JP2002317543A - 壁材の取付構造 - Google Patents

壁材の取付構造

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JP2002317543A
JP2002317543A JP2001122600A JP2001122600A JP2002317543A JP 2002317543 A JP2002317543 A JP 2002317543A JP 2001122600 A JP2001122600 A JP 2001122600A JP 2001122600 A JP2001122600 A JP 2001122600A JP 2002317543 A JP2002317543 A JP 2002317543A
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Shigeru Akashi
繁 明石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は壁材を直接、釘等の固定具で打設す
ることなく、壁材を壁下地に簡単に施工でき、なおかつ
取り外しが可能な、壁材の取付構造に関するものであ
る。 【構成】 幅方向の一側端縁には外側方に突出した雌実
部17、他側端縁には内側方に突出した係止溝19を有
する雄実部18を形成すると共に、裏面には外方に突出
した足22を設けた長尺状の壁材Bと、壁材Bの雌実部
17を固定する押圧片14と壁材Bの雄実部18を固定
する係合片12を幅方向の側端部に形成すると共に、長
手方向に沿って前記足の形成ピッチに合わせた載置部7
を内方に突出して形成した長尺状の下地兼取付部材Aと
からなり、壁下地αに下地兼取付部材Aを横に複数本連
結して固定具βにより固定し、壁材Bの雌実部17を押
圧片14の裏面に挿入し、その後壁材Bを下方に垂下さ
せることにより壁材Bの係止溝19を下地兼取付部材A
の係合片12に係合すると共に、壁材Bの足22が下地
兼取付部材Aの載置部7に当接されて壁材Bが固定され
ている壁材Bの取付構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は壁材を直接、釘等の
固定具で打設することなく、壁材を壁下地に簡単に施工
でき、なおかつ取り外しが可能な、壁材の取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に壁材、特にセメントを主材とした
窯業系の壁材は、長手方向の両側縁に相决り構造の雄実
部と雌実部を形成したものが数多く上市されている。そ
して、これらの壁材は壁下地に固定する際に、通常ドリ
ルによって現場で取付孔を穿設し釘を打設する方法か、
取付部材を介して施工する方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドリル
で取付孔を穿設したり、直接壁材を釘で固定する作業
は、熟練を要し、壁材を破損する危険性があった。ま
た、取付部材による施工は取付強度が弱く、また、施工
後の取り外しが不可能であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために幅方向の一側端縁には外側方に突出し
た雌実部、他側端縁には内側方に突出した係止溝を有す
る雄実部を形成すると共に、裏面には外方に突出した足
を設けた長尺状の壁材と、壁材の雌実部を固定する押圧
片と壁材の雄実部を固定する係合片を幅方向の側端部に
形成すると共に、長手方向に沿って前記足の形成ピッチ
に合わせた載置部を内方に突出して形成した長尺状の下
地兼取付部材とからなり、壁下地に下地兼取付部材を横
に複数本連結して固定具により固定し、壁材の雌実部を
押圧片の裏面に挿入し、その後壁材を下方に垂下させる
ことにより壁材の係止溝を下地兼取付部材の係合片に係
合すると共に、壁材の足が下地兼取付部材の載置部に当
接されて壁材が固定されている壁材の取付構造を提供す
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて、本発明に係
る壁材の取付構造の一実施例について詳細に説明する。
図1は上記取付構造を説明する断面図、図2(a)、
(b)は本発明に係る壁材の取付構造に使用する下地兼
取付部材Aを示す説明図、図3(a)〜(c)壁材Bを
示す説明図、図4(a)、(b)は取付部材Cを示す説
明図である。また図5〜図10は施工順序を示す説明図
である。さらに、図11(a)、(b)、図12
(a)、(b)は壁材Bが破損した場合の、壁材Bの取
り外し順序を説明するための説明図である。
【0006】下地兼取付部材Aは後記する壁材Bの下地
兼固定材として機能するものであり、例えば図2(a)
に示すように、カラー鋼板、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼
板、アルミニウム板、チタン板、ステンレス板、銅板、
フッ素樹脂被覆鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板、
制振鋼板等の金属薄板、等をロール成形、プレス成形し
たもの、あるいはアルミニウム合金、合成樹脂材、等を
押出成形して長尺状に形成したものである。
【0007】さらに詳説すると、下地兼取付部材Aの形
状は、垂直平面状の設置片2よりなる固定部1と、固定
部1の上端を内方に屈曲した上側壁5と傾斜した下側壁
6とから形成した載置部7と、上側壁5の先端を上方に
突出した固定面8と、固定面8の先端を内方に突出した
防水面9とから形成した雌型連結部3と、固定部1の下
端の下側壁6の先端を下方に垂下した当接面10と、当
接面10先端を内方に突出した下面11と、下面11に
形成した複数個の流水部11aと、下面11の先端を上
方に突出した係合片12と、当接面10、下面11、係
合片12とから形成した係合溝13と、係合片12の先
端を下方に垂下した押圧片14とから形成した雄型連結
部4とから構成して長尺状に形成したものである。ま
た、図1に示すように下地兼取付部材A間の連結部には
壁材B固定兼取り外し用の挿入溝15が形成されている
ものである。
【0008】また、下面11に孔を一定ピッチで形成す
ることにより、流水部11aを複数個形成し、万が一に
浸入した雨水等を外部に放出できるようにしたものであ
る。勿論、係合片12部分を切り欠いて流水部11aを
形成しても良いものである。
【0009】載置部7は図に示すように、設置片2上に
複数個一定ピッチで形成し、後記する取付部材Cを載置
部7に形成することにより、幅の異なる壁材Bの施工を
可能にするものである。載置部7の形成個数、形成ピッ
チ、大きさ、形状、等は壁材Bの形状(デザイン)、働
き幅、重量、強度、等によって決定されるものであり、
任意である。勿論、下地兼取付部材A施工時の働き幅を
決定する当接部としても機能するものである。
【0010】係合片12は後記する壁材Bの係止溝19
を係合し、壁材Bの下端を固定する部分である。
【0011】押圧片14は施工後に壁材Bの上端部分を
押さえ込み、壁材Bが下地兼取付部材Aから外れないよ
うにする部分である。
【0012】壁材Bはセラミック板、あるいはセメント
板、炭酸カルシウム板、珪酸カルシウム板、木片セメン
ト板、炭酸マグネシウム板等、もしくはこれらにガラス
繊維、ウィスカー、アラミド繊維、スチール繊維、炭素
繊維、各種鉱物繊維、各種骨材等を混入したもの、等を
押出成形、プレス成形、射出成形、抄造法、等によって
成形した窯業系サイディング材、または各種繊維をクロ
ス状、三次元状に織り、これにセメント、粘土等を含浸
してパネル状に成形したものを乾燥、蒸気養生、焼成、
等したもの、さらには金属製パネル、金属製サイディン
グ材(金属製表面材の裏面に合成樹脂発泡体等の芯材を
積層した建材、あるいは金属製表面材と裏面材間に合成
樹脂発泡体等の芯材をサンドイッチした建材)、木板、
合成樹脂板、等からなるものである。
【0013】さらに説明すると、壁材Bの一例としては
図3(a)に示すように長尺板状で表面の化粧面16の
幅方向上下端に相决り状の雌実部17と雄実部18を有
し、かつ、雄実部18の切り欠き角部に係止溝19、係
止片20を形成したものである。
【0014】なお、図3(b)、(c)は下地兼取付部
材A、取付部材Cと壁材Bの装着状態を示す断面図であ
る。
【0015】また、壁材Bの裏面には下地兼取付部材A
の載置部7に載置される下面21を有する足22が載置
部7と同じピッチで形成されているものである。
【0016】さらに、壁材Bの上端裏面には傾斜した傾
斜面23を形成することにより、スムーズに施工、取り
外し作業がができるようにしたものである。
【0017】段差24は、押圧片14での壁材B上端部
の押さえ込み状態を確実にし、施工後の取付強度を向上
するために形成したものである。
【0018】取付部材Cは図(a)、(b)に示すよう
に、垂直平面状の固定面25と、固定面25先端を内方
に突出した下面26と、下面26に形成した複数個の流
水部26aと、下面26の先端を上方に突出した係合片
27と、固定面25、下面26、係合片27とから形成
した係合溝28と、係合片27の先端を下方に垂下した
押圧片29とから形成した長尺状あるいは短尺状に形成
したものである。取付部材Cの素材としては、前記下地
兼取付部材Aの素材として使用する材料を使用するもの
である。
【0019】取付部材Cは図8に示すように、施工され
た下地兼取付部材Aの載置部7に一定ピッチで形成し、
働き幅の異なる壁材Bを施工可能にするものである。
【0020】次に本発明に係る壁材の取付構造を施工例
を通して詳細に説明する。いま図10に示すような取付
構造を形成すると仮定し、図5〜図10のように施工す
ると仮定する。そこで、図5、図6に示すように、断熱
材(グラスウール等)、防水シート(防風透湿シート)
を含む木造下地、鉄骨下地、既存外壁、等からなる壁下
地α上に、下地兼取付部材Aを固定具βにより隙間無く
固定する。
【0021】次に、図7に示すように、取付部材Cを載
置部7に対して一つおきに固定する。その後、図8
(a)、(b)、図9(a)、(b)に示すように、下
地兼取付部材A、取付部材Cの施工により形成された挿
入溝15に壁材Bの雌実部17を矢印で示すように挿入
し、次に、壁材Bを矢印で示すように回転させ、その
後、図9(a)に示すように下方に垂下させ、図9
(b)、図10に示すように施工するものである。この
場合、傾斜面23がスムーズな施工を可能にするもので
ある。勿論、土台部分には水切り、スタータ、軒には止
縁、コーナ部分には出隅、入隅、等の役物を使用して施
工を行うものである。なお、下地兼取付部材A間にはE
PDM等のパッキング材を形成し、防水性を強化するこ
ともできるものである。
【0022】上記のような取付構造では壁材Bの雌実部
17、係止溝19が、下地兼取付部材Aの押圧片14、
係合片12により固定されているため、壁材Bへの釘打
設等がなく、施工時の壁材Bの破損を阻止することがで
きる。
【0023】また、下地兼取付部材Aの押圧片14は上
段に施工された壁材Bの自重により、下段の壁材Bの雌
実部17をさらに押圧するので、壁材Bがガタツクこと
がない。
【0024】さらに、施工後も挿入溝15が存在するた
めに、壁材Bを外せるのに十分な空隙が存在し、万一施
工後に壁材Bが破損した際でも、一枚単位で容易に取り
替えることができると共に、壁材Bは壁下地αに固定具
βで直接固定されていないこともあり、地震等により壁
下地αに変形荷重が加わっても、追従することができ、
剥落することがないものである。
【0025】取り外しの順序は図11(a)、(b)、
図12(a)、(b)に示すものである。勿論、図12
(b)に対しては、新しい壁材Bを図12(a)、図1
1(b)、図11(a)の順序で外したのとは逆(矢印
の逆方向)に施工するもので、例えば、図8(a)、
(b)、図9(a)、(b)の順序である。
【0026】
【その他の実施例】以上説明したのは、本発明に係る壁
材の取付構造の一実施例にすぎず、図13(a)〜
(d)〜図16(a)〜(e)に示すように形成するこ
ともできる。
【0027】すなわち、図13(a)〜(d)〜図15
(a)〜(d)は下地兼取付部材Aを、図15(a)〜
(c)は壁材Bのその他の実施例を示す説明図である。
【0028】特に、図14(a)〜(d)、図15
(a)〜(d)は芯材D、裏面材Eを形成し、断熱性、
強度、耐火性、等を向上した下地兼取付部材Aである。
【0029】芯材Dとしてはポリウレタンフォーム、ポ
リイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、塩
化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレ
ンフォーム、ユリアフォーム等の合成樹脂発泡体、ある
いは石膏ボード、セメント板、炭酸カルシウム板、珪酸
カルシウム板、セラミック板、木片セメント板、炭酸マ
グネシウム板、シージングボード、シージングインシュ
レーションボード、合板、またはグラスウール、ロック
ウール、等の繊維系断熱材、等よりなるもの、さらには
これらをカナッペ構造、サンドイッチ構造に形成した複
合板、もしくはこれらをシートとカナッペ構造、サンド
イッチ構造に形成した複合板、等の一種よりなるもので
ある。
【0030】裏面材Eは金属材、あるいはアスベスト
紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(A
l、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシー
ト、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不
織布等の1種、または2種以上をラミネートしたもの、
あるいは防水処理、難燃処理されたシート等からなるも
のである。
【0031】
【発明の効果】上述したように本発明に係る壁材の取付
構造によれば、壁材を破損する危険性がない。取付
強度が強い。係合片、押圧片、挿入溝を形成したため
に、施工、および施工後の取り外しが容易であると共
に、地震等の揺れに対して外れて剥落することがない。
挿入溝により空間を形成したために施工後の取り外し
が可能である。壁材に足、下地兼取付部材に載置部を
形成したために、施工後の壁材の安定感が増し、地震等
の揺れに対して外れて剥落することがない。等の特徴、
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁材の取付構造の代表例を示す断
面図である。
【図2】本発明に係る壁材の取付構造に使用する下地兼
取付部材の代表例を示す説明図である。
【図3】本発明に係る壁材の取付構造に使用する壁材の
代表例を示す説明図である。
【図4】本発明に係る壁材の取付構造に使用する取付部
材の代表例を示す説明図である。
【図5】本発明に係る壁材の取付構造の施工順序の代表
例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る壁材の取付構造の施工順序の代表
例を示す説明図である。
【図7】本発明に係る壁材の取付構造の施工順序の代表
例を示す説明図である。
【図8】本発明に係る壁材の取付構造の代表例を示す断
面図である。
【図9】本発明に係る壁材の取付構造の施工順序の代表
例を示す説明図である。
【図10】本発明に係る壁材の取付構造の施工順序の代
表例を示す説明図である。
【図11】本発明に係る壁材の取付構造の施工順序の代
表例を示す説明図である。
【図12】本発明に係る壁材の取付構造の施工順序の代
表例を示す説明図である。
【図13】本発明に係る壁材の取付構造に使用する下地
兼取付部材のその他の実施例を示す説明図である。
【図14】本発明に係る壁材の取付構造に使用する下地
兼取付部材のその他の実施例を示す説明図である。
【図15】本発明に係る壁材の取付構造に使用する下地
兼取付部材のその他の実施例を示す説明図である。
【図16】本発明に係る壁材の取付構造の代表例を示す
断面図である。
【符号の説明】
A 下地兼取付部材 B 壁材 C 取付部材 D 芯材 E 裏面材 α 壁下地 β 固定具 1 固定部 2 設置片 3 雌型連結部 4 雄型連結部 5 上側壁 6 下側壁 7 載置部 8 固定面 9 防水面 10 当接面 11 下面 11a 流水部 12 係合片 13 係合溝 14 押圧片 15 挿入溝 16 化粧面 17 雌実部 18 雄実部 19 係止溝 20 係止片 21 下面 22 足 23 傾斜面 24 段差 25 固定面 26 下面 26a 流水部 27 係合片 28 係合溝 29 押圧片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA23 AA42 AA47 AA48 AA50 AB04 BA12 BA22 BC13 BD23 CA04 CA14 CA17 CC02 CC12 CC17 CC22 CC25 DA10 DA16 DA17 DA22 DB23 DC02 GA23W GA33W GA33Y GA42W GB02Y GB03Y GB05Y GB06Y GB07Y GB17W GB23W GB26W GB42Y

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向の一側端縁には外側方に突出した
    雌実部、他側端縁には内側方に突出した係止溝を有する
    雄実部を形成すると共に、裏面には外方に突出した足を
    設けた長尺状の壁材と、壁材の雌実部を固定する押圧片
    と壁材の雄実部を固定する係合片を幅方向の側端部に形
    成すると共に、長手方向に沿って前記足の形成ピッチに
    合わせた載置部を内方に突出して形成した長尺状の下地
    兼取付部材とからなり、壁下地に下地兼取付部材を横に
    複数本連結して固定具により固定し、壁材の雌実部を押
    圧片の裏面に挿入し、その後壁材を下方に垂下させるこ
    とにより壁材の係止溝を下地兼取付部材の係合片に係合
    すると共に、壁材の足が下地兼取付部材の載置部に当接
    されて壁材が固定されていることを特徴とする壁材の取
    付構造。
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