JP2003010827A - 廃棄物の解体作業台車及び廃棄物の解体工場 - Google Patents

廃棄物の解体作業台車及び廃棄物の解体工場

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JP2003010827A
JP2003010827A JP2001196593A JP2001196593A JP2003010827A JP 2003010827 A JP2003010827 A JP 2003010827A JP 2001196593 A JP2001196593 A JP 2001196593A JP 2001196593 A JP2001196593 A JP 2001196593A JP 2003010827 A JP2003010827 A JP 2003010827A
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waste
dismantling
factory
work
parts
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Mikiyuki Asano
幹之 浅野
Mitsuharu Kimura
光治 木村
Yutaka Yamada
裕 山田
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Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物を効率的に搬送しかつ解体する。 【解決手段】 搬入された廃棄物37から取外し可能な
部品類を取外し、この取外し可能な部品類が取外された
後の廃棄物を破砕機9で破砕して、この部品類が取外さ
れた後の廃棄物に含まれる有価物及び有害物質を回収す
る廃棄物の解体工場1において、搬入された各廃棄物を
搭載するための複数の解体作業台車4と、廃棄物の種別
毎にその位置と面積とが指定され、解体作業台車に搭載
された該当種別の廃棄物が搬入され、この廃棄物から取
外し可能な部品類を取外す作業を実施するための複数の
解体ヤード5a〜5dと、各解体ヤードにて取外し可能
な部品類が取外された後の廃棄物を破砕機へ投入するた
めの投入ホッパ11とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みの廃棄物
から取外し可能な有用な部品類を取外し、この取外し可
能な部品類が取外された後の廃棄物を破砕機で破砕する
廃棄物の解体工場と、この解体工場で使用される廃棄物
の解体作業台車に関する。
【0002】
【従来の技術】環境汚染や最終処分場所の不足等の問題
から、各家庭や各事業所から排出される廃家電製品を含
む各種の廃棄物を解体して再利用するリサイクル事業が
実施されている。この廃棄物を解体して、有用な部品類
を資源材として取外す廃棄物の解体工場における作業の
流れを、廃家電製品を例にとって説明する。
【0003】まず、各家庭から,集荷して工場に搬入さ
れた各廃家電製品を、例えば、冷蔵庫、エアコン、洗濯
機、TV(テレビ)等の製品種別毎に分類して同種製品
のみをまとめる。次に、手解体工程で有価な部品や後工
程で処理の困難な部品などを作業員が道具を使用して取
外して行く。その際、フロンガス等を含むコンプレッサ
ー等はフロンガスの吸引除去などを行ってフロンガスが
大気中に放散することを防止する処置を講ずる。.すな
わち、この手解体工程では有価物の回収と有害物の隔離
を事前に行う。
【0004】手解体されてこれ以上解体することが困難
になると、廃家電製品は破砕工程に投入される。この.
破砕工程においては、有用又は有害な部品類が除去され
た後の廃家電製品は破砕機によって細かく破砕され、破
砕工程における後段の選別工程で磁選別機、渦電流式選
別機、風力選別機、比重選別機、篩い分け機等を組み合
わせることにより、鉄類や非鉄金属、その他の有価物を
選別して回収される。そして、最後に回収しきれずに残
った混合廃棄物はシュレッダーダストとして、この解体
工場から搬出され、多くの場合、埋立て処理される。
【0005】例えば、冷蔵庫を上記解体工場で処理する
場合を説明する。先ず、手解体工程で冷蔵庫内部の棚や
金網、ドアのシールパッキン等を取外し、次に、コンプ
レッサー内のフロンガスとフロンガス含有油を抜き取っ
てボンベ内に回収する。さらに、コンプレッサーは堅い
金属で堅牢に構成されているので、コンプレッサーを破
砕機に投入すると、破砕機の寿命低下などの要因にな
る。したがって、コンプレッサー周辺の銅配管を切断し
てコンプレッサーを冷蔵庫から取除く。その後、この冷
蔵庫を破砕機に投入する。
【0006】破砕機で細かく破砕されてチップとなった
断熱材に含有されるフロンや断熱材に採用されているウ
レタン樹脂、チップとなった鉄類、銅、アルミ等の各化
学物や金属物が回収される。
【0007】.TV(テレビ)を解体する場合において
は、事前の手解体工程において、ブラウン管やスピーカ
類、基板類等が回収される。
【0008】また、洗濯機を解体する場合においては、
事前の手解体工程において、洗濯槽が取外され、バラン
サ用の塩水を抜き出す。その後、この洗濯機を破砕工程
に投入する。
【0009】さらに、エアコンを解体する場合において
は、上述した冷蔵庫とほぼ同等の解体工程を行う。
【0010】上述した例えば廃家電製品等の廃棄物の解
体工場においては、各家庭から集荷されてこの解体工場
に搬入された家電製品は1つずつベルトコンベヤまたは
ローラコンベヤに載せられて、このベルトコンベヤ又は
ローラコンベヤに沿って配置された各手解体作業者の元
に搬送される。各手解体作業者はコンベヤで自己位置に
搬送されてきた家電製品から自己に指定された部品や有
害物を取除き、次の手解体作業者へ送り出す。そして、
コンベヤの最終位置に位置する手解体作業者による部品
の取外し作業が終了すると、この家電製品は、最終的に
破砕機の投入ホッパへ投入される(特開平10―248
042号公報、特開平10―258930号公報)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た廃棄物の解体工場においてもまだ解消すべき次のよう
な課題があった。
【0012】すなわち、上述した廃棄物の解体工場にお
いては、廃家電製品を搬送して順次手解体や、フロン除
去、破砕等の各工程に、かなり重い廃家電製品を輸送す
る必要があるため、ベルトコンベヤ又はローラコンベヤ
などの搬送システムに各廃家電製品を載せて目的位置に
移動するようにしている。.しかし、このようなコンベ
ヤを敷設した解体工場においては、以下の問題点が生じ
る。床にコンベヤを敷設すると、作業員又は車両はコン
ベヤ敷設部分を通行できなくなる。.廃棄物の解体工場
においては、取外した部品をストックした箱を回収する
ために、フォークリフトや搬送台車などの車両が通過で
きるように、通路を設ける必要がある。.これの通路を
設置するためにコンベヤレイアウトが複雑化して解体工
場全体のコストアップの要因になる。
【0013】さらに、廃家電製品の回収量は季節変動が
大きい。しかし、既存のコンベヤが敷設してあると処理
量の変動に対して柔軟性がない。
【0014】.例えば、エアコンは7月〜8月にかけて
買い替え需要があり、多く回収されるが、冷蔵庫やTV
(テレビ)は年度の変わり目の4月ごろに多く回収され
る等の傾向がある。しかし、各廃棄物の種別毎に固定の
解体コンベアラインが敷設された解体工場の場合、例え
ば、冷蔵庫の解体コンベアラインもエアコンの解体コン
ベアラインも該当廃棄物(家電製品)の最大処理量を見
込んだコンベヤレイアウトにする必要がある。よって、
この解体工場を建設する時点において、各廃棄物(家電
製品)の種別毎に最大処理量にあわせたコンベヤレイア
ウトにする必要があり、設備コストが高くなる。
【0015】また、上述したように、常時、全ての解体
コンベアラインがフル稼働していないので、解体工場全
体の稼働率が低下する。
【0016】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、簡単に廃棄物を搭載、降車できる解体作業
台車を採用することによって、解体コンベアラインを撤
去でき、各廃棄物の種別毎に、該当廃棄物の解体作業ス
ペースの大きさを、該当廃棄物の搬入量に応じて任意に
設定でき、工場設備全体の稼働率を大幅に向上できると
ともに、回収部品の搬送車両の通行を十分に確保でき、
全体としての作業能率を大幅に向上できる廃棄物の解体
作業台車、及び、廃棄物の解体工場を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の廃棄物の解体作業台車においては、下側に
複数の車輪が取付けられ、上面に解体されるべき廃棄物
が載置される台車本体と、上面の1箇所以上に設けら
れ、上面に載置された廃棄物を滑動自在に支持する滑動
部材と、上面に載置された廃棄物を、上方に移動させ
て、滑動部材の上方に位置させるリフター機構とを備え
ている。
【0018】このように構成された廃棄物の解体作業台
車においては、この廃棄物の解体作業台車に解体すべき
廃棄物を搭載したり降車させる場合においては、リフタ
ー機構を滑動部材以下に降下させる。この状態において
は、解体作業台車の上面に載置される廃棄物の下面は滑
動部材に支持されるので、この廃棄物は上面上を簡単に
移動でき、解体作業者は、廃棄物を簡単にこの解体作業
台車に搭載、降車させることができる。
【0019】また、廃棄物の解体作業台車を移動させた
り、解体作業台車に搭載された廃棄物に対して解体作業
を実施する場合は、リフター機構を滑動部材の上方に上
昇させる。この状態においては、解体作業台車の上面に
載置される廃棄物の下面はリフター機構に支持されるの
で、この廃棄物は解体作業台車上に固定される。
【0020】また、別の発明は、外部から搬入された廃
棄物から取外し可能な部品類を取外し、この取外し可能
な部品類が取外された後の廃棄物を破砕機で破砕して、
この部品類が取外された後の廃棄物に含まれる有価物及
び有害物質(例えば化学物及び金属物)を回収する廃棄
物の解体工場に適用される。
【0021】そして、上記課題を解消するために、本発
明の廃棄物の解体工場においては、搬入された各廃棄物
を搭載するための複数の解体作業台車と、廃棄物の種別
毎にその位置と面積とが指定され、解体作業台車に搭載
された該当種別の廃棄物が搬入され、この廃棄物から取
外し可能な部品類を取外す作業を実施するための複数の
解体ヤードと、各解体ヤードにて取外し可能な部品類が
取外された後の廃棄物を破砕機へ投入するための投入ホ
ッパとを備えている。
【0022】このように構成された廃棄物の解体工場に
おいては、この工場内に搬入された廃棄物は解体作業台
車に乗せられて、該当廃棄物の種別に指定された解体ヤ
ードへ搬送される。そして、この解体ヤードで部品類が
作業員にて取外され、部品類が取外された後の廃棄物は
解体作業台車に乗せられた状態で破砕機の投入ホッパ位
置へ搬送され、この投入ホッパへ投入される。
【0023】このように、解体作業台車を使用すること
により、固定的な解体コンベアラインを撤去でき、各廃
棄物の種別毎に、該当廃棄物の解体作業スペースの大き
さを、該当廃棄物の搬入量に応じて任意に設定でき、工
場設備全体の稼働率を大幅に向上できるとともに、回収
部品の搬送車両の通行を十分に確保でき、全体としての
作業能率を大幅に向上できる。
【0024】また、別の発明は、上述した発明の廃棄物
の解体工場において、各解体ヤードの位置と面積との設
定は任意に変更可能としている。
【0025】さらに、別の発明は、上述した発明の廃棄
物の解体工場において、解体作業台車として、上述した
構成を有した廃棄物の解体作業台車を採用している。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に係る廃棄
物の解体作業台車が採用される廃棄物の解体工場のレイ
アウト図である。なお、説明を簡単にするために、この
実施形態の解体工場に搬入される廃棄物は、例えば、洗
濯機、冷蔵庫、エアコン、TV(テレビ)の4種類の廃
家電製品であると仮定する。
【0027】この廃棄物の解体工場1内の廃棄物として
の廃家電製品の搬入口2の近傍に、この廃家電製品の重
量を測定するための秤量器3が設けられ、この秤量器3
の近傍に多数の解体作業台車4が準備されている。解体
工場1内には、廃家電製品のなかの洗濯機に対する解体
作業を実施するための洗濯機解体ヤード5a、廃家電製
品のなかの冷蔵機に対する解体作業を実施するための冷
蔵機解体ヤード5b、廃家電製品のなかのエアコンに対
する解体作業を実施するためのエアコン解体ヤード5
c、廃家電製品のなかのTV(テレビ)に対する解体作
業を実施するためのTV解体ヤード5dとの4つの解体
ヤードが形成されている。
【0028】さらに、各解体ヤード5a〜5dの近傍に
は、該当解体ヤード5a〜5dで廃家電製品から取外さ
れたケーブルを収納するケーブル収納容器6a、廃家電
製品から取外された基板(回路基板)を収納する基板収
納容器6b、廃家電製品から取外されたプラスチックを
収納するプラスチック収納容器6cが設置されている。
【0029】さらに、解体工場1内の冷蔵庫解体ヤード
5bとエアコン解体ヤード5cとの間に移動自在のフロ
ン回収装置7が配設されている。
【0030】また、この解体工場1の片隅には、取外し
可能な各部品類が取外された後の廃家電製品を破砕する
破砕機9が設けられ、この破砕機9にコンベア10を介
して、廃家電製品を破砕機9へ投入する投入ホッパ11
が配設されている。
【0031】図2は、投入ホッパ11に投入された廃家
電製品が破砕機9で微細なチップに切断された後の処理
工程を示す図である。この破砕された各チップは種々の
材料で形成されている。破砕機9から排出された各チッ
プは吸引機12にて、断熱材等の軽量物と金属等の重量
物とに分別される。
【0032】軽量物である断熱材はほとんどウレタンで
あるので、このウレタンをウレタン分離機13で分離し
てウレタン減容機14で圧縮してウレタンブロックに生
成する。ウレタン減容機14でウレタンを圧縮成形する
過程で、断熱材中に断熱材として含まれるフロンガスが
排出されるので、このフロンガスをフロン回収機15で
回収して、ボンベに充填する。
【0033】一方、吸引機12で分別された金属等の重
量物は、前述した選別機能を有した磁選機16へ投入さ
れ、磁性材料である鉄が選別される。鉄以外の重量物は
次の渦電流選別機17で銅やアルミ等のその他の金属と
ダストとに分離される。
【0034】このように、取外し可能な部品類が取外さ
れた後の廃棄物である廃家電製品を破砕機9で破砕し
て、この部品類が取外された後の廃家電製品に含まれる
化学物及び金属物を収集する。
【0035】図3は、この解体工場1で使用される解体
作業台車4の外観図であり、図4は断面図である。
【0036】箱型に形成された台車本体18の下板20
の下面に複数の車輪21が取付けられている。さらに、
この台車本体18の前板22と後板23とのうちの後板
23に解体作業員がこの解体作業台車4を押すための把
手24が取付けられている。上板19の上面における複
数箇所に滑動部材としての球座ユニット25が取付けら
れている。この球座ユニット25には、回転自在な球が
組込まれており、上板19上に載置された廃棄物として
の廃家電製品37を滑動自在に支持する機能を有する。
この上板19の高さは、廃家電製品37に対する解体作
業性を考慮して床から50cm〜80cmに設定されて
いる。
【0037】さらに、この上板19の複数箇所に穿設さ
れた貫通孔26を介してリフター機構を構成する支持棒
27の先端が露出している。この支持棒27の下端は、
図4、図5に示すように、台車本体18のフレームに回
転自在に支持された回転軸29に固定されたカム28に
当接している。回転軸29には、駆動棒32の先端の軸
31に枢支された連結アーム30が接続されている。こ
の駆動棒32は下端が台車本体18の下板20に固定さ
れた支持部材33で水平に支持されている。この駆動棒
32の他端は、回動アーム34、固定軸35を介してレ
バー36に連結されている。
【0038】このような構成の解体作業台車4におい
て、図4に示すように、レバー36を下方に押し下げた
状態においては、固定軸35を中心に回動アーム34が
時計方向に回動し、駆動棒32が図中右方向に移動す
る。その結果、図5(a)に示すように、連結アーム3
0が反時計方向に回動し、この連結アーム30に固定さ
れた回転軸29が反時計方向に回動する。よって、カム
28が反時計方向に回動するので、このカム28に下端
が当接している支持棒27が上方へ移動する。その結
果、支持棒27の先端は、球座ユニット25の上方に位
置する。
【0039】この状態においては、図4に示すように、
この解体作業台車4に搭載された廃家電製品37の下面
はリフター機構の各支持棒27で支持される。すなわ
ち、廃家電製品37をこの解体作業台車4に搭載して、
指定された解体ヤード5a〜5dや投入ホッパ11位置
へ搬送したり、解体ヤード5a〜5dで搭載された状態
の廃家電製品37に対する解体作業時にこの状態に維持
する。
【0040】逆に、図6に示すように、レバー36を上
方に引き上げた状態においては、固定軸35を中心に回
動アーム34が反時計方向に回動し、駆動棒32が図中
左方向に移動する。その結果、図5(b)に示すよう
に、連結アーム30が時計方向に回動し、この連結アー
ム30に固定された回転軸29が時計方向に回動する。
よって、カム28が時計方向に回動するので、このカム
28に下端が当接している支持棒27が下方へ移動す
る。その結果、支持棒27の先端は、球座ユニット25
の先端より下方に位置する。
【0041】この状態においては、図6に示すように、
この解体作業台車4に搭載された廃家電製品37の下面
は各球座ユニット25で支持される。すなわち、廃家電
製品37は水平方向に簡単に滑るので、新たに廃家電製
品37をこの解体作業台車4に載せる場合や、この廃家
電製品37を解体作業台車4から投入ホッパ11内へ降
車させるときにこの状態に変更する。
【0042】このように構成された解体作業台車4にお
いては、この解体作業台車4に廃家電製品37を積込ん
だり、投入ホッパ11に投入する場合に、レバー36を
引き上げることによって、作業性が向上する。また、廃
家電製品37を搭載した状態で、解体作業台車4を移動
させたり、解体作業台車4に搭載された状態の廃家電製
品37に対して解体作業を実施する場合に、レバー36
を押し下げることによって、作業性が向上する。
【0043】なお、リフター駆動機構としては、上述の
カム機構に代えて、油圧機器や電動モータにより支持棒
27を上下させる機構としてもよい。
【0044】次に、このように構成された解体作業台車
4が準備された図1に示す廃棄物の解体工場1における
廃棄物としての各廃家電製品37に対する各解体作業員
が実施する解体作業を図7に示す工程図に従って順番に
説明する。
【0045】搬入口2から搬入された廃家電製品37
は、解体作業員によって、前述したように、洗濯機37
a、冷蔵庫37b、エアコン37c、TV(テレビ)3
7dの4種類に仕分けられる。そして、解体作業員は、
秤量器3で解体前の各廃家電製品37の重量を測定する
(ステップS1)。この.秤量した重量はリサイクル率
の算出などの統計処理に使用する。
【0046】その後、各廃家電製品37を1台毎、解体
作業台車4に載せて、各廃家電製品37の種別(洗濯機
37a、冷蔵庫37b、エアコン37c、TV(テレ
ビ)37d)毎に指定された各解体ヤード5a〜5dへ
搬送する(ステップS2)。
【0047】各解体ヤード5a〜5dにおいては、各解
体作業員は、それぞれ廃家電製品37の種別に応じた解
体作業を実施する。
【0048】冷蔵庫37bにおいては、解体作業員は、
冷蔵庫解体ヤード5b内において、解体作業台車4に搭
載された状態の冷蔵庫37bにおける内部の仕切りトレ
ー類を手作業で取外す。.仕切りトレーは、多くの場
合、ポリスチレンなどの樹脂で形成されており、一部ガ
ラスで出来ている。そのため、純度の高いプラスチック
が集められ、マテリアルリサイクルやケミカルリサイク
ルが容易にできる。この冷蔵庫37bから取外したプラ
スチックはプラスチック収納容器6dに一旦収納する
(ステップS3)。
【0049】トレーが外された後の冷蔵庫37bから冷
媒を回収する。.冷媒は冷蔵庫37bのコンプレッサー
及び冷却配管内に充満し、また、コンプレッサオイル中
にも溶け込んでいる。そのため、冷却配管に穴をあけ
て、フロン回収機7の吸引装置でコンプレッサオイルご
と吸引する。そして、気体分は凝集してボンベに回収
し、オイルは一度加熱して冷媒を気化させたものを再凝
集させて専用タンク内に導く(ステップS4)。
【0050】次に、コンプレッサーを前述した手順で取
外す。同時に付属するケーブルや基板を取外し、ケーブ
ル収納容器6a、基板収納容器6bに一旦収納する(ス
テップS5)。
【0051】その後、取外し可能な部品群が取外された
後の冷蔵庫37bを解体作業台車4に搭載した状態で破
砕機9の投入ホッパ11位置へ搬送して、冷蔵庫37b
を投入ホッパ11内へ投入する(ステップS6)。
【0052】洗濯機37aにおいては、解体作業員は、
洗濯機解体ヤード5a内において、解体作業台車4に搭
載された状態の洗濯機37aにおける内部の濯槽を取外
し、さらに、モータや付属のケーブルや基板を取外す
(ステップS3a)。そして、バランサ用の塩水を抜き
出す(ステップS4a)。その後、取外し可能な部品群
が取外された後の洗濯機37aを解体作業台車4に搭載
した状態で破砕機9の投入ホッパ11位置へ搬送して、
冷蔵庫37bを投入ホッパ11内へ投入する(ステップ
S6)。
【0053】エアコン37cにおいては、解体作業員
は、エアコン解体ヤード5c内において、室外機と室内
機とに区分けする。室外機においては、カバーを取外し
(ステップS3b)、冷媒を回収し(ステップS4
b)、各種部品を取外す(ステップS5a)。また、室
内機においては、カバーを取外し(ステップS3c)、
各種部品を取外す(ステップS4c)。その後、室外機
と室内機とを投入ホッパ11へ搬送する。
【0054】TV(テレビ)37dにおいては、解体作
業員は、TV解体ヤード5d内において、ブラウン管を
取外し(ステップS3c)、その後、ケーブルや基板を
含む各種部品を取外す。その後、TV(テレビ)を投入
ホッパ11へ搬送する。
【0055】なお、図1に示した廃棄物の解体工場おけ
る各解体ヤード5a〜5dの位置と面策は通常期におけ
る標準的なレイアウトであるが、エアコンの買い換え需
要が低減する冬季においては、図8(a)に示すよう
に、エヤコン解体ヤード5cの面積を縮小する。逆に、
エアコンの買い換え需要が急増する夏季においては、図
8(b)に示すように、エヤコン解体ヤード5cの面識
を増大する。
【0056】さらに、年度の変わり目の4月ごろに多く
買い換えられる冷蔵庫37bやTV(テレビ)37dを
効率的に解体処理するために、3〜4月のみ、冷蔵庫解
体ヤード5b及びTV(テレビ)解体ヤード5dの面積
を増加してもよい。
【0057】このように構成された廃棄物の解体工場1
においては、搬入口2からこの工場1内に搬入された廃
棄物としての廃家電製品37は解体作業台車4に乗せら
れて、該当廃家電製品37の種別(洗濯機37a、冷蔵
庫37b、エアコン37c、TV(テレビ)37d)毎
に指定された各解体ヤード5a〜5dへ搬送される。そ
して、この解体ヤード5a〜5dで部品類が解体作業員
にて取外され、部品類が取外された後の廃家電製品37
は解体作業台車4に乗せられた状態で破砕機9の投入ホ
ッパ11位置へ搬送され、この投入ホッパ11へ投入さ
れる。
【0058】このように、解体作業台車4を使用するこ
とにより、従来の固定的な解体コンベアラインを撤去で
き、各廃家電製品37の種別毎に、該当家電製品37の
解体ヤード5a〜5dの大きさを、該当廃棄物37の搬
入量に応じて任意に設定でき、工場設備船体の稼働率を
大幅に向上できるとともに、回収部品の搬送車両の通行
を十分に確保でき、全体としての作業能率を大幅に向上
できる。
【0059】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態においては、廃棄物を洗濯
機37a、冷蔵庫37b、エアコン37c、TV(テレ
ビ)37dの4種類の廃家電製品37としたが、これら
に、限定されるものではなく、例えば、電子レンジやオ
ーディオ機器等の他の家電製品でもよく、さらに、複写
機やプリンタやパソコン等の各種のOA機器であっても
よい。
【0060】さらに、この実施形態においては、搬入さ
れた各廃家電製品37を一人の解体作業員で搬入から投
入ホッパ11までの各解体作業を実施していたが、この
解体作業を複数の解体作業員で分担することも可能であ
る。
【0061】さらに、この実施形態においては、ベルト
コンベアを全く設けずに、解体作業台車4により、各廃
家電製品37を各解体ヤード5a〜5dから投入ホッパ
11まで運ぶ場合を説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、図9に示すように、各解体
ヤード5a〜5dの領域変更や、解体作業台車4の移動
に支障のない範囲で、各解体ヤード5a〜5dから投入
ホッパ11に至るコンベア60を設置してもよい。この
ように、解体作業台車4とコンベア60の併用でより効
率的な作業並びに工場運用が実現できる。
【0062】さらに、この実施形態においては、秤量器
3及び解体作業台車4の置場を、解体工場1の搬入口2
近傍の1カ所としたが、例えば、各解体ヤード5a〜5
dの入口近傍に秤量器3及び解体作業台車4の置場を設
けるようにしてもよい。
【0063】また、実施形態においては、解体作業台車
4の台車本体18が箱体である場合を説明したが、例え
ば、台車本体18がフレームのみで構成されていてもよ
い。この場合、台車本体18に支持棒27の貫通孔26
を穿設する必要はない。さらに、支持棒27間に梁材を
設けたものや、支持棒27の代りに板状の支持板を用い
るようにしてもよい。
【0064】さらに、実施形態の解体作業台車4におい
ては、滑動部材として、複数の球座ユニット25を採用
したが、この滑動部材は廃棄物を滑動自在に支持できれ
ばよいので、例えば、複数のローラユニットやテフロン
(登録商標)シートや個体潤滑材のような摺動材等でも
よい。テフロンシートの場合は、1枚シートを台車上面
に貼付けて、滑動部材とすることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の廃棄物の
解体作業台車及び廃棄物の解体工場においては、簡単に
廃棄物を搭載、降車できる解体作業台車を採用してい
る。また、解体作業台車に搭載した状態で廃棄物に対す
る解体作業を実行するための解体ヤードを設定してい
る。
【0066】したがって、従来の解体コンベアラインを
撤去でき、各廃棄物の種別毎に、該当廃棄物の解体ヤー
ドの位置と大きさとを、該当廃棄物の搬入量に応じて任
意に設定でき、工場設備全体の稼働率を大幅に向上でき
るとともに、回収部品の搬送車両の通行を十分に確保で
き、全体としての作業能率を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる廃棄物の解体工場
のレイアウトを示す図
【図2】同解体工場における破砕機で破砕された後の処
理工程を示す図
【図3】本発明の一実施形態に係わる廃棄物の解体作業
台車の外観図
【図4】同解体作業台車の断面図
【図5】同解体作業台車内に組込まれたリフター機構及
びカム機構の動作説明図
【図6】同解体作業台車の断面図
【図7】同実施形態の廃棄物の解体工場における各廃家
電製品の解体処理の工程図
【図8】同実施形態の廃棄物の解体工場における他のレ
イアウトを示す図
【図9】同実施形態の廃棄物の解体工場におけるさらに
別のレイアウトを示す図
【符号の説明】
1…解体工場 2…搬入口 3…秤量器 4…解体作業台車 5a…洗濯機解体ヤード 5b…冷蔵庫解体ヤード 5c…エアコン解体ヤード 5d…TV(テレビ)解体ヤード 7…フロン回収機 9…破砕機 11…投入ホッパ 18…台車本体 25…球座ユニット 27…支持棒 36…レバー 37…廃家電製品
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B66F 9/06 B62B 3/00 D (72)発明者 山田 裕 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3D050 AA11 BB02 BB22 HH02 KK07 3F333 AA01 AB07 AF06 BA01 BD10 4D004 AA22 AB08 BA10 CA02 CA04 CA07 CB13 CB45

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側に複数の車輪が取付けられ、上面に
    解体されるべき廃棄物が載置される台車本体と、 前記上面の1箇所以上に設けられ、前記上面に載置され
    た廃棄物を滑動自在に支持する滑動部材と、 前記上面に載置された廃棄物を、上方に移動させて、前
    記滑動部材の上方に位置させるリフター機構とを備えた
    廃棄物の解体作業台車。
  2. 【請求項2】 外部から搬入された廃棄物から取外し可
    能な部品類を取外し、この取外し可能な部品類が取外さ
    れた後の廃棄物を破砕機で破砕して、この部品類が取外
    された後の廃棄物に含まれる有価物及び有害物質を回収
    する廃棄物の解体工場において、 前記搬入された各廃棄物を搭載するための複数の解体作
    業台車と、 前記廃棄物の種別毎にその位置と面積とが指定され、前
    記解体作業台車に搭載された該当種別の廃棄物が搬入さ
    れ、この廃棄物から取外し可能な部品類を取外す作業を
    実施するための複数の解体ヤードと、 前記各解体ヤードにて取外し可能な部品類が取外された
    後の廃棄物を前記破砕機へ投入するための投入ホッパと
    を備えた廃棄物の解体工場。
  3. 【請求項3】 前記各解体ヤードの位置と面積との設定
    は任意に変更可能であることを特徴とする請求項2記載
    の廃棄物の解体工場。
  4. 【請求項4】 前記解体作業台車は、請求項1記載の廃
    棄物の解体作業台車であることを特徴とする請求項2又
    は3記載の廃棄物の解体工場。
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