JP2003014847A - 被ばく管理システム - Google Patents

被ばく管理システム

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JP2003014847A JP2001195840A JP2001195840A JP2003014847A JP 2003014847 A JP2003014847 A JP 2003014847A JP 2001195840 A JP2001195840 A JP 2001195840A JP 2001195840 A JP2001195840 A JP 2001195840A JP 2003014847 A JP2003014847 A JP 2003014847A
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Munenori Uchida
宗範 内田
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Takashi Suzuki
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Akihiro Kikukawa
明広 菊川
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Akihiro Kiyokawa
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線取扱施設内に設置される被ばく管理シ
ステムにおいて、各作業者に、被ばく管理及び健康管理
のための分かり易い情報を提供する。 【解決手段】 各作業者は携帯装置10を携帯し、携帯
装置10からの情報が中央監視装置12によって収集さ
れる。中央監視装置12は個人被ばく管理機能及び個人
健康管理機能を有すると共に、収集されたデータに基づ
いて各種のマッピングイメージを作成し、そのマッピン
グイメージを各携帯装置10へ配信する機能を有してい
る。マッピングイメージは、例えば、放射線取扱施設の
見取図イメージ上に各作業者の位置及び被ばく線量の情
報を表したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被ばく管理システ
ムに関し、特に、放射線取扱施設内で作業に従事する作
業者の被ばく管理に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所、核燃料処理施設、放射線
医療施設などの放射線取扱施設においては、各作業者の
個人的な被ばく管理が不可欠である。特に、各作業者の
被ばく管理をリアルタイムで行えるシステムが要望され
ている。
【0003】特開平11−248839号公報には、従
来の被ばく管理システムが開示されている。この従来シ
ステムは、放射線取扱施設内の複数の作業者に携帯され
る複数の携帯機と、複数の携帯機からのデータを収集す
るホスト装置とを有する。放射線取扱施設は、複数のエ
リア(例えば、1部屋が1エリアに相当)に区分されて
いる。個々のエリアには1台ずつ基地局が設置され、複
数の基地局と複数の携帯機との間で無線通信がなされ
る。複数の基地局は通信回線を介してホスト装置に接続
されている。各携帯機は、PHSなどのセルラー電話方
式に従った通話機能と、放射線計測(被ばく線量計測)
機能とを有する。携帯機から無線送信された線量データ
は、その携帯機が存在しているエリア(所属エリア)に
設置された基地局によって受信され、その受信された線
量データがホスト装置へ伝送される。ホスト装置は、線
量データを受信した基地局を判別することによって、携
帯機の所属エリアを判定する。ホスト装置においては、
各作業者ごとに、被ばく線量及び所属エリアが管理され
る。また、ホスト装置には、放射線取扱施設内に設置さ
れたエリアモニタ及びダストモニタなどの機器が接続さ
れている。ホスト装置が何らかの放射線異常を判定した
場合、ホスト装置からアラーム信号が一部又は全部の携
帯機へ送信される。アラーム信号を受けた携帯機におい
ては、アラームメッセージが表示され、また、バイブレ
ータが起動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来システムにおいては、複数の携帯機から送信されてく
る情報はホスト装置で収集され、また集中管理される
が、そのように収集された情報(あるいはそれを加工し
て生成される情報)は、前記のアラーム信号を除いて、
各作業員にフィードバックされない。つまり、各作業員
への情報提供が十分でない。
【0005】具体的には、上記従来システムでは、異常
時の場合だけ情報(アラーム信号)が提供されている
が、正常時においても積極的に情報を提供するのが望ま
しい。また、上記従来システムでは、各作業者に対し
て、単に異常の事実のみがアラーム信号として提供され
るだけであり、放射線取扱施設内の現況(あるいは自己
周囲の状況)に関する情報は提供されていない。更に、
上記従来システムでは、各作業者の位置特定が大雑把過
ぎるという点を指摘できる。加えて、上記従来システム
では、各作業者は、作業現場において、自分以外の他の
作業者の被ばく状態に関する情報を一切得られず、この
ため、作業者相互で被ばく管理を行えず、また、異常時
に他の作業員のケアを十分にできない可能性があった。
【0006】ところで、放射線取扱施設内における作業
は、その内容如何によっては、作業者に対して、大きな
精神的ストレスを与えるものである。また、異常が発生
した場合には、各作業者はその異常に冷静に対処する必
要があるため、各作業者が精神的なパニック状態に陥っ
ているか否かを客観的に判断することが望まれる。しか
しながら、各作業者の健康(精神)状況をリアルタイム
に管理できる被ばく管理システムは未だ提供されていな
い。
【0007】なお、被ばく管理に関する特許出願とし
て、特願平11−326481号(出願日:平成11年
11月17日)がある。この特許出願には、作業者に装
着される個人線量計とその個人線量計からのデータを収
集する管理装置とからなるシステムが開示されている。
個人線量計は、本体と頭部ユニットとで構成され、本体
には放射線センサが設けられ、頭部ユニットには、位置
検出器としてのGPS、通信ユニット及び撮像素子が設
けられている。管理装置は、個人線量計からの位置情報
及び線量情報を取得し、また撮像データを取得する。こ
こで、管理装置は多様なアラーム判定機能を有する。ア
ラームが判定された場合に、管理装置から個人線量計へ
アラーム信号が出力される。しかしながら、この特許出
願に開示されたシステムにおいても、上記特開平11−
248839号公報に開示されたシステムと同じ問題を
指摘でき、すなわち、各作業員に対して十分な情報を提
供できるものではない。
【0008】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、作業者に対して、被ばく管理
のための有用な情報を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、作業者に対して、放
射線取扱施設内の状況を即座に理解できる情報を提供す
ることにある。
【0010】本発明の他の目的は、作業員の被ばく管理
と共に健康管理を行うことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、放射線取扱施設内において作業者
に携帯される携帯装置と、前記作業者の被ばくを管理す
る中央監視装置と、を含む被ばく管理システムであっ
て、前記携帯装置は、放射線を検出して被ばく線量デー
タを出力する線量計と、前記被ばく線量データを前記中
央監視装置へ送信する送信器と、前記中央監視装置から
提供される表示データを受信する受信器と、前記受信さ
れた表示データを表示する表示器と、を備え、前記中央
監視装置は、前記放射線取扱施設内における前記携帯装
置の位置を判別し、その位置を表す位置データを出力す
る位置判別部と、前記位置データ及び前記被ばく線量デ
ータが格納されるデータ記憶部と、前記データ記憶部に
格納された前記位置データ及び前記被ばく線量データに
基づいて、前記放射線取扱施設の見取図上に前記作業者
の位置及び被ばく線量を表してなる第1マッピングイメ
ージを作成し、その第1マッピングイメージを前記表示
データとして前記携帯装置へ提供する第1マッピングイ
メージ作成部と、を備えたことを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、作業者には携帯装置が
装着される。これにより、放射線取扱施設内における作
業者の移動に伴って携帯装置も移動する。携帯装置内の
線量計は放射線を検出し、被ばく線量データ(線量率デ
ータ、積算線量データなど)を出力する。このデータの
出力は、極めて短周期で繰り返し実行されてもよいし、
被ばく線量データに変動があった場合に実行されてもよ
いし、中央監視装置からデータ送信リクエストが発行さ
れた場合に実行されてもよい。被ばく線量データは、携
帯装置内の送信器により、中央監視装置へ向けて送信さ
れる。そのデータ送信に当たっては電波を利用するのが
望ましい。なお、被ばく線量データは、必要に応じて、
携帯装置内の表示器に表示される。
【0013】中央監視装置が有する位置判別部は、携帯
装置の位置(つまり作業者の位置)を判別(特定)す
る。位置の判別に当たっては、公知の各種の技術を利用
可能である。例えば、セルラー電話システム(PHSな
ど)を用いて、複数の基地局と携帯装置との間で無線通
信がなされるのであれば、複数の基地局で受信された電
波の電界強度を相互に比較することによって、その電波
を発生した携帯装置の位置を特定できる。そして、放射
線取扱施設内に、多数の基地局(多数のアンテナ)を近
距離間隔で設置しておけば、位置判別の精度(分解能)
を高められる。なお、位置判別部が、複数の基地局に接
続された中継装置(通信制御装置)内に設けられるよう
にしてもよい。その場合には、その中継装置は、中央監
視装置の一部機能に相当する。
【0014】中央監視装置は、作業者の被ばく管理を行
う装置である。各時刻における位置データ及び被ばく線
量データは、データ記憶部(データベース)に格納され
る。中央監視装置は、収集されたデータを加工し、その
加工データを携帯装置へ返す機能を有している。具体的
に説明すると、中央監視装置が有する第1マッピングイ
メージ作成手段は、上記の第1マッピングイメージを作
成する。この第1マッピングイメージは、二次元(ある
いは三次元)の見取図上に、作業者の位置及び被ばく線
量(線量率、積算線量など)を表したものである。その
第1マッピングイメージは、例えば、中央監視装置にお
いてモニタリングされ、また、携帯装置へ伝送される。
【0015】携帯装置の表示器には、第1マッピングイ
メージが表示される。この第1マッピングイメージによ
り、作業者は、放射線取扱施設内における自己位置を確
認した上で、自己の被ばくの程度を直感的に理解するこ
とができる。更に、例えば、第1マッピングイメージ上
に、他の作業者の位置及び被ばく線量も併せて表される
ならば、その第1マッピングイメージを観察することに
より、他の作業者がどこで作業を行っており、またどの
程度被ばくしているのか、を容易に認識できる。あるい
は、複数の作業者の配置や複数の作業者の被ばく傾向な
どを認識することができる。よって、通常の作業時(正
常時)において、作業者は、被ばく管理上、有用な情報
を得ることができ、また、異常時においても、安全対策
上、有用な情報を得ることができる。
【0016】(2)望ましくは、前記第1マッピングイ
メージには前記作業者の位置を表す作業者シンボルが含
まれ、前記作業者シンボルの表示態様が前記被ばく線量
データに応じて変化する。作業者シンボルは、図形、記
号などであり、その作業者シンボルには、作業者識別子
を付加するのが望ましい。また、本人のシンボルが他の
シンボルから即座に識別されるようにその表示形態を定
めるのが望ましい。
【0017】望ましくは、前記放射線取扱施設内に設け
られ、放射線を検出して空間線量データを出力するエリ
アモニタを含み、前記第1マッピングイメージには、更
に前記エリアモニタの位置を表すエリアモニタシンボル
が含まれ、前記エリアモニタシンボルの表示態様が前記
空間線量データに応じて変化する。この構成によれば、
放射線取扱施設内における各場所の空間線量を直感的に
認識でき、しかも、エリアモニタと自己との位置関係を
直感的に認識できる。緊急時には避難経路を選択する上
での目安にもなる。
【0018】望ましくは、前記作業者シンボルの表示色
が前記被ばく線量データに応じて変化し、前記エリアモ
ニタシンボルの表示色が前記空間線量データに応じて変
化する。シンボルに施す着色を変化させれば、被ばく線
量及び空間線量の大小を直感的に認識できる。
【0019】(3)望ましくは、前記放射線取扱施設は
複数のエリアに区分され、前記第1マッピングイメージ
は各エリアごとに生成される。エリアは、フロアごとに
あるいは部屋ごとに設定するようにしてもよい。望まし
くは、前記携帯装置にはそれが属するエリアに対応した
マッピングイメージが提供される。
【0020】(4)望ましくは、前記データ記憶部に格
納された前記被ばく線量データに基づいて、被ばく線量
の時間変化を表す被ばく線量グラフを作成する線量グラ
フ作成部を備え、前記被ばく線量グラフが前記表示デー
タとして前記携帯装置へ提供される。ここで、被ばく線
量グラフは、線量率グラフ、積算線量グラフなどであ
る。
【0021】望ましくは、前記中央監視装置は、前記作
業者に対して作業のための情報を提供する作業情報提供
部を含み、前記作業のための情報が前記表示データとし
て前記携帯装置へ提供される。例えば、作業のための情
報は、ドキュメント、画像データなどである。
【0022】(5)望ましくは、前記携帯装置は、前記
作業者の胸部に装着され、前記線量計を有する第1ユニ
ットと、前記作業者の所定箇所に装着され、前記第1ユ
ニットとは別体に構成され、前記表示器を有する第2ユ
ニットと、で構成される。
【0023】望ましくは、前記所定箇所は前記作業者の
腰ベルトである。望ましくは、前記所定箇所は前記作業
者の手首である。望ましくは、前記所定箇所は前記作業
者の頭部である。
【0024】(6)望ましくは、前記携帯装置は、音声
通話を行うための音声通話ユニットと、作業現場を撮像
して撮像データを出力する撮像素子と、を含み、作業者
は、前記音声通話ユニットによって他の装置との間で音
声通話を行うことが可能であり、また、前記撮像データ
を他の装置へ送信することが可能である。ここで、他の
装置には、中央監視装置、他の携帯装置、外部装置、そ
の他の装置が含まれる。
【0025】(7)また、上記目的を達成するために、
本発明は、放射線取扱施設内において作業者に携帯され
る携帯装置と、前記作業者の被ばくを管理する中央監視
装置と、を含む被ばく管理システムであって、前記携帯
装置は、放射線を検出して被ばく線量データを出力する
線量計と、前記被ばく線量データを前記中央監視装置へ
送信する送信器と、前記中央監視装置から提供される表
示データを受信する受信器と、前記受信された表示デー
タを表示する表示器と、を備え、前記中央監視装置は、
前記放射線取扱施設内における前記携帯装置の位置を判
別し、その位置を表す位置データを出力する位置判別部
と、前記位置データ及び前記被ばく線量データが格納さ
れるデータ記憶部と、前記データ記憶部に格納された前
記位置データ及び前記被ばく線量データに基づいて、前
記放射線取扱施設の見取図上に前記作業者の移動軌跡及
びその移動軌跡上の各位置における被ばく線量を表して
なる第2マッピングイメージを作成し、その第2マッピ
ングイメージを前記表示データとして前記携帯装置へ提
供する第2マッピングイメージ作成部と、を備えたこと
を特徴とする。
【0026】上記構成によれば、データ記憶部上には、
時系列順で各時刻の位置データ及び被ばく線量データが
格納される。そして、それらのデータに基づいて、第2
マッピングイメージが作成される。この第2マッピング
イメージは、作業者の移動軌跡と、その移動軌跡上にお
ける各位置における被ばく線量とを、見取図(模式図と
してのイメージ)上に表したものである。第2マッピン
グイメージによれば、過去に遡って、作業者がどの位置
でどの程度の被ばくをしたのかを即座に判断できる。基
本的には、個々の作業者ごとに第2マッピングイメージ
を作成するのが望ましいが、複数の作業者の移動軌跡を
同じ第2マッピングイメージに表すこともできる。
【0027】(8)また、上記目的を達成するために、
本発明は、放射線取扱施設内において作業者に携帯され
る携帯装置と、前記作業者の被ばくを管理する中央監視
装置と、を含む被ばく管理システムであって、前記携帯
装置は、前記作業者から生体情報を検出してその生体情
報を出力する生体情報検出器と、前記生体情報を前記中
央監視装置へ送信する送信器と、前記中央監視装置から
提供される表示データを受信する受信器と、前記受信さ
れた表示データを表示する表示器と、を備え、前記中央
監視装置は、前記放射線取扱施設内における前記携帯装
置の位置を判別し、その位置を表す位置データを出力す
る位置判別部と、前記位置データ及び前記生体情報が格
納されるデータ記憶部と、前記データ記憶部に格納され
た前記位置データ及び前記生体情報に基づいて、前記放
射線取扱施設の見取図上に前記作業者の位置及び健康状
態を表してなる第3マッピングイメージを作成し、その
第3マッピングイメージを前記表示データとして前記携
帯装置へ提供する第3マッピングイメージ作成部と、を
備えたことを特徴とする。
【0028】上記構成によれば、作業者の生体情報(血
圧、脈拍、体温など)が検出され、その生体情報が中央
監視装置へ向けて送信される。中央監視装置における第
3マッピングイメージ作成部は、作業者の位置及び生体
情報を見取図上に表してなる第3マッピングイメージ
(生体情報マッピングイメージ)を作成する。その第3
マッピングイメージは携帯装置へ提供され、その表示器
に表示される。その表示により、作業者は、放射線取扱
施設内における自己の所在を確認でき、また、自己の健
康状態(精神状態)を自ら診断できる。更に、例えば、
見取図上に他の作業員の位置及び健康状態も表されるな
らば、他の作業者がどこにいて、他の作業者がどのよう
な健康状態にあるのかを把握できる。よって、必要に応
じて、他の作業者のケアあるいは支援の必要性を判断で
きる。
【0029】(9)望ましくは、前記第3マッピングイ
メージには、前記作業者の位置を表す作業者シンボルが
含まれ、前記作業者シンボルの表示態様が前記作業者の
健康状態に応じて変化する。
【0030】(10)また、上記目的を達成するため
に、本発明は、放射線取扱施設内における複数の作業者
に携帯される複数の携帯装置と、前記複数の作業者の被
ばくを管理する中央監視装置と、前記複数の携帯装置と
前記中央監視装置との間に設けられた通信設備と、を含
む被ばく管理システムであって、前記通信設備は、前記
複数の携帯装置との間で無線通信を行うために、前記放
射線取扱施設内に分散的に設置された複数の基地局と、
前記複数の基地局に接続され、且つ、前記中央監視装置
に接続された中継装置と、を備え、前記各携帯装置は、
計測データを出力する線量計と、前記計測データを前記
通信設備を介して前記中央監視装置へ送信する送信器
と、前記中央監視装置から前記通信設備を介して提供さ
れた表示データを受信する受信器と、前記受信された表
示データを表示する表示器と、を備え、前記中央監視装
置は、前記放射線取扱施設内における前記各携帯装置の
位置を判別し、これにより前記各作業員の位置を表す位
置データを出力する位置判別部と、前記各作業者ごとの
前記位置データ及び前記計測データが格納されるデータ
記憶部と、前記データ記憶部に格納された各作業者ごと
の前記位置データ及び前記計測データに基づいて、前記
放射線取扱施設の見取図上に前記各作業者の位置及び計
測結果を表してなるマッピングイメージを作成し、その
マッピングイメージを前記表示データとして前記各携帯
装置へ提供するマッピングイメージ作成部と、を備えた
ことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0032】図1には、本発明に係る被ばく管理システ
ムの好適な実施形態が示されており、図1は被ばく管理
システムの概念図である。この被ばく管理システムは、
例えば原子力発電所などの放射線取扱施設などに設置さ
れるシステムである。この被ばく管理システムにより、
放射線取扱施設内において作業に従事する各作業者につ
いて、個人被ばく管理及び個人健康管理がなされる。
【0033】図1において、本実施形態の被ばく管理シ
ステムは、複数の携帯装置10、中央監視装置12及び
通信設備14を有している。
【0034】携帯装置10は、作業者によって携帯され
るものである。この携帯装置10は、本実施形態におい
て、被ばく線量測定機能、生体情報測定機能、無線通信
機能などの各種の機能を有している。特に、本実施形態
の携帯装置10は、携帯電話あるいは簡易型携帯電話
(PHS)としての機能を具備しており、電波を利用し
て通話及びデータの送受信を行える。
【0035】通信設備14は、通信制御部28と複数の
基地局20とによって構成される。ここで、基地局20
はアンテナ22及び送受信部24によって構成される。
放射線取扱施設内には例えば5m間隔で多数のアンテナ
22が設置されており、すなわち、多数のアンテナ22
がマトリックス状に配設されている。これは、携帯装置
10(すなわち作業者)の位置の特定精度(分解能)を
高めるためである。ちなみに、放射線取扱施設が複数階
のフロアを有する場合には、各フロアについて上述した
ように多数のアンテナ22(つまり基地局20)が設置
される。
【0036】各基地局20は、通信ケーブル26を介し
て通信制御部28に接続されている。通信制御部28
は、各基地局における送受信を制御する装置であり、い
わゆる交換局として機能する。また、中央監視装置12
と複数の携帯装置10との間に設けられた中継装置とし
て機能する。
【0037】各作業者には、データ管理上のために、作
業者IDが割り当てられており、これと同様に、各携帯
装置10には携帯装置IDが割り当てられている。ここ
で、作業者IDと携帯装置IDは同じものであってもよ
い。また、複数の基地局20には、それぞれ基地局ID
が割り当てられている。
【0038】ここで、基地局20と携帯装置10との間
における通信について説明する。携帯装置10から送信
される送信データは、本実施形態において、携帯装置I
D、被ばく線量データ、生体情報、その他のデータなど
である。もちろん、通話が行われる場合には、音声デー
タが送信される。いずれにしても、各送信データには携
帯装置IDが付加され、これによって送信データの識別
が可能となっている。
【0039】送信データは例えば一定周期で送信され、
あるいは必要に応じて送信される。被ばく線量データや
生体情報などを送信する場合、一定周期ごとにそれらの
データの送信を行ってもよいし、また計測データ(被ば
く線量データ,生体情報など)に変化が生じた場合に、
それをトリガとして、計測データの送信を行うようにし
てもよい。
【0040】以上のように送信されたデータは、それ
を、受信可能な1又は複数の基地局20によって受信さ
れる。ここで、各基地局20の通信エリアは、互いに隣
接するもの同士で部分的に重複しており、通常は、携帯
装置10から発信された電波は複数の基地局によって受
波される。各基地局20においては、アンテナ22によ
って電波が受信されると、受信信号が送受信部24を介
して受信信号が通信制御部28へ出力される。この場合
に、本実施形態では、送受信部24が受信強度(電界強
度)を表すデータを受信信号に併せて通信制御部28へ
送っている。また、その際には、基地局IDの情報も受
信信号に付加される。
【0041】通信制御部28は、1又は複数の基地局か
ら、受信信号が伝送されてくると、その受信信号(受信
データ)を中央監視装置12へ転送する。その場合にお
いては、携帯装置10が存在する位置を特定できるよう
にするために、その受信データに対して、受信した基地
局のID及び受信強度に関する情報が付加される。ただ
し、通信制御部28内に携帯装置10の位置特定機能が
具備されていれば、その機能の実行により特定された位
置のデータが中央監視装置12へ伝送される。
【0042】なお、通信制御部28において、いわゆる
ポーリング方式などによって各携帯装置10と定期的な
通信が行われる場合には、そのような通信を利用して上
記同様に携帯装置10の位置判別を行うことができる。
あるいは他の手法を利用して携帯装置10の位置を特定
するようにしてもよく、その場合においては、例えばG
PSシステムなどを利用してもよい。
【0043】一方、中央監視装置12からの送信データ
(例えば表示データ)は、中央監視装置12によって、
指定された携帯装置10が属する交信エリアをカバーす
る基地局20へ送られ、送信データが電波として当該携
帯装置10へ送られる。もちろん、必要に応じて、全部
の携帯装置10に対して同一データを配信するようにし
てもよい。
【0044】なお、図示されてはいないが、通信制御部
28は、装置間で電話通信を行うための各種の機能(交
換局あるいは中継局としての機能を含む)も具備してお
り、携帯装置10間において通話を行ったり、携帯装置
10と中央監視装置12との間で通話を行ったり、ある
いは公衆回線を介して外部の相手と通話を行ったりする
こともできる。
【0045】次に、中央監視装置12について説明す
る。この中央監視装置12は、複数の携帯装置10など
から送られてきたデータを収集し、それらのデータに基
づいて、作業員の個人被ばく管理や個人健康管理などを
行う装置である。本実施形態においては、中央監視装置
12は、マッピングイメージを作成し、そのマッピング
イメージを携帯装置10へ提供する機能なども具備して
いる。これについては後に詳述する。
【0046】監視制御部30は、ワークステーションな
どのコンピュータ及び通信処理装置などによって構成さ
れ、この監視制御部30はCPUや制御プログラムなど
を有している。監視制御部30には、ディスプレイとし
ての表示器34が接続され、また、キーボードやマウス
などの入力器32が接続されている。さらに、監視制御
部30には、通話用のスピーカ36及びマイク38が接
続されている。なお、監視制御部30と上記の通信制御
部28は、例えば、高速通信を行い得る専用通信回線で
相互接続されている。
【0047】監視制御部30に接続された記憶装置40
は、中央監視装置12によって収集される全情報を蓄積
するデータベースを構成するものである。また、本実施
形態において、記憶装置40内には各フロアごとに用意
されたフロアの見取図イメージ42が画像情報として蓄
積されている。この見取図イメージ42は後述する各種
のマッピングイメージを作成する場合における背景イメ
ージとして利用される。
【0048】監視制御部30は外部のネットワーク46
にも接続されており、そのようなネットワークを介して
外部装置と通信を行うことができる。さらに、本実施形
態においては、図示されるように測定機器群16が監視
制御部30に接続されており、それらの測定機器群16
から出力されるデータも前記の記憶装置40上に格納さ
れる。
【0049】本実施形態において、測定機器群16は具
体的には複数のエリアモニタ17によって構成されてい
る。各エリアモニタ17は放射線取扱施設内における所
定箇所に設けられるものであり、具体的には、それぞれ
分割されたエリアごとに設置されるものである。このエ
リアモニタ17は、放射線測定器を構成するものであ
り、放射線を検出し、空間線量データを出力する。監視
制御部30には、更に他の放射線測定機器を接続するこ
とも可能である。
【0050】図1に示した被ばく管理システムにおいて
は、中央監視装置12が、収集されたデータを加工し
て、加工データを各携帯装置10へ配信する機能を有し
ており、これによって、作業者は、被ばく管理、健康管
理、あるいは機器管理において、必要な情報を入手する
ことが可能である。特に、本実施形態においては、各携
帯装置10の位置が判別されており、その判別された位
置と計測データとを組み合わせてマッピングイメージを
形成し、そのマッピングイメージが各携帯装置10へ提
供されている。これについては後に詳述することにす
る。
【0051】図2には、図1に示した携帯装置10の全
体構成がブロック図として示されている。携帯装置10
は、図2に示す例では、メインユニット(第1ユニッ
ト)50、端末ユニット(第2ユニット)52、生体計
測ユニット(第3ユニット)54、及び、ヘッドユニッ
ト(第4ユニット)56によって構成されている。
【0052】まず、メインユニット50について説明す
ると、アンテナ62は、送受信部60に接続されてお
り、その送受信部60によるデータの送受信は、通信制
御部64によって制御されている。その通信制御部64
はメイン制御部66に接続されている。
【0053】メイン制御部66は携帯装置10の動作制
御を実行しており、メイン制御部66には線量計68、
表示器70及び入力器72などが接続されている。
【0054】ここで、線量計68は放射線を検出し、被
ばく線量データを出力する測定器である。また、表示器
70及び入力器72は、それらが一体化されてタッチセ
ンサパネルを構成している。バッテリ80はメインユニ
ット50内に含まれる各構成に電力を供給するものであ
る。また、メイン制御部66には、送受信部74及び送
受信部76が接続され、それらの送受信部74,76を
介して端末ユニット52及び生体計測ユニット54との
間における通信が行える。ここで、それらのユニット間
における通信には電波、赤外線などを利用できる。もち
ろんケーブルによって各ユニット間を接続するようにし
てもよい。
【0055】端末ユニット52においては、送受信部8
2によって、上記の送受信部74との間におけるワイヤ
レス通信がなされる。送受信部82には、端末制御部8
4が接続されている。この端末制御部84は、端末ユニ
ット52の動作制御を行うユニットである。端末制御部
84には、表示器86及び入力器88が接続され、それ
らはタッチセンサパネルを構成している。バッテリ90
は端末ユニット52内における各構成に電力を供給する
電源として機能する。
【0056】この端末ユニット52は、いわゆる携帯情
報端末(PDA)として機能するものであり、本実施形
態においては、メインユニット50とは別体に構成され
ており、その表示器86には図1に示した中央監視装置
12から送信される各種の表示データが表示され、特に
マッピングイメージが表示される。
【0057】生体計測ユニット54において、伝送制御
部98には血圧センサ92、脈拍センサ94及び体温セ
ンサ96が接続されている。それらのセンサ92,9
4,96はそれぞれ生体情報として血圧、脈拍、体温を
測定するためのものである。それらの計測されたセンサ
情報は伝送制御部98に送られ、その伝送制御部98を
介してメインユニット50へ送信される。具体的には、
生体計測ユニット54内には、送受信部100が設けら
れ、その送受信部100と上記の送受信部76との間で
ワイヤレス通信がなされる。バッテリ102は生体計測
ユニット54内における各構成に電力を供給する電源と
して機能する。もちろん、上記のセンサ以外のセンサを
設けるようにしてもよい。
【0058】ヘッドユニット56は、本実施形態におい
て作業者の頭部に装着されたユニットである。CCDカ
メラ106は作業現場を撮像するための装置であり、そ
こから出力される画像データはメインユニット50へ出
力されている。スピーカ108及びマイク110は通話
を行うための設備である。
【0059】メインユニット50内のメイン制御部66
は、以上のような各種のデータを受け取り、それを中央
監視装置12に向けて送信する制御を実行する。また、
中央監視装置12から送信されてきたデータがメイン制
御部66によって受け取られると、必要に応じて、その
メイン制御部66で所定の処理を経た後に、受信された
データが例えば端末ユニット52へ転送される。ちなみ
に、メイン制御部66はCPU及び制御プログラムなど
によって構成されるマイコンであってもよい。
【0060】次に、図3乃至図8を用いて携帯装置10
の構成例について説明する。
【0061】図3及び図4には、携帯装置10の第1構
成例が示されている。図3において、作業者の頭部には
ヘッドユニット56が設けられている。また、作業者の
胸部にはメインユニット50が装着されており、具体的
には作業者の衣服のポケット内にメインユニット50が
差し込まれている。その場合において、少なくともアン
テナ及び放射線センサについてはポケット外に位置して
いるのが望ましい。
【0062】符号52Aは端末ユニットの第1例を示し
ている。この端末ユニット52Aは、図4に示されるよ
うに、作業者の腰ベルト112に着脱自在に装着される
ものである。具体的に説明すると、端末ユニット52A
は、本体パネル114とベースカバー116とを有し、
それらはヒンジ部118を介して連結されている。すな
わち、ベースカバー116に対して本体パネル114が
開閉自在に構成されており、ベースカバー116に対し
て本体パネル114を閉じた状態においては、本体パネ
ル114の表示画面が物理的な衝撃から保護される。一
方、本体パネル114の表示画面を観察する場合には、
ベースカバー116に対して本体パネル114が開かれ
る。ちなみに、べースカバー116にはクリップ120
が設けられ、そのクリップを利用して、端末ユニット5
2Aが腰ベルト112に着脱自在に装着される。
【0063】図5及び図6には、携帯装置10の第2構
成例が示されている。図5においてヘッドユニット56
は作業者の頭部に設けられ、メインユニット50は作業
者の胸部に設けられている。一方、符号52Bは、端末
ユニットの第2例を示しており、この端末ユニット52
Bは、図6に示されるように、作業者の腕、特に手首付
近に着脱自在に装着される。図6において、端末ユニッ
ト52Bは本体122、表示パネル124及びリストベ
ルト120によって構成される。本体122と表示パネ
ル124はヒンジ部126によって連結されており、本
体122に対して表示パネル124は開閉自在である。
すなわち、表示パネル124を開いた状態においては、
そこに設けられた表示画面を観察することができ、一
方、表示パネル124を閉じた状態では、表示画面が物
理的な衝撃から保護される。
【0064】図7及び図8には端末装置10の第3構成
例が示されている。図7において、作業者の頭部にはヘ
ッドユニット56が設けられ、作業者の胸部にはメイン
ユニット50が設けられている。ここで、符号52C
は、端末ユニットの第3例を示しており、図8に示すよ
うに、端末ユニット52Cはヘッドマウントタイプを構
成している。ちなみに、図8において、図7に示したヘ
ッドユニット56については図示省略されている。
【0065】図8において、ヘルメット128には、本
体130が着脱自在に設けられ、その本体130にはヒ
ンジ部134を介して表示パネル132が取付けられて
いる。この表示パネル132は作業者の一方の目を覆う
位置に設けられ、ヒンジ部134を回転軸として開閉自
在である。すなわち、表示パネル132を作業者の片目
前方に位置決めした状態では、表示パネル132の表示
画面に表示される画像を間近で観察することができ、一
方、そのような観察が不要な場合には、表示パネル13
2を目から遠ざけて開くことによって、作業中における
十分な視野を確保できる。
【0066】図3乃至図8に示した各種のタイプはいず
れも例示であって、これ以外にも各種の携帯装置10を
構成することができる。いずれにしても、少なくともメ
インユニット50と端末ユニット52とが別体に構成さ
れるのが望ましく、すなわち作業中においても表示画面
を見やすいように端末ユニット52の配置に工夫を施す
のが望ましい。これによって、作業しながら情報を視覚
的に入手することができるという利点がある。メインユ
ニット50は作業者の胸部に装着されるため、法令で定
められた適切な位置において線量計測を行うことがで
き、またアンテナを比較的高い位置に常に位置決めでき
るという利点がある。また、ヘッドユニット56が設け
られ、通話に際して、両手を解放することができるの
で、その意味においても作業性を向上できるという利点
がある。加えて、本実施形態においては、ヘッドユニッ
ト56にCCDカメラが搭載されているため、作業者が
作業現場において簡便に撮像を行うことができ、そのよ
うな撮像された画像データを速やかに中央監視装置へ送
信することも可能である。
【0067】図9には、図2に示した生体計測ユニット
54の一例が示されている。符号140は作業者の腕の
断面を表しており、具体的には手首付近に生体計測ユニ
ット54が設けられる。この生体計測ユニット54は本
体144及びリストバンド142を有し、リストバンド
142を手首に巻き付けることによってその弾性力をも
って本体144を腕に装着させることができる。本体1
44の生体側、具体的には生体表面に接触する箇所には
複数のセンサが設けられている。すなわち血圧センサ9
2、脈拍センサ94及び体温センサ96が設けられてい
る。ここで、血圧センサ92及び脈拍センサ94は、単
一の素子によって構成されており、その素子によって血
圧及び脈拍の両者が計測されている。それ自体は周知の
構成である。本体144内には電子回路基板146が設
けられている。なお符号148はアンテナを示してい
る。ちなみに、例えば図5に示したようなタイプの端末
ユニットが設けられる場合には、一方の腕に端末ユニッ
ト52Bを設け、他方の腕に生体計測ユニット54を設
けるのが望ましい。
【0068】次に、図10を用いて図1に示した監視制
御部30が有する各種の機能について説明する。
【0069】図10には、監視制御部30の各機能がブ
ロックとして表されている。
【0070】位置特定モジュール150は、受信データ
に付加されてくる基地局ID及び受信強度の情報に基づ
いて、当該データを発信した携帯装置10の位置、すな
わち、放射線取扱施設内における作業者の位置を特定す
るモジュールである。例えば、一つの基地局のみによっ
て電波の受信がなされた場合には、その基地局20の交
信エリアが作業者の位置として特定され、複数の基地局
によって電波の受信がなされた場合には、それらの受信
強度を互いに比較することによって携帯装置10の位置
を精度良く特定することができる。特定された位置デー
タは図1に示した記憶装置40上に格納される。
【0071】被ばく管理テーブル作成モジュール152
は、後に図11を用いて説明する被ばく管理テーブルを
作成するものである。また、被ばく線量グラフ作成モジ
ュール154は、後に図19を用いて説明する被ばく線
量グラフを作成するモジュールである。さらに、第1マ
ッピングイメージ作成モジュール156は、後に図12
を用いて説明する第1マッピングイメージを作成するも
のである。
【0072】被ばく経過テーブル作成モジュール158
は、後に図13を用いて説明する被ばく経過テーブルを
作成するものであり、第2マッピングイメージ作成モジ
ュール160は後に図14を用いて説明する第2マッピ
ングイメージを作成するものである。健康管理テーブル
作成モジュール162は、後に図15を用いて説明する
健康管理テーブルを作成するものであり、健康グラフ作
成モジュール164は後に図22を用いて説明する健康
グラフを作成するものである。第3マッピングイメージ
作成モジュール166は後に図16を用いて説明する第
3マッピングイメージを作成するモジュールである。
【0073】通話管理モジュール168は監視制御部3
0と携帯装置10との間で通話を行う場合にその通話制
御を行うモジュールである。電子メール制御モジュール
170は、監視制御部30から携帯装置10へ電子メー
ルを送信したり、携帯装置10から電子メールを受信し
たりする場合にその送受信制御を実行するサーバーであ
る。ちなみに、電子メールに対して、作業指示が記述さ
れたドキュメントファイルや画像データファイルなどを
添付して携帯装置10側へ送信することもできる。
【0074】データ管理モジュール172は、図1に示
した記憶装置40上における各種のデータ管理を実行す
るモジュールであり、アラーム判定モジュール174
は、各作業員についての個人被ばくについてアラーム判
定を行うモジュールである。体調判定モジュール178
は、上述した複数の生体情報に基づいて、各作業員ごと
に健康状態(精神状態)を判別するモジュールである。
もちろん、図10に示される各モジュールは代表的な機
能を象徴するものであり、これ以外にも各種の機能が具
備されているが、図10においてはそれらが図示省略さ
れている。
【0075】図11には、図10に示した被ばく管理テ
ーブル作成モジュール152によって作成される被ばく
管理テーブル181が示されている。この被ばく管理テ
ーブル181は、各作業員ごとに被ばく線量や状況を管
理するためのテーブルであり、図1に示した中央監視装
置12における表示器34に表示されるものである。
【0076】ここで、符号182は作業者IDを示して
おり、これは携帯装置IDにも相当する。符号184は
各作業者の被ばく線量を示しており、具体的には積算線
量を示している。
【0077】符号186で示される状況には、この例に
おいて、作業者が存在するフロアの番号、被ばくの度合
い(高/中/低)、アラーム発生の有無などの情報が記
述される。なお、符号188はカーソルを示しており、
いずれかの作業者を選択することによって、より詳細な
情報を得ることもできる。
【0078】各作業者IDの色表示182Aは、各作業
者の被ばく量に応じて可変設定される。具体的には、た
とえば、第1色から第2色までの複数段階の表示色が被
ばく量に対応づけられ、作業者ごとに被ばく量に応じた
色表示182Aが選択される。この場合において、青、
シアン、緑、黄、オレンジ、赤といった一連の色相変化
を利用するようにしてもよい。
【0079】図12には、図10に示した第1マッピン
グイメージ作成モジュール156によって作成される第
1マッピングイメージ189が示されている。この第1
マッピングイメージ189は、図1に示した中央監視装
置12の表示器34に表示され、また、携帯装置からリ
クエストがあった場合に、そのリクエストを発行した携
帯装置10に対して提供されるものである。
【0080】ちなみに、この第1マッピングイメージ1
89は放射線取扱施設内における各フロアごとに作成さ
れる。この第1マッピングイメージ189の背景イメー
ジは、図1に示した記憶装置40内に格納された見取図
イメージ42である。この見取図イメージはフロアの構
造を模式的に示したものである。その見取図イメージ4
2上には、各作業者ごとに作業者シンボル190が合成
表示される。作業者シンボル190は、特定の形態をも
ったシンボルであり、その作業者シンボル190には作
業者ID192が付記される。作業者シンボル190に
は、作業者の被ばく量に応じた着色が施され、すなわ
ち、符号190Aで示されるように、被ばく量に応じた
色表示がなされる。ここで、その色表示は符号200に
よって示されるカラーバーの内容に基づいてなされ、す
なわち例えば青から赤までの各色相が被ばく量に対応付
けられている。
【0081】ここで、見取図イメージ42上における各
作業者の位置は、上述したように位置特定モジュール1
50によって特定されたものである。すなわち、本実施
形態においては各作業者についてその位置を常にモニタ
リング可能であるため、見取図イメージ42上において
各作業者の存在場所を表現することができ、しかも各作
業者ごとに線量情報が取得されているため、それらの情
報を見取図イメージ42上に反映させることができる。
符号194はエリアモニタを表すシンボルを示してお
り、そのシンボル194にはエリアモニタID196が
付記される。エリアモニタのシンボル194には着色が
施され、すなわちその表示色194Aは当該エリアモニ
タによって計測された空間線量率を示している。この場
合においては、カラーバー200に従って、空間線量率
と色相とが対応づけられる。
【0082】以上のように、見取図イメージ42上に複
数のシンボルを合成することにより第1マッピングイメ
ージ189が構成される。ちなみに、いずれかの携帯装
置10に対して第1マッピングイメージ189を提供す
る場合には、その携帯装置10を携帯している作業者本
人を識別するために、本人に相当するシンボルに対して
特定の表示処理がなされ、図12に示す例では、本人の
シンボルに対して本人マーカー198が付加されてい
る。このような本人マーカー198によって現在自分が
放射線取扱施設内のどの箇所に存在し、また周囲の作業
者がどの場所で作業を行っており、しかも本人及び他の
作業者の被ばくの程度がどのくらいなのかを直感的に理
解することができる。さらに、エリアモニタのシンボル
194の表示色から、各エリアごとの空間線量率につい
ても直感的に認識することができ、被ばく管理をより効
果的、効率的に行えるという利点がある。さらに、緊急
事態などが発生した場合に、各作業者は第1マッピング
イメージ上において、現在、放射線取扱施設内がどのよ
うな状況にあるのかを一目瞭然に把握することができる
ので、退避管理、安全管理を向上できるという利点があ
る。なお、中央監視装置12においては、たとえば、各
フロアごとの第1マッピングイメージ189と図11に
示した被ばく管理テーブル181とを同一画面上に表示
させるようにしてもよい。
【0083】次に、図13には、図10に示した被ばく
経過テーブル作成モジュール158によって作成される
被ばく経過テーブル202が示されている。この被ばく
経過テーブル202は各作業者ごとに作成されるもので
あり、図13においては、選択された作業者についての
ものが示されている。この被ばく経過テーブル202は
本実施形態において中央監視装置12に設けられた表示
器34上に表示される。
【0084】符号204は、作業者が移動した経路上の
各位置の識別子を表している。符号206は各位置にお
ける被ばく量を表しており、各期間ごとの積算線量に相
当する。符号208で示される状況は、作業者が存在し
ていたフロア、作業者の被ばく程度、などが記述された
ものである。符号210で示す時刻は、個々の位置に当
該作業者が着いた時間を示しているので、個々の位置に
作業者がいた時間も容易に分かる。この被ばく経過テー
ブル202においても、図11に示した被ばく管理テー
ブル181と同様に、各位置204の升目が着色されて
おり、すなわちその表示色204Aが個々の位置におけ
る作業者の被ばくの程度を表している。
【0085】図14には、図10に示した第2マッピン
グイメージ作成モジュール160によって作成される第
2マッピングイメージ212が示されている。この第2
マッピングイメージ212は、図1に示した中央監視装
置12の表示器34上に表示され、また、リクエストに
応じて、携帯装置10に対して提供されるものである。
図14に示す例では、ある一人の作業者についての第2
マッピングイメージ212が示されているが、もちろん
複数の作業者についての被ばく経過を合成した第2マッ
ピングイメージを構成することもできる。
【0086】図14において、フロアの見取図イメージ
42上には、複数の位置シンボル214が表されてお
り、各位置シンボル214は、作業者の各時刻における
位置を表している。ここで、符号216は、位置シンボ
ル214に隣接して付された位置番号を示している。位
置シンボル214には着色が施され、すなわちその表示
色214Aは各位置における作業者の被ばく程度を表し
ている。この場合において、その表示色と被ばく量との
対応関係はカラーバー200によって表されており、す
なわち例えば青から赤に至るまでの複数の色相がそれぞ
れ各段階の被ばく量に対応付けられている。
【0087】符号218は、ある位置からある位置への
作業者の移動を表す移動ベクトルである。また、符号1
98は現在位置を表すマーカーである。
【0088】以上のように、このような第2マッピング
イメージによれば、選択された作業者について、その者
が今までどのような経路を移動してきたかを一目瞭然に
把握することができ、しかも各位置における被ばくの程
度を直感的に理解できるので、様々な被ばく管理を行う
ことが可能となる。もちろん、複数のフロアにまたがっ
て作業者が移動した場合には、各フロアごとに第2マッ
ピングイメージが作成され、それぞれの第2マッピング
イメージ上に、図14と同様の軌跡が描かれることにな
る。
【0089】なお、いずれかの携帯装置10から第2マ
ッピングイメージ212の取得要求があった場合には、
その携帯装置10を所持している作業者が特定され、当
該作業者についての第2マッピングイメージ212が作
成され、それが取得要求を発行した携帯装置10へ配信
される。
【0090】次に、図15には、図10に示した健康管
理テーブル作成モジュール162によって作成される健
康管理テーブル220が示されている。符号222は、
作業者IDを示しており、各IDに対しては、着色が施
され、その場合に表示色222Aの色相は被ばく程度を
表している。符号224は被ばく線量を表しており、符
号226は体温を表している。また、符号228は1分
間の心拍数を表しており、符号230は血圧を表してい
る。この場合において血圧は最高血圧であるが、もちろ
ん最高血圧と最低血圧の両者を表示するようにしてもよ
い。符号232は、図10に示した体調判定モジュール
178によって判定された各作業者ごとの健康状態を表
している。図15に示す例では、3種類のシンボルが使
い分けられており、すなわち良好状態を示すシンボル
と、作業を中断して退避すべき状態を示すシンボルと、
援助が必要となっている状態を示すシンボルとが定めら
れている。これについては図16において符号236に
よって示されている。
【0091】図10に示した体調判定モジュール178
は、被ばく線量、体温、心拍数、血圧などの情報を総合
勘案し、各作業者の健康状態を総合的に診断する。この
場合において、上述のように複数の生体情報及び線量情
報が参照されているため、よりその判断精度を高めるこ
とができ、特に、作業者が強いストレスを感じていた
り、パニック状態に陥っていたりするなどの状況を的確
に判断できるという利点がある。
【0092】図15に示される健康管理テーブル220
は、図1に示した中央監視装置12における表示器34
に表示され、この場合においては、その健康管理テーブ
ル220と共に各フロアごとの第3マッピングテーブル
も合わせて表示される。これについて以下に説明する。
【0093】図16には図10に示した第3マッピング
テーブル作成モジュール166によって作成された第3
マッピングイメージ234が示されている。この第3マ
ッピングイメージ234は、フロアの見取図イメージ4
2上に各作業者ごとに作業者シンボル237を表したも
のである。作業者シンボル237は作業者の位置を表す
と共に、その形態によって当該作業者の健康状態を表示
している。作業者シンボル237の形態としては、符号
236に示されるように3段階に対応したものが用意さ
れている。よって、シンボルの形態を参照することによ
って、各作業者が現在どのような健康状態にあるのかを
直感的に理解することができ、必要に応じて他の作業者
のケアを行うことができる。
【0094】ちなみに、第3マッピングイメージ234
は、図1に示した中央監視装置12の表示器34上に表
示されると共に、携帯装置からの取得要求に応じて作成
され、当該携帯装置10へ配信される。
【0095】次に、図17乃至図27を用いて、図1に
示した携帯装置10が有する各種の機能について説明す
る。ちなみに、図17乃至図27は図2の端末ユニット
52に表示される表示画面の内容を表している。
【0096】図17には表示画面にメインメニュー24
0が表示された状態が示されている。表示画面の上部に
はヘッダー情報238が表示され、そのヘッダー情報2
38は、被ばく線量、生体情報、健康状態などを表す情
報によって構成されている。これらのヘッダー情報は本
人のものである。
【0097】メインメニュー240は、この例におい
て、4つのアイテムによって構成されており、具体的に
は、「放射線管理情報」、「健康管理情報」、「通話情
報」、「受信情報」によって構成される。以下に、それ
ぞれのアイテムを選択した場合の動作について説明す
る。
【0098】まず、図17の符号242に示されるよう
に、「放射線管理情報」を選択すると、図18に示すサ
ブメニュー244が表示される。ここで、サブメニュー
244は、「本人グラフ」、「第1マッピングイメー
ジ」、「第2マッピングイメージ」の3つのアイテムに
よって構成される。符号246で示されるように、「本
人グラフ」を選択すると、図19に示されるような被ば
く線量グラフ248が表示される。ここで、被ばく線量
グラフ248は本人のものであり、線量率グラフ248
A及び積算線量グラフ248Bによって構成される。こ
れらのグラフは図10に示した被ばく線量グラフ作成モ
ジュール154によって作成されたものである。
【0099】図示の例では、本人の被ばく線量グラフ2
48のみが示されているが、もちろん他の作業者につい
て被ばく線量グラフが表示されるようにしてもよい。
【0100】図18において、サブメニュー244上に
おいて「第1マッピングイメージ」を選択すると、図1
2で示したような第1マッピングイメージ189が表示
される。具体的には、携帯装置10から中央監視装置1
2へ第1マッピングイメージの作成要求が発行され、一
方、中央監視装置12から提供された第1マッピングイ
メージが当該携帯装置10によって受信され、その受信
された第1マッピングイメージが当該携帯装置上におい
て表示される。
【0101】上記と同様に、図18に示すサブメニュー
244において「第2マッピングイメージ」を選択する
と、その本人について図14で示したような第2マッピ
ングイメージが中央監視装置12において作成され、そ
の作成された第2マッピングイメージが当該携帯装置上
において表示される。
【0102】次に、図17において、メインメニュー上
で「健康管理情報」が選択されると、図20に示される
ようなサブメニュー250が表示される。
【0103】図20において、サブメニュー250は
「グラフ」及び「第3マッピングイメージ」を含む。こ
こで、符号252で示すように「グラフ」を選択する
と、図21に示すようなアイコン群254が表示され
る。アイコン群254は複数のアイコン256からな
り、それらのアイコン256は、本人を特定するアイコ
ンと他の作業者を特定する複数のアイコンとで構成され
る。
【0104】ここで、本人のアイコンを選択すると、図
22に示されるように、本人について生体情報グラフ2
58が表示される。その生体情報グラフ258は図10
に示した健康グラフ作成モジュール164によって作成
されるものである。生体情報グラフ258は、この例に
おいて、体温グラフ258A、脈拍グラフ258B及び
血圧グラフ258Cによって構成されている。もちろ
ん、図21において、他の作業者のアイコンを選択した
場合には、当該選択された作業者について上記同様に生
体情報グラフを表示させることができる。ちなみに、プ
ライバシーなどが問題となる場合には、他人の情報を見
得る権限を管理するようにすればよい。一方、図20に
おいて、サブメニュー250上から「第3マッピングイ
メージ」を選択すると、図16に示したような第3マッ
ピングイメージが表示される。
【0105】次に、図17において、メインメニュー2
40上から「通話情報」を選択すると、図23に示され
るようなアイコン群259が表示される。このアイコン
群259は複数のアイコン260によって構成され、そ
れらのアイコン260は本人を特定するアイコンと他の
作業者を特定する複数のアイコンとからなるものであ
る。ここで、各アイコンの表示形態を確認することによ
り、個々の作業者において通話が可能であるか否かなど
の情報を入手することができる。また、このような表示
形態を利用して、他の作業者が通話中であるか否かの確
認を行うようにしてもよい。
【0106】図17において、メインメニュー240上
から「受信情報」を選択すると、図24に示されるよう
なメールリスト262が表示される。メールリスト26
2を構成する各アイテムは各受信メールに対応してお
り、メールリスト262上には、各受信メールの日付や
時刻などが記述されている。もちろん、メールのヘッダ
ー情報などを表示させるようにしてもよい。メールリス
ト262上から、符号264で示されるように、特定の
メールを選択すると、そこに記述あるいは添付されたフ
ァイルの内容を表示させることができ、具体的には、例
えば図25に示されるように、作業指示266を表示す
ることができる。この作業指示266は図1に示した中
央監視装置12から特定の作業者に向けて出されたドキ
ュメントに相当するものである。また、図26に示され
るように、メールリスト262上において、符号268
で示すように、いずれかのメールを選択すると、図27
の符号270に示されるように、電子メールに添付され
た画像ファイルの内容を表示させることもできる。この
場合において、その画像は他の作業者によって撮像され
た他の作業現場の撮像画像などである。
【0107】もちろん、以上においてはメールの受信に
ついて説明したが、携帯装置10から中央監視装置12
へ電子メールを送信したりあるいは他の作業者に対して
電子メールを送信したりすることもできる。
【0108】以上説明したように、本実施形態に係る被
ばく管理システムにおいては、複数の携帯装置から収集
された各種のデータを中央監視装置12において一括管
理し、それらのデータに基づいて作成されたイメージな
どを各携帯装置10へ配信することができ、特に、上述
したいくつかのマッピングイメージとして情報の提供を
行えるため、各作業者は自己が存在している位置との関
係から周囲の状況を即座に把握することができるという
利点がある。また、被ばく管理に伴って健康管理も行え
るため、作業の健全性、安全性を向上できるという利点
がある。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作業者に対して被ばく管理のための情報を提供すること
ができ、特に作業者に対して放射線取扱施設内の状況を
即座に理解可能な情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る被ばく管理システムの好適な実
施形態を示す概念図である。
【図2】 図1に示す携帯装置の構成例を示すブロック
図である。
【図3】 携帯装置の第1構成例を示す図である。
【図4】 図3に示す端末ユニットの斜視図である。
【図5】 図1に示した携帯装置の第2構成例を示す図
である。
【図6】 図5に示した端末ユニットの斜視図である。
【図7】 図1に示した携帯装置の第3構成例を示す図
である。
【図8】 図7に示した端末ユニットの斜視図である。
【図9】 生体計測ユニットの一例を示す図である。
【図10】 監視制御部が有する機能を表す機能ブロッ
ク図である。
【図11】 被ばく管理テーブルを示す図である。
【図12】 第1マッピングイメージを示す図である。
【図13】 被ばく管理テーブルを示す図である。
【図14】 第2マッピングイメージを示す図である。
【図15】 健康管理テーブルを示す図である。
【図16】 第3マッピングイメージを示す図である。
【図17】 メインメニューを示す図である。
【図18】 サブメニューを示す図である。
【図19】 被ばく線量グラフを示す図である。
【図20】 サブメニューを示す図である。
【図21】 アイコン群の表示を示す図である。
【図22】 生体情報グラフを示す図である。
【図23】 アイコン群を示す図である。
【図24】 メールリストを示す図である。
【図25】 作業指示の表示を示す図である。
【図26】 メールリストを示す図である。
【図27】 画像表示を示す図である。
【符号の説明】
10 携帯装置、12 中央監視装置、14 通信設
備、17 エリアモニタ、20 基地局、28 通信制
御部、30 監視制御部、40 記憶装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 302 G21C 17/00 D (71)出願人 390029791 アロカ株式会社 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 (71)出願人 501259156 茨城ソフトウェア開発株式会社 茨城県那珂郡東海村村松2713−7 (72)発明者 河村 弘 茨城県東茨城郡大洗町成田町3607 日本原 子力研究所 大洗研究所内 (72)発明者 中道 勝 茨城県東茨城郡大洗町成田町3607 日本原 子力研究所 大洗研究所内 (72)発明者 内田 宗範 茨城県東茨城郡大洗町成田町3607 日本原 子力研究所 大洗研究所内 (72)発明者 越後谷 進一 茨城県東茨城郡大洗町成田町3607 日本原 子力研究所 大洗研究所内 (72)発明者 鈴木 隆 茨城県東茨城郡大洗町成田町3607 日本原 子力研究所 大洗研究所内 (72)発明者 山田 弘一 東京都江東区南砂2−11−1 川崎重工業 株式会社東京設計事務所内 (72)発明者 菊川 明広 東京都中央区銀座7丁目13番15号 産業科 学株式会社内 (72)発明者 立石 直樹 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内 (72)発明者 清川 明宏 茨城県那珂郡東海村村松2713−7 茨城ソ フトウェア開発株式会社内 Fターム(参考) 2G075 AA01 AA17 AA18 CA48 DA08 FA18 FB01 FD01 GA36 2G088 AA07 AA09 EE10 FF17 FF19 JJ23 KK20 MM02 MM04 MM05 MM06 MM08 MM09 5K067 BB04 BB21 DD52 EE16 FF02 FF03 5K101 KK12 LL00 LL12 MM07 NN17 NN21

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線取扱施設内において作業者に携帯
    される携帯装置と、 前記作業者の被ばくを管理する中央監視装置と、 を含む被ばく管理システムであって、 前記携帯装置は、 放射線を検出して被ばく線量データを出力する線量計
    と、 前記被ばく線量データを前記中央監視装置へ送信する送
    信器と、 前記中央監視装置から提供される表示データを受信する
    受信器と、 前記受信された表示データを表示する表示器と、 を備え、 前記中央監視装置は、 前記放射線取扱施設内における前記携帯装置の位置を判
    別し、その位置を表す位置データを出力する位置判別部
    と、 前記位置データ及び前記被ばく線量データが格納される
    データ記憶部と、 前記データ記憶部に格納された前記位置データ及び前記
    被ばく線量データに基づいて、前記放射線取扱施設の見
    取図上に前記作業者の位置及び被ばく線量を表してなる
    第1マッピングイメージを作成し、その第1マッピング
    イメージを前記表示データとして前記携帯装置へ提供す
    る第1マッピングイメージ作成部と、 を備えたことを特徴とする被ばく管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記第1マッピングイメージには前記作業者の位置を表
    す作業者シンボルが含まれ、 前記作業者シンボルの表示態様が前記被ばく線量データ
    に応じて変化することを特徴とする被ばく管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシステムにおいて、 前記放射線取扱施設内に設けられ、放射線を検出して空
    間線量データを出力するエリアモニタを含み、 前記第1マッピングイメージには、更に前記エリアモニ
    タの位置を表すエリアモニタシンボルが含まれ、 前記エリアモニタシンボルの表示態様が前記空間線量デ
    ータに応じて変化することを特徴とする被ばく管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシステムにおいて、 前記作業者シンボルの表示色が前記被ばく線量データに
    応じて変化し、 前記エリアモニタシンボルの表示色が前記空間線量デー
    タに応じて変化することを特徴とする被ばく管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記放射線取扱施設は複数のエリアに区分され、 前記第1マッピングイメージは各エリアごとに生成され
    ることを特徴とする被ばく管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のシステムにおいて、 前記携帯装置にはそれが属するエリアに対応した第1マ
    ッピングイメージが提供されることを特徴とする被ばく
    管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記データ記憶部に格納された前記被ばく線量データに
    基づいて、被ばく線量の時間変化を表す被ばく線量グラ
    フを作成する線量グラフ作成部を備え、 前記被ばく線量グラフが前記表示データとして前記携帯
    装置へ提供されることを特徴とする被ばく管理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記中央監視装置は、前記作業者に対して作業のための
    情報を提供する情報提供部を含み、 前記作業のための情報が前記表示データとして前記携帯
    装置へ提供されることを特徴とする被ばく管理システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記携帯装置は、 前記作業者の胸部に装着され、前記線量計を有する第1
    ユニットと、 前記作業者の所定箇所に装着され、前記第1ユニットと
    は別体に構成され、前記表示器を有する第2ユニット
    と、 で構成されたことを特徴とする被ばく管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のシステムにおいて、 前記所定箇所は前記作業者の腰ベルトであることを特徴
    とする被ばく管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のシステムにおいて、 前記所定箇所は前記作業者の手首であることを特徴とす
    る被ばく管理システム。
  12. 【請求項12】 請求項9記載のシステムにおいて、 前記所定箇所は前記作業者の頭部であることを特徴とす
    る被ばく管理システム。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記携帯装置は、 音声通話を行うための音声通話ユニットと、 作業現場を撮像して撮像データを出力する撮像素子と、 を含み、 作業者は、前記音声通話ユニットによって他の装置との
    間で音声通話を行うことが可能であり、前記撮像データ
    を他の装置へ送信することが可能であることを特徴とす
    る被ばく管理システム。
  14. 【請求項14】 放射線取扱施設内において作業者に携
    帯される携帯装置と、 前記作業者の被ばくを管理する中央監視装置と、 を含む被ばく管理システムであって、 前記携帯装置は、 放射線を検出して被ばく線量データを出力する線量計
    と、 前記被ばく線量データを前記中央監視装置へ送信する送
    信器と、 前記中央監視装置から提供される表示データを受信する
    受信器と、 前記受信された表示データを表示する表示器と、 を備え、 前記中央監視装置は、 前記放射線取扱施設内における前記携帯装置の位置を判
    別し、その位置を表す位置データを出力する位置判別部
    と、 前記位置データ及び前記被ばく線量データが格納される
    データ記憶部と、 前記データ記憶部に格納された前記位置データ及び前記
    被ばく線量データに基づいて、前記放射線取扱施設の見
    取図上に前記作業者の移動軌跡及びその移動軌跡上の各
    位置における被ばく線量を表してなる第2マッピングイ
    メージを作成し、その第2マッピングイメージを前記表
    示データとして前記携帯装置へ提供する第2マッピング
    イメージ作成部と、 を備えたことを特徴とする被ばく管理システム。
  15. 【請求項15】 放射線取扱施設内において作業者に携
    帯される携帯装置と、 前記作業者の被ばくを管理する中央監視装置と、 を含む被ばく管理システムであって、 前記携帯装置は、 前記作業者から生体情報を検出してその生体情報を出力
    する生体情報検出器と、 前記生体情報を前記中央監視装置へ送信する送信器と、 前記中央監視装置から提供される表示データを受信する
    受信器と、 前記受信された表示データを表示する表示器と、 を備え、 前記中央監視装置は、 前記放射線取扱施設内における前記携帯装置の位置を判
    別し、その位置を表す位置データを出力する位置判別部
    と、 前記位置データ及び前記生体情報が格納されるデータ記
    憶部と、 前記データ記憶部に格納された前記位置データ及び前記
    生体情報に基づいて、前記放射線取扱施設の見取図上に
    前記作業者の位置及び健康状態を表してなる第3マッピ
    ングイメージを作成し、その第3マッピングイメージを
    前記表示データとして前記携帯装置へ提供する第3マッ
    ピングイメージ作成部と、 を備えたことを特徴とする被ばく管理システム。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のシステムにおいて、 前記第3マッピングイメージには、前記作業者の位置を
    表す作業者シンボルが含まれ、 前記作業者シンボルの表示態様が前記作業者の健康状態
    に応じて変化することを特徴とする被ばく管理システ
    ム。
  17. 【請求項17】 放射線取扱施設内における複数の作業
    者に携帯される複数の携帯装置と、 前記複数の作業者の被ばくを管理する中央監視装置と、 前記複数の携帯装置と前記中央監視装置との間に設けら
    れた通信設備と、 を含む被ばく管理システムであって、 前記通信設備は、 前記複数の携帯装置との間で無線通信を行うために、前
    記放射線取扱施設内に分散的に設置された複数の基地局
    と、 前記複数の基地局に接続され、且つ、前記中央監視装置
    に接続された中継装置と、 を備え、 前記各携帯装置は、 計測データを出力する計測器と、 前記計測データを前記通信設備を介して前記中央監視装
    置へ送信する送信器と、 前記中央監視装置から前記通信設備を介して提供された
    表示データを受信する受信器と、 前記受信された表示データを表示する表示器と、 を備え、 前記中央監視装置は、 前記放射線取扱施設内における前記各携帯装置の位置を
    判別し、その位置を表す位置データを出力する位置判別
    部と、 前記各作業者ごとの前記位置データ及び前記計測データ
    が格納されるデータ記憶部と、 前記データ記憶部に格納された各作業者ごとの前記位置
    データ及び前記計測データに基づいて、前記放射線取扱
    施設の見取図上に前記各作業者の位置及び計測結果を表
    してなるマッピングイメージを作成し、そのマッピング
    イメージを前記表示データとして前記各携帯装置へ提供
    するマッピングイメージ作成部と、 を備えたことを特徴とする被ばく管理システム。
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