JP2003115708A - バラントランス - Google Patents

バラントランス

Info

Publication number
JP2003115708A
JP2003115708A JP2002010610A JP2002010610A JP2003115708A JP 2003115708 A JP2003115708 A JP 2003115708A JP 2002010610 A JP2002010610 A JP 2002010610A JP 2002010610 A JP2002010610 A JP 2002010610A JP 2003115708 A JP2003115708 A JP 2003115708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distributed constant
line
constant line
lines
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002010610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3679059B2 (ja
Inventor
Yuji Maruyama
雄二 丸山
Yutaka Makino
豊 牧野
Takafumi Nogi
貴文 野木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2002010610A priority Critical patent/JP3679059B2/ja
Publication of JP2003115708A publication Critical patent/JP2003115708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3679059B2 publication Critical patent/JP3679059B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分布定数線路間の結合レベルの調整を容易に
するとともに、何れの周波数でも2つ出力信号のレベル
差を小さくでき、かつ、一定の出力レベルを得ることが
できる信頼性の高いバラントランスを提供することにあ
る。 【解決手段】 分布定数線路1〜4を有し、分布定数線
路1の一端を信号入力端子INとし、分布定数線路1〜
3の一端を互いに接続し、分布定数線路2、3の他端と
分布定数線路4の一端をともに接地し、分布定数線路1
の他端を信号出力端子OUT1と接続し、分布定数線路
4の他端を信号出力端子OUT2としてなり、分布定数
線路1、2とが電磁界結合可能に互いに対向し、かつ分
布定数線路3、4とが電磁界結合可能に互いに対向して
配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はバラントランスに
関し、特にたとえばUHF帯以上の高周波回路における
伝送線路のインピーダンスを変換するためのインピーダ
ンス変換器や平衡伝送線路の信号及び不平衡伝送線路の
信号を相互に変換するための信号変換器、位相変換器な
どに用いる積層型バラントランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバラントランス100の構造を図
7に示す。従来のバラントランス100は特開平10−
163715公報に記載されているように、3本のλ/
4の分布定数線路101、102、103が順次互いに
平行に並べて隣接する分布定数線路101、102、1
03同士が電磁界結合可能に配置されていた。その接続
としては、分布定数線路101の一端が入力端子200
に接続され、分布定数線路101、102の一端が接続
され、分布定数線路102の他端と分布定数線路103
の一端を接地し、分布定数線路101の他端を信号出力
端子201と接続し、分布定数線路103の他端を信号
出力端子202と接続してなる。
【0003】そして、上述の構成により入力端子200
から信号が入力されると、一部が分布定数線路101と
分布定数線路102との電磁界結合により信号出力端子
201から出力されるとともに、一部は分布定数線路1
02と分布定数線路103との電磁界結合により信号出
力端子202から信号が出力され、この時の信号出力端
子201、202から出力される信号の位相は、互いに
180度ずれたものになる。このようにして、信号のレ
ベルが略等しく位相が180度ずれた2つの信号に分け
られるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バラントランス100において、分布定数線路101と
分布定数線路103に電磁界結合するのが分布定数線路
102で共通となっており、設計においても、ストリッ
プライン間で一方の電磁界結合状態を決定しても同じよ
うな他方の電磁界結合状態を得るように設計するのは難
しかった。
【0005】しかも、バラントランスの本来の特性であ
る信号出力端子201および202から出力されるAmpl
itude Balance(出力レベルの差)が0に近くなるよう
に設計するのも困難であった。即ち、図5(a)に信号
出力端子201、202の2つ出力信号のレベル差を示
すが、例えば、2.2〜2.6GHzの周波数帯において
使用する場合、周波数帯が2.1GHzでは2つ出力信号
のレベル差が1.2dBと大きな信号レベル差があり、
2.5GHzでは0.8dBと略レベルが等しい出力信号が
得られるといったように周波数のバラツキがあり、バラ
ントランスを製造する製造バラツキによって2つ出力信
号のレベル差が異なりすぎるというバラントランスの特
性の問題点を有していた。
【0006】また、近年、開発されているバラントラン
スは、バラントランス単独のチップ部品として利用され
るものではなく、フィルタ等と合わせたモジュール製品
として利用されるために、近年の電子機器の小型化要求
に伴い、モジュール製品も小型化する必要があり、上述
のようなバラントランスの特性を維持しつつ、小型、薄
型化できる構造が望まれていた。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、ストリップライン間の結合レ
ベルの調整を容易にするとともに、何れの周波数でも2
つ出力信号のレベル差を小さくでき、かつ、一定の出力
レベル差を得ることができ、薄型化で信頼性の高いバラ
ントランスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、第1〜第4の分布定数線路を有し、前記
第1の分布定数線路の一端を信号入力端子とし、前記第
1〜第3の分布定数線路の一端を互いに接続し、前記第
2、第3の分布定数線路の他端と前記第4の分布定数線
路の一端をともに接地し、前記第1の分布定数線路の他
端を第1の信号出力端子とし、前記第4の分布定数線路
の他端を第2の信号出力端子としてなり、前記第1の分
布定数線路と第2の分布定数線路とが電磁界結合可能に
互いに対向し、かつ前記第3の分布定数線路と第4の分
布定数線路とが電磁界結合可能に互いに対向して配設さ
れていることを特徴とするバラントランスを提供する。
【0009】また、誘電体層が複数積層された積層体を
形成し、前記誘電体層間に前記第1の分布定数線路と第
4の分布定数線路とを配置し、かつ、当該誘電体層間と
は異なる誘電体層間に前記第2の分布定数線路と第3の
分布定数線路とを配置していることを特徴とする請求項
1記載のバラントランスを提供する。
【作用】従来、入力端子に接続した分布定数線路は第1
の出力端子に接続した分布定数線路と第2の出力端子に
接続した分布定数線路とが共通の1本の分布定数線路に
電磁界結合可能に配置していた。これに対して本発明で
は、入力端子に接続した分布定数線路を、2本の第2、
第3の分布定数線路に増加して、第1の出力信号端子に
接続する第1の分布定数線路は第2の分布定数線路に互
いに電磁界結合可能に、また、第2の出力信号端に接続
する第4の分布定数線路は第3の分布定数線路に互いに
電磁界結合可能に配置している。
【0010】従って、各第1、第2の分布定数線路間の
電磁界結合と第3、第4の分布定数線路間での電磁界結
合の調整が容易にできる。また、何れの周波数でも2つ
出力信号のレベル差を小さくでき、かつ、一定の出力レ
ベルを得ることができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明する。図1はこの発明のバラントランスの構成を示
す等価回路図である。
【0012】本発明のバラントランスは、分布定数線路
1〜4を平行に配置してなる。分布定数線路1〜4は、
図1に示すように分布定数線路1の一端を信号入力端子
INとしている。また、分布定数線路1〜3の一端が互
いに接続されている。また、分布定数線路2、3の他端
と分布定数線路4の一端をともに接地している。さら
に、分布定数線路1の他端を信号出力端子OUT1と
し、分布定数線路4の他端を信号出力端子OUT2とし
ている。
【0013】そして、分布定数線路1と分布定数線路2
は互いに電磁界結合M1がされるように対向して配設さ
れている。その電磁界結合部分は互いにλ/4の長さに
設定されている。一方、分布定数線路3と分布定数線路
4とが互いに電磁界結合M2がされるように対向して配
設されており、その電磁界結合部分が互いにλ/4の長
さに設定されている。
【0014】このバラントランスでは、信号入力端子I
Nから信号が入力されると、一部は分布定数線路1、2
が互いに電磁界結合M1され信号出力端子OUT1から
所定の信号が出力される。また、一部は分布定数線路
3、4が互いに電磁界結合M2され信号出力端子OUT
2から所定の信号が出力される。このとき、信号出力端
子OUT1、2から出力される信号のレベルが等しくな
るように、分布定数線路1、2の幅、間隔等と分布定数
線路3、4の幅、間隔等を適宜設定する。そして、この
信号出力端子OUT1、2から出力される信号の位相
は、互いに180度ずれたものになる。このようにし
て、信号のレベルが等しく位相が180度ずれた2つの
信号に分けられることになる。
【0015】次に本発明のバラントランスを積層型の誘
電体層内に形成した場合について説明する。図2は積層
型のバラントランス10が用いられるチップ型電子部品
の全体構造を示す斜視図、図3はその分解斜視図であ
る。
【0016】バラントランス10は、主に、積層体11
と、積層体11の側面の厚み方向に向けて形成した端子
電極15a〜15fと、積層体11の内部に形成した分
布定数線路であるストリップライン31〜34とからな
る。
【0017】積層体1は誘電体層12a〜12gを順次
積層してなる。その材質としては、誘電体セラミック材
料と低温焼成化を可能とする酸化物や低融点ガラス材料
とから構成されている。具体的には、誘電体セラミック
材料とは、例えば、BaO−TiO2系、Ca−TiO2
系、MgO−TiO2系等があり、低温焼成化するため
の酸化物としては、BiVO4、CuO、Li2O、B2
3等がある。
【0018】次に誘電体層12a〜12gの各層間の内
部構造を具体的に説明する。一番上に積層される誘電体
層12aの一方主面には、略全面にアース電極40が形
成され、ビアホール導体50と接続されている。また、
アース電極40から誘電体基板12aの全端面に向かっ
て、4つの引出電極41、42、43、44が形成さ
れ、各端子電極15a、15c、15e、15gに接続
されている。
【0019】誘電体層12a、12bの層間には、渦巻
状に形成されたストリップライン31が配置されてい
る。ストリップライン31においては、その外側端部は
誘電体層12bの端面側に形成した引出電極36が形成
されて、信号出力端子(OUT2)となる端子電極15
bに接続される。なお、ストリップライン31の中心側
端部はビアホール導体50を介し誘電体層12a上に形
成したアース電極40に接続されている。
【0020】誘電体層12b、12cの層間には、渦巻
状に形成されたストリップライン32が配置されてい
る。なお、ストリップライン32の中心側端部はビアホ
ール導体51を介し後述する誘電体層12d上に形成し
た入力電極線路35に接続されている。また、ストリッ
プライン32の外側端部は誘電体層12cの端面側に向
かって、引出電極37が形成され、アース電位となる端
子電極15cに接続されている。
【0021】誘電体層12c、12dの層間には、L字
状に形成された入力電極線路35が配置され、その先端
側がビアホール導体51を介しストリップライン32の
中心側端部と接続されている。なお、誘電体層12d上
に形成した入力電極線路35は後述するビアホール導体
51、53を介し後述するストリップライン33、34
の各中心側端部と接続されている。
【0022】誘電体層12d、12eの層間には、渦巻
状に形成されたストリップライン33が配置されてい
る。ストリップライン33の中心側端部は前述したビア
ホール導体51を介し入力電極線路35に接続されてい
る。また、ストリップライン33の外側端部は誘電体層
12dの端面側に向かって、引出電極38が形成され、
アース電位となる端子電極15cに接続されている。
【0023】誘電体層12e、12fの層間には、渦巻
状に形成されたストリップライン34が配置されてい
る。ストリップライン34の外側端部は誘電体層12f
の端面側に向かって引出電極39が形成され、信号出力
端子(OUT1)となる端子電極15hに接続される。
【0024】さらに誘電体層12fと最下部の誘電体基
板12gの層間には、略全面にアース電極45が形成さ
れている。なお、アース電極45からは誘電体基板12
gの全端面に向かって、4つの引出電極46、47、4
8、49が形成され、アース電位となる各端子電極15
a、15c、15e、15gに夫々接続されている。
【0025】ここで4本のストリップライン31、3
2、33、34は略λ/4の長さに設定されており、各
ストリップライン31〜34の夫々電磁界結合する部分
を略λ/4となるように設定している。アース電極4
0、45、引出電極41〜44、46〜49、ストリッ
プライン31〜34、ビアホール導体50、51は導電
性ペーストを各誘電体層12a〜12gに印刷して形成
されるが、導電性ペーストの材質としては、Ag、Cu
などを主成分とする導体材料(Ag単体もしくはAg−
Pd、Ag−PtなどのAg合金、又はCu単体もしく
はCu合金)が用いられる。
【0026】本発明のバラントランス10によれば、従
来、入力端子となる端子電極15dに接続されたストリ
ップラインが1本であったのを、互いに異なる誘電体層
に形成したストリップライン32とストリップライン3
3の2つに増加させている。そして、ストリップライン
32と端子電極15b(OUT2)に接続するストリッ
プライン31とが電磁界結合M1し、また、ストリップ
ライン33と端子電極15h(OUT1)に接続するス
トリップライン34とが電磁界結合M2するように配置
している。従って、各ストリップライン31,32間と
ストリップライン33、34間で電磁界結合の調整が容
易にでき、何れの周波数でも2つ出力信号のレベル差を
小さくできる。また、一定の出力レベル差を得ることが
できるものである。
【0027】また、ストリップライン31,32とその
下側に形成したストリップライン33,34とは誘電体
層12dを介して形成されている。即ち、電磁結合によ
る信号出力を形成するストリップライン31,32とス
トリップライン33,34の互いの距離が誘電体層12
dを介在させて遠くなるように形成し、ストリップライ
ン31,32からストリップライン33,34への相互
干渉を抑えることができる。また、ストリップライン3
1,32とストリップライン33,34の互いの距離を
遠くなるように形成する誘電体層12dに入力電極線路
35を形成しても良い。距離を遠ざけるために形成する
誘電体層12dを利用して入力電極線路35を形成して
いるので、わざわざ入力電極線路35用に誘電体層を積
層する必要がなく電子部品の低背化が可能となる。
【0028】また、ストリップライン31〜34の内、
少なくとも1つのストリップラインを複数の誘電体層に
分割して形成し、分割されたストリップラインはビアホ
ール導体または外部接続により接続されたストリップラ
インを形成する事により、信号出力端子OUT1、2と
なる端子電極15b、15hからの出力信号のレベルを
調節することが容易になる。
【0029】例えば、図4に図2中の誘電体層12fに
形成されているストリップライン34を誘電体層12f
と誘電体層12f’との2層に分割した場合の図を示
す。ストリップライン34は中心側部分34aと外側部
分34bとがビアホール導体52を介して接続されてい
る。この分割され出力される信号のレベルはストリップ
ライン31とストリップライン32との電磁界結合レベ
ル及びストリップライン33とストリップライン34と
の電磁界結合レベルによって決定される。このようにス
トリップライン34を2層に分割する事によって、分割
されたストリップライン34の中心側端部が存在してい
るストリップライン長と外側端部が存在しているストリ
ップライン長の割合により、ストリップライン33とス
トリップライン34との電磁界結合レベルの調整し、こ
れにより、ストリップライン31、32とストリップラ
イン33、34の夫々の電磁界結合レベルが調整され、
信号のレベルが等しく位相が180度ずれた2つの信号
を出力できる。なお、ストリップライン34を2層に分
割したが、これに限定されず、ストリップライン31〜
34の何れかを分割しても構わない。また、分割の数を
2つで説明したが、これに限定されず、2つ以上行って
も構わない。
【0030】なお、特に信号出力端子OUT2に電磁界
結合するストリップライン33、34の何れかを分割す
ると良い。即ち、上述のように各々の電磁界結合の結合
レベル調節は、ストリップライン31〜34の何れを分
割しても可能であるが、ストリップライン31、32は
電磁界結合が主だった結合であるのに対し、ストリップ
ライン33、34は電気的接続による結合と電磁界結合
の和となる結合状態であり、ストリップライン33、3
4の電磁界結合がストリップライン31、32の電磁界
結合よりも小さい。従って、電磁界結合が小さいストリ
ップライン33、34の何れかを分割して、電気的接続
は一定とした状態で電磁界結合の状態を調整すると、分
割前の設計は分割後の設計に比べて出力レベルの変化量
はより微量でとなる。従って、Amplitude−B
alanceの調整においてはOUT2の出力レベルで
調節する行う方が容易である。
【0031】図5(b)に、2.2〜2.8GHzの周波
数帯において使用する場合のバラントランス10の周波
数における各信号出力端子OUT1、OUT2の信号出
力のレベル差を示す。特性qは、図3に示す構成のバラ
ントランス10の周波数における各信号出力端子OUT
1、OUT2の信号出力のレベル差を示す。特性rは図
4に示す構成の周波数における信号出力端子OUT1、
OUT2の信号出力のレベル差を示す。なお、比較例と
して、図5(a)に2.2〜2.8GHzの周波数帯にお
いて使用する場合の図6に示したバラントランス100
の信号出力端子201、202の出力信号のレベル差を
示す。
【0032】図3のバラントランス10による2つ出力
信号のレベル差は、2.2〜2.8GHzの周波数帯にお
いて使用する場合、図5(a)の2つ出力信号のレベル
差に比べて一定に2つ出力信号のレベル差を得ているこ
とがわかる。
【0033】また、図4に示す2つ出力信号のレベル差
の特性rは、2.2〜2.8GHzの周波数帯において使
用する場合、図3に示す2つ出力信号のレベル差の特性
に比べて低くなり、ストリップライン31、32の結合
レベルとストリップライン33、34の結合レベルが略
一致させることができるものである。
【0034】なお、本実施の形態では、ストリップライ
ン31〜34のそれぞれを互いに1つの誘電体層12a
〜12g間に形成する例で示したが、これに限定され
ず、同一層間に形成してもよい。
【0035】即ち、図6に示すように誘電体層62a〜
62eが積層され、任意の2つの誘電体層62a、62
bの層間である第1の誘電体層間xと誘電体層62b、
62cの層間である第2の誘電体層間yのそれぞれにス
トリップライン31〜34のうちの2つずつを形成する
のが好ましい。ストリップライン31〜34の組み合わ
せとしてはストリップライン31、32が対向するよう
に配置し、ストリップライン33、34が対向するよう
に配置できれば何れの組み合わせでも可能である。
【0036】より好ましくは、第1の誘電体層間xにス
トリップライン31(第1の分布定数線路)とストリッ
プライン34(第2の分布定数線路)を配置し、第2の
誘電体層間yにストリップライン32(第2の分布定数
線路)とストリップライン33(第3の分布定数線路)
を配置するのがよい。なお、このとき、最上部と最下部
の誘電体層62a、62eの略全面にはアース電極6
0、61が形成される。
【0037】このような配置にすることで、配線が複雑
とならずにストリップライン31とストリップライン3
2が、更にストリップライン33とストリップライン3
4とがそれぞれ対向するように配設され、薄型のバラン
トランスが構成できる。
【0038】次に他の特徴部を説明する。即ち、第2の
誘電体層間yとは異なる隣りの誘電体層層62c、62
d間を第3の誘電体層間zとし、この第3の誘電体層間
zに入力電極線路63を形成している。この入力電極線
路63は、その一端63aが信号入力端子INに接続さ
れており、他端63bが接続電極65a、68aに接続
している。そして接続電極65a、68aは入力電極線
路63の一端63aからそれぞれストリップライン3
2、33の中心側端部と対向する位置まで引き出してお
り、その引き出した先端領域65b、68bがストリッ
プライン32、33の中心側端部とビアホール導体6
5、68を介して接続している。なお、ストリップライ
ン31、32はビアホール導体68を介して接続してお
り、ストリップライン34はビアホール導体67を介し
てアース電極60に接続されている。
【0039】ここで特徴的なところは、ストリップライ
ン32、33を配置した第2の誘電体層間yと入力電極
線路63を配置した第3の誘電体層間zを近接させて構
成したことにある。
【0040】ここで、近接する誘電体層間とは、隣りあ
う誘電体層間でもよいが、これに限定されるものではな
い。好ましい構造としては、入力電極線路63とストリ
ップライン32、33との間に他の分布定数線路、その
他の伝送線路等が介在しないような構造にすると良い。
【0041】これにより、信号入力端子INから配線が
複雑とならないで入力電極線路63を介して直接ビアホ
ール導体65、68でストリップライン32、33に接
続できるので、複雑な配線によるノイズ源とはならず、
入力電極線路63とストリップライン32、33間には
他の配線を介在させないので薄型化となるバラントラン
スを提供できる。
【0042】また、他の特徴的なところは、ストリップ
ライン32、33の中心側端部と対向する領域に入力電
極線路63の一端63aからそれぞれ接続電極65a、
68aにより引き出し、その先端領域65b、68bと
ストリップライン32、33の中心側端部とがビアホー
ル導体65、68を介して接続している。これによっ
て、更に配線が複雑とならず接続電極65a、68aと
ストリップライン32、33の中心側端部との接続が略
直線状に形成できるので配線の引き回しが更に簡素化さ
れる。なお、ストリップライン31、34を誘電体層6
2d、62e間に別に誘電体層を介在させて形成して入
れ替えても構わない。
【0043】
【発明の効果】本発明の構成によれば、入力端子に接続
した分布定数線路を、第2、第3の分布定数線路に分離
し、第1の出力信号端子に接続する第1の分布定数線路
は第2の分布定数線路に互いに電磁界結合可能に、ま
た、第2の出力信号端に接続する第4の分布定数線路は
第3の分布定数線路に互いに電磁界結合可能に配置して
いる。従って、各第1、第2の分布定数線路間の電磁界
結合と第3、第4の分布定数線路間での電磁界結合の調
整が容易にできるバラントランスを提供することができ
る。
【0044】また、何れの周波数でも出力信号のレベル
差を小さくでき、かつ、一定の出力レベルを得ることが
できるバラントランスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のバラントランスの等価
回路図である。
【図2】本発明の一実施の形態のバラントランスが用い
られるチップ型電子部品の全体構造を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明のバラントランスの分解斜視図である。
【図4】本発明のバラントランスの他の実施の形態にお
ける分解斜視図である。
【図5】(a)は従来のバラントランスの周波数と2つ
出力信号のレベル差を示す図であり、(b)は本発明の
図3、図4のバラントランスの周波数と2つ出力信号の
レベル差を示す図である。
【図6】本発明のバラントランスの他の実施の形態にお
ける分解斜視図である。
【図7】従来のバラントランスの等価回路である。
【符号の説明】
1〜4:分布定数線路 10:バラントランス 12a〜12g、62a〜62g:誘電体層 15a〜15h:端子電極 31〜34:ストリップライン OUT1:信号出力端子 OUT2:信号出力端子 35、63:入力電極線路 50〜52、64〜68:ビアホール導体 40、45、60、61:アース電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1〜第4の分布定数線路を有し、前記
    第1の分布定数線路の一端を信号入力端子とし、前記第
    1〜第3の分布定数線路の一端を互いに接続し、前記第
    2、第3の分布定数線路の他端と前記第4の分布定数線
    路の一端をともに接地し、前記第1の分布定数線路の他
    端を第1の信号出力端子とし、前記第4の分布定数線路
    の他端を第2の信号出力端子としてなり、 前記第1の分布定数線路と第2の分布定数線路とが電磁
    界結合可能に互いに対向し、かつ前記第3の分布定数線
    路と第4の分布定数線路とが電磁界結合可能に互いに対
    向して配設されていることを特徴とするバラントラン
    ス。
  2. 【請求項2】 誘電体層が複数積層され、2つの前記誘
    電体層で形成される第1の誘電体層間と第2の誘電体層
    間を有してなる積層体を形成するとともに、前記第1の
    誘電体層間に前記第1の分布定数線路と第4の分布定数
    線路とを配置し、前記第2の誘電体層間に前記第2の分
    布定数線路と第3の分布定数線路とを配置していること
    を特徴とする請求項1記載のバラントランス。
JP2002010610A 2001-07-31 2002-01-18 バラントランス Expired - Fee Related JP3679059B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010610A JP3679059B2 (ja) 2001-07-31 2002-01-18 バラントランス

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001230870 2001-07-31
JP2001-230870 2001-07-31
JP2002010610A JP3679059B2 (ja) 2001-07-31 2002-01-18 バラントランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003115708A true JP2003115708A (ja) 2003-04-18
JP3679059B2 JP3679059B2 (ja) 2005-08-03

Family

ID=26619616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002010610A Expired - Fee Related JP3679059B2 (ja) 2001-07-31 2002-01-18 バラントランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3679059B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110314A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Fdk Corp 積層チップバラン素子及びその製造方法
JP2008198929A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Sony Corp バラントランス及びバラントランスの実装構造、並びに、この実装構造を内蔵した電子機器
ITMI20121238A1 (it) * 2012-07-17 2014-01-18 St Microelectronics Srl Dispositivo trasformatore balun planare

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110314A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Fdk Corp 積層チップバラン素子及びその製造方法
JP2008198929A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Sony Corp バラントランス及びバラントランスの実装構造、並びに、この実装構造を内蔵した電子機器
ITMI20121238A1 (it) * 2012-07-17 2014-01-18 St Microelectronics Srl Dispositivo trasformatore balun planare
US9160050B2 (en) 2012-07-17 2015-10-13 Stmicroelectronics S.R.L. Planar balun transformer device
US10290917B2 (en) 2012-07-17 2019-05-14 Stmicroelectronics S.R.L. Planar balun transformer device
US10903546B2 (en) 2012-07-17 2021-01-26 Stmicroelectronics S.R.L. Planar balun transformer device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3679059B2 (ja) 2005-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3520411B2 (ja) 結合線路を用いた高周波部品
US7116185B2 (en) Balun
EP1383145B1 (en) Laminated balun transformer
US5146191A (en) Delay line device and a method for producing the same
US6628189B2 (en) Laminated balun transformer
US20050052262A1 (en) Multi-layer band-pass filter
JP2004274715A (ja) 平衡不平衡変換回路および積層型平衡不平衡変換器
JPH07106898A (ja) 高周波信号分配・合成器
JPH11214943A (ja) バルントランス
EP1003216A2 (en) Multilayered ceramic structure
KR100888019B1 (ko) 캐패시터 블록 및 적층 기판
US8324981B2 (en) Composite balun
JP2003115708A (ja) バラントランス
JP2002217036A (ja) 高周波複合回路及び高周波複合部品
US10276912B2 (en) Directional coupler
WO2004079856A1 (ja) バラン
JP4423830B2 (ja) 積層型方向性結合器
JP2001185972A (ja) 積層フィルタ
JP4051252B2 (ja) ノイズフィルタ
CN100566148C (zh) 噪声滤波器
JP2003168904A (ja) バラントランス
JP2002164710A (ja) 積層型デュプレクサ
EP1816701A1 (en) Passive part
JPH09153703A (ja) 誘電体積層フィルタ
JPH11251857A (ja) 積層型フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees