JP2003019799A - プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの製造方法 - Google Patents
プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの製造方法Info
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- JP2003019799A JP2003019799A JP2001207181A JP2001207181A JP2003019799A JP 2003019799 A JP2003019799 A JP 2003019799A JP 2001207181 A JP2001207181 A JP 2001207181A JP 2001207181 A JP2001207181 A JP 2001207181A JP 2003019799 A JP2003019799 A JP 2003019799A
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、プリンタヘッド、プリンタ及びプ
リンタヘッドの製造方法に関し、例えばサーマル方式に
よるインクジェットプリンタに適用して、配線パターン
の短絡事故を有効に回避することができるようにする。 【解決手段】 本発明は、配線パターン28の材料より
融点の高い金属材料(25)を介して、発熱素子21と
配線パターン28とを接続する。また配線パターン28
の材料より線膨張率の小さい金属材料(25)を介し
て、発熱素子21と配線パターン28とを接続する。
リンタヘッドの製造方法に関し、例えばサーマル方式に
よるインクジェットプリンタに適用して、配線パターン
の短絡事故を有効に回避することができるようにする。 【解決手段】 本発明は、配線パターン28の材料より
融点の高い金属材料(25)を介して、発熱素子21と
配線パターン28とを接続する。また配線パターン28
の材料より線膨張率の小さい金属材料(25)を介し
て、発熱素子21と配線パターン28とを接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタヘッド、
プリンタ及びプリンタヘッドの製造方法に関し、例えば
サーマル方式によるインクジェットプリンタに適用する
ことができる。本発明は、配線パターンの材料より融点
の高い金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを
接続することにより、又は配線パターンの材料より線膨
張率の小さい金属材料を介して、発熱素子と配線パター
ンとを接続することにより、配線パターンの短絡事故を
有効に回避することができるようにする。
プリンタ及びプリンタヘッドの製造方法に関し、例えば
サーマル方式によるインクジェットプリンタに適用する
ことができる。本発明は、配線パターンの材料より融点
の高い金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを
接続することにより、又は配線パターンの材料より線膨
張率の小さい金属材料を介して、発熱素子と配線パター
ンとを接続することにより、配線パターンの短絡事故を
有効に回避することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理等の分野においては、ハ
ードコピーのカラー化に対するニーズが高まっている。
このようなニーズに対して、従来、昇華型熱転写方式、
溶融熱転写方式、インクジェット方式、電子写真方式、
熱現像銀塩方式等のカラーハードコピー方式が提案され
ている。
ードコピーのカラー化に対するニーズが高まっている。
このようなニーズに対して、従来、昇華型熱転写方式、
溶融熱転写方式、インクジェット方式、電子写真方式、
熱現像銀塩方式等のカラーハードコピー方式が提案され
ている。
【0003】これらの方式のうちインクジェット方式
は、プリンタヘッドに設けられたノズルから記録液(イ
ンク)の小滴を飛び出させ、記録対象に付着してドット
を形成するものであり、簡単な構成により高画質の画像
を出力することができる。このインクジェット方式は、
インクを飛び出させる方式の相違により、静電引力方
式、連続振動発生方式(ピエゾ方式)、サーマル方式等
に分類される。
は、プリンタヘッドに設けられたノズルから記録液(イ
ンク)の小滴を飛び出させ、記録対象に付着してドット
を形成するものであり、簡単な構成により高画質の画像
を出力することができる。このインクジェット方式は、
インクを飛び出させる方式の相違により、静電引力方
式、連続振動発生方式(ピエゾ方式)、サーマル方式等
に分類される。
【0004】これらの方式のうちサーマル方式は、イン
クの局所的な加熱によりインク液室に気泡を発生させ、
この気泡により吐出口であるノズルよりインク液滴を飛
び出させる方式であり、簡易な構成によりカラー画像を
印刷することができる。
クの局所的な加熱によりインク液室に気泡を発生させ、
この気泡により吐出口であるノズルよりインク液滴を飛
び出させる方式であり、簡易な構成によりカラー画像を
印刷することができる。
【0005】このサーマル方式によるプリンタは、イン
クを加熱する発熱素子と、発熱素子を駆動するトランジ
スタによる集積回路が半導体基板上に一体に形成され
て、プリンタヘッドが構成されるようになされている。
クを加熱する発熱素子と、発熱素子を駆動するトランジ
スタによる集積回路が半導体基板上に一体に形成され
て、プリンタヘッドが構成されるようになされている。
【0006】すなわちこの種のプリンタでは、高画質の
印刷結果が求められ、このためにはノズルを高密度で配
置することが求められ、その結果、ノズルに対応して発
熱素子も高密度で配置することが求められる。例えば6
00〔DPI〕相当のプリンターでは、42.333
〔μm〕間隔で発熱抵抗素子を配置することが必要にな
る。このように高密度に配置された発熱抵抗素子に対し
て、トランジスターで電力を供給する場合、個々の発熱
素子にそれぞれトランジスターを配置しようとすると、
構成が複雑になり、実際上、各トランジスタを駆動回路
に接続することすら困難になる。
印刷結果が求められ、このためにはノズルを高密度で配
置することが求められ、その結果、ノズルに対応して発
熱素子も高密度で配置することが求められる。例えば6
00〔DPI〕相当のプリンターでは、42.333
〔μm〕間隔で発熱抵抗素子を配置することが必要にな
る。このように高密度に配置された発熱抵抗素子に対し
て、トランジスターで電力を供給する場合、個々の発熱
素子にそれぞれトランジスターを配置しようとすると、
構成が複雑になり、実際上、各トランジスタを駆動回路
に接続することすら困難になる。
【0007】このためこの種のプリンタでは、発熱素子
に電力を供給するドライブトランジスタ、このドライブ
トランジスタを制御するためのロジック集積回路を半導
体基板上に作成した後、半導体製造技術により、この基
板上に発熱素子を作成して対応するドライブトランジス
タと接続し、その後、インク液室等を作成してプリンタ
ヘッドを作成するようになされている。
に電力を供給するドライブトランジスタ、このドライブ
トランジスタを制御するためのロジック集積回路を半導
体基板上に作成した後、半導体製造技術により、この基
板上に発熱素子を作成して対応するドライブトランジス
タと接続し、その後、インク液室等を作成してプリンタ
ヘッドを作成するようになされている。
【0008】すなわち図12に示すように、プリンタヘ
ッド1においては、このようなロジック集積回路等を作
成してなる半導体基板2上に、半導体形成プロセスで広
く使用されているスパッタリング法によりタンタル、タ
ンタルアルミ、窒化タンタル等の抵抗材料を所定膜厚に
より堆積して発熱素子3を作成する。プリンタヘッド1
は、さらにこの発熱素子3の上層に、窒化シリコンによ
る保護層4を作成し、この保護層4をパターンニングし
た後、配線パターン6が形成される。
ッド1においては、このようなロジック集積回路等を作
成してなる半導体基板2上に、半導体形成プロセスで広
く使用されているスパッタリング法によりタンタル、タ
ンタルアルミ、窒化タンタル等の抵抗材料を所定膜厚に
より堆積して発熱素子3を作成する。プリンタヘッド1
は、さらにこの発熱素子3の上層に、窒化シリコンによ
る保護層4を作成し、この保護層4をパターンニングし
た後、配線パターン6が形成される。
【0009】ここで配線パターン6は、シリコンを添加
してなるアルミニューム(Al−Si)又は銅を添加し
てなるアルミニューム(Al−Cu)を所定膜厚だけ堆
積して形成される。なおアルミニュームは、抵抗率が
3.0〔μΩcm〕程度と低いために配線パターン6に
採用される。プリンタヘッド1では、この配線パターン
6により発熱素子3の一端をドライブトランジスタに接
続し、また他端を例えば電源に接続し、これによりドラ
イブトランジスタを駆動回路で駆動して、発熱素子3を
駆動できるようにする。
してなるアルミニューム(Al−Si)又は銅を添加し
てなるアルミニューム(Al−Cu)を所定膜厚だけ堆
積して形成される。なおアルミニュームは、抵抗率が
3.0〔μΩcm〕程度と低いために配線パターン6に
採用される。プリンタヘッド1では、この配線パターン
6により発熱素子3の一端をドライブトランジスタに接
続し、また他端を例えば電源に接続し、これによりドラ
イブトランジスタを駆動回路で駆動して、発熱素子3を
駆動できるようにする。
【0010】プリンタヘッド1は、窒化シリコンによる
保護層7、タンタル膜による耐キャビテーション層8、
インク液室9、ノズル10が形成され、これにより発熱
素子3の発熱によりインク液室9のインクを加熱してイ
ンク液滴を飛び出せることができるようになされてい
る。
保護層7、タンタル膜による耐キャビテーション層8、
インク液室9、ノズル10が形成され、これにより発熱
素子3の発熱によりインク液室9のインクを加熱してイ
ンク液滴を飛び出せることができるようになされてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにし
て作成される従来のプリンタヘッド1においては、使用
により配線パターン6において短絡事故が発生する問題
がある。
て作成される従来のプリンタヘッド1においては、使用
により配線パターン6において短絡事故が発生する問題
がある。
【0012】これを詳細に検討したところ、プリンタヘ
ッド1においては、使用により繰り返し発熱素子3が発
熱すると、矢印Aにより部分的に拡大して示すように、
窒化シリコンによる保護層7を突き破って配線パターン
6の構成材料であるアルミニュームが飛び出し、図13
において矢印Bにより示すように、この飛び出した部位
が配線パターン6間を短絡させ、さらには図14におい
て矢印Cにより示すように、耐キャビテーション層8と
配線パターン6とを短絡させることが判った。
ッド1においては、使用により繰り返し発熱素子3が発
熱すると、矢印Aにより部分的に拡大して示すように、
窒化シリコンによる保護層7を突き破って配線パターン
6の構成材料であるアルミニュームが飛び出し、図13
において矢印Bにより示すように、この飛び出した部位
が配線パターン6間を短絡させ、さらには図14におい
て矢印Cにより示すように、耐キャビテーション層8と
配線パターン6とを短絡させることが判った。
【0013】この現象は、発熱素子3の繰り返しの発熱
により、配線パターン6に対して熱ストレスが繰り返さ
れることにより発生するものと考えられる。すなわち発
熱素子3の発熱は、本来、インク液室9のインクに伝導
されるものではあるが、配線パターン6にも伝導する。
配線パターン6は、アルミニュームにより形成されるこ
とにより、熱伝導に優れ、これにより配線パターン6自
体の温度上昇は小さいと考えられる。しかしながらこの
ように配線パターン6自体の温度上昇が小さいことによ
り、発熱素子3と配線パターン6とを接続してなる領域
近傍においては、大きな温度勾配が発生し、その結果、
この近傍領域に過大な熱ストレスが集中する。
により、配線パターン6に対して熱ストレスが繰り返さ
れることにより発生するものと考えられる。すなわち発
熱素子3の発熱は、本来、インク液室9のインクに伝導
されるものではあるが、配線パターン6にも伝導する。
配線パターン6は、アルミニュームにより形成されるこ
とにより、熱伝導に優れ、これにより配線パターン6自
体の温度上昇は小さいと考えられる。しかしながらこの
ように配線パターン6自体の温度上昇が小さいことによ
り、発熱素子3と配線パターン6とを接続してなる領域
近傍においては、大きな温度勾配が発生し、その結果、
この近傍領域に過大な熱ストレスが集中する。
【0014】アルミニュームは、線膨張率が大きな材料
であることにより(0度〜100度において、線膨張率
23.6〔ppm/度〕)、このような熱ストレスによ
り大きな応力が発生し、また融点が660度と低い材料
であることにより、比較的容易に変形し、これらにより
このような現象が発生すると考えられる。
であることにより(0度〜100度において、線膨張率
23.6〔ppm/度〕)、このような熱ストレスによ
り大きな応力が発生し、また融点が660度と低い材料
であることにより、比較的容易に変形し、これらにより
このような現象が発生すると考えられる。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、配線パターンの短絡事故を有効に回避することがで
きるプリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの製
造方法を提案しようとするものである。
で、配線パターンの短絡事故を有効に回避することがで
きるプリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの製
造方法を提案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、プリンタヘッドに適用し
て、配線パターンの材料より融点の高い金属材料を介し
て、発熱素子とパターンとを接続する。
め請求項1の発明においては、プリンタヘッドに適用し
て、配線パターンの材料より融点の高い金属材料を介し
て、発熱素子とパターンとを接続する。
【0017】また請求項3の発明においては、プリンタ
ヘッドに適用して、配線パターンの材料より線膨張率の
小さい金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを
接続する。
ヘッドに適用して、配線パターンの材料より線膨張率の
小さい金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを
接続する。
【0018】また請求項4の発明においては、プリンタ
に適用して、配線パターンの材料より融点の高い金属材
料を介して、発熱素子と配線パターンとを接続する。
に適用して、配線パターンの材料より融点の高い金属材
料を介して、発熱素子と配線パターンとを接続する。
【0019】また請求項5の発明においては、プリンタ
に適用して、配線パターンの材料より線膨張率の小さい
金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接続す
る。
に適用して、配線パターンの材料より線膨張率の小さい
金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接続す
る。
【0020】また請求項6の発明においては、プリンタ
ヘッドの製造方法に適用して、配線パターンの材料より
融点の高い金属材料を介して、発熱素子と配線パターン
とを接続する。
ヘッドの製造方法に適用して、配線パターンの材料より
融点の高い金属材料を介して、発熱素子と配線パターン
とを接続する。
【0021】また請求項7の発明においては、プリンタ
ヘッドの製造方法に適用して、配線パターンの材料より
線膨張率の小さい金属材料を介して、発熱素子と配線パ
ターンとを接続する。
ヘッドの製造方法に適用して、配線パターンの材料より
線膨張率の小さい金属材料を介して、発熱素子と配線パ
ターンとを接続する。
【0022】請求項1の構成によれば、プリンタヘッド
に適用して、配線パターンの材料より融点の高い金属材
料を介して、発熱素子とパターンとを接続することによ
り、発熱素子の繰り返しの発熱により熱ストレスが加わ
る場合に、この熱ストレスの集中する箇所にこの金属材
料を配置することになる。これにより熱ストレスによる
配線パターン材料の変形を防止して、この配線パターン
材料が保護層を突き破って飛び出すことを防止し得、こ
れにより配線パターン材料による短絡事故を防止するこ
とができる。またこのような配線パターンの材料より融
点の高い金属材料においては、配線パターンの材料と異
なり、熱ストレスによる応力の繰り返しによっても、容
易に変形し得ず、これによりこの金属材料が保護層を突
き破って飛び出すことを防止し得、この金属材料による
配線パターンの短絡事故を防止することができる。
に適用して、配線パターンの材料より融点の高い金属材
料を介して、発熱素子とパターンとを接続することによ
り、発熱素子の繰り返しの発熱により熱ストレスが加わ
る場合に、この熱ストレスの集中する箇所にこの金属材
料を配置することになる。これにより熱ストレスによる
配線パターン材料の変形を防止して、この配線パターン
材料が保護層を突き破って飛び出すことを防止し得、こ
れにより配線パターン材料による短絡事故を防止するこ
とができる。またこのような配線パターンの材料より融
点の高い金属材料においては、配線パターンの材料と異
なり、熱ストレスによる応力の繰り返しによっても、容
易に変形し得ず、これによりこの金属材料が保護層を突
き破って飛び出すことを防止し得、この金属材料による
配線パターンの短絡事故を防止することができる。
【0023】また請求項3の構成によれば、プリンタヘ
ッドに適用して、配線パターンの材料より線膨張率の小
さい金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接
続することにより、発熱素子の繰り返しの発熱により熱
ストレスが加わる場合に、この熱ストレスの集中する箇
所にこの金属材料を配置することになる。これにより熱
ストレスによる配線パターン材料の変形を防止して、こ
の配線パターン材料が保護層を突き破って飛び出すこと
を防止し得、これにより配線パターン材料による短絡事
故を防止することができる。またこのような配線パター
ンの材料より線膨張率の小さい金属材料においては、配
線パターンの材料と異なり、熱ストレスによって発生す
る応力が小さく、これによりこの金属材料の変形を防止
し得、この金属材料による配線パターンの短絡事故を防
止することができる。
ッドに適用して、配線パターンの材料より線膨張率の小
さい金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接
続することにより、発熱素子の繰り返しの発熱により熱
ストレスが加わる場合に、この熱ストレスの集中する箇
所にこの金属材料を配置することになる。これにより熱
ストレスによる配線パターン材料の変形を防止して、こ
の配線パターン材料が保護層を突き破って飛び出すこと
を防止し得、これにより配線パターン材料による短絡事
故を防止することができる。またこのような配線パター
ンの材料より線膨張率の小さい金属材料においては、配
線パターンの材料と異なり、熱ストレスによって発生す
る応力が小さく、これによりこの金属材料の変形を防止
し得、この金属材料による配線パターンの短絡事故を防
止することができる。
【0024】これにより請求項4、請求項5、請求項
6、請求項7の構成によれば、配線パターンの短絡事故
を有効に回避することができるプリンタ、プリンタヘッ
ドの製造方法を提供することができる。
6、請求項7の構成によれば、配線パターンの短絡事故
を有効に回避することができるプリンタ、プリンタヘッ
ドの製造方法を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
発明の実施の形態を詳述する。
【0026】(1)実施の形態の構成
図1〜図7は、本発明の実施の形態に係るプリンタヘッ
ドの製造工程の説明に供する断面図である。この製造工
程は(図1(A))、P型シリコン基板11を洗浄した
後、シリコン窒化膜を堆積する。この製造工程は、続い
てリソグラフィー工程、リアクティブイオンエッチング
工程によりシリコン基板11を処理し、これによりトラ
ンジスタを形成する所定領域以外の領域よりシリコン窒
化膜を取り除く。
ドの製造工程の説明に供する断面図である。この製造工
程は(図1(A))、P型シリコン基板11を洗浄した
後、シリコン窒化膜を堆積する。この製造工程は、続い
てリソグラフィー工程、リアクティブイオンエッチング
工程によりシリコン基板11を処理し、これによりトラ
ンジスタを形成する所定領域以外の領域よりシリコン窒
化膜を取り除く。
【0027】この製造工程は、続いて熱酸化工程によ
り、シリコン窒化膜が除去されている領域に熱シリコン
酸化膜を形成し、この熱シリコン酸化膜によりトランジ
スタを分離するための素子分離領域(LOCOS:Loca
l oxidation of silicon)12を形成する。この製造工
程は、続いてシリコン基板11を洗浄した後、トランジ
スタ形成領域にタングステンシリサイド/ポリシリコン
/熱酸化膜構造のゲートを形成する。さらにソース・ド
レイン領域を形成するためのイオン注入工程、熱処理工
程によりシリコン基板11を処理し、MOS(Metal Ox
ide Semiconductor )型によるスイッチングトランジス
タ14、15等を形成する。なおここでスイッチングト
ランジスタ14は、30〔V〕軽度の耐圧を有するMO
S型ドライブトランジスタであり、発熱素子の駆動に供
するものである。これに対してトランジスタ15は、こ
のドライブトランジスタ14を制御する集積回路を構成
するトランジスタであり、5〔V〕の電圧により動作す
るものである。この工程は、続いてCVD(Chemical V
apor Deposition )法によりBPSG(BoroPhosephoSi
licate Glass )膜16を堆積し、層間絶縁層を作成す
る。
り、シリコン窒化膜が除去されている領域に熱シリコン
酸化膜を形成し、この熱シリコン酸化膜によりトランジ
スタを分離するための素子分離領域(LOCOS:Loca
l oxidation of silicon)12を形成する。この製造工
程は、続いてシリコン基板11を洗浄した後、トランジ
スタ形成領域にタングステンシリサイド/ポリシリコン
/熱酸化膜構造のゲートを形成する。さらにソース・ド
レイン領域を形成するためのイオン注入工程、熱処理工
程によりシリコン基板11を処理し、MOS(Metal Ox
ide Semiconductor )型によるスイッチングトランジス
タ14、15等を形成する。なおここでスイッチングト
ランジスタ14は、30〔V〕軽度の耐圧を有するMO
S型ドライブトランジスタであり、発熱素子の駆動に供
するものである。これに対してトランジスタ15は、こ
のドライブトランジスタ14を制御する集積回路を構成
するトランジスタであり、5〔V〕の電圧により動作す
るものである。この工程は、続いてCVD(Chemical V
apor Deposition )法によりBPSG(BoroPhosephoSi
licate Glass )膜16を堆積し、層間絶縁層を作成す
る。
【0028】続いてこの工程は、フォトリソグラフィー
工程、CFx系ガス(CF4 /CO 2 /O2 /Ar)を
用いたリアクティブイオンエッチング法により、シリコ
ン半導体拡散層(ソース・ドレイン)上に接続孔(コン
タクトホール)を作成する。さらにシリコン基板11を
希フッ酸により洗浄し、スパッタリング法にて順次、膜
厚20〔nm〕のチタン膜、膜厚50〔nm〕の窒化チ
タンバリアメタルを椎積する。さらにこの工程は、シリ
コンを1〔at%〕添加してなるアルミニューム(又は
銅を0.5〔at%〕添加してなるアルミニューム)を
膜厚300〜600〔nm〕だけ堆積する。さらに続い
てフォトリソグラフィー工程、ドライエッチング工程を
経、これにより1層目の配線パターン18を作成する。
工程、CFx系ガス(CF4 /CO 2 /O2 /Ar)を
用いたリアクティブイオンエッチング法により、シリコ
ン半導体拡散層(ソース・ドレイン)上に接続孔(コン
タクトホール)を作成する。さらにシリコン基板11を
希フッ酸により洗浄し、スパッタリング法にて順次、膜
厚20〔nm〕のチタン膜、膜厚50〔nm〕の窒化チ
タンバリアメタルを椎積する。さらにこの工程は、シリ
コンを1〔at%〕添加してなるアルミニューム(又は
銅を0.5〔at%〕添加してなるアルミニューム)を
膜厚300〜600〔nm〕だけ堆積する。さらに続い
てフォトリソグラフィー工程、ドライエッチング工程を
経、これにより1層目の配線パターン18を作成する。
【0029】これらの処理によりこの工程では、半導体
基板であるシリコン基板11上に、発熱素子を駆動する
トランジスタ、このトランジスタを駆動する論理回路等
が形成されて、これらのトランジスタが接続されるよう
になされている。続いてこの工程は、CVD法により層
間絶縁層であるシリコン酸化膜(いわゆるTEOSであ
る)19を堆積し、CMP(Chemical Mechanical Poli
shing )工程により、またはレジストエッチバック法に
より、このシリコン酸化膜19を平滑化する。
基板であるシリコン基板11上に、発熱素子を駆動する
トランジスタ、このトランジスタを駆動する論理回路等
が形成されて、これらのトランジスタが接続されるよう
になされている。続いてこの工程は、CVD法により層
間絶縁層であるシリコン酸化膜(いわゆるTEOSであ
る)19を堆積し、CMP(Chemical Mechanical Poli
shing )工程により、またはレジストエッチバック法に
より、このシリコン酸化膜19を平滑化する。
【0030】この工程は、続いて図1(B)に示すよう
に、スパッタリング法により100〔nm〕の膜厚によ
りタンタルを堆積し、これにより抵抗体膜20が形成さ
れる。
に、スパッタリング法により100〔nm〕の膜厚によ
りタンタルを堆積し、これにより抵抗体膜20が形成さ
れる。
【0031】続いてこの工程は、図2(C)に示すよう
に、フォトリソグラフィー工程、塩素系ガス(BCl3
/C13 )によるドライエッチング工程により、この抵
抗体膜20から余剰な抵抗体膜を除去することにより、
発熱素子21を作成する。
に、フォトリソグラフィー工程、塩素系ガス(BCl3
/C13 )によるドライエッチング工程により、この抵
抗体膜20から余剰な抵抗体膜を除去することにより、
発熱素子21を作成する。
【0032】続いてこの工程は、図2(D)に示すよう
に、CVD法により、300〔nm〕の膜厚で窒化シリ
コンを堆積し、保護層22を形成する。
に、CVD法により、300〔nm〕の膜厚で窒化シリ
コンを堆積し、保護層22を形成する。
【0033】この工程は、続いて図3(E)に示すよう
に、リソグラフィー工程の後、CHF3 /CF4 /O2
ガスを用いたプラズマによるドライエッチング工程によ
りこの保護層22をパターンニングし、配線パターンに
より接続する部位を除いて、保護層22を発熱素子21
上に局所的に配置する。
に、リソグラフィー工程の後、CHF3 /CF4 /O2
ガスを用いたプラズマによるドライエッチング工程によ
りこの保護層22をパターンニングし、配線パターンに
より接続する部位を除いて、保護層22を発熱素子21
上に局所的に配置する。
【0034】この工程は、続いて図3(F)に示すよう
に、スパッタリング法により、100〜300〔nm〕
の膜厚で所定の金属材料を堆積させ、この金属材料膜2
4を形成する。ここでこの金属材料は、発熱素子21の
接続に供する配線パターンの材料に比して、融点が高
く、かつ線膨張率の小さい金属材料であり、この実施の
形態ではタングステン(W)が適用されるようになされ
ている。なおここでタングステンは、融点が3300度
であり、線膨張率が4.5〔ppm/度〕である。
に、スパッタリング法により、100〜300〔nm〕
の膜厚で所定の金属材料を堆積させ、この金属材料膜2
4を形成する。ここでこの金属材料は、発熱素子21の
接続に供する配線パターンの材料に比して、融点が高
く、かつ線膨張率の小さい金属材料であり、この実施の
形態ではタングステン(W)が適用されるようになされ
ている。なおここでタングステンは、融点が3300度
であり、線膨張率が4.5〔ppm/度〕である。
【0035】この工程は、続いて図4(G)に示すよう
に、フォトレジスト工程、SF6 /Arガスを用いたド
ライエッチングにより、金属材料膜24を所定形状によ
り加工し、発熱素子21の配線に供する部位に、この金
属材料膜24による金属電極25を形成する。ここでこ
の実施の形態において、金属電極25は、少なくとも発
熱素子21の接続用に露出した部位から配線パターン側
に飛び出すように形成される。
に、フォトレジスト工程、SF6 /Arガスを用いたド
ライエッチングにより、金属材料膜24を所定形状によ
り加工し、発熱素子21の配線に供する部位に、この金
属材料膜24による金属電極25を形成する。ここでこ
の実施の形態において、金属電極25は、少なくとも発
熱素子21の接続用に露出した部位から配線パターン側
に飛び出すように形成される。
【0036】この工程は、続いて図4(H)に示すよう
に、CVD法により100〔nm〕の膜厚で窒化シリコ
ンを堆積し、これにより配線材料のドライエッチングか
ら金属電極25を保護する保護層26を作成する。
に、CVD法により100〔nm〕の膜厚で窒化シリコ
ンを堆積し、これにより配線材料のドライエッチングか
ら金属電極25を保護する保護層26を作成する。
【0037】この工程は、続いて図5(I)に示すよう
に、CHF3 /C12 /Ar系ガスを用いたエッチング
により、金属電極25の上に局所的に保護層26が取り
残されるように、保護層26を除去する。なおこの実施
の形態では、このように保護層26をエッチングして、
発熱素子21より遠い側において、金属電極25の端面
側の部位が局所的に露出するようになされ、この露出し
た部位が配線パターンとの接続の領域に割り当てられる
ようになされている。
に、CHF3 /C12 /Ar系ガスを用いたエッチング
により、金属電極25の上に局所的に保護層26が取り
残されるように、保護層26を除去する。なおこの実施
の形態では、このように保護層26をエッチングして、
発熱素子21より遠い側において、金属電極25の端面
側の部位が局所的に露出するようになされ、この露出し
た部位が配線パターンとの接続の領域に割り当てられる
ようになされている。
【0038】続いてこの工程は、図5(J)に示すよう
に、フォトリソグラフィー工程、CFx系ガスを用いた
リアクティブイオンエッチング法により接続孔(コンタ
クトホール)を作成する。さらにシリコン基板11を希
フッ酸により洗浄し、スパッタリング法にて順次、膜厚
20〔nm〕のチタン膜、膜厚50〔nm〕の窒化チタ
ンバリアメタルを堆積する。さらにこの工程は、シリコ
ンを1〔at%〕添加してなるアルミニューム(又は銅
を0.5〔at%〕添加してなるアルミニューム)をス
パッタリング法により400〜1000〔nm〕だけ堆
積する。これによりこの工程は、1層目の配線パターン
18とコンタクトホールにより接続して、また金属電極
25を介して発熱素子21と接続して、配線材料膜27
を作成するようになされている。
に、フォトリソグラフィー工程、CFx系ガスを用いた
リアクティブイオンエッチング法により接続孔(コンタ
クトホール)を作成する。さらにシリコン基板11を希
フッ酸により洗浄し、スパッタリング法にて順次、膜厚
20〔nm〕のチタン膜、膜厚50〔nm〕の窒化チタ
ンバリアメタルを堆積する。さらにこの工程は、シリコ
ンを1〔at%〕添加してなるアルミニューム(又は銅
を0.5〔at%〕添加してなるアルミニューム)をス
パッタリング法により400〜1000〔nm〕だけ堆
積する。これによりこの工程は、1層目の配線パターン
18とコンタクトホールにより接続して、また金属電極
25を介して発熱素子21と接続して、配線材料膜27
を作成するようになされている。
【0039】このようにして配線材料膜27を作成する
と、この工程は、図6(K)に示すように、フォトレジ
スト工程の後、塩素系ガス(BC13 /C13 )を主体
としたプラズマを利用した異方性ドライエッチングによ
り、2層目の配線パターン28を作成する。この工程
は、この2層目の配線パターン28により、電源用の配
線パターン、アース用の配線パターンを作成し、また金
属電極25を介してドライブトランジスタ14を発熱素
子21に接続する。
と、この工程は、図6(K)に示すように、フォトレジ
スト工程の後、塩素系ガス(BC13 /C13 )を主体
としたプラズマを利用した異方性ドライエッチングによ
り、2層目の配線パターン28を作成する。この工程
は、この2層目の配線パターン28により、電源用の配
線パターン、アース用の配線パターンを作成し、また金
属電極25を介してドライブトランジスタ14を発熱素
子21に接続する。
【0040】このときこの実施の形態においては、金属
電極25の発熱素子21より遠い側が局所的に露出され
て、2層目の配線パターン28が作成されてなることに
より、図8に部分的に拡大して示すように、発熱素子2
1の近傍においては、発熱素子21の端部と一部重なり
合うように金属電極25が形成され、金属電極25にお
いて、発熱素子21と重なり合っていない部位にて、金
属電極25と配線パターン28とが重なり合い、これに
より発熱素子21近傍の熱ストレスが大きな部位に金属
電極25が配置され、この金属電極25を介して配線パ
ターン28と発熱素子21とが接続されるようになされ
ている。
電極25の発熱素子21より遠い側が局所的に露出され
て、2層目の配線パターン28が作成されてなることに
より、図8に部分的に拡大して示すように、発熱素子2
1の近傍においては、発熱素子21の端部と一部重なり
合うように金属電極25が形成され、金属電極25にお
いて、発熱素子21と重なり合っていない部位にて、金
属電極25と配線パターン28とが重なり合い、これに
より発熱素子21近傍の熱ストレスが大きな部位に金属
電極25が配置され、この金属電極25を介して配線パ
ターン28と発熱素子21とが接続されるようになされ
ている。
【0041】なおこれら図1〜図7においては、1本の
発熱素子21の一端がトランジスタ15に接続され、他
端が電源に接続されるように表現されているが、実際
上、この実施の形態においては、図9に示すように、2
本の発熱素子21A及び21Bを金属電極25A、配線
パターン28Aにより直列に接続し、この直列接続の一
端が金属電極25B、配線パターン28Bを介してトラ
ンジスタ15に接続され、他端が金属電極25C、配線
パターン28Cを介して電源に接続されるようになさ
れ、これにより半導体基板11上の空きスペースを有効
に利用して効率良く発熱素子21を配置するようになさ
れている。
発熱素子21の一端がトランジスタ15に接続され、他
端が電源に接続されるように表現されているが、実際
上、この実施の形態においては、図9に示すように、2
本の発熱素子21A及び21Bを金属電極25A、配線
パターン28Aにより直列に接続し、この直列接続の一
端が金属電極25B、配線パターン28Bを介してトラ
ンジスタ15に接続され、他端が金属電極25C、配線
パターン28Cを介して電源に接続されるようになさ
れ、これにより半導体基板11上の空きスペースを有効
に利用して効率良く発熱素子21を配置するようになさ
れている。
【0042】続いてこの工程は、図6(L)に示すよう
に、インク保護層として機能するシリコン窒化膜29を
膜厚300〔nm〕により堆積する。続いて図7(M)
に示すように、スパッタ法により膜厚200〔nm〕の
タンタル膜を堆積し、このタンタル膜により耐キャビテ
ーション層30を形成する。続いてこの工程は、ドライ
フィルム31、ノズルシート32が順次積層される。こ
こでドライフィルム31は、例えば炭素系樹脂により構
成され、インク液室、インク流路の隔壁を所定の高さに
より構成するように、所定形状、所定膜厚により硬化し
て作成される。これに対してノズルシート32は、発熱
素子21の上に微小なインク吐出口であるノズル33を
形成するように、所定形状に加工されたシート材であ
り、ドライフィルム31上に接着により保持される。こ
れによりこの工程は、これらドライフィルム31、ノズ
ルシート32によりインク液室34、このインク液室3
4にインクを導く流路、ノズル33が形成されるように
なされている。
に、インク保護層として機能するシリコン窒化膜29を
膜厚300〔nm〕により堆積する。続いて図7(M)
に示すように、スパッタ法により膜厚200〔nm〕の
タンタル膜を堆積し、このタンタル膜により耐キャビテ
ーション層30を形成する。続いてこの工程は、ドライ
フィルム31、ノズルシート32が順次積層される。こ
こでドライフィルム31は、例えば炭素系樹脂により構
成され、インク液室、インク流路の隔壁を所定の高さに
より構成するように、所定形状、所定膜厚により硬化し
て作成される。これに対してノズルシート32は、発熱
素子21の上に微小なインク吐出口であるノズル33を
形成するように、所定形状に加工されたシート材であ
り、ドライフィルム31上に接着により保持される。こ
れによりこの工程は、これらドライフィルム31、ノズ
ルシート32によりインク液室34、このインク液室3
4にインクを導く流路、ノズル33が形成されるように
なされている。
【0043】(2)実施の形態の動作
以上の構成において、この実施の形態に係るプリンタヘ
ッドの製造工程では、半導体基板11を処理してトラン
ジスタ14、15を配置してなる半導体基板11が作成
され(図1(A))、この半導体基板11に層間絶縁層
19、配線パターン18、発熱素子21、配線パターン
28、ドライフィルム31、ノズルシート32等を順次
積層してプリンタヘッドが製造される(図1(B)〜図
7(M))。
ッドの製造工程では、半導体基板11を処理してトラン
ジスタ14、15を配置してなる半導体基板11が作成
され(図1(A))、この半導体基板11に層間絶縁層
19、配線パターン18、発熱素子21、配線パターン
28、ドライフィルム31、ノズルシート32等を順次
積層してプリンタヘッドが製造される(図1(B)〜図
7(M))。
【0044】プリンタヘッドは、このようにして半導体
基板11上に配置される発熱素子21が、金属電極25
を介して配線パターン28によりそれぞれトランジスタ
14、電源に接続され(図8)、このトランジスタ14
の駆動により発熱素子21が発熱する。またこの発熱に
より、インク液室34のインクが加熱され、この加熱に
よりノズル33よりインク液滴が飛び出して印刷対象に
付着し、所望の画像が印刷対象に形成される。
基板11上に配置される発熱素子21が、金属電極25
を介して配線パターン28によりそれぞれトランジスタ
14、電源に接続され(図8)、このトランジスタ14
の駆動により発熱素子21が発熱する。またこの発熱に
より、インク液室34のインクが加熱され、この加熱に
よりノズル33よりインク液滴が飛び出して印刷対象に
付着し、所望の画像が印刷対象に形成される。
【0045】プリンタヘッドは、これにより発熱素子2
1の加熱の繰り返しにより、発熱素子21に金属電極2
5を接続してなる部位で熱ストレスが繰り返される。こ
の実施の形態では、この熱ストレスが繰り返される部位
に金属電極25が配置され、この金属電極25が配線パ
ターン28に比して線膨張率の小さな金属材料により形
成されていることにより、このような熱ストレスにより
加熱、冷却が繰り返された場合でも、金属電極25にお
いては、アルミニュームによる配線パターン28を直接
発熱素子21に接続した場合に比して、格段的に膨張、
収縮の程度を小さくすることができる。これにより図1
2について説明したような、保護層を突き破って金属電
極25の材料を外部に押し出す応力の発生を従来に比し
て格段的に小さくすることができ、その結果としてこの
ような金属電極25の飛び出しによる配線パターンの短
絡事故を有効に回避することができる。
1の加熱の繰り返しにより、発熱素子21に金属電極2
5を接続してなる部位で熱ストレスが繰り返される。こ
の実施の形態では、この熱ストレスが繰り返される部位
に金属電極25が配置され、この金属電極25が配線パ
ターン28に比して線膨張率の小さな金属材料により形
成されていることにより、このような熱ストレスにより
加熱、冷却が繰り返された場合でも、金属電極25にお
いては、アルミニュームによる配線パターン28を直接
発熱素子21に接続した場合に比して、格段的に膨張、
収縮の程度を小さくすることができる。これにより図1
2について説明したような、保護層を突き破って金属電
極25の材料を外部に押し出す応力の発生を従来に比し
て格段的に小さくすることができ、その結果としてこの
ような金属電極25の飛び出しによる配線パターンの短
絡事故を有効に回避することができる。
【0046】さらにこの金属電極25が配線パターン2
8に比して融点の高い金属材料により形成されているこ
とにより、配線パターン28に比して加熱により変形し
難くすることができる。これにより熱ストレスにより保
護層を突き破って押し出すような応力が加わっている場
合でも、アルミニュームによる配線パターン28を直接
発熱素子21に接続した場合に比して、この発熱素子2
1近傍の領域では容易に変形し得ないようにし、これに
よりこの金属材料が保護層を突き破って飛び出すことに
よる配線パターンの短絡事故を有効に回避することがで
きる。
8に比して融点の高い金属材料により形成されているこ
とにより、配線パターン28に比して加熱により変形し
難くすることができる。これにより熱ストレスにより保
護層を突き破って押し出すような応力が加わっている場
合でも、アルミニュームによる配線パターン28を直接
発熱素子21に接続した場合に比して、この発熱素子2
1近傍の領域では容易に変形し得ないようにし、これに
よりこの金属材料が保護層を突き破って飛び出すことに
よる配線パターンの短絡事故を有効に回避することがで
きる。
【0047】またこのように熱ストレスが繰り返される
部位に金属電極25が配置され、アルミニュームによる
配線パターン28においては、比較的、熱ストレスの小
さな部位よりトランジスタ14等に接続され、これによ
りこの配線パターン28の材料が保護層を突き破って飛
び出すような状況も有効に回避することができ、これに
よっても配線パターンの短絡事故を有効に回避すること
ができる。
部位に金属電極25が配置され、アルミニュームによる
配線パターン28においては、比較的、熱ストレスの小
さな部位よりトランジスタ14等に接続され、これによ
りこの配線パターン28の材料が保護層を突き破って飛
び出すような状況も有効に回避することができ、これに
よっても配線パターンの短絡事故を有効に回避すること
ができる。
【0048】(3)実施の形態の効果
以上の構成によれば、配線パターンの材料より融点の高
い金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接続
することにより、配線パターンの短絡事故を有効に回避
することができる。従ってその分、高い信頼性を確保す
ることができる。
い金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接続
することにより、配線パターンの短絡事故を有効に回避
することができる。従ってその分、高い信頼性を確保す
ることができる。
【0049】また配線パターンの材料より線膨張率の小
さい金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接
続することにより、配線パターンの短絡事故を有効に回
避することができる。従ってその分、高い信頼性を確保
することができる。
さい金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接
続することにより、配線パターンの短絡事故を有効に回
避することができる。従ってその分、高い信頼性を確保
することができる。
【0050】またこの金属材料が、タングステンであ
り、このタングステンは、半導体製造工程にて充分に実
績を有する材料であることにより、これによっても充分
な信頼性を確保することができる。
り、このタングステンは、半導体製造工程にて充分に実
績を有する材料であることにより、これによっても充分
な信頼性を確保することができる。
【0051】(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、各接続部で重なり合
うようにして、発熱素子21より遠ざかるに従って金属
電極、配線パターンを順次配置する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、図8との対比により図10
に示すように、金属電極25に全体に重なり合うよう
に、配線パターンを作成する場合、さらには図11に示
すように、保護層26に局所的な開口を形成し、この開
口に金属電極を配置して配線パターンを配置する場合
等、要は、配線パターンの材料より融点の高い金属材料
を介して、又は配線パターンの材料より線膨張率の小さ
な金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接続
するようにして、上述の実施の形態と同様の効果を得る
ことができる。
うようにして、発熱素子21より遠ざかるに従って金属
電極、配線パターンを順次配置する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、図8との対比により図10
に示すように、金属電極25に全体に重なり合うよう
に、配線パターンを作成する場合、さらには図11に示
すように、保護層26に局所的な開口を形成し、この開
口に金属電極を配置して配線パターンを配置する場合
等、要は、配線パターンの材料より融点の高い金属材料
を介して、又は配線パターンの材料より線膨張率の小さ
な金属材料を介して、発熱素子と配線パターンとを接続
するようにして、上述の実施の形態と同様の効果を得る
ことができる。
【0052】また上述の実施の形態においては、金属電
極をタングステンにより構成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、配線パターンの材料より融
点の高い金属材料、又は配線パターンの材料より線膨張
率の小さな金属材料を種々に適用することができる。な
おこのような金属材料としては、IV−A族のチタン(T
i:融点1680度、線膨張率8.9〔ppm/
度〕)、ジルコニウム(Zr:融点1855度、線膨張
率5.0〔ppm/度〕)、ハフニウム(Hf融点22
30度、線膨張率6.0〔ppm/度〕)を適用するこ
とができる。またV−A族のバナジウム(V:1835
度、線膨張率3.4〔ppm/度〕)及びニオブ(N
b:融点2520度、線膨張率7.2〔ppm/
度〕)、V−A族のクロム(Cr:融点1890度、線
膨張率5.7〔ppm/度〕)及びモリブデン(Mo:
融点2630度、線膨張率5.1〔ppm/度〕)を適
用することもできる。
極をタングステンにより構成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、配線パターンの材料より融
点の高い金属材料、又は配線パターンの材料より線膨張
率の小さな金属材料を種々に適用することができる。な
おこのような金属材料としては、IV−A族のチタン(T
i:融点1680度、線膨張率8.9〔ppm/
度〕)、ジルコニウム(Zr:融点1855度、線膨張
率5.0〔ppm/度〕)、ハフニウム(Hf融点22
30度、線膨張率6.0〔ppm/度〕)を適用するこ
とができる。またV−A族のバナジウム(V:1835
度、線膨張率3.4〔ppm/度〕)及びニオブ(N
b:融点2520度、線膨張率7.2〔ppm/
度〕)、V−A族のクロム(Cr:融点1890度、線
膨張率5.7〔ppm/度〕)及びモリブデン(Mo:
融点2630度、線膨張率5.1〔ppm/度〕)を適
用することもできる。
【0053】また上述の実施の形態においては、タンタ
ルにより発熱素子を形成する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、タンタルに代えて、タンタル窒化
物(Ta2 N)、タンタルアルミ(TaAl)等、種々
の抵抗体材料により発熱素子を作成する場合に広く適用
することができる。
ルにより発熱素子を形成する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、タンタルに代えて、タンタル窒化
物(Ta2 N)、タンタルアルミ(TaAl)等、種々
の抵抗体材料により発熱素子を作成する場合に広く適用
することができる。
【0054】また上述の実施の形態においては、アルミ
ニュームにより配線パターンを形成する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、銅により配線パターン
を形成する場合にも広く適用することができる。
ニュームにより配線パターンを形成する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、銅により配線パターン
を形成する場合にも広く適用することができる。
【0055】また上述の実施の形態においては、インク
を局所的に加熱する構成のプリンタヘッドに本発明を適
用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えば感熱型のプリンタヘッド等、発熱素子の駆動によ
り印刷する種々のプリンタ用ヘッド、さらにはこれらの
プリンタ用ヘッドを使用したプリンタに広く適用するこ
とができる。
を局所的に加熱する構成のプリンタヘッドに本発明を適
用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えば感熱型のプリンタヘッド等、発熱素子の駆動によ
り印刷する種々のプリンタ用ヘッド、さらにはこれらの
プリンタ用ヘッドを使用したプリンタに広く適用するこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、配線パタ
ーンの材料より融点の高い金属材料を介して、発熱素子
と配線パターンとを接続することにより、又は配線パタ
ーンの材料より線膨張率の小さい金属材料を介して、発
熱素子と配線パターンとを接続することにより、配線パ
ターンの短絡事故を有効に回避することができる。
ーンの材料より融点の高い金属材料を介して、発熱素子
と配線パターンとを接続することにより、又は配線パタ
ーンの材料より線膨張率の小さい金属材料を介して、発
熱素子と配線パターンとを接続することにより、配線パ
ターンの短絡事故を有効に回避することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタヘッドの製
造工程の説明に供する断面図である。
造工程の説明に供する断面図である。
【図2】図1の続きの説明に供する断面図である。
【図3】図2の続きの説明に供する断面図である。
【図4】図3の続きの説明に供する断面図である。
【図5】図4の続きの説明に供する断面図である。
【図6】図5の続きの説明に供する断面図である。
【図7】図6の続きの説明に供する断面図である。
【図8】発熱素子の接続部の詳細構成を示す断面図であ
る。
る。
【図9】発熱素子の周辺構成を示す平面図である。
【図10】他の実施の形態に係る発熱素子の接続部の詳
細構成を示す断面図である。
細構成を示す断面図である。
【図11】図10とは異なる構成に係る発熱素子の接続
部の詳細構成を示す断面図である。
部の詳細構成を示す断面図である。
【図12】従来のプリンタヘッドを示す断面図である。
【図13】配線パターン間の短絡の説明に供する平面図
である。
である。
【図14】配線パターンと耐キャビテーション層との間
の短絡の説明に供する平面図である。
の短絡の説明に供する平面図である。
2、11……半導体基板、3、21、21A、21B…
…発熱素子、4、7、22、26、29……保護層、
6、18、28、28A〜28B……配線パターン、
8、30……耐キャビテーション層、25、25A〜2
5C……金属電極
…発熱素子、4、7、22、26、29……保護層、
6、18、28、28A〜28B……配線パターン、
8、30……耐キャビテーション層、25、25A〜2
5C……金属電極
Claims (7)
- 【請求項1】発熱素子と前記発熱素子を駆動するトラン
ジスタとを半導体基板上に形成し、前記発熱素子の発熱
により所望の画像を印刷するプリンタヘッドにおいて、 配線パターンの材料より融点の高い金属材料を介して、
前記発熱素子と配線パターンとを接続したことを特徴と
するプリンタヘッド。 - 【請求項2】前記金属材料が、 タングステン、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バ
ナジウム、ニオブ、クロム又はモリブデンであることを
特徴とする請求項1に記載のプリンタヘッド。 - 【請求項3】発熱素子と前記発熱素子を駆動するトラン
ジスタとを半導体基板上に形成し、前記発熱素子の発熱
により所望の画像を印刷するプリンタヘッドにおいて、 配線パターンの材料より線膨張率の小さい金属材料を介
して、前記発熱素子と配線パターンとを接続したことを
特徴とするプリンタヘッド。 - 【請求項4】発熱素子と前記発熱素子を駆動するトラン
ジスタとを半導体基板上に形成し、前記発熱素子の発熱
により所望の画像を印刷するプリンタにおいて、 配線パターンの材料より融点の高い金属材料を介して、
前記発熱素子と配線パターンとを接続したことを特徴と
するプリンタ。 - 【請求項5】発熱素子と前記発熱素子を駆動するトラン
ジスタとを半導体基板上に形成し、前記発熱素子の発熱
により所望の画像を印刷するプリンタにおいて、 配線パターンの材料より線膨張率の小さい金属材料を介
して、前記発熱素子と配線パターンとを接続したことを
特徴とするプリンタ。 - 【請求項6】発熱素子と前記発熱素子を駆動するトラン
ジスタとを半導体基板上に形成し、前記発熱素子の発熱
により所望の画像を印刷するプリンタヘッドの製造方法
において、 配線パターンの材料より融点の高い金属材料を介して、
前記発熱素子と配線パターンとを接続することを特徴と
するプリンタヘッドの製造方法。 - 【請求項7】発熱素子と前記発熱素子を駆動するトラン
ジスタとを半導体基板上に形成し、前記発熱素子の発熱
により所望の画像を印刷するプリンタヘッドの製造方法
において、 配線パターンの材料より線膨張率の小さい金属材料を介
して、前記発熱素子と配線パターンとを接続することを
特徴とするプリンタヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001207181A JP2003019799A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001207181A JP2003019799A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003019799A true JP2003019799A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=19043200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001207181A Pending JP2003019799A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003019799A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012077283A1 (en) * | 2010-12-09 | 2012-06-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Method for driving liquid discharge head, liquid discharge head, and liquid discharge apparatus |
| JP2013248762A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Toshiba Corp | インクジェット式記録ヘッド |
-
2001
- 2001-07-09 JP JP2001207181A patent/JP2003019799A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2012077283A1 (en) * | 2010-12-09 | 2012-06-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Method for driving liquid discharge head, liquid discharge head, and liquid discharge apparatus |
| JP2012121272A (ja) * | 2010-12-09 | 2012-06-28 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドの駆動方法、液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置 |
| CN103298618A (zh) * | 2010-12-09 | 2013-09-11 | 佳能株式会社 | 用于驱动液体排出头的方法、液体排出头和液体排出设备 |
| US9056461B2 (en) | 2010-12-09 | 2015-06-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Method for driving liquid discharge head, liquid discharge head, and liquid discharge apparatus |
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