JP2003109447A - ポリマー碍管及びこれを用いた変電機器 - Google Patents

ポリマー碍管及びこれを用いた変電機器

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JP2003109447A
JP2003109447A JP2001301407A JP2001301407A JP2003109447A JP 2003109447 A JP2003109447 A JP 2003109447A JP 2001301407 A JP2001301407 A JP 2001301407A JP 2001301407 A JP2001301407 A JP 2001301407A JP 2003109447 A JP2003109447 A JP 2003109447A
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porcelain tube
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Keisuke Shimagami
圭祐 島上
Masahiko Ebina
雅彦 蝦名
Hiroaki Toda
弘明 戸田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 碍管及び変電機器の内部異常を、外部から容
易に把握可能な碍管及び変電機器を提供すること。 【解決手段】 外部から透視可能なFRP絶縁筒8と外
部から透視可能なゴム製のハウジング材9とで構成され
たことを特徴とするポリマー碍管10を提供すること。
FRP絶縁筒に使用する絶縁性織布と熱硬化性樹脂は屈
折率が同じであり、ゴム製ハウジング材は液状シリコー
ンゴム等外部から透視可能な構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、碍管内部が全体的
または部分的に透けて見えるポリマー碍管と、これを外
筒として使用した碍子形遮断器、碍子形断路器などの開
閉機器、および碍子形避雷器、碍子形変流器、GIS,
GCB用ブッシング、トランス用ブッシングなどの変電
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の碍子形遮断器は、図1に示すよう
に地上5m前後の高い位置に、碍管内部を絶縁性の高い
ガス(SF6ガス、SF6混合ガス等)まはた高圧縮空
気で絶縁した抵抗体ユニット1、消弧室ユニット2、コ
ンデンサユニット3からなる遮断部5を設け、碍管の外
側は大気により気中絶縁する構造になっている。300
kV以上の高電圧遮断器の構造においては、遮断部5を
2台直列に接続した2点切り遮断器が主流である。また
近年では軽量化のために遮断部外筒に磁器碍管ではな
く、FW(フイラメントワインデイング)成形のFRP
絶縁筒にハウジング材を形成した軽量・高強度なポリマ
ー碍管が適用されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、碍子形遮断器
は、碍管内部を絶縁性の高いガス(SF6ガス、SF6
混合ガス等)または高圧縮空気で絶縁している。しかし
ながら、外部からは内部の様子は見ることは出来ず、何
らかの異常を察知した場合でも、絶縁筒内に封入したガ
スを回収したうえで、碍管を取り外し分解しない限り、
遮断部5内部の状況を把握することは出来なかった。
【0004】本発明は、以上の問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、碍管及び変電機器の内
部異常を、外部から容易に把握可能な碍管及び変電機器
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の問題を
解決するために、遮断部外筒として使用される碍管を、
透明でなおかつ靭性と強度を兼ね備えた材料で形成する
ことにより、内部異常の把握を容易にし、事故の未然防
止に貢献するものである。碍子形遮断器以外にも、碍子
形断路器および碍子形避雷器、碍子形変流器、GIS,
GCB用ブッシング、トランス用ブッシングなど碍子を
使用している全ての変電機器にも同様の効果が期待出来
る。
【0006】具体的に本発明は、外筒部分に全体的また
は部分的に透明なポリマー碍管を使用することで、外部
からの透視を可能とし、すなわち内部把握を容易にする
ことで、事故の未然防止が容易な碍子形遮断器、碍子形
断路器などの開閉機器、および碍子形避雷器、碍子形変
流器、GIS,GCB用ブッシング、トランス用ブッシ
ングなどの変電機器を提供しようとするものである。か
かるポリマー碍管は、全てに限らず一部においても、外
部から碍管内の状態を見ることが出来、碍子形遮断器と
碍子形断路器などの開閉機器の場合、開閉動作部分の劣
化状況の目視確認が可能となる。碍子形避雷器、碍子形
変流器、GIS,GCB用ブッシング、トランス用ブッ
シングなどの変電機器の場合、組立状況で運転中に割
れ、ヒビ、その他の異常があった時、容易に状況を観測
できるため、事故を未然に防止でき、保守点検を容易に
できる。万一事故が起こった場合でも、すばやく事故原
因を推定、対策を講ずることができる。更に、機器とし
て組込む前のポリマー碍管単体の品質検査の場合も、透
明であるため、異物、気泡、FRP/ハウジング材界面
の剥離のチェックを容易に行うことが出来、品質検査を
簡略化することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図2を用いて、本発明のポリ
マー碍管を使用した碍子形遮断器の一実施形態を説明す
る。
【0008】第一実施形態では、外径Φ250、全長1
300mmのマンドレル表面に、熱硬化性樹脂6を含浸
させた絶縁性織布7をFWマシンにより連続的に巻き付
けていった。透明性を向上させるため、絶縁性織布7に
は石英度の高いガラスロービングを用い、熱硬化性樹脂
6にはエポキシ樹脂を用いた。屈折率は双方とも同じ値
の材料を選択した。またボイドレスにするため、ガラス
ロービング表面には熱硬化性樹脂6の含浸性を良くする
シランカップリング処理を施したものを用い、巻取り速
度を通常よりも遅くしFW成形を行った。成形品の肉厚
が5mmになるまで巻取りを行い、この後、硬化炉内で
加熱硬化を行った。このようにして透明性に優れたFR
P絶縁筒8を得た。FRP絶縁筒8の外周にハウジング
材9を成形するため、まずFRP絶縁筒8表面にプライ
マー処理を施し、笠形状をした金型にセットし、着色剤
を包含しない透明な液状シリコーン樹脂を注入した。金
型内で加熱硬化することで、透明なポリマー碍管10を
得た。本発明品の内部に物を入れた場合、肉眼において
も外部から内容物を明瞭に見ることができた。また透明
であるため、ポリマー碍管10中の異物、気泡、あるい
はFRP/ハウジング材の接着界面11の剥離などの検
査も容易に行えるという利点も判明した。本発明品の機
械強度試験として、表1の条件で水圧試験とカンチレバ
ー試験を実施した。本発明品はポリマー碍管用として使
用されている一般のFWパイプと同等以上の機械強度を
得た。また電気特性においても、表1に示す条件で絶縁
抵抗試験、部分放電(コロナ)試験、AC耐電圧試験、
雷インパルス耐電圧試験を行い、いずれも問題ないこと
を確認した。本発明品は透明性に優れており、なおかつ
支持碍管として十分な機械的強度と電気絶縁性を兼ね備
えたものである。従来は碍管を取り外し分解しない限
り、遮断部5内部の状況を見ることは出来なかったが、
本発明品を碍子形遮断器の消弧室ユニット2に使用する
ことで、外部から容易にノズル13の劣化状況、接点1
4の摩耗状況など消弧室12の状態を目視確認でき、事
故未然防止、保守点検の簡略化、迅速な事故原因推定と
対策が可能となる。
【0009】
【表1】
【0010】次に、本発明の第二の実施形態について説
明する。外径Φ200、全長2400mmのマンドレル
表面に熱硬化性樹脂6を含浸させた絶縁性織布7を連続
的に巻き付けていった。絶縁性織布7には石英度の高く
不純物の少ないガラスロービングを用い、熱硬化性樹脂
には使用したガラスロービングの屈折率に近い値をもっ
たエポキシ樹脂を選定した。得られたFRP絶縁筒8
は、第一実施形態と同様、透明性に優れたものであっ
た。このFRP絶縁筒8を、笠形状をした金型内にセッ
トし、ハウジング材を成形した。金型の全長は800m
mであったので、シリコーンゴムの注入・硬化を3回に
分けて、全長2400mmのFRP絶縁筒8に笠形成し
た。この際、中央部の笠形成の時だけ着色剤を含有しな
いシリコーンゴムを用い、それ以外は着色剤(グレー
色)を含有したシリコーンゴムで笠を成形した。こうし
て碍管中央部分だけ透明なポリマー碍管10を得た。こ
れを碍子形遮断器の消弧室ユニット2に使用した場合、
消弧室12内部の接点部分のみ見ることができる。碍管
を分解せずに、外部から容易にノズル13の劣化状況、
接点14の摩耗状況など消弧室12の状態を目視確認で
き、事故未然防止、保守点検の簡略化、迅速な事故原因
推定と対策が可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上本発明は、全体的または部分的に透
明なポリマー碍管を、外筒として使用した碍子形遮断
器、碍子形断路器などの開閉機器、および碍子形避雷
器、碍子形変流器、GIS(ガス絶縁開閉装置),GCB
(ガス遮断器)用ブッシング、トランス用ブッシングなど
の変電機器であり、外部から碍管内の状態を見ることが
出来る。碍子形遮断器と碍子形断路器などの開閉機器の
場合、分解しなくても、ポリマー碍管の外部から接点
の摩耗状況、ノズルの劣化状況、摺動部分のグリー
スの劣化状況、摺動摩耗粉のチェックおよび化学的
な劣化状況の目視確認をすることができるようになる。
事故を未然に防止出来るようになり、保守点検作業を容
易にすることが可能となる。また碍子形避雷器、碍子形
変流器、GIS,GCB用ブッシング、トランス用ブッ
シングなどの変電機器の場合、運転中の異常(割れ、ヒ
ビ)を容易に観測できるため、事故を未然に防止出来る
ようになる。万が一事故が起こった場合でも、すばやく
事故原因を推定でき対策を講ずることができる。また機
器として組み立てる前の、ポリマー碍管単体の品質検査
においても、品質に悪影響を及ぼす異物、気泡、界面剥
離などの検出を、透明であるために容易に行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の300kV-2点切り碍子形遮断器の概
略図
【図2】本発明品を使用した碍子形遮断器の例
【符号の説明】
1…抵抗体ユニット、2…消弧室ユニット、3…コンデ
ンサ・ユニット、4…操作ユニット、5…遮断部、6…
絶縁性織布、7…熱硬化性樹脂、8…FRP絶縁筒、9
…ハウジング材、10…ポリマー碍管、11…接着界
面、12…消弧室、13…ノズル、14…接点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02B 13/04 L (72)発明者 戸田 弘明 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 Fターム(参考) 5G017 BB01 BB02 BB10 HH01 5G331 AA07 BB32 CA04 CA06 DA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から透視可能なFRP絶縁筒と外部
    から透視可能なゴム製のハウジング材とで構成されたこ
    とを特徴とするポリマー碍管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリマー碍管において、
    碍管内部が極間部分において透視可能であることを特徴
    とするポリマー碍管。
  3. 【請求項3】 請求項1および2記載のポリマー碍管
    を、碍子形遮断器における消弧室ユニットの外筒として
    使用したことを特徴とする変電機器。
  4. 【請求項4】 請求項1および2記載のポリマー碍管
    を、碍子形断路器の外筒として使用したことを特徴とす
    る変電機器。
  5. 【請求項5】 請求項1および2記載のポリマー碍管
    を、外筒として使用したことを特徴とする碍子形避雷
    器、碍子形変流器、GIS,GCB用ブッシング、トラ
    ンス用ブッシングのいずれかによる変電機器。
  6. 【請求項6】 前記FRP絶縁筒の一部を構成する絶縁
    性織布は、ガラスロービング、ガラスクロステープ、ガ
    ラスクロスのいずれかであることを特徴とする請求項1
    および2記載のポリマー碍管。
  7. 【請求項7】 前記FRP絶縁筒の一部を構成する絶縁
    性織布は、ガラス組成中の石英度(SiO2の割合)
    が、50〜70wt%であることを特徴とする請求項1
    および2記載のポリマー碍管。
  8. 【請求項8】 前記FRP絶縁筒の一部を構成する熱硬
    化性樹脂は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエス
    テル樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項1お
    よび2記載のポリマー碍管。
  9. 【請求項9】 前記FRP絶縁筒に使用する絶縁性織布
    と熱硬化性樹脂は、屈折率が同じであり、屈折率が1.
    4〜1.6の範囲であることを特徴とした請求項1およ
    び2記載のポリマー碍管。
  10. 【請求項10】 前記ゴム製のハウジング材は、液状シ
    リコーンゴム(LSR)、室温加硫シリコーンゴム(R
    TV2)、高温加硫シリコーンゴム(HTV)のいずれ
    かであり、外部から透視可能であることを特徴とする請
    求項1記載のポリマー碍管。
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