JP2003019902A - 自転車ハブ - Google Patents

自転車ハブ

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JP2003019902A JP2002144214A JP2002144214A JP2003019902A JP 2003019902 A JP2003019902 A JP 2003019902A JP 2002144214 A JP2002144214 A JP 2002144214A JP 2002144214 A JP2002144214 A JP 2002144214A JP 2003019902 A JP2003019902 A JP 2003019902A
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  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポークが容易に設置される自転車ハブを提
供することにある。 【解決手段】 この自転車ハブ22では、ハブ軸36
は、第1及び第2端部36a,36bとの間を延びる中
心軸Aを有する。ハブ本体38は、内部通路52と、外
周面と、内周面と、1組の第1スポーク開口部60aと
を有している。1組の第1スポーク開口部60aは、ハ
ブ本体38の周囲に円周方向に配置されるとともに外周
面と内周面との間に延びている。各第1スポーク開口部
60aは、接線スポーク24の拡径頭部24cが通過可
能に形成された幅の広い挿入部61と、拡径頭部24c
を内側に保持するよう挿入部61の幅より幅が狭く形成
された保持部62とを有している。内周面は、各保持部
62に隣接して配置された内側ヘッド受容シート63
と、各挿入61部と各ヘッド受容シート63との間に配
置された内側接当部65とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車ハブ、特
に、従来のタンジェントスポークを使用する自転車ハブ
に関する。
【0002】
【従来の技術】サイクリングは、移動手段としてのみで
なく、ますます人気が高まってきているレクリエーショ
ンの形態になりつつある。また、サイクリングは、非常
に人気のある競技スポーツになっている。自転車がレク
リエーション、移動手段、あるいは競技のいずれに使用
されるかによらず、自転車産業はそれらの構成部品を絶
えず改良している。近年、自転車用制動システムは、デ
ィスクブレーキの使用を含むようになった。そして、デ
ィスクブレーキの使用は、ブレーキロータをディスクフ
レーキ上に取り付けることができるような、自転車ホイ
ールの自転車ハブの改良を生じさせている。
【0003】最も基本的な自転車ホイールは、ハブと、
複数のスポークと、環状リムとを有する。ハブは、自転
車のフレームの一部に、相対回転するよう取り付けられ
る。スポークの内側端部はハブに連結され、ハブから外
方に延びている。環状リムは、スポークの外側端部に連
結され、空気タイヤを支持するための外側部分を有す
る。自転車ホイールのスポークは、通常、細長い金属の
ワイヤスポークである。ハブの端部には、スポークをハ
ブに連結するために用いられるフランジが設けられてい
る。また、ハブフランジ内には複数の孔が設けられてい
る。ワイヤスポークは、通常、その内側端部で屈曲して
おり、釘の頭部のような形状に形成されたヘッド部また
はフランジが設けられている。スポークの外側端部に
は、通常、スポークニップルに係合するためのネジが形
成されており、スポークニップルはワイヤスポークの外
側端部をリムに固定する。また、スポークニップルは、
リムの内周面に係合するフランジを有する。
【0004】このように構成されたスポークでは、ニッ
プルは、リム内に形成されたニップル孔に取り付けられ
る。スポークは、スポークのヘッド部がハブフランジ内
の孔の周辺部に係合するまで、ハブフランジの孔を介し
て側方向に挿入される。スポークの端部上の雄ネジは、
リムの開口部に取り付けられたスポークニップルの雌ネ
ジにねじ込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ハブがブレーキディス
クハブまたはリアハブである場合は、スポークの取り付
け、交換が困難となる場合がある。すなわち、ハブがデ
ィスクブレーキハブである場合、ハブの一端は通常ロー
タ取付部を有するが、多くの場合、ロータ取付部は、ボ
ルトを受けて、ハブの端部にブレーキディスクロータを
直接的に取り付ける複数の盲孔である。このため、ブレ
ーキディスクにより、スポークを側面方向に挿入するの
が困難になる。同様に、ハブがリアハブである場合、ス
プロケットがスポークの取り付け、交換の障害となる場
合がある。
【0006】上記観点から、従来のかかる問題点を克服
する自転車ハブに対するニーズが存在する。本発明は、
従来技術のこのニーズ及び他のニーズに対処し、本開示
から当業者に明らかとなる。本発明の目的は、スポーク
が容易に取り付けられる自転車ハブを提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、従来のタンジェント
スポークを使用できる自転車ハブを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、スポークフランジが必要でな
い点で比較的軽量である自転車ハブを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、ブレーキディスクロータが取
り付けられるよう使用できる自転車ハブを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、直線部と、
ヘッド部を有する屈曲端とを有し、直線部が屈曲端に対
して95°の角度で延びるタンジェントスポークと共に
使用する自転車ハブを提供されることにより達成され
る。この自転車ハブは、ハブ軸と、ハブ本体とを備えて
いる。ハブ軸は、第1端部と第2端部とを有し、前記第
1端部と前記第2端部との間を延びる中心軸を有する。
ハブ本体は、ハブ軸が回転自在に支持される内部通路
と、外周面と、内周面と、1組の第1スポーク開口部と
を有しており、1組の第1スポーク開口部が、ハブ本体
の周囲に円周方向に配置されるとともに外周面と内周面
との間に延びている。また、各第1スポーク開口部は、
タンジェントスポークのヘッド部が通過可能に形成され
た幅の広い挿入部と、タンジェントスポークのヘッド部
を内側に保持するよう挿入部の幅より幅が狭く形成され
た保持部とを有している。内周面は、第1スポーク開口
部の各保持部に隣接して配置された内側ヘッド部受容シ
ートと、各挿入部と各ヘッド部受容シートとの間に配置
された内側接当部とを有する。
【0009】また、前記目的は、直線部と、ヘッド部を
有する屈曲端とを有し、直線部は屈曲端に対して95°
の角度で延びるタンジェントスポークと共に使用する自
転車ハブによって達成される。この自転車ハブは、ハブ
軸と、ハブ本体とを備えている。ハブ軸は、第1端部と
第2端部とを有し、第1端部と第2端部との間を延びる
中心軸を有する。ハブ本体は、ハブ軸が回転自在に支持
される内部通路と、外周面と、内周面と、1組の第1ス
ポーク開口部とを有しており、1組の第1スポーク開口
部が、ハブ本体の周囲に円周方向に配置されるとともに
外周面と内周面との間に延びている。また、各第1スポ
ーク開口部は、タンジェントスポークのヘッド部が通過
可能に形成された幅の広い挿入部と、タンジェントスポ
ークのヘッド部を内側に保持するよう挿入部の幅より狭
く形成された幅の保持部とを有している。内周面は、第
1スポーク開口部の各保持部に隣接して配置された内側
ヘッド部受容シートと、各挿入部と各ヘッド部受容シー
トとの間に配置された内側接当部とを有している。外周
面、ヘッド部受容シート及び接当部は、第1スポーク開
口部の保持部内にタンジェントスポークの屈曲端を保持
するよう構成されている。
【0010】また、前記目的は、直線部と、ヘッド部を
有する屈曲端を有し、直線部が屈曲端に対して95°の
角度で延びるタンジェントスポークと共に使用する自転
車ハブによって達成される。ハブ軸は、第1端部と第2
端部とを有し、前記第1端部と前記第2端部との間を延
びる中心軸を有する。ハブ本体は、ハブ軸が回転自在に
支持される内部通路と、外周面と、内周面と、1組の第
1スポーク開口部とを有しており、1組の第1スポーク
開口部が、ハブ本体の周囲に円周方向に配置されるとと
もに外周面と内周面との間に延びている。また、各第1
スポーク開口部は、タンジェントスポークのヘッド部が
通過可能に形成された幅の広い挿入部と、タンジェント
スポークのヘッド部を内側に保持するよう挿入部の幅よ
り幅が狭く形成された幅の保持部とを有している。外周
面は、各保持部から延びる縦溝部を有しており、第1ス
ポーク開口部の保持部内にタンジェントスポークの屈曲
端を保持するよう構成された各保持部及び縦溝部に隣接
する外周面に凹部を形成する。
【0011】各縦溝部は凹状湾曲面を含んでもよい。各
縦溝部は、各保持部の中心長手方向軸に対して直角に延
びてもよい。内周面は、各保持部に隣接して配置された
内側ヘッド部受容シートと、各挿入部と各ヘッド部受容
シートとの間に配置された内側接当部を有してもよい。
本発明における、これら及びその他の目的、特徴、見地
及び有効性は、添付の図面とともに、本発明の好ましい
実施形態を開示する以下の説明から当業者に明らかとな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1から図3に、以下に説明する
ように所定の部分に対し本発明の一実施形態が採用され
た自転車10を示す。自転車10は、フロントフォーク
13が可動に連結されたフレーム12を有する。後輪1
4は、フレーム12の後部に回転自在に連結され、前輪
16は、フロントフォーク13に回転自在に連結され
る。また、フレーム12は、フレーム12に調節自在に
連結されたシート18と、前輪16の向きを変えるよう
フロントフォーク13に連結されたハンドルバー19
と、自転車10を推進させるための駆動部20とを有す
る。また、自転車10は、キャリパアセンブリ21a及
びブレーキレバー21bを有する1対のディスクブレー
キアセンブリ21を備えている。自転車10のこれらの
部品は当該技術で周知であるので、これらが本発明にお
いて変更される場合を除き、ここでは個々に説明しな
い。また、ここで説明しないブレーキ、ディレーラ、追
加スプロケット等の種々の従来の自転車部品は、本発明
とともに使用できる。
【0013】図2に示すように、リアホイール14は、
リアハブ22と、リアハブ22から外方に延びる複数の
スポーク24と、スポークニップル28によってスポー
ク24の外側端部に連結されたリム26と、リム26の
外周面に配置されるタイヤ30とを有する。また、リア
ハブ22には、後述するように、6本のボルト32a及
び6本のナット32bによってリアハブ22に取り付け
られたブレーキディスクロータ32が設けられている。
スポーク配置は、本発明から逸脱することなく種々の態
様が可能である。例えば、24本のスポークホイール、
28本のスポークホイール、32本のスポークホイー
ル、36本のスポークホイール、または40本のスポー
クホイールが、本発明から逸脱することなく構成されて
もよい。スポークの数は、リム(従来のもの)及び本発
明のハブのスポーク開口部の配置(数)に依存する。い
ずれにしても、従来のスポーク配置は、本発明のハブと
共に用いられる。
【0014】図3に示すように、スポーク24、リム2
6及びスポークニップル28は、好ましくは、本発明の
リアハブ22と共に使用される従来の部品である。すな
わち、リアハブ22固有の設計によって、タンジェント
スポーク24、従来のリム26等の従来の部品と共に使
用できる。したがって、後輪14を組み立てると、スポ
ーク24は、リアハブ22の回転中心と同心の仮想円か
ら接線方向に延びる。好ましくは、偶数のスポーク24
が、従来のスポーク配置で(外側端部が円周方向に互い
に等間隔に配置された状態で)リム26に連結される。
また、スポークの数は、後述するように、リアハブ22
のスポーク開口部の数の2倍に相当する。
【0015】「タンジェントスポーク」とは、直線部2
4aと、ヘッド部24cを有する屈曲端24bとを有す
るとともに、直線部24aが屈曲端24bに対して約9
5°の角度で延びるスポークを指す。このようなスポー
クは、自転車技術では周知である。図3に示すように、
本実施形態のスポーク24はそれぞれ、屈曲端24b
(内側端部)に対し中心の直線部24aの対向する端部
に配置された外側螺端24dを有する。屈曲端24b
は、直線部24aの中心軸と約95°の角度を形成する
中心軸を有する。屈曲端24bは、第1スポーク開口部
及び第2スポーク開口部内に受けられるよう設計され
る。また、ヘッド部24cは、直線部24aがリアハブ
22の回転中心と同心の仮想円に向かって実質的に接線
方向に延びた状態で、ハブ本体38の内周面に係合す
る。
【0016】リム26は、外側螺端24dが取り付けら
れるよう、スポークニップル28を受けるための複数の
スポーク孔34を有する任意の従来のリムであってもよ
い。リム26は、本実施形態では、スポーク孔34が形
成された、U字形状の断面を有する従来の鋼または合金
のリムである。スポーク孔34は、円周方向に等間隔を
あけて配置される。スポーク孔34は、好ましくは、図
3に示すように断面を半分に分割する単一平面Pにあ
る。リム26としては、必要に応じてより少ないまたは
より多いスポーク孔34を有するものを、本発明のハブ
と共に使用してもよい。例えば、リム26は、後述する
ように、リアハブ22のスポーク開口部の数に応じて、
24個、28個、32個、36個または40個のスポー
ク孔を有してもよい。
【0017】図5に最もよく示すように、リアハブ22
は、ハブ軸36と、ハブ本体またはシェル38と、フリ
ーホイール44及びクイックリリース機構46とを有す
る。リアハブ22の部品のうち、ハブ本体38のみが従
来のものではない部品である。リアハブ22の残りの部
品は、比較的従来のものであるため、ここでは詳細に説
明しない。
【0018】フロントハブ22’は、好ましくは本発明
によって構成される。すなわち、フロントハブ22’
は、フリーホイールを有さない点を除いて、リアハブ2
2と同様の基本構造を有する。したがって、フロントハ
ブ22’の構造は、詳細には説明しない。図5に示すよ
うに、ハブ軸36は、第1端部と第2端部とを有し、第
1端部36aと第2端部36bとの間を延びる中心軸線
Aを有する。クイックリリース機構46は、従来の方法
でハブ軸36に連結されるよう、ハブ軸36の中心孔3
6cを貫通して延びている。ハブ軸36の第1及び第2
端部36a,36bには、ハブ本体38、軸受けアセン
ブリ40a,40b及びフリーホイール44に軸方向の
力を作用させる1対のナット50a,50bがねじ込ま
れている。第1及び第2軸受けアセンブリ40a,40
bは、ハブ本体38をハブ軸36上のフリーホイール4
4に回転自在に取り付ける。フリーホイール44は、ハ
ブ本体38が、一の方向にはリアスプロケット(図示せ
ず)に対して自由に回転できるようにするとともに、こ
れと反対の回転方向には、リアスプロケットを、従来の
方法でハブ本体38に対して固定的に連結する。
【0019】ハブ本体38について説明する。本実施形
態では、ハブ本体38は、内部通路52を形成する中空
部材であり、ハブ軸36は、第1及び第2軸受けアセン
ブリ40a,40bによってその内側に回転自在に支持
されている。このように、ハブ本体38は、実質的に筒
状部材である。具体的には、ハブ本体38は中央筒状部
38cを有し、第1及び第2端部38a,38bは、一
体の単一部材として、中央筒状部38cと共に一体化し
て形成されている。第1端部38aは、一体に装着され
るブレーキロータ取付部38dを有し、第2端部38b
は、そこに固定的に連結されるフリーホイール44を有
する。
【0020】図8から図19に示すように、ハブ本体3
8は、スポーク24の屈曲端24bを受けるよう、ハブ
本体38の第1端部38aに設けられた1組の第1スポ
ーク開口部60aを有している。同様に、ハブ本体38
の第2端部38bは、スポーク24の屈曲端24bを受
けるよう、1組の第2スポーク開口部60bを備えてい
る。スポーク開口部60a,60bの数は、リム26の
構成及びスポーク24の数に依存する。スポーク開口部
60a,60bの総数は、スポーク24の総数の半分で
ある。第1端部38aは、好ましくは、第2端部38b
より僅かに小さな直径(内径及び外径)を有する。第1
及び第2端部38a,38bは、好ましくは、後述する
ように、同じ径方向厚さを有し、比較的厚みを有してい
る。スポーク開口部60a,60bは、ハブ本体38の
周囲に等間隔に配置される。好ましくは、第1スポーク
開口部60aの数は、第2スポーク開口部60bの数に
等しい。第1スポーク開口部60aの数は、第2スポー
ク開口部60bの数と異なっていてもよい。いずれにし
ても、各スポーク開口部60a,60bは、後述するよ
うに2本のスポーク24を受けるよう設計される。した
がって、リアハブ22は、一般に、接線方向に外方に延
びる複数のスポークを有するよう設計される。
【0021】スポーク開口部60a,60bの第1及び
第2セットは、好ましくは、実質的に同一である。第1
及び第2スポーク開口部60a,60bは、従来のタン
ジェントスポーク24と共に使用されるよう設計され
る。スポーク開口部60a,60bの第1及び第2セッ
トは、タンジェントスポーク24がハブ本体38の一端
で使用され、異なる種類のスポークがハブ本体38の他
端で使用されるよう異なっていてもよい。第1スポーク
開口部60aは、ブレーキロータ取付部38dに隣接し
てハブ本体38の周囲に円周方向に配置される。好まし
くは、第1スポーク開口部60aは、ブレーキディスク
ロータ32をボルト32a及びナット32bで容易に取
り付けられるように、ブレーキロータ取付部38dの内
側に軸に沿って間隔をあけて配置される。
【0022】本実施形態において、各第1及び第2スポ
ーク開口部60a,60bは、挿入部61及び1対の保
持部62を備えた細長い長孔である。したがって、各ス
ポーク開口部60a,60bは、その内側に保持される
1対のスポーク24を有し、各スポーク24が反対方向
に延びるように設計される。各スポーク開口部の挿入部
61は、各スポーク開口部の1対の保持部62の間に位
置する。各挿入部61は、スポーク24のヘッド部24
cの幅または直径に等しく、或いは僅かに大きくなるよ
う間隔をあけて配置される1対の対向する湾曲面64に
よって形成される。このようにして、スポーク24の内
側端部(ヘッド部24cを有する屈曲端24b)は、挿
入部61を介してスポーク開口部60a,60b内に容
易に挿入することができる。
【0023】保持部62は、挿入部61より狭い幅また
は直径を有する。すなわち、保持部62の直径または幅
は、スポーク開口部60a,60b内にスポーク24を
保持するために、スポーク24のヘッド部24cの直径
または幅より狭くなっている。各保持部62は、好まし
くは、1対の直線面68によって挿入部61と関連づけ
られた湾曲面64に接続された部分円筒面66によって
形成される。
【0024】ハブ本体38の内周面は、好ましくは、第
1及び第2スポーク開口部60a,60bの保持部62
に隣接して位置する複数の内側ヘッド部受容シート63
を含む。各内側接当部65は、各挿入部61と各ヘッド
部受容シート63との間に配置される。各内側接当部6
5は、ハブ本体38の外周面から、各スポーク24の屈
曲端24bの長さより大きい距離をあけて配置される。
これにより、スポーク24の屈曲端24bは、第1及び
第2スポーク開口部60a,60bの保持部62に保持
される。
【0025】各ヘッド部受容シート63は、ヘッド部当
接面63aを有する凹部として形成される。ヘッド部当
接面63aは、ハブ本体38の外周面から、スポーク2
4の屈曲端24bに対応する長さより大きくない距離を
あけて配置される。各ヘッド部受容シート63は、各保
持部62の各中心軸C2に沿ってハブ本体38の内周面
から内側に延びる。すなわち、各ヘッド部当接面63a
は、後述するように、ハブ本体38の外周面に形成され
る縦溝部67から間隔をあけて配置される。各ヘッド部
当接面63aは、ハブ本体38の内周面が内側接当部6
5を形成するように、ハブ本体38の内周面から径方向
に外方に間隔をあけて配置される。好ましくは、ヘッド
部当接面63aは、スポーク24の屈曲端24bの形状
に一致する円錐台状面である。
【0026】ハブ本体38は、スポーク24の屈曲端2
4bの長さより大きい第1及び第2スポーク開口部60
a,60bに隣接する厚さを有する。しかし、ハブ本体
38の有効な厚さは、ヘッド部受容シート63及び縦溝
部67のために削減される。いずれにしても、ハブ本体
38の外周面、ヘッド部受容シート63及び接当部65
は、スポーク24の屈曲端24bを、第1及び第2スポ
ーク開口部60a,60bの保持部62内に保持するよ
う構成される。すなわち、ヘッド部受容シート63の各
ヘッド部当接面63aは、各縦溝部67から、スポーク
24の屈曲端24bの長さより大きくない距離をあけて
配置される。これにより、縦溝部67は、正しい向きで
スポーク24を保持する。
【0027】図9及び図10に最もよく示すように、縦
溝部67は、ハブ本体38の外周面に形成され、各保持
部62から接線方向に外方に延びる。このため、縦溝部
67は、図17及び図18で最もよく示すように、各保
持部62に隣接する外周面内に複数の凹部を形成する。
保持部62及び縦溝部67は、第1及び第2スポーク開
口部60a,60bの保持部62内に、スポーク24の
屈曲端24bを保持するような寸法で構成される。具体
的には、各縦溝部67は、各スポーク24の各直線部2
4aの内側端部が引き込んで保持されるよう構成された
凹状の湾曲面を含む。各縦溝部67は、各保持部62の
各中心長手方向軸C2に対して、実質的に直角に延び
る。縦溝部67は、スポーク24にかかる軸方向の力に
より、挿入部61内に移動しないよう、スポーク開口部
60a,60bの全長に対して傾斜する。また、縦溝部
67は、軸Aに垂直な平面に対して傾斜する。
【0028】スポーク24は、まず、スポーク24の内
側端部(ヘッド部24cを有する屈曲端24b)をスポ
ーク開口部60a,60bの挿入部61の中に挿入する
ことによってスポーク開口部に取り付けられる。次に、
スポーク24は、スポーク24の直線部24aが縦溝部
67内に解放されるよう、スポーク開口部60a,60
bの保持部62内に引っ張られる。内側接当部65及び
縦溝部67は協動し、スポーク24を正しい向きでスポ
ーク開口部60a,60bの保持部62内に保持する。
【0029】スポーク開口部60a,60bは、軸Aに
対して傾斜する細長い長孔として形成される。したがっ
て、挿入部61は円周方向パターンで配置され、保持部
62の一方のセットが挿入部61から軸に沿って外方に
位置し、保持部62の他方のセットが挿入部61から軸
に沿って内方に間隔をあけて配置される。すなわち、保
持部62の第1セットは、保持部62の外側円周方向列
を形成し、保持部62の第2セットは、保持部62の内
側円周方向列を形成し、挿入部61は保持部62の列の
間に位置する。
【0030】各スポーク開口部の挿入部61及び保持部
62は、好ましくは、同時に形成される。また、好まし
くは、保持部62の内側及び外側端部は、鋭い端縁がス
ポーク24に係合するのを避けるためにテーパー状にさ
れる。各保持部61は、その中に受けられる各スポーク
24の各屈曲端24bの長さより僅かに狭い長さL1
有する。各端部38a,38bの厚さは、各スポーク2
4の各屈曲端の長さより大きい厚さを有する。長さL1
は、各保持部62の外部及び内部テーパー面の内部端縁
と外部端縁との間で測定される。前述のように、スポー
ク開口部60a,60bの保持部62は、好ましくは、
円周方向に等間隔に配置される。このようにして、スポ
ーク開口部60a,60bの保持部62の中心点は、角
度θだけ間隔をあけて配置される。角度θの値は、使用
されているスポークの数に依存する。挿入部61は、角
度θ分間隔をあけて配置される。
【0031】各挿入部61は、図12及び図15に最も
よく示すように、ハブ軸36の中心軸Aを通過する中心
長手方向軸C1を有する。他方、保持部62は、ハブ軸
36の中心軸Aを通過しない中心長手方向軸C2を有す
る。また、保持部62の中心長手方向軸C2は、各スポ
ーク開口部60a,60bについて挿入部61の中心長
手方向軸C1に平行である。保持部62のこの傾斜した
構成が、ハブ本体38と同心の仮想円に対して接線方向
で容易に配置されるスポーク24の直線部24aを生じ
させる。さらに、保持部62のこの傾斜構成により、ス
ポーク24の直線部24aは、スポーク24を大幅に曲
げることなく、リム26のスポーク孔34に容易に整列
できるようにされる。本実施形態において、スポーク2
4は、約5度以上は曲げられない。スポーク24の曲げ
は少ないほどよい。
【0032】保持部62が、その中心軸がハブ軸36の
中心軸Aを通過する状態で形成されると、従来のスポー
ク24は、スポーク24がホイールの使用中に破壊され
る原因となり得る過剰な曲げ力の元に置かれる。これに
対し、スポーク24の保持部62が傾斜している場合
は、スポーク24の曲げの量を、削減及び/または排除
することができる。
【0033】図5から図7を参照すると、ブレーキロー
タ取付部38dは、一体化した単一部材として、ハブ本
体38の中央筒状部38cと一体に形成される。本実施
形態では、ブレーキロータ取付部38dは、ねじ込み孔
70のある6個の取付部で形成される。より少ないまた
はより多い取付部を用いてもよい。また、この開示か
ら、取付部は、必要な場合は連続したフランジであって
もよい。
【0034】貫通孔70は、ねじ込まれても、ねじ込ま
れなくともよい。盲孔の代わりに貫通孔70を用いるこ
とにより、リアハブ22は、比較的低費用で容易に製造
できる。非ねじ込み貫通孔(図示せず)の場合、ボルト
32aがブレーキディスクロータ32内の開口部内に延
びて貫通孔を通過する。ボルト32aの自由端は、ブレ
ーキディスクロータ32がハブ本体38に取り付けられ
るよう、ナット32bが螺合される。この配置により、
ハブ本体38及びブレーキロータ取付部38dは、アル
ミニウムなどの同じ軽量材料から形成できる。この配置
では、ハブ本体38は、貫通孔70が損傷を受けても交
換する必要がない。
【0035】螺合貫通孔70(本実施形態)の場合、ボ
ルト32aが、ブレーキディスクロータ32の開口部内
に延びて貫通孔70の中にねじ込まれる。所望により、
ボルト32aは、ブレーキディスクロータ32をハブ本
体38により確実に取り付けるよう、螺合されるナット
32bを有する。この配置では、貫通孔70のネジが損
傷を受けても、ハブ本体38を交換する必要はなく、ボ
ルト32a及びナット32bによりブレーキディスクロ
ータ32をハブ本体38に確実に取り付けられる。
【0036】軸受けアセンブリ40a,40bは、ハブ
軸36の上でハブ本体38を回転自在に支持する。軸受
けアセンブリ40aは、内側レース部材76aと外側レ
ース部材78aとの間に位置する複数のボール74aを
含む。同様に、軸受け部材40bは、内側レース部材7
6bと外側レース部材78bとの間に位置する複数のボ
ール74bを含む。軸受け部材40a,40bは自転車
技術では周知であるため、ここでは詳細に説明しない。
【0037】1対のスポークシール42a,42bは、
ハブ軸36及び/またはフリーホイール44の部品から
スポーク開口部60a,60bを隔離するためにスポー
ク開口部60a,60bに隣接するよう、ハブ本体38
の内部通路52内に配置される。すなわち、スポークシ
ール42a,42bは、汚染物がスポーク開口部60
a,60bを通ってリアハブに入るのを防ぐ。スポーク
シール42a,42bは、好ましくはゴム等から構成さ
れる弾性部材である。シールは、その形状及び配置に応
じてその他の種類の材料から作られる。
【0038】本実施形態において、スポークシール42
aは、筒状部及び1対の端部を有する。端部は、ハブ本
体38(内側端部にある)の内周面の接当部と、軸受け
アセンブリ40aの外側レースの内周面とに係合するよ
う構成される。スポークシール42aの特定の形状の端
部は、ハブ本体38及びその内部構成部品に応じて変わ
る。いずれにしても、リアハブ22を組み立てると、そ
の間に環状シールを形成するためにスポークシール42
aの端部に軸に沿った力がかかる。これにより、スポー
クシール42aは、スポーク開口部60aの下方に隔離
された領域を形成する。スポーク開口部60下方のこの
隔離された領域は、連続した環状スペースである。
【0039】スポークシール42aと同様に、スポーク
シール42bは、スポーク開口部60bの下に隔離され
た領域を形成する。これにより、汚染物は、リアハブ2
2に入るのを妨げられる。スポーク開口部60bの隔離
された領域は、連続した環状空間である。シール42
a,42bの正確な構造は、本発明には重大ではない。
したがって、シール42a,42bは、ここでは詳細に
は説明しない。
【0040】フリーホイール44などのフリーホイール
は、自転車技術では周知であり、したがってフリーホイ
ール44は、ここでは詳細な説明は省略する。フリーホ
イール44は、チェーンからリアホイールに一方向のみ
に駆動力を伝えるために使用される。フリーホイール4
4は、自転車10がペダルの回転なしに自由に進むこと
ができるようにする。フリーホイール44は、従来の方
法でリアハブ22と一体化された一部としてリアハブ2
2に固定される。フリーホイール44は、外側筒状部品
94と、内側筒状部品96と、ワンウェイクラッチ98
とを有する。内側筒状部品96は、外側筒状部品94に
対して自由に回転するよう外側筒状部品94から径方向
内側に取り付けられる。ワンウェイクラッチ98は、一
方向のみに外側筒状部品94から内側筒状部品96に駆
動力を伝達するために、外側筒状部品94と内側筒状部
品96の間に取り付けられる。外側筒状部品94は、複
数のギヤまたはスプロケット(図示せず)が取り付けら
れているが、内側筒状部品96は、通常、ハブ軸36上
に取り付けられる。
【0041】ここで使用した「実質的に」、「約」、及
び「ほぼ」などの程度の用語は、最終結果が大幅に変更
されないような変更された用語の妥当な逸脱量を意味す
る。これらの用語は、この逸脱が、それが変更する単語
の意味を否定しない場合には、変更された用語の少なく
とも±5%の偏差を含むものとして解釈されるべきであ
る。
【0042】選択した実施形態だけが本発明を示すため
に選ばれたが、添付クレームに定義されるように発明の
範囲から逸脱することなくここに多様な変更及び変型を
加えることができる。さらに、本発明による実施形態の
前記説明は、添付クレーム及びその同等物によって形成
されるように発明を制限するためではなく、説明のため
だけに提供される。
【0043】
【発明の効果】本発明の自転車ハブによれば、スポーク
が容易に取り付けられる。また、従来のタンジェントス
ポークを使用できる。さらに、スポークフランジが必要
でない点で比較的軽量である。また、ブレーキディスク
ロータが取り付けられるよう使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるフロント及びリ
アのブレーキディスクハブを用いた従来の自転車の横立
面図。
【図2】スプロケットが取り外された状態の、図1の自
転車の後輪の横立面図。
【図3】図1の自転車のリム、スポークの1つ、及びス
ポークニップルの1つの部分分解斜視図。
【図4】スプロケットが取り外された状態の、図2のリ
アスポークのリア制動ディスクハブの横立面図。
【図5】図面を理解するために一定の部分が切り離され
た状態の、図3のリアホイールのリアブレーキディスク
ハブの横立面図。
【図6】ブレーキディスクロータボルトが取り付けられ
た、図4及び図5のリアブレーキディスクハブ本体の左
端部立面図。
【図7】ブレーキディスクロータボルトが取り外され
た、図4及び図5のリアブレーキディスクハブ本体の左
端部立面図。
【図8】ロータが取り外された、図4及び図5のリアブ
レーキディスクのリアブレーキディスクハブ本体の拡大
横立面図。
【図9】図8の断面線9−9に沿って示される図4、図
5、及び図8のリアブレーキディスクハブ本体の部分横
断面図。
【図10】図8の断面線10−10に沿って示される図
4、図5、及び図8のリアブレーキディスクハブ本体の
部分横断面図。
【図11】図8の断面線11−11に沿って示される図
4、図5、及び図8のリアブレーキディスクハブ本体の
部分横断面図。
【図12】図8の断面線12−12に沿って示される図
4、図5、及び図8のリアブレーキディスクハブ本体の
部分横断面図。
【図13】図8の断面線13−13に沿って示される図
4、図5、及び図8のリアブレーキディスクハブ本体の
部分横断面図。
【図14】図8の断面線14−14に沿って示される図
4、図5、及び図8に示されるリアブレーキディスクハ
ブ本体の部分横断面図。
【図15】図8の断面線15−15に沿って示される図
4、図5、及び図8に示されるリアブレーキディスクハ
ブ本体の部分横断面図。
【図16】図8の断面線16−16に沿って示される図
4、図5、及び図8のリアブレーキディスクハブ本体の
部分横断面図。
【図17】図4、図5、及び図8のリアブレーキディス
クハブ本体のスポーク開口部の1つを拡大した部分外側
立面図。
【図18】図17のスポーク開口部の内側立面図。
【図19】2本のスポークから外向きに延びる、図4、
図5、及び図8のリアブレーキディスクハブ本体の部分
拡大概略図。
【符号の説明】
22 自転車ハブ 24 タンジェントスポーク 24c ヘッド部 36 ハブ軸 36a 第1端部 36b 第2端部 38 ハブ本体 60a 1組の第1スポーク開口部 61 挿入部 62 保持部 63 内側ヘッド部受容シート 65 内側接当部 A 中心軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線部と、ヘッド部を有する屈曲端とを有
    し、前記直線部が前記屈曲端に対して95°の角度で延
    びるタンジェントスポークと共に使用する自転車ハブで
    あって、 第1端部と第2端部とを有し、前記第1端部と前記第2
    端部との間を延びる中心軸を有するハブ軸と、 前記ハブ軸が回転自在に支持される内部通路と、外周面
    と、内周面と、1組の第1スポーク開口部とを有してお
    り、前記1組の第1スポーク開口部が、前記ハブ本体の
    周囲に円周方向に配置されるとともに前記外周面と前記
    内周面との間に延びているハブ本体とを備え、 各前記第1スポーク開口部は、前記タンジェントスポー
    クのヘッド部が通過可能に形成された幅の広い挿入部
    と、前記タンジェントスポークのヘッド部を内側に保持
    するよう前記挿入部の幅より幅が狭く形成された保持部
    とを有し、 前記内周面は、前記第1スポーク開口部の各前記保持部
    に隣接して配置された内側ヘッド部受容シートと、各前
    記挿入部と各前記ヘッド部受容シートとの間に配置され
    た内側接当部とを有する、自転車ハブ。
  2. 【請求項2】各前記内側接当部は、前記タンジェントス
    ポークの各屈曲端が前記第1スポーク開口部の保持部内
    に保持されるよう、前記ハブ本体の外周面から各前記タ
    ンジェントスポークの屈曲端の長さより大きい距離をあ
    けて配置されている、請求項1に記載の自転車ハブ。
  3. 【請求項3】各前記ヘッド部受容シートは、各前記保持
    部の中心軸に沿って前記内周面から内側に延びる凹部を
    含む、請求項1に記載の自転車ハブ。
  4. 【請求項4】各前記ヘッド部受容シートは、前記ハブ本
    体の前記内周面が前記接当部を形成するよう、前記ハブ
    本体の前記内周面から外周側に間隔をあけて配置された
    当接面を含む、請求項1に記載の自転車ハブ。
  5. 【請求項5】前記ハブ本体の前記内周面は、各前記第1
    スポーク開口部の前記挿入部及び前記保持部の間に配置
    された1対の接当部を含む、請求項1に記載の自転車ハ
    ブ。
  6. 【請求項6】前記ハブ本体は、前記第1スポーク開口部
    に隣接する部分に、前記タンジェントスポークの屈曲端
    の長さより大きい厚さを有する、請求項1に記載の自転
    車ハブ。
  7. 【請求項7】前記外周面は、各前記保持部から延びると
    ともに各前記保持部に隣接する前記外周面に凹部を形成
    する縦溝部を有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
  8. 【請求項8】各前記ヘッド部受容シートは、各前記縦溝
    部から、前記タンジェントスポークの屈曲端の長さより
    大きくない距離をあけて配置されたヘッド部当接面を含
    む、請求項7に記載の自転車ハブ。
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