JP2003102885A - ゴルフクラブシャフト及びアイアンゴルフクラブセット - Google Patents
ゴルフクラブシャフト及びアイアンゴルフクラブセットInfo
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Abstract
なコントロール性の両立を実現すると共に、番手の違い
による違和感を感じることなく安定したシャフト性能を
実現するアイアンゴルフクラブセットを提供する。 【解決手段】 シャフト1のTIP側端1aからシャフ
ト全長の40%以上60%以下の位置までの範囲におけ
る最大EI値と最小EI値の差を、その範囲における最
大EI値と最小EI値の平均値の10%以下とし、かつ
シャフト1のTIP端1aの直径が9.0mm以上1
2.0mm以下とする。このような、シャフト1を、番
手の異なる複数のアイアンゴルフクラブを有するアイア
ンゴルフクラブセットに適用する。
Description
フト及びアイアンゴルフクラブセットに関し、詳しく
は、飛距離とコントロール性を改良したゴルフクラブシ
ャフト、及びアイアンゴルフクラブセットに関するもの
である。
比剛性の高いカーボン繊維を使用したゴルフクラブシャ
フトが製造され市場に定着している。また、カーボン繊
維が比強度、比剛性が高くなるにつれ、軽量化されたゴ
ルフクラブシャフトが製造できるようになった。
ーボン繊維を使用することにより、設計の自由度が広が
り、部分的に剛性値を設計することができるようになっ
ている。特にアイアンゴルフクラブにおいては、飛距離
と共にコントロール性が重視されるため、シャフトの剛
性分布を異ならせた種々の試みがなされている。
おいて、BUTT端から特定位置の曲げ剛性を番手が大
になるほど漸次減少させたアイアンゴルフクラブセット
が提案されている。
000−126338号のアイアンゴルフクラブセット
では、シャフトのTIP側の剛性が考慮されておらず、
コントロール性と飛距離の両立が不十分である。即ち、
実際には、番手が大になるほど、つまりショートアイア
ンになるにつれ、細かなコントロール性が求められると
共に、ボールを高く上げ狙い箇所にボールを止めるため
にシャフトのしなりが必要であるが、これらの性能を実
現することができていない。特に、アイアンゴルフクラ
ブセットにおいては、番手の違いによるシャフトの影響
を受けることなく、安定した性能を実現できるものが望
まれている。
フクラブシャフトが軽量化されるにつれてスイング時の
ヘッドスピードが上がり、ある程度飛距離を出せるよう
になっている。しかし、近年高齢化社会になる傾向であ
り、非力なプレーヤーには、軽量化だけでは十分な飛び
を確保出来ていないのが実状である。また、飛距離がた
とえ目標に達したとしても、逆にコントロール性が低下
するという問題が存在し、飛距離とコントロール性を両
立するのは困難であった。
のであり、飛距離の向上と良好なコントロール性が両立
されたゴルフクラブシャフトを提供すると共に、番手の
違いによる違和感を感じることなく安定したシャフト性
能を実現するアイアンゴルフクラブセットを提供するこ
とを課題としている。
め、本発明は、シャフトのTIP側端からシャフト全長
の40%以上60%以下の位置までの範囲における最大
EI値と最小EI値の差が、その範囲における最大EI
値と最小EI値の平均値の10%以下であり、かつシャ
フトのTIP端の直径が9.0mm以上12.0mm以
下であることを特徴とするゴルフクラブシャフトを提供
している。
ャフト長さ方向のほぼ中央部までEI(曲げ剛性)値が
ほぼ同一で、EI値のばらつきがない上に、TIP径の
値を規定しているため、上記TIP側部分全体としてし
なりを出すことができると共に、シャフト全体としても
しなりを実現することができ飛距離を向上させることが
できる。また、TIP側の剛性値がほぼ一定である上に
TIP径を規定しているため、スイング時の安定性が良
く、コントロール性にも優れたゴルフクラブシャフトを
得ることができる。
側端からシャフト全長の40%以上60%以下、好まし
くは45%以上55%以下の位置までの範囲のEI値を
規定しているのは、40%未満であるとスイング中にシ
ャフトのTIP端からシャフト中央部に向けてのしなり
部分が少なく、十分に飛び効果が出ないためである。一
方、60%よりも大きいと今度はしなり部分が大きくな
りすぎ、コントロール性を損なってしまうためである。
範囲における最大EI値と最小EI値の平均値の10%
以下、好ましくは6%以下としている。即ち、上記範囲
でのEI値のばらつきが±5%以下、好ましくは±3%
以下としている。これは、上記した差の値が上記平均値
の10%より大きいと、規定範囲内での剛性値の差が大
きくなり飛距離とコントロール性を両立させる本発明の
効果が得られないためである。
0mm以上12.0mm以下、好ましくは9.1mm以
上11.0mm以下、さらに好ましくは9.2mm以上
10.5mm以下としている。上記範囲としているの
は、9.0mmより小さいとネックでの折れが発生しや
すく、コントロール性が低下するためである。一方、1
2.0mmより大きくなるとTIP側の剛性値が高くな
りすぎ、しなり設計が難しくなるためである。
長の40%以上60%以下の位置までの範囲の最大EI
値は、1.0kg・m2以上3.5kg・m2以下、好
ましくは1.2kg・m2以上2.5kg・m2以下の
範囲であるのが良い。 上記範囲としているのは、上記
範囲より小さいとシャフト全体が軟らかくなり過ぎ、安
定性が悪くなり頼りなく感じやすいためである。一方、
上記範囲より大きいとシャフト全体が硬くなり過ぎ、シ
ャフトが変形し難くなり飛距離をロスすると共に、シャ
フトが硬く、難しく感じやすいためである。
からシャフト全長の30%の位置までの範囲における最
低EI値が、上記シャフトのTIP側端からシャフト全
長の40%以上60%以下の位置までの範囲における最
大EI値の1.7倍〜3.5倍とするのが好ましい。
前述したようにシャフトのTIP端からシャフト中央部
付近までのEI値をほぼ一定にして、しなり効果を向上
させると共に、上記したようにBUTT側の規定範囲の
最低EI値がTIP側の規定範囲の最大EI値よりも大
きくなるように両者の比を設定することで、さらに飛距
離やコントロール性を高めることができる。
おける最低EI値を、上記TIP側からの規定範囲にお
ける最大EI値の1.7倍〜3.5倍とするのが良い。
上記範囲としているのは、1.7倍より小さいとシャフ
ト全体が擦ってしまい鞭のような効果が得られず、却っ
てインパクト時にパワーロスし、飛びが損なわれやすい
ためである。一方、3.5倍より大きいと手に伝わる衝
撃が大きくなりやすく、打球感を損なうためである。
プ)側端からシャフト全長の30%の位置までの範囲に
おける最低EI値を、EI値の比較対象範囲としている
のは、上記BUTT側からの範囲は、コントロール性や
しっかり感に寄与する部分であり、TIP側のしなりに
より飛距離の増大との両立を実現するのに最適な範囲で
あるためである。
2、#3、#4(2番、3番、4番アイアン)とし、ミ
ドルアイアンを#5、#6、#7(5番、6番、7番)
とし、ショートアイアンを#8、#9(8番、9番)、
PW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッ
ジ)、SW(サンドウェッジ)とした場合、上記BUT
T側端からの規定範囲における最低EI値の、上記TI
P側からの規定範囲における最大EI値に対する倍率を
各々以下のように番手別に設定するのが良い。ショート
アイアンでは1.7〜2.3倍、好ましくは1.75倍
〜2.10倍、さらに好ましくは1.8倍〜2.0倍で
あるのが良い。ミドルアイアンでは2.0〜2.7倍、
好ましくは2.2倍〜2.5倍、さらに好ましくは2.
3倍〜2.4倍であるのが良い。ロングアイアンでは
2.5倍〜3.5倍、好ましくは2.7倍〜3.4倍、
さらに好ましくは2.9倍〜3.2倍であるのが良い。
番手が小になる(ロングアイアン)ほど全長が長くなる
ため、上記のようにTIP部とBUTT部の比率が高い
方が、スイングした時のしなり点でのわん曲が大きくな
り、シャフトTIP端側のしなりが大きくなるため、飛
距離を向上させることができる。また、それぞれの番手
において上記設定値が特に良いのは、前述した理由と同
様の理由によるものである。
P側端からシャフト全長の40%以上60%以下の範囲
にあることが好ましい。これにより、振り抜きやすいシ
ャフトとし、操作性も向上させることができる。
長の40%以上60%以下の位置までの範囲と、上記シ
ャフトのBUTT側端からシャフト全長の30%の位置
までの範囲との間に存在するシャフト長さ方向中間部分
の範囲におけるシャフト外径の傾斜率が、10/100
0以上20/1000以下であるのが好ましい。このよ
うに、傾斜率を規定することにより、上記TIP側とB
UTT側のEI値をうまくつなげることができるため、
打球フィーリングを良好なものとすることができる。上
記範囲としているのは、上記範囲以外の外径傾斜率で
は、TIP側はしなり、BUTT側はコントロール性や
しっかり感といったそれぞれの機能を十分に出すことが
できないためである。さらには、10/1000より小
さいと、シャフトのTIP側端からシャフト全長の40
%以上60%以下の位置までの範囲のEI値と、シャフ
トのBUTT側端からシャフト全長の30%の位置まで
の範囲におけるEI値の比の設定が難しくなりやすい上
に、打球フィーリングが悪くなりやすいためである。一
方、20/1000より大きいと、製造工程上研磨仕上
げしにくくバフが残りやすい上に、塗装もしにくく、転
写マークしにくいためである。
クラブ、アイアン型クラブ、パター等のあらゆる種類の
ゴルフクラブに適用することができるが、特にアイアン
型クラブに好ましい。
強度である繊維強化樹脂製が好ましいが、スチールシャ
フト等の金属製シャフトとすることもできる。なお、繊
維強化樹脂に用いられる樹脂としては、熱硬化性樹脂、
熱可塑性樹脂等が挙げられるが、これらを単独あるいは
組み合わせて用いても良い。強度と剛性の点より、熱硬
化性樹脂が好ましく、特にエポキシ系樹脂が好ましい。
さらに、強化繊維としては、一般に高性能強化繊維とし
て用いられるカーボン繊維、ガラス繊維、金属繊維等が
使用でき、軽量で高強度であることからカーボン繊維が
好ましい。これらの強化繊維は、長繊維、短繊維の何れ
であっても良く、強化繊維の形状や配列については限定
されず、これらの繊維を2種以上混合して用いても構わ
ない。
ャフト重量は50g以上80g以下、好ましくは55g
以上70g以下であるのが良い。これにより、軽量性、
及び強度、操作性も兼ね備えたゴルフクラブシャフトを
得ることができる。
イアンゴルフクラブを有するアイアンゴルフクラブセッ
トであって、上記アイアンゴルフクラブが、上記した本
発明のゴルフクラブシャフトで構成されていることを特
徴とするアイアンゴルフクラブセットを提供している。
トによりアイアンゴルフクラブを構成し、ゴルフクラブ
セットとすることで、低番手から高番手のいずれのクラ
ブを用いた場合でも、シャフト長さ、番手の違いによる
スイング時の違和感等の影響を受けることなく、良好な
飛距離と安定したコントロール性を実現することができ
る。
3番〜9番アイアンからなるものが一般的であるが、こ
れにドライビング(2番)アイアン、10番アイアン、
サンドウェッジ等の各種ウェッジ等が任意に付加された
ものも本発明のアイアンゴルフクラブセットに含まれ
る。また、例えば奇数番手のアイアンクラブのみが組み
合わされた所謂ハーフセットも本発明のアイアンゴルフ
クラブセットに含まれる。さらには、任意の番手のアイ
アンゴルフクラブが2本以上組み合わされたアイアンゴ
ルフクラブセットも本発明のアイアンゴルフクラブセッ
トに含まれる。このようなアイアンゴルフクラブセット
において、少なくとも2本以上に本発明のゴルフクラブ
シャフトが適用されていれば良いが、ロングアイアン、
ミドルアイアン、ショートアイアンの各々のアイアンに
おいて各1本以上に適用されているのが好ましい。特
に、#2〜#3アイアンに適用するのが良いが、セット
中の全てのクラブに適用するのが最適である。
いて、アイアンゴルフクラブの番手が大きくなるほど、
シャフトの重心位置をBUTT(手元)側にすると共に
シャフトのBUTT端から15cmまでの範囲のGI
(ねじれ剛性)値を大きくしていることが好ましい。番
手が大きいショートアイアンでは、特にコントロール性
や操作性が重要である。このため、番手が大きくなるほ
ど重心位置を手元側にすることにより、操作性が良くな
り、コントロールし易くなる。また、BUTT側端から
15cmまでの範囲はプレーヤーがグリップを握った時
に手の指がかるところにほぼ一致する位置であるため、
番手が大きくなるほど上記範囲のGI値を大きくするこ
とにより、握り易くなりシャフトの操作性を高めること
ができる。
範囲のGI値は、ショートアイアンでは4.0kg・m
2以上6.0kg・m2以下、ミドルアイアンでは3.
5kg・m2以上5.5kg・m2以下、ロングアイア
ンでは2.1kg・m2以上3.5kg・m2以下であ
るのが良い。 それぞれの番手において上記設定値が特
に良いのは、 各設定値より小さいと、手元でのねじれ
が大きくなりコントロール性が損なわれやすいためであ
り、一方、各設定値より大きいと、手に伝わる衝撃が大
きい(硬く感じる)ため打球感が損なわれやすいためで
ある。
らの距離)は、ショートアイアンでは495mm以上5
10mm以下、ミドルアイアンでは485mm以上50
0mm以下、ロングアイアンでは480mm以上500
mm以下であるのが良い。なお、重心位置を調整するに
は、シャフトのBUTT側部分にガラスシートやタング
ステンシート等を介在させるのが好ましい。これによ
り、シャフトの剛性等の種々の性能に影響を及ぼすこと
なく重心位置を調整することができる。
ンでは800mm以上920mm以下、ミドルアイアン
では910mm以上960mm以下、ロングアイアンで
は950mm以上1000mm以下であるのが良い。上
記範囲とすることにより、飛距離とコントロール性の両
立を実現しやすくすることができる。
参照して説明する。 図1、図2は、本発明のゴルフク
ラブシャフトにより構成される第1実施形態に係るロン
グアイアン用のアイアンゴルフクラブ10を示し、シャ
フト1は、繊維強化プリプレグの積層体からなり、テー
パー状とし、小径側先端にアイアン型ヘッド2が取り付
けられ、大径端側にグリップ3が取り付けられている。
10は、4番手のアイアンクラブでありシャフト1の長
さが960mm、シャフト1のTIP(ヘッド)側径が
10.0mm、重心位置がTIP側端1aから496m
mである。
全長の50%の位置までの範囲Hlにおける最大EI値
と最小EI値の差は、その範囲Hlにおける最大EI値
と最小EI値の平均値の5%であり、ほぼ一定としてい
る。また、シャフト1のTIP側端1aからシャフト全
長の50%の位置までの範囲Hlにおける最大EI値は
2.5kg・m2である。
bからシャフト全長の30%の位置までの範囲H2にお
ける最低EI値は、シャフト1のTIP側端1aからシ
ャフト全長の50%の位置までの範囲Hlにおける最大
EI値の3.0倍としている。また、シャフト1のBU
TT側端1bから15cmまでの範囲のGI値を3.0
kg・m2としている。
シャフト全長の50%の位置までの範囲Hlと、シャフ
ト1のBUTT側端1bからシャフト全長の30%の位
置までの範囲H2との間のシャフト長さ方向中間部分H
3におけるシャフト外径の傾斜率は15/1000とし
ている。
を、芯金(マンドレル)に内周側から巻き付けて積層し
ている。これら繊維強化プリプレグの強化繊維はいずれ
もカーボン繊維を用い、マトリクス樹脂としてエポキシ
樹脂を用いている。
により作成されており、繊維強化プリプレグを芯金に、
順次巻き付けて積層した後、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂製等のテープでラッピングしてオーブン中で加熱
加圧して樹脂を硬化させて一体的に成形し、その後、芯
金を引き抜いて、シャフト1を形成している。
からシャフト長さ方向のほぼ中央部までEI(曲げ剛
性)値がほぼ一定で、EI値のばらつきがないため、T
IP側部分全体としてしなりを出すことができる上に、
シャフト全体としてもしなりを実現することができ飛距
離を向上させることができる。また、TIP側の剛性値
がほぼ一定であるため、スイング時の安定性が良く、良
好なコントロール性を有するゴルフクラブシャフトを得
ることができる。
10は、図3(A)にも示すように、ロングアイアン用
であるが、本発明のゴルフクラブシャフトのシャフト長
さ、取り付けるアイアン型ヘッドの種類、シャフトの剛
性分布等を変更することにより、ミドルアイアン用、シ
ョートアイアン用等の種々のゴルフクラブを得ることが
できる。
ドルアイアン用のアイアンゴルフクラブ10’は、5番
手のアイアン型ヘッド2’を取り付けたアイアンゴルフ
クラブでありシャフト1’の長さが945mm、シャフ
ト1’のTIP径が10.0mm、重心位置がTIP側
端から499mmである。また、シャフト1’のBUT
T側端からシャフト全長の30%の位置までの範囲にお
ける最低EI値は、シャフト1’のTIP側端からシャ
フト全長の50%の位置までの範囲における最大EI値
の2.2倍とし、シャフト1’のBUTT端から15c
mまでの範囲のGI値を5.0kg・m2としている。
なお、シャフト1’のTIP側端からシャフト全長の5
0%の位置までのEI値、傾斜率は上記第1実施形態と
同様としている。
アイアン用のアイアンゴルフクラブ10”は、9番手の
アイアン型ヘッド2”を取り付けたアイアンゴルフクラ
ブでありシャフト1”の長さが895mm、シャフト
1”のTIP径が10.0mm、重心位置がTIP側端
から502mmである。また、シャフト1”のBUTT
側端からシャフト全長の30%の位置までの範囲におけ
る最低EI値は、シャフト1”のTIP側端からシャフ
ト全長の50%の位置までの範囲における最大EI値の
1.9倍とし、シャフト1”のBUTT端から15cm
までの範囲のGI値を5.0kg・m2としている。な
お、シャフト1”のTIP側端からシャフト全長の50
%の位置までのEI値、傾斜率は上記第1実施形態と同
様としている。
他本発明のゴルフクラブシャフトを用いたロングアイア
ン用のゴルフクラブ1本(3番)、アイアンゴルフクラ
ブ10’及びその他本発明のゴルフクラブシャフトを用
いたミドルアイアン用のゴルフクラブ2本(6番、7
番)、アイアンゴルフクラブ10”及びその他本発明の
ゴルフクラブシャフトを用いたショートアイアン用のゴ
ルフクラブ4本(8番、PW、AW、SW)の合計10
本のアイアンゴルフクラブにより、本発明のアイアンゴ
ルフクラブセットを得ている。
を規定することで容易に、飛距離とコントロール性に優
れたゴルフクラブシャフトを得ることができるため、種
々の番手のアイアンゴルフクラブに適用可能である。従
って、このようなアイアンゴルフクラブを有するアイア
ンゴルフクラブセットでは、番手の違いによるシャフト
長さの相違の影響を受けることなく、良好な飛距離と安
定したコントロール性を実現することができ、プレーヤ
ーにとって非常に使い勝手の良いクラブセットとするこ
とができる。
いたアイアンゴルフクラブの実施例1〜18及び比較例
1〜6について詳述する。各々、表1〜3に示すよう
に、前述したEI値、GI値、TIP径、外径傾斜率、
重心位置、シャフト長さを設定した。具体的には、各
々、下記の構成からなる繊維強化プリプレグを用い、シ
ャフトを作製した。
施した。マンドレルの長さ方向に対し強化繊維が±45
°に繊維方向を持つように繊経強化プリプレグを2枚重
ね合わせたものをマンドレルに巻き付けた。その次ぎ
に、マンドレルに対し、0°方向の繊維強化プリプレグ
を巻き付け、さらに、シャフトを補強するため0°方向
の繊維強化プリプレグを2枚、先端部の補強のために三
角形の補強層を巻き付け、本発明のシャフトを製造し
た。
る番手から大になるにつれ、BUTT側に繊維配向角度
が45°になる補強層の巻き数を増加するように設計し
た。BUTT側にタングステンシートを挿入し重心位置
を調整した。マンドレルの外径傾斜率が上記シャフト外
径傾斜率に合うようなマンドレルを用いた。
引張弾性率が30tonf/mm2では、三菱レイヨン
社製のMRシリーズ(MR40)、東レ社製T800
H、M30を用い、引張弾性率が40tonf/mm2
では、三菱レイヨン社製のHRXシリーズ(HR4
0)、東レ社製M40Jを用い、引張弾性率が80to
nf/mm2では、日本グラファイト社製のYS−80
を用いた。
し、表1に示すように、本発明の規定範囲内となるよう
にゴルフクラブシャフトのTIP端側EI値、TIP径
等を設定した。 (実施例7〜12)ミドルアイアンクラブとし、表2に
示すように、本発明の規定範囲内となるようにゴルフク
ラブシャフトのTIP端側EI値、TIP径等を設定し
た。 (実施例13〜18)ショートアイアンクラブとし、表
3に示すように、本発明の規定範囲内となるようにゴル
フクラブシャフトのTIP端側EI値、TIP径等を設
定した。
し、表1に示すように、本発明の規定範囲外となるよう
にゴルフクラブシャフトのTIP端側EI値、TIP径
等を設定した。 (比較例3、4)ミドルアイアンクラブとし、表2に示
すように、本発明の規定範囲外となるようにゴルフクラ
ブシャフトのTIP端側EI値、TIP径等を設定し
た。 (比較例5、6)ショートアイアンクラブとし、表3に
示すように、本発明の規定範囲外となるようにゴルフク
ラブシャフトのTIP端側EI値、TIP径等を設定し
た。
アンゴルフクラブについて、後述する方法により、飛距
離、コントロール性の評価を行った。各評価結果を上記
各表の下欄に記載する。
ように、万能材料試験機60を用い、3点曲げにより、
シャフト1を境ませて測定を行った。EI値の算出は下
記の式より行った。測定点を決定後、該測定点が万能試
験機60の圧子61の下にくるようにシャフト1を治具
62A、62Bの上に配置した。治具62A、62Bの
間隔は200mmとした。圧子61の先端の曲率は75
R、治具62A、62Bの先端の曲率は2Rとした。圧
子61をテストスピード5mm/minで降下させ、シ
ャフト1を境ませた。負荷荷重が20kgfに達した時
点で圧子61の移動が終了し、その時のシャフト1の境
み量を測定した。 EI(kg・mm2)=(負荷荷重×(支点間距
離)3)/(48×境み量) なお、測定値をkg・m2に換算して記載した。
ねじり剛性の算出式より、剛性GIp、ねじりモーメン
トMt、ねじり角φ、比ねじり角θとし、以下のように
して、ねじり剛性を表す式を導出した。 Ip=π/32(d24−d14) φ=32Mtl/πGd4→πGd4=32Mtl/φ θ=Mt/GIp =32Mt/πGd4 よって、 GIp=(πGd4/32Mt)Mt =(32Mtl/32Mtφ)Mt =(1/φ)Mt GI=支点間距離(mm)×ねじりモーメント(kg・
mm)/ねじれ角度(度) 具体的には、図5に示すように、エアチャック方式のチ
ャック70、71にて、シャフト1のBUTT端1bか
ら1cm距離をあけた位置と、BUTT端1bから29
cm離れた位置とを1.5kgf/cm2の圧力でチャ
ックし固定した。各チャック70、71とシャフトとの
接触長さは4cmとした。チャック70とチャック71
の内側間の距離を20cmとした。シャフトのBUTT
端1bに13.6kgfのおもりをかけて、太径固定部
に13.9kg・cmのトルクを加え、ねじった時のね
じれ角度を測定し、ねじれ剛性を算出した。
ド)40〜45m/sのプレーヤー50人に試打しても
らい、ショートアイアンでは110ヤード以上、ミドル
アイアンでは150ヤード以上、ロングアイアンでは2
00ヤード以上の各規定距離を飛んだ人が6割以上いる
場合「◎」、規定距離以上飛んだ人が4割以上6割未満
の場合「O」、規定距離以上飛んだ人が4割未満の場合
「×」の評価とした。
プが5〜20のゴルファー10名によりテストを行っ
た。コントロール性が最も良いと感じたものを「◎」、
コントロール性が良いと感じたものを「O」、コントロ
ール性があまり良くないと感じたものを「△」、コント
ロール性が悪いと感じたものを「×」として、上記4段
階で評価し、最も多い評価を採用した。
アイアンゴルフクラブは、シャフトのTIP側の剛性値
及びその規定範囲、TIP側端の径が本発明の規定範囲
内であるゴルフクラブシャフトで構成されているため、
飛距離とコントロール性の評価がいずれも良好であり、
飛距離とコントロール性を両立できていることが確認で
きた。
定となる範囲がシャフトのTIP側端から30%までと
短いため飛距離と共にコントロール性が悪かった。比較
例2、4、6はシャフトのTIP径がいずれも8.5m
mと小さいため飛距離と共にコントロール性が悪かっ
た。
によれば、シャフトのTIP側端からシャフト長さ方向
のほぼ中央部であるシャフト全長の40%以上60%以
下の位置までの範囲において、EI(曲げ剛性)値がほ
ぼ同一で、そのばらつきが少なく、かつTIP径を規定
しているため、TIP側部分全体としてしなりを出すこ
とができる上に、シャフト全体としてもしなりを実現す
ることができ飛距離を向上させることができる。また、
TIP径を規定すると共に、TIP側の剛性値がほぼ一
定であるため、スイング時の安定性が良く、コントロー
ル性にも優れたゴルフクラブシャフトを得ることができ
る。
りアイアンゴルフクラブを構成し、アイアンゴルフクラ
ブセットとすることで、低番手から高番手のいずれのク
ラブを用いた場合でも、番手の違いによるスイング時の
違和感等を感じることなく、飛距離やコントロール性等
のシャフト性能を安定して実現することができる。
れる第1実施形態のアイアンゴルフクラブの概略図であ
る。
するゴルフクラブシャフトを示す図である。
イアン、(C)はショートアイアン用のアイアンゴルフ
クラブの概略図である。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 シャフトのTIP側端からシャフト全長
の40%以上60%以下の位置までの範囲における最大
EI値と最小EI値の差が、その範囲における最大EI
値と最小EI値の平均値の10%以下であり、かつシャ
フトのTIP端の直径が9.0mm以上12.0mm以
下であることを特徴とするゴルフクラブシャフト。 - 【請求項2】 上記シャフトのTIP側端からシャフト
全長の40%以上60%以下の位置までの範囲における
最大EI値が1.0kg・m2以上3.0kg・m2以
下の範囲である請求項1に記載のゴルフクラブシャフ
ト。 - 【請求項3】 上記シャフトのBUTT側端からシャフ
ト全長の30%の位置までの範囲における最低EI値
が、上記シャフトのTIP側端からシャフト全長の40
%以上60%以下の位置までの範囲における最大EI値
の1.7倍〜3.5倍としている請求項1または請求項
2に記載のゴルフクラブシャフト。 - 【請求項4】 上記シャフトのTIP側端からシャフト
全長の40%以上60%以下の位置までの範囲と、上記
シャフトのBUTT側端からシャフト全長の30%の位
置までの範囲との間のシャフト長さ方向中間部分におけ
るシャフト外径の傾斜率が、10/1000以上20/
1000以下である請求項1乃至請求項3のいずれか1
項に記載のゴルフクラブシャフト。 - 【請求項5】 番手の異なる複数のアイアンゴルフクラ
ブを有するアイアンゴルフクラブセットであって、 上記アイアンゴルフクラブが、請求項1乃至請求項4の
いずれか1項に記載のゴルフクラブシャフトで構成され
ていることを特徴とするアイアンゴルフクラブセット。 - 【請求項6】 上記アイアンゴルフクラブの番手が大き
くなるほど、シャフトの重心位置をBUTT側にすると
共にシャフトのBUTT側端から15cmまでの範囲の
ねじれ剛性(GI)値を大きくしている請求項5に記載
のアイアンゴルフクラブセット。
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