JP2003111473A - 直流モータの制御方法 - Google Patents

直流モータの制御方法

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JP2003111473A
JP2003111473A JP2001304276A JP2001304276A JP2003111473A JP 2003111473 A JP2003111473 A JP 2003111473A JP 2001304276 A JP2001304276 A JP 2001304276A JP 2001304276 A JP2001304276 A JP 2001304276A JP 2003111473 A JP2003111473 A JP 2003111473A
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motor
rotation speed
voltage
position detector
rotational position
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Masami Watanabe
真巳 渡辺
Junichi Sano
純一 佐野
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Carrier Japan Corp
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Toshiba Carrier Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 これにより騒音や異常振動を低減することが
でき、しかも直流モータへの入力電力の安定化が図れる
直流モータの制御方法を提供する。 【解決手段】 直流モータ1の相巻線Luに流れる電流
Iuの零クロス点と、直流モータ1における回転位置検
出器4から出力されるパルス信号Vpとの位相差Tを、
直流モータ1の回転数Nに応じた最適値に直接的に制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば空気調和
機に使用される直流モータの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機では、例えば室外フ
ァンモータとして、直流モータが使用される。直流モー
タは、複数の相巻線を有するステータおよび永久磁石を
有するロータにより構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】直流モータの回転数が
変化すると、“ステータ極数”“ロータ極数の最小公倍
数”“1秒当たりの回転数”の乗算値に相当する周波数
において、共振音(いわゆるコギング音)が発生する。
この共振音の周波数が室外ファンや室外ユニット筐体の
共振点と一致すると、大きな騒音や異常振動が発生し、
ユーザ等に不快感を与えてしまう。
【0004】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、直流モータの共振音の発生を
抑制することができ、これにより騒音や異常振動を低減
することができ、しかも直流モータへの入力電力の安定
化が図れる直流モータの制御方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の直
流モータの制御方法は、複数の相巻線を有するステータ
および永久磁石を有するロータにより構成された直流モ
ータと、交流電源電圧を整流する整流回路と、この整流
回路の出力電圧をスイッチングにより複数相の交流電圧
に変換し、それを直流モータの各相巻線に対する駆動電
圧として出力するスイッチング回路と、直流モータのロ
ータの回転位置に応じた信号を出力する回転位置検出器
と、この回転位置検出器の出力に応じて直流モータの回
転数Nを検出する回転数検出手段と、この回転数検出手
段で検出される回転数Nが目標回転数となるよう、上記
スイッチング回路を制御する制御手段とを備えたものに
おいて、相巻線に流れる電流の零クロス点と上記回転位
置検出器の出力信号との位相差Tを、上記回転数検出手
段で検出される回転数Nに応じた最適値に制御する。
【0006】請求項2に係る発明の直流モータの制御方
法は、複数の相巻線を有するステータおよび永久磁石を
有するロータにより構成された直流モータと、交流電源
電圧を整流する整流回路と、この整流回路の出力電圧を
スイッチング素子のオン,オフにより複数相の交流電圧
に変換し、それを前記直流モータの各相巻線に対する駆
動電圧として出力するスイッチング回路と、直流モータ
のロータの回転位置に応じたパルス信号を出力する回転
位置検出器と、この回転位置検出器の出力に応じて直流
モータの回転数Nを検出する回転数検出手段と、この回
転数検出手段で検出される回転数Nが目標回転数となる
よう、上記スイッチング素子のオン,オフデューティD
を段階的に制御する制御手段とを備えたものにおいて、
直流モータの回転数Nを複数段に変化させ、その回転数
N1,N2,…Nnごとに、相巻線に流れる電流の零ク
ロス点と上記回転位置検出器から出力されるパルス信号
との位相差Tの最適値T1,T2,…Tnを求め、これ
ら最適値T1,T2,…Tnを回転数N1,N2,…N
nおよびその各回転数に対応する上記制御手段のデュー
ティ制御値D1,D2,…Dnに対応付けるとともに、
上記制御手段のデューティ制御値Dが1段階変化する際
の、相巻線に流れる電流の零クロス点と上記回転位置検
出器から出力されるパルス信号との位相差Tの変化量Δ
Tを求め、その変化量ΔTが前記最適値T1,T2,…
Tnを中心にして順次に増加または減少していく値を最
適値として上記デューティ制御値D1,D2,…Dnに
割り付けたデータテーブルを生成しておく。そして、直
流モータの実際の駆動に際し、上記回転数検出手段で検
出される回転数Nおよび上記制御手段のデューティ制御
値Dに対応する位相差Tの最適値を上記データテーブル
の参照により求め、相巻線に流れる電流の零クロス点と
上記回転位置検出器から出力されるパルス信号との位相
差Tを上記参照により求めた最適値に制御する。
【0007】請求項3に係る発明の直流モータの制御方
法は、請求項2に係る発明において、最適値の制御に条
件を定めている。すなわち、最適値の制御は、デューテ
ィ制御値Dの変化に対し、1回分が前記変化量ΔT以内
である。
【0008】請求項4に係る発明の直流モータの制御方
法は、請求項2に係る発明において、最適値の制御に条
件を定めている。すなわち、最適値の制御は、回転数N
の変化に対し、1回分が変化量ΔTの所定倍以内であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1において、1は直流
モータ(DCモータ)で、複数の相巻線Lu,Lv,L
wを有するステータ2、永久磁石を有するロータ3、お
よび回転位置検出器4を備えている。回転位置検出器4
は、ロータ3の回転位置に応じたパルス信号(電圧信
号)Vpを出力する。
【0010】商用交流電源10の交流電源電圧が整流回
路11で整流され、その整流回路11の出力電圧(直流
電圧)がスイッチング回路12に供給される。スイッチ
ング回路12は、制御部20からの指令に応じて、整流
回路11の出力電圧をスイッチング素子のオン,オフに
より複数相の交流電圧に変換し、それを直流モータ1の
相巻線Lu,Lv,Lwに対する駆動電圧として出力す
る。
【0011】制御部20は、主要な機能として、次の
(1)〜(3)を備えている。 (1)回転位置検出器4の出力に応じて直流モータ1の
回転数Nを検出する回転数検出手段。 (2)上記回転数検出手段で検出される回転数Nが目標
回転数となるよう、スイッチング回路12におけるスイ
ッチング素子のオン,オフデューティDを段階的に制御
する制御手段。 (3)直流モータ1の実際の駆動に際し、上記回転数検
出手段で検出される回転数Nおよび上記制御手段のデュ
ーティ制御値Dに対応する位相差Tの最適値を後述のデ
ータテーブルの参照により求め、直流モータ1の相巻線
に流れる電流の零クロス点と位置検出器4から出力され
るパルス信号Vpとの位相差Tを上記参照で求めた最適
値に制御する手段。
【0012】一方、制御部20に記憶手段としてROM
(例えばEEPROM)21が接続され、そのROM2
0に図2のデータテーブルが格納されている。このデー
タテーブルは、次のように生成される。
【0013】まず、図3の実験データに示すように、直
流モータ1の回転数Nを複数段(低回転数、中回転数、
高回転数)に変化させ、その回転数N1,N2,…Nn
ごとに、相巻線Lu(またはLv,Lw)に流れる電流
Iuの零クロス点と回転位置検出器4から出力されるパ
ルス信号Vpとの位相差Tの最適値T1,T2,…Tn
を求め、これら最適値T1,T2,…Tnを回転数N
1,N2,…Nnおよびその各回転数に対応するデュー
ティ制御値D1,D2,…Dnに対応付けている。
【0014】電流Iuの波形、パルス信号Vpの波形、
位相差Tの関係を図6に示している。電流Iuの零クロ
ス点は、起動時のパルス信号Vpに基づき、演算により
求めることができる。位相差Tは、回転数Nの変化に伴
い、変化する。
【0015】図3の実験データを具体的に説明すると、
回転数N1について多数の位相差Tが検出され、これら
位相差Tのうち、直流モータ1への入力電力が平坦に安
定しているときの各位相差Tの平均値(平坦領域の中間
点)が、最適値T1として選定される。同様に、回転数
N5について多数の位相差Tが検出され、これら位相差
Tのうち、直流モータ1への入力電力が平坦に安定して
いるときの各位相差Tの平均値(平坦領域の中間点)
が、最適値T5として選定される。同様に、回転数Nn
について多数の位相差Tが検出され、これら位相差Tの
うち、直流モータ1への入力電力が平坦に安定している
ときの各位相差Tの平均値(平坦領域の中間点)が、最
適値Tnとして選定される。
【0016】さらに、図4の実験データに示すように、
デューティ制御値Dが1段階変化する際の、相巻線Lu
に流れる電流Iuの零クロス点と位置検出器4から出力
されるパルス信号Vpとの位相差Tの変化量ΔTを求
め、その変化量ΔTが上記最適値T1,T2,…Tnを
中心にして順次に増加または減少していく値を最適値と
してデューティ制御値D1,D2,…Dnに割り付けて
いる。
【0017】すなわち、回転数N1とデューティ制御値
D1に最適値T1が対応付けられ、回転数N2とデュー
ティ制御値D2に最適値T2が対応付けられ、回転数N
3とデューティ制御値D3に最適値T3が対応付けら
れ、最終的に、回転数Nnとデューティ制御値Dnに最
適値Tnが対応付けられている。回転数N1の列では、
デューティ制御値D2に最適値(T1+Δt)が割り付
けられ、デューティ制御値D3に最適値(T1+2・Δ
t)が割り付けられ、デューティ制御値D4に最適値
(T1+3・Δt)が割り付けられ、最終的に、デュー
ティ制御値Dnに最適値(T1+n・Δt)が割り付け
られている。回転数N2の列では、デューティ制御値D
1に最適値(T2−Δt)が割り付けられ、デューティ
制御値D3に最適値(T2+Δt)が割り付けられ、デ
ューティ制御値D4に最適値(T2+2・Δt)が割り
付けられ、最終的に、デューティ制御値Dnに最適値
(T2+n・Δt)が割り付けられている。同様に、回
転数N3の列では、デューティ制御値D1に最適値(T
3−2・Δt)が割り付けられ、デューティ制御値D2
に最適値(T3−Δt)が割り付けられ、デューティ制
御値D4に最適値(T3+Δt)が割り付けられ、最終
的に、デューティ制御値Dnに最適値(T3+n・Δ
t)が割り付けられている。
【0018】作用を説明する。直流モータ1の実際の駆
動に際し、直流モータ1の現時点の回転数Nおよび現時
点のデューティ制御値Dに対応する位相差Tの最適値が
ROM21内のデータテーブルの参照により求められ、
直流モータ1の相巻線Luに流れる電流Iuの零クロス
点と位置検出器4から出力されるパルス信号Vpとの位
相差Tが上記参照により求められた最適値に制御され
る。
【0019】このように、位相差Tを最適値に向けて直
接的に合わせる制御を行うことにより、相巻線Luに流
れる電流Iuは、図6に示すように、ピーク値Aの最大
と最小の差Bが減少し、最適波形となる。図7は、従来
における電流Iuを示したもので、ピーク値Aの最大と
最小の差Bが大きく、最適ではない波形となっている。
【0020】最適波形の電流Iuが得られることによ
り、直流モータ1の共振音の発生を抑制することができ
る。この抑制により、室外ファンや室外ユニット筐体で
の大きな騒音や異常振動を低減することができる。騒音
と位相差Tとの関係を図5に示している。
【0021】また、最適波形の電流Iuが得られること
により、直流モータ1への入力電力の安定化が図れる。
【0022】しかも、室外ファンや室外ユニット筐体の
仕様が変わった場合には、ROM21を交換するだけ
で、その仕様に合わせた最適な制御が可能となる。
【0023】なお、データテーブルの参照に基づく最適
値の制御は、デューティ制御値Dの変化に対し、1回分
が前記変化量ΔT以内に抑えられるとともに、回転数N
の変化に対しては、1回分が変化量ΔTの所定倍たとえ
ば10倍以内に抑えられる。これらの条件設定により、
相巻線電流をより滑らかな波形にすることができる。
【0024】この発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、こ
れにより騒音や異常振動を低減することができ、しかも
直流モータへの入力電力の安定化が図れる直流モータの
制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に関わる直流モータおよびその駆動
制御回路の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるデータテーブルのフォーマ
ットを示す図。
【図3】同実施形態における位相差の最適値を求めるた
めの実験データを示す図。
【図4】同実施形態における位相差の変化量を求めるた
めの実験データを示す図。
【図5】同実施形態における騒音と位相差の関係を示す
図。
【図6】同実施形態における相巻線電流の波形を示す
図。
【図7】従来における相巻線電流の波形を示す図。
【符号の説明】
1…直流モータ、2…ステータ、3…ロータ、4…回転
位置検出器、10…商用交流電源、11…整流回路、1
2…スイッチング回路、20…制御部、21…ROM
(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L060 AA08 CC19 DD08 EE06 5H560 AA01 BB04 BB12 DA01 DA14 DC02 DC12 HA03 RR01 SS07 TT12 XB09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の相巻線を有するステータおよび永
    久磁石を有するロータにより構成された直流モータと、 交流電源電圧を整流する整流回路と、 前記整流回路の出力電圧をスイッチングにより複数相の
    交流電圧に変換し、それを前記直流モータの各相巻線に
    対する駆動電圧として出力するスイッチング回路と、 前記直流モータのロータの回転位置に応じた信号を出力
    する回転位置検出器と、 前記回転位置検出器の出力に応じて前記直流モータの回
    転数Nを検出する回転数検出手段と、 前記回転数検出手段で検出される回転数Nが目標回転数
    となるよう、前記スイッチング回路を制御する制御手段
    と、 を備えたものにおいて、 前記相巻線に流れる電流の零クロス点と前記回転位置検
    出器の出力信号との位相差Tを、前記回転数検出手段で
    検出される回転数Nに応じた最適値に制御することを特
    徴とする直流モータの制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の相巻線を有するステータおよび永
    久磁石を有するロータにより構成された直流モータと、 交流電源電圧を整流する整流回路と、 前記整流回路の出力電圧をスイッチング素子のオン,オ
    フにより複数相の交流電圧に変換し、それを前記直流モ
    ータの各相巻線に対する駆動電圧として出力するスイッ
    チング回路と、 前記直流モータのロータの回転位置に応じたパルス信号
    を出力する回転位置検出器と、 前記回転位置検出器の出力に応じて前記直流モータの回
    転数Nを検出する回転数検出手段と、 前記回転数検出手段で検出される回転数Nが目標回転数
    となるよう、前記スイッチング素子のオン,オフデュー
    ティDを段階的に制御する制御手段と、 を備えたものにおいて、 前記直流モータの回転数Nを複数段に変化させ、その回
    転数N1,N2,…Nnごとに、前記相巻線に流れる電
    流の零クロス点と前記回転位置検出器から出力されるパ
    ルス信号との位相差Tの最適値T1,T2,…Tnを求
    め、これら最適値T1,T2,…Tnを回転数N1,N
    2,…Nnおよびその各回転数に対応する前記制御手段
    のデューティ制御値D1,D2,…Dnに対応付けると
    ともに、前記制御手段のデューティ制御値Dが1段階変
    化する際の、前記相巻線に流れる電流の零クロス点と前
    記回転位置検出器から出力されるパルス信号との位相差
    Tの変化量ΔTを求め、その変化量ΔTが前記最適値T
    1,T2,…Tnを中心にして順次に増加または減少し
    ていく値を最適値として前記デューティ制御値D1,D
    2,…Dnに割り付けたデータテーブルを生成してお
    き、 前記直流モータの実際の駆動に際し、前記回転数検出手
    段で検出される回転数Nおよび前記制御手段のデューテ
    ィ制御値Dに対応する位相差Tの最適値を前記データテ
    ーブルの参照により求め、前記相巻線に流れる電流の零
    クロス点と前記回転位置検出器から出力されるパルス信
    号との位相差Tを前記参照により求めた最適値に制御す
    る、 ことを特徴とする直流モータの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の直流モータの制御方法
    において、 前記最適値の制御は、前記デューティ制御値Dの変化に
    対し、1回分が前記変化量ΔT以内であることを特徴と
    する直流モータの制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の直流モータの制御方法
    において、 前記最適値の制御は、前記回転数Nの変化に対し、1回
    分が前記変化量ΔTの所定倍以内であることを特徴とす
    る直流モータの制御方法。
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