JP2003018232A - 位相検出装置 - Google Patents

位相検出装置

Info

Publication number
JP2003018232A
JP2003018232A JP2001200372A JP2001200372A JP2003018232A JP 2003018232 A JP2003018232 A JP 2003018232A JP 2001200372 A JP2001200372 A JP 2001200372A JP 2001200372 A JP2001200372 A JP 2001200372A JP 2003018232 A JP2003018232 A JP 2003018232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
signal
circuit
quadrature
modulation method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001200372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4039824B2 (ja
Inventor
Taku Fujiwara
卓 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001200372A priority Critical patent/JP4039824B2/ja
Publication of JP2003018232A publication Critical patent/JP2003018232A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4039824B2 publication Critical patent/JP4039824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的容易な回路構成で、すべての信号点を
用いた16QAM搬送波位相検出装置を得る。 【解決手段】 16QAM変調方式の位相検出装置10
1は、信号判別回路3により、受信信号がQPSK変調
方式の信号点と同位相の場合は、同相信号Iおよび直交
信号Qをそのまま使用し、受信信号がQPSK変調方式
の信号点と同位相ではない場合は、さらに位相領域判別
回路4によって受信信号の存在する領域を判別し、その
領域に対応させて複素乗算器6により受信信号に対して
所定値の位相回転を与え、QPSK変調方式の信号点と
同位相になるよう変換した同相信号I´および直交信号
Q´を使用し、QPSK用の4相位相比較器2がそのま
ま使用できるように構成することにより、比較的簡単な
回路構成で、16QAM変調方式のすべての信号点を用
いて基準搬送波を得るための位相検出器を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、16値QAM変調
方式にて変調された信号を復調するために用いられる同
期検波用の基準搬送波を受信信号から検出する位相検出
装置に関し、特に、回路構成が容易なQPSK復調器用
の4相位相比較器を適用して、16値QAM変調方式の
位相平面上における各領域に対応できるようにした位相
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル情報の通信や放送、ある
いは、位置測定システム等には、基準搬送波に信号を載
せる変調方式として、位相のみを変位させる位相変調方
式と共に、位相に加えて振幅を偏移させる振幅位相(Q
AM)変調方式が用いられている。QAM変調方式には
4相の偏移および振幅の偏移により、振幅が偏移しない
QPSK変調方式、振幅が偏移する16値QAM変調方
式、および、64値QAM変調方式等がある。
【0003】QAM変調方式では、信号点を多くする
と、一度に送る情報量を増やせるという利点を有する反
面として、位相平面における信号間距離が小さくなるの
で、受信側では信号を判別しづらくなる。従って、通信
に利用する信号点数を4値から16値、あるいは、16
値から64値に増加させた場合には、無線のサービスエ
リアが同等であるように設定する場合、送信側の出力を
増加させたり、受信機の能力を向上させる必要がある。
言い換えれば、信号点数を増加させて信号伝送速度を向
上させた場合には、耐雑音特性等は劣化する。
【0004】このため通信用途に応じて、例えば、大画
面の高画質ディスプレイを有する装置に大量のデータを
即時に送信したい場合には、伝送品質は低くても高速に
信号伝送が可能な16QAM変調方式等を用い、小型携
帯端末等のように小さなディスプレイを有する装置に
は、通信に用いられるデータ量が少ないので、信号伝送
速度は遅くとも伝送品質が高いQPSK変調方式等を用
いれば良い。
【0005】また、一般的に振幅位相変調方式の受信信
号を復調する際には、受信信号を同期させた基準搬送波
と掛け合わせてから、低域通過フィルタでベースバンド
信号を取り出している。また、QPSK変調方式では、
受信信号と同期した基準搬送波を受信信号から再生する
搬送波再生回路を有している。基準搬送波の再生方法と
しては、コスタスループ回路を用いた回路が知られてい
る。
【0006】コスタスループ回路は、ベースバンド帯域
における加減算および乗算により等価的に搬送波位相を
検出する方式である。コスタスループ回路は、比較的簡
単な回路構成であり、精度良く搬送波を再生できるた
め、QPSK信号の復調回路に使用されている。
【0007】ところで、コスタスループ回路は、上記の
ように比較的簡単な回路構成であり、精度良く搬送波を
再生できるため、QPSK変調方式では数多く使用され
る。また、コスタスループ回路は、16値QAM変調方
式でも使用されているが、QPSK変調方式に用いられ
ているものと同じものをほとんどそのまま用いているた
め、16値QAM変調方式におけるQPSK変調方式の
理想信号点と同じ位相となる理想信号点のみ、すなわち
16個の理想信号点のうちの半分である8点の理想信号
点に対応する受信信号しか、搬送波を再生するために用
いることができない。
【0008】図8は、コスタスループ回路を用いた回路
により16値QAM変調方式の受信信号を復調して再生
搬送波を得る場合の構成ブロック図であり、例えば、書
籍「ディジタル無線通信 室谷正芳 山本平一著 産業
図書株式会社」のP45の「16QAM用選択制御形搬
送波再生回路」に掲載されている。
【0009】図8において、200は選択制御方式によ
る従来の位相検出装置であり、201は、受信信号から
再生された搬送波を同期検波用の基準搬送波として利用
し、同相信号Iと直交信号Qをベースバンドの復調信号
DMとして出力する直交検波器である。97は、再生さ
れた基準搬送波からその搬送波と直交する(90°回転
させた)直交信号を生成する位相変換回路である。95
は、位相検出装置200によって検出された位相誤差信
号から不要ノイズ成分を除去し、積算することによって
最終的な位相誤差信号を出力するループフィルタであ
る。17、18は、直交検波器201によって発生する
高調波成分を同相信号Iと直交信号Qから除去するロー
パスフィルタである。
【0010】また、位相検出装置200において、19
および50は、16QAM変調方式におけるベースバン
ド信号の絶対値を検出する全波整流器であり、53、5
8は振幅レベルを識別する識別器である。また、202
は、コスタス形位相検出回路であり、54、55、5
6、57は、符号判別器である。
【0011】次に、図8に示した従来の16QAM変調
方式の搬送波再生装置における再生搬送波を得るための
動作について説明する。16QAM変調方式の受信信号
(変調信号)は、直交検波器201によって周波数誤差
および位相誤差が補正され、べースバンド信号に復調さ
れる。ただし直交検波器201の出力には高調波成分も
含まれるため、ローパスフィルタ17、18によって高
調波成分が除去される。
【0012】ローパスフィルタ17、18の出力である
同相信号Iおよび直交信号Qは、ベースバンドの復調信
号DMとして出力されると共に、コスタス形位相同期回
路202にも入力され、そこで位相誤差信号が検出され
る。ただし、この従来例では、符号判別器54〜57に
よって、同相信号Iおよび直交信号Qの符号情報のみが
利用される。
【0013】また、この位相が検出されるときには、全
波整流器19および50によって、同相信号Iおよび直
交信号Qの絶対値が検出され、その絶対値は、各々識別
器53、58によって一定振幅(図1を用いて後述する
ところのIおよびQの値が‘2’)以上か以下かが識別
される。そして、その同相信号Iおよび直交信号Qの識
別信号から、受信信号が図1に示される斜線領域(AA
1、AA2、AB1、AB2、AC1、AC2、AD
1、および、AD2)の信号、すなわち、QPSK信号
の理想信号点と同位相の信号かどうかを示す選択制御信
号を得ている。
【0014】次に、選択制御信号により、受信信号が図
1の斜線領域に存在することが検出された場合には、コ
スタス型位相検出回路202で得られた位相誤差信号は
そのままフリップフロップ94を通過させる。また、受
信信号がそれ以外の領域に存在することが検出された場
合は、フリップフロップ94にサンプルホールドしてあ
った直前の位相誤差信号を代用として出力する。このよ
うにして、QPSK信号の理想信号点と同じ位相の16
QAM変調方式の受信信号点からのみ得られた位相誤差
信号をループフィルタ95に入力して雑音成分を除去
し、VCO96によって再生搬送波(基準搬送波)を得
ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の16QAM変調方式の搬送波再生装置では、選
択制御信号によりQPSK信号の理想信号点と同じ位相
の16QAM変調方式の受信信号のみしか基準搬送波を
再生するために用いておらず、すなわち、16個中の8
個というように受信信号の半分しか搬送波の再生に用い
ないため、時間あたりのデータ量が少ないことから、チ
ューナーの位相ノイズのような高周波成分をもった高速
の位相ノイズには追随することができない。そのため、
従来の位相検出装置では、位相ジッタを劣化させる要因
を作ってしまうという問題がある。
【0016】また、16QAM変調方式の搬送波再生装
置は、上記したように受信信号の半分しか基準搬送波の
再生に用いていないため、時間あたりのデータ量が少な
いことから、PLLの引込み時間が、全ての受信信号を
用いることができる場合に比べて約2倍になるという問
題もある。
【0017】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、全ての受信信号を用いる回路構成と
し、安定に動作する16QAM搬送波位相検出装置を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明の位相検出装置は、16QAM(16 Quadrature Ampl
itude Modulation)変調方式で振幅位相変調されたデジ
タル信号を同期検波して復調する際に用いられる基準搬
送波を再生するための位相検出装置であって、受信信号
から直交検波された同相(I)信号および直交(Q)信
号の絶対値に基づいて、該受信信号に対応する理想信号
点が、16QAM変調方式における位相平面上の各制御
モード切替領域に対応する各理想信号点のうちで、4相
変調であるQPSK(Quadrature Phase Shift Keyin
g)変調方式における理想信号点の位相と同位相となる
理想信号点であるか否かを判別して信号判別信号を出力
する信号判別回路と、同相信号および直交信号に基づい
て、受信信号に対応する16QAM変調方式の理想信号
点を、QPSK変調方式における各理想信号点の位相に
一致させるために、位相平面における時計回りに回転さ
せる位相領域と反時計回りに回転させる位相領域の何れ
であるかを示す領域信号を出力する位相領域判別回路
と、領域信号に基づいて、各位相領域毎に16QAM変
調方式の理想信号点をQPSK変調方式における理想信
号点の位相と一致させるために所定角度のサイン波およ
びコサイン波を発生させる所定値の位相発振器と、同相
信号および直交信号と所定角度のサイン波の積と、同相
信号および直交信号と所定角度のコサイン波の積とを、
位相が直交する積同士を加算および減算させることによ
り、同相信号および直交信号に所定角度の位相回転を与
えて出力する複素乗算器と、同相信号および直交信号が
入力されて、判別信号に基づいて、同相信号および直交
信号をそのまま出力するか、複素乗算器から出力される
位相回転された同相信号および直交信号を出力するかを
切替える選択回路と、選択回路から出力される同相信号
および直交信号に基づき、4相変調方式の搬送波を再生
するための位相値を検出して出力する4相位相比較器と
を有することを特徴とする。
【0019】また、請求項2の本発明は、請求項1に記
載の位相検出装置において、信号判別回路は、16QA
M変調方式の位相平面上における前記受信信号に対応す
る同相信号および直交信号の絶対値が、双方共に前記1
6QAM変調方式における各制御モード切替領域の境界
値となる第1所定値以上であるか、あるいは、双方共に
第1所定値以下であるかを判別することにより、QPS
K変調方式における理想信号点の位相と同位相となる理
想信号点であるか否かを判別することを特徴とする。
【0020】また、請求項3の本発明は、請求項2に記
載の位相検出装置において、信号判別回路は、同相信号
の絶対値を検出する第1絶対値回路と、直交信号の絶対
値を検出する第2絶対値回路と、16QAM変調方式に
おける各制御モード切替領域の境界値となる第1所定値
を格納する第1所定値記憶部と、第1絶対値回路の出力
値と第1所定値とを比較する第1比較器と、第2絶対値
回路の出力値と第1所定値とを比較する第2比較器と、
第1比較器の出力と第2比較器の出力とが双方共に第1
所定値以上である場合および双方共に第1所定値以下で
ある場合に判別出力を発生する第1排他的論理和回路と
を有することを特徴とする。
【0021】また、請求項4の本発明は、請求項1に記
載の位相検出装置において、選択回路は、信号判別信号
がQPSK変調方式における理想信号点の位相と同位相
となる理想信号点であることを示す場合には、直交検波
されたままの同相信号および直交信号を選択し、信号判
別信号がQPSK変調方式における理想信号点の位相と
異なる位相の理想信号点であることを示す場合には、複
素乗算器により所定値の位相だけ回転が与えられて出力
された同相信号および直交信号を選択することを特徴と
する。
【0022】また、請求項5の本発明は、請求項4に記
載の位相検出装置において、選択回路は、受信信号から
直交検波された同相信号および直交信号である第1の入
力と、複素乗算器からの所定角度の位相回転が与えられ
た同相信号および直交信号である第2の入力とに接続さ
れ、信号判別回路からの信号判別信号により、第1の入
力と第2の入力から一方を選択して4相位相比較器に出
力することを特徴とする。
【0023】また、請求項6の本発明は、請求項1〜5
の何れかに記載の位相検出装置において、位相領域判別
回路は、16QAM変調方式の理想信号点のうち、位相
平面上におけるQPSK変調方式の理想信号点と位相が
異なり、且つ、隣り合う理想信号点間の角度を2等分割
する角度で各位相領域の境界を設定して、位相平面上の
受信信号点が前記境界の何れ側かに存在するかより各位
相領域を判別することを特徴とする。
【0024】また、請求項7の本発明は、請求項6に記
載の位相検出装置において、位相領域判別回路は、各位
相領域の境界に加え、QPSK変調方式において隣り合
う理想信号点間の角度を2等分割する角度毎にも境界を
設定して判別し、複素乗算器は、位相領域判別回路によ
り検出された領域信号により規定される領域内におい
て、QPSK変調方式の理想信号点と位相が異なる16
QAM変調方式の理想信号点が、最も近いQPSK変調
方式の理想信号点の位相と一致するように、同相信号お
よび直交信号に対して所定値の位相の回転を与えること
を特徴とする。
【0025】また、請求項8の本発明は、請求項6に記
載の位相検出装置において、位相領域判別回路は、位相
平面の反時計回り方向を正方向と設定して、QPSK変
調方式における各位相領域毎に位相制御方向の極性を判
別し、複素乗算器は、該極性が正の場合には、QPSK
変調方式の理想信号点と位相が異なる位相領域内の16
QAM変調方式の理想信号点が、最も近いQPSK変調
方式の理想信号点の位相と一致するように、同相信号お
よび直交信号に対して反時計回りの所定値の位相の回転
を与えることを特徴とする。
【0026】また、請求項9の本発明は、請求項6に記
載の位相検出装置において、位相領域判別回路は、受信
信号が直交検波された同相信号と直交信号の振幅を比較
する比較器と、同相信号および直交信号の各極性を判別
する各極性判別回路を有し、前記各回路の出力を用いる
ことにより、受信信号点の存在する位相領域が、位相平
面における時計回りに回転させる位相領域と反時計回り
に回転させる位相領域の何れであるかを判別することを
特徴とする。
【0027】また、請求項10の本発明は、請求項6に
記載の位相検出装置において、位相領域判別回路は、同
相信号の極性を判別する第3極性判別回路と、直交信号
の極性を判別する第4極性判別回路と、第3極性判別回
路の出力と第4極性判別回路の出力とが双方共に一方の
極性を示す場合および双方共に他方の極性を示す場合に
判別出力を発生する第2排他的論理和回路と、受信信号
に対応する同相信号および直交信号の各絶対値を比較す
る第3比較器と、第2排他的論理和回路の出力と第3比
較器の出力とが双方共に一方の極性を示す場合および双
方共に他方の極性を示す場合に判別出力を発生する第3
排他的論理和回路とを有することを特徴とする。
【0028】また、請求項11の本発明は、請求項6に
記載の位相検出装置において、位相領域判別回路は、受
信信号が直交検波された同相信号と直交信号の値の比を
求める除算器と、該除算器の出力から極性を判別する第
5極性判別回路と、QPSK変調方式の理想信号点の位
相に一致する場合の前記除算器の出力を第2所定値とし
て記憶する第2所定値記憶部と、除算器の出力を第2所
定値と比較する第4比較器と、第5極性判別回路の出力
と第4比較器の出力とが双方共に一方の極性を示す場合
および双方共に他方の極性を示す場合に判別出力を発生
する第4排他的論理和回路とを有することを特徴とす
る。
【0029】また、請求項12の本発明は、請求項6に
記載の位相検出装置において、位相領域判別回路は、受
信信号の同相信号および直交信号のアークタンジェント
の値を演算する信号点角度判別回路と、該信号点角度判
別回路の出力から受信信号点の存在する位相領域を割り
当てる位相領域割当回路とを有することを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明を具体的に説明する。
【0031】実施の形態1.図1は、本発明の説明のた
めに位相平面上に16QAM変調方式の理想信号点と共
にその各理想信号点毎の引き込み領域を示した図であ
る。位相平面上のI軸とQ軸は直交する座標軸であり、
I軸とQ軸が共に正である領域が第1象限、I軸が負で
Q軸が正である領域が第2象限、I軸とQ軸が共に負で
ある領域が第3象限、I軸が正でQ軸が負である領域が
第4象限となる。従って、例えば、図1のように16Q
AM変調方式の振幅レベルを定めた場合、理想信号点
は、(I、Q)座標の値を用いてA1(1、1)あるい
はB2(−3、3)のように表すことができる。
【0032】また、図1の第1象限において、QPSK
変調方式の理想信号点と同じ位相となる16QAM変調
方式の理想信号点は、A1(1、1)、および、A2
(3、3)である。第1象限における残りの16QAM
変調方式の理想信号点であるA3(1、3)およびA4
(3、1)は、QPSK変調方式の理想信号点と異なる
位相となる。A1およびA2は、I軸の値が正の部分を
0°とした場合の45°の位相を示す線上に配置され
る。
【0033】図1では、このように、QPSK変調方式
の理想信号点と同じ位相となる16QAM変調方式の理
想信号点を黒丸で示し、QPSK変調方式の理想信号点
と異なる位相となる16QAM変調方式の理想信号点を
二重丸で示している。また、黒丸の理想信号点に引き込
まれる受信信号点の領域には斜線のハッチング処理を施
し、二重丸の理想信号点に引き込まれる受信信号点の領
域には無処理として図面による判別を容易にしている。
【0034】第1象限と同様にして、第2象限では、B
1(−1、1)およびB2(−3、3)は、QPSK変
調方式の理想信号点と同じ位相となる線上、即ち、I軸
の値が正の部分を0°とした場合の135°の位相を示
す線上に配置され、B3(−1、3)およびB4(−
3、1)は、QPSK変調方式の理想信号点と異なる位
相となる。また、第3象限では、C1(−1、−1)お
よびC2(−3、−3)は、QPSK変調方式の理想信
号点と同じ位相となる線上、即ち、I軸の値が正の部分
を0°とした場合の−135°の位相を示す線上に配置
され、C3(−1、−3)およびC4(−3、−1)
は、QPSK変調方式の理想信号点と異なる位相とな
る。また、第4象限では、D1(1、−1)およびD2
(3、−3)は、QPSK変調方式の理想信号点と同じ
位相となる線上、即ち、I軸の値が正の部分を0°とし
た場合の−45°の位相を示す線上に配置され、D3
(1、−3)およびD4(3、−1)は、QPSK変調
方式の理想信号点と異なる位相となる。
【0035】ここで、受信信号が理想信号点A1に引き
込まれる領域をAA1、受信信号が理想信号点A2に引
き込まれる領域をAA2、受信信号が理想信号点A3に
引き込まれる領域をAA3、受信信号が理想信号点A4
に引き込まれる領域をAA4とすると、それらの境界線
は、第1象限ではI=2の線およびQ=2の線となる。
同様にして第2象限における境界線は、I=−2の線お
よびQ=2の線となり、第3象限における境界線は、I
=−2の線およびQ=−2の線となり、第4象限におけ
る境界線は、I=2の線およびQ=−2の線となる。
【0036】また、図1のIQ直交座標では、任意の受
信信号を示す信号点OPが示されており、I軸の値が正
の部分を0°とした場合の信号点IPの角度をθとして
いる。また、この信号点OPの座標位置は、角度θとsi
n関数およびcos関数を用いて(cosθ、sinθ)と表すこ
とができる。
【0037】第1象限におけるQPSK変調方式の受信
信号は、位相制御されてI軸の値が正の部分を0°とし
た場合の45°の位相を示す線上の位置に引込まれる。
また、第2象限におけるQPSK変調方式の受信信号
は、位相制御されてI軸の値が正の部分を0°とした場
合の135°の位相を示す線上の位置に引込まれる。ま
た、第3象限におけるQPSK変調方式の受信信号は、
位相制御されてI軸の正の部分を0°とした場合の−1
35°の位相を示す線上の位置に引込まれる。また、第
4象限におけるQPSK変調方式の受信信号は、位相制
御されてI軸の正の部分を0°とした場合の−45°の
位相を示す線上の位置に引込まれる。
【0038】また、図2は、図1と同様な16QAM変
調方式の理想信号点をQPSK方式で受信信号点の位相
を引き込む位相領域と共に示した図である。
【0039】16QAM変調方式の受信信号をQPSK
変調方式と理想信号点が同位相となる出力信号とそれ以
外の信号に分類するため、I軸に対して45°毎の領域
を設けた。I軸に対して45°毎の線は、16QAM変
調方式とQPSK変調方式の理想信号点が同位相となる
場合の、16QAM変調方式の理想信号点が存在する位
置を示す線である。
【0040】一方、16QAM変調方式の理想信号点の
うちで、QPSK変調方式と同位相とならない理想信号
点の角度は、アークタンジェントを用いて示される。理
想信号点A4の位相平面状の角度はtan−1(1/
3)であり、理想信号点A3の位相平面状の角度はta
−1(3/1)であり、理想信号点B3の位相平面状
の角度はtan−1(3/−1)であり、理想信号点B
4の位相平面状の角度はtan−1(1/−3)であ
り、理想信号点C4の位相平面状の角度はtan
(−1/−3)であり、理想信号点C3の位相平面
状の角度はtan−1(−3/−1)であり、理想信号
点D3の位相平面状の角度はtan−1(−3/1)で
あり、理想信号点D4の位相平面状の角度はtan−1
(−1/3)である。また、QPSK変調方式と同位相
とならない理想信号点の何れの角度も、I軸に対して4
5°毎の最寄りの線からの角度差は一定であり、45°
−tan−1(1/3)となる。
【0041】第1象限には、I軸の正の部分を0°とし
た場合の0°から45°までの領域a、および、45°
から90°までの領域bという2個の領域が設けられて
いる。同様にして、第2象限には、90°から135°
までの領域c、および、135°から180°までの領
域dの2個の領域が設けられ、第3象限には、−135
°から−180°(=180°)までの領域e、およ
び、−90°から−135°までの領域fの2個の領域
が設けられ、第4象限には、−45°から−90°まで
の領域g、および、0°から−45°までの領域hの2
個の領域が設けられている。
【0042】また、図1では、16QAM変調方式の受
信信号のうち、QPSK変調方式の受信信号と同位相で
ある理想信号点に対応する(引き込まれる)信号領域を
斜線で示してあり、それらの領域の受信信号は、QPS
K変調方式の引き込み領域と同じ位相に引き込まれるた
め、位相値を得るためにそのままの信号を用いることが
できる。すなわち、図1および、図2における以下の8
個の領域については、基準搬送波を再生するために受信
信号をそのままQPSK変調方式の4相位相比較器で利
用できることになる。 (1)A1(1、1)に対応する(引き込まれる)位相
領域AA1、(2)A2(3、3)に対応する(引き込
まれる)位相領域AA2、(3)B1(−1、1)に対
応する(引き込まれる)位相領域AB1、(4)B2
(−3、3)に対応する(引き込まれる)位相領域AB
2、(5)C1(−1、−1)に対応する(引き込まれ
る)位相領域AC1、(6)C2(−3、−3)に対応
する(引き込まれる)位相領域AC2、(7)D1
(1、−1)に対応する(引き込まれる)位相領域AD
1、(8)D2(3、−3)に対応する(引き込まれ
る)位相領域AD2、
【0043】ところが、図1における斜線のない領域の
16QAM変調方式の受信信号は、QPSK変調方式の
引き込み領域と同じ位相に引き込まれない。しかし、Q
PSK変調方式の4相位相比較器では、第1象限の受信
信号は、QPSK変調方式の受信信号と同様に無条件に
45°の位相を示す線上に引き込まれる。つまり、QP
SK変調方式では領域aの受信信号となる16QAM変
調方式における領域AA4の受信信号(例えばA4)
は、反時計回りを正方向と設定した場合の正方向に位相
制御されてI軸の正部分から45°の位相を示す線上の
位置に引込まれる。同様にして、QPSK変調方式では
領域bの受信信号となる16QAM変調方式における領
域AA3の受信信号(例えばA3)は、負正方向に位相
制御されてI軸の正部分から45°の位相を示す線上の
位置に引込まれることになる。第2象限内では、第1象
限と同様にして、QPSK変調方式では領域cの受信信
号となる16QAM変調方式における領域AB3の受信
信号(例えばB3)は正方向に位相制御されてI軸の正
部分から135°の位置に引込まれ、QPSK変調方式
では領域dの受信信号となる16QAM変調方式におけ
る領域AB4の受信信号(例えばB4)は、負方向に位
相制御されてI軸の正部分から135°の位置に引込ま
れる。
【0044】第3象限内あるいは第4象限でも同様にし
て、QPSK変調方式では領域eの受信信号となる16
QAM変調方式における領域AC4の受信信号(例えば
C4)は正方向に位相制御されてI軸の正部分から−1
35°の位置に引込まれ、QPSK変調方式では領域f
の受信信号となる16QAM変調方式における領域AC
3の受信信号(例えばC3)は、負方向に位相制御され
てI軸の正部分から−135°の位置に引込まれ、QP
SK変調方式では領域gの受信信号となる16QAM変
調方式における領域AD3の受信信号(例えばD3)は
正方向に位相制御されてI軸の正部分から−45°の位
置に引込まれ、QPSK変調方式では領域hの受信信号
となる16QAM変調方式における領域AD4の受信信
号(例えばD4)は、負方向に位相制御されてI軸の正
部分から−45°の位置に引込まれる。
【0045】以上から、第1象限における16QAM変
調方式の受信信号について、QPSK変調方式の理想信
号点の位相と理想信号が同位相である受信信号、例え
ば、図1における斜線領域AA1、AA2内に存在する
受信信号については、QPSK変調方式の受信信号と同
様な位相制御を用いて理想信号点に引込むことができる
ことがわかる。つまり、QPSK変調方式の4相位相比
較器を用いて基準搬送波の位相値を得るために、16Q
AM変調方式の受信信号をそのまま用いることができる
ことがわかる。
【0046】しかし、斜線領域AA1およびAA2では
ない領域AA3およびAA4の受信信号については、引
き込まれる理想信号点がQPSK変調方式の理想信号点
と異なる位相を示す線上にあるので、その理想信号点の
位相を示す線の角度に対し、I軸の正部分から45°、
135°、−135°、−45°の角度に一致するよう
変換しないと、領域AA3およびAA4の受信信号を4
相位相比較器を用いて基準搬送波の位相値を得るために
使用できないことになる。つまり、第1象限における1
6QAM変調方式の領域AA3およびAA4の受信信号
に対して、その受信信号点の理想信号点をI軸の正部分
から45°の角度(位相)に一致させる手段が必要にな
る。
【0047】そこで、本実施の形態の位相検出装置で
は、4相位相比較器に入力する同相信号Iと直交信号Q
から予め16QAM変調方式における位相領域を判別
し、図1の斜線領域はそのまま4相位相比較器に入力さ
せ、斜線領域以外の受信信号については同相信号Iと直
交信号Qに対して理想信号点の位相をQPSK変調方式
の理想信号点の位相と一致するように所定角度の位相回
転を行ってから4相位相比較器に入力させるようにし
た。つまり、図1の斜線領域だけでなく斜線領域以外の
理想信号点もQPSK変調方式の理想信号点と同じ位相
になるようにして、全ての受信信号を用いて16QAM
変調方式の位相値を検出できるように構成した。
【0048】図3は、本発明の実施の形態1となる16
QAM変調方式の位相検出装置の構成を示すブロック図
である。また、図4は、図3の16QAM変調方式の位
相検出装置で検出される位相値の一例をIQ直交座標軸
上に示した図である。
【0049】図3において、1は、受信信号RCから再
生された搬送波のコサイン波およびサイン波を利用して
同相信号Iと直交信号Qを復調信号DMとして出力する
直交検波器であり、2は、コスタス回路により構成され
て受信信号RCが直交検波された同相信号Iと直交信号
QからQPSK変調方式の位相値PV生成して出力する
4相位相比較器である。3は、16QAM変調方式の受
信信号RCが直交検波された同相信号Iと直交信号Qの
絶対値により、受信信号RCの理想信号点がQPSK変
調方式の受信信号の理想信号点と同位相の信号であるか
否かを判別する信号判別回路である。4は、受信信号R
Cの位相領域が、図2における反時計回りの正方向に位
相回転させることにより理想信号点の位相がQPSK変
調方式の理想信号点の位相と一致する領域(領域a、
c、e、および、gの何れか)であるか、あるいは、時
計回りの負方向に位相回転されることにより理想信号点
の位相がQPSK変調方式の理想信号点の位相と一致す
る領域(領域b、d、f、および、hの何れか)である
かを判別して位相領域判別信号を出力する位相領域判別
回路である。
【0050】5は、位相領域判別回路4の出力である位
相領域判別信号により、正負2種類の所定角度(所定
値)の位相回転に使用するコサイン波およびサイン波を
出力する位相発振器である。6は、入力される同相信号
Iおよび直交信号Qに対して所定値の位相発振器5の出
力であるコサイン波およびサイン波を複素乗算する複素
乗算器である。7は、信号判別回路3の出力である信号
判別信号により、同相信号Iおよび直交信号Qか、ある
いは、複素乗算器6の出力である所定値の位相回転を与
えられた同相信号Iおよび直交信号Qのどちらかを選択
し出力する選択回路である。8は、位相値PVから雑音
を除去し、位相値PVを積算するループフィルタであ
る。9は、ループフィルタ8の出力に基づいて搬送波の
コサイン波およびサイン波を生成する数値制御発振器
(NCO)である。
【0051】上記したように図3に示した本実施の形態
の位相検出装置101は、直交検波された同相信号Iお
よび直交信号Qに基づき4相変調の位相値PVを生成し
て出力する4相位相比較器2、同相信号Iおよび直交信
号Qから16QAM変調方式の受信信号の存在領域がQ
PSK変調方式の理想信号の位相と同じ位相の理想信号
点となる領域であるか否かを判別する信号判別回路3、
QPSK変調方式の理想信号の位相に一致させるための
所定値の位相回転方向が正負何れの方向であるかという
ことに基づいて領域を判別する位相領域判別回路4、Q
PSK変調方式の理想信号の位相に一致させるための所
定値(所定角度)の位相出力信号(コサイン波、サイン
波)を発振する位相発振器5、同相信号Iおよび直交信
号Qをコサイン波およびサイン波を用いて位相が直交す
る積同士を加算および減算して複素乗算することにより
所定の位相だけ回転(変換)させて出力する複素乗算器
6、受信信号RCが直交検波された同相信号Iおよび直
交信号Qが入力されて信号判別回路3の判別結果により
16QAM変調方式の受信信号の存在領域がQPSK変
調方式の理想信号の位相と同じ位相の理想信号点となる
領域である場合にはそのままの同相信号Iおよび直交信
号Qを選択し、16QAM変調方式の受信信号の存在領
域がQPSK変調方式の理想信号の位相と異なる位相の
理想信号点となる領域である場合には複素乗算器6によ
り所定位相だけ回転(変換)された同相信号Iおよび直
交信号Qを選択する選択回路7により構成される。
【0052】4相位相比較器2は、さらに、選択回路7
から出力される同相信号Iの極性を判別する第1極性判
別回路21と、選択回路7から出力される直交信号Qの
極性を判別する第2極性判別回路22と、選択回路7か
ら出力される直交信号Qに第1極性判別回路21による
極性判別結果を乗算して出力する第1乗算器23と、選
択回路7から出力される同相信号Iに第2極性判別回路
22による極性判別結果を乗算して出力する第2乗算器
24と、第2乗算器24の乗算結果から第1乗算器23
の乗算結果を減算して出力する第1減算器25とから構
成される。
【0053】信号判別回路3は、さらに、同相信号Iの
絶対値を検出する第1絶対値回路31と、直交信号Qの
絶対値を検出する第2絶対値回路32と、第1絶対値回
路31から出力される絶対値および第2絶対値回路32
から出力される絶対値と比較される第1所定値F1を格
納する第1所定値記憶部33と、第1絶対値回路31か
ら出力される絶対値と第1所定値F1とを比較する第1
比較器35と、第2絶対値回路32から出力される絶対
値と第1所定値F1とを比較する第2比較器36と、第
1比較器35と第2比較器36から出力された各演算結
果についての排他的論理和を演算する第1排他的論理和
(exclusiveOR)回路37とから構成される。なお、第1
所定値F1としては、例えば、図1のIQ直交座標にお
ける振幅「2」を用いる。
【0054】位相領域判別回路4は、さらに、同相信号
Iの極性を判別する第3極性判別回路44と、直交信号
Qの極性を判別する第4極性判別回路45と、第1絶対
値回路31から出力される絶対値と、第2絶対値回路3
2から出力される絶対値とを比較する第3比較器46
と、第3極性判別回路44と第4極性判別回路45から
出力される各判別結果の排他的論理和を演算する第2排
他的論理和回路47と、第3比較器46と第2排他的論
理和回路47から出力される各演算結果の排他的論理和
を演算する第3排他的論理和回路48とから構成され
る。
【0055】複素乗算器6は、第3〜第6の4個の乗算
器61〜64と、第2減算器65と、第1加算器66と
から構成される。第3乗算器61には、同相信号Iと所
定値の位相発振器5からコサイン波が入力されて乗算結
果が出力される。第4乗算器62には、直交信号Qと所
定値の位相発振器5からコサイン波が入力されて乗算結
果が出力される。第5乗算器63には、同相信号Iと所
定値の位相発振器5からサイン波が入力されて乗算結果
が出力される。第6乗算器64には、直交信号Qと所定
値の位相発振器5からサイン波が入力されて乗算結果が
出力される。
【0056】第2減算器65では、第3乗算器61の出
力から第6乗算器64の出力を減算して所定値(所定位
相(角度)だけ回転された)の位相回転同相信号I´と
して出力し、第1加算器66では、第4乗算器62の出
力と第5乗算器63の出力とを加算して所定値の位相回
転同相信号Q´として出力する。
【0057】上述のように構成された実施の形態1の1
6QAM変調方式の位相検出装置101の動作について
以下に説明する。信号判別回路3では、第1絶対値回路
31によって同相信号Iの絶対値が演算され、その絶対
値は、第1比較器35によって第1所定値記憶部33に
格納された第1所定値F1と比較される。第1所定値F
1は、例えば、図1の値を用いると「2」の如き、16
QAM変調方式における各制御モード切替領域の境界値
である。一方、第2絶対値回路32によって直交信号Q
の絶対値が演算され、その絶対値も、第2比較器36に
よって第1所定値記憶部33に格納された第1所定値F
1と比較される。また、第1排他的論理和回路37によ
って第1比較器35と第2比較器36の出力が演算され
る。第1排他的論理和回路37は、同相信号Iの絶対値
および直交信号Qの絶対値が、両方とも上記した図1の
「2」以上もしくは「2」以下である場合を検出する。
すなわち、第1排他的論理和回路37は、図1の斜線領
域AA1、AA2、BB1、BB2、CC1、CC2、
DD1、および、DD2に受信信号が存在する場合に
「L」を出力し、斜線領域以外の領域AA3、AA4、
BB3、BB4、CC3、CC4、DD3、および、D
D4に受信信号が存在する場合には「H」を出力する。
【0058】第1排他的論理和回路37の出力が「L」
の場合、すなわち、受信信号が図1の斜線領域に存在
し、QPSK変調方式の受信信号が引き込まれる理想信
号点と今回の受信信号が引き込まれる16QAM変調方
式の理想信号点が同位相である場合は、選択回路7は、
同相信号Iおよび直交信号Qをそのまま選択するように
回路を切り替える。逆に、第1排他的論理和回路37の
出力が「H」の場合、すなわち受信信号が斜線領域と異
なる領域に存在し、QPSK変調方式の受信信号が引き
込まれる理想信号点と今回の受信信号が引き込まれる1
6QAM変調方式の理想信号点の位相が異なる場合は、
選択回路7は、複素乗算器6から出力される所定値だけ
位相が回転(変換)された同相信号I´および直交信号
Q´を選択するように回路を切り替える。
【0059】位相領域判別回路4では、第3極性判別回
路44が同相信号Iの極性を判別し、第4極性判別回路
45が直交信号Qの極性を判別する。第2排他的論理和
回路47は第3極性判別回路44および第4極性判別回
路45の出力を演算する。この結果、第2排他的論理和
回路47の出力は、第1象限では「L」、第2象限では
「H」、第3象限では「L」、第4象限では「H」とな
る。
【0060】また、第3比較器46は信号判別回路3の
第1絶対値回路31と第2絶対値回路32の出力を比較
する。第3比較器46の出力としては、第1絶対値回路
31の出力である同相信号Iの絶対値が、第2絶対値回
路32の出力である直交信号Qの絶対値よりも大きい場
合には「H」が出力され、直交信号Qの絶対値の方が同
相信号Iの絶対値よりも大きい場合には「L」が出力さ
れる。
【0061】次に、第3排他的論理和回路48によって
第3比較器46の出力と第2排他的論理和回路47の出
力が演算される。この結果、第3排他的論理和回路48
の出力は、図2におけるQPSK変調方式の受信信号が
理想信号点に引き込まれる方向を正負の回転方向で分類
して示すことができる。すなわち、領域aでは「H」、
領域bでは「L」、領域cでは「H」、領域dでは
「L」、領域eでは「H」、領域fでは「L」、領域g
では「H」、領域hでは「L」となる。
【0062】その次に、所定値の位相発振器5は、第3
排他的論理和回路48の出力が「H」の場合には、IQ
直交座標において、反時計回りを正方向とすると、正の
所定値の位相出力信号を発振し、逆に、第3排他的論理
和回路48の出力が「L」の場合には、負の所定値の位
相出力信号を発振する。ここで、所定値の位相出力信号
としては、図1の斜線領域以外の理想信号点をQPSK
変調方式の理想信号点の位相と一致(同じ)になるよう
に回転(変更)させる必要があるので、例えば、正の所
定値の位相出力信号は、45°−tan−1(1/3)
≒26.565°となり、負の所定値の位相出力信号
は、tan−1(1/3)−45°≒−26.565°
となる。
【0063】従って、本実施の形態の場合には、所定値
の位相発振器5の一方の出力であるコサイン波は、正の
所定値の位相出力信号時および負の所定値の位相出力信
号時共に値は同じになり、cos(26.565°)=cos
(−26.565°)≒0.8944となる。また、位
相発振器5の他方の出力であるサイン波は、正の所定値
の位相出力信号時には、sin(26.565°)≒0.
4472となり、負の所定値の位相出力信号時には、si
n(−26.565°)≒−0.4472となる。
【0064】次に、複素乗算器6は、位相領域判別回路
4の判別結果に基づいて出力される所定値の位相発振器
5からの上記した各位相出力信号により、受信信号が領
域a、c、e、gに存在する場合は、同相信号Iおよび
直交信号Qに対して約+26.565°の所定値の位相
回転を施し、受信信号が領域b、d、f、hに存在する
場合は、−26.565°の所定値の位相回転を施して
選択回路7に同相信号I´および直交信号Q´として出
力する。
【0065】信号判別回路3の出力が「H」の場合、す
なわち、受信信号が斜線領域以外に存在する場合には、
選択回路7は、上記したように複素乗算器6の出力であ
る同相信号I´および直交信号Q´を選択する。その結
果、各受信回路の選択回路7の出力は、理想信号点で表
した場合に図4のようになる。すなわち、全ての信号点
の理想信号点がQPSK変調方式の信号点位相と同じ位
相(45°、135°等)上に存在することになる。
【0066】また、選択回路7の出力は4相位相比較器
2に入力されるが、ここでの演算は、{I×(Qの極
性)−Q×(Iの極性)}であり、また、IとQの極性
は正(+)のときが「1」であり、負(−)のときが
「−1」とする。従って、4相位相比較器2の出力は、
IQ直交座標では、以下の演算により求めることができ
る。 第1象限:I×(1)−Q×(1)=I−Q 第2象限:−I×(1)−Q×(−1)=Q−I 第3象限:−I×(−1)−(−Q)×(−1)=I−
Q 第4象限:I×(−1)−(−Q)×(1)=Q−I 従って、位相制御方向は、図5のようになり、全ての信
号点がQPSK変調方式の信号点位相と同じ位相に収束
する(引き込まれる)よう制御される。
【0067】4相位相比較器2の出力は、ループフィル
タ8に入力され、ループフィルタ8によって、雑音成分
が除去され、位相誤差信号が積算される。ループフィル
タ8の出力が、数値制御発振器(NCO)9に入力さ
れ、ループフィルタ8の出力である位相誤差信号に相当
するコサイン波およびサイン波が出力される。これらの
コサイン波およびサイン波を用いて受信信号RCを直交
検波器1で検波することにより、周波数誤差および位相
誤差が補正された復調信号が得られる。
【0068】以上説明したように、実施の形態1に係る
位相検出装置の16QAM変調方式の位相検出装置10
1は、信号判別回路3により、受信信号がQPSK変調
方式の信号点と同位相の場合は、同相信号Iおよび直交
信号Qをそのまま使用し、受信信号がQPSK変調方式
の信号点と同位相ではない場合は、さらに、位相領域判
別回路4によって受信信号の存在する領域を判別し、そ
の領域に対応させて複素乗算器6により受信信号に対し
て約+26.565°もしくは約−26.565°の所
定値の位相回転を与え、QPSK変調方式の信号点と同
位相になるよう変換した同相信号I´および直交信号Q
´を使用し、QPSK用の4相位相比較器2がそのまま
使用できるように構成したので、比較的簡単な回路構成
で、16QAM変調方式の全ての信号点を用いて搬送波
の位相を検出することができる。
【0069】また、16QAM変調方式の全ての信号点
を用いて搬送波の位相を検出することから、チューナー
の位相ノイズのような高周波成分をもった高速の位相ノ
イズに追随することができ、良好な位相ジッタ特性を得
ることができる。さらに、全ての信号点を用いることか
ら引込み時間が短縮される。
【0070】実施の形態2.上記の実施の形態1では、
信号点が存在する位相領域を、同相信号Iの絶対値およ
び直交信号Qの絶対値の振幅の比較および、同相信号I
の極性および直交信号Qの極性によって判別したが、本
実施の形態2では、信号点が存在する位相領域を同相信
号Iと直交信号Qの比によって判別し、所定値の位相発
振器の出力を制御する。
【0071】図6は、本発明の実施の形態2である位相
検出装置102の構成を示すブロック図である。尚、図
6においては、図3に示した第1の実施の形態の位相検
出装置101と同じ機能の部分については同じ符号を付
し、重複する説明を省略する。
【0072】図6に示した16QAM変調方式の基準搬
送波を得るための位相検出装置102が、図3に示した
実施の形態1の位相検出装置101と主に異なる点は、
第2位相領域判別回路10中のI/Q除算器71によっ
て、Q信号に対するI信号の比(I/Q)を算出し、そ
の比(I/Q)の極性を第5極性判別回路72により判
別する点。また、さらに第4比較器73により、その比
(I/Q)が第2所定値記憶部75に格納された第2所
定値F2、例えば「1」より大きいか判別する点。ま
た、第5極性判別回路72の出力と第4比較器73の出
力との排他的論理和を第4排他的論理和回路74によっ
て演算し、その結果を第2位層領域判別回路10の出力
として所定値の位相発振器5に入力させて、所定値の位
相発振器5の出力値を制御する点である。その他の構成
は、実施の形態1と同様である。
【0073】以下、本実施の形態2の位相検出装置の動
作を説明する。信号判別回路3が、図1の斜線領域に受
信信号が存在する場合に「L」を出力し、斜線領域以外
に存在する場合には「H」を出力するまでの動作は、実
施の形態1と同様である。本実施形態では、所定値の位
相発振器5を制御するための制御信号の生成方法が実施
の形態1とは異なり、第2位相領域判別回路10では、
上記の比(I/Q)により制御信号を生成している。
【0074】第2位相領域判別回路10内のI/Q除算
器71は、同相信号Iと直交信号Qが入力されて両者の
比(I/Q)を算出する。第5極性判別回路72は、そ
の比(I/Q)の極性を判別し、極性が正の場合は
「L」を出力し、極性が負の場合は「H」を出力する。
また、第4比較器73は、その比(I/Q)が第2所定
値記憶部75に格納された第2所定値F2、例えば
「1」より大きいか否かを判別し、大きい場合には
「H」を出力し、小さい場合には「L」を出力する。第
4排他的論理和回路74は、第5極性判別回路72の出
力と第4比較器73の出力の排他的論理和を演算する。
従って、第4排他的論理和回路74の出力は、図2にお
いて、領域aでは「H」、領域bでは「L」、領域cで
は「H」、領域dでは「L」、領域eでは「H」、領域
fでは「L」、領域gでは「H」、領域hでは「L」と
なる。以降の動作は、実施の形態1と同様である。
【0075】以上説明したように、実施の形態2に係る
16QAM変調方式の基準搬送波を得るための位相検出
装置102は、I/Q除算器71によって同相信号Iと
直交信号Qの比(I/Q)を算出し、その比から第2位
相領域判別回路10で制御信号を生成し、所定値の位相
発振器5を制御するように構成したので、比(I/Q)
に含まれる情報のみで受信信号の存在する位相領域を判
別することができ、実施の形態1よりもさらに簡単な回
路構成にすることができる。
【0076】実施の形態3.図7は、本発明の実施の形
態3である位相検出装置103の構成を示すブロック図
である。尚、図7においては、図6に示した第2の実施
の形態の位相検出装置と同じ機能の部分については同じ
符号を付し、重複する説明を省略する。
【0077】図7の16QAM変調方式の基準搬送波を
得るための位相検出装置103が、図6に示した実施の
形態2の位相検出装置102と主に異なる点は、本実施
の形態3では、実施の形態2における第2位相領域判別
回路10に代えて、第3位相領域判別回路が用いられて
いる点である。さらに詳しくは、第2位相領域判別回路
10中の各構成要素に代えて、信号点角度判別回路81
により同相信号Iと直交信号Qから信号点の角度θ1を
算出し、角度θと各領域の関係情報を格納する位相領域
割当回路82によりその角度θ1からIQ直交座標軸上
の信号点が存在する領域を判別して、位相の回転(変
化)についての制御信号を所定値の位相発振器5に出力
することにより、所定値の位相発振器5を制御する点で
ある。他の構成については、実施の形態2の構成と同様
である。
【0078】また、本実施の形態3の信号点角度判別回
路81で信号点の角度を検出する方法としては、例え
ば、同相信号Iと直交信号Qからアークタンジェント
(tan −1)を演算することにより角度θ1を検出す
る。また、アークタンジェント(tan−1)の演算
は、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)に格納した
同相信号Iと直交信号Qに対応する角度θ1から読み出
す(検出する)ように構成しても良い。位相領域割当回
路82では、信号点角度判別回路81で検出された角度
θ1が、例えば、図2に示した領域a〜hの何れの領域
であるかを判別することにより所定値の位相発振器5を
制御するための信号を出力することができる。
【0079】以下、本実施の形態3の位相検出装置10
3の動作を説明する。信号判別回路3が、図1に示した
斜線領域に受信信号が存在する場合に「L」を出力し、
斜線領域以外に存在する場合には「H」を出力するまで
の動作は、実施の形態1と同様である。本実施形態で
は、所定値の位相発振器5を制御するための制御信号の
生成方法が実施の形態1とは異なり、上記のように、同
相信号Iと直交信号Qからアークタンジェント(tan
−1)を演算することにより求めた角度θ1を用いて、
位相領域割当回路82で制御信号を生成する。
【0080】(tan−1ROM)等からなる信号点角
度判別回路81は、同相信号Iと直交信号Qから信号点
の角度θ1を検出し、その角度θ1から位相領域割当回
路82が受信信号の信号点が存在する領域が領域a〜h
の何れの領域であるかを判別する。具体的には、受信信
号の信号点の角度θ1を用いているため、例えば角度に
より以下のように領域が分割される。
【0081】θ1=tan−1(Q/I) 領域a:0<θ1<45° 領域b:45°<θ1<90° 領域c:90°<θ1<135° 領域d:135°<θ1<180° 領域e:180°<θ1<225° 領域f:225°<θ1<270° 領域g:270°<θ1<315° 領域h:315°<θ1<360°
【0082】第3位相領域判別回路11内の位相領域割
当回路82では、信号点角度判別回路81の出力と上記
した領域の分類情報に基づいて、受信信号の信号点が存
在する領域が領域a〜hの何れの領域であるかを判別
し、受信信号が存在する領域に応じて、領域aでは
「H」、領域bでは「L」、領域cでは「H」、領域d
では「L」、領域eでは「H」、領域fでは「L」、領
域gでは「H」、領域hでは「L」を出力する。以降の
動作は、実施の形態1と同様である。
【0083】以上説明したように、実施の形態3に係る
16QAM変調方式の基準搬送波を得るための位相検出
装置103は、受信信号の信号点の存在する領域a〜h
を角度によって分割して設定し、tan−1ROM等の
信号点角度判別回路81によって、受信信号の信号点の
角度θ1を検出し、その角度θ1から第3位相領域判別
回路82により信号点が存在する領域を判別して所定値
の位相発振器5を制御するように構成したので、I/Q
除算器71を備える実施の形態2よりも、さらに簡単な
回路構成にすることができる。
【0084】なお、上記の各実施の形態では、QPSK
変調方式の4相位相比較器を、16QAM変調方式で変
調波を復調する際の基準搬送波を生成するために用いら
れる位相検出装置に適用したものであるが、他のQAM
変調方式の位相検出装置に適用しても良く、また、上記
各実施の形態中で説明した本発明の回路は、例えば、デ
ジタルテレビジョン受信機等の復調部の一部回路中に組
み込まれるようにしても良い。
【0085】また、上記した各実施の形態に示した位相
検出装置を構成する各種回路の種類、実現方法、接続状
態、位相検出装置に接続される主信号部の種類、制御方
法などは、好ましい実施の形態の一例であって、前述し
た各実施の形態に限られるものではなく、同様な機能を
有する構成あるいは方法等によっても本発明は実施でき
ることはいうまでもないことである。
【0086】
【発明の効果】請求項1乃至請求項10の本発明では、
16QAM変調方式の受信信号の同相(I)信号および
直交(Q)信号から位相平面上における受信信号点の存
在領域を判別し、受信信号点に最も近い理想信号点が位
相平面上のQPSK変調方式と同位相点であれば、4相
位相比較器にI信号、Q信号をそのまま入力し、QPS
K変調方式と同位相点ではない場合は、さらに受信信号
点の存在領域を判別し、その領域に対応させて受信信号
に対して所定値の位相回転を与え、それら受信信号をQ
PSK変調方式と同位相の信号点配置に変換し、4相位
相比較器に入力するようにしたので、16QAM変調方
式のすべての信号点を搬送波再生のために利用でき、チ
ューナーの位相ノイズのような高周波成分をもった高速
の位相ノイズに追随することができ、良好な位相ジッタ
特性を得ることができ、さらに、引込み時間を短縮でき
るという効果を有する。
【0087】また、請求項11の本発明では、I信号と
Q信号の比を算出し、その比から受信信号が存在する領
域を判別するように構成したので、上記の効果に加え
て、さらに簡単な回路構成にすることができるという効
果を有する。
【0088】また、請求項12の本発明では、受信信号
の存在する領域を角度によって分割して設定し、I信号
とQ信号からtan−1を演算して受信信号の信号点の
角度を検出し、信号点が存在する領域を判別するように
構成したので、上記した請求項11の効果に加えて、さ
らに簡単な回路構成にすることができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の説明のために位相平面上に16QA
M変調方式の理想信号点を示した図である。
【図2】 本発明の説明のために位相平面上に16QA
M変調方式の理想信号点および、位相領域の一例を示し
た図である。
【図3】 本発明の実施の形態1となる16QAM変調
方式の位相検出装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3の16QAM変調方式の位相検出装置に
よって、変換された位相検出値を直交座標軸上に表した
ものである。
【図5】 図3の16QAM変調方式の位相検出装置に
よって、変換された位相検出値の制御方向を直交座標軸
上に表したものである。
【図6】 本発明の実施の形態2となる16QAM変調
方式の位相検出装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態3となる16QAM変調
方式の位相検出装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 従来の16QAM変調方式の位相検出装置の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 直交検波器、 2 4相位相比較器、 3 信号判
別回路、 4 位相領域判別回路、 5 所定値の位相
発振器、 6 複素乗算器、 7 選択回路、8 ルー
プフィルタ、 9 数値制御発振器(NCO)、 10
第2位相領域判別回路、 11 第3位相領域判別回
路、 21 第1極性判別回路、 22 第2極性判別
回路、 23 第1乗算器、 24 第1乗算器、 2
5 第1減算器、 31 第1絶対値回路、 32 第
2絶対値回路、 33 第1所定値記憶部、 35 第
1比較器、 36 第2比較器、 37 第1排他的論
理和回路、 44 第3極性判別回路、 45 第4極
性判別回路、 46 第3比較器、 47 第2排他的
論理和回路、 48 第3排他的論理和回路、61 第
3乗算器、 62 第4乗算器、 63 第5乗算器、
64 第6乗算器、 65 第2減算器、 66 第
1加算器、 71 I/Q除算器、 72 第5極性判
別回路、 73 第4比較器、 74 第4排他的論理
和回路、75 第2所定値記憶部、 81 信号点角度
判別回路、 82 位相領域割当回路、 101 位相
検出装置、 I 同相信号、 Q 直交信号、 RC受
信信号、 DM 復調信号、 PV 位相値。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 16QAM(16 Quadrature Amplitude
    Modulation)変調方式で振幅位相変調されたデジタル信
    号を同期検波して復調する際に用いられる基準搬送波を
    再生するための位相検出装置であって、 受信信号から直交検波された同相(I)信号および直交
    (Q)信号の絶対値に基づいて、該受信信号に対応する
    理想信号点が、16QAM変調方式における位相平面上
    の各制御モード切替領域に対応する各理想信号点のうち
    で、4相変調であるQPSK(Quadrature Phase Shift
    Keying)変調方式における理想信号点の位相と同位相
    となる理想信号点であるか否かを判別して信号判別信号
    を出力する信号判別回路と、 前記同相信号および直交信号に基づいて、前記受信信号
    に対応する16QAM変調方式の理想信号点を、QPS
    K変調方式における各理想信号点の位相に一致させるた
    めに、位相平面における時計回りに回転させる位相領域
    と反時計回りに回転させる位相領域の何れであるかを示
    す領域信号を出力する位相領域判別回路と、 前記領域信号に基づいて、前記各位相領域毎に前記16
    QAM変調方式の理想信号点をQPSK変調方式におけ
    る理想信号点の位相と一致させるために所定角度のサイ
    ン波およびコサイン波を発生させる所定値の位相発振器
    と、 前記同相信号および直交信号と前記所定角度のサイン波
    の積と、前記同相信号および直交信号と前記所定角度の
    コサイン波の積とを、位相が直交する積同士を加算およ
    び減算させることにより、前記同相信号および直交信号
    に前記所定角度の位相回転を与えて出力する複素乗算器
    と、 前記同相信号および直交信号が入力されて、前記判別信
    号に基づいて、同相信号および直交信号をそのまま出力
    するか、前記複素乗算器から出力される位相回転された
    同相信号および直交信号を出力するかを切替える選択回
    路と、 前記選択回路から出力される同相信号および直交信号に
    基づき、4相変調方式の搬送波を再生するための位相値
    を検出して出力する4相位相比較器とを有することを特
    徴とする位相検出装置。
  2. 【請求項2】 前記信号判別回路は、16QAM変調方
    式の位相平面上における前記受信信号に対応する同相信
    号および直交信号の絶対値が、双方共に前記16QAM
    変調方式における各制御モード切替領域の境界値となる
    第1所定値以上であるか、あるいは、双方共に前記第1
    所定値以下であるかを判別することにより、QPSK変
    調方式における理想信号点の位相と同位相となる理想信
    号点であるか否かを判別することを特徴とする請求項1
    に記載の位相検出装置。
  3. 【請求項3】 前記信号判別回路は、前記同相信号の絶
    対値を検出する第1絶対値回路と、 前記直交信号の絶対値を検出する第2絶対値回路と、 前記16QAM変調方式における各制御モード切替領域
    の境界値となる第1所定値を格納する第1所定値記憶部
    と、 前記第1絶対値回路の出力値と前記第1所定値とを比較
    する第1比較器と、 前記第2絶対値回路の出力値と前記第1所定値とを比較
    する第2比較器と、 前記第1比較器の出力と第2比較器の出力とが双方共に
    前記第1所定値以上である場合および双方共に前記第1
    所定値以下である場合に判別出力を発生する第1排他的
    論理和回路とを有することを特徴とする請求項1に記載
    の位相検出装置。
  4. 【請求項4】 前記選択回路は、前記信号判別信号がQ
    PSK変調方式における理想信号点の位相と同位相とな
    る理想信号点であることを示す場合には、直交検波され
    たままの前記同相信号および前記直交信号を選択し、前
    記信号判別信号がQPSK変調方式における理想信号点
    の位相と異なる位相の理想信号点であることを示す場合
    には、前記複素乗算器により所定値の位相だけ回転が与
    えられて出力された同相信号および直交信号を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位相検出装置。
  5. 【請求項5】 前記選択回路は、前記受信信号から直交
    検波された同相信号および直交信号である第1の入力
    と、前記複素乗算器からの前記所定角度の位相回転が与
    えられた同相信号および直交信号である第2の入力とに
    接続され、前記信号判別回路からの信号判別信号によ
    り、第1の入力と第2の入力から一方を選択して前記4
    相位相比較器に出力することを特徴とする請求項1に記
    載の位相検出装置。
  6. 【請求項6】 前記位相領域判別回路は、16QAM変
    調方式の理想信号点のうち、位相平面上におけるQPS
    K変調方式の理想信号点と位相が異なり、且つ、隣り合
    う理想信号点間の角度を2等分割する角度で各位相領域
    の境界を設定して、位相平面上の受信信号点が前記境界
    の何れ側かに存在するかより各位相領域を判別すること
    を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の位相検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記位相領域判別回路は、前記各位相領
    域の境界に加え、QPSK変調方式において隣り合う理
    想信号点間の角度を2等分割する角度毎にも境界を設定
    して判別し、 前記複素乗算器は、前記位相領域判別回路により検出さ
    れた領域信号により規定される領域内において、QPS
    K変調方式の理想信号点と位相が異なる16QAM変調
    方式の理想信号点が、最も近いQPSK変調方式の理想
    信号点の位相と一致するように、前記同相信号および直
    交信号に対して所定値の位相の回転を与えることを特徴
    とする請求項6に記載の位相検出装置。
  8. 【請求項8】 前記位相領域判別回路は、位相平面の反
    時計回り方向を正方向と設定して、前記QPSK変調方
    式における各位相領域毎に位相制御方向の極性を判別
    し、 前記複素乗算器は、該極性が正の場合には、QPSK変
    調方式の理想信号点と位相が異なる前記位相領域内の1
    6QAM変調方式の理想信号点が、最も近いQPSK変
    調方式の理想信号点の位相と一致するように、前記同相
    信号および直交信号に対して反時計回りの所定値の位相
    の回転を与えることを特徴とする請求項6に記載の位相
    検出装置。
  9. 【請求項9】 前記位相領域判別回路は、受信信号が直
    交検波された同相信号と直交信号の振幅を比較する比較
    器と、前記同相信号および前記直交信号の各極性を判別
    する各極性判別回路を有し、前記各回路の出力を用いる
    ことにより、受信信号点の存在する位相領域が、位相平
    面における時計回りに回転させる位相領域と反時計回り
    に回転させる位相領域の何れであるかを判別することを
    特徴とする請求項6に記載の位相検出装置。
  10. 【請求項10】 前記位相領域判別回路は、前記同相信
    号の極性を判別する第3極性判別回路と、 前記直交信号の極性を判別する第4極性判別回路と、 前記第3極性判別回路の出力と第4極性判別回路の出力
    とが双方共に一方の極性を示す場合および双方共に他方
    の極性を示す場合に判別出力を発生する第2排他的論理
    和回路と、 前記受信信号に対応する同相信号および直交信号の各絶
    対値を比較する第3比較器と、 前記第2排他的論理和回路の出力と第3比較器の出力と
    が双方共に一方の極性を示す場合および双方共に他方の
    極性を示す場合に判別出力を発生する第3排他的論理和
    回路とを有することを特徴とする請求項6に記載の位相
    検出装置。
  11. 【請求項11】 前記位相領域判別回路は、受信信号が
    直交検波された同相信号と直交信号の値の比を求める除
    算器と、 該除算器の出力から極性を判別する第5極性判別回路
    と、 QPSK変調方式の理想信号点の位相に一致する場合の
    前記除算器の出力を第2所定値として記憶する第2所定
    値記憶部と、 前記除算器の出力を前記第2所定値と比較する第4比較
    器と、 前記第5極性判別回路の出力と第4比較器の出力とが双
    方共に一方の極性を示す場合および双方共に他方の極性
    を示す場合に判別出力を発生する第4排他的論理和回路
    とを有することを特徴とする請求項6に記載の位相検出
    装置。
  12. 【請求項12】 前記位相領域判別回路は、受信信号の
    同相信号および直交信号のアークタンジェントの値を演
    算する信号点角度判別回路と、 該信号点角度判別回路の出力から受信信号点の存在する
    位相領域を割り当てる位相領域割当回路とを有すること
    を特徴とする請求項6に記載の位相検出装置。
JP2001200372A 2001-07-02 2001-07-02 位相検出装置 Expired - Fee Related JP4039824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001200372A JP4039824B2 (ja) 2001-07-02 2001-07-02 位相検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001200372A JP4039824B2 (ja) 2001-07-02 2001-07-02 位相検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003018232A true JP2003018232A (ja) 2003-01-17
JP4039824B2 JP4039824B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=19037506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001200372A Expired - Fee Related JP4039824B2 (ja) 2001-07-02 2001-07-02 位相検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4039824B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015511444A (ja) * 2012-02-06 2015-04-16 ブリティッシュ・ブロードキャスティング・コーポレーションBritish Broadcasting Corporation 改良型qamコンステレーションのための方法及び装置
JP2015162863A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 国立大学法人 大分大学 光位相同期回路
JP2018074246A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 国立大学法人 大分大学 光位相同期回路
CN109756224A (zh) * 2017-11-06 2019-05-14 Qorvo美国公司 鉴相器电路和估计相位的方法
JP2021141442A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 日本無線株式会社 無線受信装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015511444A (ja) * 2012-02-06 2015-04-16 ブリティッシュ・ブロードキャスティング・コーポレーションBritish Broadcasting Corporation 改良型qamコンステレーションのための方法及び装置
JP2015162863A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 国立大学法人 大分大学 光位相同期回路
JP2018074246A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 国立大学法人 大分大学 光位相同期回路
CN109756224A (zh) * 2017-11-06 2019-05-14 Qorvo美国公司 鉴相器电路和估计相位的方法
CN109756224B (zh) * 2017-11-06 2025-02-11 Qorvo美国公司 鉴相器电路和估计相位的方法
JP2021141442A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 日本無線株式会社 無線受信装置
JP2024128083A (ja) * 2020-03-05 2024-09-20 日本無線株式会社 無線受信装置
JP7570772B2 (ja) 2020-03-05 2024-10-22 日本無線株式会社 無線受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4039824B2 (ja) 2008-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5418815A (en) Receiver adaptively operable for multiple signal transmission systems
JP3455934B2 (ja) 変調器
JPH0846661A (ja) Qam搬送波を再生する方法および装置
JP3276282B2 (ja) 絶対位相検出器およびディジタル変調波復調装置
JP4039824B2 (ja) 位相検出装置
JPH0621992A (ja) 復調器
EP0987863A1 (en) Soft decision method and apparatus for 8PSK demodulation
CN1157030C (zh) 具有频偏校正转动装置的解调器
JP3029394B2 (ja) Fsk復調装置
US7711073B2 (en) Method and circuit arrangement for determining the frequency of a received signal for demodulation of received signals
US7457375B2 (en) Timing extractor, timing extraction method, and demodulator having the timing extractor
US5528195A (en) Selective type quadrature demodulator
JP3148090B2 (ja) Ofdm信号同期復調器
JP2910695B2 (ja) コスタスループ搬送波再生回路
EP0822689B1 (en) Carrier recovery in a PSK receiver
JP3948907B2 (ja) 位相検出装置
JP4307746B2 (ja) 搬送波再生回路および復調装置
JPH11355372A (ja) 周波数再生回路および周波数再生方法
JP3382891B2 (ja) 位相変調信号のデジタル処理による復調方法及びデジタル復調装置
JP2553103B2 (ja) 搬送波再生回路
KR19980015798A (ko) 직각 위상 편이 복조기의 반송파 복원 장치
JPH11122318A (ja) Afc回路
JPS6340060B2 (ja)
JP2004364131A (ja) 位相変調信号復調装置及び復調方法
JPH06291791A (ja) 位相変調波信号の復調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees