JP2003012893A - エポキシ樹脂組成物およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法

Info

Publication number
JP2003012893A
JP2003012893A JP2001200749A JP2001200749A JP2003012893A JP 2003012893 A JP2003012893 A JP 2003012893A JP 2001200749 A JP2001200749 A JP 2001200749A JP 2001200749 A JP2001200749 A JP 2001200749A JP 2003012893 A JP2003012893 A JP 2003012893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
resin composition
concrete structure
viscosity
curing agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001200749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4765208B2 (ja
Inventor
Mariko Matsuda
満理子 松田
Shinji Kawachi
真二 河内
Hiroki Ooseto
浩樹 大背戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2001200749A priority Critical patent/JP4765208B2/ja
Publication of JP2003012893A publication Critical patent/JP2003012893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4765208B2 publication Critical patent/JP4765208B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、保存中にシリカ粒子の分散安定性低
下も、粘度低下もない上に、揺変性の低下も起こさない
安定性に優れたエポキシ樹脂組成物およびそれを用いた
コンクリート構造体の補修・補強方法を提供せんとする
ものである。 【解決手段】本発明のエポキシ樹脂組成物は、少なくと
も次の構成要素[A]、[B]および[C]からなるこ
とを特徴とするものである。 [A]エポキシ樹脂 [B]シリカ粒子 [C]無機塩基物質 また、本発明のコンクリート構造体の補修・補強方法
は、かかるエポキシ樹脂組成物を主剤とし、これと硬化
剤を混合して得られる混合物(硬化性エポキシ樹脂組成
物)を含浸せしめた補強用繊維基材を、コンクリート構
造体の表面に張り付けるか、あるいは、該硬化性エポキ
シ樹脂組成物を介して、FRP板または鋼板をコンクリ
ート構造体の表面に張り付けるか、または、コンクリー
ト構造体のヒビ割れ部分に注入するかのいずれかの処理
を施した後、該硬化性エポキシ樹脂組成物を硬化せしめ
ることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散安定性、粘度
および揺変性の安定性に優れたエポキシ樹脂組成物およ
びそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】液状のエポキシ樹脂からなる組成物(主
剤)と、液状のアミン化合物や酸無水物などから成る硬
化剤を混合して得られる硬化性エポキシ樹脂組成物は、
常温硬化が可能、無溶剤で使用可能、硬化時の気体発生
がない、硬化後の諸物性が優れるなどの利点から、部材
の接着、塗料、プライマー、シーリング剤、注型材料、
繊維強化複合材料のマトリックス樹脂などの用途に広く
用いられている。
【0003】さらにエポキシ樹脂組成物は、コンクリー
ト、モルタル等への付着力が優れていることから、特に
土木建築分野では、橋梁、トンネル、建物等のコンクリ
ート構造体の経時劣化、地震による損傷に対する補修
や、より大きな地震を想定した耐震基準の見直しなどに
よる補強のために液状のエポキシ樹脂組成物を用いた工
法が用いられる。このような補修・補強には、例えば鋼
板を補強箇所の表面に硬化性エポキシ樹脂組成物を用い
て張り付ける鋼板補強方法や、例えば特開昭63−35
967号広報に示されるようにFRPを補強箇所の表面
に硬化性エポキシ樹脂組成物を用いて張り付けたりする
方法、また、例えば特開平3−224901号公報に示
されるように補強箇所の表面に硬化性エポキシ樹脂組成
物を含浸した強化繊維を張り付けて補修・補強を行う方
法が開示されている。
【0004】主剤と硬化剤を混合して得られる硬化性エ
ポキシ樹脂組成物を、部材の接着や塗料として、また、
コンクリート構造体の補修・補強目的で用いる場合、垂
直面や天井面に厚く塗る必要が生じる場合があるが、こ
の場合は樹脂のたれ落ちを防ぐ手段が必要となる。
【0005】たれ落ちを防ぐために、従来用いられてき
た手段としては、主剤に粒子状揺変性付与剤を配合する
手法が挙げられる。この方法は、二液を混合した液体の
揺変性により、厚く塗ってもたれ落ちが生じにくくする
効果を持つ。粒子状揺変性付与剤としては一般的にシリ
カ粒子が用いられているが、その場合、経時変化ととも
に主剤中のシリカ粒子の分散状態が変化し、粘度低下、
さらには揺変性の低下を起こし、たれ落ちが生じるとい
う問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、シリカ粒子の分散安定性低下も、粘
度低下もない上に、揺変性の低下も起こさない安定性に
優れたエポキシ樹脂組成物およびそれを用いたコンクリ
ート構造体の補修・補強方法を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち本発明のエポキシ樹脂組成物は、少なくと
も次の構成要素[A]、[B]および[C]からなるこ
とを特徴とするものである。
【0008】[A]エポキシ樹脂 [B]シリカ粒子 [C]無機塩基物質 また、本発明のコンクリート構造体の補修・補強方法
は、かかるエポキシ樹脂組成物を主剤とし、これと硬化
剤を混合して得られる混合物(硬化性エポキシ樹脂組成
物)を含浸せしめた補強用繊維基材を、コンクリート構
造体の表面に張り付けるか、あるいは、該硬化性エポキ
シ樹脂組成物を介して、FRP板または鋼板をコンクリ
ート構造体の表面に張り付けるか、または、コンクリー
ト構造体のヒビ割れ部分に注入するかのいずれかの処理
を施した後、該硬化性エポキシ樹脂組成物を硬化せしめ
ることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまりシリ
カ粒子の分散安定性低下も、粘度低下もない上に、揺変
性の低下も起こさない安定性に優れたエポキシ樹脂組成
物について、鋭意検討し、揺変性付与剤としてシリカ粒
子を含むエポキシ樹脂組成物に無機塩基物質という特定
な物質を配合することにより、かかる課題を一挙に解決
することを究明したものである。
【0010】本発明におけるエポキシ樹脂組成物を構成
する構成要素[A]であるエポキシ樹脂とは、分子内に
複数のエポキシ基を有する化合物またはその複数種の混
合物を指す。
【0011】かかるエポキシ樹脂としては、例えば、ビ
スフェノールA型エポキシ樹、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビフェニ
ル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ノボラ
ック型エポキシ樹脂、フルオレン骨格を有するエポキシ
樹脂、フェノール化合物とジシクロペンタジエンの共重
合体を原料とするエポキシ樹脂、ジグリシジルレゾルシ
ノール、テトラキス(グリシジルオキシフェニル)エタ
ン、トリス(グリシジルオキシフェニル)メタンのよう
なグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、テトラグリシジ
ルジアミノジフェニルメタン、トリグリシジルアミノフ
ェノール、トリグリシジルアミノクレゾール、テトラグ
リシジルキシレンジアミンのようなグリシジルアミン型
エポキシ樹脂、ビニルシクロヘキセンジエポキシドなど
の脂環式エポキシ樹脂、1,6−ヘキサンジオールジグ
リシジルエーテル、ネオペンチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエ
ーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテ
ル、グリセロールポリグリシジルエーテルなどの脂肪族
エポキシ樹脂が好ましく用いられる。
【0012】かかるエポキシ樹脂の中でも、好ましくは
室温で液状のものを選択して用いる。かかる液状のエポ
キシ樹脂を用いることにより、該組成物を液状のものと
することができ、それだけ実施態様を自由に選択するこ
とができる。
【0013】かかる室温で液状のエポキシ樹脂は、単独
で用いてもよいし、その複数種を混合したものを用いて
もよい。また、さらには、かかる室温で液状のエポキシ
樹脂に、室温で固形であるエポキシ樹脂を混合したもの
を使用してもよいが、この場合も、エポキシ樹脂組成物
として液状であるものが好ましく使用されることには変
わりはない。
【0014】このようなエポキシ樹脂は、主剤中に、好
ましくは50〜99.5重量%、より好ましくは70〜
99.5重量%、特に好ましくは80〜99.5重量%
配合されるものである。
【0015】本発明のエポキシ樹脂組成物において、反
応性希釈剤を添加・配合することができる。かかる反応
性希釈剤は、該組成物を低粘度とするために有効であ
る。かかる反応性希釈剤としては、フェニルグリシジル
エーテル、ブチルグリシジルエーテル、アリルグリシジ
ルエーテル、スチレンオキシド、オクチレンオキシドな
どの分子内に一個のエポキシ基を有する化合物を好まし
く使用することができる。かかる反応性希釈剤は、主剤
あたり、好ましくは45重量%以下、好ましくは25重
量%以下であれば配合することもできる。
【0016】また、本発明のエポキシ樹脂組成物には、
エポキシ基を有しないが硬化剤の成分(アミン化合物な
ど)と反応し得る化合物を添加剤として配合することが
できる。そのような化合物としては、ヘキサメチレンジ
イソシアネートやトリレンジイソシアネートなどのイソ
シアネート類、さらに、アミン化合物とマイケル付加反
応を行うα、β−不飽和カルボニル化合物、例えばアク
リル酸エステルやアクリルアミド誘導体を使用すること
ができる。アクリル酸エステルは低温硬化性の改良に有
効であり、アクリルアミド誘導体は揺変性の改良、ある
いは接着性の向上に有効である。かかる添加剤は、主剤
あたり、好ましくは30重量%以下、より好ましくは2
0重量%以下の範囲で配合することができる。
【0017】本発明のエポキシ樹脂組成物には、その他
の成分として、可塑剤、染料、有機顔料や無機充填剤、
高分子化合物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、カップリン
グ剤、界面活性剤などを適宜配合することもできる。
【0018】本発明のエポキシ樹脂組成物の構成要素
[B]であるシリカ粒子は、溶解法により得られるシリ
カ粒子(フューズドシリカ)、ケイ素の気相反応により
得られるシリカ粒子、ゾルゲル法により得られるシリカ
粒子、燃焼加水分解法などにより得られるシリカ粒子
(フュームドシリカ)などを使用することができる。ま
た、液相反応により得られるシリカが液体分散媒に分散
したコロイドであるシリカゾルを用いることもできる。
かかるシリカゾルを用いる場合は、他成分とシリカゾル
を混合した後、分散媒を熱や真空で除去する方法で調製
する。
【0019】かかるシリカ粒子がエポキシ樹脂組成物
(主剤)に配合されることで、硬化剤と混合して得られ
る硬化性エポキシ樹脂組成物が降伏値をもつ流体(すな
わち塑性流体)となり、かつ揺変性を有するようにな
る。降伏値とは、流動が起こる最小の剪断応力を意味す
る。したがって十分な降伏値をもつ塑性流体は、厚く塗
布しても自重により垂れ落ちることがなくなる。揺変性
とは、等温状態において剪断変形を与えることによっ
て、見かけ粘度が一時的に低下し、静置して時間がたつ
と元の見かけ粘度が回復する性質である。これらの性質
を付与することにより、硬化性エポキシ樹脂組成物は、
厚く塗布しても垂れ落ちにくく、しかも塗布における作
業性が良好なものとなる。一方、主剤自体の降伏値や揺
変性は、大きいと容器から取り出すことが困難になるの
で、小さいことが好ましい。シリカ粒子は、エポキシ樹
脂に分散した状態、すなわち主剤単独の状態では、降伏
値や揺変性は小さく、硬化剤を配合すると降伏値や揺変
性が大きくなるという、上記の要請を満たす性質を有す
る。
【0020】これらのシリカ粒子の中でも、フュームド
シリカが、揺変性付与効果が特に大きいことから、好ま
しく用いられる。通常の製法で製造されたシリカ粒子は
親水性表面をもつ。かかる親水性シリカ粒子を、表面を
シリコーンオイルやシランカップリング剤で処理するこ
とにより疎水性シリカ粒子を得ることができる。本発明
においては、親水性シリカ粒子も疎水性シリカ粒子も好
ましく用いられるが、親水性のシリカ粒子の方が、揺変
性付与効果が大きいため、特に好ましく用いられる。
【0021】かかるシリカ粒子の市販品としては、フュ
ームドシリカの“アエロジル”(日本アエロジル社)、
ケイ素の気相反応により得られるシリカ粒子である“ア
ドマファイン”(アドマテックス社)、フューズドシリ
カの“デンカ溶解シリカ”(電気化学工業)などを、好
ましく使用することができる。シリカゾルとしては“ス
ノーテックス”(日産化学)などを使用することができ
る。
【0022】かかるシリカ粒子は、外表面積が大きいほ
ど揺変性付与効果が大きいため、平均一次粒子径は、好
ましくは5〜200nm、さらに好ましくは5〜40n
mであることがよい。
【0023】かかる構成要素[B]であるシリカ粒子の
配合量は、構成要素[A]100重量部に対して0.5〜
12重量部が好ましく、1〜10部がより好ましく、1
〜7部が特に好ましい。かかるシリカ粒子の配合量が
0.5重量部より少ない場合は、硬化剤と混合したとき
降伏値や揺変性が不十分になり、また、12重量部より
多い場合は、主剤の粘度が高くなりすぎて、取り扱い性
が悪くなる傾向がある。
【0024】また、本発明のエポキシ樹脂組成物構成要
素[C]である無機塩基物質としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カル
シウム、水酸化ベリリウムなどを使用することができる
が、特に水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムから選
ばれた少なくとも1種がより好ましく用いられる。かか
る無機塩基物質は、主剤に配合されるシリカ粒子の分散
を安定化させることができ、かつ、たれ落ち防止効果を
持続させることができるという特殊な機能を発揮するも
のである。
【0025】このような無機塩基物質は、本発明のエポ
キシ樹脂組成物中に好ましくは0.1〜40ppm、特
に好ましくは0.1〜30ppm配合される。かかる配
合量が0.1ppmより少ない場合、主剤中のシリカ粒
子の分散性を安定化させる効果が少なく、また、40p
pmより多い場合、主剤の粘度が高くなりすぎて、取り
扱い性が悪くなりがちであり、またシリカ粒子の分散を
安定化させる効果も却って低下する。
【0026】本発明のエポキシ樹脂組成物は、粘度が高
すぎると容器から取り出す際の作業性が損なわれるの
で、150ポアズ以下の粘度を有することが好ましい。
【0027】本発明におけるエポキシ樹脂組成物と共に
用いる硬化剤は、エポキシ樹脂を硬化させ得る化合物、
またはこれからなる組成物を指す。エポキシ樹脂を硬化
させうる化合物としては、アミン化合物、メルカプタン
化合物、酸無水物などが好ましく使用される。特に室温
硬化性や硬化物物性の点でアミン化合物が好ましく用い
られる。
【0028】かかるアミン化合物としては、脂肪族アミ
ン、芳香族アミン、イミン、さらに塩基性窒素を含む複
素環化合物などの化合物を使用することができるが、特
に脂肪族ポリアミンが好ましく使用される。具体的に
は、例えば、エチレンジアミン、1,2−プロパンジア
ミン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ジアミノブ
タン、ヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチル−
2,5−ヘキサンジアミン、2,2,4−トリメチルヘ
キサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタ
エチレンヘキサミン、4−アミノメチルオクタメチレン
ジアミン、3,3’−イミノビス(プロピルアミン)、
3,3’−メチルイミノビス(プロピルアミン)、ビス
(3−アミノプロピル)エーテル、1,2−ビス(3−
アミノプロピルオキシ)エタン、メンセンジアミン、イ
ソホロンジアミン、ビスアミノメチルノボルナン、ビス
(4−アミノシクロヘキシル)メタン、1,2−ジアミ
ノシクロヘキサン、3,9−ビス(3−アミノプロピ
ル)−2,4,8、10−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカン、N−(2−アミノエチル)ピペラジン
である。芳香環を持つアミンでも、m−キシレンジアミ
ン、テトラクロロ−p−キシレンジアミンなどが好まし
く用いられる。
【0029】また、重合脂肪酸(リノール酸などの不飽
和脂肪酸の2量体あるいは3量体)と、エチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン
などのポリアミンとの反応から得られる、いわゆるポリ
アミドアミンや、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコールなどのポリエーテルの両末端にアミノア
ルキル基を導入した化合物や、ポリジメチルシロキサン
やポリメチルフェニルシロキサンなどのシリコーン化合
物の両末端にアミノアルキル基を導入した化合物なども
好ましく用いることができる。また、さらに、かかるア
ミン化合物をマンニッヒ反応、エポキシ化合物、アクリ
ロニトリル、アクリル酸エステルの付加反応などにによ
り変性した変性アミンもアミン化合物として用いること
ができる。
【0030】かかるアミン化合物は、単独であっても、
複数の化合物の混合物であってもよいが、作業性の面か
ら室温で液状であるものが好ましい。アミン化合物が複
数の化合物である場合、室温で固形の成分を含んでも良
いが、少なくとも一成分は室温で液状のものを用いて、
混合物が室温で液状になるよう処方することが好まし
い。かかるアミン化合物の粘度は、25℃において50
ポアズ以下であることが好ましく、1〜30ポアズであ
ることがより好ましい。
【0031】本発明の硬化剤には、アミン化合物以外の
エポキシ樹脂を硬化しうる化合物、例えばメルカプタン
化合物などが溶解あるいは分散されていてもよい。
【0032】アミン化合物を用いる場合、硬化促進剤と
して、フェノール化合物をさらに配合してもよい。かか
るフェノール化合物としては、ジイソプロピルフェノー
ル、ノニルフェノールなどが好ましく用いられる。
【0033】さらに、本発明の硬化剤には、主剤と同様
に粒子状揺変性付与剤を配合することができる。かかる
粒子状揺変性付与剤としては、各種の無機粒子が用いら
れる。具体的にはシリカ、アルミナ、アルミニウムとケ
イ素の混合酸化物、酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、
スメクタイト系粘度鉱物(モンモリロナイト、バイデラ
イト、ベントナイト、ヘクトライト、サポナイトな
ど)、セピオライト、カーボンブラックなどの粒子が好
ましく使用され、特にシリカ粒子が好ましく使用され
る。ここでいうシリカは、前記構成成分Bのシリカ粒子
と同じであってもよく、異なっていてもよい。硬化剤と
主剤とは主成分が異なるため、分散性や粘度の点から異
なる粒子状揺変性付与剤もしくはシリカ粒子を配合する
ことが好ましい場合がある。
【0034】かかる粒子状揺変性付与剤を硬化剤に配合
する場合、その配合量は、硬化剤100重量部に対し
て、好ましくは1〜20重量部、より好ましくは1〜1
5重量部の範囲であるのがよい。その配合量が、1重量
部より少ない場合は、主剤と混合した場合の増粘効果が
得られにくく、20重量部より多い場合は、硬化剤の粘
度が高くなりすぎて、取り扱い性が悪くなりがちであ
る。
【0035】本発明の硬化剤には、さらに、その他の成
分として、可塑剤、染料、有機顔料や無機充填剤、高分
子化合物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、カップリング
剤、界面活性剤などを適宜配合することもできる。
【0036】本発明における主剤もしくは硬化剤に、シ
リカ粒子他の揺変性付与剤を配合する場合、3本ロール
やホモミキサーを用いて主剤もしくは硬化剤にあらかじ
め配合しておくことが好ましい。ただし、揺変性をさら
に高めるために、主剤と硬化剤を混合する際に、さらに
シリカ粒子もしくは他の揺変性付与剤を追加して配合す
ることもできる。
【0037】硬化性エポキシ樹脂組成物の粘度および硬
化反応速度は、温度に依存する。そのため、通常15〜
20℃程度の幅の使用温度範囲を定め、その範囲内の作
業環境において使用される。使用温度範囲は用途に応じ
て定められる。使用温度範囲の設定の典型的な例として
は、夏季の使用を前提とした15〜35℃の範囲、冬季
の使用を前提とした5〜20℃の範囲が挙げられる。
【0038】本発明において、主剤と硬化剤を混合して
得られる硬化性エポキシ樹脂組成物の粘度は、使用温度
範囲において好ましくは100〜300ポアズの範囲に
あることが好ましい。該硬化性エポキシ樹脂組成物の粘
度が100ポアズ未満であると、前記硬化性エポキシ樹
脂組成物を垂直面や天井面に塗布した場合に、たれ落ち
が起こることがある。
【0039】降伏値を有する流体の見かけ粘度粘度は、
剪断速度に依存して異なる値となる。上述の粘度は、J
IS−Z−8803における、円すい−平板形回転粘度
計による粘度測定方法に準拠し、剪断速度1.915s-1で測
定した値を用いる。後述する実施例では、円すい−平板
形回転粘度計として、東機産業(株)製E型粘度計TVE-
30Hを用いた。
【0040】硬化性エポキシ樹脂組成物は、使用温度範
囲におけるカッソン粘度が、60ポアズ以下であること
が好ましく、1〜40ポアズの範囲内にあることが更に
好ましい。カッソン粘度が60ポアズを越えると、ロー
ラーで塗布する際に、塗布量が極端に減少したり、ロー
ラーが円滑に回転しなくなるなど作業性を極端に悪化さ
せる。
【0041】また、かかるエポキシ樹脂組成物は、カッ
ソン降伏値が10Pa以上であることが好ましく、15
Pa以上であることがより好ましく、18〜25Paで
あることが特に好ましい。カッソン降伏値が10Pa未
満の場合、前記エポキシ樹脂組成物を垂直面や天井面に
塗布したときに樹脂のたれ落ちが発生しやすいため好ま
しくない。
【0042】なお、ここにいうカッソン粘度とカッソン
降伏値とは、ニュートン流体の中に固体粒子を分散させ
た懸濁液のレオロジー特性を理論的に扱う式として著名
なカッソン(Casson)方程式(式1)中で使用される特
性値をいう。
【0043】 τ0.5=τy 0.5+η∞0.5×γ0.5 ・・・・・(1) ここで、τ:剪断応力(Pa)、γ:剪断速度(s-1)η
∞:カッソン粘度(Pa・s)、τy:カッソン降伏値
(Pa)である。
【0044】より詳しくは、カッソン粘度とは、剪断速
度無限大に外挿した時の見かけ粘度に相当し、カッソン
降伏値とは懸濁液の流動を開始させるために必要な最小
の剪断応力を意味する主剤、すなわちシリカ微粒子を配
合したエポキシ樹脂組成物において、シリカ微粒子の分
散状態が不安定であると、長期保管した主剤を硬化剤と
配合して得られる硬化性エポキシ樹脂組成物のカッソン
降伏値が低下するという現象がみられる。また、降伏値
の発現と揺変性の発現は、シリカ粒子の構造形成という
共通のメカニズムをもつため、降伏値が低下する場合
は、揺変性も低下し、降伏値が変化しない場合は揺変性
も変化しない。したがって、降伏値の安定性は、揺変性
の安定性の指標とみなせる。
【0045】本発明のエポキシ樹脂組成物(主剤)を、
25℃で1年保管後、硬化剤と混合して得られる硬化性
エポキシ樹脂組成物のカッソン降伏値は、保管前の主剤
を硬化剤と混合して得られる硬化性エポキシ樹脂組成物
のカッソン降伏値の80%以上の値を保持していること
が好ましく、90%以上の値を保持していることがさら
に好ましい。
【0046】また、主剤の経時変化に関して、高温で保
管することで、促進試験を行うことができる。例えば、
主剤および硬化剤をそれぞれ40℃で40日間保管する
ことで、室温で1年間保管した場合の経時変化を予測す
ることができる。したがって、本発明のエポキシ樹脂組
成物(主剤)を40℃で40日間保管した後に硬化剤と
混合して得られる硬化性エポキシ樹脂のカッソン降伏値
は、保管前の主剤を硬化剤と混合して得られる硬化性エ
ポキシ樹脂組成物のカッソン降伏値の80%以上を保持
していることが好ましく、90%以上の値を保持してい
ることがさらに好ましい。
【0047】本発明のエポキシ樹脂組成物(主剤)と硬
化剤を混合して得られる硬化性エポキシ樹脂組成物は次
のようなコンクリート構造体を補修・補強する用途に好
ましく用いられる。主剤と硬化剤は、施工ごとに混合さ
れ、混合して得られた硬化性エポキシ樹脂組成物は、施
工温度に応じて定められた可使時間以内に使用される。
可使時間を越えた場合、反応の進行により粘度が増大
し、作業性を損なうことがある。
【0048】例えば、コンクリート構造体の表面に、前
記硬化性エポキシ樹脂組成物を塗布し、その上に、強化
繊維の一方向シート、クロスなどのシート状補強用繊維
基材を張り付け、さらにその上に前記硬化性エポキシ樹
脂組成物を塗布した後、含浸ローラーがけして補強繊維
基材に樹脂含浸し、必要に応じてこれを繰り返した後
に、前記エポキシ樹脂組成物を硬化させる、いわゆるハ
ンドレイアップ法によりコンクリート構造体を補修・補
強することができる。
【0049】また、補修用繊維基材として、強化繊維の
ストランドを用い、それに前記硬化性エポキシ樹脂組成
物を含浸しながら柱等のコンクリート構造体の表面にス
パイラル状に巻き付けて後に、前記硬化性エポキシ樹脂
組成物を硬化させる、いわゆるフィラメントワインディ
ング法によりコンクリート構造体を補修・補強すること
もできる。
【0050】ここで用いる強化繊維としては、例えば炭
素繊維、芳香族ポリアミド繊維、ガラス繊維、ボロン繊
維、アルミナ繊維、ステンレス繊維およびシリコーンカ
ーバイド繊維が挙げられるが、これらの繊維を二種以上
混合して用いてもかまわない。本発明においては、特に
比強度および比弾性率に優れるため、炭素繊維が好まし
く用いられる。
【0051】また、FRP板や鋼板をコンクリート構造
体の表面に張り付ける際の組成物として、前記エポキシ
硬化性樹脂組成物を介して張り付け、その後硬化させる
ことにより、コンクリート構造体を補修・補強すること
もできる。
【0052】または、前記エポキシ硬化性樹脂組成物
を、コンクリート構造体のひび割れ部分に注入して後、
前記硬化性エポキシ樹脂組成物を硬化せしめてコンクリ
ート構造体を補修・補強することもできる。
【0053】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をより具体的に
説明する。 [測定・評価方法]本実施例中、主剤、硬化剤及び硬化
性エポキシ樹脂組成物の粘度、カッソン粘度、カッソン
降伏値、塗膜たれ落ち評価は次の方法で行った。なお、
本実施例に示した組成は、使用温度範囲5〜20℃を想
定したもので、これらの測定は10℃において行った。 (1)主剤、硬化剤およびエポキシ樹脂の粘度測定 JIS Z8803における、円すい−平板形回転粘度
計による粘度測定方法に準拠し,標準コーンローター
(1#34'×R24)を装着した東機産業(株)製E型粘度計
TVE-30Hを用いて、10℃における粘度を回転速度0.
5回転/分で測定した。この条件における剪断速度は、
1.915s-1である。 (2)エポキシ樹脂のカッソン粘度、カッソン降伏値 標準コーンローターを装着した東機産業(株)製E型粘
度計TVE-30Hを用い、10℃において、次の(a)〜
(c)の手順で測定した。 (a)回転数20回転/分で一分間剪断を与え剪断応力
を測定する。 (b)回転数を5回転/分に減少し、1分間剪断を与え
剪断応力を測定する。 (c)(b)と同様に、2.5回転/分、1.0回転/
分、0.5回転/分と回転数を減少させ、各1分間ずつ
剪断を与え剪断応力を測定する。
【0054】上記(b)、(c)項で得られた剪断速度
γ(回転数に3.83を乗ずることにより得られる)に
対する剪断応力τの測定データについて、前記(式1)
に基づき、γ0.5に対するτ0.5の直線回帰を行い、得ら
れた一次式の傾きの2乗をカッソン粘度とし、切片の2
乗をカッソン降伏値として求めた。 (3)エポキシ樹脂組成物の塗膜たれ落ち評価 主剤と硬化剤を混合して得られた硬化性エポキシ樹脂組
成物を10℃で垂直に立てかけたスレート板にローラー
を用いて樹脂目付600g/m2で塗布し、10℃で1
日間放置した後、たれ落ちの有無を目視で評価した。 [原料]実施例および比較例では、下記の市販化成品を
原料として用いた (1)エポキシ樹脂 (a)“エピコート”828 ジャパンエポキシレジン(株)製 ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂 (b)“エピコート”807 ジャパンエポキシレジン(株)製 ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂 (c)YED-216 ジャパンエポキシレジン(株)製 1,6-ヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル (d)ヘロキシ68 ジャパンエポキシレジン(株)製 ネオペンチレングリコ
ールジグリシジルエーテル (2)アミン化合物 (a)“NBDA” 三井化学(株)製 ビスアミノメチルノルボルナン (b)“VESTAMIN” IPD ヒュルスAG製 イソホロンジアミン (3)シリカ粒子 (a)“アエロジル”380 日本アエロジル(株)製 親水性フュームドシリカ 粒径
7nm (4)無機塩基化合物 (a)水酸化ナトリウム 和光純薬(株)製 (実施例1)下記原料をホモミキサー(特殊機化工業製
分散機)を用いて調合して主剤を得た。なお、以下、配
合比の単位の「部」は重量部を示すものとする。溶液濃
度は、溶質/溶液の質量百分率で表すものとする。
【0055】 “エピコート”828 500部 YED-216 450部 “アエロジル”380 50部 1%水酸化ナトリウムメタノール溶液 0.5部 この主剤の粘度は130ポアズでああった。
【0056】下記原料をホモミキサーを用いて調合して
硬化剤を得た。
【0057】 “NBDA” 210部 “アエロジル”380 16部 この硬化剤の粘度は20ポアズであった。
【0058】得られた主剤1000部と硬化剤226部
を混合して硬化性エポキシ樹脂組成物を得た。この組成
物の粘度は183ポアズであり、カッソン粘度は8.8
ポアズ、カッソン降伏値は21Paであった。硬化性エ
ポキシ樹脂をスレート板に塗布し、たれ落ちを評価した
ところ、塗膜のたれ落ちはなかった。また、ローラー塗
布時の作業性も良好であった。
【0059】さらに、40℃で40日保管した主剤を硬
化剤と上記と同一比率で混合して得られた硬化性エポキ
シ樹脂組成物の粘度は178ポアズであり、カッソン粘
度は9.1ポアズ、カッソン降伏値は19Paであっ
た。硬化性エポキシ樹脂組成物をスレート板に塗布し、
たれ落ちを評価したところ、調製直後の主剤を用いた硬
化性エポキシ樹脂組成物と同様に塗膜のたれ落ちはなか
った。
【0060】(実施例2)下記原料をホモミキサーを用
いて調合して主剤を得た。
【0061】 “エピコート”807 500部 ヘロキシ68 450部 “アエロジル”380 50部 1%水酸化ナトリウムメタノール溶液 0.5部 この主剤の粘度は85ポアズであった。
【0062】下記原料をホモミキサーを用いて調合して
硬化剤を得た。
【0063】 “VESTAMIN” IPD 267部 “アエロジル”380 20部 この硬化剤の粘度は20ポアズであった。
【0064】得られた主剤1000部と硬化剤287部
を混合して硬化性エポキシ樹脂組成物を得た。この組成
物の粘度は152ポアズであり、カッソン粘度は7.5
ポアズ、カッソン降伏値は19Paであった。得られた
硬化性エポキシ樹脂組成物をスレート板に塗布し、たれ
落ちを評価したところ、塗膜のたれ落ちはなかった。
【0065】さらに、40℃で40日保管した主剤を硬
化剤と上記と同一比率で混合して得られた硬化性エポキ
シ樹脂組成物の粘度は143ポアズであり、カッソン粘
度は7.7ポアズ、カッソン降伏値は18Paであっ
た。得られた硬化性エポキシ樹脂組成物をスレート板に
塗布し、たれ落ちを評価したところ、調製直後の主剤を
用いた硬化性エポキシ樹脂組成物と同様に塗膜のたれ落
ちはなかった。
【0066】(比較例1)下記原料をホモミキサー(特
殊機化工業製分散機)を用いて調合して主剤を得た。
【0067】 “エピコート”828 500部 YED-216 450部 “アエロジル”380 50部 この主剤の粘度は132ポアズであった。
【0068】下記原料をホモミキサーを用いて調合して
硬化剤を得た。
【0069】 “NBDA” 210部 “アエロジル”380 16部 この硬化剤の粘度は15ポアズであった。
【0070】得られた主剤1000部と硬化剤226部
を混合して硬化性エポキシ樹脂組成物を得た。この組成
物の粘度は178ポアズであり、カッソン粘度は8.6
ポアズ、カッソン降伏値は20Paであった。硬化性エ
ポキシ樹脂をスレート板に塗布し、たれ落ちを評価した
ところ、塗膜のたれ落ちはなかった。また、ローラー塗
布時の作業性も良好であった。
【0071】さらに、40℃で40日保管した主剤を硬
化剤と混合して得られた硬化性エポキシ樹脂組成物の粘
度は103ポアズであり、カッソン粘度は9.3ポア
ズ、カッソン降伏値は8Paであ。得られた硬化性エポ
キシ樹脂組成物をスレート板に塗布し、たれ落ちを評価
したところ、塗膜のたれ落ちがみられた。
【0072】(比較例2)下記原料をホモミキサーを用
いて調合して主剤を得た。
【0073】 “エピコート”807 500部 ヘロキシ68 450部 “アエロジル”380 50部 1%水酸化ナトリウムメタノール溶液 5部 この主剤の粘度は253ポアズであり、粘稠なため取り
扱い性は良好ではなかった。
【0074】下記原料をホモミキサーを用いて調合して
硬化剤を得た。
【0075】 “VESTAMIN” IPD 267部 “アエロジル”380 20部 この硬化剤の粘度は20ポアズであった。
【0076】得られた主剤1005部と硬化剤287部
を混合して硬化性エポキシ樹脂組成物を得た。この組成
物の粘度は188ポアズであり、カッソン粘度は9.2
ポアズ、カッソン降伏値は19Paであった。硬化性エ
ポキシ樹脂をスレート板に塗布し、たれ落ちを評価した
ところ、塗膜のたれ落ちはなかった。また、ローラー塗
布時の作業性も良好であった。
【0077】さらに、40℃で40日保管した主剤を硬
化剤と上記と同一比率で混合して得られた硬化性エポキ
シ樹脂組成物の粘度は130ポアズであり、カッソン粘
度は9.5ポアズ、カッソン降伏値は11Paであっ
た。得られたエポキシ樹脂組成物をスレート板に塗布
し、たれ落ちを評価したところ、塗膜のたれ落ちがみら
れた。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、分散安定性と粘度安定
性が共に優れ、さらには降伏値や揺変性の安定性にも優
れたエポキシ樹脂組成物を再現性よく提供することがで
きるので、接着剤や塗料、さらに注型材料、複合材料マ
トリックスなどの用途に好適な材料を提供することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/36 C08K 3/36 4J002 C09J 163/00 C09J 163/00 4J040 C09K 3/10 C09K 3/10 L E04G 23/02 E04G 23/02 B D // E01D 21/00 E01D 21/00 Fターム(参考) 2D059 GG02 GG40 2E176 AA01 BB03 BB14 BB15 BB16 4F072 AA04 AA07 AA09 AB06 AB09 AB10 AB11 AD23 AD28 AE04 AE06 AE23 AF06 AG03 AH02 AH25 AL09 AL17 4G028 CA01 CB02 4H017 AA04 AB08 AD06 AE03 4J002 CD001 CD051 CD061 DE057 DJ016 FD016 FD157 GJ02 GL00 4J040 EC031 EC061 EC071 EC081 EC121 EC171 EC261 HA146 KA03 KA22 KA42 LA03 MA02 MA06 MA10 MB06 NA12 PA40

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも次の構成要素[A]、[B]お
    よび[C]からなることを特徴とするエポキシ樹脂組成
    物。 [A]エポキシ樹脂 [B]シリカ粒子 [C]無機塩基物質
  2. 【請求項2】前記構成要素[B]が、平均一次粒子径が
    5〜200nmのシリカ粒子であることを特徴とする請
    求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記構成要素[B]が、親水性のシリカ粒
    子であることを特徴とする請求項1または2に記載のエ
    ポキシ樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記構成要素[B]が、該エポキシ樹脂
    [A]100重量部に対して0.5〜12重量部含有さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のエポキシ樹脂組成物。
  5. 【請求項5】前記構成要素[C]が、水酸化ナトリウム
    および水酸化カリウムから選ばれた少なくとも1種であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエ
    ポキシ樹脂組成物。
  6. 【請求項6】前記構成要素[C]が、該エポキシ樹脂
    [A]100重量部に対して0.5〜50ppm含有さ
    れていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載のエポキシ樹脂組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のエポキシ
    樹脂組成物と硬化剤の混合物を含浸せしめた補強用繊維
    基材を、コンクリート構造体の表面に張り付けた後、該
    エポキシ樹脂組成物を硬化せしめることを特徴とするコ
    ンクリート構造体の補修・補強方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載のエポキシ
    樹脂組成物と硬化剤の混合物を介して、FRP板または
    鋼板をコンクリート構造体の表面に張り付けた後、該エ
    ポキシ樹脂組成物を硬化せしめることを特徴とするコン
    クリート構造体の補修・補強方法。
  9. 【請求項9】該請求項1〜6のいずれかに記載のエポキ
    シ樹脂組成物と硬化剤の混合物を、コンクリート構造体
    のヒビ割れ部分に注入した後、該エポキシ樹脂組成物を
    硬化せしめることを特徴とするコンクリート構造体の補
    修・補強方法。
JP2001200749A 2001-07-02 2001-07-02 エポキシ樹脂組成物およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法 Expired - Fee Related JP4765208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001200749A JP4765208B2 (ja) 2001-07-02 2001-07-02 エポキシ樹脂組成物およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001200749A JP4765208B2 (ja) 2001-07-02 2001-07-02 エポキシ樹脂組成物およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003012893A true JP2003012893A (ja) 2003-01-15
JP4765208B2 JP4765208B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=19037820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001200749A Expired - Fee Related JP4765208B2 (ja) 2001-07-02 2001-07-02 エポキシ樹脂組成物およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4765208B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005063880A1 (en) * 2003-12-30 2005-07-14 Sang Yang Kim Epoxy resin mortar composition and a method of coating the same on concrete surface
JP2007051187A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Admatechs Co Ltd 微小粒子含有組成物
JP2007517951A (ja) * 2004-01-13 2007-07-05 アルケマ フランス 期貯蔵寿命が長い反応性熱硬化系
WO2008147079A1 (en) * 2007-05-31 2008-12-04 Sang Yang Kim Epoxy resin mortar composition and coating method on the surface of the concrete
CN102493673A (zh) * 2011-12-01 2012-06-13 杭州岩土工程有限公司 一种用于建筑物表面的环氧类涂料加固方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0656961A (ja) * 1992-08-13 1994-03-01 Asahi Chiba Kk エポキシ樹脂組成物
JPH10131111A (ja) * 1996-10-31 1998-05-19 Sato Doro Kk 透水性自然砂舗装
JPH1120063A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Toray Ind Inc 二液型エポキシ樹脂接着剤、およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法
JPH11310710A (ja) * 1997-03-27 1999-11-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物及び半導体装置
JP2000239420A (ja) * 1999-02-25 2000-09-05 Sumitomo Bakelite Co Ltd 積層板の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0656961A (ja) * 1992-08-13 1994-03-01 Asahi Chiba Kk エポキシ樹脂組成物
JPH10131111A (ja) * 1996-10-31 1998-05-19 Sato Doro Kk 透水性自然砂舗装
JPH11310710A (ja) * 1997-03-27 1999-11-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物及び半導体装置
JPH1120063A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Toray Ind Inc 二液型エポキシ樹脂接着剤、およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法
JP2000239420A (ja) * 1999-02-25 2000-09-05 Sumitomo Bakelite Co Ltd 積層板の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005063880A1 (en) * 2003-12-30 2005-07-14 Sang Yang Kim Epoxy resin mortar composition and a method of coating the same on concrete surface
JP2007517951A (ja) * 2004-01-13 2007-07-05 アルケマ フランス 期貯蔵寿命が長い反応性熱硬化系
JP2007051187A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Admatechs Co Ltd 微小粒子含有組成物
WO2008147079A1 (en) * 2007-05-31 2008-12-04 Sang Yang Kim Epoxy resin mortar composition and coating method on the surface of the concrete
CN102493673A (zh) * 2011-12-01 2012-06-13 杭州岩土工程有限公司 一种用于建筑物表面的环氧类涂料加固方法
CN102493673B (zh) * 2011-12-01 2014-01-08 杭州岩土工程有限公司 一种用于建筑物表面的环氧类涂料加固方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4765208B2 (ja) 2011-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104449203B (zh) 环氧树脂组合物
ES2385265T3 (es) Nuevos endurecedores epoxi con curado mejorado y polímeros con mejores propiedades de revestimiento
CN105440880B (zh) 一种海洋用钢管桩防护环氧涂料及其制备方法
JP5348501B2 (ja) ポリアミドアミン硬化剤、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JP4475687B2 (ja) コンクリート構造体用二液型エポキシ樹脂接着剤、およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法
JP2020164616A (ja) 透明性を有する軟膏状のフィラー強化樹脂組成物
JP2003160641A (ja) 液状のアミン組成物、二液型補修・補強剤およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法
JPS6131471A (ja) エポキシ樹脂に基づく水で溶きうるコーテイング組成物
JP2019116585A (ja) 補強用エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
ES2978383T3 (es) Recubrimientos en polvo de barras de refuerzo de amina epoxi unidos por fusión
JP3906634B2 (ja) 一液性エポキシ樹脂組成物
JP2011068814A (ja) エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JP2003002948A (ja) コンクリート構造物の補修・補強用エポキシ樹脂組成物、およびそれを用いてなる補修・補強方法
JP4765208B2 (ja) エポキシ樹脂組成物およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法
CN116102980B (zh) 一种阴离子型沥青防水涂料及其制备方法与应用
US9040607B2 (en) Adhesive composition
JP2002256139A (ja) 二液型エポキシ樹脂組成物およびコンクリート構造体の補修・補強方法
US7470755B2 (en) Polyepoxide, amine and mercaptan-terminated polyoxyalkylene
JP6895616B2 (ja) 2液混合型エポキシ樹脂組成物及び該組成物の硬化物
EP3645599A1 (en) Curable composition
JP3661358B2 (ja) 液状エポキシ樹脂組成物およびコンクリート構造物の補修・補強方法
JP2024097872A (ja) 二剤型接着剤、硬化膜及び硬化膜の製造方法
CN110527338A (zh) 一种无溶剂高流平耐久性环氧树脂防腐涂料及施工方法
JP7671170B2 (ja) 二剤型接着剤、硬化膜及び硬化膜の製造方法
CN108129937B (zh) 一种常温溶剂型道路标线涂料及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110530

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees