JP2003105249A - フッ素樹脂系粉体塗料組成物および塗装物品 - Google Patents
フッ素樹脂系粉体塗料組成物および塗装物品Info
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Abstract
グ性、耐候性に優れた塗膜を形成し得るフッ素樹脂系粉
体塗料用組成物を提供する。 【解決手段】フッ素含有率が10質量%以上のフルオロ
オレフィン系樹脂に、ポリフルオロアルキル基および架
橋性反応基を有し、ガラス転移温度が10℃以上の樹脂
を配合して得られることを特徴とするフッ素樹脂系粉体
塗料組成物。
Description
塗料組成物に関し、特に、耐候性が良好で汚れ落ち特性
および汚れ落ち性持続性に優れた塗膜を形成するフッ素
樹脂系粉体塗料組成物および塗装物品に関する。
は、熱硬化性樹脂100重量部及びフッ素化アクリル樹
脂0.001〜10重量部からなる塗料用熱硬化性樹脂
組成物について記載されている。該塗料用熱硬化性樹脂
組成においては、熱硬化性樹脂としてポリエステル樹
脂、アクリル樹脂及びエポキシ樹脂が具体例として用い
られている。また、フッ素化アクリル樹脂としては、パ
ーフルオロアルキル基とアルキレンオキサイド結合を含
有するフッ素化アクリル樹脂が具体例として用いられて
いる。 (2)特開平6−240201号公報には、熱硬化性樹
脂と、フッ素化アルキル基及び炭素数8〜20の長鎖ア
ルキル基を含有するフッ素化されたアクリル系樹脂とか
らなる熱硬化性粉体塗料組成物について記載されてい
る。該塗料用熱硬化性樹脂組成においては、熱硬化性樹
脂としてポリエステル樹脂が具体例として用いられてい
る。 しかしながら、前記(1)及び(2)で用いられている
フッ素化アクリル樹脂を含む塗料は、繰り返して汚れを
拭き取る際の汚れ落ち性(以下、汚れ落ち性持続性と言
う。)は十分ではなかった。
落ち性、汚れ落ち性持続性、耐ブロッキング性、耐候性
に優れた塗膜を形成し得るフッ素樹脂系粉体塗料用組成
物を提供することにある。また本発明の他の目的は、汚
れ落ち性、汚れ落ち性持続性、耐ブロッキング性、耐候
性に優れた塗膜を有する塗装物品を提供することにあ
る。
に本発明のフッ素樹脂系粉体塗料組成物は、フッ素含有
率が10質量%以上のフルオロオレフィン系樹脂に、ポ
リフルオロアルキル基および架橋性反応基を有し、かつ
ガラス転移温度が10℃以上の樹脂を配合して得られる
ことを特徴とする。
%以上のフルオロオレフィン系樹脂を主成分とするフッ
素樹脂系粉体塗料組成物に、ポリフルオロアルキル基お
よび架橋性反応基を有する樹脂(以下、Rf基含有樹脂
ということもある。)を配合させることにより、塗膜の
光沢や耐候性といったフッ素樹脂系粉体塗料組成物が本
来有する好ましい特性を損なわずに、塗膜に撥水性およ
び撥油性を付与することができる。これにより塗膜の汚
れ落ち性が向上し、しかも汚れ落ち性持続性が良好であ
るので、塗膜の美しい外観を長期間にわたって保つこと
ができる。また、配合するRf基含有樹脂のガラス転移
温度が10℃より低いと、室温下で落書き等の汚れが付
着した際に塗膜が傷つき易くなるので、このRf基含有
樹脂のガラス転移温度を10℃以上とすることにより、
室温下で使用される塗膜についても良好な汚れ落ち性を
得ることができる。さらに、Rf基含有樹脂のガラス転
移温度が10℃以上であれば、粉体塗料の耐ブロッキン
グ性が良好となり、粉体塗料を貯蔵した時にべたつきが
生じるのを防止することができる。
樹脂系粉体塗料組成物を用いて形成された塗膜を有する
ことを特徴とする。
性、撥水性、撥油性、耐ブロッキング性に優れ、塗膜の
汚れ落ち性および汚れ落ち性持続性が良好な塗膜を有す
る塗装物品が得られる。
本発明のフッ素樹脂系粉体塗料組成物に用いるフルオロ
オレフィン系樹脂は、フッ素樹脂成分としてフルオロオ
レフィンを使用したものであればよく、公知のものを使
用できる。ただし、Rf基(ポリフルオロアルキル基)
含有成分を含まないものを用いる。例えば、テトラフル
オロエチレンとエチレンとの共重合体などの熱可塑性の
フルオロオレフィン系樹脂でもよいが、フルオロオレフ
ィン系樹脂としてフルオロオレフィン単位および架橋性
反応基を含有する単位を必須成分として含有するフルオ
ロオレフィン系共重合体(A)を用いるとともに、この
フルオロオレフィン系共重合体(A)の架橋性反応基と
反応して架橋を形成し得る硬化剤(B)を配合すること
が好ましい。
ルオロオレフィン単位の原料としては、例えばテトラフ
ルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、トリフ
ルオロエチレン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプ
ロピレン、ペンタフルオロプロピレンなどが使用でき
る。これらは1種または2種以上が用いられ、塗膜に要
求される性状、他の共単量体または硬化剤との組み合わ
せに応じて適宜選択される。
橋性反応基としては、水酸基、カルボキシル基、アミド
基、アミノ基、グリシジル基や、臭素、ヨウ素などの活
性ハロゲン、イソシアネート基、ニトリル基、カルボニ
ル基、オキサゾリン基などが挙げられる。これらの架橋
性反応基が導入されたフルオロオレフィン系共重合体
(A)を得る方法としては、架橋性反応基を有する単
量体を共重合せしめる方法、共重合体の一部を分解せ
しめる方法、共重合体の官能基に架橋性反応基を与え
る化合物を反応せしめる方法などが挙げられる。
る単量体として、例えば水酸基を有するか、または水酸
基に変換され得る基を有する単量体であって、フルオロ
オレフィン単位の原料と共重合可能な2重結合を有する
ものを使用できる。具体例としては、ヒドロキシエチル
ビニルエーテル、ヒドロキシプロピルビニルエーテル、
ヒドロキシブチルビニルエーテル、ヒドロキシイソブチ
ルビニルエーテル、ヒドロキシシクロヘキシルビニルエ
ーテル等のヒドロキシアルキルビニルエーテル類;ヒド
ロキシ酢酸ビニル、ヒドロキシプロピオン酸ビニル、ヒ
ドロキシ酪酸ビニル、ヒドロキシ吉草酸ビニル、ヒドロ
キシイソ酪酸ビニル、ヒドロキシシクロヘキサンカルボ
ン酸ビニル等のヒドロキシアルキルカルボン酸とビニル
アルコールとのエステル類;ヒドロキシエチルアリルエ
ーテル、ヒドロキシプロピルアリルエーテル、ヒドロキ
シブチルアリルエーテル、ヒドロキシイソブチルアリル
エーテル、ヒドロキシシクロヘキシルアリルエーテル等
のヒドロキシアルキルアリルエーテル類;ヒドロキシエ
チルアリルエステル、ヒドロキシプロピルアリルエステ
ル、ヒドロキシブチルアリルエステル、ヒドロキシイソ
ブチルアリルエステル、ヒドロキシシクロヘキシルアリ
ルエステル等のヒドロキシアルキルアリルエステル類;
2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート等のアクリル酸
またはメタクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類な
どや、これらの部分的にフッ素置換された化合物などが
挙げられる。これらは1種または2種以上を用いること
ができる。特にビニル系化合物またはアリル系化合物
は、フルオロオレフィン単位の原料との共重合性が良好
であるので好ましく用いられる。
する単量体であって、フルオロオレフィン単位の原料と
共重合可能な2重結合を有するものを使用できる。具体
例としては、(メタ)アクリル酸、カルボキシアルキル
アリルエーテルなどが挙げられる。の方法による場
合、アミド基を有する単量体であって、フルオロオレフ
ィン単位の原料と共重合可能な2重結合を有するものを
使用できる。具体例としては、(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミドなどが挙げられる。
の方法による場合、アミノ基を有する単量体であっ
て、フルオロオレフィン単位の原料と共重合可能な2重
結合を有するものを使用できる。具体例としては、アミ
ノアルキルビニルエーテル、アミノアルキルアリルエー
テルなどが挙げられる。
る単量体であって、フルオロオレフィン単位の原料と共
重合可能な2重結合を有するものを使用できる。具体例
としては、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジ
ルビニルエーテル、グリシジルアリルエーテルなどが挙
げられる。の方法による場合、活性ハロゲンを有する
単量体であって、フルオロオレフィン単位の原料と共重
合可能な2重結合を有するものを使用できる。具体例と
しては、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどが挙げられ
る。の方法による場合、イソシアネート基を有する単
量体であって、フルオロオレフィン単位の原料と共重合
可能な2重結合を有するものを使用できる。具体例とし
ては、ビニルイソシアネート、イソシアネートエチルア
クリレートなどが挙げられる。の方法による場合、ニ
トリル基を有する単量体であって、フルオロオレフィン
単位の原料と共重合可能な2重結合を有するものを使用
できる。具体例としては、(メタ)アクリロニトリルな
どが挙げられる。
方法としては、例えば、重合後加水分解可能なエステル
基を有する単量体を共重合せしめた後、共重合体を加水
分解することにより、共重合体中にカルボキシル基を導
入する方法が好適である。または、このような加水分解
を行わずに、直接硬化反応においてエステル交換反応で
架橋結合を形成させることもできる。
基を与える化合物を反応せしめる方法による場合、例え
ば、水酸基含有共重合体に無水コハク酸などの二価カル
ボン酸無水物を反応させることにより、カルボキシル基
を導入する方法などが好適である。共重合体の官能基に
架橋性反応基を与える単量体としては、特にビニル系化
合物またはアリル系化合物が、フルオロオレフィン単位
の原料との共重合性が良好であるので好ましく用いられ
る。
成する際には、フルオロオレフィン単位の原料となる単
量体、架橋性反応基を導入する原料となる単量体の他
に、塗料や塗膜の物性または特性を調整するために、こ
れら単量体と共重合可能な共単量体を共重合させてもよ
い。
ィン単位の原料と共重合可能な程度に活性な不飽和基を
有し、塗膜の特性を著しく損なわないものが採用され、
好ましくはエチレン性不飽和化合物が用いられる。具体
例としては、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエ
ーテル、ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエー
テル、シクロヘキシルビニルエーテル等のアルキルビニ
ルエーテル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸
ビニル、イソ酪酸ビニル、吉草酸ビニル、シクロヘキシ
ルカルボン酸ビニル等のアルキルカルボン酸とビニルア
ルコールとのエステル類;エチルアリルエーテル、プロ
ピルアリルエーテル、ブチルアリルエーテル、イソブチ
ルアリルエーテル、シクロヘキシルアリルエーテル等の
アルキルアリルエーテル類;エチルアリルエステル、プ
ロピルアリルエステル、ブチルアリルエステル、イソブ
チルアリルエステル、シクロヘキシルアリルエステル等
のアルキルアリルエステル類;エチレン、プロピレン、
ブチレン、イソブチレン等のアルケン類;アクリル酸、
メタクリル酸またはエチルアクリレート、プロピルアク
リレート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、エチルメタクリ
レート、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート等のアクリル酸、メタクリル酸、またはこ
れらのエステル類;、またこれらの部分的にフッ素置換
された化合物などが挙げられる。これらは1種または2
種以上を用いることができる。
リル系化合物、またはアルケン類は、フルオロオレフィ
ン単位の原料との共重合性が良好であるので好ましく用
いられる。また、ビニル系、アリル系のアルキルエステ
ルまたはアルキルエーテルを用いる場合、アルキル基は
炭素数が2〜10程度の直鎖状、分岐状、または脂環状
のアルキル基が好適である。
フッ素含有率が10質量%以上であるものが好ましい。
フルオロオレフィン系共重合体(A)中のフッ素含有率
が10質量%未満であると、塗膜の耐候性が不十分とな
るおそれがあり、Rf基含有樹脂と混合しても汚れ落ち
性持続性が十分に得られない。また塗膜の耐候性および
塗装作業性を加味すると、フルオロオレフィン系共重合
体(A)中のフッ素含有率は15〜72質量%であるこ
とがより好ましい。またフルオロオレフィン系共重合体
(A)は、フルオロオレフィン単位の含有率が70〜3
0モル%であることが好ましい。フルオロオレフィン単
位の含有率を30モル%以上とすることによって、耐候
性を効果的に向上させることができる。また、フルオロ
オレフィン単位の含有率を70モル%以下とすれば、フ
ルオロオレフィン系共重合体(A)が非結晶性になり易
く、すなわち結晶になり難くなるので、塗膜の密着性、
均一性、平滑性を良好にすることができる。また塗料の
焼き付け時に高温が不要となる。
子中に存在する架橋性反応基1個当たりの該共重合体連
鎖の平均分子量(フルオロオレフィン系共重合体(A)
の分子量/1分子中の架橋性反応基の数)は250以上
25000未満であることが好ましい。25000以上
であると架橋不十分となり、250未満であると架橋密
度が高すぎて塗膜の可撓性の低下が著しくなる。(フル
オロオレフィン系共重合体(A)の分子量/1分子中の
架橋性反応基の数)で表される前記平均分子量は、具体
的にはフルオロオレフィン系共重合体(A)の水酸基
価、酸価、又はエポキシ価などの架橋性反応基価(mg
KOH/g)をIRスペクトル、NMRスペクトル、滴
定などの方法により測定し、次式により算出することが
できる。なお、式中の56.1はKOHの分子量であ
る。 (56.1/架橋性反応基価)×103 また、架橋性反応基がエポキシ基のときはエポキシ当量
がこの値に相当する。
架橋性反応基として水酸基を有する場合、水酸基価が1
〜200mgKOH/gであることが好ましく、特に好
ましくは20〜140mgKOH/gである。フルオロ
オレフィン系共重合体(A)の水酸基価が1mgKOH
/g未満であると、架橋不十分となって物性が低下し、
200mgKOH/gを越えると架橋密度が高くなりす
ぎて可撓性が低下する。
(A)のテトラヒドロフラン中30℃で測定される固有
粘度が、0.05〜2dl/gであることが好ましい。
この固有粘度が0.05dl/g未満ではフッ素樹脂系
粉体塗料組成物が固体となり難く、粉体塗料が得られな
い場合がある。一方、固有粘度が2dl/gを越えると
軟化点が高くなりすぎて塗膜のフロー性が悪くなる。
のガラス転移温度は30〜120℃であることが好まし
く、より好ましくは35〜100℃であるこのガラス転
移温度が30℃未満であるとフッ素樹脂系粉体塗料組成
物が固体となり難く、粉体塗料が得られない場合があ
る。一方、ガラス転移温度が120℃を越えると軟化点
が高くなりすぎて塗膜のフロー性が悪くなる。また、フ
ルオロオレフィン系共重合体(A)として、結晶性の重
合体を用いることは、焼付時に高温を必要とするため、
好ましいとは言えないが、結晶性重合体を用いる場合は
融点が200℃以下のものが好ましい。
従来公知の重合法により合成することができる。具体的
には、触媒の存在下、または非存在下で、各単量体を所
定の配合割合で混合するとともに、重合開始剤を作用さ
せることによって重合することができる。重合法は、溶
液重合法、乳化重合法、懸濁重合法のいずれの重合法に
よっても合成することができる。
成物の主成分となるフルオロオレフィン系樹脂としてフ
ルオロオレフィン系共重合体(A)を用いる場合に、フ
ッ素樹脂系粉体塗料組成物に配合される硬化剤(B)
は、フルオロオレフィン系共重合体(A)の架橋性反応
基と反応して架橋を形成し得る化合物である。具体的
に、硬化剤(B)としては、ブロックイソシアネート化
合物、例えばイソホロンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート等のポリイソシアネート化合物;
これらポリイソシアネート化合物の二量体または三量
体;およびこれらポリイソシアネート化合物をトリメチ
ロールプロパンなどの多価アルコールで変性したポリイ
ソシアネート化合物等のイソシアネート化合物類のイソ
シアネート基を、ε−カプロラクタム、フェノール、ベ
ンジルアルコール、メチルエチルケトキシムなどのブロ
ック化剤でブロックしたブロックイソシアネート化合物
等が挙げられる。かかるブロックイソシアネート化合物
は、室温で固体であるものが好ましく用いられる。
酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ドデカン二酸などの脂肪族二塩基酸;無水フタル
酸、無水トリメット酸、無水ピロメリット酸などの酸無
水物;ジシアンジアミドおよびジシアンジアミド誘導
体、イミダゾールおよびイミダゾール誘導体、ポリヒド
ラジド化合物、ジアミノフェニルメタン、環状アミジン
化合物などのアミン化合物;メラミン樹脂、テレフタル
酸ジグリシジルエステル、パラオキシ安息香酸ジグリシ
ジルエステル、トリグリシジルイソシアネート、スピロ
グリコールジグリシジルエーテル、ヒダントイン化合
物、脂環式エポキシ樹脂などのグリシジル化合物;1,
4−ビス−2’−ヒドロキシエトキシベンゼン、ビスヒ
ドロキシエチルテレフタレート、スチレン・アリルアル
コール共重合体、スピログリコール、トリス2−ヒドロ
キシエチルイソシアヌレート、水酸価10〜300mg
KOH/g、ガラス転移温度30〜120℃、数平均分
子量1000〜15000のポリエステル樹脂またはア
クリル樹脂などの水酸基含有化合物、ポリメルカプタン
化合物、ポリオキサゾリン化合物、ポリアジリジン化合
物等が挙げられる。かかる硬化剤(B)は、室温で固体
である化合物が好ましく用いられる。
重合体(A)と硬化剤(B)との配合割合は、質量比で
(A):(B)が40:60〜98:2の範囲が好まし
く、より好ましくは50:50〜97:3の範囲であ
る。
は、少なくともポリフルオロアルキル基および架橋性反
応基を有するRf基含有樹脂(C)が配合される。この
Rf基含有樹脂(C)を得るには、ポリフルオロアルキ
ル基を含有するエチレン性不飽和単量体(c1)と、架
橋性反応基を含有するエチレン性不飽和単量体(c2)
とを共重合させればよい。
(c1)としては、CH2=CR7COOR8Rf、CH2
=CR7COO(CH2)nNR9SO2Rf、CH2=CR7
COO(CH2)nNR9CORf、CH2=CR7COOC
H2CH(OH)(CH2)nRf等が挙げられる。ただ
し、nは1〜10の整数を、Rfは炭素数1〜18のポ
リフルオロアルキル基を、R7は水素原子またはメチル
基を、R8は炭素数1〜6の2価有機基を、R9は水素原
子または炭素数1〜6の1価有機基を、それぞれ示す。
Rfは直鎖状でも、分岐状でもよく、エーテル性の酸素
原子を含んでもよい。Rfの具体例としては、CF3、C
F3CF2、H(CF2)2、CF3(CF2)2、CF3(C
F2)3、H(CF2)4、CF3(CF2)4、CF3(CF
2)5、CF3(CF2)2OCF(CF3) 、 H(C
F2)6、CF3(CF2)6、CF3(CF2) 7、 H(C
F2)8、CF3(CF2)8、CF3(CF2)9、CF3C
F(CF3)(CF2)6、 CF3(CF2)10、H(CF
2)10、CF3(CF2)11、H(CF2)14、CF3(C
F2)15、CF3(CF2)17等が挙げられる。R8の具体
例としては、CH2、CH2CH2、CH(CH3)、CH
2CH2CH2、C(CH3)2、CH(CH2CH3)、C
H2CH2CH2CH2、CH(CH2CH2CH3)、CH2
(CH2)3CH2、CH(CH2CH(CH3)2)等が挙
げられる。
種類で用いてもよいし、二種以上の併用であってもよ
い。Rf基含有樹脂(C)中における単位(c1)の含
有割合(質量基準)は、好ましくは10%以上かつ99
%以下である。単位(c1)の含有割合は多い方が汚れ
落ち性の点で良好である。特に好ましくは30%以上か
つ90%以下である。特に、本発明において、Rf基含
有樹脂(C)に含有されるポリフルオロアルキル基がパ
ーフルオロアルキル基であることが好ましく、したがっ
て、単量体(c1)としてパーフルオロアルキル基を有
するものを用いることがより好ましい。
単量体(c2)における架橋性反応基としては、例え
ば、アルデヒド性カルボニル基を有する単量体、ケトン
性カルボニル基を有する単量体、水酸基を有する単量
体、ヒドロキシメチル基を有する単量体、カルボキシ基
を有する単量体もしくはその塩、エポキシ基を有する単
量体、アミノ基を有する単量体もしくはその塩、オキサ
ゾリン残基を有する単量体、アルコキシ基を有する単量
体等が挙げられる。本明細書において、アルデヒド性カ
ルボニル基およびケトン性カルボニル基におけるカルボ
ニルとは、ケトンおよびアルデヒドを表し、エステル、
アミド、カルボキシは除く。これらの単量体由来する単
位(c2)は同一であってもよいし、異なっていてもよ
い。水酸基を有する単量体からなる群より選ばれる少な
くとも一つの単量体から得られる繰り返し単位が好まし
い。
としては、(メタ)アクロレイン、クロトンアルデヒ
ド、β−ホルミルスチレン、β−ホルミル−α−メチル
スチレン、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α,α−
ジアルキルプロパナール類等が挙げられる。β−(メ
タ)アクリロイルオキシ−α,α−ジアルキルプロパナ
ール類の具体例としては、β−(メタ)アクリロイルオ
キシ−α,α−ジメチルプロパナール、β−(メタ)ア
クリロイルオキシ−α,α−ジエチルプロパナール、β
−(メタ)アクリロイルオキシ−α,α−ジプロピルプ
ロパナール、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α−メ
チル−α−ブチルプロパナール、β−(メタ)アクリロ
イルオキシ−α,α,β−トリメチルプロパナール等が
挙げられる。
ては、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)
(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニル
エチルケトン、ビニルプロピルケトン、ビニルイソプロ
ピルケトン、ビニルブチルケトン、ビニルイソブチルケ
トン、ビニルtert−ブチルケトン、ビニルフェニル
ケトン、ビニルベンジルケトン、ジビニルケトン、
(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)(メタ)アク
リレート等が挙げられる。さらに、ケトン性カルボニル
基を有する単量体としては、活性メチレン部位を有する
単量体であってもよく、具体的には、アリルアセトアセ
テート、2−アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−(アセトアセトキシ)プロピル(メタ)アク
リレート、3−(アセトアセトキシ)プロピル(メタ)
アクリレート、2−(アセトアセトキシ)ブチル(メ
タ)アクリレート、3−(アセトアセトキシ)ブチル
(メタ)アクリレート、4−(アセトアセトキシ)ブチ
ル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
ェノール、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシペ
ンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル
(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ
(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)
アクリレート等が挙げられる。ヒドロキシメチル基を有
する単量体としては、N−ヒドロキシメチルアクリルア
ミド、N−ヒドロキシメチルメタクリルアミド、N,N
−ビス(ヒドロキシメチル)アクリルアミド、N,N−
ビス(ヒドロキシメチル)メタクリルアミド、ヒドロキ
シメチルアクリレート、ヒドロキシメチルメタクリレー
ト、(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)メチル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
塩としては、アクリル酸、メタクリル酸、ビニル酢酸、
クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、マレイン酸無水
物、フマル酸、ケイ皮酸、もしくはそれらの塩等が挙げ
られる。エポキシ基を有する単量体としては、グリシジ
ル(メタ)アクリレート、グリシジルシンナメート、グ
リシジルアリルエーテル、グリシジルビニルエーテル、
3,4−エポキシ−1−ブテン等が挙げられる。アミノ
基を有する単量体もしくはその塩としては、2−N−メ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−N−エチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、3−アミノ−2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、アリルア
ミン、もしくはそれらの塩等が挙げられる。
は、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−
メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−
2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾ
リン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾ
リンが挙げられる。アルコキシ基を有する単量体として
は、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エ
トキシエチル(メタ)アクリレート、N−メトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(メトキシメ
チル)(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(エトキシメチ
ル)(メタ)アクリルアミド、N−プロポキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(プロポキシメ
チル)(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(ブトキシメチ
ル)(メタ)アクリルアミド、N−(2,2−ジメトキ
シ−1−ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミド等
が挙げられる。
種類で用いてもよいし、二種以上の併用であってもよ
い。Rf基含有樹脂(C)中における単位(c2)の含
有割合(質量基準)は、好ましくは00.1%以上かつ
90%未満が好ましい。単位(c2)の含有割合は多い
方が汚れ落ち性持続性の点で良好である。特に好ましく
は0.1%以上かつ30%未満である。
は、他の単位(c3)を含有してもよい。かかる単位
(c3)を与える重合性単量体(単量体(c3))とし
ては、炭化水素系オレフィン類、ビニルエーテル類、イ
ソプロペニルエーテル類、アリルエーテル類、ビニルエ
ステル類、アリルエステル類、アルキル(メタ)アクリ
ル酸エステル類、芳香族ビニル化合物、クロロオレフィ
ン類、共役ジエン類、等が挙げられる。ただし、フルオ
ロオレフィン類、単位(c1)及び単位(c2)を除
く、また、単位(c3)を与える重合性単量体として
は、多官能重合性二重結合を有する化合物も挙げられ
る。単位(c3)は一種類で用いてもよいし、二種以上
の併用であってもよい。Rf基含有樹脂(C)中におけ
る単位(c3)の含有割合(質量基準)は、好ましは8
9.9%未満が好ましい。耐汚染性を考慮すると、特に
好ましくは50%未満である。
1)と(c2)および必要に応じてその他の単量体(c
3)を、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重
合法等の適宜の重合法により共重合させて合成すること
ができる。特に好ましくは、有機溶媒中で、必要に応じ
て連鎖移動剤、重合開始剤を用いて、単量体を共重合さ
せる溶液重合法が用いられる。
量体(c1)、(c2)、(c3)の配合割合は、この
配合割合によって、得られるRf基含有樹脂(C)のガ
ラス転移温度(Tg)が変化するので、Rf基含有樹脂
(C)のガラス転移温度(Tg)が10℃以上となるよ
うに設定することが好ましい。Rf基含有樹脂(C)の
ガラス転移温度(Tg)は、より好ましくは20〜12
0℃であり、さらに好ましくは30〜100℃である。
Rf基含有樹脂(C)のガラス転移温度を10℃以上と
することにより、室温下で使用される場合でも、塗膜が
傷つきにくくなり、良好な汚れ落ち性を得るうえで好ま
しい。また、Rf基含有樹脂(C)のガラス転移温度が
10℃以上であれば、粉体塗料のブロッキング性が良好
となり、粉体塗料を貯蔵した時にべたつきが生じるのを
防止することができる。
重合開始剤としては、公知の有機過酸化物、無機過酸化
物、アゾ化合物等が挙げられる。有機過酸化物、無機過
酸化物は、還元剤と組み合わせて、レドックス系触媒と
して使用することもできる。これらの重合開始剤は単独
で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。有機過
酸化物としては、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイル
パーオキシド、イソブチリルパーオキシド、tert−
ブチルヒドロパーオキシド、tert−ブチル−α−ク
ミルパーオキシド等が挙げられる。無機過酸化物として
は、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カ
リウム、過酸化水素、過炭酸塩等が挙げられる。アゾ化
合物としては、2,2′−アゾビスイソブチロニトリ
ル、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボ
ニトリル)、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)、2,2′−アゾビス(4−メトキシ−
2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビ
スイソ酪酸ジメチル、2,2′−アゾビス(2−アミジ
ノプロパン)二塩酸塩等が挙げられる。
鎖移動剤としてメルカプタン類、ハロゲン化アルキル類
等を用いることができる。メルカプタン類としては、n
−ブチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t
ert−ブチルメルカプタン、チオグリコール酸エチ
ル、チオグリコール酸2−エチルヘキシル等が挙げられ
る。ハロゲン化アルキル類としては、クロロホルム、四
塩化炭素、四臭化炭素等が挙げられる。これらは単独で
用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
溶剤としては、例えばメチルアルコール、エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル等
のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;
ジメチルエーテル、メチルエチルエーテル等のエーテル
類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル
類;クロロホルム、ジクロロエタン、パークロロエチレ
ン、四塩化炭素等の塩素系溶剤類;ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ターペン、ケロシン等の脂肪族炭化水素
類;トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香族炭化水素
類等が挙げられる。これらの溶剤の中でも、特にモノマ
ー安定性、溶媒置換の容易性の点から、アセトン、酢酸
エチルが好ましく用いられる。
には、通常塗料組成物に使用される添加剤を適宜配合す
ることができる。例えば、着色顔料(例えば、二酸化チ
タン、ベンガラ、黄色酸化鉄、カーボンブラックなどの
無機顔料や、フタロシアニンブルー、フタロシアニング
リーン、キナクリドン系赤色顔料、イソインドリノン系
黄色顔料などの有機顔料);タルク、シリカ、炭酸カル
シウムなどの体質顔料;アルミ粉、ステンレス粉などの
金属粉;マイカ粉;レベリング剤;紫外線吸収剤;熱劣
化防止剤;発泡防止剤などの添加剤を、所望により1種
又は2種以上配合することができる。
フルオロオレフィン系樹脂(例えばフルオロオレフィン
系共重合体(A))と、Rf基含有樹脂(C)、および
必要に応じて硬化剤(B)、添加剤を配合し、常法によ
り均一に混合し、この混合物を微粉化することによって
得られる。微粉化する方法は特に限定されないが、例え
ば前記混合物を溶融混練し、冷却後粉砕する方法によっ
て行うことができる。微粉化により得られる粉体の粒子
径は大きすぎるとレベルング性が悪くなり、塗膜外観に
劣る。一方、粒子径が小さすぎると塗装膜厚の制御が難
しいので、0.1〜200μmの範囲内であることが好
ましく、より好ましくは1〜100μmの範囲とされ
る。
定されず、フルオロオレフィン系樹脂の合成時に配合し
てもよく、フルオロオレフィン系樹脂を合成した後に添
加してもよい。また添加剤は、予めフルオロオレフィン
系樹脂、Rf基含有樹脂(C)、または硬化剤(B)に
配合しておくこともできる。Rf基含有樹脂(C)の配
合割合は、フルオロオレフィン系樹脂100質量部に対
して0.1〜200質量部の範囲が好ましく、より好ま
しくは0.5〜100質量部の範囲である。Rf基含有
樹脂(C)の配合割合が少なすぎると汚れ落ち性および
汚れ落ち持続性が不足し、多すぎると形成された塗膜の
美観性が損なわれる傾向にある。
塗料組成物は、各種の物品の塗装に用いられ、特に鉄、
アルミ、銅、亜鉛、あるいはこれらの合金類をはじめと
する各種金属からなる物品の塗装に好適に用いられる。
塗装方法は、例えば、市販の静電粉体塗装機、流動浸漬
装置等によって均一に塗装した後、熱風炉などで焼付け
することによって、良好な塗膜を有する塗装物品が得ら
れる。
を明らかにする。まず、下記表1に示す単量体を用いて
フルオロオレフィン系共重合体(A)を合成した例を示
す。
容量300mlのスレンレス製撹拌機付き耐圧反応器
に、t−ブタノール157g、シクロヘキシルビニルエ
ーテル(CTFE)16g、イソブチルビニルエーテル
(iBVE)9g、ヒドロキシブチルビニルエーテル
(HBVE)25g、炭酸カリウム1g、2,2’−ア
ゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.07gを仕
込み、液体窒素による固化脱気により溶存酸素を除去し
た。その後、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)
50gを導入し、徐々に昇温した。温度を65℃に維持
しながら、撹拌下で反応を続け、10時間後に反応器を
水冷して反応を停止した。室温まで冷却した後、未反応
モノマーをパージして反応器を開放した。珪藻土でろ過
を行った後、減圧下で溶媒を除去し、フルオロオレフィ
ン系共重合体A−1を得た。得られたフルオロオレフィ
ン系共重合体A−1のフッ素含有率、水酸基価、ガラス
転移温度、およびテトラヒドロフラン中30℃で測定さ
れる固有粘度の値を表1に合わせて記載する。
6]前記フルオロオレフィン系樹脂合成例1において、
単量体組成を上記表1に示す通りに変更するとともに、
t−ブタノール(溶剤)およびAIBN(重合開始剤)
の使用量を適宜変更した他は、前記フルオロオレフィン
系樹脂合成例1と同様にしてフルオロオレフィン系共重
合体A−2〜6をそれぞれ得た。得られたフルオロオレ
フィン系共重合体A−2〜6のフッ素含有率、水酸基
価、ガラス転移温度、およびテトラヒドロフラン中30
℃で測定される固有粘度の値を表1に合わせて記載す
る。
剤、および重合開始剤を用いてRf基含有樹脂(C)を
合成した例を示す。
た内容積1Lのオートクレーブに、アセトンの512.
0g、FAの192.0g、HEMAの48.0g、D
SH(連鎖移動剤)の9.7gおよびAIBN(重合開
始剤)の2.4gを仕込み、窒素雰囲気下に撹拌しなが
ら、60℃で18時間重合させ、固形分30%のRf基
含有樹脂C−1の溶液を得た。このRf基含有樹脂C−
1の重量平均分子量は5000であった。ロータリーエ
バポレータでRf基含有樹脂C−1の溶液からアセトン
を留去して、Rf基含有樹脂C−1を得た。
有樹脂合成例1において、HEMAの48.0gに代え
てGLMの48.0gを用いた他は前記Rf基含有樹脂
合成例1と同様にしてRf基含有樹脂C−2を得た。こ
のRf基含有樹脂C−2の重量平均分子量は5000で
あった。
有樹脂合成例1において、FAの配合量を120.0g
に、またHEMAの配合量を24.0gに変えるととも
に、仕込み時にMMAの96.0gを加えた他は前記R
f基含有樹脂合成例1と同様にしてRf基含有樹脂C−
3を得た。このRf基含有樹脂C−3の重量平均分子量
は5000であった。
有樹脂合成例1において、FAの配合量を120.0g
に変えるとともに、HEMAの48.0gに代えてGL
Mの24.0gとMMAの96.0gを用いた他は前記
Rf基含有樹脂合成例1と同様にしてRf基含有樹脂C
−4を得た。このRf基含有樹脂C−4の重量平均分子
量は5000であった。
有樹脂合成例1において、FAの配合量を168.0g
に変えるとともに、HEMAの48.0gに代えてPM
Aの72.0gを用いた他は前記Rf基含有樹脂合成例
1と同様にしてRf基含有樹脂C−5を得た。このRf
基含有樹脂C−5の重量平均分子量は5000であっ
た。
有樹脂合成例1において、FAの配合量を168.0g
に変えるとともに、HEMAの48.0gに代えてHD
Aの72.0gを用いた他は前記Rf基含有樹脂合成例
1と同様にしてRf基含有樹脂C−6を得た。このRf
基含有樹脂C−6の重量平均分子量は5000であっ
た。
れ得られたRf基含有樹脂C−1〜6のガラス転移温度
(Tg)を下記表3に示す。ここでのTgの値は、合成
に用いた各単量体のTgからFoxの式に基づいて算出
した。
例1〜6でそれぞれ得られたフルオロオレフィン系共重
合体A−1〜6、前記Rf基含有樹脂合成例1〜6でそ
れぞれ得られたRf基含有樹脂C−1〜6、硬化剤
(B)、および添加剤を配合してフッ素樹脂系粉体塗料
組成物を製造した例を示す。
配合割合で、フルオロオレフィン系共重合体(A−1〜
6)、Rf基含有樹脂(C−1〜6)、硬化剤、および
添加剤を配合し、ドライブレンダー(三井化工機社製、
商品名ヘンシェルミキサー)により1分間、均一に混合
した後、80〜100℃の温度条件で押出混練機(ブス
社製、商品名ブスコニーダーPR−46)を使用して溶
融混練し、冷却後、ハンマーミルで微粉砕した。続いて
150メッシュの金網でろ過し、粉体塗料を得た。得ら
れた粉体塗料を、厚さ0.8mmのリン酸亜鉛処理を施
した鉄板上に静電塗装を行った後、190℃で20分間
焼付けて、厚さ約40μmの硬化塗膜を得た。得られた
塗膜の評価結果を表4,5に合わせて示す。各評価項目
の評価は、以下の方法により行った。
定した。この数値が大きいほど光沢が優れていることを
表す。 撥水性の評価 接触角計を用いて水の静的接触角を測定した。この数値
が小さいほど親水性が高く、撥水性が低いことを表す。
業製)で塗膜表面に線を引き、1時間放置後、n−ブタ
ノールを染み込ませたガーゼにて拭き取った後、汚れの
落ち具合を目視により評価した。赤色の油性インキがよ
く拭き取れたものを○、赤色の油性インキがあまり拭き
取れなかったものを×と表記した。(以下、マジック汚
染性試験と言う。) 汚れ落ち性持続性の評価 同じ個所にマジック汚染性試験を5回繰り返した後の汚
れの落ち具合を目視により評価した。赤色の油性インキ
がよく拭き取れたものを○、赤色の油性インキがあまり
拭き取れなかったものを×と表記した。
アーク灯式促進耐候性試験を4000時間実施した後、
前記と同様にして光沢度を測定した。(試験後の光沢
度/試験前の光沢度)×100(単位:%)で表される
光沢保持率が80%以上である場合を○、80%未満で
ある場合を×とした。 耐ブロッキングの評価 40℃で7日間貯蔵した後の粉体塗料を観察し、全く塊
が見られないものを○、塊はあるが指でつかめないもの
を△、塊を指でつかめるものを×とした。
ート *2 BF1540:ヒュルス社製、ポリウレトジオン
系硬化剤 *3 顔料:CR−97、石原産業社製、酸化チタン系
白色顔料 *4 モダフロー:モンサント社製、レベリング剤(表
面調整剤)
ート *2 BF1540:ヒュルス社製、ポリウレトジオン
系硬化剤 *3 顔料:CR−97、石原産業社製、酸化チタン系
白色顔料 *4 モダフロー:モンサント社製、レベリング剤(表
面調整剤) *5 ポリエステル樹脂:GV−710、日本ユピカ社
製
が10%以上のフルオロオレフィン系樹脂を用いたが、
架橋性反応基を有し、且つTgが10℃以上のRf基含
有樹脂を配合しなかった例11は、例1〜10に比べ
て、撥水性が十分ではないために、汚れ落ち性が著しく
劣っていた。また、フッ素含有率が10%以上のフルオ
ロオレフン系樹脂に、架橋性反応基を有し、且つTgが
10℃未満のRf基含有樹脂を配合した例12は、例1
〜10に比べて耐ブロッキング性が不足していた。ま
た、フッ素含有率が10%以上のフルオロオレフン系樹
脂に、架橋性反応基を含有せず、且つTgが10℃以上
のRf基含有樹脂を配合した例13は、例1〜10に比
べて汚れ落ち性持続性が不足していた。また、フッ素含
有率が10%未満のフルオロオレフン系樹脂に、架橋性
反応基を有し、且つTgが10℃以上のRf基含有樹脂
を配合した例14は、例1〜10に比べて汚れ落ち性持
続性が不足しており、促進耐候性も劣っていた。また、
ポリエステル樹脂に、架橋性反応基を有し、且つTgが
10℃以上のRf基含有樹脂を配合した例15は、例1
〜10に比べて汚れ落ち性持続性が不足しており、促進
耐候性も劣っていた。
系粉体塗料組成物によれば、塗膜の光沢や耐候性といっ
たフッ素樹脂系粉体塗料組成物が本来有する好ましい特
性を損なわずに、塗膜に撥水性および撥油性を付与する
ことができ、これによって塗膜の汚れ落ち性を向上させ
ることができる。しかも、本発明において塗膜に付与さ
れる撥水性および撥油性は持続性が良好であり、また汚
れ落ち性持続性が良好であるので、塗膜の美しい外観を
長期間にわたって保つことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】フッ素含有率が10質量%以上のフルオロ
オレフィン系樹脂に、ポリフルオロアルキル基および架
橋性反応基を有し、かつガラス転移温度が10℃以上の
樹脂を配合して得られることを特徴とするフッ素樹脂系
粉体塗料組成物。 - 【請求項2】請求項1に記載のフッ素樹脂系粉体塗料組
成物を用いて形成された塗膜を有することを特徴とする
塗装物品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001297875A JP2003105249A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | フッ素樹脂系粉体塗料組成物および塗装物品 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001297875A JP2003105249A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | フッ素樹脂系粉体塗料組成物および塗装物品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003105249A true JP2003105249A (ja) | 2003-04-09 |
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|---|---|---|---|
| JP2001297875A Withdrawn JP2003105249A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | フッ素樹脂系粉体塗料組成物および塗装物品 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2003105249A (ja) |
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2001
- 2001-09-27 JP JP2001297875A patent/JP2003105249A/ja not_active Withdrawn
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