JP2003098043A - キャンドモータの軸受摩耗検知装置 - Google Patents

キャンドモータの軸受摩耗検知装置

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JP2003098043A
JP2003098043A JP2001296900A JP2001296900A JP2003098043A JP 2003098043 A JP2003098043 A JP 2003098043A JP 2001296900 A JP2001296900 A JP 2001296900A JP 2001296900 A JP2001296900 A JP 2001296900A JP 2003098043 A JP2003098043 A JP 2003098043A
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wear
slide bearing
axial
canned motor
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Masa Abe
雅 阿部
Takeshi Akashi
健 明石
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Teikoku Electric Mfg Co Ltd
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Teikoku Electric Mfg Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/12Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement characterised by features not related to the direction of the load
    • F16C17/24Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement characterised by features not related to the direction of the load with devices affected by abnormal or undesired positions, e.g. for preventing overheating, for safety
    • F16C17/246Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement characterised by features not related to the direction of the load with devices affected by abnormal or undesired positions, e.g. for preventing overheating, for safety related to wear, e.g. sensors for measuring wear

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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期設定時の摩耗検知管42,51の調整作業を
容易し、固定子24と回転軸27との熱膨張差の影響を低減
した軸受摩耗検知装置46,53を提供する。 【解決手段】 固定子24の内周とすべり軸受33,34の外
周との間に、先端がスラストカラ37,38の外径部37a,3
8aに対向する摩耗検知管42,51を配設する。すべり軸受
33,34の軸方向摩耗に伴ない、スラストカラ37,38の外
径部37a,38aが摩耗検知管42,51の先端に接触し、摩耗
検知管42,51内の密封が破れて摩耗検知管42,51内が圧
力変化する。摩耗検知管42,51内の圧力変化を圧力検知
器43,50で検知する。初期設定時には、摩耗検知管42,
51の先端とすべり軸受33,34の軸方向摺動面33a,34aと
の距離を所定寸法に調整する。摩耗検知管42,51の先端
とすべり軸受33,34の軸方向摺動面33a,34aとの距離を
近くし、固定子24と回転軸27との熱膨張差の影響を低減
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャンドモータの
すべり軸受の軸方向摩耗を検知するキャンドモータの軸
受摩耗検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、キャンドモータは、主と
してポンプや攪拌機の駆動用に採用されており、化学プ
ラントにも使用されることから高い信頼性が要求されて
いる。
【0003】キャンドモータポンプの場合、キャンドモ
ータとポンプとが一体の液漏れがない構造となってお
り、内部の状態は目視で監視することができない。
【0004】ポンプの羽根車を回転駆動するキャンドモ
ータの回転子は殆どの場合、ポンプ液で潤滑されるすべ
り軸受で支承されているが、キャンドモータを効果的に
運転するには、すべり軸受の摩耗状態を外部から監視す
る必要がある。
【0005】このすべり軸受の摩耗を監視する装置とし
ては、例えば、特公昭58−54580号公報や特開平
11−148819号公報に記載の提案のように、キャ
ンドモータの固定子に設けた検出コイルの信号によって
軸受摩耗を検出する電気式のものや、特公昭51−19
161号公報や特公昭54−775号公報に記載の提案
のように、回転部との摺動回転によって摩耗検知管の密
封が破れて圧力変化することにより軸受摩耗を検知する
機械式のものが知られている。機械式のものは、電気式
のものに対して比較的低コストで提供できる利点があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機械式
の軸受摩耗検知装置は、図5および図6に示すように、
キャンドモータ1の回転軸2の後端にエンドナット3を
螺着し、このエンドナット3の内径段部3a,3b間に密封
管体4の先端に形成した感知部5が位置するように配設
し、密封管体4の他端に圧力検知器6としての圧力計6a
を接続した構成であるが、軸方向の軸受摩耗検知に関し
て、装置の初期設定が極めて困難で多大な工数を要する
とともに、キャンドモータの固定子と回転軸との温度差
による熱膨張差に起因して検知精度が大幅に低下する問
題がある。
【0007】すなわち、軸方向の軸受摩耗検知装置にお
いては、前部スラストカラ7と前部すべり軸受8の端面
とが当接した状態において、図7(a)に示すように、エ
ンドナット3の後方の内径段部3bと密封管体4の感知部
5の後端面5bとの軸方向隙間t1が前部すべり軸受8の軸
方向許容摩耗量に等しくなるように、および後部スラス
トカラ9と後部すべり軸受10の端面とが当接した状態に
おいて、図7(b)に示すように、エンドナット3の前方
の内径段部3aと密封管体4の感知部5の前端面5aとの軸
方向隙間t2(t1≒t2)が後部すべり軸受10の軸方向許容
摩耗量に等しくなるように、それぞれ調整する必要があ
る。
【0008】この調整は、エンドナット3の両内径段部
3a,3b間の軸方向長さL2から密封管体4の感知部5の軸
方向長さL1を差し引いた長さが軸方向隙間t1,t2と回転
子11の軸方向遊びdとの和になるように、一旦キャンド
モータ1を組み立てて回転子11の軸方向遊びdを測定し
た後、固定子12と回転子11とを分解して前部軸受箱13お
よび後部軸受箱14に調整座15を挿入して回転子11の軸方
向遊びdを調整しなければならず、極めて面倒な作業で
ある。
【0009】なお、回転子11の軸方向遊びdとは、両す
べり軸受8,10が軸方向摩耗を生じていない状態におい
て、前部スラストカラ7と前部すべり軸受8の端面とが
当接する位置から後部スラストカラ9と後部すべり軸受
10の端面とが当接する位置まで回転子11が軸方向に移動
できる長さである。
【0010】この回転子11の軸方向遊びdを調整した
後、前部スラストカラ7が前部すべり軸受8の端面に当
接したときに軸方向隙間t1が前部すべり軸受8の軸方向
許容摩耗量に等しくなり、後部スラストカラ9が後部す
べり軸受10の端面に当接したときに軸方向隙間t2が後部
すべり軸受10の軸方向許容摩耗量に等しくなるように、
エンドナット3の両内径段部3a,3bと回転軸2との相対
位置をこのエンドナット3と後部スリーブ16との間に調
整座17を挿入して調整しなければならず、さらに面倒な
作業である。
【0011】さらに、軸方向摩耗検知に関して、前部ス
ラストカラ7が前部すべり軸受8に摺動回転する場合
に、例えば前部スラストカラ7からエンドナット3の後
方の内径段部3bまでの長さが1000mm程度で、固定
子12および回転軸2の熱膨張率が17×10-6である場
合、固定子12側の温度が回転軸2側の温度より60度高
くなることにより、固定子12と回転軸2との熱膨張差が
1000×60×17×10-6=1.02mmとなって
前部すべり軸受8の軸方向許容摩耗量と同程度の長さと
なるので、前部すべり軸受8が全く摩耗していないのに
あるいは僅かしか摩耗していないのに前部すべり軸受8
の軸方向摩耗が許容量に達したことが検知されることに
なる。また、後部スラストカラ9が後部すべり軸受10に
摺動回転する場合でも、後部スラストカラ9からエンド
ナット3の前方の内径段部3aまでの長さが100mm程
度となる場合、固定子12と回転軸2との熱膨張差が10
0×60×17×10-6=0.102mmとなって、前
部すべり軸受8に比べると程度は軽いが後部すべり軸受
10の摩耗が許容摩耗量よりも10%程度進まなければ摩
耗を検知しないなど、固定子12と回転軸2との温度差に
よる熱膨張差に起因して検知精度が大幅に低下し、特に
上述したように温度差が大きいと前部すべり軸受8の軸
方向摩耗検知機能が全く失われてしまう問題がある。
【0012】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、初期設定時の摩耗検知管の調整作業を容易にでき
るとともに、キャンドモータの固定子と回転軸との温度
差による熱膨張差に起因して検知精度が低下するのを防
止できるキャンドモータの軸受摩耗検知装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のキャンド
モータの軸受摩耗検知装置は、固定子の内側に対向配置
した回転子の回転軸に作用する軸方向荷重をこの回転軸
に設けたスラストカラを介して回転子を軸受するすべり
軸受で支承するキャンドモータにおいて、前記すべり軸
受の外径部より大きい外径部に設けられたスラストカラ
と、前記固定子の内周とすべり軸受の外周との間で、先
端がスラストカラの外径部に対向するとともにすべり軸
受の軸方向摩耗に伴なってスラストカラが軸方向に所定
量移動したときにスラストカラの外径部が接触する位置
に配設され、内部空間が密封された摩耗検知管と、この
摩耗検知管内の圧力変化を検知する圧力検知器とを具備
しているものである。
【0014】そして、この構成では、すべり軸受の軸方
向摩耗に伴なってスラストカラが軸方向に所定量移動し
たとき、スラストカラの外径部が摩耗検知管の先端に接
触し、摩耗検知管の密封が破れて圧力変化し、この摩耗
検知管内の圧力変化を圧力検知器で検知し、軸受摩耗し
たことを検知する。また、摩耗検知管を固定子の内周と
すべり軸受の外周との間で先端がスラストカラの外径部
に対向する位置に配設するので、初期設定時に摩耗検知
管の位置を調整するときには、キャンドモータを組み立
てる前にすべり軸受のスラストカラを支承する軸方向摺
動面と摩耗検知管の先端との距離を予め所定寸法に調整
するだけでよく、初期設定時の摩耗検知管の調整作業が
容易になる。しかも、摩耗検知管の先端とすべり軸受の
軸方向摺動面との距離が近くなるので、キャンドモータ
の固定子と回転軸との温度差による熱膨張差に起因した
検知精度の低下が防止される。
【0015】請求項2記載のキャンドモータの軸受摩耗
検知装置は、請求項1記載のキャンドモータの軸受摩耗
検知装置において、すべり軸受を装着するとともに、ス
ラストカラの外径部に対向して軸方向孔が設けられた軸
受箱と、この軸受箱の軸方向孔に螺着され、摩耗検知管
が軸方向に挿通されるとともに締結によって摩耗検知管
の軸方向位置を固定する管継手とを具備しているもので
ある。
【0016】そして、この構成では、摩耗検知管が軸方
向に挿通されるとともに締結によって摩耗検知管の軸方
向位置を固定する管継手を用いるので、キャンドモータ
を組み立てる前に、摩耗検知管を管継手に対して軸方向
へ出し入れするだけで、摩耗検知管の先端とすべり軸受
の軸方向摺動面との距離が簡単に調整される。
【0017】請求項3記載のキャンドモータの軸受摩耗
検知装置は、請求項1または2記載のキャンドモータの
軸受摩耗検知装置において、すべり軸受とこのすべり軸
受を装着する軸受箱との間に挿入され、すべり軸受の軸
方向摺動面と摩耗検知管の先端との距離を調整する調整
座を具備しているものである。
【0018】そして、この構成では、キャンドモータを
組立てる前に、すべり軸受と軸受箱との間に挿入する調
整座の例えば厚みや枚数を設定するだけで、摩耗検知管
の先端とすべり軸受の軸方向摺動面との距離が簡単に調
整される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0020】図1ないし図3に第1の実施の形態を示
し、図1は軸受摩耗検知装置を適用したキャンドモータ
ポンプの断面図、図2はキャンドモータポンプの前部側
の拡大断面図、図3はキャンドモータポンプの後部側の
拡大断面図である。
【0021】図において、21はキャンドモータポンプ
で、このキャンドモータポンプ21は、ポンプ部22とキャ
ンドモータ23とが液密に一体に結合して構成されてい
る。
【0022】キャンドモータ23は、固定子24を有しこの
固定子24の内周面に固定子キャン25が密着挿入されて両
端縁が液密に溶着されているとともに、回転子26を有し
この回転子26に回転軸27が挿着されて外周面に回転子キ
ャン28が被着されており、この回転子26が固定子キャン
25と回転子キャン28との間のキャン間隙29を介して固定
子24に対向配設されている。
【0023】ポンプ部22とキャンドモータ23の前部側と
の間に取り付けられるアダプタ30に一体に形成された軸
受箱31(以下、前部軸受箱31という)およびキャンドモ
ータ23の後部側に取り付けられる軸受箱32(以下、後部
軸受箱32という)にそれぞれすべり軸受33,34(以下、
前部すべり軸受33および後部すべり軸受34という)が装
着され、これら両すべり軸受33,34にスリーブ35,36お
よびスラストカラ37,38(以下、前部スラストカラ37お
よび後部スラストカラ38という)を介して回転軸27が回
転自在に支承されている。すなわち、回転子26は、両ス
リーブ35,36を介して両すべり軸受33,34により回転自
在に軸支され、軸方向には両スラストカラ37,38と両す
べり軸受33,34とによって規制されている。
【0024】次に、キャンドモータポンプ21に取り付け
る軸方向の軸受摩耗検知装置について説明する。
【0025】アダプタ30を兼ねた前部軸受箱31には、前
部スラストカラ37側の端面からポンプ部22側に向う軸方
向孔39が穿設されているとともに、アダプタ30のモータ
側フランジ部40の外周から軸方向孔39に連通する半径方
向孔41が穿設されている。軸方向孔39の前部スラストカ
ラ37に対向する側の開口部に、先端が閉じた薄肉パイプ
状の摩耗検知管42(以下、前部摩耗検知管42という)の
基端が挿入されて軸方向孔39の開口部に気密に溶接され
ている。半径方向孔41の他端には圧力検知器43としての
圧力計43aが気密に螺着接続されている。前部摩耗検知
管42の内部空間、軸方向孔39、半径方向孔41および圧力
計43aを含む検知ユニット44内には、固定子キャン25と
両軸受箱31,32で囲繞されていて回転子26が配設される
空間である回転子室45におけるキャンドモータ23の運転
中の圧力に対して、これより高い圧力の不活性ガスが密
封されている。
【0026】前部スラストカラ37は前部すべり軸受33よ
り径大に形成され、その前部スラストカラ37の外径部37
aは前部すべり軸受33より外径側に配置されていて前部
摩耗検知管42の先端と向かい合うように設定されてい
る。
【0027】これら前部摩耗検知管42、軸方向孔39、半
径方向孔41、圧力計43aおよび前部スラストカラ37の外
径部37aなどにより、前部側の軸受摩耗検知装置46が構
成されている。
【0028】そして、前部スラストカラ37と前部すべり
軸受33とが当接した状態で、前部スラストカラ37と前部
摩耗検知管42の先端との間隙t1が、換言すれば前部すべ
り軸受33の前部スラストカラ37を支承する軸方向摺動面
33aと前部摩耗検知管42の先端との間隙t1が、前部すべ
り軸受33の軸方向摩耗許容量に等しくなるように、前部
軸受箱31の前部すべり軸受33より奥側であって、前部軸
受箱31と前部すべり軸受33の軸方向摺動面33aに対して
反対側になる面との間に挿入された調整座47の厚みや枚
数が調整されている。
【0029】また、後部軸受箱32には、後部軸受箱32の
外側から後部スラストカラ38に向う軸方向孔48が穿設さ
れ、この軸方向孔48の外側端部に管継手としての袋ナッ
ト式ねじ接合管継手49が気密に螺着されている。袋ナッ
ト式ねじ接合管継手49および軸方向孔48には、先端が閉
じるとともに基端に圧力検知器50としての圧力計50aを
接続した薄肉パイプ状の摩耗検知管51(以下、後部摩耗
検知管51という)が挿入され、後部摩耗検知管51の軸方
向の位置決めがなされた後、袋ナット式ねじ接合管継手
49が締め付けられて後部摩耗検知管51が固定されてい
る。後部摩耗検知管51の内部空間および圧力計50aを含
む検知ユニット52内には、回転子室45におけるキャンド
モータ運転中の圧力に対して、これより高い圧力の不活
性ガスが密封されている。
【0030】袋ナット式ねじ接合管継手49は、軸方向孔
48の外側端部に一端が螺着されるとともに他端に拡縮部
49aが設けられたパイプ状の継手部49b、および拡縮部49
aの外周に係合して継手部49bに螺着される袋ナット49c
を有し、袋ナット49cを緩めることによって継手部49bの
拡縮部49aの内径が拡大されて後部摩耗検知管51の軸方
向の移動が可能となり、袋ナット49cを締め付けること
によって継手部49bの拡縮部49aの内径が縮径されて後部
摩耗検知管51が固定される。
【0031】後部スラストカラ38は後部すべり軸受34よ
り径大に形成され、その後部スラストカラ38の外径部38
aは後部すべり軸受34より外径側に配置されていて後部
摩耗検知管51の先端と向かい合うように設定されてい
る。
【0032】これら後部摩耗検知管51、圧力計50aおよ
び後部スラストカラ38の外径部38aなどにより、後部側
の軸受摩耗検知装置53が構成されている。
【0033】そして、後部スラストカラ38と後部すべり
軸受34とが当接した状態で、後部スラストカラ38と後部
摩耗検知管51の先端との間隙t2が、換言すれば後部すべ
り軸受34の後部スラストカラ38を支承する軸方向摺動面
34aと後部摩耗検知管51の先端との間隙t2が、後部すべ
り軸受34の軸方向摩耗許容量に等しくなるように、袋ナ
ット式ねじ接合管継手49が締結される前に後部摩耗検知
管51を出し入れして軸方向位置が調整され、または後部
軸受箱32の後部すべり軸受34より奥側であって、後部軸
受箱32と後部すべり軸受34の軸方向摺動面34aに対して
反対側になる面との間に挿入された調整座47の厚みや枚
数が調整されている。
【0034】また、ポンプ部22は、アダプタ30に液密に
取り付けられたケーシング54、およびこのケーシング54
内で回転軸27に取り付けられた羽根車55を有している。
【0035】次に、このように構成されたキャンドモー
タポンプ21の作用について説明する。
【0036】キャンドモータポンプ21に生じる軸方向荷
重が前方のポンプ部22側に作用する場合は、回転子26が
前方へ移動して前部スラストカラ37が前部すべり軸受33
の端面の軸方向摺動面33aに当接して摺動回転するが、
経時変化により徐々に前部すべり軸受33が軸方向摩耗し
て、前部スラストカラ37と前部摩耗検知管42の先端との
間隙t1が縮まる。前部すべり軸受33の軸方向摩耗が許容
量に達し、間隙t1がゼロになって、前部スラストカラ37
が前部摩耗検知管42の先端に摺動回転することにより、
前部摩耗検知管42の密封が破れる。前部摩耗検知管42の
密封が破れることにより、検知ユニット44内に封入した
不活性ガスが回転子室45内に流出し、検知ユニット44内
の圧力が回転子室45の圧力に等しくなって圧力計43aの
指示値が低下するので、前部すべり軸受33の軸方向摩耗
が許容量に達したことが検知される。
【0037】同様にして、キャンドモータポンプ21に生
じる軸方向荷重が後方に作用する場合は、後部スラスト
カラ38が後部すべり軸受34の端面の軸方向摺動面34aに
当接して摺動回転し、後部すべり軸受34が軸方向摩耗し
て後部スラストカラ38と後部摩耗検知管51の先端との間
隙t2が縮まる。後部すべり軸受34の軸方向摩耗が許容量
に達し、間隙t2がゼロになって、後部スラストカラ38が
後部摩耗検知管51の先端に摺動回転するので、後部摩耗
検知管51の密封が破れる。後部摩耗検知管51の密封が破
れることにより、検知ユニット52内に封入した不活性ガ
スが回転子室45内に流出し、検知ユニット52内の圧力が
回転子室45の圧力に等しくなって圧力計50aの指示値が
低下するので、後部すべり軸受34の軸方向摩耗が許容量
に達したことが検知される。
【0038】そして、前部軸受箱31および後部軸受箱32
にそれぞれ前部すべり軸受33および後部すべり軸受34を
装着する段階において、各すべり軸受33,34の端面の軸
方向摺動面33a,34aとこれに対応する各摩耗検知管42,
51の先端との距離がそれぞれ各すべり軸受33,34の軸方
向許容摩耗量に等しくなるように、前部すべり軸受33側
においては調整座47の枚数や厚さを調整してから、後部
すべり軸受34側においては袋ナット式ねじ接合管継手49
に対して後部摩耗検知管51を出し入れして軸方向位置を
調整し、または調整座47の厚みや枚数を調整してから、
キャンドモータ23を組み立てることができる。そのた
め、図5ないし図7に示す従来のように、一旦キャンド
モータ1を組み立てて回転子11の軸方向遊びdを測定し
た後、固定子12と回転子11とを分解して前部軸受箱13お
よび後部軸受箱14に調整座15を挿入して回転子11の軸方
向遊びdを調整する作業は不要であり、調整作業が容易
となり、作業の効率化を図れる。
【0039】さらに、前部摩耗検知管42の先端および後
部摩耗検知管51の先端がそれぞれ前部すべり軸受33の端
面の軸方向摺動面33aおよび後部すべり軸受34の端面の
軸方向摺動面34aに臨んで配設されており、両すべり軸
受33,34の軸方向摺動面33a,34aと摩耗検知管42,51と
が乖離していないので、つまりすべり軸受33,34の軸方
向摺動面33a,34aと摩耗検知管42,51の先端との距離が
近くなるので、図5ないし図7に示す従来のように前部
すべり軸受8の軸方向摺動面および後部すべり軸受10の
軸方向摺動面と密封管体4の感知部5との距離が大きく
離れているために、固定子12と回転軸2との温度差によ
る熱膨張差に起因して検知精度に誤差が生じるようなこ
とは起こらず、つまりキャンドモータ21の固定子24と回
転軸27との温度差による熱膨張差に起因した検知精度の
低下を防止できる。
【0040】なお、前記実施の形態においては各摩耗検
知管42,51に回転子室45内の圧力より高い不活性ガスを
封入したが、逆に回転子室45内の圧力より低い不活性ガ
スを封入し、または真空に保持してもよく、これらの場
合、摩耗検知管42,51が破れることにより、検知ユニッ
ト44,52内の圧力が上昇するので、圧力計43a,50aは前
記実施の形態とは逆に振れることになる。
【0041】また、ポンプ取扱液に混入しても支障のな
い場合は、不活性ガスに代えて空気や他のガスを封入で
きる。
【0042】また、前記実施の形態においては後部摩耗
検知管51を袋ナット式ねじ接合管継手49と軸方向孔48に
挿入して後部の検知ユニット52を構成したが、前部の検
知ユニット44のように前部摩耗検知管42を軸方向孔39に
溶着する構成も適用できる。
【0043】また、図4に第2の実施の形態を示し、前
部軸受箱31の軸方向孔39の開口部に管継手としての袋ナ
ット式ねじ接合管継手58を気密に螺着し、この袋ナット
式ねじ接合管継手58および軸方向孔39に先端が閉じると
ともに基端が開口した摩耗検知管59(以下、前部摩耗検
知管59という)を挿入する構造を採れば、袋ナット式ね
じ接合管継手58に対して前部摩耗検知管59を出し入れす
るだけで、前部摩耗検知管59の先端と前部すべり軸受33
の軸方向摺動面33aとの距離を調整でき、調整座47の手
段に比べて調整を容易にできる。
【0044】袋ナット式ねじ接合管継手58は、軸方向孔
39の外側端部に一端が螺着されるとともに他端に拡縮部
58aが設けられたパイプ状の継手部58b、および拡縮部58
aの外周に係合して継手部58bに螺着される袋ナット58c
を有し、袋ナット58cを緩めることによって継手部58bの
拡縮部58aの内径が拡大されて前部摩耗検知管59の軸方
向の移動が可能となり、袋ナット58cを締め付けること
によって継手部58bの拡縮部58aの内径が縮径されて前部
摩耗検知管59が固定される。
【0045】この図4に示す構造は、後部側の軸受摩耗
検知装置53にも同様に適用できる。
【0046】さらに、摩耗検知管42,51,59は前部すべ
り軸受33側と後部すべり軸受34側の両方に設ける他、例
えば、縦型のキャンドモータポンプ21で回転軸27が前部
または後部の一方にしか移動しないことが明らかな場合
は、一方にだけ設ければよい。
【0047】また、前部摩耗検知管42,59と後部摩耗検
知管51を前部すべり軸受33側と後部すべり軸受34側との
両方に設ける場合は、前部摩耗検知管42,59と後部摩耗
検知管51とに接続する圧力計43a,50aはそれぞれ独立し
て設ける他、図示しないが、前部摩耗検知管42,59と後
部摩耗検知管51とを連通して1つの圧力計に接続しても
よい。さらに、圧力計に代えて、圧力スイッチを設けて
遠隔監視することもできる。
【0048】以上、本発明の軸受摩耗検知装置をキャン
ドモータポンプに適用した実施の形成について説明した
が、キャンドモータ攪拌機やキャンドモータブロアな
ど、すべり軸受を採用した全てのキャンドモータに適用
できる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載のキャンドモータの軸受摩
耗検知装置によれば、摩耗検知管を固定子の内周とすべ
り軸受の外周との間で先端がスラストカラの外径部に対
向する位置に配設するので、初期設定時に摩耗検知管の
位置を調整するには、キャンドモータを組み立てる前に
すべり軸受のスラストカラを支承する軸方向摺動面と摩
耗検知管の先端との距離を予め所定寸法に調整するだけ
でよく、従来のように一旦キャンドモータを組み立てて
回転子の軸方向遊びを測定した後にキャンドモータを分
解して軸方向遊びを調整し再度キャンドモータを組立て
る場合に比べて、初期設定時の摩耗検知管の調整作業を
容易にできる。しかも、摩耗検知管の先端とすべり軸受
の軸方向摺動面との距離が近くなるので、従来のように
摩耗検知管とすべり軸受の軸方向摺動面との距離が大き
く離れている場合に比べて、キャンドモータの固定子と
回転軸との温度差による熱膨張差に起因した検知精度の
低下を防止できる。
【0050】請求項2記載のキャンドモータの軸受摩耗
検知装置によれば、請求項1記載のキャンドモータの軸
受摩耗検知装置の効果に加えて、摩耗検知管が軸方向に
挿通されるとともに締結によって摩耗検知管の軸方向位
置を固定する管継手を用いるので、キャンドモータを組
み立てる前に、摩耗検知管を管継手に対して軸方向へ出
し入れするだけで、摩耗検知管の先端とすべり軸受の軸
方向摺動面との距離を簡単に調整できる。
【0051】請求項3記載のキャンドモータの軸受摩耗
検知装置によれば、請求項1または2記載のキャンドモ
ータの軸受摩耗検知装置の効果に加えて、キャンドモー
タを組立てる前に、すべり軸受と軸受箱との間に挿入す
る調整座の例えば厚みや枚数を設定するだけで、摩耗検
知管の先端とすべり軸受の軸方向摺動面との距離を簡単
に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す軸受摩耗検知
装置を適用したキャンドモータポンプの断面図である。
【図2】同上キャンドモータポンプの前部側の拡大断面
図である。
【図3】同上キャンドモータポンプの後部側の拡大断面
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す軸受摩耗検知
装置を適用したキャンドモータポンプの前部側の拡大断
面図である。
【図5】従来の軸受摩耗検知装置を適用したキャンドモ
ータポンプの断面図である。
【図6】同上軸受摩耗検知装置の拡大断面図である。
【図7】同上軸受摩耗検知装置を示し、(a)は前部スラ
イトカラと前部すべり軸受とが当接した状態の断面図、
(b)は後部スライトカラと後部すべり軸受とが当接した
状態の断面図である。
【符号の説明】
23 キャンドモータ 24 固定子 26 回転子 27 回転軸 31,32 軸受箱 33,34 すべり軸受 33a,34a 軸方向摺動面 37,38 スラストカラ 37a,38a 外径部 39,48 軸方向孔 42,51,59 摩耗検知管 43,50 圧力検知器 46,53 軸受摩耗検知装置 47 調整座 49,58 管継手としての袋ナット式ねじ接合管継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 41/00 F16C 41/00 G01B 13/12 G01B 13/12 H02K 11/00 H02K 11/00 Q Fターム(参考) 2F066 AA22 AA25 BB03 CC00 CC17 DD03 DD07 DD11 FF03 2G024 AC03 BA21 CA16 EA11 3H022 AA01 BA06 BA07 CA13 CA15 CA48 DA09 3J011 AA08 BA02 EA02 KA03 MA21 5H611 AA01 BB01 PP03 QQ00 RR00 UA01 UA05 UB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子の内側に対向配置した回転子の回
    転軸に作用する軸方向荷重をこの回転軸に設けたスラス
    トカラを介して回転子を軸受するすべり軸受で支承する
    キャンドモータにおいて、 前記すべり軸受の外径部より大きい外径部に設けられた
    スラストカラと、 前記固定子の内周とすべり軸受の外周との間で、先端が
    スラストカラの外径部に対向するとともにすべり軸受の
    軸方向摩耗に伴なってスラストカラが軸方向に所定量移
    動したときにスラストカラの外径部が接触する位置に配
    設され、内部空間が密封された摩耗検知管と、 この摩耗検知管内の圧力変化を検知する圧力検知器とを
    具備していることを特徴とするキャンドモータの軸受摩
    耗検知装置。
  2. 【請求項2】 すべり軸受を装着するとともに、スラス
    トカラの外径部に対向して軸方向孔が設けられた軸受箱
    と、 この軸受箱の軸方向孔に螺着され、摩耗検知管が軸方向
    に挿通されるとともに締結によって摩耗検知管の軸方向
    位置を固定する管継手とを具備していることを特徴とす
    る請求項1記載のキャンドモータの軸受摩耗検知装置。
  3. 【請求項3】 すべり軸受とこのすべり軸受を装着する
    軸受箱との間に挿入され、すべり軸受の軸方向摺動面と
    摩耗検知管の先端との距離を調整する調整座を具備して
    いることを特徴とする請求項1または2記載のキャンド
    モータの軸受摩耗検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111197581A (zh) * 2020-02-24 2020-05-26 上海城市排水设备制造安装工程有限公司 一种检测水泵导轴承磨损的组件
CN114720124A (zh) * 2022-03-21 2022-07-08 人本股份有限公司 精密角接触轴承检测工装
CN116659389A (zh) * 2023-05-17 2023-08-29 儒拉玛特自动化技术(合肥)有限公司 一种全自动通止规检测装置

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