JP2003106917A - ブルドン管圧力計 - Google Patents

ブルドン管圧力計

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JP2003106917A JP2001297294A JP2001297294A JP2003106917A JP 2003106917 A JP2003106917 A JP 2003106917A JP 2001297294 A JP2001297294 A JP 2001297294A JP 2001297294 A JP2001297294 A JP 2001297294A JP 2003106917 A JP2003106917 A JP 2003106917A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無圧状態で指針をゼロ目盛りに合致させた状
態で指針軸に取付け、最大圧力加圧状態で変位拡大機構
の塑性屈曲腕部を塑性変形させて指針を最大目盛りに合
致させた後は、無圧状態に戻しても、指針がゼロ目盛り
から大幅に狂うことがなく、目盛り合わせ校正作業の能
率の大幅向上を図ることができるブルドン管圧力計の提
供。 【解決手段】 ブルドン管圧力計において、変位拡大リ
ンク機構は、管先1bに取付けた突片12,弓形状連接
リンク23,回転板25とから成る。回転板25におけ
る最大圧力加圧状態での調整子としてV字状腕片26を
用い、無圧状態のとき、その可曲節点Pが突片12と弓
形状連接リンク23との第1の回り対偶部12aに重な
る位置としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ブルドン管圧力計
に関し、特に、ブルドン管の管先変位を拡大して指針軸
に伝達するための変位拡大機構における目盛り合わせ校
正用の調節子の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】測定圧によって生じる金属の弾性歪みを
機械的に拡大表示するブルドン管圧力計の概略構成は、
図3に示すように、楕円形断面のブルドン管1を例えば
円環状に曲げて収めた扁平円柱状のゲージ本体部2と、
被測定圧力源に連通孔5aを介して繋がる被測定側の雌
螺子部5b付き取付穴(螺子穴)5に対して螺合する雄
螺子部5b付き圧力導入管3から成り、その圧力導入孔
3aはブルドン管1の管基1aに連通している。取付穴
5の穴底にはパッキン6が圧入装填されている。なお、
7は取付けナットである。
【0003】ブルドン管圧力計においては、圧力増大に
伴いブルドン管1の曲率半径が弾性変形で漸増し、管先
1bが図3では反時計方向及び外方向に漸変するもの
の、微小変位であるため、この変位を変位拡大機構を介
して機械的に拡大し、指針軸4aに取付けた指針4で文
字板2aの目盛りを拡大指示するようにしている。
【0004】図4は従来のブルドン管圧力計の変位拡大
リンク機構を示す背面図である。この変位拡大機構は、
圧力増大に伴い指針軸4aの周りに管先1bが固定節で
ある圧力導入管3に対して図4では時計方向(矢印A)
に漸変するブルドン管1と、管先1bに固着して成る突
片12の第1のピン結合(回り対偶部)12aを介して
連結して成る真直状の連接ロッド(連接リンク)13
と、この連接ロッド13の先端側に第2のピン結合13
aを介して連結し、圧力導入管3に固定して成る表側フ
レーム板14に対して回転中心15aの周りに回動(揺
動)可能であって、指針軸11に軸着したピニオン11
に噛み合う欠歯歯車15bを持つ回転板(セクター)1
5とを備えている。回転板15は外側に張り出た湾曲状
腕片(調節子)16を有し、その先端側には第2のピン
結合13aを以って連接ロッド13に連結している。
【0005】圧力増大に伴い、管先1bが矢印A方向に
変位すると、連接ロッド13が回転中心15aの周りに
湾曲状腕片16を時計方向(矢印B方向)に回転させる
ため、指針軸4aが図4で反時計方向(矢印C方向)に
回転する。回転板15は揺動する梃腕として機能し、回
転中心15aから第2のピン結合13aまでの距離(腕
の長さ)に比し、回転中心15aから指針軸4aまでの
距離(腕の長さ)の方が長いため、まずその腕の長さの
比率で、管先1bの変位量が欠歯歯車15bのピッチ円
の円弧長として拡大された後、次に、欠歯歯車15bと
ピニオン11の増速比で、指針軸の4aの回転角が拡大
されることになる。
【0006】このような変位拡大機構を有するブルドン
管圧力計においては、部品精度のばらつき,組み付け精
度のばらつきなどがあるため、変位拡大機構の組立後、
指針表示の校正を必要としている。無圧状態において、
指針4がゼロを指すように指針4を指針軸4aに取付け
た後、最大圧力を加圧して運針した指針目盛りを読み取
る。指針目盛りが最大圧力値に満たない場合は変位拡大
率が低いことを意味する。そのため、回転中心15aか
ら第2のピン結合13aまでの距離を短縮するべく、工
具などを用いて湾曲状腕片16を挟んで第2のピン結合
13aを回転中心15a側へ寄せ付ける塑性変形を行
い、指針目盛りが最大圧力値に合致するように調節す
る。逆に、指針目盛りが最大圧力値を超える場合は変位
拡大率が高いことを意味する。そのため、回転中心15
aから第2のピン結合13aまでの距離を拡張するべ
く、工具などを湾曲状腕片16の切欠き16aに挿入し
て押し広げ、第2のピン結合13aを回転中心15aか
ら更に離す塑性変形を行い、指針目盛りが最大圧力値に
合致するように調節する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
変位拡大機構の指針合わせ校正作業にあっては、次のよ
うな問題点があった。
【0008】即ち、最大圧力状態での湾曲状腕片16に
対する塑性変形調整の後、無圧状態に戻すと、指針4が
ゼロ目盛りからずれてしまう不都合が発生する。第2の
ピン結合13aを結合解除した場合、湾曲状腕片16側
から見ると、第2のピン結合13aの位置の塑性変形軌
跡は概ね可屈節点Pを中心にしてほぼ円弧αを描くと共
に、連接ロッド13側から見ると、第2のピン結合13
aの位置の軌跡は第1のピン結合12aを中心にして円
弧βを描き、円弧αと円弧βとが第2のピン結合13a
の位置で交差した関係であるが、湾曲状腕片16と連接
ロッド13とが第2のピン結合13aで連結されている
ため、本来的に管先1bは軽微な力の印加でも簡単に弾
性変形するものであるから、湾曲状腕片16に対する塑
性変形の屈曲調節により第2のピン結合13aの位置が
円弧α上で強引にずらされると、第1のピン結合12a
の位置もずれてしまうので、ブルドン管1に不如意な初
期応力を発生させてしまうからである。
【0009】そのため、指針目盛りが最大圧力値に満た
ない場合、変位拡大率を上げるために第2のピン結合1
3aを回転中心15a側へ寄せ付ける塑性変形調節で
は、管先1bを矢印Aに押し出すことになるから、無圧
状態に戻すと指針4がゼロ目盛り以上を指す。このた
め、指針4の取付けをし直してから、最大圧力に再度加
圧して最大目盛り合わせを行う必要があり、ゼロ目盛り
と最大目盛りが合致するまで幾度も繰り返す煩雑な手間
を要する。指針取付け加減と塑性変形調節の加減との按
配に熟練技能を必要とする。
【0010】逆に、指針目盛りが最大圧力値を超える場
合、変位拡大率を下げるために第2のピン結合13aを
回転中心15aから更に引き離す塑性変形調節では、管
先1bを矢印A方向とは逆方向に引き下げることになる
から、無圧状態に戻すと指針4がゼロ目盛り以下を指
す。斯かる場合もゼロ目盛りと最大目盛りが合致するま
で幾度も繰り返す煩雑な手間を要する。
【0011】そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題
は、無圧状態で指針をゼロ目盛りに合致させた状態で指
針軸に取付け、最大圧力加圧状態で屈曲腕部を塑性変形
させて指針を最大目盛りに合致させた後は、無圧状態に
戻しても、指針がゼロ目盛りから大幅に狂うことがな
く、凡そゼロ目盛りを指すように、変位拡大機構を改良
することにより、熟練技能を要さずに、目盛り合わせ校
正作業の能率の大幅向上を図ることができるブルドン管
圧力計を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るブルドン管圧力計は、圧力増大に伴い
指針軸の周りに管先が固定節に対して第1の方向に漸変
するブルドン管と、管先側に第1の回り対偶部を介して
連結して成る連接リンクと、この連接リンクの先端側に
第2の回り対偶部を介して連結し、固定節に対して回転
中心の周りに回転可能であって指針軸を回動するための
回転体とを備え、回転体は、先端側に第2の回り対偶部
を具えると共に、可曲節点の前記第2の回り対偶部と回
転中心とに対して張る開き角が拡縮調節可能となった屈
曲腕部を有しており、連接リンクと屈曲腕部とが圧力増
大に伴い回転体を第1の方向に回動させる相互関係とな
っているものである。なお、圧力から気体温度に換算す
ることができるため、このブルドン管圧力計は文字板を
温度表示に代えることにより例えば隔測温度計として用
いることができる。
【0013】そして本発明における屈曲腕部としては、
無圧状態のとき、可曲節点が第1の回り対偶部に概ね重
なる位置にあるように形成されていることを特徴とす
る。つまり、可曲節点は、従来例とは異なり、第2の回
り対偶部と回転中心とを通る線に対して第1の回り対偶
部側に位置し、無圧状態のとき、屈曲腕部の第2の回り
対偶部と可曲節点とを結ぶ線分が連接リンクの第2の回
り対偶部と第1の回り対偶部とを結ぶ線分と略重なって
いる。このため、第2の回り対偶部の結合を解除した場
合、連接リンクの第2の回り対偶部の位置の軌跡に屈曲
腕部の第2の回り対偶部の位置の塑性変形軌跡が略重な
ることになるため、最大圧力印圧状態で屈曲腕部を塑性
変形させて第2の回り対偶部と回転中心との距離を調節
し、指針を最大目盛りに合致させた後は、無圧状態に戻
しても、指針がゼロ目盛りから大幅に狂うことがない。
このため、従前に比し、校正作業能率の大幅向上を図る
ことができる。例えば、多数個のブルドン管圧力計を設
定し同時に最大圧力を印圧し、各屈曲腕部を塑性変形さ
せて最大目盛りに順に合わせるだけで、多数個の校正を
完了させることができる。2度目以降の最大圧力を印圧
して再調節する手間を排することができると共に、熟練
者を必要とせず、調節作業の短縮化を図ることができ
る。
【0014】屈曲腕部としては、回転中心側から可曲節
点まで張り出た基端側片部と可曲節点心から外側に張り
出た外側片部とを有して成る二股状屈曲片であって、両
片部が互いに臨む内側には工具当て用切込みが形成され
ていることが望ましい。工具当て用切込みの形成によ
り、例えばマイナスドライバーの先を切込みに係り止め
して簡単に塑性変形させることができるため、調節作業
性が迅速化し、不如意な変形失敗を防止できる。
【0015】基端側片部の工具当て用切込みの位置と外
側片部の前記工具当て用切込みの位置とは可曲節点から
不等距離に形成されていることが望ましい。例えばマイ
ナスドライバーの先を両切込みに係り止めして一方に捩
ることにより開き角が拡大し、逆方向に捩ることにより
開き角が縮小するから、調節作業を確実且つ迅速に実現
できる。
【0016】更に、連接リンクは回転中心に対して外側
片部の外側に位置する弓形状であることが望ましい。連
接リンクは真直状ではなく、弓形状であるため、外側片
部bとの間に隙間があり、塑性変形調節が容易となる。
このため、弓形状連接リンクは無圧状態において可曲節
点と第1の回り対偶部とのずれを修正するための調節子
としての意義を有する。また、屈曲腕部の塑性変形調節
の際、工具の先が連接リンクに当たり難くなるため、不
如意な変形を防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例に係る
ブルドン管圧力計において無圧状態での変位拡大リンク
機構を示す背面図、図2は本発明の実施例に係るブルド
ン管圧力計において最大圧力印圧状態での変位拡大リン
ク機構を示す背面図である。なお、図1,2において、
図4に示す部分と同一部分には参照符号を付し、その説
明は省略する。
【0018】本例の変位拡大リンク機構は、圧力増大に
伴い指針軸4aの周りに管先1bが固定節である圧力導
入管3に対して図1では時計方向(矢印A)に漸変する
ブルドン管1と、管先1bに固着して成る突片12の第
1のピン結合(回り対偶部)12aを介して連結して成
る弓形状連接リンク23と、この連接リンク23の先端
側に第2のピン結合23aを介して連結し、圧力導入管
3に固定して成る表側フレーム板14及び裏フレーム板
24に対して回転中心25aの周りに回動(揺動)可能
であって、指針軸4aに軸着したピニオン11に噛み合
う欠歯歯車25bを持つ回転板(梃腕,セクター)25
とを備えている。変位拡大リンク機構は、管先1の変位
が仮想的な長リンクと仮定すれば、固定節(圧力導入管
3,表側フレーム板14及び裏フレーム板24)と、ブ
ルドン管1,突片12,弓形状連接リンク23,回転板
25とから成る4節回転連鎖の両てこ機構とみることが
できる。
【0019】回転板25は外側に張り出た拡縮可能な開
き角θを持つV字状腕片((最大圧力での調節子)26
を有し、その先端側には第2のピン結合23aを以って
連接リンク23に連結している。なお、27は、ピニオ
ン11と欠歯歯車25bの噛み合い間隙(バックラッシ
ュ)による指針ぶれを防止するためのひげゼンマイであ
る。
【0020】V字状腕片26は、可屈節点Pに鋭角に屈
折した二股状屈曲片であって、回転中心25a側から可
屈節点Pまで張り出た基端側片部26aと可屈節点Pか
ら外側に張り出た外側片部26bとから成り、基端側片
部26aと外側片部26bとの間に切欠き26cを有
し、開き角θを形成している。両片部26a,26bが
互いに臨む内側にはマイナスドライバー当て用切込み
X,Yが形成されている。可屈節点Pからの切込みX位
置までの距離は可屈節点Pからの切込みY位置までの距
離よりも短く、切込みXとYとを一辺として可屈節点P
を頂点として含む三角形が不等辺三角形となるように形
成されている。
【0021】V字状腕片26は可曲節点Pを折り曲げ点
として塑性変形で開き角θが拡縮可能となっている。図
1の無圧状態では、可曲節点Pが第1の回り対偶部12
aに概ね重なる位置にある。つまり、可曲節点Pは、図
4に示す従来例とは異なり、第2の回り対偶部23aと
回転中心25aとを通る線に対して第1の回り対偶部1
2a側に位置し、無圧状態のとき、V字状腕片26の第
2の回り対偶部23aと可曲節点Pとを結ぶ線分が連接
リンク23の第2の回り対偶部23aと第1の回り対偶
部12aとを結ぶ線分と略重なっている。
【0022】指針の目盛り合わせ作業では、無圧状態に
おいて、先ず、図1に示す如く、可曲節点Pが第1の回
り対偶部12aに重なっているか否かを確認する。おお
よそ重なっているが、多少外れているときには、突片1
2や弓形状連接リンク23を屈曲させて調節する。連接
リンク23が真直状ではなく、弓形状であるため、外側
片部26bとの間に隙間があり、塑性変形調節が容易と
なる。このため、弓形状連接リンク23は無圧状態での
調節子(第2の調節子)としての意義を有する。そし
て、指針4がゼロを指すように指針4を指針軸4aに取
付ける。
【0023】次いで、最大圧力を印圧すると、管先1b
が矢印A方向に大きく変位するため、回転板が矢印B方
向に回転し、指針軸4aが矢印C方向に回転するので、
図2に示す状態になる。ここで、運針した指針目盛りを
読み取る。指針目盛りが最大圧力値に満たない場合は変
位拡大率が低いことを意味する。そのため、回転中心2
5aから第2のピン結合23aまでの距離を短縮するべ
く、マイナスドライバーを切り込みX,Yに係合させて
図2で反時計方向に捩り、第2のピン結合23aを回転
中心25a側へ寄せ付ける塑性変形を行い、指針目盛り
が最大圧力値に合致するように調節する。この際、マイ
ナスドライバーの捩り加減だけで目盛り合わせすること
ができるので、調節作業が簡便となる。逆に、指針目盛
りが最大圧力値を超える場合は変位拡大率が高いことを
意味する。そのため、回転中心25aから第2のピン結
合23aまでの距離を拡張するべく、マイナスドライバ
ーを切り込みX,Yに係合させて図2で時計方向に捩
り、第2のピン結合23aを回転中心25aから更に離
す塑性変形を行い、指針目盛りが最大圧力値に合致する
ように調節する。この際も、マイナスドライバーの捩り
加減だけで目盛り合わせすることができるので、調節作
業が簡便となる。
【0024】しかる後、無圧状態に戻すと、指針4はゼ
ロ目盛りを指したままとなる。なぜなら、無圧状態では
可曲節点Pが第1の回り対偶部12aに重なっているか
らである。即ち、第2の回り対偶部23aの結合を解除
した場合、連接リンク23の第2の回り対偶部23aの
位置の軌跡にV字状腕片26の第2の回り対偶部23a
の位置の塑性変形軌跡が丁度重なっているため、最大圧
力印圧状態でV字状腕片26を塑性変形させて第2の回
り対偶部23aと回転中心25aとの距離を調節し、指
針4を最大目盛りに合致させた後は、無圧状態に戻して
も、指針がゼロ目盛りから大幅に狂うことがない。この
ため、従前に比し、校正作業能率の大幅向上を図ること
ができる。例えば、多数個のブルドン管圧力計を設定し
同時に最大圧力を印圧し、各V字状腕片26を塑性変形
させて最大目盛りに順に合わせるだけで、多数個の校正
を完了させることができる。2度目以降の最大圧力を加
圧して再調節する手間を排することができると共に、熟
練者を必要とせず、調節作業の短縮化を図ることができ
る。
【0025】なお、最大圧力での調節子としてのV字状
腕片26の形状はV字形状に限らず、U字形状等のその
他の形状でも構わない。ただ、図4に示すU字形状の可
曲節点Pの位置がやや曖昧であるが、V字状腕片26で
は、可曲節点Pが鋭角頂点であるために明瞭さがあり、
第1の回り対偶部12aとの重ね合わせ精度を得ること
ができるという点で優れている。
【0026】また、第2の拡大機構としては、欠歯歯車
25bとピ二オン11とに限らず、指針軸4aに巻装し
たコイルスプリングとそのコイル隙間に圧入した周縁部
を持つ回転板25とによっても第2の拡大機構を構成で
きる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ブルド
ン管圧力計の変位拡大機構における最大圧力での調整子
たる屈曲腕部として、無圧状態のとき、可曲節点が第1
の回り対偶部に概ね重なる位置にあるように形成されて
いることを特徴とするものであるから、次にような効果
を奏する。即ち、無圧状態で指針をゼロ目盛りに合致さ
せた状態で指針軸に取付け、最大圧力加圧状態で屈曲腕
部を塑性変形させて指針を最大目盛りに合致させた後
は、無圧状態に戻しても、指針がゼロ目盛りから大幅に
狂うことがなく、凡そゼロ目盛りに一致したままとな
る。このため、熟練技能を要さずに、目盛り合わせ校正
作業の能率の大幅向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るブルドン管圧力計におい
て無圧状態での変位拡大リンク機構を示す背面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係るブルドン管圧力計におい
て最大圧力印圧状態での変位拡大リンク機構を示す背面
図である。
【図3】ブルドン管圧力計を示す正面図である。
【図4】従来のブルドン管圧力計の変位拡大リンク機構
を示す背面図である。
【符号の説明】
1…ブルドン管 1a…管基 1b…管先 2…ゲージ本体部 2a…文字板 3…圧力導入管 3a…圧力導入孔 4…指針 4a…指針軸 5…取付穴(螺子穴) 5a…連通孔 5b…雌螺子部 6…パッキン 7…取付けナット 11…ピニオン 12…突片 12a…第1のピン結合(回り対偶部) 14…表側フレーム板 23…弓形状連接リンク 23a…第2のピン結合 24…裏フレーム板 25a…回転中心 25…回転板(梃腕,セクター) 25b…欠歯歯車 26…V字状腕片(最大圧力での調節子) 26a…基端側片部 26b…外側片部 26c…切欠き 27…ひげゼンマイ θ…開き角 P…可屈節点 X,Y…マイナスドライバー当て用切込み

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力増大に伴い指針軸の周りに管先が固
    定節に対して第1の方向に漸変するブルドン管と、前記
    管先側に第1の回り対偶部を介して連結して成る連接リ
    ンクと、この連接リンクの先端側に第2の回り対偶部を
    介して連結し、前記固定節に対して回転中心の周りに回
    転可能であって前記指針軸を回動するための回転体とを
    備え、前記回転体は、先端側に前記第2の回り対偶部を
    具えると共に、可曲節点の前記第2の回り対偶部と前記
    回転中心とに対して張る開き角が拡縮調節可能となった
    屈曲腕部を有しており、前記連接リンクと前記屈曲腕部
    とが圧力増大に伴い前記回転体を第1の方向に回動させ
    る相互関係となっているブルドン管圧力計であって、 前記屈曲腕部は、無圧状態のとき、前記可曲節点が前記
    第1の回り対偶部に概ね重なる位置にあるように形成さ
    れていることを特徴とするブルドン管圧力計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記屈曲腕部は、前
    記回転中心側から前記可屈節点まで張り出た基端側片部
    と前記可屈節点から外側に張り出た外側片部とを有して
    成る二股状屈曲片であって、両片部が互いに臨む内側に
    は工具当て用切込みが一対形成されていることを特徴と
    するブルドン管圧力計。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記基端側片部の前
    記工具当て用切込みの位置と前記外側片部の前記工具当
    て用切込みの位置とは前記可屈節点から不等距離に形成
    されていることを特徴とするブルドン管圧力計。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3において、前記連
    接リンクは、前記回転中心に対して前記外側片部の外側
    に位置する弓形状であることを特徴とするブルドン管圧
    力計。
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