目的で、緩衝材が使用されている。こ
れらの緩衝材として旧来より一般的に使用されているも
のとして、発泡スチロールの成形品がある。また、近
年、これ以外の緩衝材として、紙製段ボールを積層や、
折り曲げによって保護対象物の形状に合わせて造形した
もの、保護対象物の形状に合わせて製作した型に、水と
パルプ繊維より成るパルプスラリーを付着させた後、乾
燥、離型を行なって得たパルプモールド成形品、熱可塑
性樹脂シートを加熱後、所望する金型形状に圧空または
真空で成形する真空圧空成形品等も使用されている。し
かしながら、近年、環境問題への関心が高まっており、
製品が廃棄された際の易処理性、易焼却性、再資源化性
は製品を設計する上で避けられない要素になりつつあ
る。旧来より使用されている発泡スチロールにおいて
は、緩衝性、断熱性に優れ、造形性も比較的良好なた
め、緩衝材、断熱建材等に広く使用されているが、使用
後の廃棄処分において、種々の問題が生じる。発泡スチ
ロールを焼却処分する場合には、燃焼時の発生熱量が、
紙やポリエステル樹脂に比べて高く、焼却炉の損傷が懸
念されており、埋め立て処理を行なった場合には、発泡
スチロールが土中で分解されずに残存してしまう問題が
ある。この代替物として、パルプモールド成形品、段ボ
ール製品、真空圧空成形品等の商品が市販されている。
しかしながらこれらの商品は、緩衝能力が十分とはいえ
ず、また、任意形状への成形性も発泡スチロールに比較
して劣ったものとなっている。具体的には、パルプモー
ルド成形品においては、低密度で肉厚な成形品が得られ
ないため、緩衝材機能を得る際に製作できる形状が限ら
れる.すなわち、パルプモールドの素材自体の緩衝性は
小さく、モールド成形品の撓みを利用して緩衝性を得て
いる為、比較的軽量の機器類、鶏卵等の保護用途に利用
が限られている。段ボール製品では、平面形状での積
層、折り曲げ、組み合わせ等により製作するため、形状
面での制約が大きく、保護対象物形状に合わせた形状へ
の形成が困難である。真空圧空成形品においては、熱可
塑性樹脂シートを加熱し、金型面に合わせた形状に成形
するため、突起部分等が肉薄になりやすく、成形品の高
さや形状等に制約をうけるという問題点がある.またパ
ルプモールド成形品と同様に、シート成形品の撓みを利
用して緩衝性を得ている為、比較的軽量の機器類、部品
等の保護用途に利用が限られている。これらの課題を解
決するため、種々の手段が提案されている。たとえば、
パルプモールド基材自体の緩衝性を向上させる手段とし
て、主成分のパルプにバインダーや中空粒子を添加して
パルプモールドを製作する方法(特開平6−10300
号)、古紙パルプと変性澱粉、水分、中空粒子を混練し
て成形型にいれ、加熱して、緩衝性能に優れた成形体を
得る方法(特開平9−78500)、パルプを増粘溶液
中で撹袢し、発泡剤もしくは起泡させたことによる気泡
を保持させて得たパルプビーズを使用して成形体を得る
方法(特開平6−15753)等が提案されている。
おいて、輸送時に加わる振動、衝撃より商品を破損、傷
つきより保護する目的で、緩衝材が使用されている。こ
れらの緩衝材として旧来より一般的に使用されているも
のとして、発泡スチロールの成形品がある。また、近
年、これ以外の緩衝材として、紙製段ボールを積層や、
折り曲げによって保護対象物の形状に合わせて造形した
もの、保護対象物の形状に合わせて製作した型に、水と
パルプ繊維より成るパルプスラリーを付着させた後、乾
燥、離型を行なって得たパルプモールド成形品、熱可塑
性樹脂シートを加熱後、所望する金型形状に圧空または
真空で成形する真空圧空成形品等も使用されている。し
かしながら、近年、環境問題への関心が高まっており、
製品が廃棄された際の易処理性、易焼却性、再資源化性
は製品を設計する上で避けられない要素になりつつあ
る。旧来より使用されている発泡スチロールにおいて
は、緩衝性、断熱性に優れ、造形性も比較的良好なた
め、緩衝材、断熱建材等に広く使用されているが、使用
後の廃棄処分において、種々の問題が生じる。発泡スチ
ロールを焼却処分する場合には、燃焼時の発生熱量が、
紙やポリエステル樹脂に比べて高く、焼却炉の損傷が懸
念されており、埋め立て処理を行なった場合には、発泡
スチロールが土中で分解されずに残存してしまう問題が
ある。この代替物として、パルプモールド成形品、段ボ
ール製品、真空圧空成形品等の商品が市販されている。
しかしながらこれらの商品は、緩衝能力が十分とはいえ
ず、また、任意形状への成形性も発泡スチロールに比較
して劣ったものとなっている。具体的には、パルプモー
ルド成形品においては、低密度で肉厚な成形品が得られ
ないため、緩衝材機能を得る際に製作できる形状が限ら
れる.すなわち、パルプモールドの素材自体の緩衝性は
小さく、モールド成形品の撓みを利用して緩衝性を得て
いる為、比較的軽量の機器類、鶏卵等の保護用途に利用
が限られている。段ボール製品では、平面形状での積
層、折り曲げ、組み合わせ等により製作するため、形状
面での制約が大きく、保護対象物形状に合わせた形状へ
の形成が困難である。真空圧空成形品においては、熱可
塑性樹脂シートを加熱し、金型面に合わせた形状に成形
するため、突起部分等が肉薄になりやすく、成形品の高
さや形状等に制約をうけるという問題点がある.またパ
ルプモールド成形品と同様に、シート成形品の撓みを利
用して緩衝性を得ている為、比較的軽量の機器類、部品
等の保護用途に利用が限られている。これらの課題を解
決するため、種々の手段が提案されている。たとえば、
パルプモールド基材自体の緩衝性を向上させる手段とし
て、主成分のパルプにバインダーや中空粒子を添加して
パルプモールドを製作する方法(特開平6−10300
号)、古紙パルプと変性澱粉、水分、中空粒子を混練し
て成形型にいれ、加熱して、緩衝性能に優れた成形体を
得る方法(特開平9−78500)、パルプを増粘溶液
中で撹袢し、発泡剤もしくは起泡させたことによる気泡
を保持させて得たパルプビーズを使用して成形体を得る
方法(特開平6−15753)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は、基材自体の厚さを大きくすることが容易では
ない為、なおも緩衝性が十分なものとは言えなかった
り、緩衝性には優れているものの、原料自体に流動性が
乏しく、成形型への均一な充填が困難であるため、成形
形状によっては時間を要するものであったり、製造時に
多量の水などの溶媒を使用するため乾燥に時間を要する
ものであったり、保持させた気泡が経時的に必ずしも安
定でなく、緩衝性能が経時的に影響を受ける場合があっ
たりするという問題点があった。これらの問題点に鑑
み、再資源化性、易処理性に優れたパルプを原料とし
て、鋭意研究を進めた結果、成形性が良好であり、緩衝
性能の経時的安定性についても良好な粒状成形材料が得
られ、この発明を完成するに至った。本発明は前記課題
を解決するために、使用後の処理にあたっては再資源化
性、易処理性を与えるとともに、成形性に優れ、経時的
な緩衝性能の安定性にも優れた成形材料、及び成形体を
提供しようとするものである。
の方法は、基材自体の厚さを大きくすることが容易では
ない為、なおも緩衝性が十分なものとは言えなかった
り、緩衝性には優れているものの、原料自体に流動性が
乏しく、成形型への均一な充填が困難であるため、成形
形状によっては時間を要するものであったり、製造時に
多量の水などの溶媒を使用するため乾燥に時間を要する
ものであったり、保持させた気泡が経時的に必ずしも安
定でなく、緩衝性能が経時的に影響を受ける場合があっ
たりするという問題点があった。これらの問題点に鑑
み、再資源化性、易処理性に優れたパルプを原料とし
て、鋭意研究を進めた結果、成形性が良好であり、緩衝
性能の経時的安定性についても良好な粒状成形材料が得
られ、この発明を完成するに至った。本発明は前記課題
を解決するために、使用後の処理にあたっては再資源化
性、易処理性を与えるとともに、成形性に優れ、経時的
な緩衝性能の安定性にも優れた成形材料、及び成形体を
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、パルプと中空微粒子と結合剤成分とか
らなる粒状物の表面の全面もしくは部分的に熱可塑性樹
脂層を設けた粒状成形材料を用いて、成形体を得るよう
にしたものである.中空微粒子はパルプ繊維間に分散し
ており、軽量の粒状物を形成させる働きを有する。結合
剤は、中空微粒子を含んだ粒状物が形状を保持する働き
をする。中空微粒子を配合することにより、軽量でかつ
緩衝性に優れた成形材料を得ることができる。
に、本発明では、パルプと中空微粒子と結合剤成分とか
らなる粒状物の表面の全面もしくは部分的に熱可塑性樹
脂層を設けた粒状成形材料を用いて、成形体を得るよう
にしたものである.中空微粒子はパルプ繊維間に分散し
ており、軽量の粒状物を形成させる働きを有する。結合
剤は、中空微粒子を含んだ粒状物が形状を保持する働き
をする。中空微粒子を配合することにより、軽量でかつ
緩衝性に優れた成形材料を得ることができる。
【0005】請求項2に係る発明は、中空微粒子が熱膨
張性マイクロカプセルであることを特徴とする発明であ
る。熱膨張性マイクロカプセルはとくに低比重の中空微
粒子が得られるものであり、軽量性、緩衝性に優れた粒
状成形材料を得ることができる。請求項3に係る発明
は、パルプが再生パルプまたは古紙の微細解砕物を含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の粒状成形材
料としたものである。請求項4に係る発明は、熱可塑性
樹脂層の可塑化温度が、上記中空微粒子の耐熱温度より
も低いことを特徴とする請求項1または2に記載の粒状
成形材料としたものである。請求項5に係る発明は、結
合剤が、溶媒に溶解性を有するもの、または溶媒の分散
物もしくは乳化物由来のものであることを特徴とする請
求項1ないし4の何れかに記載の粒状成形材料としたも
のである。
張性マイクロカプセルであることを特徴とする発明であ
る。熱膨張性マイクロカプセルはとくに低比重の中空微
粒子が得られるものであり、軽量性、緩衝性に優れた粒
状成形材料を得ることができる。請求項3に係る発明
は、パルプが再生パルプまたは古紙の微細解砕物を含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の粒状成形材
料としたものである。請求項4に係る発明は、熱可塑性
樹脂層の可塑化温度が、上記中空微粒子の耐熱温度より
も低いことを特徴とする請求項1または2に記載の粒状
成形材料としたものである。請求項5に係る発明は、結
合剤が、溶媒に溶解性を有するもの、または溶媒の分散
物もしくは乳化物由来のものであることを特徴とする請
求項1ないし4の何れかに記載の粒状成形材料としたも
のである。
【0006】請求項6に係る発明は、請求項1ないし5
の何れかに記載の粒状成形材料を相互に結合して集合体
にしたことを特徴とする成形体としたものである。請求
項7に係る発明は、上記成形体の見掛け比重が0.05
〜0.25であることを特徴とする請求項6に記載の成
形体としたものである。請求項8に係る発明は、上記成
形体の表面に全面もしくは部分的に被覆層を設けたこと
を特徴とする請求項6または7に記載の成形体としたも
のである。
の何れかに記載の粒状成形材料を相互に結合して集合体
にしたことを特徴とする成形体としたものである。請求
項7に係る発明は、上記成形体の見掛け比重が0.05
〜0.25であることを特徴とする請求項6に記載の成
形体としたものである。請求項8に係る発明は、上記成
形体の表面に全面もしくは部分的に被覆層を設けたこと
を特徴とする請求項6または7に記載の成形体としたも
のである。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する.本発明の
粒状成形材料を構成する再生パルプを含むパルプとして
は、針葉樹又は広葉樹を用いたクラフトパルプ、ソーダ
パルプ、砕木パルプ、スルファイトパルプ、サーモメカ
ニカルパルプ等や、古紙、古段ボール紙、古雑誌等に由
来する再生パルプや、綿状解砕物、微粉砕物等が、単独
で、あるいは2種以上を混合して使用することができ
る.
粒状成形材料を構成する再生パルプを含むパルプとして
は、針葉樹又は広葉樹を用いたクラフトパルプ、ソーダ
パルプ、砕木パルプ、スルファイトパルプ、サーモメカ
ニカルパルプ等や、古紙、古段ボール紙、古雑誌等に由
来する再生パルプや、綿状解砕物、微粉砕物等が、単独
で、あるいは2種以上を混合して使用することができ
る.
【0008】中空微粒子としては、フェノールバルーン
や、熱膨張性マイクロカプセルを加熱して中空微粒子と
したものを使用することができる.熱膨張性マイクロカ
プセルは、外殻の熱可塑性樹脂が内殻の溶剤を覆ってお
り、加熱により外殻の熱可塑性樹脂が軟化するととも
に、内殻の溶剤がガス化し、体積が膨張する粒子である
が、とくに低比重の中空微粒子を得ることができる為、
緩衝性、軽量性に優れた粒状成形材料に好適である。具
体的には、熱膨張性マイクロカプセルの内殻の成分とし
ては、イソブタン、ペンタン、イソペンタン、ヘキサ
ン、イソオクタン、石油エーテル等の溶剤が例示され、
外殻成分としては、塩化ビニリデン、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル等のモノマー2種以上から共重合された
熱可塑性樹脂が例示され、この外殻で内殻成分を包み込
んだ熱膨張性マイクロカプセルを好ましく使用できる。
中空微粒子がパルプの繊維間に分散することにより、軽
量で緩衝性に優れた粒状物を形成させる働きを有する。
このような熱膨張性マイクロカプセルを本発明の粒状成
形材料の製造に使用するにあたり、予め膨張させて中空
微粒子としたものをパルプと混合してもよく、パルプと
混合後に膨張させて中空微粒子としてもよい.もちろ
ん、中空微粒子を構成成分とする複合体であっても差し
支えない。例えば、外殻を熱可塑性樹脂とする中空微粒
子の表面に無機粉末をコーティングした複合中空微粒子
を使用することもできる。無機粉末としては、炭酸カル
シウム、タルク、シリカ、酸化チタン、等が例示でき
る。
や、熱膨張性マイクロカプセルを加熱して中空微粒子と
したものを使用することができる.熱膨張性マイクロカ
プセルは、外殻の熱可塑性樹脂が内殻の溶剤を覆ってお
り、加熱により外殻の熱可塑性樹脂が軟化するととも
に、内殻の溶剤がガス化し、体積が膨張する粒子である
が、とくに低比重の中空微粒子を得ることができる為、
緩衝性、軽量性に優れた粒状成形材料に好適である。具
体的には、熱膨張性マイクロカプセルの内殻の成分とし
ては、イソブタン、ペンタン、イソペンタン、ヘキサ
ン、イソオクタン、石油エーテル等の溶剤が例示され、
外殻成分としては、塩化ビニリデン、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル等のモノマー2種以上から共重合された
熱可塑性樹脂が例示され、この外殻で内殻成分を包み込
んだ熱膨張性マイクロカプセルを好ましく使用できる。
中空微粒子がパルプの繊維間に分散することにより、軽
量で緩衝性に優れた粒状物を形成させる働きを有する。
このような熱膨張性マイクロカプセルを本発明の粒状成
形材料の製造に使用するにあたり、予め膨張させて中空
微粒子としたものをパルプと混合してもよく、パルプと
混合後に膨張させて中空微粒子としてもよい.もちろ
ん、中空微粒子を構成成分とする複合体であっても差し
支えない。例えば、外殻を熱可塑性樹脂とする中空微粒
子の表面に無機粉末をコーティングした複合中空微粒子
を使用することもできる。無機粉末としては、炭酸カル
シウム、タルク、シリカ、酸化チタン、等が例示でき
る。
【0009】結合剤としては、中空微粒子を含んだ繊維
同士を結着させるものであれば、とくに限定されない
が、溶媒に溶解性を有する高分子や、エマルジョン状液
体、もしくは微粒子状の分散液で得られるものが好まし
く使用できる。溶媒としては水や、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール
類や、酢酸エチル等のエステル類等が例示されるが、こ
れらに限定されるものではない。結合剤の例としては、
水溶性の高分子であれば、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース等のセルロース系誘導体、ポリアクリル
アミド系誘導体、エステル化デンプン、エーテル化デン
プン等のデンプン系誘導体、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、カゼイン、キトサン、アルギン酸
ナトリウム等があげられるが、これらに限定されるもの
ではない。
同士を結着させるものであれば、とくに限定されない
が、溶媒に溶解性を有する高分子や、エマルジョン状液
体、もしくは微粒子状の分散液で得られるものが好まし
く使用できる。溶媒としては水や、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール
類や、酢酸エチル等のエステル類等が例示されるが、こ
れらに限定されるものではない。結合剤の例としては、
水溶性の高分子であれば、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース等のセルロース系誘導体、ポリアクリル
アミド系誘導体、エステル化デンプン、エーテル化デン
プン等のデンプン系誘導体、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、カゼイン、キトサン、アルギン酸
ナトリウム等があげられるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0010】粒状物の製造方法としては、撹拌混合造粒
法、押出し造粒法、転動造粒法、流動層造粒法、等によ
り粒状物を作製することができるが、これらに限定され
るものではない。粒状物のサイズとしては、平均寸法が
2mm〜20mmのものを使用できるが、3mm〜10
mmのものがより好ましく使用できる。粒状物のサイズ
は同程度に揃っていてもよいし、異なるサイズの混合物
であってもよい。粒状物の形状については小塊状であれ
ば特に限定されないが、球状、楕円体状、円柱状、扁平
球状、扁平楕円体状、さらにこれらの近似形状等の粒状
物が好ましく使用できるが、とくに形状の定まらない小
塊状物であっても、成形型に充填できるものであればさ
しつかえない。平均寸法が2mmより小さいものは流動
性が不足しがちであり、成形型への充填性に問題が出や
すい。平均寸法が20mmより大きいものは成形形状が
複雑な場合には不利となる。
法、押出し造粒法、転動造粒法、流動層造粒法、等によ
り粒状物を作製することができるが、これらに限定され
るものではない。粒状物のサイズとしては、平均寸法が
2mm〜20mmのものを使用できるが、3mm〜10
mmのものがより好ましく使用できる。粒状物のサイズ
は同程度に揃っていてもよいし、異なるサイズの混合物
であってもよい。粒状物の形状については小塊状であれ
ば特に限定されないが、球状、楕円体状、円柱状、扁平
球状、扁平楕円体状、さらにこれらの近似形状等の粒状
物が好ましく使用できるが、とくに形状の定まらない小
塊状物であっても、成形型に充填できるものであればさ
しつかえない。平均寸法が2mmより小さいものは流動
性が不足しがちであり、成形型への充填性に問題が出や
すい。平均寸法が20mmより大きいものは成形形状が
複雑な場合には不利となる。
【0011】粒状物の表面に形成する樹脂としては、熱
可塑性を有するものであれば、とくに限定されないが、
中空微粒子の耐熱温度よりも可塑化温度の低い樹脂を使
用することが好ましい。熱可塑性樹脂の例として、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、金属塩架橋物を
含むエチレン−アクリル酸共重合樹脂、金属塩架橋物を
含むエチレン−メタクリル酸共重合樹脂、などがあげら
れるが、特にこれらに限定されるものではない。上記熱
可塑性樹脂が単独で使用されるか、または複数混合して
使用することも可能である。
可塑性を有するものであれば、とくに限定されないが、
中空微粒子の耐熱温度よりも可塑化温度の低い樹脂を使
用することが好ましい。熱可塑性樹脂の例として、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、金属塩架橋物を
含むエチレン−アクリル酸共重合樹脂、金属塩架橋物を
含むエチレン−メタクリル酸共重合樹脂、などがあげら
れるが、特にこれらに限定されるものではない。上記熱
可塑性樹脂が単独で使用されるか、または複数混合して
使用することも可能である。
【0012】粒状物の表面に熱可塑性樹脂層を形成する
方法としては、上記熱可塑性樹脂の粉末や乳化分散液
や、溶解液を散布、または噴霧する方法、等があげられ
る。粒状物の表面に形成する熱可塑性樹脂層の使用量と
しては、前記粒状物に対する重量比で1%〜40%とす
ることが好ましいが、緩衝性の点で2%〜20%とする
ことがより好ましい。使用樹脂量が1%より少ない場合
は、成形体としての強度が十分とすることができず、ま
た40%より多い場合には、使用後の再資源化性や易処
理性に問題を生じる。
方法としては、上記熱可塑性樹脂の粉末や乳化分散液
や、溶解液を散布、または噴霧する方法、等があげられ
る。粒状物の表面に形成する熱可塑性樹脂層の使用量と
しては、前記粒状物に対する重量比で1%〜40%とす
ることが好ましいが、緩衝性の点で2%〜20%とする
ことがより好ましい。使用樹脂量が1%より少ない場合
は、成形体としての強度が十分とすることができず、ま
た40%より多い場合には、使用後の再資源化性や易処
理性に問題を生じる。
【0013】粒状成形材料を相互に結合して集合体とし
た成形体を得る方法としては、成形型に材料を充填し、
所定密度まで圧縮し、加熱する方法があげられるが、こ
れらに限定されるものではない。加熱するにあたって
は、成形型に通気用の微孔を設けて、熱風を吹き込む方
法、成形型内部を高周波で加熱する方法、成形型全体を
加熱する方法、等があげられる。
た成形体を得る方法としては、成形型に材料を充填し、
所定密度まで圧縮し、加熱する方法があげられるが、こ
れらに限定されるものではない。加熱するにあたって
は、成形型に通気用の微孔を設けて、熱風を吹き込む方
法、成形型内部を高周波で加熱する方法、成形型全体を
加熱する方法、等があげられる。
【0014】上記成形体の見掛け比重としては、必要な
緩衝性能に応じて適宜変更して成形すればよいが、成形
性の点で見掛け比重を0.05〜0.25とすることが
好ましく、緩衝性の点で成形体の見掛け比重を0.08
〜0.2とすることがより好ましい。成形体の見掛け比
重が0.05より小さい場合は、成形体の強度が不足
し、見掛け比重が0.25より大きい場合には、充分な
緩衝性が得られない。中空微粒子の含有量は、上記成形
体の見掛け体積に対して、5体積%〜50体積%が好ま
しいが、緩衝性の点で、含有量を10体積%〜40体積
%とすることにより、より好適な成形体とすることがで
きる。とくに好適な含有量は15体積%〜40体積%と
した成形体である。この場合、中空微粒子の含有量が5
体積%より小さい場合は、添加により充分な緩衝性向上
が得られず、含有量が50体積%より大きい場合は、パ
ルプ繊維による結合力が低下し、成形体としての強度が
不足する。成形体中の中空微粒子の含有量を増加させる
と、相対的にパルプの占める体積が減少することにな
り、成形体の見掛け比重を小さくすることができる。成
形体の見掛け比重を大とする場合には、成形体中の中空
微粒子の含有量を小にすることになる。なお、中空微粒
子としては、真比重が0.2〜0.005のものが使用
できるが、真比重が0.1〜0.01のものをより好ま
しく使用できる。成形体の見掛け比重と中空微粒子の含
有量については、成形体が必要とする緩衝性能に応じて
適宜組み合わせて成形すればよい。
緩衝性能に応じて適宜変更して成形すればよいが、成形
性の点で見掛け比重を0.05〜0.25とすることが
好ましく、緩衝性の点で成形体の見掛け比重を0.08
〜0.2とすることがより好ましい。成形体の見掛け比
重が0.05より小さい場合は、成形体の強度が不足
し、見掛け比重が0.25より大きい場合には、充分な
緩衝性が得られない。中空微粒子の含有量は、上記成形
体の見掛け体積に対して、5体積%〜50体積%が好ま
しいが、緩衝性の点で、含有量を10体積%〜40体積
%とすることにより、より好適な成形体とすることがで
きる。とくに好適な含有量は15体積%〜40体積%と
した成形体である。この場合、中空微粒子の含有量が5
体積%より小さい場合は、添加により充分な緩衝性向上
が得られず、含有量が50体積%より大きい場合は、パ
ルプ繊維による結合力が低下し、成形体としての強度が
不足する。成形体中の中空微粒子の含有量を増加させる
と、相対的にパルプの占める体積が減少することにな
り、成形体の見掛け比重を小さくすることができる。成
形体の見掛け比重を大とする場合には、成形体中の中空
微粒子の含有量を小にすることになる。なお、中空微粒
子としては、真比重が0.2〜0.005のものが使用
できるが、真比重が0.1〜0.01のものをより好ま
しく使用できる。成形体の見掛け比重と中空微粒子の含
有量については、成形体が必要とする緩衝性能に応じて
適宜組み合わせて成形すればよい。
【0015】成形体の表面に被覆層を形成することによ
り、成形体の構成成分の脱落を防止することができ、よ
り好適な緩衝材とすることができる。成形体の表面に形
成する被覆層としては、荷重を受けた成形体の変形に応
じて被覆層も変形あるいは撓むものであればとくに限定
されないが、紙やフィルム、シート状のものを成形体の
表面に貼り付ける方法、水などの溶媒に溶解させた高分
子溶液やエマルジョン液を成形体に噴霧あるいは散布し
て乾燥させて被覆層を形成する方法、前記高分子溶液や
エマルジョン液に成形体を浸漬した後、乾燥させて被覆
層を形成する方法があげられる。被覆層は、成形体表面
の全面に形成してもよいし、部分的に形成してもよい。
前記高分子としては、アクリル共重合系被覆剤、酢酸ビ
ニル系被覆剤、ポリオレフィン系被覆剤、多糖類系被覆
剤、塩基性多糖類系被覆剤、等が例示されるが、これら
に限定されるものではない。
り、成形体の構成成分の脱落を防止することができ、よ
り好適な緩衝材とすることができる。成形体の表面に形
成する被覆層としては、荷重を受けた成形体の変形に応
じて被覆層も変形あるいは撓むものであればとくに限定
されないが、紙やフィルム、シート状のものを成形体の
表面に貼り付ける方法、水などの溶媒に溶解させた高分
子溶液やエマルジョン液を成形体に噴霧あるいは散布し
て乾燥させて被覆層を形成する方法、前記高分子溶液や
エマルジョン液に成形体を浸漬した後、乾燥させて被覆
層を形成する方法があげられる。被覆層は、成形体表面
の全面に形成してもよいし、部分的に形成してもよい。
前記高分子としては、アクリル共重合系被覆剤、酢酸ビ
ニル系被覆剤、ポリオレフィン系被覆剤、多糖類系被覆
剤、塩基性多糖類系被覆剤、等が例示されるが、これら
に限定されるものではない。
【0016】
【実施例】以下に本発明を実験例を上げて説明する. 実施例1 パルプ :古紙由来の再生パルプ 100重量部 中空微粒子:熱膨張性マイクロカプセル発泡品 3重量部 結合剤:ポリビニルアルコール1重量%水溶液 150重量部 上記原料のうち、中空微粒子の松本油脂製薬(株)製
「マツモトマイクロスフェアーF−80ED」は真比重
0.02、粒径分布30〜150μm,平均粒径90μ
m、耐熱温度120℃のものを使用した。上記原料を解
砕混合機(「プロシェアミキサー」大平洋機工製)によ
り、全体が湿化状態になるまで充分に解砕混合する。混
合した原料を転動式造粒機により処理し、粒状物を得
た。得られた粒状物のサイズは3mm〜8mm程度の分
布を有する小塊状物であった。この粒状物を乾燥させた
後、熱可塑性樹脂分散液:酢酸ビニル−ポリオレフィン
系共重合樹脂(商品名「ケミパールV−100」固形分
40%、三井化学製)15重量部を、粒状物に噴霧、5
0℃で乾燥し、粒状成形材料を得た。得られた粒状成形
材料を成形型に投入し、成形型内に約100℃の熱風を
通気させて加熱した。成形型内を冷却後、粒状物が相互
に結合した成形体(見掛け比重0.12)を得た。この
成形体中に占める中空微粒子の比率は18体積%であっ
た。同様にして得た粒状成形材料を使用し、幅15cm
奥行き15cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.1
2)を3個作製した。
「マツモトマイクロスフェアーF−80ED」は真比重
0.02、粒径分布30〜150μm,平均粒径90μ
m、耐熱温度120℃のものを使用した。上記原料を解
砕混合機(「プロシェアミキサー」大平洋機工製)によ
り、全体が湿化状態になるまで充分に解砕混合する。混
合した原料を転動式造粒機により処理し、粒状物を得
た。得られた粒状物のサイズは3mm〜8mm程度の分
布を有する小塊状物であった。この粒状物を乾燥させた
後、熱可塑性樹脂分散液:酢酸ビニル−ポリオレフィン
系共重合樹脂(商品名「ケミパールV−100」固形分
40%、三井化学製)15重量部を、粒状物に噴霧、5
0℃で乾燥し、粒状成形材料を得た。得られた粒状成形
材料を成形型に投入し、成形型内に約100℃の熱風を
通気させて加熱した。成形型内を冷却後、粒状物が相互
に結合した成形体(見掛け比重0.12)を得た。この
成形体中に占める中空微粒子の比率は18体積%であっ
た。同様にして得た粒状成形材料を使用し、幅15cm
奥行き15cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.1
2)を3個作製した。
【0017】この成形体に対し、JIS Z0235に
準拠する衝撃荷重試験装置により、荷重落下試験を行な
った。まず、この成形体1個を20℃(湿度65%)に
24時間放置してから、重量5.8kgの荷重を高さ6
0cmより落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加
速度は62Gであった。(1Gは9.8m/s2として
換算するものとする)高温高湿での影響を調べる為、も
う1個の成形体を、40℃(湿度80%)に24時間放
置したものを、重量5.8kgの荷重を高さ60cmよ
り落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加速度は6
3Gであった。経日安定性を調べる為、残り1個の成形
体を20℃(湿度65%)に1ヶ月放置してから、重量
5.8kgの荷重を高さ60cmより落下させたとこ
ろ、荷重の受けた最大衝撃加速度は63Gであった。荷
重落下試験において、ほぼ同様の安定した結果が得られ
た。
準拠する衝撃荷重試験装置により、荷重落下試験を行な
った。まず、この成形体1個を20℃(湿度65%)に
24時間放置してから、重量5.8kgの荷重を高さ6
0cmより落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加
速度は62Gであった。(1Gは9.8m/s2として
換算するものとする)高温高湿での影響を調べる為、も
う1個の成形体を、40℃(湿度80%)に24時間放
置したものを、重量5.8kgの荷重を高さ60cmよ
り落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加速度は6
3Gであった。経日安定性を調べる為、残り1個の成形
体を20℃(湿度65%)に1ヶ月放置してから、重量
5.8kgの荷重を高さ60cmより落下させたとこ
ろ、荷重の受けた最大衝撃加速度は63Gであった。荷
重落下試験において、ほぼ同様の安定した結果が得られ
た。
【0018】実施例2〜8および比較例1〜4 上記実施例1において、中空微粒子の配合量を変えて粒
状成形材料を作製し、幅15cm奥行き15cm厚さ5
cmの成形体を得た。これらの成形体各個を20℃(湿
度65%)に24時間放置してから、重量5.8kgの
荷重を高さ60cmより落下させて、荷重の受けた最大
衝撃加速度を表1に示す。
状成形材料を作製し、幅15cm奥行き15cm厚さ5
cmの成形体を得た。これらの成形体各個を20℃(湿
度65%)に24時間放置してから、重量5.8kgの
荷重を高さ60cmより落下させて、荷重の受けた最大
衝撃加速度を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】比較例5 発泡ポリスチレンでの落下試験を行なった。ビーズ発泡
法により作製された発泡ポリスチレン成形体(幅15c
m奥行き15cm厚さ5cm;見掛け比重0.017)
を20℃(湿度65%)に24時間放置してから、重量
5.8kgの荷重を高さ60cmより落下させたとこ
ろ、荷重の受けた最大衝撃加速度は66Gであった。も
う1個の成形体を、40℃(湿度80%)に24時間放
置してから、重量5.8kgの荷重を高さ60cmより
落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加速度は66
Gであり、とくに変化は見られなかった。上記実施例1
〜8と、比較例5より、上記条件での荷重落下試験にお
いて、本発明の粒状成形材料による成形体が、発泡ポリ
スチレンと同程度の緩衝性を有している結果を得た。
法により作製された発泡ポリスチレン成形体(幅15c
m奥行き15cm厚さ5cm;見掛け比重0.017)
を20℃(湿度65%)に24時間放置してから、重量
5.8kgの荷重を高さ60cmより落下させたとこ
ろ、荷重の受けた最大衝撃加速度は66Gであった。も
う1個の成形体を、40℃(湿度80%)に24時間放
置してから、重量5.8kgの荷重を高さ60cmより
落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加速度は66
Gであり、とくに変化は見られなかった。上記実施例1
〜8と、比較例5より、上記条件での荷重落下試験にお
いて、本発明の粒状成形材料による成形体が、発泡ポリ
スチレンと同程度の緩衝性を有している結果を得た。
【0021】実施例9 パルプ :古紙由来の再生パルプ 100重量部 中空微粒子:熱膨張性マイクロカプセル発泡品 3重量部 (商品名「マツモトマイクロスフェアーF−80ED」松本油脂製薬( 株)製) 結合剤:カルボキシメチルセルロース1重量%水溶液 140重量部 上記原料を前記(実施例1)と同様方法により処理し、
粒状物を得た。この粒状物を乾燥させた後、熱可塑性樹
脂乳化分散液:エチレン−メタクリル酸系共重合樹脂金
属塩架橋物(商品名「ケミパールS−100」固形分2
7%、三井化学製)20重量部を、粒状物に噴霧した
後、50℃で乾燥し、粒状成形材料を得た。得られた粒
状成形材料を成形型に投入し、成形型内に約100℃の
熱風を通気させて加熱した。成形型内を冷却後、粒状物
が相互に結合した成形体(見掛け比重0.14)を得
た。同様にして得た粒状成形材料を使用し、幅15cm
奥行き15cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.1
4)を作製した。この成形体を20℃(湿度65%)に
24時間放置してから、重量5.8kgの荷重を高さ6
0cmより落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加
速度は65Gであった。
粒状物を得た。この粒状物を乾燥させた後、熱可塑性樹
脂乳化分散液:エチレン−メタクリル酸系共重合樹脂金
属塩架橋物(商品名「ケミパールS−100」固形分2
7%、三井化学製)20重量部を、粒状物に噴霧した
後、50℃で乾燥し、粒状成形材料を得た。得られた粒
状成形材料を成形型に投入し、成形型内に約100℃の
熱風を通気させて加熱した。成形型内を冷却後、粒状物
が相互に結合した成形体(見掛け比重0.14)を得
た。同様にして得た粒状成形材料を使用し、幅15cm
奥行き15cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.1
4)を作製した。この成形体を20℃(湿度65%)に
24時間放置してから、重量5.8kgの荷重を高さ6
0cmより落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加
速度は65Gであった。
【0022】実施例10 パルプ :新聞古紙の微粉砕物 100重量部 中空微粒子:熱膨張性マイクロカプセル発泡品 4重量部 (商品名「マツモトマイクロスフェアーF−80ED」松本油脂製薬( 株)製) 結合剤:ヒドロキシプロピルメチルセルロース0.8重量%水溶液 120重量部 新聞古紙の微粉砕物は、ハンマーミル等で綿状に微粉砕
したものを使用した。上記原料を前記(実施例1)と同
様方法により処理し、粒状物を得た。この粒状物を乾燥
させた後、熱可塑性樹脂:ポリエステル樹脂微粉末(商
品名「アロンメルトPES−085P」、東亜合成製)
の30重量%水分散液20重量部を、粒状物に噴霧した
後、50℃で乾燥し、粒状成形材料を得た。得られた粒
状成形材料を成形型に投入し、成形型内に約100℃の
熱風を通気させて加熱した。成形型内を冷却後、粒状物
が相互に結合した成形体(見掛け比重0.10)を得
た。同様にして得た粒状成形材料を使用し、幅15cm
奥行き15cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.1
0)を作製した。この成形体に対し、20℃(湿度65
%)に24時間放置してから、重量5.8kgの荷重を
高さ60cmより落下させたところ、荷重の受けた最大
衝撃加速度は60Gであった。
したものを使用した。上記原料を前記(実施例1)と同
様方法により処理し、粒状物を得た。この粒状物を乾燥
させた後、熱可塑性樹脂:ポリエステル樹脂微粉末(商
品名「アロンメルトPES−085P」、東亜合成製)
の30重量%水分散液20重量部を、粒状物に噴霧した
後、50℃で乾燥し、粒状成形材料を得た。得られた粒
状成形材料を成形型に投入し、成形型内に約100℃の
熱風を通気させて加熱した。成形型内を冷却後、粒状物
が相互に結合した成形体(見掛け比重0.10)を得
た。同様にして得た粒状成形材料を使用し、幅15cm
奥行き15cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.1
0)を作製した。この成形体に対し、20℃(湿度65
%)に24時間放置してから、重量5.8kgの荷重を
高さ60cmより落下させたところ、荷重の受けた最大
衝撃加速度は60Gであった。
【0023】実施例11 パルプ :新聞古紙の微粉砕物 100重量部 中空微粒子:複合中空微粒子 20重量部 (商品名「マツモトマイクロスフェアーMFL−100CA」松本油脂 製薬(株)製) 結合剤:ヒドロキシプロピルメチルセルロース1.0重量%水溶液 140重量部 新聞古紙の微粉砕物は、ハンマーミル等で綿状に微粉砕
したものを使用した。上記原料を前記(実施例1)と同
様方法により処理し、粒状物を得た。この粒状物を乾燥
させた後、熱可塑性樹脂:ポリエステル樹脂微粉末(商
品名「アロンメルトPES−085P」、東亜合成製)
の35重量%水分散液20重量部を、粒状物に噴霧した
後、50℃で乾燥し、粒状成形材料を得た。得られた粒
状成形材料を成形型に投入し、成形型内に約100℃の
熱風を通気させて加熱した。成形型内を冷却後、粒状物
が相互に結合した成形体(見掛け比重0.15)を得
た。同様にして得た粒状成形材料を使用し、幅15cm
奥行き15cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.1
5)を作製した。この成形体に対し、20℃(湿度65
%)に24時間放置してから、重量5.8kgの荷重を
高さ60cmより落下させたところ、荷重の受けた最大
衝撃加速度は67Gであった。
したものを使用した。上記原料を前記(実施例1)と同
様方法により処理し、粒状物を得た。この粒状物を乾燥
させた後、熱可塑性樹脂:ポリエステル樹脂微粉末(商
品名「アロンメルトPES−085P」、東亜合成製)
の35重量%水分散液20重量部を、粒状物に噴霧した
後、50℃で乾燥し、粒状成形材料を得た。得られた粒
状成形材料を成形型に投入し、成形型内に約100℃の
熱風を通気させて加熱した。成形型内を冷却後、粒状物
が相互に結合した成形体(見掛け比重0.15)を得
た。同様にして得た粒状成形材料を使用し、幅15cm
奥行き15cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.1
5)を作製した。この成形体に対し、20℃(湿度65
%)に24時間放置してから、重量5.8kgの荷重を
高さ60cmより落下させたところ、荷重の受けた最大
衝撃加速度は67Gであった。
【0024】実施例12 前記「実施例10」で別に作製した幅15cm奥行き1
5cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.10)に酢
酸ビニル系被覆剤(昭和高分子製「ポリゾールSH−5
02」)を浸漬法により塗布、乾燥して被覆層を形成さ
せた。(塗布量15g/m2) この成形体に対し、20℃(湿度65%)に24時間放
置してから、重量5.8kgの荷重を高さ60cmより
落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加速度は58
Gであった。(実施例13)前記「実施例10」で別に
作製した幅15cm奥行き15cm厚さ5cmの成形体
(見掛け比重0.10)に対し、アクリル共重合系被覆
剤(クラリアントポリマー製「モビニール9001」)
を浸漬法により塗布、乾燥して被覆層を形成させた。
(塗布量12g/m2) この成形体に対し、20℃(湿度65%)に24時間放
置してから、重量5.8kgの荷重を高さ60cmより
落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加速度は61
Gであった。
5cm厚さ5cmの成形体(見掛け比重0.10)に酢
酸ビニル系被覆剤(昭和高分子製「ポリゾールSH−5
02」)を浸漬法により塗布、乾燥して被覆層を形成さ
せた。(塗布量15g/m2) この成形体に対し、20℃(湿度65%)に24時間放
置してから、重量5.8kgの荷重を高さ60cmより
落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加速度は58
Gであった。(実施例13)前記「実施例10」で別に
作製した幅15cm奥行き15cm厚さ5cmの成形体
(見掛け比重0.10)に対し、アクリル共重合系被覆
剤(クラリアントポリマー製「モビニール9001」)
を浸漬法により塗布、乾燥して被覆層を形成させた。
(塗布量12g/m2) この成形体に対し、20℃(湿度65%)に24時間放
置してから、重量5.8kgの荷重を高さ60cmより
落下させたところ、荷重の受けた最大衝撃加速度は61
Gであった。
【0025】
【発明の効果】本発明によって得られる粒状成形材料で
は、パルプを原料として使用することにより、再資源化
性や易処理性に優れた成形体を作製することができる。
また、中空微粒子をパルプ原料中に配合することによ
り、軽量でかつ緩衝性能に優れた成形体を作製すること
ができる。
は、パルプを原料として使用することにより、再資源化
性や易処理性に優れた成形体を作製することができる。
また、中空微粒子をパルプ原料中に配合することによ
り、軽量でかつ緩衝性能に優れた成形体を作製すること
ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 7/22 C08L 1/02 C08L 1/02 B29K 1:00 // B29K 1:00 105:04 105:04 B29C 67/22 Fターム(参考) 4F070 DA02 DB03 DC02 DC05 4F074 AA02 AA02L AA42 AE07 CA52 CB62 CB68 CC04X CC04Y CC05Z CC10X CC12Y CE01 DA02 DA08 4F201 AA01 AA19 AE07 AG20 BA02 BA03 BC01 BC02 BC19 BC25 BL42 BL43 BL47 4F212 AA01 AA19 AE07 AG20 UA02 UB01 UC06 UE27 UN08 4J002 AB01W AB03Y AB04Y AB05Y AD02Y BD10X BE02Y BG04X BG05X BG10X BG13Y BJ00Y CC03X EG026 FA10X
Claims (8)
- 【請求項1】パルプと中空微粒子と結合剤とからなる粒
状物の表面の全面もしくは部分的に熱可塑性樹脂層を設
けたことを特徴とする粒状成形材料。 - 【請求項2】中空微粒子が熱膨張性マイクロカプセルで
あることを特徴とする請求項1に記載の粒状成形材料。 - 【請求項3】パルプが、再生パルプまたは古紙の微細解
砕物を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の
粒状成形材料。 - 【請求項4】熱可塑性樹脂層の可塑化温度が、上記中空
微粒子の耐熱温度よりも低いことを特徴とする請求項1
または2に記載の粒状成形材料。 - 【請求項5】結合剤が溶媒に溶解性を有するもの、溶媒
の分散物または乳化物由来のものであることを特徴とす
る請求項1ないし4の何れかに記載の粒状成形材料。 - 【請求項6】請求項1ないし5の何れかに記載の粒状成
形材料を相互に結合して集合体にしたことを特徴とする
成形体。 - 【請求項7】成形体が0.05〜0.25の見掛け比重
であることを特徴とする請求項6に記載の成形体。 - 【請求項8】成形体の表面に全面もしくは部分的に被覆
層を設けたことを特徴とする請求項6または7に記載の
成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001145644A JP2002307431A (ja) | 2001-04-07 | 2001-04-07 | 粒状成形材料および成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001145644A JP2002307431A (ja) | 2001-04-07 | 2001-04-07 | 粒状成形材料および成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002307431A true JP2002307431A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18991420
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001145644A Pending JP2002307431A (ja) | 2001-04-07 | 2001-04-07 | 粒状成形材料および成形体 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002307431A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20160194828A1 (en) * | 2015-01-06 | 2016-07-07 | Li Jaw Industrial Corporation Limited | Method for manufacturing environmental friendly cushioning material |
| JP2021025145A (ja) * | 2019-08-01 | 2021-02-22 | 日本製紙パピリア株式会社 | 粒状パルプ |
| WO2024170766A1 (en) * | 2023-02-17 | 2024-08-22 | Nouryon Chemicals International B.V. | A package material and a method for making such material |
| WO2025070764A1 (ja) * | 2023-09-29 | 2025-04-03 | 日東電工株式会社 | 複合粒子、混合物、複合材料、及び複合粒子を製造する方法 |
-
2001
- 2001-04-07 JP JP2001145644A patent/JP2002307431A/ja active Pending
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