JP2003105376A - 界面活性剤およびその製造方法 - Google Patents
界面活性剤およびその製造方法Info
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- JP2003105376A JP2003105376A JP2001302511A JP2001302511A JP2003105376A JP 2003105376 A JP2003105376 A JP 2003105376A JP 2001302511 A JP2001302511 A JP 2001302511A JP 2001302511 A JP2001302511 A JP 2001302511A JP 2003105376 A JP2003105376 A JP 2003105376A
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Abstract
面活性剤の提供。 【解決手段】 次の化学式(1) (式中、R1は水素、又はC1〜22のアルキル基、R2
はC1〜22のアルキル基、R1とR2の合計C数は6〜
24である)で表される界面活性剤およびその製造方
法。本発明の界面活性剤の製造方法は、リパーゼを用い
ることにより、また更に原料化合物の製造にあたっても
生化学的に製造することにより、化学合成法に比べ、反
応温度が低い(40〜80℃)省エネルギーで製造で
き、また、反応の選択性が高く高収率で効率的に製造す
ることができるものである。
Description
及びその製造方法に関する。
る関心が高まっているなかで、特に洗浄剤に代表される
ような、人や環境に直接接する化学製品には、人や環境
に優しい製品の開発が強く求められている。こうしたな
かで、優れた界面活性能を有し、且つ生分解性に優れた
界面活性剤が研究されており、炭水化物を原料とする界
面活性剤は安価で、再生可能であり、しかも生分解性に
優れているので、これらの観点から有望視されている。
界面活性能を有し、且つ生分解性に優れた界面活性剤は
まだ得られていなかった。従って本発明の目的は、上記
問題を解決する新規な界面活性剤及びその製造方法を提
供することにある。
式(1)
22の直鎖又は分岐のアルキル基であり、R2は直鎖又
は分岐の炭素原子数1〜22のアルキル基であり、且つ
R1とR 2の合計炭素原子数が6〜24である)で表され
る界面活性剤を提供するものである。
数1〜6のアルキル基である)で示される化合物をリパ
ーゼを使用してエステル化することを特徴とする、次の
一般式(3)で表わされる界面活性剤の製造方法を提供
するものである。
数1〜6のアルキル基であり、R2は直鎖又は分岐の炭
素原子数1〜22のアルキル基であり、且つR1 ’とR2
の合計炭素原子数が6〜24である)
化合物がキトサンをアルコール中で分解したものである
前記の界面活性剤の製造方法を提供するものである。
剤について説明する。本発明の界面活性剤は上記化学式
(1)で表される化合物からなるものである。R1は水
素、又は炭素原子数1〜22の直鎖又は分岐のアルキル
基であり、アルキル基の具体例としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、i−プロピル基、ブチル基、i−
ブチル基、2級ブチル基、3級ブチル基、ペンチル基、
i−ペンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチ
ル基、1−エチルプロピル基、1,3−ジメチルブチル
基、ヘキシル基、2級ヘキシル基、i−ヘキシル基、ヘ
プチル基、i−ヘプチル基、2級ヘプチル基、オクチル
基、i−オクチル基、2級オクチル基、2−エチルヘキ
シル基、ノニル基、i−ノニル基、2級ノニル基、デシ
ル基、i−デシル基、2級デシル基、ウンデシル基、i
−ウンデシル基、2級ウンデシル基、ドデシル基、i−
ドデシル基、2級ドデシル基、トリデシル基、i−トリ
デシル基、2級トリデシル基、ミリスチル基、2級テト
ラデシル基、ペンタデシル基、2級ペンタデシル基、パ
ルミチル基、2級ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、2
級ヘプタデシル基、ステアリル基、イソステアリル基、
2級オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ベ
ヘニル基等が挙げられる。
〜22のアルキル基であり、その具体例としては、上記
R1としてのアルキル基と同様のものをあげることがで
きる。
(1)において、R1とR2の合計炭素原子数が6〜24
でなければ、良好な界面活性能を発揮することができな
い。又、本発明の界面活性剤は、良好な界面活性能とと
もに、優れた生分解性を有するが、これは式(1)で示
される化合物全体の構造に由来すると考えられる。
て、消泡剤、乳化剤、洗浄剤、分散剤、離型剤、繊維処
理剤、接着剤用添加剤、防曇剤、艶だし剤、ウレタンフ
ォーム等の整泡剤、塗料用添加剤、帯電防止剤、滑剤、
樹脂の内部潤滑剤、樹脂改質剤等に使用できるが、最も
好ましい用途は人体用の洗浄剤や化粧品添加剤である。
ー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリート
メント、ボディシャンプー、台所用洗剤、食器用洗剤、
衣服用洗剤等が挙げられる。その他、パーマネントウェ
ーブ剤、ヘアクリーム、ヘアフォーム、ヘアブリーチ、
ヘアローション、へアリキッド、ヘアトニック、化粧
水、シェービングクリーム、アフターシェーブローショ
ン、プレシェーブローション、フェイスローション、モ
イスチャークリーム、クレンジングクリーム、コールド
クリーム等の化粧品に配合して使用することができる。
いて説明する。本発明の界面活性剤の製造方法は、上記
化学式(2)で示される化合物を、リパーゼを使用して
エステル化することにより、上記化学式(3)で表される
界面活性剤を得るものである。ここで、化学式(2)で
示される化合物は化学式(1)と対応するものであり、
R1 ’、R2とも具体的には上記の通りである。なお、化
学式(2)においてはR1 ’は直鎖又は分岐の炭素原子
数1〜6のアルキル基から選択される。その理由は、本
発明の製造方法においてはR1 ’が直鎖又は分岐の炭素
原子数1〜6のアルキル基である場合に、とくにリパー
ゼによる効率的な反応が達成されるからである。しかし
ながらR1 ’の炭素原子数が6を超える場合であって
も、上記化学式(1)の界面活性剤を製造することは可
能である。炭素原子数が6より大きい場合は、まずフィ
ッシャー法によりアルキルグルコシドを合成しついで脂
肪酸メチルエステル等を利用した常法によりエステル化
することによって得ることができる。
ず、動物、植物、および微生物のいずれの起源のもので
もよく、公知のリパーゼを全て使用することができる
が、一例を示すと、たとえばブタ膵臓リパーゼ、大豆、
米ヌカ、ヒマ種子など由来のリパーゼ、アスペルギルス
ニガー(Aspergillus niger)、キャンディダ シリンド
ラセア(Candida cylindracea)、キャンディダ アンター
クティカ(Candida antarctica)、リゾプス デレマー(Rh
izopus delemar)、リゾプス ジャバニカス(Rhizopus j
avanicus)、アルカリゲネス エスピー(Alcaligenes s
p.)、アルカリゲネス ファエカリス(Alcaligenes faeca
lis)、ムコール ミーハイ(Mucor miehei)、シュード
モナス フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)
など由来のリパーゼをあげることができる。かかるリパ
ーゼは常法により前記組織もしくは培養液から抽出、精
製して調整することも出来、固定化酵素でも固定化され
ていないネィティブ酵素でも使用することができる。
ゼを使用してエステル化するには、化学式(2)で示さ
れる化合物と、R2に相当する基を有するカルボン酸も
しくはカルボン酸低級アルキルエステル(反応性の点で
好ましくはカルボン酸低級アルキルエステルがよく、低
級アルキル基としては、例えば炭素原子数1〜4のアル
キル基、好ましくはメチル基若しくはエチル基がよい)
を、上記リパーゼの存在下に混合して、若しくはこれら
の混合物に上記リパーゼを添加してエステル化すればよ
い。エステル化の条件は、特に限定されず、反応温度2
0〜85℃、好ましくは40〜80℃、より好ましくは
60〜75℃で反応させればよい。また、リパーゼの使
用量は、リパーゼの活性等により適宜決定すればよい
が、概ね固定化されていないリパーゼの場合で化学式
(2)で示される化合物に対して0.001〜1重量
%、固定化されている場合で0.01〜10重量%(担
体重量を含む)を使用すれば差し支えない。
相当する基を有するカルボン酸もしくはカルボン酸低級
アルキルエステルの使用割合は、特に限定されないが、
概ね、モル比で、前者/後者=1/0.2〜10、好ま
しくは1/1〜10、さらに好ましくは1/1〜5であ
ればよい。
る化合物はエステル化され、水、又は低級アルコールが
遊離するので、反応系を減圧として水又は低級アルコー
ルを除去しながら反応を行うことが好ましい。系の圧力
が高すぎると水或いは低級アルコールの除去が進まず反
応収率が低下し、又、系の圧力が低すぎると原料カルボ
ン酸エステルが流出しやはり収率が下がるので、好まし
くは1.33kPa〜79.8kPaとするのが良い。
で、一見、化学式(2)中のどの水酸基とも反応するこ
とができるように考えられるが、上記の反応により化学
式(2)における6位の水酸基のみが選択的にエステル
化される。これはリパーゼの基質特異性によるものと考
えられる。
上記化学式(2)で示される化合物は、例えば、キトサ
ンの加水分解、あるいは更に1位の水酸基を、所望のR
1 ’が得られるよう、適当な鎖長のアルキル基を有する
アルコールを用いてエーテル化することで得ることがで
き、これらを化学的に及び/又は生化学的に行うことが
できる。上記加水分解、或いは加水分解及び/又はエー
テル化を化学的に行う場合は、従来公知の方法で行い、
但し、化学的に行う場合、基質特異性がないので、反応
後、分離精製して上記化学式(2)で示される化合物と
することができる。加水分解だけを行う場合(R1 ’が
水素である場合)は必ずしも分離精製の必要はない。加
水分解及び/又はエーテル化を生化学的に行うには、加
水分解及び/又はエーテル化に際して、キトサナーゼ及
び/又はβ−D−グルコサミニダーゼを作用させて反応
を行えばよく、好ましくは、キトサンをアルコール中で
キトサナーゼ及び/又はβ−D−グルコサミニダーゼを
作用させてキトサンを分解するのが良い。こうすると、
ワンポットの反応で高収率で化学式(2)で示される化
合物を得ることができる。尚、キトサナーゼ及び/又は
β−D−グルコサミニダーゼは、公知のものであること
ができ、固定化されていても、されていなくてもよく、
又、キトサナーゼ及び/又はβ−D−グルコサミニダー
ゼ生産菌の存在下で反応を行えばよい。例えば、酵素の
具体例としては、exo−β−D−glucosami
nidaseを例示することができ、それを産出する微
生物としては、例えば、Chemistry Lett
ers p373(1999)、Biotechnol
ogy Letters 21 p451(199
9), Biotechnology p17(199
9)等に記載されている、Penicilliumfu
niculosum KY616等を例示することがで
き、又、慶応大学松村研究室の保有する「ペニシリウム
属 KS018」株も使用することができるものとして
例示することができるが、その他同様のものであればな
んら差し支えない。
ゼを用いることにより、また更に原料化合物の製造にあ
たっても生化学的に製造することにより、化学合成法に
比べ、反応温度が低い(40〜80℃)省エネルギーで
製造でき、また、反応の選択性が高く高収率で効率的に
製造することができるものである。また、化学合成法に
よって脂肪酸を反応させると、高い温度が必要なことか
ら着色したり、脂肪酸クロライドや酸無水物を使用する
ことから塩酸の遊離や未反応の脂肪酸が副生するなどの
問題もあるのに対し、本発明の製造方法にはそのような
欠点がない。
る。尚、以下の実施例中、部及び%は特に記載のない限
り重量基準である。 〔製造例1〕 キトサンからメチルβ−D−グルコサミ
ニドの製造 exo−β−D−glucosaminidase生産
菌(KS018の休止菌体、慶応大学)湿重量1g、
0.5%キトサン水溶液5mL、メタノール3mL、1
00mM酢酸バッファー(pH6.0)1mLを試験管
で混合しながら30℃にて48時間反応させたところキ
トサン1gあたり520mgのメチルβ−D−グルコサ
ミニドが得られた。生成物の定量は以下の条件での液体
クロマトグラフィーにより行った。 カラム:Asahipack GS−220(昭和電工
(株)社製)、 検出器:RI 溶離液:0.05M硝酸Na液、1.0ml/min
えたほかは製造例1と同様に反応させてキトサン1gあ
たり450mgのエチルβ−D−グルコサミニドが得ら
れた。
えたほかは製造例1と同様に反応させてキトサン1gあ
たり250mgのブチルβ−D−グルコサミニドが得ら
れた。
−D−グルコサミニドとラウリン酸メチルを、前者/後
者=1/5(mol/mol)の割合で混合し、リパー
ゼ(Lipozyme RM IM、ノボノルディスク
社製)を、メチル−β−D−グルコサミニドと同重量加
え、10kPa、70℃、7時間反応させ、メチル6−
O−ラウロイル−β−D−グルコサミ二ドを収率70%
で得た。尚化合物の定量は下記条件での液体クロマトグ
ラフィーにて行った。 カラム:NH2−60(東ソー製) 検出器:RI 溶離液:水/アセト二トリル=1/3、0.25ml/
分 生成物の同定は、反応液をカラムクロマト[CH3Cl3
/CH3OH/NH4OH=9/4/1(vol/ vo
l) ]で精製して, 13C−NMR[75MHz、C
D3OD]、1H−NMR[270MHz、D2O,J
(Hz)]、元素分析により行った。
−D−グルコサミニドとラウリン酸メチルを、前者/後
者=1/5(mol/mol)の割合で混合し、実施例
1と同様に、反応、定量、同定し、エチル6−O−ラウ
ロイル−β−D−グルコサミ二ドを収率52%で得た。
−D−グルコサミニドとカプリル酸メチルを、前者/後
者=1/5(mol/mol)の割合で混合し、リパー
ゼ(Novozym435、ノボノルディスク社製)
を、メチルβ−D−グルコサミニドと同重量加え、10
kPa、70℃、7時間反応させ、実施例1と同様に、
定量、同定し、メチル6−O−カプロイル−β−D−グ
ルコサミ二ドを収率63%で得た。
35に替えたほかは実施例2と同様に行い、エチル6−
O−ラウロイル−β−D−グルコサミニドを収率44%
で得た。
β−D−グルコサミニドとカプリル酸メチルを、前者/
後者=1/5(mol/mol)の割合で混合し、実施
例3と同様に、反応、定量、同定(図1参照)し、ブチ
ル6−O−オクタノイル−β−D−グルコサミ二ドを収
率48%で得た。
らなる本発明の界面活性剤について、0.001〜1重
量%の水溶液を作成し、それらの25℃における表面張
力をウイルヘルミ法によって測定し、ここで得られた濃
度と表面張力の関係から臨界ミセル濃度(CMC)を求
めた。0.1重量%の水溶液の表面張力と共に結果を表
1に示す。
1D法によって生分解性を試験し、28日目の生分解率
を求めた。結果を表2に示す。いずれも良好な界面活性
能及び生分解性を示した。
び生分解性を有する新規な界面活性剤及びその製造方法
を提供したことにある。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の化学式(1) 【化1】 (式中、R1は水素、又は炭素原子数1〜22の直鎖又
は分岐のアルキル基であり、R2は直鎖又は分岐の炭素
原子数1〜22のアルキル基であり、且つR1とR 2の合
計炭素原子数が6〜24である)で表される界面活性
剤。 - 【請求項2】 次の化学式(2) 【化2】 (式中、R1 ’は直鎖又は分岐の炭素原子数1〜6のア
ルキル基である)で示される化合物をリパーゼを使用し
てエステル化することを特徴とする、次の一般式(3)
で表わされる界面活性剤の製造方法。 【化3】 (式中、R1 ’は直鎖又は分岐の炭素原子数1〜6のア
ルキル基であり、R2は直鎖又は分岐の炭素原子数1〜
22のアルキル基であり、且つR1 ’とR2の合計炭素原
子数が6〜24である) - 【請求項3】 化学式(2)で示される化合物がキトサ
ンをアルコール中で分解したものである請求項2に記載
の界面活性剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001302511A JP2003105376A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 界面活性剤およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001302511A JP2003105376A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 界面活性剤およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003105376A true JP2003105376A (ja) | 2003-04-09 |
| JP2003105376A5 JP2003105376A5 (ja) | 2008-10-09 |
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ID=19122741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001302511A Pending JP2003105376A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 界面活性剤およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003105376A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006029452A1 (en) * | 2004-09-14 | 2006-03-23 | Ip Organisers Pty Ltd | Acylated saccharides and uses thereof |
Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
| WO1991007416A1 (en) * | 1989-11-09 | 1991-05-30 | Japan Tobacco Inc. | Novel glucosamine derivative and liposome containing the same as membrane component |
| JPH09168395A (ja) * | 1995-12-21 | 1997-06-30 | Lion Corp | 糖脂肪酸エステルの製造方法 |
| JPH1135592A (ja) * | 1997-05-20 | 1999-02-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | アルキルグリコシル(メタ)アクリレート及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001302511A patent/JP2003105376A/ja active Pending
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