JP2003103603A - 成形木質材、住宅用造作材及びそれらの製造方法 - Google Patents
成形木質材、住宅用造作材及びそれらの製造方法Info
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- JP2003103603A JP2003103603A JP2001299277A JP2001299277A JP2003103603A JP 2003103603 A JP2003103603 A JP 2003103603A JP 2001299277 A JP2001299277 A JP 2001299277A JP 2001299277 A JP2001299277 A JP 2001299277A JP 2003103603 A JP2003103603 A JP 2003103603A
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】通常の木材と同等の取り扱いが可能な成形木質
材、住宅用造作材及びそれらの製造方法を提供する。 【構成】本発明に係る成形木質材1は、リグノセルロー
ス系又はセルロース系物質である木屑と、熱可塑性ポリ
オレフィン系樹脂であるポリプロピレンとを配合し押出
成形してなり、木屑を86〜95重量%、ポリプロピレ
ンを5〜14重量%、合計を100重量%としてある。
ここで、木屑及びポリプロピレンは、それぞれ木質ぺレ
ット、樹脂ぺレットの形態に加工してから、これらを配
合して押出成形してあり、該木質ぺレット及び樹脂ぺレ
ットの比重については、両方とも0.6〜1.3の範囲
に揃えてある。
材、住宅用造作材及びそれらの製造方法を提供する。 【構成】本発明に係る成形木質材1は、リグノセルロー
ス系又はセルロース系物質である木屑と、熱可塑性ポリ
オレフィン系樹脂であるポリプロピレンとを配合し押出
成形してなり、木屑を86〜95重量%、ポリプロピレ
ンを5〜14重量%、合計を100重量%としてある。
ここで、木屑及びポリプロピレンは、それぞれ木質ぺレ
ット、樹脂ぺレットの形態に加工してから、これらを配
合して押出成形してあり、該木質ぺレット及び樹脂ぺレ
ットの比重については、両方とも0.6〜1.3の範囲
に揃えてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形木質材、住宅
用造作材及びそれらの製造方法に関する。
用造作材及びそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅内で使用される手摺、巾木、回り縁
といったさまざまな造作材は、最近では、コスト面でム
ク材を使用することはほとんどなくなり、代わりに、木
材を細かく粉砕した木粉や木屑を接着剤で固めてなるM
DF(中質繊維板)や木粉や木屑にポリエチレン(P
E)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PV
C)等を配合して押出成形した成形木質材を使用するこ
とが多くなってきた。
といったさまざまな造作材は、最近では、コスト面でム
ク材を使用することはほとんどなくなり、代わりに、木
材を細かく粉砕した木粉や木屑を接着剤で固めてなるM
DF(中質繊維板)や木粉や木屑にポリエチレン(P
E)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PV
C)等を配合して押出成形した成形木質材を使用するこ
とが多くなってきた。
【0003】かかる中質繊維板や成形木質材は、天然木
であるムク材とは異なり、乾燥させなくても狂わない、
間伐材や廃材を利用しているためコストが安い、また、
その結果として、限りある木材資源を有効利用すること
ができる等の利点があり、その用途は急速に広まりつつ
ある。
であるムク材とは異なり、乾燥させなくても狂わない、
間伐材や廃材を利用しているためコストが安い、また、
その結果として、限りある木材資源を有効利用すること
ができる等の利点があり、その用途は急速に広まりつつ
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た成形木質材は、木粉や木屑の含有率が高いと、押出成
形の製造工程において原料の流動性が低下し品質の低下
を招くため、それらの含有率を5〜50重量%以下にせ
ざるを得ない。
た成形木質材は、木粉や木屑の含有率が高いと、押出成
形の製造工程において原料の流動性が低下し品質の低下
を招くため、それらの含有率を5〜50重量%以下にせ
ざるを得ない。
【0005】しかしながら、かかる含有率では、樹脂に
木粉等が混ざったいわば樹脂成形品の域を出ず、木材と
同等に取り扱うことが難しい。例えば、釘打ちや木ネジ
のねじ込みが困難であるとともに、成形後の表面研磨、
塗装、突板・シート貼り等の木材用二次処理も通常の木
材と同様の方法がとれないという問題を生じていた。
木粉等が混ざったいわば樹脂成形品の域を出ず、木材と
同等に取り扱うことが難しい。例えば、釘打ちや木ネジ
のねじ込みが困難であるとともに、成形後の表面研磨、
塗装、突板・シート貼り等の木材用二次処理も通常の木
材と同様の方法がとれないという問題を生じていた。
【0006】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、通常の木材と同等の取り扱いが可能な成形木
質材、住宅用造作材及びそれらの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
たもので、通常の木材と同等の取り扱いが可能な成形木
質材、住宅用造作材及びそれらの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る成形木質材は請求項1に記載したよう
に、リグノセルロース系又はセルロース系物質と、熱可
塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、乳酸系脂肪酸
ポリエステル、ポリブチレンサクシネート及びポリブチ
レンサクシネートアジペートからなる群より選ばれる1
種以上の樹脂とを配合し押出成形してなる成形木質材に
おいて、前記リグノセルロース系又はセルロース系物質
と前記樹脂とをコニカル2軸押出機を用いて押出成形し
たものである。
め、本発明に係る成形木質材は請求項1に記載したよう
に、リグノセルロース系又はセルロース系物質と、熱可
塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、乳酸系脂肪酸
ポリエステル、ポリブチレンサクシネート及びポリブチ
レンサクシネートアジペートからなる群より選ばれる1
種以上の樹脂とを配合し押出成形してなる成形木質材に
おいて、前記リグノセルロース系又はセルロース系物質
と前記樹脂とをコニカル2軸押出機を用いて押出成形し
たものである。
【0008】また、本発明に係る成形木質材は請求項2
に記載したように、リグノセルロース系又はセルロース
系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形して
なる成形木質材において、前記リグノセルロース系又は
セルロース系物質を86〜95重量%、前記樹脂又は前
記樹脂及び所定の混和剤を5〜14重量%、合計を10
0重量%としたものである。
に記載したように、リグノセルロース系又はセルロース
系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形して
なる成形木質材において、前記リグノセルロース系又は
セルロース系物質を86〜95重量%、前記樹脂又は前
記樹脂及び所定の混和剤を5〜14重量%、合計を10
0重量%としたものである。
【0009】また、本発明に係る成形木質材は請求項3
に記載したように、リグノセルロース系又はセルロース
系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、こ
れらを押出成形する成形木質材の製造方法において、前
記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹脂
とを配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で押
出成形するものである。
に記載したように、リグノセルロース系又はセルロース
系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、こ
れらを押出成形する成形木質材の製造方法において、前
記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹脂
とを配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で押
出成形するものである。
【0010】また、本発明に係る成形木質材の製造方法
は請求項4に記載したように、リグノセルロース系又は
セルロース系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、
ABS樹脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレン
サクシネート及びポリブチレンサクシネートアジペート
からなる群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次
いで、これらを押出成形する成形木質材の製造方法にお
いて、前記リグノセルロース系又はセルロース系物質が
86〜95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び所定の混
和剤が5〜14重量%、合計が100重量%となるよう
に配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で押出
成形するものである。
は請求項4に記載したように、リグノセルロース系又は
セルロース系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、
ABS樹脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレン
サクシネート及びポリブチレンサクシネートアジペート
からなる群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次
いで、これらを押出成形する成形木質材の製造方法にお
いて、前記リグノセルロース系又はセルロース系物質が
86〜95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び所定の混
和剤が5〜14重量%、合計が100重量%となるよう
に配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で押出
成形するものである。
【0011】また、本発明に係る成形木質材の製造方法
は、前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前
記樹脂とを配合するに先だって、前記リグノセルロース
系又はセルロース系物質を木質ぺレットに前記樹脂を樹
脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、該木質ぺレッ
ト及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.3としたもの
である。
は、前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前
記樹脂とを配合するに先だって、前記リグノセルロース
系又はセルロース系物質を木質ぺレットに前記樹脂を樹
脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、該木質ぺレッ
ト及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.3としたもの
である。
【0012】また、本発明に係る住宅用造作材は請求項
6に記載したように、リグノセルロース系又はセルロー
ス系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形して
なる住宅用造作材において、前記リグノセルロース系又
はセルロース系物質と前記樹脂とをコニカル2軸押出機
を用いて押出成形したものである。
6に記載したように、リグノセルロース系又はセルロー
ス系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形して
なる住宅用造作材において、前記リグノセルロース系又
はセルロース系物質と前記樹脂とをコニカル2軸押出機
を用いて押出成形したものである。
【0013】また、本発明に係る住宅用造作材は請求項
7に記載したように、リグノセルロース系又はセルロー
ス系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形して
なる住宅用造作材において、前記リグノセルロース系又
はセルロース系物質を86〜95重量%、前記樹脂又は
前記樹脂及び所定の混和剤を5〜14重量%、合計を1
00重量%としたものである。
7に記載したように、リグノセルロース系又はセルロー
ス系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形して
なる住宅用造作材において、前記リグノセルロース系又
はセルロース系物質を86〜95重量%、前記樹脂又は
前記樹脂及び所定の混和剤を5〜14重量%、合計を1
00重量%としたものである。
【0014】また、本発明に係る住宅用造作材は、前記
リグノセルロース系又はセルロース系物質を白色系樹種
の木粉、木屑若しくは繊維状木質材料又はそれらのぺレ
ットとしたものである。
リグノセルロース系又はセルロース系物質を白色系樹種
の木粉、木屑若しくは繊維状木質材料又はそれらのぺレ
ットとしたものである。
【0015】また、本発明に係る住宅用造作材は、押出
成形後、木材用工具で仕上げ加工したものである。
成形後、木材用工具で仕上げ加工したものである。
【0016】また、本発明に係る住宅用造作材は、押出
成形後又は仕上げ加工後、木材用塗料の塗布、シート貼
り、ラッピング加工等の木材用二次処理を施したもので
ある。
成形後又は仕上げ加工後、木材用塗料の塗布、シート貼
り、ラッピング加工等の木材用二次処理を施したもので
ある。
【0017】また、本発明に係る住宅用造作材の製造方
法は請求項11に記載したように、リグノセルロース系
又はセルロース系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹
脂、ABS樹脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチ
レンサクシネート及びポリブチレンサクシネートアジペ
ートからなる群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合
し、次いで、これらを押出成形する住宅用造作材の製造
方法において、前記リグノセルロース系又はセルロース
系物質と前記樹脂とを配合し、次いで、これらをコニカ
ル2軸押出機で押出成形するものである。
法は請求項11に記載したように、リグノセルロース系
又はセルロース系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹
脂、ABS樹脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチ
レンサクシネート及びポリブチレンサクシネートアジペ
ートからなる群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合
し、次いで、これらを押出成形する住宅用造作材の製造
方法において、前記リグノセルロース系又はセルロース
系物質と前記樹脂とを配合し、次いで、これらをコニカ
ル2軸押出機で押出成形するものである。
【0018】また、本発明に係る住宅用造作材の製造方
法は請求項12に記載したように、リグノセルロース系
又はセルロース系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹
脂、ABS樹脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチ
レンサクシネート及びポリブチレンサクシネートアジペ
ートからなる群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合
し、次いで、これらを押出成形する住宅用造作材の製造
方法において、前記リグノセルロース系又はセルロース
系物質が86〜95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び
所定の混和剤が5〜14重量%、合計が100重量%と
なるように配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出
機で押出成形するものである。
法は請求項12に記載したように、リグノセルロース系
又はセルロース系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹
脂、ABS樹脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチ
レンサクシネート及びポリブチレンサクシネートアジペ
ートからなる群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合
し、次いで、これらを押出成形する住宅用造作材の製造
方法において、前記リグノセルロース系又はセルロース
系物質が86〜95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び
所定の混和剤が5〜14重量%、合計が100重量%と
なるように配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出
機で押出成形するものである。
【0019】また、本発明に係る住宅用造作材の製造方
法は、前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と
前記樹脂とを配合するに先だって、前記リグノセルロー
ス系又はセルロース系物質を木質ぺレットに前記樹脂を
樹脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、該木質ぺレ
ット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.3としたも
のである。
法は、前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と
前記樹脂とを配合するに先だって、前記リグノセルロー
ス系又はセルロース系物質を木質ぺレットに前記樹脂を
樹脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、該木質ぺレ
ット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.3としたも
のである。
【0020】また、本発明に係る住宅用造作材の製造方
法は、押出成形後、前記住宅用造作材を木材用工具で仕
上げ加工するものである。
法は、押出成形後、前記住宅用造作材を木材用工具で仕
上げ加工するものである。
【0021】また、本発明に係る住宅用造作材の製造方
法は、押出成形後又は仕上げ加工後、木材用塗料の塗
布、シート貼り、ラッピング加工等の木材用二次処理を
施すものである。
法は、押出成形後又は仕上げ加工後、木材用塗料の塗
布、シート貼り、ラッピング加工等の木材用二次処理を
施すものである。
【0022】本発明に係る成形木質材、住宅用造作材及
びそれらの製造方法において、本出願人は、どのように
すれば、木粉、鋸屑等の木屑、繊維状木質材料といった
リグノセルロース系又はセルロース系物質の含有率を高
めることができるかに着眼し、その着眼の下、さまざま
な研究開発を積み重ねた結果、コニカル2軸押出機を用
いて押出成形すれば、リグノセルロース系又はセルロー
ス系物質の含有率を高めることができることを見い出す
とともに、リグノセルロース系又はセルロース系物質の
含有率を86乃至95重量%にまで高めることが可能で
あることを見い出した。
びそれらの製造方法において、本出願人は、どのように
すれば、木粉、鋸屑等の木屑、繊維状木質材料といった
リグノセルロース系又はセルロース系物質の含有率を高
めることができるかに着眼し、その着眼の下、さまざま
な研究開発を積み重ねた結果、コニカル2軸押出機を用
いて押出成形すれば、リグノセルロース系又はセルロー
ス系物質の含有率を高めることができることを見い出す
とともに、リグノセルロース系又はセルロース系物質の
含有率を86乃至95重量%にまで高めることが可能で
あることを見い出した。
【0023】そして、このように製造された成形木質材
や住宅用造作材は、木粉、鋸屑等の木屑、繊維状木質材
料といったリグノセルロース系又はセルロース系物質の
含有率が非常に高いため、通常の木材と同様に取り扱う
ことが可能になるとともに、間伐材や廃材を有効利用し
てその減容化を図ることが可能となる。
や住宅用造作材は、木粉、鋸屑等の木屑、繊維状木質材
料といったリグノセルロース系又はセルロース系物質の
含有率が非常に高いため、通常の木材と同様に取り扱う
ことが可能になるとともに、間伐材や廃材を有効利用し
てその減容化を図ることが可能となる。
【0024】すなわち、本発明に係る成形木質材及びそ
の製造方法においては、リグノセルロース系又はセルロ
ース系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS
樹脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシ
ネート及びポリブチレンサクシネートアジペートからな
る群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、
これらを押出成形する成形木質材の製造方法において、
前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹
脂とをコニカル2軸押出機を用いて押出成形し、又は、
前記リグノセルロース系又はセルロース系物質が86〜
95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び所定の混和剤が
5〜14重量%、合計が100重量%となるように配合
し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で押出成形す
る。
の製造方法においては、リグノセルロース系又はセルロ
ース系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS
樹脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシ
ネート及びポリブチレンサクシネートアジペートからな
る群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、
これらを押出成形する成形木質材の製造方法において、
前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹
脂とをコニカル2軸押出機を用いて押出成形し、又は、
前記リグノセルロース系又はセルロース系物質が86〜
95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び所定の混和剤が
5〜14重量%、合計が100重量%となるように配合
し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で押出成形す
る。
【0025】このようにコニカル2軸押出機を使用して
押出成形を行うことにより、木粉や木屑といったリグノ
セルロース系又はセルロース系物質の含有率が高くて
も、押出成形プロセスにおいてシリンダー内における原
料の流動性と均質性とを確保することが可能となり、か
くして高品質の成形木質材を製造することが可能とな
る。
押出成形を行うことにより、木粉や木屑といったリグノ
セルロース系又はセルロース系物質の含有率が高くて
も、押出成形プロセスにおいてシリンダー内における原
料の流動性と均質性とを確保することが可能となり、か
くして高品質の成形木質材を製造することが可能とな
る。
【0026】リグノセルロース系又はセルロース系物質
は、木質系材料を適宜粉砕したものであれば、その形
態、樹種、粉砕の程度、粉砕の仕方等は問わないが、で
きるだけ間伐材や廃材を利用するのがよい。一方、廃棄
物として木粉に粉砕されたものが現に調達できるのであ
れば、これも使用できることは言うまでもない。形態に
ついても任意であり、上述したように、木粉、鋸屑等の
木屑、繊維状木質材料等の形態が考えられる。また、粉
砕の仕方については、例えば、住宅資材や廃材を一次破
砕、二次破砕したチップを用いることが可能である。
は、木質系材料を適宜粉砕したものであれば、その形
態、樹種、粉砕の程度、粉砕の仕方等は問わないが、で
きるだけ間伐材や廃材を利用するのがよい。一方、廃棄
物として木粉に粉砕されたものが現に調達できるのであ
れば、これも使用できることは言うまでもない。形態に
ついても任意であり、上述したように、木粉、鋸屑等の
木屑、繊維状木質材料等の形態が考えられる。また、粉
砕の仕方については、例えば、住宅資材や廃材を一次破
砕、二次破砕したチップを用いることが可能である。
【0027】上述した樹脂のうち、熱可塑性ポリオレフ
ィン系樹脂を使用する場合には、例えば、機械的強度、
耐熱性及び調達容易性の観点からポリプロピレンが最適
であるが、ポリエチレンを使用することも可能である。
ィン系樹脂を使用する場合には、例えば、機械的強度、
耐熱性及び調達容易性の観点からポリプロピレンが最適
であるが、ポリエチレンを使用することも可能である。
【0028】混和剤を使用するかどうかは任意であり、
これを使用しない場合には、樹脂だけで5〜14重量
%、混和剤を併用する場合には樹脂との合計が5〜14
重量%となるように設定する。
これを使用しない場合には、樹脂だけで5〜14重量
%、混和剤を併用する場合には樹脂との合計が5〜14
重量%となるように設定する。
【0029】混和剤としては、無水マレイン酸を含有す
る樹脂や着色剤等が考えられ、無水マレイン酸を含有す
る樹脂を用いれば、リグノセルロース系又はセルロース
系物質と樹脂との混和性を高めることができる。
る樹脂や着色剤等が考えられ、無水マレイン酸を含有す
る樹脂を用いれば、リグノセルロース系又はセルロース
系物質と樹脂との混和性を高めることができる。
【0030】また、リグノセルロース系又はセルロース
系物質の含有率を高くすることができる分、仕上がりの
色は、原料であるリグノセルロース系又はセルロース系
物質の色でほぼ決まってくる。そのため、着色剤を混和
剤として適宜選択し、これを添加するようにすれば、成
形木質材を所望の色に仕上げることができる。
系物質の含有率を高くすることができる分、仕上がりの
色は、原料であるリグノセルロース系又はセルロース系
物質の色でほぼ決まってくる。そのため、着色剤を混和
剤として適宜選択し、これを添加するようにすれば、成
形木質材を所望の色に仕上げることができる。
【0031】上述した木粉や木屑あるいは繊維状木質材
料を直接原料としてもよいが、樹脂と別々に又は一緒に
ぺレット加工しておくと、原料の運搬、投入、保管とい
った取り扱いが容易になる。
料を直接原料としてもよいが、樹脂と別々に又は一緒に
ぺレット加工しておくと、原料の運搬、投入、保管とい
った取り扱いが容易になる。
【0032】ここで、前記リグノセルロース系又はセル
ロース系物質と前記樹脂とを配合するに先だって、前記
リグノセルロース系又はセルロース系物質を木質ぺレッ
トに前記樹脂を樹脂ぺレットにそれぞれ加工するととも
に、該木質ぺレット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜
1.3としておくと、コニカル2軸押出機への均一な供
給ができるとともに、該コニカル2軸押出機のシリンダ
ー内で木質ペレット及び樹脂ペレットが均等に混合混練
され、製造された成形木質材の品質をさらに高めること
が可能となる。
ロース系物質と前記樹脂とを配合するに先だって、前記
リグノセルロース系又はセルロース系物質を木質ぺレッ
トに前記樹脂を樹脂ぺレットにそれぞれ加工するととも
に、該木質ぺレット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜
1.3としておくと、コニカル2軸押出機への均一な供
給ができるとともに、該コニカル2軸押出機のシリンダ
ー内で木質ペレット及び樹脂ペレットが均等に混合混練
され、製造された成形木質材の品質をさらに高めること
が可能となる。
【0033】また、本発明に係る住宅用造作材及びその
製造方法においては、リグノセルロース系又はセルロー
ス系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、こ
れらを押出成形する住宅用造作材の製造方法において、
前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹
脂とを配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で
押出成形するか、又は、前記リグノセルロース系又はセ
ルロース系物質が86〜95重量%、前記樹脂又は前記
樹脂及び所定の混和剤が5〜14重量%、合計が100
重量%となるように配合し、次いで、これらをコニカル
2軸押出機で押出成形する。
製造方法においては、リグノセルロース系又はセルロー
ス系物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹
脂、乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネ
ート及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる
群より選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、こ
れらを押出成形する住宅用造作材の製造方法において、
前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹
脂とを配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で
押出成形するか、又は、前記リグノセルロース系又はセ
ルロース系物質が86〜95重量%、前記樹脂又は前記
樹脂及び所定の混和剤が5〜14重量%、合計が100
重量%となるように配合し、次いで、これらをコニカル
2軸押出機で押出成形する。
【0034】このようにコニカル2軸押出機を使用して
押出成形を行うことにより、木粉、鋸屑等の木屑、繊維
状木質材料といったリグノセルロース系又はセルロース
系物質の含有率が高くても、押出成形プロセスにおいて
シリンダー内における原料の流動性と均質性とを確保す
ることが可能となり、かくして高品質の住宅用造作材を
製造することが可能となる。
押出成形を行うことにより、木粉、鋸屑等の木屑、繊維
状木質材料といったリグノセルロース系又はセルロース
系物質の含有率が高くても、押出成形プロセスにおいて
シリンダー内における原料の流動性と均質性とを確保す
ることが可能となり、かくして高品質の住宅用造作材を
製造することが可能となる。
【0035】リグノセルロース系又はセルロース系物質
は、木質系材料を適宜粉砕したものであれば、その形
態、樹種、粉砕の程度、粉砕の仕方等は問わないが、で
きるだけ間伐材や廃材を利用するのがよい。一方、廃棄
物として木粉に粉砕されたものが現に調達できるのであ
れば、これも使用できることは言うまでもない。形態に
ついても任意であり、上述したように、木粉、鋸屑等の
木屑、繊維状木質材料等の形態が考えられる。また、粉
砕の仕方については、例えば、住宅資材や廃材を一次破
砕、二次破砕したチップを用いることが可能である。
は、木質系材料を適宜粉砕したものであれば、その形
態、樹種、粉砕の程度、粉砕の仕方等は問わないが、で
きるだけ間伐材や廃材を利用するのがよい。一方、廃棄
物として木粉に粉砕されたものが現に調達できるのであ
れば、これも使用できることは言うまでもない。形態に
ついても任意であり、上述したように、木粉、鋸屑等の
木屑、繊維状木質材料等の形態が考えられる。また、粉
砕の仕方については、例えば、住宅資材や廃材を一次破
砕、二次破砕したチップを用いることが可能である。
【0036】上述した樹脂のうち、熱可塑性ポリオレフ
ィン系樹脂を使用する場合には、例えば、機械的強度、
耐熱性及び調達容易性の観点からポリプロピレンが最適
であるが、ポリエチレンを使用することも可能である。
ィン系樹脂を使用する場合には、例えば、機械的強度、
耐熱性及び調達容易性の観点からポリプロピレンが最適
であるが、ポリエチレンを使用することも可能である。
【0037】混和剤を使用するかどうかは任意であり、
これを使用しない場合には、樹脂だけで5〜14重量
%、混和剤を併用する場合には樹脂との合計が5〜14
重量%となるように設定する。
これを使用しない場合には、樹脂だけで5〜14重量
%、混和剤を併用する場合には樹脂との合計が5〜14
重量%となるように設定する。
【0038】混和剤としては、無水マレイン酸を含有す
る樹脂や着色剤等が考えられ、無水マレイン酸を含有す
る樹脂を用いれば、リグノセルロース系又はセルロース
系物質と樹脂との混和性を高めることができる。
る樹脂や着色剤等が考えられ、無水マレイン酸を含有す
る樹脂を用いれば、リグノセルロース系又はセルロース
系物質と樹脂との混和性を高めることができる。
【0039】また、リグノセルロース系又はセルロース
系物質の含有率を高くすることができる分、仕上がりの
色は、原料であるリグノセルロース系又はセルロース系
物質の色でほぼ決まってくる。そのため、着色剤を混和
剤として適宜選択し、これを添加するようにすれば、住
宅用造作材を所望の色に仕上げることができる。
系物質の含有率を高くすることができる分、仕上がりの
色は、原料であるリグノセルロース系又はセルロース系
物質の色でほぼ決まってくる。そのため、着色剤を混和
剤として適宜選択し、これを添加するようにすれば、住
宅用造作材を所望の色に仕上げることができる。
【0040】上述した木粉や木屑あるいは繊維状木質材
料を直接原料としてもよいが、樹脂と別々に又は一緒に
ぺレット加工しておくと、原料の運搬、投入、保管とい
った取り扱いが容易になる。
料を直接原料としてもよいが、樹脂と別々に又は一緒に
ぺレット加工しておくと、原料の運搬、投入、保管とい
った取り扱いが容易になる。
【0041】ここで、前記リグノセルロース系又はセル
ロース系物質を白色系樹種の木粉、木屑若しくは繊維状
木質材料又はそれらのぺレットとしたならば、製造され
た住宅用造作材を白に近い色に仕上げることが可能とな
り、住宅用造作材の使用箇所に応じた着色が容易にな
る。すなわち、従来、木粉、鋸屑等の木屑、繊維状木質
材料といったリグノセルロース系又はセルロース系物質
の含有率が低く、その分、樹脂の含有率が高かったた
め、樹脂の熱変性により成形品の色がどうしても濃くな
りがちであり、そのため、着色に手間がかかったり、着
色の範囲に制約があったりしたが、本発明においては、
住宅用造作材を白に近い色に仕上げることができるた
め、着色が容易でかつあらゆる色に着色することが可能
となる。
ロース系物質を白色系樹種の木粉、木屑若しくは繊維状
木質材料又はそれらのぺレットとしたならば、製造され
た住宅用造作材を白に近い色に仕上げることが可能とな
り、住宅用造作材の使用箇所に応じた着色が容易にな
る。すなわち、従来、木粉、鋸屑等の木屑、繊維状木質
材料といったリグノセルロース系又はセルロース系物質
の含有率が低く、その分、樹脂の含有率が高かったた
め、樹脂の熱変性により成形品の色がどうしても濃くな
りがちであり、そのため、着色に手間がかかったり、着
色の範囲に制約があったりしたが、本発明においては、
住宅用造作材を白に近い色に仕上げることができるた
め、着色が容易でかつあらゆる色に着色することが可能
となる。
【0042】また、木粉、鋸屑等の木屑、繊維状木質材
料といったリグノセルロース系又はセルロース系物質の
含有率が高いため、製造された住宅用造作材は、通常の
木質系材料の性状に近くなり、押出成形後、木材用工具
で仕上げ加工することができる。すなわち、従来であれ
ば、樹脂の含有率が高いため、木材用工具で成形品を仕
上げることは困難であったが、本発明によれば、木材用
工具を使って木材と同様に表面を仕上げることが可能と
なる。
料といったリグノセルロース系又はセルロース系物質の
含有率が高いため、製造された住宅用造作材は、通常の
木質系材料の性状に近くなり、押出成形後、木材用工具
で仕上げ加工することができる。すなわち、従来であれ
ば、樹脂の含有率が高いため、木材用工具で成形品を仕
上げることは困難であったが、本発明によれば、木材用
工具を使って木材と同様に表面を仕上げることが可能と
なる。
【0043】また、同様の理由により、押出成形後又は
仕上げ加工後、木材用塗料、例えば油性塗料の塗布、シ
ート貼り、ラッピング加工といった木材用二次処理を施
すことが可能となる。
仕上げ加工後、木材用塗料、例えば油性塗料の塗布、シ
ート貼り、ラッピング加工といった木材用二次処理を施
すことが可能となる。
【0044】また、前記リグノセルロース系又はセルロ
ース系物質と前記樹脂とを配合するに先だって、前記リ
グノセルロース系又はセルロース系物質を木質ぺレット
に前記樹脂を樹脂ぺレットにそれぞれ加工するととも
に、該木質ぺレット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜
1.3としておくと、コニカル2軸押出機への均一な供
給ができるとともに、該コニカル2軸押出機のシリンダ
ー内で木質ペレット及び樹脂ペレットが均等に混合混練
され、製造された住宅用造作材の品質をさらに高めるこ
とが可能となる。
ース系物質と前記樹脂とを配合するに先だって、前記リ
グノセルロース系又はセルロース系物質を木質ぺレット
に前記樹脂を樹脂ぺレットにそれぞれ加工するととも
に、該木質ぺレット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜
1.3としておくと、コニカル2軸押出機への均一な供
給ができるとともに、該コニカル2軸押出機のシリンダ
ー内で木質ペレット及び樹脂ペレットが均等に混合混練
され、製造された住宅用造作材の品質をさらに高めるこ
とが可能となる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る成形木質材、
住宅用造作材及びそれらの製造方法の実施の形態につい
て、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実
質的に同一の部品等については同一の符号を付してその
説明を省略する。
住宅用造作材及びそれらの製造方法の実施の形態につい
て、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実
質的に同一の部品等については同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0046】(第1実施形態)
【0047】図1は、本実施形態に係る成形木質材の一
例としてベランダの笠木を示した斜視図である。同図に
示した成形木質材1は、リグノセルロース系又はセルロ
ース系物質である木屑と、樹脂のうち、熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂であるポリプロピレンとを配合し押出成
形してなり、木屑を86〜95重量%、ポリプロピレン
を5〜14重量%、合計を100重量%としてある。
例としてベランダの笠木を示した斜視図である。同図に
示した成形木質材1は、リグノセルロース系又はセルロ
ース系物質である木屑と、樹脂のうち、熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂であるポリプロピレンとを配合し押出成
形してなり、木屑を86〜95重量%、ポリプロピレン
を5〜14重量%、合計を100重量%としてある。
【0048】ここで、木屑及びポリプロピレンは、それ
ぞれ木質ぺレット、樹脂ぺレットの形態に加工してか
ら、これらを配合して押出成形してあり、該木質ぺレッ
ト及び樹脂ぺレットの比重については、両方とも0.6
〜1.3の範囲に揃えてある。
ぞれ木質ぺレット、樹脂ぺレットの形態に加工してか
ら、これらを配合して押出成形してあり、該木質ぺレッ
ト及び樹脂ぺレットの比重については、両方とも0.6
〜1.3の範囲に揃えてある。
【0049】本実施形態に係る成形木質材を製造するに
は、まず、木屑をその比重が0.6〜1.3となるよう
に木質ペレットに加工するとともに、ポリプロピレンを
その比重がやはり0.6〜1.3となるように樹脂ぺレ
ットに加工する。なお、このような木質ペレットや樹脂
ペレットを別途調達できるのであれば、かかるペレット
加工工程を省略してもかまわない。
は、まず、木屑をその比重が0.6〜1.3となるよう
に木質ペレットに加工するとともに、ポリプロピレンを
その比重がやはり0.6〜1.3となるように樹脂ぺレ
ットに加工する。なお、このような木質ペレットや樹脂
ペレットを別途調達できるのであれば、かかるペレット
加工工程を省略してもかまわない。
【0050】木屑のかさ比重は、通常、0.1〜0.2
であるため、該比重を上述した範囲にしてポリプロピレ
ンの比重範囲に近づけるためには、ペレッターにて木屑
に圧力を載荷して固化させればよい。
であるため、該比重を上述した範囲にしてポリプロピレ
ンの比重範囲に近づけるためには、ペレッターにて木屑
に圧力を載荷して固化させればよい。
【0051】なお、木屑の形状や含水率によっては、ペ
レットになりにくいことがあるが、かかる場合には、軟
化点又は融点の低いポリエチレン等の熱可塑性ポリオレ
フィン系樹脂を予め木屑に添加し、その上でペレット化
すればよい。
レットになりにくいことがあるが、かかる場合には、軟
化点又は融点の低いポリエチレン等の熱可塑性ポリオレ
フィン系樹脂を予め木屑に添加し、その上でペレット化
すればよい。
【0052】ここで、上述した比重範囲の木質ペレット
を得るには、上述したポリエチレン等の熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂を木屑の10%前後、添加するのが望ま
しい。
を得るには、上述したポリエチレン等の熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂を木屑の10%前後、添加するのが望ま
しい。
【0053】木屑の比重を上述のように設定したのは、
該比重が0.6を下回ると、樹脂ペレットと木質ペレッ
トとの混合比率が均一でなくなり、該比重が1.3を越
えると、木屑が固くなりすぎてコニカル2軸押出機のシ
リンダー内でうまく粉砕されず、ポリプロピレンとの混
合が均一でなくなるからである。
該比重が0.6を下回ると、樹脂ペレットと木質ペレッ
トとの混合比率が均一でなくなり、該比重が1.3を越
えると、木屑が固くなりすぎてコニカル2軸押出機のシ
リンダー内でうまく粉砕されず、ポリプロピレンとの混
合が均一でなくなるからである。
【0054】木質ペレットや樹脂ペレットのバインダー
については任意に選択すればよい。例えば、でんぷん質
のバインダーや樹脂を用いることができる。なお、樹脂
を用いる場合には、本実施形態の熱可塑性ポリオレフィ
ン系樹脂と同じ樹脂、すなわちポリプロピレンを採用す
るのが望ましい。
については任意に選択すればよい。例えば、でんぷん質
のバインダーや樹脂を用いることができる。なお、樹脂
を用いる場合には、本実施形態の熱可塑性ポリオレフィ
ン系樹脂と同じ樹脂、すなわちポリプロピレンを採用す
るのが望ましい。
【0055】次に、木質ペレット及び樹脂ペレットを、
木屑が86〜95重量%、ポリプロピレンが5〜14重
量%、合計が100重量%となるように配合する。
木屑が86〜95重量%、ポリプロピレンが5〜14重
量%、合計が100重量%となるように配合する。
【0056】なお、製造された木質ペレットには、必要
に応じて、無水マレイン酸を含有するポリオレフィン系
樹脂を混合しておくのがよい。混入する樹脂は、無水マ
レイン酸を40%程度含有するものが好ましい。ここ
で、無水マレイン酸を含有するポリオレフィン系樹脂を
混入するのは、木屑とポリプロピレンとの混和性を増す
為であり、混入率は2〜5重量%が好ましい。2%以下
では混和性の向上は期待できず、5%以上では成形木質
材1の物性低下につながるからである。
に応じて、無水マレイン酸を含有するポリオレフィン系
樹脂を混合しておくのがよい。混入する樹脂は、無水マ
レイン酸を40%程度含有するものが好ましい。ここ
で、無水マレイン酸を含有するポリオレフィン系樹脂を
混入するのは、木屑とポリプロピレンとの混和性を増す
為であり、混入率は2〜5重量%が好ましい。2%以下
では混和性の向上は期待できず、5%以上では成形木質
材1の物性低下につながるからである。
【0057】したがって、かかる場合には、木質ペレッ
ト及び樹脂ペレットを、木屑が86〜95重量%、ポリ
プロピレンが1〜10重量%、無水マレイン酸を含有す
るポリオレフィン系樹脂が2〜5重量%、合計が100
重量%となるように配合する。
ト及び樹脂ペレットを、木屑が86〜95重量%、ポリ
プロピレンが1〜10重量%、無水マレイン酸を含有す
るポリオレフィン系樹脂が2〜5重量%、合計が100
重量%となるように配合する。
【0058】次に、これらをコニカル2軸押出機で押出
成形し、成形木質材1を製造する。ここで、樹脂温度
は、130〜230C゜、好ましくは170〜200゜
C、樹脂圧力は、5〜50Mpa、好ましくは10〜3
0Mpaの範囲内が好ましい。
成形し、成形木質材1を製造する。ここで、樹脂温度
は、130〜230C゜、好ましくは170〜200゜
C、樹脂圧力は、5〜50Mpa、好ましくは10〜3
0Mpaの範囲内が好ましい。
【0059】以上説明したように、本実施形態に係る成
形木質材及びその製造方法によれば、木屑の含有率が高
くても、押出成形プロセスにおいてコニカル2軸押出機
のシリンダー内における原料の流動性と均質性とを確保
することが可能となり、かくして高品質の成形木質材を
製造することが可能となる。
形木質材及びその製造方法によれば、木屑の含有率が高
くても、押出成形プロセスにおいてコニカル2軸押出機
のシリンダー内における原料の流動性と均質性とを確保
することが可能となり、かくして高品質の成形木質材を
製造することが可能となる。
【0060】また、本実施形態に係る成形木質材及びそ
の製造方法によれば、木屑の含有率が非常に高いため、
間伐材や廃材を有効利用してその減容化を図ることが可
能となる。
の製造方法によれば、木屑の含有率が非常に高いため、
間伐材や廃材を有効利用してその減容化を図ることが可
能となる。
【0061】また、本実施形態に係る成形木質材及びそ
の製造方法によれば、木屑の含有率が非常に高いため、
釘打ちやネジ止めを通常の木材と同様に行うことが可能
となる。
の製造方法によれば、木屑の含有率が非常に高いため、
釘打ちやネジ止めを通常の木材と同様に行うことが可能
となる。
【0062】また、本実施形態に係る成形木質材及びそ
の製造方法によれば、木屑とポリプロピレンとを配合す
るに先だって、木屑を木質ぺレットにポリプロピレンを
樹脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、該木質ぺレ
ット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.3としたの
で、コニカル2軸押出機への均一な供給ができるととも
に、該コニカル2軸押出機のシリンダー内で木質ペレッ
ト及び樹脂ペレットが均等に混合混練され、製造された
成形木質材の品質をさらに高めることが可能となる。
の製造方法によれば、木屑とポリプロピレンとを配合す
るに先だって、木屑を木質ぺレットにポリプロピレンを
樹脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、該木質ぺレ
ット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.3としたの
で、コニカル2軸押出機への均一な供給ができるととも
に、該コニカル2軸押出機のシリンダー内で木質ペレッ
ト及び樹脂ペレットが均等に混合混練され、製造された
成形木質材の品質をさらに高めることが可能となる。
【0063】ちなみに、本実施形態に係る成形木質材1
は、住宅内部のドア部材、水回り部材をはじめ、住宅外
部のエクステリア部材に適しており、表面塗装せずとも
十分な耐水性を有しているが、室内用の場合には、意匠
性から着色ワイピング、木目印刷の上にクリアー塗装で
仕上げることも可能で、エクステリア材としては、耐候
性を増すために屋外用保護着色塗料等で仕上げることも
可能である。
は、住宅内部のドア部材、水回り部材をはじめ、住宅外
部のエクステリア部材に適しており、表面塗装せずとも
十分な耐水性を有しているが、室内用の場合には、意匠
性から着色ワイピング、木目印刷の上にクリアー塗装で
仕上げることも可能で、エクステリア材としては、耐候
性を増すために屋外用保護着色塗料等で仕上げることも
可能である。
【0064】本実施形態では、リグノセルロース系又は
セルロース系物質を木屑とし、熱可塑性ポリオレフィン
系樹脂をポリプロピレンとしたが、これらに代えてそれ
ぞれ木粉、ポリエチレンを使ってもかまわない。
セルロース系物質を木屑とし、熱可塑性ポリオレフィン
系樹脂をポリプロピレンとしたが、これらに代えてそれ
ぞれ木粉、ポリエチレンを使ってもかまわない。
【0065】また、本実施形態では、木屑を木質ぺレッ
トに、ポリプロピレンを樹脂ぺレットにそれぞれ加工し
たものを原料とし、これをコニカル2軸押出機に投入す
るようにしたが、いずれかだけをペレットにしてもよい
し、両方ともペレットにせず、そのまま使用してもかま
わない。また、個別のペレットにせず、木屑とポリプロ
ピレンとの混合ペレットとしてもよい。
トに、ポリプロピレンを樹脂ぺレットにそれぞれ加工し
たものを原料とし、これをコニカル2軸押出機に投入す
るようにしたが、いずれかだけをペレットにしてもよい
し、両方ともペレットにせず、そのまま使用してもかま
わない。また、個別のペレットにせず、木屑とポリプロ
ピレンとの混合ペレットとしてもよい。
【0066】また、本実施形態では、リグノセルロース
系又はセルロース系物質である木屑と、熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂であるポリプロピレンとを、木屑が86
〜95重量%、ポリプロピレンが5〜14重量%となる
ように配合したが、これに代えて、リグノセルロース系
又はセルロース系物質である木屑の含有率を、86〜9
0重量%としてもよい。
系又はセルロース系物質である木屑と、熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂であるポリプロピレンとを、木屑が86
〜95重量%、ポリプロピレンが5〜14重量%となる
ように配合したが、これに代えて、リグノセルロース系
又はセルロース系物質である木屑の含有率を、86〜9
0重量%としてもよい。
【0067】かかる構成における配合割合は、リグノセ
ルロース系又はセルロース系物質を86〜90重量%、
上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を10〜14重量%、
合計を100重量%とすればよい。
ルロース系又はセルロース系物質を86〜90重量%、
上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を10〜14重量%、
合計を100重量%とすればよい。
【0068】また、用途によっては、木屑の含有率が必
ずしも86%以上である必要はなく、例えば70〜80
%あるいは70〜85%程度の含有率でもかまわない。
ずしも86%以上である必要はなく、例えば70〜80
%あるいは70〜85%程度の含有率でもかまわない。
【0069】かかる構成における配合割合は、それぞ
れ、リグノセルロース系又はセルロース系物質を70〜
80重量%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を20〜
30重量%、合計を100重量%とし、あるいはリグノ
セルロース系又はセルロース系物質を70〜85重量
%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を15〜30重量
%、合計を100重量%とすればよい。
れ、リグノセルロース系又はセルロース系物質を70〜
80重量%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を20〜
30重量%、合計を100重量%とし、あるいはリグノ
セルロース系又はセルロース系物質を70〜85重量
%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を15〜30重量
%、合計を100重量%とすればよい。
【0070】(第2実施形態)
【0071】図2は、本実施形態に係る住宅用造作材の
一例として巾木を示した斜視図である。同図に示した住
宅用造作材2は、リグノセルロース系又はセルロース系
物質である木屑と、樹脂のうち、熱可塑性ポリオレフィ
ン系樹脂であるポリプロピレンとを配合し押出成形して
なり、木屑を86〜95重量%、ポリプロピレンを5〜
14重量%、合計を100重量%としてある。
一例として巾木を示した斜視図である。同図に示した住
宅用造作材2は、リグノセルロース系又はセルロース系
物質である木屑と、樹脂のうち、熱可塑性ポリオレフィ
ン系樹脂であるポリプロピレンとを配合し押出成形して
なり、木屑を86〜95重量%、ポリプロピレンを5〜
14重量%、合計を100重量%としてある。
【0072】ここで、木屑及びポリプロピレンは、それ
ぞれ木質ぺレット、樹脂ぺレットの形態に加工してか
ら、これらを配合して押出成形してあり、該木質ぺレッ
ト及び樹脂ぺレットの比重については、両方とも0.6
〜1.3の範囲に揃えてある。
ぞれ木質ぺレット、樹脂ぺレットの形態に加工してか
ら、これらを配合して押出成形してあり、該木質ぺレッ
ト及び樹脂ぺレットの比重については、両方とも0.6
〜1.3の範囲に揃えてある。
【0073】本実施形態に係る住宅用造作材を製造する
には、まず、木屑をその比重が0.6〜1.3となるよ
うに木質ペレットに加工するとともに、ポリプロピレン
をその比重がやはり0.6〜1.3となるように樹脂ぺ
レットに加工する。なお、このような木質ペレットや樹
脂ペレットを別途調達できるのであれば、かかるペレッ
ト加工工程を省略してもかまわない。
には、まず、木屑をその比重が0.6〜1.3となるよ
うに木質ペレットに加工するとともに、ポリプロピレン
をその比重がやはり0.6〜1.3となるように樹脂ぺ
レットに加工する。なお、このような木質ペレットや樹
脂ペレットを別途調達できるのであれば、かかるペレッ
ト加工工程を省略してもかまわない。
【0074】木屑は、白色系樹種、例えば針葉樹からで
きるだけ色の薄い樹種を選択するのが望ましい。
きるだけ色の薄い樹種を選択するのが望ましい。
【0075】木屑のかさ比重は、通常、0.1〜0.2
であるため、該比重を上述した範囲にしてポリプロピレ
ンの比重範囲に近づけるためには、ペレッターにて木屑
に圧力を載荷して固化させればよい。
であるため、該比重を上述した範囲にしてポリプロピレ
ンの比重範囲に近づけるためには、ペレッターにて木屑
に圧力を載荷して固化させればよい。
【0076】なお、木屑の形状や含水率によっては、ペ
レットになりにくいことがあるが、かかる場合には、軟
化点又は融点の低いポリエチレン等の熱可塑性ポリオレ
フィン系樹脂を予め木屑に添加し、その上でペレット化
すればよい。
レットになりにくいことがあるが、かかる場合には、軟
化点又は融点の低いポリエチレン等の熱可塑性ポリオレ
フィン系樹脂を予め木屑に添加し、その上でペレット化
すればよい。
【0077】ここで、上述した比重範囲の木質ペレット
を得るには、上述したポリエチレン等の熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂を木屑の10%前後、添加するのが望ま
しい。
を得るには、上述したポリエチレン等の熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂を木屑の10%前後、添加するのが望ま
しい。
【0078】木屑の比重を上述のように設定したのは、
該比重が0.6を下回ると、樹脂ペレットと木質ペレッ
トとの混合比率が均一でなくなり、該比重が1.3を越
えると、木屑が固くなりすぎてコニカル2軸押出機のシ
リンダー内でうまく粉砕されず、ポリプロピレンとの混
合が均一でなくなるからである。
該比重が0.6を下回ると、樹脂ペレットと木質ペレッ
トとの混合比率が均一でなくなり、該比重が1.3を越
えると、木屑が固くなりすぎてコニカル2軸押出機のシ
リンダー内でうまく粉砕されず、ポリプロピレンとの混
合が均一でなくなるからである。
【0079】木質ペレットや樹脂ペレットのバインダー
については任意に選択すればよい。例えば、でんぷん質
のバインダーや樹脂を用いることができる。なお、樹脂
を用いる場合には、本実施形態の熱可塑性ポリオレフィ
ン系樹脂と同じ樹脂、すなわちポリプロピレンを採用す
るのが望ましい。
については任意に選択すればよい。例えば、でんぷん質
のバインダーや樹脂を用いることができる。なお、樹脂
を用いる場合には、本実施形態の熱可塑性ポリオレフィ
ン系樹脂と同じ樹脂、すなわちポリプロピレンを採用す
るのが望ましい。
【0080】次に、木質ペレット及び樹脂ペレットを、
木屑が86〜95重量%、ポリプロピレンが5〜14重
量%、合計が100重量%となるように配合する。
木屑が86〜95重量%、ポリプロピレンが5〜14重
量%、合計が100重量%となるように配合する。
【0081】なお、製造された木質ペレットには、必要
に応じて、無水マレイン酸を含有するポリオレフィン系
樹脂を混合しておくのがよい。混入する樹脂は、無水マ
レイン酸を40%程度含有するものが好ましい。ここ
で、無水マレイン酸を含有するポリオレフィン系樹脂を
混入するのは、木屑とポリプロピレンとの混和性を増す
為であり、混入率は2〜5重量%が好ましい。2%以下
では混和性の向上は期待できず、5%以上では住宅用造
作材2の物性低下につながるからである。
に応じて、無水マレイン酸を含有するポリオレフィン系
樹脂を混合しておくのがよい。混入する樹脂は、無水マ
レイン酸を40%程度含有するものが好ましい。ここ
で、無水マレイン酸を含有するポリオレフィン系樹脂を
混入するのは、木屑とポリプロピレンとの混和性を増す
為であり、混入率は2〜5重量%が好ましい。2%以下
では混和性の向上は期待できず、5%以上では住宅用造
作材2の物性低下につながるからである。
【0082】したがって、かかる場合には、木質ペレッ
ト及び樹脂ペレットを、木屑が86〜95重量%、ポリ
プロピレンが1〜10重量%、無水マレイン酸を含有す
るポリオレフィン系樹脂が2〜5重量%、合計が100
重量%となるように配合する。
ト及び樹脂ペレットを、木屑が86〜95重量%、ポリ
プロピレンが1〜10重量%、無水マレイン酸を含有す
るポリオレフィン系樹脂が2〜5重量%、合計が100
重量%となるように配合する。
【0083】次に、これらをコニカル2軸押出機で押出
成形し、住宅用造作材2を製造する。ここで、樹脂温度
は、130〜230C゜、好ましくは170〜200゜
C、樹脂圧力は、5〜50Mpa、好ましくは10〜3
0Mpaの範囲内が好ましい。
成形し、住宅用造作材2を製造する。ここで、樹脂温度
は、130〜230C゜、好ましくは170〜200゜
C、樹脂圧力は、5〜50Mpa、好ましくは10〜3
0Mpaの範囲内が好ましい。
【0084】次に、製造された住宅用造作材2を木材用
工具で仕上げ加工する。例えばサンダーペーパーを用い
て通常の木質材料と同様に表面研磨を行うことができ
る。
工具で仕上げ加工する。例えばサンダーペーパーを用い
て通常の木質材料と同様に表面研磨を行うことができ
る。
【0085】仕上げ加工が終わったならば、次に、木材
用塗料、例えば油性塗料、あるいはアクリル、ウレタン
樹脂等の塗料を塗布する。ここで、木屑として白色系樹
種を選んであるとともに該木屑の配合割合が86〜95
重量%であるため、住宅用造作材2の色は、白っぽく仕
上がっている。そのため、表面における物理的及び化学
的性質が木質材料と同等の状況になっていることと相ま
って、木材で用いる様々な塗料を使って住宅用造作材2
を所望の色に着色することができる。
用塗料、例えば油性塗料、あるいはアクリル、ウレタン
樹脂等の塗料を塗布する。ここで、木屑として白色系樹
種を選んであるとともに該木屑の配合割合が86〜95
重量%であるため、住宅用造作材2の色は、白っぽく仕
上がっている。そのため、表面における物理的及び化学
的性質が木質材料と同等の状況になっていることと相ま
って、木材で用いる様々な塗料を使って住宅用造作材2
を所望の色に着色することができる。
【0086】なお、このように製造した住宅用造作材2
は、木質材料と同様、アクリル系接着剤で相互に接着す
ることが可能である。
は、木質材料と同様、アクリル系接着剤で相互に接着す
ることが可能である。
【0087】以上説明したように、本実施形態に係る住
宅用造作材及びその製造方法によれば、木屑の含有率が
高くても、押出成形プロセスにおいてコニカル2軸押出
機のシリンダー内における原料の流動性と均質性とを確
保することが可能となり、かくして高品質の住宅用造作
材を製造することが可能となる。
宅用造作材及びその製造方法によれば、木屑の含有率が
高くても、押出成形プロセスにおいてコニカル2軸押出
機のシリンダー内における原料の流動性と均質性とを確
保することが可能となり、かくして高品質の住宅用造作
材を製造することが可能となる。
【0088】また、本実施形態に係る住宅用造作材及び
その製造方法によれば、木屑の含有率が非常に高いた
め、間伐材や廃材を有効利用してその減容化を図ること
が可能となる。
その製造方法によれば、木屑の含有率が非常に高いた
め、間伐材や廃材を有効利用してその減容化を図ること
が可能となる。
【0089】また、本実施形態に係る住宅用造作材及び
その製造方法によれば、木屑の含有率が非常に高いた
め、通常の木材と同様、釘打ちやビス止めが可能とな
る。
その製造方法によれば、木屑の含有率が非常に高いた
め、通常の木材と同様、釘打ちやビス止めが可能とな
る。
【0090】また、本実施形態に係る住宅用造作材及び
その製造方法によれば、木屑を上述したように白色系樹
種から選択したので、製造された住宅用造作材を白に近
い色に仕上げることが可能となり、住宅用造作材の使用
箇所に応じた着色が容易になる。
その製造方法によれば、木屑を上述したように白色系樹
種から選択したので、製造された住宅用造作材を白に近
い色に仕上げることが可能となり、住宅用造作材の使用
箇所に応じた着色が容易になる。
【0091】すなわち、従来、木粉や木屑の含有率が低
かったため、樹脂の熱変性により成形品の色がどうして
も濃くなりがちとなり、そのため、着色に手間がかかっ
たり、着色の範囲に制約があったりしたが、本実施形態
においては、製造された住宅用造作材が白に近い色に仕
上がっているため、着色が容易でかつあらゆる色に着色
することが可能となる。
かったため、樹脂の熱変性により成形品の色がどうして
も濃くなりがちとなり、そのため、着色に手間がかかっ
たり、着色の範囲に制約があったりしたが、本実施形態
においては、製造された住宅用造作材が白に近い色に仕
上がっているため、着色が容易でかつあらゆる色に着色
することが可能となる。
【0092】また、木屑の含有率が高いため、製造され
た住宅用造作材2は、通常の木質系材料に近くなり、押
出成形後、木材用工具で仕上げ加工することが可能とな
る。すなわち、従来であれば、樹脂の割合が高いため、
木材用工具で成形品を仕上げることは困難であったが、
本実施形態によれば、木材用工具を使って木材と同様に
表面を仕上げることが可能となる。
た住宅用造作材2は、通常の木質系材料に近くなり、押
出成形後、木材用工具で仕上げ加工することが可能とな
る。すなわち、従来であれば、樹脂の割合が高いため、
木材用工具で成形品を仕上げることは困難であったが、
本実施形態によれば、木材用工具を使って木材と同様に
表面を仕上げることが可能となる。
【0093】また、同様の理由により、仕上げ加工後、
木材用塗料、例えば油性塗料を塗布することが可能とな
る。
木材用塗料、例えば油性塗料を塗布することが可能とな
る。
【0094】また、本実施形態に係る住宅用造作材及び
その製造方法によれば、木屑とポリプロピレンとを配合
するに先だって、木屑を木質ぺレットにポリプロピレン
を樹脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、該木質ぺ
レット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.3とした
ので、コニカル2軸押出機への均一な供給ができるとと
もに、該コニカル2軸押出機のシリンダー内で木質ペレ
ット及び樹脂ペレットが均等に混合混練され、製造され
た住宅用造作材の品質をさらに高めることが可能とな
る。
その製造方法によれば、木屑とポリプロピレンとを配合
するに先だって、木屑を木質ぺレットにポリプロピレン
を樹脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、該木質ぺ
レット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.3とした
ので、コニカル2軸押出機への均一な供給ができるとと
もに、該コニカル2軸押出機のシリンダー内で木質ペレ
ット及び樹脂ペレットが均等に混合混練され、製造され
た住宅用造作材の品質をさらに高めることが可能とな
る。
【0095】なお、本実施形態に係る住宅用造作材は、
従来の中質繊維板(MDF)の代替材となるため、中質
繊維板を製造するときに使用された接着剤からホルムア
ルデヒドが室内に放散される懸念がなくなる。
従来の中質繊維板(MDF)の代替材となるため、中質
繊維板を製造するときに使用された接着剤からホルムア
ルデヒドが室内に放散される懸念がなくなる。
【0096】本実施形態では、リグノセルロース系又は
セルロース系物質を木屑とし、熱可塑性ポリオレフィン
系樹脂をポリプロピレンとしたが、これらに代えてそれ
ぞれ木粉、ポリエチレンを使ってもかまわない。
セルロース系物質を木屑とし、熱可塑性ポリオレフィン
系樹脂をポリプロピレンとしたが、これらに代えてそれ
ぞれ木粉、ポリエチレンを使ってもかまわない。
【0097】また、本実施形態では、木屑を木質ぺレッ
トに、ポリプロピレンを樹脂ぺレットにそれぞれ加工し
たものを原料とし、これをコニカル2軸押出機に投入す
るようにしたが、いずれかだけをペレットにしてもよい
し、両方ともペレットにせず、そのまま使用してもかま
わない。また、個別のペレットにせず、木屑とポリプロ
ピレンとの混合ペレットとしてもよい。
トに、ポリプロピレンを樹脂ぺレットにそれぞれ加工し
たものを原料とし、これをコニカル2軸押出機に投入す
るようにしたが、いずれかだけをペレットにしてもよい
し、両方ともペレットにせず、そのまま使用してもかま
わない。また、個別のペレットにせず、木屑とポリプロ
ピレンとの混合ペレットとしてもよい。
【0098】また、本実施形態では、木屑として、白色
系樹種、例えば針葉樹からできるだけ色の薄い樹種を選
択したが、木屑の配合割合が高くそれがゆえに該木屑の
色が住宅用造作材2の色にそのまま反映する。そのた
め、木屑又はその木質ペレットの色を適宜選択すること
により、住宅用造作材2の色を所望の色にコントロール
することが可能となる。
系樹種、例えば針葉樹からできるだけ色の薄い樹種を選
択したが、木屑の配合割合が高くそれがゆえに該木屑の
色が住宅用造作材2の色にそのまま反映する。そのた
め、木屑又はその木質ペレットの色を適宜選択すること
により、住宅用造作材2の色を所望の色にコントロール
することが可能となる。
【0099】また、本実施形態では、リグノセルロース
系又はセルロース系物質である木屑と、熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂であるポリプロピレンとを、木屑が86
〜95重量%、ポリプロピレンが5〜14重量%となる
ように配合したが、これに代えて、リグノセルロース系
又はセルロース系物質である木屑の含有率を、86〜9
0重量%としてもよい。
系又はセルロース系物質である木屑と、熱可塑性ポリオ
レフィン系樹脂であるポリプロピレンとを、木屑が86
〜95重量%、ポリプロピレンが5〜14重量%となる
ように配合したが、これに代えて、リグノセルロース系
又はセルロース系物質である木屑の含有率を、86〜9
0重量%としてもよい。
【0100】かかる構成における配合割合は、リグノセ
ルロース系又はセルロース系物質を86〜90重量%、
上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を10〜14重量%、
合計を100重量%とすればよい。
ルロース系又はセルロース系物質を86〜90重量%、
上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を10〜14重量%、
合計を100重量%とすればよい。
【0101】また、造作材が使われる部位によっては、
木屑の含有率が必ずしも86%以上である必要はなく、
例えば70〜80%あるいは70〜85%程度の含有率
でもかまわない。
木屑の含有率が必ずしも86%以上である必要はなく、
例えば70〜80%あるいは70〜85%程度の含有率
でもかまわない。
【0102】かかる構成における配合割合は、それぞ
れ、リグノセルロース系又はセルロース系物質を70〜
80重量%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を20〜
30重量%、合計を100重量%とし、あるいはリグノ
セルロース系又はセルロース系物質を70〜85重量
%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を15〜30重量
%、合計を100重量%とすればよい。
れ、リグノセルロース系又はセルロース系物質を70〜
80重量%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を20〜
30重量%、合計を100重量%とし、あるいはリグノ
セルロース系又はセルロース系物質を70〜85重量
%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を15〜30重量
%、合計を100重量%とすればよい。
【0103】
【実施例1】以下、本実施形態の実施例について説明す
る。
る。
【0104】まず、住宅新築もしくは解体廃材を直径5
0mmの多数の孔を有するスクリーンを備えたハンマー
ミル(株式会社尾上機械製 VALD20)にて一次破
砕し、厚み5〜10mm巾10〜30mm、長さ30〜
50mm程度の木質チップを得る。
0mmの多数の孔を有するスクリーンを備えたハンマー
ミル(株式会社尾上機械製 VALD20)にて一次破
砕し、厚み5〜10mm巾10〜30mm、長さ30〜
50mm程度の木質チップを得る。
【0105】次に、一次破砕チップを直径10mmの多
数の孔を有するスクリーンを備えたハンマーミル(株式
会社尾上機械製 GX−2B)にて二次破砕し、針状の
二次破砕チップを得る。
数の孔を有するスクリーンを備えたハンマーミル(株式
会社尾上機械製 GX−2B)にて二次破砕し、針状の
二次破砕チップを得る。
【0106】得られた破砕物は、含水率15%以下の乾
燥材で、このままでは千代田技研株式会社のプレスペレ
ッター(FMP−300)では、直接ペレットはでき
ず、含水率25%前後に調整した上、コーンスターチを
5%添加し、ペレットにした後、再度乾燥し含水率を1
5%以下に調整する。
燥材で、このままでは千代田技研株式会社のプレスペレ
ッター(FMP−300)では、直接ペレットはでき
ず、含水率25%前後に調整した上、コーンスターチを
5%添加し、ペレットにした後、再度乾燥し含水率を1
5%以下に調整する。
【0107】調整したペレットを重量比86%、ポリプ
ロピレン14%の配合でシンシナティーエクストリュー
ジョンオーストリアの異方向二軸コニカル・スクリュー
押出機(A.G.TITAN45)で成形加工する。
ロピレン14%の配合でシンシナティーエクストリュー
ジョンオーストリアの異方向二軸コニカル・スクリュー
押出機(A.G.TITAN45)で成形加工する。
【0108】押出成形された成形木質材(住宅用造作
材)を表1及び表2に示す。
材)を表1及び表2に示す。
【0109】
【表1】
【0110】
【表2】
【0111】これらの表でわかるように、本実施例の成
形木質材(住宅用造作材)は、従来の成形木質材に比較
しても遜色ない物性値を示し、木質中比重繊維板(MD
F)よりも優れた強度、耐水性能を示した。
形木質材(住宅用造作材)は、従来の成形木質材に比較
しても遜色ない物性値を示し、木質中比重繊維板(MD
F)よりも優れた強度、耐水性能を示した。
【0112】また、JAS規格では、ホルムアルデヒド
放出量の上限を0.5mg/lと定めているが、本実施
例の成形木質材(住宅用造作材)は、これらの上限値を
余裕をもってクリアしている。
放出量の上限を0.5mg/lと定めているが、本実施
例の成形木質材(住宅用造作材)は、これらの上限値を
余裕をもってクリアしている。
【0113】なお、木粉率については、75%、80
%、85%の3例を示すにとどめたが、かかる木粉率の
上昇に伴って曲げ強度(N/mm2)は67、70、7
0と低下するどころかむしろ上昇傾向にある。
%、85%の3例を示すにとどめたが、かかる木粉率の
上昇に伴って曲げ強度(N/mm2)は67、70、7
0と低下するどころかむしろ上昇傾向にある。
【0114】これは、高い木粉率であっても、コニカル
2軸押出機のシリンダー内での原料の流動性と均一性を
十分に確保することが可能であることを裏付けるもので
あり、木粉、木屑、繊維状木質材料といったリグノセル
ロース系又はセルロース系物質の配合割合が86%〜9
0%あるいは86%〜95%であっても、従来の成形木
質材やMDFを上回る曲げ強度と耐水性能を確保するこ
とは十分期待できる。
2軸押出機のシリンダー内での原料の流動性と均一性を
十分に確保することが可能であることを裏付けるもので
あり、木粉、木屑、繊維状木質材料といったリグノセル
ロース系又はセルロース系物質の配合割合が86%〜9
0%あるいは86%〜95%であっても、従来の成形木
質材やMDFを上回る曲げ強度と耐水性能を確保するこ
とは十分期待できる。
【0115】なお、前者の場合における配合割合は、リ
グノセルロース系又はセルロース系物質を86〜90重
量%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を10〜14重
量%、合計を100重量%とすればよい。
グノセルロース系又はセルロース系物質を86〜90重
量%、上述の樹脂又は該樹脂及び混和剤を10〜14重
量%、合計を100重量%とすればよい。
【0116】
【実施例2】実施例1と同様に住宅新築もしくは解体廃
材を、直径50mmの多数の孔を有するスクリーンを備
えたハンマーミル(株式会社尾上機械製 VALD2
0)にて一次破砕し、厚み5〜10mm、巾10〜30
mm、長さ30〜50mm程度の木質チップを得る。
材を、直径50mmの多数の孔を有するスクリーンを備
えたハンマーミル(株式会社尾上機械製 VALD2
0)にて一次破砕し、厚み5〜10mm、巾10〜30
mm、長さ30〜50mm程度の木質チップを得る。
【0117】次に、一次破砕チップを直径10mmの多
数の孔を有するスクリーンを備えたハンマーミル(株式
会社尾上機械製 GX−2B)にて二次破砕し、針状の
二次破砕チップを得る。
数の孔を有するスクリーンを備えたハンマーミル(株式
会社尾上機械製 GX−2B)にて二次破砕し、針状の
二次破砕チップを得る。
【0118】得られた破砕物は、含水率15%以下の乾
燥材で、これを株式会社小熊鉄工所のデュアルプレタイ
ザー(DP−3)にポリエチレン樹脂10%添加後、投
入した後、木質ポリエチレン複合ペレットとする。
燥材で、これを株式会社小熊鉄工所のデュアルプレタイ
ザー(DP−3)にポリエチレン樹脂10%添加後、投
入した後、木質ポリエチレン複合ペレットとする。
【0119】調整したペレットを重量比86%、ポリプ
ロピレン14%の配合でシンシナティーエクストリュー
ジョンオーストリアの異方向二軸コニカル・スクリュー
押出機(A.G.TITAN45)で成形加工する。押
出成形された成形木質材(住宅用造作材)は、従来の成
形木質材に比較しても遜色ない物性値を示し、木質中比
重繊維板(MDF)より優れた強度、耐水性能を示し
た。
ロピレン14%の配合でシンシナティーエクストリュー
ジョンオーストリアの異方向二軸コニカル・スクリュー
押出機(A.G.TITAN45)で成形加工する。押
出成形された成形木質材(住宅用造作材)は、従来の成
形木質材に比較しても遜色ない物性値を示し、木質中比
重繊維板(MDF)より優れた強度、耐水性能を示し
た。
【0120】
【比較例1】実施例1と同様に住宅新築もしくは解体廃
材を、直径50mmの多数の孔を有するスクリーンを備
えたハンマーミル(株式会社尾上機械製 VALD2
0)にて一次破砕し、厚み5〜10mm、巾10〜30
mm、長さ30〜50mm程度の木質チップを得る。
材を、直径50mmの多数の孔を有するスクリーンを備
えたハンマーミル(株式会社尾上機械製 VALD2
0)にて一次破砕し、厚み5〜10mm、巾10〜30
mm、長さ30〜50mm程度の木質チップを得る。
【0121】次に、一次破砕チップを直径10mmの多
数の孔を有するスクリーンを備えたハンマーミル(株式
会社尾上機械製 GX−2B)にて二次破砕し、針状の
二次破砕チップを得る。
数の孔を有するスクリーンを備えたハンマーミル(株式
会社尾上機械製 GX−2B)にて二次破砕し、針状の
二次破砕チップを得る。
【0122】得られた破砕物は、含水率15%以下の乾
燥材で、これを株式会社御池鉄工所のマルチホーマー
(MH−50)に投入した後、木質単体ペレットとす
る。
燥材で、これを株式会社御池鉄工所のマルチホーマー
(MH−50)に投入した後、木質単体ペレットとす
る。
【0123】調整したペレットを重量比30%、ポリプ
ロピレン70%の配合で株式会社三興のSK−A型連続
成型機で成形加工する。
ロピレン70%の配合で株式会社三興のSK−A型連続
成型機で成形加工する。
【0124】鋳型成形された材料を表3及び表4に示
す。
す。
【0125】
【表3】
【0126】
【表4】
【0127】これらの表でわかるように、鋳型成形され
た材料は、他の材料に比較しても遜色ない物性値を示
し、木質中比重繊維板(MDF)より優れた強度、耐水
性能を示すが、原料の流動性の問題から30%以上の木
粉を配合することは困難であるとともに、主体となる原
料が樹脂のため、成形後の木材用二次処理や木材用工具
を用いた仕上げ加工を行うことはきわめて困難である。
た材料は、他の材料に比較しても遜色ない物性値を示
し、木質中比重繊維板(MDF)より優れた強度、耐水
性能を示すが、原料の流動性の問題から30%以上の木
粉を配合することは困難であるとともに、主体となる原
料が樹脂のため、成形後の木材用二次処理や木材用工具
を用いた仕上げ加工を行うことはきわめて困難である。
【0128】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る成形木
質材及びその製造方法によれば、木粉、鋸屑等の木屑、
繊維状木質材料といったリグノセルロース系又はセルロ
ース系物質の含有率が高くても、コニカル2軸押出機を
使用することによって押出成形プロセスにおけるシリン
ダー内の原料の流動性と均質性とを確保することが可能
となり、かくして高品質の成形木質材を製造することが
可能となる。
質材及びその製造方法によれば、木粉、鋸屑等の木屑、
繊維状木質材料といったリグノセルロース系又はセルロ
ース系物質の含有率が高くても、コニカル2軸押出機を
使用することによって押出成形プロセスにおけるシリン
ダー内の原料の流動性と均質性とを確保することが可能
となり、かくして高品質の成形木質材を製造することが
可能となる。
【0129】また、本発明に係る住宅用造作材及びその
製造方法によれば、木粉、鋸屑等の木屑、繊維状木質材
料といったリグノセルロース系又はセルロース系物質の
含有率が高くても、コニカル2軸押出機を使用すること
によって押出成形プロセスにおけるシリンダー内の原料
の流動性と均質性とを確保することが可能となり、かく
して高品質の住宅用造作材を製造することが可能とな
る。
製造方法によれば、木粉、鋸屑等の木屑、繊維状木質材
料といったリグノセルロース系又はセルロース系物質の
含有率が高くても、コニカル2軸押出機を使用すること
によって押出成形プロセスにおけるシリンダー内の原料
の流動性と均質性とを確保することが可能となり、かく
して高品質の住宅用造作材を製造することが可能とな
る。
【0130】
【図1】第1実施形態に係る成形木質材の斜視図。
【図2】第2実施形態に係る住宅用造作材の斜視図。
1 成形木質材
2 住宅用造作材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B27N 3/02 B27N 3/02 D
C08J 5/00 CEP C08J 5/00 CEP
E04F 19/00 E04F 19/00 E
// C08L 97:02 C08L 97:02
Fターム(参考) 2B250 AA01 CA11 DA03 FA21 FA33
FA37 HA01
2B260 BA05 BA07 BA15 BA18 BA19
CB01 CD02 DA01 DA07 DA09
EA13 EB02 EB06 EB21 EC18
4F071 AA09 AA14 AA22 AA43 AA44
AA77 AG12 AH03 BA01 BB06
BC06
4F207 AA03 AA13 AA24 AH48 KA01
KA17 KK13 KK26
Claims (15)
- 【請求項1】 リグノセルロース系又はセルロース系物
質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、乳
酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネート及
びポリブチレンサクシネートアジペートからなる群より
選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形してなる成
形木質材において、 前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹
脂とをコニカル2軸押出機を用いて押出成形したことを
特徴とする成形木質材。 - 【請求項2】 リグノセルロース系又はセルロース系物
質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、乳
酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネート及
びポリブチレンサクシネートアジペートからなる群より
選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形してなる成
形木質材において、 前記リグノセルロース系又はセルロース系物質を86〜
95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び所定の混和剤を
5〜14重量%、合計を100重量%としたことを特徴
とする成形木質材。 - 【請求項3】 リグノセルロース系又はセルロース系物
質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、乳
酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネート及
びポリブチレンサクシネートアジペートからなる群より
選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、これらを
押出成形する成形木質材の製造方法において、 前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹
脂とを配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で
押出成形することを特徴とする成形木質材の製造方法。 - 【請求項4】 リグノセルロース系又はセルロース系物
質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、乳
酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネート及
びポリブチレンサクシネートアジペートからなる群より
選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、これらを
押出成形する成形木質材の製造方法において、 前記リグノセルロース系又はセルロース系物質が86〜
95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び所定の混和剤が
5〜14重量%、合計が100重量%となるように配合
し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で押出成形す
ることを特徴とする成形木質材の製造方法。 - 【請求項5】 前記リグノセルロース系又はセルロース
系物質と前記樹脂とを配合するに先だって、前記リグノ
セルロース系又はセルロース系物質を木質ぺレットに前
記樹脂を樹脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、該
木質ぺレット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.3
とした請求項3又は請求項4記載の成形木質材の製造方
法。 - 【請求項6】 リグノセルロース系又はセルロース系物
質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、乳
酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネート及
びポリブチレンサクシネートアジペートからなる群より
選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形してなる住
宅用造作材において、 前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹
脂とをコニカル2軸押出機を用いて押出成形したことを
特徴とする住宅用造作材。 - 【請求項7】 リグノセルロース系又はセルロース系物
質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、乳
酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネート及
びポリブチレンサクシネートアジペートからなる群より
選ばれる1種以上の樹脂とを配合し押出成形してなる住
宅用造作材において、 前記リグノセルロース系又はセルロース系物質を86〜
95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び所定の混和剤を
5〜14重量%、合計を100重量%としたことを特徴
とする住宅用造作材。 - 【請求項8】 前記リグノセルロース系又はセルロース
系物質を白色系樹種の木粉、木屑若しくは繊維状木質材
料又はそれらのぺレットとした請求項6又は請求項7記
載の住宅用造作材。 - 【請求項9】 押出成形後、木材用工具で仕上げ加工し
た請求項6又は請求項7記載の住宅用造作材。 - 【請求項10】 押出成形後又は仕上げ加工後、木材用
塗料の塗布、シート貼り、ラッピング加工等の木材用二
次処理を施した請求項6乃至請求項9のいずれか一記載
の住宅用造作材。 - 【請求項11】 リグノセルロース系又はセルロース系
物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、
乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネート
及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる群よ
り選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、これら
を押出成形する住宅用造作材の製造方法において、 前記リグノセルロース系又はセルロース系物質と前記樹
脂とを配合し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で
押出成形することを特徴とする住宅用造作材の製造方
法。 - 【請求項12】 リグノセルロース系又はセルロース系
物質と、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、
乳酸系脂肪酸ポリエステル、ポリブチレンサクシネート
及びポリブチレンサクシネートアジペートからなる群よ
り選ばれる1種以上の樹脂とを配合し、次いで、これら
を押出成形する住宅用造作材の製造方法において、 前記リグノセルロース系又はセルロース系物質が86〜
95重量%、前記樹脂又は前記樹脂及び所定の混和剤が
5〜14重量%、合計が100重量%となるように配合
し、次いで、これらをコニカル2軸押出機で押出成形す
ることを特徴とする住宅用造作材の製造方法。 - 【請求項13】 前記リグノセルロース系又はセルロー
ス系物質と前記樹脂とを配合するに先だって、前記リグ
ノセルロース系又はセルロース系物質を木質ぺレットに
前記樹脂を樹脂ぺレットにそれぞれ加工するとともに、
該木質ぺレット及び樹脂ぺレットの比重を0.6〜1.
3とした請求項11又は請求項12記載の住宅用造作材
の製造方法。 - 【請求項14】 押出成形後、前記住宅用造作材を木材
用工具で仕上げ加工する請求項11又は請求項12記載
の住宅用造作材の製造方法。 - 【請求項15】 押出成形後又は仕上げ加工後、木材用
塗料の塗布、シート貼り、ラッピング加工等の木材用二
次処理を施す請求項11乃至請求項14のいずれか一記
載の住宅用造作材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001299277A JP2003103603A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 成形木質材、住宅用造作材及びそれらの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001299277A JP2003103603A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 成形木質材、住宅用造作材及びそれらの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003103603A true JP2003103603A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19120054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001299277A Pending JP2003103603A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 成形木質材、住宅用造作材及びそれらの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003103603A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2072202A4 (en) * | 2006-10-11 | 2010-11-17 | Toyota Boshoku Kk | METHOD FOR PRODUCING MOLDED ARTICLE COMPOUNDED OF PLANT-DERIVED COMPOSITE MATERIAL, MOLDED ARTICLE COMPRISING PLANT-DERIVED COMPOSITE MATERIAL, PROCESS FOR PRODUCING DERIVED COMPOSITE MATERIAL |
| JP2012218202A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Handy Techno Kk | 木質合成建材の製造方法 |
| JP2015150744A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | トヨタ自動車株式会社 | 複合材の製造方法 |
| JP2023044931A (ja) * | 2021-09-21 | 2023-04-03 | 凸版印刷株式会社 | 木質基材、化粧材及び木質基材の製造方法 |
| JP2023062419A (ja) * | 2021-10-21 | 2023-05-08 | 凸版印刷株式会社 | 木質基材、化粧材及び木質基材の製造方法 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001299277A patent/JP2003103603A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2072202A4 (en) * | 2006-10-11 | 2010-11-17 | Toyota Boshoku Kk | METHOD FOR PRODUCING MOLDED ARTICLE COMPOUNDED OF PLANT-DERIVED COMPOSITE MATERIAL, MOLDED ARTICLE COMPRISING PLANT-DERIVED COMPOSITE MATERIAL, PROCESS FOR PRODUCING DERIVED COMPOSITE MATERIAL |
| JP2012218202A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Handy Techno Kk | 木質合成建材の製造方法 |
| JP2015150744A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | トヨタ自動車株式会社 | 複合材の製造方法 |
| JP2023044931A (ja) * | 2021-09-21 | 2023-04-03 | 凸版印刷株式会社 | 木質基材、化粧材及び木質基材の製造方法 |
| JP2023062419A (ja) * | 2021-10-21 | 2023-05-08 | 凸版印刷株式会社 | 木質基材、化粧材及び木質基材の製造方法 |
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