JP2003014629A - 二光束分光光度計 - Google Patents
二光束分光光度計Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セクターミラーの回転数あるいは電源周波数
や電源電圧に関わりなく、大きなS/N比を得ることが
できる二光束分光光度計を提供する。 【解決手段】 ホトインタラプタ4からの同期信号をカ
ウンタ21で計測し、マイクロプロセッサ22でセクタ
ーミラー1の回転数を算出する。さらにマイクロプロセ
ッサ22で、セクターミラー1の回転数よりノイズの振
幅が最大になる周波数を算出し、ノッチフィルタのノッ
チ周波数をこの周波数に設定する。ノッチフィルタはデ
ィジタルフィルタであり、マイクロプロセッサ22での
数値演算によって実現する。また、ディジタルフィルタ
であるので、ノッチ周波数を容易に変更することができ
るので、ノッチフィルタのノッチ周波数を常に最適に設
定することが可能となり、検出器から得られる信号に対
して、雑音周波数成分を減衰させ、それ以外の目的周波
数成分を通過させることができる。
や電源電圧に関わりなく、大きなS/N比を得ることが
できる二光束分光光度計を提供する。 【解決手段】 ホトインタラプタ4からの同期信号をカ
ウンタ21で計測し、マイクロプロセッサ22でセクタ
ーミラー1の回転数を算出する。さらにマイクロプロセ
ッサ22で、セクターミラー1の回転数よりノイズの振
幅が最大になる周波数を算出し、ノッチフィルタのノッ
チ周波数をこの周波数に設定する。ノッチフィルタはデ
ィジタルフィルタであり、マイクロプロセッサ22での
数値演算によって実現する。また、ディジタルフィルタ
であるので、ノッチ周波数を容易に変更することができ
るので、ノッチフィルタのノッチ周波数を常に最適に設
定することが可能となり、検出器から得られる信号に対
して、雑音周波数成分を減衰させ、それ以外の目的周波
数成分を通過させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は二光束分光光度計に関
し、さらに詳しくは鏡または遮光板を回転させて光束を
切り替える二光束分光光度計に関する。
し、さらに詳しくは鏡または遮光板を回転させて光束を
切り替える二光束分光光度計に関する。
【0002】
【従来の技術】二光束(ダブルビーム)分光光度計は光
源からの光束を2つの光束に分離して、一方の光束を試
料に照射し、他方の光束を参照試料に照射する。この2
つの光束は再度結合されて1つの検出器に入射するか、
またはそのまま2つの検出器に入射し、光強度が測定さ
れる。そして、これら2つの光束による検出信号により
光源の光強度の変動を補償したり、参照試料との差吸収
度を測定することがなされる。この光束の分離や結合を
行うために、多くの場合、セクターミラーと呼ばれる鏡
や遮蔽板を有する板を回転させ、時分割で光束の進路を
切り替えている。
源からの光束を2つの光束に分離して、一方の光束を試
料に照射し、他方の光束を参照試料に照射する。この2
つの光束は再度結合されて1つの検出器に入射するか、
またはそのまま2つの検出器に入射し、光強度が測定さ
れる。そして、これら2つの光束による検出信号により
光源の光強度の変動を補償したり、参照試料との差吸収
度を測定することがなされる。この光束の分離や結合を
行うために、多くの場合、セクターミラーと呼ばれる鏡
や遮蔽板を有する板を回転させ、時分割で光束の進路を
切り替えている。
【0003】図3にセクターミラーの概略構成図を示
す。セクターミラー41には開口部42、43と、ミラ
ー44、45と、遮蔽部46〜49が交互に配置されて
いる。セクターミラー41は開口部42、43あるいは
ミラー44、45が光路上に来るように設置され、モー
タ等の手段により一定速度で回転される。図2に従来の
二光束分光光度計の概略構成図を示す。光源31からの
光はモノクロメータ32により単色化された後、セクタ
ーミラー41に達する。セクターミラー41は光路に対
して45度の角度で、開口部42、43およびミラー4
4、45が光路上に来るように配置され、モータ34に
より一定速度で回転される。セクターミラー41が回転
することにより、開口部42が光路上に来たとき、光源
31からの光はセクターミラー41を通過し、試料側セ
ル36を透過した後ミラー38で反射され、検出器40
で検出される。
す。セクターミラー41には開口部42、43と、ミラ
ー44、45と、遮蔽部46〜49が交互に配置されて
いる。セクターミラー41は開口部42、43あるいは
ミラー44、45が光路上に来るように設置され、モー
タ等の手段により一定速度で回転される。図2に従来の
二光束分光光度計の概略構成図を示す。光源31からの
光はモノクロメータ32により単色化された後、セクタ
ーミラー41に達する。セクターミラー41は光路に対
して45度の角度で、開口部42、43およびミラー4
4、45が光路上に来るように配置され、モータ34に
より一定速度で回転される。セクターミラー41が回転
することにより、開口部42が光路上に来たとき、光源
31からの光はセクターミラー41を通過し、試料側セ
ル36を透過した後ミラー38で反射され、検出器40
で検出される。
【0004】次に、セクターミラー41が回転すること
で、遮蔽部46がモノクロメータ32からの光を遮断す
ると、検出器40には光は達せず、検出器40は遮光さ
れる。よって、セクターミラー41はチョッパ機能もあ
わせて有している。さらにセクターミラー41が回転す
ることで、光路上にミラー44が配置されると、モノク
ロメータ32からの光はミラー44で反射され、さらに
ミラー35で反射された後参照側セル37を透過し、ミ
ラー39で反射され、検出器40で検出される。
で、遮蔽部46がモノクロメータ32からの光を遮断す
ると、検出器40には光は達せず、検出器40は遮光さ
れる。よって、セクターミラー41はチョッパ機能もあ
わせて有している。さらにセクターミラー41が回転す
ることで、光路上にミラー44が配置されると、モノク
ロメータ32からの光はミラー44で反射され、さらに
ミラー35で反射された後参照側セル37を透過し、ミ
ラー39で反射され、検出器40で検出される。
【0005】さらにセクターミラー41が回転すること
により、遮蔽部47、開口部43、遮蔽部48、ミラー
45、遮蔽部49が順次光路上に配置され、試料側セル
36の透過光強度、参照側セル37の透過光強度が検出
器40により繰り返し測定される。
により、遮蔽部47、開口部43、遮蔽部48、ミラー
45、遮蔽部49が順次光路上に配置され、試料側セル
36の透過光強度、参照側セル37の透過光強度が検出
器40により繰り返し測定される。
【0006】セクターミラーの回転は、光検出器の出力
信号に雑音をもたらす。この雑音は、二光束の信号を分
離する回路から発生する雑音、ミラーが複数枚ある時に
個々のミラーの取り付けかたや反射率の相違により発生
する雑音、モータとセクターミラーの振動により発生す
る雑音などである。これらの雑音はセクターミラーの回
転数の整数倍の周波数成分を多く持つ。二光束分光光度
計の受光信号処理回路の中には、これらの雑音除去のた
め、ノッチフィルタが設けられている。ノッチフィルタ
のノッチ周波数は、雑音周波数成分を減衰することと、
それ以外の目的周波数成分を通過することを、できるだ
け両立させるように選択される。
信号に雑音をもたらす。この雑音は、二光束の信号を分
離する回路から発生する雑音、ミラーが複数枚ある時に
個々のミラーの取り付けかたや反射率の相違により発生
する雑音、モータとセクターミラーの振動により発生す
る雑音などである。これらの雑音はセクターミラーの回
転数の整数倍の周波数成分を多く持つ。二光束分光光度
計の受光信号処理回路の中には、これらの雑音除去のた
め、ノッチフィルタが設けられている。ノッチフィルタ
のノッチ周波数は、雑音周波数成分を減衰することと、
それ以外の目的周波数成分を通過することを、できるだ
け両立させるように選択される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の二光束分光光度
計では、ノッチ周波数は固定であった。なぜならば、ノ
ッチフィルタはアナログ回路で構成されており、ノッチ
周波数の変更を、アナログ回路で実施するには回路が複
雑になり、動作が煩雑になるとかコストが上昇するなど
の欠点が大きかったからである。
計では、ノッチ周波数は固定であった。なぜならば、ノ
ッチフィルタはアナログ回路で構成されており、ノッチ
周波数の変更を、アナログ回路で実施するには回路が複
雑になり、動作が煩雑になるとかコストが上昇するなど
の欠点が大きかったからである。
【0008】セクターミラーを回転させるモータとし
て、誘導電動機(インダクションモータ)や同期電動機
(シンクロナスモータ)のような、電源周波数や電源電
圧に依存して回転数が変わるモータを使用している。モ
ータの回転数が変わる場合、ノッチ周波数が固定である
ので、その周波数は特定の電源周波数や電源電圧に合わ
せて設計しなければならない。このことは、異なる電源
周波数や電源電圧では、目的周波数成分を減衰させ、雑
音成分を透過させることになり、S/N比の低下の原因
となる。あるいは、複数の電源周波数や電源電圧の中間
的な値に合わせてノッチ周波数を設計したのであれば、
どの場合にも最適化されていないことになり、やはりS
/N比の低下の原因となる。
て、誘導電動機(インダクションモータ)や同期電動機
(シンクロナスモータ)のような、電源周波数や電源電
圧に依存して回転数が変わるモータを使用している。モ
ータの回転数が変わる場合、ノッチ周波数が固定である
ので、その周波数は特定の電源周波数や電源電圧に合わ
せて設計しなければならない。このことは、異なる電源
周波数や電源電圧では、目的周波数成分を減衰させ、雑
音成分を透過させることになり、S/N比の低下の原因
となる。あるいは、複数の電源周波数や電源電圧の中間
的な値に合わせてノッチ周波数を設計したのであれば、
どの場合にも最適化されていないことになり、やはりS
/N比の低下の原因となる。
【0009】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、セクターミラーの回転数に関わりな
く、あるいは電源周波数や電源電圧に関わりなく、大き
なS/N比を得ることができる二光束分光光度計を提供
することにある。
れたものであり、セクターミラーの回転数に関わりな
く、あるいは電源周波数や電源電圧に関わりなく、大き
なS/N比を得ることができる二光束分光光度計を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の二光束分光光度計は、光源と被測定試料お
よび参照試料との間の光路上に設けられたミラー、開口
部、遮蔽部のいずれかが介在するように切り替える回転
可能なセクターミラーと、このセクターミラーを回転さ
せるモータと、被測定試料または参照試料からの光を検
出する光検出器と、この光検出器からの出力信号におけ
る雑音を除去するノッチフィルタを備えた二光束分光光
度計において、セクターミラーを回転させるモータの回
転数を計測する手段およびノッチフィルタのノッチ周波
数を変更する手段を有し、モータの回転数に応じて、ノ
ッチフィルタのノッチ周波数を変更できるようにしたも
のである。
め、本発明の二光束分光光度計は、光源と被測定試料お
よび参照試料との間の光路上に設けられたミラー、開口
部、遮蔽部のいずれかが介在するように切り替える回転
可能なセクターミラーと、このセクターミラーを回転さ
せるモータと、被測定試料または参照試料からの光を検
出する光検出器と、この光検出器からの出力信号におけ
る雑音を除去するノッチフィルタを備えた二光束分光光
度計において、セクターミラーを回転させるモータの回
転数を計測する手段およびノッチフィルタのノッチ周波
数を変更する手段を有し、モータの回転数に応じて、ノ
ッチフィルタのノッチ周波数を変更できるようにしたも
のである。
【0011】セクターミラーを回転させるモータの回転
数を計測する手段としては、モータが誘導電動機(イン
ダクションモータ)の場合のようにモータの回転数が電
源周波数と電源電圧に依存している場合は、モータの回
転数をエンコーダ等を使用して直接計測する。また、モ
ータが同期電動機(シンクロナスモータ)の場合のよう
にモータの回転数が電源周波数と同期している場合は、
電源周波数を内蔵のマイクロプロセッサで計測した後、
モータの回転数を算出する。
数を計測する手段としては、モータが誘導電動機(イン
ダクションモータ)の場合のようにモータの回転数が電
源周波数と電源電圧に依存している場合は、モータの回
転数をエンコーダ等を使用して直接計測する。また、モ
ータが同期電動機(シンクロナスモータ)の場合のよう
にモータの回転数が電源周波数と同期している場合は、
電源周波数を内蔵のマイクロプロセッサで計測した後、
モータの回転数を算出する。
【0012】ノッチフィルタのノッチ周波数を変更する
手段としては、内蔵のマイクロプロセッサでの数値演算
によるディジタルフィルタによって変更が可能である。
また、デルタシグマ方式A/Dコンバータの入力段のデ
ィジタルフィルタによっても変更が可能である。
手段としては、内蔵のマイクロプロセッサでの数値演算
によるディジタルフィルタによって変更が可能である。
また、デルタシグマ方式A/Dコンバータの入力段のデ
ィジタルフィルタによっても変更が可能である。
【0013】セクターミラーを回転させるモータの回転
数を計測し、この回転数に応じてノッチフィルタのフィ
ルタ周波数を変更できるようにすることで、常に雑音周
波数成分を減衰させ、それ以外の目的周波数成分を通過
させることが可能になり、セクターミラーの回転数に関
わりなく、あるいは電源周波数や電源電圧に関わりな
く、大きなS/N比を得ることができる。
数を計測し、この回転数に応じてノッチフィルタのフィ
ルタ周波数を変更できるようにすることで、常に雑音周
波数成分を減衰させ、それ以外の目的周波数成分を通過
させることが可能になり、セクターミラーの回転数に関
わりなく、あるいは電源周波数や電源電圧に関わりな
く、大きなS/N比を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の二光束
分光光度計の一実施例の概略構成図である。本実施例の
装置は、光源(図示せず)からの入射光を切り替えるセ
クターミラー1と、セクターミラー1を回転させるモー
タ2と、モータ2に電気を供給する電源3と、セクター
ミラー1に取り付けられたホトインタラプタ4と、鏡5
と、試料側セルホルダ7および参照側セルホルダ8と、
ハーフミラー10と、鏡11と、試料側セルホルダ7お
よび参照側セルホルダ8を透過した光を検出する検出器
13と、検出器13からの信号を切り替える切り替えス
イッチ15と、試料側増幅器16および参照側増幅器1
7と、試料側A/Dコンバータ18および参照側A/D
コンバータ19と、カウンタ21と、マイクロプロセッ
サ22とから構成されている。
参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の二光束
分光光度計の一実施例の概略構成図である。本実施例の
装置は、光源(図示せず)からの入射光を切り替えるセ
クターミラー1と、セクターミラー1を回転させるモー
タ2と、モータ2に電気を供給する電源3と、セクター
ミラー1に取り付けられたホトインタラプタ4と、鏡5
と、試料側セルホルダ7および参照側セルホルダ8と、
ハーフミラー10と、鏡11と、試料側セルホルダ7お
よび参照側セルホルダ8を透過した光を検出する検出器
13と、検出器13からの信号を切り替える切り替えス
イッチ15と、試料側増幅器16および参照側増幅器1
7と、試料側A/Dコンバータ18および参照側A/D
コンバータ19と、カウンタ21と、マイクロプロセッ
サ22とから構成されている。
【0015】次に動作について説明する。光源(図示せ
ず)からの光はモノクロメータ(図示せず)により単色
化された後、セクターミラー1に達する。セクターミラ
ー1は図3で示すものと同様の構成である。セクターミ
ラー1は光路に対して45度の角度で、開口部42、4
3およびミラー44、45が光路上に来るように配置さ
れ、モータ2により一定速度で回転される。モータ2に
は誘導電動機を使用している。セクターミラー41が回
転することにより、開口部42が光路上に来たとき、光
源からの光はセクターミラー1を通過し、試料側セルホ
ルダ7に保持された試料を透過した後ハーフミラー10
で一部は反射するものの、残りは直進して検出器13で
検出される。
ず)からの光はモノクロメータ(図示せず)により単色
化された後、セクターミラー1に達する。セクターミラ
ー1は図3で示すものと同様の構成である。セクターミ
ラー1は光路に対して45度の角度で、開口部42、4
3およびミラー44、45が光路上に来るように配置さ
れ、モータ2により一定速度で回転される。モータ2に
は誘導電動機を使用している。セクターミラー41が回
転することにより、開口部42が光路上に来たとき、光
源からの光はセクターミラー1を通過し、試料側セルホ
ルダ7に保持された試料を透過した後ハーフミラー10
で一部は反射するものの、残りは直進して検出器13で
検出される。
【0016】次に、セクターミラー1が回転すること
で、遮蔽部46が光を遮断すると、検出器13には光は
達せず、検出器13は遮光される。よって、セクターミ
ラー1はチョッパ機能もあわせて有している。さらにセ
クターミラー1が回転することで、光路上にミラー44
が配置されると、光はミラー44で反射され、さらに鏡
5で反射された後、参照側セルホルダ8に保持されてい
る参照試料を透過し、鏡11で反射され、さらにハーフ
ミラー10で一部は直進するものの、残りは反射して検
出器13で検出される。参照側セルホルダ8には何も設
置されず空気のままのことも多い。
で、遮蔽部46が光を遮断すると、検出器13には光は
達せず、検出器13は遮光される。よって、セクターミ
ラー1はチョッパ機能もあわせて有している。さらにセ
クターミラー1が回転することで、光路上にミラー44
が配置されると、光はミラー44で反射され、さらに鏡
5で反射された後、参照側セルホルダ8に保持されてい
る参照試料を透過し、鏡11で反射され、さらにハーフ
ミラー10で一部は直進するものの、残りは反射して検
出器13で検出される。参照側セルホルダ8には何も設
置されず空気のままのことも多い。
【0017】さらにセクターミラー1が回転することに
より、遮蔽部47、開口部43、遮蔽部48、ミラー4
5、遮蔽部49が順次光路上に配置され、試料側セルホ
ルダ7の透過光強度、参照側セルホルダ8の透過光強度
が検出器13により繰り返し測定される。検出器13か
らの信号は、セクターミラー1による時分割で試料側セ
ルホルダ7と参照側セルホルダ8の信号が重畳している
ので、セクターミラー1に設置されたホトインタラプタ
4の信号に同期して切り替えスイッチ15を適宜切り替
えれば、試料側増幅器16と参照側増幅器17からそれ
ぞれ試料側光束強度と参照側光束強度を表す信号を取り
出すことができる。
より、遮蔽部47、開口部43、遮蔽部48、ミラー4
5、遮蔽部49が順次光路上に配置され、試料側セルホ
ルダ7の透過光強度、参照側セルホルダ8の透過光強度
が検出器13により繰り返し測定される。検出器13か
らの信号は、セクターミラー1による時分割で試料側セ
ルホルダ7と参照側セルホルダ8の信号が重畳している
ので、セクターミラー1に設置されたホトインタラプタ
4の信号に同期して切り替えスイッチ15を適宜切り替
えれば、試料側増幅器16と参照側増幅器17からそれ
ぞれ試料側光束強度と参照側光束強度を表す信号を取り
出すことができる。
【0018】検出器13で検出された信号は切り替えス
イッチ15で切り替えられ、試料側セルホルダ7を透過
した光より得られる信号は試料側増幅器16に導入され
て増幅され、続いて試料側A/Dコンバータ18でデジ
タル信号に変換された後、マイクロプロセッサ22でデ
ータ処理、記録が行われる。参照側セルホルダ8を透過
した光より得られる信号は参照側増幅器17に導入され
て増幅され、続いて参照側A/Dコンバータ19でデジ
タル信号に変換された後、マイクロプロセッサ22でデ
ータ処理、記録が行われる。
イッチ15で切り替えられ、試料側セルホルダ7を透過
した光より得られる信号は試料側増幅器16に導入され
て増幅され、続いて試料側A/Dコンバータ18でデジ
タル信号に変換された後、マイクロプロセッサ22でデ
ータ処理、記録が行われる。参照側セルホルダ8を透過
した光より得られる信号は参照側増幅器17に導入され
て増幅され、続いて参照側A/Dコンバータ19でデジ
タル信号に変換された後、マイクロプロセッサ22でデ
ータ処理、記録が行われる。
【0019】測定にあたってはまず、あらかじめモータ
2とセクターミラー1が回転することにより発生するノ
イズの周波数成分を調べる。ノイズに関しては多くの場
合、(1)式で示す関係が成り立つ。 ノイズの振幅が最大になる周波数(Hz)=セクターミラーの回転数(rp s)*ミラーの枚数 ‐‐‐(1) そこで、ホトインタラプタ4からの同期信号をカウンタ
21で計測し、マイクロプロセッサ22で(1)式に従
ってノイズの振幅が最大になる周波数を算出し記憶す
る。本実施例においてはモータ2に誘導電動機を用いて
おり、セクターミラー1は変動する負荷ではないので、
回転数は電源3の電源周波数に同期してはいないが、電
源3の電源周波数と電源電圧から一意に決まる値とな
る。電源電圧の変動がわずかな環境であれば、測定開始
前に一度回転数を計測して記憶しておけば十分である。
電源周波数や電源電圧の変動が大きい環境であれば、変
動の周期に応じた頻度で回転数を計測して記憶する。
2とセクターミラー1が回転することにより発生するノ
イズの周波数成分を調べる。ノイズに関しては多くの場
合、(1)式で示す関係が成り立つ。 ノイズの振幅が最大になる周波数(Hz)=セクターミラーの回転数(rp s)*ミラーの枚数 ‐‐‐(1) そこで、ホトインタラプタ4からの同期信号をカウンタ
21で計測し、マイクロプロセッサ22で(1)式に従
ってノイズの振幅が最大になる周波数を算出し記憶す
る。本実施例においてはモータ2に誘導電動機を用いて
おり、セクターミラー1は変動する負荷ではないので、
回転数は電源3の電源周波数に同期してはいないが、電
源3の電源周波数と電源電圧から一意に決まる値とな
る。電源電圧の変動がわずかな環境であれば、測定開始
前に一度回転数を計測して記憶しておけば十分である。
電源周波数や電源電圧の変動が大きい環境であれば、変
動の周期に応じた頻度で回転数を計測して記憶する。
【0020】セクターミラー1の回転数からノイズの振
幅が最大となる周波数が決まるので、ノッチフィルタの
ノッチ周波数をこの周波数に設定する。ノッチフィルタ
はディジタルフィルタであり、マイクロプロセッサ22
での数値演算によって実現する。また、ディジタルフィ
ルタであるので、ノッチ周波数を容易に変更することが
できる。マイクロプロセッサ22内で、ホトインタラプ
タ4からの同期信号をカウンタ21で計測しマイクロプ
ロセッサ22で(1)式に従って算出されたノイズの振
幅が最大となる周波数をノッチフィルタのノッチ周波数
とし、試料側A/Dコンバータ18および参照側A/D
コンバータからの信号を処理する。
幅が最大となる周波数が決まるので、ノッチフィルタの
ノッチ周波数をこの周波数に設定する。ノッチフィルタ
はディジタルフィルタであり、マイクロプロセッサ22
での数値演算によって実現する。また、ディジタルフィ
ルタであるので、ノッチ周波数を容易に変更することが
できる。マイクロプロセッサ22内で、ホトインタラプ
タ4からの同期信号をカウンタ21で計測しマイクロプ
ロセッサ22で(1)式に従って算出されたノイズの振
幅が最大となる周波数をノッチフィルタのノッチ周波数
とし、試料側A/Dコンバータ18および参照側A/D
コンバータからの信号を処理する。
【0021】上記実施例ではモータ2に誘導電動機を用
いているが、同期電動機を用いることもできる。同期電
動機であれば、モータ2の回転数は電源3の電源周波数
に同期して(2)式で表される。 モータの回転数(rps)=電源周波数(Hz)/極数*2 ‐‐‐(2) よって、セクターミラー1の回転数を直接計測しなくて
も、電源3の電源周波数を計測すればモータ2の回転数
を算出でき、減速機構があれば減速比を加味して、セク
ターミラー1の回転数を知ることができる。
いているが、同期電動機を用いることもできる。同期電
動機であれば、モータ2の回転数は電源3の電源周波数
に同期して(2)式で表される。 モータの回転数(rps)=電源周波数(Hz)/極数*2 ‐‐‐(2) よって、セクターミラー1の回転数を直接計測しなくて
も、電源3の電源周波数を計測すればモータ2の回転数
を算出でき、減速機構があれば減速比を加味して、セク
ターミラー1の回転数を知ることができる。
【0022】試料側A/Dコンバータ18および参照側
A/Dコンバータ19にデルタシグマ方式A/Dコンバ
ータを用い、ノッチフィルタとしてのディジタルフィル
タを、これらのデルタシグマ方式A/Dコンバータの入
力段のディジタルフィルタによって実現することも可能
である。
A/Dコンバータ19にデルタシグマ方式A/Dコンバ
ータを用い、ノッチフィルタとしてのディジタルフィル
タを、これらのデルタシグマ方式A/Dコンバータの入
力段のディジタルフィルタによって実現することも可能
である。
【0023】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を
行うことができる。例えば、セクターミラー1の回転数
を用いて(1)式によりノイズの振幅が最大となる周波
数を求めているが、機構によっては他の周波数でノイズ
の振幅が最大となることもあるので、振幅が最大となる
周波数を実測で求めてもよい。また、セクターミラー1
の回転数を一定としたが、測定時間、検出器の性能等の
条件により、回転数を切り替えてもよい。上記実施例で
は試料側セルホルダ7および参照側セルホルダ8を通過
する前の光束分離部にセクターミラー1を設置し、光束
結合部にハーフミラー10を設置しているが、これに代
えてハーフミラー10の位置、すなわち光束結合部にセ
クターミラーを設置してもよい。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を
行うことができる。例えば、セクターミラー1の回転数
を用いて(1)式によりノイズの振幅が最大となる周波
数を求めているが、機構によっては他の周波数でノイズ
の振幅が最大となることもあるので、振幅が最大となる
周波数を実測で求めてもよい。また、セクターミラー1
の回転数を一定としたが、測定時間、検出器の性能等の
条件により、回転数を切り替えてもよい。上記実施例で
は試料側セルホルダ7および参照側セルホルダ8を通過
する前の光束分離部にセクターミラー1を設置し、光束
結合部にハーフミラー10を設置しているが、これに代
えてハーフミラー10の位置、すなわち光束結合部にセ
クターミラーを設置してもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、セクターミラーを回転
させるモータの回転数を計測し、この回転数に応じてノ
ッチフィルタのフィルタ周波数を変更できるようにした
ので、検出器から得られる信号に対して、常に雑音周波
数成分を減衰させ、それ以外の目的周波数成分を通過さ
せることが可能になり、セクターミラーの回転数に関わ
りなく、あるいは電源周波数や電源電圧に関わりなく、
大きなS/N比を得ることができる。また、本発明の機
能を実現するために、従来の一般市販されている装置に
対して、多くの場合、ソフトウエアまたはA/Dコンバ
ータのみの変更で対応することができ、既存装置に対し
て大きなコスト上昇や装置の大型化をもたらすことはな
い。
させるモータの回転数を計測し、この回転数に応じてノ
ッチフィルタのフィルタ周波数を変更できるようにした
ので、検出器から得られる信号に対して、常に雑音周波
数成分を減衰させ、それ以外の目的周波数成分を通過さ
せることが可能になり、セクターミラーの回転数に関わ
りなく、あるいは電源周波数や電源電圧に関わりなく、
大きなS/N比を得ることができる。また、本発明の機
能を実現するために、従来の一般市販されている装置に
対して、多くの場合、ソフトウエアまたはA/Dコンバ
ータのみの変更で対応することができ、既存装置に対し
て大きなコスト上昇や装置の大型化をもたらすことはな
い。
【図1】本発明の二光束分光光度計の一実施例の概略構
成である。
成である。
【図2】従来の二光束分光光度計の概略構成図である。
【図3】セクターミラーの概略構成図である。
1---セクターミラー
2---モータ
3---電源
4---ホトインタラプタ
7---試料側セルホルダ
8---参照側セルホルダ
13---検出器
16---試料側増幅器
17---参照側増幅器
18---試料側A/Dコンバータ
19---参照側A/Dコンバータ
21---カウンタ
22---マイクロプロセッサ
Claims (3)
- 【請求項1】 光源と被測定試料および参照試料との間
の光路上に設けられたミラー、開口部、遮蔽部のいずれ
かが介在するように切り替える回転可能なセクターミラ
ーと、該セクターミラーを回転させるモータと、被測定
試料または参照試料からの光を検出する光検出器と、こ
の光検出器からの出力信号における雑音を除去するノッ
チフィルタを備えた二光束分光光度計において、前記モ
ータの回転数を計測する手段および前記ノッチフィルタ
のノッチ周波数を変更する手段を有し、前記モータの回
転数に応じて、前記ノッチフィルタのノッチ周波数を変
更することを特徴とする二光束分光光度計。 - 【請求項2】 モータの回転数を直接計測することを特
徴とする請求項1記載の二光束分光光度計。 - 【請求項3】 モータの電源周波数を計測することによ
りモータの回転数を求めることを特徴とする請求項1記
載の二光束分光光度計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001194641A JP2003014629A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 二光束分光光度計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001194641A JP2003014629A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 二光束分光光度計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003014629A true JP2003014629A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19032740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001194641A Withdrawn JP2003014629A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 二光束分光光度計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003014629A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006003165A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Shimadzu Corp | 分光光度計 |
| JP2017138304A (ja) * | 2016-01-18 | 2017-08-10 | ジック エンジニアリング ゲーエムベーハーSICK Engineering GmbH | 光学センサ |
| CN115682858A (zh) * | 2022-11-09 | 2023-02-03 | 南通斯派特激光科技有限公司 | 一种未爆弹激光销毁器 |
-
2001
- 2001-06-27 JP JP2001194641A patent/JP2003014629A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006003165A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Shimadzu Corp | 分光光度計 |
| JP2017138304A (ja) * | 2016-01-18 | 2017-08-10 | ジック エンジニアリング ゲーエムベーハーSICK Engineering GmbH | 光学センサ |
| US10113904B2 (en) | 2016-01-18 | 2018-10-30 | Sick Engineering Gmbh | Optical sensor |
| CN115682858A (zh) * | 2022-11-09 | 2023-02-03 | 南通斯派特激光科技有限公司 | 一种未爆弹激光销毁器 |
| CN115682858B (zh) * | 2022-11-09 | 2023-08-08 | 南通斯派特激光科技有限公司 | 一种未爆弹激光销毁器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071221 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090918 |